JP2019138103A - 膜構造、支持体及びシート部材 - Google Patents

膜構造、支持体及びシート部材 Download PDF

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Abstract

【課題】施工現場において取付作業が容易で、安定した防火性能を有する膜構造を実現することができる膜構造、支持体及びシート部材を提供する。【解決手段】膜構造10は、第1フィルム16と第2フィルム17との間に空気層S1,S2を有するクッション構造体と、第1フィルム16の端部と第2フィルム17の端部とを支持する支持体20と、第1フィルム16及び第2フィルム17間に配置した不燃材料から構成される不燃シート18とを備える。第1フィルム16の端部及び第2フィルム17の端部は、積層した状態で溶着部において熱溶着する。支持体20は、溶着部よりもクッション構造体の中心側で、不燃シート18の端部を支持するケダーを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、屋根の構造等に用いられ、空気層を有するクッション構造体を備えた膜構造、それに用いられる支持体及びシート部材に関する。
近年、競技場等の建物の屋根を、膜材を用いた膜構造で構成する場合がある。この膜構造の1つとして、2枚の膜材の間に空気を充填して膨らませることにより、膜材に張力を与えるクッション構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、膜部と、膜部の周囲を支持する枠体を備える膜パネルが記載されている。この膜パネルの膜部は、厚さが50〜1,000μmである第1の含フッ素樹脂層と、第1の含フッ素樹脂層の内側に空気層を介して配置された、ガラス繊維布帛または金属繊維布帛を含む防火層とを有する。
特開2015−151763号公報
上述した膜構造の信頼性を高めるためには、各膜を固定する強固な構造が望ましい。一方、複雑な構造になったのでは、施工現場において取付作業の効率化を図れない。
上記課題を解決するための膜構造は、第1フィルムと第2フィルムとの間に空気層を有するクッション構造体と、前記第1フィルムの端部と前記第2フィルムの端部とを支持する支持体と、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置した不燃性材料により構成される不燃性シートとを備え、前記第1フィルムの端部及び前記第2フィルムの端部は、積層した状態で溶着されており、前記支持体は、前記溶着された領域よりも前記クッション構造体の中心側で、前記不燃性シートの端部を支持するシート固定部を備える。
本発明によれば、施工現場において取付作業が容易で、安定した防火性能を有する膜構造を実現することができる。
第1実施形態における膜構造を説明する全体図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図。 第1実施形態における膜構造の支持体の構成を説明する断面図。 第1実施形態における膜構造の要部の構成を説明する模式図。 第1実施形態における膜構造の取付方法を説明する斜視図であって、(a)はケダー固定部にケダーを装着する前の状態、(b)はケダーを装着した後の状態を示す。 第1実施形態における膜構造の取付方法を説明する要部の斜視図。 第2実施形態における膜構造の支持体の構成を説明する断面図。 第2実施形態における膜構造の要部の構成を説明する断面図。 第2実施形態において、支持体の斜め上方から見た上面図。 第2実施形態における膜構造の取付方法を説明する斜視図。 第2実施形態における膜構造の取付方法を説明する正面断面図であって、(a)はケダー固定部をベース部材に組み合わせる前の状態、(b)はケダー固定部をベース部材に組み合わせたときの状態を示す。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を用いて、膜構造を具体化した第1実施形態を説明する。本実施形態では、膜構造を、建物の屋根構造として用いる。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の膜構造10は、建築物の構造部材50の上に配置される。膜構造10は、膜部15と複数の支持体20とを備えている。
図1(a)に示すように、膜部15は、本実施形態では、略正方形状を有している。支持体20は、構造部材50に跨るように延在するジョイント部材51に固定されている。この支持体20は、膜部15の各辺を支持し、膜部15の各辺に延在するように、ジョイント部材51の上に一列に並んで配置される。
図1(b)に示すように、膜部15は、第1フィルム16及び第2フィルム17の間に、不燃シート18を配置し、それぞれ空気層S1,S2を介して配置された3層のクッション構造で構成される。
