JP2016008742A - 空気調和装置 - Google Patents

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Hirotaka Furuta
裕貴 古田
晃 小森
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晃 小森
黒澤 美暁
Yoshiaki Kurosawa
美暁 黒澤
健太郎 椎
Kentaro Shii
健太郎 椎
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Abstract

【課題】簡素な構成で冷房運転中の湿度を調整できる空気調和装置を提供する。【解決手段】本開示の空気調和装置(1)は、室外ユニット(2)と、室内送風機(32)及び室内熱交換器(31)を含む室内ユニット(3a)と、湿度センサ(35)と、制御器(30)とを備える。湿度センサ(35)は、室内相対湿度又は室内ユニット(3a)に吸い込まれた室内空気の相対湿度を検出するためのセンサである。制御器(30)は、省エネモードで空気調和装置(1)が冷房運転され、かつ、風量自動モードで室内送風機(32)が運転されているときに、湿度センサ(35)によって検出された相対湿度が所定の上限相対湿度を超えている場合に、空気調和装置(1)の運転モードを自動除湿モードに移行させ、室内送風機(32)の送風量が減少するように室内送風機(32)の回転数を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関する。
従来、消費電力の低減と快適性とを両立できる空調システムが検討されている。
例えば、特許文献1には、図5に示すように、主として室内の温度調節を行う空気調和装置301と、主として室内の湿度調節を行う調湿装置351とを備えた空調システム300が記載されている。空気調和装置301は、室外機302と室内機303とを備えている。室外機302及び室内機303は制御ユニット330によって制御される。室外機302は、圧縮機321、室外熱交換器322、室外送風機323、膨張弁324、及び四方切換弁326を備えている。室内機303は、室内熱交換器331、室内送風機332、温度センサ334、及び湿度センサ335を備えている。空気調和装置301は、室内熱交換器331、圧縮機321、室外熱交換器322、膨張弁324、及び四方切換弁326が配管によって接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を有している。
空気調和装置301が冷房運転を開始し、温度センサ334により検知される室内温度Tが設定温度T1以下と判断された場合には、圧縮機321を停止させるサーモオフ運転が実行される。このとき、湿度センサ335により検知される室内湿度Hが設定湿度H1よりも低い場合は、室内送風機332を停止させる。
空気調和装置301の運転中には調湿装置351も運転されている。調湿装置351は、第1吸着熱交換器353及び第2吸着熱交換器355を備えている。調湿装置351は、第1吸着熱交換器353及び第2吸着熱交換器355に加えて、圧縮機、膨張弁、及び四方切換弁が配管により接続されて冷媒が循環する冷媒回路を有している。各吸着熱交換器に担持された吸着剤に接触した空気の一方を室内へ供給して他方を室外へ排出する。例えば、調湿運転中の調湿装置351では、第1吸着熱交換器353及び第2吸着熱交換器355のうち蒸発器として動作する方を通過した空気が室内へ供給され、凝縮器として動作する方を通過した空気が室外へ排出されるように、空気の流通経路が切り換えられる。このようにして、調湿装置351が室内の湿度調節を行う。
特許文献2には、室外ユニットと室内ユニットとから構成された空気調和機が記載されている。室外ユニットには、圧縮機が設けられている。また、室内ユニットには、室内空気の吸込み口に湿度センサと、冷房運転時の冷媒の蒸発温度検出用のコイル温度センサとが設けられている。この空気調和機は、冷房運転開始から一定時間経過後において、湿度センサの検出値から求めた吸込空気の露点温度と、コイル温度センサから求めた冷媒の蒸発温度との差が、規定値以上である場合に、圧縮機の運転周波数を下げるように構成されている。
特開2012−7779号公報 特開平9−310927号公報
特許文献1に記載の空調システム300は、冷房運転中に消費電力の低減と快適性の向上とを両立させる観点からさらなる検討の余地を有している。また、室内の湿度調節を行うために調湿装置351が必要であり、空調システム300の構成が複雑である。特許文献2に記載の技術も、冷房運転中に消費電力の低減と快適性の向上とを両立させる観点からさらなる検討の余地を有している。
そこで、本発明は、簡素な構成で、冷房運転中に消費電力の低減と室内湿度の調節とを両立できる空気調和装置を提供することを目的とする。
本開示は、
冷媒を圧縮する圧縮機を含む室外ユニットと、室内送風機及び前記室内送風機によって吸い込まれた室内空気と前記冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を含む室内ユニットと、を備えた空気調和装置であって、
室内相対湿度又は前記室内ユニットに吸い込まれた前記室内空気の相対湿度を検出するための湿度センサと、
