JP6771120B2 - ポケットティシュー - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳まれたティシュペーパーを複数重ねた束が包装フィルムによって包装されたポケットティシューに関する。
ポケットティシュー101は、図9に示すように、コンパクトに折り畳まれたティシュペーパー110Aを10〜20組程度、積み重ねてなる束111が、上面に直線状のミシン目122が形成された包装フィルム120によって包装されたものであり、携帯用に適する。
このポケットティシュー101においては、親指等を上面側のミシン目122の近傍位置(図9中符号Xの位置)に押し当てる(図中符号A)とともに、ミシン目が延在する方向と直交する方向に引く(図中符号B)ようにして、包装フィルム120をスライドさせてミシン目122を裂開させて開封することが行われる。
ここで、ポケットティシュー101におけるティシュペーパーは、図8(A)から(E)に至るようにして折られている。つまり、ティシュペーパー110Aの折り畳み態様が、ティシュペーパー110をMD方向に沿う方向が折り返し縁112AとなるようにZ折りし、さらに、上下の折り返し縁部112をMD方向が折り返し縁112Bとなるように各々半分に谷折りに折り返して細長シート状にし、さらにこれをCD方向が折り畳み縁113となるように二つ折りした態様となっている。
さらに、包装フィルム120による包装態様は、図9に示すように、そのように折り畳まれたティシュペーパー110Aの最上面に位置するMD方向に沿う折り返し縁112Bが、開封用のミシン目122近傍に位置し、さらに、MD方向に沿う折り返し縁112Bがミシン目122に沿う方向となるようにして包装されている。
従来のポケットティシューは、上記のような構成を採ることで、ミシン目122を裂開してスリット状の開封口を形成した後、その最上面に位置するMD方向に沿う折り返し縁112Bの近傍が摘みやすくなっており、包装フィルム120からティシュペーパー10が引き出しやすくなっている。
しかしながら、ティシュペーパーは、クレープ紙からなるためクレープの山谷が連続するMD方向の引張強度に比して、CD方向の引張強度が非常に低いという性質を有しており、従来のポケットティシュー101は、その折り畳みと包装の態様からして、包装フィルム120内におけるティシュペーパー110は、ミシン目122に直交する方向がCD方向となっており、開封時に包装フィルム120ともにティシュペーパー110が引張強度の低いCD方向に引っ張られて、裂けてしまうことが多々あった。
また、従来の一般的なスリット状の開封口が形成されるものは、開封後に開封口を閉じることができないうえ、開口範囲も広く衛生面で問題があった。
このような開封時の問題点や衛生面を改善すべく、開封後に開口部を封止可能なフラップが形成されるポケットティシューも知られる(下記、特許文献1)。
特開2009−126549号公報
しかしながら、特許文献1の図1に示される形態のものは、開封口からティシュペーパーを引き出す際の方向がCD方向になり引き出し時にティシュペーパーが破れやすい。また、特許文献1の図3に示されるものはキャラメル包装であるため短側面の剛性が高く、包装フィルムが潰れがたい構造となっているためティシュペーパーの使用が進み束を構成するティシュペーパーの枚数が少なくなるとティシュペーパーを引き出す際に開口部から最奥まで指を入れてティシュペーパーを摘まむ必要が生じ引き出し性が悪い。
そこで、本発明の主たる課題は、ティシュペーパーを紙のMD方向に沿って引き出しやすく取り出し時に破れ難く、かつ取り出し性に優れ、さらに、開口部を再封止しやすい衛生面においても優れるポケットティシューを提供することにある。
上記課題を解決した第一の手段は、
複数の折り畳まれたティシュペーパーを積み重ねた束が、包装フィルムによって包装されているポケットティシューであって、
このポケットティシューは、両端縁に接着封止部を有するピロー包装であるとともに、天面に、その天面の接着封止部延在方向の中央を挟んで離れた二点を基点として、これらの基点を繋ぎかつ接着封止部間方向に向かって凸となる開封用のミシン目を有し、このミシン目の裂開によって前記二点の基点間とミシン目で囲まれるフラップが形成されるよう構成され、
前記束が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶように積み重ねられているとともに、その折り返し縁が並ぶ束の縁が前記接着封止部に沿うようにして包装フィルム内に内包され、
かつ、前記二つの基点の位置が、実質的にポケットティシューの縁となる接着封止部又は、前記折り返し縁が並ぶ束の縁と接着封止部との間の位置にあること、を特徴とするポケットティシューである。
