JP2019137621A - 皮膚貼付用炭酸ガス供給シート及び皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキット - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚に二酸化炭素を気体のままで効率的かつ持続的に供給することができ、優れた利便性や簡便性を有する皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及び皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットに関する。【解決手段】25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備え、かつ基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなり、ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚貼付用炭酸ガス供給シート及び皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットに関する。
従来より、皮膚へ二酸化炭素を供給することによって、良好な血行促進効果が得られたり、肌に潤いをもたらしてシワの改善や乾燥防止等にも寄与し、また皮膚炎や褥瘡等の予防又は治療に効果を奏したりすることが知られており、これを皮膚に適用する材にも活用すべく、種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1には、二酸化炭素供給部と患部との間に、特定の二酸化炭素透過率を有する気体透過性素材を配した二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材が開示されており、気体透過性素材を介して二酸化炭素供給部から患部への炭酸ガスの供給を可能にしている。かかる文献では、二酸化炭素供給部として、炭酸水を含ませた吸収性物質やドライアイス等の使用を試みている。
また、特許文献2には、皮膚との接触面の一部を透水性とする一方、他方の面を二酸化炭素透過性の低い面とし、内部に二酸化炭素含有液等を充填してなる二酸化炭素供給バッグが開示されており、二酸化炭素を水に溶解させた状態で皮膚に供給するための構成を有している。
しかしながら、上記文献に記載の技術では、材やバッグ自体が大がかりになって利便性が低く、適用部位への追随性も損なわれるおそれがある上、皮膚に二酸化炭素を効率的かつ持続的に供給しようとするにしても、未だ改善の余地がある。
すなわち、本発明は、皮膚に二酸化炭素を気体のままで効率的かつ持続的に供給することができ、優れた利便性や簡便性を有する皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及び皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットに関する。
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、炭酸ガス透過性が高い基材シートに、炭酸ガスを含有する特定のピール強度を有するゲルシートが着脱可能なように積層されてなることにより、皮膚への炭酸ガス供給の持続性を飛躍的に高め、優れた利便性や簡便性をも伴う皮膚貼付用炭酸ガス供給シートを見出した。
したがって、本発明は、25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備え、かつ基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなり、
ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である皮膚貼付用炭酸ガス供給シートに関する。
また、本発明は、上記皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及びゲルシート(Y)と交換可能な、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y')から構成されてなる皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットに関する。
ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である皮膚貼付用炭酸ガス供給シートに関する。
また、本発明は、上記皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及びゲルシート(Y)と交換可能な、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y')から構成されてなる皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットに関する。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートによれば、基材シート(X)の有する高い炭酸ガス透過性によって、積層されてなるゲルシート(Y)から皮膚へと効果的に炭酸ガスを供給することができる上、適切なピール強度を有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなるため、随時ゲルシート(Y)を基材シート(X)から容易に剥離して、新たなゲルシートと交換することが可能であり、皮膚への炭酸ガス供給の持続性を一層高めることができる。
したがって、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットであれば、剥離したゲルシート(Y)と交換可能なゲルシート(Y')を備えているため、皮膚に貼付したままの状態で、ゲルシートの着脱及び交換の簡略化及び効率化を容易に図ることができる。
したがって、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットであれば、剥離したゲルシート(Y)と交換可能なゲルシート(Y')を備えているため、皮膚に貼付したままの状態で、ゲルシートの着脱及び交換の簡略化及び効率化を容易に図ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備え、かつ基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなり、
ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備え、かつ基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなり、
ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備える。基材シート(X)の一方の面は、皮膚に貼付する面であり、他方の反対側の面は、後述するゲルシート(Y)が積層されてなる面となる。したがって、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートを皮膚に貼付した際、基材シート(X)が高い炭酸ガス透過性を有するため、基材シート(X)の他方の面に積層されてなるゲルシート(Y)から、基材シート(X)を介して皮膚へと炭酸ガスを効率的に供給することができる。
基材シート(X)の25℃における炭酸ガス透過性は、ゲルシート(Y)に含有される炭酸ガスを、気体のままで基材シート(X)を透過させて効率よく皮膚へと到達させる観点から、5000cm3/(m2・24h・atm)以上であって、好ましくは10000cm3/(m2・24h・atm)以上であり、より好ましくは80000cm3/(m2・24h・atm)以上である。上限値については特に制限はないが、通常1500000cm3/(m2・24h・atm)以下である。
なお、基材シート(X)の25℃における炭酸ガス透過性は、JIS K 7126に従って測定した値を意味する。
なお、基材シート(X)の25℃における炭酸ガス透過性は、JIS K 7126に従って測定した値を意味する。
基材シート(X)の透水性は、皮膚への炭酸ガス供給の効率化を図る観点、及び積層されてなるゲルシート(Y)内に存在する水分が、基材シート(X)を介して皮膚に到達してしまうことで、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートの貼付部位が不要に浸潤し、炭酸ガス供給の効果を充分に享受できなくなるのを回避する観点から、好ましくは0.1g/cm2・分未満であり、より好ましくは0.01g/cm2・分以下であり、さらに好ましくは0.001g/cm2・分以下である。
なお、透水性は、水溶液濾過用のフィルターホルダー(通水部の直径がφ32mmで面積8.0cm2)に、基材シート(X)を設置し、40℃の水が10cmの高さとなるように水を貯留して、10cmの水頭厚を掛け、1分間に透過した水の量を測定した値を示す。
なお、透水性は、水溶液濾過用のフィルターホルダー(通水部の直径がφ32mmで面積8.0cm2)に、基材シート(X)を設置し、40℃の水が10cmの高さとなるように水を貯留して、10cmの水頭厚を掛け、1分間に透過した水の量を測定した値を示す。
なお、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートを皮膚に貼付する際、サージカルテープ等を用いて基剤シート(X)の周囲を皮膚に固定してもよく、また基剤シート(X)の皮膚に貼付する面側に予め粘着剤を塗布して、直接皮膚に密着するよう貼付してもよい。
基材シート(X)は、上記炭酸ガス透過性等、所望の物性を有することを確保する観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、及びエラストマーから選ばれる1種又は2種以上から形成されてなるのが好ましく、ポリエチレン、及びポリウレタンから選ばれる1種又は2種以上から形成されてなるのがより好ましい。
基材シート(X)の厚みは、皮膚への炭酸ガス供給の効率化を図る観点、良好な携帯性(持ち運びの便利さ)や耐久性を確保する観点、並びに本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート全体における使用感(貼付した時の異物感のなさ)、可撓性及び皮膚への追従性を高める観点から、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは2μm以上であり、さらに好ましくは3μm以上であり、好ましくは200μm以下であり、より好ましくは80μm以下であり、さらに好ましくは20μm以下である。
なお、基材シート(X)の表面は、皮膚の貼付部位やゲルシート(Y)との密着性を高める観点から、エンボス加工等の表面処理を施していてもよく、また基材シート(X)の表の一部にパンチング処理等を施して穿孔やメッシュ等を設けることにより、透湿性や通気性等を高めた部位を有していてもよい。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、さらに、炭酸ガスを含有し、かつピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下であるゲルシート(Y)を備えており、かかるゲルシート(Y)は、上記基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、着脱可能に積層されてなる。このように、基材シート(X)の一方の面に積層されてなるゲルシート(Y)が、炭酸ガスを含有しつつ特定のピール強度を有しているため、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートを皮膚に貼付した際、皮膚に炭酸ガスを良好に供給することができる。またゲルシート(Y)は、柔軟で良好な可撓性及び皮膚への追従性を伴いつつ適度な粘着性を有するため、基材シート(X)への貼付性に優れるとともに剥離性にも優れることとなり、必要に応じて皮膚に貼付したゲルシート(Y)を容易に着脱して、かかるゲルシート(Y)のみを交換することが可能となり、皮膚への炭酸ガス供給の持続性を飛躍的に高めることができる。
ゲルシート(Y)中における25℃での炭酸ガスの含有量は、基材シート(X)を透過して皮膚に炭酸ガスを有効かつ効率的に供給する観点から、好ましくは500ppm以上であり、より好ましくは750ppm以上であり、さらに好ましくは1000ppm以上であり、好ましくは2000ppm以下であり、より好ましくは1800ppm以下である。
