JP2019135740A - レーザ駆動回路及び光送信器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光送信器において不要な電流の発生を防止して消費電力の低減を図ること。【解決手段】LD駆動回路7は、入力端子11a及び出力端子11bを有し、電源電圧VCCを印加され、入力端子11aにて入力電圧信号を受け、入力電圧信号の平均電圧を調整し、調整された入力電圧信号を出力端子11bから出力する電圧調整回路11と、ベース、コレクタ、及びエミッタを有し、LD3のアノードにコレクタが電気的に接続され、LD3のカソード及びグラウンドにエミッタが電気的に接続され、電圧調整回路11の出力端子11bにベースが電気的に接続されたトランジスタ9と、を備え、電圧調整回路11は、トランジスタ9のコレクタにおける電圧と閾値電圧Vrefとを比較するコンパレータ13を含み、コンパレータ13の出力に応じて、入力電圧信号の平均電圧を増減させる。【選択図】図1
Description
本発明は、光通信用のレーザ駆動回路及び光送信器に関するものである。
強度変調された光信号を生成するレーザダイオード(以下、LDとも言う)に接続される駆動回路の構成としては、複数の形態が知られている。例えば、下記特許文献1には、ドレインがLDのアノード電極に接続され、ソースがLDのカソード電極に接続され、ゲートに変調信号が供給されるトランジスタを含むシャント方式の駆動回路が開示されている。このような駆動回路では、バイアス回路からLDのアノード電極からカソード電極に向けて供給されるバイアス電流が変調信号に応じてスイッチングされることにより、LDによって生成される光信号が強度変調される。また、下記特許文献2にも同様な駆動回路の構成が開示されている。
上記の従来のシャント方式の駆動回路においては、光信号をシャットダウン(停止)するためにLDに供給するバイアス電流をオフにすることがある。バイアス電流をオフにすると、レーザ発振に必要な電流量が得られなくなり、LDは光信号の出力を停止する。その際に、駆動回路のトランジスタにおいて、ゲート(ベース)から半導体基板あるいはソース(エミッタ)に向けて不要な電流が流れる場合がある。そのため、駆動回路において無駄な消費電力が発生する傾向にあった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、不要な電流の発生を防止して消費電力の低減を図ることが可能なレーザ駆動回路及び光送信器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係るレーザ駆動回路は、光信号を生成するためのレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路であって、入力端子及び出力端子を有し、電源電圧を印加され、入力端子にて入力電圧信号を受け、入力電圧信号の平均電圧を調整し、調整された入力電圧信号を出力端子から出力する調整回路と、制御端子、第1の電流端子、及び第2の電流端子を有し、レーザダイオードのアノードに第1の電流端子が電気的に接続され、レーザダイオードのカソード及びグラウンドに第2の電流端子が電気的に接続され、調整回路の出力端子に制御端子が電気的に接続されたトランジスタと、を備え、調整回路は、トランジスタの第1の電流端子における電圧と閾値電圧とを比較するコンパレータを含み、コンパレータの出力に応じて、入力電圧信号の平均電圧を増減させる。
あるいは、本発明の他の側面に係る光送信器は、上記レーザ駆動回路と、レーザダイオードと、電源電圧が印加された電源線とレーザダイオードのアノードとの間に接続され、電源線からレーザダイオードのアノードに向けて電流を供給する電流源と、を備える。
本発明によれば、不要な電流の発生を防止して消費電力の低減を図ることができる。
