JP2019143107A - 潤滑油組成物、潤滑油組成物の製造方法及び駆動系機器 - Google Patents

潤滑油組成物、潤滑油組成物の製造方法及び駆動系機器 Download PDF

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Abstract

【課題】耐摩耗性及び酸化安定性に優れた潤滑油組成物、該潤滑油組成物の製造方法及び該潤滑油組成物を用いた駆動系機器を提供する。【解決手段】基油と、所定のリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物、該潤滑油組成物の製造方法、及び該潤滑油組成物を用いた駆動系機器である。【選択図】なし

Description

本発明は、潤滑油組成物、潤滑油組成物の製造方法及び駆動系機器に関する。
緩衝器、変速機、パワーステアリング等の駆動系機器、エンジン、油圧作動等の様々な用途に用いられる潤滑油組成物には、各用途に応じた特性が求められている。潤滑油組成物の特性は、使用する基油の性状、添加剤の種類等に大きく左右される場合が多く、要求された特性を発現し得る潤滑油組成物を製造するために、基油及び添加剤の開発、またこれらの配合の開発等が広く行われている。
例えば、緩衝器は、四輪車、二輪車等の自動車の駆動系機器として用いられるほか、住宅の耐震機構等の幅広い分野で用いられる機器である。緩衝器に用いられる潤滑油組成物は、緩衝器内に充填され、ピストンが伸縮する際に流体抵抗を生じ、自動車用緩衝器であれば路面から車体に伝わる振動、住宅用緩衝器であれば地震等による振動、を減衰する性能とともに、緩衝器内の摺動箇所を潤滑する性能が要求される。
自動車用緩衝器の場合、潤滑箇所としては、ロッド−ブッシュ間、ロッド−オイルシール間、インナーチューブ−ピストンバンド間等があり、これらの箇所における摩擦特性を最適化することにより、自動車の乗り心地を制御するとともに、部品の摩擦及び摩耗を防止し、耐久性が得られることとなる。例えば、特許文献1には、基油として水素化改質鉱油、合成油を使用し、高分子量のポリ(メタ)アクリレート等の粘度指数向上剤を特定量で用いたショックアブソーバー油組成物が開示されている。
特開2005−314609号公報
ところで、ピストンバンドには、強化材としてガラス繊維が配合されていると、このガラス繊維の配合に起因して、緩衝器の耐久性が低下するといった問題が生じる場合がある。耐久性の低下は、ガラス繊維が配合されたピストンバンドに接するインナーチューブ上に摺動方向に生じる摩耗痕による摩耗量の増加に伴い、インナーチューブ−ピストンバンド間の隙間が広くなることで、減衰性能が低下し、結果として緩衝器の性能が損なわれることで発生するものである。そして、この耐久性の低下は、緩衝器に用いられる潤滑油組成物の耐摩耗性が不足する場合に、顕著となる。すなわち、緩衝器の耐久性を向上させるには、潤滑油組成物の耐摩耗性を向上させて、インナーチューブの摩耗痕の発生を抑制することが重要となる。また、自動車の性能向上とともに、運転条件が年々過酷となってきていることから、潤滑油組成物には、耐摩耗性に加えて、より高い酸化安定性も求められるようになっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐摩耗性及び酸化安定性に優れた潤滑油組成物、該潤滑油組成物の製造方法及び該潤滑油組成物を用いた駆動系機器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に鑑みて鋭意検討の結果、下記の発明により上記課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は、下記の構成を有する潤滑油組成物、該潤滑油組成物の製造方法及び該潤滑油組成物を用いた駆動系機器を提供するものである。
1.基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物。

(一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
2.基油と、上記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを配合する潤滑油組成物の製造方法。
3.基油と、上記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物を用いた駆動系機器。
本発明によれば、耐摩耗性及び酸化安定性に優れた潤滑油組成物、該潤滑油組成物の製造方法及び該潤滑油組成物を用いた駆動系機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態(以後、単に「本実施形態」と称する場合がある。)について説明する。なお、本明細書中において、数値範囲の記載に関する「以上」、「以下」及び「〜」に係る数値は任意に組み合わせできる数値である。
[潤滑油組成物]
本実施形態の潤滑油組成物は、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含むものである。以下、本実施形態の潤滑油組成物が含有し得る各成分について具体的に説明する。

