JP2019149682A - 通信システム、マスタ装置及びスレーブ装置 - Google Patents

通信システム、マスタ装置及びスレーブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】書き換え可能なメモリを有する装置においてデータを確実に保存できる技術を提供する。【解決手段】マスタ装置10は、判断部と決定部と指示部とを備える。判断部は、複数のスレーブ装置20、30のうち少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する。決定部は、複数のスレーブ装置のうち保存要求の要求元である要求元装置以外のスレーブ装置であって、保存データを要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する。指示部は、代理装置に保存データを保存させる指示である保存指示を送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、通信装置としてのマスタ装置及びスレーブ装置を通信線によって通信可能に接続する通信システム、マスタ装置、及びスレーブ装置に関する。
複数の通信装置を通信線によって通信可能に接続する通信システムが知られている。複数の通信装置のそれぞれは、種々のデータを記憶するために、例えばフラッシュメモリ等といった書き換え可能なメモリを備える。下記特許文献1には、フラッシュメモリを用いた記憶装置について開示がある。
特許第4863749号公報
フラッシュメモリは、データ書き換え時に、ブロック単位でデータを消去する。上記特許文献1には、フラッシュメモリにおいて特定のブロックにデータ消去が集中しないように、ブロック毎のデータ消去回数を平準化する、という技術が提案されている。
しかしながら、フラッシュメモリのような書き換え可能なメモリへのデータ書き込み回数には上限がある。このため、仮に、書き換え可能なメモリにおいて上述のようなデータ消去回数の平準化がなされたとしても、データ消去回数、換言すればデータの書き込み回数が上限に達した書き換え可能なメモリを有する装置では、データの保存ができない、という問題が生じ得る。
本開示の1つの局面は、書き換え可能なメモリを有する通信装置において、データを確実に保存できる技術を提供することにある。
本開示の1つの局面による通信システム(1)は、複数の通信装置(10、20、30)と通信線(9)とを備える。通信システムは、複数の通信装置のうちの1つであるマスタ装置(10)と、複数の通信装置のうちマスタ装置以外の通信装置である複数のスレーブ装置(20、30)と、を通信線によって通信可能に接続する。
マスタ装置は、判断部(S10)と、決定部(S50)と、指示部(S80)と、を備える。判断部は、複数のスレーブ装置のうちの少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、該スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する。決定部は、保存要求を取得した場合に、複数のスレーブ装置のうち保存要求を送信したスレーブ装置である要求元装置以外のスレーブ装置であって保存データを要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する。指示部は、代理装置に保存データを保存させる指示である保存指示を送信する。
複数のスレーブ装置は、第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置とを備える。第1のスレーブ装置は、要求部(S220)を備える。要求部は、保存要求をマスタ装置に送信する。第2のスレーブ装置は、実行部(S320)を備える。実行部は、マスタ装置から保存指示を受信したか否かを判断し、保存指示を受信したと判断された場合に、保存データを取得し、保存データを第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存する。
このような構成によれば、マスタ装置は、要求元装置となるスレーブ装置の保存データを、要求元装置以外のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存させることができる。例えば、スレーブ装置は、該スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリにおいて書き換え回数が上限値に達する前に保存要求を出力することにより、保存データを他のスレーブ装置のメモリに保存することができる。その結果、書き換え可能なメモリを有する通信装置において、データを確実に保存することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