実施形態の一側面に係るレーザ駆動回路は、光信号を生成するためのレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路であって、入力端子及び出力端子を有し、電源電圧を印加され、入力端子にて入力電圧信号を受け、入力電圧信号の平均電圧を調整し、調整された入力電圧信号を出力端子から出力する調整回路と、制御端子、第1の電流端子、及び第2の電流端子を有し、レーザダイオードのアノードに第1の電流端子が電気的に接続され、レーザダイオードのカソード及びグラウンドに第2の電流端子が電気的に接続され、調整回路の出力端子に制御端子が電気的に接続されたトランジスタと、を備え、調整回路は、トランジスタの第1の電流端子における電圧と閾値電圧とを比較するコンパレータを含み、コンパレータの出力に応じて、入力電圧信号の平均電圧を増減させる。
あるいは、実施形態の他の側面に係る光送信器は、上記レーザ駆動回路と、レーザダイオードと、電源電圧が印加された電源線とレーザダイオードのアノードとの間に接続され、電源線からレーザダイオードのアノードに向けて電流を供給する電流源と、を備える。
上記側面のレーザ駆動回路あるいは光送信器によれば、LDのアノードからカソードに向けて供給される駆動電流が、トランジスタの制御端子に調整回路から入力される入力電圧信号に応じてスイッチングされ、その結果LDによって生成される光信号が変調される。このとき、調整回路はLDのアノードの電圧と閾値電圧との比較結果に応じて、トランジスタの制御端子に入力される入力電圧信号の平均電圧を増減させることができる。これにより、LDに供給される駆動電流がオフされた際のトランジスタの制御端子の平均電圧を調整することが可能となり、トランジスタの制御端子から半導体基板あるいは第2の電流端子に向かう不要な電流を低減することができる。その結果、不要な電流の発生を防止して消費電力の低減を図ることができる。
上述した側面においては、調整回路は、コンパレータの出力が、第1の電流端子における電圧が閾値電圧よりも高いことを示すときには、出力端子から出力される電圧信号の平均電圧を増加させ、第1の電流端子における電圧が閾値電圧よりも低いことを示すときには、出力端子から出力される電圧信号の平均電圧を減少させる、ことが好適である。このような構成によれば、調整回路はLDのアノードの電圧が駆動電流のオフによって低下した際に、トランジスタの制御端子に入力される電圧信号の平均電圧を減少させることができる。これにより、LDに供給される駆動電流がオフされた際に、トランジスタにおける不要な電流を確実に低減することができる。
また、調整回路は、可変の電流値の電流を供給する電流源回路と、一端に電源電圧が印加され、他端に電流源回路を介してグラウンド電圧が印加される抵抗素子と、を有し、抵抗素子の他端が出力端子に電気的に接続され、電流源回路は、コンパレータの出力に応じて電流値を増減させる、ことも好適である。こうすれば、コンパレータの出力に応じて抵抗素子の一端から他端に向かう電流を増減させることで、トランジスタの制御端子に入力される電圧信号の平均電圧を適切に増減させることができる。
さらに、調整回路は、入力端子と出力端子との間で電圧信号の平均電圧をシフト量だけシフトするレベルシフト回路を有し、レベルシフト回路は、コンパレータの出力に応じてシフト量を増減させる、ことも好適である。かかる構成を備えれば、トランジスタの制御端子に入力される電圧信号の平均電圧を、コンパレータの出力に応じて適切に増減させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[光送信器の構成]
[光送信器の構成]
図1は、実施形態に係る光送信器1の構成を示す回路図である。同図に示す光送信器1は、光通信で用いられ、入力信号(データ信号)を基に強度変調された光信号を生成するための装置である。光送信器1は、LD3と、LD3にバイアス電流を供給する電流源5と、LD3を駆動するLD駆動回路(レーザ駆動回路)7とを備えて構成される。
電流源5は、電源電圧VCCが印加された電源線とLD3のアノードとの間に接続されている。電流源5の一端には電源線を介して外部から電源電圧VCCが印加される。電流源5の他端にはインダクタンス成分を有するボンディングワイヤL1を介してLDのアノードが電気的に接続されている。この電流源5は、所定値のバイアス電流IbiasをLD3のアノードに向けて供給する。バイアス電流は、通常の動作時には一定値に設定され、一端から他端に向けて流れる。バイアス電流Ibiasは例えば60mAに設定される。