(一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
(リン化合物)
本実施形態の潤滑油組成物は、下記一般式(1)で表されるリン化合物(以下、単に「リン化合物」と称することがある。)を含有することを要する。本実施形態の潤滑油組成物において、前記リン化合物を含有しないと、特に耐摩耗性が低下するため、優れた耐摩耗性及び酸化安定性が同時に得られない。これまで、耐摩耗性を向上させることを目的としてリン酸エステル及び亜リン酸エステル(いずれも、分子中に含まれる全ての炭化水素基と、リン原子と、が酸素原子を介して結合する構造を有するエステル)等の耐摩耗剤が汎用されていたが、これらの耐摩耗剤とジチオリン酸亜鉛と組み合わせると、耐摩耗性は向上するものの酸化安定性が低下することがあり、耐摩耗性と酸化安定性とは二律相反の関係にあった。また、これらの耐摩耗剤とジチオリン酸亜鉛とが反応し、沈殿を生じる場合があり、混合安定性の点でも問題が生じる場合があった。本実施形態の潤滑油組成物は、特定のリン化合物とジチオリン酸亜鉛とを組み合わせることにより、沈殿が生じることがなく、また酸化安定性を維持しつつ耐摩耗性が向上するため、結果として優れた耐摩耗性と酸化安定性とを両立することを可能とした。
一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。
11の炭化水素基としては、1価の炭化水素基であれば特に制限はなく、例えば、耐摩耗性を向上させる観点から、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基等が好ましく挙げられ、アルキル基、アルケニル基がより好ましく、アルキル基が更に好ましい。これらの1価の炭化水素基がアルキル基、アルケニル基の場合は直鎖状、分岐状のいずれであってもよく、シクロアルキル基、アリール基は例えばデカリル基、ナフチル基等の多環式の基であってもよい。また、これらの1価の炭化水素基は、水酸基、カルボキシ基、アミノ基、アミド基、ニトロ基、シアノ基等の酸素原子及び/又は窒素原子を含む置換基を有するもの、また窒素原子、酸素原子、ハロゲン原子等により一部が置換されたものであってもよく、1価の炭化水素基がシクロアルキル基、アリール基の場合は更にアルキル基、アルケニル基等の置換基を有していてもよい。
耐摩耗性を向上させる観点から、R11の炭化水素基の炭素数としては、1価の炭化水素基がアルキル基の場合、好ましくは1以上、より好ましくは2以上、更に好ましくは4以上であり、上限として好ましくは24以下、より好ましくは22以下、更に好ましくは20以下であり、1価の炭化水素がアルケニル基の場合、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、上限として好ましくは24以下、より好ましくは22以下、更に好ましくは20以下である。また、1価の炭化水素がシクロアルキル基の場合、炭素数は好ましくは5以上20以下であり、1価の炭化水素がアリール基の場合、炭素数は好ましくは6以上20以下である。
12及びR13は、少なくとも一方が炭化水素基であることを要する。R12及びR13の両方が水素原子であると、優れた耐摩耗性が得られにくくなる。より優れた耐摩耗性を得る観点から、R12及びR13の両方が炭化水素基であることが好ましい。
12及びR13の炭化水素基としては、1価の炭化水素基であれば特に制限なく、R11の炭化水素基として上記例示したものが好ましく挙げられる。R12及びR13の両方が炭化水素基である場合、R12及びR13は同じでも異なっていてもよいが、耐摩耗性を向上させる観点から、同じであることが好ましい。
また、耐摩耗性を向上させる観点から、R12及びR13の炭化水素基の炭素数としては、1価の炭化水素基がアルキル基の場合、好ましくは1以上、より好ましくは2以上であり、上限として好ましくは12以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下である。1価の炭化水素がアルケニル基の場合、好ましくは2以上であり、上限として好ましくは12以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは4以下である。また、1価の炭化水素がシクロアルキル基の場合、炭素数は好ましくは5以上20以下であり、1価の炭化水素がアリール基の場合、炭素数は好ましくは6以上20以下である。
