JP2019143751A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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【課題】クランクシャフトに生じる応力集中を抑制する。【解決手段】クランクシャフト6のクランクアーム6cには、溝部22が形成されている。溝部22は、ロアリンク7の平面部16と対向する部分となる突出部23を残すよう肉抜きされた部分であり、クランクジャーナル側からクランクピン側に向かって延びる断面L字型状を呈している。溝部22は、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周の外側に形成されている。また、溝部22は、クランクピン6aよりもクランクジャーナル6bが位置する側に形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、可変圧縮比内燃機関に関する。
例えば、特許文献1には、内燃機関のクランクシャフトにおいて、クランクジャーナルとクランクピンとの接続部分における応力を分散させる構造が開示されている。
特許文献1においては、クランクジャーナルとクランクピンとを接続するクランクアーム(クランクウエブ)のクランクピンとの接続部分の外周の近傍に貫通穴を設けることで、クランクジャーナルとクランクピンとの接続部分における応力を分散して応力を低下させている。
特開2015−197113号公報
しかしながら、上記貫通穴によるクランクアームからの肉抜き量には、強度上の制約がある。
そのため、クランクピンへの入力荷重が大きくなった場合、クランクジャーナルとクランクピンとの接続部分における応力を十分に分散させることができない虞がある。
可変圧縮比内燃機関は、クランクピンの両側にクランクアームを介してクランクジャーナルが配置されたクランクシャフトと、上死点におけるピストンの位置を変更することにより圧縮比を変更可能な複リンク式ピストンクランク機構と、を有する。複リンク式ピストンクランク機構は、クランクピンに回転可能に連結される第1リンク部材を有している。第1リンク部材は、上記クランクピンが貫通するクランクピン貫通穴の開口縁の周囲に、上記クランクピンの中心軸線に対して直交する平面からなる平面部を有している。クランクアームは、上記クランクピンが接続される側の面に溝部を有している。この溝部は、第1リンク部材の平面部と対向する部分となる突出部を残すように肉抜きされた部分であり、クランクアームとクランクピンとの接続部分の外周の外側で、クランクピンよりもクランクジャーナルが位置する側に形成されている。
本発明によれば、溝部によりクランクアームとクランクピンとの接続部分の剛性が低下し、クランクシャフトが変形しやすくなる。
そのため、クランクアームとクランクピンとの接続部分に生じる応力集中を分散させることができる。
本発明の可変圧縮比内燃機関が有する可変圧縮比機構の構成要素を模式的に示した説明図。 ロアリンクの正面図。 クランクシャフトの斜視図。 クランクシャフトの軸方向に沿った断面図。 クランクシャフトとロアリンクとの関係を模式的に示した説明図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の可変圧縮比内燃機関が有する可変圧縮比機構1の構成要素を模式的に示した説明図である。
可変圧縮比内燃機関は、例えばトランスミッション(図示せず)とともにエンジンユニットを構成し、図示せぬエンジンマウントやトルクロッド等の複数の支持部材を介して図示せぬ車体に対して支持される。
可変圧縮比機構1は、ピストン2にピストンピン3を介して一端が連結されたアッパリンク(第2リンク部材)4と、アッパリンク4の他端にアッパピン(第1連結ピン)5を介して連結され、かつクランクシャフト6のクランクピン6aに連結されたロアリンク(第1リンク部材)7と、一端がコントロールピン(第2連結ピン)8を介してロアリンク7に連結されたコントロールリンク(第3リンク部材)9と、コントロールリンク9の他端が連結される偏心軸部10aを有するコントロールシャフト10と、を有している。
つまり、可変圧縮比機構1は、ピストン2とクランクシャフト6のクランクピン6aとを複数のリンクで連係した複リンク式ピストンクランク機構を利用したものである。
