JP2019147233A - 処理装置および処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる処理装置および処理方法を提供すること。【解決手段】本発明の処理装置は、処理対象であるワークを研削処理または研磨処理する処理装置であって、処理具を保持して回転動作させる第1回転体と、前記ワークを保持して回転動作させる第2回転体と、前記処理具および前記ワークの少なくとも一方を、前記第1,第2回転体の回転軸方向に相対的に接近させる第1駆動部と、前記第1,第2回転体の少なくとも一方を回転軸に対して垂直な方向に揺動動作させる第2駆動部と、前記第2駆動部による前記第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化に応じて前記ワークへの加工圧力が変化するように制御する制御部とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、対象物を研削または研磨する処理装置および処理方法に関する。
例えば、半導体装置の製造では、半導体基板(以下、ワークともいう)の裏面を研削装置により研削して薄化することが行われている。従来から提案される研削装置は、基台と、基台に取り付けられたモータによって回転駆動されるワークスピンドルと、基台に対して上下動可能に支持された主軸台と、主軸台に取り付けられ、モータによって回転駆動される工具スピンドルとを備え、ワークスピンドルに研削対象であるワークを吸着保持し、工具スピンドルに取り付けられた砥石によりワークを研削するタイプのものが一般的である。
また、従来の研削装置には、工具もしくはワークを保持して回転するスピンドルに対してスピンドル回転軸に直交する方向に振動を付与する振動付与機構を備えるものがある。この振動付与機構は、加工装置の基台に回転可能に支承された中空円筒状のシャフトと、シャフトの中空部を貫通して延び、シャフトの一端に回転可能に支承されるカラー及び他端に回転可能に支承されるスピンドルホルダを一体に結合するスピンドルとの二重軸から構成され、カラー及びスピンドルホルダを支承するシャフトの両端部分が当該シャフトの回転中心からほぼ同一方向へ同一量偏心した偏心軸部として形成され、振動シャフトとスピンドルとをそれぞれ回転駆動することによってカラーに固定される工具もしくはワークに回転と共に当該回転軸に直交する方向の振動を付与することを特徴とする。
特開2005−131737号
以上のように、従来の処理装置には、研削処理において、砥石とワークとの間の相対運動方向と直交する方向に揺動動作を行うものがある。しかしながら、常に一定の条件で研削処理を行っており、揺動動作による加工圧力の変化や応力が考慮されていないため揺動動作による加工能力が十分引き出せているとはいえず、さらなる加工精度の向上が求められている。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明に係る処理装置は、処理対象であるワークを研削処理または研磨処理する処理装置であって、処理具を保持して回転動作させる第1回転体と、前記ワークを保持して回転動作させる第2回転体と、前記処理具および前記ワークの少なくとも一方を、前記第1,第2回転体の回転軸方向に相対的に接近させる第1駆動部と、前記第1,第2回転体の少なくとも一方を回転軸に対して垂直な方向に揺動動作させる第2駆動部と、前記第2駆動部による前記第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化に応じて前記ワークへの加工圧力が変化するように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、第2駆動部による第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化、言い換えると、第2駆動部による揺動動作に応じてワークへの加工圧力が変化するように制御する。このため、揺動動作による加工具とワークとの揺動位置の変化に伴う加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、本発明に係る処理装置の制御部は、前記第1,第2回転体の回転軸が近づく際の加工圧力を、前記第1,第2回転体の回転軸が離れる際の加工圧力よりも低くなるように制御することを特徴とする。
通常、揺動動作において、第1,第2回転体の回転軸が近づく際は、ワーク端縁部における剥離(チッピング)が生じやすい。このため、上記構成のように、第1,第2回転体の回転軸が近づく際の加工圧力を低く制御することで、ワーク端縁部における剥離(チッピング)の発生を抑制することができる。また、第1,第2回転体の回転軸が離れる際は、ワーク端縁部における剥離が生じにくい。このため、上記構成のように、第1,第2回転体の回転軸が離れる際の加工圧力を低くしないことで加工速度(加工効率)が低下することを抑制することができる。
また、本発明に係る処理装置の前記制御部は、前記揺動の上死点および下死点の少なくとも一方における加工圧力を、他の位置における加工圧力よりも低くなるように制御することを特徴とする。
通常、揺動の上死点および下死点では、揺動動作が一時的に停止する。このため、処理具による加工圧力が分散されず、ワーク面上にかかる応力が処理具との接触領域に集中する。この結果、処理具および/またはワーク面に振動が発生して加工面の平坦度および面粗度の少なくとも一方が悪化する恐れがある。このため、上記構成のように、揺動の上死点および下死点の少なくとも一方における加工圧力を、他の位置における加工圧力よりも低くなるように制御することで、上死点および下死点の少なくとも一方における過剰加工を抑制して、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、本発明に係る処理装置の前記制御部は、前記処理具を送り出す前記第1駆動部のトルクを変化させることで前記加工圧力を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、揺動動作による加工具とワークとの加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、本発明に係る処理装置は、前記ワークの厚み分布を測定する厚み分布測定部を備え、前記制御部は、前記厚み分布測定部での測定結果に基づいて、前記第2駆動部による揺動動作および前記第1駆動部による加工圧力を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、揺動動作および加工圧力を制御することで、ワークの加工量を局所的(ワークの径方向における加工量)に制御することができるので、プロファイル算出部74での測定結果(算出結果)に基づいて揺動動作および加工圧力を制御することで、研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、本発明に係る処理方法は、処理対象であるワークを研削処理または研磨処理する処理方法であって、第1駆動部が、第1回転体により回転動作される処理具を、第2回転体により回転動作される前記ワークに押し当てて当該ワークを研削または研磨処理する工程と、第2駆動部が、前記第1,第2回転体の少なくとも一方を回転軸に対して垂直な方向に揺動動作させる工程と、制御部が、前記第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化に応じて前記ワークへの加工圧力が変化するように制御する工程とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、第2駆動部による第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化、言い換えると、第2駆動部による揺動動作に応じてワークへの加工圧力が変化するように制御する。