JP2008134414A - 画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電装置のフレームへの装着作業性を向上させることが可能な画像形成ユニットを提供する。
【解決手段】この感光体ユニット(画像形成ユニット)Uは、感光体ドラム30を支持するフレーム20に対して前後方向に挿抜される帯電装置40を備えている。帯電装置40には、清掃部材44を駆動するための帯電側ギア45が設けられており、フレーム20には、帯電側ギア45に噛合する駆動側ギア50が設けられている。感光体ユニットUは、帯電装置40を、フレーム20に対して前後方向と略直交する方向に相対移動させて、帯電側ギア45および駆動側ギア50が噛合する噛合姿勢S1と、帯電側ギア45および駆動側ギア50の噛合状態が解除される非噛合姿勢S2との間で姿勢変更可能に支持する支持手段をさらに備えており、帯電装置40は、非噛合姿勢S2にある状態でフレーム20に対して挿抜される。
【選択図】図2
【解決手段】この感光体ユニット(画像形成ユニット)Uは、感光体ドラム30を支持するフレーム20に対して前後方向に挿抜される帯電装置40を備えている。帯電装置40には、清掃部材44を駆動するための帯電側ギア45が設けられており、フレーム20には、帯電側ギア45に噛合する駆動側ギア50が設けられている。感光体ユニットUは、帯電装置40を、フレーム20に対して前後方向と略直交する方向に相対移動させて、帯電側ギア45および駆動側ギア50が噛合する噛合姿勢S1と、帯電側ギア45および駆動側ギア50の噛合状態が解除される非噛合姿勢S2との間で姿勢変更可能に支持する支持手段をさらに備えており、帯電装置40は、非噛合姿勢S2にある状態でフレーム20に対して挿抜される。
【選択図】図2
Description
本発明は、感光体ドラムを支持するフレームに対して感光体ドラムの軸方向に挿抜される帯電装置を備えた画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置に関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置に具備される画像形成ユニットとして、感光体ドラムや、帯電装置、クリーニング装置等をフレームで支持しユニット化することにより構成される感光体ユニットが知られている。このような感光体ユニットは、メンテナンスに備えて、画像形成装置に対して所定方向(例えば、上下方向)に挿脱可能に設けられており、さらに、帯電装置がフレームに対して感光体ドラムの軸方向に挿抜可能に構成されている(例えば、特許文献1)。
帯電装置は、感光体ドラムの周面に電荷を付与する帯電ワイヤ等を清掃するための清掃部材を備えている。また、帯電装置には、清掃部材を駆動するための帯電側ギアが、そのギア軸を当該帯電装置の挿抜方向に沿わせて設けられており、フレームには、帯電側ギアに噛合して帯電側ギアを回転させる駆動側ギアが、そのギア軸を挿抜方向に沿わせて設けられている。
特開2005−43567号公報
上記構成の感光体ユニットにおいて、フレームから抜き取った帯電装置をメンテナンス後に再びフレームに挿入して装着する場合に、帯電側ギアと駆動側ギアとを円滑に且つ速やかに噛合させて、帯電装置のフレームへの装着作業性を向上させたいという要望がある。
本発明は、上記のような要望に応えるためになされたものであり、帯電装置のフレームへの装着作業性を向上させることが可能な画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に記載の画像形成ユニットは、感光体ドラムと、この感光体ドラムを支持するフレームと、前記感光体ドラムの周面に画像形成用の電荷を付与すべく該周面に対向する姿勢で前記フレームに支持される一方、前記フレームに対して感光体ドラムの軸方向に挿抜される帯電装置とを備え、前記帯電装置は、当該帯電装置に具備される帯電ワイヤ等の部材を清掃するための清掃部材を含み、前記帯電装置には、前記清掃部材を駆動するための帯電側ギアが、そのギア軸を帯電装置の挿抜方向に沿わせた状態で設けられ、前記フレームには、前記帯電側ギアに噛合する駆動側ギアが、そのギア軸を前記挿抜方向に沿わせた状態で設けられた画像形成ユニットにおいて、前記帯電装置を、前記フレームに対して前記挿抜方向と略直交する方向に相対移動させて、前記帯電側ギアおよび前記駆動側ギアが噛合する噛合姿勢と、前記帯電側ギアおよび前記駆動側ギアの噛合状態が解除される非噛合姿勢との間で姿勢変更可能に支持する支持手段をさらに備え、前記帯電装置が、前記非噛合姿勢にある状態で前記フレームに対して挿抜されることを特徴とする。
この請求項1に記載の画像形成ユニットでは、上記のように、帯電装置をフレームに対して挿抜方向と略直交する方向に相対移動させることによって、帯電側ギアおよび駆動側ギアの噛合動作および該噛合状態の解除動作を行うように構成したので、帯電装置をフレームに対して挿抜方向に相対移動させることによって上記動作を行う場合と比較して、帯電側ギアおよび駆動側ギアの噛合動作および該噛合状態の解除動作を円滑に且つ速やかに行うことができる。また、帯電側ギアと駆動側ギアとの噛合状態が解除された状態で、帯電装置をフレームに対して挿抜するように構成したので、フレームに対する帯電装置の挿抜動作を容易に行うことができる。これらのことから、帯電装置のフレームへの装着作業を含むメンテナンス性を十分に向上させることができる。
