JP2019147652A - エレベータシステムおよびエレベータの群管理制御方法 - Google Patents

エレベータシステムおよびエレベータの群管理制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】群管理される複数台のエレベータの中の車椅子兼用エレベータが運転不能になり車椅子専用乗場操作盤が群管理制御から切り離されている場合でも車椅子利用者に対応したサービスを提供可能なエレベータシステムおよびエレベータの群管理制御方法を提供する。【解決手段】エレベータシステムは一般利用者および車椅子利用者兼用の車椅子兼用エレベータが運転不能な状態になり車椅子専用乗場操作盤43が群管理装置50Aから切り離されたときに車椅子専用乗場操作盤42に設置され、車椅子専用乗場操作盤42で行われた乗場呼び操作の情報を群管理装置50Aに無線送信する乗場無線通信装置432を備える。群管理装置50Aは車椅子専用乗場操作盤43に乗場無線通信装置432が設置されているときに乗場無線通信装置432から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得すると応答させるエレベータとして一般利用者用の一般用エレベータを割り当てる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムおよびエレベータの群管理制御方法に関する。
従来、建物内で群管理される複数台のエレベータの中に、車椅子利用者の利用に対応した運転を行う車椅子兼用エレベータが設置されている場合がある。この車椅子兼用エレベータは、各階の乗場に設置された車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたときに、当該乗場呼びに応答して乗りかごが戸開する際の戸開時間を延長したり、戸閉速度を低速にしたりする。このように車椅子利用者に対応した乗りかごの戸開閉動作を行うことで、車椅子利用者が乗りかごへの乗降をしやすくなる。
特開2010−23934号公報
群管理される複数台のエレベータに対してリニューアル工事等を行う場合は、1台ずつ順次群管理制御から切り離し、工事作業を行う。リニューアル工事中は、工事作業を行っていないエレベータが通常運転を行い、サービスを継続する。
しかし、複数台の中の車椅子兼用エレベータの工事作業を行う場合、当該車椅子兼用エレベータが群管理制御から切り離されて運転不能となり、車椅子利用者が車椅子専用乗場操作盤を操作しても車椅子利用者に対応した乗りかごの戸開閉動作が実行されない。そのため、車椅子利用者へのサービスが低下するという問題があった。特に、車椅子専用乗場操作盤も群管理制御から切り離された場合には、車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたことを群管理制御側で認識することができず、車椅子利用者に不都合となるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、群管理される複数台のエレベータの中の車椅子兼用エレベータが運転不能になり、車椅子専用乗場操作盤が群管理制御から切り離されている場合でも、車椅子利用者に対応したサービスを提供することが可能なエレベータシステムおよびエレベータの群管理制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータシステムは、一般利用者および車椅子利用者兼用の車椅子兼用エレベータが運転不能な状態になり、車椅子専用乗場操作盤が群管理装置から切り離されたときに車椅子専用乗場操作盤に設置され、当該車椅子専用乗場操作盤で行われた乗場呼び操作の情報を群管理装置に無線送信する乗場無線通信装置を備える。群管理装置は、車椅子専用乗場操作盤に乗場無線通信装置が設置されているときに、乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得すると、応答させるエレベータとして、一般利用者用の一般用エレベータを割り当てる。
第1実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第1〜第4実施形態によるエレベータ内の群管理装置の構成を示すブロック図。 第1〜第4実施形態エレベータシステム内の車椅子専用乗場操作盤に乗場無線通信装置が設置された状態を示す側面図。 第1実施形態によるエレベータシステムの動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第2実施形態によるエレベータシステム内の一般用エレベータの乗りかごに後付けかご内操作盤が設置された状態を示す外観斜視図。 第2実施形態によるエレベータシステムの動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第4実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第4実施形態によるエレベータシステムの動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Aは、建物内に設置された、一般利用者用の第1一般用エレベータ10および第2一般用エレベータ20と、一般利用者および車椅子利用者兼用の車椅子兼用エレベータ30と、一般利用者用の第1一般用乗場操作盤41および第2一般用乗場操作盤42と、車椅子専用乗場操作盤43と、群管理装置50Aとを備える。
