JP2019148467A - 分子検査支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】検査項目の選択作業の手間を軽減する。【解決手段】分子検査支援装置は、人体の複数の臓器名をそれぞれ選択肢として操作者に提示する選択肢提示部と、選択肢提示部によって臓器名が選択肢として提示されることに応じて操作者が行う診断対象の検査標本の臓器名を選択する臓器名選択操作を受け付ける選択操作受付部と、選択操作受付部が受け付けた臓器名選択操作が示す臓器名に基づいて、検査標本の免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目として予め記憶されている複数の検査項目の中から、診断対象の検査標本に対して実施が推奨される推奨検査項目を抽出する検査項目抽出部と、検査項目抽出部が抽出する推奨検査項目を提示する検査項目提示部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、分子検査支援装置及びプログラムに関する。
病理学は、形態学を基盤とした臨床医学と基礎医学をつなぐ学問分野である。近年においては、典型的な症例の蓄積結果を病理診断やその教育に用いるための形態学的情報整備と組織化は、成熟化しつつある。この病理学に基づいて、患者から手術や生検によって採取された病変組織や細胞を顕微鏡で観察して診断する病理診断がある。
従来、この病理診断を支援する技術として、例えば、特許文献1には、検査対象画像がある場合に、検査対象となる臓器の選択を操作者(例えば、病理医)に行わせ、検査対象画像に対して、臓器に特化した検出アルゴリズムを適用して画像処理する技術が開示されている。
特開2012−73179号公報
ところで、病理診断には、分子病理診断と呼ばれる分野がある。分子病理診断においては、例えば、がん患者から手術や生検によって採取された病変組織や細胞を顕微鏡で観察して診断し、患者のがん細胞の蛋白質や遺伝子異常を調べる。この結果、その患者に効くことが期待される薬剤、治療法を選択できる。
このような分子病理診断には、検査項目が多数存在する。このため、それら多数の検査項目の中から診断に適した検査項目を選択するための診療ガイドラインや手引き、指針などが提示されている。例えば、腫瘍に関する診療ガイドラインや手引き、指針などには、臓器の種類別、腫瘍の種類別、治療方針の種類別などを含めると500以上の種類がある。また、それぞれの各診療ガイドラインや手引き、指針などに複数の検査項目が列挙されている状況である。病理医は、さまざまな臓器の病変組織や細胞についてそれぞれに適した検査項目を把握しなければならない。適切な検査項目を選択するため、診療ガイドラインの参照に多くの時間を要したり、検査項目の不足や不適切な選択により追加検査を強いられたりする、といった状況がある。このような状況の解消のため、病理医による検査項目の選択作業の手間を軽減する技術が望まれる。
しかしながら、上述のような従来技術の場合、すでに検査項目が選択され検査対象画像を入手できている場合に診断の支援をするものであり、検査項目の選択作業までをも支援するものではない。すなわち、上述のような従来技術では、検査項目の選択作業の手間を軽減することができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、検査項目の選択作業の手間を軽減することができる分子検査支援装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の一実施形態は、人体の複数の臓器名をそれぞれ選択肢として操作者に提示する選択肢提示部と、前記選択肢提示部によって臓器名が選択肢として提示されることに応じて操作者が行う診断対象の検査標本の臓器名を選択する臓器名選択操作を受け付ける選択操作受付部と、前記選択操作受付部が受け付けた前記臓器名選択操作が示す臓器名に基づいて、検査標本の免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目として予め記憶されている複数の検査項目の中から、前記診断対象の検査標本に対して実施が推奨される推奨検査項目を抽出する検査項目抽出部と、前記検査項目抽出部が抽出する前記推奨検査項目を提示する検査項目提示部と、を備える分子検査支援装置である。
また、本発明の一実施形態は、上述の分子検査支援装置において、前記選択肢提示部は、検査標本の外観所見の複数の分類名をそれぞれ選択肢として操作者に更に提示し、前記選択操作受付部は、操作者が行う前記分類名を選択する分類名選択操作を更に受け付け、前記検査項目抽出部は、前記選択操作受付部が受け付けた前記臓器名選択操作が示す臓器名及び前記分類名選択操作が示す前記分類名に基づいて、前記推奨検査項目を抽出する。
