JP2019151198A - 車両用冷却装置 - Google Patents

車両用冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019151198A
JP2019151198A JP2018037404A JP2018037404A JP2019151198A JP 2019151198 A JP2019151198 A JP 2019151198A JP 2018037404 A JP2018037404 A JP 2018037404A JP 2018037404 A JP2018037404 A JP 2018037404A JP 2019151198 A JP2019151198 A JP 2019151198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
water
cooling device
pipe
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018037404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7010063B2 (ja
Inventor
一稔 若月
Kazutoshi Wakatsuki
一稔 若月
秀之 幸光
Hideyuki Yukimitsu
秀之 幸光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018037404A priority Critical patent/JP7010063B2/ja
Publication of JP2019151198A publication Critical patent/JP2019151198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7010063B2 publication Critical patent/JP7010063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】ラジエータに吹き付けるための水量を確保することができる車両用冷却装置を得る。【解決手段】車両用冷却装置20は、ラジエータ22の車両前後方向後側に設けられ、燃料電池スタック12の排気ガスを駆動源として動力回収が可能に構成されたファン28と、ファン28の駆動により凝縮された水を回収する貯水タンク36と、貯水タンク36に溜まった水をラジエータ22の車両前後方向前側からラジエータ22に吹き付ける噴射装置40と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用冷却装置に関する。
下記特許文献1には、燃料電池の排水をポンプにより散布用通路に供給し、排水を散布用通路の先端のノズルから熱交換器(ラジエータ)に吹き付ける構造を備えた熱交換装置が開示されている。なお、熱交換器に水を吹き付ける噴射装置と、熱交換器の下方に設けられて噴射した水を回収する受け皿とを設ける構造として、特許文献2に記載されたものがある。また、ラジエータにおける冷却水の流出口に近い側に水を散水する散水装置を配置した構造として、特許文献3に記載されたものがある。
特開2002−372385号公報 特開平07−279669号公報 特開2017−128197号公報
上記特許文献1に記載の構造では、高負荷走行時においては、必要とされる熱交換器の冷却性能に対して、吹き付ける水の量が不足する恐れがある。また、必要な水量を確保するために、凝縮装置を別に設けてもよいが、コストが上昇すると共に、搭載スペースを確保する必要があり、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、ラジエータに吹き付けるための水量を確保することができる車両用冷却装置を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用冷却装置は、ラジエータの車両前後方向後側に設けられ、燃料電池スタックの排気ガスを駆動源として動力回収が可能に構成されたラジエータファンと、前記ラジエータファンの駆動により凝縮された水を回収する貯水タンクと、前記貯水タンクに溜まった水を前記ラジエータの車両前後方向前側から前記ラジエータに吹き付ける噴射装置と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、ラジエータの車両前後方向後側にラジエータファンが設けられており、燃料電池スタックの排気ガスを駆動源として動力回収されることにより、ラジエータファンが駆動される。ラジエータファンの駆動によりラジエータを通過する空気流が発生し、この空気流によりラジエータが冷却される。その際、ラジエータファンの駆動に伴って排気ガスから動力が回収され、排気ガスの温度が低下して水蒸気が凝縮されることで、液化した水が貯水タンクに回収される。さらに、貯水タンクに溜まった水は、噴射装置によりラジエータに車両前後方向前側から吹き付けられる。そして、吹き付けられた水がラジエータの表面で蒸発することで、水の蒸発潜熱によりラジエータの温度が低下する。これによって、ラジエータによる冷却能力が向上する。
