JP6308121B2 - ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は,着用者の股下に装着され,尿などの液体を吸収して保持するための使い捨ておむつに関する。具体的に説明すると,本発明は,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部を有するボクサーパンツ型の使い捨ておむつに関するものである。
従来から,前身頃と後身頃の左右両端が予め接合されて,着用者の腹周りに対応するウエスト開口部と,着用者の左右の脚周りに対応する一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型の使い捨ておむつが知られている。このようなパンツ型の使い捨ておむつは,レッグ開口部が着用者の鼠径部に沿うようして上方に広がるショーツタイプのものが一般的である。
しかし,ショーツタイプの使い捨ておむつは,着用者が歩いたり座ったりする際に脚周り部分に隙間が生じやすくなっており,レッグ開口部からの尿漏れが課題の一つであるとされていた。このため,近年では,ショーツタイプの使い捨ておむつの課題を克服するために,脚周り部分のフィット性を強化したボクサーパンツ型の使い捨ておむつが開発されている(特許文献1〜3)。ボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部を有しており,レッグ開口部が股下部よりも下方に延在している。このため,着用者が動いているときにも,着用者の脚周りとおむつとの間に隙間が生じにくく,レッグ開口部からの尿漏れを効果的に防止できるとされている。
特許文献1に記載のボクサーパンツ型の使い捨ておむつ(トランクス型おむつ)は,使い捨ておむつの脚周り部分に配置された弾性部材が,左右のレッグ開口部を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設されている。これにより,特許文献1の使い捨ておむつは,装着感に優れ,脱着が容易で,防漏性の高く,安定した吸収性を有するとされている。また,特許文献2には,脚周り被覆部(脚周り筒部)の周方向に沿ってミシン目を形成することで,その脚周り被覆部の長さを容易に変更可能としたボクサーパンツ型の使い捨ておむつが開示されている。
ただし,特許文献1や特許文献2に開示された従来のボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,脚周り被覆部が液体を吸収する素材で形成されたものではない。このため,従来のボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,尿などの液体がこの脚周り被覆部に達してしまうと適切に液体を吸収することができず,レッグ開口部からの尿漏れを確実に防止できるものではなかった。そこで,特許文献3では,レッグ開口部からの尿漏れをより確実に防止するために,レッグ開口部に沿って吸収要素を配設したボクサーパンツ型の使い捨ておむつが提案されている。つまり,特許文献3のボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,吸収性本体と,この吸収性本体を着用者の股下に保持するための外装体とから構成される。そして,吸収性本体に第1吸収要素を配設するとともに,外装体のレッグ開口部の周囲に第2吸収要素を配設している。このため,吸収性本体の第1吸収要素によって吸収しきれなかった液体がレッグ開口部に到達した場合であっても,外装体の第2吸収要素によって吸収することができるとされていた。
特許第5208965号公報 特開2010−220980号公報 特開2012−062329号公報
ここで,本発明者は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて尿漏れが発生する現象について詳しく研究を行った。その研究の結果,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいては,吸収性本体から滲み出した尿が着用者の内太腿辺りをつたってレッグ開口部に到達し,このレッグ開口部から漏れ出す場合が多いということが明らかになった。
これに対し,上記した特許文献3のボクサーパンツ型の使い捨ておむつでは,外装体のレッグ開口部の周囲に沿って第2吸収要素が設けられているものの,この第2吸収要素は,吸収性本体に設けられた第1吸収要素から分離して配置されている。すなわち,本発明者の研究結果にあるとおり,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,着用者の内太腿辺りに尿が溜まりやすくなっているにも関わらず,特許文献3の使い捨ておむつでは,この尿漏れの発生しやすい内太腿辺りに吸収要素が存在していなかった。従って,特許文献3の使い捨ておむつは,着用者の内太腿辺りに残存する尿を効率的に吸収することができず,着用者に対して尿漏れの不快感を与えるおそれがあった。
また,特許文献3のボクサーパンツ型の使い捨ておむつは,レッグ開口部の全周囲に沿って第2吸収要素が配設されている。しかしながら,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいては,着用者の内太腿辺りから尿漏れが発生する場合が多く,反対に,着用者の外太腿辺りからは尿漏れがほとんど発生しない。従って,特許文献3のおむつのように,着用者の外太腿辺りを被覆するように吸収要素を配設すると,不必要な圧迫感を着用者に与えてしまい,却って使い捨ておむつの装着感が低下するという問題があった。
また,一般的に,使い捨ておむつを製造するにあたり,吸収性本体と外装体とは別々の工程で製造された後,最終工程に近い段階で互いに接合されて,使い捨ておむつの完成品となる。通常であれば,液体を吸収保持するための吸収性材料は吸収性本体にのみ配設されるため,吸収性材料を配設するための装置は,吸収性本体の製造ラインにのみ設ければ済む。これに対し,特許文献3のボクサーパンツ型の使い捨ておむつのように,吸収性本体だけでなく外装体にも吸収要素を配設するようにすると,外装体の製造ラインにも吸収性材料を配設するための装置を配備しなければならない。従って,使い捨ておむつの製造コストの上昇が避けられないという問題があった。
そこで,本発明は,シンプルな構造で,着用者の内太腿辺りからの尿漏れをより確実に防止することのできる,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつを提供することを解決課題とする。
本発明の発明者は,従来発明の課題を解決する手段について鋭意検討した結果,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて,吸収性本体の立体ギャザーを構成するサイドシートを幅方向の外側に延出させて,延出フラップを形成することとした。そして,この延出フラップによって着用者の内太腿辺りを被覆し,この内太腿をつたって滲み出す尿を吸収するようにすれば,シンプルな構造でレッグ開口部からの尿漏れをより確実に防止できるようになるという知見を得た。本発明者は,上記知見に基づけば,従来発明の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつに関する。
本発明の使い捨ておむつは,吸収性本体10と,この吸収性本体10を肌非当接面側から被覆して吸収性本体10を着用者の股下に保持する外装体20と,を備える。