ゲルシート(Y)のピール強度は、着脱可能なように基材シート(X)に積層されてなるための、適度な粘着性を付与する観点から、0.01N/cm以上であって、好ましくは0.03N/cm以上であり、より好ましくは0.1N/cm以上であり、2.5N/cm以下であって、好ましくは1.5N/cm以下であり、より好ましくは1.0N/cm以下である。
なお、ピール強度とは、「第十七改正日本薬局方 一般試験法 6.12粘着力試験法3.1.2.1.180°ピール粘着力試験法」により測定される値を意味する。
なお、ピール強度とは、「第十七改正日本薬局方 一般試験法 6.12粘着力試験法3.1.2.1.180°ピール粘着力試験法」により測定される値を意味する。
ゲルシート(Y)の厚みは、皮膚への炭酸ガス供給の効率化を図りつつ、良好な携帯性や耐久性を確保する観点、並びに本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート全体における使用感、可撓性及び皮膚への追従性を高める観点から、好ましくは0.2mm以上であり、より好ましくは0.4mm以上であり、さらに好ましくは0.8mm以上であり、好ましくは10mm以下であり、より好ましくは5mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である。
ゲルシート(Y)は、ゲル基材の架橋構造体により形成される。かかる架橋構造体は、ゲル基材、架橋剤及び水により、ゲル基材が架橋剤と化学的に反応して、ゲルシート(Y)の基本骨格となる緻密な網目構造を形成する。ゲル基材としては、カルボキシル基、硫酸基、又はリン酸基を有するポリマーであるのが好ましい。かかるポリマーとしては、具体的には、ポリ(メタ)アクリル酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース等のアニオン性セルロース誘導体;カラゲナン、アルギン酸、及びこれらの塩;アニオン性の澱粉誘導体等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、十分なゲル強度および基材シート(X)を介して、皮膚に貼付した際における皮膚表面の凹凸やその動きに追従可能な柔軟性を付与する観点から、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸、及びポリアクリル酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。
かかるゲル基材の含有量は、製造の容易性及びゲル保形性の観点から、ゲルシート(Y)中に、好ましくは2〜20質量%であり、より好ましくは3〜10質量%である。
架橋剤としては、金属イオン化合物、カチオン性ポリマー、多官能性エポキシ化合物等が挙げられ、ゲル基材の有する官能基との反応性により、適宜選択することができる。
金属イオン化合物としては、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム等を含む酸化物や水酸化物、塩等が挙げられ、例えば、水酸化アルミニウム、カリミョウバン、硫酸アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミニウムグリシネート、酢酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、含水珪酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、カオリン、合成ヒドロタルサイト、水酸化カリウム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、架橋時における反応速度の制御を容易にする観点から、水酸化アルミニウムやメタケイ酸アルミン酸マグネシウム等のアルミニウム又はマグネシウムを含む酸化物や水酸化物、及びその塩が好ましい。
カチオン性ポリマーとしては、ポリリジン等のポリアミノ酸を含有させることができる。
カチオン性ポリマーとしては、ポリリジン等のポリアミノ酸を含有させることができる。
また、多官能性エポキシ化合物としては、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル等が挙げられ、これらを1種単独で、若しくは2種以上組み合わせて含有させることができる。
架橋剤の含有量は、ゲル基材とともに良好に架橋を形成する観点から、ゲルシート(Y)中に、好ましくは0.03〜2質量%であり、より好ましくは0.05〜1質量%である。
ゲルシート(Y)の水としては、温泉水や湧水等の天然水、水道水、精製水、イオン交換水等の各種水を使用することができる。かかる水の量は、ゲル基材やその他の配合基剤の分散、溶解性が良好となり、製造時の作業性の向上や、形成されたゲルシート(Y)の保形性の向上や均一化等の利点が生じる観点から、ゲルシート(Y)中に、好ましくは40〜95質量%であり、より好ましくは50〜90質量%である。
上記ゲルシート(Y)は、ゲル基材、架橋剤、水に加えて、必要に応じて、架橋状態や保存安定性に悪影響を与えない範囲で、ゲル基材以外の水溶性高分子を含有することができる。かかる上記ゲル基材以外の水溶性高分子は、例えば未架橋状態のゲルの粘度調整や、架橋ゲルの保形性を高める等の目的で適宜配合される。
ゲル基材以外の水溶性高分子としては、例えば、ゼラチン、寒天、ペクチン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、トラガントガム、アラビアガム、グルコマンナン、グアーガム、HPグアーガム、チューベロース多糖体等の天然高分子あるいはその誘導体;PVA、PVP、ポリビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合体等のポリビニル系化合物;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のノニオン性セルロース誘導体;可溶性澱粉、プルラン、デキストリン、ヒドロキシアルキル澱粉、酢酸デンプン等の澱粉分解物或いは澱粉誘導体等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。水溶性高分子化合物の含有量は、ゲルの保存安定性の観点から、ゲルシート(Y)中に、15質量%以下であるのが好ましく、さらに10質量%以下であるのが好ましい。