また、本発明の一実施形態は、上述の分子検査支援装置において、前記検査項目提示部は、前記検査項目抽出部が抽出する前記推奨検査項目が複数ある場合に、複数の前記推奨検査項目を一覧表示する。
また、本発明の一実施形態は、上述の分子検査支援装置において、前記選択操作受付部は、前記検査項目提示部が提示する前記推奨検査項目のうちから検査発注対象の検査項目を選択する発注対象選択操作を更に受け付け、前記選択操作受付部が受け付けた検査発注対象の検査項目についての検査発注情報を生成する発注情報生成部を更に備える。
また、本発明の一実施形態は、上述の分子検査支援装置において、前記選択肢提示部は、前記検査項目提示部が提示する検査項目について、当該検査項目の検査結果が陰性であるか陽性であるかの選択肢を検査項目ごとに提示し、前記選択操作受付部は、前記検査項目提示部が提示する診断結果の選択肢を選択する診断結果選択操作を更に受け付け、前記検査項目提示部が提示する検査項目と、前記選択操作受付部が受け付けた前記診断結果選択操作とに基づいて診断結果情報を生成する診断結果情報生成部を更に備える。
また、本発明の一実施形態は、上述の分子検査支援装置において、前記分子検査の検査結果の判定ガイドラインを提示する判定ガイドライン提示部を更に備える。
また、本発明の一実施形態は、端末装置が備えるコンピュータに、人体の複数の臓器名をそれぞれ選択肢として操作者に提示する選択肢提示ステップと、前記選択肢提示ステップにおいて臓器名が選択肢として提示されることに応じて操作者が行う診断対象の検査標本の臓器名を選択する臓器名選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、前記選択操作受付ステップにおいて受け付けられた前記臓器名選択操作が示す臓器名に基づいて、検査標本の免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目として予め記憶されている複数の検査項目の中から、前記診断対象の検査標本に対して実施が推奨される推奨検査項目を抽出する検査項目抽出ステップと、前記検査項目抽出ステップにおいて抽出される前記推奨検査項目を提示する検査項目提示ステップと、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、検査項目の選択作業の手間を軽減することができる分子検査支援装置及びプログラムを提供することができる。
本実施形態の分子検査支援装置の外観構成の一例を示す図である。 本実施形態の分子検査支援装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態の分子検査支援装置の動作の一例を示す図である。 本実施形態の選択肢提示部が提示する選択肢の一例を示す図である。
[実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の分子検査支援装置10の外観構成の一例を示す図である。分子検査支援装置10は、例えば、スマートホンやタブレットなどの携帯端末、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータなど、コンピュータを備える装置である。本実施形態では、分子検査支援装置10がスマートホンなどの端末装置である場合を一例にして説明する。
[分子検査支援装置の機能構成]
図2は、本実施形態の分子検査支援装置10の機能構成の一例を示す図である。分子検査支援装置10は、制御部100と、記憶部200と、操作検出部TPと、表示部DSPと、通信部TCとを備える。
操作検出部TPは、例えば、タッチパネルなどを備えており、操作者Uの操作を検出する。なお、この一例において操作者Uとは、病理医である。
表示部DSPは、例えば、液晶ディスプレイを備えており、制御部100の制御に基づいて画像を表示する。
通信部TCは、有線又は無線により外部装置との通信を行う。
記憶部200は、制御部100の演算に用いられる情報を記憶する。この記憶部200には、判定ガイドラインGLの情報があらかじめ記憶されている。ここで、判定ガイドラインGLとは、分子検査の検査項目の選択基準及び当該検査項目の検査結果に対する診断基準である。この判定ガイドラインGLの情報は、例えば、医学系の各学会がそれぞれ発行する診療ガイドラインに掲載されている情報に基づいて作成され、記憶部200に記憶される。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備えており、種々の演算を行う。制御部100は、選択肢提示部110と、選択操作受付部120と、検査項目抽出部130と、検査項目提示部140と、発注情報生成部150と、診断結果情報生成部160と、判定ガイドライン提示部170とをソフトウエア機能部として備える。