外装体20は,着用者の腹側に位置する前身頃21と,着用者の背側に位置する後身頃22と,前身頃21と後身頃22の間に位置する股下部23と,股下部23の幅方向外側に形成された左右一対のレッグ開口部24とを有する。さらに,外装体20は,レッグ開口部24の周囲に形成され,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部25を有している。
吸収性本体10は,吸収体11と,吸収体11の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート12と,吸収体11の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート13とを有する。さらに,吸収性本体10は,この吸収性本体10の左右両側に設けられ,着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート14を有している。
サイドシート14は,接合領域31と,起立領域32と,延出領域33を有する。接合領域31は,トップシート12の肌対向面に接合された領域である。起立領域32は,接合領域31の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的にトップシート12に接合されていない自由部分を有する領域である。起立領域32の自由部分には,使い捨ておむつの長手方向に沿って,弾性伸縮部材が取り付けられていることが好ましい。また,延出領域33は,接合領域31の幅方向外側に位置し,かつ,トップシート12の肌対向面に接合されていない領域である。
そして,本発明において,延出領域33は,サイドシート14の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ33aを有している。この延出フラップ33aは,トップシート12よりも外側に延出していることが好ましい。
上記構成のように,本発明は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつであり,その立体ギャザーを形成するサイドシート14の長手方向中央部分に,延出フラップ33aが形成されている。この延出フラップ33aは,着用者がボクサーパンツ型の使い捨ておむつを装着している際に,その着用者の内太腿辺りに当てがわれる。従って,この延出フラップ33aに液吸収性を付与して,この延出フラップ33aによって液体を吸収するようにすることで,着用者の内太腿をつたって尿などの液体が外部へと漏洩することをより確実に防止できる。また,延出フラップ33aは,着用者の内太腿辺りを局所的に被覆するものである。このように,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて最も液体が漏洩しやすいとされている内太腿辺りに延出フラップ33aを位置させることができるため,使い捨ておむつの装着感を損なうことなく,効果的に尿漏れを防ぐことができる。さらに,延出フラップ33aは,従来の使い捨ておむつにおいても用いられているサイドシートを利用して形成されたものであり,比較的シンプルな構造となっている。よって,本発明によれば,シンプルな構造で,着用者の内太腿辺りからの尿漏れをより確実に防止することができる。
本発明の使い捨ておむつにおいて,延出領域33は,さらに,折返フラップ33bを有することが好ましい。折返フラップ33bは,延出フラップ33aの長手方向の前後両側に位置し,吸収性本体10の肌非対向面側に向かって折り返されて,吸収性本体10の肌非対向面に接合された部位である。
上記構成のように,例えば,サイドシート14の延出領域33に切り込み等を形成して,この延出領域33を,2つの折返フラップ33bと,それらの間に位置する延出フラップ33aとに区分する。そして,2つの折返フラップ33bを折り返して吸収性本体10の肌非対向面に固定しておく。このように,サイドシート14によって吸収性本体10の左右両側を挟み込むようにすることで,吸収性本体10から尿の横漏れが発生することを防止し,かつ,吸収性本体10の保型性を向上させることができる。
本発明の使い捨ておむつにおいて,延出フラップ33aは,吸収性本体10を外装体20の股下部23に配置したときに,レッグ開口部24に達しない延出長さで形成されていることが好ましい。
上記構成のように,延出フラップ33aは,レッグ開口部24から延出しない長さに調整されている。延出フラップ33aがレッグ開口部24からはみ出してしまうと,使い捨ておむつの着用時における見栄えが悪くなる。また,延出フラップ33aのうちのレッグ開口部24から延出した部分は,液体を吸収しにくくなるため,この延出フラップ33aをレッグ開口部24から延出させると,この延出フラップ33aを伝って漏れた尿が染みだしてしまう。従って,延出フラップ33aは,吸収性本体10を外装体20の股下部23に配置したときに,レッグ開口部24に達しない程度の長さであることが好ましい。
本発明において,延出フラップ33aは,外装体20の肌対向面に接合されていることとしてもよい。
上記構成のように,延出フラップ33aを外装体20に接合することで,吸収性本体10と外装体20の接合面積が増えるため,両者の接合強度が向上する。ただし,延出フラップ33aを外装体20に接合すると,延出フラップ33aの吸収性能が低下することもあるため,延出フラップ33aを外装体20に接合せずに離しておいてもよい。
本発明において,延出フラップ33aは吸水手段40を有することが好ましい。
上記構成のように,延出フラップ33aに吸水手段40を設けることで,この延出フラップ33aの吸収性能を高めることができる。例えば,吸水手段40は,フラッフパルプや,セルロース繊維,高吸水性ポリマー(SAP),ティッシュペーパなどであってもよい。また,吸水手段40として,延出フラップ33aを構成する部位に親水化処理を施すこともできる。
本発明において,接合領域31と延出フラップ33aの境界には,ミシン目線51とスリット52の両方又はいずれか一方を設けることとしてもよい。ミシン目線51は,延出フラップ33aを接合領域31から切り離し可能にするためのものである。また,スリット52は,延出フラップ33aを接合領域31から部分的に切り離すための切り込みである。
上記構成のように,接合領域31と延出フラップ33aの境界にミシン目線51を設けておくことで,例えば,延出フラップ33aが尿に触れて湿潤した後に,この延出フラップ33aを切り離すことができる。これにより,尿が染み込んだ延出フラップ33aが着用者の肌に長時間触れ続けることを回避できる。また,接合領域31と延出フラップ33aの境界に部分的なスリット52を設けておくことで,延出フラップ33aが,着用者の動作に追従して動きやすくなる。これにより,延出フラップ33aを形成した場合であっても,着用者に与える違和感を軽減することができる。
本発明の第2の側面は,吸収性物品に関する。吸収性物品には,パンツ型の使い捨ておむつや,テープ型の使い捨ておむつ,吸収パッド,生理用ナプキンなどが含まれる。
本発明の吸収性物品は,吸収体11と,吸収体11の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート12と,吸収体11の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート13とを有する。さらに,吸収性本体10は,この吸収性本体10の左右両側に設けられ,着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート14を有している。
