JP2019144935A - 農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引方法 - Google Patents

農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することを可能とする。【解決手段】農作物取引管理装置5(管理サーバ)が、プロセッサと、生産者が使用する情報提供装置(生産者端末2、農作物センサ3)及び購入者が使用する購入者端末4と通信を実行する通信部とを備え、前記プロセッサは、生産者が農作物を生産する栽培期間中に、情報提供装置から、農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得し、生育情報を少なくとも含む販売情報を作成し、農作物の栽培期間中に、販売情報を購入者端末に対して公開するとともに、購入者端末から農作物の購入を受け付ける構成とする。【選択図】図1

Description

本開示は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引方法に関する。
生産者と購入者との間での農作物の取引形態には、大きく分けて、生産者が購入者と予め売買契約を結んだ上で農作物を生産する契約栽培型と、生産者が生産した農作物を市場に出荷して販売する市場出荷型と、生産者が直接販売する6次産業型との3つがある。本開示では、生産者が直接販売する6次産業型を除く、契約栽培型及び市場出荷型の2つの形態について説明する。
契約栽培型の取引形態は、生産者にとっては、農作物の売買が約束されているので農業経営が安定するというメリットがあるが、農作物の病害等の不測の事態が発生した場合にはその対策コストを吸収できないというデメリットがあった。また、購入者にとっては、農作物を予め契約した価格で購入できるというメリットがあるが、不作時や農作物が不要になった場合には損害が生じるというデメリットがあった。
一方、市場出荷型の取引形態は、生産者にとっては、農業経営の自由度の面ではメリットがあるが、豊作時に値崩れするというデメリットや、生産した農作物が所定の規格を満たさない場合は市場に出荷できず、農作物の廃棄ロスが発生するというデメリットがあった。また、購入者にとっては、必要とする農作物を必要なときに必要な量だけ購入できるというメリットがあるが、農作物の価格はその収穫状況に応じて大幅に変動するため、農作物を安定した価格で購入できないというデメリットがあった。とりわけ、購入者がスーパーや八百屋等の小売業者である場合は、商品である農作物の市場価格が高騰すると、販売価格も高騰して商品が売れ残る可能性が高くなるため、商品の廃棄ロスが発生するリスクが高まる。
このように、従来の農作物の取引形態には一長一短があり、いずれの取引形態でも、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することができないという問題があった。
そこで、このような問題を解決するための技術として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1の従来技術は、農産物の供給連鎖システムが、全体最適システムの運営を実施するマネジメント会社Aと堆肥供給業者B、農産物生産者C、流通業者D及び小売業者Eの5つの構成要素からなり、堆肥供給業者Bから農産物生産者Cへ堆肥が供給され、農産物生産者Cから流通業者D、流通業者Dから小売業者Eへと農産物が供給連鎖するシステムであり、マネジメント会社Aが堆肥及び/または農産物に関係する情報を統括的に管理するとしている。
特開2007−272853号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来技術は、農産物の収穫量や品質の不安定性等による弊害を解消して、無駄の少ない農産物生産・流通システムを提供することを目的としたものであり、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することを可能にするものではなかった。したがって、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することができないという問題は依然として存在する。
本開示は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することを可能にする農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引方法を提供することを主目的とする。
本開示の農作物取引管理装置は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理装置であって、プロセッサと、生産者が使用する情報提供装置及び購入者が使用する購入者端末と通信を実行する通信部とを備え、前記プロセッサは、前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記情報提供装置から前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得し、前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成し、前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けることを特徴とする。
また、本開示の農作物取引システムは、前記農作物取引管理装置と、生産者側が使用する情報提供装置と、購入者側が使用する購入者端末とを備えたことを特徴とする。
また、本開示の農作物取引方法は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理方法であって、前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記生産者側が使用する情報提供装置から、前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得するステップと、前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成するステップと、前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者が使用する購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けるステップとを有することを特徴とする。
本開示によれば、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することが可能となる。
本開示の農作物取引管理システムの概要を示す全体構成図 図1に示した管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図 図1に示した管理サーバの機構構成を示すブロック図 農作物取引管理システムにおける農作物取引処理の流れを示すフロー図 生産計画データの一例を示す図 生産割当データの一例を示す図 リソースデータの一例を示す図 農作業データの一例を示す図 作業実績データの一例を示す図 生育状況データの一例を示す図 販売データ(販売情報)の一例を示す図 購入者端末の販売画面の一例を示す図 生産計画の立案時の購入画面を示す図 農作物の栽培期間中の購入画面を示す図 生産計画の達成が厳しい見通しになった場合の購入画面を示す図 生産計画の達成が厳しい見通しになった場合の代替案の購入画面を示す図 収穫データの一例を示す図 輸送計画データの一例を示す図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理装置であって、プロセッサと、生産者が使用する情報提供装置及び購入者が使用する購入者端末と通信を実行する通信部とを備え、前記プロセッサは、前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記情報提供装置から前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得し、前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成し、前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けることを特徴とする。