第1一般用エレベータ10は、昇降路上部に設置された巻上げ機11に掛け渡されたロープに吊り下げられた第1乗りかご12と、各階床の乗場にそれぞれ設置された乗場ドア13と、巻き上げ機11および第1乗りかご12に接続された第1エレベータ制御装置14とを有する。第1乗りかご12は、かごドア121と、かご内操作盤122とを有する。かご内操作盤122には、行先階登録ボタン122a、122b、122cが設置されている。第1エレベータ制御装置14は、かご内操作盤122の行先階登録ボタン122a〜122cの操作情報を取得してこれに応答するとともに、行先階登録ボタン122a〜122cの操作情報を群管理装置50Aに通知する。
第2一般用エレベータ20も同様に、巻上げ211に掛け渡されたロープに吊り下げられた第2乗りかご22と、各階床の乗場にそれぞれ設置された乗場ドア23と、巻き上げ機21および第2乗りかご22に接続された第2エレベータ制御装置24とを有する。第2乗りかご22は、かごドア221と、かご内操作盤222とを有する。かご内操作盤222には、行先階登録ボタン222a、222b、222cが設置されている。第2エレベータ制御装置24は、かご内操作盤222の行先階登録ボタン222a〜222cの操作情報を取得してこれに応答するとともに、行先階登録ボタン222a〜222cの操作情報を群管理装置50Aに通知する。
車椅子兼用エレベータ30も同様に、巻上げ311に掛け渡されたロープに吊り下げられた兼用乗りかご32と、各階床の乗場にそれぞれ設置された乗場ドア33と、巻き上げ機31および兼用乗りかご32に接続された兼用エレベータ制御装置34とを有する。兼用乗りかご32は、かごドア321、およびかご内操作盤322に加え、車椅子専用かご内操作盤323を有する。かご内操作盤322には、行先階登録ボタン322a、322b、322cが設置され、車椅子専用かご内操作盤323には、行先階登録ボタン323a、323b、323c(図示せず)が設置されている。車椅子専用かご内操作盤323内の行先階登録ボタン323a、323b、323cは、車椅子利用者が利用しやすいように、一般利用者が利用するかご内操作盤322内のボタンよりも低い位置に設置されている。兼用エレベータ制御装置34は、かご内操作盤322の行先階登録ボタン322a〜322cの操作情報、および車椅子専用かご内操作盤の行先階登録ボタン323a〜323cの操作情報を取得してこれに応答するとともに、これらの行先階登録ボタンの操作情報を群管理装置50Aに通知する。
第1一般用乗場操作盤41は、上方向の乗場呼び操作を行うための上方向乗場呼びボタン411a、および下方向の乗場呼び操作を行うための下方向乗場呼びボタン411bを含む乗場呼びボタン群411を有する。第2一般用乗場操作盤42も同様に、上方向乗場呼びボタン421aおよび下方向乗場呼びボタン421bを含む乗場呼びボタン群421を有する。車椅子専用乗場操作盤43も同様に、上方向乗場呼びボタン431aおよび下方向乗場呼びボタン431bを含む乗場呼びボタン群431を有する。図1においては、1つの階に設置された乗場ドア13、23、33、第1一般用乗場操作盤41、第2一般用乗場操作盤42、および車椅子専用乗場操作盤43のみを示しているが、実際にはこれらのエレベータ構成要素は複数階床のエレベータ乗場にそれぞれ設置されている。
群管理装置50Aは、図2に示すように、動作情報取得部51と、乗場操作情報取得部52と、管理装置無線通信部53と、応答号機割当て部54と、呼び登録部55と、運転制御部56と、開閉動作変更指示部57とを有する。
動作情報取得部51は、第1エレベータ制御装置14から所定時間間隔で第1一般用エレベータ10の運転状況情報を取得するとともに、第2エレベータ制御装置24から所定時間間隔で第2一般用エレベータ20の運転状況情報を取得する。乗場操作情報取得部52は、第1一般用乗場操作盤41の乗場呼びボタン群411の操作情報、第2一般用乗場操作盤42の乗場呼びボタン群421の操作情報、および、車椅子専用乗場操作盤43の乗場呼びボタン群431の操作情報を取得する。管理装置無線通信部53は、無線通信機能を有する。
応答号機割当て部54は、動作情報取得部51で取得された情報、および乗場操作情報取得部52で取得された情報に基づいて、いずれかの階床のいずれかの乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたときに、応答させるエレベータを割り当てる。呼び登録部55は、いずれかの乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたときに、該当する乗場呼び登録情報を登録する。また呼び登録部55は、いずれかの乗りかごでかご呼び操作が行われたときに、該当するかご呼び情報を登録する。運転制御部56は、呼び登録部55に登録された乗場呼び登録情報(以下、「乗場呼び登録情報」と記載する)に基づいて、応答させるエレベータの乗りかごを、当該乗場呼び操作が行われた階(以下、「乗場呼び操作階」と記載する)に移動させるための運転指示を生成し、該当するエレベータ制御装置に送信する。
開閉動作変更指示部57は、いずれかの階床の車椅子専用乗場操作盤43での操作により登録された乗場呼び(以下、「車椅子専用乗場呼び」と記載する)に対して割り当てられたエレベータの乗りかごが、該当する車椅子専用乗場呼び操作階に着床したと判定すると、運転制御部56に対し、当該乗りかごに車椅子利用者に対応した戸開閉動作を実行させるための開閉動作変更指示を送出する。また、車椅子専用乗場呼びに応答した直後に当該乗りかごでかご呼びが登録され、当該かご呼びで指定された階床に着床したと判定すると、運転制御部56に対し、当該乗りかごに車椅子利用者に対応した戸開閉動作を実行させるための開閉動作変更指示を送出する。
