JP2019144710A - 駐車場管理装置、駐車場管理方法、および駐車場管理プログラム - Google Patents

駐車場管理装置、駐車場管理方法、および駐車場管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】駐車場内に設けられた複数の駐車スペースを有効に活用することができる技術を提供する。【解決手段】駐車履歴データベース12は、駐車場内に設けられた複数の駐車スペース9のそれぞれについて、車両が駐車されていたかどうかを示す駐車履歴情報を記憶する。時間貸し履歴データベース13は、駐車スペース9の時間貸しにかかる時間貸し利用データを記憶する。予測部11aは、駐車履歴情報、および時間貸し利用データに基づいて、駐車スペース9を時間貸しに利用する時間帯を予測する。【選択図】図3

Description

この発明は、駐車場内に設けられた複数の駐車スペースを活用する技術に関する。
従来、複数の駐車スペースが設けられ、駐車スペース毎に駐車される車両(または駐車される車両の使用者)を契約等によって定めた駐車場を有効に活用するためのシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、契約等によって定められた車両(ここでは、主たる使用者の車両と言う)が駐車スペースに駐車されていない時間帯に、その駐車スペースを別の車両に駐車スペースとして貸し出すシステムである。例えば、主たる使用者の車両が企業の営業車である場合、営業車が出払っているとき、その営業車の駐車スペースを別の車両に駐車スペースとして貸し出す。また、主たる使用者が個人であれば、車両で外出している間、自分の車両を駐車している駐車スペースを別の車両に駐車スペースとして貸し出す。
特許文献1では、アプリサービス運営サーバが、貸し出されている駐車スペースを、車両を駐車するための駐車スペースを探している利用者に提供している。
特開2013−214265号公報
駐車スペースは、主たる使用者の車両が駐車されているとき、別の車両を駐車する駐車スペースとして貸し出すことはできない。したがって、特許文献1に記載されたアプリサービス運営サーバは、貸し出されている駐車スペースを、車両を駐車するための駐車スペースを探している利用者に提供するために、駐車スペース毎に、その駐車スペースが貸し出し中であるかどうかを判定しなければならない。
しかしながら、特許文献1には、上記判定をどのようにして行うかについて開示されていない。そして、この判定を精度よく行えないと、主たる使用者の車両が駐車されていない駐車スペースを別の車両に駐車する駐車スペースとして貸し出さなかったり、反対に、主たる使用者の車両が駐車されている駐車スペースを別の車両に駐車する駐車スペースとして貸し出したり、してしまう事態の発生頻度が増大する。その結果、駐車スペースの有効活用が図れない。
この発明の目的は、駐車場内に設けられた複数の駐車スペースを有効に活用することができる技術を提供することにある。
この発明の駐車場管理装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
駐車履歴情報記憶部には、複数の駐車スペースが設けられた駐車場内に駐車されていた車両の台数が得られる駐車履歴情報が記憶される。駐車履歴情報は、例えば駐車スペース毎に、車両が駐車されていたかどうかを示すものであってもよいし、駐車場内に駐車されていた車両の合計台数を示すものであってもよい。また、時間貸し利用データ記憶部には、駐車スペースの時間貸しにかかる時間貸し利用データが記憶される。そして、予測部が、駐車履歴情報、および時間貸し利用データに基づいて、駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を予測する。
駐車履歴情報、および時間貸し利用データから、主たる使用者が車両を駐車スペースに駐車していない時間帯を得ることができる。したがって、主たる使用者が車両を駐車スペースに駐車していない時間帯を集計することによって、主たる使用者が車両を駐車スペースに駐車していない可能性が高い時間帯、すなわち駐車スペースを時間貸しに利用できる時間帯、を予測することができる。このため、駐車場内に設けられた複数の駐車スペースの有効活用が図れる。
駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯の予測は、日種別に行うのが好ましい。ここで言う日種とは、平日と休日という分類であってもよいし、曜日での分類であってもよいし、曜日と祝祭日による分類であってもよい。
また、駐車スペース毎に主たる使用者を決めている駐車場であれば、駐車スペース毎に時間貸しに利用する時間帯を予測すればよい。一方、主たる使用者の駐車スペースを定めていない駐車場であれば(主たる使用者は、駐車場内の空いている駐車スペースに車両を駐車する駐車場。)、駐車場全体で時間貸しに利用する時間帯を予測すればよい。
また、駐車スペース毎に時間貸しに利用する時間帯を予測するシステムであれば、閾値時間以上連続しない時間帯を、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯にしないのが好ましい。例えば、主たる使用者が車両を駐車していないと予測した連続時間が、15分程度である場合、この15分の時間帯を駐車スペース毎に時間貸しに利用する時間帯にすると、主たる使用者の行動等が、本予測に対して時間的に若干ずれると、駐車スペースを貸し出した駐車スペースに主たる使用者の車両が駐車されているという事態(時間貸しされた利用者が車両を駐車スペースに駐車できない事態。)が発生する。言い換えれば、上記のように構成すれば、この事態の発生が抑制できる。
