JP2019143929A - 燃焼装置 - Google Patents

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【課題】検出部からの検出信号を複数のマイコンで監視する構成とされた場合に、精度良く検出信号をマイコンが取得できる燃焼装置を提供する。【解決手段】給湯器は、出湯温度を検出するための出湯サーミスタ111と、出湯サーミスタ111から出力された検出信号であるアナログ電圧信号が入力される複数のマイコン121と、を備える。ここで、複数のマイコン121は、それぞれが、入力されたアナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換するためのアナログ−デジタル変換回路122を含み、当該アナログ−デジタル変換回路122の前段にアナログ電圧信号をホールドするためのコンデンサ125が設けられる。さらに、出湯サーミスタ111と各マイコン121との間の入力ラインL2に、ボルテージフォロア回路126が設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、給湯器等の燃焼装置に関する。
燃焼装置の一例であるガス給湯器において、2つのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略す)を備え、バーナーの燃焼を検出する炎検出回路からの炎検出信号、熱交換器の通水流量を検出する水量検出回路からの通水検出信号など、燃焼動作の制御に用いられる検出信号を、双方のマイコンに入力させるようにしたものが特許文献1に記載されている。
マイコンには、複数のアナログ入力ポートが用意されており、上記検出信号がアナログ電圧信号(アナログ電圧値)である場合にアナログ入力ポートに入力される。さらに、マイコンには、アナログ−デジタル変換回路(以下、「AD変換回路」という)が内蔵されており、アナログ入力ポートに入力されたアナログ電圧信号がAD変換回路によってデジタル電圧信号(デジタル電圧値)に変換される。
AD変換回路の前段には、複数のアナログ入力ポートに入力されたアナログ電圧信号を順次サンプリングしてホールドするサンプル・ホールド回路が設けられる。サンプル・ホールド回路には、アナログ電圧信号をホールドするため、そのアナログ電圧信号がチャージされるコンデンサが備えられる。
特許第3871663号公報
ところで、上記のように2つのマイコンの双方にアナログ電圧信号である検出信号が入力される場合には、検出信号の入力ラインが分岐され、分岐された各入力ラインがアナログ入力ポートに接続される。このような構成において、一方のマイコンのアナログ入力ポート側においてグランドとの短絡などの不具合が生じた場合に、不具合の影響なく他方のマイコンに適正に検出信号がされるように、分岐された各入力ラインに、十分に値の大きな抵抗を挿入する構成が採られ得る(図3参照)。
しかしながら、この場合、挿入された抵抗とサンプル・ホールド回路のコンデンサとにより積分回路が構成される。しかも、挿入された抵抗の値が大きいため、積分回路の時定数も大きくなってしまう。これにより、コンデンサによるアナログ電圧信号のチャージに時間が掛かってしまうことが懸念される。こうなった場合、マイコンの駆動クロックが高速になってサンプリング速度が大きくなると、コンデンサによりアナログ電圧信号である検出信号の適正なホールドが行われる前にAD変換回路で検出信号の取得が行われてしまい、デジタル電圧信号である検出信号が正常に得られない、ということが生じ得る。
かかる課題に鑑み、本発明は、検出部からの検出信号を複数のマイコンで監視する構成とされた場合に、精度良く検出信号をマイコンが取得できる燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る燃焼装置は、燃焼動作を行うために必要な情報を検出するための検出部と、前記検出部から出力された検出信号であるアナログ電圧信号が入力される複数のマイクロコンピュータと、を備える。ここで、前記複数のマイクロコンピュータは、それぞれが、入力された前記アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換するためのアナログ−デジタル変換回路を含み、当該アナログ−デジタル変換回路の前段に前記アナログ電圧信号をホールドするためのコンデンサが設けられる。さらに、前記検出部と前記各マイクロコンピュータとの間の入力ラインに、ボルテージフォロア回路が設けられる。
上記の構成によれば、ボルテージフォロア回路により、入力ラインが電気的に縁切りされるような回路構成を実現できるので、何れかのマイクロコンピュータの入力側で不具合が発生しても、その影響が他のマイクロコンピュータの入力側に及ぶことを防止でき、他のマイクロコンピュータによって温度検出部からの検出信号を正常に検出することができる。