サイドシート14は,接合領域31と,起立領域32と,延出領域33を有する。接合領域31は,トップシート12の肌対向面に接合された領域である。起立領域32は,接合領域31の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的にトップシート12に接合されていない自由部分を有する領域である。起立領域32の自由部分には,使い捨ておむつの長手方向に沿って,弾性伸縮部材が取り付けられていることが好ましい。また,延出領域33は,接合領域31の幅方向外側に位置し,かつ,トップシート12の肌対向面に接合されていない領域である。
ここで,本発明において,延出領域33は,サイドシート14の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ33aを有している。
本発明によれば,シンプルな構造で,着用者の内太腿辺りからの尿漏れをより確実に防止することのできる,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつを提供することができる。
図1は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつの例を示した斜視図である。 図2は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつの展開図である。 図3は,サイドシートが展開された状態の吸収性本体の平面図である。 図4は,サイドシートが折り返された状態の吸収性本体の平面図である。 図5は,使い捨ておむつの断面図である。図5(a)は,図2に示したA−A線における断面を示しており,図5(b)は,図2に示したB−B線における断面を示している。 図6は,着用者に装着された状態の使い捨ておむつの断面図を模式的に示している。 図7は,他の実施形態に係る吸収性本体の平面図である。 図8は,延出フラップに形成されたスリットや開口の例を示している。 図9は,延出フラップに形成されたミシン目線やスリットの例を示している。 図10は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつの製造工程を模式的に示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
本願明細書において,「長手方向」とは,基本的に,使い捨ておむつの長手方向を意味し,使い捨ておむつの前身頃と後身頃を結ぶ方向をいう。また,「幅方向」とは,基本的に,使い捨ておむつの幅方向を意味し,長手方向に平面的に直交する方向をいう。本願の図において,「長手方向」はY軸で示され,「幅方向」はX軸で示されている。
また,本願明細書において,「肌対向面」とは,使い捨ておむつが装着された際に着用者の肌に向かい合う面を意味する。また,「肌非対向面」とは,肌対向面とは反対側の面であり,着用者の肌に向かい合わない面を意味する。
また,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
本発明の一実施形態は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつに関する。パンツ型の使い捨ておむつは,前身頃と後身頃の左右両端部が予め接合されることで,ウエスト開口部と,左右のレッグ開口部が形成されたタイプの使い捨ておむつである。パンツ型の使い捨ておむつは,ウエスト開口部から両脚部を入れて,左右のレッグ開口部からそれぞれ左右の脚部を出すことで装着することができる。本発明の実施形態は,パンツ型の使い捨ておむつの中でも,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部を有しており,レッグ開口部が股下部よりも下方に延在しているタイプのものである。このような脚周り被覆部を有するものを,本願明細書ではボクサーパンツ型の使い捨ておむつと称している。
図1は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100を前身頃側からみた状態を示す斜視図である。また,図2は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100を肌対向面側からみた状態を示す展開図である。図1及び図2に示されるように,使い捨ておむつ100は,吸収性本体10と外装体20とを備えている。吸収性本体10は,尿などの排泄物を吸収して保持するための部材である。また,外装体20は,吸収性本体10をその肌非対向面側から被覆し,この吸収性本体10を着用者の股下に保持するための部材である。
図1及び図2に示されるように,外装体20は,着用者の腹側に位置する前身頃21と,着用者の背側に位置する後身頃22と,これらの前身頃21と後身頃22に位置する股下部23を有している。外装体20の股下部23は,着用者の股下に当てがわれる部位となる。吸収性本体10は,この外装体20の股下部23を中心として,前身頃21と後身頃22に延びるように,外装体20の肌対向面側に重ねて配置される。また,外装体20は,前身頃21と後身頃22の幅方向の左右両端に位置するサイドシール部21a,22aにおいて互いに重ね合わせて接合することにより,パンツ型となる。このとき,外装体20には,股下部23の幅方向左右両側に設けられた切り欠きによって,着用者の両脚部に対応するレッグ開口部24が形成される。また,同時に,外装体20には,前身頃21と後身頃22の長手方向の前後両端縁によって,着用者の腹周りに対応するウエスト開口部26が形成される。
また,図1及び図2に示されるように,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100は,レッグ開口部24の周囲に,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部25が形成される。脚周り被覆部25が形成されることで,使い捨ておむつ100が着用者に装着されている状態において,左右のレッグ開口部24が,股下部23よりも下方に延在するようになる。脚周り被覆部25は,例えば,レッグ開口部24を形成する切り欠きの開口面積を狭くしたり,レッグ開口部24から吸収性本体10の吸収体11までの間隔を広く確保したりすることによって,形成することができる。外装体20全体の面積に対してレッグ開口部24の面積を広く取り過ぎると,いわゆるショーツタイプの使い捨ておむつとなる。このため,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100を製造するためには,着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部25が残るように,レッグ開口部24の開口面積を調整するようにすればよい。
また,外装体20は,複数のシート部材を厚み方向に重ね合わせた構造となっている。例えば,外装体20は,肌対向面側に位置するインナーシート27と,肌非対向面側に位置するアウターシート28とを有する。インナーシート27とアウターシート28を構成する材料としては,例えば,織布や不織布が用いることができる。特に,外装体20の肌触りを良くするために,インナーシート27とアウターシート28としては,ポリエチレン,ポリプロピレン,又はポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる乾式不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。