また、駐車スペースの時間貸しは、例えば、利用要求受付部で、駐車スペースの時間貸しにかかる利用要求を受け付け、判定部で、受け付けた利用要求について、予測部が前記駐車スペースについて予測した時間貸しに利用する時間帯を参照し、駐車スペースの時間貸しの可否を判定すればよい。
また、判定部は、利用要求受付部で受け付けた利用要求について、利用日に該当する日について、予測部によって予測された時間貸しに利用する時間帯が、駐車開始時刻の第1の時間前から、駐車終了時刻の第2の時間後までの時間帯を含む駐車スペースの有無により、駐車スペースの時間貸しの可否を判定してもよい。
このように構成すれば、時間貸しされた利用者が車両を駐車する駐車スペースに、別の車両が駐車されているという事態の発生が抑えられる。
判定部は、駐車スペースを利用者に時間貸しするときに、主たる使用者に承認を得るようにしてもよい。
さらには、予測に反して、主たる使用者が不意に戻ってきた場合を想定し、利用要求の駐車開始時刻から駐車終了時刻までの時間帯において、予測部によって予測された時間貸しに利用する駐車スペースの総数と、時間貸しを許可した駐車スペースの総数との差分が所定数未満になる時刻があれば、駐車スペースの時間貸しを許可しないと判定するようにしてもよい。
この発明によれば、駐車場内に設けられた複数の駐車スペースの有効活用が図れる。
駐車スペースの時間貸しシステムを示す図である。 車両検出装置の主要部の構成を示す図である。 駐車場管理装置の主要部の構成を示す図である。 駐車履歴情報を示す図である。 時間貸し履歴情報を示す図である。 時間貸し予測情報を示す図である。 車両検出装置の動作を示すフローチャートである。 駐車場管理装置の動作を示すフローチャートである。 時間貸し判定処理を示すフローチャートである。 予測処理を示すフローチャートである。 別の例にかかる時間貸し判定処理を示すフローチャートである。 別の例にかかる時間貸し判定処理を示すフローチャートである。 別の例にかかる時間貸し判定処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この発明の実施形態にかかる駐車場管理装置を適用した時間貸しシステムを示す図である。この例にかかる時間貸しシステムは、駐車場管理装置1と、車両検出装置2とをネットワーク5を介して接続している。この時間貸しシステムは、駐車場8内に設けられた複数の駐車スペース9の有効活用を図るものである。駐車場8には、複数の駐車スペース9が設けられている。駐車場8は、例えばマンションの駐車場や、月極の駐車場である。この例では、駐車スペース9毎に、その駐車スペース9に車両を駐車する使用者(以下、主たる使用者と言う。)を契約等によって定めている。ただし、駐車場8には、主たる使用者が定められていない駐車スペース9があってもよい(全ての駐車スペース9に対して、主たる使用者が定められていなくてもよい。)。
この時間貸しシステムは、車両が駐車されていない駐車スペース9を、利用希望者に対して時間貸しすることによって、駐車スペース9の有効活用を図るものである。
車両検出装置2は、駐車場8内の駐車スペース9毎に、その駐車スペース9に車両が駐車されているかどうかを検出する。例えば、各駐車スペース9には、車両の有無を検知するためのセンサ(不図示)が設けられている。車両検出装置2には、駐車スペース9毎に、その駐車スペース9に設けられたセンサの検知出力が入力されている。車両検出装置2は、駐車スペース9毎に、対応するセンサの検知処理を処理して、車両の有無を検知する。車両の有無を検知するセンサは、地磁気センサ、光電センサ、ループコイル式車両検知センサ等を用いればよい。また、車両の有無を検知するセンサは、1つ以上の駐車スペース9を撮像したフレーム画像を処理し、撮像されている駐車スペース9毎に車両の有無を検知する画像センサであってもよい。
車両検出装置2は、駐車スペース9毎に、その駐車スペース9の状態が変化した日時、および変化の内容を駐車履歴情報として記憶する。ここで言う駐車スペース9の状態とは、車両が駐車されていない空き状態、および車両が駐車されている駐車状態である。駐車履歴情報は、空き状態から駐車状態に変化した場合、その日時と空き状態終了(または、駐車状態開始)を示し、駐車状態から空き状態に変化した場合、その日時と空き状態開始(または、駐車状態終了)を示す。すなわち、駐車履歴情報は、対応する駐車スペース9が空き状態であった時間帯、および対応する駐車スペース9が駐車状態であった時間帯を示す。
車両検出装置2は、予め定められたタイミングで、駐車履歴情報をネットワーク5を介して駐車場管理装置1に送信する。例えば、車両検出装置2は、毎日午前0時に、各駐車スペース9の前日の駐車履歴情報を駐車場管理装置1に送信する構成であってもよいし、毎週月曜日の午前0時に、各駐車スペース9の前週の駐車履歴情報を駐車場管理装置1に送信する構成であってもよい。