上記請求項1に記載の画像形成ユニットにおいて、好ましくは、前記支持手段は、前記帯電装置の挿入方向端部を前記フレームに支持させる第1支持機構部と、前記帯電装置の抜取方向端部を前記フレームに支持させる第2支持機構部とを含み、前記第1支持機構部は、前記帯電装置の挿入方向端部から挿入方向に突設されたピンと、前記フレームの挿入方向端部に形成され、前記ピンが回転可能に挿入されるピン挿入孔とを有し、前記第2支持機構部は、前記フレームの抜取方向端部から抜取方向に突設されたボスと、前記帯電装置の抜取方向端部に、その開口が挿入方向を向くように形成され、前記ボスが内部で移動可能に嵌入される誘導溝とを有している(請求項2)。このように構成すれば、帯電装置を、第1支持機構部および第2支持機構部を介してフレームに支持させつつ、ピンを支点にフレームに対して回動させることができるので、帯電装置の姿勢変更を容易に行うことができる。また、ボスが誘導溝の内部を移動する構成とすることによって、帯電装置がピンを支点に回動する動作を妨げることなく円滑に行わせつつ帯電装置の抜取方向端部をフレームに支持させることができる。
上記請求項1または2に記載の画像形成ユニットにおいて、好ましくは、前記フレームには、前記挿抜方向に沿って延びるレール溝が設けられており、前記帯電装置には、前記レール溝に係合するレール係合部が設けられている(請求項3)。このように構成すれば、帯電装置をレール溝に沿って円滑に移動させることができるので、帯電装置のフレームに対する挿抜動作を行いやすくなる。
上記請求項3に記載の画像形成ユニットにおいて、好ましくは、前記レール係合部は、前記帯電装置の挿入方向端部に設けられており、前記帯電装置が前記噛合姿勢にある状態では、前記レール溝との係合状態が解除されるとともに、前記フレームの挿入方向端部に当接して前記帯電装置の前記フレームからの抜け止めとして機能する(請求項4)。このように構成すれば、帯電装置が噛合姿勢にあるときにフレームから不用意に抜き取られるのを防止することができる。
上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成ユニットにおいて、好ましくは、前記帯電装置を前記噛合姿勢でロックするロック機構が設けられている(請求項5)。このように構成すれば、噛合姿勢にある帯電装置が不用意に非噛合姿勢に姿勢変更されるのを防ぐことができる。
また、この発明の請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成ユニットを含む画像形成部と、この画像形成部に用紙を供給する用紙貯留部とを備えたことを特徴とする。
この発明の画像形成ユニットおよび画像形成装置によれば、帯電装置をフレームに対して挿抜方向と略直交する方向に相対移動させることによって、帯電側ギアおよび駆動側ギアの噛合動作および該噛合状態の解除動作を行うように構成したので、帯電装置をフレームに対して挿抜方向に相対移動させることによって上記動作を行う場合と比較して、帯電側ギアおよび駆動側ギアの噛合動作および該噛合状態の解除動作を円滑に且つ速やかに行うことができる。また、帯電側ギアと駆動側ギアとの噛合状態が解除された状態で、帯電装置をフレームに対して挿抜するように構成したので、フレームに対する帯電装置の挿抜動作を容易に行うことができる。これらのことから、帯電装置のフレームに対する挿抜作業性を十分に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による感光体ユニットを備えたプリンタの全体構成を示した正面断面図であり、図2〜図8は、感光体ユニットの要部構成を示した図である、また、図9および図10は、感光体ユニットの帯電装置の構成を示した斜視図であり、図11は、感光体ユニットのフレームから前カバーを取り外した状態を示した斜視図である。また、図12〜図15は、それぞれ、帯電装置が非噛合姿勢にある状態を示した図4および図6〜図8に対応する図である。まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による感光体ユニットUが適用されたプリンタ1の全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による感光体ユニットを備えたプリンタの全体構成を示した正面断面図であり、図2〜図8は、感光体ユニットの要部構成を示した図である、また、図9および図10は、感光体ユニットの帯電装置の構成を示した斜視図であり、図11は、感光体ユニットのフレームから前カバーを取り外した状態を示した斜視図である。また、図12〜図15は、それぞれ、帯電装置が非噛合姿勢にある状態を示した図4および図6〜図8に対応する図である。まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による感光体ユニットUが適用されたプリンタ1の全体構成について説明する。
本実施形態のプリンタ(画像形成装置)1は、図1に示すように、箱形の装置本体11内に、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成されて用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とが設けられるとともに、当該装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が設けられることによって構成されている。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1における紙面の左側)から下流側に向けて順次配設された、マゼンタ色の現像剤を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色の現像剤を用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色の現像剤を用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色の現像剤を用いるブラック用ユニット12Kとが備えられている。
