JP2019144139A - 検査装置、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】液滴の吐出周期が短い場合でも、精度よく液滴の飛翔特性を計測する検査装置を提供する。【解決手段】検査装置は、液滴を吐出させる吐出命令を表わす駆動信号を生成する信号生成部と、前記駆動信号に基づいて吐出された前記液滴が飛翔する飛翔状態の情報を取得する撮像部と、前記撮像部によって取得された前記飛翔状態の情報を処理する情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記飛翔状態の情報に基づいて前記液滴の吐出速度を算出する吐出速度算出部と、前記吐出速度に基づいて、複数の前記液滴の中から複数の前記吐出命令のうち1つの吐出命令に基づいて吐出された1つの液滴を特定する液滴特定部と、特定された前記1つの液滴の飛翔特性を算出する飛翔特性算出部と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、インク等の液滴の検査装置と、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置、立体造形装置、処理液塗布装置、噴射造粒装置等、液体を吐出する液体吐出装置が知られている。
液体吐出装置は、液滴を吐出するノズルと、液滴をノズルから吐出するために液体に圧力を加える加圧装置と、液体を加圧する圧力室などによって構成される液体吐出ヘッドを主構成とした液体吐出ユニットを有する。
液体吐出装置のひとつに、インクジェット方式の画像形成装置(以下、「インクジェット記録装置」と称する)がある。インクジェット記録装置では、インクの吐出速度が一定であることが求められる。吐出速度は、インク液滴の吐出信号に基づいて吐出されたインクが吐出方向へ飛翔する速度であり、一般的には、加圧装置に吐出信号が印加されてから液滴が一定距離に到達するまでの時間で距離を除算した値である。
インク吐出速度には、好適な範囲が存在する。インク吐出速度が好適な吐出速度の下限よりも遅い場合、インクをノズルから吐出してから記録媒体に到達するまでに気流の影響を受けやすくなってしまい、最終的な画像品質が低下してしまう。また、極端に遅い速度では画像形成に悪影響を及ぼす。インク吐出速度が好適な吐出速度の上限よりも極端に速い場合、ノズルから吐出されたインクが、後述するように主滴とサテライト滴に分離してしまうという問題が生じる。これは、液滴には径が小さいほど吐出速度を速くするのが難しいという性質があるためである。
このように、吐出速度には一定の好適範囲があり、設計上その範囲に含まれる特定の速度をインクジェット記録装置の仕様として定めるために、インクの吐出速度を計測する必要がある。特に、サテライト滴が発生している場合は、主滴の吐出速度を計測する必要がある。そのため、液滴の吐出速度を計測又は検査する検査装置が用いられている。
吐出された液滴のうち特定の液滴の吐出速度を計測するために、ヘッドから吐出された液滴が通過する細管を用意し、細管の両端から液滴の落下方向に直交するように局所電界を発生させる技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この文献では、局所電界を発生させるタイミングを液滴の吐出開始タイミングと同期させることにより、高周波あるいは短周期の吐出周期でも、特定の液滴のみを細管から取り出している。
しがしながら、上記の手法では、液滴の吐出開始タイミングと液滴を検出した信号の相関を決定することが困難であるため、液滴の吐出速度の計測の精度に問題がある。
また、液体を吐出する装置においてヘッド内に放置されたインクは乾燥・凝集効果によってインク吐出速度が遅くなることが知られており、吐出速度の計測の前にはインクを空撃ちして捨てる必要がある。インクがヘッド内に1秒程度放置されると、吐出速度に影響を及ぼすので、空撃ちは計測に必須である。
この空撃ちを行うために、計測の最初は計測を行わず吐出を繰り返し、そのまま吐出を止めずに計測を行う。その結果、吐出開始タイミングの前にも液滴が存在し、それらを吐出開始タイミングで吐出開始した液滴とその他のタイミングで吐出した液滴とを分離判別する技術を必要とする。繰り返し吐出の周期が短いほど液滴間の間隔も狭くなるので、分離判別が難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液滴の吐出周期が短い場合でも精度よく液滴の飛翔特性を計測することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の検査装置は、
液滴を吐出させる吐出命令を表わす駆動信号を生成する信号生成部と、
前記駆動信号に基づいて吐出された前記液滴が飛翔する飛翔状態の情報を取得する撮像部と、
前記撮像部によって取得された前記飛翔状態の情報を処理する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記飛翔状態の情報に基づいて、前記液滴の吐出速度を算出する吐出速度算出部と、
前記吐出速度に基づいて、複数の前記液滴の中から、複数の前記吐出命令のうち1つの吐出命令に基づいて吐出された1つの液滴を特定する液滴特定部と、
特定された前記1つの液滴の飛翔特性を算出する飛翔特性算出部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、液滴の吐出周期が短い場合でも精度よく液滴の飛翔特性を計測することができる。
実施形態の検査システムの一例を示す概略図である。 情報処理装置の制御部のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の制御部が実行する情報処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の情報処理装置と、カメラ方式の検査装置を含む検査システムの模式図である。 情報処理装置の制御部が実現する機能を示す機能ブロック図である。 カメラ方式の撮像部で撮影した画像の一例を示す図である。 第1の実施形態の情報処理装置の制御部が実行する処理の流れを示すフローである。 第2の実施形態の情報処理装置と、フォトディテクタ方式の検査装置を含む検査システムの模式図である。 2組の光源と受光器を使用したフォトディテクタ方式の撮像部の一例示す模式図である。 第2の実施形態の情報処理装置の制御部が実現する機能を示す機能ブロック図である。 2つの受光器から出力される受光信号の一例を示す図である。 第2の実施形態の情報処理装置の制御部が実行する処理の流れを示すフローである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施形態の検査装置と構成と手法を説明する。
