JP2019139084A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】複合機11は、回転運動機構31を備える。回転運動機構31は、第二外歯34、および内歯35が設けられた紙詰まり解除ギア32、第三外歯48、49が設けられており、紙詰まり解除ギア32の内径側において内歯35と第三外歯48、49とが噛み合うよう配置される内径側ギア46、47、サイドカバー19の開放時に第一外歯30と第二外歯34が噛み合い、サイドカバー19の閉塞時に第一外歯30と第二外歯34との噛み合いが解除されるよう設けられる紙詰まり解除ギア32を支持する支持部33、および直線往復運動が可能であり、直線往復運動により内径側ギア46、47を一方方向に回転させるピストン機構51を含む。回転運動機構31は、第一外歯30と第二外歯34との噛み合い時に直線往復運動を回転運動に変換して紙詰まり解除ギア32を一方方向に回転させる。【選択図】図6

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、用紙にトナーを転写して定着させ、装置外に出力する。
ここで、画像形成装置に含まれ、用紙にトナーを定着させる定着装置における紙詰まりの解消に関する技術が、特開平9−34299号公報(特許文献1)、および特開平8−314217号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1に開示の画像形成装置は、加圧によりニップを形成する定着装置を備え、装置本体に対して開閉可能なカバーの開閉動作と前記定着装置のニップ加圧解除動作とを連動させる手段を設けたことを特徴としている。
特許文献2に開示の画像形成装置は、熱ローラー定着装置と、開閉可能な本体カバーとを有する。特許文献2に開示の画像形成装置は、前記定着装置を、画像形成装置本体の駆動系からの駆動力が伝達される駆動位置と、駆動力の伝達が解除される解除位置とに移動可能に設けるとともに、前記本体カバーの開閉に連動して、カバー開時に前記定着装置を前記解除位置に移動させ、カバー閉時に前記定着装置を前記駆動位置に移動させる定着装置移動手段を設けたことを特徴としている。
特開平9−34299号公報 特開平8−314217号公報
特許文献1、および特許文献2によると、カバーの開閉に連動させて定着装置を構成するローラーの加圧を解除することとしている。そして、ユーザーが詰まった用紙を手で引き抜いて取り除く構成としている。しかし、このような構成によれば、ユーザーの手で引き抜く力加減によっては、詰まった用紙が途中で破れたりして、定着装置内に残存するおそれがある。また、このような詰まった用紙の取り除き作業中に未定着のトナーが手に付着することもあり、ユーザーにとって好ましくない。特にカバー開閉時の定着装置付近スペースが狭い場合には、ユーザーの作業が煩雑となってしまう。
この発明の目的は、定着装置内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる画像形成装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する。画像形成装置は、現像部と、転写部と、定着装置と、サイドカバーと、回転運動機構とを備える。現像部は、トナー像を形成する。転写部は、現像部により形成されたトナー像を用紙に転写する。定着装置は、第一外歯が設けられて回転軸に取り付けられる加熱ローラー回転ギアを有し、回転可能な加熱部材である加熱ローラーと、回転可能な加圧部材である加圧ローラーとを含む。定着装置は、加熱ローラーと加圧ローラーとの間に形成される加圧領域をトナー像が転写された用紙が通過することで、トナー像を加熱および加圧して用紙に定着させる。サイドカバーは、定着装置を覆うように配置され、画像形成装置に対して開閉可能に設けられる。回転運動機構は、第二外歯、および内歯が設けられた紙詰まり解除ギア、第三外歯が設けられており、紙詰まり解除ギアの内径側において内歯と第三外歯とが噛み合うよう配置される内径側ギア、サイドカバーを閉塞状態から解放状態にした時に第一外歯と第二外歯が噛み合い、サイドカバーを開放状態から閉塞状態にした時に第一外歯と第二外歯との噛み合いが解除されるよう設けられる紙詰まり解除ギアを支持する支持部、および直線往復運動が可能であり、直線往復運動により内径側ギアを一方方向に回転させるピストン機構を含む。回転運動機構は、第一外歯と第二外歯との噛み合い時に直線往復運動を回転運動に変換して紙詰まり解除ギアを一方方向に回転させる。