通信システムの構成を示すブロック図。 マスタ装置が実行する選択処理のフローチャート。 スレーブ装置が実行する状態出力処理のフローチャート。 スレーブ装置が実行する保存要求処理のフローチャート。 スレーブ装置が実行する保存実行処理のフローチャート。 通信システムの作動を説明するシーケンス図。 データの種類と書き込みタイミングとの関係を説明する説明図。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示す通信システム1は、車両に搭載されるシステムである。通信システム1は、複数の電子制御装置(以下、ECU)10、20、30と、通信線9と、を備える。通信線9は、複数のECU10−30を接続する。複数のECU10−30は、共通の通信線9を介して、予め定められた通信プロトコルに従った通信を実行する通信装置である。
上述の通信プロトコルとしては、CAN、LIN、イーサネット等が適用され得る。CAN、及びイーサネットは、登録商標である。本実施形態では一例として、マスタ・スレーブ方式の通信プロトコルであるLINが通信プロトコルとして適用される。マスタ・スレーブ方式の通信プロトコルが適用される本実施形態では、複数のECU10−30のうち、ECU10がマスタノードとして機能し、複数のECU20、30のそれぞれがスレーブノードとして機能する。
[1−2.ECUの構成]
ECU10、20、30は、それぞれ、エンジンやブレーキなどの車両に搭載された制御対象の制御を行う。ECU10、20、30は、それぞれ、同様の構成であるため、以下では、ECU10について説明する。ECU10は、CPU11、RAM12、ROM13、及びデータ送受信部14を有するマイクロコンピュータ15(以下、マイコン15)を備える。
CPU11は、演算装置であり、RAM12は、CPU11の演算結果等を一時記憶するための揮発性メモリである。ROM13は、書き換え可能な記憶領域を有する不揮発性メモリであり、本実施形態ではフラッシュメモリである。ROM13には、CPU11により実行されるプログラムが記憶される。また、ROM13には、CPU11によって、プログラムを実行した結果として得られる種々のデータが記憶される。なお、以下では、データを記憶することを、データを保存するというようにも記載する。
データ送受信部14は、通信システム1を構成する各ECUとの間で、通信線9を介してデータの送受信を行う。ECU10の各種機能は、CPU11がROM13に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
[1−3.ECUが実行する機能]
ECU10は、CPU11は、ROM13へのデータの書き込みが正常に行われたかを判断し、判断結果を表す正常情報を生成してRAM12に記憶する機能を有する。正常情報とは、ROM13へのデータの書き込みが正常に行われたか否かを表す情報である。上述のようにROM13は、データを書き換え可能な領域を有するフラッシュメモリである。このような書き換え可能なメモリでは、データを書き込むことのできる回数について上限値である書込上限値が予め定められている。
書込上限値とは、書き換え可能なメモリにデータを保存する際に、該書き換え可能なメモリにデータを書き込むことのできる回数の上限値である。書込上限値は、固定値であり、予めROM13に保存されている。ECU10は、CPU11はROM13への書き込み回数をカウントする機能を有する。
ここで、ECU10単体においては、ROM13への書き込み回数が書込上限値以上となると、ROM13にデータを保存する、という機能を実現することができない。
これに対し、通信システム1においては、複数のECU10−30のうち、例えば、ECU10単体においてROM13へデータを保存することが不可能であったとしても、ECU20のROM23への書き込み回数、またはECU30のROM33への書き込み回数が少なくとも書込上限値未満であれば、これらのECU20またはECU30にECU10の代わりにデータを保存させることが可能である。通信システム1では、複数のECU10−30は、互いに通信可能に接続されているからである。このようなECU10の構成は、ECU20、ECU30においても同様である。
そこで、本実施形態では特に、ECU10は、後述する選択処理を実行することによって、選択機能を実現するように構成されている。選択機能とは、ECU20またはECU30が、ECU20が有するROM23またはECU30が有するROM33に保存するべきデータを保存できない場合に、少なくともROMへの書き込み回数が書込上限値未満である他のECUの中から代わりとなるECUを決定し、上述の保存するべきデータを代わりとなるECUに保存させる、という機能である。
また、ECU20、30は、後述する保存処理を実行することによって、保存要求機能を実現するように構成されている。保存要求機能は、自装置が有するROMにデータを保存することが不可能な場合に、自装置が有するROMに保存するべきデータを他のECUが有するROMに保存するという要求を出力する機能である。また、ECU20、30は、保存実行機能を実現する。保存実行機能は、ECU10の指示に従って、上述の代わりとなるECUに決定された場合に、上述の保存するべきデータを自装置が有するROMに書き込む、という機能である。