第1フィルム16及び第2フィルム17は、可撓性があり、密閉性及び耐候性が高い材料で構成される。これらフィルム(16,17)は、具体的には、ETFE(エチレン・四フッ化エチレン共重合樹脂:テトラフルオロエチレン(C)とエチレン(C)の共重合体の樹脂)で構成される。第1フィルム16の端部と第2フィルム17の端部とは、後述するように熱溶着されて一体化される。
図2に示すように、支持体20の内側(クッション構造体の中心側)端部において、上側の第1フィルム16が成す傾斜角度θと同じ角度(例えば水平面に対して30度)となるように、ジョイント部材51の上面が傾斜されている。また、ジョイント部材51には、支持体20を固定するための複数の貫通孔h1が形成されている。
不燃シート18は、燃え抜けない材料であって、建築基準法で定められる防火性能及び柔軟性を有する材料(例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)コーティングガラス繊維布等)で構成される。更に、この不燃シート18には、連通孔(図示せず)が形成されている。この連通孔は、不燃シート18の上側の空気層S1の空間(第1フィルム16との間の空間)と下側の空気層S2の空間(第2フィルム17との間の空間)とを連通する。
<支持体20の構成>
次に、図2及び図3を用いて、支持体20の構成について説明する。
図2に示すように、支持体20は、ベース部材21、カバー部材22及びケダー固定部30を備える。これらベース部材21、カバー部材22及びケダー固定部30は、例えば、約500mm〜約4000mmの長尺物であって、アルミニウム製の金物で形成されている。ベース部材21は、ジョイント部材51の上に、ゴム製の養生シート52を介して固定される。ケダー固定部30は、ベース部材21の上に固定される。ケダー固定部30の上には、カバー部材22が配置される。
以下、各部材の詳細について説明する。
(ケダー固定部30)
まず、図3を用いて、収容部としてのケダー固定部30について説明する。図3は、フィルム(16,17)、不燃シート18、シート固定部としてのケダー35及びケダー固定部30の配置を説明するための模式図である。この模式図においては、フィルム(16,17)、不燃シート18及び連結シート37は、区別し易くするために、厚みを厚くし、ハッチングで示す。
ケダー固定部30は、中心平面c1に対して上下対称の形状を有する。このケダー固定部30は、隙間をおいた1対の薄板部31と、薄板部31の端部を連結する連結部33とを一体形成して構成される。各薄板部31は、平板部31aと半筒部31bとを備える。1対の薄板部31は、隙間を空けて半筒部31bが対向するように配置される。向かい合った2つの平板部31aの間にはフィルム(16,17)を配置する空間S3が区画され、向かい合った2つの半筒部31bの間には筒状のケダー35を収容する空間S4が区画される。空間S3が、フィルム(16,17)の端部を、積層した状態で溶着した領域(溶着部Aw1)を収容する収容空間である。
ケダー35には、不燃シート18の端部が巻回される。更に、このケダー35は、第1フィルム16と第2フィルム17との間に配置される。
ケダー固定部30の連結部33は、平板部31aよりも中心平面c1に対して上下に突出した形状をしている。そして、連結部33は、半筒部31b側に突出する係止部33aを備える。
本実施形態では、ケダー固定部30の空間S3,S4において、フィルム(16,17)と不燃シート18との間に、連結シート37が配置されている。連結シート37は、フィルム(16,17)と同じ材料で構成される。連結シート37は、一端部がフィルム(16,17)に固定され、他端部が不燃シート18に固定される。本実施形態では、第2フィルム17の外側端部、連結シート37の外側端部及び第1フィルム16の外側端部が積層された状態で、溶着部Aw1において熱溶着されて一体化される。更に、連結シート37の内側(クッション構造の中心側)の端部は、ケダー35よりも内側の接続部As1において、不燃シート18にミシン縫いによって固定される。本実施形態では、連結シート37は、不燃シート18の端部をミシン縫いするときに、不燃シート18とともに縫い合わされる。
(ベース部材21)
図2に示すように、ベース部材21は、離間した3条の突条部21a、21b、21cを備える。外側(クッション構造体の中心側と反対側)の突条部21aには、上が開口した段付きの溝部g1が形成されている。この溝部g1には、ボルトB2の頭部及び頭部側の軸部が挿入される。このボルトB2は、ロックワッシャーを介したナットN2によって、カバー部材22をベース部材21に固定する。
中央の突条部21bには、下方が開口された段付きの溝部g2が形成されている。この溝部g2は、ボルトB1の頭部及び頭部側の軸部が挿入される。ボルトB1は、ロックワッシャーを介したナットN1によって、ベース部材21をジョイント部材51に固定する。