このような画像形成装置によると、定着装置で紙詰まりが発生した場合、サイドカバーを開放状態として、第一外歯と第二外歯とが噛み合い、加熱ローラー回転ギアと紙詰まり解除ギアとを噛み合わせられる。そして、回転運動機構に含まれるピストン機構により直線往復運動を回転運動に変換して紙詰まり解除ギアを一方方向に回転させる。そうすると、紙詰まり解除ギアと噛み合っている加熱ローラー回転ギアも一方方向に回転する。その結果、加熱ローラー回転ギアの回転により詰まった用紙が排出されることとなる。この場合、ピストン機構を利用してユーザーの指により直線往復運動を付与することができ、ユーザー自身が加熱ローラーを回転させることはない。したがって、ユーザーは、詰まった用紙を取り除く際に、未定着のトナーで手が汚れることはなく、かつ、用紙が途中で破れたり、引きちぎられたりするおそれが低減される。また、加熱ローラーを直接回転させるようなユーザーの煩雑な作業を回避することができ、かつ、高温となった加熱ローラーにユーザーの手が直接触れることはない。また、サイドカバーの閉塞時には加熱ローラー回転ギアと紙詰まり解除ギアとの噛み合いが解除されるため、画像形成装置の駆動系における運動エネルギーのロスを回避することができる。したがって、このような画像形成装置によると、定着装置内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を概略的に示す斜視図である。 定着装置を示す斜視図である。 図2に示す定着装置の一部をサイド側から見た図である。 図1に示す画像形成装置に備えられる回転運動機構の構成を概略的に示す図であり、サイドカバーが閉塞された状態を示す。 図1に示す画像形成装置に備えられる回転運動機構の構成を概略的に示す図であり、サイドカバーが開放された状態を示す。 図1に示す画像形成装置に備えられる回転運動機構の一部の構成を概略的に示す図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を概略的に示す斜視図である。図1において、矢印Dで示す向きで、フロント側からリア側へ向かう向きを示している。図1を参照して、複合機11は、画像処理に関し、コピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。複合機11は、複合機11の本体側に対して側部に配置され、開閉可能なサイドカバー19を備える。図1に示す状態においては、サイドカバー19は閉塞された状態、すなわち、閉じられた状態である。サイドカバー19は、図1中の矢印Dで示す向きに開放される。なお、図1中、後述する制御部12は、一点鎖線で概略的に示し、後述する画像形成部15は、二点鎖線で概略的に示し、後述する現像部24、転写部21、および後述する定着装置25は、破線で概略的に示している。
複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、給紙カセット16とを備える。制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、画像形成の部数、すなわち、印刷部数や用紙のサイズ、用紙の種類、用紙の搬送速度、画像形成の開始の命令、階調等の画像形成の条件といった画像形成に関するユーザーからの入力を受け付ける。操作部13は、複合機11側から発信される情報やユーザーの入力内容を表示する表示部としての表示画面17を含む。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)18を含む。画像読み取り部14は、ADF18または原稿を載置する載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。給紙カセット16は、複数枚の用紙をその内部に収納することができる。画像形成部15は、現像部24と、転写部21と、定着装置25とを含む。現像部24は、トナー像を形成する。転写部21は、現像部24により形成されたトナー像を用紙に転写する。なお、図1においては、現像部24、および転写部21を同じ破線で示している。定着装置25は、トナー像を加熱および加圧して用紙に定着させる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データやネットワークを介して送信された画像データを基に、給紙カセット16から搬送されてきた用紙に画像を形成して印刷する。なお、上記したサイドカバー19は、閉塞された状態において、複合機11の内部に配置される定着装置25を覆うように配置される。なお、複合機11には、いわゆるインターロック機構が設けられており、サイドカバー19が開放された際には、画像形成部15等への電源の供給は遮断される。
次に、定着装置25の構成について簡単に説明する。図2は、定着装置25を示す斜視図である。図3は、図2に示す定着装置25の一部をサイド側から見た図である。なお、図3においては、図2に示す定着装置25の一部の部材20、23を取り除いた状態で示している。