このため、揺動動作による加工具とワークとの揺動位置の変化に伴う加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
以上説明したように、本発明によれば、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる処理装置および処理方法を提供することができる。
実施形態に係る処理装置の構成図(側面図)である。 実施形態に係る制御装置の機能構成図である。 実施形態に係る処理装置の研削処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る処理装置のプロファイル測定処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る処理装置の揺動動作の説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作(中間位置)の詳細説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作(上死点位置)の詳細説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作(下死点位置)の詳細説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作の前進時(揺動前進)の詳細説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作の後退時(揺動後退)の詳細説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作時のモータ制御の説明図である。 実施形態に係る処理装置の揺動動作時のモータ制御の説明図である。 実施形態の変形例に係る処理装置の揺動動作時のモータ制御の説明図である。 その他の実施形態に係る処理装置の構成図(斜視図)である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、処理装置としてワークを研削する研削装置を主に説明するが、本発明は、研磨装置(ラッピング装置)にも適用することができるものである。
(実施形態)
本発明にかかる実施形態の処理装置および処理方法について、図面を参照して説明する。実施形態にかかる処理装置10は、ワークW(例えば、シリコン(Si)、サファイア、シリコンカーバイト(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等を主成分とする基板)を研削する研削装置である。処理装置10は、処理状態を検知する複数の検知センサ(61a〜61dおよび62a〜62d)を備え、これら検知センサの検知結果を常時収集するとともに、これら検知センサの検知結果に基づいて処理装置10の異常を検知する。また、処理装置10は、検知センサの検知結果に基づいて処理装置10に記憶されているワークWに対する処理内容を規定した処理工程(以下、レシピともいう)を動的に変更する機能を有する。
図1は、実施形態にかかる処理装置10の側面図である。なお、図1では、処理装置10の主要部のみを図示している。図1に示すように、処理装置10は、基台20(メインフレーム)と、この基台20の下部側に位置するワーク保持部30と、ワーク保持部30に対向して基台20の上部側に位置する工具回転駆動部40と、工具回転駆動部40を揺動動作させる揺動機構50と、制御装置70と、プロファイル測定器80とを備えている。なお、図1には示してないが、処理装置10の処理中にワークWおよび砥石Gへ研削液を供給する研削液供給ノズルが設けられている。
ワーク保持部30は、基台20に取り付けられた保持テーブル31と、モータ32(サーボモータが好ましい)と、モータ32の動力を保持テーブル31へ伝達するベルト33(例えば、歯付ベルト、Vベルトなど)とを備えている。保持テーブル31は、ベルト33により回転動作されるスピンドル311と、基台20に取り付けられ、スピンドル311を回転可能に保持する軸受け312と、スピンドル311の上端側に取り付けられ、スピンドル311とともに回転する回転ステージ313(第2回転体)とを備えている。
回転ステージ313は、セラミック、メタル、シリコン、有機高分子多孔体、樹脂等の多孔質体からなるポーラス板と、このポーラス板を支持する枠体と、枠体が取り付けられるベースとを備えている。回転ステージ313の枠体及びベースには、ポーラス板に連通する吸引路が形成されている。この吸引路は、真空ポンプおよび真空発生エジェクタ等の真空発生源(不図示)に連通しており、ポーラス板を介して、ワークWを回転ステージ313にバキュームチャック可能に構成されている。
工具回転駆動部40は、架台41(フレーム)と、工具スピンドル42(第1回転体)と、スピンドルカバー43と、工具スピンドル42の軸方向駆動(図の矢印αで示すZ方向への駆動)をガイドするガイドレール(不図示)と、工具スピンドル42を昇降させる送りねじ45と、工具回転駆動モータ46(サーボモータが好ましい)と、工具回転駆動モータ46の動力を工具スピンドル42へ伝達するベルト47(例えば、歯付ベルト、Vベルトなど)と、軸方向駆動モータ48(サーボモータが好ましい)とを備えている。また図の矢印αで示すZ方向の動作をするユニットの自重を保持するシリンダ49とを備えている。
工具スピンドル42は、ベルト47を介して工具回転駆動モータ46により回転駆動される。工具スピンドル42の下端には、ワーク保持部30の保持テーブル31に対向して研削工具である砥石Gが取り付けられている。また、送りねじ45は軸方向駆動モータ48により回転駆動され、この送りねじ45が係合するナット部421を介して工具スピンドル42を軸方向(図の矢印αで示すZ方向)に昇降させる。