また,外装体20は,インナーシート27とアウターシート28の間に,複数の弾性伸縮部材29a,29b,29cが介在している。複数のウエスト伸縮部材29aは,ウエスト開口部26の近傍において,幅方向に沿って伸長した状態で固定されている。ウエスト伸縮部材29aによって,着用者の腰周りにウエストギャザーが形成される。また,複数のタミー伸縮部材29bは,ウエスト伸縮部材29aよりも股下部23寄りの位置において,幅方向に沿って伸長した状態で固定されている。タミー伸縮部材29bによって,着用者の下腹部周りにタミーギャザーが形成される。また,レッグ伸縮部材29cは,レッグ開口部24の近傍において,このレッグ開口部24の形状に沿って伸長した状態で固定されている。レッグ伸縮部材29cによって,着用者の両脚部周りにレッグギャザーが形成される。
このような外装体20の肌対向面側には,吸収性本体10が配置される。吸収性本体10は,基本的には,後述する延出フラップ33aを除き,その肌非対向面側がホットメルト接着剤などを介して吸収性本体10に接合されている。図1及び図2に示されるように,吸収性本体10は,外装体20の前身頃21から後身頃22にかけて股下部23を通る位置に固定されている。また,吸収性本体10は,外装体20の左右のレッグ開口部24の間に位置し,これらのレッグ開口部24から外側へはみ出さないように配置されている。
図3及び図4は,吸収性本体10の構造を示した平面図である。図3は,サイドシート14が展開された状態を示しており,図4は,サイドシート14の一部が折り返された状態を示している。また,図5(a)は,図2に示したA−A線における断面構造を示し,図5(b)は,図2に示したB−B線における断面構造を示している。
図3〜図5に示されるように,吸収性本体10は,基本的に,吸収体11と,液透過性のトップシート12と,液不透過性のバックシート13と,立体ギャザーを形成するためのサイドシート14とを備えている。
具体的に説明すると,吸収体11は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体11は,液透過性のトップシート12と,液不透過性のバックシート13の間に配置される。吸収体11は,トップシート12を透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。吸収体11を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸水性ポリマー(SAP),又は親水性シートを用いることとしてもよい。また,吸収性材料には,フラッフパルプ,高吸水性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成されて用いられる。
トップシート12は,着用者の股下の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体11へ透過させるための部材である。このため,トップシート12は,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。トップシート12を構成する透不過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,トップシート12としては,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
バックシート13は,トップシート12を透過して吸収体11に吸収された液体が,おむつの外部へ漏出することを防止するための部材である。このため,バックシート13は,液不透過性材料によって構成される。バックシート13を構成する不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,バックシート13としては,液不透過性を維持しつつ通気性を確保するために,0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。
また,図5の断面図に示されるように,トップシート12は,吸収体11の幅方向左右外側に延出し,この延出した部分が,バックシート13の肌非対向面(裏面)に重ね合わされて接合されている。このように,トップシート12は,吸収体11の肌対向面側に位置する部分の他に,吸収体11の肌非対向面側に位置する部分を有していてもよい。トップシート12の一部をバックシート13の肌非対向面に接合することで,トップシート12とバックシート13の内部に,吸収体11を内包することができる。
また,図5に示されるように,吸収性本体10は,吸収体11の肌対向面側であって,吸収体11とトップシート12との間に,液透過性のセカンドシート15を有していてもよい。セカンドシート15は,トップシート12を透過した尿などの液体を拡散させることを目的として配置されるシート状部材である。セカンドシート15を設けることで,吸収性本体10が着用者の肌によって圧迫されて,吸収体11とトップシート12の間に十分な空間が形成されないような場合であっても,液体が拡散しやすくなり,液体の吸収速度が低下することを防止できる。セカンドシート15を構成する材料としては,トップシート12と同様に,織布,不織布,又は多孔性フィルムなどの液透過性材料を採用することができる。
また,図3〜図5に示されるように,吸収性本体10の肌対向面側の幅方向左右両側には,長手方向の全体に亘って,一対のサイドシート14が重ね合わされている。一対のサイドシート14は,吸収体11の両側縁に沿って起立して,尿の横漏れを防止する立体ギャザーを形成するためのシート部材である。例えば,サイドシート14を構成するシート部材としては,撥水性と通気性を有するシート部材を採用することができる。サイドシート14としては,例えば,カードエンボスやスパンボンド等の製法により得られた不織布シートを使用することができ,特に防水性及び通気性が高いSMSやSMMS等の不織布シートを用いることが好ましい。また,サイドシート14は,織布や不織布に撥水加工を施したものであってもよい。また,サイドシート14としては,トップシート12等と同様に,液透過性のシート部材を用いることも可能である。
また,図5の断面図に示されるように,本実施形態において,サイドシート14は,トップシート12に接する側に位置する内層14aと,トップシート12に接しない側に位置する外層14bが重なった積層構造となっている。例えば,サイドシート14を構成するシート部材を,立体ギャザーの頂点において折り返して,内側に位置するものを内層14aとし,外側に位置するものを外層14bとすればよい。
また,図3の平面図に示されるように,一対のサイドシート14は,接合領域31と,起立領域32と,延出領域33とに幅方向に区分されている。サイドシート14は,幅方向の内側から順に,起立領域32,接合領域31,延出領域33が形成されている。各領域31,32,33は,長手方向に沿って真っ直ぐに延びた帯状の領域として観念することができる。