併せて図2、および図3を参照して、定着装置25は、加熱部材である加熱ローラー26と、加圧部材である加圧ローラー27と、ヒーター28と、回転軸に取り付けられる加熱ローラー回転ギア29と、定着装置25の筐体の一部を構成する部材20、23とを備える。部材23は、複合機11に装着された際にフロント側に配置される。部材20は、板状であって、複合機11に装着された際に複合機11の内方側に配置される。加熱ローラー26は、中空の円筒状であって、回転可能に設けられている。加熱ローラー回転ギア29は、加熱ローラー26の回転軸に取り付けられている。加熱ローラー回転ギア29は、加熱ローラー26の回転軸の一方端部に設けられている。なお、図3において図示は省略しているが、加熱ローラー回転ギア29には、第一外歯が設けられている。加熱ローラー26の内部には、ヒーター28が配置される。加圧ローラー27は、中実の円柱状であって、回転可能に設けられている。加熱ローラー26と加圧ローラー27とはそれぞれ接触して設けられている。加熱ローラー26、および加圧ローラー27は、ヒーター28によって加熱される。加熱ローラー26と加圧ローラー27との間に、トナー像が未定着の用紙が搬送される。そして、回転する加熱ローラー26、および加圧ローラー27の加熱および加圧によりトナー像が用紙に定着される。すなわち、加熱ローラー26、および加圧ローラー27は、それぞれ回転可能であって現像部24によりトナー像が形成された用紙と接触してトナー像を用紙に定着させる。
次に、複合機11に備えられる回転運動機構31の構成について説明する。図4は、図1に示す複合機11に備えられる回転運動機構31の構成を概略的に示す図であり、サイドカバー19が閉塞された状態を示す。図5は、図1に示す複合機11に備えられる回転運動機構31の構成を概略的に示す図であり、サイドカバー19が開放された状態、すなわち、開けられた状態を示す。図6は、図1に示す複合機11に備えられる回転運動機構31の一部の構成を概略的に示す図である。図6は、図4、および図5に図示する紙詰まり解除ギア32を、紙面裏側から見た図に相当する。なお、図4、および図5においては、加熱ローラー回転ギア29、および第一外歯30も図示している。
さらに図4〜図6を参照して、回転運動機構31は、加熱ローラー26を回転させる回転軸22に取り付けられた紙詰まり解除ギア32と、支持部33とを含む。紙詰まり解除ギア32は、定着装置25に紙詰まりが発生した時に、詰まった用紙を取り除く際に使用される。紙詰まり解除ギア32には、第二外歯34が設けられている。なお、紙詰まり解除ギア32には、内歯35も設けられている。回転運動機構31は、直線往復運動を回転運動に変換して紙詰まり解除ギア32を一方方向に回転させる。
支持部33は、サイドカバー19を閉塞状態から解放状態にした時に第一外歯30と第二外歯34とが噛み合い、サイドカバー19を開放状態から閉塞状態にした時に第一外歯30と第二外歯34との噛み合いが解除されるよう設けられる。支持部33は、所定の箇所を回転中心軸37として回転運動が可能な支持棒36を含む。所定の箇所である回転中心軸37は、矢印Dで示す向きまたはその逆の向きに回転する支持棒36の支点であり、支持棒36のちょうど中央に位置する。支持棒36の一方端部38には、紙詰まり解除ギア32が取り付けられている。支持棒36の他方端部39には、第二の付勢部材としての第二の付勢バネ41が設けられている。第二の付勢バネ41は、複合機11の本体の一部、具体的には定着装置25の一部を構成する部材42に取り付けられている。部材42は、部材20、または部材23の一部を構成し、図2において、後述する突起部44等は視認できない状態である。図4に示す状態においては、第二の付勢バネ41は、矢印Dで示す向きに押し縮められ、エネルギーを蓄えた状態である。図5に示す状態においては、第二の付勢バネ41は、自然長となっている。
サイドカバー19には、サイドカバー19の裏面43から突出する突起部44が設けられている。回転運動機構31は、突起部44を含む。突起部44は、サイドカバー19を開放状態から閉塞状態にした時、支持棒36の他方端部39を押圧して回転中心軸37を中心として支持棒36を図5中の矢印Dで示す第一の方向に回転させて、第一外歯30と第二外歯34との噛み合いを解除させる。また、突起部44は、サイドカバー19を閉塞状態から開放状態にした時、支持棒36の他方端部39の押圧状態を解除して回転中心軸37を中心として支持棒36を第一の方向と逆の第二の方向に回転させて、第一外歯30と第二外歯34とを噛み合わせる。