リン化合物の組成物全量基準の含有量は、耐摩耗性及び酸化安定性をより効率的に向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、上限として好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
(ジチオリン酸亜鉛)
本実施形態の潤滑油組成物は、ジチオリン酸亜鉛を含むことを要する。本実施形態の潤滑油組成物において、ジチオリン酸亜鉛を含有しないと、特に酸化安定性が低下するため、優れた耐摩耗性及び酸化安定性が同時に得られない。本実施形態の潤滑油組成物に用いられるジチオリン酸亜鉛は、以下の一般式(2)で表されるものが好ましく挙げられる。
一般式(2)中、R21〜R24は各々独立に炭化水素基を示す。炭化水素基としては、1価の炭化水素基であれば特に制限はなく、例えば、酸化安定性を向上させる観点から、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基等が好ましく挙げられ、アルキル基、アリール基がより好ましく、アルキル基が更に好ましい。すなわち、本実施形態で用いられるジチオリン酸亜鉛としては、ジアルキルジチオリン酸亜鉛、ジアリールジチオリン酸亜鉛がより好ましく、ジアルキルジチオリン酸亜鉛が更に好ましい。
21〜R24のアルキル基、アルケニル基は直鎖状、分岐状のいずれであってもよいが、より優れた酸化安定性を得る観点から、第一級、第二級のものが好ましく、中でも第一級アルキル基、第二級アルキル基が好ましく、第一級アルキル基がより好ましい、すなわち本実施形態で用いられるジアルキルジチオリン酸亜鉛としては、中でも第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛、第二級ジアルキルジチオリン酸亜鉛が好ましく、第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛がより好ましい。
21〜R24のシクロアルキル基、アリール基は、例えばデカリル基、ナフチル基等の多環式の基であってもよい。
また、これらの1価の炭化水素基は、上記R11〜R13が有し得る置換基として例示した置換基を有していてもよく、窒素原子、酸素原子、ハロゲン原子等により置換されたものであってもよい。
酸化安定性を向上させる観点から、R21〜R24の炭化水素基の炭素数としては、1価の炭化水素基がアルキル基の場合、好ましくは1以上、より好ましくは2以上、更に好ましくは3以上であり、上限として好ましくは24以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは12以下であり、1価の炭化水素がアルケニル基の場合、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、上限として好ましくは24以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは12以下である。また、1価の炭化水素がシクロアルキル基の場合、炭素数は好ましくは5以上、上限として好ましくは20以下であり、1価の炭化水素がアリール基の場合、炭素数は好ましくは6以上、上限として好ましくは20以下である。
ジチオリン酸亜鉛の組成物全量基準の含有量は、酸化安定性をより効率的に向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上である。また、耐摩耗性をより向上させる観点から、上限として好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
(基油)
本実施形態の潤滑油組成物に含まれる基油としては、鉱油、合成油のいずれであってもよい。
鉱油としては、パラフィン基系、ナフテン基系、中間基系の原油を常圧蒸留して得られる常圧残油;該常圧残油を減圧蒸留して得られた留出油;該留出油を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製等のうちの1つ以上の処理を行って精製した鉱油、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュートラル油、重質ニュートラル油、ブライトストック、またフィッシャー・トロプシュ法等により製造されるワックス(GTLワックス)を異性化することで得られる鉱油等が挙げられる。