このエレベータシステム1A内において、車椅子兼用エレベータ30がリニューアル工事等により運転不能な状態になり、図1および図2内に点線で示すように、車椅子専用乗場操作盤43が群管理装置50Aから切り離された状態になると、作業員により車椅子専用乗場操作盤43に、バッテリが内蔵された乗場無線通信装置432が設置される。乗場無線通信装置432が設置された車椅子専用乗場操作盤43の側面図を、図3に示す。乗場無線通信装置432は、上方向乗場呼びボタン431aおよび下方向乗場呼びボタン431bに接続され、これらのボタンの操作情報を群管理装置50Aに無線送信する。
〈第1実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作として、通常運転モードの動作と、車椅子用代替運転モードの動作とについて説明する。通常運転モードとは、第1一般用エレベータ10、第2一般用エレベータ20、および車椅子兼用エレベータ30の3台がすべて正常に稼働している状態で実行される運転モードである。また、車椅子用代替運転モードとは、当該エレベータシステム1A内の車椅子兼用エレベータがリニューアル工事等により運転不能な状態になり、当該車椅子兼用エレベータ内の車椅子乗場操作盤が群管理装置から切り離されている状態のときに実行される運転モードである。
[通常運転モードによる動作]
通常運転モード時は、群管理装置50Aの動作情報取得部51において、第1エレベータ制御装置14から所定時間間隔で第1一般用エレベータ10の運転状況情報が取得され、第2エレベータ制御装置24から所定時間間隔で第2一般用エレベータ20の運転状況情報が取得され、兼用エレベータ制御装置34から所定時間間隔で車椅子兼用エレベータ30の運転状況情報が取得される。運転状況情報には、各乗りかご内での行先階登録ボタンの操作情報が含まれる。
そして、第1一般用乗場操作盤41の乗場呼びボタン群411内の上方向乗場呼びボタン411a、下方向乗場呼びボタン411b、第2一般用乗場操作盤42の乗場呼びボタン群42内の上方向乗場呼びボタン421a、下方向乗場呼びボタン421b、車椅子専用乗場操作盤43の乗場呼びボタン群431内の上方向乗場呼びボタン431a、および下方向乗場呼びボタン431bのいずれかで乗場呼び操作が行われると、当該乗場呼びの操作情報が乗場操作情報取得部52で取得される。
乗場操作情報取得部52で乗場呼びの操作情報が取得されると、応答号機割当て部54において、動作情報取得部51で取得された情報に基づいて、当該乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられる。
ここで、第1一般用乗場操作盤41または第2一般用乗場操作盤42で行われた乗場呼び操作、つまり一般利用者により行われた乗場呼び操作の情報が取得されたときには、応答号機割当て部54により、第1一般用エレベータ10、第2一般用エレベータ20、車椅子兼用エレベータ30の中の1台が、当該乗場呼びに応答させるエレベータとして割り当てられる。いずれのエレベータを割り当てるかは、例えば各乗りかごが当該乗場呼び操作階に移動するまでの時間や、各乗りかごの現在の運転方向、呼びの登録状況等に基づいて決定される。
また、車椅子専用乗場操作盤43で行われた乗場呼び操作、つまり車椅子利用者により行われた車椅子専用乗場呼び操作の情報が取得されたときには、応答号機割当て部54により、応答させるエレベータとして車椅子兼用エレベータ30が割り当てられる。
乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられると、乗場呼び操作階の情報と、当該乗場呼び操作が行われた乗場操作盤が一般用乗場操作盤41、42であるか車椅子専用乗場操作盤43であるかを示す情報と、当該乗場呼び操作に対して割り当てられたエレベータの識別情報とが対応づけられて、乗場呼び登録情報として呼び登録部55に登録される。
そして、呼び登録部55に登録された乗場呼び登録情報に基づいて、運転制御部56において、応答させるエレベータの乗りかごを該当する乗場呼び操作階に移動させるための運転指示が生成され、該当するエレベータ制御装置に送信される。運転指示を取得したエレベータ制御装置では、当該運転指示に基づいて、該当する乗りかごが乗場呼び操作階に移動されるように、巻き上げ機の動作が制御される。
また、開閉動作変更指示部57において、車椅子専用乗場操作盤43での操作による乗場呼びが呼び登録部55に登録されたか否かが監視される。そして、車椅子専用乗場呼び登録情報が登録されたことが開閉動作変更指示部57で検知されると、当該車椅子専用乗場呼びに対して割り当てられたエレベータの乗りかごが、該当する車椅子専用乗場呼び操作階に着床したか否かが判定される。
当該乗りかごが該当する車椅子専用乗場呼び操作階に着床したと判定されると、開閉動作変更指示部57により、当該乗りかごの戸開閉動作を、車椅子利用者に対応した動作に変更する指示が生成される。生成された指示は、運転制御部56を介して該当するエレベータ制御装置に送信される。指示を取得したエレベータ制御装置では、当該指示に基づいて当該乗場呼びに応答する際の乗りかごの戸開閉動作を、車椅子利用者に対応した動作に変更させる。例えば、戸開時間を通常運転時よりも延長させ、戸閉速度を通常運転時よりも低速にする。