駐車場管理装置1は、駐車スペース9毎に、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を集計し、主たる使用者の車両が駐車されていない可能性が高い時間帯を統計処理等によって予測する。駐車場管理装置1は、主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていない可能性が高い時間帯であって、その時間が予め定めた閾値時間以上連続する時間帯を、利用希望者に対して貸し出す時間帯にする。言い換えれば、駐車場管理装置1は、主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていない可能性が高い時間帯であっても、その時間が予め定めた閾値時間以上連続しない時間帯については、利用希望者に対して貸し出す時間帯にしない。主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていない可能性が高い時間帯であっても、その時間が10分程度の短い時間であると、その駐車スペース9を貸し出した利用希望者に車両の駐車、および車両の出庫を急がせることになる。すなわち、主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていない可能性が高い時間帯であっても、その時間が比較的短い時間帯であると、この時間帯は駐車スペース9を利用希望者に貸し出すのに適さない。閾値時間は、例えば30分、1時間等に設定すればよい。
駐車場管理装置1は、利用希望者から駐車場8の利用要求を受け付けると、当該利用要求に対して貸し出し可能な駐車スペース9の有無等を判定し、利用希望者に対して駐車スペース9の時間貸しを許可するかどうかを判断する。
また、利用希望者は、駐車スペース9の利用を希望するときに、所有するスマートフォンやタブレット等の携帯端末3を操作して、駐車場管理装置1に利用要求を送信する。この携帯端末3には、本システムを利用するための専用のアプリケーションプログラムがインストールされている。
また、主たる使用者も、必要に応じて、所有するスマートフォンやタブレット等の携帯端末4を操作して、駐車場管理装置1にアクセスすることができる。
なお、駐車場管理装置1は、携帯端末3、4に対して電子メール等を送信し、利用希望者、または主たる使用者に対してアクセスの要求を通知することができる。
このように、この例にかかる時間貸しシステムは、主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていない時間帯に、当該駐車スペース9を利用希望者に対して貸し出す。したがって、駐車スペース9の有効活用が図れる。
また、駐車場管理装置1が、駐車スペース9毎に、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を用いた統計処理等によって、主たる使用者の車両が駐車されていない可能性が高い時間帯を予測するので、利用希望者に対して貸し出す時間帯の決定に人手がかからない。このため、主たる使用者や駐車場の管理者(駐車場の所有者を含む。)等にわずらわしさを感じさせることがないとともに、運用コストを抑えることができる。
なお、図1では、駐車場管理装置1と車両検出装置2とが、ネットワーク5を介してデータ通信可能に接続されている例を示しているが、ネットワーク5を利用せず、データ通信ケーブルで直接接続してもよいし、駐車場管理装置1が車両検出装置2を内蔵する構成にしてもよい。また、図1では、特に図示していないが、この例にかかる時間貸しシステムは、複数の駐車場8の車両検出装置2をネットワーク5を介して駐車場管理装置1に接続し、駐車場管理装置1がこれら複数の駐車場8の駐車スペース9を有効に活用するシステムとして構築してもよい。
<2.構成例>
図2は、この例にかかる時間貸しシステムにおける、車両検出装置の主要部の構成を示す図である。車両検出装置2は、制御ユニット21と、車両検知センサ接続部22と、駐車履歴データベース23(駐車履歴DB23)と、通信部24と、を備えている。
制御ユニット21は、車両検出装置2本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット21は、後述する駐車履歴情報更新部21aを有する。この制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、駐車履歴情報更新部21aとして動作する。また、メモリは、動作プログラムを展開する領域や、この動作プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
車両検知センサ接続部22には、駐車場8の各駐車スペース9に車両が駐車されているかどうかを検知するセンサが接続される。駐車履歴DB23は、駐車スペース9毎に、駐車履歴情報更新部21aが生成した駐車履歴情報を記憶する。この駐車履歴情報は、車両が駐車されていた時間帯と、車両が駐車されていなかった時間帯とを示す情報である。通信部24は、駐車場管理装置1との間におけるデータ通信を行う。例えば、車両検出装置2は、通信部24における駐車場管理装置1とのデータ通信で、駐車履歴DB23に記憶している駐車履歴情報を駐車場管理装置1に送信する。
また、駐車履歴情報更新部21aは、車両検知センサ接続部22に接続されているセンサの検知信号に基づき、駐車履歴DB23に記憶している駐車履歴情報を更新する。
図3は、この例にかかる時間貸しシステムにおける、駐車場管理装置の主要部の構成を示す図である。駐車場管理装置1は、制御ユニット11と、駐車履歴データベース12(駐車履歴DB12)と、時間貸し履歴データベース13(時間貸し履歴DB13)と、予測結果データベース14(予測結果DB14)と、通信部15とを備えている。
制御ユニット11は、駐車場管理装置1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、予測部11a、および判定部11bを有する。この制御ユニット11が有する予測部11a、および判定部11bの詳細については後述する。
