以下、入店情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における入店管理システム1000のブロック図である。
入店管理システム1000は、入店情報処理装置1と、1以上の顧客端末2と、1以上の店員端末3とを備えている。なお、以下においては、説明の便宜上、図1に示すように、入店管理システム1000が、一台の顧客端末2と、一台の店員端末3とを備えている場合を例に挙げて説明するが、顧客端末2および店員端末3は、それぞれ、1または2以上であればよい。入店情報処理装置1と、1以上の顧客端末2と、1以上の店員端末3とは、無線や有線のネットワーク等を介して通信可能となるよう接続されている。
入店情報処理装置1は、予定情報受信部101、入店情報受信部102、退店情報受信部103、席情報格納部104、利用状況格納部105、入店処理部106、要求受信部107、利用状況送信部108、および席ロック部110を備える。
顧客端末2は、顧客受信部201、顧客表示部202、顧客受付部203、および顧客送信部204を備える。
店員端末3は、店員受信部301、店員表示部302、店員受付部303、および店員送信部304を備える。
予定情報受信部101は、予定情報を受信する。予定情報受信部101は、例えば、顧客端末2、または店員端末3から予定情報を受信する。予定情報は、予定時刻情報と、予定時刻情報に対応する顧客識別子とを有する情報である。予定時刻情報は、顧客が店舗に来店する予定時刻を特定可能な情報である。予定時刻情報は、来店する予定時刻を特定可能な情報であればどのような情報であっても良く、例えば、来店する予定時刻であっても良く、例えば、「10分後」等の現在の時刻から来店する予定時刻までの時間であっても良い。現在の時刻は、例えば、予定情報を受信した時刻であっても良く、予定情報の送信時刻であっても良く、予定情報を送信する操作を行なった時刻等であっても良い。なお、現在の時刻から来店する予定時刻までの時間には、予め上限等が設けられていても良い。ここでの店舗は、例えば、飲食店等である。飲食店とは、例えば、レストランや、喫茶店、居酒屋等の、飲食物を提供する店舗である。顧客は、例えば、店舗を利用する顧客である。ここでの顧客は、個人であっても良く、グループであっても良い。
顧客識別子は、顧客の顧客識別子である。予定情報が有する顧客識別子は、例えば、同じ予定情報が有する予定時刻情報で特定される予定時刻に来店する予定の顧客の顧客識別子ある。顧客識別子は、顧客を識別可能な情報であればどのような情報であっても良く、例えば、顧客の名前であっても良く、顧客のメールアドレスや携帯電話番号等であっても良く、顧客の会員番号等の顧客に割当てられたコード等であっても良く、これらの2以上の組合せであっても良い。来店する顧客がグループである場合、予定情報が有する顧客識別子は、代表者の顧客識別子や、グループ名等のグループの識別子等であっても良い。
予定情報は、来店する顧客の人数の情報をさらに有していても良い。また、来店する顧客の属性をさらに有していても良い。顧客の属性は、例えば、喫煙者の有無や、幼児の有無等である。
予定情報は、例えば、店舗内の席の識別子である席識別子をさらに有していても良い。予定情報が有する席識別子は、例えば、予定情報に対応する顧客が、入店時に利用する予定の席の席識別子である。例えば、予定情報が有する席識別子は、通常、現在において空席である席の席識別子である。ただし、予定情報が有する席識別子は、顧客の来店の予定時刻に空席であることが確定している席の席識別子であっても良い。ここでの空席とは、例えば、他の顧客が利用していない席や、予約が入っていない席や、後述する席ロック部110によってロックされていない席である。席識別子は、例えば、席に割当てられた番号や記号や、コード等である。ここでの席は、座席であっても良く、テーブルであっても良い。予定情報に対応する来店する予定の顧客がグループである場合、予定情報は、人数に対応する数の座席の席識別子を有していても良い。
予定情報受信部101は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。予定情報受信部101は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。かかることは、以下の他の受信部においても同様である。
入店情報受信部102は、入店情報を受信する。入店情報受信部102は、例えば、店員端末3から送信される入店情報を受信する。入店情報は、店舗に入店した顧客が利用する席の席識別子を有する情報である。入店情報は、顧客が入店したことを示す情報や、ユーザが利用する座席を指定する情報と考えてもよい。入店情報は、例えば、顧客の入店時や入店後に送信される。入店情報は、例えば、顧客の入店時であって、顧客が利用する席を決定する際に送信される。入店情報は、例えば、店舗に入店した顧客による店舗の利用状況に関する情報と考えてもよい。店舗の利用状況に関する情報とは、例えば、顧客の利用している席を示す情報や、顧客の入店時刻を示す情報や、顧客についての情報(例えば、顧客識別子等)や、顧客の人数の情報等である。入店情報が有する席識別子や、顧客が利用している席の席識別子である。
入店情報は、さらに、入店した顧客の顧客識別子や、入店時刻や、顧客の人数等の情報を有していても良い。
退店情報受信部103は、退店情報を受信する。退店情報受信部103は、例えば、店員端末3から送信される退店情報を受信する。退店情報は、例えば、顧客が退店したことを示す情報である。退店情報は、店舗に入店していた顧客が利用する席の席識別子を有する情報である。退店情報は、店舗に入店していた顧客が退店した場合に送信される情報である。顧客が退店した場合とは、顧客が代金を支払った場合やチェックアウトした場合と考えてもよく、顧客が席の利用を終了した場合と考えてもよい。退店情報は、退店したこと示す情報を有していても良く、有していなくても良い。また、退店情報は、退店時刻を有していても良く、有していなくても良い。退店情報受信部103は、退店情報を受信した場合に、退店情報を受信した時刻を退店時刻として取得しても良い。
席情報格納部104には、店舗内の席の席識別子が格納されている。席情報格納部104には、例えば、店舗内の顧客に提供されている複数の席の席識別子が格納されている。席情報格納部104には、店舗内の顧客に提供されている全ての席の席識別子が格納されていることが好ましいが、一部の席の席識別子は格納されていなくてもよい。顧客に提供されている席とは、例えば、空席である場合に、顧客が利用可能な席である。
利用状況格納部105には、利用状況情報が格納される。利用状況情報は、店舗が有する席の利用状況に関する情報であって、顧客が利用している席を特定可能な情報である。顧客が利用している席とは、例えば、実際に顧客が店舗内において利用している席である。利用状況情報は、例えば、少なくとも顧客が現在利用している席を特定可能な情報である。ここでの利用状況とは、通常、現在の利用状況や、最新の利用状況である。ただし、過去の利用状況も有していても良い。席の利用状況とは、例えば、席が顧客に利用されているか否かという状況であってもよく、席が現在利用している顧客により何時から利用されているかという状況や、どれだけの長さ利用されているかという状況であってもよい。また、席が誰に利用されているかという状況や、テーブル等の多人数で利用可能な席が何人で利用されているかという状況であってもよい。席の予約が可能な店舗に用いられる場合、顧客により利用されている席とは、顧客により予約されている席も含むと考えてよい。利用状況情報は、予約されている席について、予約されている席の席識別子と、予約されている時間を特定可能な情報とを、さらに有していても良い。予約されている時間を特定可能な情報は、例えば、予約開始時刻と予約時間の長さを示す情報との組や、予約開始時刻と、予約終了時刻との組である。なお、予約されている席については、予約されている時間の開始時刻よりも予め決められた時間だけ前の時間も、予約している顧客により利用されている席として扱うようにしてもよい。
利用状況情報は、例えば、顧客が現在利用している席の席識別子を有する情報である。利用状況情報は、例えば、顧客により利用が開始された席の席識別子を有する情報であって、顧客の退店によって利用が終了した席の席識別子については、退店したことを示す情報が対応付けられる情報であっても良い。ここでの顧客により利用が開始された席とは、現在利用中の席も、既に利用が終了した席も含む概念である。この場合、例えば、利用状況情報が有する席識別子のうちの、顧客が退店したことを示す情報が対応付けられていない席識別子を、顧客により現在利用されている席の席識別子として特定することができる。顧客が退店したことを示す情報は、退店したことを示すフラグ等の情報であってもよく、退店時刻の情報であってもよい。通常、入店していた顧客が退店することで、顧客による席の利用が終了することから、退店時刻として、席の利用が終了した時刻を用いてもよい。なお、顧客の代金支払時刻等を、退店時刻と考えてもよい。また、利用状況情報は、例えば、店舗内の顧客により利用されていない席の識別子を有する情報であってもよい。この場合、例えば、席情報格納部104等に予め格納されている店舗内の顧客が利用可能な席の席識別子から、顧客により利用されていない席の席識別子を除外することで、残った席識別子により顧客により利用されている席を特定することができる。
また、利用状況情報は、例えば、店舗内の顧客に提供されている複数の席の席識別子と、この席識別子のうちの、顧客により利用されている席の席識別子に対応付けられた、席が顧客に利用されていることを示すフラグ等の情報を有する情報であっても良い。また、例えば、利用状況情報は、店舗内の顧客に提供されている複数の席の席識別子と、各席識別子と対応付けられた、各席識別子が示す席が顧客に利用されているか否かを示すフラグ等の情報を有する情報であっても良い。店舗内の顧客に提供されている複数の席は、例えば、店舗内の顧客が利用可能な全ての席である。ただし、一部が除外されていても良い。例えば、予約専用の席等は、ここでの顧客に提供されている席から除外してもよい。