また、回転運動機構31は、二つの内径側ギア46、47と、直線往復運動が可能なピストン機構51とを備える。ピストン機構51の直線往復運動は、図6中の矢印Pで示す向き、またはその逆の向きによって示される。内径側ギア46、47には、それぞれ第三外歯48、49が設けられている。内径側ギア46、47は、それぞれ間隔をあけて紙詰まり解除ギア32の内方側に配置されている。この場合、紙詰まり解除ギア32に設けられた内歯35と、内径側ギア46、47のそれぞれの第三外歯48、49とが噛み合うように配置される。
ピストン機構51は、直線往復運動により内径側ギア46、47を一方方向に回転させる。ピストン機構51は、棒状部52と、棒状部52の一方端部に設けられる押圧部53と、棒状部52から外方側に突出するように設けられる二つの突出部54、55とを含む。棒状部52は、定着装置25の一部によって直線往復運動が可能なように支持されている。突出部54、55は、直線往復運動の方向に対して傾斜して設けられている。この場合、突出部54、55は、それぞれ同じ方向に傾斜している。突出部54の端部56は、第三外歯48と接触するよう設けられている。突出部55の端部57は、第三外歯49と接触するよう設けられている。
棒状部52の他方側の端部には、直線往復運動に沿う方向に付勢する第一の付勢部材としての第一の付勢バネ61が設けられている。すなわち、回転運動機構31は、第一の付勢バネ61を含む。第一の付勢バネ61は、部材42に取り付けられている。図6に示す状態において、第一の付勢バネ61は、自然長である。図6中の矢印Pで示す向きに押し縮められると、付勢力により元の形状に戻ろうとする。
ここで、このような構成を備える複合機11について、定着装置25内で紙詰まりが発生した場合について説明する。用紙の画像を形成している際に紙詰まりが発生すると、複合機11の動作が停止する。そして、表示画面17等において、定着装置25内で紙詰まりが発生したことが報知される。
ユーザーはこの時、定着装置25内で詰まった用紙を取り除こうとサイドカバー19を開放する。そうすると、回転運動機構31は、図4に示す状態から図5に示す状態となり、第一外歯30と第二外歯34が噛み合うこととなる。そして、このような状態から、ユーザーは、ピストン機構51における押圧部53を矢印Pで示す向きに押し下げる。そうすると、二つの突出部54、55のそれぞれの端部56、57により、二つの内径側ギア46、47の第三外歯48、49が押されて、内径側ギア46は、矢印Rで示す向き、内径側ギア47については、矢印Rで示す向きに回転する。その結果、内径側ギア46、47の第三外歯48、49のそれぞれと紙詰まり解除ギア32の内歯35が噛み合っているため、紙詰まり解除ギア32は、図6中の矢印Rで示す向きに回転する。そして、紙詰まり解除ギア32の第二外歯34と加熱ローラー回転ギア29の第一外歯30とが噛み合っているため、加熱ローラー26は回転する。
ある程度、棒状部52が押し下げられた後にユーザーが押圧部53の押圧を開放すると、第一の付勢バネ61の付勢力により、棒状部52が矢印Pと逆の向きに押される。この時、突出部54、55はそれぞれ傾斜して設けられており、端部56、57からの第三外歯48、49への力の伝達は回避され、内径側ギア46、47をそれぞれ矢印Rで示す向きと逆の向き、矢印Rで示す向きと逆の向きに回転させることはない。そして、再び、押圧部53が押圧前に近い位置にまで戻ると、再度ユーザーは押圧部53を矢印Pで示す向きに押す。このようにして、直線往復運動を繰り返す。そして、加熱ローラー26を回転させて、詰まった用紙を取り除くようにする。
すなわち、このような複合機11によると、定着装置25で紙詰まりが発生した場合、サイドカバー19を開放状態として、第一外歯30と第二外歯34とが噛み合い、加熱ローラー回転ギア29と紙詰まり解除ギア32とを噛み合わせられる。そして、回転運動機構31に含まれるピストン機構51により直線往復運動を回転運動に変換して紙詰まり解除ギア32を一方方向に回転させる。そうすると、紙詰まり解除ギア32と噛み合っている加熱ローラー回転ギア29も一方方向に回転する。その結果、加熱ローラー回転ギア29の回転により詰まった用紙が排出されることとなる。この場合、ピストン機構51を利用してユーザーの指により直線往復運動を付与することができ、ユーザー自身が加熱ローラー26を回転させることはない。したがって、ユーザーは、詰まった用紙を取り除く際に、未定着のトナーで手が汚れることはなく、かつ、用紙が途中で破れたり、引きちぎられたりするおそれが低減される。また、加熱ローラー26を直接回転させるようなユーザーの煩雑な作業を回避することができ、かつ、高温となった加熱ローラー26にユーザーの手が直接触れることはない。また、サイドカバー19の閉塞時には加熱ローラー回転ギア29と紙詰まり解除ギア32との噛み合いが解除されるため、複合機11の駆動系における運動エネルギーのロスを回避することができる。したがって、このような複合機11によると、定着装置25内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる。