また、工具スピンドル42は、基台20に取り付けられた伸縮可能なシリンダ49に吊り下げられている。シリンダ49は、カウンタバランス用シリンダであり工具スピンドル42およびスピンドルカバー43、工具回転駆動モータ46、および砥石Gなどの図の矢印αで示すZ方向の動作をするユニットの重量をキャンセルして、送りねじ45、ナット部421および軸方向駆動モータ48に負荷が掛かりにくい構成となっている。また、図1に示すように、送りねじ45とシリンダ49とは、工具スピンドル42を挟んで対向する位置に設けられている。このため、工具スピンドル42は、(鉛直方向に対して)斜め方向の負荷がほとんど掛からず、送りねじ45、ナット部421およびガイドレール(不図示)等の寿命が延びる。
また、工具スピンドル42が鉛直方向に対して斜めにほとんど傾くことなくガイドレール44に沿って昇降し、ワークWを加工する際の砥石Gに加わる加工荷重がワークWに真っ直ぐに伝わる。なお、シリンダ49は、工具スピンドル42およびスピンドルカバー43、工具回転駆動モータ46、および砥石Gなどの図の矢印αで示すZ方向の動作をするユニットの重量をキャンセルすることができれば良く、油圧方式、空気圧方式、その他の方式のいずれであってもよい。
揺動機構50は、架台41を揺動動作させる際のガイドレール51と、一端が架台41に接続され、架台41を紙面に向かって左右(図の矢印βで示すX方向)に揺動動作させる伸縮可能なシリンダ52と、シリンダ52を駆動して伸縮動作させるモータ53(サーボモータが好ましい)とを備える。
プロファイル測定器80は、例えば、レーザ測定器であり、プロファイル測定器80とワークW上面との距離Lを測定して出力する。なお、実施形態では、プロファイル測定器80が回転ステージ313に保持されているワークW上を走査してワークW上面との距離Lを測定する構成となっているが(すなわち、プロファイル測定器80側が動作する)、研削精度を装置仕様(スペック)内に収めることができれば、回転ステージ313を走査させてワークW上面との距離Lを測定する構成としてもよい(すなわち、回転ステージ313側が動作する)。
また、処理装置10は、図示しない機械式(接触式)のワーク厚み測定機構を備えている。このワーク厚み測定機構は、ワークWの上面の高さを測定する第1の測定部と、基準面の高さ(例えば、ワークWを吸着保持する回転ステージ313の縁端部)を測定する第2の測定部とを備えており、第1の測定部と第2の測定部との高さの差分からワークWの厚みを算出して出力する。なお、ワーク厚み計測機構は、プロファイル測定器80にて兼用することも可能である。ワークWは回転ステージ313に吸着させる場合に変形や傷防止のために支持基板に装着される(溶剤溶着や粘着など)場合が大抵であり、その支持基板とワークW面との応差でワークWの厚みに換算できる。また支持基板とワークWが同経の場合はワークWのオリフラ部(オリエンタルフラット)による欠損部で支持基板との応差を判別する。この場合プロファイル測定器80をワークWの決められた直径周縁よりわずかに内周部側に移動させ、ワークWを回転させることでオリフラ部の凹部の両端を検出し、回転ステージ313におけるその2点の回転座標からオリフラ中央の座標を算出することで、オリフラ部による支持基板露出部を明確にし、同経での応差による厚み計測を実現する。このことにより、回転ステージ313の角度座標でのオリフラ位置を記録し、以降の加工中(回転ステージ313に搭載されている座標を確定させたワークW)の計測におけるプロファイル測定器80での厚み計測を継続的に兼用実行できる。
制御装置70は、処理装置10を制御する。制御装置70は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成されている。なお、制御装置70は、相互に通信可能な複数の電子回路ユニットにより構成されていてもよい。図2は、制御装置70の機能構成図である。図2に示す機能は、制御装置70が備える、CPU、RAM、ROM等のハードウェアと、ROM等のメモリに記憶されたプログラムにより実現される。
図2に示すように、制御装置70は、通信部71と、負荷モニタ部72と、記憶部73と、プロファイル算出部74、制御部75等を備える。通信部71は、処理装置10が備えるモータを制御するための制御信号を送信する。また、通信部71は、図示しないサーバと通信し、データおよび制御信号等を送受信する。
負荷モニタ部72は、モータ32,46,48から出力される電流値(負荷)をモニタする。サーボモータであるモータ32,46,48から出力される電流値をモニタすることにより、モータ32,46,48の負荷をモニタすることができ、通常時とは異なる電流値を示した場合に異常、危険等の判定を行うことができる。
具体的には、負荷モニタ部72は、モニタ結果の値(電流値)が、予め設定された第1範囲(第1基準値の範囲)を外れると注意(レシピの再設定(変更)により修復可能なレベルの異常)と判定し、第1範囲(第1基準値の範囲)よりも範囲の広い第2範囲(第2基準値の範囲)を外れると異常(レシピの再設定(変更)でも修復不可能なレベルの異常)と判定するように構成されている。この第1範囲および第2範囲は、モータ32,46,48ごとに設定され、さらに、研削処理の手順を規定したレシピごとにも設定されている。なお、負荷モニタ部72は、モータ32,46,48の負荷(電流値)の所定時間(例えば、直近2sec)内における平均偏差もしくは移動平均を算出して、この平均偏差もしくは移動平均が第1範囲および/または第2範囲を外れるか否かを判定するようにしてもよい。
記憶部73には、ワークWを研削するための手順である各種レシピが記憶されている。レシピでは、例えば、ワークWの回転速度(rpm)および回転方向、砥石の回転速度および回転方向、研削量(ターゲットとするワークWの厚み)、砥石の送り出し速度、研削中の揺動(往復運動)の速度、研削液の吐出量など種々の項目が設定されている。また、記憶部73には、レシピごとに、モータ32,46,48の第1範囲および第2範囲が設定されている。なお、各レシピのステップごとに、モータ32,46,48の第1範囲および第2範囲が設定されてもよい。
さらに、記憶部73には、後述するプロファイル算出部74が参照して利用するデータ、例えば、プロファイル測定器80を制御して測定するワークW上面との距離Lを測定するポイントの位置データ(例えば、ワークWの周縁端部の複数個所、内部の複数個所および中央部など)、プロファイル測定器80から基準面(例えば、ワークWを吸着保持する回転ステージ313の縁端部)までの距離L2、ワークWの厚みのプロファイルを補正するための補正用データなどが記憶されている。
ここで、補正用データは、次のようにして取得される。予め厚みのわかっている基準ワークを回転ステージ313上に吸着保持した後、ワークWでの測定ポイントと同じ位置で基準ワーク上面との距離L1を測定する。次いで、記憶部73に記憶されている予め測定された基準面(例えば、ワークWを吸着保持する回転ステージ313の縁端部)までの距離L2から実際に測定されたワークW上面までの距離L1を減算してワークWの厚みを、測定した複数のポイントごとに算出して基準ワークの厚みのプロファイルを算出する。次いで、算出された基準ワークの厚みのプロファイルから実際の厚みを減算して補正用データを作成する。この補正用データは、プロファイル測定器80をワークW上で走査した際の回転ステージ313からのズレや傾き等による距離L1の誤差を補正するためのデータとなる。