図1は、実施形態の検査システム1の概略図である。検査システム1は、検査装置102と情報処理装置100を含む。検査装置102は、検査対象である液体吐出ユニット105から吐出される液滴の飛翔情報を取得するする。情報処理装置100は、制御部101を有し、検査装置102の制御と、検査装置102で取得される情報の処理を行う。制御部101を含む情報処理装置100の少なくとも一部は、検査装置102に組み込まれていてもよい。
検査装置102は、信号生成部103と撮像部104を有する。信号生成部103は、制御部101の吐出命令に応じて吐出駆動信号を生成し、生成した吐出駆動信号を液体吐出ユニット105に出力する。吐出駆動信号は、撮像部104にも入力され、吐出駆動のタイミングに合わせて、撮像部104で液滴の飛翔状態に関する情報が取得される。撮像部104は、カメラ方式、光検出方式など、任意の撮像方式を採用し得る。
液体吐出ユニット105は、検査装置102の信号生成部103から受け取った吐出駆動信号に基づいて、液滴を吐出する。液体吐出ユニット105から吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
情報処理装置100は、PC(Personal Computer)やスマートフォン等の汎用の情報処理装置であってもよいし、検査装置102から送られてくる情報を処理する専用の情報処理装置でもよい。また、情報処理装置100の制御部101は、検査装置102から送られてくる情報の処理と、検査装置102の制御を行う。上述したように、制御部101は検査装置102に組み込まれていてもよい。
図2に、制御部101のハードウェア構成の一例を示す。制御部101は、CPU(Centroral Processing Unit)200、RAM(Ramdom Access Memory)201、ROM(Read Only Memory)202、I/F(InterFace)203、バス204、入力部205、出力部206を備えている。
CPU200、RAM201、ROM202、I/F203は、バス204を介して通信可能に接続されている。
CPU200は、RAM201を作業領域として利用し、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行し、I/F203を介して接続される検査装置102を制御する。
I/F203には、検査装置102の他、キーボードやマウス等の入力部205と、ディスプレイ等の出力部206が接続され、ユーザによる入出力、パラメータの設定等が可能である。
次に、本発明に係る情報処理装置100の制御部101が実行する処理について説明する。図3は、制御部101が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
S301では、撮像部104が取得した液滴の飛翔に関する情報を受け取り、受け取った情報に基づいて吐出速度を算出する。
具体的には、撮像部104は、液体吐出ユニット105から吐出される液滴が吐出方向へ飛翔する飛翔状態に関する情報を、2つの異なる時点で取得し、制御部101へ出力する。制御部101は、撮像部104から受け取った情報に含まれる液滴の位置情報と、2つの時点の時間差とから、液滴の吐出速度Vを算出する。この吐出速度Vは、吐出速度の平均値であってもよい。
S302では、撮像部104から受け取った情報に基づいて、ある時点で信号生成部103で生成された吐出駆動信号(以下、「駆動信号」と称する)に対応して、どの液滴が液体吐出ユニット105から吐出されたかを特定する。撮像部104は、液体吐出ユニット105から順次吐出される液滴の存在情報をキャプチャするが、撮像部104が取得した情報のみでは、どの液滴がどの吐出命令に対応するかが不明だからである。
具体的には、制御部101は、信号生成部103が時刻t=0で駆動信号を出力した後に、撮像部104が時刻t=Tで取得した複数の液滴IDn(n=0、1、2、3・・・)の飛翔状態の情報から、複数の液滴のそれぞれの位置Ln(n=0、1、2、3・・・)を算出する。
そして、液滴の位置Lと、撮像部104が液滴の飛翔状態を取得した時刻Tと、S301で算出した吐出速度Vに基づいて、飛翔状態の情報に含まれる複数の液滴IDnのうち、以下の条件を満たす液滴を、t=0で生成された駆動信号に基づく液滴であると特定する。
条件1:0<Ln≦V×T、かつ
条件2:Lnの値が最大である。
条件1により、複数の液滴IDnのうち、信号生成部103がt=0の時点で生成した駆動信号よりも前の駆動信号に基づいて吐出された液滴IDn(Ln>V×T)を、特定したい液滴の候補から除いている。
条件2により、t=Tの時点で最も液体吐出ユニット105から離れている(飛翔した)液滴を特定している。
条件1と条件2の充足を判断することにより、t=0以降に吐出された液滴の中から、t=0で生成された駆動信号に基づいて吐出された液滴を特定することができる。
S302において、制御部101は、信号生成部103がt=0の時点で駆動信号を生成してから、液滴が液体吐出ユニット105から吐出されるまでの遅れ時間Tdを算出してもよい。
具体的には、制御部101は、遅れ時間Tdを以下の式(1)から求める。
Td=T−L/V (1)
ここで、Tは駆動信号の生成(t=0)から、撮像部104で液滴飛翔状態の情報が取得(t=T)されるまでにかかった時間、Lは液滴の位置(T秒間の移動距離)、VはS301で求めた吐出速度(飛翔速度)Vである。
このTdの値が正であり、かつ最小の値になる液滴が、t=0の時に信号生成部103によって生成された駆動信号に基づいて吐出された液滴として特定される。
S303では、ある駆動信号に対応する特定の液滴(S302の決定結果)が、その駆動信号の生成によって所定の距離lを移動するまでにかかる飛翔時間を算出する。
具体的には、吐出速度V、所定の距離l、遅れ時間Tdから飛翔時間Tflyを式(2)を用いて算出する。
飛翔時間Tfly=l/V+Td (2)
図3の処理により、信号生成部3がある駆動信号を生成してから、その駆動信号に応答して吐出された液滴が所定距離を移動するまでの飛翔時間を計測することができる。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100と検査装置102Aについて説明する。
図4は、情報処理装置100と検査装置102Aを含む検査システム1Aと、液体吐出ユニット105の模式図である。情報処理装置100は、図2を参照して説明したのと同じハードウェア構成を有するので、重複する説明を省略する。
検査システム1Aで検査対象となる液体吐出ユニット105は、液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」と称する)406、インク供給チューブ407、アンプ408、ノズル409を備えている。ヘッド406は、インク供給チューブ407を通じてインクの供給を受ける。ヘッド406には、アンプ408が電気的に接続されており、情報処理装置100からの駆動信号を受けて、ノズル409から図の鉛直方向にインクを滴下する。滴下方向の下方に受け皿405が配置され周囲の汚れを防ぐ。
