JP2019148549A - カレンダ機構、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

カレンダ機構、ムーブメントおよび時計 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構を提供する。【解決手段】カレンダ機構10は、第1軸C1を中心として1日で1回転する小月日回し車25と、月末つめ53を有し、1ヶ月で1回転する日車50と、小月日回し車25に設けられ、変位しながら小月日回し車25と同期して回転し、1ヶ月の日数が30日以下の小月のうち、2月以外の月の末日に月末つめ53を押して日車50を第1角度回転させ、閏年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第1角度よりも大きい第2角度回転させ、平年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第2角度よりも大きい第3角度回転させる小月日送りつめ35と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、カレンダ機構、ムーブメントおよび時計に関するものである。
月日の表示が可能なカレンダ付時計において、1ヶ月の日数が30日以下の小月の月末に2日分の日送りを行うことにより、日修正を最低限に抑えるようにしたカレンダ機構は周知である。
例えば、下記特許文献1には、5個の駆動歯を有する月衛星部と、日付ランナと同心で月衛星部と直接駆動関係にある固定遊星トゥースセットと、を有する遊星歯車機構を備えたカレンダ機構が記載されている。
また、下記非特許文献1には、制御カムと、制御カムにより操作される月表示ロッキングアームと、月表示ロッキングアーム回しつめと、日車回しつめと、互いに同軸となるように配置された月星車(月車)および日車と、を備えたカレンダ機構が記載されている。
また、平年の2月の月末に4日分の日送りを行い、閏年の2月の月末に3日分の日送りを行い、2月以外の小月の月末に2日分の日送りを行うカレンダ機構がある(例えば、非特許文献2参照)。非特許文献2には、メインレバーと、メインレバーを1日に1回揺動させる24時間車爪と、24時間車爪によるメインレバーの揺動角を月によって変化させる48ヵ月カムと、揺動するメインレバーにより1日に少なくとも1歯分回転する日車と、を備えたカレンダ機構が記載されている。非特許文献2に記載のカレンダ機構では、メインレバーに、24時間車爪による揺動の最終段階で日車を1日に1歯分回転させる突起と、小の月の月末にメインレバーの揺動角に応じて日車を追加で回転させるメイン爪レバーと、が設けられている。
特許第4624848号公報
松崎壮一郎、「クロノス日本版」、(株)シムサム・メディア、2011年2月3日、p114−p115 松崎壮一郎、「クロノス日本版」、(株)シムサム・メディア、2011年2月3日、p108−p111
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術にあっては、複数の歯車を用いた遊星歯車機構を備えるため、構成が複雑である。また、上記特許文献1および非特許文献1に記載の従来技術にあっては、小月の月末に2日分の日送りを行うので、毎年2月の月末には、手動で追加の日送りを行う必要が生じる。また、上記非特許文献2に記載の従来技術にあっては、メインレバーを毎日揺動させるので、メインレバーの揺動に要する分、24時間車爪を駆動する輪列にかかる負荷が高くなる可能性がある。
そこで本発明は、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構、ムーブメントおよび時計を提供するものである。
本発明のカレンダ機構は、所定軸を中心として1日で1回転する小月日回し車と、月末つめを有し、1ヶ月で1回転する日車と、前記小月日回し車に設けられ、変位しながら前記小月日回し車と同期して回転し、1ヶ月の日数が30日以下の小月のうち、2月以外の月の末日に前記月末つめを押して前記日車を第1角度回転させ、閏年の2月の末日に前記月末つめを押して前記日車を前記第1角度よりも大きい第2角度回転させ、平年の2月の末日に前記月末つめを押して前記日車を前記第2角度よりも大きい第3角度回転させる小月日送りつめと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来技術のように複雑な遊星歯車機構を用いることなく、小月日回し車と、小月日送りつめと、月末つめを有する日車と、により、簡単な構成でカレンダ機構を構成できる。また、小月日送りつめは、1ヶ月の日数が30日以下の小月のうち、2月以外の月の末日に月末つめを押して日車を第1角度回転させ、閏年の2月の末日に月末つめを押して日車を第1角度よりも大きい第2角度回転させるので、閏年の2月の月末に行う日送りの日数を、小月のうち2月以外の月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。また、小月日送りつめは、平年の2月の末日に月末つめを押して日車を第2角度よりも大きい第3角度回転させるので、平年の2月の月末に行う日送りの日数を、閏年の2月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。これにより、従来技術では手動で行っていた2月の月末の日送りを、平年および閏年のいずれにおいても自動で行うことが可能となる。さらに、小月日送りつめは、小月の末日に月末つめを押して日車を回転させるので、小月日送りつめが設けられた小月日回し車を駆動する輪列にかかる負荷が増大する期間を小月の末日のみにすることができる。したがって、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構を提供できる。
上記のカレンダ機構において、前記小月日回し車と同軸に設けられるとともに、1年で1回転する月カムと、前記月カムに回転可能に支持された年カムと、前記年カムを前記月カムに対して自転させる駆動機構と、前記月カムの外周面および前記年カムの外周面に摺接する摺接部を備えるとともに、前記小月日回し車に対して回動可能に設けられ、前記小月日回し車と同期して前記月カムの周りを回転する小月日送りレバーと、を備え、前記月カムの前記外周面は、前記小月のうち2月以外の月に対応する複数の第1凸部と、2月に対応し、前記所定軸周りの周方向において前記第1凸部よりも大きく形成された第2凸部と、を有し、前記年カムの前記外周面は、第3凸部を有し、前記第3凸部は、前記駆動機構による前記年カムの自転によって、平年の2月に前記所定軸の軸方向から見て前記第2凸部に並び、閏年の2月に前記軸方向から見て前記第2凸部に並ぶ位置から退避し、前記小月日送りつめは、前記小月日送りレバーに設けられ、前記小月日送りレバーは、小月のうち2月以外の月の末日に前記第1凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させ、閏年の2月の末日に前記第2凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させ、平年の2月の末日に前記第2凸部および前記第3凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させる、ことが望ましい。
本発明によれば、小月日送りレバーの摺接部が第1凸部、第2凸部および第3凸部のいずれかの凸部に摺接する際、摺接部がいずれの凸部にも摺接しない状態に対して、小月日送りレバーを変位させることができる。第2凸部は、所定軸周りの周方向において第1凸部よりも大きく形成されているので、摺接部が第2凸部に摺接して小月日送りレバーが変位する時間は、摺接部が第1凸部のいずれかに摺接して小月日送りレバーが変位する時間よりも長くなる。これにより、2月の末日において小月日送りレバーが小月日送りつめを月末つめに係合させる時間は、小月のうち2月以外の月の末日において小月日送りレバーが小月日送りつめを月末つめに係合させる時間よりも長くなる。
さらに、第3凸部は、平年の2月に所定軸の軸方向から見て第2凸部に並び、閏年の2月に所定軸の軸方向から見て第2凸部に並ぶ位置から退避するので、小月日送りレバーは、平年の2月には閏年の2月よりも、摺接部がいずれの凸部にも摺接しない状態に対して変位する時間が長くなる。これにより、平年の2月の末日において小月日送りレバーが小月日送りつめを月末つめに係合させる時間は、閏年の2月の末日において小月日送りレバーが小月日送りつめを月末つめに係合させる時間よりも長くなる。