プロファイル算出部74は、ワークWの厚みの分布(厚みプロファイル)を算出する。
なお、プロファイル算出部74の動作(プロファイル算出部74によるワークWの厚みプロファイルの算出)については、図4を参照して詳述する。
制御部75は、記憶部73に記憶されている手順(レシピ)に基づいて処理装置10を制御する。制御部75による処理装置10の制御については、図3〜図12を参照して詳述する。
(研削処理)
図3は、実施形態に係る処理装置10の研削処理を示すフローチャートである。
ステップS101では、制御部75は、記憶部73に格納されている選択されたレシピを参照する。ステップS102では、制御部75は、レシピにより規定された手順に従い、モータ32,46,48,53等を制御して研削処理を開始する。
ステップS103では、制御部75は、ワーク厚みの測定を開始する。具体的には、図示しない機械式(接触式)のワーク厚み測定機構を制御して、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みを取得する。
ステップS104では、プロファイル測定器80を用いて研削途中のワークWの厚み分布(プロファイル)を測定する。このプロファイル測定処理では、砥石Gの送り量をワークWの実際の研削量に基づいて、砥石Gの送り量を補正する。なお、このプロファイル測定処理については、図4を参照して詳述する。
ステップS105では、制御部75は、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みが、選択されたレシピで指定されたワーク厚み(所定の厚み)となっているか否かを判定する。より具体的には、制御部75は、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みと、選択されたレシピで指定されたワーク厚み(所定の厚み)とを比較し、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みが所定の範囲内(例えば、選択されたレシピで規定されたワーク厚み(所定の厚み)から1%の範囲内)であるか否かを判定する。
ステップ105にて、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みが、選択されたレシピで指定されたワーク厚み(所定の厚み)となっている場合(YES)、ステップS106では、制御部75は、レシピにより規定された手順に従い、モータ32,46,48,53等を制御して、研削動作を終了させたのち、砥石Gを退避させて研削処理を終了する。また、ステップS105にて、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みが、選択されたレシピで指定されたワーク厚み(所定の厚み)となっていない場合(NO)、制御部75は、ワーク厚み測定機構から出力されるワークWの厚みが、選択されたレシピで規定されたワーク厚み(所定の厚み)となるまで研削処理を継続する。
(プロファイル測定処理)
図4は、実施形態に係る処理装置のプロファイル測定処理を示すフローチャートである。なお、このプロファイル測定処理は、図3を参照して説明した研削処理の途中で実施される。例えば、設定された研削量の50%〜80%が終了すると実行されることが好ましい。設定された研削量の50%未満であると、砥石Gの送り量とワークWの実際の研削量との関係を導出するには研削量が少なく、80%を超えると砥石Gの送り量をワークWの実際の研削量に基づいて補正しても研削が進みすぎておりワークWの補正が不能となる虞があるためである。
ステップS201では、プロファイル測定器80によりワークWのプロファイルを測定する。具体的には、制御部75は、プロファイル測定器80を制御して、予め設定されたワークWの複数のポイント(例えば、ワークWの周縁端部の複数個所、内部の複数個所および中央部など)におけるワークW上面との距離L1を測定する。
ステップS202では、プロファイル算出部74は、記憶部73に記憶されている予め測定された基準面(例えば、ワークWを吸着保持する回転ステージ313の縁端部)までの距離L2からステップS201で測定された距離L1を減算してワークWの厚みを、測定した複数のポイントごとに算出して、ワークWの厚みのプロファイルを算出する。
ステップS203では、プロファイル算出部74は、記憶部73に記憶されている予め基準ワークを回転ステージ313上に吸着保持して測定した補正用データを用いて、ステップS202で算出したワークWの厚みのプロファイルを補正する。
ステップS204では、プロファイル算出部79は、ステップS203で補正したワークWの厚みのプロファイルに基づいて、送りねじ45による砥石Gの送り量と、ワークWの実際の研削量との差を算出する。制御部75は、プロファイル算出部79により算出された差に基づいて砥石Gの送り量を補正する。制御部78は、補正後の送り量に基づいて研削処理を実行する。
なお、ステップS203で補正したワークWの厚みプロファイルが、中央部分が厚く、周端部が薄い凸型(いわゆる山形状)となっている場合、砥石GがワークWの中央位置近傍を研削する時間(加工時間)が他の領域を研削する時間(加工時間)よりも長くなるように揺動動作を行うモータ53を制御してもよいし、砥石GがワークWの中央位置近傍を研削する際の加工圧力がより高くなるように送りねじ45を送り出す軸方向駆動モータ48のトルクを制御してもよい。
また、ステップS203で補正したワークWの厚みプロファイルが、中央部分が薄く、周端部が厚い凹型(いわゆる谷形状)となっている場合、砥石GがワークWの中央位置近傍を研削する時間(加工時間)が他の領域を研削する時間(加工時間)よりも短くなるように揺動動作を行うモータ53を制御してもよいし、砥石GがワークWの中央位置近傍を研削する際の加工圧力がより低くなるように送りねじ45を送り出す軸方向駆動モータ48のトルクを制御してもよい。
図5は、実施形態に係る処理装置10の揺動動作の説明図である。以下、図5を参照して揺動動作について説明するが、図1〜図4を参照して説明した構成と同一の構成には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図5(a)に示すように、制御装置70の制御部75は、工具回転駆動モータ46を駆動して工具スピンドル42の下端に取り付けられた砥石Gを回転させる。また、制御装置70の制御部75は、モータ32を駆動して回転ステージ313に保持(バキュームチャック)されたワークWを回転させる。
次いで、図5(b)に示すように、制御装置70の制御部75は、軸方向駆動モータ48を制御して砥石GとワークWとが接触する位置まで送りねじ45を回転駆動して工具スピンドル42を下降させる。砥石GとワークWとが接触後、制御部75は、砥石GとワークWとが接触した状態で、砥石GとワークWとの回転を保持したまま、モータ53を制御してワークW面上で砥石Gを揺動動作(横方向の往復運動)させる。