前記室内熱交換器における前記冷媒の蒸発温度の目標値が増加する省エネモードで前記空気調和装置が冷房運転され、かつ、前記室内送風機の送風量を調整可能な所定の範囲内で自動的に変更することが許容される風量自動モードで前記室内送風機が運転されているときに、前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の上限相対湿度を超えている場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記省エネモードから前記室内空気を除湿する自動除湿モードに移行させ、前記室内送風機の送風量が減少するように前記室内送風機の回転数を制御する制御器と、を備えた
空気調和装置を提供する。
上記の空気調和装置によれば、簡素な構成で、冷房運転中に消費電力の低減と室内湿度の調節とを両立できる。
本開示の一実施形態に係る空気調和装置の構成図 図1に示す空気調和装置のブロック図 冷房運転中の空気調和装置で実行される制御を示すフローチャート 冷房運転中の空気調和装置の動作の一例を示すタイミングチャート 従来の空調システムの構成図
空気調和装置において、インバータによって制御される圧縮機が広く用いられている。この場合、室内の冷房負荷が小さい場合に、室内熱交換器における冷媒の蒸発温度の目標値を増加させて圧縮機の回転数を低下させることにより消費電力を低減する省エネモードで空気調和装置を冷房運転することが考えられる。ところが、蒸発温度の目標値を増加させると、室内の湿度(相対湿度)が上昇し、室内環境の快適性が損なわれる可能性がある。このため、室内の湿度を調節するために、特許文献1に記載のような調湿装置を空気調和装置に搭載する必要がある。しかし、この場合、空気調和装置の構成が複雑になるので装置の価格が上昇してしまう。そこで、省エネモードで空気調和装置が冷房運転されているときに室内の湿度を簡素な構成で調整できる技術が求められている。
例えば、室内温度が27℃であり、室内相対湿度が60%である室内環境が夏期にはよく出現する。このような室内環境において、除湿を行う場合には、空気調和装置の室内熱交換器における冷媒の蒸発温度を18.5℃以下にする必要がある。例えば、1つ又は複数の室外ユニットに複数の室内ユニットが接続されて構成された多室型の空気調和装置が、省エネモードで冷房運転される場合には、室内熱交換器における冷媒の蒸発温度は15℃以下であることが多い。このため、室内の相対湿度を監視しながら適切な制御がなされれば、省エネモードで空気調和装置を冷房運転させつつ、室内空気を除湿できるように空気調和装置を冷房運転させることができる。このことは、1つの室外ユニットに1つの室内ユニットが接続されて構成された空気調和装置についてもあてはまる。
本開示の第1態様は、
冷媒を圧縮する圧縮機を含む室外ユニットと、室内送風機及び前記室内送風機によって吸い込まれた室内空気と前記冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を含む室内ユニットと、を備えた空気調和装置であって、
室内相対湿度又は前記室内ユニットに吸い込まれた前記室内空気の相対湿度を検出するための湿度センサと、
前記室内熱交換器における前記冷媒の蒸発温度の目標値が増加する省エネモードで前記空気調和装置が冷房運転され、かつ、前記室内送風機の送風量を調整可能な所定の範囲内で自動的に変更することが許容される風量自動モードで前記室内送風機が運転されているときに、前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の上限相対湿度を超えている場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記省エネモードから前記室内空気を除湿する自動除湿モードに移行させ、前記室内送風機の送風量が減少するように前記室内送風機の回転数を制御する制御器と、を備えた
空気調和装置を提供する。
第1態様によれば、湿度センサによって検出された相対湿度が所定の上限相対湿度を超えている場合に、空気調和装置の運転モードを省エネモードから自動除湿モードに移行し、室内送風機の送風量が減少する。これにより、室内熱交換器で冷媒と熱交換した後の室内空気の温度が低下する。室内空気から奪われる熱のうち顕熱の割合が小さくなり室内空気が除湿される。省エネモードに加え、自動除湿モードで空気調和装置を冷房運転させることができるので、消費電力の低減と室内湿度の調節とを両立できる。また、室内送風機の送風量が減少することにより室内の除湿が行われるので、簡素な構成で、室内湿度を調節しながら空気調和装置を冷房運転できる。
本開示の第2態様は、第1態様に加えて、前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行してから所定時間が経過した時に前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度を超えている場合に、前記蒸発温度の目標値をより低い値に変更し、変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数が増加するように前記圧縮機の回転数を制御する、空気調和装置を提供する。第2態様によれば、空気調和装置が自動除湿モードに移行してから所定時間が経過しても湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度を超える場合に、蒸発温度の目標値がより低い値に変更される。そのうえで、変更後の蒸発温度の目標値に応じて圧縮機の回転数が制御されるので、室内熱交換器における冷媒の蒸発温度が低下する。これにより、室内空気の除湿を促すことができる。