なお、ECU10、20、30は、セルフシャットオフ機能を有する。セルフシャットオフ機能とは、イグニションスイッチ(以下、IGSW)のオフ後にECU10、20、30がバッテリからの電源供給を一定時間保持させてその間に所定の処理(以下、IGSWオフ後処理)を実行し、IGSWオフ後処理の完了後にECU10、20、30自ら自身への電源供給を遮断して動作を停止する、という機能である。
[2.処理]
次に、ECU10が実行する選択処理、ECU20、30が実行する保存処理について説明する。ここでは、複数のECU10−30のうちの1つであるECU10が、マスタ装置に相当する。また、複数のECU10−30のうちのマスタ装置であるECU10以外の複数のECU20、30が、それぞれ、スレーブ装置に相当する。また、ECU20及びECU30が複数のスレーブ装置に相当する。
また、ECU20及びECU30のそれぞれが第1のスレーブ装置に相当する。第1のスレーブ装置は、上述の保存要求機能を有するスレーブ装置である。また、ECU20及びECU30のそれぞれが第2のスレーブ装置に相当する。第2のスレーブ装置とは、上述の保存実行機能を有するスレーブ装置である。
[2−1.選択処理]
はじめに、マスタ装置としてのECU10が実行する選択処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。選択処理は、予め定められた周期で繰り返し実行される。
ECU10は、S10では、複数のスレーブ装置のうち少なくとも1つスレーブ装置から、保存要求を取得したか否か、を判断する。ECU10は、保存要求を受信した場合に処理をS20へ移行させ、受信していない場合に選択処理を終了する。
保存要求とは、複数のスレーブ装置のうち少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求である。以下でいう要求元装置とは、保存要求を送信したスレーブ装置をいう。また、保存データとは、要求元装置が該要求元装置の有する書き換え可能なメモリに保存するデータである。保存データは、例えば、要求元装置によって生成または取得されたデータであって、要求元装置における処理にて用いられるデータであり得る。上述の保存要求は、要求元装置から送信される要求であって、複数のスレーブ装置のうち要求元装置以外の他のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに、保存データを保存させるための要求である。
具体的には、ECU10は、ECU20、30のうち少なくとも1つのECUから保存要求を受信した場合に処理をS20へ移行させ、保存要求を受信していない場合に選択処理を終了する。以下では、ECU10がECU20から送信された保存要求を受信した例について説明する。つまり、この例でいう保存要求は、ECU20から送信される要求であって、ECU20がROM23に保存するデータである保存データを他のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するための要求である。
ECU10は、S20では、要求元装置をRAM12に記憶する。具体的には、ECU10は、例えば、ECU20から送信された保存要求を受信した場合、ECU20を要求元装置としてRAM12に記憶する。
ECU10は、S30では、第2のスレーブ装置それぞれに、情報送信要求を送信する。情報送信要求とは、第2のスレーブ装置に後述する状態情報を送信させるための要求である。具体的には、ECU10は、ECU20、30それぞれに情報送信要求を送信する。これにより、情報送信要求を受信したECU20、30それぞれから、状態情報がECU10へ送信される。
なお、ECU10は、通信システム1が複数の第2のスレーブ装置を備えており、要求元装置が第2のスレーブ装置である場合は、複数の第2のスレーブ装置のうち要求元装置以外の第2のスレーブ装置に情報送信要求を送信するように構成されてもよい。つまり、ECU10は、少なくとも、複数の第2のスレーブ装置のうち要求元装置以外の第2のスレーブ装置に情報送信要求を送信するように構成されてもよい。
ECU10は、S40では、状態情報を取得する。状態情報とは、第2のスレーブ装置が備えるメモリにおいてデータの書き込みが可能であるか否かを表すための情報である。具体的には、状態情報は、書き込み可能回数及び書き込み回数のうち、少なくとも一方を含む情報であり得る。また、状態情報は、上述の正常情報を含む情報であり得る。
書き込み回数とは、書き換え可能なメモリへデータの書き込みが行われた回数である。上述のように、ECU10、及びECU10と同様に構成されるECU20、30では、CPU11、及びCPU21、31によって書き込み回数がカウントされている。書き込み可能回数とは、書き込み回数と上述の書込上限値との差である。本実施形態では、状態情報は、書き込み可能回数と正常情報とを含む。