図6〜図8は、実施形態に係る処理装置10の揺動動作の説明図である。以下、図6〜図8を参照して揺動動作についてより詳細に説明するが、図1〜図5を参照して説明した構成と同一の構成には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、実施形態では、上死点位置P1、下死点位置P2、中間位置P3をそれぞれ以下のように定義する。
(1)上死点位置P1
図6〜図8の紙面に向かって揺動動作の向きが左向きから右向きに切り替わる位置である。より具体的には、工具スピンドル42の回転軸C1と、スピンドル311の回転軸C2とが最も近づく位置である。なお、揺動の幅が大きく、工具スピンドル42の回転軸C1とスピンドル311の回転軸C2とが重なったのち離れるような場合(図6〜図8で説明すると、工具スピンドル42の回転軸C1が紙面に向かって右側から左側に揺動動作し、工具スピンドル42の回転軸C1とスピンドル311の回転軸C2とが重なったのち、さらに工具スピンドル42の回転軸C1が紙面に向かって右側から左側に揺動動作する場合)には、平面視にて(Z軸に対して垂直な面)にて、砥石GとワークWとが最も重なる位置(平面視にて、砥石GとワークWとの重畳する面積が最も広くなる位置)を上死点位置P1と定義してもよい。
(2)下死点位置P2
図6〜図8の紙面に向かって揺動動作の向きが右向きから左向きに切り替わる位置である。より具体的には、工具スピンドル42の回転軸C1と、スピンドル311の回転軸C2とが最も離れる位置である。なお、揺動の幅が大きく、工具スピンドル42の回転軸C1とスピンドル311の回転軸C2とが重なったのち離れるような場合(図6〜図8で説明すると、工具スピンドル42の回転軸C1が紙面に向かって右側から左側に揺動動作し、工具スピンドル42の回転軸C1とスピンドル311の回転軸C2とが重なったのち、さらに工具スピンドル42の回転軸C1が紙面に向かって右側から左側に揺動動作する場合)には、平面視にて(Z軸に対して垂直な面)にて、砥石GとワークWとが最も重ならない位置(平面視にて、砥石GとワークWとの重畳する面積が最も狭くなる位置)を下死点位置P2と定義してもよい。
(3)中間位置P3
上死点位置P1と下死点位置P2との間の位置。
図6は、中間位置P3における揺動動作の詳細説明図である。図6(a)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図、図6(b)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す正面図である。図6に示すように、中間位置P3では砥石Gは揺動動作によりワークW面上を図6の左右方向に動いている状態である。このため、砥石Gによる加工圧力が分散され、ワークW面上にかかる応力も分散される。
図7は、上死点位置P1における揺動動作の詳細説明図である。図7(a)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図、図7(b)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す正面図である。上死点位置P1は揺動動作の停止位置であるため、図7に示すように、砥石Gは、上死点位置P1ではワークW面上で一時的に停止する。このため、砥石Gによる加工圧力が分散されず、ワークW面上にかかる応力が砥石Gとの接触領域に集中する。この結果、砥石Gおよび/またはワークW面に振動が発生して研削面の平坦度および面粗度の少なくとも一方が悪化する恐れがある。そこで実施形態に係る処理装置10では、制御部75は、軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を制御して上死点位置P1での研削圧力を低下させ、砥石Gおよび/またはワークW面に振動が発生することを抑制し、研削面の平坦度および面粗度の悪化を抑制している。
図8は、下死点位置P2における揺動動作の詳細説明図である。図8(a)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図、図8(b)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す正面図である。上死点位置P1と同様に、下死点位置P2は揺動動作の停止位置であるため、図8に示すように、砥石Gは、下死点位置P2ではワークW面上で一時的に停止する。このため、砥石Gによる加工圧力が分散されず、ワークW面上にかかる応力が砥石Gとの接触領域に集中する。この結果、砥石Gおよび/またはワークW面に振動が発生して研削面の平坦度および面粗度の少なくとも一方が悪化する恐れがある。そこで実施形態に係る処理装置10では、制御部75は、軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を制御して下死点位置P2での研削圧力を低下させて砥石Gおよび/またはワークW面に振動が発生することを抑制し、研削面の平坦度および面粗度の悪化を抑制している。
図9および図10は、実施形態に係る処理装置10の揺動動作の前進時(以下、揺動前進ともいう)および後退時(以下、揺動後退ともいう)の詳細説明図である。以下、図9および図10を参照して揺動動作の前進時および後退時の動作について詳細に説明するが、図1〜図8を参照して説明した構成と同一の構成には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、実施形態では、揺動前進および揺動後退をそれぞれ以下のように定義する。
(4)揺動前進
砥石Gが下死点位置P2から上死点位置P1へと向かう際の揺動動作のこと。言い換えると、工具スピンドル42の回転軸C1と、スピンドル311の回転軸C2とが近づく際の揺動動作のこと。
(5)揺動後退
砥石Gが上死点位置P1から下死点位置P2へと向かう際の揺動動作のこと。言い換えると、工具スピンドル42の回転軸C1と、スピンドル311の回転軸C2とが離れる際の揺動動作のこと。
図9は、揺動前進する際の揺動動作の詳細説明図である。図9(a)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図、図9(b)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図である。図9に示すように、揺動前進する際には、前進する推力の分力ベクトルは砥石Gの回転の外周鉛直方向へ拡散する。また、分力がワークWの外周端と直行する向きに働くこととなり、ワークWに剥離作用が働きワークWの端部が欠ける虞がある(チッピング等が発生する虞がある)。そこで実施形態に係る処理装置10では、制御部75は、軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を制御して揺動前進時に研削圧力を低下させてワークWに欠け(チッピング)が発生することを抑制している。