第二の手段は、
複数の折り畳まれたティシュペーパーを積み重ねた束が、包装フィルムによって包装されているポケットティシューであって、
このポケットティシューは、両端縁に接着封止部を有するピロー包装であるとともに、
前記接着封止部延在方向の中央を挟んで離れた二点を基点として、これらの基点を繋ぎかつ接着封止部間方向に向かって凸となる開封用のミシン目を有し、このミシン目の裂開によって天面にフラップが形成されるよう構成され、
前記束が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶように積み重ねられているとともに、その折り返し縁が並ぶ束の縁が前記接着封止部に沿うように包装フィルム内に内包され、
かつ、前記二つの基点の位置が、接着封止部の両端間を繋ぐ包装フィルムの側縁部又はその側縁部を超えた底面側に位置していること、を特徴とするポケットティシューである。
第三の手段は、
複数の折り畳まれたティシュペーパーを積み重ねた束が、包装フィルムによって包装されているポケットティシューであって、
このポケットティシューは、両端縁に接着封止部を有するピロー包装であるとともに、 接着封止部間方向に離れた二点を基点として、これらの基点を繋ぎかつ接着封止部延在方向に向かって凸となる開封用のミシン目を有し、このミシン目の裂開によって前記二点の基点間とミシン目で囲まれるフラップが形成されるよう構成され、
前記束が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶように積み重ねられているとともに、その折り返し縁が並ぶ束の縁が前記接着封止部に沿うように包装フィルム内に内包され、
かつ、前記二つの基点の位置が、接着封止部間の中央よりも前記折り返し縁が並ぶ束の縁側であって、接着封止部の両端間を繋ぐ包装フィルムの側縁部の一方又はその側縁部の一方を超えて底面側に位置していること、を特徴とするポケットティシューである。
第四の手段は、
ミシン目を跨いで包装フィルムに対して再剥離及び再接着可能な粘着面を有する粘着シートで構成されるフラップを再封止可能とする摘み部を有する、上記第一〜第三の手段に係るポケットティシューである。
第五の手段は、
ミシン目の一部が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶ束の縁と接着封止部との間にある上記第三の手段に係るポケットティシューである。
以上のとおり、本発明によれば、ティシュペーパーを紙のMD方向に沿って引き出しやすく取り出し時に破れ難く、かつ取り出し性に優れ、さらに、開口部を再封止しやすい衛生面においても優れるポケットティシューが提供することにある。
本発明の第一実施形態の係るポケットティシューの斜視図である。 本発明の第一実施形態の係るポケットティシューの平面図である。 本発明に第一の実施形態に係るポケットティシューの断面構造を説明するための図である。 本発明の第一実施形態の係るポケットティシューの使用時の平面図である。 本発明の第二の実施形態に係るポケットティシューの平面及び断面の図である。 本発明の第二の実施形態に係る他のポケットティシューの平面及び断面の図である。 本発明の第三の実施形態に係るポケットティシューの平面及び断面の図である。 ポケットティシューにおけるティシュペーパーの折り畳みを説明するための図である。 従来のポケットティシューを説明するための斜視図である。
次いで、本発明の参考形態及び実施の形態を図1〜8を参照しながら以下に詳述する。
まず、本発明の第一〜第二の参考形態及び第三の実施形態に共通する事項について第一参考形態を参照しながら説明したうえ、第一参考形態と異なる第二の参考形態及び第三の実施形態の構成を説明する。
(第一の参考形態
本発明に係るポケットティシュー1は、図1に示すように、折り畳まれたティシュペーパー110Aが10〜20組程度重ねられてなるティシュペーパー110の束111が、包装用の包装フィルム20により個包装されたものであり、略長方形状の天面5及び底面6及びこれらを繋ぐ長側縁1A及び短側縁1Bとからなる偏平立体形状の外形をなしている。
包装フィルム20による束111の包装は、包装フィルム20で束111を巻き三つ折りにして包み、その両端面開口部を接着封止してなる接着封止部21を有するピロー包装となっている。接着封止部21は、公知の技術により形成され、例えば、接着剤による接着、熱融着、超音波融着等により封止した部分である。なお、本参考形態では、接着封止部延在方向に沿う縁が短く、接着封止部間方向に沿う縁が長い形態を例に説明するが、必ずしもこれに限定されない。