上記の車両用冷却装置では、燃料電池スタックの排気ガスを駆動源として動力回収されることにより、ラジエータファンが駆動されるため、ラジエータファンを駆動するための電力の削減を図ることが可能となる。さらに、ラジエータファンの駆動に伴って凝縮された水を貯水タンクに回収することで、ラジエータに吹き付けるための水量を確保することが可能となる。
本発明に係る車両用冷却装置によれば、ラジエータに吹き付けるための水量を確保することができる。
第1実施形態に係る車両用冷却装置を示す側面図である。 第2実施形態に係る車両用冷却装置を示す側面図である。 第3実施形態に係る車両用冷却装置を示す側面図である。 第4実施形態に係る車両用冷却装置を示す側面図である。 第5実施形態に係る車両用冷却装置を示す側面図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る車両用冷却装置について、図1を用いて説明する。図1には、本実施形態に係る車両用冷却装置が模式的な側面図にて示されている。
図1に示されるように、車両用冷却装置20が搭載された車両(より具体的には自動車)10の前部11には、駆動源として燃料電池スタック12が搭載されている。燃料電池スタック12は、水素及び空気が供給されることによって発電する電池とされる。燃料電池スタック12は、電池の最小単位であるセルを複数枚直列に積層して結合した構造体を備えている。燃料電池スタック12には、燃料電池スタック12の発電に伴って生成された排気ガス(水蒸気を含む排気ガス)が排出される流路管24が接続されている。流路管24は、燃料電池スタック12の下壁部に接続されている。
燃料電池スタック12の車両前後方向の前方側には、外気との熱交換により冷却水を冷却するラジエータ(熱交換器)22が設けられている。図示を省略するが、ラジエータ22には、燃料電池スタック12との間で冷却水が循環される冷却水循環路が接続されており、冷却水循環路に設けられたポンプが駆動されることで、ラジエータ22と燃料電池スタック12との間で冷却水が循環されるようになっている。
車両用冷却装置20は、ラジエータ22の車両前後方向後側に配置されたラジエータファンとしてのファン28と、流路管24に流れる排気ガスの圧力(ガス圧)によってファン28を駆動するエアモータ30と、を備えている。ファン28は、回転軸28Aと、回転軸28Aから半径方向外側に延出された複数の羽根28Bと、を備えている。エアモータ30は、回転軸28Aに接続されている。本実施形態では、ファン28は、エアモータ30を用いることで、燃料電池スタック12の排気ガスを駆動源として動力回収が可能な構成とされている。ファン28は、回転することで車両前方側から車両後方側へ流れる空気流を生成するようになっている。
エアモータ30は、図示を省略するが、一例として、数個のベーンが組み込まれたロータとハウジングから構成されたエアモータ部と、エアモータ部の出力をシャフトに伝達する伝達装置と、を備えている。エアモータ部では、流路管24を介してエア供給口から供給された圧縮空気が、ベーンで区切られた室に入り、ロータを回転させ、圧縮空気は排気口を通じて排気されるようになっている。エアモータ30の出力がシャフトを介して回転軸28Aに伝達されることで、ファン28が回転する。
ファン28の半径方向外側には、ファン28の外周を囲むように配置されたファンシャラウド32が設けられている。ファンシャラウド32は、ラジエータ22に取り付けられており、ラジエータ22の取付部からファン28の外周を囲む位置まで延在されている。
流路管24は、側面視にて略S字状に湾曲した形状とされている。より具体的には、流路管24は、燃料電池スタック12の下壁部から下方側に延びた縦流路部24Aと、縦流路部24Aの下端部から屈曲されて略車両前方側に延びた横流路部24Bと、を備えている。さらに、流路管24は、横流路部24Bの前端部から略車両上方側に屈曲されると共に燃料電池スタック12の前側からファン28の後側に向かって略逆U字状に湾曲された湾曲流路部24Cと、を備えている。湾曲流路部24Cは、燃料電池スタック12の前壁部の前側に回り込むように配置されており、湾曲流路部24Cの前端部24Dは、略車両上下方向に沿って配置されている。エアモータ30は、ファン28の後側の流路管24の前端部24Dに設けられている。
車両用冷却装置20は、流路管24のエアモータ30より流れ方向下流側に配置された流路管34と、流路管34の流れ方向下流側の端部に接続された貯水タンク36と、を備えている。流路管34は、エアモータ30の下側に略車両上下方向に沿って配置されており、流路管34の下端部が貯水タンク36の上壁部36Aに接続(連結)されている。車両用冷却装置20では、エアモータ30の駆動により排気ガス中の水蒸気が凝縮されることで、液化した水(液水)が流路管34を流下して貯水タンク36に回収されるようになっている。