ヘッド406には、一般的に複数のノズル409が設けられており、すべて同じ平面上に存在する。この平面を「ノズル面7」と呼び、図の下向きの矢印で示される吐出方向を正(プラス)方向として、ノズル面7からの距離を計測する。
検査装置102Aは、液体吐出ユニット105のノズル409から吐出方向8に吐出され飛翔する液滴が、ノズル面7から検出面9の間を飛翔する時間を計測する装置である。
ノズル409から吐出されたインクは、ノズル近傍では柱状の形状の液柱30となり、ノズルから離れるにつれて、液柱のうち吐出方向において先頭の液滴である主滴31と、1つ以上の後続の液滴であるサテライト滴32に分離する。一般的に、主滴31はサテライト滴32よりも大きな径であるが、それに限られない。
検査装置102Aは、信号生成器401、光源402、カメラ403、グラバーボード404、受け皿405を備えている。グラバーボード404は画像入力機能を備えたボードであり、カメラ403と情報処理装置100の間に接続されている。
信号生成器401は、情報処理装置100の制御部101(図1参照)の制御に基づいて駆動信号を生成し、駆動信号を液体吐出ユニット105のアンプ408へ出力する。信号生成器401はまた、情報処理装置100の制御部101の制御に基づいて、光源402へ光源402の点灯を制御する点灯制御信号を出力する。なお、点灯制御信号は、信号生成器401とは異なる第2の信号生成器を用いて生成してもよい。光源402の発光時間は、カメラ403の受光感度と光源402の強度に応じて適宜設定される。
より具体的には、信号生成器401は、情報処理装置100から、ヘッド駆動データ、吐出同期信号、吐出タイミング信号を受け取って駆動信号を生成し、アンプ408へ出力する。アンプ408は、信号生成器401から受け取った駆動信号を増幅し、増幅した信号を、液体吐出ユニット105が有する図示しないヘッドドライバへ出力する。ヘッドドライバは、受け取った駆動信号に基づいて、駆動信号の大きさに応じた吐出速度でインクをノズル409から吐出させる。
信号生成器401は、光源402及びグラバーボード404と通信可能になっており、信号周期始点を表す信号を出力する。信号周期始点とは、信号生成器401が生成した駆動信号の周期の開始点を示す信号である。これにより、光源402の発光遅延時間とカメラ403の撮像開始時間の基準を統一し、ストロボ手法の撮影を行う。ストロボ撮影のための光源402の点灯は、上述のように、制御部101の制御下で信号生成器401が生成した点灯制御信号に基づいて行われる。
ストロボ手法では、Ts秒間隔(Tsは、例えば50マイクロ秒から1ミリ秒である)で繰り返し吐出される液滴があるとき、カメラ403の露光時間をTs秒よりも十分に大きな値(例えば100×Ts秒)に設定して、Ts秒の整数倍の間隔で短く光源402を発光させる。発光は、吐出開始タイミングから遅れ時間Td秒を基準として、Ts秒の整数倍の間隔で短く光源を発光させる。遅れ時間Tdは、Td<Tsを満たす。
光源402は、信号生成器401から受け取った点灯制御信号に基づいて、発光する。光源402は、例えば、LEDダイオードであるが、これに限られず、白熱電球、レーザダイオード等の光源を用いて実現してもよい。
カメラ403は、光源402の光を用いて撮影した画像をグラバーボード404へ出力する。カメラ403は、例えばCCD、CMOSなどの撮像素子とレンズを有する装置で実現される。しかし、これに限られず、ある範囲内を撮影し、グラバーボード404又は情報処理装置100へ画像データを出力することができるものであればよい。図中、カメラ403の撮影範囲は、斜めの点線で示されている。カメラ403が撮影し取得する画像データは2次元画像に限られず、3次元の立体画像データでもよい。
グラバーボード404は、カメラ403から受け取った画像データを情報処理装置100へ出力する。グラバーボード404は、カメラ403と情報処理装置100を繋ぐインターフェースの役割を持つとともに、カメラ403の撮影制御や画像の遅延転送を実現する。遅延転送とは、グラバーボード404内のバッファを介して画像を転送することにより、情報処理装置100との通信速度が低速であってもカメラ403の高速な撮影速度を実現する技術である。なお、グラバーボード404は、情報処理装置100とカメラ403との通信が高速である場合は省略することができる。この場合、信号生成器401は情報処理装置100へ信号周期始点を示す信号を送る。
次に、情報処理装置100の制御部101のCPU201が、RAM202を作業領域として利用し、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することで実現する機能について説明する。
図5は、制御部101が実現する機能を示す機能ブロック図である。制御部101は、ヘッド駆動制御部501、液滴検出部502、吐出速度算出部503、液滴特定部504、及び液滴飛翔時間算出部505をその機能として有する。
ヘッド駆動制御部501は、液体吐出ユニット105のノズル409から液滴が吐出される周期が吐出周期Tfになるように、信号生成器401を制御する。吐出周期Tfの情報は、液滴検出部502、吐出速度算出部503、液滴特定部504、液滴飛翔時間算出部505へも供給される。
液滴検出部502は、グラバーボード404から送られてくる画像データから、検出面9の位置Ltを算出し、液滴を検出する。検出面9は、ノズル409から吐出された液滴の着地点に相当する位置にあり、液滴の飛翔時間を計測する位置である。検出面9の位置は、設定・変更が可能である。例えば、情報処理装置100のユーザがキーボード等の入力部205やディスプレイ等の出力部206と一体になったタッチ入力部を使用して検出面9の位置を設定してもよい。
画像データ中の検出面9の位置Ltは、様々な方法で決定できる。例えば、カメラ403の撮像素子とレンズ倍率の関係から、撮影した画像のピクセル間隔に応じた距離(画像倍率)を算出する方法、ヘッド406のノズル409の既知の間隔を撮影して画像倍率を算出する方法、カメラ403の対物レンズにミクロメータを取り付ける方法、液滴が飛翔している領域の近傍に目盛を配置する方法などである。もちろん、これらの方法に限られず、カメラ方式の撮像で、画像データ中で検出面に相当する位置Ltを算出することができる任意の手法を用いることができる。
液滴検出部502による液滴の検出は、例えば、画像データ中の円形領域の認識によって行われる。円形領域の認識は、ハフ変換やクラスタリングなどの手法を用いることで実現することができるが、これらの手法に限られない。