この場合、紙詰まり解除ギア32は、内歯35を含み、回転運動機構31は、第三外歯48、49が設けられており、紙詰まり解除ギア32の内径側において内歯35と第三外歯48、49とが噛み合うよう配置される内径側ギア46、47と、直線往復運動が可能であり、直線往復運動により内径側ギア46、47を一方方向に回転させるピストン機構51とを含む構成である。したがって、より適切に定着装置25内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる。
また、この場合、ピストン機構51は、直線往復運動が可能に支持される棒状部52と、棒状部52から外方側に突出するように設けられており、その端部が第三外歯48、49と接触して内径側ギア46を回転させる突出部54、55とを含むため、棒状部52、および突出部54、55により、より円滑に定着装置25内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる。
また、この場合、突出部54、55は、棒状部52の直線往復運動の方向に対して傾斜して設けられているため、より効率的に定着装置25内に詰まった用紙を適切に取り除くことができる。
また、この場合、支持部33は、所定の箇所を回転中心軸として回転運動が可能な支持棒36を含み、支持棒36の一方端部38に紙詰まり解除ギア32が取り付けられており、回転運動機構31は、サイドカバー19の裏面43から突出するように設けられ、サイドカバー19を開放状態から閉塞状態にした時に支持棒36の他方端部39を押圧して回転中心軸37を中心として支持棒36を第一の方向に回転させて、第一外歯30と第二外歯34との噛み合いを解除させ、サイドカバー19を閉塞状態から解放状態にした時に支持棒36の他方端部39の押圧状態を解除して回転中心軸37を中心として支持棒36を第一の方向と逆の第二の方向に回転させて、第一外歯30と第二外歯34とを噛み合わせる突起部44を含む構成である。したがって、サイドカバー19の開閉状態と、第一外歯30および第二外歯34の噛み合い状態をより円滑に連動させることができる。
また、回転運動機構31は、支持棒36の他方端部39に設けられ、サイドカバー19を閉塞状態から解放状態にした時に支持棒36を第二の方向に回転させるよう付勢する第二の付勢バネ41を含むため、適切にサイドカバー19の開閉状態と、第一外歯30および第二外歯34の噛み合い状態を連動させることができる。
なお、上記の実施の形態において、ピストン機構51は、棒状部52の端部に設けられ、直線往復運動に沿う方向に付勢するバネやゴム等を備える付勢機構を含んでもよい。付勢部材の一方端部が棒状部52の端部に取り付けられ、付勢機構の他方端部が定着装置25等のいずれかの箇所に固定される。こうすることにより、付勢機構の復元力や反発力を利用して、棒状部52を引き戻す労力を軽減することができる。したがって、棒状部52を直線往復運動させる際のユーザーの負担を軽減して、ユーザーの作業の効率化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態において、内径側ギア46,47は、二つ設けることとしたが、これに限らず、内径側ギア46、47は、複数、すなわち、三つ以上設けられていてもよい。また、一つであってもよい。さらに、突出部54、55についても、複数設けられた内径側ギア46、47に対応して、複数設けられていてもよい。もちろん、一つの突出部54、55の形状をアレンジ等して、複数の内径側ギア46、47を一つの突出部54、55で回転させるよう構成してもよい。
また、上記の実施の形態においては、突出部54、55は、棒状部52の直線往復運動に沿う方向に傾斜して設けられていることとしたが、これに限らず、突出部54、55は、棒状部52の直線往復運動に沿う方向に延びるよう設けることとしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第二の付勢バネ41を備える構成としたが、これに限らず、第二の付勢バネ41を備えない構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、加熱ローラー26の回転軸の一方端部に紙詰まり解除ギア32を設けることとしたが、これに限らず、加熱ローラー26と加圧ローラー27の双方に設けることとしてもよい。