上記成分の他、さらに必要に応じて、架橋状態や保存安定性に悪影響を与えない範囲で、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、メチルグルコシド、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、トレハロース等の多価アルコール、糖アルコール、糖や、アミノ酸及びその誘導体や、蛋白質及びその誘導体等の保湿剤;
ホホバ油、オリーブ油、アボガド油、ハッカ油、ツバキオイル、グレープシードオイル等の植物油;ミンク油、ラノリン等の動物油;流動パラフィン、スクワラン、スクワレン等の炭化水素類;ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール等の高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル油;エチレングリコールジオクチルエーテル等のエーテル油;ジメチルシリコーンオイル、アルコール変性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油等のシリコーン油;パーフルオロポリエーテル等のフッ素油等の油剤;
ホホバ油、オリーブ油、アボガド油、ハッカ油、ツバキオイル、グレープシードオイル等の植物油;ミンク油、ラノリン等の動物油;流動パラフィン、スクワラン、スクワレン等の炭化水素類;ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール等の高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル油;エチレングリコールジオクチルエーテル等のエーテル油;ジメチルシリコーンオイル、アルコール変性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油等のシリコーン油;パーフルオロポリエーテル等のフッ素油等の油剤;
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤;ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンオクタデシルアミン等の非イオン界面活性剤;ステアリルベタイン、ラウリルジメテルアミンオキサイド等の両性界面活性剤等の界面活性剤;
酒石酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、グリコール酸、塩酸、シュウ酸、リン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、モノメタノールアミン、ジメタノールアミン、トリメタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、クエン酸塩、リン酸塩、炭酸塩等のpH調整剤;
薬効成分;防腐剤;紫外線吸収剤;溶解剤;着色料;香料等を適宜含有することができる。
薬効成分;防腐剤;紫外線吸収剤;溶解剤;着色料;香料等を適宜含有することができる。
なお、ゲルシート(Y)のpHは、ゲルの保形性及び炭酸ガスの安定的保持の観点から、2〜8の範囲に調整することが好ましく、さらに3〜7の範囲に調整することがより好ましい。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、上記基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に上記ゲルシート(Y)が着脱可能に積層されていることから、基材シート(X)を含む第一層(I)と、ゲルシート(Y)を含む第二層(II)から構成されてなればよい。したがって、第一層(I)は、その全域が基材シート(X)のみから形成されてなる層であってもよく、その一部の領域のみが基材シート(X)により形成されてなる層であってもよく、また第二層(II)も同様に、その全域がゲルシート(Y)のみから形成されてなる層であってもよく、その一部の領域のみがゲルシート(Y)により形成されてなる層であってもよい。
すなわち、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、いずれの態様であっても、第一層(I)に含まれる基材シート(X)の皮膚に貼付する面とは反対側の面に、第二層(II)に含まれるゲルシート(Y)が積層されてなるような層構成を有していればよく、かつゲルシート(Y)が基材シート(X)から着脱可能であればよい。例えば、図1に示すように、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートAは、第一層(I)の中央部に基材シート(X)が存在し、かかる基材シート(X)に対峙するよう、第二層(II)の中央部にゲルシート(Y)が存在している態様であってもよい。また、図2に示すように、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートAは、第一層(I)において格子状に基材シート(X)が存在し、かかる基材シート(X)に対峙するよう、第二層(II)においても格子状にゲルシート(Y)が存在している態様であってもよい。
なお、第一層(I)において、基材シート(X)が存在する以外の領域は、基材シート(X)と同じ素材により形成されてなるシートであってもよく、別の素材により形成されてなるものであってもよい。第二層(II)における、ゲルシート(Y)が存在する以外の領域についても、同様である。また、ゲルシート(Y)の着脱を容易にするため、例えば、ゲルシート(Y)の端部の一部を折り返して摘み片部yを設けてもよい。
なお、第一層(I)において、基材シート(X)が存在する以外の領域は、基材シート(X)と同じ素材により形成されてなるシートであってもよく、別の素材により形成されてなるものであってもよい。第二層(II)における、ゲルシート(Y)が存在する以外の領域についても、同様である。また、ゲルシート(Y)の着脱を容易にするため、例えば、ゲルシート(Y)の端部の一部を折り返して摘み片部yを設けてもよい。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートは、皮膚への炭酸ガス供給を一層効率的にする観点から、ゲルシート(Y)の、基材シート(X)に当接してなる面とは反対側の面に、さらに25℃における炭酸ガス透過性が1000cm3/(m2・24h・atm)以下である被覆シート(Z)が積層されてなるのが好ましい。ゲルシート(Y)の一方の面に、かかる炭酸ガス透過性の低い被覆シート(Z)が積層されてなることにより、ゲルシート(Y)の基剤シート(X)と接する面とは反対の面から外界へと炭酸ガスが放出してしまうのを有効に抑制することができ、また本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートの一体性を高めて、使用感や携帯性の向上を図ることもできる。