[車椅子用代替運転モードによる動作]
エレベータシステム1A内の車椅子兼用エレベータ30がリニューアル工事等により運転不能になり、当該車椅子兼用エレベータ30内の車椅子専用乗場操作盤が群管理装置50Aから切り離されている状態になると、作業員により、車椅子専用乗場操作盤43に乗場無線通信装置432が設置されるとともに、群管理装置50Aが通常運転モードから車椅子用代替運転モードに変更される。
車椅子用代替運転モード中、群管理装置50Aの動作情報取得部51において、第1エレベータ制御装置14から所定時間間隔で第1一般用エレベータ10の運転状況情報が取得され、第2エレベータ制御装置24から所定時間間隔で第2一般用エレベータ20の運転状況情報が取得される。
そして、第1一般用乗場操作盤41の乗場呼びボタン群411内の上方向乗場呼びボタン411a、下方向乗場呼びボタン411b、第2一般用乗場操作盤42の乗場呼びボタン群421内の上方向乗場呼びボタン421a、下方向乗場呼びボタン421bのいずれかで乗場呼び操作が行われると、当該乗場呼びの操作情報が乗場操作情報取得部52で取得される。また、車椅子専用乗場操作盤43の乗場呼びボタン群431内の上方向乗場呼びボタン431a、および下方向乗場呼びボタン431bのいずれかで乗場呼び操作が行われると、当該車椅子専用乗場呼びの操作情報が、乗場無線通信装置432から群管理装置50Aに無線送信される。
車椅子用代替運転モード中に、車椅子利用者が1階乗場に入場して1階の車椅子専用乗場操作盤43で車椅子専用乗場呼び操作を行い、当該車椅子専用乗場呼びの操作情報が群管理装置50Aに無線送信されたときに、当該群管理装置50Aで実行される処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
群管理装置50Aでは、車椅子専用乗場操作盤43から無線送信された車椅子専用乗場呼びの操作情報が管理装置無線通信部53で受信され、応答号機割当て部54に送出される。応答号機割当て部54で当該車椅子専用乗場呼びの操作情報が取得されると(S1の「YES」)、動作情報取得部51で取得された情報で取得された情報に基づいて、当該車椅子専用乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられる。
当該車椅子専用乗場呼びに応答させるエレベータの割り当て処理では、まず、エレベータシステム1Aの中で稼動している第1一般用エレベータ10および第2一般用エレベータ20の中で、呼びに応答していない一般用エレベータがあるか否かが判定される(S2)。ここで、呼びに応答していない一般用エレベータがあると判定されたときには(S2の「YES」)、呼びに応答していない中で、車椅子兼用エレベータ30に最も近い場所に設置された一般用エレベータが、当該車椅子専用乗場呼びに代替で応答させるエレベータとして割り当てられる(S3)。
また、呼びに応答していない一般用エレベータがないと判定されたとき、つまりすべての一般用エレベータが呼びに応答中であるときには(S2の「NO」)、すべての一般用エレベータの中で、車椅子兼用エレベータ30に最も近い場所に設置された一般用エレベータが、当該乗場呼びに代替で応答させるエレベータとして割り当てられる(S4)。
ここでは、当該車椅子専用乗場呼びに応答させるエレベータとして、第1一般用エレベータ10が割り当てられたものとして説明する。応答させるエレベータが割り当てられると、乗場呼び操作階「1階」の情報と、車椅子専用乗場操作盤43で操作された乗場呼びであることを示す情報と、応答させる第1一般用エレベータ10の識別情報とが対応づけられて、乗場呼び登録情報として呼び登録部55に登録される(S5)。
そして、呼び登録部55に登録された乗場呼び登録情報に基づいて、運転制御部56において、第1一般用エレベータ10の第1乗りかご12を、該当する乗場呼びの操作階である1階に移動させるための運転指示が生成され、第1エレベータ制御装置14に送信される。第1エレベータ制御装置14は、群管理装置50Aから送信された運転指示に基づいて、第1乗りかご12が1階に移動するように、巻き上げ機11の動作を制御する。
また、車椅子専用の乗場呼び登録情報が呼び登録部55に登録されたことが開閉動作変更指示部57で検知され、当該開閉動作変更指示部57により、第1乗りかご12が当該乗場呼び操作階である1階に着床したか否かが監視される。
第1乗りかご12が1階に着床され、開閉動作変更指示部57において第1乗りかご12が当該乗場呼び操作階である1階に着床したと判定されると(S6の「YES」)、当該車椅子専用乗場呼びに対する第1乗りかご12の戸開閉動作を、車椅子利用者に対応した動作に変更する指示が生成され、運転制御部56を介して第1エレベータ制御装置14に送信される(S7)。第1エレベータ制御装置14は、群管理装置50Aから送信された指示に基づいて、第1乗りかご12が1階で戸開閉するときの動作を車椅子利用者に対応した動作に変更させる。つまり、通常時よりも長い時間戸開させ、低速で戸閉させる。
そして、第1乗りかご12が戸開した後、車椅子利用者が第1乗りかご12に乗り込み、当該第1乗りかご12内のかご内操作盤122でいずれかの行先階登録ボタン、例えば3階の行先階登録ボタン122cでかご呼び操作を行うと、当該かご呼び操作情報が第1エレベータ制御装置14で取得され、群管理装置50Aに送信される。