以上により、小月日送りつめは、閏年の2月の末日に月末つめを押して日車を第1角度よりも大きい第2角度回転させることが可能となり、閏年の2月の月末に行う日送りの日数を、小月のうち2月以外の月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。また、小月日送りつめは、平年の2月の末日に月末つめを押して日車を第2角度よりも大きい第3角度回転させることが可能となり、平年の2月の月末に行う日送りの日数を、閏年の2月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。したがって、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構を提供できる。
上記のカレンダ機構において、前記駆動機構は、前記年カムを断続的に自転させる、ことが望ましい。
本発明によれば、月カムに対して年カムを静止させる期間を設けることが可能となる。このため、年カムが連続的に自転する場合と比較して、2月の月末に年カムを所定の回転位置に位置させることが容易となる。したがって、小月日送りレバーを所望の軌跡で変位させて、小月の月末の日送りを確実に行うことができる。
上記のカレンダ機構において、前記小月日回し車には、前記小月日送りレバーの回動範囲を規定する度決めピンが設けられている、ことが望ましい。
本発明によれば、小月日送りレバーの回動範囲が規定されることで、小月日送りレバーの他部品への意図しない接触が生じることを防止できる。これにより、カレンダ機構を含む各種機構に不具合が生じることを抑制できる。
上記のカレンダ機構において、前記月末つめには、前記小月日送りつめに接触して、前記小月日回し車と同期して回転する前記小月日送りつめを前記月末つめから離間する方向に押圧する押圧部が形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、小月日送りつめを月末つめから離間する方向に押圧できるので、小月日送りつめを月末つめから離間する方向に付勢する付勢部材を用いることなく、小月以外の月(1ヶ月の日数が31日の大月)に小月日送りつめを月末つめから離間させることができる。これにより、小月以外の月に小月日送りつめが月末つめを押して日車を回転させることを防止できる。したがって、カレンダ機構の誤作動を防止できる。
本発明のムーブメントは、上述のカレンダ機構を備えたことを特徴としている。
本発明の時計は、上述のムーブメントを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構を備えているので、信頼性と利便性に優れたムーブメントおよび時計を提供することができる。
本発明によれば、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構、ムーブメントおよび時計を提供できる。
実施形態に係る時計、ムーブメントおよびカレンダ機構の平面図である。 実施形態に係る日送り機構の平面図である。 月カムおよび年カムの構成を示す分解図である。 月カムに対する年カムの回転位置を示す平面図である。 月カムに対する年カムの回転位置を示す平面図である。 ゼネバ機構を示す平面図である。 実施形態に係る月送り機構の平面図である。 実施形態に係るカレンダ機構における動力伝達経路を示すブロック図である。 実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図である。 実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図である。 実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図である。 実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板や針等を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。また、以下の説明では、図1以降の各平面図における時計回り方向をCW方向といい、反時計回り方向をCCW方向という。
図1は、実施形態に係る時計、ムーブメントおよびカレンダ機構の平面図である。なお、図1は、ムーブメント100の裏側から見た平面図である。また、図1では、便宜上、文字板2を透過して各構成部品を図示している。
図1に示すように、時計1は、時に関する情報を示す目盛りなどを含む文字板2を備えている。時計1は、時を示す不図示の時針、分を示す不図示の分針、および秒を示す不図示の秒針を備えている。
また、時計1は、月表示領域4と、日表示領域6と、を有している。
月表示領域4は、概ね時計の6時の位置と時計1の中心との間に設けられた月表示窓4aを備えている。時計1は、例えば月表示ディスク5に記載された月を表す文字(例えば、図1における「2月」を表す「FEB」の文字)を月表示窓4aから露出させることで、使用者に月の表示を行っている。
日表示領域6は、概ね時計の12時から6時の範囲に設けられている。時計1は、日付を示す日針7を有している。時計1は、文字板2に記載された「1」から「31」のいずれかの文字を日針7が指示することで、使用者に日の表示を行っている。
ムーブメント100は、巻真8と、巻真8の先端に設けられたりゅうず9と、を有している。ムーブメント100は、りゅうず9を時計ケース1aから引き出した後、所定方向に回転させることにより、後述の日車50と月車80とを回転させて日付と月とを修正することができる。
ムーブメント100は、カレンダ機構10を有している。カレンダ機構10は、日送り機構20と月送り機構60とを有する。以下に各図を用いて、日送り機構20と月送り機構60とを有するカレンダ機構10について、詳細に説明する。なお、本実施形態のカレンダ機構10は、平年の2月の28日に1日まで自動で日送りを行うとともに、閏年の2月の29日に1日まで自動で日送りを行う、いわゆるパーペチュアルカレンダ機構である。なお、平年とは、閏年ではない年であって、2月の月末が28日の年である。
(日送り機構)
図2は、実施形態に係る日送り機構の平面図である。
図2に示すように、日送り機構20は、主に筒車21と、小月日回し車25と、小月日送りレバー30と、月カム27と、年カム28と、ゼネバ機構90(駆動機構)と、日回し車40と、日車50と、日ジャンパ56と、を備えている。
筒車21は、時計ケース1a内に収容された例えばモータや香箱車等の不図示の動力源から動力が伝達されて回転する。筒車21は、所定の軸を中心として、CW方向に回転する。筒車21の回転は、例えば日の裏車22や日回し中間車23等の輪列を介して、小月日回し車25に伝達される。
小月日回し車25は、日回し中間車23の日回し中間かな23aと噛合する小月日回し歯車25aを備えている。小月日回し車25は、第1軸C1(所定軸)を中心として、CCW方向に1日(すなわち24時間)で1回転する。小月日回し車25の中心軸上には、月カム27が小月日回し車25と同軸かつ相対回転可能に設けられている。なお、詳細は後述するが、月カム27は12月で1回転するため、小月日回し車25とは異なる周期で回転する。
小月日回し車25には、小月日送りレバー30が設けられている。小月日送りレバー30は、小月日回し車25の外縁に沿うように配置されており、全体として略円弧状に形成されている。小月日送りレバー30は、第1軸C1の軸方向に直交する方向から見て月カム27および年カム28に重なる位置において、小月日回し車25に取り付けられている。小月日送りレバー30は、小月日回し車25と同期して月カム27の周りを回転する。なお、同期とは、複数の部材とが同時に動くことであり、各部材の回転角が同じ場合および異なる場合の両方を含む。
小月日送りレバー30は、小月日回し車25に第1軸C1と平行な軸を中心として回動可能に支持されたレバー本体31と、レバー本体31の基端からレバー本体31とは反対側に向かって延びる尾部33と、レバー本体31の先端から突出する摺接つめ34(摺接部)および小月日送りつめ35と、を備えている。レバー本体31は、その回動中心から、第1軸C1を中心とするCW方向に向かって延びている。尾部33は、レバー本体31の基端から、第1軸C1を中心とするCCW方向に向かって延びている。尾部33は、レバー本体31よりも短く形成されている。尾部33は、後述の度決めピン37に、小月日回し車25の径方向の外側から当接する。
摺接つめ34は、レバー本体31の先端から、小月日回し車25の径方向の内側に向かって突出している。摺接つめ34は、月カム27の外周面および年カム28の外周面に摺接可能に形成されている。
小月日送りつめ35は、レバー本体31の先端から、小月日回し車25の径方向の外側に向かって突出している。小月日送りつめ35は、日車50に設けられた後述の月末つめ53を押して、日車50を回転させる。小月日送りレバー30は、小月日回し車25の回転に対応して、第1軸C1周りをCCW方向に1日で1回転する。詳細は後述するが、このとき、小月日送りつめ35は、径方向の内側と外側とに変位しながら回転する。