駐車履歴DB12は、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を蓄積的に記憶する。上述したように、駐車履歴情報は、車両が駐車されていた時間帯と、車両が駐車されていなかった時間帯とを示す情報である。図4は、2018年1月31日における駐車スペース001の駐車履歴情報を示す図である。駐車履歴情報は、図4に示すように、駐車スペース9の状態が変化した時刻と、変化した内容とを対応付けて登録したものである。図4に示す例では、空き状態開始は、駐車スペース9が車両有りの状態から車両無しの状態に変化したことを示し、空き状態終了は、駐車スペース9が車両無しの状態から車両有りの状態に変化したことを示している。すなわち、この駐車履歴情報は、駐車スペース9が空き状態であった時間帯、および駐車スペース9が駐車状態であった時間帯を示している。駐車履歴DB12が、この発明で言う、駐車履歴情報記憶部に相当する。
時間貸し履歴DB13は、駐車スペース9毎に、利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しにかかる時間貸し利用データを記憶する。時間貸し履歴DB13が、この発明で言う、時間貸し利用データ記憶部に相当する。図5は、駐車スペース001の時間貸し利用データを示す図である。図5に示すように、時間貸し利用データは、利用希望者による利用予約日と、利用予約時間と、実利用時間とを対応付けたものである。
実利用時間は、利用希望者による駐車スペース9の利用にかかる金額の算出に用いる情報である。また、図5では特に示していないが、現在日時が利用予約日時に達していないときは、その利用予約日時に対応する実利用時刻は登録されていない。実利用時刻は、適当なタイミングに判断されて対応づけられる。
予測結果DB14は、駐車スペース9毎に、主たる使用者の車両が駐車されていない可能性が高く、利用希望者に対する時間貸しに利用できると予測された時間帯を示す時間貸し予測情報を記憶する。この例では、時間貸し予測情報は、曜日別に、時間貸しに利用する時間帯を示す情報である。図6は、駐車スペース001の時間貸し予測情報を示す図である。図6に示す例では、月曜日は7:15〜11:40までの時間帯と、13:00〜18:00までの時間帯とが時間貸しに利用する時間帯である。言い換えれば、月曜日は7:15以前の時間帯と、11:40〜13:00までの時間帯と、18:00以降の時間帯とが時間貸しに利用しない時間帯である。
なお、時間貸し予測情報は、日種の分類を、平日と休日(土曜日、日曜日、祝祭日)の2分類にしてもよいし、その他の分類を用いてもよい。
通信部15は、車両検出装置2との間におけるデータ通信を行う。例えば、駐車場管理装置1は、通信部15における車両検出装置2とのデータ通信で、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を受信する。また、通信部15は、利用希望者が所有する携帯端末3、および主たる使用者が所有する携帯端末4との間におけるデータ通信も行う。
次に、制御ユニット11が有する予測部11a、および判定部11bについて説明する。予測部11aは、駐車履歴DB12に記憶している駐車履歴情報、および時間貸し履歴DB13に記憶している時間貸し利用データを用いて、駐車スペース9毎に、主たる使用者の車両が駐車されていない可能性が高く、利用希望者に対して時間貸しするのに適している時間帯を予測する。上述した予測結果DB14は、予測部11aの予測結果を時間貸し予測情報として記憶する。また、判定部11bは、利用希望者から駐車スペース9の時間貸しにかかる利用要求があると、当該利用希望者に対して駐車スペース9の時間貸しの可否(可能であるかどうか)を判定する。
駐車場管理装置1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる駐車場管理プログラムを実行したときに、予測部11a、および判定部11bとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる駐車場管理プログラムを展開する領域や、この駐車場管理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる駐車場管理方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
次に、この例にかかる時間貸しシステムの駐車場管理装置1、および車両検出装置2の動作について説明する。まず、車両検出装置2の動作について説明する。図7は、車両検出装置の動作を示すフローチャートである。車両検出装置2は、いずれかの駐車スペース9において状態の変化があったかどうか、および駐車履歴情報の送信タイミングであるかどうかを繰り返し判定している(s1、s2)。s1では、空き状態から駐車状態に変化した駐車スペース9、および駐車状態から空き状態に変化した駐車スペース9があるかどうかを判定している。s1にかかる判定は、車両検知センサ接続部22に接続されている車両検知センサの検知信号によって、各駐車スペース9の状態を判定することにより行える。また、駐車履歴情報の送信タイミングは、毎日午前0時、毎週月曜日の午前0時等に、予め設定されている。s2では、現時点が設定されている駐車履歴情報の送信タイミングであるかどうかを判定している。
車両検出装置2は、s1でいずれかの駐車スペース9の状態が変化したと判定すると、その状態が変化した駐車スペース9の駐車履歴情報を更新し(s3)、s1に戻る。具体的には、図4に示したように、状態が変化した駐車スペース9の駐車履歴情報に対して、状態が変化した時刻、および変化した内容を対応付けて登録する。駐車履歴情報更新部21aが、s3にかかる処理を行う。上述したように、各駐車スペース9の駐車履歴情報は、駐車履歴DB23に記憶されている。