さらに、回転方向について、図6中の矢印Rで示す向きと逆向きに回転させる構成としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、定着装置内に詰まった用紙の適切な除去が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 給紙カセット、17 表示画面、18 ADF、19 サイドカバー、21 転写部、22 回転軸、23,42 部材、24 現像部、25 定着装置、26 加熱ローラー、27 加圧ローラー、28 ヒーター、29 加熱ローラー回転ギア、30 第一外歯、31 回転運動機構、32 紙詰まり解除ギア、33 支持部、34 第二外歯、35 内歯、36 支持部、37 回転中心軸、38,39,56,57 端部、41 第二の付勢バネ、43 裏面、44 突起部、46,47 内径側ギア、48,49 第三外歯、51 ピストン機構、52 棒状部、53 押圧部、54,55 突出部、61 第一の付勢バネ。

Claims (8)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    トナー像を形成する現像部と、
    前記現像部により形成された前記トナー像を用紙に転写する転写部と、
    第一外歯が設けられて回転軸に取り付けられる加熱ローラー回転ギアを有し、回転可能な加熱部材である加熱ローラーと、回転可能な加圧部材である加圧ローラーとを含み、前記加熱ローラーと前記加圧ローラーとの間に形成される加圧領域を前記トナー像が転写された前記用紙が通過することで、前記トナー像を加熱および加圧して前記用紙に定着させる定着装置と、
    前記定着装置を覆うように配置され、前記画像形成装置に対して開閉可能に設けられるサイドカバーと、
    第二外歯、および内歯が設けられた紙詰まり解除ギア、第三外歯が設けられており、前記紙詰まり解除ギアの内径側において前記内歯と前記第三外歯とが噛み合うよう配置される内径側ギア、前記サイドカバーを閉塞状態から解放状態にした時に前記第一外歯と前記第二外歯が噛み合い、前記サイドカバーを開放状態から閉塞状態にした時に前記第一外歯と前記第二外歯との噛み合いが解除されるよう設けられる紙詰まり解除ギアを支持する支持部、および直線往復運動が可能であり、直線往復運動により前記内径側ギアを一方方向に回転させるピストン機構を含み、前記第一外歯と前記第二外歯との噛み合い時に直線往復運動を回転運動に変換して前記紙詰まり解除ギアを一方方向に回転させる回転運動機構とを備える、画像形成装置。
  2. 前記ピストン機構は、直線往復運動が可能に支持される棒状部と、
    前記棒状部から外方側に突出するように設けられており、その端部が前記第三外歯と接触して前記内径側ギアを回転させる突出部とを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記突出部は、前記棒状部の直線往復運動の方向に対して傾斜して設けられている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記内径側ギアは、複数設けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 複数設けられた前記内径側ギアに対応して、前記突出部は複数設けられている、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ピストン機構は、前記棒状部の端部に設けられ、前記直線往復運動に沿う方向に付勢する付勢機構を含む、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記支持部は、所定の箇所を回転中心軸として回転運動が可能な支持棒を含み、
    前記支持棒の一方端部に前記紙詰まり解除ギアが取り付けられており、
    前記回転運動機構は、前記サイドカバーの裏面から突出するように設けられ、前記サイドカバーを開放状態から閉塞状態にした時に前記支持棒の他方端部を押圧して前記回転中心軸を中心として前記支持棒を第一の方向に回転させて、前記第一外歯と前記第二外歯との噛み合いを解除させ、前記カバーを閉塞状態から解放状態にした時に前記支持棒の他方端部の押圧状態を解除して前記回転中心軸を中心として前記支持棒を第一の方向と逆の第二の方向に回転させて、前記第一外歯と前記第二外歯とを噛み合わせる突起部を含む、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転運動機構は、前記支持棒の他方端部に設けられ、前記サイドカバーを閉塞状態から解放状態にした時に前記支持棒を前記第二の方向に回転させるよう付勢する付勢部材を含む、請求項7に記載の画像形成装置。
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