小月日回し車25には、度決めピン37が設けられている。度決めピン37は、小月日送りレバー30の尾部33に対して、小月日回し車25の径方向の内側から接触する。度決めピン37は、小月日送りレバー30の回動範囲の一端を規定している。つまり、度決めピン37は、小月日送りレバー30のレバー本体31が所定の範囲を越えて小月日回し車25の径方向の外側に向かって変位することを防止している。
月カム27は、第1軸C1を中心として1ヶ月あたり30°ピッチで1ステップずつCCW方向に回転し、1年で1回転する。月カム27は、月車80(図1参照)と同軸に設けられるとともに月車80と同期して回転する。
図3は、月カムおよび年カムの構成を示す分解図である。
図3に示すように、月カム27の外周面には、複数の凸部27a〜27eが設けられている。月カム27の凸部27a〜27eは、それぞれ月カム27の外周面を第1軸C1周りに12分割してCW方向に順に1月から12月に割り振ったときに、1ヶ月の日数が30日以下の小月(2月、4月、6月、9月および11月)に対応した位置に形成されている。また、複数の凸部27a〜27eの間の底部は、1ヶ月の日数が31日の大月に対応した位置に形成されている。なお、複数の凸部27a〜27eは、小月のうち2月以外の月(4月、6月、9月および11月)に対応する第1凸部27b〜27eと、2月に対応する第2凸部27aと、である。
第1凸部27b〜27eは、小月日回し車25(図2参照)の径方向の内側から外側に向かうに従い、平面視で先細るように形成されている。第1凸部27b〜27eは、小月日回し車25の径方向における外側の端部に設けられた頂部を備えている。第1凸部27b〜27eの頂部は、第1軸C1を中心とする円柱面状に形成されている。第1凸部27bの頂部は、4月において、30日に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55と対向するように形成されている(図2参照)。第1凸部27c〜27eも同様である。
第2凸部27aは、第1軸C1周りの周方向において第1凸部27b〜27eよりも大きく形成されている。第2凸部27aは、小月日回し車25の径方向の内側から外側に向かうに従い、平面視で先細るように形成されている。第2凸部27aは、小月日回し車25の径方向における外側の端部に設けられた頂部を備えている。第2凸部27aの頂部は、第1軸C1を中心とする円柱面状に形成されている。第2凸部27aの頂部の半径は、第1凸部27b〜27eの頂部の半径と等しくなっている。第1軸C1周りの周方向において、第2凸部27aの頂部の寸法は、第1凸部27b〜27eの頂部の寸法よりも大きくなっている。第2凸部27aの頂部は、2月において、29日から30日までの期間に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55と対向するように形成されている。
複数の凸部27a〜27eの間の底部は、第1軸C1を中心とする円柱面状に形成されている。各底部は、それぞれに対応する月(大月)において、28日から30日までの期間に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55と対向するように形成されている。
年カム28は、月カム27に回転可能に支持されている。年カム28は、月カム27と同期して第1軸C1周りを公転するとともに、月カム27に対して自転する。年カム28は、第1軸C1の軸方向から見て、月カム27の外周面のうち2月および3月に対応した位置と、第1軸C1と、の間に設けられている。年カム28の外周面には、3つの第3凸部28aが設けられている。第3凸部28aは、年カム28を年カム28の自転軸周りに4分割した領域のうち3つの領域に設けられている。以下、4分割した領域のうち、第3凸部28aが設けられた3つの領域をそれぞれ凸部形成領域といい、第3凸部28aが設けられていない1つの領域を凸部非形成領域という。
図4および図5は、月カムに対する年カムの回転位置を示す平面図である。なお、図4および図5では、年カム28にハッチングを付している。
図4に示すように、年カム28は、年カム28の自転軸に対して凸部形成領域が月カム27の径方向外側に位置する状態で、第1軸C1の軸方向から見て第3凸部28aが月カム27の第2凸部27aに並ぶ位置に配置されるように形成されている。第3凸部28aは、第1軸C1の軸方向から見て月カム27の第2凸部27aに並ぶ際、月カム27の第2凸部27aに対して第1軸C1を中心とするCW方向下流側に配置される。また、図5に示すように、年カム28は、年カム28の自転軸に対して凸部非形成領域が月カム27の径方向外側に位置する状態で、第1軸C1の軸方向から見て月カム27に全体が重なるように形成されている。すなわち、年カム28は、年カム28の自転軸に対して凸部非形成領域が月カム27の径方向外側に位置する状態で、第1軸C1の軸方向から見て第3凸部28aが月カム27の第2凸部27aに並ぶ位置から退避するように形成されている。年カム28の第3凸部28aは、平年の2月に、第1軸C1の軸方向から見て月カム27の第2凸部27aに並ぶ。また、年カム28の第3凸部28aは、閏年の2月に、第1軸C1の軸方向から見て月カム27の第2凸部27aに並ぶ位置から退避する。
図4に示すように、第3凸部28aは、年カム28の径方向における外側の端部に設けられた頂部を備えている。第3凸部28aの頂部は、第1軸C1の軸方向から見て、第3凸部28aが月カム27の第2凸部27aに並ぶ状態で、月カム27の第2凸部27aの頂部と同心の円弧状に延びている。第3凸部28aの頂部は、第1軸C1の軸方向から見て、月カム27の第2凸部27aと並ぶ状態で第2凸部27aの頂部に連なるように形成されている。つまり、第3凸部28aの頂部は、平年の2月において、28日に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55と対向するように形成されている。
図3に示すように、ゼネバ機構90は、年カム28を断続的に自転させる。ゼネバ機構90は、つめ車91と、年カム歯車95と、を備える。つめ車91および年カム歯車95は、第1軸C1の軸方向において、互いに同じ位置に設けられている。つめ車91は、第1軸C1上に設けられている。つめ車91は、月カム27を回転可能に支持する支持部材(例えば図示しない地板や輪列受け等)に固定されている。すなわち、つめ車91は、月カム27に対して第1軸C1周りに相対回転する。つめ車91の外周面には、第1軸C1の軸方向から見て、第1軸C1を中心として円弧状に延びる円弧部92と、円弧部92の両端部の間に設けられ第1軸C1に直交する方向に突出する年カム送りつめ93と、を備えている。
年カム歯車95は、年カム28に連結されている。年カム歯車95は、年カム28と同軸に設けられ、年カム28に固定されている。すなわち、年カム歯車95は、月カム27に回転可能に支持されるとともに、月カム27と同期して第1軸C1周りを公転する。例えば、年カム歯車95は、月カム27を挟んで年カム28とは反対側に配置されている。年カム歯車95は、4個の歯96を備えている。4個の歯96は、年カム歯車95の自転軸周りに等角度間隔に設けられている。各歯96の先端には、つめ車91の円弧部92に摺接可能な先端面96aが形成されている。歯96の先端面96aは、第1軸C1の軸方向から見て、つめ車91の円弧部92と同径の円弧状に延びている。
年カム歯車95は、1つの歯96の先端面96aをつめ車91の円弧部92に摺接させながら、月カム27と同期して第1軸C1周りを公転する。年カム歯車95は、歯96の先端面96aがつめ車91の円弧部92に摺接した状態において、月カム27に対する自転が規制される。年カム歯車95は、第1軸C1の軸方向から見て年カム28の第3凸部28aが月カム27の第2凸部27aと並ぶそれぞれの状態で、歯96の先端面96aがつめ車91の円弧部92に摺接するように、年カム28に連結されている。
図6は、ゼネバ機構を示す平面図である。なお、図6では、年カム歯車95が年カム送りつめ93に係合する前の状態を二点鎖線で示している。
図6に示すように、年カム歯車95は、360°公転する間に、年カム送りつめ93に1回係合する。年カム歯車95は、年カム送りつめ93に係合すると、公転しながら月カム27に対して90°自転する。すると、つめ車91の円弧部92に摺接する年カム歯車95の歯96が交替する。これにより、ゼネバ機構90は、月カム27が360°回転する毎に、年カム歯車95に連結された年カム28(図3参照)を90°自転させる。
図2に示すように、小月日送りレバー30は、摺接つめ34が月カム27の外周面に摺接可能な状態で、第1軸C1周りを回転する。小月日送りつめ35の先端部は、摺接つめ34が月カム27の凸部27a〜27eの頂部、または年カム28の第3凸部28aの頂部と摺接している状態で、小月日回し車25の径方向における最も外側に位置する。また、小月日送りつめ35の先端部は、摺接つめ34が複数の凸部27a〜27eの間の底部と摺接している状態で、小月日回し車25の径方向における最も内側に位置する。このように、月カム27は、小月日回し車25と同期して回転する小月日送りレバー30の回転に伴って、小月日送りつめ35を小月日回し車25の径方向の内側と外側とに変位させている。以下、小月日送りつめ35が小月日回し車25の径方向における最も内側に配置された位置を「最内位置」といい、小月日送りつめ35が小月日回し車25の径方向における最も外側に配置された位置を「最外位置」という。