本開示の第3態様は、第1態様又は第2態様に加えて、前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行した後所定時間が経過する毎に前記湿度センサによって検出された相対湿度を取得し、取得された前記相対湿度が所定の下限相対湿度を超えている場合に、前記所定時間が経過する毎に前記蒸発温度の目標値が段階的に低下するように前記蒸発温度の目標値を変更し、変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数を制御する、空気調和装置を提供する。第3態様によれば、湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度を超えている場合に、所定時間が経過する毎に蒸発温度の目標値が段階的に低下するように蒸発温度の目標値が変更される。このため、室内空気の除湿のために、蒸発温度の目標値が低下しすぎることを防止できる。
本開示の第4態様は、第1態様〜第3態様のいずれか1つの態様に加えて、前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行した後に前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度以下に低下した場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記自動除湿モードから前記省エネモードに移行させ、前記室内送風機の送風量が増加するように前記室内送風機の回転数を制御し、かつ、前記蒸発温度の目標値が増加するように前記蒸発温度の目標値を変更して変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数を制御する、空気調和装置を提供する。第4態様によれば、湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度以下に低下した場合に、空気調和装置の運転モードが自動除湿モードから省エネモードに移行されるので、自動除湿モードでの空気調和装置の運転によって室内空気の相対湿度が低下しすぎることを防止できる。また、室内空気の除湿が不要な程度に室内空気の相対湿度が低下した場合に、省エネモードでの空気調和装置の冷房運転を再開できる。
本開示の第5態様は、第1態様〜第4態様のいずれか1つの態様に加えて、室内温度又は前記室内ユニットに吸い込まれた前記室内空気の温度を検出するための温度センサをさらに備え、前記制御器は、前記湿度センサによって検出された相対湿度が前記所定の上限相対湿度を超えており、かつ、前記温度センサによって検出された温度が所定の温度範囲に収まっている場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記省エネモードから前記自動除湿モードに移行させる、空気調和装置を提供する。第5態様によれば、室内空気の温度を参照したうえで、空気調和装置の運転モードが省エネモードから自動除湿モードに移行される。このため、室内空気の温度が自動除湿モードにとって適切な温度範囲に収まっているときに自動除湿モードで空気調和装置を運転できる。
本開示の第6態様は、第1態様〜第5態様のいずれか1つの態様に加えて、前記冷媒が、2090以下の地球温暖化係数を有する冷媒である、空気調和装置を提供する。第6態様によれば、環境負荷を低減できる。
本開示の第7態様は、第1態様〜第5態様のいずれか1つの態様に加えて、前記冷媒が自然冷媒である、空気調和装置を提供する。第7態様によれば、環境負荷を低減できる。
本開示の第8態様は、第1態様〜第5態様のいずれか1つの態様に加えて、前記冷媒が、フルオロカーボンを主成分とする冷媒である、空気調和装置を提供する。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらによって限定されるものではない。
図1に示すように、空気調和装置1は、室外ユニット2と、室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dを備えている。室外ユニット2は、冷媒を圧縮する圧縮機21を含んでいる。室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dは、室内送風機32及び室内熱交換器31をそれぞれ含んでいる。室内熱交換器31は、室内送風機32によって吸い込まれた室内空気と冷媒とを熱交換させる。このように、空気調和装置1は、1つの室外ユニット2に、4つの室内ユニット3a〜3dが並列に接続されて構成された多室型の空気調和装置である。空気調和装置1は、1つ又は複数の室外ユニット2に、1つの室内ユニット、又は、2〜3、5以上の室内ユニットが並列に接続されて構成されていてもよい。