送信されたかご呼び操作情報は、群管理装置50Aの動作情報取得部51を介して開閉動作変更指示部57で取得される。開閉動作変更指示部57では、車椅子利用者専用乗場呼びに応答した直後に当該乗りかごでかご呼びが発生したことが検知され(S8の「YES」)、当該開閉動作変更指示部57により、第1乗りかご12が当該かご呼び操作で指定された3階に着床したか否かが監視される(S9)。第1乗りかご12が3階に着床され、開閉動作変更指示部57において第1乗りかご12がかご呼び操作で指定された行先階の3階に着床したと判定されると(S9の「YES」)、当該かご呼びに対する第1乗りかご12の戸開閉動作を、車椅子利用者に対応した動作に変更する指示が生成され、運転制御部56を介して第1エレベータ制御装置14に送信される(S10)。第1エレベータ制御装置14は、群管理装置50Aから送信された指示に基づいて、第1乗りかご12が3階で戸開閉するときの動作を車椅子利用者に対応した動作に変更させる。
その後、エレベータシステム1A内では第1一般用エレベータ10と第2一般用エレベータ20との群管理が継続され、車椅子用代替運転モード中にさらに車椅子専用乗場呼び操作が行われたときには、再度ステップS1からの処理が実行される。
以上の第1実施形態によれば、建物内の車椅子兼用エレベータが運転不能であり、車椅子専用乗場操作盤が群管理装置から切り離された状態になった場合でも、当該車椅子専用乗場操作盤に無線通信装置を新たに追加して設置することで、群管理装置により、代替の一般用のエレベータで車椅子利用者に対応した運転を実行させることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステムの構成について、図5を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Bは、第1乗りかご12内に設置された第1後付けかご内操作盤123および第1乗りかご12上に設置された第1かご上無線通信装置124と、第2乗りかご22内に設置された第2後付けかご内操作盤223および第2乗りかご22上に設置された第2かご上無線通信装置224とを備える他は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
第1後付けかご内操作盤123および第2後付けかご内操作盤223は、車椅子兼用エレベータ30がリニューアル工事等により運転不能な状態になり、車椅子専用乗場操作盤43が群管理装置50Aから切り離された状態になったときに、第1乗りかご12、第2のりかご24それぞれに、作業員により設置される車椅子利用者専用の操作盤である。図6に、第1乗りかご12に設置された、第1後付けかご内操作盤123の外観斜視図を示す。
第1後付けかご内操作盤123は、行先階登録ボタン123a〜123cと、第1かご内無線通信装置123dとを有する。第1かご内無線通信装置123dは、行先階登録ボタン123a〜123cの操作情報を、第1かご上無線通信装置124に無線送信する。第1かご上無線通信装置124は、第1後付けかご内操作盤123から送信された行先階登録ボタン123a〜123cの操作情報を受信し、テールコード(図示せず)、第1エレベータ制御装置14を介して群管理装置50Bに送信する。第2後付けかご内操作盤223も、同様の機能を備えた行先階登録ボタン223a〜223cと第2かご内無線通信装置223dとを有する。
〈第2実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1Bの動作について説明する。エレベータシステム1Bにおいて、通常運転モード時に実行される動作は、第1実施形態で説明した動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
エレベータシステム1Bにおいて、車椅子用代替運転モード時に実行される動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。図7において、ステップS1〜S7で実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS7において、車椅子利用者に対応した戸開閉動作への変更指示が送信され、当該乗りかご(例えば、第1乗りかご12)が車椅子専用乗場呼び操作階(例えば、1階)で戸開された後、第1乗りかご12内の第1後付けかご内操作盤123でいずれかの行先階登録ボタン(例えば、3階の行先階登録ボタン123c)でかご呼び操作が行われると、当該かご呼び操作情報が第1かご内無線通信装置123dから第1かご上無線通信装置124に送信される。第1かご上無線通信装置124で受信されたかご呼び操作情報は、テールコード、第1エレベータ制御装置14に送信され、さらに群管理装置50Bに送信される。
送信された第1後付けかご内操作盤123でのかご呼び操作情報は、群管理装置50Bの動作情報取得部51を介して開閉動作変更指示部57で取得される。開閉動作変更指示部57では、第1後付けかご内操作盤123で操作されたかご呼びが発生したことが検知され(S11の「YES」)、当該開閉動作変更指示部57により、第1乗りかご12が当該かご呼びで指定された3階に着床したか否かが監視される(S12)。