内側(クッション構造体の中心側)の突条部21cの上方は、上に突出した突条部21dが形成されている。この突条部21dには、この突条部21dの上面を覆うゴム製の養生シート27が固定される。
ベース部材21の上面中央部21eは、薄板部31の外側形状にほぼ沿う形状に形成されている。更に、ベース部材21の上面の凹部21fは、縦断面形状が直角台形状の縦断面を有する。この凹部21fには、ケダー固定部30の係止部33aと、スペーサP1とが収容される。
(カバー部材22)
カバー部材22は、ケダー固定部30を覆うように、ベース部材21に固定される。このため、カバー部材22とベース部材21との間で区画された空間に、ケダー固定部30が配置される。
カバー部材22は、下方に突出した突条部22a、22b、22c、22dを備える。外側に配置された突条部22aには、ボルトB2が貫通する貫通孔h2が形成されている。中央に配置された突条部22b及びこれより内側の突条部22cは、ケダー固定部30の平板部31aに当接する。外側(クッション構造の中心側と反対側)の突条部22dは、ベース部材21の突条部21dに対して、隙間を設けて対向して形成されている。この突条部22dには、ゴム製の養生シート28が固定される。また、突条部22cから突条部22dの間のカバー部材22の下面部22eは、ケダー固定部30の半筒部31bの外形状に沿った形状を有している。
また、カバー部材22の上方は、スティ24及び照明26が設けられている。
具体的には、カバー部材22の上面に、スティ24の平板状のスティ取付部24aが取り付けられて、スティ24が立設されている。複数のスティ24を、一列に立設させることにより、鳥害対策の防鳥ワイヤ25(図1にのみ図示)を架設する。
また、照明26の照明取付部26aの取付孔に、ボルトB2が挿通されることにより、照明26がカバー部材22の上面に固定される。
<膜構造の設置方法>
次に、図2〜図5を用いて、膜構造10の設置方法について説明する。
まず、図4に示すように、工場等において、膜部15、ケダー固定部30を予め緊結させる。具体的には、まず、不燃シート18の端部を、ケダー35に巻き付け、不燃シート18に当接させた部分(接続部As1)を、連結シート37の端部とともにミシン縫いする。更に、ケダー35に巻回された不燃シート18を上下から挟むように、第1フィルム16及び第2フィルム17を配置する。この場合、連結シート37の他端部を、第1フィルム16の端部及び第2フィルム17の端部の間に挟み込む。
次に、3層に面状に積層された端部(第1フィルム16の端部、連結シート37の端部及び第2フィルム17の端部)の部分(溶着部Aw1)を熱溶着する。これにより、フィルム(16,17)、不燃シート18及び連結シート37を一体化したケダー付き膜部60が完成する。
そして、図4(a)に示すように、ケダー付き膜部60のケダー35を、ケダー固定部30の半筒部31bに横から挿入する。この場合、平板部31aに、フィルム(16,17)及び連結シート37の溶着部Aw1を収容する。ここで、溶着部Aw1を収容し易くするために、平板部31aの半筒部31b側の間隔を広げておいてもよい。
これにより、図4(b)に示すように、膜部15及びケダー固定部30が緊結される。
そして、図2に示すように、膜構造10を設置する現場で、膜構造建築物の構造部材50の上に、ジョイント部材51及び板形状の養生シート52を介して、支持体20のベース部材21を取り付ける。具体的には、ジョイント部材51の貫通孔h1に、養生シート52の孔を整合させておく。更に、ベース部材21の突条部21bの段付きの溝部g2にボルトB1の頭部を収納し、このボルトB1の先端部をベース部材21から突出させておく。そして、このボルトB1の先端を、整合させたジョイント部材51の貫通孔h1及び養生シート52の孔に貫通させ、ロックワッシャーを介してナットN1を取り付ける。
そして、図5に示すように、ジョイント部材51に固定させたベース部材21の上に、膜部15を緊結したケダー固定部30を配置する。具体的には、ベース部材21の突条部21dに、養生シート27を取り付ける。そして、ベース部材21の凹部21fに、ケダー固定部30の係止部33aを嵌合させ、ベース部材21の上面中央部21eに、ケダー固定部30を載置する。
更に、ベース部材21の凹部21fにスペーサP1(図2)を挿入して、ケダー固定部30をベース部材21に固定する。この場合、ケダー35は、重力によって、外側に引っ張られて、不燃シート18に張力を与える。
次に、カバー部材22を固定する。具体的には、ベース部材21の溝部g1にボルトB2の頭部を挿入する。更に、カバー部材22の突条部22dに養生シート28を取り付ける。そして、溝部g1に頭部が収容されたボルトB2の軸部に、カバー部材22の突条部22aの貫通孔h2を嵌合させて、ケダー固定部30の上方を覆うように、カバー部材22を配置する。この場合、カバー部材22の突条部22b,22cは、ケダー固定部30に当接する。