被覆シート(Z)の厚みは、皮膚への炭酸ガス供給の効率化を図りつつ、良好な使用感や携帯性を付与するとともに優れた耐久性を確保する観点、並びに柔軟で良好な可撓性を保持して皮膚への追従性を高める観点から、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは3μm以上であり、さらに好ましくは5μm以上であり、好ましくは100μm以下であり、より好ましくは50μm以下であり、さらに好ましくは20μm以下である。被覆シート(Z)の、ゲルシート(Y)に当接させる面には、ゲルシート(Y)との接着性を高めるために、ゲルシート(Y)との間にさらにアンカー層として不織布等を介在させてもよい。
なお、被覆シート(Z)についても、ゲルシート(Y)の、基材シート(X)に当接してなる面とは反対側の面に積層されていればよく、被覆シート(Z)を含む第三層(III)であってもよい。具体的には、例えば、図3に示すように、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートAは、基材シート(X)を含む第一層(I)とゲルシート(Y)を含む第二層(II)が積層されてなる構造体に、被覆シート(Z)がゲルシート(Y)に対峙してなるよう、被覆シート(Z)を含む第三層(III)が積層されてなるものであってもよく、ゲルシート(Y)を着脱する際、かかるゲルシート(Y)とともに、被覆シート(Z)或いは被覆シート(Z)を含む第三層(III)が着脱される構造を有していてもよい。
したがって、被覆シート(Z)は、ゲルシート(Y)の、基材シート(X)に当接してなる面とは反対側の面のみに積層されていてもよく、被覆シート(Z)を含む第三層(III)として、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート全体を覆うように積層されていてもよい。また、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート全体の皮膚への貼付性を高める観点から、被覆シート(Z)又は被覆シート(Z)を含む第三層(III)は、その一部に粘着性を有するよう、表面処理等が施されていてもよい。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートの総厚みは、皮膚に炭酸ガスを有効かつ効率的に供給しつつ可撓性や皮膚への追従性を高め、優れた携帯性を付与する観点から、好ましくは0.201mm以上であり、より好ましくは0.402mm以上であり、さらに好ましくは0.803mm以上であり、好ましくは10.3mm以下であり、より好ましくは5.13mm以下であり、さらに好ましくは3.04mm以下である。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットは、上記皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及びゲルシート(Y)と交換可能な、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y')から構成されてなる。かかるゲルシート(Y')は、上記ゲルシート(Y)と同じシートであり、
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットは、これを一枚備えていてもよく、複数枚備えていてもよい。すなわち、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットは、皮膚貼付用炭酸ガス供給シートとゲルシート(Y')とを備えているため、ゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなる上記皮膚貼付用炭酸ガス供給シートから、ゲルシート(Y)に含有される炭酸ガスが皮膚に供給された後、かかるゲルシート(Y)を剥離し、即座にゲルシート(Y')を装着して、引き続きゲルシート(Y')から皮膚へと炭酸ガスを供給することができ、炭酸ガス供給の持続性を飛躍的に高めることが可能となる。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットは、これを一枚備えていてもよく、複数枚備えていてもよい。すなわち、本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットは、皮膚貼付用炭酸ガス供給シートとゲルシート(Y')とを備えているため、ゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなる上記皮膚貼付用炭酸ガス供給シートから、ゲルシート(Y)に含有される炭酸ガスが皮膚に供給された後、かかるゲルシート(Y)を剥離し、即座にゲルシート(Y')を装着して、引き続きゲルシート(Y')から皮膚へと炭酸ガスを供給することができ、炭酸ガス供給の持続性を飛躍的に高めることが可能となる。
本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及び本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキットであれば、皮膚に貼付したまま必要に応じて着脱可能なゲルシート(Y)を剥離して、新たなゲルシートと交換することにより、二酸化炭素を持続的に供給することができる。そのため、貼付した皮膚に良好な血行促進効果をもたらすことができ、また皮膚に潤いをもたらしてシワの改善や乾燥防止等の効果をもたらすこともできる。さらに、皮膚に貼付したままでのゲルシート(Y)の交換は、外界からの細菌等の侵入を阻止しながらの持続的な炭酸ガスの供給が可能であることから、褥瘡や創傷等の皮膚疾患の治癒にも大いに効果を発揮することができる。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
なお、各測定及び評価については、以下の方法にしたがって行った。
なお、各測定及び評価については、以下の方法にしたがって行った。
《ゲルシート(Y)のピール強度測定方法》