そして、各ユニット12M,12C,12Y,12Kは、前後方向(図1の紙面と直交する方向)に延びるドラム心回りに回転可能に設けられた感光体ドラム30の周面に沿うように、当該感光体ドラム30の図1における直下位置から時計方向に向けて帯電装置40、現像装置121、1次転写ローラ122およびクリーニング装置123が配設されるとともに、帯電装置40のさらに下方位置に露光装置124が配設されることによって構成されている。
そして、本実施形態では、感光体ドラム30と、帯電装置40と、クリーニング装置123とがフレーム20(図2参照)によって支持されており、感光体ユニット(画像形成ユニット)Uとしてユニット化されている。従って、フレーム20を装置本体11に対して所定の方向(本実施形態では上下方向)に挿脱することによって、感光体ドラム30、帯電装置40およびクリーニング装置123が一体的に装置本体11に対して着脱されることになる。
感光体ドラム30は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面に強靱で耐摩耗性に優れた極めて平滑なアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。
帯電装置40は、ドラム心回りに時計方向に回転している感光体ドラム30の周面に一様な電荷を形成させるものであり、コロナ放電によって感光体ドラム30の周面に電荷を付与するようになっている。
露光装置124は、コンピュータ等の外部機器から伝送されてきた画像データに基づいて、強弱の付与されたレーザ光を回転している感光体ドラム30の周面に照射し、これによる感光体ドラム30周面のレーザ光が照査された部分の電荷の消去によって当該感光体ドラム30の周面に静電潜像を形成させるものである。
現像装置121は、感光体ドラム30の周面にトナーを供給することによって周面の静電潜像が形成された部分にトナーを付着させ、これによって感光体ドラム30の周面にトナー像を形成させるものである。
そして、各感光体ドラム30は、図1において時計方向に向けて回転しつつ帯電装置40によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザ光が各露光装置124から帯電後の感光体ドラム30の周面に照射されることにより、各感光体ドラム30の周面に静電潜像が形成され、かかる静電潜像に、対応した現像装置121から現像剤が供給されることにより、感光体ドラム30の周面にトナー像が形成されるようになっている。各現像装置121には、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジから現像剤が補給されるようになっている。
また、感光体ドラム30の上方位置には、当該各感光体ドラム30に当接するように駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム30に対応して設けられた前記1次転写ローラ122によって感光体ドラム30の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム30と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回するようになっている。
従って、転写ベルト125が周回することにより当該転写ベルト125の表面に対してマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム30によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行なわれ、次いで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム30によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、次いで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム30によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後にブラック用ユニット12Kの感光体ドラム30によるブラックトナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
クリーニング装置123は、転写処理後の感光体ドラム30の周面に残留しているトナーを取り除いて清浄化するためのものである。このクリーニング装置123には、感光体ドラム30の周面に摺擦する図略の摺擦ローラが設けられ、この摺擦ローラの回転で感光体ドラム30の周面に付着した残留トナーや帯電生成物が擦り落とされる(すなわち、感光体ドラム30の周面が研磨される)ようになっている。このクリーニング装置123によって清浄化された感光体ドラム30の周面は、次の画像形成処理のために再び帯電装置40に向かうことになる。
画像形成部12の図1における右方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14からの用紙Pがこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125に向けて搬送されるようになっている。かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した2次転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と2次転写ローラ113とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写されるようになっている。