車両用冷却装置20は、貯水タンク36に溜まった水をラジエータ22に吹き付ける噴射装置40を備えている。言い換えると、貯水タンク36は、噴射装置40に供給する水を貯留している。噴射装置40は、貯水タンク36の前壁部36B(車両前後方向前側の側壁部)の下部に一端部が接続された配管42と、配管42の他端部に設けられた噴射用のノズル部44と、を備えている。配管42は、貯水タンク36の前壁部36Bからラジエータ22の車両前後方向前側に向かって略L字状に配置されている。ノズル部44は、ラジエータ22の車両前後方向前側であって、ラジエータ22の下部と対向する位置に配置されている。ノズル部44は、ラジエータ22の前側からラジエータ22の側を向く噴射口(図示省略)を備えている。図示を省略するが、ノズル部44の噴射口は、一例として、車両幅方向に沿って複数並んで配置されている。ノズル部44は、ラジエータ22の前側からラジエータ22の側に向かって斜め上方向に水Wを噴射するように設定されている。
車両用冷却装置20は、貯水タンク36の後壁部36C(車両前後方向後側の側壁部)の上部に一端部が接続された排気管48と、排気管48の流路途中に設けられた調圧バルブ50と、を備えている。調圧バルブ50により、排気管48を介して貯水タンク36の内部の圧力(ガス圧)が調整される。排気管48の流れ方向下流側の端部は、車両10の外部の大気中に開口されている。調圧バルブ50により排気管48が完全に開放(全開)され、又は調圧バルブ50により排気管48の開放状態が調整されることで、貯水タンク36の上部に導入された排気ガスは、排気管48から大気中に排出されるようになっている。
また、例えば、調圧バルブ50により排気管48が閉止され、又は調圧バルブ50により排気管48が閉じられる方向に調整されることで、貯水タンク36から噴射装置40の配管42に水Wが供給され、ノズル部44からラジエータ22の側に向かって水Wが噴射されるようになっている。例えば、調圧バルブ50により貯水タンク36の内部の圧力が1気圧(大気圧)より大きな圧力に調整されることで、貯水タンク36から配管42に水Wが供給され、ノズル部44から水Wが噴射されるようになっている。
調圧バルブ50の動作タイミングは、調圧バルブ50に電気的に接続された制御装置(図示省略)によって制御されている。制御装置は、噴射装置40により水Wを噴射したいタイミング(例えば、高負荷走行時など)で、調圧バルブ50により排気管48を閉止する。これにより、噴射装置40により水Wがラジエータ22に噴射される。
また、制御装置は、例えば、冬場などの冷間時には、調圧バルブ50により排気管48を完全に開放(全開)する。例えば、冬場などは、暖房が必要であり、ラジエータ22の冷却水の温度を上げたいため、調圧バルブ50により排気管48を完全に開放(全開)することで、排気ガスが排気管48から大気中に排出され、噴射装置40により水Wが噴射されない。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
車両用冷却装置20では、燃料電池スタック12から排出された高圧の排気ガスが流路管24を通ってエアモータ30に流入する。これにより、排気ガスの圧力(ガス圧)がエアモータ30の回転力に変換され、ファン28が回転する。ファン28は、回転することで車両前方側から車両後方側へ流れる空気流を生成する。この空気流がラジエータ22を通過することで、ラジエータ22が冷却される。
また、上記のように排気ガスの圧力(ガス圧)がエアモータ30の回転力に変換されることで、排気ガスの温度が低下する。排気ガスの温度の低下により、排気ガス中の水蒸気が凝縮され、液水として流路管34を通って貯水タンク36に流入する。貯水タンク36に流入した水W(液水)と排気ガスとは、重力により貯水タンク36の下側と上側に分離される。これにより、エアモータ30の回転によって凝縮された水Wが貯水タンク36に溜められる。
例えば、調圧バルブ50により排気管48が完全に開放(全開)され、又は調圧バルブ50により排気管48の開放状態が調整されることで、貯水タンク36の上側の排気ガスは排気管48から大気中に放出される。
また、例えば、調圧バルブ50により排気管48が閉止され、又は調圧バルブ50により排気管48が閉じられる方向に調整されることで、貯水タンク36の内部の圧力が調整される。調圧バルブ50による圧力調整により、貯水タンク36の下側の水Wは、噴射装置40の配管42を通ってノズル部44から冷却用の水Wとしてラジエータ22の側に噴射される(吹き付けられる)。ラジエータ22に噴射された水Wがラジエータ22の表面で蒸発することで、水の蒸発潜熱によりラジエータ22の温度が低下する。これによって、ラジエータ22による冷却能力が向上する。
上記の車両用冷却装置20では、燃料電池スタック12の排気ガスの圧力がエアモータ30の回転力に変換され、ファン28が駆動されることで、ファン28を駆動するための電動モータが不要となる。このため、ファン28を駆動するための電力の削減を図ることができる。したがって、燃料電池スタック12の発電負荷が軽減され、発熱量を低減することができる。
また、上記の車両用冷却装置20では、エアモータ30の回転力への変換により、排気ガス中の水蒸気が液化することで、貯水タンク36に貯留される水Wの量が増加する。このため、ラジエータ22に吹き付けるための水量を確保することができる。したがって、ラジエータ22に必要な量の水Wを吹き付けることで、水Wの蒸発潜熱によりラジエータ22の放熱量が上昇し、ラジエータ22の冷却性能を向上させることができる。