これによると、農作物をその栽培期間中に取引することができるので、不作や豊作の影響を回避するとともに、農作物の取引の機会を増やすことが可能となる。また、農作物をその生育状況に応じて取引することができるので、生産者及び購入者は、農作物をその生育状況に応じた価格で取引することが可能となる。これにより、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することが可能となる。とりわけ、購入者がスーパーや八百屋等の小売業者である場合は、商品である農作物をその収穫前に適切な価格で確保することが可能となるので、農作物の収穫後の市場価格の高騰に起因する商品の廃棄ロスのリスクを回避することが可能となる。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記生育情報は、前記農作物の品質に関する情報を含むことを特徴とする。
これによると、生産者及び購入者は、農作物をその品質に応じた適切な価格で取引することが可能となる。したがって、生産者は、生産した農作物が所定の規格を満たさない場合でも、その農作物を品質(形やサイズを含む)に応じた適切な価格で販売することができるので、農作物の廃棄ロスが発生するリスクを回避することが可能となる。また、購入者も、農作物をその品質に応じた適切な価格で購入することができるので、とりわけ、飲食業や加工業者等の、農作物の形やサイズの許容範囲が広い購入者にとっては有益である。
また、第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明において、前記プロセッサは、前記情報提供装置から前記生育情報を定期的にまたは随時に取得し、前記生育情報を取得するたびに前記販売情報を更新することを特徴とする。
これによると、農作物の栽培期間中に、農作物の販売情報を定期的にまたは随時に更新されるので、生産者及び購入者は、最新の生育情報に基づいて農作物を取引することが可能となる。
また、第4の発明は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、前記農作物の収穫予定日、前記農作物の収穫予定量、前記農作物の販売状況、前記農作物の価格推移、及び前記農作物の画像から選択される少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする。
これによると、農作物のより詳細な情報が購入者に提供されるので、生産者及び購入者は、農作物のより詳細な情報に基づいて農作物の取引を行うことが可能となる。
また、第5の発明は、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、前記農作物の価格に関する情報をさらに含むことを特徴とする。
これによると、農作物の価格に関する情報が購入者に提供されるので、生産者及び購入者は農作物をより適切な価格で取引することが可能となる。
また、第6の発明は、上記第1の発明ないし第5の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に作成されることを特徴とする。
これによると、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に、農作物の取引を行うことが可能となる。また、これにより、生産者と購入者との間での農作物の取引を容易かつ効率的に行うことが可能となる。
また、第7の発明は、上記第1の発明ないし第6の発明のいずれかにおいて、前記情報提供装置は、前記生産者が操作して前記生育情報を入力可能な生産者端末と、前記農作物から該農作物の前記生育情報を取得可能な農作物センサとの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
これによると、農作物取引管理装置は、農作物の正確な生育情報を確実に取得することができるので、正確な生育情報を反映した正確な販売情報を作成することが可能となる。
また、第8の発明は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれかに記載の農作物取引管理装置と、生産者側が使用する情報提供装置と、購入者側が使用する購入者端末とを備えたことを特徴とする農作物取引管理システムである。
これによると、農作物をその栽培期間中に取引することができるので、不作や豊作の影響を回避するとともに、農作物の取引の機会を増やすことが可能となる。これにより、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することが可能となる。
また、第9の発明は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理方法であって、前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記生産者側が使用する情報提供装置から、前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得するステップと、前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成するステップと、前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者が使用する購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けるステップとを有することを特徴とする。
これによると、農作物をその栽培期間中に取引することができるので、不作や豊作の影響を回避するとともに、農作物の取引の機会を増やすことが可能となる。また、農作物をその生育状況に応じて取引することができるので、生産者及び購入者は、農作物をその生育状況に応じた価格で取引することが可能となる。これにより、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することが可能となる。とりわけ、購入者がスーパーや八百屋等の小売業者である場合は、商品である農作物をその収穫前に適切な価格で確保することが可能となるので、農作物の収穫後の市場価格の高騰に起因する商品の廃棄ロスのリスクを回避することが可能となる。
また、第10の発明は、上記第9の発明において、前記生育情報は、前記農作物の品質に関する情報を含むことを特徴とする。
これによると、生産者及び購入者は、農作物をその品質に応じた適切な価格で取引することが可能となる。したがって、生産者は、生産した農作物が所定の規格を満たさない場合でも、その農作物を品質(形やサイズを含む)に応じた適切な価格で販売することができるので、農作物の廃棄ロスが発生するリスクを回避することが可能となる。また、購入者も、農作物をその品質に応じた適切な価格で購入することができるので、とりわけ、飲食業や加工業者等の、農作物の形やサイズの許容範囲が広い購入者にとっては有益である。