そして、図2に示すように、スティ取付部24aをカバー部材22に設け、照明取付部26aの取付孔を、ボルトB2に嵌合させる。更に、ボルトB2に、ロックワッシャーを介してナットN2を螺合する。これにより、カバー部材22の上方にスティ24及び照明26が配置される。
そして、図1に示すように、第1フィルム16及び第2フィルム17の空間に空気を供給し、第1フィルム16及び第2フィルム17が紡錘形のクッション構造を形成する。この場合、第1フィルム16と第2フィルム17との間の不燃シート18の連通孔を介して、不燃シート18の上側の空気層S1と下側の空気層S2とが連通される。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の膜構造10は、膜部15と支持体20とを備える。膜部15は、端部が溶着された第1フィルム16及び第2フィルム17と、第1フィルム16及び第2フィルム17の間で、不燃材料から構成される不燃シート18とを備える。不燃シート18は、燃え抜けない材料であって、建築基準法で定められる防火性能を有する材料で構成される。これにより、膜構造10を、防火性能を有する構成にすることができる。
(2)本実施形態の第1フィルム16の端部及び第2フィルム17は、ETFEフィルムにより構成されている。これにより、耐食性に優れた膜構造体とすることができる。
(3)本実施形態の膜部15の不燃シート18には、連通孔が形成されている。この連通孔を介して、不燃シート18の上側の空気層S1の空間と下側の空気層S2の空間とを連通させることができる。
(4)本実施形態の支持体20は、第1及び第2フィルム16,17を面状に積層して熱溶着し、この間に不燃シート18を配置する。従来、複数のシート状物を積層状態で固定して横方向に引張力を加えると、シート状物によっては剥離する可能性があった。そこで、一般的には、シート状物をケダーに巻回して固定していた。本実施形態では、第1及び第2フィルム16,17を溶着して一体にできるため、面状に積層した状態で溶着して一方向に引張力を加えた場合でも、剥離が生じない。従って、フィルム(16,17)を巻回して保持するケダーを省略することができるので、少ない部品点数で構成される支持体を用いて、防火性能を有する膜構造を提供することができる。
(5)本実施形態では、連結シート37の一端部を不燃シート18に固定し、他端部をフィルム(16,17)と固定する。これにより、連結シート37を介して不燃シート18とフィルム(16,17)とを、強固に連結することができる。
(6)本実施形態では、同じ材料で構成される第1及び第2フィルム16,17及び連結シート37を積層した3層を熱溶着する。これにより、良好な溶着を得ることができ、効率的に一体化することができる。
(7)本実施形態では、支持体20を、外側が下方に傾斜するように、ジョイント部材51に固定する。これにより、ケダー固定部30に支持されるケダー35が重力により下方に引っ張られるため、ケダー35に巻回した不燃シート18に張力を与えることができる。
(8)本実施形態のベース部材21及びカバー部材22の内側(クッション構造体の中心側)には、これら突条部21d,22dを覆うように養生シート27,28が設けられている。これにより、ケダー固定部30への浸水を回避しながら、第1及び第2フィルム16,17の損傷を回避して、フィルム(16,17)及び不燃シート18を設けることができる。
(9)本実施形態の膜構造10は、膜構造10を現場で設置するよりも前に、工場等において、膜部15、ケダー固定部30を予め緊結させる。そして、膜構造10を設置する現場で、膜部15を緊結したケダー固定部30をベース部材21上に載置し、スペーサP1で固定する。これにより、膜構造10を施工現場で効率的に設置することができる。
(第2実施形態)
次に、図6〜図10を用いて、膜構造を具体化した第1実施形態を説明する。本実施形態では、上記第1実施形態の支持体20の代わりに支持体70を用いる。また、本実施形態では、上記第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は、省略する。
<支持体70の構成>
図6〜図9を用いて、支持体70の構成について説明する。
図6に示すように、支持体70は、ベース部材71、カバー部材72及びケダー固定部80を備える。これらベース部材71、カバー部材72及びケダー固定部80は、第1実施形態と同様に、アルミニウム製の金物で形成された長尺物である。ベース部材71は、ジョイント部材51の上に固定される。ベース部材71の上にケダー固定部80が固定され、このケダー固定部80の上にカバー部材72が配置される。
本実施形態では、支持体70の取付角度θ1よりも、上側の第1フィルム16が成す傾斜角度θ2が大きくなるように構成されている。