選択肢提示部110は、人体の複数の臓器名ONをそれぞれ選択肢CHとして操作者Uに提示する。
選択操作受付部120は、操作者Uが操作検出部TPに対して行う選択操作SOを検出する。この操作者Uが操作検出部TPに対して行う選択操作SOには、臓器名選択操作SO−ONと、分類名選択操作SO−CNと、発注対象選択操作SO−OTと、診断結果選択操作SO−Dとがある。
なお、選択操作受付部120は、操作検出部TPに対するさまざまな操作のうち、選択操作SOのみを受け付ける。例えば、選択操作受付部120は、文字入力操作は受け付けない。
検査項目抽出部130は、選択操作受付部120が臓器名選択操作SO−ONを受け付けた場合、操作者Uが選択した臓器名ONに基づいて、推奨検査項目RDIを抽出する。
検査項目提示部140は、検査項目抽出部130が抽出する推奨検査項目RDIを提示する。この一例では、「提示」とは、表示部DSPに対する表示である。この一例の場合、検査項目提示部140は、推奨検査項目RDIを表示部DSPに表示する。
発注情報生成部150は、選択操作受付部120が発注対象選択操作SO−OTを受け付けた場合、操作者Uが選択した検査発注対象の検査項目ODIについての検査発注情報TOを生成する。発注情報生成部150は、生成した検査発注情報TOを、通信部TCを介して外部装置(例えば、検査発注システム;不図示)に出力する。
診断結果情報生成部160は、選択操作受付部120が診断結果選択操作SO−Dを受け付けた場合、検査項目提示部140が提示する検査項目DIと、選択操作受付部120が受け付けた診断結果選択操作SO−Dとに基づいて診断結果情報DRを生成する。診断結果情報生成部160は、生成した診断結果情報DRを、通信部TCを介して外部装置(例えば、診断書作成システム;不図示)に出力する。
判定ガイドライン提示部170は、分子検査の検査結果IRの判定ガイドラインGLを提示する。
次に、図3を参照して、分子検査支援装置10の動作の一例について説明する。
[分子検査支援装置の動作]
図3は、本実施形態の分子検査支援装置10の動作の一例を示す図である。
(ステップS10)選択肢提示部110は、臓器名ONと、分類名CNとを表示部DSPに表示することにより、選択肢CHを操作者Uに提示する。ここで、図4を参照して選択肢提示部110が提示する選択肢CHの一例について説明する。
図4は、本実施形態の選択肢提示部110が提示する選択肢CHの一例を示す図である。この一例において、臓器名ONには、頭頸部、肺、食道、腸管、肝臓、胆道、膵臓、腎臓、下部尿路、男性生殖器、女性生殖器、乳腺、内分泌系、皮膚、骨・関節、軟部、筋、末梢神経、中枢神経、眼、口腔、血管、心臓、及び血液が含まれる。
すなわち、選択肢提示部110は、人体の複数の臓器名ONをそれぞれ選択肢CHとして操作者Uに提示する。
また、この一例において、分類名CNには、腫瘍分類1(同図においてはローマ数字による1)として良性、悪性−上皮性、悪性−非上皮性、及び悪性−血液系が、腫瘍分類2(同図においてはローマ数字による2)として原発性、転移性、再発、及び異所性がそれぞれ含まれる。この分類名CNとは、検査標本SPの外観所見(例えば、顕微鏡や画像による所見)の名称である。
すなわち、選択肢提示部110は、選択肢提示部110は、検査標本SPの外観所見の複数の分類名CNをそれぞれ選択肢CHとして操作者Uに更に提示する。
操作者Uは、表示部DSPに表示される複数の臓器名ONの中から、診断対象の検査標本TSPの臓器名ONを選択する。すなわち、操作者Uは、選択肢提示部110によって臓器名ONが選択肢CHとして提示されることに応じて診断対象の検査標本TSPの臓器名ONを選択する。この診断対象の検査標本TSPの臓器名ONを選択する選択操作SOを臓器名選択操作SO−ONと称する。
また、操作者Uは、表示部DSPに表示される複数の分類名CNの中から、診断対象の検査標本TSPの外観所見に一致する分類名CNを選択する。この分類名CNを選択する選択操作SOを分類名選択操作SO−CNと称する。
(ステップS20)図3に戻り、選択操作受付部120は、操作者Uが行う診断対象の検査標本TSPの臓器名ONを選択する臓器名選択操作SO−ONを受け付ける。また、選択操作受付部120は、操作者Uが行う分類名CNを選択する分類名選択操作SO−CNを更に受け付ける。
なお、選択操作受付部120は、臓器名選択操作SO−ONを受け付けた後に、分類名選択操作SO−CNを受け付けることとしてもよい。
