JP2019136305A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の通気性を向上し、蒸れを抑制できる吸収性物品を提供する。【解決手段】外装体を備えた吸収性物品であって、前記外装体のウエスト部の周方向と略平行に伸張状態で配置された伸縮部材と、前記伸縮部材の延在方向と略平行に延び、前記外装体の厚み方向において前記伸縮部材と重なるように延びているフルート構成部材と、前記フルート構成部材を前記吸収性物品を構成する部材と接着する複数の接着部であって、前記伸縮部材の延在方向と交差する方向にそれぞれ形成されている複数の接着部と、前記フルート構成部材に設けられ、前記伸縮部材の延在方向と略平行に形成されているフルート形状維持部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、通気性を向上させることが可能な吸収性物品に関する。
従来、排出された体液(以下、単に「体液」とも言う)を吸収体に誘導して吸収させる使い捨ておむつ等の吸収性物品が広く知られている。使い捨ておむつでは、そのウエストギャザーが着用者のウエストに密着し、体液が排出された後には、おむつ内部に湿気が篭って蒸れが発生し、着用者に不快感を与える場合がある。
そこで、おむつのインナーカバーシートとアウターカバーシートとの間に糸ゴムを配置して形成されたフルート形状において、インナーカバーシートの肌当接面側に多数の小さい孔を設けることで、おむつの内部の湿気を当該フルートの内部に通しておむつの外部へ逃がし、通気性の向上を図ったものが、例えば、特許文献1に記載されている。また、当該フルートの肌当接面と着用者の肌との間には隙間が形成されうるが、その隙間からも湿気がおむつの外側に逃げる場合も考えられる。
特開2011−078477号公報
しかしながら、特許文献1に記載のおむつでは、着用者の姿勢によって、カバーシートに形成された当該フルート形状がつぶれて、フルート内部やフルートと肌との隙間に形成されていた湿気の通り道が確保されず、通気性が向上しないおそれがある。そのため、おむつ内部の通気性を向上させるおむつの形態には、依然として改良の余地がある。
本発明の目的は、ウエスト部に形成されたフルート形状を維持することで、内部の通気性を向上し、蒸れを抑制できる吸収性物品を提供することにある。
本発明による吸収性物品は、外装体を備えた吸収性物品であって、前記外装体のウエスト部の周方向と略平行に伸張状態で配置された伸縮部材と、前記伸縮部材の延在方向と略平行に延び、前記外装体の厚み方向において前記伸縮部材と重なるように延びているフルート構成部材と、 前記フルート構成部材を前記吸収性物品を構成する部材と接着する複数の接着部であって、前記伸縮部材の延在方向と交差する方向にそれぞれ形成されている複数の接着部と、前記フルート構成部材に設けられ、前記伸縮部材の延在方向と略平行に形成されているフルート形状維持部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ウエスト部に形成されたフルート形状が維持され、空気の通り道を確保することができるので、おむつ内部の通気性を向上し、蒸れを抑制することが可能となる。
本発明をパンツ型の使い捨ておむつに適用した第1実施形態の外観を模式的に表す立体投影図である。 図1に示した実施形態のサイドシール部を破って展開した状態の一部破断平面図である。 図2に示した展開状態のおむつを分解した立体投影図である。 第1実施形態に係るウエスト部付近を示す図であり、(a)は図2のIVa−IVa方向断面図、(b)は(a)を肌当接面側から見たときの一部平面図、(c)は(b)のIVc−IVc方向断面図、(d)は着用状態における(c)である。 本発明の第2実施形態に係るウエスト部付近を示す図であり、(a)は図2のIVa−IVa方向断面図、(b)は(a)を肌当接面側から見たときの一部平面図、(c)は(b)のVc−Vc方向断面図、(d)は着用状態における(c)である。
<第1実施形態>
本発明をパンツ型の使い捨ておむつに適用した第1実施形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限らず、その特許請求の範囲、明細書または図面に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能である。
<おむつの主な構成>