利用状況情報は、席を利用している顧客の顧客識別子や、顧客の入店時刻や、席の利用人数等の情報を有していても良い。また、席を利用していた顧客の退店時刻を有していても良い。顧客の入店時刻は、例えば、席の利用開始時刻と考えてもよい。なお、ここでの入店時刻は、日付の情報等を有していても良い。利用状況情報は、例えば、顧客により利用されている席の席識別子と、顧客識別子、顧客の入店時刻、および席の利用人数等の情報のうちの1以上と、の組を1以上有する情報であって、顧客により利用されていない席の席識別子を有する組を有さない情報である。また、利用状況情報は、店舗内の顧客が利用可能な複数の席の席識別子と、各席識別子と対応付けられた各席識別子が示す席が、顧客により利用されているか否かを示すフラグ等の情報と、各席識別子のうちの顧客により利用されている1以上の席識別子にそれぞれ対応付けられた顧客識別子、入店時刻、および席の利用人数等の情報のうちの1以上と、を有する情報である。なお、利用状況情報が入店時刻と退店時刻とを有する場合、これらの情報から顧客が席を利用中であるか否かを判断することが可能であるため、各席識別子と対応付けられた各席識別子が示す席が、顧客により利用されているか否かを示すフラグ等の情報は、省略しても良い。
利用状況格納部105は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、以下の他の格納部においても同様である。
入店処理部106は、入店情報受信部102が受信した入店情報を用いて、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を更新する。例えば、入店処理部106は、入店情報が有する席識別子が示す席が、顧客が利用している席として特定可能となるよう、利用状況情報を更新する。利用状況情報の更新は、利用状況情報に1以上の情報を追記することであってもよく、利用状況情報から1以上の情報を削除することであってもよい。
例えば、利用状況情報が、上述したように、顧客により利用されている席の席識別子を有する情報である場合、入店処理部106は、入店情報受信部102が入店情報を受信した場合に、入店情報が有する席識別子を有する情報を、利用状況格納部105に追記する。入店処理部106は、例えば、入店情報が有する席識別子と、入店情報が有する顧客識別子や、入店時刻や、利用人数の情報等を有する情報を、利用状況格納部105に追記する。入店情報が有する入店時刻を用いる代わりに、入店情報を受信した時刻を図示しない時計等から取得し、取得した時刻を入店時刻として用いるようにしてもよい。かかることは、以下においても同様である。また、このような場合、入店処理部106は、退店情報受信部103が退店情報を受信した場合に、退店情報に対応する退店時刻を、利用状況情報が有する退店情報が有する席識別子と一致する席識別子と対応付けて利用状況情報に蓄積するようにしてもよい。退店情報に対応する退店時刻としては、退店情報が有する退店時刻を用いてもよく、退店情報受信部103が退店情報を受信した時刻を用いてもよい。
また、例えば、利用状況情報が、上述したように、席識別子と、席識別子とに対応付けられた席が利用されているか否かを示すフラグ等の情報である場合、利用状況情報が有する席識別子から、入店情報が有する席識別子と一致する席識別子を検出し、検出した席識別子に対して、席が利用されていることを示すフラグ等の情報の値を付与しても良い。
また、例えば、利用状況情報が、上述したように、店舗内の顧客に提供されている複数の席の席識別子を有する情報であって、顧客により利用されている席識別子に、利用している顧客の識別子や、入店時刻等の、利用している顧客に関連した情報が対応付けられた情報である場合、入店処理部106は、利用状況情報が予め有している席識別子から、入店情報が有する席識別子と一致する席識別子を検出し、検出した席識別子に対して、入店情報受信部102が受信した入店情報が有する顧客識別子や、入店時刻等の情報を付与するようにしても良い。また、この場合においても、入店処理部106は、退店情報受信部103が退店情報を受信した場合に、退店情報に対応する退店時刻を、利用状況情報が有する退店情報が有する席識別子と一致する席識別子と対応付けて利用状況情報に蓄積するようにしてもよい。
なお、入店処理部106は、入店情報受信部102が受信した入店情報と同じ席識別子を有する利用状況情報であって、現在、顧客が利用していることを示す利用状況情報が利用状況格納部105に格納されているか否かを判断し、格納されていない場合には、受信した入店情報に対応する利用状況情報を蓄積し、格納されている場合には、受信した入店情報に対応する利用状況情報を蓄積しないようにしてもよい。顧客が利用していることを示す利用状況情報は、例えば、退店情報が付与されていない利用状況情報や、利用していることを示すフラグ等の情報が付与されていない利用状況情報等である。
要求受信部107は、状況情報を要求する情報(以下、要求情報と称す)を受信する。要求受信部107は、顧客端末2または店員端末3から、状況情報を要求する情報を受信する。状況情報は、店舗内の席の、現在の利用状況を示す情報であって、店舗の席のうちの、顧客により現在利用されていない席を特定可能な情報を有する情報である。状況情報は、例えば、顧客により現在利用されていない席を特定可能な情報のみにより構成されていてもよい。状況情報が有する顧客により現在利用されていない席を特定可能な情報は、例えば、顧客により現在利用されていない席の席識別子である。また、状況情報が有する顧客により現在利用されていない席を特定可能な情報は、例えば、顧客により現在利用されている席の席識別子であってもよい。例えば、この場合、利用状況格納部105に格納されているような店舗内の顧客に提供されている席の席識別子から、この現在利用されている席の席識別子を除外することで、顧客により現在利用されている席の席識別子を取得、すなわち特定することができる。状況情報は、例えば、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を用いて作成される。
要求受信部107は、異なる状況情報を要求する要求情報を受信してもよい。例えば、要求受信部107が受信する予定情報を入力する際に用いられる状況情報を要求する要求情報と、入店情報を入力する際に用いられる状況情報を要求する要求情報とは、異なる情報であってもよい。また、例えば、顧客端末2から受信する状況情報を要求する要求情報と、店員端末3から受信する状況情報を要求する要求情報とは、異なる要求情報であってもよい。異なる要求情報は、例えば、要求する状況情報を識別可能な要求情報であり、例えば、異なる識別子等を有する要求情報である。予定情報を入力する際に用いられる状況情報とは、予定情報を入力する際に参照される状況情報や、予定情報を受け付け可能な席の席識別子を指定するために利用される状況情報である。入店情報を入力する際に用いられる状況情報とは、入店情報を入力する際に参照される状況情報や、入店情報を受け付け可能な席の席識別子を指定するために利用される状況情報である。以下、予定情報を入力する際に用いられる状況情報を要求する要求情報を第一要求情報、入店情報を入力する際に用いられる状況情報を要求する要求情報を第二要求情報と呼ぶ。
利用状況送信部108は、状況情報を送信する。利用状況送信部108は、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を用いて、状況情報を取得し、取得した状況情報を送信する。ここでの取得は、作成や構成等を含むと考えてもよい。利用状況送信部108は、状況情報を、顧客端末2または店員端末3に送信する。
利用状況送信部108は、例えば、利用状況情報が、上述したような顧客が利用している席の席識別子を有する情報である場合や、顧客により利用が開始された席の席識別子を有する情報であって、顧客の退店によって利用が終了した席の席識別子については、退店したことを示す情報が対応付けられる情報である場合、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を用いて、顧客により現在利用されている席の席識別子を特定し、特定した席識別子を、席情報格納部104に格納されている店舗が顧客に提供する席の席識別子から除外して、残った席識別子を有する情報を状況情報として送信する。利用状況情報が、上述したような顧客により利用が開始された席の席識別子を有する情報であって、利用が終了した席については、退店したことを示す情報が対応付けられる情報である場合、顧客により現在利用されている席の席識別子は、例えば、利用状況情報が有する席識別子のうちの、退店時刻と対応付けられていない席識別子である。また、利用状況送信部108は、上記で特定した席識別子を有する情報を、状況情報として送信してもよい。また、利用状況送信部108は、上記で特定した席識別子と、席情報格納部104に格納されている席識別子とを有する情報を、状況情報として送信してもよい。
また、利用状況送信部108は、例えば、利用状況情報が、上述したような店舗が提供する席の席識別子と、各席識別子と対応付けられた顧客が現在利用しているか否かを示すフラグ等の情報を有する場合、利用状況送信部108は、利用状況情報が有する席識別子と、席識別子と対応付けられたフラグ等の情報との1以上の組等を、状況情報として送信してもよい。また、この場合、利用状況送信部108は、利用されていることを示すフラグ等の情報と対応付けられた席識別子、または利用されていないことを示すフラグ等の情報と対応付けられた席識別子を状況情報として送信してもよい。また、利用状況送信部108は、状況情報として、退店時刻と対応付けられていない席識別子を送信するようにしても良い。
利用状況送信部108が送信する状況情報は、どのような形式や構造の情報であってもよい。例えば、利用状況送信部108は、顧客が利用可能な席の席識別子をリスト状に配列した状況情報を構成して送信してもよい。
また、利用状況送信部108は、状況情報として、顧客が利用可能な席に対応した領域であって、各席の席識別子と対応付けられた予定情報または入店情報を送信するための操作を店員等から受け付けるため各領域(例えば、ボタン)を有する入力画面を表示するための情報等を構成して店員端末3に送信するようにしてもよい。この入力画面の背景画像は、店舗のフロアマップ等の画像であることが好ましく、上記の各領域は、フロアマップの各領域に対応する席が配置されている位置に配置されるようにすることが好ましい。なお、この予定情報または入店情報を受け付けるための入力画面等を表示するための情報は、店員端末3等が予め有しているようにしても良い。
