JP2019151353A - フェイシャルティシュ製品 - Google Patents
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Abstract
Description
フィルムパック10の包装形態は公知の方法を用い、特に限定されないが、ピロー包装、又はキャラメル包装又はガゼット包装を用いることができ、美粧性を持たせる観点から、図1及び図3に示すようにキャラメル包装を用いることがより好ましい。
フィルムパック10は、図1及び図2に示すように、積層体20を収納した状態において、天面10t及び底面におけるMD方向及びCD方向に沿って形成される辺と高さ方向に沿って形成される辺から形成され、略直方体の形態を有している。また、フィルムパック10は、天面10tに、ティシュペーパー2を通過させて取出すためのスリット14を形成可能な略直線状のミシン目部11を有している。使用者は、ミシン目部11を開封することによりスリット14を形成し、図3に示すようにティシュペーパー2を、スリット14を通過させて取出すことができる。
フィルムパックのCD方向の引裂力は3N以上25N以下であることが好ましく、5N以上21N以下であることがより好ましく、7N以上17N以下であることが更に好ましい。フィルムパック10のCD方向の引裂力を上記の範囲にすることで、スリット14の端部が裂けづらく、携帯性に優れたフィルムパックとすることができる。
引裂強さは、試験片の引裂力(N)÷試験片の厚さ(mm)と定義されているが、本発明では試験片の引裂力(N)の値を上記にすることでフィルムに設けたスリット14の端部の破れを抑制できるため、引裂強さではなく、引裂力の値を規定した。なお、引裂強さは、フィルムの材質や厚さによって大きく変わるため、必要に応じて、JIS K 7128−2のエルメンドルフ引裂法に準じて行ってもよい。ただし、同じフィルムでMD方向とCD方向を測定する場合、同一の測定方法を用いる。なお、フィルムパックの大きさにより、測定に用いることができるフィルムのサイズも変わるため、必要に応じて、測定に用いるフィルムサイズや枚数を変更してもよい。
本実施形態において収納されたティシュペーパー2は、2プライのシートから構成され、原紙にカレンダー処理がなされたものである。使用者は、ミシン目部11を開封することによりスリット14を形成し、図3に示すようにティシュペーパー2を、スリット14を通過させて取出すことができる。
そのため、本発明では、図3に示すように、ティシュペーパー2が、ティシュペーパー2の取出し方向Dがティシュペーパー2のMD方向となるように積層されていることが好ましい。ティシュペーパー2が、ティシュペーパー2の取出し方向Dがティシュペーパー2のMD方向となるように積層されていることにより、ミシン目部11を開封してスリット14を形成する際に、ティシュペーパー2がスリット14に対して略垂直方向に引っ張られても破れにくくすることができる。
ティシュペーパー2の取出し方向Dに展開した寸法(図3ではティシュペーパー2を広げた状態における、MD方向に沿って形成された辺の寸法)は、150mm以上290mm以下であることが好ましく、180mm以上270mm以下であることがより好ましく、210mm以上250mm以下であることが更に好ましい。また、フィルムパック10のCD方向に形成される辺に沿った、積層体20の辺の寸法は、100mm以上200mm以下であることが好ましく、125mm以上185mm以下であることがより好ましく、150mm以上170mm以下であることが更に好ましい。なお、当該寸法は、図3に示すように、ティシュペーパー2が取出し方向Dに一回のみ折られている場合には、ティシュペーパー2を展開した際の取出し方向Dに直交する方向の寸法と略同一となる。
ティシュペーパー2を構成する2プライのシートは、パルプを主成分とするものであり、好ましくは、50質量%以上のパルプを含有する。ティシュペーパーの製造に使用できるパルプとしては、木材パルプ、古紙パルプ、非木材パルプが挙げられるが、本実施形態のティシュペーパー2は、パルプとして木材パルプ100%から成るものであってもよく、木材パルプの他に、古紙パルプや非木材パルプを含んでいてもよい。パルプ以外の成分としては、填料、合成繊維、天然繊維等を挙げることができる。目標とする品質を得るためには、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)20質量%以上50質量%以下と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50質量%以上80質量%以下とからなる木材パルプを原料とすることが好ましく、NBKP:25質量%以上45質量%以下と、LBKP:55質量%以上75質量%以下とからなる木材パルプを原料とすることがより好ましく、NBKP:30質量%以上40質量%以下と、LBKP:60質量%以上70質量%以下とからなる木材パルプを原料とすることが更に好ましい。
本実施形態のティシュペーパー2における、紙厚は、0.50mm/10プライ以上1.10mm/10プライ以下であることが好ましく、0.55mm/10プライ以上0.95mm/10プライ以下であることがより好ましく、0.60mm/10プライ以上0.80mm/10プライ以下であることが更に好ましい。なお、上記の紙厚は、2プライのシートを5組重ねたときの紙厚を示す。また、本実施形態のティシュペーパー2における、1プライあたりの坪量は、13g/m2以上20g/m2以下であることが好ましく、14g/m2以上19g/m2以下であることがより好ましく、15g/m2以上18g/m2以下であることが更に好ましい。ティシュペーパー2の紙厚や1プライあたりの坪量を上記の範囲内のものとすることにより、柔らかさと携帯性とが両立可能なものとなる。