以下、各部材の詳細について説明する。
(ベース部材71)
まず、図6に示すように、ベース部材71の中央には、上に突出した突条部71aを設ける。この突条部71aの中心には、下に開口した段付きの溝部g3を設ける。この溝部g3には、ベース部材71を固定するボルトB1が挿入される。突条部71aには、外側(クッション構造体の中心側と反対側)に、水平方向に突出した係合部71aaが形成されている。
更に、ベース部材71は、突条部71aから外側方向に延在する外側下部71bと、外側方向に延在する内側下部71cとを有する。外側下部71bの外側端部は、上方に折り曲げられて突条部71baを構成する。突条部71baの内側は、スペーサP2と当接する。このスペーサP2は、ケダー固定部80と当接する。
外側下部71bの下面には、複数の細溝が平行に設けられる。この細溝は、ベース部材71の断面方向から侵入した雨水をスムーズに排水するために機能する。
また、ベース部材71の内側下部71cの内側端部は、上方に折り曲げられて突条部71dを構成する。更に、この突条部71dの上方端部は、突条部71a側に折り曲げられて係合部71eを構成する。
(ケダー固定部80)
次に、図6〜図9を用いて、収容部としてのケダー固定部80について説明する。ここで、図7は、ケダー固定部80の断面図である。図8は、支持体20を斜め上方から見た上面図である。図9は、ケダー固定部80の端部のみを示した分解斜視図である。
図7に示すように、ケダー固定部80は、下側部材81、上側部材82及びケダー35を備える。下側部材81及び上側部材82は、図7に示すような縦断面で、紙面に直交する方向に延在する長尺物である。
図6及び図7に示すように、下側部材81は、断面におけるほぼ中心位置に中央突条部81aを備える。この中央突条部81aは、ベース部材71の突条部71aの外周を覆う曲線形状である。中央突条部81aには、内側(クッション構造体の中心側)に突出した係合部81bが形成されている。この係合部81bは、ベース部材71の外側下部71bと当接し、外側下部71bと係合部71aaとの間の空間に嵌合する。
中央突条部81aの外側(クッション構造体の中心側と反対側)には、水平方向に延在する水平部81cを設ける。この水平部81cは、中央突条部81aの下面から、ボルトB4の頭部が挿入可能な高さで構成される。ベース部材71にケダー固定部80が上から組み合うように、下側部材81の水平部81cの外側面から係合部81bの内側面までの長さは、ベース部材71の突条部71baの内側面から係合部71aaの外側面までの長さより短くしてある。
図8及び図9に示すように、下側部材81の水平部81cには、離間して複数の貫通孔h31,h32を設ける。
更に、図7及び図9に示すように、中央突条部81aの上面には、空間形成凸部81dが形成されている。空間形成凸部81dは、上側部材82の下面に当接する。また、空間形成凸部81dの下端部の外側には、溝が形成されている。
更に、中央突条部81aの内側(クッション構造体の中心側)の上面は、曲面で構成する。
中央突条部81aの内側の下方端部には、水平方向に延在する平坦部81eが形成されている。この平坦部81eのクッション構造体の中心側の端部には、上に突出した突条部81fが形成されている。この突条部81fの上面は、内側が上方になるように傾斜している。更に、この突条部81fの内側には、ベース部材71に係合するための係合部81gを設ける。
一方、上側部材82の中央部82aは、上方に突出している。この中央部82aは、下側部材81の中央突条部81aの上部の形状に沿う形状で構成されている。この中央部82aの外側(クッション構造体の中心側と反対側)には、水平部82bが設けられている。この水平部82bは、中央部82aの上面よりも、ナットN4が係合したボルトB4の先端長さ分、低くしておく。
図8及び図9に示すように、上側部材82の水平部82bには、離間して複数の貫通孔h41,h42が形成されている。これら貫通孔h41,h42は、それぞれ、下側部材81の貫通孔h31,h32と整合する位置に設けられている。貫通孔h41と貫通孔h31とにはボルトB4が挿入され、下側部材81と上側部材82とを固定する。また、貫通孔h42と貫通孔h32には、ボルトB5が挿入される。このボルトB5は、ケダー固定部80とカバー部材72とを一体化する。
図7に示すように、上側部材82の中央部82aと水平部82bとの接合部の内側面には、内側に突出する係合部82cが形成されている。この係合部82cは、空間形成凸部81dの下端部の溝に嵌合する。
上側部材82の中央部82aの内側(クッション構造体の中心側)端部には、1段下がった水平部82dが傾斜部を介して接続される。水平部82dの内側は、下側部材81よりも内側に突出する。更に、水平部82dの内側の端部には、下方に突出した係合部82eを設ける。係合部82eの下面は、下側部材81の突条部81fの上面と同じ傾斜角度を有する。係合部82eの下面と突条部81fの上面との間には、5〜10mm程度の隙間を設ける。