小月日回し車25の回転は、例えば日回し伝え車24を介して、日回し車40に伝達される。日回し車40は、第1軸C1とは異なる軸を中心として、CCW方向に1日(すなわち24時間)で1回転する。
日回し車40には、日回しつめ42が設けられている。日回しつめ42は、平面視で円弧状に形成されたばね部43と、ばね部43の先端に設けられた当接部45と、を有している。日回しつめ42は、日回し車40に対して平面視で重なるように配置される。日回しつめ42は、日回し車40と一体的に設けられており、日回し車40と同期して回転する。ばね部43は、日回し車40の周方向および径方向に弾性変形可能とされている。当接部45は、日回し車40の回転に伴って、日回し車40の中心軸周りに回転することにより、日車歯部51を押して日車50を回転させる。
日車50は、円盤状に形成されており、外周縁に日車歯部51が形成されている。日車歯部51は、大月の1ヶ月の日数である31日に対応して、360°/31=約11.6°ピッチで31歯形成されている。日車歯部51は、1日で1回転する日回しつめ42の当接部45によって、1日で1回押される。これにより、日車50は、第2軸C2を中心として、日車歯部51のピッチ角(約11.6°)と同じ角度ピッチで、1日に1ステップずつCW方向に回転し、1ヶ月(すなわち31日)で1回転する。
日車50は、月末つめ53を有している。月末つめ53は、第1軸C1の軸方向における小月日送りレバー30と同じ位置に設けられている。月末つめ53は、日車50の径方向に沿って延びるよう形成されている。月末つめ53の先端は、平面視で日車50の径方向の内側から外側に向かうに従い先細るつめ部55となっている。つめ部55のうち、第2軸C2周りのCCW方向下流側を向く側面55a(押圧部)は、日車50の径方向の外側に向かって傾斜している。つめ部55の先端は、日車50が28日から30日までの期間に対応する位置にあるとき、最外位置にある小月日送りつめ35の回転軌跡の内側を通過するように形成されている。
つめ部55の側面55aには、つめ部55が月の末日において月カム27に対向するように位置したとき(例えば図2の状態)に、最外位置にある小月日送りレバー30の小月日送りつめ35が接触可能となる。この際、小月日送りレバー30の摺接つめ34が月カム27の凸部27a〜27eの頂部、または年カム28の第3凸部28aの頂部に摺接している場合には、小月日送りつめ35が小月日回し車25の径方向内側に向かって変位することが規制されるので、つめ部55と小月日送りつめ35とが係合する。これにより、日車50は、小月日回し車25とともに回転する小月日送りつめ35に押されて回転する。また、小月日送りレバー30の摺接つめ34が月カム27の凸部27a〜27eの頂部、および年カム28の第3凸部28aの頂部に摺接していない場合、つめ部55の側面55aは、側面55aに接触する小月日送りつめ35を月カム27の中心に向けて押圧する。これにより、小月日送りつめ35は、つめ部55と係合せずに、つめ部55から回避する。
日車50には、日ジャンパ56が当接している。日ジャンパ56は、日車50の回転方向の位置を規正するための部品である。日ジャンパ56は、先端部57が自由端とされた弾性変形可能な日ジャンパばね部58を備えている。日ジャンパばね部58の先端部57は、日車歯部51に係合可能となっている。日ジャンパ56は、先端部57が日車歯部51に係合することにより、日車50の回転を規正する。これにより、日車50は、日車歯部51のピッチ角(約11.6°)と同じ角度ピッチで、1日に1ステップずつ回転可能となっている。
(月送り機構)
図7は、実施形態に係る月送り機構の平面図である。
図7に示すように、月送り機構60は、主に日カム61と、復針レバー70と、日針車67と、月車80と、月ジャンパ86と、戻し車78と、を備えている。
日カム61は、日車50と同期しており、第2軸C2を中心として、CW方向に1ヶ月(すなわち31日)で1回転する。日カム61の外周面は、CCW方向に向かうにしたがって渦巻き状に半径が大きくなるように形成されたカム面62となっている。カム面62は、第2軸C2からの離間距離が最大となる最外部63と、第2軸C2からの離間距離が最小となる最内部64と、を有している。
復針レバー70は、従節部71と、レバー本体部73と、により、全体としてL字状に形成されている。復針レバー70のうち、従節部71とレバー本体部73との接続部分は、軸支部72となっており、所定の軸を中心として往復回動可能に支持されている。
従節部71の先端は、日カム61のカム面62に向かって屈曲形成されている。
レバー本体部73のうち、軸支部72とは反対側の端部は、扇形状に形成されるとともに、縁部に形成されたレバー歯部74を備えている。レバー歯部74は、日針車67と噛合している。
復針レバー70は、日針車67を介して戻し車78と連結されている。復針レバー70は、戻し車78によって軸支部72の軸を中心としてCW方向に付勢されている。これにより、従節部71は、日カム61のカム面62に対して押圧されるとともに、日カム61の回転により日カム61に対して摺接する。
復針レバー70の従節部71は、日カム61の回転に伴ってカム面62を摺接しながら相対移動する。
復針レバー70は、従節部71が最内部64に位置したときに、軸支部72の軸を中心としてCW方向に最大振れた位置となる。以下、復針レバー70がCW方向に最大振れた位置を「初期位置」という。また、復針レバー70は、従節部71が最外部63に位置したときに、軸支部72の軸を中心としてCCW方向に最大振れた位置となる。以下、復針レバー70がCCW方向に最大振れた位置を「終期位置」という。なお、図7においては、初期位置にある復針レバー70を二点鎖線で図示し、終期位置にある復針レバー70を実線で図示している。ここで、前述のとおり日カム61は、1ヶ月で1回転する。したがって、復針レバー70は、初期位置と終期位置との間を1ヶ月で1回往復移動する。
レバー本体部73には、月送りつめ75が設けられている。月送りつめ75は、軸支部72とレバー歯部74との間に設けられている。月送りつめ75は、レバー本体部73を挟んで日カム61とは反対側に配置された月車80に向かって突出するように形成されている。月送りつめ75は、レバー本体部73に対して、所定の回動軸を中心として回動可能に支持されている。月送りつめ75は、各月の末日に月車80を押して回転させる。
また、レバー本体部73の中央部分には、レバー本体部73の延在方向に沿うように、板ばね部76が形成されている。板ばね部76は、レバー歯部74側の一端部がレバー本体部73に固定されるとともに、軸支部72側の他端部が自由端とされており、全体が弾性変形可能となっている。板ばね部76は、他端部が月送りつめ75の一部と当接しており、回動軸を中心として月送りつめ75をCCW方向に向かって付勢している。
日針車67は、復針レバー70のレバー歯部74と噛合している。日針車67は、日針7(図1参照)と連結されて日針7を回転させる。日針車67は、復針レバー70が初期位置にあるとき、最もCCW方向に回転した状態となる。このとき、日針7は、文字板2に記載された日付を表す「1」から「31」の数字のうち、「1」を指示する。また、日針車67は、復針レバー70が終期位置にあるとき、最もCW方向に回転した状態となる。このとき、日針7は、文字板2に記載された日付を表す「1」から「31」の数字のうち、「31」を指示する。これにより、日針7は、日カム61の回転および復針レバー70の移動に対応して、1日ごとにステップ運針される。
また、日針車67は、戻し車78の付勢力によって復針レバー70の従節部71が最外部63から最内部64に瞬時に移動し、復針レバー70が終期位置から初期位置に移動することにより、高速でCCW方向に回転する。このとき、日針7は、高速でCCW方向に回転し、文字板2に記載された日付を表す「31」の数字を指示した状態から、「1」の数字を指示する状態に瞬時に移行する。このように、日針7は、日表示領域6において扇状に往復運針される。
月車80は、復針レバー70を挟んで日カム61とは反対側に、第1軸C1を中心として回転可能に設けられている。月車80は、円盤状に形成されており、外周縁に月車歯部81が形成されている。月車歯部81は、1年の月数である12月に対応して、30°ピッチで12歯形成されている。月車歯部81は、復針レバー70に設けられた月送りつめ75によって、復針レバー70が終期位置から初期位置に移動する際に、1回押される。復針レバー70は、1ヶ月で1往復する。したがって、月車歯部81は、月送りつめ75によって1ヶ月で1回押される。