アッパリンク4は、一端がピストンピン3に回転可能に取り付けられ、他端がアッパピン5によりロアリンク7の一端側と回転可能に連結されている。
クランクシャフト6は、複数のクランクピン6aとクランクジャーナル6bとを備えており、図示せぬシリンダブロックの主軸受(図示せず)に、クランクジャーナル6bが回転自在に支持されている。クランクピン6aは、クランクジャーナル6bから所定量偏心しており、ここにロアリンク7が回転可能に連結されている。
コントロールリンク9は、一端がコントロールピン8によりロアリンク7の他端側と回転可能に連結されており、他端がコントロールシャフト10の偏心軸部10aに回転可能に取り付けられている。アッパピン5及びコントロールピン8は、ロアリンク7に対して圧入固定されている。
コントロールシャフト10は、クランクシャフト6と平行に配置されるものであって、例えば、シリンダブロック(図示せず)に回転可能に支持される。
つまり、コントロールシャフト10の偏心軸部10aに回転可能に連結されているコントロールリンク9の他端は、機関本体側に揺動可能に支持されていることになる。
可変圧縮比機構1は、コントロールシャフト10を回転させることで偏心軸部10aの位置を可変とすることで、ロアリンク7の自由度を規制するコントロールリンク9を揺動させる。そして、可変圧縮比機構1は、コントロールリンク9を揺動させることで、上死点におけるピストン2の位置を変更し、内燃機関の機械的圧縮比を変更する。
コントロールシャフト10は、例えば、電動モータからなるアクチュエータ等によって回転駆動される。
図2を用いてロアリンク7について詳述する。図2は、ロアリンク7の正面図である。
図2に示すように、ロアリンク7は、クランクピン6aに嵌合する円筒形のクランクピン軸受部11を中央に有している。また、ロアリンク7は、クランクピン軸受部11を挟んで互いにほぼ180°反対側となる位置に、一対のアッパピン軸受部12及び一対のコントロールピン軸受部13を有している。
ロアリンク7は、全体として、菱形に近い平行四辺形をなしている。ロアリンク7は、クランクピン軸受部11の中心を通る分割面14において、アッパピン軸受部12を含むロアリンクアッパ7Aと、コントロールピン軸受部13を含むロアリンクロア7Bと、の2部品に分割して形成されている。
分割面14は、アッパピン軸受部12の中心とコントロールピン軸受部13の中心とを結ぶ直線に沿ったロアリンク幅方向に対して傾斜している。
本実施例では、ロアリンク幅方向におけるアッパピン軸受部12側をロアリンク7の一端側とし、ロアリンク幅方向におけるコントロールピン軸受部13側をロアリンク7の他端側とする。
これらのロアリンクアッパ7A及びロアリンクロア7Bは、クランクピン軸受部11をクランクピン6aに嵌め込んだ上で、互いに逆向きに挿入される一対のボルト(図示せず)によって互いに締結されている。
詳述すると、ロアリンクアッパ7Aとロアリンクロア7Bは、クランクピン軸受部11の両側に配置した2本のボルトによって締結されている。なお、ロアリンクアッパ7Aとロアリンクロア7Bとは、2本以上のボルトで締結するようにしてもよい。
ロアリンク7は、アッパピン軸受部12の中心からクランクピン軸受部11の軸心までの距離と、コントロールピン軸受部13の軸心からクランクピン軸受部11の軸心までの距離が等しくなるよう形成されている。換言すると、ロアリンク7は、アッパピン5の軸心からクランクピン6aの軸心までの距離と、コントロールピン8の軸心からクランクピン6aの軸心までの距離が等しくなるよう形成されている。
ロアリンク7は、クランクピン6aが貫通するクランクピン貫通穴15の開口縁の周囲に、円環状の平面部16を有している。クランクピン貫通穴15は、クランクピン軸受部11に形成されている。
平面部16は、クランクピン貫通穴15の周囲を全周に亙って連続するよう形成される。つまり、平面部16は、図2においてクランクピン貫通穴15周囲の円環状の網掛け部分である。
平面部16は、クランクピン貫通穴15の中心軸に対して直交する平面からなっている。換言すれば、平面部16は、クランクピン6aの中心軸線に対して直交する平面からなっている。
平面部16は、クランクピン貫通穴15の中心軸線に沿った方向で、ロアリンク7の最も外側に位置している。
平面部16は、ロアリンク7のスラスト方向の移動を規制するスラスト面として機能する。