更に、この係合部82eと水平部82dとの内側には、溝部が形成されている。この溝部には、ゴム製の養生シート75の係合端部75aが挿入される。この養生シート75は、断面が凹形状の長尺物であり、上側部材82の係合部82e下部を覆う。更に、この養生シート75の係合端部75aとは反対側の端部には、突条部75bが形成される。
上述した上側部材82の中央部82aの下面と、下側部材81の中央突条部81aの上面との間には、空間S5が形成される。この空間S5は、空間形成凸部81dの高さに応じた大きさを有する。この空間S5は、フィルム(16,17)の端部を、積層した状態で溶着した領域(溶着部Aw1)を収容する収容空間である。
更に、上側部材82の水平部82dの下面と、下側部材81の中央突条部81a及び平坦部81eとの間には、空間S6が形成される。この空間S6は、空間S5と連通する。この空間S6には、不燃シート18の端部が巻回されたケダー35が収容される。ケダー35は、第1フィルム16と第2フィルム17との間に配置される。そして、ケダー固定部80の空間S5,S6において、フィルム(16,17)と不燃シート18との間に、連結シート37が配置される。また、空間S6には、第2フィルム17の外側端部、連結シート37の外側端部及び第1フィルム16の外側端部が積層されて熱溶着されて一体化される溶着部Aw1が配置される。
(カバー部材72)
図6に示すように、カバー部材72は、断面が略L字形状をした長尺物である。カバー部材72は、上面部72aと、外側端部において下方に突出した側壁部72bとを有する。上面部72aの内側端部の下面には、係合凸部72cが形成されている。係合凸部72cは、ケダー固定部80の上側部材82の上面に当接する。係合凸部72cの内側面には、溝部72dが形成されている。この溝部72dには、養生シート75の突条部75bの先端が挿入される。
更に、カバー部材72の上面部72aの上面には、スティ74を取り付ける。このスティ74は、上面部72aに対する角度を変更可能である。スティ74には、上記第1実施形態のスティ24と同様に、防鳥ワイヤ25が架設される。
また、カバー部材72の上面部72aは、貫通孔h5が形成されている。この貫通孔h5は、貫通孔h42,h32と整合し、下からボルトB5が挿入される。ボルトB5の先端は、照明取付部26aの孔に挿入されて、ナットN5が螺合する。
<膜構造の設置方法>
次に、図4、図6〜図10を用いて、支持体70を用いた膜構造の設置方法について説明する。
まず、工場等において、膜部15とケダー固定部80とを予め緊結させる。
具体的には、まず、上記第1実施形態と同様に、図4に示すケダー付き膜部60を形成する。
そして、図9に示すように、ケダー固定部80の下側部材81の上に、ケダー付き膜部60の端部を載置する。この場合、下側部材81の中央突条部81aの上面に、溶着部Aw1を載置し、下側部材81の平坦部81eの上面に、ケダー35を配置する。
そして、上側部材82の溝に、係合端部75aを挿入させ、養生シート75を上側部材82に取り付ける。この場合、養生シート75は、上側部材82の係合部82eの下面を覆う。
そして、この上側部材82を、ケダー付き膜部60の端部が載置した下側部材81の上に載置する。この場合、下側部材81の空間形成凸部81dの上面を中央部82aの下面に当接させ、上側部材82の係合部82cを、下側部材81の空間形成凸部81dの下端部の溝に嵌合させる。これにより、上側部材82と下側部材81との間に、空間S5,S6が形成される。空間S6には、ケダー付き膜部60のケダー35が配置され、空間S5には、溶着部Aw1が配置される。更に、上側部材82の係合部82eと、下側部材81の突条部81fとの間に、隙間が形成される。この隙間に、養生シート75と、ケダー付き膜部60のフィルム(16,17)、連結シート37の内側端部及び不燃シート18とを通す。
また、上側部材82の水平部82bに形成された貫通孔h41,h42を、それぞれ、下側部材81の貫通孔h31,h32と整合させる。
そして、整合した貫通孔h41,h31に、下側部材81側からボルトB4を挿入し、ボルトB4の先端を、上側部材82の貫通孔h41から上に突出させる。そして、ボルトB4の先端に、ナットN4を螺合させて、ケダー付き膜部60の端部を間に挟んだ状態で、下側部材81と上側部材82とを固定する。
以上により、図7に示すように、膜部15とケダー固定部80とが緊結される。
そして、図10(a)に示すように、膜構造を設置する現場で、膜構造建築物の構造部材50の上に、ジョイント部材51を介して、支持体70のベース部材71を取り付ける。具体的には、上記実施形態と同様に、ベース部材71の突条部71aの段付きの溝部g3にボルトB1の頭部を収容し、このボルトB1の先端部をベース部材71から突出させておく。そして、このボルトB1の先端を、整合させたジョイント部材51の貫通孔h1の孔に貫通させ、ロックワッシャーを介してナットN1を取り付ける。
