JP2019148386A - 制御装置、空気調和機システム、空気調和機の運転制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、空気調和機システム、空気調和機の運転制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】継続的な除湿を可能としつつ、空気調和機の構成を簡素化できる制御装置、空気調和機システム、空気調和機の運転制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】運転モード取得部113は、運転モード情報を取得する。判定部115は、運転モード情報に基づいて、空気調和機2が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する。指令部111は、空気調和機2が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定されると、運転停止指令情報を空気調和機2へ送信する。環境情報取得部112は、室内の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得する。目標温度設定部116は、温度情報が示す温度に基づいて、除湿モードでの運転における目標温度を算出する。また、指令部111は、目標温度に基づいて空気調和機2の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を空気調和機2へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、空気調和機システム、空気調和機の運転制御方法およびプログラムに関する。
冷房方式除湿を採用した空気調和機が提供されている。この種の空気調和機は、まず、空気調和機が設置された室内から吸い込んだ空気を熱交換器で冷却することにより空気調和機の内部で結露させて空気に含まれる水分を除去した後、そのままその空気を室内へ吐き出す。この種の空気調和機は、室内の温度が予め設定された温度まで低下すると、圧縮機の回転数を低減したり圧縮機を停止したりして送風ファンによる送風のみを実行する運転に切り替わる。このとき、空気調和機の内部で結露した水が再び室内へ放出されてしまい、室内の湿度が再び上昇してしまう虞がある。
これに対して、再熱除湿運転を実行する空気調和機が提案されている(例えば特許文献1参照)。この種の空気調和機では、まず、空気調和機が設置された室内から吸い込んだ空気を熱交換器で冷却することにより空気調和機の内部で結露させて空気に含まれる水分を除去し、その後、水分が除去された空気を暖めてから室内へ吐き出す。この種の空気調和機は、前述の冷房方式除湿を採用する空気調和機のように、空気調和機が設置された室内の温度が予め設定された温度以下に低下してしまうことがなく、継続的に湿気を除去することができる。
特開2016−176653号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、吸い込んだ空気を冷却して水分を除去する動作と除湿後の空気を加熱してから室内へ吐き出す動作とを同時に実行する構成であるため、空気調和機の構成が複雑化してしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、継続的な除湿を可能としつつ、空気調和機の構成を簡素化できる制御装置、空気調和機システム、空気調和機の運転制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、
空気調和機の運転モードを示す運転モード情報を取得する運転モード取得部と、
前記運転モード取得部が取得した前記運転モード情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、前記空気調和機の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信する指令部と、
前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における前記空気調和機が設置された設置空間の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記環境情報取得部により取得された環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、前記除湿モードでの運転における目標温度を設定する目標温度設定部と、を備え、
前記指令部は、前記運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信した後、前記目標温度設定部により設定された目標温度に基づいて前記空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を前記空気調和機へ送信する。
本発明によれば、判定部が、空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、指令部が、空気調和機の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を空気調和機へ送信する。そして、目標温度設定部が、空気調和機が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における空気調和機が設置された設置空間内の温度に基づいて、除湿モードでの運転における目標温度を算出し、指令部が、目標温度に基づいて空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を空気調和機へ送信する。これにより、基準時間毎に設置空間の温度に基づいて除湿モードでの運転における目標温度が更新されるので、設置空間の空気の除湿機能を長時間維持できるという利点がある。
実施の形態に係る空気調和機システムのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態に係る空気調和機システムの動作を示すシーケンス図 実施の形態に係る制御装置が実行する運転制御処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態に係る制御装置が実行する運転制御処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態に係る空気調和機が実行する空気調和機制御処理の流れの一例を示すフローチャート (A)は比較例に係る空気調和機の動作説明図、(B)は実施の形態に係る空気調和機の動作説明図 変形例に係る基準情報記憶部の内容を示す図 変形例に係る基準情報記憶部の内容を示す図 変形例に係る基準情報記憶部の内容を示す図 変形例に係る基準情報記憶部の内容を示す図
以下、本発明の実施の形態に係る空気調和機システムについて、添付図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る空気調和機システムは、空気調和機と、空気調和機を制御する制御装置と、を備える。そして、制御装置は、空気調和機の運転モードを示す運転モード情報を定期的に取得し、取得した運転モード情報に基づいて、空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、運転停止指令情報を空気調和機へ送信することにより、空気調和機の除湿モードでの運転を停止させる。次に、制御装置は、空気調和機が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における空気調和機が設置された設置空間の温度を示す温度情報を取得し、その温度情報が示す温度に基づいて、空気調和機の除湿モードでの運転における目標温度を算出する。その後、制御装置は、算出した目標温度に基づいて除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を空気調和機へ送信する。これにより、空気調和機による設置空間内の除湿機能を長時間維持させるというものである。