具体的には、ECU10は、本ステップでは、ECU20におけるROM23の書き込み可能回数及び正常情報を状態情報として取得し、ECU30におけるROM33の書き込み回数及び正常情報を状態情報として取得する。
ECU10は、S50では、第2のスレーブ装置それぞれから取得した状態情報に基づいて、代理装置を決定する。代理装置とは、第2のスレーブ装置のうち保存要求の要求元である要求元装置以外のスレーブ装置であって、保存データを要求元装置の代わりに保存する装置である。ECU10は、第2のスレーブ装置のうち要求元装置以外のスレーブ装置の中から、予め定められた選択条件を満たす第2のスレーブ装置を代理装置として選択する。
本実施形態では、書き込み可能回数が予め定められた閾値回数以上であること、及び、書き込みが正常に行われていること、を選択条件とする。閾値回数は、1以上の任意の整数に定められ得る。上述の正常情報は、書き込みが正常に行われている場合に「正常」を表し、書き込みが正常に行われていない場合に「異常」を表すようになっている。
ECU10は、本ステップでは、状態情報に基づいて、要求元装置以外の第2のスレーブ装置のうち、書き込み可能回数が予め定められた閾値回数以上であり、且つ、前記メモリへの書き込みが正常に行われている第2のスレーブ装置を代理装置として決定する。
ここでは、上述のように、ECU20、30が第2のスレーブ装置に相当し、ECU20が要求元装置である。ECU10は、本ステップでは、ECU30が、書き込み可能回数が閾値回数以上であり、且つ、CPU31によってROM33へのデータの書き込みが正常に行われている場合に、ECU30を代理装置として決定する。
なお、ECU10は、ECU30が上述の選択条件を満たしていない場合、代理装置を決定せず、選択処理を終了する。この場合、ECU10は、代理装置が決定されなかったことを要求元装置に通知して、選択処理を終了してもよい。
ECU10は、S60では、要求元装置に保存データを送信するよう要求する。具体的には、ECU10は、要求元装置であるECU20に、保存データを送信させるための要求であるデータ送信要求を送信する。
ECU10は、S70では、要求元装置から送信された保存データを取得する。
ECU10は、S80では、代理装置に保存指示を送信する。保存指示は、代理装置に保存データを保存させるための指示である。具体的には、ECU10は、代理装置であるECU30に保存指示を送信する。
ECU10は、S90では、代理装置に保存データを送信する。具体的には、ECU10はECU30に保存データを送信する。これにより、代理装置は、保存データを自身が有する書き換え可能なメモリに保存する。つまり、ECU30はROM33に保存データを保存する。以上でECU10は、選択処理を終了する。なお、保存データは、上述の保存指示に含まれて保存指示と共に送信されてもよい。
[2−2.状態送信処理]
次に、スレーブ装置としてのECU20、30が実行する状態送信処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。状態送信処理は、ECU20、30がマスタ装置としてのECU10から送信された情報送信要求を受信したことをきっかけとして実行される。以下では、ECU20が状態送信処理を実行する例について説明する。
ECU20は、S110では、状態情報を生成して、生成した状態情報をECU10へ送信する。本実施形態では、上述の書き込み可能回数と正常情報とを含む状態情報を生成する。以上で、ECU20は状態送信処理を終了する。
[2−3.保存要求処理]
次に、スレーブ装置としてのECU20、30が実行する保存要求処理を図4のフローチャートに基づいて説明する。保存要求処理は、予め定められた周期で繰り返し実行される。以下では、ECU20が保存要求処理を実行する例について説明する。
ECU20は、S210では、ECU20が有するROM23に保存データを保存できる状態であるか否か、を判断する。保存データは、上述のように、ECU20が生成または取得したデータであって、ECU20がROM23に保存するべきデータである。ECU20は、保存データを保存できる状態でないと判断すると処理をS220へ移行させ、保存データを保存できる状態であると判断すると保存要求処理を終了する。
ECU20は、ROM23の書き込み回数が書込上限値以上であること、及び、上述の正常情報が異常を表していること、の少なくとも一方を満たす場合に、保存データを保存できる状態にないと判断する。
なお、ECU20は、本実施形態では、ROM23の書き込み回数が書込上限値以上であること、を保存データが保存できる状態にないことを判断するための判断条件として挙げているが、これに限定されるものではない。ECU20は、ROM23の書き込み回数が所定の判断閾値以上であること、を保存データが保存できる状態にないことを判断するための判断条件としてもよい。判断閾値は、書込上限値未満の任意の値に設定され得る。
ECU20は、S220では、ECU10に保存要求を送信する。
ECU20は、S230では、ECU10からデータ送信要求を受信するまで待機し、ECU10からデータ送信要求を受信すると処理をS240へ移行させる。