定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対して定着処理を施すものであり、内部に加熱源である通電発熱体を備えた加熱ローラ131と、図1における右方で加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、加熱ローラ131および定着ローラ132間に張設された定着ベルト133と、この定着ベルト133を介して定着ローラ132と対向配置された加圧ローラ134とを備えて構成されている。
そして、転写ベルト125と2次転写ローラ113との間のニップ部を通過することにより転写ベルト125のトナー像が転写された状態で定着部13に供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。
定着処理の完了したカラー画像付の用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部15の排紙トレイ151に向けて排出されることになる。
用紙貯留部14は、装置本体11の図1における左側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを備えて構成されている。用紙トレイ142には用紙束P1が貯留されるようになっている。
手差しトレイ141は、用紙Pを1枚ずつ手差し操作で画像形成部12に向けて給紙するためのものであり、普段は装置本体11の左壁面に収納されているが、手差しで給紙するときのみ、図1に示すように、壁面から引き出されて手差し給紙に供されるようになっている。
用紙トレイ142は、上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。この用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における右端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111に向けて繰り出されるようになっており、1枚ずつ繰り出された用紙Pが搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部12における2次転写ローラ113と転写ベルト125との間のニップ部に向けて送り込まれるようになっている。
次に、上記感光体ユニットUの要部構成について説明する。
感光体ユニットUは、図2、図3および図5に示すように、前後方向に長尺なフレーム20に、前述したように感光体ドラム30と、帯電装置40と、クリーニング装置123とが支持されることによって構成されている。そして、本実施形態では、帯電装置40は、フレーム20に対して感光体ドラム30の軸方向、つまり前後方向に挿抜可能に構成されている。
フレーム20は、前方に配された前板21と、後方で前板21に対向配置された後板22と、前板21および後板22の下部間に架設された2つの底板23A,23Bと、前板21に前方から装着される前カバー24とを備えて構成されている。
前板21および前カバー24の下部には、帯電装置40をフレーム20に対して挿抜させる際に通過させる開口21a(図11参照)および24aが各々設けられており、帯電装置40がフレーム20に挿入されている状態では、帯電装置40の前端壁46が開口21aおよび24a内に表出することとなる。また、前板21の前面側の開口21aの上方には、後述する帯電装置40の前端壁46の誘導溝46b(図8,図15参照)と対向する位置に、前方に向けてボス21b(図11参照)が突設されている。
また、前板21の開口21a内の右壁面下部には、山形に屈曲した形状の板バネ(ロック機構)25が取り付けられている。この板バネ25は、後述する帯電装置40の前端壁46の適所に当接して、帯電装置40を噛合姿勢S1(図4,図6参照)および非噛合姿勢S2(図12,図13参照)の各姿勢でロックする機能を有している。
後板22には、図6に示すように、後述する帯電装置40のピン48が挿入されて当該ピン48を回転可能に保持するピン挿入孔22aが設けられている。
底板23A,23Bには、図7および図14に示すように、前後方向に延びるレール溝23aが設けられている。このレール溝23aは、帯電装置40をフレーム20に対して挿抜させる際に帯電装置40を誘導して円滑に移動させるために設けられている。詳細には、レール溝23aは、底板23Aに溝深さ方向が略水平となるように形成された水平溝23bと、溝深さ方向が略垂直となるように水平溝23bの右下方に配された垂直溝23cとにより構成されている。この垂直溝23cは、底板23Aと底板23Bとの間の隙間を利用して形成されている。かかるレール溝23aでは、垂直溝23cの後端が水平溝23bの後端よりも前方に位置しており、かつ垂直溝23cの後端が開放形状となっている。これにより、当該レール溝23aに係合する後述の帯電装置40のレール係合部47aは、レール溝23aの後端において右方向に移動することでレール溝23aとの係合状態を容易に解除することが可能なようになっている。
また、底板23Bの後端には、後述する帯電装置40のレール係合部47aの垂直部47cに当接することで帯電装置40のフレーム20からの抜け止めとして機能する抜止め部23d(図2)が設けられている。
感光体ドラム30は、前板21および後板22の上部間に架設されたドラム軸31回りにドラム本体32が回転可能に軸支されることによって構成されており、図略のドラムモータの駆動により図4における時計方向に向けて回転し得るようになっている。