LD駆動回路7は、第1の端子T1と、第2の端子T2と、入力端子(第3の端子)TINと、グラウンド端子TGNDとを有している。第1の端子T1は、LD3のアノードにインダクタンス成分を有するボンディングワイヤL2を介して電気的に接続される。第2の端子T2は、LDのカソードにインダクタンス成分を有するボンディングワイヤL3を介して電気的に接続される。入力端子(第3の端子)TINは、光出力を変調するための入力電圧信号VINが入力される。グラウンド端子TGNDは、グラウンド(接地電位)に接続され、LD駆動回路7にグラウンド電圧が与えられる。このLD駆動回路7は、例えば、トランジスタ9、電圧調整回路11、及びコンパレータ13を含んで構成されている。
LD駆動回路7のトランジスタ9は、HBT(Heterojunction Bipolar Transistor)等のバイポーラトランジスタであってもよいし、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)であってもよい。トランジスタ9は、バイポーラトランジスタの場合は、スイッチング動作を制御するための制御端子としてベースを有し、電流が入出力される2つの電流端子(第1及び第2の電流端子)として、コレクタ及びエミッタを有する。一方、トランジスタ9は、電界効果トランジスタの場合は、制御端子としてゲートを有し、電流が入出力される2つの電流端子として、ドレイン及びソースを有する。以下では、トランジスタ9がバイポーラトランジスタである場合を例として説明する。
トランジスタ9のコレクタは、第1の端子T1に電気的に接続されている。トランジスタ9のエミッタは、第2の端子T2及びグラウンド端子TGNDに、抵抗素子15を介して電気的に接続されている。抵抗素子15をエミッタ抵抗という。さらに、トランジスタ9のベースは、電圧調整回路11の出力端子11bに電気的に接続されている。すなわち、トランジスタ9は、エミッタ接地回路を構成する。
コンパレータ13は、非反転入力13aと反転入力13bの2つの入力と、出力13cとを有し、非反転入力13aに入力された電圧と反転入力13bに入力された電圧とを比較した比較電圧を出力13cに出力する。すなわち、コンパレータ13は、非反転入力13aに入力された電圧が反転入力13bに入力された電圧よりも高い場合にはハイ電圧(例えば、電源電圧VCC)を出力する。コンパレータ13は、非反転入力13aに入力された電圧が反転入力13bに入力された電圧よりも低い場合にはロー電圧(例えば、0V)を出力する。コンパレータ13の非反転入力13aには既定の閾値電圧Vrefが印加され、コンパレータ13の反転入力13bには、抵抗素子17を介してトランジスタ9のコレクタが電気的に接続されている。コンパレータ13は、例えば、オペアンプ(差動増幅器)によって構成される。コンパレータ13に印加される閾値電圧Vrefは、一定の電圧であり、通常動作しているときのトランジスタ9のコレクタの平均電圧(例えば、1.5V)よりも小さい値(例えば、0.5V)に設定される。
コンパレータ13における閾値電圧Vrefを生成するための構成は、例えば、電源電圧VCCを抵抗分圧回路によって分圧する構成が採用される。このような構成により、回路の単純化、消費電力の低減が可能とされる。なお、コンパレータ13は、数10GHz等の周波数で高速で変動するトランジスタ9のコレクタ電圧に追従できる構成である必要はなく、コレクタ電圧の中間電圧(平均電圧)を検出可能な構成であれば応答速度がマイクロ秒オーダーの構成でよい。コンパレータ13の反転入力13bが抵抗素子17を介してトランジスタ9のコレクタに接続される構成により、光出力の高周波特性への悪影響を防止できる。すなわち、抵抗素子17の抵抗値を適度に大きくすることによって、トランジスタ9のコレクタからコンパレータ13を見たときのインピーダンスを大きくして、コンパレータ13の反転入力13bの入力容量(キャパシタンス)等がトランジスタ9のコレクタのスイッチング動作へ影響するのを抑制することができる。例えば、抵抗素子17の抵抗値は、コレクタ電圧の検出を数MHz以下で行うような場合、数KΩ以上に設定してもよい。