ECU20は、S240では、ECU10に保存データを送信する。以上で、ECU20は保存要求処理を終了する。
[2−4.保存実行処理]
次に、スレーブ装置としてのECU20、30が実行する保存実行処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。保存実行処理は、予め定められた周期で繰り返し実行される。以下では、ECU30が保存実行処理を実行する例について説明する。
ECU30は、S310では、マスタ装置としてのECU10から保存指示と保存データとを受信したか否か、を判断する。ECU30は、ECU10から保存指示と保存データとを受信したと判断した場合に処理をS320へ移行させ、ECU10から保存指示と保存データとを受信していないと判断した場合に保存実行処理を終了する。
ECU30は、S320では、保存データをROM33に書き込む。以上で、ECU30は保存実行処理を終了する。
[2−5.通信システムとしての作動]
このように構成された通信システム1の作動を図6のシーケンス図に基づいて説明する。ここでは、上述のように、ECU20が要求元装置である例について説明する。
まずA1では、ECU20がECU10へ保存要求を送信する。
A2、A3では、ECU10が、第2のスレーブ装置としてのECU20、30へ情報送信要求を送信する。
A4、A5では、ECU20、30がそれぞれ状態情報をECU10へ送信する。
A6では、ECU10が状態情報に基づいて代理装置を決定する。ここでは、ECU30を代理装置として決定する。
A7では、ECU10は、要求元装置であるECU20にデータ送信要求を送信する。
A8では、要求元装置であるECU20が保存データをECU10へ送信する。
A9では、ECU10が、保存指示と保存データとをECU30へ送信する。
A10では、ECU30が受信した保存データをフラッシュメモリであるROM33に書き込む。
このようにして、ECU20からの保存要求をきっかけとしてECU10によってECU30が代理装置として選択され、ECU20の保存データが代理装置としてのECU30のROM33に保存される。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(3a)マスタ装置としてのECU10は、S10では、保存要求を取得したか否かを判断する。ECU10は、S50では、保存要求を取得した場合に、複数のスレーブ装置のうち要求元装置以外のスレーブ装置であって保存データを要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する。ECU10は、S80では、代理装置に保存データを保存させる指示である保存指示を送信する。
複数のスレーブ装置は、第1のスレーブ装置としてのECU20、30と、第2のスレーブ装置としてのECU20、30とを備える。第1のスレーブ装置は、S220では、保存要求をECU10に送信する。第2のスレーブ装置は、S310では、ECU10から保存指示を受信したか否かを判断する。第2のスレーブ装置は、S320では、保存指示を受信したと判断された場合に、保存データを第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存する。
その結果、ECU10は、要求元装置となるスレーブ装置の保存データを、要求元装置以外のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存させることができる。例えば、スレーブ装置は、該スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリにおいて書き換え回数が上限値に達する前に保存要求を出力することにより、保存データを他のスレーブ装置のメモリに保存することができる。その結果、書き換え可能なメモリを有するECUにおいて、データを確実に保存することができる。
(3b)書き換え可能なメモリでは、書込上限値が予め定められている。ECU10は、S40では、状態情報を取得する。状態情報は、第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリへの書き込み可能回数、及び書き込み回数のうち少なくとも一方を含む。ECU10は、状態情報に基づいて、少なくとも書き込み可能回数が予め定められた閾値回数以上である、要求元装置以外の第2のスレーブ装置を代理装置として決定する。ECU20、30といった第2のスレーブ装置は、S110では生成した上述の状態情報をECU10へ出力する。
その結果、ECU10は、書き込み回数が書込上限値に達していない書き換え可能なメモリを有する第2のスレーブ装置であって要求装置以外の第2のスレーブ装置を、代理装置として選択することができる。
(3c)ECU10は、S40では、状態情報であって、書き換え可能なメモリへの書き込みが正常に行われたか否かを表す正常情報を更に含む状態情報を取得する。ECU10は、S50では、状態情報に基づいて、少なくとも書き換え可能なメモリへの書き込みが正常に行われている、要求元装置以外の第2のスレーブ装置を代理装置として決定する。