吐出速度算出部503は、グラバーボード404から送られてくる2つの異なる時点Td1、Td2における画像データから、液滴の吐出速度Vabを算出する。
具体的には、信号生成器401がTs秒に1度、吐出駆動信号を生成している場合(周波数f)、カメラの露光時間をTs秒よりも十分に大きな値(たとえば100×Ts秒、または1秒)に設定する。吐出開始タイミングより後に、光源402を周波数fの整数倍の周波数f'で発光させる。このときの吐出開始タイミングを基準とする各発光の発光時刻をTdnとする。吐出速度算出部503は、発光時刻Td1に得られた画像1と、Td2に得られた画像2から、液滴の吐出速度Vabを求める。
図6は、吐出速度の算出を含む飛翔時間の計測を説明する図である。最も左側のt=0が、ある液滴の吐出開始タイミングであり、制御部101の吐出命令に基づいて信号生成器401で駆動信号が生成された時間である。t=0の時点では、すでに空撃ちのために液滴が吐出されているが、今回の駆動命令に基づく液滴は、未だ吐出されていないが、光源402は周波数f'で繰り返し発光している。t=0で得られる画像を画像Pとする。
t=Td1は、t=0より後の第1の発光時刻であり、画像1が得られる。t=Td2は、t=0より後の第2の発光時刻であり、画像2が得られる。Td1とTd2は、
Td1<Ts、
Td2<Ts、及び
Td1<Td2
の関係を満たす。
図6の画像1、画像2から、ΔTd(=Td2−Td1)の間における、ある液滴ID2の主滴31の移動距離ΔLを求めることができる。求めた移動距離ΔLと時間差ΔTdから、式(3)により、液滴の吐出速度Vabを求めることができる。
Vab=ΔL/ΔT (3)
この時点で、選択した液滴ID2が、着目している駆動命令によって吐出された液滴であるか否かはわからない。液滴の吐出速度Vを求める際に用いる液滴は、液滴ID2の主滴31に限定されず、画像データ内に存在するその他の液滴の主滴について、吐出速度Vを求めてもよい。
2つの時点の時間差ΔTdが十分小さい場合は、求めた吐出速度Vabを、ノズル409から吐出された液滴の全体の平均吐出速度Vabとして用いてもよい。もしくは、Td1とTd2の2つの時点で画像データ中に共通して存在する各液滴ID1、ID2、ID3の主滴31の吐出速度を求め、求めた速度を平均したものを平均吐出速度Vabとしてもよい。
画像データ中の主滴31の特定は、液滴特定部504によって行われる。液滴特定部504は、画像データ中の少なくとも1以上の円形領域から吐出速度の計測対象である主滴31を判別する。
ヘッド406にエネルギーを加えたタイミングと、ノズル409からインクが吐出されるタイミングには時間遅れがあるため、ノズル6の外側で液柱30が観測できるのは、時間t>0の時点となる。それぞれの液柱30の先端が、駆動信号生成後に初めてノズル6の外側で観測される時間を遅れ時間Tdとおくと、任意の時間Tにおける液滴先端のノズル6からの飛翔距離Lは平均吐出速度Vabを用いて式(4)で表せる。
L=(T−Td)×Vab (4)
時刻Td1で計測した画像中の液滴(たとえばID2)の位置をL1とすると、その液滴の遅れ時間Tdは式(5)で推定できる。
Td=Td1−L1/Vab (5)
各液滴について、Tdの値が0より小さい場合(Td<0)、その液滴は、液柱30の吐出開始タイミングよりも前に吐出されたことを示す。Tdの値が0よりも大きい場合は(Td>0)、吐出開始タイミングの後で吐出されたことを示す。したがって、Tdの値が正、かつ最も小さい値となる液滴を、吐出速度計測対象の主滴31とし、主滴31以外でTdが正の液滴を、サテライト滴32の候補群とする。サテライト滴32の候補群には、選択した主滴31を含む液柱30よりも後に吐出された他の液柱30から生成された液滴も含まれる。
図6の画像P、画像1、画像2において、ID0およびID1の液滴は、時刻Td1におけるノズルからの距離L1が予測される飛翔量よりも大きく、ID2は予測される飛翔量よりも小さい。したがって、ID2がt=0を吐出周期開始点とする吐出駆動信号によって吐出された主滴31であることが分かる。ここで、予想される飛翔量とは、t=Td1の時点で吐出される液滴が飛翔することができる最大距離LMであり、式(6)で求めることができる。
LM=Vab×Td1 (6)
ヘッド406の駆動周期がTfであるならば、図6の画像1からもわかるようにヘッドの吐出方向には、距離で数えてTf×Vabごとに周期的に円形領域が現れる。
このことから、主滴31の吐出方向の位置Lからノズルに近づく方向へ、距離(Tf×Vab)の範囲に存在する円形領域をサテライト滴32として扱い、主滴31とそのサテライト滴32、およびそれ以外の液滴を分離することができる。
ある液滴がLsの位置に存在する時、Lsが式(7)を満たすときに当該液滴をサテライト滴32のひとつとみなし、式(7)を満たさないときに、他の液柱30由来の液滴群として分離判別する。
L−Tf×Vab < Ls <L (7)
Tf×Vab(周期×吐出平均速度)から、−Td1×Vab(Td1秒前の液滴の位置)を推定することも可能である。また、吐出周期Tfは既知なので、1つの画像中の連続する2つの主滴31間の間隔Dを求めることで、吐出平均速度をVab=D/Tfで推定でき、2つの時点の画像を用いた上記の手法と同じ結果を得ることも可能である。この場合、Td2の画像2は不要であり、画像数を1枚削減することができる。
液滴飛翔時間算出部505は、平均吐出速度Vab、検出面(液滴の着地点)の位置Lt、及びt=Td1での液滴ID2の位置L1から、信号生成器401が吐出信号を生成してから、その吐出信号により液滴ID2が位置Ltに到達するまでの時間T_mainを算出する。時間T_mainは、式(8)により算出される。
T_main=Td1+(Lt−L1)/Vab (8)
液滴の位置L1に替えて、t=Td2における液滴ID2の位置L2から時間T_mainを求めてもよい。あるいは、t=Td1、t=Td2における液滴ID2の位置L1、L2のそれぞれからT_main1、T_main2を求め、その平均値をT_mainとしてもよい。
算出された時間T_mainは信号生成器401にも供給される。信号生成器401は、液滴飛翔時間算出部505から受け取った時間T_mainに基づいて、点灯制御信号を光源402へ出力する。
具体的には、信号生成器401がt=0で生成した吐出駆動信号に基づいて吐出された主滴31が、時間T_mainで位置Ltに到達する状態が撮影されるように、光源402を発光させる。この発光タイミングの画像データをカメラ403によって取得し、取得した画像データを、出力部206(たとえば表示ディスプレイ)に出力する。この画像が図6の画像3である。
検査装置102Aのユーザは、画像3により、飛翔時間の測定結果を確認することができる。なお、飛翔時間Tを求めた後、飛翔時間Tを求めたときとは異なる駆動信号を信号生成器401が生成した時をt=0とし、t=T_mainの時点の画像データを取得するようにしてもよい。