本実施の形態に係る空気調和機システムは、図1に示すように、制御装置1と空気調和機2とを備える。空気調和機2は、冷媒を圧縮する圧縮機23と、圧縮機23を駆動する駆動部22と、送風ファン28と、送風ファン28を駆動する駆動部27と、駆動部22、27を制御する制御部21と、を有する。また、空気調和機2は、建物内の空気調和機2が設置された設置空間である室内の温度を計測する温度センサ24と、空気調和機2が設置された室内の湿度を計測する湿度センサ25と、空気調和機2の運転モードの変更、設定温度の変更等を行う際にユーザにより操作される操作部26と、を有する。
駆動部22は、インバータ回路(図示せず)、インバータ制御回路(図示せず)等を有し、制御部21から入力される制御信号に応じた回転数で圧縮機23を駆動する。駆動部27もインバータ回路(図示せず)、インバータ制御回路(図示せず)等を有し、制御部21から入力される制御信号に応じた回転数で送風ファン28を駆動する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)201と、主記憶部202と、補助記憶部203と、インタフェース204a、204b、204c、204d、205eと、制御装置1と通信するための通信部205と、これらを相互に接続するバス209と、を有する。主記憶部202は、揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として用いられる。補助記憶部203は、磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御部21の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。インタフェース204aは、CPU201から入力される圧縮機23の制御情報を制御信号に変換して駆動部22へ出力する。インタフェース204bは、CPU201から入力される送風ファン28の制御情報を制御信号に変換して駆動部27へ出力する。インタフェース204c、204dは、それぞれ温度センサ24、湿度センサ25から入力される信号から温度情報、湿度情報を生成してCPU201へ出力する。インタフェース204eは、操作部26から入力されるユーザによる操作に応じた操作情報を適宜プロトコル変換してCPU201へ出力する。通信部205は、無線モジュールまたは有線通信インタフェースであり、制御装置1との間で無線または有線で通信する。通信部205は、例えばECHONET Lite規格のような通信プロトコルに沿って制御装置1との間で通信を実行する。操作部26は、例えば空気調和機2の筐体(図示せず)の一部に設けられた操作パネルである。
CPU201は、補助記憶部203が記憶するプログラムを主記憶部202に読み出して実行することにより、図2に示すように、空調制御部211、運転モード送信部212および環境情報送信部213として機能する。また、補助記憶部203は、空気調和機2が実行している運転モードを示す運転モード情報を記憶する運転モード記憶部231を有する。空調制御部211は、圧縮機23および送風ファン28が複数種類の運転モード、例えば冷房モード、暖房モード、除湿モードおよび送風モードの4種類の運転モードで動作するよう制御する。空調制御部211は、動作している運転モードを示す運転モード情報を運転モード記憶部231に記憶させる。そして、空調制御部211は、運転モードが変更される毎に、運転モード記憶部231が記憶する運転モード情報を変更後の運転モードを示す運転モード情報に更新する。
運転モード送信部212は、空気調和機2の運転モードを示す運転モード情報を運転モード記憶部231から取得して制御装置1へ送信する。環境情報送信部213は、温度センサ24が室内の温度を計測することにより得られる温度情報を取得するとともに、湿度センサ25が室内の湿度を計測することにより得られる湿度情報を取得し、取得した温度情報および湿度情報を含む環境情報を生成する。そして、環境情報送信部213は、生成した環境情報を、通信部205を介して制御装置1へ送信する。
図1に戻って、制御装置1は、CPU101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、インタフェース104a、104bと、空気調和機2と通信するための通信部105と、これらを相互に接続するバス109と、を有する。また、制御装置1は、空気調和機2に関する各種操作情報を表示する表示部17と、制御装置1へ各種情報を入力する際にユーザにより操作される入力部16と、を有する。表示部17は、例えば液晶ディスプレイであり、入力部16は、例えばタッチパネルである。主記憶部102は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として用いられる。補助記憶部103は、磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、制御装置1の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。インタフェース104aは、表示部17に接続され、CPU201から入力される各種表示情報を表示部17へ出力する。インタフェース104bは、入力部16に接続され、入力部16から入力される各種操作情報をCPU101へ出力する。通信部105は、無線モジュールまたは有線通信インタフェースであり、空気調和機2との間で無線または有線で通信する。通信部105は、例えばECHONET Lite規格のような通信プロトコルに沿って空気調和機2との間で通信を実行する。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図2に示すように、指令部111、環境情報取得部112、運転モード取得部113、計時部114、判定部115、目標温度設定部116および基準情報設定部117として機能する。補助記憶部103は、空気調和機2から取得した運転モード情報を記憶する運転モード記憶部131と、空気調和機2から取得した環境情報に含まれる温度情報および湿度情報を記憶する環境情報記憶部132と、を有する。運転モード記憶部131は、空気調和機2の運転開始後最初に取得した運転モード情報が除湿モードを示す場合或いは運転モード情報が示す運転モードが除湿モードに切り替わった場合、除湿モードを示す運転モード情報を計時部114により計時された時刻情報に対応づけて記憶する。また、補助記憶部103は、目標温度設定部116により算出される目標温度を示す目標温度情報を記憶する目標温度記憶部と、基準情報設定部117により設定される基準時間を示す基準時間情報および基準温度を示す基準温度情報を記憶する基準情報記憶部134と、を有する。また、基準情報記憶部134は、基準情報設定部117により設定される空気調和機2が設置された室内の湿度に対する閾値である湿度閾値を示す湿度閾値情報と、空気調和機2の運転モードを確認すべき時期を示す運転モード確認時期情報と、を記憶する。
運転モード取得部113は、空気調和機2へ運転モード取得要求情報を送信することにより、空気調和機2から運転モード情報を取得する。計時部114は、ソフトウェアタイマであり、時刻を計時する。
判定部115は、基準情報記憶部134が記憶する予め設定された基準時間を示す基準時間情報を取得し、運転モード取得部113が取得した運転モード情報に基づいて、空気調和機2が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する。また、判定部115は、基準情報記憶部134が記憶する湿度閾値情報を取得し、空気調和機2から取得される環境情報に含まれる湿度情報の示す湿度が湿度閾値情報が示す湿度閾値以下であるか否かを判定する。