サイドシート14の接合領域31は,トップシート12の肌対向面に接合された領域である。つまり,この接合領域31において,サイドシート14は,基本的に,トップシート12の肌対向面上に全面的に接合されている。なお,図示は省略するが,バックシート13の左右両端部がトップシート12の左右両端部から延出している場合,サイドシート14は,接合領域31において,バックシート13の肌対向面上にも接合されていてもよい。
サイドシート14の起立領域32は,接合領域31よりも幅方向の内側に位置する領域である。図3に示されるように,この起立領域32は,長手方向に見て,長手方向の前後両端側に位置する接合部分32aと,これらの接合部分32aの間に位置する自由部分32bとに区分されている。前後両端の接合部分32aにおいて,サイドシート14は,トップシート12の肌対向面上に接合されている。他方,接合部分32aの間に位置する自由部分32bにおいて,サイドシート14は,トップシート12の肌対向面上に接合されていない。このため,サイドシート14は,起立領域32の自由部分32bにおいて,トップシート12から離れて,自由に立ち上がることができるようになっている。起立領域32の自由部分32bは,立体ギャザーを形成する部分となる。このため,起立領域32の自由部分32bは,長手方向に見て,少なくとも外装体20の股下部23から前身頃21及び後身頃22に到達する長さで形成されていることが好ましい。なお,上述したサイドシート14の接合領域31や,起立領域32の接合部分32aにおけるシートの接合には,例えば,公知のホットメルト接着剤などを利用することができる。
また,図3に示されるように,サイドシート14の起立領域32の自由部分32bには,長手方向に沿った伸長状態で,一又は複数の立体ギャザー伸縮部材16が固定されている。このため,立体ギャザー伸縮部材16が収縮することにより,起立領域32の自由部分32bが着用者の肌に当接する方向に向かって立ち上がり,立体ギャザーを形成する。立体ギャザーは,尿の防漏壁となり,トップシート12を透過しなかった尿や,吸収体11により吸収しきれなった尿が,外部へ漏洩することを防止する。
図3〜図5に示されるように,サイドシート14は,さらに,延出領域33を有している。この延出領域33は,接合領域31の幅方向外側に位置し,かつ,少なくともトップシート12の肌対向面に接合されていない領域である。特に,図3に示されるようにサイドシート14が展開されている状態において,この延出領域33は,吸収性本体10を構成する他の部材(吸収体11,トップシート12,バックシート13,セカンドシート15等)のいずれに対しても,その肌対向面側に接合されていない領域であることが好ましい。例えば,バックシート13の幅方向の長さがトップシート12の幅方向の長さよりも長く形成されており,バックシート13がトップシート12の幅方向外側に延出していることもある。この場合,サイドシート14の延出領域33は,バックシート13の肌対向面側にも接合されていない領域となる。
図3に示されるように,本実施形態において,サイドシート14の延出領域33は,長手方向の中央部分に位置する延出フラップ33aと,この延出フラップ33aの長手方向の前後両側に位置する折返フラップ33bとに区分されている。例えば,図3に示された形態において,延出フラップ33aと前後の折返フラップ33bとの間には,それぞれ,切り込み33cが形成されている。2つの切り込み33cは,サイドシート14の幅方向の端縁から,接合領域31と延出領域33の境界線にまで延びている。このため,延出フラップ33aと折返フラップ33bは,切り込み33cによって互いに切り離されており,独立して動くことができるようになっている。切り込み33cの形状は適宜調整することができる。例えば,図3に示された例では,延出フラップ33aが略台形状となるように,2つの切り込み33cの間が,接合領域31と延出領域33の境界線に近づくにつれて徐々に広がるようになっている。
図4に示されるように,サイドシート14の延出領域33のうち,折返フラップ33bは,吸収性本体10の肌非対向面側に折り返され,この吸収性本体10の肌非対向面に対してホットメルト接着剤などによって接合される。このとき,接合領域31と延出領域33の境界線が,折返フラップ33bの折返線として機能する。他方で,延出フラップ33aは,折り返されずにそのまま残った状態となる。このため,図4に示されるように,延出フラップ33aは,吸収性本体10のトップシート12よりも幅方向外側に向かって延出した部位となる。特に,延出フラップ33aは,吸収性本体10を構成する他のいずれの部材(吸収体11,トップシート12,バックシート13,セカンドシート15等)よりも,幅方向外側に向かって延出した部位となることが好ましい。例えば,バックシート13の幅方向の長さがトップシート12の幅方向の長さよりも長く形成されており,バックシート13がトップシート12の幅方向外側に延出していることもある。この場合,延出フラップ33aは,バックシート13よりもさらに幅方向外側に延出することが好ましい。これにより,延出フラップ33aは,肌対向面側と肌非対向面側の両方に自由に上下動することができるようになっている。
また,図5(a)には,延出フラップ33aが形成されている箇所の断面形状が示されており,図5(b)には,折返フラップ33bが形成されている箇所の断面形状が示されている。図5(a)に示されるように,延出フラップ33aは,トップシート12の幅方向の外側に広がるようにして延出している。これに対し,図5(b)に示されるように,折返フラップ33bは,吸収性本体10の肌非対向面側に折り返されて固定されている。本実施形態では,トップシート12がバックシート13の肌非対向面側に折り返されているため,折返フラップ33bは,トップシート12の肌非対向面に重ねて固定されている。これにより,折返フラップ33bが形成された箇所において,吸収体11,トップシート12,バックシート13,及びセカンドシート15は,サイドシート14によって上下から挟み込まれた状態となる。このように,サイドシート14によって吸収性本体10の左右両側を挟み込むように構成することで,吸収性本体10から尿の横漏れが発生することを防止し,かつ,吸収性本体10の保型性を向上させてその型崩れを防止することができる。
また,延出フラップ33aは,尿などの液体を吸収する吸収性を有している。延出フラップ33aは,サイドシート14の一部である。サイドシート14は,尿の横漏れを防止する立体ギャザーを構成するものであるため,一般的に,撥水性(液体を吸収せずにはじく性質)を有するシート部材によって形成されている。このため,延出フラップ33aを撥水性を有するサイドシート14の一部によって形成する場合,少なくとも延出フラップ33aについては,撥水性を発揮させずに,液吸収性を発揮するようにしておく必要がある。
例えば,サイドシート14として,延出フラップ33aに相当する部位については撥水加工を施さずに,その他の部位について撥水加工を施したシート部材を用いるようにすることもできる。また,図2〜図5に示されるように,延出フラップ33aを構成する内層14aと外層14bとの間に吸水手段40と介在させることとしてもよい。このような延出フラップ33aに設けられる吸水手段40としては,フラッフパルプや,セルロース繊維,親水性の合成繊維,高吸水性ポリマー(SAP),ティッシュペーパ等を挙げることができる。また,吸水手段40に液体を導きやすくするために,延出フラップ33aを構成する内層14aと外層14bの両方又はいずれか一方に,スリットや開口を形成することとしてもよい。また,サイドシート14全体を液吸収性のシートによって構成することとしてもよい。このように,どのような方法によるかを問わず,延出フラップ33aは,尿などの液体を吸収する吸収性を有していることが好ましい。