本実施形態によるパンツ型の使い捨ておむつの外観を図1に示し、そのサイドシール部を破って内側を表にして展開した状態の外観を図2に示し、これをさらに分解した状態の外観を図3に示す。図2のおむつ10については、説明の便宜上、部分的に破断した状態をそれぞれ示している。本実施形態におけるパンツ型の使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とも言う)10は、ウエスト周り開口部11および左右一対の脚周り開口部12が形成された外装体13と、この外装体13の内側に配される吸収体22とで主要部が構成される。
また、本実施形態におけるおむつ10は、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。ウエスト周り開口部11は、着用時に前身頃領域10Fと後身頃領域10Rとで着用者のウエストの部分を取り囲むように形成されている。同様に、左右一対の脚周り開口部12は、前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの下端部と股下領域10Cとで着用者の両脚の太股部分を取り囲むようにそれぞれ形成されている。着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、着用時に股下領域10Cは、着用者の股下を覆い、左右一対の脚周り開口部12に、着用者の脚がそれぞれ通された形となる。したがって、脚周り開口部12は、着用者の両脚の付け根から太股あたりのいずれかに位置することとなる。
外装体13は、(例えば、液不透過性の)外側シート15と、着用者の肌に当接可能であり不織布にて形成された内側シート16と、ウエスト周り伸縮部材17と、ウエスト部11Wにて通気性を確保するためのフルート形状(後述する図4(d)を参照)を構成するフルート構成部材25とで構成される。本実施形態では、このウエスト部11Wのフルート形状によって、フルート構成部材25を構成する2層のシート片のうち肌当接側の第2シート片25bと着用者の肌Bとの間にフルート構成部材の股下側端部からウエスト側端部への空気の通り道が形成され、おむつの内部から外部へ空気が通り抜ける道が形成されている(後述する図4(b)および図4(d)を参照)。本実施形態では、フルート構成部材25には、ウエスト部11Wに形成されるフルート形状を維持するためのフルート形状維持部27が設けられる。フルート構成部材25およびフルート形状維持部27の詳細については後述する。
ウエスト周り伸縮部材17は、外装体13のウエスト部11Wの周方向と略平行に伸張状態で配置され、張り合わされている。本実施形態では、ウエスト周り伸縮部材17は、ウエスト部11Wの周方向に沿って外装体13の内周面に設けられ、外側シート15のウエスト側端部を折り返した部分で挟まれている。尚、本発明では、これに限られず、ウエスト周り伸縮部材17を、折り返さない外側シートと当該外側シートと略同じ寸法の内側シートで挟む構成であってもよい。ウエスト周り伸縮部材17によって着用者のウエストの部分に対応するウエスト周り開口部11が絞られ、ここにウエストギャザー11gが形成される。ウエストギャザー11gが形成されることによって、ウエスト部11Wにフルート形状(後述する図4(d)を参照)が形成される。
本実施形態では、おむつ10の腹回り部分には、着用者の腹回りにフィットして、着用感を良くするように、タミー伸縮部材(腹回り伸縮部材)28が設けられている。タミー伸縮部材28によって、タミーギャザー28gが形成される。
また、おむつ10の前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rにおける外装体13の幅方向の端縁には、ウエスト周り開口部11と脚周り開口部12とにつながる左右一対のサイドシール部19が形成されている。図2に示すような展開状態から外装体13の前後のサイドシール部19を相互に重ね合わせ、これらの当接部分を、例えば、超音波溶融接着法を用いて接合する。これにより、ウエスト周り開口部11と左右一対の脚周り開口部12とが形成された図1に示すようなおむつ10を得ることができる。
図1に戻り、細長い矩形のシート状をなす吸収性本体14は、おむつ10の前身頃領域10Fから左右の脚周り開口部12の間の股下領域10Cを通って後身頃領域10Rまで延在する。本実施形態における吸収性本体14は、液不透過性のバックシート(裏面シート)20と、このバックシート20よりも少し小さめの寸法形状を持つ液透過性のトップシート(表面シート)21と、細長いシート状をなす吸収体22と、左右一対の疎水性の側方シート(サイドシート)23とで主要部が構成されている。バックシート20は、外装体13の肌当接面側(つまり内側シート16の肌当接面側)に接合され、吸収体22は、バックシート20とトップシート21との間に配置され、この吸収体22を介してトップシート21がバックシート20の肌当接面側に接合される。