指令部111は、判定部115により空気調和機2が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、空気調和機2の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を生成して空気調和機2へ送信する。また、指令部111は、運転停止指令情報を空気調和機2へ送信した後、目標温度設定部116により算出された目標温度に基づいて、空気調和機2の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を生成して空気調和機2へ送信する。また、指令部111は、判定部115により空気調和機2から取得した湿度情報が示す湿度が前述の湿度閾値以下であると判定されると、空気調和機2への運転停止指令情報の生成または送信を回避する。
環境情報取得部112は、判定部115により空気調和機2が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における、空気調和機2が設置された室内の温度を示す温度情報および湿度を示す湿度情報を含む環境情報を取得する。
目標温度設定部116は、環境情報取得部112により取得された環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、空気調和機2の除湿モードでの運転における目標温度を算出する。具体的には、目標温度設定部116は、基準情報記憶部134から基準温度情報を取得し、取得した環境情報に含まれる温度情報が示す温度から基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより目標温度を算出する。
基準情報設定部117は、ユーザにより入力部16を介して入力される基準情報を基準情報記憶部134に記憶させる。基準情報記憶部134が3時間を示す基準時間情報を記憶している場合において、ユーザが入力部16を介して基準時間を12時間または24時間に変更するための操作を行うと、基準情報設定部117は、基準情報記憶部134が記憶する基準時間情報を12時間または24時間を示す基準時間情報に更新する。このように、制御装置1が基準情報設定部117を有することにより、ユーザの嗜好に応じて基準時間を自由に変更することが可能となる。例えば、室内の温度が過度に低下することを憂慮するユーザであれば、基準時間を3時間から12時間または24時間に変更することにより、除湿モードでの運転において目標温度が低下する頻度を減らすことができる。一方、蒸し暑い環境が苦手なユーザであれば、基準時間を3時間から1時間または2時間に変更することにより、除湿モードでの運転において目標温度が低下する頻度を増加させることにより、室内の除湿効果を高めることができる。
次に、本実施の形態に係る空気調和機システムの動作について図3を参照しながら説明する。ここでは、空気調和機2が、除湿モードでの運転を継続しているものとして説明する。まず、空気調和機2に対して空気調和機2の運転モード情報の取得を要求する運転モード取得要求情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS1)。そして、空気調和機2が運転モード取得要求情報を受信すると、除湿モードを示す運転モード情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS2)。一方、制御装置1は、空気調和機2から除湿モードを示す運転モード情報を受信すると、受信した運転モード情報を、受信時を示す時刻情報に対応づけて前述の運転モード記憶部131に記憶させる(ステップS3)。
その後、予め設定された運転モード確認時期が到来すると、運転モード取得要求情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信され(ステップS4)、それに応じて、除湿モードを示す運転モード情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS5)。そして、制御装置1が、除湿モードを示す運転モード情報を受信した時刻と運転モード記憶部が記憶する時刻情報が示す時刻とから、空気調和機2が除湿モードでの運転を開始してから予め設定された基準時間が経過したと判定したとする(ステップS6)。この場合、空気調和機2に対して空気調和機2が設置された室内の温度情報および湿度情報の取得を要求する環境情報取得要求情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS7)。そして、空気調和機2が環境情報取得要求情報を受信すると、温度情報および湿度情報を含む環境情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS8)。
ここで、空気調和機2が設置された室内の温度が予め設定された温度閾値よりも高く、室内の湿度が予め設定された湿度閾値よりも高いとする。この場合、制御装置1は、環境情報を受信すると、受信した環境情報に含まれる温度情報が示す室内の温度が室温閾値よりも高いと判定する(ステップS9)。また、制御装置1は、受信した環境情報に含まれる湿度情報が示す室内の湿度が湿度閾値よりも高いと判定する(ステップS10)。そして、空気調和機2へ除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS11)。一方、空気調和機2は、運転停止指令情報を受信すると、除湿モードでの運転を停止する(ステップS12)。
また、制御装置1は、温度情報が示す温度よりも予め設定された基準温度だけ低い温度を空気調和機2の除湿モードでの運転における目標温度として設定する(ステップS13)。ここで、制御装置1は、例えば基準温度が2℃に設定されているとすると、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度が30℃であれば目標温度を28℃に設定する。また、制御装置1は、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度が24℃であれば目標温度を22℃に設定する。続いて、空気調和機2に対して除湿モードでの運転を再開するよう指令する運転開始指令情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS14)。この運転開始指令情報には、除湿モードでの運転における目標温度を示す目標温度情報が含まれている。一方、空気調和機2は、運転開始指令情報を受信すると、そこに含まれる目標温度情報が示す目標温度で除湿モードでの運転を再開する(ステップS15)。
次に、本実施の形態に係る制御装置1が実行する運転制御処理について図4および図5を参照しながら説明する。この運転制御処理は、例えば空気調和機2が運転している状態で制御装置1へ電源が投入されたことを契機として開始される。
まず、運転モード取得部113は、運転モード取得要求情報を空気調和機2へ送信することにより(ステップS101)、空気調和機2から運転モード情報を取得し、運転モード記憶部131に記憶させる(ステップS102)。次に、運転モード取得部113は、取得した運転モード情報が示す運転モードが除湿モードであるか否かを判定する(ステップS103)。運転モード取得部113により取得した運転モード情報が示す運転モードが、除湿モード以外の運転モードであると判定されると(ステップS103:No)、そのまま後述のステップS105の処理が実行される。
一方、運転モード取得部113は、取得した運転モード情報が示す運転モードが除湿モードであると判定すると(ステップS103:Yes)、計時部114から運転モード情報を取得した時点における時刻を示す時刻情報を取得し、取得した時刻情報を、運転モード情報に対応づけて運転モード記憶部131に記憶させる(ステップS104)。
続いて、運転モード取得部113は、基準情報記憶部134が記憶する運転モード確認時期情報を参照して、空気調和機2の運転モードを確認すべき運転モード確認時期が到来したか否かを判定する(ステップS105)。運転モード確認時期は、例えば定期的に到来するように設定されており、例えば30分から1時間の範囲における予め設定された時間毎に到来するように設定される。運転モード取得部113は、運転モード確認時期が未だ到来していないと判定すると(ステップS105:NO)、待機状態を維持する。