第1乗りかご12が3階に着床され、開閉動作変更指示部57において第1乗りかご12がかご呼び操作で指定された行先階の3階に着床したと判定されると(S12の「YES」)、当該かご呼びに対する第1乗りかご12の戸開閉動作を、車椅子利用者に対応した動作に変更する指示が生成され、運転制御部56を介して第1エレベータ制御装置14に送信される(S13)。第1エレベータ制御装置14は、群管理装置50Aから送信された指示に基づいて、第1乗りかご12が3階で戸開閉するときの動作を車椅子利用者に対応した動作に変更させる。車椅子専用乗場呼び操作階で戸開した乗りかご12内の一般用のかご内操作盤122でかご呼び操作が行われたときには、当該かご呼び操作で指定された階床に乗りかごが着床した場合であっても、車椅子利用者に対応した動作には変更されない(S11の「NO」)。
以上の第2実施形態によれば、建物内の車椅子兼用エレベータが運転不能になった場合でも、一般用の乗りかご内に新たに車椅子利用者専用のかご内操作盤を設置することで、高い精度で車椅子利用者に対応した運転を実行させることができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータシステムの構成について、図8を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Cは、各階の乗場に設置された乗場スピーカ装置44と、第1乗りかご12内に設置された第1かご内スピーカ装置125と、第2乗りかご22内に設置された第2かご内スピーカ装置225とを備える他は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
〈第3実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1Cでは、通常運転モード時および車椅子用代替運転モード時のいずれの場合も、第1実施形態と同様の処理が実行されるため、詳細な勝利の説明は省略する。
また、第1実施形態で説明した処理に加え、群管理装置50Cにより、乗場無線通信装置432から無線送信された乗場呼び操作の情報が取得され、応答させるエレベータとして一般用エレベータのいずれかが割り当てられ、該当する乗場呼びの情報が登録されたときに、運転制御部56の制御により、当該乗場呼び操作が行われた階の乗場スピーカ装置から、当該乗場呼び操作に対して一般用エレベータを応答させることを示す報知情報が出力される。
また、運転制御部56により、割り当てられたエレベータ(ここでは、第1一般用エレベータ10とする)の第1エレベータ制御装置14に対し、当該乗場呼びへの応答指示が送信される。当該乗場呼びへの応答指示が送信された第1エレベータ制御装置14では、自エレベータ10が車椅子利用者に対応した運転を行うことを示す報知情報を、かご内スピーカ装置125から出力させる。
以上の第3実施形態によれば、建物内の車椅子兼用エレベータが運転不能であり、車椅子専用乗場操作盤が群管理装置から切り離された状態になった場合に車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたときに、他の一般用エレベータで代替運転を行う旨を、乗場にいる利用者および該当するエレベータの乗りかご内の利用者に報知することができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータシステムの構成について、図9を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Dは、かご内車椅子利用者判定装置としての第1かご内カメラ装置126が第1乗りかご12内に設置され、第2かご内カメラ装置226が第2乗りかご22内に設置されている他は、第2実施形態で説明したエレベータシステム1Bの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。第1かご内カメラ装置126は第1乗りかご12内を撮影し、撮像情報を解析して第1乗りかご12内に車椅子利用者がいるか否かを判定する。そして、この判定結果情報をテールコード、第1エレベータ制御装置14を介して群管理装置50Dに送信する。第2かご内カメラ装置226も同様に、第2乗りかご22内を撮影し、撮像情報を解析して第2乗りかご22内に車椅子利用者がいるか否かを判定してこの判定結果情報を群管理装置50Dに送信する。
〈第4実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1Dの動作について説明する。エレベータシステム1Dにおいて、通常運転モード時に実行される動作は、第1実施形態で説明した動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施形態において、第1かご内カメラ装置126から送信された第1乗りかご12内の車椅子利用者の有無の判定結果情報および第2かご内カメラ装置226から送信された第2乗りかご22内の車椅子利用者の有無の判定結果情報は、それぞれのエレベータ制御装置から群管理装置50Dの動作情報取得部51を介して開閉動作変更指示部57で取得される。
