JP2019137114A - 車両用フード構造 - Google Patents

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圭昭 中本
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圭昭 中本
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直彦 上野
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Abstract

【課題】フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、軽量化を図ることのできる車両用フード構造を得る。【解決手段】車両用フード構造では、図示しない車両の車両前部室を開閉可能に覆うフード10の外板を構成すると共に、略車両前後方向に沿って延在されるフードアウタパネル12と、このフードアウタパネル12に対して車両下方側へ配置され、フード10の内板を構成する図示しないフードインナパネルとを有している。ここで、フードアウタパネル12では、低曲率部32における板厚が、低曲率部32より剛性の高い高曲率部30における板厚よりも厚くなっており、かつ、低曲率部32から高曲率部30にかけて板厚が連続的に変化している。これにより、高曲率部30の板厚が過剰に設定されることが抑制されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用フード構造に関する。
下記特許文献1には、車両にけるフロントフードのフードアウタパネルが、一定の厚さの板材で構成された技術が開示されている。このようなフードアウタパネルにおいては、パネルの厚みを決定する際に、パネル剛性が最も小さい領域が基準となる。
特開2005−035326号公報
ところで、フードアウタパネルには、凹凸のレリーフ部等に代表される所謂キャラクターラインが形成されるものがある。この場合、パネルの曲率が部分的に異なっており、曲率が大きい部位では剛性が高まり、曲率が小さい部位では剛性が低くなるのが一般的である。
このように、パネルの曲率が部分的に異なるフードアウタパネルに対して、上記先行技術を適用すると、剛性の最も低い領域を基準にフードアウタパネルの厚みが決定されるため、剛性の高い領域(すなわち曲率の大きい部位)では、パネルの厚みが過剰に設定されていることになる。換言すると、パネルの曲率が大きい部位においては、剛性が過剰となりフードアウタパネルの重量が必要以上に増加してしまう。
本発明は、上記事実を考慮し、フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、軽量化を図ることのできる車両用フード構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用フード構造は、車両前部室を開閉可能に覆うフードの外板を構成すると共に、略車両前後方向に沿って延在し、かつ、低曲率部における板厚が、高曲率部における板厚よりも厚くなっていると共に前記低曲率部から前記高曲率部にかけて板厚が連続的に変化しているフードアウタパネルと、このフードアウタパネルに対して車両下方側へ配置され、フードの内板を構成するフードインナパネルと、を有している。
請求項1記載の本発明によれば、フードアウタパネルは、車両前部室を開閉可能に覆うフードの外板を構成しており、略車両前後方向に沿って延在されている。
ここで、本発明では、フードアウタパネルにおける低曲率部における板厚が、高曲率部における板厚よりも厚くなっている。さらに、当該低曲率部から高曲率部にかけて板厚が連続的に変化している。
上述したとおり、フードアウタパネルの剛性は、低曲率部より、高曲率部で高められている。このため、形状により剛性が高められる高曲率部の板厚を、低曲率部の板厚より薄くすることで、高曲率部において板厚が過剰に設定されることが抑制される。また、低曲率部から高曲率部にかけて板厚を連続的に変化させることで、フードアウタパネル全体の板厚が、パネルの曲率に応じて適宜最適化される。これにより、例えば、フードアウタパネルの板厚を一定に形成した場合と比べて、パネルの剛性が最適化されると共に、軽量化が図られる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用フード構造は、フードアウタパネルの剛性を確保しつつ、軽量化を図ることができるという優れた効果を奏する。