冷媒の種類は特に制限されないが、冷媒は、例えば、2090以下の地球温暖化係数を有する冷媒である。このような冷媒としては、例えば、R410Aなどを挙げることができる。また、冷媒は、自然冷媒であってもよい。自然冷媒としては、例えば、アンモニア、プロパン及びブタンなどの炭化水素、二酸化炭素、及び水などを挙げることができる。この場合、環境負荷を低減できる。また、冷媒は、フルオロカーボンを主成分とする冷媒であってもよい。
室外ユニット2は、圧縮機21に加えて、室外熱交換器22、室外送風機23、室外膨張弁24、アキュムレータ25、及び四方弁26を備えている。また、室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dは、それぞれ、室内熱交換器31及び室内送風機32に加えて、室内膨張弁33、温度センサ34、及び湿度センサ35を備えている。圧縮機21、四方弁26、室外熱交換器22、室外膨張弁24、室内膨張弁33、室内熱交換器31、四方弁26、及びアキュムレータ25が配管によってこの順番で接続されることによって冷媒回路が構成されている。室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dは、ガス管41及び液管42によって、室外ユニット2に対して並列に接続されている。
圧縮機21は、容量可変型の圧縮機である。圧縮機21は、例えば、インバータ(図示省略)によって制御されており、冷房負荷の変動に応じ圧縮機21の回転数が調整可能である。
四方弁26によって空気調和装置1の運転を冷房運転と暖房運転との間で切り替えることができる。四方弁26が図1の状態にあるときに、空気調和装置1は冷房運転される。
空気調和装置1の冷房運転における動作を説明する。図1の矢印は、空気調和装置1が冷房運転される場合の冷媒の流れを示している。圧縮機21から吐出されたガス冷媒は、四方弁26を通って室外熱交換器22に流入する。室外熱交換器22には、室外送風機23によって室外空気が供給されている。ガス冷媒は、室外熱交換器22で室外の空気と熱交換することによって冷却され凝縮して液冷媒になる。この液冷媒は、室外膨張弁24を通って室外ユニット2から流出し、液管42を経由して、室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dにそれぞれ供給される。
室内ユニット3a〜3dに供給された液冷媒は、室内膨張弁33を通って、室内熱交換器31に流入する。室外膨張弁24及び室内膨張弁33は、それぞれ、例えば、開度が調整可能な電動膨張弁である。室外膨張弁24及び室内膨張弁33によって冷媒が減圧される。室内熱交換器31において、冷媒は、室内送風機32によって吸い込まれた室内空気と熱交換する。このとき、室内空気からの受熱により冷媒が蒸発し、室内空気が冷却される。冷却された室内空気は室内に戻される。室内熱交換器31で蒸発したガス冷媒は、ガス管41及び四方弁26を通って、アキュムレータ25に流入する。アキュムレータ25において乾き度が調整された冷媒が圧縮機21に吸入される。
空気調和装置1は、冷房運転の運転モードとして、通常モード、省エネモード、及び自動除湿モードを有する。
温度センサ34は、室内温度又は室内ユニット3a〜3dに吸い込まれた室内空気の温度を検出するためのセンサである。ここで、「室内温度」は、例えば、室内ユニット3a〜3dに室内空気を吸い込むための吸込口(図示省略)の近傍における室内ユニット3a〜3dの外部の室内空気の温度を意味する。また、「室内ユニット3a〜3dに吸い込まれた室内空気の温度」とは、室内ユニット3a〜3dの内部に吸い込まれ、室内熱交換器31で冷媒と熱交換される前の室内空気の温度を意味する。例えば、温度センサ34は、室内空気を室内ユニット3a〜3dに吸い込むための吸込口(図示省略)の近傍で、室外ユニット3a〜3dの筐体の内部又は筐体の表面に設けられている。
湿度センサ35は、室内相対湿度又は室内ユニット3a〜3dに吸い込まれた室内空気の相対湿度を検出するためのセンサである。ここで、「室内相対湿度」とは、例えば、上記の吸込口の近傍における室内ユニット3a〜3dの外部の室内空気の相対湿度を意味する。また、「室内ユニット3a〜3dに吸い込まれた室内空気の相対湿度」とは、吸込口から吸い込まれ、室内熱交換器31で冷媒と熱交換される前の室内空気の相対湿度を意味する。例えば、湿度センサ35は、室内空気を室内ユニット3a〜3dに吸い込むための吸込口(図示省略)の近傍で、室外ユニット3a〜3dの筐体の内部又は筐体の表面に設けられている。
図2に示す通り、空気調和装置1は、制御器30を備えている。制御器30は、制御部30p、制御部30a、制御部30b、制御部30c、及び制御部30dから構成されている。制御部30p、制御部30a、制御部30b、制御部30c、及び制御部30dはそれぞれ、制御プログラムを格納するメモリ、種々のデータを一時的に記憶するとともに書き換えることができるメモリ、及び種々の演算を行うための演算装置を含んでいる。制御部30p、制御部30a、制御部30b、制御部30c、及び制御部30dは互いに通信可能に接続されている。