その結果、ECU10は、書き換え可能なメモリへの書き込みが正常に行われている第2のスレーブ装置であって要求装置以外の第2のスレーブ装置を、代理装置として選択することができる。
なお、上記実施形態では、ROM13、ROM23、ROM33が書き換え可能なメモリに相当する。また、ECU10が、判断部、決定部、指示部、状態取得部に相当する。また、S10が判断部としての処理に相当し、S50が決定部としての処理に相当し、S80が指示部としての処理に相当し、S40が状態取得部としての処理に相当する。また、ECU20、30が、要求部、実行部、情報出力部に相当する。また、S220が要求部としての処理に相当し、S320が実行部としての処理に相当し、S110が情報出力部としての処理に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4a)上記実施形態では、通信システム1はECU20、30といった2つのスレーブ装置を備えていたが、これに限定されるものではない。通信システムは、3以上の複数のスレーブ装置を備えていてもよい。そして、通信システムでは、複数のスレーブ装置は、少なくとも1つの第1のスレーブ装置と、少なくとも1つの第2のスレーブ装置と、を備えていてもよい。第1のスレーブ装置は、保存要求機能及び保存実行機能のうち保存実行機能を備えないので、上述の保存要求処理のみを実行するように構成されてもよい。第2のスレーブ装置は、保存要求機能及び保存実行機能のうち保存要求機能を備えないので、上述の保存実行処理のみを実行するように構成されてもよい。
なお、通信システムが備える複数のスレーブ装置のうち、全てのスレーブ装置が第1のスレーブ装置であり、且つ、全てのスレーブ装置が第2のスレーブ装置であってもよい。この場合、複数のスレーブ装置全ては、上述の保存要求処理及び保存実行処理の両方を実行するように構成されてもよい。
(4b)ECU10は、S50では、第2のスレーブ装置のうち書き換え可能回数が閾値回数以上である任意の1つの第2のスレーブ装置を代理装置として選択してもよい。
また、ECU10は、S50では、状態情報に基づいて、第2のスレーブ装置のうち書き込み可能回数が最も大きい第2のスレーブ装置を代理装置として選択してもよい。
また、ECU10は、第2のスレーブ装置のうち、書き込み可能回数が閾値回数以上であり、且つ、要求元装置からの通信経路が最も短いスレーブ装置を代理装置として選択してもよい。その結果、保存不可装置と代理装置間との通信経路におけるエラーの発生が抑制されるように、代理装置を選択することができる。
(4c)上記実施形態では、通信システム1において1つの要求元装置が生じた場合について説明したが、これに限定されるものではない。通信システムが3以上の複数のスレーブ装置を有しており、通信システムにおいて複数の要求元装置が生じる場合があり得る。このような場合、マスタ装置は、スレーブ装置のうち書き換え可能回数が多い順に、要求元装置の数のスレーブ装置をそれぞれ代理装置として選択してもよい。
または、マスタ装置は、スレーブ装置のうち書き換え可能回数が所定回数以上である任意の複数の装置をそれぞれ代理装置として選択してもよい。
または、マスタ装置は、スレーブ装置のうち、書き換え可能回数が閾値回数以上であり、且つ、要求元装置からの通信経路が短い順に複数のスレーブ装置を、それぞれ代理装置として選択してもよい。
(4d)ECU20がCPU21によってROM23に保存させる種々のデータ、及び、ECU30がCPU31によってROM33に保存させる種々のデータには、図7に示すように、制御用データと、制御用データではない非制御用データと、が含まれ得る。ここで、制御用データとは、上述のエンジンやブレーキなどの車両に搭載された制御対象の制御を行うためのデータである。一方、非制御用データとは、例えばダイアグデータ等といった、車両の走行に関する制御に直接的には用いられないデータである。ダイアグデータとは、ECU10において何らかの異常が生じた際に、異常が生じたこと及び異常の内容のうち少なくとも一方を表すデータである。
また、上述の種々データには、データが生成されて即時にROM23またはROM33に書き込まれるデータと、上述のセルフシャットオフ時にROM23またはROM33に書き込まれるデータとが有り得る。即時に保存される場合は、データが生成または取得されたときにデータの書き込み要求に従ってROM13にデータが書き込まれる。
非制御用データであって、セルフシャットオフ機能の実行時に書き込みが行われるデータは、走行中にECU20、30自身によって用いられるデータではなく、且つ、ECU20、30自身によって何らかの制御が行われる際の基となるデータでもない。換言すれば、非制御用データであって、セルフシャットオフ機能の実行時に書き込みが行われるデータは、データを生成した自装置が有するROM以外に保存されることに適したデータである、といえる。そこで、上述の通信システム1において、ECU20、30は、このような非制御用データであって、セルフシャットオフ機能の実行時に書き込みが行われるデータを保存データとして用いるように構成されてもよい。つまり、スレーブ装置は、非制御用データであって、セルフシャットオフ機能の実行時に書き込みが行われるデータを保存データとして用いるように構成されてもよい。