さらに、上記の車両用冷却装置20では、調圧バルブ50により圧力調整を行うことで、配管42に水Wの噴射のための水噴射ポンプを設ける必要がなくなる。このため、車両用冷却装置20の軽量化が可能となる共に、車両用冷却装置20を安価に製造することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図2を用いて、第2実施形態の車両用冷却装置70について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図2に示されるように、車両用冷却装置70には、燃料電池スタック12とエアモータ30とを連結する流路管24の流路途中に調圧バルブ72が設けられている。調圧バルブ72により流路管24の開放状態を調整することで、燃料電池スタック12の内部の圧力が制御されると共に、排気ガスの圧力によりエアモータ30によるファン28の送風量が制御される。
上記の車両用冷却装置70では、第1実施形態の車両用冷却装置20(図1参照)と同じ構成による効果に加えて、調圧バルブ72により、燃料電池スタック12による発電量とラジエータ22による冷却量とを最適化することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図3を用いて、第3実施形態の車両用冷却装置80について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3に示されるように、車両用冷却装置80は、ラジエータ22に水Wを噴射する噴射装置82を備えている。噴射装置82は、貯水タンク36とノズル部44との間の配管42の流路途中に配置された噴射用のポンプ84を備えている。ポンプ84は、作動することで、貯水タンク36内の水Wをノズル部44に供給するようになっている。ノズル部44に供給された水Wは、ノズル部44からラジエータ22に噴射される。また、貯水タンク36と接続される排気管48には、調圧バルブは設けられていない。
上記の車両用冷却装置80では、第1実施形態の車両用冷却装置20(図1参照)と同じ構成による効果に加えて、以下の効果が得られる。車両用冷却装置70では、ポンプ84により貯水タンク36内の水Wをノズル部44に供給することで、第1実施形態の車両用冷却装置20(図1参照)と比較して、貯水タンク36内の排気ガス(エア)の圧縮収縮によるノズル部44の噴射のタイムラグが軽減される。このため、噴射装置82による水Wの噴射精度を向上させることができる。
〔第4実施形態〕
次に、図4を用いて、第4実施形態の車両用冷却装置90について説明する。なお、前述した第1〜第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、車両用冷却装置90は、エアモータ30の上流側の流路管24の流路途中とエアモータ30の下流側の流路管34の流路途中とを連通するバイパス管92と、バイパス管92に設けられた調圧バルブ94と、を備えている。バイパス管92は、流路管24の横流路部24Bの流れ方向下流側の端部(車両前後方向の前端部)の延長線上に繋がるように接続されている。これにより、流路管24を流れる排気ガスがバイパス管92に流入しやすい構成とされている。
車両用冷却装置90では、調圧バルブ94によりバイパス管92を完全に開放(全開)することで、湾曲流路部24Cの入口側(流路管24におけるバイパス管92との分岐部の下流側)の圧力と、流路管34の出口側(流路管34におけるバイパス管92との合流部の上流側)の圧力とがほぼ同じになる。これにより、燃料電池スタック12からの排気ガスが流路管24の横流路部24Bからバイパス管92に流れ、湾曲流路部24C(エアモータ30の側)への排気ガスの流れを停止することができる。このため、ファン28の回転を停止するような制御を行うことができる。
また、車両用冷却装置90では、調圧バルブ94により流路管24の開放状態を調整することで、エアモータ30の出力を制御することができる。例えば、調圧バルブ94の開放状態の調整により、湾曲流路部24C(エアモータ30の側)の排気ガスの流れを約50%とし、バイパス管92の排気ガスの流れを約50%とすることで、エアモータ30の出力を約半分に落とすことができる。
また、車両用冷却装置90では、調圧バルブ94によりバイパス管92を閉止することで、燃料電池スタック12からの排気ガスを湾曲流路部24C(エアモータ30の側)へ流すことができる。
上記の車両用冷却装置90では、第1実施形態の車両用冷却装置20(図1参照)と同じ構成による効果に加えて、冬場などのラジエータ22の冷却低減時にエアモータ30への排気ガスの流れを停止し、ファン28の回転を停止する制御を行うことができる。また、調圧バルブ94により流路管24の開放状態を調整することで、エアモータ30の出力を変えてファン28の送風量を調整することができる。
〔第5実施形態〕