帯電装置40は、放電面を感光体ドラム30の周面に向けた姿勢でフレーム20の略中央位置に前後方向に延びた状態で設けられている。この帯電装置40は、図9および図10に示すように、前後方向に長尺で、かつ、感光体ドラム30の周面に対向した開口面411を有するシールドケース41と、このシールドケース41に前後方向に延びるように内装されたスパイラルロッド42と、開口面411で前後方向に延びるように張設され、高電圧が印加される複数本の帯電ワイヤ43と、スパイラルロッド42に螺着され、かつ、スパイラルロッド42の軸心回りの回転で前後動することにより帯電ワイヤ43を清掃する清掃部材44と、スパイラルロッド42を軸心回りに駆動回転させる帯電側ギア45と、シールドケース41の前端に固定された前端壁46と、シールドケース41の後端に固定されることにより前端壁46と対向配置された後端壁47と、シールドケース41の後端から後方に後端壁47を貫通して突出するピン48とを備えて構成されている。
シールドケース41は、図7に示すように、直方体状を呈する前後一対の端壁部材(図示せず)と、これら一対の端壁部材間に対向状態で架設された一対のケース板412と、これら一対のケース板412における開口面411と反対側の縁部から互いに対向する方向に向けて突設された前後方向に長尺の一対のガイドレール413と、各ケース板412における感光体ドラム30側の端縁から折り返して形成され、帯電ワイヤ43を両側から覆う一対のグリッド414とを備えて構成されている。
ガイドレール413は、清掃部材44の移動を案内するものであり、一対で後述するフェルト保持部材441を挟持することにより清掃部材44の移動が安定するようになされている。
スパイラルロッド42は、軸心回りに回転可能に前端部が前方の端壁部材に支持されているとともに、後端部が後方の端壁部材を貫通している。このスパイラルロッド42は、帯電側ギア45の駆動によって軸心回りに回転することにより当該スパイラルロッド42に螺着された清掃部材44を移動させ得るようになっている。
清掃部材44は、スパイラルロッド42に螺着されるとともに一対のガイドレール413に挟持されるフェルト保持部材441と、このフェルト保持部材441に保持された帯電ワイヤ43を清掃するためのフェルト材442とを備えて構成されている。
フェルト保持部材441は、スパイラルロッド42が駆動機構50の駆動で軸心回りに正逆回転することにより、前後方向に向けて正逆移動することになる。
フェルト材442は、フェルトが直方体状に成形されることによって形成されている。このフェルト材442は、先端面が各帯電ワイヤ43に当接するように突出量が調節された上で基端側がフェルト保持部材441に嵌め込まれて固定されている。従って、駆動機構50の駆動によるスパイラルロッド42の軸心回りの回転でフェルト保持部材441が前後方向に正逆移動することにより、帯電ワイヤ43に付着している帯電生成物は、フェルト材442によって拭い取られ、これによって帯電ワイヤ43は清浄化する。
帯電側ギア45は、そのギア軸が前後方向となる姿勢でスパイラルロッド42の後端部に取り付けられている。この帯電側ギア45は、ギア軸が前後方向となる姿勢でフレーム20側に設けられた駆動側ギア50と噛合するように構成されており、図略の駆動モータの駆動により回転駆動する駆動側ギア50に伴って回転するようになっている。本実施形態のプリンタ1では、各色に対応する4つの駆動側ギア50が具備されており、これら4つの駆動側ギア50が単一の駆動モータによって回転駆動されるように構成されている。なお、図中では、上記帯電側ギア45および駆動側ギア50を含む各ギアを、歯部を図示しない略式で示している。
前端壁46の下部には、帯電装置40を姿勢変更する際に把持されるレバー部46aが形成されており、前端壁46の後面側には、フレーム20の前板21のボス21bが嵌入される誘導溝46b(図8,図15参照)が形成されている。この誘導溝46bは、正面視でピン48に対応する位置を曲率中心とする円弧状に形成されており、ボス21bが誘導溝46bの内部を移動することによって、帯電装置40がピン48を支点に回動する姿勢変更動作を円滑に行わせつつ当該帯電装置40の前端部をフレーム20に支持させることが可能なようになっている。
また、前端壁46は、その右端下部が板バネ25の屈曲部位を右側に乗り越えて該板バネ25と係合することによって(図8)、帯電装置40を噛合姿勢S1でロックするとともに、右端下部が板バネ25の屈曲部位を左側に乗り越えて該板バネ25と係合することによって(図15)、帯電装置40を非噛合姿勢S2でロックするようになっている。
後端壁47の左方下部には、レール溝23aに係合するレール係合部47aが形成されている。このレール係合部47aは、水平溝23bに係合する水平部47bと、垂直溝23cに係合する垂直部47cとにより構成されている。上述したように、レール溝23aの垂直溝23cの後端が開放形状となっているため、帯電装置40をフレーム20に完全に挿入した状態では、レール係合部47aの垂直部47cが垂直溝23cによって規制されておらず、これによって帯電装置40の右方向への移動が許容されるようになっている。
この帯電装置40における清掃部材44の駆動方法によれば、図略の駆動モータを駆動させることによる該駆動モータの駆動軸の軸心回りの正逆回転が、アイドルギア等を介して駆動側ギア50に伝達され、この駆動側ギア50のギア軸回りの回転が、帯電側ギア45に伝達される。スパイラルロッド42は、この帯電側ギア45のギア軸回りの一体回転によって軸心回りに回転し、これによって当該スパイラルロッド42に螺着している清掃部材44がシールドケース41に沿って正逆移動することになる。
そして、駆動モータは、正駆動することによりホームポジション(後端壁47の直前方)に位置した清掃部材44をスパイラルロッド42に沿って前端まで移動させた後、逆駆動して清掃部材44をホームポジションまで戻すようになされているため、帯電ワイヤ43は、この清掃部材44の往復動によりフェルト材442によって清掃処理される。