制御部30pは、室外ユニット2に設けられ、圧縮機21、室外膨張弁24、室外送風機23、及び四方弁26を制御する。室外ユニット2は、高圧側圧力センサ27a、低圧側圧力センサ27b、室外温度センサ28、及び圧縮機用温度センサ29を備えている。高圧側圧力センサ27aは、圧縮機21の吐出側の冷媒の圧力を検出するためのセンサである。低圧側圧力センサ27bは、圧縮機21の吸入側の冷媒の圧力を検出するためのセンサである。室外温度センサ28は、室外空気の温度を検出するためのセンサである。圧縮機用温度センサ29は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出するためのセンサである。制御部30pは、高圧側圧力センサ27a、低圧側圧力センサ27b、室外温度センサ28、及び圧縮機用温度センサ29における検出結果を意味する検出信号を取得できるように、これらのセンサに接続されている。また、圧縮機21、室外膨張弁24、室外送風機23、及び四方弁26が制御信号を制御部30pから取得できるように、制御部30pがこれらのコンポーネントに接続されている。
制御部30pは、上記のセンサから取得した検出信号又は制御部30a〜30dから取得した信号に基づき、格納された制御プログラムによって定まる冷媒の圧力及び冷媒の温度の目標値に従って室外ユニット2の各コンポーネントを制御する。
制御部30a、制御部30b、制御部30c、及び制御部30dは、それぞれ、室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dに設けられ、これらに属する室内送風機32及び室内膨張弁33を制御する。室内ユニット3a、室内ユニット3b、室内ユニット3c、及び室内ユニット3dは、それぞれ、液温度センサ36及びガス温度センサ37を備えている。液温度センサ36は、室内熱交換器31における液冷媒の温度を検出するためのセンサである。ガス温度センサ37は、室内熱交換器31におけるガス冷媒の温度を検出するためのセンサである。制御部30a〜30dは、各室内ユニット3a〜3dに属する、温度センサ34、湿度センサ35、液温度センサ36、及びガス温度センサ37における検出結果を意味する検出信号を取得できるように、これらのセンサに接続されている。また、室内送風機32及び室内膨張弁33が制御信号を制御部30a〜30dから取得できるように、制御部30a〜30dが室内送風機32及び室内膨張弁33に接続されている。また、制御部30a〜30dには、それぞれ、室外ユニット3a〜3dの運転開始又は運転停止ための信号又は設定室温及び設定風量等の設定値に関する信号がリモコン39から入力される。
制御部30a〜30dは、リモコン39から入力された信号、上記の各センサから取得した検出信号、又は制御部30pから取得した信号などの信号に基づき、格納された制御プログラムによって定まる冷媒の圧力及び冷媒の温度の目標値に従って室内膨張弁33の開度又は室内送風機32の回転数を制御する。
空気調和装置1が複数の室外ユニット2を含む場合、複数の制御部30pのうち一の制御部30pを親機設定し、他の制御部30pを子機として設定する。子機設定された制御部30pは、親機設定された制御部30pからの指令に従い、子機設定された制御部30pが属する室外ユニット2の各コンポーネントを制御する。また、制御部30a〜30dは、親機設定された制御部30pと通信する。
次に、制御器30によってなされる、冷房運転における空気調和装置1の制御の一例について説明する。制御器30は、所定の条件が満たされたときに、図3のフローチャートに記載の処理を開始する。制御器30は、例えば、空気調和装置1が冷房運転を開始してから所定時間が経過したときに、図3のフローチャートに記載の処理を開始する。ステップS1において、制御器30は、省エネモードで空気調和装置1が冷房運転され、かつ、風量自動モードで室内送風機32が運転されているか否かを判断する。省エネモードで空気調和装置1が冷房運転されていると、図4の(c)に示すように、室内熱交換器31における冷媒の蒸発温度の目標値Teが増加する。このとき、図4の(a)に示すように、湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)が増加する。制御器30は、蒸発温度の目標値Teに応じて圧縮機21の回転数を制御する。制御器30は、例えば、制御部30pに記憶された空気調和装置1の運転モードを示すフラグを確認して、省エネモードで空気調和装置1が冷房運転されているか否か判断する。
風量自動モードとは、室内送風機32の送風量を調整可能な所定の範囲内で自動的に変更することが許容される室内送風機32の運転モードである。制御器30は、例えば、リモコン39によって入力され、制御部30a〜制御部30dに記憶された風量に関する設定条件を示すフラグを確認することによって風量自動モードで室内送風機32が運転されているか否かを判断する。
ステップS1における判断が否定的であるとき(ステップS1における判断がNOであるとき)、制御器30は、ステップS1の判断が肯定的な結果になるまでステップS1の判断を繰り返す。
ステップS1における判断が肯定的であるとき(ステップS1における判断がYESであるとき)、制御器30は、湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)が所定の上限相対湿度RHmaxを超えているか判断する。相対湿度RH(t)が上限相対湿度RHmaxを超えていると判断された場合には、制御器30は、空気調和装置1の運転モードを省エネモードから室内空気を除湿する自動除湿モードに移行させる。このとき、制御器30は、室内送風機32の送風量が減少するように室内送風機32の回転数を制御する。また、制御器30は、湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)が所定の上限相対湿度RHmaxを超えており、かつ、温度センサ34によって検出された温度Ti(t)が所定の温度範囲に収まっているか否か判断する。この判断が肯定的な場合に、制御器30は、空気調和装置1の運転モードを省エネモードから自動除湿モードに移行させる。