本発明に係るポケットティシュー1の大きさは、短手縁1Bの長さL1×長側縁1Aの長さL2×厚さが、75±10mm×125±10mm×15±5mmである。
本発明に係るポケットティシュー1は、ピロー包装であるため、キャラメル包装のような直方体形状ではなく、上述のように天面5と底面6とが接着封止部21に向かって狭窄する偏平立体形状をなす。
本発明に係るティシュペーパー1の折り畳み態様は、背景技術の欄において説明したとおり、従来の折り畳み形態と同様でよい。すなわち、図8(A)から(E)に至るようにして折られている。つまり、ティシュペーパー110Aの折り畳み態様が、ティシュペーパー110をMD方向に沿う方向が折り返し縁112AとなるようにZ折りし、さらに、上下の折り返し縁部112をMD方向が折り返し縁112Bとなるように各々半分に谷折りに折り返して細長シート状にし、さらにこれをCD方向が折り畳み縁113となるように二つ折りした態様とすることができる。本参考形態は、この折り畳み態様である。
参考形態の束111は、その折り畳まれたティシュペーパー110Aが、その各折り畳み縁112A,113A を一致させる態様で積み重ねられて形成され、したがって、MD方向に沿う折り畳み縁112Aが並ぶ長手面と、CD方向に沿う縁115又はCD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ短側面とを有するものとなっている。
本発明に係るポケットティシュー1では、この束110の包装フィルム20での包装態様は、図1及び図2に示すように、包装フィルム20の短手縁(接着封止部)の長さL1と束の短手縁の長さがほぼ一致しており、包装フィルム20の側縁部1Aと束110の長手面が接するかごく近接して位置している。さらに、束111のCD方向に沿う縁115又はCD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ短側面が接着封止部21に対向するようにして包装されている。なお、包装フィルム20の側縁部1Aとは、ポケットティシューの長側縁と同じであり、接着封止部21,21の両端間を繋ぐ線上に位置する部分である。
ここで、本参考形態に係るポケットティシュー1は、特徴的に、天面の接着封止部延在方向の中央を挟んで離れた二点を基点P1,P2として、これらの基点を繋ぎかつ接着封止部間方向に向かって凸となる開封用のミシン目22を有しており、このミシン目の裂開によって前記二点の基点P1,P2の間とミシン目22で囲まれるフラップFが形成されるようになっている。なお、ミシン目22における、カットタイ比等は包装フィルムの厚みなどを考慮して、意図せず裂開しないように適宜に設計すればよい。
さらに、本参考形態に係るポケットティシュー1における前記二つの基点P1,P2の位置が、特にCD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の短側面側における実質的にポケットティシュー1の縁となる接着封止部21又は、前記CD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁(短側面)と接着封止部21との間の位置Zとなっている。
本発明に係るポケットティシュー1では、天面5と底面6の短側縁が接着封止部21となっているピロー包装であるため、接着封止部21に向かって天面5と底面6との間の距離が漸次短くなる。したがって、接着封止部21の近傍では内包される束111の厚みよりも天面5と底面6との間の距離が短くなるため、束111の短側面は、接着封止部21に当接することがなく、束111の短側面と接着封止部21との間に間隙Zが形成される。そして、本参考形態に係るポケットティシューは、基点P1,P2が、上記のとおり接着封止部21又は、束の縁(短側面)と接着封止部21との間の位置Zにあるため、ミシン目22を裂開してフラップFを形成した場合に、特に図4に示すように、そのフラップFの基点が束111の短側面と接着封止部21との間に間隙Zに位置することになり、もって束111の短側面、特にCD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁(短側面)が露出されるようになる。
このため、本発明に係るポケットティシュー1では、従来のポケットティシューのようにティシュペーパーの天面側の最上面に位置するMD方向に沿う折り返し縁112Bの近傍のみならずCD方向に沿う折り返し縁113Aの近傍が掴みやすく、この部分をもって接着封止部側に向かって引き出すようにして、ティシュペーパー110を引き出しやすくなっている。そして、このようにCD方向に沿う折り返し縁113Aの近傍は、折り畳みによって最も厚みのある部分であるとともに、この部分を掴んで接着封止部方向に引き出す場合には、引っ張り方向が強度のあるティシュペーパーのMD方向に沿う方向になるため引き出し時にティシュペーパー110が破れるおそれが各段に小さくなる。