本実施形態に係る車両用フード構造に係るフードアウタパネルの概略平面図である。 図1に示されるフードアウタパネルにおいて、図1の2−2線に沿った切断面を示す要部拡大断面図である。 対比例としてのフードアウタパネルの板厚を示す、図2に対応する拡大断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る車両用フード構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは車両幅方向右方側を示している。
図1には、本実施形態に係るフードアウタパネル12を車両上方側から見た概略平面図が示されている。また、図2には、本実施形態に係るフードアウタパネル12を、図1の2−2線に沿って切断した拡大断面図であって、本実施形態の要部に係るフードアウタパネル12の板厚が示されている。
まず、本実施形態に係るフロントフード10(以下、単に「フード10」ともいう。)の全体構成について説明する。フード10は、図示しない車両の前部に設けられた車両前部室(一例として、パワーユニット室)を覆い、フード外板を構成するフードアウタパネル12と、このフードアウタパネル12の下方側に配置されてフード内板を構成する図示しないフードインナパネルと、によって構成されている。一例として、フードアウタパネル12の外周部はフードインナパネルにヘミング加工によって接合されている。また、このフード10は一例としてアルミニウム合金製とされている。なお、「フロントフード10」が本発明における「フード」に相当する。
図1及び図2に示されるように、上述したフードアウタパネル12は、平面視で略矩形状に形成されていると共に、フードアウタパネル12の車両幅方向両端部から中央部にかけて車両上方側に凸をなすように若干湾曲されている。
また、フードアウタパネル12には、フード上方側へ凸をなすレリーフ部18が一体に形成されている。当該レリーフ部18は、帯状に形成された複数の凸状部からなり、略車両前後方向に沿って延在される第1レリーフ18A、第2レリーフ18B、第3レリーフ18Cと、略車両幅方向に沿って延在される第4レリーフ18Dと、によって構成されている。
図1に示されるように、第1レリーフ18A、第2レリーフ18B、第3レリーフ18Cは、フードアウタパネル12にそれぞれ一対形成されており、車両前後方向の中心線(図1に示される一点鎖線L参照)に対して対称となるように配置されている。このため、フードアウタパネル12の中央部から車両右側の部位に形成されるレリーフ部18について説明し、車両左側の部位に設けられたレリーフ部18についての説明は省略する。
図1に示されるように、フードアウタパネル12の中央部から車両右側の部位には、当該中央部から車両幅方向右側部にかけて、第1レリーフ18A、第2レリーフ18B、第3レリーフ18Cが、この順に配置されている。
具体的には、第1レリーフ18Aは、平面視でフードアウタパネル12の前端部から車両前後方向後方側かつ若干車両幅方向外側に向かって直線状に延在した後、後端部が車両幅方向外側に屈曲されて形成されている。また、第2レリーフ18Bは、平面視でフードアウタパネル12の前端部から後端部にかけて車両幅方向外側に凸をなすように湾曲されて形成されている。そして、第3レリーフ18Cは、フードアウタパネル12の前端部かつ車両幅方向右側部に形成され、平面視で車両幅方向外側に凸をなすように湾曲されて形成されている。さらに、第1レリーフ18A、第2レリーフ18B、第3レリーフ18Cより車両後方側に第4レリーフ18Dが配置され、略車両幅方向に沿って延在されている。
図2に示されるように、フードアウタパネル12では、上記したレリーフ部18が形成される部位が、パネルの曲率が最も大きく設定される高曲率部30とされる。これにより、このレリーフ部18では、各第1レリーフ18A、第2レリーフ18B、第3レリーフ18C、第4レリーフ18Dの延在方向に沿って剛性が高められ、フードアウタパネル12全体の張り剛性及び耐デント性を向上させている。
一方で、図2に示されるように、フードアウタパネル12において、レリーフ部18を除く部位は、平面状に形成されており、パネルの曲率が最も小さく設定される低曲率部32とされている。そして、上述した高曲率部30と、当該低曲率部32とが、徐変部34によって連続的に連結されている。