吸収体22全体を覆うトップシート21の外周端縁の肌非当接側は、バックシート20の外周縁部に接合されており、トップシート21の幅方向両端部の肌当接側は、側方シート23に接合されている。さらに、側方シート23の左右両側端縁部は折り返されてバックシート20の肌非当接側の側端縁部に接合され、側方シート23の長手方向両端縁部はバックシート20の長手方向両端縁部に接合されている。従って、トップシート21の左右両側に覆い重なる左右一対の側方シート23の内側部分(図2中、中央側)は、トップシート21に対して非接合状態となっている。この内側部分で立体ギャザー23gを形成するため、側方シート23の内側端縁部に立体ギャザー伸縮部材(例えば糸ゴム)24が伸張状態で接合されている。従って、このようなおむつ10を着用した状態では、尿や便は、吸収性本体14のトップシート21上に導かれ、水分がトップシート21を通過して吸収体22に吸収されることとなる。
また、左右一対の脚周り伸縮部材18は、側方シート23の当該折り返し部分に挟まれるように伸長状態で配されている。左右一対の脚周り伸縮部材18によって着用者の両脚の太股部分に対応する左右一対の脚周り開口部12がそれぞれ絞られ、ここにそれぞれレッグギャザー12gが形成される。
トップシート21の下に位置する本実施形態の吸収体22は、主にパルプと高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)とからなる吸収性コアである。本実施形態の吸収体22は、前身頃、股下、後身頃に亘るように、細長い形状をしている。ここで、前身頃部分から後身頃部分に向かう方向を前後(上下)方向とし、それに直交する方向を左右方向とすると、本実施形態の吸収体22は、前後(上下)方向の長さと左右方向の長さとが異なる矩形のものである(図2および図3では、前後(上下)の長さが左右の長さより長くなっている)。なお、本実施形態の吸収体22の形状はこれに限らず、例えば、前後(上下)左右の長さが同程度の略正方形のもの、前後(上下)端の角が丸く落とされているもの、前後(上下)に延びる楕円形のもの、円形のもの等、さまざまな形状を含む。また、吸収体22の股下部分には、一対の脚周り開口部12に対応するように、円弧状または台形、矩形などの四角形状をなす左右一対の切欠き部が形成されても良い。なお、本実施形態に係るおむつ10では、被覆部材(コアラップ)で包まれていない吸収性コアを吸収体22として用いているが、本発明に係る吸収性物品では、被覆部材で包まれた吸収体22を用いてもよい。
<フルート形状維持部>
図4は、第1実施形態に係るウエスト部付近を示す図であり、図4(a)は図2のIVa−IVa方向断面図、図4(b)は図4(a)を肌当接面側から見たときの一部平面図、図4(c)は図4(b)のIVc−IVc方向断面図、図4(d)は着用状態における図4(c)である。
上述したように、フルート構成部材25は、ウエスト部11Wにて通気性を確保するためのフルート形状を構成するものである。フルート構成部材25は、例えば、不織布で形成されたシートで構成される。本実施形態では、フルート構成部材25は、第1シート片25aと第2シート片25bとの2層のシート片で構成されている。本発明では、フルート構成部材25は、互いに同一又は異なる複数の層で構成されることが好ましい。この構成により、フルート構成部材25の強度や剛性を高めることができる結果、上記フルート形状を維持することが可能となる。よって、後述する本実施形態による効果、つまり、おむつ10の通気性向上に寄与することが可能となる。本実施形態では、第1シート片25aと第2シート片25bとは、互いに略同一の形状、大きさを有し、同一の材質で構成されているが、本発明では、フルート構成部材25を構成する当該複数の層は、互いに同一又は異なる形状、大きさ、材質等で構成されうる。フルート構成部材25は、外装体13の外側シート15のウエスト側端部を折り返した部分の肌当接面側に配置されている。フルート構成部材25は、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向と略平行に延び、外装体13の厚み方向においてウエスト周り伸縮部材17と重なるように延びている。
