JP2019152083A - 基礎修復のための鋼管杭施工法 - Google Patents

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【課題】ジャッキアップ圧入式鋼管杭施工にあたり鋼管杭の連結部について、溶接個所の確実な作業・確実な検査により、上下の鋼管杭を確実に一体化した鋼管基礎杭を提供する。【解決手段】鋼管1と建築物基礎底との間に油圧ジャッキCを設置し、油圧ジャッキを操作することで家屋の自重の反力を利用して鋼管に土中に圧入して、多段の鋼管により基礎杭Aを構成する鋼管杭施工法において、管杭の上端部に拡大部を形成し、下段の鋼管の拡大部と上段の鋼管の下端部とを係合させ、上段の鋼管の下端部の周囲と、下段の鋼管の拡大部とを溶接することにより、上下の鋼管を接続して一体化して鋼管基礎杭とすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、傾斜家屋の基礎の修復にあたり、ジャッキ使用による鋼管杭の圧入工法に関する。
ジャッキ使用による鋼管杭の圧入工法による鋼管杭施工に際し、複数本の鋼管杭を順次圧入し上下の鋼管杭を連結することで、1本の基礎杭を形成している。
特開2007−169988号
特許文献1(発明の名称:支持杭の圧入法および載荷試験方法)は、上下の鋼管杭を連結して1本の基礎杭A’を形成するにあたり、
図**に示すごとく、鋼管杭1’の連結部B’に単管1aを挿入し、単管の上端と鋼管杭の内面とを溶接することで、上下の鋼管杭を一体化している。
単管の上端と鋼管杭の内面とを溶接Wすることで、上下の鋼管杭を一体化している。すなわち、鋼管杭の内面側において溶接作業を必要とする。鋼管杭の内面側での溶接作業は、全周面にわたっての完全な溶接は困難であるとともに、溶接状態の完全な確認は困難である。
上記の問題解決すべく,図*2*に示すごとく、鋼管の連結部の外側に単管を挿入し、単管の上端と鋼管杭の外面とを溶接することで、上下の鋼管杭を一体化することか考えられるが、鋼管杭の連結部の一体化が不十分となり、障害物の存在で圧入時に、連結部が屈曲して、基礎杭の直進性が悪化する問題点かある。
本発明は、上記の鋼管杭の連結部について、溶接個所の確実な作業・確実な検査により、上下の鋼管杭の一体化を確保して、施工にあたり基礎杭の直進垂下を目的とする。
課題を解決するため手段
本願発明は、鋼管杭と建築物基礎底との間に油圧ジャッキを設置し、油圧ジャッキを操作することで家屋の自重の反力を利用して鋼管杭に土中に圧入して、多段の鋼管杭により基礎杭を構成する鋼管杭施工法において、
管杭の上端部に拡大部を形成し、
下段の鋼管杭の拡大部と上段の鋼管杭の下端部とを係合させ、
上段の鋼管杭の下端部の周囲と、下段の鋼管杭の拡大部とを溶接することにより、上下の鋼管杭を接続して一体化することを特徴とする。
発明の効果
本願発明は、傾斜家屋の基礎の修復にあたり、ジャッキ使用による圧入工法による家屋基礎施工法に際し、溶接作業を容易かつ確実なものとするとともに、施工コストを低減する効果を有する。
本発明の鋼管杭施工法の施工例を示す略図。 鋼管杭と鋼管杭との接続構造の説明図で、a図は縦断面図、b図はa図のS―S切断線による横断面図。 鋼管杭圧入施工手順の説明図で、堀削作業を示す。 同じく、油圧ジャッキの設置、鋼管杭圧入の開始を示す。 同じく、鋼管杭の接続を示す。 同じく、ジャッキヤップの作業完了を示す。 同じく、スペーサ設置を示す。 同じく、埋め戻し示す。 同じく、間詰注入を示す。 公知の鋼管杭施工法の施工例を示す略図。
発明の好適な実施の形態