図10は、揺動後退する際の揺動動作の詳細説明図である。図10(a)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図、図10(b)は、ワークWと砥石Gの位置関係を示す平面図である。図10に示すように、揺動後退する際には、後退する推力の分力ベクトルは砥石Gの回転の内周鉛直方向へ凝集する。また、分力がワークWの外周端と直行せずに、分力がワークWの外周端において分力が拮抗する。この結果、ワークWの外周端の分力作用が小さくなりワークWの端部が欠ける虞が少ない(チッピング等が発生する虞が少ない)。そこで実施形態に係る処理装置10では、制御部75は、軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を制御して揺動後退時に研削圧力を上昇させてワークWの研削効率を向上させている。これにより処理装置10のスループットが向上する。
図11および図12は、実施形態に係る処理装置の揺動動作時のモータ制御の説明図である。初めに、図11を参照して、揺動動作時における砥石G(工具スピンドル42)、ワークW(スピンドル311)の回転数(rpm)、および砥石G(工具スピンドル42)を送り出す軸方向駆動モータ48のトルクについて説明する。なお、以下の説明において「揺動基準位置」とは、上死点位置P1と下死点位置P2との中央位置(以下、センタ位置ともいう)である。
初めに、揺動動作時における砥石G(工具スピンドル42)の回転数の制御について説明する。領域α1では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を上死点位置P1から離れるに従い上昇させる。領域α2では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を一定に保つ。領域α3では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を下死点位置P2に近づくに従い低下させ、下死点位置P2で回転数をさらに低下させる。
領域α4では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を下死点位置P2から離れるに従い上昇させる。領域α5では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を一定に保つ。領域α6では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を上死点位置P1に近づくに従いさらに上昇させ、上死点位置P1で回転数をさらに上昇させる。
次に、揺動動作時におけるワークW(スピンドル311)の回転数の制御について説明する。領域β1では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を上死点位置P1から離れるに従い上昇させる。領域β2では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を一定に保つ。領域β3では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を下死点位置P2に近づくに従い低下させ、下死点位置P2で回転数を上昇させる。
領域β4では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を下死点位置P2から離れるに従い低下させる。領域β5では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を一定に保つ。領域β6では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を上死点位置P1に近づくに従い上昇させ、上死点位置P1で回転数を低下させる。
次に、揺動動作時における送りねじ45の送りトルク(加工圧力)の制御について図11および図12を参照して説明する。領域γ1では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を上死点位置P1から離れるに従い上昇させる。領域γ2では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を一定に保つ。領域γ3では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を下死点位置P2に近づくに上昇させる。
領域γ4では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を下死点位置P2から離れるに従い低下させる。領域γ5では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を一定に保つ。領域γ6では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を上死点位置P1に近づくに従い低下させる。
なお、揺動の周期的座標(揺動前進の位置/後退の位置)における砥石GおよびワークWの回転数、送りねじのトルクの関係は任意に設定が可能である。例えば、図13は、実施形態の変形例に係る処理装置の揺動動作時のモータ制御の説明図である。以下、図13を参照して、変形例に係る処理装置の揺動動作時における砥石G(工具スピンドル42)、ワークW(スピンドル311)の回転数(rpm)、および砥石G(工具スピンドル42)を送り出す軸方向駆動モータ48のトルクについて説明する。なお、以下の説明において、図1〜図12を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
初めに、揺動動作時における砥石G(工具スピンドル42)の回転数の制御について説明する。領域α1では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を上死点位置P1から離れるに従い上昇させる。領域α2では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を下死点位置P2に近づくに従い低下させる。領域α3では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を下死点位置P2から離れるに従い低下させる。領域α4では、制御部75は、砥石Gを回転動作させる工具回転駆動モータ46を制御して砥石Gの回転数を上死点位置P1に近づくに従い上昇させる。
次に、揺動動作時におけるワークW(スピンドル311)の回転数の制御について説明する。領域β1では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を上死点位置P1から下死点位置P2へ向かうに従い低下させ、下死点位置P2で回転数をさらに低下させる。領域β2では、制御部75は、ワークWを回転動作させるモータ32を制御してワークWの回転数を下死点位置P2から上死点位置P1へ向かうに従い上昇させ、上死点位置P1で回転数をさらに上昇させる。