なお、本実施例では、ロアリンク7の表面及び裏面の全面が、肉抜きされた部分を除いて平面部16と同一平面上に位置するよう形成されている。
なお、図2おける17は、クランクピン6aと接する軸受メタルである。また、クランクピン貫通穴15の内周面は、軸受メタル17の支持面となる。
図3〜図5を用いて、クランクシャフト6について詳述する。図3は、クランクシャフト6の斜視図である。図4は、クランクシャフト6の軸方向に沿った断面図である。図5は、クランクシャフト6とロアリンク7との関係を模式的に示した説明図である。
クランクシャフト6は、クランクピン6aの両側にクランクアーム6cを介してクランクジャーナル6bが配置された構成となっている。
また、一部のクランクアーム6cには、バランスウェイト6dがクランクピン6aの反対側に形成されている。
クランクアーム6cは、クランクピン6aが接続されるクランクピン側の第1面20と、クランクジャーナル6bが接続されるクランクジャーナル側の第2面21と、を有している。
クランクピンにコンロッドの大端部が回転可能に取り付けられる一般的な内燃機関においては、ピストンストロークを大きくする場合、クランクピン中心軸とクランクジャーナル中心軸との距離を広げる必要がある。
一方、複リンク式ピストンクランク機構を利用した可変圧縮比内燃機関においては、クランクピン中心軸とクランクジャーナル中心軸との距離を広げなくても、ピストンストロークを大きくすることが可能となる。
クランクピン中心軸とクランクジャーナル中心軸との距離が短いクランクシャフトは、相対的に剛性が高く、クランクピンに荷重入力があった際に変形しにくい。そのため、クランクピン中心軸とクランクジャーナル中心軸との距離が短いクランクシャフトは、クランクピンに荷重入力があった際に、クランクピンとクランクアームとの接続部分の外周に作用する応力が高くなる虞がある。
また、複リンク式ピストンクランク機構を利用した可変圧縮比内燃機関においては、リンク構造によっては、クランクピンへの入力荷重が増加する。例えば、ピストンストロークを大きくするために、アッパピン軸受部12とクランクピン軸受部11との距離が長くなるようにロアリンク7を構成すると、これら両軸受部間の距離が長くなるほどより大きな荷重がクランクピン6aに入力される。そのため、クランクピン6aとクランクアーム6cとの接続部分の外周に過大な応力集中が生じる虞がある。
そこで、本実施例では、クランクアーム6cの所定位置にクランクシャフト6に必要な強度を損なわないように溝部22を設定することで、クランクシャフト6の強度を維持しつつ、クランクピン6aとクランクアーム6cとの接続部分の剛性を相対的に低下させ、クランクピン6aとクランクアーム6cとの接続部分の外周に生じる応力集中を抑制する。
溝部22は、クランクシャフト6の両側の端部に位置するクランクアーム6cの第1面20に、例えばドリル等も用いた機械加工により形成されている。
溝部22は、ロアリンク7の平面部16と対向する部分となる突出部23を残すよう肉抜きされた部分であり、クランクジャーナル側からクランクピン側に向かって延びる断面L字型状を呈している。
つまり、突出部23は、クランクシャフト軸方向で溝部22のクランクピン側に隣接している。さらに言えば、突出部23は、溝部22による肉抜きの結果形成されたものとも言える。
溝部22は、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周の外側に形成されている。また、溝部22は、クランクピン6aよりもクランクジャーナル6bが位置する側に形成されている。換言すると、溝部22は、クランクシャフト軸方向視で、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周よりもクランクジャーナル6bが位置する側に形成されている。
クランクシャフト6は、このような溝部22をクランクアーム6cに形成することによって、クランクピン6aとクランクアーム6cとの接続部分の剛性を低下させることができる。そのため、クランクシャフト6は、クランクピン6aとクランクアーム6cとの接続部分の外周付近に生じる応力集中を分散させることができる。また、クランクシャフト6は、突出部23により捩り剛性を向上させることができる。