また、車両検出装置2は、s2で駐車履歴情報の送信タイミングであると判定すると、駐車スペース9毎に、駐車場管理装置1に送信していない駐車履歴情報(未送信の駐車履歴情報)を駐車履歴DB23から抽出し、駐車場管理装置1に送信した後(s4)、s1に戻る。例えば設定されている駐車履歴情報の送信タイミングが毎日午前0時であれば、駐車スペース9毎に、前日の駐車履歴情報を抽出し、駐車場管理装置1に送信する。また、設定されている駐車履歴情報の送信タイミングが毎週月曜日の午前0時であれば、駐車スペース9毎に、前週の月曜日から、昨日の日曜日までの駐車履歴情報を抽出し、駐車場管理装置1に送信する。車両検出装置2は、駐車場管理装置1とデータ通信を通信部24で行う。
このように、車両検出装置2は、駐車スペース9毎に、車両が駐車されていた時間帯、および車両が駐車されていなかった時間帯を示す駐車履歴情報を駐車場管理装置1に送信する。
なお、駐車履歴情報によって示される車両が駐車されていた時間帯は、主たる使用者の車両が駐車スペース9に駐車されていた時間帯だけでなく、後述する時間貸しによって利用希望者の車両が駐車スペース9に駐車されていた時間帯も含んでいる。
次に、駐車場管理装置1の動作について説明する。図8は、駐車場管理装置の動作を示すフローチャートである。駐車場管理装置1は、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を通信部15で受信したかどうか、利用希望者からの駐車スペース9の利用要求を通信部15で受信したかどうか、および各駐車スペース9について時間貸しに利用する時間帯を予測する予測タイミングであるかどうかを繰り返し判定している(s11、s12、s13)。
駐車場管理装置1は、通信部15において、車両検出装置2から送信されてきた駐車履歴情報を受信すると、受信した駐車履歴情報を駐車履歴DB12に追加記憶し(s14)、s11に戻る。これにより、駐車履歴DB12には、各駐車スペース9について、図5に示した駐車履歴情報が蓄積的に記憶される。この例では、駐車場管理装置1の駐車履歴DB12に記憶している各駐車スペース9の駐車履歴情報と、上述した車両検出装置2の駐車履歴DB23に記憶している各駐車スペース9の駐車履歴情報とは、s14にかかる処理の実行が完了した時点で略一致する。車両検出装置2がs4で駐車履歴情報の送信を開始してから、駐車場管理装置1がs14にかかる駐車場履歴情報の更新を完了するまでの間に、車両検出装置2が検出した駐車スペース9の状態変化にかかる情報が駐車場管理装置1の駐車履歴DB12に記憶されない。
また、駐車場管理装置1は、通信部15において、利用希望者の携帯端末3等から送信されてきた、駐車スペース9の利用要求を受信すると、時間貸し判定処理を行い(s15)、s11に戻る。s15にかかる時間貸し判定処理は、今回受信した駐車スペース9の利用要求について、駐車スペース9の時間貸しを許可するかどうかを判定し、その判定結果を利用希望者の携帯端末3に返信する処理である。
図9は、s15にかかる時間貸し判定処理を示すフローチャートである。利用希望者から送信されてくる利用要求には、利用者の氏名、利用日時(利用日、駐車開始時刻、駐車終了時刻)、車両番号(車両のナンバープレートに表記されている番号)等が含まれている。判定部11bは、予測結果DB14を参照して、時間貸しに利用する時間帯が、今回受信した利用要求に含まれている利用日時を満足する駐車スペース9を抽出する(s21)。予測結果DB14には、駐車スペース9毎に、図6に示した時間貸し予測情報が登録されている。この時間貸し予測情報は、後述する予測処理によって予測されたものである。
判定部11bは、s21で抽出できた駐車スペース9があったかどうかを判定する(s22)。s22では、利用希望者が駐車スペース9の貸し出しを要求している日時に、主たる使用者が車両を駐車していない駐車スペース9があったかどうかを判定している。判定部11bは、s22で抽出できた駐車スペース9が無いと判定すると、通信部15において今回利用要求を送信してきた利用希望者の携帯端末3に対して利用不可を送信し(s27)、本処理を終了する。
判定部11bは、s21で抽出できた駐車スペース9があると、時間貸し履歴DB13を参照し、s21で抽出できた駐車スペース9の中に、今回受信した利用要求に含まれている利用日時に、他の利用要求にかかる利用予約が入っていない駐車スペース9(今回の利用要求にかかる利用予約が可能な駐車スペース9)を抽出する(s23)。時間貸し履歴DB13には、図5に示したように、駐車スペース9毎に、利用希望者に対して利用を許可した利用予約日時(利用要約要求に含まれている利用日時)が登録されている。
判定部11bは、s23で抽出できた駐車スペース9があったかどうかを判定する(s24)。s24では、今回受信した利用要求に対して、予約を受けることができる駐車スペース9があったかどうかを判定している。判定部11bは、s24で抽出できた駐車スペース9が無いと判定すると、通信部15において今回利用要求を送信してきた利用希望者の携帯端末3に対して利用不可を送信し(s27)、本処理を終了する。
また、判定部11bは、s24で抽出できた駐車スペース9があると、s23で抽出した駐車スペース9の中から、今回の利用要求にかかる利用予約を受ける駐車スペース9を選択し、当該駐車スペース9について記憶している時間貸し履歴情報に、今回の利用要求にかかる利用予約を登録する(s25)。判定部11bは、s25にかかる処理が完了すると、通信部15において今回利用要求を送信してきた利用希望者の携帯端末3に対して利用許可を送信し(s26)、本処理を終了する。この利用許可には、駐車場8の場所、および駐車スペース9の番号が含まれている。このように、利用希望者は、駐車スペース9の利用予約を携帯端末3で行える。