第十七改正日本薬局方 一般試験法 6.12粘着力試験法3.1.2.1.180°ピール粘着力試験法にしたがって、得られたゲルシート(Y)のピール強度を測定した。なお、試験板として、大きさ30mm×50mmの、JIS G 4305既定のSUS304鋼板を用いた。また、試料及びゲルシート(Y)は、25mm幅、長さ110mmにカットしたものを用いた。
第十七改正日本薬局方 一般試験法 6.12粘着力試験法3.1.2.1.180°ピール粘着力試験法にしたがって、得られたゲルシート(Y)のピール強度を測定した。なお、試験板として、大きさ30mm×50mmの、JIS G 4305既定のSUS304鋼板を用いた。また、試料及びゲルシート(Y)は、25mm幅、長さ110mmにカットしたものを用いた。
《ゲルシート(Y)の貼付性・剥離性の評価方法》
5cm×5cmにカットした基材シート(X)を、25℃50%RH室内環境下で前腕内側部に適用した。基材シート(X)自体が皮膚との安定的な貼付性を有しない場合は、基剤シートの外周部5mmの範囲内をサージカルテープで留め皮膚に固定した。ゲルシート(Y)、又は被覆シート(Z)が積層されてなるゲルシート(Y)を、4cm×4cmに切り出し、前記の皮膚に適用した基材シート(X)の中央付近に貼付した。貼付した状態のまま、評価パネル3名にて1時間パソコン作業を実施し、基材シート(X)へのゲルシート(Y)の貼付性を下記基準にしたがって目視により確認し、得られた評価結果から総合的な評価の指標を求めた。
なお、総合的な評価の指標については、1名でも×の評価であった場合は総合的な評価の指標を×とし、全員が○の評価であった場合は総合的な評価の指標を○とし、それ以外の場合は総合的な評価の指標を△とした。
5cm×5cmにカットした基材シート(X)を、25℃50%RH室内環境下で前腕内側部に適用した。基材シート(X)自体が皮膚との安定的な貼付性を有しない場合は、基剤シートの外周部5mmの範囲内をサージカルテープで留め皮膚に固定した。ゲルシート(Y)、又は被覆シート(Z)が積層されてなるゲルシート(Y)を、4cm×4cmに切り出し、前記の皮膚に適用した基材シート(X)の中央付近に貼付した。貼付した状態のまま、評価パネル3名にて1時間パソコン作業を実施し、基材シート(X)へのゲルシート(Y)の貼付性を下記基準にしたがって目視により確認し、得られた評価結果から総合的な評価の指標を求めた。
なお、総合的な評価の指標については、1名でも×の評価であった場合は総合的な評価の指標を×とし、全員が○の評価であった場合は総合的な評価の指標を○とし、それ以外の場合は総合的な評価の指標を△とした。
・ゲルシート(Y)の貼付性
×:ゲルシート(Y)の大半が剥がれていた又は剥がれ落ちた
△:ゲルシート(Y)の一部剥がれがあるが、ゲルシート(Y)の大半は基材シート(X)に貼付していた(使用可能レベル)
○:基材シート(X)からゲルシート(Y)が剥がれがなかった
×:ゲルシート(Y)の大半が剥がれていた又は剥がれ落ちた
△:ゲルシート(Y)の一部剥がれがあるが、ゲルシート(Y)の大半は基材シート(X)に貼付していた(使用可能レベル)
○:基材シート(X)からゲルシート(Y)が剥がれがなかった
・ゲルシート(Y)の剥離性
上記のとおり1時間貼付した後、ゲルシート(Y)を剥離し、基材シート(X)との剥離性を調べた。
×:基材シート(Y)が破れた
○:基材シート(Y)が破れなかった
として、評価パネル3名にて評価をおこない、1名でも×があった場合の貼付性総合評価を×、全員が○の場合を○とした。
上記のとおり1時間貼付した後、ゲルシート(Y)を剥離し、基材シート(X)との剥離性を調べた。
×:基材シート(Y)が破れた
○:基材シート(Y)が破れなかった
として、評価パネル3名にて評価をおこない、1名でも×があった場合の貼付性総合評価を×、全員が○の場合を○とした。
《ゲルシート(Y)中における炭酸ガス含有量の測定方法》
包材からゲルシート(Y)を取り出したのち、直ちに2〜4g分をバイアル瓶に入れ、さらに5wt%トリポリリン酸水溶液15gを加えて蓋を閉じ、20分間浸漬させた。その後、蓋を開けて20wt%クエン酸水溶液2.5gを加え、すばやく混合したのち、直ちに炭酸ガス電極(CE−2041、本体IM−32P;東亜ティーケーケー(株))を用いて炭酸ガス濃度を測定した。得られた炭酸ガス濃度と、バイアル瓶に入れたゲルシート重量、トリポリリン酸水溶液重量、及びクエン酸水溶液重量の値から、ゲルシート(Y)中の炭酸ガス含有量を算出した。
包材からゲルシート(Y)を取り出したのち、直ちに2〜4g分をバイアル瓶に入れ、さらに5wt%トリポリリン酸水溶液15gを加えて蓋を閉じ、20分間浸漬させた。その後、蓋を開けて20wt%クエン酸水溶液2.5gを加え、すばやく混合したのち、直ちに炭酸ガス電極(CE−2041、本体IM−32P;東亜ティーケーケー(株))を用いて炭酸ガス濃度を測定した。得られた炭酸ガス濃度と、バイアル瓶に入れたゲルシート重量、トリポリリン酸水溶液重量、及びクエン酸水溶液重量の値から、ゲルシート(Y)中の炭酸ガス含有量を算出した。
《皮膚貼付用シートにおける炭酸ガス透過性の確認方法》
得られた皮膚貼付用シートにおける炭酸ガス透過性(基材シート(X)を介したゲルシート(Y)からの炭酸ガス透過性)の確認は、以下の方法にしたがって行った。
25℃50%RH室内環境下、経皮O2/CO2ガスモニタ PO−850A(新生電子(株))のセンサー温度を37℃に設定し、ガスモニタの取り扱い説明書の内容にしたがって、ガスモニタ用の両面テープ(両面粘着ディスク)を付着させ、適量のコンタクト液を滴下した後、基剤シートのみをあらかじめセンサー表面部に貼付しておいた。包材からゲルシートを取り出した後、直ちにゲル部を基材シート(X)に密着させ、経時で炭酸ガス分圧の変化を測定した。測定の概要を図4に模式的に示す(但し、両面粘着ディスク及びコンタクト液は図示せず)。
得られた皮膚貼付用シートにおける炭酸ガス透過性(基材シート(X)を介したゲルシート(Y)からの炭酸ガス透過性)の確認は、以下の方法にしたがって行った。
25℃50%RH室内環境下、経皮O2/CO2ガスモニタ PO−850A(新生電子(株))のセンサー温度を37℃に設定し、ガスモニタの取り扱い説明書の内容にしたがって、ガスモニタ用の両面テープ(両面粘着ディスク)を付着させ、適量のコンタクト液を滴下した後、基剤シートのみをあらかじめセンサー表面部に貼付しておいた。包材からゲルシートを取り出した後、直ちにゲル部を基材シート(X)に密着させ、経時で炭酸ガス分圧の変化を測定した。測定の概要を図4に模式的に示す(但し、両面粘着ディスク及びコンタクト液は図示せず)。