また、第11の発明は、上記第9の発明または第10の発明において、前記情報提供装置から前記生育情報を定期的にまたは随時に取得し、前記生育情報を取得するたびに前記販売情報を更新するステップをさらに有することを特徴とする。
これによると、農作物の栽培期間中に、農作物の販売情報を定期的にまたは随時に更新されるので、生産者及び購入者は、最新の生育情報に基づいて農作物を取引することが可能となる。
また、第12の発明は、上記第9の発明ないし第11の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、前記農作物の収穫予定日、前記農作物の収穫予定量、前記農作物の販売状況、及び前記農作物の画像から選択される少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする。
これによると、農作物のより詳細な情報が購入者に提供されるので、生産者及び購入者は、農作物のより詳細な情報に基づいて農作物の取引を行うことが可能となる。
また、第13の発明は、上記第9の発明ないし第12の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、前記農作物の価格に関する情報をさらに含むことを特徴とする。
これによると、農作物の価格に関する情報が購入者に提供されるので、生産者及び購入者は農作物をより適切な価格で取引することが可能となる。
また、第14の発明は、上記第9の発明ないし第13の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に作成されることを特徴とする。
これによると、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に、農作物の取引を行うことが可能となる。また、これにより、生産者と購入者との間での農作物の取引を容易かつ効率的に行うことが可能となる。
また、第15の発明は、上記第9の発明ないし第14の発明のいずれかにおいて、前記販売情報は、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に作成されることを特徴とする。
これによると、農作物取引管理装置は、農作物の正確な生育情報を確実に取得することができるので、正確な生育情報を反映した正確な販売情報を作成することが可能となる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の農作物取引管理システムの概要を示す全体構成図である。本開示の農作物取引管理システム1は、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理するためのシステムである。
図1に示すように、本開示の農作物取引管理システム1は、生産者が使用する情報提供装置である生産者端末2及び農作物センサ3と、購入者が使用する購入者端末4と、農作物の取引を管理する管理センタに配置された農作物取引管理装置5(以降、「管理サーバ5」と称する)とを主として備えている。生産者端末2、農作物センサ3、及び購入者端末4は、インターネットや専用回線等のネットワーク6を介して管理サーバ5と接続されている。
生産者は、個人農家や農業法人等である。購入者は、小売業者(例えば、スーパー、八百屋)、飲食店、加工業者等である。管理センタは、運営業者等により運営され、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する。また、管理センタは、農作物の生産計画、及び生産された農作物の輸送計画の立案も行う。本実施形態では、管理センタは農協等により利用され、生産された農作物の販売等も農協等により行われるものとする。
生産者端末2は、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等の公知の情報端末装置であり、表示機能、入力機能、通信機能等を備えている。生産者は、この生産者端末2を使用して管理サーバ5と通信し、管理サーバ5との間で各種の情報の送受信を行うことができる。具体的には、生産者は、管理サーバ5から後述する農作業データ(図8参照)を受信したり、管理サーバ5に、後述する作業実績情報や生育情報を送信したりすることができる。
農作物センサ3は、農作物からその生育状況に関する情報(以降、単に「生育情報」と称する)を検出可能な公知のセンサであり、生産者が農作物を生産する圃場の適所に配置される。農作物センサ3は、例えば、撮像デバイスを備えたセンサ、空気や土の温度・水分量を計測するセンサ、農作物の成分を計測するセンサであり得る。この場合、撮像デバイスで撮像した農作物の画像に基づき、その農作物の生育情報を検出するようにするとよい。なお、農作物センサ3は、生育情報を検出可能なものである限り、特に限定されるものではない。農作物センサ3で検出された生育情報は、図示しない通信装置または生産者端末2を介して、管理サーバ5に適宜送信される。
購入者端末4は、生産者端末2と同様に、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等の公知の情報端末装置であり、表示機能、入力機能、通信機能等を備えている。購入者は、この購入者端末4を使用して管理サーバ5と通信し、管理サーバ5で管理されている販売データ37(図11参照)を閲覧したり、販売データ37に記載されている農作物を購入したりすることができる。
管理サーバ5は、公知のハードウェアを備えたサーバ(コンピュータ)から構成され、生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する。
図2は、管理サーバ5のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、管理サーバ5は、所定の制御プログラムに基づき農作物取引管理システム1の各処理を統括的に実行するプロセッサ11、このプロセッサ11のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM12、プロセッサ11が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM13、管理サーバ5の動作に必要なプログラムやデータ等を記憶するストレージを有する記憶部14、ユーザに必要な情報を表示するモニタを有する表示部15、ユーザの入力操作を可能とするキーボードやマウス等の入力デバイスを有する入力部16、ネットワーク6を介した通信を実行する通信モジュールを有する通信部17等を備えている。
図3は、管理サーバ5の機構構成を示すブロック図である。図3に示すように、管理サーバ5は、後述する各種のデータ及び情報を格納する管理データベース(DB)21と、農作物の生産計画を立案する生産計画部22と、農作業の実績状況及び農作物の生育状況を取得する状況取得部23と、農作物の販売データ37(販売情報)を作成する販売データ作成部24と、販売データ37を購入者に対して公開するとともに、購入者から農作物の購入を受け付ける販売部25と、収穫された農作物の輸送計画を立案する輸送計画部26と、生産者からの要求に応じて管理DB21に格納されている各データを検索する検索部27とを備えている。
図3に示した管理サーバ5の各機能は、図2に示した管理サーバ5のハードウェア構成において、プロセッサ11が所定の制御プログラムを実行することにより実現可能である。また、図3に示した管理サーバ5の各部(生産計画部22、状況取得部23、販売部25、検索部27)と、生産者端末2、農作物センサ3、購入者端末4との間の通信は、管理サーバ5の通信部17(図2参照)を介して行われる。