図5に戻って、液滴検出部502は、t=T_mainの時点で取得した画像データ(図6の画像3)に含まれる液滴の位置を上述した手法で検出し、検出した位置を液滴飛翔時間算出部505へ出力する。液滴飛翔時間算出部505は、液滴検出部502から受け取ったt=T_mainの時点での着目液滴の位置が、Ltの近傍(所定の許容範囲内)にある場合は、t_Tmainを計測結果として出力する。
<t_Tmainの補正>
液滴検出部502から受け取ったt=T_mainの時点での着目液滴の位置が、Ltから所定の範囲を超えて大きくずれている場合、液滴飛翔時間算出部505は上記で算出したT_mainの値を補正し、補正後のT_mainの時点の画像データを取得する。T_mainの値の補正と画像データの取得を繰り返すことで、主滴の飛翔時間を精度よく計測することができる。
T_mainの値を補正する際は、t=T_mainの時点での着目液滴の検出位置と、検出面の位置Ltとのずれが小さくなるようにT_mainの値を変更する。
例えば、t=T_mainの時点で検出された着目液滴の中心位置をLpとおき、t=Td1のときの対応する液滴の位置をL1とすると、補正後のT_main'は一次近似を用いて式(9)で与えられる。
T_main'=T_main
+(Lt−L1)×(T_main−Td1)/(Lp−L1)
(9)
補正後のT_main'もT_mainと同じく推定値であるので誤差を含む。実用上は上記のように追加で1枚の画像を撮影するのみで十分な精度を得られるが、必要に応じてT_mainを反復計算によって求めることで、より正確な飛翔時間に収束させることができる。
<サテライト滴の計測>
なお、インクジェット機に使用されるヘッド406から吐出される液滴の飛翔時間を計測する場合、主滴31だけではなくサテライト滴32の飛翔時間も計測することが好ましい。これは、ノズル409から吐出された液滴が記録媒体に到達する際に、主滴31だけではなく、サテライト滴32も記録媒体に到達するためである。サテライト滴32の飛翔時間も合わせて計測することで、インクジェット機に使用するヘッド406の性能の検査をより高い精度で行うことができる。
サテライト滴32の飛翔時間を計測する場合、液滴特定部504は、式(5)で計算されるTdの値が正、かつ2番目に小さい値となる液滴を、計測対象の液滴のサテライト滴32に決定し、それ以外でTdが正となる液滴をサテライト滴32の候補群とする。
<第1の実施形態の処理フロー>
図7は、第1の実施形態で実行される処理の流れを示すフローの一例である。
S701では、情報処理装置100の制御部101は、t=Td1の時点での画像を取得する。制御部101の駆動命令に応じて信号生成器401が駆動信号を生成してからTd1秒後に光源402が発光して、ノズル409から吐出された液滴のt=Td1の時点の飛翔状態を示す画像データが、グラバーボード404を介して取得される。制御部101の液滴検出部502は、この画像データ中の液滴を検出し、液滴の検出結果を吐出速度算出部503へ出力する。
S702では、液滴検出部502は、t=Td2の時点での画像を取得する。信号生成器401が駆動信号を生成してからTd2秒後に光源402が発光し、ノズル409から吐出された液滴のt=Td2の時点の飛翔状態を示す画像データが、グラバーボード404を介して取得される。液滴検出部502は、この画像データ中の液滴を検出し、液滴の検出結果を吐出速度算出部503へ出力する。
S701とS702の少なくとも一方で、液滴検出部502は、検出面の位置Ltを算出し、算出結果を液滴飛翔時間算出部505へ出力してもよい。
S703では、吐出速度算出部503は、t=Td1で得られた画像データと、t=Td2で得られた画像データから検出された液滴から、平均吐出速度Vabを算出する。算出された平均吐出速度Vabは、液滴特定部504と、液滴飛翔時間算出部505へ出力される。
平均吐出速度Vabの算出の観点からは、S702の工程は必須ではない。あらかじめ情報処理装置100に既知の吐出周期Tfが入力されている場合は、上述したように、S701で得られた画像データに含まれる液滴間隔Dと、吐出周期Tfとに基づいて平均吐出速度Vabを算出することができる。
する。
S704では、液滴特定部504は、信号生成器401が駆動信号を生成してからノズル409が液滴を吐出するまでの遅れ時間Tdを算出する。
S705では、液滴特定部504は、S704で算出した遅延時間Tdから、信号生成器401がt=0の時点で生成した駆動信号に基づいてノズル409から吐出された液滴を特定する。
S706では、液滴特定部504は、S705で特定した液滴の後続の液滴をサテライト滴群として判定する。
S707では、式(8)に基づいて、信号生成器401による駆動信号の生成から、この駆動信号により吐出された液滴が検出面の位置Ltに到達するまでの時間T_mainを算出する。時間T_mainが求めたい飛翔時間である。
S708では、液滴検出部502は、t=T_mainの時点で撮影した画像データを取得する。
S709では、液滴検出部502は、S708で取得した画像データから液滴を検出して、液滴位置を算出し、算出結果を液滴飛翔時間算出部505へ出力する。
S710では、液滴飛翔時間算出部505は、t=T_mainの値の補正が必要か否かを判断する(S710)。一例として、S709で液滴検出部502から受け取ったt=T_mainでの液滴の位置が、検出面の位置Ltから所定範囲を超えてずれているかどうかを判断する。S709で得られた液滴の位置が、検出面の位置Ltから所定の範囲内にあるときは、補正不要と判断し(S710でNO)、S711へ進む。t=T_mainでの液滴の位置が、検出面の位置Ltから所定範囲を超えてずれている場合は、補正が必要と判断して(S710でYES)、S712へ進む。
S711では、t=T_mainの値とt=T_mainの時点の画像を撮影し、計測結果として出力部206へ出力する。
S712では、液滴飛翔時間算出部505は、T_mainの値を補正し、補正後の値を用いて、補正が不要になるまでS708からS710を繰り返す。
このように、本第1の実施形態によれば、ノズル409から連続して吐出される複数の液滴の中から、特定の駆動信号に基づいて吐出された液滴を特定することができ、特定した液滴の飛翔時間を算出することができる。
(第1の実施形態の変形例)
補正値T_main'の算出には、t=Td1における液滴の位置だけではなく、t=Td2における液滴の位置も利用して、二次関数近似を行う方法も考えられる。二次関数近似を行うと、液滴の落下に伴って吐出速度の時間変化に非線形成分が含まれていた場合の近似精度が向上することができる。
例えば、吐出された液滴が空気抵抗を受ける場合、吐出速度の変化を微分方程式を用いて式(10)のように表すことができる。