利用状況送信部108は、要求受信部107が受信する異なる要求情報や、要求情報の送信元等に応じて、異なる状況情報を送信してもよい。例えば、利用状況送信部108は、顧客端末2または店員端末3から第一要求情報を受信した場合に、後述するロック情報格納部109に格納されているロック情報のうちの、現在有効なロック情報から席識別子を取得し、この席識別子を、上記のように利用状況情報を用いて取得した現在利用可能な席の席識別子から除外して得られた席識別子を有する状況情報を、予定情報を入力する際に利用する状況情報として、要求情報の送信元に送信してもよい。予定情報を入力する際に利用する状況情報を、以下、第一状況情報と呼ぶ。現在有効なロック情報とは、例えば、ロック情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻が現在時刻よりも前のロック情報であって、削除されていないロック情報である。かかることは、以下においても同様である。なお、削除されていないロック情報は、例えば、削除されたことを示すフラグ等の情報や、不使用であることを示すフラグ等の情報が付与されていないロック情報である。なお、例えば、ロック情報格納部109に現在有効なロック情報だけが格納されている場合は、現在有効なロック情報は、ロック情報格納部109に格納されている全てのロック情報である。
この場合、例えば、利用状況送信部108は、上記と同様の入力画面であって、利用状況情報を用いて取得した現在利用可能な席の席識別子から現在有効なロック情報が有する席識別子を除外して得られた各席識別子に対応する領域であって、対応する席識別子を有する予定情報を送信するための操作を顧客等から受け付けるため領域(例えば、ボタン)を有する入力画面を表示させるための情報を有する第一状況情報を構成して送信してもよい。なお、第一状況情報は、顧客端末2で表示される場合があるため、顧客識別子を有していないことが好ましい。
また、利用状況送信部108は、店員端末3から、第二要求情報を受信した場合に、後述するロック情報格納部109に格納されているロック情報のうちの、現在有効なロック情報から取得した席識別子と顧客識別子との組と、上記のように利用状況情報を用いて取得した現在利用可能な席の席識別子から、ロック情報から取得した席識別子を除外して得られた席識別子を有する状況情報とを、入店情報を入力する際に利用する状況情報として、要求情報の送信元に送信してもよい。
この場合、利用状況送信部108は、上記と同様の入力画面であって、利用状況情報を用いて取得した現在利用可能な席の席識別子から現在有効なロック情報が有する席識別子を除外して得られた席識別子に対して、この席識別子と対応付けられた予定情報を送信するための操作を顧客等から受け付けるため領域(例えば、ボタン)を有するとともに、現在有効な各ロック情報が有する席識別子と顧客識別子との各組に対して、各組の席識別子と顧客識別子とを有する入店情報を送信するための操作を顧客等から受け付けるため領域(例えば、ボタン)であって、対応する顧客識別子が表示された領域を有する上記と同様の入力画面を表示させるための情報を有する第二状況情報を構成して送信してもよい。
利用状況送信部108が状況情報を送信するタイミングやトリガー等は問わない。利用状況送信部108は、例えば、要求受信部107が受信した要求情報に応じて状況情報を作成し、作成した状況情報を要求情報の送信元となる顧客端末2または店員端末3に状況情報を送信する。利用状況送信部108は、要求情報の送信に応じて状況情報を送信してもよく、予め決められた一定または不定のタイミングで状況情報を送信してもよく、状況情報を送信するタイミングやトリガー等は問わない。利用状況送信部108が、要求情報の送信に応じて状況情報を送信しない場合、要求受信部107は省略してもよい。
なお、利用状況送信部108が、状況情報を取得する際に、席情報格納部104に格納されている席情報を利用しない場合、席情報格納部104は省略してもよい。
ロック情報格納部109には、ロック情報が格納される。ロック情報は、例えば、予定情報受信部101が受信した予定情報に対応する席(以下、入店予定席)を、少なくともこの予定情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻まで、この予定情報に対応する顧客以外の顧客が利用できないようにロックするために用いられる情報である。ロック情報は、例えば、予定情報に対応する情報と考えてもよい。ロック情報は、例えば、予定情報に対応する席である入店予定席の席識別子と、この予定情報に対応する予定時刻情報と、この予定情報に対応する顧客の顧客識別子とを有する情報である。予定情報受信部101が受信した予定情報が席識別子を有する場合、ロック情報が有する入店予定席は、予定情報が有する席識別子が示す席であってもよく、入店予定席の席識別子は、予定情報が有する席識別子であってもよい。また、入店予定席の席識別子は、顧客に現在利用されておらず、かつ後述する席ロック部110によりロックされていない席の席識別子の中から、予定情報の受信に応じて取得した一の席識別子であってもよい。また、入店予定席の席識別子は、図示しない受信部が受信した、予定情報受信部101が受信した予定情報に応じて店員端末3から送信される入店予定席を特定するための席識別子をであっても良い。ロック情報が有する予定時刻情報は、例えば、ロック情報が有する入店予定席の席識別子に対応する予定情報が有する予定時刻情報である。予定情報に対応する顧客とは、例えば、予定情報が有する顧客識別子が示す顧客である。ロック情報が有する顧客識別子は、例えば、ロック情報が有する入店予定席の席識別子に対応する予定情報が有する顧客識別子である。
なお、後述する席ロック部110等によって削除されたロック情報には、削除されたことを示すフラグ等の情報が付与されるようにしてもよい。ここでの削除は、ロック情報を無効とすることや、ロック情報を不使用とすることも含む概念である。
席ロック部110は、予定情報受信部101が受信した予定情報に応じて、少なくともこの予定情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻まで、この予定情報に対応する入店予定席を、この予定情報に対応する顧客以外の顧客が利用できないようにロックする。例えば、席ロック部110は、予定情報受信部101が受信した予定情報に応じて、現在時刻から、少なくともこの予定情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻まで、この予定情報に対応する入店予定席を、この予定情報に対応する顧客以外の顧客が利用できないようにロックする。現在時刻は、例えば、予定情報を受信した時刻であってもよく、予定情報が有する予定情報を送信する操作を受け付けた時刻や、予定情報の送信時刻であってもよい。入店予定席をロックするとは、例えば、予め決められた条件等を満たさない場合に入店予定席を顧客に利用させないことである。後述するように、席ロック部110は、予定情報受信部101が受信した予定情報に応じたロック情報を、ロック情報格納部109に蓄積することから、予定情報に応じて上記の入店予定席をロックするということは、ロック情報を用いて上記のように入店予定席をロックすることと考えてよい。
席ロック部110は、例えば、入店情報受信部102が受信した入店情報のうちの、入店予定席の席識別子を有する入店情報を用いた利用状況情報の更新を、少なくともこの入店予定席に対応する予定時刻までは、この入店予定席に対応する顧客が入店する場合以外は、入店処理部106に行なわせないようにしてもよい。例えば、席ロック部110は、ロック情報格納部109に格納されているロック情報のうちの現在有効な1以上のロック情報がそれぞれ有する入店予定席の席識別子と顧客識別子との組の中に、入店情報受信部102が受信した入店情報が有する席識別子と一致する席識別子を有する組であって、受信した入店情報が有する顧客識別子と一致しない顧客識別子を有する組があるか否かを判断し、組がある場合に、入店処理部106がこの入店情報を用いて上述したような利用状況情報を更新する処理を行なえないようにし、組がない場合には、入店処理部106がこの入店情報を用いて利用状況情報を更新する処理を行えるようにしてもよい。この処理は、例えば、入店情報受信部102が入店情報を受信した場合等に行なわれる。なお、ここでの一致の判断は、通常、完全一致であるが、顧客識別子として、顧客の名前等を用いる場合、顧客識別子が一致するか否かの判断は、部分一致としてもよい。かかることは、他の一致の判断についても同様である。
また、席ロック部110は、例えば、入店予定席の席識別子を有する入店情報が、少なくともこの入店予定席に対応する予定時刻までは、この入店予定席に対応する顧客が入店する場合以外に、店員端末3等から入店情報受信部102に対して送信されないようにすることで、入店予定席を上記のようにロックしてもよい。
例えば、席ロック部110は、入店予定席の席識別子を有する情報であって、この席識別子が示す席が、この入店予定席に対応する予定情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻まで、この予定情報に対応する顧客以外の顧客が利用できない席となるようにする席ロック情報を店舗の店員が利用する1以上の店員端末3に送信する。