延出フラップ33aが形成された吸収性本体10は,図2に示されるように,ボクサーパンツ型の外装体20の肌対向面側に配置される。具体的には,吸収性本体10は,外装体20の股下部23を中心として,前身頃21及び後身頃22にかけて配置される。このとき,吸収性本体10の延出フラップ33aは,外装体20の脚周り被覆部25に相当する位置に配置される。
吸収性本体10は,基本的に,延出フラップ33aを除く部位において,外装体20に対してホットメルト接着剤等によって接合される。他方,延出フラップ33aは,外装体20に対して接合することとしてもよいし,接合しなくてもよい。例えば,延出フラップ33aを外装体20の足周り被覆部25の肌対向面に接合することで,吸収性本体10と外装体20の接合面積が増えるため,両者の接合強度が向上する。また,延出フラップ33aがヒラヒラと上下動しなくなるため,着用者に対して与える違和感を軽減することができる。他方,延出フラップ33aを外装体20に接合すると,延出フラップ33aの吸収性能が低下することもある。このため,延出フラップ33aを外装体20に接合せずに離しておいてもよい。このように,延出フラップ33aを外装体20に接合する態様と接合しない態様のいずれにもそれぞれ異なるメリットがある。このため,使い捨ておむつ100の用途に応じて,延出フラップ33aを外装体20に接合するか否かを選択すればよい。
図6は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100の着用時における断面構造を模式的に示している。図6では,着用者の肌の外縁を一点鎖線で示している。図6に示されるように,吸収性本体10は,外装体20によって着用者の股下に当てがわれる。このとき,吸収性本体10のサイドシート14から延出した延出フラップ33aは,外装体20の脚周り被覆部25に位置することとなる。つまり,装着状態において,延出フラップ33aは,着用者の内太腿の肌と外装体20の脚周り被覆部25の間に介在される。
ここで,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100の場合,着用者が排泄した尿などの液体は,着用者の内太腿辺りをつたって,レッグ開口部24から漏れ出すことが多い。このため,着用者の内太腿の肌と外装体20の脚周り被覆部25の間に,液吸収性を有する延出フラップ33aを介在させることで,着用者の内太腿をつたって漏れ出す液体を効果的に吸収することができる。従って,延出フラップ33aによって尿漏れをより確実に防止できる。
図4においては,吸収性本体10の長手方向の長さが符号L1で示されており,延出フラップ33aの長手方向の長さ符号L2で示されている。例えば,延出フラップ33aの長さL2は,吸収性本体10の長さL1を100%とした場合に,5%〜70%,又は10%〜40%であることが好ましい。延出フラップ33aの長さL2が30%未満であると,吸収可能な液体の量が少なくなるため,尿漏れを効果的に防止できなくなるおそれがある。他方,延出フラップ33aの長さL2が85%を超えるものであると,延出フラップ33aが長くなり過ぎてしまい,着用者の脚周りの運動を阻害するおそれがある。このため,延出フラップ33aによる尿漏れ防止効果を維持しつつ,使い捨ておむつの装着感を良好に維持するために,延出フラップ33aの長さL2は,吸収性本体10の長さL1に対して5%〜70%%であることが好ましい。
図5(a)においては,サイドシート14の接合領域31からレッグ開口部24までの間隔が符号W1で示されている。また,延出フラップ33aの幅方向の長さ(横幅)が符号W2で示されている。この場合に,延出フラップ33aの横幅W2は,レッグ開口部24までの間隔W1以下となる(W2≦W1)。例えば,横幅W2が間隔W1を超えるものであると,延出フラップ33aが,レッグ開口部24からはみ出してしまう。そうすると,延出フラップ33aが着用者の衣服などに触れる可能性があり,延出フラップ33aに吸収された液体が着用者の衣服に移って,この衣服を濡らしてしまうおそれがある。また,延出フラップ33aがレッグ開口部24からはみ出していると,使い捨ておむつの見栄えが悪くなる。このため,延出フラップ33aの横幅W2は,レッグ開口部24からはみ出さないように調整されていることが好ましい。例えば,延出フラップ33aの横幅W2は,サイドシート14の接合領域31からレッグ開口部24までの間隔W1に対して,25%〜100%,又は50%〜95%であることが好ましい。
なお,図1〜図6に示した実施形態では,延出領域33が,1つの延出フラップ33aと2つの折返フラップ33bに区分されているが,この延出領域33は,少なくとも1つの延出フラップ33aを有してればよい。例えば,2つの折返フラップ33bを省略して,延出フラップ33aのみとすることもできる。また,延出フラップ33aを複数に分けて形成することもできる。
また,図5に示された実施形態において,延出フラップ33aは,サイドシート14を構成する内層14aと外層14bによって形成されているが,外層14bのみによって延出フラップ33aを形成することもできる。例えば,外層14bによって延出フラップ33aを形成しつつ,内層14aを吸収性本体10の肌対向面側に向かって折り返してもよい。
続いて,図7〜図9を参照して,延出フラップ33aを有する吸収性本体10の変形例について説明する。
図7は,吸収性本体10の延出フラップ33aの形状の変形例を示している。図7(a)に示されるように,延出フラップ33aは,矩形状に形成されていてもよい。この場合,延出フラップ33aと折返フラップ33bの間に形成される切り込み33cは,幅方向と平行に延びる直線状とすればよい。また,図7(b)に示されるように,延出フラップ33aは,三角形状に形成されていてもよい。この場合,2つの切り込み33cは,サイドシート14の幅方向外側の端縁において交わっており,この交点から幅方向内側に向かって徐々に間隔が広がるように傾斜した形状となる。また,図7(c)に示されるように,延出フラップ33aは,幅方向外側の端縁が部分的に円弧状に形成されていてもよい。また,図7(d)に示されるように,切り込み33cは,延出フラップ33aと折返フラップ33bの間に隙間を形成する切欠き状であってもよい。
図8は,延出フラップ33aの肌対向面にスリット34又は開口35を形成した変形例を示している。図8(a)に示されるように,延出フラップ33aの長手方向に沿って,連続的に直線状に延びるスリット34を形成してもよい。図8(b)に示されるように,延出フラップ33aに形成されるスリット34は,間欠的に形成されたものであってもよい。例えば,スリット34は,延出フラップ33aを構成する内層14aと外層14bのうち,肌対向面側に位置する外層14bにのみ形成される。内層14aと外層14bの間には,吸収性繊維やSAPなどの吸水手段40が介在しているため,外層14bにスリット34を形成することで,延出フラップ33aに触れた液体を吸水手段40へと導きやすくなる。
また,図8(c)に示されるように,延出フラップ33aの肌対向面側に位置する外層14bには,吸水手段40と重なる部位に,1つの開口35を形成することとしてもよい。また,図8(d)に示されるように,延出フラップ33aの外層14bには,複数の開口35を形成してもよい。このように,延出フラップ33aに開口35を設けることによっても,内層14aと外層14bの間に介在する吸水手段40に液体を導きやすくなる。開口35の形状は,円形,楕円形,三角形,四角形,その他の多角形とすることができる。