具体的に、ステップS1における判断が肯定的であるとき、制御器30は、ステップS2の処理を実行する。制御器30は、ステップS2において、湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)及び温度センサ34によって検出された温度Ti(t)を湿度センサ35及び温度センサ34から取得する。その上で、制御器30は、ステップS3において、RH(t)が上限相対湿度RHmaxを超えており、かつ、温度Ti(t)が所定の温度範囲に収まっているか判断する。上限相対湿度RHmaxは、例えば、60%〜80%の範囲に含まれる。
温度Ti(t)の所定の温度範囲の下限値は、例えば、サーモオフ温度Toffである。温度センサ34によって検出された温度Ti(t)がサーモオフ温度Toff以下である場合に、膨張弁33は、膨張弁33の開度が最小になるように制御される。また、室内送風機32は、室内送風機32の送風量が最小になるように制御される。すなわち、サーモオフ温度Toffは、室内ユニット3a〜3dをサーモオフ運転するか否か判断するための参照値である。サーモオフ温度Toffは、例えば、リモコン39によって入力された室温の設定値Tsetから0℃〜4℃差し引いた値である。
温度Ti(t)の所定の温度範囲の上限値を運転モード移行可能温度Topと定義する。運転モード移行可能温度Topは、例えば、サーモオフ温度Toffに対し0℃〜8℃加えた値である。
ステップS3における判断が否定的な場合(ステップS3のおける判断がNOである場合)、制御器30は、ステップS1の処理に戻る。ステップS3における判断が肯定的である場合、制御器30は、ステップS4の処理を実行する。すなわち、制御器30は、空気調和装置1の運転モードを省エネモードから自動除湿モードに移行させる。このとき、制御器30は、室内送風機32の送風量が減少するように室内送風機32の回転数を制御する。例えば、室内送風機32の送風量が最小になるように室内送風機32の回転数が制御される。例えば、室内送風機32の回転数を、図4の(b)に示すように、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードに移行された直後に、ステップ状に低下させる。また、蒸発温度の目標値Teを一定にし、自動除湿モードへの移行直前の蒸発温度の目標値Teの値を維持する。これにより、室内熱交換器31で冷媒と熱交換した後の室内空気の温度が低下する。室内空気から奪われる熱のうち顕熱の割合が小さくなり室内空気が除湿される。
制御器30は、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードに移行してから所定時間が経過した時に湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)が所定の下限相対湿度RHclを超えているか判断する。この判断が肯定的である場合に、蒸発温度の目標値Teをより低い値に変更し、変更後の蒸発温度の目標値Teに応じて圧縮機21の回転数が増加するように圧縮機21の回転数を制御する。また、制御器30は、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードに移行した後に所定時間が経過する毎に湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)を取得する。制御器30は、取得された相対湿度RH(t)が所定の下限相対湿度RHclを超えている場合に、所定時間が経過する毎に蒸発温度の目標値Teが段階的に低下するように蒸発温度の目標値Teを変更する。制御器30は、変更後の蒸発温度の目標値Teに応じて圧縮機21の回転数を制御する。
具体的に、制御器30は、ステップS4における、空気調和装置1の運転モードの自動除湿モードへの移行と同時にタイマ(図示省略)による計時を開始する。ステップS5において、制御器30は、このタイマによって計時された時間を参照し、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードに移行してから所定時間Δtが経過したか否か判断する。この所定時間Δtは、例えば、3分間〜10分間である。ステップS5における判断が肯定的であるとき(ステップS5における判断がYESであるとき)、タイマがリセットされ計時が繰り返される。また、制御器30は、ステップS6の処理を実行し、湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)を取得する。相対湿度RH(t)は、室内送風機32の回転数が低下していることにより、室内空気が除湿され、図4の(a)に示すように次第に減少する。