dv/dt=mg−kv (10)
ここで、mは液滴の質量、gは重力加速度、kは比例定数である。この式を解き、吐出速度vを求めると、式(11)のようになる。
v=mg/k+Cexp(−kt/m) (11)
ここで、Cは積分定数である。式(11)の右辺の第1項は定常項、右辺の第2項は時間的変化を表わす非定常項である。吐出速度vは、時間が経つにつれて終端速度mg/kに収束し、収束はmが大きいほど遅くなる。なお、一般に液滴をノズルから打ち出す速度は終端速度よりも高速なので、液滴の速度は徐々に遅くなる。液滴が大きいほどmが大きくなるため、速度低下が緩やかであり収束するのは遅くなる。同様に、位置も液滴が大きいほど非線形な時間変化をする。
そこで、t=Tdnにおける液滴の位置Lnを撮影し、式(11)で吐出速度vを算出し、曲線に当てはめてt=Ttにおける液滴の位置LTtを近似する。もっとも簡単な曲線は2次曲線であり、2次曲線を決定するのに必要なデータ数は3である。よって、液滴を撮影する時間を3回変えて位置を測定し、式(9)と同様に近似を行う。
近似を行う関数は一次関数や二次関数の他に対数関数なども考えられる。その他、最小二乗による近似を行うこともできる。
第1の実施形態の変形例によれば、液滴の吐出速度が時間変化することも考慮することができるので、飛翔時間の計測の精度をより向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、検査装置にフォトディテクタ方式の撮像部を用いる。
図8は、情報処理装置100と検査装置102Bを含む検査システム1Bと、液体吐出ユニット105の模式図である。図4と共通する構成要素は、同じ符号を用いて示し、重複する説明を省略する。情報処理装置100のハードウェア構成自体は図2を参照して説明したのと同一であるが、フォトディテクタ方式の検査装置102Bを用いることで、情報処理装置100の制御部101の動作が異なる。
検査装置102Bは、複数の光源801a、801b、801cと、複数の受光器802a、802b、802cと、信号解析器803、位置設定部804を備えている。光源801と受光器802の組が複数個、液滴の吐出方向8に沿って配置され、吐出方向8の下方に、受皿305が配置されて周囲の汚れを防ぐ。
複数の光源801a、801b、801c(適宜、「光源801」と総称する)は、レーザ光源であるレーザダイオードによって実現される。しかし、この例に限られず、LED等、その他の発光素子を光源として用いてもよい。LEDを光源として使用する場合は、光量の確保と迷光の抑制を行えばよい。
受光器802a、802b、802c(適宜、「受光器802」と総称する)は、フォトダイオードによって実現される。しかし、この例に限られず、光源からの受光量の変化を信号として出力することができる任意の光検出器を用いることができる。
光源801と受光器802の組は、少なくとも2組必要であり、光源801と受光器802の各組の距離は近いことが好ましい。例えば、ノズル409から吐出された液滴が光源801の光を遮る位置に到達したことを検出する最初の検出位置までの距離が、ノズル面7から検出面9までの距離の10分の1よりも短いことが好ましい。なお、3組以上の光源801と受光器802を用いると、飛翔時間の計測精度を向上させることができる。
また、光源801と受光器802の組のうちの1組の検出位置は、検出面9と一致している。検出面9は液滴の着地点に相当し、ノズル409から吐出される液滴の飛翔時間を計測する位置である。図8の例では、位置設定部804によって光源801bの位置が検出面9に合わせられている。対応する受光器802bにも位置設定部が設けられていてもよい。
受光器802a〜802cの出力は、それぞれ信号解析器803の入力に接続され、信号波形が取得される。
図9は、光源801と受光器802の組を2組使用したフォトディテクタ方式の一例を模式的に説明する図である。図9では、光源801bと受光器802bは、検出面9の位置Ltに配置されているが、この配置例に限定されない。第2の実施形態では、光源801と受光器802の複数の組のうちの1組が検出面9の位置Ltに配置されていればよいので、801aと802aが検出面9の位置Ltに配置されていてもよい。
Laは、ノズル面7から光源801aと受光器802aで形成される検出位置までの距離である。Ltは、上述のように液滴の飛翔時間を計測する検出面9の位置である。LaとLtの間の距離は、Labで表される。
図8に戻って、信号解析器803は、受光器802からの信号を受け取り、情報処理装置100へ出力する。受光器802から受け取った信号を情報処理装置100へ出力する際に、受光器802の出力信号をそのまま情報処理装置100へ出力してもよいし、AD(アナログ−デジタル)変換を行ってから出力してもよい。AD変換に加えて、フィルタリングを行ってから出力してもよい。
信号解析器803は、信号生成器401から、駆動信号を生成する信号周期始点を表す周期始点信号を受け取る。周期始点信号を受け取ることで、ヘッド406が駆動するタイミングと信号解析器803のサンプリングのタイミングの基準を統一することができる。
位置設定部804は、光源801b及び受光器802bが配置される位置を変更する手段であり、例えば、高さが調整可能な支持台で実現される。しかし、これに限られず、光源801bと受光器802bの高さを変更できる任意の構成を採用できる。また、位置設定部804は、光源801b及び受光器802bの高さの変更と独立して、他の光源801と受光器802の組の高さを変更可能であってもよい。
図10は、制御部101が実現する機能を示す機能ブロック図である。図10に示される各機能は、情報処理装置100の制御部101のCPU201が、RAM202を作業領域として利用し、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することで実現される。
制御部101は、ヘッド駆動制御部1001、液滴検出部1002、吐出速度算出部1003、液滴特定部1004、及び液滴飛翔時間算出部1005を有する。
ヘッド駆動制御部1001は、ノズル409から液滴が吐出される周期が吐出周期Tfになるように制御情報を信号生成器401に出力する。吐出周期Tfの情報は、液滴検出部1002、吐出速度算出部1003、液滴特定部1004、及び液滴飛翔時間算出部1005へも出力される。
液滴検出部1002は、信号解析器803から受け取った信号から、液滴が受光器802の位置に到達したことを検出する。
具体的には、液滴が光源801と受光器802を結ぶ光路中に存在すると、光源801から発せられた光は遮蔽され、または散乱されて受光器802に到達しないか、又は、受光器802が受光する光量が少なくなる。これを利用して、ある閾値を下回った信号を受け取ったときに、その信号を出力した受光器802の位置に液滴が存在すると検出することができる。