また、例えば、実施例14のように、被覆シート(Z)としてEVOHフィルムを積層させたゲルシート(Y)での測定例を図5(炭酸ガス分圧測定値を時間に対してプロットしたグラフ)に示す。基材シート(X)を介して炭酸ガスが透過すると、炭酸ガス分圧測定値が時間と共に上昇し、最大値に到達した。特に、被覆シート(Z)の炭酸ガス透過性が低い実施例14のシートのような場合は、一定の値(炭酸ガス分圧平衡値)に近づく結果となった。さらに、図6に示すように、「炭酸ガス分圧平衡値−炭酸ガス分圧測定値」の自然対数値を時間に対してプロットした対数グラフでは、測定初期の1分程度はほぼ直線になった。なお、対数グラフの傾きの逆数は時定数に相当する(ここで時定数とは、通常平衡値までの約63.2%に到達するまでの時間を示す。)。
但し、図5の場合は、グラフが立ち上るまでに7sec程度の誘導時間があるので、かかる時定数は、ほぼ立ち上がりはじめてから炭酸ガス分圧平衡値までの約63.2%に到達するまでの時間に相当する。)
得られた各皮膚貼付用シートにおける炭酸ガス透過性は、これら炭酸ガス最大分圧値、及び炭酸ガス透過の時定数を目安として確認し、皮膚への炭酸ガス供給性の評価の指標とした。
但し、図5の場合は、グラフが立ち上るまでに7sec程度の誘導時間があるので、かかる時定数は、ほぼ立ち上がりはじめてから炭酸ガス分圧平衡値までの約63.2%に到達するまでの時間に相当する。)
得られた各皮膚貼付用シートにおける炭酸ガス透過性は、これら炭酸ガス最大分圧値、及び炭酸ガス透過の時定数を目安として確認し、皮膚への炭酸ガス供給性の評価の指標とした。
[実施例1〜10]
1)基材シート(X)の準備
所定の構成からなる皮膚貼付用給シートを製造するために用いた各基材シートの物性を表1に示す。各基材シートの炭酸ガス透過性(単位:cm3/(m2・24h・atm))は、JIS K 7126に従って測定した値である。
なお、表1中の「5μmLDPE」は、加熱溶融させた市販の低密度ポリエチレン樹脂(LDPE、サンテックLD L1850K、旭化成ケミカルズ(株))を市販のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET、厚さ50μm、E5100、東洋紡績(株))の上にTダイからカーテン状に押し出し(Tダイ押出温度:295℃)、LDPE層の厚さが5μmになるようにラミネートしたのち、PETフィルムを剥離除去して調製した。 また、表2中の「EVOH(不織布積層)」は、スパンレース不織布(ポリエチレンテレフタレート(PET)芯/ポリエチレン(PE)鞘:レーヨン=50:50、目付80g/m2)上に、フィルム厚15μmとなるようにEVOH樹脂(エバールG156B((株)クラレ))を250℃にて単層でTダイ押出しして調製した。
1)基材シート(X)の準備
所定の構成からなる皮膚貼付用給シートを製造するために用いた各基材シートの物性を表1に示す。各基材シートの炭酸ガス透過性(単位:cm3/(m2・24h・atm))は、JIS K 7126に従って測定した値である。
なお、表1中の「5μmLDPE」は、加熱溶融させた市販の低密度ポリエチレン樹脂(LDPE、サンテックLD L1850K、旭化成ケミカルズ(株))を市販のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET、厚さ50μm、E5100、東洋紡績(株))の上にTダイからカーテン状に押し出し(Tダイ押出温度:295℃)、LDPE層の厚さが5μmになるようにラミネートしたのち、PETフィルムを剥離除去して調製した。 また、表2中の「EVOH(不織布積層)」は、スパンレース不織布(ポリエチレンテレフタレート(PET)芯/ポリエチレン(PE)鞘:レーヨン=50:50、目付80g/m2)上に、フィルム厚15μmとなるようにEVOH樹脂(エバールG156B((株)クラレ))を250℃にて単層でTダイ押出しして調製した。
2)ゲルシート(Y)の製造
表2に示す処方A〜Dにしたがって、25℃条件下で各成分を混合し、万能撹拌機で混練した。得られた混練物を、表2に示す被覆シート(Z)とシリコーン表面処理したPPフィルム(60μm)との間に挟み込み、表3に示す厚みとなるように、ベーカー式アプリケーターで伸展させた。この際、被覆シート(Z)は、アンカー層として積層されている不織布が混練物に接するように配置した。
なお、被覆シート(Z)のない実施例7では、得られた混練物の両側をシリコーン表面処理PPフィルム(60μm)で挟み込んで伸展させた。
表2に示す処方A〜Dにしたがって、25℃条件下で各成分を混合し、万能撹拌機で混練した。得られた混練物を、表2に示す被覆シート(Z)とシリコーン表面処理したPPフィルム(60μm)との間に挟み込み、表3に示す厚みとなるように、ベーカー式アプリケーターで伸展させた。この際、被覆シート(Z)は、アンカー層として積層されている不織布が混練物に接するように配置した。
なお、被覆シート(Z)のない実施例7では、得られた混練物の両側をシリコーン表面処理PPフィルム(60μm)で挟み込んで伸展させた。
伸展させたシート全体をアルミ包材に入れ、熱シールをして密封したのち、アルミ包材ごと50℃の恒温槽に入れて1週間加温し、ゲルを架橋させた。次いで、室温に戻したのち、アルミ包材を開封して中身を取り出して5cm×12cmにカットし、これを新たに用意したアルミ包材に入れ、包材内部の空隙部を炭酸ガス(100vol%)で置換し、熱シールをして密封してゲルシート(Y)を得た。
得られたゲルシート(Y)について、ピール強度測定及び貼付性・剥離性評価を行った。具体的には、得られたゲルシート(Y)を25℃で一週間保持させたのち、包材からシートを取り出して直ちに適切な大きさにカットし、シリコーン処理PPフィルムを剥離除去し、下記方法にしたがって行った。
結果を表3に示す。
かかる表3の結果より、いずれのゲルシート(Y)も、優れた貼付性と剥離性を兼ね備えており、随時必要に応じて良好に着脱できることがわかった。
得られたゲルシート(Y)について、ピール強度測定及び貼付性・剥離性評価を行った。具体的には、得られたゲルシート(Y)を25℃で一週間保持させたのち、包材からシートを取り出して直ちに適切な大きさにカットし、シリコーン処理PPフィルムを剥離除去し、下記方法にしたがって行った。
結果を表3に示す。