上記のように構成された本実施形態の感光体ユニットUでは、帯電装置40が、フレーム20に対してピン48を支点に回動し、これによって帯電側ギア45および駆動側ギア50が噛合する噛合姿勢S1(図7参照)と、帯電側ギア45および駆動側ギアの噛合状態が解除される非噛合姿勢S2(図14参照)との間で姿勢変更するように支持手段によって支持されている。そして、帯電装置40は、噛合姿勢S1にある状態では、シールドケース41に内装された帯電ワイヤ43が感光体ドラム30の周面に近接対向する近接位置に位置しており、非噛合姿勢S2にある状態では、帯電ワイヤ43が感光体ドラム30の周面から離間する離間位置に位置している。
上記支持手段は、帯電装置40の後端壁47をフレーム20の後板22に支持させる第1支持機構部と、帯電装置40の前端壁46をフレーム20の前板21に支持させる第2支持機構部とを備えて構成されている。
そして、本実施形態では、上記第1支持機構部は、帯電装置40の後端に突設されたピン48と、フレーム20の後板22に形成され、ピン48が回転可能に挿入されるピン挿入孔22aとにより構成されており、上記第2支持機構部は、フレーム20の前板21に前方に向けて突設されたボス21bと、帯電装置40の前端壁46に、その開口が後方を向くように形成され、ボス21bが内部で移動可能に嵌入される誘導溝46bとにより構成されている。
次に、メンテナンス時における帯電装置40のフレーム20に対する挿抜動作に伴う姿勢変更動作について説明する。
まず、作業者は、帯電装置40の前端壁46に設けられたレバー部46aを把持し、板バネ25による帯電装置40を噛合姿勢S1でロックしようとする付勢力に抗しながら、帯電装置40をフレーム20に対して時計方向に回転させる(図4)。
このとき、帯電装置40の後端部は、ピン48がピン挿入孔22a内で回転することによって、ピン48を支点としてフレーム20に対して円滑に回動する(図6)。また、帯電装置40の前端部は、誘導溝46bがフレーム20のボス21bに対して相対的に移動することによって、上記ピン48を支点とする帯電装置40の回転動作を妨げることなく、フレーム20に対して円滑に回動する(図8)。
そして、前端壁46の右端下部が板バネ25を乗り越えることによって、帯電装置40が噛合姿勢S1から非噛合姿勢S2に姿勢変更し、帯電ワイヤ43が感光体ドラム30の周面から離間する。この姿勢変更動作に伴って、帯電側ギア45と駆動側ギア50との係合状態がギア軸と略直交方向に解除され、レール係合部47aの水平部47bが水平溝23bに入り込むとともに、垂直部47cが垂直溝23cに係合可能な位置に移動する。これによって、帯電装置40のレール係合部47aの垂直部47cに対するフレーム20の抜止め部23dの抜け止め機能が解除され、帯電装置40がフレーム20に対して前方に抜取可能となる。そして、帯電装置40のレール係合部47aをフレーム20のレール溝23aに係合させた状態で帯電装置40をフレーム20から抜き取る。
また、フレーム20から抜き取られた帯電装置40を、再びフレーム20に挿入する際には、帯電装置40のレール係合部47aをフレーム20のレール溝23aに係合させた状態で帯電装置40をフレーム20に対して後方へスライド移動させることによりなされる。
そして、帯電装置40の後端のピン48がフレーム20のピン挿入孔22aに挿入されるとともに、フレーム20のボス21bが帯電装置40の誘導溝46bに嵌入されることによって、帯電装置40がフレーム20に完全に挿入されることとなる。
この状態では、レール係合部47aの垂直部47cとレール溝23aの垂直溝23cとの係合状態が解除されており、帯電装置40がフレーム20に対して右方向に移動可能となっている。また、帯電側ギア45が駆動側ギア50に噛合しておらず、帯電装置40は非噛合姿勢S2となっている。
そして、帯電装置40の前端壁46のレバー部46aを把持して、板バネ25による帯電装置40を非噛合姿勢S2でロックしようとする付勢力に抗しながら、帯電装置40をフレーム20に対して反時計方向に回転させる。
そして、前端壁46の右端下部が板バネ25を乗り越えることによって、帯電装置40が非噛合姿勢S2から噛合姿勢S1に姿勢変更し、シールドケース41に内装された帯電ワイヤ43が感光体ドラム30の周面に近接対向する。この姿勢変更動作に伴って、帯電側ギア45が駆動側ギア50に噛合するとともに、レール係合部47aがレール溝23aから抜け出し、これによって垂直部47cに対する抜止め部23dによる抜け止め機能が作用し、帯電装置40がフレーム20に対して前方に抜取不可能となる。
第1実施形態では、上記のように、帯電装置40をフレーム20に対してピン48を支点に前後方向と略直交する方向に回転させることによって、帯電側ギア45および駆動側ギア50の噛合動作および該噛合状態の解除動作を行うように構成したので、帯電装置40をフレーム20に対して前後方向に相対移動させることによって上記動作を行う場合と比較して、帯電側ギア45および駆動側ギア50の噛合動作および該噛合状態の解除動作を円滑に且つ速やかに行うことができる。また、帯電側ギア45と駆動側ギア50との噛合状態が解除された状態で、帯電装置40をフレーム20に対して挿抜するように構成したので、フレーム20に対する帯電装置40の挿抜動作を容易に行うことができる。これらのことから、帯電装置40のフレーム20への装着作業を含むメンテナンス性を十分に向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、帯電装置40を、第1支持機構部および第2支持機構部を介してフレーム20に支持させつつ、ピン48を支点にフレーム20に対して回動させることができるので、帯電装置40の姿勢変更を容易に行うことができる。また、ボス21bが誘導溝46bの内部を移動する構成とすることによって、帯電装置40がピン48を支点に回動する動作を妨げることなく円滑に行わせつつ帯電装置40の前端部をフレーム20に支持させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、帯電装置40をフレーム20のレール溝23aに沿って円滑に移動させることができるので、帯電装置40のフレーム20に対する挿抜動作を行いやすくなる。