例えば、席ロック部110は、利用状況送信部108が、店員端末3に入店情報を送信する際に用いられる状況情報を送信する際等に、ロック情報格納部109に格納されているロック情報のうちの現在有効なロック情報がそれぞれ有する入店予定席の席識別子と顧客識別子との組の情報と、この組のうちの一の組が有する席識別子と同じ席識別子を有する入店情報であって、この一の組の顧客識別子と同じ顧客識別子を有さない入店情報を、入店情報処理装置1に送信しないようにする処理を行なう指示や、処理を実行するアルゴリズム等と、を有する情報を、席ロック情報として、店員端末3に送信してもよい。このような席ロック情報を店員端末3に送信することで、店員端末3が、入店予定席の席識別子を有する入店情報としては、この入店予定席に対応するロック情報が有する顧客識別子を有する入店情報以外を送信できなくなり、この結果、入店予定席についての入店情報としては、入店予定席に対応する予定情報を送信した顧客の顧客識別子を有する入店情報しか送信されないようにすることができる。店員端末3が入店情報を送信しないようにする処理とは、結果的に入店情報が送信されなければどのような処理であってもよく、例えば、送信用に構成した入店情報を送信せずに破棄することであってもよく、入店情報を作成するために受け付けたり取得したりした顧客識別子および席識別子を用いて、入店情報を作成しないことであってもよい。なお、上記のような処理を行なうアルゴリズムや、処理を行なうためのタイミングやトリガー等を予め店員端末3が有している場合等においては、席ロック部110は、席ロック情報として、現在有効なロック情報がそれぞれ有する入店予定席の席識別子と顧客識別子との組を有する情報を送信するようにしても良い。
席ロック部110は、席ロック情報を送信する送信手段を有していても良く、利用状況送信部108や他の送信部(図示せず)を用いて、席ロック情報を送信してもよい。例えば、席ロック部110は、利用状況送信部108が状況情報を送信する際に、状況情報に、席ロック情報を対応づけて送信させてもよく、席ロック情報を有する状況情報を利用状況送信部108に構成させ、構成した状況情報を利用状況送信部108に送信させるようにしてもよい。席ロック部110が、席ロック情報を送信するタイミングは、例えば、要求情報を受信したタイミングや、状況情報を送信するタイミングである。ただし、タイミングは問わない。
席ロック部110は、入店予定席に対応する予定情報が有する予定時刻情報により特定される予定時刻までの時間に、この予定情報に対応する顧客が、この入店予定席の利用を開始した場合に、これ以降は、この入店予定席を、この入店予定席に対応する顧客以外の顧客が利用できるようにしてもよい。ここでの入店予定席に対応する予定情報は、入店予定席に対応するロック情報と考えてもよい。
例えば、席ロック部110が、入店情報受信部102が受信した入店情報が現在有効な一のロック情報が有する席識別子と顧客識別子との組と一致する席識別子と顧客識別子とを有すると判断した場合に、このロック情報を削除することで、この入店情報が示す顧客が退席した後は、この一のロック情報が有する席識別子が有する席は、他の顧客が利用可能な席とすることができる。ロック情報を削除するということは、例えば、ロック情報を完全に消去することであってもよく、その後の処理においてロック情報を不使用となるようにすることであってもよく、ロック情報に削除したことを示すフラグ等の情報を付与することであってもよい。
席ロック部110は、例えば、予定情報受信部101が受信した予定情報を用いてロック情報をロック情報格納部109に蓄積する。例えば、席ロック部110は、予定情報が席識別子を有する場合、予定情報が有する席識別子と、予定時刻情報と、顧客識別子と、を有するロック情報をロック情報格納部109に蓄積する。ここでの蓄積は、例えば、追記である。
席ロック部110は、予定情報が席識別子を有さない場合等においては、予定情報から入店予定席の席識別子を取得する代わりに、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報と、ロック情報格納部109に格納されているロック情報とを用いて、入店予定席の席識別子を取得しても良い。例えば、席ロック部110は、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報から、利用状況送信部108において説明した処理と同様の処理を行なって、現在利用されていない席の席識別子を取得し、さらに、ロック情報格納部109に格納されているロック情報から現在ロックされている席の席識別子を取得し、現在利用されていない席の席識別子から現在ロックされている席の席識別子を除外して残った席識別子の中から、予定情報に対応する入店予定席の席識別子を取得しても良い。現在ロックされている席とは、現在有効なロック情報が有する席識別子が示す席である。例えば、席ロック部110は、残った席識別子の中から、予定情報が有する顧客の人数分の座席や、顧客の人数に合せたサイズのテーブルの席識別子を決定して、この席識別子を入店予定席の席識別子として取得しても良い。顧客の人数に合せたテーブルや、座席等を決定する処理等は公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
なお、席ロック部110は、予定情報が有する予定時刻情報により特定される予定時刻になった場合であり、予定情報に対応する顧客が来店していないことを検知した場合に、予定情報に対応する席識別子により識別される席を他の顧客が利用できるようにしてもよい。席ロック部110は、予定情報が有する予定時刻情報により特定される予定時刻になった場合であり、予定情報に対応する顧客が来店していないことを検知した場合に、結果として、他の顧客が、予定情報に対応する席識別子により識別される席を利用できるようにすれば良く、どのようにして、予定情報に対応する席識別子により識別される席を他の顧客が利用できるようにするかは問わない。例えば、席ロック部110は、一の予定情報が有する予定時刻情報により特定される予定時刻になった場合であり、予定情報に対応する顧客が来店していないことを検知した場合に、この一の予定情報に対応するロック情報を、ロック情報格納部109から削除してもよく、この一の予定情報に対応するロック情報に削除することを示す情報を付与してもよい。また、現在ロックされている席の席識別子に、ロックされていることを示すフラグ等の情報が付与されている場合等においては、この席に付与されているフラグの情報等を削除してもよく、ロックされているフラグの代わりに、ロックされていないことを示すフラグの情報等を付与してもよい。また、この予定情報に対応するロック情報が、その後の処理等で検索対象から除外されるようにしてもよい。なお、席ロック部110は、上記の予定情報が有する予定時刻情報により特定される予定時刻になった場合であって、予定情報に対応する顧客が来店していないことを検知する処理を、例えば、ロック情報等を利用して、予め決められたタイミングや任意のタイミングで繰り返し行なうようにしても良い。
なお、席ロック部110は、既に同じ席識別子を有するロック情報であって、現在有効なロック情報がロック情報格納部109に格納されているか否かを判断し、格納されていない場合は、ロック情報を蓄積し、格納されている場合は、ロック情報を蓄積しないようにしてもよい。有効なロック情報は、削除されていることや無効であることを示すフラグ等が付与されていないロック情報や、予定時刻情報が示す予定時刻が、現在の時刻よりも後の時刻のロック情報である。
顧客端末2は、顧客が利用する情報処理端末である。顧客端末2は、例えば、コンピュータや、携帯電話、携帯情報端末、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話、タブレット型端末等により実現される。
顧客受信部201は、入店情報処理装置1から送信される情報を受信する。顧客受信部201が受信する情報は問わない。顧客受信部201は、例えば、利用状況送信部108から送信される状況情報を受信する。顧客受信部201は、例えば、入店情報処理装置1の図示しない送信部から送信される予定情報を入力するための入力画面を表示するための情報を有する第一状況情報を受信してもよい。
顧客表示部202は、情報を図示しないモニタ等に表示する。顧客表示部202が表示する情報は問わない。例えば、顧客表示部202は、例えば、顧客受信部201が受信した状況情報を表示する。顧客表示部202は、予定情報を入力するための入力画面を表示してもよい。例えば、この入力画面を表示するための情報は、顧客受信部201が受信した第一状況情報が有する情報であってもよく、予め図示しない格納部等に格納されている情報であってもよい。
顧客表示部202は、モニタ等の表示デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。顧客表示部202は、表示デバイスのドライバーソフトまたは、表示デバイスのドライバーソフトと表示デバイス等で実現され得る。かかることは、他の表示部についても同様である。
顧客受付部203は、顧客から操作を受け付ける。顧客受付部203が受け付ける操作がどのような操作であるかは問わない。操作を受け付けるということは、操作に応じた入力を受け付けることと考えてもよい。例えば、顧客受付部203は、顧客から予定情報の入力を受け付ける。顧客受付部203は、顧客表示部202が表示する予定情報を入力するための入力画面等を介して、顧客から予定情報の入力を受け付ける。また、顧客受付部203は、予定情報を送信する指示の入力を受け付けても良い。また、顧客受付部203は、状況情報の送信を要求する指示の入力を受け付けても良い。
ここでの受付とは、例えば、入力手段からの受付や、他の機器等から送信される入力信号の受信や、記録媒体等からの情報の読み出し等である。この入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。顧客受付部203は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。かかることは、他の受付部においても同様である。
顧客送信部204は、情報を入店情報処理装置1に送信する。顧客送信部204が送信する情報は問わない。顧客送信部204は、例えば、顧客受付部203が受け付けた入力に応じた情報を送信する。顧客送信部204は、例えば、顧客受付部203が受け付けた入力に応じて予定情報を送信する。また、顧客送信部204は、例えば、顧客受付部203が受け付けた状況情報の送信を要求する指示の入力に応じて、状況情報の送信を要求する要求情報を入店情報処理装置1に送信する。例えば、顧客送信部204は、第一状況情報の送信を要求する第一要求情報を送信する。