エレベータシステム1Dにおいて、車椅子用代替運転モード時に実行される動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。図10において、ステップS1〜S7、S11、S12で実行される処理は、第2実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS12において、開閉動作変更指示部57により、後付けかご内操作盤で操作されたかご呼びで指定された行先階に、該当する乗りかごが着床したと判定されると(S12の「YES」)、エレベータ制御装置から取得された車椅子利用者の有無の判定結果情報に基づいて、該当する乗りかご内に車椅子利用者がいるか否かが判定される(S14)。当該乗りかご内に車椅子利用者がいると判定されると(S14の「YES」)、当該かご呼びに対する乗りかごの戸開閉動作を車椅子利用者に対応した動作に変更する指示が生成され、運転制御部56を介して該当するエレベータ制御装置に送信される(S15)。指示を受信したエレベータ制御装置は、該当する乗りかご12がかご呼び操作で指定された階床で戸開閉するときの動作を車椅子利用者に対応した動作に変更させる。
以上の第4実施形態によれば、建物内の車椅子兼用エレベータが運転不能になり、一般用の乗りかご内に新たに車椅子利用者専用のかご内操作盤およびかご内車椅子利用者判定装置を設置することで、さらに高い精度で車椅子利用者に対応した運転を実行させることができる。
上述した第4実施形態では、かご内車椅子利用者判定装置としてのかご内カメラ装置で車椅子利用者の有無を判定する場合について説明したが、車椅子兼用エレベータの利用が有効なベビーカー利用者や台車の利用者等の有無も判定し、これらの利用者に対しても、車椅子利用者に対応する場合と同様の戸開閉動作を実行させるようにしてもよい。また、カメラ装置に替えて、3Dセンサ等を用いてこれらの利用者の有無を判定するようにしてもよい。
上述した実施形態では、車椅子用代替運転モードで運転中に、車椅子専用乗場呼びに応答させるエレベータとして、車椅子兼用エレベータ30に最も近い場所に設置された一般用エレベータ、つまり乗場内における車椅子兼用エレベータとの直線距離が最も短い一般用エレベータを割り当てる場合について説明した。しかしこれには限定されず、車椅子兼用エレベータ30を待つ利用者の待機位置からの距離が最も短い場所に、利用者の待機場所がある一般用エレベータ(例えば、車椅子兼用エレベータと乗場を挟んで対面側にある一般用エレベータ)を、車椅子専用乗場呼びに応答させるエレベータとして割り当てるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら(この)実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D…エレベータシステム、10…第1一般用エレベータ、11,21,31…巻上げ機、13,23,33…乗場ドア、14…第1エレベータ制御装置、20…第2一般用エレベータ、24…第2エレベータ制御装置、30…車椅子兼用エレベータ、34…兼用エレベータ制御装置、41…第1一般用乗場操作盤、42…第2一般用乗場操作盤、43…車椅子専用乗場操作盤、44…乗場スピーカ装置、50A,50B,50C,50D…群管理装置、51…動作情報取得部、52…乗場操作情報取得部、53…管理装置無線通信部、54…応答号機割り当て部、55…呼び登録部、56…運転制御部、57…開閉動作変更指示部、121,221,321…かごドア、122,222,322…かご内操作盤、122a〜122c,222a〜222c,322a〜322c,123a〜123c,223a〜223c,323a〜323c…行先階登録ボタン、123…第1後付けかご内操作盤、123d…第1かご内無線通信装置、124…第1かご上無線通信装置、125…第1かご内スピーカ装置、126…第1かご内カメラ装置、223…第2後付けかご内操作盤、223d…第2かご内無線通信装置、224…第2かご上無線通信装置、225…第2かご内スピーカ装置、226…第2かご内カメラ装置、323…車椅子専用かご内操作盤、411,421,431…乗場呼びボタン群、411a,411b,421a,421b,431a,431b…乗場呼びボタン、432…乗場無線通信装置

Claims (8)

  1. 建物内に設置された、
    一般利用者用の一般用エレベータと、
    一般利用者および車椅子利用者兼用の車椅子兼用エレベータと、
    一般利用者用の一般用乗場操作盤と、
    車椅子利用者専用の車椅子専用乗場操作盤と、
    前記一般用エレベータと、前記車椅子兼用エレベータと、前記一般用乗場操作盤と、前記車椅子専用乗場操作盤と通信可能に接続され、前記一般用乗場操作盤または前記車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われたときに、応答させるエレベータを割り当てる群管理装置と、
    前記車椅子兼用エレベータが運転不能な状態になり、前記車椅子専用乗場操作盤が前記群管理装置から切り離されたときに前記車椅子専用乗場操作盤に設置され、前記車椅子専用乗場操作盤で行われた乗場呼び操作の情報を前記群管理装置に無線送信する乗場無線通信装置とを備え、
    前記群管理装置は、
    前記車椅子専用乗場操作盤に前記乗場無線通信装置が設置されていない通常運転時に、前記車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われると、応答させるエレベータとして前記車椅子兼用エレベータを割り当て、