吐出速度算出部1003は、受光器802aと受光器802bから受け取った受光量を示す信号から、液滴の吐出速度を算出する。液滴の吐出方向に隣接する受光器802aと受光器802bが互いに接触しないが、十分に近づいていると、2つの受光器802が出力する信号は高い類似性を示す。受光器802の数が3以上の場合も同様である。また、受光器802bからの信号は、受光器802aからの信号に対して、ほぼ一定の遅延を示す。この遅延を時間差Tabとする。受光器802間の時間差Tabは、これらの受光器802から得られる信号同士の相互相関を計算することで求めることができる。
吐出速度算出部1003は、時間差Tabと、隣接する受光器802間の距離Lab(図9参照)から、液滴の平均速度Vabを式(13)により算出する。
Vab=Lab/Tab (13)
液滴特定部1004は、受光器802aと受光器802bが出力した信号から、特定の吐出駆動信号に応じて吐出された液滴を特定する。
ある液滴に対応する吐出駆動信号の生成時間をt=0とおくと、時刻t=Tにおけるインク先端の飛翔距離Lは、吐出駆動信号の生成から実際に液柱30が吐出されるまでの遅れ時間Tdと、平均速度Vabを用いて、式(14)で計算できる。
L=(T−Td)×Vab (14)
距離Laの受光器802aで液滴が検出された時間をTaとすると、その液滴の遅れ時間Tdaは、式(15)で推定される。
Tda=Ta−L/Vab (15)
Tdaが0より小さい場合、目的とする液柱30の吐出開始タイミングよりも先に吐出されたことを示し、Tdaが0よりも大きい場合は、着目する吐出開始タイミングよりも遅く吐出されたことを示す。したがって、Tdaが正、かつ最も小さい液滴を主滴31とし、それ以外でTdaが正の液滴をサテライト滴32の候補群とする。図9の例では、ID2の液滴が、遅れ時間Tdaが正、かつ最も小さい液滴である。
ヘッド406の駆動周期(吐出周期)がTfであるならば、受光器802の出力に、Tfごとに周期的な信号が現れる。この吐出周期Tfは、ヘッド駆動制御部1001に設定されていてもよい。あるいは、受光器802aまたは受光器802bの信号の自己相関やフーリエ変換によって求めることもできる。
図11は、液滴検出部1002が受け取る受光信号の一例を示す図である。ここでは、受光器802aと受光器802bから出力された信号の例を示す。実線が受光器802a(図中「PDa」と表記)の出力信号を示し、破線が受光器802b(図中「PDb」と表記)の出力信号を示す。
主滴31と判定されたある液滴が受光器802bを通過する時刻をTaとすると、一つ前の主滴は、受光器802bによって時刻Ta−Tfに検出され、一つ後の主滴は時刻Ta+Tfに検出される。この例で、時刻Taに検出された液滴はID1、時刻Ta+Tfに検出される液滴がID2である。
時刻Taの後に出現する次の液滴の通過時刻がTsであるならば、Tsが式(16)を満たすときに、この液滴を主滴31のサテライト滴32のひとつとし、式(16)を満たさないときに、他の液柱30由来の液滴群として分離判別する。
Ta<Ts<Ta+Tf (16)
図10に戻って、液滴飛翔時間算出部1005は、液滴特定部1004が算出した遅れ時間Tdaと、受光器802bが液滴を検出した時間とに基づいて、特定された液滴の飛翔時間を算出する。
フォトディテクタ方式の場合、受光器802bが検出面9の位置に配置されており、信号生成器401がt=0秒で生成した駆動信号に基づいてノズル409から吐出された液滴が受光器802bで検出されたときの時間が、飛翔時間となる。したがって、飛翔時間算出部1005は、液滴特定部1004が特定した液滴ID2が、受光器802bの配置位置(すなわち検出面9)に到達するまでの時間を飛翔時間として算出する。
なお、光源801と受光器802の組のうち、検出面9の位置Ltに配置された組が存在しない場合、液滴飛翔時間算出部1005は、基準となる光源801と受光器802の組を設定し、基準となる組が配置されている位置と検出面9の位置Ltとの差を考慮して飛翔時間を算出してもよい。
<第2の実施形態の処理フロー>
図12は、第2の実施形態で制御部101によって実行される処理の流れを示すフローである。このフローは、光源801と受光器802の組を2組用いる例に基づいている。
S1201では、液滴検出部1002は、信号解析器803から受光器802aと受光器802bが出力した信号を受け取り、吐出速度算出部1003へ出力する。
S1202では、吐出速度算出部1003は、液滴検出部1002が受け取った受光器802aの出力信号と受光器802bの出力信号の相互相関を算出する。
S1203では、吐出速度算出部1003は、S1202で算出した相互相関から、受光器802aと受光器802bが同一の液滴を検出するときの時間差Tabを算出し、算出した時間差Tabと、受光器802aと受光器802b間の距離Labを用いて、吐出速度Vabを算出し(式(13)参照)、液滴特定部1004へ出力する。
S1204では、液滴特定部1004は、信号に含まれる各液滴について、信号生成器401がt=0で生成した駆動信号に基づいてノズル409から液滴が吐出されるまでの遅れ時間Tdaを算出する。
S1205では、液滴特定部1004は、算出した遅れ時間Tdaを用いて、信号生成器401がt=0で生成した駆動信号に基づいてノズル409から吐出された主滴を特定する。すなわち、遅れ時間Tdaが正、かつ最も値が小さい液滴を、目的の主滴として特定し、特定結果を液滴飛翔時間算出部1005へ出力する。
S1206では、液滴特定部1004は、S1205で特定した主滴と同一の液柱から発生したサテライト滴を特定する。
S1207では、液滴飛翔時間算出部1005は、S1205で特定された主滴が、t=0で生成された駆動信号に基づいてノズル409から吐出されて検出面9の位置Ltに到達するまでの時間を算出し、算出結果を表示装置等の出力部206へ出力する。
第2の実施形態によれば、フォトディテクタ方式を用いて、ある駆動信号に基づいて吐出された液滴を特定し、特定された液滴の飛翔時間を算出することができる。
図12に示すフローチャートの説明では、液滴特定部1004で特定された主滴について、液滴飛翔時間算出部1005が飛翔時間を算出することを説明したが、液滴飛翔時間算出部1005は、液滴特定部1004で特定されたサテライト滴についても飛翔時間を算出し、算出結果を表示装置等の出力部206へ出力してもよい。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態のままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変更して具体化できる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適当な組み合わせにより、種々の発明を実現できる。例えば、実施の形態に示される構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