起点P1,P2の間の距離L4は必ずしも限定されないが、束111の短側縁の長さL5の50%以上、好ましくは70%以上の距離であるのが望ましい。50%以上あればCD方向に沿う折り返し縁113Aの近傍を摘まみやすくなる。また、束の短側縁の長さ以上で、実質的にポケットティシュー1の縁といえる長側部近傍にあってもよい。
ここで、束111を包装する包装フィルム20は、特に限定されるものではなく、公知の包装フィルムを用いることができる。例えば、ポリプロピレン包装フィルム、ポリエチレン包装フィルム、ポリスチレン包装フィルムなどである。また、包装フィルムは、単層の包装フィルムのほか、積層包装フィルムであってもよい。さらに、包装フィルム内のティシュペーパーが香り付けされたものであったり、保湿剤を付与したものであったりする場合には、ポリエチレンテレフタレート包装フィルムやポリ塩化ビニリデン包装フィルムなど、その機能に応じたガスバリア性の高い包装フィルムや、透湿性の低い包装フィルムを用いるようにしてもよい。但し、好適には、束111を包装する包装フィルム20は、可撓性を有してフラップFが封止位置に戻りやすい程度の剛性とコシがあるのが望ましく、従来のポケットティシュー1よりも厚みのあるものとするのが望ましい。フラップFが封止位置に戻りやすいものとすれば、取出口が常時開口し難くなり衛生面において優れる。具体的には、厚み30〜60μmのポリプロピレン包装フィルム又はポリエチレン包装フィルムを用いるのがよい。
また、本参考形態では、フラップFの先端部分となるミシン目22により描かれる凸形状の先端部分にこのミシン目22を跨いで包装フィルム20に対して再剥離及び再接着可能な粘着面を有する粘着シートで構成されるフラップFを再封止可能とする摘み部30が設けられている。この摘み部30によっていったんフラップFを形成した後にもフラップFを閉じることが可能となり、衛生面においてより優れるようになる。
なお、本参考形態では、ティシュペーパー110の折り畳み形態を従来と同様の折り畳みとしたが、基点P1,P2側にCD方向に沿う折り返し縁113Aが位置し、引っ張り方向がMD方向に沿う方向となるのであればよく、上記の折り畳み形態に限定されない。
参考形態に係る各ティシュペーパー110(110A)は、特に限定されるものではない。2枚〜4枚のクレープ紙が積層されたプライ構造を有する公知のものとすることができる。構成繊維が、NBKPとLBKPとで構成されているもの、適宜古紙パルプが配合されている、ものでよい。風合いなどの点では、NBKPとLBKPのみから構成されているもののほうが優れる。この場合、配合割合としては、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40が望ましい。また、ティシュペーパー110は、保湿剤が付与された保湿ティシューであってもよいし、香料が付与された香り付きのティシュペーパーであってもよい。
なお、各プライを構成するクレープ紙1枚あたりの米坪は、9〜25g/m2、より好ましくは10〜15g/m2である。なお、ここでの米坪は、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法による。また、ティシュペーパー110の紙厚は、複数プライの状態で100〜350μm、より好ましくは110〜250μmである。なお、ここでの紙厚は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定する。紙厚は複数プライの状態で測定する。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この厚みの測定時の荷重は、120μmの際に約70gfである。なお、厚みは測定を10回行って得られる平均値とする。
(第二の参考形態)
次いで、本発明の第二参考形態を図6及び図7に示す。第二参考形態は、第一参考形態と開封用のミシン目22の配設形態が異なっている。他の構成についは、第一参考形態と同様である。
第二参考形態における開封用のミシン目22は、第一参考形態と同様に、接着封止部延在方向の中央を挟んで離れた二点を基点P1,P2として、これらの基点P1,P2を繋ぎかつ接着封止部間方向に向かって凸となる配置形態であり、裂開によって天面5にフラップが形成されるよう構成されているが、二つの基点P1,P2の位置が、接着封止部の両端間を繋ぐ包装フィルムの側縁部1A又はその側縁部を超えた底面6側に位置している。