店員端末3は、店舗の店員が利用する情報処理端末である。店舗の店員は、店長や、店舗のオーナー等も含む概念である。店員端末3は、例えば、コンピュータや、携帯電話、携帯情報端末、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話、タブレット型端末等により実現される。
店員受信部301は、入店情報処理装置1から送信される情報を受信する。店員受信部301が受信する情報は問わない。店員受信部301は、例えば、利用状況送信部108から送信される状況情報を受信する。店員受信部301は、例えば、予定情報を入力するための入力画面を表示するための情報を有する第一状況情報を入店情報処理装置1から受信してもよい。店員受信部301は、例えば、入店情報を入力するための入力画面を表示するための情報を入店情報処理装置1から受信してもよい。また、店員受信部301は、例えば入店情報を入力するための入力画面を表示するための情報を有する第二状況情報を、入店情報処理装置1から受信してもよい。また、例えば、店員受信部301は、例えば、入店情報処理装置1から席ロック情報を受信する。
店員表示部302は、情報を図示しないモニタ等に表示する。店員表示部302が表示する情報は問わない。例えば、店員表示部302は、例えば、店員受信部301が受信した状況情報を表示する。店員表示部302は、例えば、店員受信部301が受信した席ロック情報を表示する。店員表示部302は、予定情報を入力するための入力画面を表示してもよい。例えば、この入力画面を表示するための情報は、店員受信部301が受信した第二状況情報が有する情報であってもよく、予め図示しない格納部等に格納されている情報であってもよい。店員表示部302は、入店情報を入力するための入力画面を表示してもよい。例えば、この入力画面を表示するための情報は、店員受信部301が受信した第二状況情報が有する情報であってもよく、予め図示しない格納部等に格納されている情報であってもよい。
店員受付部303は、店員から操作を受け付ける。店員受付部303が受け付ける操作がどのような操作であるかは問わない。操作を受け付けるということは、操作に応じた入力を受け付けることと考えてもよい。例えば、店員受付部303は、店員から予定情報の入力を受け付ける。店員受付部303は、店員表示部302が表示する予定情報を入力するための入力画面等を介して、店員から予定情報の入力を受け付ける。また、店員受付部303は、予定情報を送信する指示の入力を受け付けても良い。店員受付部303は、店員表示部302が表示する入店情報を入力するための入力画面等を介して、店員から入店情報の入力を受け付ける。また、店員受付部303は、入店情報を送信する指示の入力を受け付けても良い。また、店員受付部303は、状況情報の送信を要求する指示の入力を受け付けても良い。
店員送信部304は、情報を入店情報処理装置1に送信する。店員送信部304が送信する情報は問わない。店員送信部304は、例えば、店員受付部303が受け付けた入力に応じた情報を送信する。店員送信部304は、例えば、店員受付部303が受け付けた入力に応じて予定情報を送信する。また、店員送信部304は、例えば、店員受付部303が受け付けた状況情報の送信を要求する指示の入力に応じて、状況情報の送信を要求する要求情報を入店情報処理装置1に送信する。田尾手羽、店員送信部304は、第一状況情報の送信を要求する第一要求情報を送信する。また、店員送信部304は、例えば、店員受付部303が受け付けた入力に応じて入店情報を送信する。
また、店員送信部304は、店員受信部301が受信した席ロック情報等に応じて、入店予定席の席識別子を有する入店情報を、少なくともこの入店予定席に対応する予定時刻までは、この入店予定席に対応する顧客が入店する場合以外に、入店情報受信部102に対して送信しないようにしてもよい。例えば、店員送信部304は、店員受付部303が受け付けた入力に応じて入店情報を送信するが、店員受信部301が受信した席ロック情報に含まれる現在有効なロック情報がそれぞれ有する入店予定席の席識別子と顧客識別子との組のうちの一の組が有する席識別子と同じ席識別子を有する入店情報であって、この一の組の顧客識別子と同じ顧客識別子を有さない入店情報を、入店情報処理装置1に送信しないようにしてもよい。例えば、店員送信部304は、席ロック情報が有する現在有効な1以上のロック情報がそれぞれ有する入店予定席の席識別子と顧客識別子との組の中に、店員受付部303が入店情報を送信するために受け付けた席識別子と一致する席識別子を有する組であって、店員受付部303が入店情報を送信するために受け付けた顧客識別子と一致しない顧客識別子を有する組があるか否かを判断し、組がない場合には、店員受付部303が受け付けた席識別子と顧客識別子との組を有する入店情報を構成して入店情報処理装置1に送信し、組がある場合には、入店情報を構成せず入店情報を送信しないようにしても良い。なお、入店情報を送信する直前に、同様の判断処理を行なって、送信するか、送信しないかを決定してもよい。
次に、入店管理システム1000の入店情報処理装置1の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、利用状況格納部105には、店舗に入店した顧客についての利用状況情報が格納されており、利用状況情報のうちの、顧客が退出した利用状況情報には、入店処理部106により、退出時刻が対応付けられているものとする。
(ステップS101)要求受信部107は、顧客端末2または店員端末3から第一状況情報を要求する第一要求情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS102に進み、受信していない場合、ステップS104に進む。
(ステップS102)利用状況送信部108は、ロック情報格納部109から、予定時刻情報が示す予定時刻が現在の時刻以降であって削除されていないロック情報、すなわち現在有効なロック情報を検出し、検出したロック情報が有する席識別子を取得する。
(ステップS103)利用状況送信部108は、利用状況格納部105から、現在利用されていない席識別子を取得し、ステップS102で取得した席識別子を削除し、残った席識別子を有する第一状況情報を、第一要求情報の送信元に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS104)予定情報受信部101は、予定情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS105に進み、受信していない場合、ステップS106に進む。
(ステップS105)席ロック部110は、ステップS104で受信した予定情報に対応するロック情報をロック情報格納部109に蓄積する。例えば、席ロック部110は、席識別子と、顧客識別子と、予定時刻情報とを有する予定情報を受信した場合に、受信した席識別子と、顧客識別子と、予定時刻情報とを有するロック情報を、ロック情報格納部109に蓄積する。
(ステップS106)要求受信部107は、店員端末3から第二状況情報を要求する第二要求情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS107に進み、受信していない場合、ステップS109に進む。
(ステップS107)利用状況送信部108は、ロック情報格納部109から、現在有効なロック情報を検出し、検出したロック情報が有する席識別子と顧客識別子との組を取得する。
(ステップS108)利用状況送信部108は、利用状況格納部105から、現在利用されていない席識別子を取得し、ステップS102で取得した席識別子を削除し、残った席識別子と、およびステップS102で取得した席識別子および顧客識別子の組と、を有する第二状況情報を、第二要求情報の送信元の店員端末3に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS109)入店情報受信部102は、入店情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS110に進み、受信していない場合、ステップS116に進む。
(ステップS110)席ロック部110は、ステップS109で受信した入店情報が、現在ロックされている席に対する入店情報であるか否かを判断する。例えば、入店情報が有する席識別子が、ロック情報格納部109に格納されているロック情報のうちの、現在有効なロック情報が有する席識別子のいずれか一つと一致するか否かを判断し、一致する場合、現在ロックされている席に対する入店情報であると判断し、一致ない場合、現在ロックされていない席に対する入店情報であると判断する。現在ロックされている席に対する入店情報である場合、ステップS111に進み、現在ロックされている席に対する入店情報でない場合、ステップS114に進む。
(ステップS111)席ロック部110は、ステップS109で受信した入店情報が有する顧客識別子が、ステップS110において、入店情報の席識別子と一致する席識別子を有すると判断されたロック情報の顧客識別子と一致するか否かを判断する。一致する場合、ステップS112に進み、一致しない場合、ステップS115に進む。
(ステップS112)入店処理部106は、ステップS109で受信した入店情報を用いて、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を更新する。例えば、受信した入店情報が有する顧客識別子と、席識別子と、受信した入店情報について取得した入店時刻とを有する利用状況情報を追記する。