管理DB21は、管理サーバ5の記憶部14に格納されており、後述する生産計画データ31、生産割当データ32、リソースデータ33、農作業データ34、作業実績データ35、生育状況データ36、販売データ37、収穫データ38、輸送計画データ39の各データを格納する。また、管理DB21には、農作物毎にその農作物を生産するための農作業工程が記録されている農作業工程マスタデータも格納されている。また、詳細については後述するが、販売部25が、購入者から農作物の購入を受け付けたときは、その購入に関する情報(以降、単に「購入情報」と称する)は、管理DB21に格納される。
生産計画部22は、管理DB21に格納されている各データ31―39の過去データ、需要動向、市場動向、及び本システム1の利用者(例えば、農協等)の意向等に基づき、生産する農作物の種類、生産量、収穫時期等に関する計画である生産計画を立案し、その生産計画を示す生産計画データ31(図5参照)を作成する。需要動向、市場動向、本システム1の利用者の意向等は、管理サーバ5の入力部16(図2参照)等を介して入力するとよい。
また、生産計画部22は、生産計画データ31に基づき、本システム1に参加している各生産者に対して農作物の生産を割り当て、その生産割り当てを示す生産割当データ32(図6参照)を作成する。具体的には、どの生産者がどの圃場でいつ何を生産するのかを割り当てる。この生産割り当ては、各生産者の過去の生産履歴や生産実績に関する情報、各生産者が所有している圃場やリソースに関する情報、各生産者のスキルや経営面に関する情報等を考慮して決定するとよい。
また、生産計画部22は、生産割当データ32、リソースデータ33(図7参照)、及び農作業工程マスタデータに基づき、各生産者が農作物を生産するための農作業工程を決定し、その農作業工程を示す農作業データ34(図8参照)を作成する。具体的には、まず、農作業工程マスタデータ参照して、生産割当データ32に記載されている生産者毎に、その生産者に割り当てられた農作物を生産するための農作業工程をリストアップする。そして、管理DB21に格納されているリソースデータ33を参照して、農作業工程毎に、その農作業工程に適したリソースを割り当てることにより農作業データ34が作成される。詳細については後述するが、リソースデータ33には、作業者、農機具、肥料等の農作業工程に利用可能なリソースが登録されている。
本実施形態では、生産計画部22での、生産計画の立案、各生産者に対する農作物の生産の割り当て、農作業工程の決定の各処理は、アルゴリズムやAI(人工知能)等を用いて自動的または半自動的に行われるものとする。なお、生産計画部22での各処理の少なくとも一部を、管理サーバ5のユーザが人為的に行ってもよい。
生産計画部22で作成された各データ(生産計画データ31、生産割当データ32、農作業データ34)は、管理DB21に格納される。また、生産計画部22で作成された生産割当データ32及び農作業データ34は、生産者端末2に送信される。
状況取得部23は、生産者端末2から農作業の実績状況に関する情報(以降、単に「作業実績情報」と称する)を取得し、農作業工程の作業実績を示す作業実績データ35(図9参照)を作成する。作業実績情報は、農作業データ34に記載された各農作業工程の作業実績や進捗を示す情報であり、生産者により生産者端末2に入力される。
また、状況取得部23は、農作物センサ3及び/または生産者端末2から生育情報を取得し、農作物の生育状況を示す生育状況データ36(図10参照)を作成する。上述したように、生育情報は、農作物の生育状況に関する情報であり、例えば、「良好」、「普通」、「不良」等で表される。また、生育情報には、生産者が生産者端末2から入力したコメントや、農作物センサ3で取得した画像やデータ(例えば、撮像デバイスで撮像した農作物や圃場の画像、温度センサで計測された温度データ等)も含まれる。
また、状況取得部23は、作業実績データ35及び/または生育状況データ36に基づき、生産割当ID毎にその農作物の収穫が終わったか否かを判定し、収穫が終わったと判定された場合には、その農作物の収穫に関する情報(以降、単に「収穫情報」と称する)を生産者端末2から取得し、その収穫情報を示す収穫データ38(図17参照)を作成する。収穫情報には、農作物の収穫日付、収穫量、品質、保管場所等が含まれる。
状況取得部23で作成された各データ(作業実績データ35、生育状況データ36、収穫データ38)は管理DB21に格納され、状況取得部23が新たな作業実績情報及び生育情報を取得するたびに更新される。
販売データ作成部24は、生産計画データ31または生産割当データ32と生育状況データ36とに基づき、販売データ37(図11参照)を作成・更新する。具体的には、まず、生産計画データ31または生産割当データ32に基づき販売データ37を作成し、管理DB21に格納する。そして、生育状況データ36が更新されるたびに、管理DB21に格納されている販売データ37を更新する。
販売部25は、管理DB21に格納されている販売データ37を、購入者端末4からアクセス可能な所定の農作物取引サイトにアップして公開する。また、販売部25は、販売データ37が更新されるたびに、農作物取引サイトに公開される販売データ37を更新する。また、販売部25は、購入者端末4から、販売データ37に記載されている農作物の購入を受け付ける。そして、販売部25が購入者から農作物の購入を受け付けたときは、その購入情報は、管理DB21に格納される。
輸送計画部26は、収穫データ38と購入情報とに基づき、収穫された農作物を購入者に輸送する輸送計画を立案し、その輸送計画を示す輸送計画データ39(図18参照)を作成する。上述したように、購入情報は、農作物の購入に関する情報であり、購入情報には、例えば、購入者の名称、購入した農作物、購入量等が含まれる。輸送計画部26で作成された輸送計画データ39は、管理DB21に格納される。
輸送計画は、複数の農作物についての収穫データ38と、複数の購入者についての購入情報とを参照して、各倉庫に保管されている複数の農作物を複数の客に効率的に配送できるように立案するとよい。本実施形態では、輸送計画部26での、輸送計画の立案の処理は、アルゴリズムやAI(人工知能)等を用いて自動的または半自動的に行われるものとする。なお、輸送計画部26での処理の少なくとも一部を、管理サーバ5のユーザが人為的に行ってもよい。
検索部27は、生産者端末2からの要求に応じて、生産者が要求するデータを管理DB21から検索し、検索したデータ(例えば、上記の各データ31−39またはその過去データ)を、生産者端末2に送信する。
図4は、農作物取引管理システム1における農作物取引処理の流れを示すフロー図である。以下の処理は、生産が計画された農作物毎に行われる。また、生産計画は、管理センタを利用する農協等により立案されるものとする。
まず、管理サーバ5の生産計画部22は、生産する農作物の種類、生産量、収穫時期等の生産計画を立案し、その生産計画を示す生産計画データ31を作成する(ステップST101)。
図5は、生産計画データ31の一例を示す図である。生産計画データ31は、生産計画毎に付与された「計画ID」と、その計画IDに紐付けされた「農作物」、「品質」、「サイズ」、「収穫予定日」、「収穫予定量」を含む。図5の例は、春キャベツ・1tを、3/5(3月5日)に収穫する生産計画を立案した場合の例である。したがって、図5の生産計画データ31では、計画ID「1」に、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、収穫予定日「3/5」、収穫予定量「1t」の各情報が紐付けされている。
続いて、管理サーバ5の生産計画部22は、上記ステップST101で作成された生産計画データ31に基づき、本システム1に参加している各生産者に農作物の生産を割り当て、その生産割り当てを示す生産割当データ32を作成する(ステップST102)。