(4e)上記実施形態では、通信システム1が車両に搭載されていたが、通信システムは車両に搭載されるものでなくてもよい。例えば、通信システムは、書き換え可能なメモリを有する複数の電子制御装置を備え、該電子制御装置間で通信を実行する種々のシステムであり得る。
(4f)上記実施形態では、通信システム1において、複数のECU10−30は、共通の通信線9を介して通信プロトコルとしてのLINに基づいて通信を実行していたが、これに限定されるものではない。通信システム1において、複数のECU10−30は、共通の通信線9を介して、LIN以外のマスタ・スレーブ方式の通信プロトコルに従って通信を行うよう構成されていてもよい。
また、通信システム1において、複数のECU10−30は、共通の通信線を介して通信プロトコルとしてのCANに基づいて通信を実行してもよい。また、通信システム1では、複数のECU10−30は、通信線を介して互いに通信可能に接続され、通信プロトコルとしてのイーサネットに従って通信を実行してもよい。つまり、通信システム1において、複数のECU10−30は、通信線を介して、例えば、CANやイーサネット等といった、マスタ・スレーブ方式でない通信プロトコルに従って通信を行うように構成されていてもよい。この場合、通信システム1が備える複数のECU10−30のうちの1つがマスタ装置として作動し、残りのECUがスレーブ装置として作動するように構成されていてもよい。
(4g)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(4h)上述したECU10、ECU20、ECU30、通信システム1の他、ECU10、ECU20、ECU30のそれぞれを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、代理装置選択方法、保存要求方法、保存実行方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1 通信システム、9 通信線、10 ECU、20 ECU、30 ECU。

Claims (7)

  1. 複数の通信装置(10、20、30)と通信線(9)とを備え、前記複数の通信装置のうちの1つであるマスタ装置(10)と、前記複数の通信装置のうち前記マスタ装置以外の通信装置である複数のスレーブ装置(20、30)と、を前記通信線によって通信可能に接続する通信システム(1)であって、
    前記マスタ装置は、
    前記複数のスレーブ装置のうちの少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、前記スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する判断部(S10)と、
    前記保存要求を取得した場合に、前記複数のスレーブ装置のうち前記保存要求を送信したスレーブ装置である要求元装置以外のスレーブ装置であって前記保存データを前記要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する決定部(S50)と、
    前記代理装置に前記保存データを保存させる指示である保存指示を送信する指示部(S80)と、
    を備え、
    前記複数のスレーブ装置は、少なくとも1つの第1のスレーブ装置と少なくとも1つの第2のスレーブ装置とを備え、
    前記第1のスレーブ装置は、前記保存要求を前記マスタ装置に送信する要求部(S220)を備え、
    前記第2のスレーブ装置は、前記マスタ装置から前記保存指示を受信したか否かを判断し、前記保存指示を受信したと判断された場合に、前記保存データを取得して、前記保存データを前記第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存する実行部(S320)を備える、
    通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記書き換え可能なメモリでは、データを保存する際に前記書き換え可能なメモリにデータを書き込むことのできる回数の上限値である書込上限値が予め定められており、
    前記マスタ装置では、
    前記第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリへの書き込み回数と前記書込上限値との差である書き込み可能回数及び前記書き込み回数のうち少なくとも一方を含む状態情報を取得する状態取得部(S40)を備え、