一方、運転モード取得部113は、運転モード確認時期が到来したと判定すると(ステップS105:Yes)、前回取得した運転モード情報が除湿モードを示しているか否かを判定する(ステップS106)。具体的には、運転モード取得部113は、運転モード記憶部131が記憶する運転モード情報が除湿モードを示す情報であるか否かを判定する。運転モード取得部113は、前回取得した運転モード情報が除湿モード以外の他の運転モードを示していると判定すると(ステップS106:No)、再びステップS101の処理を実行する。
一方、運転モード取得部113は、前回取得した運転モード情報が除湿モードを示していると判定したとする(ステップS106:Yes)。この場合、運転モード取得部113は、運転モード取得要求情報を空気調和機2へ送信することにより(ステップS107)、空気調和機2から運転モード情報を取得する(ステップS108)。その後、運転モード取得部113は、取得した運転モード情報が除湿モードを示すか否かを判定する(ステップS109)。運転モード取得部113は、取得した運転モード情報が除湿モード以外の他の運転モードを示すと判定すると(ステップS109:No)、取得した運転モード情報を運転モード記憶部131に記憶させるとともに時刻情報をクリアする(ステップS110)。ここで、運転モード取得部113は、運転モード記憶部131が記憶する時刻情報をデフォルト値に設定したり削除したりすることにより時刻情報をクリアする。次に、再びステップS105の処理が実行される。
また、運転モード取得部113が、取得した運転モード情報が除湿モードを示すと判定したとする(ステップS109:Yes)。この場合、判定部115は、計時部114から運転モード情報を取得した時点を示す時刻情報を取得するとともに、運転モード記憶部131が除湿モードを示す運転モード情報に対応付けて記憶する時刻情報を取得する。そして、判定部115は、基準情報記憶部134から基準時間情報を取得し、これら2つの時刻情報が示す時刻の差分に相当する時間から、空気調和機2が除湿モードで運転を開始してから基準時間だけ経過したか否かを判定する(ステップS111)。判定部115により空気調和機2が除湿モードで運転を開始してから未だ基準時間を経過していないと判定されると(ステップS111:No)、再びステップS105の処理が実行される。
一方、判定部115は、空気調和機2が除湿モードで運転を開始してから基準時間だけ経過したと判定すると(ステップS111:Yes)、基準時間を経過したことを通知する基準時間経過通知を環境情報取得部112へ通知する。環境情報取得部112は、判定部115から基準時間経過通知が通知されると、図5に示すように、環境情報取得要求情報を空気調和機2へ送信することにより(ステップS112)、空気調和機2から環境情報を取得し、取得した環境情報に含まれる温度情報および湿度情報を環境情報記憶部132に記憶させる(ステップS113)。
続いて、判定部115は、基準情報記憶部134から温度閾値情報を取得し、前述の温度情報が示す室内の温度が、温度閾値情報が示す温度以下であるか否かを判定する(ステップS114)。この温度閾値は、例えば室内に居るユーザに不快感を与えない温度に設定され、例えば20℃程度に設定される。判定部115により温度情報が示す室内の温度が、温度閾値情報が示す温度閾値以下であると判定されると(ステップS114:Yes)、そのままステップS105以降の処理が実行される。例えば温度閾値が20℃に設定されている場合、制御装置1は、除湿モードでの運転が基準時間以上継続していても、室内の温度が20℃以下である場合には、運転停止要求情報の空気調和機2への送信を回避する。
一方、判定部115は、温度情報が示す室内の温度が、温度閾値情報が示す温度よりも高いと判定されると(ステップS114:No)、基準情報記憶部134から湿度閾値情報を取得し、前述の湿度情報が示す室内の湿度が、湿度閾値情報が示す湿度閾値以下であるか否かを判定する(ステップS115)。この湿度閾値は、例えば室内に居るユーザに不快感を与えない湿度に設定され、例えば60%程度に設定される。判定部115により湿度情報が示す室内の湿度が、湿度閾値情報が示す湿度閾値以下であると判定されると(ステップS115:Yes)、そのままステップS105以降の処理が実行される。即ち、指令部111は、判定部115により湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下であると判定されると、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避する。例えば湿度閾値が60%に設定されている場合、制御装置1は、除湿モードでの運転が基準時間以上継続していても、室内の湿度が60%以下である場合には、運転停止要求情報の空気調和機2への送信を回避する。
一方、判定部115により、湿度情報が示す室内の湿度が、湿度閾値情報が示す湿度閾値よりも高いと判定されると(ステップS115:No)、指令部111は、空気調和機2の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を空気調和機2へ送信する(ステップS116)。
その後、目標温度設定部116は、環境情報取得部112により取得された環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、空気調和機2の除湿モードでの運転における目標温度を算出する(ステップS117)。ここでは、目標温度設定部116が、基準情報記憶部134から基準温度情報を取得し、前述の温度情報が示す温度から基準温度情報が示す予め設定された基準温度を差し引くことにより目標温度を算出する。そして、目標温度設定部116は、算出した目標温度を示す目標温度情報を目標温度記憶部133に記憶させるとともに、目標温度の算出が完了したことを通知する算出完了通知を指令部111へ通知する。
次に、指令部111は、算出完了通知が通知されると、目標温度記憶部133から目標温度情報を取得し、取得した目標温度情報を含む運転開始指令情報を生成して空気調和機2へ送信する(ステップS118)。続いて、指令部111は、計時部114から運転開始指令情報を空気調和機2へ送信した時点を示す時刻情報を取得し、運転モード記憶部131が記憶する時刻情報を、計時部114から取得した時刻情報で更新する(ステップS119)。その後、再びステップS105の処理が実行される。なお、この運転制御処理は、例えばユーザが入力部16に対して制御装置1による運転制御処理を終了させるための操作を行ったことを契機として終了する。
次に、本実施の形態に係る空気調和機2の制御部21が実行する空気調和機制御処理について図6を参照しながら説明する。この空気調和機制御処理は、例えば空気調和機2へ電源が投入された後、例えばユーザが操作部26を操作して運転モードを選択して空気調和機2の運転が開始したことを契機として開始される。
まず、空調制御部211は、運転モード変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。この運転モード変更操作は、例えばユーザが操作部26を介して空気調和機2の運転モードを変更するための操作を行ったときに受け付けられる。空調制御部211により運転モード変更操作を受け付けていないと判定されると(ステップS201:No)、後述するステップS204の処理が実行される。
一方、空調制御部211は、運転モード変更操作を受け付けたと判定すると(ステップS201:Yes)、駆動部22、27へ出力する制御情報を変更することにより運転モードを変更する(ステップS202)。次に、空調制御部211は、変更後の運転モードを示す運転モード情報を運転モード記憶部231に記憶させる(ステップS203)。
続いて、運転モード送信部212は、制御装置1から運転モード取得要求情報を受信したか否かを判定する(ステップS204)。運転モード送信部212により運転モード取得要求情報を受信していないと判定されると(ステップS204:No)、そのまま後述のステップS206の処理が実行される。一方、運転モード送信部212は、運転モード取得要求情報を受信したと判定すると(ステップS204:Yes)、運転モード記憶部231から運転モード情報を取得し、取得した運転モード情報を送信する(ステップS205)。