ティシュペーパー2の比容積は3.1cm3/g以上6.3cm3/g以下であることが好ましい。ティシュペーパー2の比容積が上記範囲内のものであることにより、シートの柔らかさが良好なものとなり、携帯性が良好に維持される。上記比容積は、3.3cm3/g以上5.4cm3/g以下であることがより好ましく、3.6cm3/g以上4.6cm3/g以下であることが更に好ましい。
<実施例>
表1から表4に示すようにフェイシャルティシュ製品の特性に関して、モニター20人で5段階評価を行った。数値が大きいほど優れていることを示し、「3」以上の場合に合格とした。表1から表4の評価の数字は、モニター20名の各評価の数字の平均値を四捨五入したものである。
2f、2af 折り目
10、10A フィルムパック
10t フィルムパックの天面
11、11A ミシン目部
12 切込部
13 非切込部
14、14A スリット
20 ティシュペーパーの積層体
100 フェイシャルティシュ製品
200 従来のポケットティシュ製品
MD フィルムパック又はティシュペーパーのMD方向
CD フィルムパック又はティシュペーパーのCD方向
H フィルムパックの高さ
PL ミシン目部(又はスリット)の長手方向の寸法
D 取出し方向
Claims (10)
- 2プライのシートからなるティシュペーパーの積層体と、前記積層体を収納するフィルムパックを備えた略直方体のフェイシャルティシュ製品であって、
前記フィルムパックは、天面に、前記ティシュペーパーを通過させて取出すためのスリットを形成可能な略直線状のミシン目部を有しており、
前記ミシン目部が、前記フィルムパックの天面において、フィルムパックのMD方向に沿って形成される辺に対して、50°以上130°以下の角度をなすように形成されており、
前記ティシュペーパーのJIS P 8113に基づく乾燥時の取出し方向の引張強さが、0.6N/25mm以上7.0N/25mm以下であり、
前記積層体を構成する前記ティシュペーパーの入り数は、40組以上180組以下である、フェイシャルティシュ製品。 - 前記ティシュペーパーが、前記ティシュペーパーの取出し方向がティシュペーパーのMD方向となるように積層されている、請求項1に記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記フィルムパックを構成するフィルムの厚さが、20μm以上130μm以下である、請求項1又は2に記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記フィルムパックは、キャラメル包装で形成されている、請求項1から3のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記フィルムパックの天面及び底面において、CD方向に沿って形成される辺の寸法が、100mm以上200mm以下である、請求項1から4のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記フィルムパックの天面及び底面において、MD方向に沿って形成される辺の寸法が、80mm以上160mm以下である、請求項1から5のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記フィルムパックの高さが、12mm以上53mm以下である、請求項1から6のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記積層体を構成する各前記ティシュペーパーが、取出し方向に一回のみ折られている、請求項1から7のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記ミシン目部の寸法が、前記フィルムパックのCD方向に形成される辺に沿った、前記積層体の辺の寸法に対して、40%以上95%以下である、請求項1から8のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
- 前記ミシン目部が切込部と非切込部で構成され、前記ミシン目部の寸法に対する非切込部の合計の寸法の割合(%)に、前記フィルムパックを構成するフィルムの厚さ(μm)を乗じた値が、400以上5600以下である、請求項1から9のいずれかに記載のフェイシャルティシュ製品。
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JP2008183034A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Oji Nepia Kk | 袋入り家庭用薄葉紙 |
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JP2016189943A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 大王製紙株式会社 | ポケットティシュー及びその製造方法 |
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