月車80には、月ジャンパ86が当接している。月ジャンパ86は、月車80の回転方向の位置を規正するための部品であって、先端部87が自由端とされた弾性変形可能な月ジャンパばね部88を備えている。月ジャンパばね部88の先端部87は、月車歯部81に係合可能となっている。月ジャンパ86は、先端部87が月車歯部81に係合することにより、月車80の回転を規正する。これにより、月車80は、第1軸C1を中心として1ヶ月あたり30°ピッチで1ステップずつCCW方向に回転し、1年で1回転する。
また、月車80には、月表示ディスク5(図1参照)が設けられている。月表示ディスク5は、月車80と同軸かつ重ねて設けられるととともに、月車80と同期して回転する。月表示ディスク5の表面には、各月を表す「JAN」(1月)〜「DEC」(12月)の文字が、CW方向に30°ピッチで並んで記載されている。
戻し車78は、日針車67を介して復針レバー70と連結しており、復針レバー70を月車80に接近する方向に付勢している。戻し車78は、例えば本体部78aが円環状に形成されており、中央の空間部分にひげぜんまい部79を有している。ひげぜんまい部79は、一端が時計1の輪列受(不図示)に固定されるとともに、他端が戻し車78の本体部78aに接続されている。ひげぜんまい部79は、戻し車78と同軸に設けられており、例えばアルキメデス曲線に沿うように、CCW方向周りに螺旋状に形成されている。ひげぜんまい部79は、戻し車78がCCW方向に回転することにより縮径して弾性変形する。
戻し車78は、復針レバー70が初期位置から終期位置に移動することにより、日針車67を介して、CCW方向に回転させられる。これにより、戻し車78のひげぜんまい部79には、戻し車78をCW方向に回転させるように付勢力が蓄積される。また、復針レバー70が終期位置に到達し、従節部71が日カム61の最外部63を通過した直後に、ひげぜんまい部79の付勢力が開放されるとともに、戻し車78がCW方向に高速回転する。これにより、復針レバー70は、終期位置から初期位置に瞬時に移動することができる。
(作用)
図8は、実施形態に係るカレンダ機構における動力伝達経路を示すブロック図である。なお、図8において、実線による矢印は動力伝達の方向を示しており、破線による矢印は位置決めの作用を示しており、二重線は同軸に結合されている状態を示している。
次いで、上述したカレンダ機構10の作用について説明する。なお、以下におけるカレンダ機構10の構成部品の符号については、図1から図8を適宜参照されたい。また、以下では、月の初日から末日を経て、翌月の初日になるまでのカレンダ機構10の作用について説明する。
図8に示すように、モータや香箱車等の不図示の動力源からの動力は、筒車21や日の裏車22、日回し中間車23等の輪列を介して小月日回し車25に伝達される。これにより、小月日回し車25は、第1軸C1を中心としてCCW方向に1日あたり1回転の速度で回転する。また、小月日回し車25に設けられた小月日送りつめ35は、小月日回し車25と同期して、第1軸C1周りのCCW方向に1日あたり1回転の速度で回転する。
また、小月日回し車25に伝達された動力は、小月日回し車25と噛合する日回し伝え車24を介して、日回し車40に伝達される。これにより、日回し車40は、CCW方向に1日あたり1回転の速度で回転する。また、日回し車40に設けられた日回しつめ42は、日回し車40と同期して、CCW方向に1日あたり1回転の速度で回転する。
日回しつめ42の当接部45は、回転により日車50の日車歯部51に当接した後、時刻の経過に伴い日車歯部51を押す。なお、日回しつめ42の当接部45が日車50の日車歯部51に当接する時間は、一般に日が替わる午前0時前の所定時間(例えば午後23時から翌日午前0時までの間)に設定される。そして、日車歯部51が日回しつめ42の当接部45により押されて所定角度だけCW方向に回転すると、日ジャンパ56の先端部57と日車歯部51との係合が一旦解除されて再度係合する。これにより、日車50は、所定の角度ピッチで1日に1ステップずつCW方向に回転し、1ヶ月で1回転する。
また、日車50と連結されて同期して回転する日カム61は、1日に1ステップずつCW方向に回転し、1ヶ月で1回転する。
ここで、復針レバー70は、従節部71が日カム61の回転によって最内部64から最外部63に向かって相対的に移動することにより、初期位置(月の初日に対応した位置)から終期位置(月の末日に対応した位置)に向かって移動する。これにより、復針レバー70のレバー歯部74と噛合する日針車67は、1日で1ステップずつCW方向に回転する。また、日針車67に取り付けられた日針7は、日針車67の回転に対応して、日が替わる午前0時頃に1日分だけ運針される。このように、カレンダ機構10は、月の初日から末日かけて日針7を1ステップずつ運針させる。
そして、月の末日から翌月の初日に切り替わるとき、カレンダ機構10は、以下のように日針7を運針させる。
まず、大月の動作について説明する。
大月の場合、末日が31日であるので、月末の日送りを日回し車40のみにより行う。具体的に、大月の31日に日回し車40に設けられた日回しつめ42を日車歯部51に係合させて日車50を1ステップ回転させる。つまり、大月の28日から30日までの期間、月末つめ53のつめ部55に対して小月日送りつめ35を回避させる必要がある。
図9は、実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図であって、大月の28日における日送り機構の一部の構成を示す平面図である。
図9に示すように、月カム27は、大月において、外周面のうち日車50の中心に向く部分に底部が位置するように形成されている。これにより、小月日送りつめ35は、28日から30日に、月カム27により最内位置に退避し、月末つめ53に係合することなく、時刻の経過に伴い回転する。したがって、日車50は、小月日送りつめ35により押されることなく、日ジャンパ56によって位置が規制された状態で停止している。また、日車50と同期して回転する日カム61も、回転することなく停止している。
そして、日回し車40に設けられた日回しつめ42は、回転により日車50の日車歯部51に当接した後、時刻の経過に伴い日車歯部51を押す。そして、日車歯部51が日回しつめ42の当接部45により押され、所定角度だけCW方向に回転すると、日ジャンパ56の先端部57と日車歯部51との係合が一旦解除されて再度係合する。これにより、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで1ステップ回転する。これにより、日針7は、31日から1日に切り替わることにより、1日分だけ運針する。
次に、小月のうち2月以外の月の動作について説明する。
小月のうち2月以外の月の場合、末日が30日であるので、月末の日送りを日回し車40と小月日回し車25の両方により行う。具体的に、小月のうち2月以外の月の30日に月末つめ53のつめ部55に小月日送りつめ35を係合させて日車50を1ステップ回転させ、さらに日回し車40に設けられた日回しつめ42を日車歯部51に係合させて日車50を1ステップ回転させる。つまり、小月のうち2月以外の月の28日から29日までの期間、月末つめ53のつめ部55に対して小月日送りつめ35を回避させ、30日に月末つめ53のつめ部55に対して小月日送りつめ35を係合させて日車50を1ステップ回転させる。
図10は、実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図であって、小月のうち2月以外の月の30日における日送り機構の一部の構成を示す平面図である。
図10に示すように、月カム27は、小月のうち2月以外の月において、30日に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55に、第1凸部27b〜27eのうち当月に対応する第1凸部の頂部が対向するように形成されている。これにより、小月日送りつめ35は、28日および29日に、月カム27により最内位置に退避し、30日に、月カム27により最外位置に配置される。月末つめ53のつめ部55は、日車50が30日に対応する位置にあるとき、最外位置にある小月日送りレバー30の回転軌跡の内側に配置される。このため、小月日送りつめ35は、小月日回し車25の回転により月末つめ53に当接して係合した後、時刻の経過に伴い月末つめ53のつめ部55を押して日車50を第1角度回転させる。なお、小月日送りつめ35が月末つめ53のつめ部55に当接する時間は、一般に日が替わる午前0時前の所定時間(例えば午後21時から午後22時までの間)に設定される。なお、小月日送りつめ35が月末つめ53のつめ部55に当接する時間は、日回しつめ42と小月日回しつめ35の位相(すなわち、日回しつめ42の当接部45の位置を調節)を変えることにより任意に設定することができる。