    前記決定部は、前記状態情報に基づいて、前記要求元装置以外の第2のスレーブ装置であって少なくとも前記書き込み可能回数が予め定められた閾値回数以上である第2のスレーブ装置を前記代理装置として決定し、
    前記スレーブ装置では、
    前記状態情報を生成して、生成した前記状態情報を前記マスタ装置へ出力する情報出力部(S110)を備える
    通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムであって、
    前記マスタ装置では、
    前記決定部は、前記状態情報に基づいて、前記要求元装置以外の第2のスレーブ装置であって前記書き込み可能回数が最も大きい第2のスレーブ装置を前記代理装置として決定する
    通信システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載の通信システムであって、
    前記マスタ装置では、
    前記状態取得部は、前記第2のスレーブ装置から、前記状態情報であって、前記書き換え可能なメモリへの書き込みが正常に行われたか否かを表す正常情報を更に含む状態情報を取得し、
    前記決定部は、前記状態情報に基づいて、前記第2のスレーブ装置のうち、少なくとも前記書き換え可能なメモリへの書き込みが正常に行われている第2のスレーブ装置を前記代理装置として決定し、
    前記スレーブ装置では、
    前記第2のスレーブ装置が、前記状態情報であって前記正常情報を更に含む状態情報を生成して、生成した前記状態情報を前記マスタ装置へ出力する
    通信システム
  5. 複数のスレーブ装置と通信線によって通信可能に接続される通信装置としてのマスタ装置であって、
    少なくとも、当該マスタ装置によって送信された指示に従って、書き換え可能なメモリへのデータの書き込みを行う通信装置を前記スレーブ装置として、
    前記複数のスレーブ装置のうちの少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、前記スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する判断部(S10)と、
    前記保存要求を取得した場合に、前記複数のスレーブ装置のうち前記保存要求を送信したスレーブ装置である要求元装置以外のスレーブ装置であって前記保存データを前記要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する決定部(S50)と、
    前記代理装置に前記保存データを保存させる指示である保存指示を送信する指示部(S80)と、
    を備えるマスタ装置。
  6. マスタ装置と通信線によって通信可能に接続される複数のスレーブ装置のうちの1つのスレーブ装置であって、
    前記複数のスレーブ装置のうちの少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、前記スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する判断部(S10)と、前記保存要求を取得した場合に、前記複数のスレーブ装置のうち前記保存要求を送信したスレーブ装置である要求元装置以外のスレーブ装置であって前記保存データを前記要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する決定部(S50)と、前記代理装置に前記保存データを保存させる指示である保存指示を送信する指示部(S80)と、備える通信装置を前記マスタ装置として、
    当該スレーブ装置は、
    前記保存要求を前記マスタ装置に送信する要求部(S220)を備える
    スレーブ装置。
  7. マスタ装置と通信線によって通信可能に接続される複数のスレーブ装置のうちの1つのスレーブ装置であって、
    前記複数のスレーブ装置のうちの少なくとも1つのスレーブ装置から送信される要求であって、前記スレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存するデータである保存データを他のスレーブ装置に保存させるための保存要求、を取得したか否かを判断する判断部(S10)と、前記保存要求を取得した場合に、前記複数のスレーブ装置のうち前記保存要求を送信したスレーブ装置である要求元装置以外のスレーブ装置であって前記保存データを前記要求元装置の代わりに保存する代理装置、を決定する決定部(S50)と、前記代理装置に前記保存データを保存させる指示である保存指示を送信する指示部(S80)と、備える通信装置を前記マスタ装置として、
    当該スレーブ装置は、
    前記マスタ装置から前記保存指示を受信したか否かを判断し、前記保存指示を受信したと判断された場合に、前記保存データを取得して、前記保存データを前記第2のスレーブ装置が有する書き換え可能なメモリに保存する実行部(S320)を備える
    スレーブ装置。
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