図6は、生産割当データ32の一例を示す図である。生産割当データ32は、生産割り当て毎に付与された「生産割当ID」と、その生産割当IDに紐付けされた、「計画ID」、「農作物」、「品質」、「サイズ」、「栽培期間」、「生産者」、「圃場」、「収穫予定量」を含む。図6の例は、図5の生産計画データ31における計画ID「1」の春キャベツ(L玉優)・1tの生産を、農家1の圃場3と農家1の圃場7とに500kgずつ割り当てた場合の例である。栽培期間は、3/5の収穫予定日を考慮して、1月10日−3月5日に設定した。したがって、図6の生産割当データ32では、生産割当ID「1」には、計画ID「1」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、栽培期間「1/10−3/5」、生産者「農家1」、圃場「圃場3」、収穫予定量「500kg」の各情報が紐付けされており、生産割当ID「2」には、計画ID「1」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、栽培期間「1/10−3/5」、生産者「農家1」、圃場「圃場7」、収穫予定量「500kg」の各情報が紐付けされている。
次に、管理サーバ5の生産計画部22は、上記ステップST102で作成された生産割当データ32と、管理DB21に格納されているリソースデータ33及び農作業工程マスタデータとに基づき、各生産者が農作物を生産するための農業作業工程を決定し、その農業作業工程を示す農作業データ34を作成する(ステップST103)。
図7は、リソースデータ33の一例を示す図である。リソースデータ33は、リソース毎に付与された「リソースID」と、そのリソースIDに紐付けされた、リソースの「種類」、「名前」、「スキル(機能)」、「作業可能日」を含む。図7の例では、リソースID「1」、「2」のリソースの種類は「作業者」であり、リソースID「101」のリソースの種類は「コンバイン」であり、リソースID「102」のリソースの種類は「トラック」である。そして、各リソースIDに、リソースの「種類」、各リソースの名前、スキル(機能)、作業可能日の各情報が紐付けされている。
図8は、農作業データ34の一例を示す図である。本実施形態では、農作業工程に関する情報として、「作業日」、「作業内容」、リソースの種類や数量等を示す「リソース情報」、そのリソースの「リソースID」の各情報を用いる。そのため、農作業データ34は、「農作業ID」と、その農作業IDに紐付けされた、「生産割当ID」、「作業日」、「作業内容」、「リソース情報」、「ソースID」を含む。
図8の例は、図6の生産割当データ32における生産割当ID「1」の春キャベツ・500kgを生産するための各農作業工程(「種まき」、「草刈り」、・・・)を示したものである。したがって、図8の農作業データ34では、農作業ID「1」には、生産割当ID「1」、作業日「1/10」、作業内容「種まき」、リソース情報「作業員3人」、リソースID「1、3、5」の各情報が紐付けされており、農作業ID「2」には、生産割当ID「1」、作業日「1/15」、作業内容「草刈り」、リソース情報「作業員5人」、作業員5人の各リソースIDであるリソースID「2、8、9、10、11」の各情報が紐付けされている。
次のステップST104では、管理サーバ5の販売データ作成部24は、生産計画データ31または生産割当データ32に基づき販売データ37を作成する。作成された販売データ37は、所定のタイミング(例えば農作物の作付け後等)で、販売部25を介して所定の農作物取引サイトに公開され、それ以降、公開された販売データ37に記載されている農作物の取引が開始される。そして、販売部25が購入者から農作物の購入を受け付けたときは、その購入情報は、管理DB21に格納される。
続いて、ステップST105では、生産者は、生産者端末2を介して管理サーバ5から農作業データ34を取得し、その農作業データ34に記載されている農作業工程に従って農作物の栽培を開始する。また、生産者は、各農作業工程の実施後に、その農作業工程の作業実績情報を生産者端末2から管理サーバ5に送信する。また、生産者は、所定のタイミング(例えば各農作業工程の実施後等)で、農作物の生育情報を生産者端末2から管理サーバ5に送信してもよい。
次に、ステップST106では、管理サーバ5の状況取得部23は、各農作業工程の作業実績情報、及び農作物の生育情報をそれぞれ取得する。各農作業工程の作業実績情報は、生産者端末2から管理サーバ5に適宜送信される。農作物の生育情報は、農作物センサ3及び/または生産者端末2から適宜送信される。
次のステップST107では、管理サーバ5の状況取得部23は、取得した作業実績情報に基づき、農作業工程の作業実績を示す作業実績データ35を作成する。また、状況取得部23は、取得した生育情報に基づき、農作物の生育状況を示す生育状況データ36を作成する。
図9は、作業実績データ35の一例を示す図である。本実施形態では、農作業工程の作業実績に関する情報として、図8に示した農作業データ34と同様に、「作業日」、「作業内容」、「リソース情報」、「リソースID」の各情報を用いる。そのため、作業実績データ35は、図8に示した農作業データ34と同様に、農作業工程毎に付与された「農作業ID」と、その農作業IDに紐付けされた、「生産割当ID」、「作業日」、「作業内容」、「リソース情報」、「ソースID」を含む。
図9の例は、図8の農作業データ34における農作業ID「1」及び「2」の農作業工程についての作業実績を示すものである。したがって、図9の作業実績データ35では、農作業ID「1」には、生産割当ID「1」、作業日「1/10」、作業内容「種まき」、リソース情報「作業員3人」、リソースID「1、3、7」の各情報が紐付けされており、農作業ID「2」には、生産割当ID「1」、作業日「1/15」、作業内容「草刈り」、リソース情報「作業員5人」、作業員5人の各リソースIDであるリソースID「2、8、9、10、12」の各情報が紐付けされている。
なお、図9の作業実績データ35は、図8の農作業データ34と比べて、農作業ID「1」のリソースIDにおいて、作業者「5」が作業者「7」に変わっている。これは、何らかの事情により、予定されていた作業者「5」が作業者「7」に変更されたためである。同様に、農作業ID「2」のリソースIDにおいて、作業者「11」が作業者「12」に変わっている。これも、何らかの事情により、予定されていた作業者[11]が作業者「12」に変更されたためである。
図10は、生育状況データ36の一例を示す図である。生育状況データ36は、「農作業ID」と、その農作業IDに紐付けされた、「生産割当ID」、「データ取得日」、「農作物」、「品質」、「サイズ」、「生育状況」を含む。図10の例は、図6の農作業データ34における、農作業ID「1」及び「2」の農作業工程の実施日(すなわち、1/10と1/15)に取得した、農作物「春キャベツ」の生育状況を示すものである。したがって、図10の生育状況データ36では、農作業ID「1」に、データ取得日「1/10」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、生育状況「良好」の各情報が紐付けされており、農作業ID「2」に、データ取得日「1/15」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、生育状況「普通」の各情報が紐付けされている。