しかも、ボルテージフォロア回路の抵抗分とコンデンサとで積分回路が構成されたとしても、その時定数は極めて小さなものとなるため、コンデンサによる検出信号のチャージが遅延しにくい。このため、マイクロコンピュータのクロック周波数が高くなっても、コンデンサによりアナログ電圧信号である検出信号を正常にホールドすることが可能となり、アナログ−デジタル回路でのアナログ−デジタル変換によってデジタル電圧信号である検出信号を正常に得ることが可能となる。
本態様に係る燃焼装置において、前記マイクロコンピュータは、複数のアナログ入力ポートを有し、これらアナログ入力ポートの1つに、前記検出部からの前記アナログ電圧信号が入力されるような構成とされ得る。この場合、前記複数のアナログ入力ポートと前記コンデンサとの間に、前記マイクロコンピュータのクロック周波数に基づく周波数のクロック信号によりスイッチングされて、前記各アナログ入力ポートと前記コンデンサとを順次接続させるマルチプレクサ回路が設けられる。そして、前記クロック周波数が32MHz以上とされる。
上記の構成によれば、クロック周波波が32MHz以上となることで、マイクロコンピュータが大きく高速化しても、コンデンサによる検出信号のチャージの遅延に起因して検出信号が正常にホールドできなくなることを防止できるので、マイクロコンピュータにより、検出部からの検出信号を正常に検出できる。
本態様に係る燃焼装置において、前記燃焼動作により生成された湯が出される出湯部をさらに備える構成が採られ得る。この場合、前記検出部は、出湯温度を検出するための温度検出部を含む。
上記の構成によれば、マイクロコンピュータは、出湯温度を精度良く検出することができるので、出湯部から適正な温度の湯を供給することが可能となる。
以上のとおり、本発明によれば、検出部からの検出信号を複数のマイコンで監視する構成とされた場合に、精度良く検出信号をマイコンが取得できる燃焼装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る、給湯器の構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る、出湯サーミスタが接続された制御基板の回路ブロック図である。 図3は、比較例に係る、出湯サーミスタが接続された制御基板の回路ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、給湯器に本発明を適用したものである。
本実施形態において、給湯器100が、特許請求の範囲に記載の「燃焼装置」に対応する。また、配管108が、特許請求の範囲に記載の「出湯部」に対応する。さらに、出湯サーミスタ111が、特許請求の範囲に記載の「検出部」および「温度検出部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る、給湯器100の構成を示す図である。
給湯器100は、外装ケース101と、外装ケース101の前面を覆うフロントカバー102とを備える。外装ケース101の内部に缶体103が配置され、缶体103内に、燃焼器104と、熱交換器105が収容される。燃焼器104には、配管106によって燃焼ガスが供給される。配管106には、燃焼ガスの供給量を調節するための電磁弁107が設けられる。
熱交換器105には、水の流路を構成する配管108が通される。配管108の入口に水が供給され、配管108の出口から湯が放出される。配管108を流れる水が熱交換器105の流路を通る間に、燃焼器104で生じた熱が熱交換器105を介して水に伝達される。これにより、水が沸かされる。配管108には、湯の放出量すなわち給湯量を調整するための電磁弁109が設けられる。
缶体103の給気口103aにファン110が連結される。缶体103の排気口103bは、外装ケース101の側面に形成された孔を介して外部に開放されている。ファン110は、モータ110aが駆動されることにより、燃焼器104に燃焼用の空気を供給する。ファン110は、所定の空燃比で燃焼器104に空気が供給されるよう、所定の回転数に制御される。
配管108には、電磁弁109よりも湯の流れの下流位置に、放出される湯の温度、即ち出湯温度を検出するための出湯サーミスタ111が取り付けられる。配管108に取り付けられた出湯サーミスタ111は、その感温部が配管108の内部に臨む。出湯温度は、湯を生成するための燃焼器104による燃焼動作に必要な情報である。出湯サーミスタ111は、出湯温度に応じた検出信号を出力する。検出信号は、アナログ電圧信号(アナログ電圧値)の形式で出力される。