なお、この携帯端末3には、上述したように、このシステムで駐車スペース9の利用予約を行うための専用のアプリケーションプログラムがインストールされている。
また、駐車場管理装置1は、予測タイミングであると判定すると、予測処理を行い(s16)、s11に戻る。予測処理は、駐車スペース9毎に、時間貸しに利用できる時間帯を予測し、予測結果を時間貸し予測情報として予測結果DB14に登録する処理である。
図10は、予測処理を示すフローチャートである。この予測処理は、予測部11aが実行する。予測部11aは、処理対象の駐車スペース9を選択する(s31)。s31では、駐車場8内の駐車スペース9の中から、今回の予測処理でs32以降の処理を実行していない駐車スペース9(未処理の駐車スペース9)を1つ選択する。
予測部11aは、s31で選択した駐車スペース9の駐車履歴情報を補正する(s32)。s32では、s31で選択した駐車スペース9の駐車履歴情報を駐車履歴DB12から読み出す。この予測処理では、最近数か月間の駐車履歴情報を用いる。また、時間貸し履歴DB13から時間貸し履歴情報を読み出す。予測部11aは、読み出した駐車履歴情報において、時間貸しによる利用希望者の車両の駐車による駐車状態を、空き状態に補正する。したがって、s32で補正された駐車履歴情報は、主たる使用者が車両を駐車スペース9に駐車していた時間を示す。また、このとき登録されている利用予約の駐車開始時刻に対して、時間的に最も近い時刻に駐車した車両を、利用予約を許可した利用希望者の車両と判断する。例えば、利用予約にかかる車両の駐車時間が、10:00〜12:00であり、10:05〜11:20の時間帯、および11:35〜12:05の時間帯が駐車状態であった場合、10:05〜11:20の時間帯を利用予約を許可した利用希望者の車両と判断し、11:35〜12:05の時間帯を主たる使用者の車両と判断する。
なお、駐車場管理装置1は、この判断で、利用予約を許可した利用希望者の実利用時間を決定する。
予測部11aは、補正した駐車履歴情報を日種別にグループ分けする(s33)。この例では、駐車履歴情報を曜日別にグループ分けする。予測部11aは、日種別にグループ分けした駐車履歴情報に基づいて、時間貸しに利用できる時間帯を抽出する(s34)。
s34では、例えば、日種(例えば、曜日)毎に、以下の処理を行う。
(1)1日を5分間隔で分割する。この場合、分割数は、288個になる。なお、分割する時間は、5分に限らず10分等の他の時間間隔であってもよい。
(2)分割した時間区間毎に、対象のグループに属する補正した駐車履歴情報において、空き状態である比率が所定の割合(例えば、90%)以上であるかどうかを判定し、所定の割合以上であれば、その時間区間を時間貸しに利用できる時間帯として仮決定する。
(3)仮決定された時間貸しに利用できる時間帯が閾値時間(例えば、30分)以上連続していれば、その連続している時間帯を時間貸しに利用できる時間帯に決定する。言い換えれば、仮決定された時間貸しに利用できる時間帯が閾値時間(例えば、30分)以上連続していなければ、その連続している時間帯を時間貸しに利用できない時間帯に決定する。
上記の(2)は、主たる使用者が駐車スペース9に車両を駐車していない可能性が高い時間帯だけを、時間貸しに利用できる時間帯として抽出するための処理である。また、上記の(3)は、駐車スペース9に主たる使用者の車両が駐車されていない状態である時間が比較的短い時間帯を、その駐車スペース9を利用希望者に対して貸し出すのに適さない時間帯と判断し、時間貸しに利用できる時間帯に決定しないための処理である。
予測部11aは、s34にかかる処理が完了すると、未処理の駐車スペース9があるかどうかを判定し(s35)、未処理の駐車スペース9があれば、s31に戻る。また、予測部11aは、s35で未処理の駐車スペース9が無いと判定すると、今回の予測結果を時間貸し予測情報として予測結果DB14に登録し(s36)、本処理を終了する。
この予測処理は、統計処理であるので、短期間で繰り返す必要はなく、例えば毎月1日の午前0時や、偶数月の1日の午前0時に行えばよい。
なお、上述の予測処理は、人工知能(AI(Artificial Intelligence))で行ってもよい。
このように、この例では、駐車場管理装置1が、主たる使用者が駐車スペース9に車両を駐車している可能性が低い時間帯を、時間貸しに利用できる時間帯として登録する。したがって、駐車場8内に設けられた複数の駐車スペース9を有効に活用することができ、且つ主たる使用者や駐車場8の管理者等にわずらわしさを感じさせることもなく、運用コストを抑えることができる。
また、利用希望者は、駐車場管理装置1に対して利用要求を送信することにより、駐車スペース9の時間利用が簡単に行える。
<4.変形例>
駐車場管理装置1は、利用希望者に対して駐車スペース9の時間貸しを許可するときに、主たる使用者の承認を得るようにしてもよい。具体的には、図9に示した時間貸し判定処理を、図11に示す処理に置き換えてもよい。図11に示す時間貸し判定処理は、上述したs24とs25との間に、以下に示すs51、s52を追加したものである。
駐車場管理装置1は、判定部11bがs24で抽出できた駐車スペース9があると判定すると、s23で抽出した駐車スペース9の中から選択した駐車スペース9の主たる使用者に時間貸しの承認要求を送信する(s51)。この承認要求は、通信部15において、主たる使用者の携帯端末4に送信される。この承認要求には、利用希望者の携帯端末3から送信されてきた利用要求が含まれている。主たる利用者は、携帯端末4を操作して、利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しを承認するかどうかを駐車場管理装置1に送信する。