そして、構造部材50に固定させたベース部材71の上に、膜部15を緊結したケダー固定部80を配置する。この場合、ボルトB5を、ベース部材71の外側下部71bの上面で、突条部71baの内側に配置する。
そして、ケダー固定部80の貫通孔h32,h42に、ボルトB5の軸部を貫通させることにより、ケダー固定部80をベース部材71の上に配置する。
この場合、ケダー固定部80の係合部81b,81gは、ベース部材71の係合部71aa,71eよりも外側に位置させた状態で、ケダー固定部80をベース部材71と組み合わせる。
そして、図10(b)に示すケダー固定部80を、ベース部材71に対して内側(クッション構造体の中心側)に移動させて、ケダー固定部80の係合部81b,81gを、ベース部材71の係合部71aa,71eに係合させる。
この場合、図6に示すように、ケダー固定部80と、ベース部材71の突条部71baとの間に隙間が形成される。この隙間に、スペーサP2を挿入する。これにより、ベース部材71にケダー固定部80が固定される。この場合、ケダー35は、重力によって、外側に引っ張られて、不燃シート18に張力を与える。
そして、カバー部材72を固定する。具体的には、上方に突出したボルトB5の先端部を、カバー部材72の貫通孔h5に貫通させ、ケダー固定部80の上方を覆うように、カバー部材72を取り付ける。この場合、カバー部材72の側壁部72bの下面は、ベース部材71の突条部71ba及びスペーサP2の上面に当接する。更に、ボルトB5の先端に、照明取付部26aの孔を嵌合させた後、ナットN5を螺合する。また、養生シート75の突条部75bを、カバー部材72の溝部72dに挿入する。
そして、上記第1実施形態と同様に、第1フィルム16及び第2フィルム17の空間に空気を供給し、第1フィルム16及び第2フィルム17が紡錘形のクッション構造を形成する。
本実施形態によれば、上述した(1)〜(7)及び(9)と同様な効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(10)本実施形態のケダー固定部80は、空間S5,S6を形成する下側部材81と上側部材82とを備える。下側部材81の上にケダー付き膜部60の端部を載置し、この上に上側部材82を載置して、下側部材81と上側部材82とを一体化する。これにより、膜部15をケダー固定部30に効率的に緊結させることができる。
(11)本実施形態のケダー固定部80の下側部材81及び上側部材82には、それぞれ係合する係合部81b及び係合部82cを設けた。このため、下側部材81と上側部材82とを効率的に組み合わせることができる。
(12)本実施形態では、ケダー固定部80の上側部材82の係合部82eの下側を覆うように、養生シート75を設ける。また、突条部81fの上面を傾斜させる。これにより、ケダー固定部80への浸水を回避することができる。
また、上記各実施形態は以下のように変更して実施できる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態では、第1フィルム16、第2フィルム17及び連結シート37は、ETFEで構成した。フィルム(16,17)や連結シート37は、ETFEに限定されず、膜構造で用いられる他の材料で構成してもよい。また、フィルム(16,17)及び連結シート37は、溶着できる材料であれば、異なる材料であってもよい。
・上記各実施形態では、第1フィルム16、第2フィルム17及び連結シート37を積層して、3層を熱溶着した。3層を一度に熱溶着する場合に限られず、溶着部の位置を変更して、これらのうち2層ずつ熱溶着してもよい。例えば、平板部31aに収容されたフィルム(16,17)の積層した部分を熱溶着した後、熱溶着されていない平板部31aに収容されたフィルム(16,17)の部分を、連結シート37と溶着させればよい。
・上記各実施形態では、不燃シート18は、PTFEコーティングガラス繊維布で構成した。不燃シート18は、燃え抜けない材料であって、建築基準法で定められる防火性能を有する材料であればよく、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)コーティングガラス繊維布等で構成してもよい。
・上記第1実施形態のケダー固定部30は、薄板部31及び連結部33を備え、上記第2実施形態のケダー固定部80は、下側部材81と上側部材82とを備えた。ケダー固定部30,80は、これらの形状に限定されず、更に複数の部材から構成してもよい。また、ベース部材21,71及びカバー部材22,72も、上述した構成に限られず、ケダー固定部30の形状等に応じて変更することが可能である。