かかる表3の結果より、いずれのゲルシート(Y)も、優れた貼付性と剥離性を兼ね備えており、随時必要に応じて良好に着脱できることがわかった。
[実施例11〜12]
ゲルシート(Y)として表4に示す市販の含水冷却ゲルシートを用い、表4に示すシートの構成にしたがって各シートをアルミ包材に炭酸ガス(100vol%)とともに封入した以外、実施例1と同様にして各皮膚貼付用シートを得た後、ピール強度測定、及び貼付性・剥離性評価を行った。
結果を表4に示す。
かかる結果より、実施例11〜12におけるゲルシート(Y)を用いた皮膚貼付用シートは、ゲルシート(Y)が優れた貼付性と剥離性を兼ね備えており、随時必要に応じて良好に着脱できることがわかった。
ゲルシート(Y)として表4に示す市販の含水冷却ゲルシートを用い、表4に示すシートの構成にしたがって各シートをアルミ包材に炭酸ガス(100vol%)とともに封入した以外、実施例1と同様にして各皮膚貼付用シートを得た後、ピール強度測定、及び貼付性・剥離性評価を行った。
結果を表4に示す。
かかる結果より、実施例11〜12におけるゲルシート(Y)を用いた皮膚貼付用シートは、ゲルシート(Y)が優れた貼付性と剥離性を兼ね備えており、随時必要に応じて良好に着脱できることがわかった。
[参考例1〜2]
ゲルシート(Y)の代替シートとして用いた市販のサージカルテープ、及び市販のガムテープのそれぞれの粘着面について、ピール強度を測定し、実施例1と同様にしてゲルシート(Y)の代替シートとしての貼付性・剥離性評価を行った。
結果を表4に示す。
かかる結果より、参考例1で用いたサージカルテープは、貼付性・剥離性ともに問題なかったが、参考例2で用いたガムテープは、剥離時に基材シート(X)の破れが発生した。
ゲルシート(Y)の代替シートとして用いた市販のサージカルテープ、及び市販のガムテープのそれぞれの粘着面について、ピール強度を測定し、実施例1と同様にしてゲルシート(Y)の代替シートとしての貼付性・剥離性評価を行った。
結果を表4に示す。
かかる結果より、参考例1で用いたサージカルテープは、貼付性・剥離性ともに問題なかったが、参考例2で用いたガムテープは、剥離時に基材シート(X)の破れが発生した。
[実施例13〜21]
表5に示すシートの構成にしたがい、実施例1と同様にして各皮膚貼付用シートを得た。ただし、アルミ包材に封入させる炭酸ガス濃度は、表5にしたがって、100vol%、75vol%、50vol%(それぞれ残部は窒素ガス)とした。得られた皮膚貼付用シートの炭酸ガス透過性を表5に示す。
かかる結果より、いずれの皮膚貼付用シートにおいても、炭酸ガスが基材シート(X)を良好に透過しており、皮膚への炭酸ガス供給に優れることがわかる。
表5に示すシートの構成にしたがい、実施例1と同様にして各皮膚貼付用シートを得た。ただし、アルミ包材に封入させる炭酸ガス濃度は、表5にしたがって、100vol%、75vol%、50vol%(それぞれ残部は窒素ガス)とした。得られた皮膚貼付用シートの炭酸ガス透過性を表5に示す。
かかる結果より、いずれの皮膚貼付用シートにおいても、炭酸ガスが基材シート(X)を良好に透過しており、皮膚への炭酸ガス供給に優れることがわかる。
A :本発明の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート
B :貼付方向
(I):基材シート(X)を含む第一層(I)
(II):ゲルシート(Y)を含む第二層(II)
(X):基材シート(X)
(Y):ゲルシート(Y)
(Z):被覆シート(Z)
(Q):経皮O2/CO2ガスモニタ PO−850A(新生電子(株))(センサー温度を37℃に設定)
B :貼付方向
(I):基材シート(X)を含む第一層(I)
(II):ゲルシート(Y)を含む第二層(II)
(X):基材シート(X)
(Y):ゲルシート(Y)
(Z):被覆シート(Z)
(Q):経皮O2/CO2ガスモニタ PO−850A(新生電子(株))(センサー温度を37℃に設定)
Claims (8)
- 25℃における炭酸ガス透過性が5000cm3/(m2・24h・atm)以上である基材シート(X)を備え、かつ基材シート(X)における皮膚に貼付する面とは反対側の面に、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y)が着脱可能に積層されてなり、
ゲルシート(Y)のピール強度が0.01N/cm以上2.5N/cm以下である皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。 - 基材シート(X)の透水性が、0.1g/cm2・分未満である請求項1に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- ゲルシート(Y)中における25℃での炭酸ガスの含有量が、500ppm以上2000ppm以下である請求項1又は2に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- ゲルシート(Y)の厚みが、0.2mm以上10mm以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- 基材シート(X)が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、及びエラストマーから選ばれる1種又は2種以上から形成されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- 総厚みが、0.201mm以上10.3mm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- ゲルシート(Y)の、基材シート(X)に当接してなる面とは反対側の面に、25℃における炭酸ガス透過性が1000cm3/(m2・24h・atm)以下である被覆シート(Z)が積層されてなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の皮膚貼付用炭酸ガス供給シート、及びゲルシート(Y)と交換可能な、炭酸ガスを含有するゲルシート(Y')から構成されてなる皮膚貼付用炭酸ガス供給シートキット。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220201 |
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