本実施形態では、午前0時前の所定時間に、小月日送りつめ35が月末つめ53のつめ部55に当接するようになっているが、例えば午前1時から3時までの間に、小月日送りつめ35が月末つめ53のつめ部55に当接するようにしてもよい。
そして、月末つめ53が小月日送りつめ35により押され、月末つめ53と同期して回転する日車50が所定角度だけCW方向に回転すると、日ジャンパ56の先端部57と日車歯部51との係合が一旦解除されて再度係合する。これにより、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで1ステップ回転する。これにより、日針7は、30日から31日に切り替わることにより、1日分だけ運針することとなる。
さらに、日回し車40に設けられた日回しつめ42は、回転により日車50の日車歯部51に当接した後、時刻の経過に伴い日車歯部51を押す。これにより、日車50および日カム61は、上述した大月の末日と同様に、所定の角度ピッチで1ステップ回転する。これにより、日針7は、31日から1日に切り替わることにより、1日分だけ運針することとなる。
上述した動作により、小月のうち2月以外の月の場合、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで1日に2ステップ回転する。換言すれば、この動作によって、日針7は、30日から、31日を早送りして、1日に切り替わる。
次に、閏年の2月の動作について説明する。
閏年の2月の場合、末日が29日であるので、月末の日送りを日回し車40と小月日回し車25の両方により行う。具体的に、閏年の2月の29日に月末つめ53のつめ部55に小月日送りつめ35を係合させて日車50を2ステップ回転させ、さらに日回し車40に設けられた日回しつめ42を日車歯部51に係合させて日車50を1ステップ回転させる。
図11は、実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図であって、閏年の2月の29日における日送り機構の一部の構成を示す平面図である。
図11に示すように、月カム27は、2月において、29日から30日までの期間に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55に、第2凸部27aの頂部が対向するように形成されている。これにより、小月日送りつめ35は、29日に、月カム27により最外位置に配置される。また、月末つめ53のつめ部55は、日車50が29日から30日までの期間に対応する位置にあるとき、最外位置にある小月日送りレバー30の回転軌跡の内側に配置される。ここで、第2凸部27aの頂部は、第1軸C1周りの周方向において、第1凸部27b〜27eの頂部の寸法よりも大きくなっている。このため、小月日送りつめ35は、上述した小月のうち2月以外の月の場合よりも長い時間に亘って最外位置に配置される。このため、小月日送りつめ35は、小月日回し車25の回転により29日に月末つめ53に当接して係合した後、時刻の経過に伴い月末つめ53のつめ部55を押して、日車50を上述した第1角度よりも大きい第2角度回転させる。
そして、月末つめ53が小月日送りつめ35により押され、月末つめ53と同期して回転する日車50がCW方向に第2角度回転すると、日ジャンパ56の先端部57と日車歯部51との係合の解除および再係合が2回繰り返される。これにより、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで2ステップ回転する。これにより、日針7は、29日から31日に切り替わることにより、2日分だけ運針することとなる。
さらに、日回し車40に設けられた日回しつめ42は、回転により日車50の日車歯部51に当接した後、時刻の経過に伴い日車歯部51を押す。日車50および日カム61は、上述した大月の末日と同様に、所定の角度ピッチで1ステップ回転する。これにより、日針7は、31日から1日に切り替わることにより、1日分だけ運針することとなる。
上述した動作により、閏年の2月の場合、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで1日に3ステップ回転する。換言すれば、この動作によって、日針7は、29日から、30日および31日を早送りして、1日に切り替わる。
次に、平年の2月の動作について説明する。
平年の2月の場合、末日が28日であるので、月末の日送りを日回し車40と小月日回し車25の両方により行う。具体的に、平年の2月の28日に月末つめ53のつめ部55に小月日送りつめ35を係合させて日車50を3ステップ回転させ、さらに日回し車40に設けられた日回しつめ42を日車歯部51に係合させて日車50を1ステップ回転させる。
図12は、実施形態に係るカレンダ機構の動作を説明する図であって、平年の2月の28日における日送り機構の一部の構成を示す平面図である。
図12に示すように、月カム27は、2月において、29日から30日までの期間に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55に、第2凸部27aの頂部が対向するように形成されている。また、年カム28は、平年の2月において、28日に対応する位置にある月末つめ53のつめ部55に、第3凸部28aの頂部が対向するように形成されている。これにより、小月日送りつめ35は、28日に、年カム28により最外位置に配置される。また、月末つめ53のつめ部55は、日車50が28日から30日までの期間に対応する位置にあるとき、最外位置にある小月日送りレバー30の回転軌跡の内側に配置される。ここで、第2凸部27aの頂部は、第1軸C1周りの周方向において、第1凸部27b〜27eの頂部の寸法よりも大きくなっている。また、第3凸部28aの頂部は、第1軸C1の軸方向から見て、第2凸部27aの頂部と連なっている。このため、小月日送りつめ35は、閏年の2月の場合よりも長い時間に亘って最外位置に配置される。このため、小月日送りつめ35は、小月日回し車25の回転により28日に月末つめ53に当接して係合した後、時刻の経過に伴い月末つめ53のつめ部55を押して、日車50を上述した第2角度よりも大きい第3角度回転させる。
そして、月末つめ53が小月日送りつめ35により押され、月末つめ53と同期して回転する日車50がCW方向に第3角度回転すると、日ジャンパ56の先端部57と日車歯部51との係合の解除および再係合が3回繰り返される。これにより、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで3ステップ回転する。これにより、日針7は、28日から31日に切り替わることにより、3日分だけ運針することとなる。
さらに、日回し車40に設けられた日回しつめ42は、回転により日車50の日車歯部51に当接した後、時刻の経過に伴い日車歯部51を押す。これにより、日車50および日カム61は、上述した大月の末日と同様に、所定の角度ピッチで1ステップ回転する。これにより、日針7は、31日から1日に切り替わることにより、1日分だけ運針することとなる。
上述した動作により、平年の2月の場合、日車50および日カム61は、所定の角度ピッチで1日に4ステップ回転する。換言すれば、この動作によって、日針7は、28日から、29日、30日および31日を早送りして、1日に切り替わる。
そして、復針レバー70の従節部71は、日カム61が大月の末日である31日において1ステップ回転し、小月のうち2月以外の月の30日において2ステップ回転し、閏年の2月の29日において3ステップ回転し、平年の2月の28日において4ステップ回転することにより、日カム61の最外部63を通過する。また、復針レバー70は、従節部71が最外部63を通過したあと、戻し車78の付勢力により終期位置から初期位置に瞬時に移動する(図7における二点鎖線参照)。これにより、復針レバー70の従節部71は、日カム61の最内部64に相対的に移動する。
このとき、大月の末日の場合、日針車67は、復針レバー70の終期位置から初期位置への移動に対応して、瞬時にCCW方向に回転する。これにより、日針車67に取り付けられた日針7は、末日の「31」を指示する位置から初日の「1」を指示する位置に瞬時に移動する。
また、小月のうち2月以外の月の30日の場合、日針車67は、月末つめ53による日車50および日カム61の1ステップの回転に対応して、復針レバー70が終期位置に到達する。このとき、日針車67は、CW方向に1ステップ回転する。また、日針車67に取り付けられた日針7は、小月の末日である「30」を指示する位置から「31」を指示する位置に移動する。
次いで、日針車67は、大月の場合と同様に、復針レバー70の終期位置から初期位置への移動に対応して、瞬時にCCW方向に回転する。これにより、日針車67に取り付けられた日針7は、末日の「31」を指示する位置から初日の「1」を指示する位置に瞬時に移動する。