次に、揺動動作時における送りねじ45の送りトルク(加工圧力)の制御について説明する。領域γ1では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を上死点位置P1から離れるに従い上昇させる。領域γ2では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を一定に保つ。領域γ3では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を下死点位置P2に近づくに上昇させる。
領域γ4では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を下死点位置P2から離れるに従い低下させる。領域γ5では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を一定に保つ。領域γ6では、制御部75は、送りねじ45を回転動作させる軸方向駆動モータ48を制御して軸方向駆動モータ48のトルク(電流値)を上死点位置P1に近づくに従い低下させる。
以上のように、実施形態に係る処理装置10は、処理対象であるワークWを研削処理または研磨処理する処理装置である。処理装置10は、処理具である砥石Gを保持して回転動作させる第1回転体としての工具スピンドル42と、ワークWを保持して回転動作させる第2回転体としてのスピンドル311と、砥石GおよびワークWの少なくとも一方を、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2方向に相対的に接近させる第1駆動部としての送りねじ45と、工具スピンドル42,スピンドル311の少なくとも一方を回転軸C1,C2に対して垂直な方向に揺動動作させる第2駆動部としての揺動機構50と、揺動機構50による工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2間の距離の変化に応じてワークWへの加工圧力が変化するように制御する制御部75とを備える。
このため、揺動機構50の揺動動作による砥石GとワークWとの揺動位置の変化に伴う加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、実施形態に係る処理装置10の制御部75は、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2が近づく際(揺動前進の際)の加工圧力を、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2が離れる際(揺動後退の際)の加工圧力よりも低くなるように制御する。
通常、揺動動作において、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2が近づく際(揺動前進の際)は、ワークW端縁部における剥離(チッピング)が生じやすい。このため、上記構成のように、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2が近づく際の加工圧力を低く制御することで、ワークW端縁部における剥離(チッピング)の発生を抑制することができる。また、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2が離れる際(揺動後退の際)は、ワークW端縁部における剥離が生じにくい。このため、実施形態に上記構成のように、第1,第2回転体の回転軸が離れる際の加工圧力を低くしないことで加工速度(加工効率)が低下することを抑制することができる。
また、実施形態に係る処理装置10の制御部75は、揺動の上死点および下死点の少なくとも一方における加工圧力を、他の位置における加工圧力よりも低くなるように制御する。
通常、揺動の上死点および下死点では、揺動動作が一時的に停止する。このため、砥石Gによる加工圧力が分散されず、ワークW面上にかかる応力が砥石Gとの接触領域に集中する。この結果、砥石Gおよび/またはワークW面に振動が発生して加工面の平坦度および面粗度の少なくとも一方が悪化する恐れがある。このため、上記構成のように、揺動の上死点および下死点の少なくとも一方における加工圧力を、他の位置における加工圧力よりも低くなるように制御することで、上死点および下死点の少なくとも一方における過剰加工を抑制して、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。また揺動動作の進行方向と位置およびワークWと砥石Gとの回転方向の相関により、ワークWと砥石Gの作用には相違があるため常時一定の速度やトルクでは、最適な加工状態と最適なスループットを両立することは難しい。このため上記構成のように、揺動の進行方向や位置により送りねじによる加工圧力や、ワークWおよび砥石Gの回転速度を連続的に変化させることで加工表面に作用する応力を適切にかつ平均化することで揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、実施形態に係る処理装置10の制御部75は、砥石Gを送り出すモータのトルクの少なくとも1以上を変化させることで加工圧力を制御する。
このため、揺動動作による砥石GとワークWとの加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、実施形態に係る処理装置10は、ワークWの厚み分布を測定する厚み分布測定部としてのプロファイル算出部74を備え、制御部75は、プロファイル算出部74で算出される測定結果に基づいて、第2駆動部としての揺動機構50による揺動動作および第1駆動部としての送りねじ45による加工圧力を制御する。
このため、揺動動作および加工圧力を制御することで、ワークの加工量を局所的(ワークの径方向における加工量)に制御することができるので、プロファイル算出部74での測定結果(算出結果)に基づいて揺動動作および加工圧力を制御することで、研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
また、実施形態に係る処理方法は、処理対象であるワークWを研削処理または研磨処理する処理方法である。本処理方法では、工具スピンドル42により回転動作される砥石Gを、スピンドル311により回転動作されるワークWに押し当てて当該ワークWを研削または研磨処理する工程と、揺動機構50が、工具スピンドル42,スピンドル311の少なくとも一方を回転軸C1,C2に対して垂直な方向に揺動動作させる工程と、制御部75が、工具スピンドル42,スピンドル311の回転軸C1,C2間の距離の変化に応じてワークWへの加工圧力を変化させるように制御する工程とを有する。
このため、揺動動作による加工具(砥石G)とワークWとの加工圧力の変化に起因する加工精度の悪化を抑制することができる。結果、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる。