(ステップS113)席ロック部110は、ステップS111で一致すると判断された顧客識別子を有する現在有効なロック情報を削除する。例えば、削除したことを示すフラグを、このロック情報に付与してもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS114)入店処理部106は、ステップS109で受信した入店情報に応じて、利用状況情報を更新する。なお、入店処理部106は、例えば、入店情報受信部102が受信した入店情報と同じ席識別子を有する利用状況情報であって、現在、顧客が利用していることを示す利用状況情報が利用状況格納部105に格納されているか否かを判断し、格納されていない場合には、受信した入店情報に対応する利用状況情報を蓄積し、格納されている場合には、受信した入店情報に対応する利用状況情報を蓄積しないようにしてもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS115)席ロック部110は、入店情報が有する席識別子が示す席がロックされている旨を示す情報を、利用状況送信部108等を介して、入店情報の送信元となる店員端末3に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS116)退店情報受信部103が、退店情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS117に進み、受信していない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS117)入店処理部106は、ステップS116で受信した退店情報を用いて利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を更新する。例えば、ステップS116で受信した退店情報が有する席識別子と一致する席識別子を有する利用状況情報であって、現在顧客が利用中であることを示す利用状況情報に、受信した退店情報に対応する退店時刻を付与する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、例えば、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、入店管理システム1000の顧客端末2の動作の一例について説明する。
顧客受付部203が、予定情報の入力画面を出力する操作を顧客から受け付けると、顧客送信部204は、予定情報の入力時に利用される第一状況情報を要求する第一要求情報を入店情報処理装置1に送信する。顧客受信部201は、この第一要求情報の送信に応じて、入店情報処理装置1の利用状況送信部108から送信される第一状況情報を受信する。顧客表示部202は、顧客受信部201が受信した第一状況情報に対応する予定情報の入力画面を表示する。顧客受付部203が予定情報の入力画面から、顧客識別子および予定時刻情報等を入力し、予定情報を送信する操作を行なうと、予定情報が入店情報処理装置1に送信される。なお、顧客受付部203は、さらに、現在、他のユーザに利用されていない席であって、他のユーザの予定情報によってロックされていない席を指定する操作を受け付けるようにし、この指定された席に対応する席識別子を有する予定情報を送信するようにしてもよい。
なお、顧客端末2の処理は、例えば、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、入店管理システム1000の店員端末3の動作の一例について説明する。
店員受付部303が、予定情報の入力画面を出力する操作を店員から受け付けると、店員送信部304は、予定情報の入力時に利用される第一状況情報を要求する第一要求情報を入店情報処理装置1に送信する。店員受信部301は、この第一要求情報の送信に応じて、入店情報処理装置1の利用状況送信部108から送信される第一状況情報を受信する。店員表示部302は、店員受信部301が受信した第一状況情報に対応する予定情報の入力画面を表示する。店員受付部303が予定情報の入力画面から、予定情報に対応する顧客の顧客識別子および予定時刻情報等を入力し、予定情報を送信する操作を行なうと、予定情報が入店情報処理装置1に送信される。なお、店員受付部303は、さらに、現在、他の顧客に利用されていない席であって、他の顧客の予定情報によってロックされていない席を指定する操作を受け付けるようにし、この指定された席に対応する席識別子を有する予定情報を送信するようにしてもよい。
店員受付部303が、入店情報の入力画面を出力する操作を店員から受け付けると、店員送信部304は、入店情報の入力時に利用される第二状況情報を要求する第二要求情報を入店情報処理装置1に送信する。店員受信部301は、この第二要求情報の送信に応じて、入店情報処理装置1の利用状況送信部108から送信される第二状況情報を受信する。店員表示部302は、店員受信部301が受信した第二状況情報に対応する入店情報の入力画面を表示する。この入力画面においては、例えば、ロックされている席に対応する席識別子が表示される。店員受付部303が入店情報の入力画面から、入店する顧客が利用する席の席識別子を指定する操作等を受け付け、入店情報を送信する操作を行なうと、店員送信部304は、図示しない時計等から取得した現在の時刻を有する入店情報を入店情報処理装置1に送信する。なお、現在の時刻は送信しないようにしてもよい。なお、指定する席が、入店予定席である場合には、店員受付部303は、入店する顧客の顧客識別子を入力する操作をさらに受け付けるようにし、店員送信部304が、受け付けた顧客識別子を有する入店情報を送信するようにする。店員受信部301が、入店情報に対応する席がロックされている旨の情報を入店情報処理装置1から受信すると、店員表示部302が、このロックされている旨の情報を表示する。
店員受付部303が、顧客が退店した場合に、退店した顧客が利用していた席識別子を受け付けると、店員送信部304は、受け付けた席識別子と、図示しない時計等から取得した現在の時刻とを有する退店情報を入店情報処理装置1に送信する。なお、現在の時刻は送信しないようにしてもよい。
なお、顧客端末2の処理は、例えば、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
(具体例)
以下、本実施の形態における入店管理システム1000の具体的な動作の一例について説明する。ここでは、顧客端末2および店員端末3がいわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話であるとする。なお、ここでは、説明を簡略化するため、店舗が、席の予約を受け付けない店舗である場合について説明する。ここでは、入店情報処理装置1が、店舗Aという店舗の利用状況等の情報を管理する装置である場合を例に挙げて説明する。
図3は、席情報格納部104に格納されている席識別子を管理する席管理表である。席管理表は、「席ID」という属性を有している。「席ID」は、席識別子である。席管理表が有する席識別子は、店舗内の顧客に対して提供されている席の席識別子である。ここでは、一例として、席管理表が有する席識別子は、店舗内の全ての席の席識別子であるとする。また、ここでの席は、説明の便宜上、全てテーブルであるとする。
図4は、利用状況格納部105に格納されている利用状況情報を管理する利用状況管理表の一例を示す図である。利用状況管理表は、「席ID」、「顧客ID」、「人数」、「入店時刻」、および「退店時刻」の情報を有している。「席ID」は、席識別子である。「顧客ID」は顧客識別子であり、ここでは、顧客の名前であるとする。「人数」は、席を利用している人数である。「入店時刻」は入店時刻である。「退店時刻」は退店時刻であり、退店時刻が「Null」、すなわち空欄であるレコード(行)は、顧客が退店していないレコードであることを示している。この利用状況格納部105には、利用が開始された席の席識別子を有する情報が、入店情報に応じて蓄積されるものとする。ここでは、本日の利用状況情報だけが格納されているものとする。なお、「顧客ID」や「人数」等は、省略してもよい。
図5(a)および図5(b)は、ロック情報格納部109に格納されているロック情報管理表の一例を示す図である。ロック情報管理表の各レコード(行)が、各ロック情報を示している。ロック情報管理表は、「席ID」、「顧客ID」、「予定時刻」、および「削除」という情報を有している。「席ID」は、入店予定席の席識別子、「顧客ID」は、予定情報を送信した顧客端末2を利用する顧客の顧客識別子、「予定時刻」は、予定時刻情報、「削除」は、削除されているロック情報に付与されるフラグであり、値が「1」であるロック情報は削除済のロック情報であることを示している。ここでは、本日のロック情報だけが格納されているものとする。
名前が「山下I郎」である顧客Uが、店舗Aを利用しようと考え、予定情報の入力画面を表示するための操作を、店外において、顧客端末3に対して行なったとする。顧客受付部203がこの操作を受け付けると、顧客送信部204が、入店情報処理装置1に対して、予定情報の入力時に利用される第一状況情報を要求する第一要求情報を送信する。
入店情報処理装置1の要求受信部107が、第一要求情報を顧客端末2から受信すると、利用状況送信部108は、図4に示した利用状況管理表から、「退店時刻」の値が「Null」、すなわち空欄である全てのレコード(行)を検出し、検出したレコードの「席ID」の値「a101」、「a102」、「a105」〜「a107」を取得する。そして、図3に示した席管理表が有する「席ID」の値から、取得した「席ID」の値と一致しない「席ID」を取得する。ここでは、「a103」〜「a104」、「a108」〜「a112」が取得されたとする。また、利用状況送信部108は、図5(a)に示したロック情報格納部109に格納されているロック情報を管理するロック情報管理表から、「予定時刻」の値が現在の時刻よりも後であって、「削除」の値が「1」ではない現在有効なロック情報のレコードを検出し、検出したレコードの「席ID」の値を取得する。ここでの現在の時刻が「20時20分」であったとすると、ロック情報管理表からは、「a103」が取得する。そして、上記で席管理表を用いて取得した「席ID」から、この席識別子「a103」を削除して、顧客が現在、予定情報により確保可能な席の席識別子「a104」、「a108」〜「a112」を取得する。そして、利用状況送信部108は、図示しない格納部から、予め格納されている店舗A内の席の配置を示すフロアマップの画像であって、席識別子に対応する席が配置されている位置の座標が既知である画像を読み出し、上記で取得した確保可能な各席の席識別子に対応する座標に、各席識別子を有する予定情報を送信するためのボタンを配置して、入力画面を表示するための情報を取得する。この情報が、ここでは、入力時に利用される第一状況情報であるとする。そして、利用状況送信部108は、取得した第一状況情報を、状況情報を要求する情報を送信した顧客端末2に送信する。