また、鉱油としては、API(米国石油協会)の基油カテゴリーにおいて、グループ1、2、3のいずれに分類されるものでもよいが、スラッジ生成をより抑制することができ、また粘度特性、酸化劣化等に対する安定性を得る観点から、グループ2、3に分類されるものが好ましい。
合成油としては、例えば、ポリブテン、エチレン−α−オレフィン共重合体、α−オレフィン単独重合体又は共重合体等のポリα−オレフィン類;ポリオールエステル、二塩基酸エステル、リン酸エステル等の各種エステル油;ポリフェニルエーテル等の各種エーテル;ポリグリコール;アルキルベンゼン;アルキルナフタレン等が挙げられる。
本実施形態においては、基油は、少なくとも一種の鉱油、少なくとも一種の合成油、又は少なくとも一種の鉱油と少なくとも一種の合成油とを混合した混合油でもよい。本実施形態においては、安価であり、より優れた粘度特性、蒸発しにくい性状、及び低粘度化による省燃費性能を得る観点から、鉱油が好ましい。
基油の粘度については特に制限はないが、高温時の焼付き防止の観点から、40℃動粘度は、3mm/s以上が好ましく、5mm/s以上がより好ましく、7mm/s以上が更に好ましい。また、低温流動性の確保の観点から、35mm/s以下が好ましく、25mm/s以下がより好ましく、20mm/s以下が更に好ましい。これと同様の観点から、基油の100℃動粘度は、1mm/s以上が好ましく、1.5mm/s以上がより好ましく、2mm/s以上が更に好ましい。また上限は、15mm/s以下が好ましく、10mm/s以下がより好ましく、5mm/s以下が更に好ましい。
また、基油の粘度指数は、85以上が好ましく、90以上がより好ましく、100以上が更に好ましい。本明細書において、動粘度、及び粘度指数は、JIS K 2283:2000に準拠し、ガラス製毛管式粘度計を用いて測定した値である。基油の動粘度、粘度指数が上記範囲内であると、潤滑油組成物としてより適正な粘度を有するものとなり、また耐摩耗性及び酸化安定性が向上する。
基油の組成物全量基準の含有量は、潤滑油組成物としてより適正な粘度を有するものとし、また耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点から、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは85質量%以上である。また上限として好ましくは99.9質量%以下、より好ましくは99質量%以下であり、更に好ましくは98質量%以下である。
(その他添加剤)
本実施形態の潤滑油組成物は、上記基油、リン化合物、及びジチオリン酸亜鉛を含むものであり、基油、リン化合物、及びジチオリン酸亜鉛からなるものであってもよいし、また、基油、リン化合物、及びジチオリン酸亜鉛以外に、例えば、粘度指数向上剤、分散剤、酸化防止剤、極圧剤、金属不活性化剤、消泡剤、摩擦低減剤、油性剤等のその他添加剤を含むものであってもよい。これらのその他添加剤は、単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。
これらのその他添加剤の合計含有量は、所望に応じて適宜決定すればよく、特に制限はないが、その他添加剤を添加する効果を考慮すると、組成物全量基準で、好ましくは0.10質量%以上、より好ましくは0.20質量%以上、更に好ましくは0.30質量%以上であり、上限として好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
粘度指数向上剤としては、例えば、質量平均分子量(Mw)が好ましくは500〜1,000,000、より好ましくは5,000〜800,000、更に好ましくは10,000〜700,000の非分散型ポリメタクリレート、分散型ポリメタクリレート等のポリメタクリレート;質量平均分子量(Mw)が好ましくは800〜300,000、より好ましくは10,000〜200,000、更に好ましくは20,000〜150,000のオレフィン系共重合体(例えば、エチレン−プロピレン共重合体等)、分散型オレフィン系共重合体、スチレン系共重合体(例えば、スチレン−ジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体等)等の重合体;などが挙げられる。