なお、本実施形態では、各農作業工程の実施日の生育情報に基づいて生育状況データ36を作成したが、生育状況データ36は、各農作業工程の実施日以外の日の生育情報に基づいて作成してもよい。上述したように、農作物の生育情報は、農作物センサ3及び/または生産者端末2から適宜送信されるので、例えば、農作物センサ3から生育情報が毎日送信される場合は、生育状況データ36は毎日作成することができる。
続いて、ステップST108では、管理サーバ5の販売データ作成部24は、状況取得部23が取得した生育状況データ36に基づき販売データ37を更新する。更新された販売データ37は、販売部25を介して所定の農作物取引サイトに公開され、それ以降、公開された販売データ37に記載されている農作物の取引が開始される。そして、販売部25が購入者から農作物の購入を受け付けたときは、その購入情報は、管理DB21に格納される。
図11は、販売データ37の一例を示す図である。図11の例では、販売データ37は、生産割当データ32に基づき作成されている。販売データ37は、生産割当ID毎に付与された「販売ID」と、その販売IDに紐付けされた、「農作物」、「品質」、「サイズ」、「収穫予定日」、「収穫予定量」、「生育状況」、「価格」、「販売状況」を含む。また、販売データ37は、農作物の画像や価格推移情報等を含んでもよい。農作物の価格は、一般的に、農作物の等級(品質、形)と階級(サイズ、重量)に応じて決定される。なお、農作物の価格は、生産者が指定する価格(指値)であってもよいし、農作物の取引市場の価格(市場価格)であってもよい。
図11の例は、図6の生産割当データ32における生産割当ID「1」及び「2」の農作物についてのものである。したがって、図11の販売データ37では、生産割当ID「1」に、生産割当ID「1」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、収穫予定日「3/4」、収穫予定量「500kg」、生育状況「良好」、価格「100円/kg」、販売状況「200kg販売済み」の各情報が紐付けされており、販売ID「2」には、生産割当ID「2」、農作物「春キャベツ」、品質「優」、サイズ「L」、収穫予定日「3/5」、収穫予定量「500kg」、生育状況「普通」、価格「90円/kg」、販売状況「400kg販売済み」の各情報が紐付けされている。生産割当ID「1」の農作物の収穫予定日は、生育状況が良好であるため、生産計画データ31(図5参照)での3/5よりも1日早まり、3/4に変更されている。
なお、図11の例では、販売データ37は、生産割当データ32に基づき作成したが、販売データ37は、生産計画データ31に基づき作成してもよい。この場合は、販売IDは計画ID毎に付与し、農作物の生育状況は、その計画IDに対応する各生産割当IDの生育状況の平均を取るようにするとよい
図12は、購入者端末4の販売画面の一例を示す図である。購入者端末4はディスプレイ41を有しており、そのディスプレイ41に販売画面42が表示される。図12に示すように、購入者端末4の販売画面42には、販売データ37と、ラジオボタン43と、購入ボタン44とが表示される。ラジオボタン43及び購入ボタン44は、購入者がタッチ操作可能なボタンであり、購入者は、これらのボタンをタッチ操作することにより、販売画面42に表示された販売データ37に記載されている農作物を選択して購入することができる。なお、ラジオボタン43及び購入ボタン44の代わりに、他の選択手段(例えば、タッチパネル、音声入力等)を用いてもよい。
具体的には、購入者は、まず、販売画面42に表示された販売データ37を見て、その販売データ37に記載されている農作物の購入の有無を判断する。販売データ37中に購入希望の農作物がある場合は、購入者は、ラジオボタン43をタッチ操作して、販売データ37に記載されている農作物から購入希望の農作物を選択する。その後、購入者が購入ボタン44をタッチ操作すると、選択した農作物の購入画面51A−D(図13−17参照)に遷移する。そして、購入者は、購入画面51A−Dを通じて、選択した農作物を購入することができる。
図13−図16は、購入画面51A−Dの一例を示す図である。図13は、生産計画の立案時の購入画面51A、図14は、農作物の栽培期間中の購入画面51B、図15は、生産計画の達成が厳しい見通しになった場合の購入画面51C、図16は、生産計画の達成が厳しい見通しになった場合の代替案の購入画面51Dをそれぞれ示す。
図13−図16の各購入画面51A−Dには、農作物、農作物の画像、収穫予定日、サイズ、ランク(品質)、収穫予定量、価格が表示されている。また、購入画面51A−Dの下側には、購入者が購入量を選択するための購入量選択ボタン52と、購入者が購入量を指定するための購入量指定ボックス53と、購入者が購入を決定するための購入決定ボタン54とが表示されている。本実施形態では、購入量選択ボタン52は、購入量として、10kg、20kg、または50kgを選択できるように構成されている。また、購入量指定ボックス53は、購入者が、所望の購入量を入力できるように構成されている。
購入者は、購入量選択ボタン52または購入量指定ボックス53を操作して購入量を選択または指定した後、購入決定ボタン54をタッチ操作することにより、購入画面51A−Dに表示された農作物を、選択または指定した購入量で購入することができる。なお、購入決定ボタン54のタッチ操作後は、一般的なEC(電子商取引)サイトと同様の手順で購入手続きが行われるものとする。なお、購入ではなく予約を行い、農作物の収穫の直前のタイミングで、予約から購入に自動的に切り替えられるように構成してもよい。このようにすると、農作物の栽培期間中に購入のキャンセルが可能となるので、購入者にとって便利である。
図13は、1月上旬に、「L玉優の春キャベツを500kg生産する」という生産計画を立案した時点での購入画面51Aである。この購入画面51Aには、農作物「春キャベツ」、収穫予定日「3月5日」、サイズ「L」、ランク(品質)「優」、収穫予定量「500kg」、及び価格「100円/kg」、販売中であること、及び、収穫予定量の500kgのうちの60kgが既に販売済みであり、残りが440kgであることが表示されている。
図14は、2月上旬の春キャベツの栽培期間中の購入画面51Bである。この購入画面51Bには、農作物「春キャベツ」、収穫予定日「3月5日」、サイズ「L」、ランク「優」、収穫予定量「500kg」、価格「90円/kg」、販売中であること、及び、収穫予定量の500kgのうちの270kgが既に販売済みであり、残りが230kgであることが表示されている。また、購入画面51Bには、生育状況が順調(良好)であること、農作物の栽培の様子の写真(2枚)、栽培期間中の天候情報(晴れの日が15日、雨の日が3日)が表示されている。なお、図14の購入画面51Bでは、図13の購入画面51Aと比べて、価格が10円下がっている。
図15は、2月下旬が天候不良となり、生産計画の達成が厳しい見通しになった場合の購入画面51Cである。この購入画面51Cには、農作物「春キャベツ」、収穫予定日「3月5日」、サイズ「L」、ランク「優」、収穫予定量が500kgから200kgに減ったこと、販売が完了したことが表示されている。また、購入画面51Cには、生育状況が不良であること、農作物の栽培の様子及び栽培期間中の天候の様子を示す写真(2枚)、栽培期間中の天候情報(晴れの日が18日、雨の日が11日)が表示されている。
また、購入画面51Cには、収穫予定量が減ったことに対する代替案として、同じ生産者により、M玉良(サイズ:M、ランク:良)の春キャベツが販売中であることが表示されている。この表示には、M玉良の春キャベツの購入画面51D(図16参照)のリンクが埋め込まれており、購入者は、この表示をクリックすることにより、M玉良の春キャベツの購入画面51Dに遷移することができる。なお、図16の購入画面51Dの代わりに、別の生産者により生産されたL玉優の春キャベツの購入画面に遷移するようにしてもよい。この場合は、収穫予定日が近いものを表示するようにするとよい。