給湯器100は、燃焼器104の点火装置(図示せず)、電磁弁107、ファン110のモータ110a等の負荷を制御するため、外装ケース101内に、制御基板120を備える。また、制御基板120は、リモートコントローラ200(以下、「リモコン200」と略す)と通信を行い、リモコン200から各種の操作信号を入力したり、リモコン200に表示される各種の情報を出力したりする。
制御基板120は、2つのマイクロコンピュータ121(以下、「マイコン121」と略す)を備える。この他、制御基板120は、モータ110a等の負荷を駆動するための駆動回路(図示せず)、ファン110の回転数を検出する回転数検出回路(図示せず)等を備える。各マイコン121は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、発振子から発振されるクロック周波数に従って制御動作を行う。本実施形態では、各マイコン121のクロック周波数が32MHz以上の周波数、たとえば32MHzとされる。
2つのマイコン121は、協働して給湯器100の負荷を制御する。これにより、給湯器100の動作中に、2つのマイコン121のうち一方に異常が生じても、正常な他方により給湯器100の動作を停止させることが可能となる。
2つのマイコン121は、それぞれが、同じ機能を実行したり、異なる機能を実行したりし得る。たとえば、電磁弁107は、双方のマイコン121によりオンオフ制御され、双方のマイコン121からのオン信号があったときに開放され、何れかのマイコン121からのオフ信号があったときに閉鎖される。また、たとえば、ファン110は、一方のマイコン121によりオンオフ制御されるが、回転数検出回路で検出されたファン110の回転数は、他方のマイコン121にも入力され、双方のマイコン121でファン110の回転数が監視される。また、出湯サーミスタ111からの検出信号も、双方のマイコン121により監視される。これにより、一方のマイコン121が検出信号を検出できなくなっても、他方のマイコン121により、出湯温度に基づく燃焼器104等の制御を行うことが可能となる。
図2は、本実施形態に係る、出湯サーミスタ111が接続された制御基板120の回路ブロック図である。なお、図2では、制御基板120において、2つのマイコン121と、出湯サーミスタ111に関わる回路構成のみが示されている。
マイコン121には、アナログ電圧信号が入力可能なアナログ入力ポート121aが複数設けられる。出湯サーミスタ111とマイコン121との間の検出信号の入力ラインL1は、途中で分岐され、分岐された入力ラインL2が、各マイコン121の1つのアナログ入力ポート121aに接続される。なお、図2には示されていないが、その他のアナログ入力ポート121aにも、必要に応じて、出湯サーミスタ111以外のセンサから、その他の検出信号がアナログ電圧信号の形式で入力される。
マイコン121は、アナログ−デジタル変換回路122(以下、「AD変換回路122」という)と、サンプル・ホールド回路123とを内蔵する。AD変換回路122は、アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換する。サンプル・ホールド回路123は、AD変換回路122の前段に配置され、複数のアナログ入力ポート121aに入力されたアナログ電圧信号を順次サンプリングしてホールドする。ホールドされたアナログ電圧信号がAD変換回路122に入力される。
サンプル・ホールド回路123は、マルチプレクサ回路124と、コンデンサ125とを含む。マルチプレクサ回路124は、各アナログ入力ポート121aとコンデンサ125との間の接続切り替えを行うスイッチ部124aを有する。マルチプレクサ回路124は、マイコン121のクロック周波数に基づく周波数のクロック信号に従ってスイッチングされることにより、即ち、各スイッチ部124aが順次オン、オフされることにより、各アナログ入力ポート121aとコンデンサ125とを順次接続させる。コンデンサ125は、マルチプレクサ回路124によりサンプリングされたアナログ電圧信号をホールドするため、そのアナログ電圧信号をチャージする。
出湯サーミスタ111と各マイコン121との間の各入力ラインL2には、ボルテージフォロア回路126が設けられる。ボルテージフォロア回路126は、オペアンプにより構成される。