ここで、本実施形態では、図2に示されるように、フードアウタパネル12の曲率の変化に対応して、パネルの板厚を変化させている。具体的には、低曲率部32におけるフードアウタパネル12の板厚が、高曲率部30における板厚よりも厚く設定されている。さらに、低曲率部32と高曲率部30を連結する徐変部34では、板厚が連続的に変化されている。換言すると、フードアウタパネル12の曲率と板厚は反比例の関係とされており、パネルの曲率が大きくなるほど板厚は薄く設定され、パネルの曲率が小さい部位であるほど、板厚は厚くなるように設定されている。
なお、図2には、便宜的にパネルの板厚の変化が2次元的に示されているが、実際上、フードアウタパネル12の曲率変化は3次元的な数値で表現されるため、パネルの板厚も、3次元的に変化されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係る車両用フード構造によれば、フードアウタパネル12は、図示しない車両の車両前部室を開閉可能に覆うフード10の外板を構成しており、略車両前後方向に沿って延在されている。
ここで、実施形態では、車両上方側に凸をなすレリーフ部18がフードアウタパネル12に一体形成されている。そして、フードアウタパネル12における平面状に形成された低曲率部32の板厚が、レリーフ部18が形成された高曲率部30における板厚よりも厚くなっている。さらに、当該低曲率部32と高曲率部30は徐変部34によって連結され、徐変部34では板厚が連続的に変化している。
ところで、本実施形態のフードアウタパネル12のように、フードアウタパネル12にレリーフ部18のような所謂キャラクターラインが形成される場合は、パネルの曲率が大きい部位では剛性が高まり、曲率が小さい部位では剛性が低くなるのが一般的である。このため、図3に示すように、パネルの板厚が一定の寸法(図3に示される寸法S参照)に設定されたフードアウタパネル50では、剛性が低くなる低曲率部54を基準に板厚を設定すると、剛性の高い高曲率部52では板厚が過剰に設定される。このため、フードアウタパネル50全体の重量が増加する。
これに対して、本実施形態に係るフードアウタパネル12では、形状により剛性が高められる高曲率部30の板厚を低曲率部32の板厚より薄くすることで、高曲率部30において板厚が過剰に設定されることが抑制されている。また、低曲率部32と高曲率部30を連結する徐変部34によって板厚を連続的に変化させているため、フードアウタパネル12全体の板厚が、パネルの曲率に応じて適宜最適化される。これにより、図3に示されるフードアウタパネル50のように、パネルの板厚を一定に形成した場合と比べて、フードアウタパネル12の剛性を最適化すると共に、軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、フードアウタパネル12の曲率と板厚は反比例の関係とされ、フードアウタパネル12の曲率が3次元的に変化されるのに対応して、フードアウタパネル12の板厚が、3次元的に変化されている。これにより、一方方向や、二方向にのみ、フードアウタパネル12の板厚を徐変させる場合と比べて、フードアウタパネル12の剛性及び重量の最適化を、より高精度に行うことができる。
さらに、本実実施形態では、フードアウタパネル12の高曲率部30における板厚が過剰に設定されることを抑制しているため、高曲率部30の剛性が過剰に設定されることを抑制することができる。これにより、例えばフード10に衝突体が衝突した場合に、高曲率部30(換言すると、レリーフ部18)の変形が妨げられ、衝撃荷重を適切に吸収できないという現象を防止することができる。その結果、フード10に衝突体が衝突した際の衝突体の保護性能が向上されている。
〔上記実施形態の補足説明〕
上述した本実施形態では、アルミフードに対して本発明を適用したが、これに限らず、鋼板製や、樹脂製のフードに対して本発明を適用してもよい。
10 フロントフード(フード)
12 フードアウタパネル
14 フードインナパネル
30 高曲率部
32 低曲率部

Claims (1)

  1. 車両前部室を開閉可能に覆うフードの外板を構成すると共に、略車両前後方向に沿って延在し、かつ、低曲率部における板厚が、高曲率部における板厚よりも厚くなっていると共に前記低曲率部から前記高曲率部にかけて板厚が連続的に変化しているフードアウタパネルと、
    このフードアウタパネルに対して車両下方側へ配置され、フードの内板を構成するフードインナパネルと、
    を有する車両用フード構造。

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