この第二参考形態では、天面5と反対の底面側における基点P1、P2とを結ぶ線をヒンジ部分として、基点P1、P2よりも接着封止部側全体を開口させやすく、CD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁(短側面)全体が露出されやすくなる。
(第三の実施形態)
次いで、本発明の第三実施形態を図7に示す。第三実施形態は、第一参考形態及び第二参考形態と開封用のミシン目22の配設形態が異なっている。他の構成についは、第一及び第二参考形態と同様である。
第三実施形態における開封用のミシン目22は、接着封止部間方向に離れた二点を基点P1,P2としており、これらの基点P1,P2を繋ぎかつ接着封止部延在方向に向かって凸となっている。
第三実施形態もミシン目22の裂開によって前記二点の基点間とミシン目22で囲まれる範囲がフラップFとして形成されるが、第一参考形態及び第二参考形態とは異なり、一方の側縁部(長手縁)側から他方の側縁部(長手縁)側に向かって凸となるフラップFが形成される。
また、第三実施形態は、二つの基点P1,P2の位置が、接着封止部間の中央よりも前記折り返し縁113Aが並ぶ束110の縁側にあるとともに、接着封止部21の両端間を繋ぐ包装フィルムの側縁部1Aの一方又はその側縁部1Aの一方を超えて底面側に位置している。
この第三の実施形態は、開口を小さくできるため衛生面において優れる。ここで、第三の実施形態では、基点P1、P2間の距離は、第一及び第二参考形態とは異なり、束111の側縁部(長手縁)1Bの長さの30%以下とするのが望ましい。また、凸の先端を基点P1,P2とは反対の側縁部近傍に位置するようにするのが望ましい。このようにすることで、CD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁を摘まみやすくなる。
より好適には、ミシン目22の一部が、ティシュペーパー110AのCD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束111の縁と接着封止部21との間Zに位置するように配するのが望ましい。このようにすると、CD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁が露出するようになる。
1,101…ポケットティシュー、110…ティシュペーパー、110A…折り畳まれたティシュペーパー、111…束、1A…ポケットティシューの長側縁(側縁部)、1B…ポケットティシューの短側縁、L1…短側縁の長さ、L2…長側縁の長さ、21…接着封止部、112A,112B…MD方向に沿う折り返し縁、112…折り返し縁部、113…CD方向に沿う折り畳み縁、113A…CD方向に沿う折り返し縁、115…CD方向に沿う縁、20,120…包装フィルム、22,122…ミシン目、Z…CD方向に沿う折り返し縁113Aが並ぶ束の縁(短側面)と接着封止部21との間の位置、5…天面、6…底面、F…フラップ、P1,P2…起点、L4…起点P1,P2の間の距離、L5…束の短側縁の長さ、30…摘み部、X…ミシン目を開封する際に押し引く部分。

Claims (2)

  1. 複数の折り畳まれたティシュペーパーを積み重ねた束が、包装フィルムによって包装されているポケットティシューであって、
    このポケットティシューは、両端縁に接着封止部を有するピロー包装であるとともに、 接着封止部間方向に離れた二点を基点として、これらの基点を繋ぎかつ接着封止部延在方向に向かって凸となる開封用のミシン目を有し、このミシン目の裂開によって前記二点の基点間とミシン目で囲まれるフラップが形成されるよう構成され、
    前記束が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶように積み重ねられているとともに、その折り返し縁が並ぶ束の縁が前記接着封止部に沿うように包装フィルム内に内包され、
    かつ、前記二つの基点の位置が、接着封止部間の中央よりも前記折り返し縁が並ぶ束の縁側であって、接着封止部の両端間を繋ぐ包装フィルムの側縁部の一方又はその側縁部の一方を超えて底面側に位置し、
    かつ、ミシン目の一部が、ティシュペーパーのCD方向に沿う折り返し縁が並ぶ束の縁と接着封止部との間にある、ことを特徴とするポケットティシュー。
  2. ミシン目を跨いで包装フィルムに対して再剥離及び再接着可能な粘着面を有する粘着シートで構成されるフラップを再封止可能とする摘み部を有する、請求項記載のポケットティシュー。
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