出湯サーミスタ111からアナログ電圧信号としてアナログ入力ポート121aに入力された検出信号は、そのアナログ入力ポート121aに対応するスイッチ部124aがオンしたタイミングでコンデンサ125にチャージされホールドされる。そして、スイッチ部124aがオフすると、ホールドされたアナログ電圧信号である検出信号がAD変換回路122に取得されてデジタル電圧信号である検出信号に変換される。コンデンサ125が放電されると、マルチプレクサ回路124では、次のスイッチ部124aがオンする。残りのスイッチ部124aが、順次、オン、オフされた後、再び、出湯サーミスタ111が接続されたアナログ入力ポート121aに対応するスイッチ部124aがオンし、出湯サーミスタ111からの検出信号が、再び、コンデンサ125でホールドされた後、AD変換回路122でアナログ−デジタル変換(以下、「AD変換」という)される。
上述のように、各マイコン121のクロック周波数は、32MHz以上の周波数とされる。このように、クロック周波数が高くなると、マルチプレクサ回路124に入力されるクロック信号の周波数も高くなるため、マルチプレクサ回路124、即ちサンプル・ホールド回路123によるアナログ電圧信号、即ち検出信号のサンプリング周波数も高くなる。このため、マイコン121において、出湯サーミスタ111からの検出信号を、より連続に近い状態で取得でき、高い検出精度を確保できる。
ここで、一方のマイコン121において、出湯サーミスタ111が接続されたアナログ入力ポート121a側で不具合が生じた場合、たとえば、グランドとの短絡が生じ、アナログ入力ポート121aがグランドレベルになった場合、ボルテージフォロア回路126がなければ、他方のマイコン121における出湯サーミスタ111が接続されたアナログ入力ポート121aもグランドレベルとなり、他方のマイコン121によって出湯サーミスタ111からの検出信号が検出できなくなる。本実施形態では、ボルテージフォロア回路126により、入力ラインL2が電気的に縁切りされるような回路構成を実現できる。これにより、一方のマイコン121のアナログ入力ポート121a側で発生したグランドとの短絡などの不具合の影響が、他方のマイコン121側の入力ラインL2およびアナログ入力ポート121aに及びにくい。よって、他方のマイコン121によって出湯サーミスタ111からの検出信号を正常に検出できる。
さらに、上記のように、マイコン121のクロック周波数が高くなることでサンプル・ホールド回路123のサンプリング周波数が高くなると、マルチプレクサ回路124では、スイッチ部124aのオン時間、即ち、コンデンサ125のアナログ電圧信号のチャージに与えられる時間が短くなる。しかしながら、ボルテージフォロア回路126は、抵抗分の値が数Ωとわずかであるため、その抵抗分とサンプル・ホールド回路123のコンデンサ125とで積分回路が構成されたとしても、その時定数は極めて小さなものとなる。このため、コンデンサ125によるアナログ電圧信号、即ち検出信号のチャージを遅延させることがほぼ生じない。よって、マイコン121のクロック周波数が高くなることにより、サンプル・ホールド回路123のサンプリング周波数が高くなっても(スイッチ部124aのオン時間が短くなっても)、コンデンサ125により、検出信号のチャージを十分に完了させること、即ち検出信号を正常にホールドすることができ、AD変換回路122でのAD変換によってデジタル電圧信号である検出信号を正常に得ることができる。
図3は、比較例に係る、出湯サーミスタ111が接続された制御基板120の回路ブロック図である。
図3に示すように、出湯サーミスタ111と各マイコン121との間の各入力ラインL2に、ボルテージフォロア回路126に替えて、値の大きな抵抗127、たとえば、100kΩの抵抗127を挿入することで、一方のマイコン121のアナログ入力ポート121a側で発生したグランドとの短絡などの不具合の影響が、他方のマイコン121側の入力ラインL2およびアナログ入力ポート121aに及びにくいようにすることもできる。
しかしながら、このような構成とされた場合、抵抗127とサンプル・ホールド回路123のコンデンサ125とで構成される積分回路の時定数が大きくなるので、コンデンサ125によるアナログ電圧信号、即ち検出信号のチャージが大きく遅延しやすくなる。よって、マイコン121のクロック周波数が高くなることにより、サンプル・ホールド回路123のサンプリング周波数が高くなると、コンデンサ125による検出信号のチャージが間に合わず、即ち検出信号を正常にホールドできず、AD変換回路122でのAD変換によってデジタル電圧信号である検出信号を正常に得られない虞がある。なお、このような不具合は、マイコン121のクロック周波数が32MHz以上となった場合に特に生じやすく、クロック周波数が16MHz程度である場合には生じにくい。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