また、閏年の2月の29日の場合、日針車67は、月末つめ53による日車50および日カム61の2ステップの回転に対応して、復針レバー70が終期位置に到達する。このとき、日針車67は、CW方向に2ステップ回転する。また、日針車67に取り付けられた日針7は、閏年の2月の末日である「29」を指示する位置から「31」を指示する位置に移動する。
次いで、日針車67は、大月の場合と同様に、復針レバー70の終期位置から初期位置への移動に対応して、瞬時にCCW方向に回転する。これにより、日針車67に取り付けられた日針7は、末日の「31」を指示する位置から初日の「1」を指示する位置に瞬時に移動する。
また、平年の2月の28日の場合、日針車67は、月末つめ53による日車50および日カム61の3ステップの回転に対応して、復針レバー70が終期位置に到達する。このとき、日針車67は、CW方向に3ステップ回転する。また、日針車67に取り付けられた日針7は、平年の2月の末日である「28」を指示する位置から「31」を指示する位置に移動する。
次いで、日針車67は、大月の場合と同様に、復針レバー70の終期位置から初期位置への移動に対応して、瞬時にCCW方向に回転する。これにより、日針車67に取り付けられた日針7は、末日の「31」を指示する位置から初日の「1」を指示する位置に瞬時に移動する。
このように、本実施形態のカレンダ機構10によれば、大月の末日において、日車50が日回しつめ42に押されて1ステップ回転することにより、日針7が1日分運針する。また、カレンダ機構10によれば、小月のうち2月以外の月の末日において、月末つめ53が小月日送りつめ35に押されて日車50が1ステップ回転したあと、日車50が日回しつめ42に押されてさらに1ステップ回転することにより、日針7が2日分運針する。また、カレンダ機構10によれば、閏年の2月の末日において、月末つめ53が小月日送りつめ35に押されて日車50が2ステップ回転したあと、日車50が日回しつめ42に押されてさらに1ステップ回転することにより、日針7が3日分運針する。また、カレンダ機構10によれば、平年の2月の末日において、月末つめ53が小月日送りつめ35に押されて日車50が3ステップ回転したあと、日車50が日回しつめ42に押されてさらに1ステップ回転することにより、日針7が4日分運針する。
さらに、月の末日から翌月の初日への移行時において、復針レバー70が終期位置から初期位置へ移動することにより、月送りつめ75は、月車80の月車歯部81を押す。そして、月車歯部81が月送りつめ75により押され、所定角度だけCCW方向に回転すると、月ジャンパ86の先端部87と月車歯部81との係合が一旦解除されて再度係合する。これにより、月車80および月カム27は、30°ピッチで1ステップ回転する。これにより、月車80と連動する月表示ディスク5を回転させて、月を送ることができる。また、このとき、月カム27の凸部27a〜27e、および年カム28の位置も変化する。したがって、小月日送りつめ35は、大月と小月のうち2月以外の月と閏年の2月と平年の2月とに対応して変位することができる。
上記の動作を繰り返すことにより、カレンダ機構10は、大月の末日において日車50の1日分の日送りおよび日針7の1日分の運針を行い、小月のうち2月以外の月の末日において日車50の2日分の日送りおよび日針7の2日分の運針を行い、閏年の2月の29日において日車50の3日分の日送りおよび日針7の3日分の運針を行い、平年の2月の28日において日車50の4日分の日送りおよび日針7の4日分の運針を行い、日の表示を行う。また、本実施形態のカレンダ機構10は、月の末日において、月表示ディスク5を回転させて月を送り、月の表示を行う。
以上に詳述したように、本実施形態によれば、従来技術のように複雑な遊星歯車機構を用いることなく、小月日回し車25と、小月日送りつめ35と、月末つめ53を有する日車50と、により、簡単な構成でカレンダ機構10を構成できる。また、小月日送りつめ35は、1ヶ月の日数が30日以下の小月のうち、2月以外の月の末日に月末つめ53を押して日車50を第1角度回転させ、閏年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第1角度よりも大きい第2角度回転させるので、閏年の2月の月末に行う日送りの日数を、小月のうち2月以外の月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。また、小月日送りつめ35は、平年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第2角度よりも大きい第3角度回転させるので、平年の2月の月末に行う日送りの日数を、閏年の2月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。これにより、従来技術では手動で行っていた2月の月末の日送りを、平年および閏年のいずれにおいても自動で行うことが可能となる。さらに、小月日送りつめ35は、小月の末日に月末つめ53を押して日車50を回転させるので、小月日送りつめ35が設けられた小月日回し車25を駆動する輪列にかかる負荷が増大する期間を小月の末日のみにすることができる。したがって、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構10を提供できる。
また、カレンダ機構10は、月カム27の外周面および年カム28の外周面に摺接する摺接つめ34を有し月カム27の周りを回転する小月日送りレバー30を備える。月カム27の外周面は、小月のうち2月以外の月に対応する複数の第1凸部27b〜27eと、2月に対応する第2凸部27aと、を有する。年カム28の外周面は、第3凸部28aを有し、第3凸部28aは、年カム28の自転によって、平年の2月に第1軸C1の軸方向から見て第2凸部27aに並び、閏年の2月に第1軸C1の軸方向から見て第2凸部27aに並ぶ位置から退避する。
この構成によれば、小月日送りレバー30の摺接つめ34が第1凸部27b〜27e、第2凸部27aおよび第3凸部28aのいずれかの凸部に摺接する際、摺接つめ34がいずれの凸部にも摺接しない状態に対して、小月日送りレバー30を変位させることができる。第2凸部27aは、第1軸C1周りの周方向において第1凸部27b〜27eよりも大きく形成されているので、摺接つめ34が第2凸部27aに摺接して小月日送りレバー30が変位する時間は、摺接つめ34が第1凸部27b〜27eのいずれかに摺接して小月日送りレバー30が変位する時間よりも長くなる。これにより、2月の末日において小月日送りレバー30が小月日送りつめ35を月末つめ53に係合させる時間は、小月のうち2月以外の月の末日において小月日送りレバー30が小月日送りつめ35を月末つめ53に係合させる時間よりも長くなる。
さらに、第3凸部28aは、平年の2月に第1軸C1の軸方向から見て第2凸部27aに並び、閏年の2月に第1軸C1の軸方向から見て第2凸部27aに並ぶ位置から退避するので、小月日送りレバー30は、平年の2月には閏年の2月よりも、摺接つめ34がいずれの凸部にも摺接しない状態に対して変位する時間が長くなる。これにより、平年の2月の末日において小月日送りレバー30が小月日送りつめ35を月末つめ53に係合させる時間は、閏年の2月の末日において小月日送りレバー30が小月日送りつめ35を月末つめ53に係合させる時間よりも長くなる。
以上により、小月日送りつめ35は、閏年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第1角度よりも大きい第2角度回転させることが可能となり、閏年の2月の月末に行う日送りの日数を、小月のうち2月以外の月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。また、小月日送りつめ35は、平年の2月の末日に月末つめ53を押して日車50を第2角度よりも大きい第3角度回転させることが可能となり、平年の2月の月末に行う日送りの日数を、閏年の2月の月末に行う日送りの日数よりも多くすることができる。したがって、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構10を提供できる。
また、カレンダ機構10は、ゼネバ機構90によって年カム28を断続的に自転させる。これにより、月カム27に対して年カム28を静止させる期間を設けることが可能となる。このため、年カムが連続的に自転する場合と比較して、2月の月末に年カム28を所定の回転位置に位置させることが容易となる。したがって、小月日送りレバー30を確実に所望の軌跡で変位させて、小月の月末の日送りを確実に行うことができる。
また、小月日回し車25には、小月日送りレバー30の回動範囲を規定する度決めピン37が設けられている。このため、例えば小月日送りレバー30が第1軸C1を挟んで日車50とは反対側に位置する状態等において、小月日送りレバー30の回動範囲が規定され、小月日送りレバー30の他部品への意図しない接触が生じることを防止できる。これにより、カレンダ機構10を含む各種機構に不具合が生じることを抑制できる。