溝部22は、図5に示すように、第1面20に直線状に連続して開口するよう形成されている。詳述すると、溝部22は、クランクシャフト軸方向視で、クランクアーム6cに接続されるクランクジャーナル6bの中心軸と、クランクアーム6cに接続されるクランクピン6aの中心軸と、を結ぶ直線を横切るように形成されている。
溝部22は、図4、図5に示すように、クランクアーム6cとクランクジャーナル6bとが重なり合う範囲に形成されている。
換言すると、溝部22は、クランクジャーナル6bに接する所定の平面F1よりもクランクアーム6cに接続されたクランクピン6aの中心軸側に位置するよう形成されている。
所定の平面F1は、クランクアーム6cに接続されたクランクピン6aの中心から最も離れた位置でクランクジャーナル6bに接するものであり、クランクアーム6cに接続されたクランクピン6aとは反対側に位置している。
詳述すると、溝部22は、クランクジャーナル側の開口端22aの位置(図4、図5における下方側の開口端22aの位置)が、所定の基準線Pまたは所定の基準線Qよりもクランクピン6aの中心軸側に位置するよう形成されている。なお、基準線P及び基準線Qは、上記平面F1に含まれるものである。
基準線Pは、図4に示すように、クランクピン6aの中心から最も離れたクランクピン6aの反対側の位置でクランクジャーナル6bに接する直線である。
基準線Qは、図5に示すように、クランクシャフト軸方向視で、クランクピン6aの中心とクランクジャーナル6bの中心とを通る直線に対して直交し、クランクピン6aと重ならない位置でクランクジャーナル6bに接する直線である。
なお、クランクシャフト6に生じる振動が小さい場合には、基準線Pあるいは基準線Qを越えたクランクジャーナル6bの外周側に、溝部22のクランクジャーナル側の開口端22aの位置を設定することも可能である。すなわち、クランクシャフト6に生じる振動が小さい場合には、所定の平面F1よりもクランクジャーナル6bの外周側に、溝部22のクランクジャーナル側の開口端22aの位置を設定することも可能である。この場合には、クランクシャフト6の更なる軽量化が可能となる。但し、バランスウェイト6dとして機能する部分には、溝部22が形成されないようにする必要がある。
溝部22は、クランクピン6aに近づくほど、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分を通りクランクピン6aの中心軸線に直交する所定の平面F2に対して遠ざかるように傾斜する第1傾斜面24及び第2傾斜面25を有している。
第1傾斜面24は、第1面20と連続するよう形成されている。
第2傾斜面25は、第1傾斜面24を介して第1面20と連続するよう形成されている。第2傾斜面25は、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分を通りクランクピン6aの中心軸線に直交する所定の平面F2に対する傾きが第1傾斜面24よりも小さくなるよう形成されている。
溝部22は、このような第1傾斜面24及び第2傾斜面25を有するよう形成されている。そのため、クランクシャフト6は、クランクアーム6cの剛性を確保しつつ、クランクジャーナル6bの中心軸から離れた場所にバランスウェイトとして機能する質量を確保することができる。
また、溝部22は、第1面20と連続するとともに、第1面20に対して傾斜した第1傾斜面24及び第2傾斜面25を有しているので、クランクアーム6cの剛性を確保しつつ、容易に加工することができる。
突出部23は、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周に隣接(連続)して形成されている。突出部23は、ロアリンク7の平面部16と対向する側面26を有している。突出部23は、クランクピン6a側の側面26がクランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周に接続されている。換言すると、突出部23は、クランクアーム6cとクランクピン6aとの接続部分の外周からクランクジャーナル6bの中心軸線に向かって延びる舌片状の突起である。
突出部23のクランクピン6a側の側面26は、ロアリンク7の平面部16と接することで、ロアリンク7のスラスト方向の移動を規制可能となっている。
突出部23の先端は、図5に示すように、直線状に連続するよう形成されている。詳述すると、突出部23の先端は、クランクシャフト軸方向視で、クランクアーム6cに接続されるクランクジャーナル6bの中心軸と、クランクアーム6cに接続されるクランクピン6aの中心軸と、を結ぶ直線を横切るように連続するよう形成されている。