・上記各実施形態では、不燃シート18に連通孔を形成して、不燃シート18の上下の空気層S1,S2の空間を連通した。空気層S1,S2の空間の連通は、不燃シート18に連通孔を形成する場合に限られず、不燃シート18に連通孔を形成せずに、不燃シート18を加工してもよい。
また、空気層S1,S2の空間を連通させなくてもよい。この場合には、熱貫流率が下がり、断熱効果を向上させることができる。
・上記各実施形態では、膜構造10は、略正方形状の膜部15と、膜部15の各辺に配置された支持体20とを備える。膜部15の形状は、角形状に限定されるものではない。
・上記各実施形態では、膜構造10を屋根に用いる場合について説明した。この膜構造10は、屋根以外の防火性能が要求される建物部材(例えば、壁)に用いてもよい。
θ,θ2…傾斜角度、θ1…取付角度、B1,B2,B4,B5…ボルト、c1…中心平面、g1,g2,g3,72d…溝部、h1,h2,h31,h32,h41,h42,h5…貫通孔、N1,N2,N4,N5…ナット、P1,P2…スペーサ、S1,S2…空気層、S3,S4,S5,S6…空間、As1…連結部、Aw1…溶着部、10…膜構造、15…膜部、16…第1フィルム、17…第2フィルム、18…不燃シート、20,70…支持体、21,71…ベース部材、21a,21b,21c,21d,22a,22b,22c,22d,71a,71ba,71d,75b,81f…突条部、21e…上面中央部、21f…凹部、22,72…カバー部材、22e…下面部、24,74…スティ、24a…スティ取付部、25…防鳥ワイヤ、26…照明、26a…照明取付部、27,28,52,75…養生シート、30,80…ケダー固定部、31…薄板部、31a…平板部、31b…半筒部、33…連結部、33a…係止部、35…ケダー、37…連結シート、50…構造部材、51…ジョイント部材、60…ケダー付き膜部、71b…外側下部、71c…内側下部、71aa,71e,81b,81g,82c,82e…係合部、72a…上面部、72b…側壁部、72c…係合凸部、75a…係合端部、81…下側部材、81a…中央突条部、81c,82b,82d…水平部、81d…空間形成凸部、81e…平坦部、82…上側部材、82a…中央部。

Claims (6)

  1. 第1フィルムと第2フィルムとの間に空気層を有するクッション構造体と、
    前記第1フィルムの端部と前記第2フィルムの端部とを支持する支持体と、
    前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置した不燃性材料により構成される不燃性シートとを備え、
    前記第1フィルムの端部及び前記第2フィルムの端部は、積層した状態で溶着されており、
    前記支持体は、前記溶着された領域よりも前記クッション構造体の中心側で、前記不燃性シートの端部を支持するシート固定部を備えることを特徴とする膜構造。
  2. 前記シート固定部に、前記不燃性シートを巻回し、
    前記第1フィルム及び前記第2フィルムで、前記シート固定部を挟んだことを特徴とする請求項1に記載の膜構造。
  3. 前記第1フィルム及び前記第2フィルムの少なくとも1つと、前記不燃性シートとを連結する連結シートを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の膜構造。
  4. 前記第1フィルム、第2フィルム及び前記連結シートをETFEフィルムにより構成し、
    前記連結シートは、前記第1フィルム及び前記第2フィルムの少なくとも1つと熱溶着により一体化されていることを特徴とする請求項3に記載の膜構造。
  5. 第1フィルムと第2フィルムとの間に空気層を有するクッション構造体と、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置した不燃性材料により構成される不燃性シートとを備えた膜構造に用いられ、前記第1フィルムの端部、前記第2フィルムの端部及び前記不燃性シートの端部を支持する支持体であって、
    前記不燃性シートが巻回されたシート固定部と、
    前記シート固定部を挟むように配置した前記第1フィルム及び前記第2フィルムの端部を、積層した状態で溶着した領域を収容する収容空間を形成する収容部とを備えたことを特徴とする支持体。
  6. 端部を積層した状態で溶着された第1フィルム及び第2フィルムと、
    前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に配置され不燃性材料により構成された不燃性シートと、
    前記不燃性シートと、前記第1フィルム又は前記第2フィルムとを連結する連結シートとを備えたことを特徴とするシート部材。
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