また、月末つめ53には、小月日送りつめ35に接触して、小月日回し車25と同期して回転する小月日送りつめ35を月末つめ53から離間する方向に押圧する側面55aが形成されている。これにより、小月日送りつめ35を月末つめ53から離間する方向に押圧できるので、小月日送りつめ35を月末つめ53から離間する方向に付勢する付勢部材を用いることなく、大月に小月日送りつめ35を月末つめ53から離間させることができる。これにより、大月に小月日送りつめ35が月末つめ53を押して日車50を回転させることを防止できる。したがって、カレンダ機構10の誤作動を防止できる。
また、月車80が第1軸C1を中心として回転し、日車50が第2軸C2を中心として回転するので、月車と日車とが同軸に配置された構成と比較して、月車80と連動する月表示ディスク5と、日車50と連動する日針7等の日表示手段とを、それぞれ自由にレイアウトできる。したがって、簡単に構成できるとともに、月日の表示レイアウトの自由度に優れたカレンダ機構10とすることができる。
そして、本実施形態のムーブメント100および時計1によれば、簡単に構成できるとともに、輪列にかかる負荷を抑制でき、平年および閏年のいずれにおいても2月の月末の日送りを自動で行うことができるカレンダ機構10を備えているので、信頼性と利便性に優れたムーブメント100および時計1を提供することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、月カム27は、月車80と同期して1年で1回転するが、これに限定されない。例えば、月カムは、月車と同期して2年以上の整数年で1回転するように構成されていてもよい。この場合、月カムの1回転に要する年数分だけ月カムの外周面に第1凸部および第2凸部を設けるとともに、月カムの1回転に要する年数分だけ年カムを配置することで、上述したカレンダ機構10と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態においては、年カム28は4年で1回転するように構成されているが、これに限定されない。年カムは、4の倍数年で1回転するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、第3凸部28aは、第1軸C1の軸方向から見て月カム27の第2凸部27aに対して第1軸C1を中心とするCW方向下流側に配置されるが、これに限定されない。第3凸部は、第1軸C1の軸方向から見て月カムの第2凸部に対して第1軸C1を中心とするCW方向上流側に配置されてもよい。
また、上記実施形態においては、ゼネバ機構90がつめ車91および年カム歯車95を備えているが、ゼネバ機構の構成については特に限定されない。例えば、ゼネバ機構は、年カムに連結された歯車と、歯車の自転方向の位置を規正するジャンパと、歯車の公転に連動して歯車を1ステップずつ自転させる送りつめと、を備えていてもよい。
また、上記実施形態においては、年カム28は、ゼネバ機構90によって断続的に自転するように構成されているが、年カム28は連続的に自転するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、カレンダ機構10は、月カム27、小月日回し車25および小月日送りつめ35が第1軸C1を中心として回転し、日回し車40および日回しつめ42が第1軸C1とは異なる軸を中心として回転するように構成されている。しかしながらこれに限定されず、月カム、小月日回し車および日回し車を同軸に設けることにより、月カム、小月日回し車、日回し車、小月日送りつめおよび日回しつめが第1軸C1を中心として回転するように構成してもよい。これにより、カレンダ機構を小型化することができる。
また、上記実施形態においては、日針7は、日針車67に連結され、往復運針するように構成されているが、これに限定されない。例えば、日針は、日車に取り付けられ、回転運針するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、復針レバー70を月車80に接近する方向に付勢する付勢部材として、ひげぜんまい部79を備えた戻し車78を採用していたが、これに限定されない。例えば、復針レバー70を付勢する付勢部材として、例えばコイルバネ等を採用してもよい。
また、上記実施形態では、月表示手段として月表示ディスク5を採用していたが、これに限定されない。例えば、月表示手段として、文字板2に月を表す文字の記載を行うとともに月針により指示する構成としてもよい。また、上記実施形態では、日表示手段として日針7,7Bを採用していたが、これに限定されない。例えば、日表示手段として、日表示ディスクに日を表す文字の記載を行うとともに、日窓から日を表す文字を露出させる構成としてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…時計 10…カレンダ機構 25…小月日回し車 27…月カム 27a…第2凸部 27b,27c,27d,27e…第1凸部 28…年カム 28a…第3凸部 90…ゼネバ機構(駆動機構) 30…小月日送りレバー 34…摺接つめ(摺接部) 35…小月日送りつめ 37…度決めピン 50…日車 53…月末つめ 55a…側面(押圧部) 100…ムーブメント C1…第1軸(所定軸)

Claims (7)

  1. 所定軸を中心として1日で1回転する小月日回し車と、
    月末つめを有し、1ヶ月で1回転する日車と、
    前記小月日回し車に設けられ、変位しながら前記小月日回し車と同期して回転し、1ヶ月の日数が30日以下の小月のうち、2月以外の月の末日に前記月末つめを押して前記日車を第1角度回転させ、閏年の2月の末日に前記月末つめを押して前記日車を前記第1角度よりも大きい第2角度回転させ、平年の2月の末日に前記月末つめを押して前記日車を前記第2角度よりも大きい第3角度回転させる小月日送りつめと、
    を備えることを特徴とするカレンダ機構。
  2. 前記小月日回し車と同軸に設けられるとともに、1年で1回転する月カムと、
    前記月カムに回転可能に支持された年カムと、
    前記年カムを前記月カムに対して自転させる駆動機構と、
    前記月カムの外周面および前記年カムの外周面に摺接する摺接部を備えるとともに、前記小月日回し車に対して回動可能に設けられ、前記小月日回し車と同期して前記月カムの周りを回転する小月日送りレバーと、
    を備え、
    前記月カムの前記外周面は、
    前記小月のうち2月以外の月に対応する複数の第1凸部と、
    2月に対応し、前記所定軸周りの周方向において前記第1凸部よりも大きく形成された第2凸部と、
    を有し、
    前記年カムの前記外周面は、第3凸部を有し、
    前記第3凸部は、前記駆動機構による前記年カムの自転によって、平年の2月に前記所定軸の軸方向から見て前記第2凸部に並び、閏年の2月に前記軸方向から見て前記第2凸部に並ぶ位置から退避し、
    前記小月日送りつめは、前記小月日送りレバーに設けられ、
    前記小月日送りレバーは、小月のうち2月以外の月の末日に前記第1凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させ、閏年の2月の末日に前記第2凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させ、平年の2月の末日に前記第2凸部および前記第3凸部に摺接して前記小月日送りつめを前記月末つめに係合させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカレンダ機構。
  3. 前記駆動機構は、前記年カムを断続的に自転させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のカレンダ機構。
  4. 前記小月日回し車には、前記小月日送りレバーの回動範囲を規定する度決めピンが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカレンダ機構。
  5. 前記月末つめには、前記小月日送りつめに接触して、前記小月日回し車と同期して回転する前記小月日送りつめを前記月末つめから離間する方向に押圧する押圧部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカレンダ機構。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のカレンダ機構を備えたことを特徴とするムーブメント。
  7. 請求項6に記載のムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
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