図9(a)は,延出フラップ33aと接合領域31の境界線上に,ミシン目線51を形成した変形例を示している。図9(a)に示されるように,延出フラップ33aと接合領域31の間の境界線の全長に沿って,ミシン目線51を形成しておく。これにより,ミシン目線51に沿ってシート部材を破断するようになるため,延出フラップ33aを接合領域31から切り離すことができる。例えば,延出フラップ33aは,尿を吸収すると湿潤して冷たくなり,着用者に対して不快感を与えるおそれがある。このため,尿の吸収後の延出フラップ33aを自由に切り離せるにようにしておくことで,着用者に与える不快感を軽減することができる。
図9(b)は,延出フラップ33aと接合領域31の境界線上に,部分的なスリット52を形成した変形例を示している。図9(a)に示されるように,部分的なスリット52は,延出フラップ33aと接合領域31の境界線上のうち,長手方向の前後両側にのみ形成されている。このように,部分的なスリット52を設けることで,延出フラップ33aが着用者の動作に追従しやすくなる。また,部分的なスリット52を設けておくことで,延出フラップ33aの長手方向の長さを比較的長くした場合であっても,この延出フラップ33aが着用者の動作に追従するため,着用者に対して違和感を与えることを防止できる。
続いて,図10を参照して,本発明に係るボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100の好ましい製造方法について説明する。図10に示されるように,まず,吸収体11,トップシート12,及びバックシート13の積層体を用意する。この積層体には,セカンドシート15(図5参照)が含まれていてもよい。
次に,積層体の幅方向の左右両側に,一対のサイドシート14を接合する。このとき,サイドシート14の接合領域31を,積層体のトップシート12上に接合するとともに,接合領域31よりも幅方向外側に位置する延出領域33を積層体から延出させる。この段階において,サイドシート14には,立体ギャザー伸縮部材16と吸水手段40とを取り付けておく。
次に,サイドシート14の延出領域33に2つの切り込み33cを形成する。この切り込み33cによって,サイドシート14の延出領域33は,1つの延出フラップ33aと,その前後両側に位置する2つの折返フラップ33bに区分される。切り込み33cを形成する際には,吸水手段40が延出フラップ33a内に配置されるようにする。また,切り込み33cを形成する際には,サイドシート14を形成するシート部材を溶融させながら切断を行うヒートカッターを用いることが好ましい。これにより,延出フラップ33aの周縁が融着されるため,延出フラップ33aの内部に吸水性繊維やSAPなどの吸水手段40を封入しやすくなる。
次に,サイドシート14の延出領域33のうち,折返フラップ33bを積層体の肌非対向面側に向かって折り返す。このとき,ホットメルト接着剤などによって,折返フラップ33bを積層体の肌非対向面に接合することが好ましい。これにより,延出フラップ33aを有する吸収性本体10が製造される。
その後,吸収性本体10を,別の製造ラインで製造した外装体20の肌対向面に重ね合わせて固定する。この外装体20は,ボクサーパンツ型のものであり,レッグ開口部24の周囲に,脚周り被覆部25を有している。
最後に,外装体20の前身頃と後身頃の幅方向両端部を重ね合わせて接合し,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ100とする。このとき,吸収性本体10の延出フラップ33aを,外装体20の足回り被覆部25に位置させる。このようにして,吸収性本体10に延出フラップ33aを形成して,この延出フラップ33aによって着用者の内太腿辺りを被覆する。これにより,本発明によれば,この内太腿辺りからの尿漏れが発生しやすいとされているボクサーパンツ型の使い捨ておむつの課題を克服することができる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,ボクサーパンツ型の使い捨ておむつに関する。従って,本発明は,使い捨ておむつの製造業において好適に利用しうる。
10…吸収性本体 11…吸収体 12…トップシート
13…バックシート 14…サイドシート 14a…内層
14b…外層 15…セカンドシート 16…立体ギャザー伸縮部材
20…外装体 21…前身頃 21a…サイドシール部
22…後身頃 22a…サイドシール部 23…股下部
24…レッグ開口部 25…脚周り被覆部 26…ウエスト開口部
27…インナーシート 28…アウターシート 29a…ウエスト伸縮部材
29b…タミー伸縮部材 29c…レッグ伸縮部材 31…接合領域
32…起立領域 32a…接合部分 32b…自由部分
33…延出領域 33a…延出フラップ 33b…折返フラップ
33c…切り込み 34…スリット 35…開口
40…吸水手段 51…ミシン目線 52…スリット
100…使い捨ておむつ

Claims (6)

  1. 吸収性本体(10)と,
    前記吸収性本体(10)を肌非当接面側から被覆して,前記吸収性本体(10)を着用者の股下に保持する外装体(20)と,を備え,
    前記外装体(20)は,
    着用者の腹側に位置する前身頃(21)と,
    着用者の背側に位置する後身頃(22)と,
    前記前身頃(21)と前記後身頃(22)の間に位置する股下部(23)と,
    前記股下部(23)の幅方向外側に形成された左右一対のレッグ開口部(24)と,
    前記レッグ開口部(24)の周囲に形成され,前記着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部(25)と,を有する
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて,
    前記吸収性本体(10)は,
    吸収体(11)と,
    前記吸収体(11)の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート(12)と,
    前記吸収体(11)の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート(13)と,
    前記吸収性本体(10)の左右両側に設けられ,前記着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート(14)と,を有し,
    前記サイドシート(14)は,
    前記トップシート(12)の肌対向面に接合された接合領域(31)と,
    前記接合領域(31)の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的に前記トップシート(12)に接合されていない自由部分を有する起立領域(32)と,
    前記接合領域(31)の幅方向外側に位置し,かつ,前記トップシート(12)の肌対向面に接合されていない延出領域(33)と,を有し,
    前記延出領域(33)は,
    前記サイドシート(14)の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ(33a)と,