(ステップS30)検査項目抽出部130は、ステップS20において受け付けられた選択操作SOが示す内容に基づいて、推奨検査項目RDIを抽出する。ここで、検査項目DIとは、検査標本SPを分子検査する際に、検査標本SPに対して行われる検査の種類である。この分子検査には、免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断が含まれる。また、推奨検査項目RDIとは、複数の種類の検査項目DIのうち、判定ガイドラインGLによって、診断対象の検査標本TSPに対して実施が推奨される検査項目DIである。上述したように、判定ガイドラインGLは、記憶部200に記憶されている。この判定ガイドラインGLには、推奨検査項目RDIが、臓器名ON及び分類名CNに対応付けられた情報が含まれている。つまり、臓器名ONや分類名CNを検索キーにして判定ガイドラインGLを検索すると、臓器名ONや分類名CNに対応付けられた推奨検査項目RDIが抽出される。検査項目抽出部130は、臓器名選択操作SO−ONによって示された臓器名ON、及び分類名選択操作SO−CNによって示された分類名CNを検索キーにして、記憶部200に記憶されている判定ガイドラインGLを検索する。検査項目抽出部130は、検索の結果得られる検査項目DIを推奨検査項目RDIとして抽出する。
すなわち、検査項目抽出部130は、選択操作受付部120が受け付けた臓器名選択操作SO−ONが示す臓器名ONに基づいて、検査標本SPの免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目DIとして予め記憶されている複数の検査項目DIの中から、診断対象の検査標本TSPに対して実施が推奨される推奨検査項目RDIを抽出する。
また、検査項目抽出部130は、検査項目抽出部130は、選択操作受付部120が受け付けた分類名選択操作SO−CNが示す分類名CNに基づいて、推奨検査項目RDIを抽出する。
なお、検査項目抽出部130は、分類名CNを検索キーにせず、臓器名ONのみを検索キーにして推奨検査項目RDIを抽出してもよい。
(ステップS40)検査項目提示部140は、検査項目抽出部130が抽出する推奨検査項目RDIを提示する(図4)。ここで、ある臓器の検査標本SPに対応する推奨検査項目RDIは、一般的に複数ある。図4の一例では、推奨検査項目RDIのうち、免疫組織化学染色による推奨検査項目RDIが7項目、遺伝子解析による推奨検査項目RDIが3項目ある。
検査項目提示部140は、検査項目抽出部130が抽出する推奨検査項目RDIが複数ある場合に、複数の推奨検査項目RDIを一覧表示する。
操作者Uは、これらの推奨検査項目RDIのうち、実際に検査を行う検査項目DI、つまり、検査発注対象の検査項目ODIを選択する。この操作者Uによる検査発注対象の検査項目ODIの選択操作を発注対象選択操作SO−OTと称する。
(ステップS50)選択操作受付部120は、操作者Uによる発注対象選択操作SO−OTを受け付ける。すなわち、選択操作受付部120は、検査項目提示部140が提示する推奨検査項目RDIのうちから検査発注対象の検査項目ODIを選択する発注対象選択操作SO−OTを更に受け付ける。
(ステップS60)発注情報生成部150は、選択操作受付部120が受け付けた検査発注対象の検査項目ODIについての検査発注情報TOを生成する。発注情報生成部150は、生成した検査発注情報TOを、通信部TCを介して検査発注システム(不図示)に出力する。
(ステップS110)検査発注システムは、分子検査支援装置10から検査発注情報TOを受け取ると、分子検査を実施する組織(例えば、病院内の分子検査部門や、分子検査サービスの提供企業)に対して、発注があった旨と、分子検査の検査項目DIとを通知する。また、操作者U(例えば、病理医)から診断対象の検査標本TSPが分子検査を実施する組織に対して提出される。分子検査を実施する組織において検査標本TSPに対する分子検査が実施され、分子検査の検査結果IRが得られると、この検査結果IRは、分子検査支援装置10に通知される。ここで、検査結果IRには医師の診断結果が含まれていない。
(ステップS70)選択肢提示部110は、検査結果IRについて、医師が陰性であると判断すべきか、陽性であると判断すべきかの選択肢CHを検査項目DIごとに提示する。換言すれば、選択肢提示部110は、検査項目提示部140が提示する検査項目DIについて、当該検査項目DIの検査結果IRが陰性であるか陽性であるかの選択肢CHを検査項目DIごとに提示する。一例として、選択肢提示部110は、検査結果IRに含まれる検査項目DIごとに「陰性」の操作アイコン及び「陽性」の操作アイコンを表示する。