その後、環境情報送信部213は、制御装置1から環境情報取得要求情報を受信したか否かを判定する(ステップS206)。運転モード送信部212により運転モード取得要求情報を受信していないと判定されると(ステップS206:No)、そのまま後述のステップS209の処理が実行される。一方、環境情報送信部213は、環境情報取得要求情報を受信したと判定すると(ステップS206:Yes)、温度センサ24により室内の温度を計測して得られる温度情報を取得するとともに、湿度センサ25により室内の湿度を計測して得られる湿度情報を取得する(ステップS207)。
次に、環境情報送信部213は、取得した温度情報と湿度情報とを含む環境情報を生成して制御装置1へ送信する(ステップS208)。
続いて、空調制御部211は、制御装置1から運転停止指令情報を受信したか否かを判定する(ステップS209)。空調制御部211は、運転停止指令情報を受信していないと判定すると(ステップS209:No)、再びステップS201の処理を実行する。一方、空調制御部211は、運転停止指令情報を受信したと判定すると(ステップS209:Yes)、駆動部22、27へ圧縮機23、送風ファン28の動作を停止させるための制御情報を出力することにより、空気調和機2の運転を停止させる(ステップS210)。
その後、空調制御部211は、制御装置1から運転開始指令情報を受信すると(ステップS211)、運転開始指令情報に含まれる目標温度情報に基づいて、制御情報を生成して駆動部22、27へ出力することにより、空気調和機2の運転を開始させる(ステップS212)。次に、再びステップS201の処理が実行される。なお、この空気調和機制御処理は、例えばユーザが操作部26に対して制御部21による空気調和機制御処理を終了させるための操作を行ったことを契機として終了する。
次に、本実施の形態に係る空気調和機の動作について、比較例に係る空気調和機の動作と比較しながら説明する。比較例に係る空気調和機は、除湿モードでの運転における目標温度が一定である。比較例に係る空気調和機について、例えば図7(A)に示すように、室内の温度が温度A1である時刻T1において除湿モードでの運転を開始すると、目標温度は、温度A1よりも基準温度αだけ低い温度A1−αに設定される。そして、室内の湿度は時刻T1における湿度M1から時間の経過とともに減少していく。なお、図7(A)において、実線は室内の温度の推移を表し、2点鎖線は、室内の湿度の推移を表す。このとき、空気調和機は、吸い込んだ空気を冷却して空気調和機の内部で結露を生じさせることにより、吸い込んだ空気に含まれる水分を除去した後、室内へ排出する。また、室内の温度は、時刻T1における温度A1から時間の経過とともに低下していく。その後、比較例に係る空気調和機では、時刻T2において、温度センサにより計測される室内の温度が目標温度A1−αに近づくと、圧縮機を停止させて送風ファンのみを駆動させることにより送風モードでの運転に切り替わる。そうすると、空気調和機の内部で結露した水が再び室内へ放出されてしまい、室内の湿度は、時刻T2における湿度M2から時間の経過とともに上昇してしまうため、室内の除湿効果が十分に得られない。
これに対して、本実施の形態に係る空気調和機2では、例えば図7(B)に示すように、室内の温度A1が目標温度A1−αよりも高い時刻T1において除湿モードでの運転を開始すると、その後、予め設定された基準時間ΔT毎に目標温度を更新していく。なお、図7(B)において、実線は室内の温度の推移を表し、2点鎖線は、室内の湿度の推移を表す。本実施の形態に係る空気調和機2は、時刻T1から基準時間△Tだけ経過した時刻T2において、目標温度をその時点での室内の温度A2よりも基準温度αだけ低い温度A2−αに更新する。これにより、時刻T2以降において、室内の湿度は時刻T2における湿度M2から時間の経過とともに減少していく。そして、時刻T2から基準時間△Tだけ経過した時刻T3において、目標温度をその時点での室内の温度A3よりも基準温度αだけ低い温度A3−αに更新する。これにより、時刻T3以降において、室内の湿度は時刻T3における湿度M3から時間の経過とともに減少していく。このように、本実施の形態に係る空気調和機2は、除湿モードでの運転における目標温度を基準時間△T毎に更新することにより、比較例に係る空気調和機に比べて、室内の除湿効果を長時間継続させることができる。即ち、比較例に係る空気調和機では、除湿モードでの運転開始時に一度目標温度を設定した後、その目標温度を変更せずに維持した状態で除湿モードでの運転を継続する。これに対して、本実施の形態に係る空気調和機2は、基準時間毎に目標温度を更新して除湿モードでの運転を再開することにより、室内の温度が変動したとしてもそれに応じて目標温度が再設定されるので、室内の除湿効果が長時間維持される。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置1では、判定部115が、空気調和機2が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、指令部111が、空気調和機2の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を空気調和機2へ送信する。そして、目標温度設定部116が、空気調和機2が基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における室内の温度に基づいて、除湿モードでの運転における目標温度を算出する。また、指令部111が、目標温度に基づいて空気調和機2の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を空気調和機2へ送信する。これにより、基準時間毎に室内の温度に基づいて除湿モードでの運転における目標温度が更新されるので、空気調和機2の室内の空気の除湿機能を長時間維持できるという利点がある。
ところで、空気調和機は、我々の普段の生活における様々な場所、即ち、家庭、オフィス、商業施設等で使用され、空気調和機による室内の温度および湿度の調整は快適性向上のために欠かすことができないと言える。空気調和機としては、家庭用機種、業務用機種或いは高級機種、廉価機種といった種々の機種が存在する。また、空気調和機の運転モードとしては、一般的に、冷房モード、暖房モード、除湿モードおよび送風モードが存在し、特に、高温多湿の日本では、空気調和機を除湿モードで運転する機会も多い。空気調和機の除湿モードでの運転方法には、主として冷房方式と再熱除湿方式との2つが存在する。ここで、一般的な冷房方式の運転方法を採用する空気調和機では、前述のように、除湿モードでの運転における目標温度に近づき送風モードに切り替わったときに、空気調和機の内部で結露した水が再び室内へ放出されてしまい、室内の湿度が再び上昇してしまい継続的な除湿が難しい。一方、再熱除湿方式の運転方法を採用した空気調和機は、前述のように、構成が複雑化してしまう。これに対して、本実施の形態に係る空気調和機システムでは、除湿モードでの運転における目標温度を基準時間毎に更新することにより、継続的な除湿を可能としつつ、空気調和機の構成を簡素化できるという利点がある。
また、本実施の形態に係る目標温度設定部116は、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度から予め設定された基準温度を差し引くことにより目標温度を算出する。これにより、空気調和機2が設置された室内の温度に応じた最適な目標温度を設定することができる。
更に、本実施の形態に係る指令部111は、判定部115により湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下であると判定されると、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避する。これにより、空気調和機2が設置された室内が十分に除湿されている場合、除湿モードでの運転における目標温度の更新が回避されるので、室内の温度の過度な低下が抑制される。