制御器30は、ステップS7において、取得した相対湿度RH(t)が下限相対湿度RHclを超えているか判断する。この下限相対湿度RHclは、例えば30%〜50%である。ステップS7における判断が肯定的である場合(ステップS7における判断がYESである場合)、制御器30は、ステップS8の処理に進む。ステップS7における判断が否定的である場合(ステップS7における判断がNOである場合)、制御器30は、ステップS11の処理を実行し、空気調和装置1の運転モードを自動除湿モードから省エネモードに移行させる。すなわち、制御器30は、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードに移行した後に湿度センサ35によって検出された相対湿度RH(t)が所定の下限相対湿度RHcl以下に低下した場合に、空気調和装置1の運転モードを自動除湿モードから省エネモードに移行させる。このとき、制御器30は、室内送風機32の送風量が増加するように室内送風機32の回転数を制御する。すなわち、制御器30は、室内送風機32の回転数を増加させる。制御器30は、図4の(c)に示すように、蒸発温度の目標値Teが増加するように蒸発温度の目標値Teを変更して変更後の蒸発温度の目標値Teに応じて圧縮機21の回転数を制御する。制御器30は、ステップS11の処理を実行し、その後ステップS1の処理に戻る。
制御器30は、ステップS8において、蒸発温度の目標値Teが蒸発温度の目標値Teの最小値Teminを超えているか否かを判断する。ステップS8における判断が肯定的である場合(ステップS8の判断がYESである場合)、制御器30は、ステップS9の処理を実行する。ステップS8における判断が否定的である場合(ステップS8の判断がNOである場合)、制御器30は、ステップS12の処理を実行し、自動除湿モードを解除して、処理を終了する。
制御器30は、ステップS9において、蒸発温度の目標値Teをより低い値に変更する。例えば、図4の(c)に示すように、蒸発温度の目標値Teがステップ状に下げられ、低下後の蒸発温度の目標値Teが維持される。さらに、制御器30は、ステップS10に進み、変更後の蒸発温度の目標値Teに応じて圧縮機21の回転数が増加するように圧縮機21の回転数を制御する。
制御器30は、ステップS10の処理を実行した後、ステップS5に戻り、さらに所定時間Δtが経過したか否か判断する。その後、制御器30は、上記のステップを繰り返す。
図4を参照して、空気調和装置1の動作の一例を説明する。空気調和装置1が通常モードで冷房運転されているとき、蒸発温度の目標値Teは、図4の(c)に示すように、比較的低い値で一定に維持されている。このとき、室内送風機32は、図4の(b)に示すように、比較的高い回転数で動作している。また、圧縮機21は、図4の(d)に示すように、比較的高い回転数で動作しており、圧縮機21の回転数は、時間の経過とともに次第に低下する。このとき、相対湿度RH(t)は、図4の(a)に示すように、時間の経過とともに低下する。また、温度センサ34によって検出された温度Ti(t)が、図4の(e)に示すように、時間の経過とともに低下する。所定の条件が満たされると、空気調和装置1の運転モードが通常モードから省エネモードに移行する。省エネモードでは、図4の(c)に示すように、蒸発温度の目標値Teが増加する。このとき、図4の(d)に示すように、通常モードから省エネモードへの移行時に圧縮機21の回転数がステップ状に低下する。その後、圧縮機21のステップ数が時間の経過に従い緩やかに低下する。また、温度Ti(t)は、通常モードにおける温度Ti(t)の低下速度よりも緩やかに低下する。相対湿度RH(t)は、図4の(a)に示すように、時間の経過とともに増加する。
相対湿度RH(t)が上限相対湿度RHmaxを超えたときに、温度Ti(t)が運転モード移行可能温度Topより低く、サーモオフ温度Toffよりも高いので、空気調和装置1の運転モードが省エネモードから自動除湿モードに移行する。このとき、図4の(b)に示すように、室内送風機32の回転数がステップ状に減少する。室内送風機32の回転数は、室内送風機32の風量が最小になるように変更されている。このとき、蒸発温度の目標値Teは、自動除湿モードに移行する直前の値に維持されている。自動除湿モードに移行してから所定時間Δt経過した時に、相対湿度RH(t)が下限相対湿度RHclを超えているので、図4の(c)に示すように、蒸発温度の目標値Teがより低い値にステップ状に変更されている。変更後の蒸発温度の目標値Teは一定に維持されている。この蒸発温度の目標値Teの変更に応じて、圧縮機21の回転数がステップ状に増加し、その後、圧縮機21の回転数は時間の経過とともに緩やかに低下する。