分散剤としては、例えば、ホウ素非含有コハク酸イミド類、ホウ素含有コハク酸イミド類、ベンジルアミン類、ホウ素含有ベンジルアミン類、コハク酸エステル類、脂肪酸あるいはコハク酸で代表される一価又は二価カルボン酸アミド類等の無灰系分散剤が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ジフェニルアミン系酸化防止剤、ナフチルアミン系酸化防止剤等のアミン系酸化防止剤;モノフェノール系酸化防止剤、ジフェノール系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤等のフェノール系酸化防止剤;三酸化モリブデン及び/又はモリブデン酸とアミン化合物とを反応させてなるモリブデンアミン錯体等のモリブデン系酸化防止剤;などが挙げられる。
極圧剤としては、硫化油脂、硫化脂肪酸、硫化エステル、硫化オレフィン、ジヒドロカルビルポリサルファイド、チアジアゾール化合物、アルキルチオカルバモイル化合物、チオカーバメート化合物等の硫黄系極圧剤;ジアルキルチオカルバミン酸亜鉛(Zn−DTC)、ジアルキルチオカルバミン酸モリブデン(Mo−DTC)等の硫黄−窒素系極圧剤;ジアルキルジチオリン酸モリブデン(Mo−DTP)等の硫黄−リン系極圧剤;などが挙げられる。
また、金属不活性化剤としては、ベンゾトリアゾール系、トリルトリアゾール系、チアジアゾール系、及びイミダゾール系化合物等が挙げられ、消泡剤としては、シリコーン油、フルオロシリコーン油等のシリコーン系消泡剤、フルオロアルキルエーテル等のエーテル系消泡剤が挙げられ、摩擦低減剤としては、例えば脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アミン、脂肪族アミン塩、脂肪族アミド等が挙げられ、また油性剤としてはグリセロールモノオレエート、グリセロールジオレエート等のグリセロールエステル等が挙げられる。
(潤滑油組成物の各種物性)
本実施形態の潤滑油組成物の40℃における動粘度は、高温時の焼付き防止、及び低温流動性の確保の観点から、好ましくは5mm/s以上35mm/s以下、より好ましくは7mm/s以上25mm/s以下、更に好ましくは9mm/s以上15mm/s以下である。これと同様の観点から、本実施形態の潤滑油組成物の100℃における動粘度は、好ましくは0.5mm/s以上15mm/s以下、より好ましくは1mm/s以上10mm/s以下、更に好ましくは1.5mm/s以上5mm/s以下である。また、本実施形態の潤滑油組成物の粘度指数は、好ましくは85以上、より好ましくは90以上、更に好ましくは100以上である。
本実施形態の潤滑油組成物のリン原子の含有量について、組成物に含まれる全リン原子含有量をP(質量%)とし、リン化合物に由来のリン原子含有量をP(質量%)としたときに、該全リン原子含有量に対するリン化合物由来のリン原子含有量の割合P/Pは、より効率的に耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点から、好ましくは50%以下、より好ましくは45%以下、更に好ましくは40%以下、特に好ましくは35%以下であり、下限としては、コスト面から少なければ少ないほど好ましいが、リン化合物の使用効果の観点から、通常1%以上、好ましくは5%以上である。
(潤滑油組成物の用途)
本実施形態の潤滑油組成物は、耐摩耗性及び酸化安定性に優れるものであるため、例えば、緩衝器、変速機、パワーステアリング等の駆動系機器用、エンジン用、油圧作動用、タービン用、圧縮機用、工作機械用、切削用、ギヤ用、流体軸受け用、転がり軸受け用等の様々な用途に好適に用いられる。中でも、耐摩耗性及び酸化安定性に優れるという特徴を考慮すると、駆動系機器に用いられることが好ましく、緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器に用いられることがより好ましい。
また、特に優れた耐摩耗性を有効に活用する観点から、上記機器で、強化材としてガラス繊維が配合されている部材を有する機器に好適に用いることができ、例えば強化材としてガラス繊維が配合されているピストンバンドを部材として有し、インナーチューブ−ピストンバンド間の潤滑が必要となる緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器に好適に用いられる。
[潤滑油組成物の製造方法]
本実施形態の潤滑油組成物の製造方法は、基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを配合することを特徴とするものである。