ボルテージフォロア回路126により、入力ラインL2が電気的に縁切りされるような回路構成を実現できる。これにより、一方のマイコン121のアナログ入力ポート121a側で不具合が発生しても、その影響が他方のマイコン121側の入力ラインL2およびアナログ入力ポート121aに及ぶことを防止でき、他方のマイコン121によって出湯サーミスタ111からの検出信号を正常に検出することができる。
しかも、ボルテージフォロア回路126の抵抗分とサンプル・ホールド回路123のコンデンサ125とで積分回路が構成されたとしても、その時定数は極めて小さなものとなるため、コンデンサ125によるアナログ電圧信号、即ち検出信号のチャージが遅延しにくい。これにより、マイコン121のクロック周波数が高くなっても、コンデンサ125により、検出信号を正常にホールドすることが可能となり、AD変換回路122でのAD変換によってデジタル電圧信号である検出信号を正常に得ることが可能となる。よって、マイコン121は、出湯温度を精度良く検出することができるので、給湯器100から適正な温度の湯を供給することが可能となる。
特に、ボルテージフォロア回路126に替えて抵抗127が用いられた場合、クロック周波波が32MHz以上となることで、マイコン121が大きく高速化すると、コンデンサ125による検出信号のチャージが遅延に起因して検出信号が正常にホールドできなくなることが極めて生じやすくなる。この点、本実施形態では、このようにマイコン121が大きく高速化しても、コンデンサ125による検出信号のチャージの遅延に起因して検出信号が正常にホールドできなくなることを防止できるので、マイコン121により、出湯サーミスタ111からの検出信号を正常に検出できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
上記実施形態では、出湯温度を検出する出湯サーミスタ111の検出信号がマイコン121のアナログ入力ポート121aに入力され、その検出信号の入力ラインL2にボルテージフォロア回路126が設けられる構成が例示された。しかしながら、燃焼動作の制御に必要な情報を検出するための検出部は、出湯サーミスタ111以外のセンサ、たとえば、配管108に供給される水の温度を検出するサーミスタ、燃焼器104の燃焼を検出するフレームロッド等であってもよい。
また、上記実施形態では、給湯器100は、風呂の追い炊き機能を備えていないが、風呂の追い炊き機能を備えていてもよい。
さらに、上記実施形態では、給湯器100が例示されたが、本発明は、ガスコンロ、ガスファンヒータなど、給湯器100以外の燃焼装置に適用することができる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜変更可能である。
100 給湯器(燃焼装置)
108 配管(出湯部)
111 出湯サーミスタ(検出部、温度検出部)
121 マイクロコンピュータ
121a アナログ入力ポート
122 アナログ−デジタル変換回路
124 マルチプレクサ回路
125 コンデンサ
L2 入力ライン

Claims (3)

  1. 燃焼動作を行うために必要な情報を検出するための検出部と、
    前記検出部から出力された検出信号であるアナログ電圧信号が入力される複数のマイクロコンピュータと、を備え、
    前記複数のマイクロコンピュータは、それぞれが、入力された前記アナログ電圧信号をデジタル電圧信号に変換するためのアナログ−デジタル変換回路を含み、当該アナログ−デジタル変換回路の前段に前記アナログ電圧信号をホールドするためのコンデンサが設けられ、
    前記検出部と前記各マイクロコンピュータとの間の入力ラインに、ボルテージフォロア回路が設けられる、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記マイクロコンピュータは、複数のアナログ入力ポートを有し、これらアナログ入力ポートの1つに、前記検出部からの前記アナログ電圧信号が入力され、
    前記複数のアナログ入力ポートと前記コンデンサとの間に、前記マイクロコンピュータのクロック周波数に基づく周波数のクロック信号によりスイッチングされて、前記各アナログ入力ポートと前記コンデンサとを順次接続させるマルチプレクサ回路が設けられ、
    前記クロック周波数が32MHz以上とされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記燃焼動作により生成された湯が出される出湯部をさらに備え、
    前記検出部は、出湯温度を検出するための温度検出部を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼装置。
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