検査結果IRが陰性であるか陽性であるかの判断とは、医師による診断結果である。つまり、選択肢提示部110は、診断結果が含まれていない検査結果IRに対して、操作者Uである医師(例えば、病理医)に対して診断結果の付与を促す。この医師による診断結果の選択肢CHの選択操作SOを、診断結果選択操作SO−Dと称する。すなわち、選択操作受付部120は、検査項目提示部140が提示する診断結果の選択肢CHを選択する診断結果選択操作SO−Dを受け付ける。
(ステップS80)診断結果情報生成部160は、検査項目提示部140が提示する検査項目DIと、選択操作受付部120が受け付けた診断結果選択操作SO−Dとに基づいて診断結果情報DRを生成する。診断結果情報生成部160は、生成した診断結果情報DRを診断書作成システム(不図示)に出力する。
(ステップS210)診断書作成システムは、分子検査支援装置10から診断結果情報DRを受け取ると、診断書データを生成して、一連の動作を終了する。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の分子検査支援装置10は、操作者Uによる臓器名選択操作SO−ONによって選択された臓器名ONに基づいて、分子検査の複数の検査項目DIの中から、診断対象の検査標本TSPに適した推奨検査項目RDIを抽出する。
このため、分子検査支援装置10によれば、分子検査の検査項目DIの選択作業を手作業で行う場合に比べて、検査項目DIの選択作業の手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、すべての操作を選択操作SOのみによって行うことができる。ここで、臓器名ONや分類名CNを自由記述型にして、キーボードやタッチパネルなどにより手入力することも考えられる。しかしながら、臓器名ONや分類名CNを自由記述の手入力によって行う場合、誤記や表記の揺れなどにより適切な推奨検査項目RDIを抽出することができない場合がある。一方、本実施形態の分子検査支援装置10によれば、すべての操作を選択操作SOのみによって行うため、表記の揺れが生ぜず、また誤記(誤選択)も生じにくい。このため、分子検査支援装置10は、不適切な推奨検査項目RDIが抽出される頻度を低下させることができるため、検査項目DIの選択作業の手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、臓器名ONに加えて、分類名CNによっても推奨検査項目RDIを絞り込むことができる。これにより、分類名CNによる推奨検査項目RDIの絞り込みが行われない場合に比べて、推奨検査項目RDIの数が減少する。このため、操作者Uによる検査発注対象の検査項目ODIの絞り込みの手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、推奨検査項目RDIが複数ある場合に、これらの推奨検査項目RDIを一覧表示する。このため、操作者Uによる推奨検査項目RDIの一見把握性が高くなり、検査発注対象の検査項目ODIの絞り込みの手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、操作者Uが選択した検査発注対象の検査項目ODIについて通信回線を通じて発注を行う発注情報生成部150を備えている。この分子検査支援装置10によれば、操作者Uによる分子検査の発注の手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、診断結果情報生成部160を備えている。この診断結果情報生成部160は、検査結果IRについて陰性か陽性かを操作者Uに選択させるユーザインタフェースを提供する。複数の検査項目DIについて検査を実施した場合であっても、操作者Uは、「陰性」の操作アイコン又は「陽性」の操作アイコンを操作するだけで、診断結果情報DRを生成することができる。したがって、分子検査支援装置10によれば、診断結果を手書きしたり、自由入力形式で作成する場合に比べて、診断結果の生成の手間を軽減することができる。
また、分子検査支援装置10は、判定ガイドライン提示部170を備えており、判定ガイドラインGLの表示機能を有する。この分子検査支援装置10によれば、操作者Uは、診療ガイドラインの文献から必要な情報を探す手間を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