次に、図5を用いて、第5実施形態の車両用冷却装置100について説明する。なお、前述した第1〜第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、車両用冷却装置100は、エアモータ30の上流側の流路管24の流路途中と排気管48の調圧バルブ50より下流側の流路途中とを連通するバイパス管102と、バイパス管102に設けられた調圧バルブ104と、を備えている。バイパス管102は、燃料電池スタック12の下方側であって、流路管24の縦流路部24Aの流れ方向下流側の端部(車両上下方向の下端部)の延長線上に繋がるように接続されている。これにより、流路管24を流れる排気ガスがバイパス管102に流入しやすい構成とされている。
車両用冷却装置100では、調圧バルブ104によりバイパス管102を完全に開放(全開)することで、燃料電池スタック12からの排気ガスが流路管24の縦流路部24Aからバイパス管102に流れ、流路管24のエアモータ30の側への排気ガスの流れが停止される。これにより、ファン28の回転を停止するような制御を行うことができる。また、バイパス管102に導入された排気ガスは、排気管48から大気中に放出される。
また、車両用冷却装置100では、調圧バルブ104によりバイパス管102を閉止し、調圧バルブ50により排気管48を閉止することで、燃料電池スタック12からの排気ガスが流路管24のエアモータ30の側に流れ、ファン28が回転する。さらに、噴射装置40により水Wがラジエータ22に噴射される。調圧バルブ50により排気管48が閉止されているため、排気ガスは、排気管48から排出されない。
また、車両用冷却装置100では、調圧バルブ104によりバイパス管102を閉止し、調圧バルブ50により排気管48を完全に開放(全開)することで、燃料電池スタック12からの排気ガスが流路管24のエアモータ30の側に流れ、ファン28が回転する。また、貯水タンク36の排気ガスは排気管48から大気中に排出され、噴射装置40からは水Wが噴射されない。このため、ファン28だけを回転するような制御を行うことができる。
上記の車両用冷却装置100では、第1実施形態の車両用冷却装置20(図1参照)と同じ構成による効果に加えて、冬場などのラジエータ22の冷却低減時にエアモータ30への排気ガスの流れを停止し、ファン28の回転を停止する制御を行うことができる。また、バイパス管102は、流路管24の縦流路部24Aの流れ方向下流側の延長線上に繋がるように接続されており、燃料電池スタック12の出口側の流路の圧力損失を低減することができる。
なお、上記第1〜第5実施形態において、燃料電池スタック12の位置、流路管24の形状、貯水タンク36の位置などは、変更可能である。
また、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 車両
12 燃料電池スタック
20 車両用冷却装置
22 ラジエータ
28 ファン(ラジエータファン)
36 貯水タンク
40 噴射装置
70 車両用冷却装置
80 車両用冷却装置
82 噴射装置
90 車両用冷却装置
100 車両用冷却装置
W 水

Claims (1)

  1. ラジエータの車両前後方向後側に設けられ、燃料電池スタックの排気ガスを駆動源として動力回収が可能に構成されたラジエータファンと、
    前記ラジエータファンの駆動により凝縮された水を回収する貯水タンクと、
    前記貯水タンクに溜まった水を前記ラジエータの車両前後方向前側から前記ラジエータに吹き付ける噴射装置と、
    を有する車両用冷却装置。
JP2018037404A 2018-03-02 2018-03-02 車両用冷却装置 Active JP7010063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037404A JP7010063B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 車両用冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037404A JP7010063B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 車両用冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019151198A true JP2019151198A (ja) 2019-09-12
JP7010063B2 JP7010063B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=67947876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018037404A Active JP7010063B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 車両用冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7010063B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021046856A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 广州思天汽車用品有限公司 自動車用水スプレー式放熱装置