図1を参照して、本発明の基礎杭Aは、多段の鋼管杭1により基礎杭Aを構成する。前記鋼管杭1は、その上端部に拡大部11を形成している。
図2を参照して、上下鋼管杭の接続構造Bについて、図2を参照して、下段の鋼管杭の拡大部11と上段の鋼管杭の下端部12とを係合させ、上段の鋼管杭の下端部の周囲と、下段の鋼管杭の拡大部とを溶接する。
上下の鋼管杭の接続にあたり、溶接個所Wを介して一体化する。
溶接個所Wは、上段の鋼管杭の下端部12の外周面と、下段の鋼管杭の拡大部11の内周面との間に位置し、溶接個所Wの上面は上方へ開放している。また、鋼管1の全周面を包囲している。
溶接個所Wを形成するための溶接作業は、鋼管1の外方でかつ上方からの作業となる。したがって、溶接作業は容易かつ確実であり、鋼管1に対して確実に全周面に確実に行うことができる。
更に、溶接個所Wについて、溶接作業が、鋼管の側面の全周面に確実に行われていることは、鋼管1の外方の上方からの目視作業で確実に実施することができる。
本願発明の鋼管杭施工法を適用した基礎修復に関して、施工手順例を以下に示す。
a.堀削
家屋をジャッキアップするにあたり、鋼管圧入、およひ、その作業スペースを確保するため、家屋基礎D直下の地面を方形状に堀削する。
b.鋼管圧入(本願発明の実施)
対象の家屋基礎D直下に、鋼管1および油圧ジャッキCを設置する。
家屋の自重の反力を利用して鋼管1をジャッキCにて圧入する。
1本目の鋼管1の圧入が完成する。
つぎの鋼管1を取付ける
鋼管1の継手個所Bを溶接する。
以後、鋼管杭Aが支持基盤Eに達するまで、この行程を継続する。
c.ジャッキアップ
鋼管圧入の完了後、全ジャッキアップ作業個所に油圧ジャッキを設置し、家屋傾斜の修正を開始する。
基礎コンクリート、外壁などの異常、および家屋レベルの変動を常時監視しながら、少しずつジャッキアップしていき、所定レベルまで、家屋の沈下を修正する。
d.杭頭本受け(スペーサ設置)
所定レベルに家屋傾斜修正が完了したのち、支持杭と基盤との間にスペーサーFを取付ける。そち、油圧ジャッキを撤去する。
e.埋め戻し
堀削した個所まで、埋め戻して復旧する。
また、排水、給水設備などの埋設物、外交及び家屋内の建具、設備などの異状を検出して修復を検討し、施工を行う。
f.間詰注入
家屋修正で浮き上がった基礎と地面との隙間にセメント系注入剤による間詰注入を実施し、基礎と地面との間にセメント材をゆき渡らせる。
本願発明は、施工資材として、所定長さに切断した鋼管のみを使用し、鋼管の頭部に拡大部を形成することで、作業準備を完了するものであるから、施工準備を容易とするとともに、施工コストを低減する効果を有する。
本願発明は、傾斜家屋の基礎の修復にあたり、ジャッキ使用による圧入工法による家屋基礎杭の施工を容易かつ確実なものとするとともに、施工コストを低減する効果を有し、基礎杭施工に関する産業のはってんにきよするものである。
A 基礎杭
B 接続構造
C 油圧ジャッキ
D 家屋基礎
W 溶接個所
1 鋼管
11 拡大部
12 下端部

Claims (1)

  1. 鋼管杭と建築物基礎底との間に油圧ジャッキを設置し、油圧ジャッキを操作することで家屋の自重の反力を利用して鋼管杭に土中に圧入して、多段の鋼管杭により基礎杭を構成する鋼管杭施工法において、
    管杭の上端部に拡大部を形成し、
    下段の鋼管杭の拡大部と上段の鋼管杭の下端部とを係合させ、
    上段の鋼管杭の下端部の周囲と、下段の鋼管杭の拡大部とを溶接することにより、上下の鋼管杭を接続して一体化すること
    を特徴とする基礎修復のための鋼管杭施工法。
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