なお、駐車場管理装置1は、駐車スペース9と、その駐車スペース9の主たる使用者の連絡先を対応づけて記憶している。
判定部11bは、主たる使用者が利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しを承認したと判定すると(s52)、上述したs25以降の処理を行う。反対に、判定部11bは、主たる使用者が利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しを承認しなかったと判定すると(s52)、上述したs27以降の処理を行う。
このように、利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しを許可するときに、主たる使用者の承認を得るようにすれば、主たる利用者が休暇等で普段と異なる行動をとり、主たる使用者が車両を駐車スペース9に駐車している場合に、利用希望者に対してその駐車スペース9を時間貸しするという事態の発生が防止できる。
また、利用希望者に対して駐車スペース9の時間貸しを許可するかどうかの判定において、空き状態である駐車スペースが所定数(例えば、3つ)以上確保されなければ、利用希望者に対して駐車スペース9の時間貸しを許可しないと判定するようにしてもよい。具体的には、図9に示した時間貸し判定処理を、図12に示す処理に置き換えてもよい。図12に示す時間貸し判定処理は、上述したs24とs25との間に、以下に示すs61を追加したものである。駐車場管理装置1は、判定部11bがs24で抽出できた駐車スペース9があると判定すると、s23で抽出した駐車スペース9の中から選択した駐車スペース9の貸し出しを利用希望者に許可した場合、この利用希望者が要求している駐車スペース9の利用時間帯に、空き状態である駐車スペース9が所定数未満になる時点があるかどうかを判定する(s61)。すなわち、s61では、今回の利用要求の駐車開始時刻から駐車終了時刻までの時間帯において、予測部11aによって予測された時間貸しに利用する駐車スペース9の総数と、時間貸しを許可した駐車スペース9の総数との差分が所定数未満になる時刻があるかどうかを判定している。
判定部11bは、s61で利用希望者が要求している駐車スペース9の利用時間帯に、空き状態である駐車スペース9が所定数未満になる時点がないと判定すると、上述したs25以降の処理を行う。反対に、判定部11bは、s61で利用希望者が要求している駐車スペース9の利用時間帯に、空き状態である駐車スペース9が所定数未満になる時点があると判定すると、上述したs27以降の処理を行う。
このように構成すれば、主たる使用者が突然戻ってきた場合に、時間貸ししている利用希望者の車両が駐車スペース9に駐車されていても、主たる使用者を空き状態である他の駐車スペース9に車両を駐車するように誘導することができる。また、利用予約が許可された利用希望者が、主たる使用者の車両が駐車されているために、車両を指定された駐車スペース9に駐車できないときにも、この利用希望者を空き状態である他の駐車スペース9に車両を駐車するように誘導することができる。
また、利用予約可能な駐車スペース9として、駐車開始時刻の第1の時間(例えば、10分)前から、駐車終了時刻の第2の時間(例えば、10分)後まで空き状態が継続している駐車スペース9を抽出するようにしてもよい。具体的には、図9に示した時間貸し判定処理を、図12に示す処理に置き換えてもよい。図13に示す時間貸し判定処理は、上述したs21の前に、以下に示すs71、s72を追加したものである。判定部11bは、今回の利用要求に含まれている駐車開始時刻を、第1の時間早める(s71)。また、判定部11bは、今回の利用要求に含まれている駐車終了時刻を、第2の時間遅らせる(s72)。判定部11bは、s71、s72で変更した時間帯を、利用希望者の駐車時間帯として、s21以降の処理を実行する。
このようにすれば、主たる使用者の出庫と利用希望者の入庫が前後したり、利用希望者の出庫と主たる使用者の入庫が前後したりする事態の発生を抑制できる。
なお、第1の時間と、第2の時間とは、同じ時間であってもよいし、異なる時間であってもよい。さらに、s71、およびs72にかかる処理は、s22とs23との間に挿入してもよい。
また、駐車スペース9の時間貸しが許可された利用希望者は、指定された駐車スペース9に車両を駐車したときに、その旨を駐車場管理装置1に通知するようにしてもよい。これにより、駐車スペース9の時間貸しが許可された利用希望者が、実際に駐車スペース9を利用したかどうかを確認できる。また、利用希望者の携帯端末3が、駐車場管理装置1から通知された時間貸しの許可通知に応じて、駐車開始時刻近くになると、GPS機能等を用いて、指定された駐車スペース9に到達したことを検知し、自動的に駐車場管理装置1に通知する構成にしてもよい。
また、駐車場8の入口にゲートを設け、時間貸しの許可通知に含まれていた許可番号が入力されたときに、ゲートを開して駐車場8への進入を許可するようにしてもよい。
また、主たる使用者の駐車スペース9を定めていない駐車場8であれば(主たる使用者は、駐車場8内の空いている駐車スペース9に車両を駐車する駐車場8)、予測部11aは、駐車場8全体で時間貸しに利用する時間帯を予測すればよい。また、判定部11bは、時間貸しを許可するとき、利用希望者に対して、車両を駐車する駐車スペース9を特に指定せず、駐車場8内において空き状態である駐車スペース9に車両を駐車させる。