CN113232554A (zh) * 2020-01-22 2021-08-10 丰田自动车株式会社 车辆冷却结构
WO2021175598A1 (de) * 2020-03-03 2021-09-10 Audi Ag Verfahren zur reduzierung der feinstaubbelastung während der fahrt eines kraftfahrzeugs sowie kraftfahrzeug zur durchführung des verfahrens

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4341207A1 (de) * 1993-12-03 1995-06-08 Bayerische Motoren Werke Ag Brennkraftmaschine mit einem von einer Turbine angetriebenen Kühler-Lüfter
JPH07279669A (ja) * 1994-04-11 1995-10-27 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車両のエンジン冷却装置
JP2002367645A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用冷却装置
JP2002372385A (ja) * 2001-04-11 2002-12-26 Denso Corp 熱交換装置
JP2003182379A (ja) * 2001-09-26 2003-07-03 Honda Motor Co Ltd 燃料電池搭載型電気自動車および燃料電池システムボックス
JP2003217641A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Denso Corp 燃料電池システム
JP2004506166A (ja) * 2000-08-04 2004-02-26 ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション 2つのエアサイクルマシンを利用する環境制御装置
JP2004155295A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Daikin Ind Ltd 自動車用空調システム
JP2006107969A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Toyota Motor Corp Fc車の冷却システム
JP2008181756A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toyota Motor Corp 電池の冷却装置、冷却装置付属電池及び車両
JP2012164457A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US20160190611A1 (en) * 2014-12-29 2016-06-30 Volkswagen Ag Fuel cell system as well as vehicle having such a fuel cell system
JP2017128197A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両用ラジエータ装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4341207A1 (de) * 1993-12-03 1995-06-08 Bayerische Motoren Werke Ag Brennkraftmaschine mit einem von einer Turbine angetriebenen Kühler-Lüfter
JPH07279669A (ja) * 1994-04-11 1995-10-27 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車両のエンジン冷却装置
JP2004506166A (ja) * 2000-08-04 2004-02-26 ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション 2つのエアサイクルマシンを利用する環境制御装置
JP2002372385A (ja) * 2001-04-11 2002-12-26 Denso Corp 熱交換装置
JP2002367645A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用冷却装置
JP2003182379A (ja) * 2001-09-26 2003-07-03 Honda Motor Co Ltd 燃料電池搭載型電気自動車および燃料電池システムボックス
JP2003217641A (ja) * 2002-01-22 2003-07-31 Denso Corp 燃料電池システム
JP2004155295A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Daikin Ind Ltd 自動車用空調システム