なお、上記の実施形態における装置及び装置が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、装置及び装置が備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、装置及び装置が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、装置及び装置が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部が備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
10…分子検査支援装置、110…選択肢提示部、120…選択操作受付部、130…検査項目抽出部、140…検査項目提示部、150…発注情報生成部、160…診断結果情報生成部、170…判定ガイドライン提示部

Claims (7)

  1. 人体の複数の臓器名をそれぞれ選択肢として操作者に提示する選択肢提示部と、
    前記選択肢提示部によって臓器名が選択肢として提示されることに応じて操作者が行う診断対象の検査標本の臓器名を選択する臓器名選択操作を受け付ける選択操作受付部と、
    前記選択操作受付部が受け付けた前記臓器名選択操作が示す臓器名に基づいて、検査標本の免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目として予め記憶されている複数の検査項目の中から、前記診断対象の検査標本に対して実施が推奨される推奨検査項目を抽出する検査項目抽出部と、
    前記検査項目抽出部が抽出する前記推奨検査項目を提示する検査項目提示部と、
    を備える分子検査支援装置。
  2. 前記選択肢提示部は、検査標本の外観所見の複数の分類名をそれぞれ選択肢として操作者に更に提示し、
    前記選択操作受付部は、操作者が行う前記分類名を選択する分類名選択操作を更に受け付け、
    前記検査項目抽出部は、前記選択操作受付部が受け付けた前記臓器名選択操作が示す臓器名及び前記分類名選択操作が示す前記分類名に基づいて、前記推奨検査項目を抽出する
    請求項1に記載の分子検査支援装置。
  3. 前記検査項目提示部は、前記検査項目抽出部が抽出する前記推奨検査項目が複数ある場合に、複数の前記推奨検査項目を一覧表示する
    請求項1又は請求項2に記載の分子検査支援装置。
  4. 前記選択操作受付部は、前記検査項目提示部が提示する前記推奨検査項目のうちから検査発注対象の検査項目を選択する発注対象選択操作を更に受け付け、
    前記選択操作受付部が受け付けた検査発注対象の検査項目についての検査発注情報を生成する発注情報生成部
    を更に備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の分子検査支援装置。
  5. 前記選択肢提示部は、前記検査項目提示部が提示する検査項目について、当該検査項目の検査結果が陰性であるか陽性であるかの選択肢を検査項目ごとに提示し、
    前記選択操作受付部は、前記検査項目提示部が提示する診断結果の選択肢を選択する診断結果選択操作を更に受け付け、
    前記検査項目提示部が提示する検査項目と、前記選択操作受付部が受け付けた前記診断結果選択操作とに基づいて診断結果情報を生成する診断結果情報生成部
    を更に備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の分子検査支援装置。
  6. 前記分子検査の検査結果の判定ガイドラインを提示する判定ガイドライン提示部
    を更に備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の分子検査支援装置。
  7. 端末装置が備えるコンピュータに、
    人体の複数の臓器名をそれぞれ選択肢として操作者に提示する選択肢提示ステップと、
    前記選択肢提示ステップにおいて臓器名が選択肢として提示されることに応じて操作者が行う診断対象の検査標本の臓器名を選択する臓器名選択操作を受け付ける選択操作受付ステップと、
    前記選択操作受付ステップにおいて受け付けられた前記臓器名選択操作が示す臓器名に基づいて、検査標本の免疫組織化学染色による診断又は遺伝子解析による診断を含む分子検査の検査項目として予め記憶されている複数の検査項目の中から、前記診断対象の検査標本に対して実施が推奨される推奨検査項目を抽出する検査項目抽出ステップと、
    前記検査項目抽出ステップにおいて抽出される前記推奨検査項目を提示する検査項目提示ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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