なお、購入画面51Cに示したように、農作物の春キャベツ(L玉優)は、270kgが既に販売されている。したがって、収穫予定量が500kgから200kgに減ったことにより、既に販売されている270kgのうちの70kg分はキャンセル扱いとなる。このキャンセル扱いとなった70kg分の購入者には、メール等によって、キャンセルの旨を連絡することとする。
また、図15の例のように、生産計画の達成が厳しい見通しになった場合には、生産者は、生産者端末2を介して、管理サーバ5に対して、収穫予定量が減ることを通知する。そして、管理サーバ5は、収穫予定量が減ったことを生育状況データ36(図10参照)に反映させる。
図16は、L玉優の春キャベツの収穫予定量が減ったことに対する代替案であるM玉良の春キャベツの購入画面51Dを示す図である。この購入画面51Dには、販売する農作物「春キャベツ」、収穫予定日「3月5日」、サイズ「M」、ランク「良」、収穫予定量「200kg」、価格「80円/kg」、収穫予定量の200kgの全てが販売中であること(残り200kg)が表示されている。また、購入画面51Dには、生育状況が不良であること、農作物の栽培の様子及び栽培期間中の天候の様子の写真(2枚)が表示されている。
次に、ステップST109では、管理サーバ5の状況取得部23は、作業実績データ35及び/または生育状況データ36に基づき、生産割当ID毎にその農作物の収穫が終わったか否かを判定する。農作物の収穫が終わったと判定された場合には、次のステップST110に進み、農作物の収穫が終わっていないと判定された場合には、先のステップST106に戻る。
ステップST110では、管理サーバ5の状況取得部23は、生産割当ID毎に、その農作物の収穫情報を生産者端末2から取得し、その収穫情報を示す収穫データ38を作成する。
図17は、収穫データ38の一例を示す図である。収穫データ38は、上記の「生産割当ID」と、その「生産割当ID」に紐付けされた、「農作物」、「収穫日」、「収穫量」、「保管場所」を含む。図17の例は、生産割当ID「1」及び「2」の農作物についてのものであり、農作物「春キャベツ」が3/4に500kg収穫されて倉庫Aに保管されており、生産割当ID「2」の農作物「春キャベツ」が3/5に500kg収穫されて倉庫Bに保管されていることを示している。
したがって、図17の収穫データ38では、生産割当ID「1」に、農作物「春キャベツ」、収穫日「3/4」、収穫量「500kg」、保管場所「倉庫A」の各情報が紐付けされており、生産割当ID「2」に、農作物「春キャベツ」、収穫日「3/5」、収穫量「400kg」、保管場所「倉庫B」の各情報が紐付けされている。生産割当ID「2」の農作物の収穫量は、生産計画データ31(図5参照)での収穫予定量は500kgであったが、実際の収穫量は400kgであった。
なお、図17の例では、収穫データ38は、生産割当データ32に基づき作成したが、収穫データ38は、生産計画データ31に基づき作成してもよい。この場合は、収穫IDは計画ID毎に付与し、農作物の収穫情報は、計画ID毎に、生産者端末2から取得するとよい。
続くステップST111では、管理サーバ5の輸送計画部26は、収穫データ38と購入情報とに基づき農作物の輸送計画を立案し、その輸送計画を示す輸送計画データ39を作成する。
図18は、輸送計画データ39の一例を示す図である。輸送計画データ39は、生産割当ID毎に付与された「輸送ID」と、その輸送IDに紐付けされた、「輸送日」、「積地」、「降地」、「輸送車」を含む。図18の例は、生産割当ID「1」の農作物についてのものであり、生産割当ID「1」の春キャベツ500kgが客Aに200kg・客Bに300kg購入されており、3/4に輸送車「Z」で倉庫Aから客A・客Bに輸送する輸送計画を立案した場合の例である。したがって、図18の輸送計画データ39では、輸送ID「1」に、輸送日「3/4」、積地「倉庫Aで春キャベツ500g」、降地「各Aに春キャベツ200g、各Bに春キャベツ300g」、輸送車「Z」の各情報が紐付けされている。
ステップST111の処理の完了後、農作物取引処理は終了する。なお、上述したように、管理サーバ5で作成された各データは、作成または更新されるたびに、管理DB21に保存される。
以上のように、本開示によれば、農作物をその栽培期間中に取引することができるので、不作や豊作の影響を回避するとともに、農作物の取引の機会を増やすことが可能となる。また、農作物をその生育状況に応じて取引することができるので、生産者及び購入者は、農作物をその生育状況に応じた価格で取引することが可能となる。これにより、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することが可能となる。とりわけ、購入者がスーパーや八百屋等の小売業者である場合は、商品である農作物をその収穫前に適切な価格で確保することが可能となるので、農作物の収穫後の市場価格の高騰に起因する商品の廃棄ロスのリスクを回避することが可能となる。
また、本開示によれば、生産者及び購入者は、農作物をその品質に応じた適切な価格で取引することが可能となる。したがって、生産者は、生産した農作物が所定の規格を満たさない場合でも、その農作物を品質(形やサイズを含む)に応じた適切な価格で販売することができるので、農作物の廃棄ロスが発生するリスクを回避することが可能となる。また、購入者も、農作物をその品質に応じた適切な価格で購入することができるので、とりわけ、飲食業や加工業者等の、農作物の形やサイズの許容範囲が広い購入者にとっては有益である。
また、本開示によれば、生産者の過去の生産実績や需要動向等に応じた生産計画を立案し、その生産計画に基づいて各生産者に対して生産を割り当てることができるので、農作物の生産を効率的に行うことが可能となる。また、本開示によれば、生産計画に基づいて、各生産者に農業リソースを割り当てることができるので、各生産者は農作物の生産を効率的に行うことが可能となる。また、本開示によれば、生産計画に基づいて、各生産者に対して農作業工程を指示するとともに、その作業実績を管理することができるので、各生産者による農作物の生産を管理することも可能となる。
なお、上記の実施形態では、生産計画は、管理センタを利用する農協等により立案されるとしたが、これに限定されるものではなく、生産計画は、各生産者が立案するようにしてもよい。この場合、生産者は、生産者端末2から、管理サーバ5の検索部27にアクセスして、管理DB21に格納されている各データ(例えば、生産計画データ31や販売データ37等)を取得し、その各データに基づき、栽培する農作物の種類、量、栽培時期等を決定するとよい。
また、管理サーバ5の販売部25で農作物を販売するときの販売オプションとして、購入者が生産者に対して収穫のタイミングや使用する農薬の種類等を指示できるように構成してもよい。また、別の販売オプションとして、購入者の購入のキャンセルや、購入者が購入した農作物の転売等を可能にするように構成してもよい。なお、別の販売オプションとして、生産者を指定せずに価格だけを指定したり、逆に価格を指定せずに生産者だけを指定したりするように構成してもよい。