JP2006107969A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Toyota Motor Corp Fc車の冷却システム
JP2008181756A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toyota Motor Corp 電池の冷却装置、冷却装置付属電池及び車両
JP2012164457A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US20160190611A1 (en) * 2014-12-29 2016-06-30 Volkswagen Ag Fuel cell system as well as vehicle having such a fuel cell system
JP2017128197A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両用ラジエータ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021046856A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 广州思天汽車用品有限公司 自動車用水スプレー式放熱装置
CN113232554A (zh) * 2020-01-22 2021-08-10 丰田自动车株式会社 车辆冷却结构
CN113232554B (zh) * 2020-01-22 2023-10-20 丰田自动车株式会社 车辆冷却结构
WO2021175598A1 (de) * 2020-03-03 2021-09-10 Audi Ag Verfahren zur reduzierung der feinstaubbelastung während der fahrt eines kraftfahrzeugs sowie kraftfahrzeug zur durchführung des verfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
JP7010063B2 (ja) 2022-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106864284B (zh) 一种电动汽车动力电池分布式非对称冷却装置和冷却方法
US10882392B2 (en) Fuel cell system
AU2011235567B2 (en) A system and method for storing thermal energy as auxiliary power in a vehicle
JP2019151198A (ja) 車両用冷却装置
JP5692843B2 (ja) ターボ機械に流入する空気流の調節システム
US20080216461A1 (en) Micro Gas Turbine System
JP6466137B2 (ja) ガスタービン入口空気を冷却するためのガスタービン入口システムおよび関連の方法
US20230387427A1 (en) Evaporative cooling for a motor vehicle with fuel-cell drive
US8869503B2 (en) Drive train, in particular for a motor vehicle
JP2010281559A (ja) ターボ機械に入る空気流を調和するためのシステム
US20130251506A1 (en) Wind turbine electricity generating apparatus
US20230026964A1 (en) Fuel device and the use thereof in a motor vehicle
US8631638B2 (en) Method, system and apparatus for providing water to a heat engine via a dammed water source
CN104396075A (zh) 机动车中的燃料电池堆的排风引导装置
JPH11173162A (ja) ガスタービンシステムとその夏期における吸気冷却方法
JP6561595B2 (ja) 燃料電池システム
CN113739279A (zh) 新能源风力驱动空调
JP4979983B2 (ja) 炉頂圧回収タービン翼部へのダスト付着防止装置
CN103038486A (zh) 发电设备
CN107850353A (zh) 用于运行致冷设备的方法以及致冷设备的组件
JP6900896B2 (ja) 車両用の熱交換装置
CN216977584U (zh) 一种提高凝汽器真空度和除氧效果的补水系统
CN105431322A (zh) 机动车中的燃料电池堆的排风引导装置
JP3591190B2 (ja) ガスタービン
CN216241113U (zh) 一种新型风力发电机用降温装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227