本発明の液滴の特定は、一定距離の液滴の飛翔時間だけではなく、それ以外の飛翔特性の算出にも有用に適用できる。たとえば、特定の駆動命令に対応した吐出された液滴の形状や着滴過程の算出にも適用可能である。
1、1A、1B 検査システム
100 情報処理装置
101 制御部
501、1001 ヘッド駆動制御部
502、1002 液滴検出部(取得部)
503、1003 吐出速度算出部
504、1004 液滴特定部
505 1005 液滴飛翔時間算出部(飛翔特性算出部)
102、102A、102B 検査装置
104 撮像部
402、801、801a〜801c 光源
403 カメラ
802、802a〜802c 受光器
特開2010−151958号公報

Claims (14)

  1. 液滴を吐出させる吐出命令を表わす駆動信号を生成する信号生成部と、
    前記駆動信号に基づいて吐出された前記液滴が飛翔する飛翔状態の情報を取得する撮像部と、
    前記撮像部によって取得された前記飛翔状態の情報を処理する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記飛翔状態の情報に基づいて、前記液滴の吐出速度を算出する吐出速度算出部と、
    前記吐出速度に基づいて、複数の前記液滴の中から、複数の前記吐出命令のうち1つの吐出命令に基づいて吐出された1つの液滴を特定する液滴特定部と、
    特定された前記1つの液滴の飛翔特性を算出する飛翔特性算出部と、
    を有することを特徴とする検査装置。
  2. 前記液滴特定部は、さらに、前記信号生成部が前記駆動信号を生成してから前記液滴が吐出されるまでの遅れ時間に基づいて、複数の前記液滴の中から、前記1つの液滴を特定することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記飛翔特性算出部は、前記吐出速度に基づいて、特定された前記1つの液滴が所定の距離を飛翔する飛翔時間を算出する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記撮像部は、前記飛翔状態の情報を2つの異なる時点で取得し、
    前記吐出速度算出部は、前記2つの異なる時点での前記飛翔状態の情報に基づいて、前記吐出速度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 前記撮像部は、前記飛翔状態の情報を1つの時点で取得し、
    前記吐出速度算出部は、前記1つの時点で取得された前記飛翔状態の情報に含まれる複数の前記液滴の間隔と、既知の吐出周期とに基づいて、前記吐出速度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 前記信号生成部は、前記駆動信号を所定の周期で生成し、
    前記撮像部は、前記信号生成部が前記駆動信号を生成する1周期の中で、異なる2つの時点での複数の前記液滴の前記飛翔状態の情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  7. 前記吐出速度算出部は、前記撮像部が取得した前記2つの時点での前記飛翔状態の情報から前記液滴の吐出速度を算出し、
    前記液滴特定部は、前記飛翔状態の情報と前記吐出速度に基づいて前記遅れ時間を算出し、前記吐出速度と前記遅れ時間に基づいて、複数の前記液滴の中から、前記1つの液滴を特定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記飛翔特性算出部は、前記遅れ時間と、前記2つの時点のうち、少なくとも1つの時点で取得された複数の前記液滴の前記飛翔状態の情報に基づいて、特定された前記1つの液滴が所定の距離を飛翔する飛翔時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記撮像部は、前記飛翔時間に基づいて、新たに複数の液滴の飛翔状態を取得し、
    前記飛翔特性算出部は、前記飛翔時間に基づいて新たに取得された前記飛翔状態から、前記1つの液滴の位置が前記所定の距離から所定量を超えて離れていた場合、前記飛翔時間を補正する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の検査装置。
  10. 前記撮像部は、光源と、光源の光を受光する受光器の組を少なくとも2組有し、
    前記組は、吐出された前記液滴がそれぞれの前記組の前記光源の光が前記受光器へ到達するまでの光路を通過するように配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  11. 前記吐出速度算出部は、少なくとも2つの前記受光器が出力した信号と、少なくとも2つの前記組の位置または距離に基づいて、前記吐出速度を算出し、
    前記液滴特定部は、前記吐出速度と、前記駆動信号が生成されてから少なくとも2つの前記受光器のうち1つが前記信号を出力するまでの検出時間、及び前記受光器の位置に基づいて、前記遅れ時間を算出し、前記遅れ時間に基づいて、前記複数の液滴の中から、前記1つの液滴を特定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記飛翔特性算出部は、前記検出時間と、前記遅れ時間に基づいて、特定された前記1つの液滴が所定の距離を飛翔する飛翔時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の検査装置。
  13. 複数の吐出命令に基づいて吐出された複数の液滴が飛翔する飛翔状態の情報を外部から取得する取得部と、
    前記飛翔状態の情報に基づいて、前記液滴の吐出速度を算出する吐出速度算出部と、
    前記吐出速度に基づいて、複数の前記液滴の中から、複数の前記吐出命令のうちの1つの吐出命令に基づいて吐出された1つの液滴を特定する液滴特定部と、
    特定された前記1つの液滴の飛翔特性を算出する飛翔特性算出部と、
    を備える情報処理装置。
  14. 情報処理装置に、
    複数の吐出命令に基づいて吐出された複数の液滴が飛翔する飛翔状態の情報を取得する手順と、
    前記飛翔状態の情報に基づいて、吐出速度を算出する手順と、
    前記吐出速度に基づいて、複数の前記液滴の中から、複数の前記吐出命令のうちの1つの吐出命令に基づいて吐出された1つの液滴を特定する手順と、
    特定した前記1つの液滴の飛翔特性を算出する手順と、
    を実行させるプログラム。
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