(一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
本実施形態の潤滑油組成物の製造方法において、基油、リン化合物、ジチオリン酸亜鉛は、本実施形態の潤滑油組成物に含まれるものとして説明したものと同じであり、これらの含有量は、本実施形態の潤滑油組成物における含有量として説明したものと同じである。また、本実施形態の潤滑油組成物の製造方法において、基油、リン化合物、ジチオリン酸亜鉛以外の成分、例えば本実施形態の潤滑油組成物に含み得る成分として説明したその他添加剤を配合してもよい。
潤滑油組成物を製造するに際し、基油とリン化合物とジチオリン酸亜鉛との配合において、より安定した性状の潤滑油組成物を得る観点から、基油にリン化合物とジチオリン酸亜鉛とを加えることが好ましい。また、これと同様の観点から、その他添加剤を配合する場合、その他添加剤として用いる各種添加剤を、基油とリン化合物とジチオリン酸亜鉛とを配合したものに、逐次配合することが好ましい。
[駆動系機器]
本実施形態の駆動系機器は、基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物を用いることを特徴とするものである。

(一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
本実施形態の駆動系機器に用いられる潤滑油組成物に含まれる基油、リン化合物、ジチオリン酸亜鉛は、本実施形態の潤滑油組成物に含まれるものとして説明したものと同じであり、これらの含有量は、本実施形態の潤滑油組成物における含有量として説明したものと同じである。また、本実施形態の駆動系機器に用いられる潤滑油組成物には、基油、リン化合物、ジチオリン酸亜鉛以外の成分、例えば本実施形態の潤滑油組成物に含み得る成分として説明したその他添加剤を配合してもよい。
駆動系機器としては、主に緩衝器、変速機、パワーステアリング等が挙げられる。本実施形態の駆動系機器に用いられる潤滑油組成物の特に優れる耐摩耗性を有効に活用する観点から、強化材としてガラス繊維が配合されている部材を有する機器が好ましい。例えば、強化材としてガラス繊維が配合されているピストンバンドを部材として有し、インナーチューブ−ピストンバンド間の潤滑が必要となる緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器が好ましい。
次に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。
潤滑油組成物の性状、性能の測定及び評価は以下の方法で行った。
(1)動粘度
JIS K 2283:2000に準拠し、40℃、100℃における動粘度を測定した。
(2)粘度指数(VI)
JIS K 2283:2000に準拠して測定した。
(3)外観の評価
表1に記載の各成分を60℃にて混合した後、室温下(20℃)にて1日間貯蔵した各実施例及び比較例の潤滑油組成物の外観を目視で確認し、沈殿の発生の有無を評価した。沈殿が発生するものは、混合安定性が低いものであり、潤滑油組成物としての使用に耐えられないものである。
(4)耐摩耗性の評価
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、ボール・オン・ディスク型の往復動摩擦試験機(バウデン・レーベン式)使い、荷重29.4N、温度100℃、すべり速度50mm/s、ストローク10mm、時間30分で摩擦試験を行い、ディスク上の摩耗痕幅を測定した。ボールは、ガラス球(直径12mm)であり、ディスクは材質SPCC−SBである。摩耗痕幅が小さいほど、耐摩耗性に優れているといえる。
(5)酸化安定性の評価
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、JIS K2514−1:2013に準拠するISOT試験にて、該潤滑油組成物に銅板と鉄板を触媒として入れて、試験温度120℃、試験時間24時間、撹拌速度1300rpmとして試料を劣化させた後、銅の溶出量を測定した。銅の溶出量が少ないほど、酸化安定性に優れているといえる。
(実施例1、2、及び比較例1〜5の潤滑油組成物の作製)
下記表1に示す配合処方に従い配合して、潤滑油組成物を作製した。得られた各潤滑油組成物について、上記方法により測定した各性状及び性能の評価結果を表1に示す。
本実施例で用いた表1に示される各成分の詳細は以下の通りである。
・基油1:60N水素化精製油(40℃動粘度:7.83mm/s、100℃動粘度:2.22mm/s、粘度指数:83)
・基油2:70N水素化精製油(40℃動粘度:9.92mm/s、100℃動粘度:2.71mm/s、粘度指数:114)
・リン化合物1:ジエチルステアリルホスホネート(一般式(1)において、R11がステアリル基であり、R12及びR13がエチル基であるリン化合物)
・リン化合物2:モノオレイルアシッドホスフェート
・リン化合物3:トリクレジルホスファイト
・ジチオリン酸亜鉛1:第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛(分子中に炭素数3、4及び6の第一級アルキル基の少なくとも一種のアルキル基を有するものの混合物)
・ジチオリン酸亜鉛2:第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛(分子中に炭素数8及び10の第一級アルキル基の少なくとも一種のアルキル基を有するものの混合物)
・脂肪酸アミド:イソステアリン酸とテトラエチレンペンタミンの反応物である。
・粘度指数向上剤1:ポリメタクリレート(Mw:140,000)
・粘度指数向上剤2:ポリメタクリレート(Mw:550,000)
・その他添加剤:フェノール系酸化防止剤、金属不活性化剤(チアジアゾール等)、シリコーン系消泡剤
表1の結果から、本実施形態の潤滑油組成物は、いずれも沈殿を生じることがなく混合安定性に優れており、また摩耗痕幅が0.55mm以下、好ましくは0.53mm以下と優れた耐摩耗性を有しており、銅の溶出量が10質量ppm以下、好ましくは5質量ppm以下と優れた酸化安定性を有するものであることが確認された。
一方、一般式(1)で表されるリン化合物を含まない比較例1及び2の潤滑油組成物は、摩耗痕幅が0.64mm、0.61mmであり、優れた耐摩耗性を有するものとはいえないものであった。比較例3の潤滑油組成物は、一般式(1)で表されるリン化合物のかわりにオレイルアシッドホスフェート及びトリクレジルホスファイトを配合し、ジチオリン酸亜鉛を配合しなかったものであり、摩耗痕幅は0.52mmと優れた耐摩耗性を有するものであったが、銅の溶出量が105質量ppmと酸化安定性に極めて劣るものであった。比較例4の潤滑油組成物は、一般式(1)で表されるリン化合物のかわりにオレイルアシッドホスフェートを配合したものであるが、オレイルアシッドホスフェートとジチオリン酸亜鉛との反応により沈殿が生じており、潤滑油組成物として使用できるものではなかった(そのため、耐摩耗性及び酸化安定性の評価は行わなかった。)。また、比較例5の潤滑油組成物は、ジチオリン酸亜鉛を配合しなかったものであり、銅の溶出量は2質量ppm以下と優れた酸化安定性を有するものであったが、摩耗痕幅が0.57mmであり、耐摩耗性に優れているとはいえないものであった。