    前記車椅子専用乗場操作盤に前記乗場無線通信装置が設置されているときに、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得すると、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記群管理装置は、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得し、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当て、割り当てた一般用エレベータの乗りかごが当該乗場呼び操作が行われた階床に着床したとき、および、着床後に当該乗りかご内で行われたかご呼び操作で指定された階床に着床したときに、車椅子利用者に対応した戸開閉動作を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記一般用エレベータは、
    前記車椅子兼用エレベータが運転不能な状態のときに、自エレベータの乗りかご内に新たに取り付けられた後付のかご内操作盤を有し、
    前記群管理装置は、
    前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得し、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当て、当該一般用エレベータの乗りかごが当該乗場呼び操作が行われた階床に着床したとき、および、着床後に前記後付のかご内操作盤で行われたかご呼び操作で指定された階床に着床したときに、車椅子利用者に対応した戸開閉動作を実行させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記建物内のエレベータ乗場に設置された乗場スピーカ装置をさらに備え、
    前記群管理装置は、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得し、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当てたときに、当該乗場呼び操作に対して前記一般用エレベータを応答させることを示す報知情報を前記乗場スピーカ装置から出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータシステム。
  5. 前記一般用エレベータの乗りかご内に設置されたかご内スピーカ装置をさらに備え、
    前記群管理装置は、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得し、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当てたときに、自エレベータが車椅子利用者に対応した運転を行うことを示す報知情報を、割り当てた一般用エレベータの乗場スピーカ装置から出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記一般用エレベータの乗りかご内に車椅子利用者がいるか否かを判定するかご内車椅子利用者判定装置をさらに備え、
    前記群管理装置は、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得し、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当て、割り当てた一般用エレベータの乗りかごが当該乗場呼び操作が行われた階床に着床したとき、および着床後、当該乗りかご内で行われたかご呼び操作で指定された階床に着床したときに、前記かご内車椅子利用者判定装置で当該乗りかご内に車椅子利用者がいると判定されると、車椅子利用者に対応した戸開閉動作を実行させる
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のエレベータシステム。
  7. 前記一般用エレベータは複数台設置され、
    前記群管理装置は、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得すると、呼びに応答中でない一般用エレベータがある場合には、その中で前記車椅子兼用エレベータに最も近い場所に設置されたエレベータを応答させるエレベータとして割り当て、すべての一般用エレベータが呼びに応答中であれば、応答させるエレベータとして、すべての一般用エレベータの中で前記車椅子兼用エレベータに最も近い場所に設置されたエレベータを割り当てる
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のエレベータシステム。
  8. 建物内に設置された、一般利用者用の一般用エレベータ、一般利用者および車椅子利用者兼用の車椅子兼用エレベータ、一般利用者用の一般用乗場操作盤、および車椅子利用者専用の車椅子専用乗場操作盤に通信可能に接続された群管理装置が、
    通常運転時に、前記車椅子専用乗場操作盤で乗場呼び操作が行われると、応答させるエレベータとして前記車椅子兼用エレベータを割り当て、
    前記車椅子兼用エレベータが運転不能な状態になり、前記車椅子専用乗場操作盤が前記群管理装置から切り離され、前記車椅子専用乗場操作盤で行われた乗場呼び操作の情報を前記群管理装置に無線送信する乗場無線通信装置が前記車椅子専用乗場操作盤に設置された後に、前記乗場無線通信装置から無線送信された乗場呼び操作の情報を取得すると、応答させるエレベータとして前記一般用エレベータを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータの群管理制御方法。
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