また、第1実施形態では、上記のように、帯電装置40が噛合姿勢S1にある状態で、レール係合部47aをフレーム20の後端部に当接させることによって、帯電装置20のフレーム40からの抜け止めを行うように構成したので、帯電装置40が噛合姿勢S1にあるときにフレーム20から不用意に抜き取られるのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、帯電装置40を噛合姿勢S1でロックするための板バネ25を設けることによって、噛合姿勢S1にある帯電装置40が不用意に非噛合姿勢S2に姿勢変更されるのを防ぐことができる。
(第2実施形態)
図16〜図18は、本発明の第2実施形態による感光体ユニットの要部構成を示した図であり、図19は、帯電装置の姿勢を変更させるためのカムを示した斜視図である。また、図20は、帯電装置が非噛合姿勢にある状態を示した図18に対応する図である。
図16〜図18は、本発明の第2実施形態による感光体ユニットの要部構成を示した図であり、図19は、帯電装置の姿勢を変更させるためのカムを示した斜視図である。また、図20は、帯電装置が非噛合姿勢にある状態を示した図18に対応する図である。
この第2実施形態の感光体ユニットUは、帯電装置40のフレーム20に対する姿勢変更動作を、帯電装置40の前端壁46に設けられたレバー部46aによって行うのではなく、帯電装置40とは別体でフレーム20に設けられた回転補助機構60によって行うように構成されている。
すなわち、上記回転補助機構60は、図16〜図18に示すように、フレーム20の前板21および後板22を貫通して架設された回転軸61と、この回転軸61の前板21の直後方および後板22の直前方に各々固着された前側カム62および後側カム63と、回転軸61の前板21の直前方に固着された操作レバー64とにより構成されている。
カム62,63は、縦置き平板状に形成されており、所定部位が帯電装置40のケース板412に左方から当接可能となっている。これらのカム62,63は、ケース板412に押し当って帯電装置40を噛合姿勢S1とする押付け位置(図19(a)参照)と、ケース板412への押圧を解除して帯電装置40を非噛合姿勢S2とする解除位置(図19(b)参照)との間を回転移動可能なように回転軸61に軸支されている。
また、操作レバー64は、フレーム20の前カバー24に形成された突起部(ロック機構)24bを乗り越えることが可能なように可撓性を有している。そして、操作レバー64の上部を前カバー24から離間する方向、すなわち前方に撓み変形させることによって突起部24bを乗り越えさせ、かつ突起部24bによって各乗越え位置で仮固定されることによって、カム62,63を押付け位置および解除位置の両位置でロックすることができるようになっている。
第2実施形態による帯電装置40をフレーム20から抜き取る際には、図18に示す用に、操作レバー64を、その上部を前方に撓み変形させて突起部24bを乗り越えさせながら反時計方向に回動させることによって、回転軸61とともにカム62,63が押付け位置から解除位置に反時計方向に回動する。そして、帯電装置40がフレーム20に対して時計方向に回転して噛合姿勢S1から非噛合姿勢S2に姿勢変更し(図20)、フレーム20に対して前方に抜取可能となる。
また、フレーム20から抜き取られた帯電装置40を、再びフレーム20に挿入する際には、帯電装置40をフレーム20に対して後方へスライド移動させて、帯電装置40の後端のピン48をフレーム20のピン挿入孔22aに挿入するとともに、フレーム20のボス21bを帯電装置40の誘導溝46bに嵌入する。
そして、操作レバー64を、その上部を前方に撓み変形させて突起部24bを乗り越えさせながら時計方向に回動させることによって、回転軸61とともにカム62,63が解除位置から押付け位置に時計方向に回動する。そして、帯電装置40がフレーム20に対して反時計方向に回転して非噛合姿勢S2から噛合姿勢S1に姿勢変更し、フレーム20に対して前方に抜取不可能となる。
第2実施形態では、上記のように、回転補助機構60を用いて容易に帯電装置40を姿勢変更することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
上記の実施形態においては、画像形成装置としてプリンタ1が適用されているが、本発明は、画像形成装置がプリンタ1であることに限定されるものではなく、原稿画像を読み取って用紙に複写する複写機や伝送されてきた画像情報に基づき画像形成処理を行うファクシミリ装置であってもよい。
上記の実施形態においては、感光体ドラム30、帯電装置40およびクリーニング装置123がフレーム20に装着されてユニット化された感光体ユニットUが採用されているが、本発明は、感光体ドラム30、帯電装置40およびクリーニング装置123をユニット化することに限定されるものではなく、感光体ドラム30を支持するフレーム20に対して帯電装置40が感光体ドラム30の軸方向に挿抜される構成であれば、上記以外のユニット構成であってもよい。