また、本実施の形態に係る制御装置1は、基準時間を示す基準時間情報を記憶する基準情報記憶部134と、ユーザにより入力部16を介して入力される基準情報を基準情報記憶部134に記憶させる基準情報設定部117と、を備える。これにより、ユーザは、嗜好に応じて空気調和機2の除湿モードでの運転時における目標温度の更新頻度を調整することができるので、ユーザの嗜好に応じた快適な室内環境を提供することが可能となる。
更に、本実施の形態に係る指令部111は、判定部115により湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下であると判定されると、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避する。これにより、除湿モードでの運転における目標温度が際限なく低下することにより、室内の温度が過度に低下してしまうことが防止される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態によって限定されるものではない。例えば、基準情報記憶部134が、図8に示すように、複数の地域それぞれに対応する予め設定された基準時間を示す基準時間情報を、地域を識別する地域識別情報と対応づけて記憶するものであってもよい。この場合、判定部115は、基準情報記憶部134から空気調和機2が設置される地域に対応する基準時間情報を取得するようにすればよい。そして、判定部115は、空気調和機2が、取得した基準時間情報が示す基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定するようにすればよい。例えば、空気調和機2が設置される場所が、北海道のような寒冷地であれば、その地域性から湿度が高まるケースは少なく、むしろ目標温度の過度の低下が懸念される。このため、基準時間は東京に対応する3時間よりも長い4時間に設定されている。これにより、目標温度が変更される機会が低減されるので、空気調和機2が設置される場所の温度の過度の低下が抑制される。また、空気調和機2が設置される場所が、寒冷地であれば、基準温度が東京の基準温度2℃に比べて低い1℃に設定される。一方、空気調和機2が設置される場所が、沖縄のような高温多湿の地域であれば、除湿効果を高めるために、基準温度が東京の基準温度2℃に比べて高い3℃に設定される。
本構成によれば、空気調和機2が設置される地域毎にその地域に応じた最適な基準時間毎に目標温度の更新が実行されるので、地域毎にその地域に応じた最適な除湿を行うことができる。また、基準情報記憶部134が、複数の地域それぞれに対応する基準時間情報を予め記憶しておくことにより、空気調和機2の設置場所の変更に伴う基準時間の設定の手間を軽減することができる。
実施の形態に係る空気調和機システムにおいて、基準情報記憶部134が、例えば図9に示すように、複数の地域とともに各地域における複数種類の季節それぞれに対応する基準温度を示す基準温度情報を、地域識別情報とともに季節の種類を識別する季節識別情報と対応づけて記憶するものであってもよい。この場合、目標温度設定部116は、基準情報記憶部134から空気調和機2を運転させる季節に対応する基準温度情報を取得し、空気調和機2から取得した環境情報に含まれる温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより目標温度を算出するようにすればよい。例えば、空気調和機2の設置場所が沖縄である場合、沖縄の春または秋のような中間期においては、夏と異なり、ユーザが冷え過ぎと感じる可能性が高まる。そこで、季節が夏場以外の場合、基準温度が2℃に設定されている。
ところで、日本国のような南北に長い国土を有する国では、季節による寒暖も地域によって様々であり、季節の変化は、ユーザの温湿度に対する感じ方に影響を与えうる。これに対して、本構成によれば、空気調和機2を運転する季節毎にその季節に応じた最適な目標温度を設定することができるので、季節に応じた最適な除湿を行うことができる。即ち、季節に応じた細やかな環境設定が可能となる。また、基準情報記憶部134が、複数種類の季節それぞれに対応する基準温度情報を予め記憶しておくことにより、季節の変わり目に伴う除湿モードでの運転における目標温度の設定の手間を軽減することができる。
実施の形態に係る空気調和機システムにおいて、基準情報記憶部134が、例えば図10に示すように、複数種類の建物それぞれに対応する基準温度を示す基準温度情報を、建物の種類を識別する建物識別情報と対応づけて記憶するものであってもよい。この場合、目標温度設定部116は、基準情報記憶部134から空気調和機2が設置された建物に対応する基準温度情報を取得し、空気調和機2から取得した環境情報に含まれる温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより目標温度を算出するようにすればよい。例えば建物が気密性および断熱性が高い高気密住宅である場合、室内の温度は維持されやすいと想定される。そこで、空気調和機2が設置される建物が高気密住宅である場合、基準温度を一般木造住宅の場合の2℃よりも低い1℃に設定される。これにより、空気調和機2が目標温度を緩やかに低下させるので、室内温度の過度な低下が抑制される。また、空気調和機2が設置される建物が高気密住宅である場合、基準時間が一般木造住宅の場合の3時間よりも長い12時間に設定される。これにより、目標温度の更新頻度が低下するので、室内温度の過度な低下が抑制される。
本構成によれば、空気調和機2を設置する建物の種類に応じた最適な目標温度を設定することができるので、建物の種類に応じた最適な除湿を行うことができる。また、基準情報記憶部134が、複数種類の建物それぞれに対応する基準温度情報を予め記憶しておくことにより、空気調和機2を設置する建物の変更に伴う除湿モードでの運転における目標温度の設定の手間を軽減することができる。
ところで、近年はZEH(Zero Energy House)制度の普及に伴い、各住宅メーカおよび工務店では、高気密または高断熱の建物を提供することが盛んになってきている。この種の建物では、その気密性能或いは断熱性能の高さを勘案して、設置する空気調和機の台数を低減するとともに空気調和機を24時間連続して運転することにより消費電力を低減するという特殊な空気調和機の使用方法を採用することがある。この場合、この種の建物の性能に精通した作業者が、このような特殊な空気調和機2の使用方法に適合した基準温度を設定する必要があり、除湿モードでの運転における目標温度の設定に手間を要する虞がある。これに対して、本構成において、高気密または高断熱の建物における特殊な空気調和機2の使用方法に適合した基準温度情報を、事前に基準情報記憶部134に記憶させておくことができるので、この種の建物へ空気調和機2を設置する際の除湿モードでの運転における目標温度の設定の手間を省くことができる。
実施の形態に係る空気調和機システムにおいて、基準情報記憶部134が、例えば図11に示すように、建物に居住する家族構成それぞれに対応する基準温度を示す基準温度情報を、家族構成の種類を識別する家族構成識別情報と対応づけて記憶するものであってもよい。この場合、目標温度設定部116は、基準情報記憶部134から空気調和機2が設置された建物に居住する家族の家族構成に対応する基準温度情報を取得し、空気調和機2から取得した環境情報に含まれる温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより目標温度を算出するようにすればよい。例えば空気調和機2が乳幼児の居る家庭が居住する建物に設置される場合、基準温度が大人のみが居住する建物の場合の2℃よりも低い1℃に設定される。これにより、乳幼児の冷え過ぎまたは過乾燥による健康面への影響の懸念が払拭され、ユーザが安心して快適に生活できる環境を生み出すことが出来る。
実施の形態に係る空気調和機システムにおいて、基準情報記憶部134が、前述の複数の地域、複数種類の季節、複数種類の建物および建物に居住する家族構成の中から選択された少なくとも1つの組み合わせに対応する基準時間または基準温度を、その組み合わせを識別する識別情報と対応づけて記憶するものであってもよい。