複数の接着部26fは、フルート構成部材25を吸収性物品10を構成する部材と接着するものである。本実施形態では、複数の接着部26fは、図4(b)に示すように、フルート構成部材25を外装体13の外側シート15のウエスト側端部において折り返した部分の肌当接面側に接着している。すなわち、フルート構成部材25は、折り返した部分の肌当接面側に複数の接着部26fを介して接着されている。
また、複数の接着部26fは、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向と交差する方向にそれぞれ形成されている。本実施形態では、複数の接着部26fは、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向と直交する方向にそれぞれ形成されている。
本実施形態では、ウエスト周り伸縮部材17は、外側シート15のウエスト側端部を折り返した部分において、複数の接着部26eを介して、接着固定されている。なお、本実施形態では、外側シート15の当該折り返した部分の内側対向面は、図4に示すように、複数の接着部26eを介して、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向において部分的に接着されているが、本発明では、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向において連続して接着されてもよい。
フルート形状維持部27は、フルート構成部材25に設けられ、ウエスト周り伸縮部材17の延在方向と略平行に形成されている。本実施形態では、フルート形状維持部27は、ヒートシールによって形成される。具体的には、フルート形状維持部27は、第1シート片25aの肌当接面側と第2シート片25bの肌非当接面側とをヒートシールで接着することによって形成される。本実施形態では、フルート形状維持部27は、ヒートシールで形成されているが、本発明ではこれに限られず、ホットメルトなどの接着剤による接着や超音波溶融などによって形成されてもよい。
従来、排出された体液を吸収体に誘導して吸収させる使い捨ておむつ等の吸収性物品は、そのウエストギャザーが着用者のウエストに密着し、体液が排出された後には、おむつ内部に湿気が篭って蒸れが発生し、着用者に不快感を与える場合がある。
そこで、おむつのインナーカバーシートとアウターカバーシートとの間に糸ゴムを配置して形成されたフルート形状において、インナーカバーシートの肌当接面側に多数の小さい孔を設けることで、おむつの内部の湿気を当該フルートの内部に通しておむつの外部へ逃がし、通気性の向上を図ったものが、例えば、特許文献1に記載されている。また、当該フルートの肌当接面と着用者の肌との間には隙間が形成されうるが、その隙間からも湿気がおむつの外側に逃げる場合も考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載のおむつでは、着用者の姿勢によって、カバーシートに形成された当該フルート形状がつぶれて、フルート内部やフルートと肌との隙間に形成されていた湿気の通り道が確保されず、通気性が向上しないおそれがある。
本実施形態によれば、ウエスト部11Wに形成されたウエストギャザー11gのフルート形状が維持されるようになるので、おむつ10と着用者との間にある湿気を、図4(d)に示すように、フルート構成部材25の第2シート片25bの肌当接側と肌Bとの間の隙間Gを通って、おむつ10の外側に逃がし易くすることが可能となる結果、おむつ内部の通気性を向上し、蒸れを抑制することが可能となる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態は、第1実施形態と異なり、フルート構成部材のシートを1層にすることで、製造時コストの低減を可能にしている。
図5は、本発明の第2実施形態に係るウエスト部付近を示す図であり、図5(a)は図2のIVa−IVa方向断面図、図5(b)は図5(a)を肌当接面側から見たときの一部平面図、図5(c)は図5(b)のVc−Vc方向断面図、図5(d)は着用状態における(c)である。本実施形態に係る吸収性物品を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ウエスト部11Wに形成されたウエストギャザー11’gのフルート形状が維持されるようになるので、おむつ10と着用者との間にある湿気を、図5(d)に示すように、フルート構成部材25の肌当接側と肌Bとの間の隙間Gを通って、おむつ10の外側に逃がし易くすることが可能となる結果、おむつ内部の通気性を向上し、蒸れを抑制することが可能となる。なお、本発明では、1層のフルート構成部材25の素材として、第1実施形態のような複数層のフルート構成部材25や外側シート15の強度、剛性よりも高いものを用いることが好ましい。この構成により、第1実施形態よりもフルート形状を維持することが可能となり、おむつ10の通気性を向上することが可能となる。