    前記トップシート(12)よりも幅方向外側に向かって延出し,前記延出フラップ(33a)の前記長手方向の前後両側に位置し,前記吸収性本体(10)の肌非対向面側に向かって折り返されて,前記吸収性本体(10)の肌非対向面に接合された折返フラップ(33b)を有する
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ。
  2. 前記延出フラップ(33a)は,前記吸収性本体(10)を前記外装体(20)の前記股下部(23)に配置したときに,前記レッグ開口部(24)に達しない延出長さで形成されている
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記延出フラップ(33a)は,前記外装体(20)の肌対向面に接合されている
    請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 吸収性本体(10)と,
    前記吸収性本体(10)を肌非当接面側から被覆して,前記吸収性本体(10)を着用者の股下に保持する外装体(20)と,を備え,
    前記外装体(20)は,
    着用者の腹側に位置する前身頃(21)と,
    着用者の背側に位置する後身頃(22)と,
    前記前身頃(21)と前記後身頃(22)の間に位置する股下部(23)と,
    前記股下部(23)の幅方向外側に形成された左右一対のレッグ開口部(24)と,
    前記レッグ開口部(24)の周囲に形成され,前記着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部(25)と,を有する
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて,
    前記吸収性本体(10)は,
    吸収体(11)と,
    前記吸収体(11)の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート(12)と,
    前記吸収体(11)の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート(13)と,
    前記吸収性本体(10)の左右両側に設けられ,前記着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート(14)と,を有し,
    前記サイドシート(14)は,
    前記トップシート(12)の肌対向面に接合された接合領域(31)と,
    前記接合領域(31)の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的に前記トップシート(12)に接合されていない自由部分を有する起立領域(32)と,
    前記接合領域(31)の幅方向外側に位置し,かつ,前記トップシート(12)の肌対向面に接合されていない延出領域(33)と,を有し,
    前記延出領域(33)は,前記サイドシート(14)の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ(33a)を有し,
    前記延出フラップ(33a)は,吸水手段(40)を有する
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ。
  5. 吸収性本体(10)と,
    前記吸収性本体(10)を肌非当接面側から被覆して,前記吸収性本体(10)を着用者の股下に保持する外装体(20)と,を備え,
    前記外装体(20)は,
    着用者の腹側に位置する前身頃(21)と,
    着用者の背側に位置する後身頃(22)と,
    前記前身頃(21)と前記後身頃(22)の間に位置する股下部(23)と,
    前記股下部(23)の幅方向外側に形成された左右一対のレッグ開口部(24)と,
    前記レッグ開口部(24)の周囲に形成され,前記着用者の脚周りを被覆する脚周り被覆部(25)と,を有する
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつにおいて,
    前記吸収性本体(10)は,
    吸収体(11)と,
    前記吸収体(11)の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート(12)と,
    前記吸収体(11)の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート(13)と,
    前記吸収性本体(10)の左右両側に設けられ,前記着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート(14)と,を有し,
    前記サイドシート(14)は,
    前記トップシート(12)の肌対向面に接合された接合領域(31)と,
    前記接合領域(31)の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的に前記トップシート(12)に接合されていない自由部分を有する起立領域(32)と,
    前記接合領域(31)の幅方向外側に位置し,かつ,前記トップシート(12)の肌対向面に接合されていない延出領域(33)と,を有し,
    前記延出領域(33)は,前記サイドシート(14)の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ(33a)を有し,
    前記接合領域(31)と前記延出フラップ(33a)の境界には,前記延出フラップ(33a)を前記接合領域(31)から切り離し可能にするためのミシン目線(51)と,前記延出フラップ(33a)を前記接合領域(31)から部分的に切り離したスリット(52)との両方又はいずれか一方が形成されている
    ボクサーパンツ型の使い捨ておむつ。
  6. 吸収体(11)と,
    前記吸収体(11)の肌対向面側に位置する液透過性のトップシート(12)と,
    前記吸収体(11)の肌非対向面側に位置する液不透過性のバックシート(13)と,
    前記吸収体(11)の左右両側に設けられ,前記着用者の肌に向かって立ち上がる立体ギャザーを形成するサイドシート(14)と,を有する
    吸収性物品であって,
    前記サイドシート(14)は,
    前記トップシート(12)の肌対向面に接合された接合領域(31)と,
    前記接合領域(31)の幅方向内側に位置し,少なくとも部分的に前記トップシート(12)に接合されていない自由部分を有する起立領域(32)と,
    前記接合領域(31)の幅方向外側に位置し,かつ,前記トップシート(12)の肌対向面に接合されていない延出領域(33)と,を有し,
    前記延出領域(33)は,
    前記サイドシート(14)の長手方向の中央部分に,幅方向外側に向かって延出した延出フラップ(33a)と,
    前記トップシート(12)よりも幅方向外側に向かって延出し,前記延出フラップ(33a)の前記長手方向の前後両側に位置し,前記吸収性物品の肌非対向面側に向かって折り返されて,前記吸収性物品の肌非対向面に接合された折返フラップ(33b)を有する
    吸収性物品。
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