実施の形態では、目標温度設定部116が、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度から予め設定された基準温度を差し引くことにより目標温度を算出する例について説明した。但し、目標温度設定部116による目標温度設定方法は、これに限定されるものではない。例えば基準情報記憶部134が、複数の温度範囲それぞれについて予め目標温度情報を記憶し、目標温度設定部116が、空気調和機2が設置された室内の温度に応じた目標温度を基準情報記憶部134が記憶する目標温度情報から選択するものであってもよい。
実施の形態では、指令部111が、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度が温度閾値以下または空気調和機2から取得した湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下である場合、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避する例について説明した。但し、これに限らず、指令部111が、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度が温度閾値以下である場合のみ、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避するものであってもよい。或いは、指令部111が、空気調和機2から取得した湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下である場合のみ、空気調和機2への運転停止指令情報の送信を回避するものであってもよい。或いは、指令部111が、空気調和機2から取得した温度情報が示す温度が温度閾値以下または空気調和機2から取得した湿度情報が示す湿度が湿度閾値以下であっても、空気調和機2へ運転停止指令情報を送信するものであってもよい。
実施の形態では、目標温度設定部116が、基準情報記憶部134が記憶する基準温度情報に基づいて目標温度を設定する例について説明した。但し、これに限らず、例えば目標温度設定部116が、表示部17に目標温度の設定を促す通知情報を表示させ、ユーザが表示部17を参照しながら入力部16を介して入力された温度情報に基づいて、目標温度を設定するものであってもよい。
実施の形態では、判定部115が、計時部114から取得する時刻情報に基づいて、空気調和機2の除湿モードでの運転の継続時間を判定する例について説明した。但し、これに限らず、例えば運転モード取得部113が予め設定された周期で運転モード情報を空気調和機2から取得している場合、判定部115は、運転モード取得部113が空気調和機2から運転モード情報を取得した回数に基づいて継続時間の判定を行うものであってもよい。
実施の形態に係る空気調和機システムにおいて、例えば制御装置1が、有線通信または無線通信によるネットワークを介して接続された空気調和機2を含む各種機器とともにHEMS(Home Energy Management System)を構成するものであってもよい。或いは、制御装置1は、例えばスマートフォンにおいて予め設定されたアプリケーションを実行することにより実現されるものであってもよい。更に、制御装置1は、例えば空気調和機2が接続されたネットワーク上に存在するサーバにおいて実現されるものであってもよい。
実施の形態では、制御装置1が、指令部111、環境情報取得部112、運転モード取得部113、計時部114、判定部115、目標温度設定部116および基準情報設定部117を備える例について説明したが、これに限定されない。例えば指令部111、環境情報取得部112、運転モード取得部113、計時部114、判定部115、目標温度設定部116および基準情報設定部117のうちの少なくとも1つが、空気調和機2に設けられていてもよい。或いは、指令部111、環境情報取得部112、運転モード取得部113、計時部114、判定部115、目標温度設定部116および基準情報設定部117が、空気調和機2を含む複数の端末装置に分散して設けられていてもよい。
指令部が、空気調和機2に設けられているとする。この場合、指令部は、運転停止指令情報を生成した後、目標温度に基づいて空気調和機2の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を生成して、空調制御部211へ通知するようにすればよい。そして、空調制御部211は、指令部が生成した運転開始指令情報が通知されると、目標温度に基づいて除湿モードでの運転を開始すればよい。
また、本発明に係る制御装置1の各種機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。この場合、ソフトウェアやファームウェアは、プログラムとして記述され、補助記憶部103に記憶される。また、本発明に係る制御装置1の各種機能は、専用のシステムによらず、コンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する制御装置1を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線のサーバにアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(Operating System)の制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行する制御装置1として機能する。
以上、本発明の各実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明は、除湿モードでの運転を冷房方式で実行する空気調和機の制御に好適である。
1 制御装置、2 空気調和機、16 入力部、17 表示部、21 制御部、22,27 駆動部、23 圧縮機、24 温度センサ、25 湿度センサ、26 操作部、28 送風ファン、101,201 CPU、102,202 主記憶部、103,203 補助記憶部、104a,104b,204a,204b,204c,204d,204e インタフェース、105,205 通信部、109,209 バス、111 指令部、112 環境情報取得部、113 運転モード取得部、114 計時部、115 判定部、116 目標温度設定部、117 基準情報設定部、131 運転モード記憶部、132 環境情報記憶部、133 目標温度記憶部、134 基準情報記憶部、211 空調制御部

Claims (11)

  1. 空気調和機の運転モードを示す運転モード情報を取得する運転モード取得部と、
    前記運転モード取得部が取得した前記運転モード情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、前記空気調和機の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信する指令部と、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における前記空気調和機が設置された設置空間の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報取得部により取得された環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、前記除湿モードでの運転における目標温度を設定する目標温度設定部と、を備え、
    前記指令部は、前記運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信した後、前記目標温度設定部により設定された目標温度に基づいて前記空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を前記空気調和機へ送信する、
    制御装置。