上記の実施形態においては、帯電装置40が噛合姿勢S1にある状態で、レール係合部47aの垂直部47cがフレーム20の抜止め部23dに当接することによって、帯電装置40のフレーム20からの抜け止めが行われる構成としたが、これに限らず、抜止め部材を別途設けるようにしてもよい。
1 プリンタ(画像形成装置)
12 画像形成部
14 用紙貯留部
20 フレーム
21b ボス
22a ピン挿入孔
23a レール溝
24b 突起部(ロック機構)
25 板バネ(ロック機構)
30 感光体ドラム
40 帯電装置
43 帯電ワイヤ
44 清掃部材
45 帯電側ギア
46b 誘導溝
47a レール係合部
48 ピン
50 駆動側ギア
S1 噛合姿勢
S2 非噛合姿勢
U 感光体ユニット(画像形成ユニット)
12 画像形成部
14 用紙貯留部
20 フレーム
21b ボス
22a ピン挿入孔
23a レール溝
24b 突起部(ロック機構)
25 板バネ(ロック機構)
30 感光体ドラム
40 帯電装置
43 帯電ワイヤ
44 清掃部材
45 帯電側ギア
46b 誘導溝
47a レール係合部
48 ピン
50 駆動側ギア
S1 噛合姿勢
S2 非噛合姿勢
U 感光体ユニット(画像形成ユニット)
Claims (6)
- 感光体ドラムと、この感光体ドラムを支持するフレームと、前記感光体ドラムの周面に画像形成用の電荷を付与すべく該周面に対向する姿勢で前記フレームに支持される一方、前記フレームに対して感光体ドラムの軸方向に挿抜される帯電装置とを備え、前記帯電装置は、当該帯電装置に具備される帯電ワイヤ等の部材を清掃するための清掃部材を含み、前記帯電装置には、前記清掃部材を駆動するための帯電側ギアが、そのギア軸を帯電装置の挿抜方向に沿わせた状態で設けられ、前記フレームには、前記帯電側ギアに噛合する駆動側ギアが、そのギア軸を前記挿抜方向に沿わせた状態で設けられた画像形成ユニットにおいて、
前記帯電装置を、前記フレームに対して前記挿抜方向と略直交する方向に相対移動させて、前記帯電側ギアおよび前記駆動側ギアが噛合する噛合姿勢と、前記帯電側ギアおよび前記駆動側ギアの噛合状態が解除される非噛合姿勢との間で姿勢変更可能に支持する支持手段をさらに備え、
前記帯電装置が、前記非噛合姿勢にある状態で前記フレームに対して挿抜されることを特徴とする画像形成ユニット。 - 前記支持手段は、前記帯電装置の挿入方向端部を前記フレームに支持させる第1支持機構部と、前記帯電装置の抜取方向端部を前記フレームに支持させる第2支持機構部とを含み、
前記第1支持機構部は、前記帯電装置の挿入方向端部から挿入方向に突設されたピンと、前記フレームの挿入方向端部に形成され、前記ピンが回転可能に挿入されるピン挿入孔とを有し、
前記第2支持機構部は、前記フレームの抜取方向端部から抜取方向に突設されたボスと、前記帯電装置の抜取方向端部に、その開口が挿入方向を向くように形成され、前記ボスが内部で移動可能に嵌入される誘導溝とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成ユニット。 - 前記フレームには、前記挿抜方向に沿って延びるレール溝が設けられており、
前記帯電装置には、前記レール溝に係合するレール係合部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成ユニット。 - 前記レール係合部は、前記帯電装置の挿入方向端部に設けられており、前記帯電装置が前記噛合姿勢にある状態では、前記レール溝との係合状態が解除されるとともに、前記フレームの挿入方向端部に当接して前記帯電装置の前記フレームからの抜け止めとして機能することを特徴とする請求項3に記載の画像形成ユニット。
- 前記帯電装置を前記噛合姿勢でロックするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成ユニット。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成ユニットを含む画像形成部と、
この画像形成部に用紙を供給する用紙貯留部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006320081A JP2008134414A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006320081A JP2008134414A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008134414A true JP2008134414A (ja) | 2008-06-12 |
Family
ID=39559301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006320081A Pending JP2008134414A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 画像形成ユニットおよび該ユニットを備える画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008134414A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012168458A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 帯電装置、画像形成装置 |
-
2006
- 2006-11-28 JP JP2006320081A patent/JP2008134414A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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