以上説明したように、本発明によれば、揺動動作を伴う研削または研磨処理の加工精度を向上することができる処理装置および処理方法を提供することができる。また、本発明の内容は主にウエハ、セラミックなどの半導体材料、超硬質材料を対象に適用することが好ましくはあるが、同様な高精度加工技術は鋼などの従来の構造材料に対しても全く同様に適用可能である。したがって、本発明の対象は、説明の対象となった超硬質材料などに限定されるものではない。さらに、プロファイル測定器80によりワークWの形状を認識できるため円形以外の形状でも対象可能となり、光学式計測であるためワークWの厚みには制限が少ない。
(その他の実施形態)
以上の各実施形態では、工具スピンドル、ワークスピンドルの回転軸が略鉛直方向に向く縦型の装置を対象として説明してきたが、本願発明はこの形式に限定されるものではなく、これら回転軸が略水平方向に向く横型の装置においても同様に適用が可能である。図示の形式では、下方に位置するワークスピンドルが従来技術で説明した固定スピンドルを形成し、上方に位置する工具スピンドルが、同じく軸方向駆動スピンドルを形成している。ただし、この固定側、駆動側の上下関係は逆になっていてもよい。また、上記実施形態では、工具スピンドル42側(砥石G側)を揺動動作させているが、スピンドル311側(ワークW側)を揺動動作させる構成としてもよい。さらに、工具スピンドル42側(砥石G側)およびスピンドル311側(ワークW側)の双方を揺動動作させる構成としてもよい。
また、すでに述べたように、本発明は、研磨装置(ラッピング装置)にも適用することができるものである。図14は、本発明を適用した研磨加工の工具とワークの接触部分のみを拡大して示した図であり、その他の構成については図示を省略している。図14において、下方からは工具スピンドル135が延び、工具スピンドル135は、図示しないモータの駆動でラップ定盤136を矢印γの方向に回転させる。ラップ定盤136には、研磨液(スラリー)が塗布されてワークの研磨が可能である。なお、本明細書においては便宜上、ラップ定盤136を工具に含めるものとし、またラップ定盤136を駆動するスピンドルを工具スピンドル135と称するものとする。
ラップ定盤136に対向して上方からワークスピンドル138が延び、その先端にあるワークホルダ139にワークWが固定されている。本実施の形態では、ワークホルダ139は真空チャックで構成されており、すなわち、真空を利用してワークWを固定保持している。ワークホルダ139とラップ定盤136とは平行となるよう調整可能に形成されているため、ワークホルダ139に固定されたワークWを常にラップ定盤136と平行に保つことができる。前記平行方向の調整は、例えばワークホルダ139の半径方向4箇所に調整可能なロックボルトを配置するなどにより可能である。
このような図14に示す研磨装置において、ワークWまたはラップ定盤136を揺動さえる機構を備え、実施形態に係る処理装置10と同様の制御(具体的には、図3〜図13を参照して説明した制御)を行うことで加工精度および/または加工効率を向上することができる。
さらに、図1の研削装置では図中においてワークWと砥石Gは1対1、図11の研磨装置にでは図中においてワークホルダ139とラップ定盤136が1対1という表記であるが、各々において1対多数、または多数対多数など組み合わせには制限がない。
本発明は、各種材料の表面仕上げを行なう研削加工、研磨加工の産業分野において利用可能である。中でもセラミック、半導体ウエハなどの超硬質材料を効率的に、高い表面精度で研削、研磨する際において特に有効に適用することができる。
10 処理装置
20 基台(メインフレーム)
30 ワーク保持部
31 保持テーブル
311 スピンドル
312 軸受け
313 回転ステージ(第2回転体)
32 モータ(動力源)
33 ベルト(動力伝達手段)
40 工具回転駆動部
41 架台(フレーム)
42 工具スピンドル(第1回転体)
421 ナット部
43 スピンドルカバー
45 送りねじ
46 工具回転駆動モータ(動力源)
47 ベルト(動力伝達手段)
48 軸方向駆動モータ
49 シリンダ
50 揺動機構
51 ガイドレール
52 シリンダ
53 モータ(動力源)
70 制御装置
71 通信部
72 負荷モニタ部
73 記憶部
74 プロファイル算出部
75 制御部
80 プロファイル測定器
D1 ワークの厚み
D2 ワークの研削量
D3 送り量
L1 回転ステージまでの距離
L2 研削前のワーク上面までの距離
L3 研削後のワーク上面までの距離
G 砥石
W ワーク

Claims (6)

  1. 処理対象であるワークを研削処理または研磨処理する処理装置であって、
    処理具を保持して回転動作させる第1回転体と、
    前記ワークを保持して回転動作させる第2回転体と、
    前記処理具および前記ワークの少なくとも一方を、前記第1,第2回転体の回転軸方向に相対的に接近させる第1駆動部と、
    前記第1,第2回転体の少なくとも一方を回転軸に対して垂直な方向に揺動動作させる第2駆動部と、
    前記第2駆動部による前記第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化に応じて前記ワークへの加工圧力が変化するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1,第2回転体の回転軸が近づく際の加工圧力を、前記第1,第2回転体の回転軸が離れる際の加工圧力よりも低くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記揺動の上死点および下死点の少なくとも一方における加工圧力を、他の位置における加工圧力よりも低くなるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記処理具を送り出す前記第1駆動部のトルクを変化させることで前記加工圧力を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 前記ワークの厚み分布を測定する厚み分布測定部を備え、
    前記制御部は、
    前記厚み分布測定部での測定結果に基づいて、前記第2駆動部による揺動動作および前記第1駆動部による加工圧力を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の処理装置。
  6. 処理対象であるワークを研削処理または研磨処理する処理方法であって、
    第1駆動部が、第1回転体により回転動作される処理具を、第2回転体により回転動作される前記ワークに押し当てて当該ワークを研削または研磨処理する工程と、
    第2駆動部が、前記第1,第2回転体の少なくとも一方を回転軸に対して垂直な方向に揺動動作させる工程と、
    制御部が、前記第1,第2回転体の回転軸間の距離の変化に応じて前記ワークへの加工圧力が変化するように制御する工程と
    を有することを特徴とする処理方法。

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