顧客端末2の顧客受信部201が、第一状況情報を受信すると、顧客表示部202は、受信した第一状況情報を表示する。
図6は、顧客表示部202がモニタ202aに表示した第一状況情報の表示例を示す図である。図において、各席(ここではテーブル)には、対応する席識別子が表示されているようにする。席識別子「a104」、「a108」〜「a112」にそれぞれ対応する席には、それぞれの席についての予定情報を送信する操作を受け付けるためのボタン61〜66が配置されている。なお、このモニタ202aは表面にタッチパネルを備えているものとする。
ここで、顧客Uが、表示されている画像の、席識別子「a104」に対応する席上に配置されたボタン61を指でタップしたとすると、顧客表示部202は、顧客識別子である名前と、店舗Aに到着する予定時刻との入力を受け付ける入力受付画面を表示する。入力受付画面の情報は、顧客端末2の図示しない格納部等に予め格納されていてもよく、入店情報処理装置1から受信してもよく、第一状況情報の一部として受信していてもよい。
図7は、顧客表示部202が表示する入力受付画面の表示例を示す図である。
顧客Uが、図7に示した入力受付画面の入力フィールド71に、顧客Uの顧客識別子である「山下I郎」を入力し、入力フィールド72に、店舗Aへの入店の予定時刻、すなわち店舗Aに到着する予定時刻である「20時50分」を入力し、送信ボタン73をタップしたとすると、顧客受付部203は、入力された情報と、予定情報を送信する指示と、タップしたボタン61に対応する席識別子「a104」とを受け付け、顧客送信部204が、顧客識別子「山下I郎」と、予定時刻情報「20時50分」と、席識別子「a104」と、を有する予定情報を入店情報処理装置1に送信する。
入店情報処理装置1の予定情報受信部101が、顧客端末2から予定情報を受信すると、席ロック部110は、予定情報が有する顧客識別子「山下I郎」と、予定時刻情報「20時50分」と、席識別子「a104」とを有するロック情報を、図5(a)に示したロック情報管理表に追記する。
図5(b)は、席ロック部110がロック情報を追記したロック情報管理表を示す図である。ここでは、一番下のレコード(行)が、新たに追記されたロック情報のレコードであるとする。
その後、「20時42分」に顧客Uが、店舗Aに到着し、店員Bに、席を確保している旨と、顧客識別子である自分の名前「山下I郎」を告げたとする。
店員Bが、店員端末3に対して、来店した顧客についての入店情報を入力するための入力画面を表示するための操作を行なったとする。店員受付部303がこの操作を受け付けると、店員送信部304が、入店情報処理装置1に対して入店情報の入力時に利用される第二状況情報を要求する第二要求情報を送信する。
入店情報処理装置1の要求受信部107が、第二要求情報を顧客端末2から受信すると、利用状況送信部108は、図4に示した利用状況管理表から、「退店時刻」の値が「Null」である全てのレコード(行)を検出し、検出したレコードの「席ID」の値を取得する。なお、ここでは、説明の便宜上、利用状況管理表は、図4に示した状態から変わっていなかったとする。そして、図3に示した席管理表が有する「席ID」の値から、取得した「席ID」の値と一致しない「席ID」を取得する。ここでは、上記と同様に、「a103」〜「a104」、「a108」〜「a112」が取得されたとする。また、利用状況送信部108は、図5に示したロック情報管理表から、「予定時刻」の値が現在の時刻よりも後であって、「削除」の値が「1」ではないレコードを検出し、検出した各レコードから「席ID」の値と「顧客ID」の値との組を取得する。ここでの現在の時刻が「20時42分」であるため、ロック情報管理表から、「a103」と「a104」とを取得する。そして、上記で席管理表を用いて取得した「席ID」から、この席識別子「a103」と「a104」とを削除して、入店する全ての顧客が現在、利用可能な席の席識別子「a108」〜「a112」を取得する。そして、利用状況送信部108は、図示しない格納部から、予め格納されている店舗A内の席の配置を示す平面図の画像であって、席識別子に対応する席が配置されている位置の座標が既知である画像を読み出し、上記で取得した入店する全ての顧客が現在、利用可能な席の席識別子「a108」〜「a112」にそれぞれ対応する座標に、各席識別子を有する入店情報を送信するためのボタンを配置した入力画面であって、ロック情報管理表から取得した各席識別子「a103」および「a104」に対応する座標に、各席識別子と、入店する顧客の顧客識別子と、を有する入店情報を送信するためのボタンを配置した入力画面を表示するための情報を取得する。なお、各ロック情報から取得した席識別子に対応するボタン上には、同じロック情報から取得した顧客識別子が配置されるようにする。このような入力画面を表示するための情報が、ここでは、第二状況情報であるとする。そして、利用状況送信部108は、取得した第二状況情報を、状況情報を要求する情報を送信した店員端末3に送信する。
店員端末3の店員受信部301が、第二状況情報を受信すると、店員表示部302は、受信した第二状況情報を表示する。
図8は、店員表示部302がモニタ302aに表示した第一状況情報の表示例を示す図である。図において、各席(ここではテーブル)には、対応する席識別子が表示されている。席識別子「a108」〜「a112」にそれぞれ対応する席には、それぞれの席についての入店情報を送信する操作を受け付けるためのボタン81〜85が配置されている。また、席識別子「a103」および「a104」にそれぞれ対応する席には、それぞれの席についての入店情報を送信する操作を受け付けるためのボタンであって、それぞれの席に対応する予定情報が有する顧客識別子が表示されたボタン86およびボタン87が配置されている。なお、このモニタ302aは表面にタッチパネルを備えているものとする。
ここで、店員Bが、表示されている画像から、来店した顧客が告げた顧客識別子「山下I郎」と一致する顧客識別子が表示されたボタン87を目視で検出し、検出したボタン87をタップしたとすると、店員受付部303が、この操作を受け付け、店員表示部302が、入店情報の入力を受け付ける画面であって、顧客識別子である名前の入力を受け付ける入力フィールドを有する画面である入力受付画面を表示する。入力受付画面の情報は、店員端末3の図示しない格納部等に予め格納されていてもよく、入店情報処理装置1から受信してもよい。
図9は、顧客表示部202が表示する入力受付画面の表示例を示す図である。
店員Bが、図9に示した入力受付画面の、顧客識別子である名前を入力する入力フィールド91に名前「山下I郎」、利用人数を入力する入力フィールド92に人数「4」を入力し、送信ボタン93をタップしたとすると、店員受付部303は、入力された情報と、入店情報を送信する指示とを受け付け、店員送信部304が、顧客識別子「山下I郎」と、人数「4」と、図示しない時計等から取得した現在の時刻「20時42分」と、ボタン87に対応する席識別子「a104」とを有する入店情報を入店情報処理装置1に送信する。
入店情報受信部102が、店員端末3から入店情報を受信すると、席ロック部110は、入店情報が有する席識別子「a104」と現在の時刻「20時42分」とを取得し、図6に示したロック情報管理表の、現在有効なロック情報のレコードから、「席ID」の値が、この席識別子「a104」と一致するレコードを検索する。ここでは、このようなレコードが検出されたとすると、席ロック部110は、さらに、このレコードの「顧客ID」と、入店情報が有する「顧客ID」とが一致するか否かを判断する。ここでは、検出されたレコードから取得した「顧客ID」が「山下I郎」であり、入店情報が有する「顧客ID」が「山下I郎」であるため、一致すると判断される。一致すると判断された場合、受信した入店情報が、現在有効な特区情報に対応する入店予定席に、この入店予定席に対応する顧客が入店することになったことを示す入店情報と判断されたことと考えられる。一致すると判断された場合、入店処理部106は、この入店情報が有する顧客識別子「山下I郎」を「顧客ID」、人数「4」を「人数」、この入店情報が有する現在の時刻「20時42分」を「入店時刻」、と、この入店情報が有する席識別子「a104」を「席ID」として有する利用状況情報のレコード(行)を、図4に示す利用状況情報管理表に追記する。
図10は、入店情報に対応した利用状況情報を追記した利用状況情報管理表を示す図である。
そして、席ロック部110は、図6に示したロック情報管理表の上記で検出した「席ID」の値が、この席識別子「a104」と一致するレコードであって、「予定時刻」が現在の時刻「20時42分」よりも後の時刻であるレコードの「削除」の値を「1」に更新する。
ここで、仮に、上記において、来店よりも前に予定情報を送信した顧客Uの代わりに、来店より前に予定情報を送信していない顧客Jが来店したとする。
そして、店員Bが顧客Uに口頭で予定情報を送信していないことを確認したうえで、上記と同様の操作を店員端末3に行なって、図8に示すような第一状況情報の画面を表示させ、顧客識別子である名前が表示されていないボタンの一つであるボタン81をタップしたとする。このボタン81は、店員Bが、来店した顧客Jを案内しようとする席に対応する位置に配置されたボタンであるとする。店員端末3の店員受付部303は、この操作を受け付け、店員表示部302が、図9と同様の入店情報の入力を受け付けるための入力受付画面を表示する。
そして、店員Bが、図9と同様の入力受付画面の、顧客識別子である名前を入力する入力フィールド91に顧客Jの名前「大山K枝」、利用人数を入力する入力フィールド92に来店した人数「4」を入力し、送信ボタン93をタップしたとすると、店員受付部303は、入力された情報と、入店情報を送信する指示とを受け付け、店員送信部304が、顧客識別子「大山K枝」と、人数「4」と、図示しない時計等から取得した現在の時刻「20時42分」と、ボタン87に対応する席識別子「a108」とを有する入店情報を入店情報処理装置1に送信する。なお、ロック情報に対応していないボタンを押した場合に表示される入力受付画面においては、顧客識別子である顧客の名前の入力は省略してもよい。例えば、顧客識別子の入力フィールドを省略してもよい。