<その他>
本発明は、上述した実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態またはその変形例に係るおむつの構造は、上述したようなパンツ型であって架橋型(2シート型)に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に規定された吸収性物品の構成を含む吸収性物品でありさえすれば、どのような構成であってもよい。例えば、吸収体が存在しないパンツタイプ(パッドカバー)などにも本発明を適用可能である。
加えて、上記各実施形態またはその変形例は、乳幼児向けのおむつに限らず、成人向けのおむつなど、各種吸収性物品に適用可能である。
また、上記第1実施形態では、フルート構成部材25は、第1シート片25aおよび第2シート片25bの2枚のシート片で構成されているが、本発明ではこれに限らず、一枚のシート片を折り返したもので構成されてもよい。
さらに、本発明では、ウエストギャザー11gのフルート形状の内部と連通するように、フルート構成部材25に多数の小さい孔を設ける態様も許容されるものである。この構成により、通気性をさらに向上させることが可能となる。
10 おむつ
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
11 ウエスト周り開口部
11g、11’g ウエストギャザー
11W ウエスト部
12 脚周り開口部
13 外装体
14 吸収性本体
15 外側シート
16 内側シート
17 ウエスト周り伸縮部材
18 脚周り伸縮部材
19 サイドシール部
20 裏面シート(バックシート)
21 表面シート(トップシート)
22 吸収体
23 側方シート(サイドシート)
23g 立体ギャザー
24 立体ギャザー伸縮部材
25 フルート構成部材
25a 第1シート片
25b 第2シート片
26e、26f 接着部
27 フルート形状維持部
28 タミー伸縮部材
28g タミーギャザー

Claims (5)

  1. 外装体を備えた吸収性物品であって、
    前記外装体のウエスト部の周方向と略平行に伸張状態で配置された伸縮部材と、
    前記伸縮部材の延在方向と略平行に延び、前記外装体の厚み方向において前記伸縮部材と重なるように延びているフルート構成部材と、
    前記フルート構成部材を前記吸収性物品を構成する部材と接着する複数の接着部であって、前記伸縮部材の延在方向と交差する方向にそれぞれ形成されている複数の接着部と、
    前記フルート構成部材に設けられ、前記伸縮部材の延在方向と略平行に形成されているフルート形状維持部と
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記フルート形状維持部は、ヒートシールによって形成されることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記フルート構成部材は、第1シート片と第2シート片との2層のシート片で構成されており、
    前記フルート形状維持部は、前記第1シート片の肌当接面側と前記第2シート片の肌非当接面側とを前記ヒートシールで接着することによって形成されることを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記外装体の肌当接面側に接合される液不透過性の裏面シートと、前記裏面シートの肌当接面側に接合される液透過性の表面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される吸収体と、をさらに備え、
    前記伸縮部材は、前記ウエスト部の周方向に沿って前記外装体の内周面に設けられ、前記外装体を構成するシートのウエスト側端部を折り返した部分で挟まれており、
    前記フルート構成部材は、前記折り返した部分の肌当接面側に前記複数の接着部を介して接着されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記フルート構成部材は、互いに同一又は異なる複数の層により構成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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