以上、本開示を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本開示はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本開示に係る農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引管理方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本開示に係る農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引管理方法は、生産者及び購入者が農作物を両者が望む適切な価格及び量で取引することを可能とする、農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引管理方法等として有用である。
1 農作物取引管理システム
2 生産者端末(情報提供装置)
3 農作物センサ(情報提供装置)
4 購入者端末
5 農作物取引管理装置(管理サーバ)
6 ネットワーク
11 プロセッサ
12 RAM
13 ROM
14 記憶部
15 表示部
16 入力部
17 通信部
21 管理データベース(DB)
22 生産計画部
23 状況取得部
24 販売データ作成部
25 販売部
26 輸送計画部
27 検索部
31 生産計画データ
32 生産割当データ
33 リソースデータ
34 農作業データ
35 作業実績データ
36 生育状況データ
37 販売データ(販売情報)
38 収穫データ
39 輸送計画データ

Claims (15)

  1. 生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理装置であって、
    プロセッサと、
    生産者が使用する情報提供装置及び購入者が使用する購入者端末と通信を実行する通信部とを備え、
    前記プロセッサは、
    前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記情報提供装置から前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得し、
    前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成し、
    前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けることを特徴とする農作物取引管理装置。
  2. 前記生育情報は、前記農作物の品質に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の農作物取引管理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記情報提供装置から前記生育情報を定期的にまたは随時に取得し、前記生育情報を取得するたびに前記販売情報を更新することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の農作物取引管理装置。
  4. 前記販売情報は、前記農作物の収穫予定日、前記農作物の収穫予定量、前記農作物の販売状況、及び前記農作物の画像から選択される少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の農作物取引管理装置。
  5. 前記販売情報は、前記農作物の価格に関する情報をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の農作物取引管理装置。
  6. 前記販売情報は、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に作成されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の農作物取引管理装置。
  7. 前記情報提供装置は、前記生産者が操作して前記生育情報を入力可能な生産者端末と、前記農作物から該農作物の前記生育情報を取得可能な農作物センサとの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の農作物取引管理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の農作物取引管理装置と、
    生産者側が使用する情報提供装置と、
    購入者側が使用する購入者端末と
    を備えたことを特徴とする農作物取引管理システム。
  9. 生産者と購入者との間での農作物の取引を管理する農作物取引管理方法であって、
    前記生産者が農作物を生産する栽培期間中に、前記生産者側が使用する情報提供装置から、前記農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得するステップと、
    前記生育情報を少なくとも含む販売情報を作成するステップと、
    前記農作物の前記栽培期間中に、前記販売情報を前記購入者が使用する購入者端末に対して公開するとともに、前記購入者端末から前記農作物の購入を受け付けるステップと
    を有することを特徴とする農作物取引管理方法。
  10. 前記生育情報は、前記農作物の品質に関する情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の農作物取引管理方法。
  11. 前記情報提供装置から前記生育情報を定期的にまたは随時に取得し、前記生育情報を取得するたびに前記販売情報を更新するステップをさらに有することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の農作物取引管理方法。
  12. 前記販売情報は、前記農作物の収穫予定日、前記農作物の収穫予定量、前記農作物の販売状況、及び前記農作物の画像から選択される少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の農作物取引管理方法。
  13. 前記販売情報は、前記農作物の価格に関する情報をさらに含むことを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれかに記載の農作物取引管理方法。
  14. 前記販売情報は、所定の生産計画に基づき生産が計画された農作物毎に、または前記生産計画に基づき所定の生産者に生産が割り当てられた農作物毎に作成されることを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれかに記載の農作物取引管理方法。
  15. 前記情報提供装置は、前記生産者が操作して前記生育情報を入力可能な生産者端末と、前記農作物から該農作物の前記生育情報を取得可能な農作物センサとの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項9ないし請求項14のいずれかに記載の農作物取引管理方法。
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JP2018029631A Pending JP2019144935A (ja) 2018-02-22 2018-02-22 農作物取引管理装置、農作物取引管理システム、及び農作物取引方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111506792A (zh) * 2020-04-14 2020-08-07 福州外语外贸学院 一种农业物联网综合服务管理系统
CN113469830A (zh) * 2021-06-29 2021-10-01 浙江数秦科技有限公司 基于区块链及生长模型的农产品竞价交易系统
WO2023127852A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 株式会社クボタ 農業支援装置、農業支援システム

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