入店情報受信部102が、店員端末3から入店情報を受信すると、席ロック部110は、入店情報が有する席識別子「a108」と現在の時刻「20時42分」とを取得し、図6に示したロック情報管理表から、「席ID」の値が、この席識別子「a108」と一致するレコードであって、「削除」の値が「1」ではなく、「予定時刻」が現在の時刻「20時42分」よりも後の時刻であるレコード(行)を検索する。ここでは、このようなレコードが検出されなかったとすると、入店処理部106は、この入店情報が有する顧客識別子「大山K枝」を「顧客ID」、人数「4」を「人数」、この入店情報が有する現在の時刻「20時42分」を「入店時刻」、と、この入店情報が有する席識別子「a108」を「席ID」として有する利用状況情報のレコード(行)を、図4に示す利用状況情報管理表に追記する。
また、上記のように、顧客Uが来店して、店員が図8に示すような第一状況情報の画面を表示させた後、店員が、顧客Uから告げられた名前「山下I郎」が配置されたボタン87を押す代わりに、誤って、他の名前が配置されたボタン86を押したとする。そして、次に表示される図9と同様の入力画面において、店員Bが、図9に示した入力受付画面の、顧客識別子である名前を入力する入力フィールド91に顧客Uの名前「山下I郎」、利用人数を入力する入力フィールド92に来店した人数「4」を入力し、送信ボタン93をタップしたとすると、店員受付部303は、入力された情報と、入店情報を送信する指示とを受け付け、店員送信部304が、顧客識別子「山下I郎」と、人数「4」と、図示しない時計等から取得した現在の時刻「20時42分」と、ボタン87に対応する席識別子「a104」と、を有する入店情報を入店情報処理装置1に送信する。
入店情報受信部102が、店員端末3から入店情報を受信すると、席ロック部110は、入店情報が有する席識別子「a104」と現在の時刻「20時42分」とを取得し、図6に示したロック情報管理表から、「席ID」の値が、この席識別子「a104」と一致するレコードであって、「削除」の値が「1」ではなく、「予定時刻」が現在の時刻「20時42分」よりも後の時刻であるレコード(行)を検出する。ここでは、このようなレコードが検出されたとすると、席ロック部110は、さらに、このレコードの「顧客ID」と、入店情報が有する「顧客ID」とが一致するか否かを判断する。ここでは、検出されたレコードから取得した「顧客ID」が「鈴木H之」であり、入店情報が有する「顧客ID」が「山下I郎」であるため、一致しないと判断される。一致しないと判断された場合、入店処理部106は、この入店情報に対応する利用状況情報を蓄積せず、利用状況送信部108が、入店情報の送信元の店員端末3に、指定された席は、他の顧客によってロックされている旨の情報を送信する。
店員端末3の店員受信部301がこの情報を受信すると、店員表示部302は、モニタ302aに、受信した情報を表示する。
図11は、店員表示部302による受信した情報の表示例を示す図である。
なお、予定情報を送信していないユーザJが来店した際において、図8に示すような画面において、店員Bが誤って、顧客の名前が表示されている予定情報に対応したボタン86や87を押したとし、図9に示す画面において、ユーザJの名前である「大山K枝」と来店人数「4」とを入力フィールド91および入力フィールド92に入力して、送信ボタン93をタップして入店情報を送信した場合においても、上記と同様に、席ロック部110により、入店情報により検出されるロック情報の「顧客ID」と、入店情報の顧客識別子「大山K枝」と、が一致しないため、入店情報に対応する利用状況情報が蓄積されず、ロックされている旨の情報が店員端末3に表示されることとなる。
また、顧客Uが送信した予定情報に応じて蓄積されるロック情報は、席識別子として「a104」を有し、予定時刻情報が示す予定時刻が「20時50分」であるロック情報であるため、仮に、顧客Uがこの予定時刻までに来店しなかった場合において、入店情報受信部102が、この予定時刻よりも後に来店した他の顧客Lについての入店情報であって、この顧客Lが利用する席の席識別子である「a104」を有する入店情報を受信した際には、上記の顧客Uに対応するロック情報は、予定時刻情報が示す予定時刻「20時50分」が現在の時刻よりも後であることから、席ロック部110によって検出されないため、この予定情報に対応する席識別子が「a104」である席は、ロックされていない席として扱われ、この顧客Lが利用する席となるよう、利用状況情報が更新される。これにより、予定時刻が過ぎたロック情報に対応する席についてはロックが解除されることとなり、どの顧客でも利用可能となる。つまり、ロック情報が示す予定時刻を過ぎると、このロック情報に対応する予定情報を送信した顧客による席の確保は解除される。
なお、上記においては、席ロック部110が、入店情報を用いて入店予定席を利用できるようにするか否かを判断する例について説明したが、例えば、利用状況送信部108が第二状況情報を送信する際等に、席ロック部110が、現在有効なロック情報が有する席識別子と顧客識別子との1以上の組と、入店情報を送信するための操作等を店員受付部303が受け付ける際に、この1以上の組の中に送信する入店情報に含まれる席識別子と一致する席識別子を有する組があるか否かを判断し、一致する席識別子を有する組がある場合、さらに、この組に含まれる顧客識別子が、送信する入店情報に含まれる顧客識別子と一致するか否かを判断し、一致する場合にだけ、入店情報を送信できるようにする処理を店員端末3に実行させる指示や、アルゴリズム等を、席ロック情報として店員端末3に送信してもよい。なお、上記のような処理の実行を指示する情報がなくても、店員端末3が同様の処理を実行できる場合、この処理の実行を指示する情報等は省略してもよい。
例えば、席ロック部110は、利用状況送信部108が第二状況情報を送信する際に、図6に示したようなロック情報管理表から、「予定時刻」が現在時刻よりも後であり、「削除」が「1」ではない現在有効なロック情報のレコードを検出する。そして、検出した各レコードの「席ID」と「顧客ID」との組の情報と、上記のような処理を店員端末3に指示する情報とを、有する席ロック情報を店員端末3に送信する。そして、店員端末3の店員表示部302が表示する図8に示すような第二状況情報に表示されている席に配置されたボタンが、店員によりタップされた場合、店員表示部302は図9に示すような入力画面を表示する。そして、入力フィールド91等に入店する顧客の顧客識別子等が入力され、入店情報を送信する送信ボタン93が押された場合に、店員送信部304は、上記で受信した席ロック情報が有する「席ID」と「顧客ID」との組の中に、タップされたボタンに対応する席識別子と一致する「席ID」を有する組があるか否かを判断し、一致する組がなければ、入力された情報等を有する入店情報を入店情報処理装置1に送信する。また、一致する組がある場合には、店員送信部304は、さらに、一致する組の「顧客ID」が、入力フィールド91に入力された入店する顧客の顧客識別子と一致するか否かを判断し、一致する場合は、入力された情報等を有する入店情報を入店情報処理装置1に送信し、一致しなければ、入店情報を送信しないようにすることで、入店予定席の利用をロックするようにしても良い。そして、入店情報処理装置1の入店情報受信部102が入店情報を受信した場合、席ロック部110が上述したような判断処理を行なわないようにして、入店処理部106が入店情報に応じて利用状況情報を更新するようにしてもよい。
なお、上記の具体例においては、顧客端末2から予定情報を送信するようにしたが、顧客が店員に電話等を介して席の確保を依頼した場合等においては、店員が、店員端末3において、顧客端末2と同様の操作を行なって、予定情報に必要な情報を入力して、予定情報を送信するようにしても良い。
以上、本実施の形態によれば、一の顧客が顧客端末を用いて送信した予定情報が指定する席を、予定情報が示す予定時刻まで他の顧客が利用できないようロックすることができ、顧客が来店する予定時刻まで席を確保しておくことができる。
なお、上記実施の形態においては、入店管理システム1000が一の店舗についての情報を処理する場合について説明したが、入店管理システム1000が複数の店舗についての情報を処理するようにしてもよい。例えば、処理に利用される情報に店舗の識別子等を対応付けることで、それぞれの店舗の情報を識別して、店舗毎に情報を処理することが可能となる。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(例えば、予定情報受信部101、入店情報受信部102、および退店情報受信部103等)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記各実施の形態における入店情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、顧客が店舗に来店する予定時刻を特定可能な情報である予定時刻情報と、この顧客の顧客識別子とを有する予定情報を受信する予定情報受信部と、予定情報に応じて、少なくともこの予定情報が有する予定時刻情報が示す予定時刻まで、この予定情報に対応する席である入店予定席を、この予定情報に対応する顧客以外の顧客が利用できないようにロックする席ロック部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図12は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による入店情報処理装置等を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図12において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図13は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図13において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による入店情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による入店情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。