Claims (14)

  1. 基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物。

    (一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
  2. 前記一般式(1)において、R11が炭素数1以上24以下のアルキル基又は炭素数2以上24以下のアルケニル基であり、R12及びR13が各々独立に炭素数1以上12以下のアルキル基又は炭素数2以上12以下のアルケニル基である請求項1に記載の潤滑油組成物。
  3. 前記リン化合物の組成物全量基準の含有量が、0.01質量%以上3質量%以下である請求項1又は2に記載の潤滑油組成物。
  4. 前記ジチオリン酸亜鉛が、ジアルキルジチオリン酸亜鉛である請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  5. 前記ジアルキルジチオリン酸亜鉛が、第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛である請求項4に記載の潤滑油組成物。
  6. 前記第一級ジアルキルジチオリン酸亜鉛が、炭素数が1以上24以下の第一級アルキル基を有する請求項4又は5に記載の潤滑油組成物。
  7. 前記ジチオリン酸亜鉛の組成物全量基準の含有量が、0.01質量%以上3質量%以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  8. 全リン原子含有量P(質量%)に対する、前記リン化合物に由来のリン原子含有量P(質量%)の割合P/Pが50%以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  9. 40℃動粘度が5mm/s以上35mm/s以下である請求項1〜8のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  10. 駆動系機器に用いられる請求項1〜9のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  11. 緩衝器に用いられる請求項1〜10のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
  12. 基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを配合する潤滑油組成物の製造方法。

    (一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
  13. 基油と、下記一般式(1)で表されるリン化合物と、ジチオリン酸亜鉛とを含む潤滑油組成物を用いた駆動系機器。

    (一般式(1)中、R11は炭化水素基、R12及びR13は各々独立に水素原子又は炭化水素基を示し、R12及びR13の少なくとも一方は炭化水素基である。)
  14. 緩衝器である請求項13に記載の駆動系機器。
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