さらに所定時間Δt経過した時に、相対湿度RH(t)が下限相対湿度RHcl以下に低下しているので、空気調和装置1の運転モードが自動除湿モードから省エネモードに移行する。このとき、室内送風機32は、図4の(b)に示すように、比較的高い回転数で動作するように、室内送風機32の回転数がステップ状に増加する。また、図4の(c)に示すように、蒸発温度の目標値Teが時間の経過とともに増加するように蒸発温度の目標値Teが変更される。また、省エネモードに移行するときに、圧縮機21の回転数がステップ状に増加する。その後、圧縮機21の回転数は、時間の経過とともに次第に減少する。このとき、図4の(a)に示すように、相対湿度RH(t)が時間の経過とともに増加する。相対湿度RH(t)が上限相対湿度RHmaxを超えると、空気調和装置1の運転モードが省エネモードから自動除湿モードに移行する。このとき、図4の(b)に示すように、室内送風機32の回転数がステップ状に減少する。室内送風機32の回転数は、室内送風機32の風量が最小になるように変更されている。蒸発温度の目標値Teは、当初は、自動除湿モードに移行する直前の値に維持されている。蒸発温度の目標値Teは、図4の(c)に示すように、相対湿度RH(t)が上限相対湿度RHcl以下に低下するまで、自動除湿モードに移行した後所定時間Δtが経過する毎に段階的に低下するように変更されている。これに応じて、図4の(d)に示すように、圧縮機21の回転数が制御されている。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
3a〜3d 室内ユニット
21 圧縮機
30 制御器
31 室内熱交換器
32 室内送風機
34 温度センサ
35 湿度センサ

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機を含む室外ユニットと、室内送風機及び前記室内送風機によって吸い込まれた室内空気と前記冷媒とを熱交換させる室内熱交換器を含む室内ユニットと、を備えた空気調和装置であって、
    室内相対湿度又は前記室内ユニットに吸い込まれた前記室内空気の相対湿度を検出するための湿度センサと、
    前記室内熱交換器における前記冷媒の蒸発温度の目標値が増加する省エネモードで前記空気調和装置が冷房運転され、かつ、前記室内送風機の送風量を調整可能な所定の範囲内で自動的に変更することが許容される風量自動モードで前記室内送風機が運転されているときに、前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の上限相対湿度を超えている場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記省エネモードから前記室内空気を除湿する自動除湿モードに移行させ、前記室内送風機の送風量が減少するように前記室内送風機の回転数を制御する制御器と、を備えた
    空気調和装置。
  2. 前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行してから所定時間が経過した時に前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度を超えている場合に、前記蒸発温度の目標値をより低い値に変更し、変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数が増加するように前記圧縮機の回転数を制御する、請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行した後所定時間が経過する毎に前記湿度センサによって検出された相対湿度を取得し、取得された前記相対湿度が所定の下限相対湿度を超えている場合に、前記所定時間が経過する毎に前記蒸発温度の目標値が段階的に低下するように前記蒸発温度の目標値を変更し、変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数を制御する、請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御器は、前記空気調和装置の運転モードが前記自動除湿モードに移行した後に前記湿度センサによって検出された相対湿度が所定の下限相対湿度以下に低下した場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記自動除湿モードから前記省エネモードに移行させ、前記室内送風機の送風量が増加するように前記室内送風機の回転数を制御し、かつ、前記蒸発温度の目標値が増加するように前記蒸発温度の目標値を変更して変更後の前記蒸発温度の目標値に応じて前記圧縮機の回転数を制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  5. 室内温度又は前記室内ユニットに吸い込まれた前記室内空気の温度を検出するための温度センサをさらに備え、
    前記制御器は、前記湿度センサによって検出された相対湿度が前記所定の上限相対湿度を超えており、かつ、前記温度センサによって検出された温度が所定の温度範囲に収まっている場合に、前記空気調和装置の運転モードを前記省エネモードから前記自動除湿モードに移行させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  6. 前記冷媒が、2090以下の地球温暖化係数を有する冷媒である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 前記冷媒が、自然冷媒である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  8. 前記冷媒が、フルオロカーボンを主成分とする冷媒である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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