また、利用希望者に対する駐車スペース9の時間貸しにかかる料金の決済は、クレジット決済にしてもよいし、携帯端末3の利用料金に含める端末決済にしてもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明にかかる構成と上述した実施形態にかかる構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
駐車場(8)内に設けられた複数の駐車スペース(9)のそれぞれについて、車両が駐車されていたかどうかを示す駐車履歴情報を記憶する駐車履歴情報記憶部(12)と、
前記駐車スペース(9)の時間貸しにかかる時間貸し利用データを記憶する時間貸し利用データ記憶部(13)と、
前記駐車履歴情報、および前記時間貸し利用データに基づいて、前記駐車スペース(9)を時間貸しに利用する時間帯を予測する予測部(11a)と、を備えた駐車場管理装置(1)。
1…駐車場管理装置
2…車両検出装置
3、4…携帯端末
5…ネットワーク
8…駐車場
9…駐車スペース
11…制御ユニット
11a…予測部
11b…判定部
12…駐車履歴データベース(駐車履歴DB)
13…時間貸し履歴データベース(時間貸し履歴DB)
14…予測結果データベース(予測結果DB)
15…通信部
21…制御ユニット
21a…駐車履歴情報更新部
22…車両検知センサ接続部
23…駐車履歴データベース(駐車履歴DB)
24…通信部

Claims (11)

  1. 複数の駐車スペースが設けられた駐車場内に駐車されていた車両の台数が得られる駐車履歴情報を記憶する駐車履歴情報記憶部と、
    前記駐車スペースの時間貸しにかかる時間貸し利用データを記憶する時間貸し利用データ記憶部と、
    前記駐車履歴情報、および前記時間貸し利用データに基づいて、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を予測する予測部と、を備えた駐車場管理装置。
  2. 前記予測部は、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を日種別に予測する、請求項1に記載の駐車場管理装置。
  3. 前記駐車履歴情報記憶部は、前記駐車スペース毎に、車両が駐車されていたかどうかを示す駐車履歴情報を記憶する、請求項1、または2に記載の駐車場管理装置。
  4. 前記予測部は、前記駐車スペース毎に、その駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を予測する、請求項3に記載の駐車場管理装置。
  5. 前記予測部は、閾値時間以上連続しない時間帯を、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯としない、請求項4に記載の駐車場管理装置。
  6. 前記駐車スペースの時間貸しにかかる利用要求を受け付ける利用要求受付部と、
    前記利用要求受付部で受け付けた利用要求について、前記予測部が前記駐車スペースについて予測した時間貸しに利用する時間帯を参照し、前記駐車スペースの時間貸しの可否を判定する判定部と、を備えている、請求項1〜5のいずれかに記載の駐車場管理装置。
  7. 前記利用要求には、利用日と、駐車開始時刻と、駐車終了時刻とが含まれ、
    前記判定部は、前記利用要求受付部で受け付けた利用要求について、前記利用日に該当する日について、前記予測部によって予測された時間貸しに利用する時間帯が、前記駐車開始時刻の第1の時間前から、前記駐車終了時刻の第2の時間後までの時間帯を含む前記駐車スペースの有無により、前記駐車スペースの時間貸しの可否を判定する、請求項6に記載の駐車場管理装置。
  8. 前記判定部は、前記利用要求受付部で受け付けた利用要求について、時間貸しが可能であると判定した前記駐車スペースに対して、時間貸しの承認が得られたときに、この利用要求にかかる前記駐車スペースの時間貸しを許可する、請求項6、または7に記載の駐車場管理装置。
  9. 前記判定部は、前記利用要求受付部で受け付けた利用要求について、前記駐車スペースの時間貸しが可能であると判定した場合、この利用要求の駐車開始時刻から駐車終了時刻までの時間帯において、前記予測部によって予測された時間貸しに利用する前記駐車スペースの総数と、時間貸しを許可した前記駐車スペースの総数との差分が所定数未満になる時刻があれば、前記駐車スペースの時間貸しを許可しないと判定する、請求項6〜8のいずれかに記載の駐車場管理装置。
  10. 複数の駐車スペースが設けられた駐車場内に駐車されていた車両の台数が得られる駐車履歴情報を駐車履歴情報記憶部に記憶し、
    前記駐車スペースの時間貸しにかかる時間貸し利用データを時間貸し利用データ記憶部に記憶し、
    前記駐車履歴情報、および前記時間貸し利用データに基づいて、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を予測する、処理をコンピュータが実行する駐車場管理方法。
  11. 複数の駐車スペースが設けられた駐車場内に駐車されていた車両の台数が得られる駐車履歴情報を駐車履歴情報記憶部に記憶し、
    前記駐車スペースの時間貸しにかかる時間貸し利用データを時間貸し利用データ記憶部に記憶し、
    前記駐車履歴情報、および前記時間貸し利用データに基づいて、前記駐車スペースを時間貸しに利用する時間帯を予測する、処理をコンピュータに実行させる駐車場管理プログラム。
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