  2. 前記目標温度設定部は、前記目標温度を、前記温度情報が示す温度から予め設定された基準温度を差し引くことにより算出される温度に設定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記環境情報は、更に、前記空気調和機が設置された設置空間の湿度を示す湿度情報を含み、
    前記判定部は、更に、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に含まれる前記湿度情報が示す湿度が予め定められた湿度閾値以下であるか否かを判定し、
    前記指令部は、前記判定部により前記湿度情報が示す湿度が前記湿度閾値以下であると判定されると、前記空気調和機への前記運転停止指令情報の送信を回避する、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記基準時間を示す基準時間情報を含む基準情報を記憶する基準情報記憶部と、
    ユーザにより入力される基準情報を前記基準情報記憶部に記憶させる基準情報設定部と、を更に備え、
    前記判定部は、前記基準情報記憶部が記憶する前記基準情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記基準情報記憶部は、少なくとも予め設定された複数の地域それぞれに対応する基準時間情報を、地域を識別する地域識別情報と対応づけて記憶し、
    前記判定部は、前記基準情報記憶部から前記空気調和機が設置される地域に対応する基準時間情報を取得し、前記空気調和機が、取得した基準時間情報が示す基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記基準情報記憶部は、少なくとも複数種類の季節それぞれに対応する基準温度を示す基準温度情報を、季節の種類を識別する季節識別情報と対応づけて記憶し、
    前記目標温度設定部は、前記基準情報記憶部から前記空気調和機を運転させる季節に対応する基準温度情報を取得し、前記温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより前記目標温度を算出する、
    請求項4または5に記載の制御装置。
  7. 前記基準情報記憶部は、少なくとも複数種類の建物それぞれに対応する基準温度を示す基準温度情報を、建物の種類を識別する建物識別情報と対応づけて記憶し、
    前記目標温度設定部は、前記基準情報記憶部から前記空気調和機が設置された建物に対応する基準温度情報を取得し、前記温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより前記目標温度を算出する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記基準情報記憶部は、前記空気調和機が設置される建物に居住する家族構成それぞれに対応する予め設定された基準温度を示す基準温度情報を、家族構成の種類を識別する家族構成識別情報と対応づけて記憶し、
    前記目標温度設定部は、前記基準情報記憶部から前記空気調和機が設置される建物に居住する家族構成それぞれに対応する基準温度情報を取得し、前記温度情報が示す温度から、取得した基準温度情報が示す基準温度を差し引くことにより前記目標温度を算出する、
    請求項4から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 圧縮機と、送風ファンと、前記圧縮機および前記送風ファンが除湿モードを含む少なくとも1種類の運転モードで動作するよう制御する空調制御部と、自機が設置された設置空間の温度を計測する温度センサと、を有する空気調和機と、
    前記空調制御部が制御する運転モードを示す運転モード情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して前記除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、前記空調制御部に前記除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信する指令部と、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点において前記温度センサにより計測された前記設置空間の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報取得部により取得された環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、前記除湿モードでの運転における目標温度を設定する目標温度設定部と、を備え、
    前記指令部は、前記運転停止指令情報を生成した後、前記目標温度に基づいて前記空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を生成し、
    前記空調制御部は、前記指令部が前記運転開始指令情報を生成すると、前記目標温度に基づいて除湿モードでの運転を開始する、
    空気調和機システム。
  10. 空気調和機の運転モードを示す運転モード情報を取得するステップと、
    取得された前記運転モード情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定するステップと、
    前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定されると、前記空気調和機の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信するステップと、
    前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における前記空気調和機が設置された設置空間の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得するステップと、
    取得された前記環境情報に含まれる温度情報が示す温度に基づいて、前記除湿モードでの運転における目標温度を設定するステップと、
    前記運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信した後、設定された目標温度に基づいて前記空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を前記空気調和機へ送信するステップと、を含む、
    空気調和機の運転制御方法。
  11. コンピュータを、
    空気調和機の運転モードを示す運転モード情報を取得する運転モード取得部、
    前記運転モード取得部が取得した前記運転モード情報に基づいて、前記空気調和機が予め設定された基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行しているか否かを判定する判定部、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定すると、前記空気調和機の除湿モードでの運転を停止するよう指令する運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信する指令部、
    前記判定部により前記空気調和機が前記基準時間以上継続して除湿モードでの運転を実行していると判定された時点における前記空気調和機が設置された設置空間の温度を示す温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部、
    前記環境情報取得部により取得された温度情報が示す温度に基づいて、前記除湿モードでの運転における目標温度を設定する目標温度設定部、として機能させるためのプログラムであって、
    前記指令部は、前記運転停止指令情報を前記空気調和機へ送信した後、前記目標温度設定部により設定された目標温度に基づいて前記空気調和機の除湿モードでの運転を開始するよう指令する運転開始指令情報を前記空気調和機へ送信する、
    プログラム。
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