突出部23は、クランクシャフト軸方向視で、当該突出部23長手方向の中央部分がロアリンク7のリンク姿勢によらずロアリンク7の平面部16と対向して支持可能となるように形成されている。突出部23の先端は、溝部22のクランクピン側の開口端22bとなる。
クランクシャフト6は、クランクアーム6cに溝部22を形成した際に、突出部23の先端が直線状に連続するよう形成されるので、溝部22による肉抜きによって剛性の低下と軽量化を図りつつ、捩り剛性を向上させることができる。
上述した実施例においては、溝部22及び溝部22に付随して形成される突出部23が、クランクシャフト6の両側の端部に位置するクランクアーム6cにのみ形成されているが、クランクシャフト6の両側の端部に位置するクランクアーム6cに加えて、クランクシャフト6の中央部分(中間部分)に位置するクランクアーム6cに溝部22及び突出部23を形成することも可能である。
1…可変圧縮比機構
6…クランクシャフト
6a…クランクピン
6b…クランクジャーナル
6c…クランクアーム
6d…カウンタウェイト
7…ロアリンク
7A…ロアリンクアッパ
7B…ロアリンクロア
8…コントロールピン
15…クランクピン貫通穴
16…平面部
20…第1面
21…第2面
22…溝部
23…突出部
24…第1傾斜面
25…第2傾斜面
26…側面

Claims (5)

  1. クランクピンの両側にクランクアームを介してクランクジャーナルが配置されたクランクシャフトと、
    上死点におけるピストンの位置を変更することにより圧縮比を変更可能な複リンク式ピストンクランク機構と、を有する可変圧縮比内燃機関であって、
    上記複リンク式ピストンクランク機構は、ピストンと上記クランクピンとを連係する複数のリンク部材を有し、
    上記複数のリンク部材のうち、上記クランクピンに回転可能に連結される第1リンク部材は、上記クランクピンが貫通するクランクピン貫通穴の開口縁の周囲に、上記クランクピンの中心軸線に対して直交する平面からなる平面部を有し、
    上記クランクアームは、上記クランクピンが接続される側の面に溝部を有し、
    上記溝部は、上記第1リンク部材の平面部と対向する部分となる突出部を残すように肉抜きされた部分であり、上記クランクアームと上記クランクピンとの接続部分の外周の外側で、上記クランクピンよりも上記クランクジャーナルが位置する側に形成されていることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 上記溝部は、直線状に連続して開口するよう形成され、
    上記突出部の先端は、直線状に連続するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
  3. 上記溝部は、上記クランクピンの中心から最も離れた上記クランクピンの反対側の位置で上記クランクジャーナルに接する平面よりも上記クランクピンの中心軸側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の可変圧縮比内燃機関。
  4. 上記溝部は、上記クランクピンに近づくほど、上記クランクアームと上記クランクピンとの接続部分を通り上記クランクピンの中心軸線に直交する平面に対して遠ざかるように傾斜する第1傾斜面及び第2傾斜面を有し、
    上記第1傾斜面は、上記クランクアームの上記クランクピンが接続される側の面と連続するよう形成され、
    上記第2傾斜面は、上記第1傾斜面を介して上記クランクアームの上記クランクピンが接続される側の面と連続するとともに、上記クランクアームと上記クランクピンとの接続部分を通り上記クランクピンの中心軸線に直交する平面に対する傾きが上記第1傾斜面よりも小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  5. 上記溝部及び上記突出部は、上記クランクシャフトの両側の端部に位置するクランクアームに形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
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