電圧調整回路11は、入力端子11a、出力端子11b、及び制御端子11cを有する。入力端子11aは、入力端子TINに電気的に接続されている。出力端子11bは、トランジスタ9のベースに電気的に接続されている。制御端子11cは、コンパレータ13の出力13cに電気的に接続されている。この電圧調整回路11は、LD3の光出力を調整するためにトランジスタ9におけるコレクタとエミッタとの間を流れるシャント電流ISHの平均電流を既定値に設定するように、入力電圧信号VINの平均電圧を調整する。この電圧調整回路11は、平均電圧が調整された入力電圧信号VINを、調整電圧信号VbSHとして出力端子11bから出力しトランジスタ9のベースに印加する。
さらに、電圧調整回路11は、コンパレータ13から出力された比較電圧に応じて平均電圧を増減させるように調整電圧信号VbSHを生成する。詳細には、電圧調整回路11は、コンパレータ13の出力がハイ電圧の場合には調整電圧信号VbSHの平均電圧を減少させ、コンパレータ13の出力がロー電圧の場合は調整電圧信号VbSHの平均電圧を増加させる。より具体的には、電圧調整回路11は、コンパレータ13の出力がロー電圧の場合は、トランジスタ9が通常動作を行い、シャント電流ISHの平均電流を既定値に設定するように、調整電圧信号VbSHの平均電圧を設定する。一方、コンパレータ13の出力がハイ電圧の場合は、調整電圧信号VbSHの平均電圧を所定電圧(例えば、0.4V)に設定する。すなわち、コンパレータ13の出力がハイ電圧のときの調整電圧信号VbSHの平均電圧は、コンパレータ13の出力がロー電圧のときの調整電圧信号VbSHの平均電圧よりも低く設定される。
図2(a)には、LD駆動回路7に含まれるトランジスタ9の各端子の電圧の時間変化の一例、図2(b)には、LD3及びトランジスタ9を流れる電流の時間変化の一例が示されている。図3には、トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧VbeSHの平均値VbeSHaveとLD3及びトランジスタ9を流れる電流の平均値との関係がされている。
上記構成の光送信器1においては、電流源5からLD3及びLD駆動回路7の第1の端子T1に向けてバイアス電流Ibiasが供給される。このバイアス電流Ibiasは、LD駆動回路7のトランジスタ9のコレクタ−エミッタ間を流れるシャント電流ISHと、LD3のアノード−カソード間を流れる駆動電流ILDとに分流される。すなわち、Ibias=ISH+ILDの関係が成り立つ。光送信器1が光信号の送信を行うとき、バイアス電流Ibiasは、一定の値に設定されている。従って、そのときに、シャント電流ISHが増加すると、駆動電流ILDは減少する。また、シャント電流ISHが減少すると、駆動電流ILDは増加する。この関係を、論理値のハイレベル(電流値が大きい状態)、ローレベル(電流値が小さい状態)によって説明すると、シャント電流ISHがハイレベルのとき駆動電流ILDはローレベルとなり、シャント電流ISHがローレベルのとき駆動電流ILDはハイレベルとなる。すなわち、駆動電流ILDは、シャント電流ISHと論理値が反転した関係となっている。このとき、光送信器1が送信するデータ信号に応じて電圧値が変化する入力電圧信号VINが、調整電圧信号VbSHに調整されてからトランジスタ9のベースに印加されることによって(図2(a))、シャント電流ISHがそれに応じて変化し、それとともに駆動電流ILDが入力電圧信号VINに応じて変化する結果(図2(b))、LD3の生成する光出力が変調される。例えば、論理値のハイレベル(以下、ハイと省略する)とローレベル(以下、ローと省略する)で各信号の動作の関係を説明すると、調整電圧信号VbSHがロー(又はハイ)のとき、シャント電流ISHはロー(又はハイ)になるため、駆動電流ILDがハイ(又はロー)となり、光出力がデータ“1”(又は“0”)の状態になる。ここで、“1”はLDから出力される光出力のパワーが大きい状態(発光状態)を表し、“0”はLDから出力される光出力のパワーが小さい状態(消光状態)を表す。トランジスタ9のコレクタの電圧VcSHも、駆動電流ILDに連動して変化し、トランジスタ9のエミッタの電圧VeSHもシャント電流ISHに連動して変化する。この際、トランジスタ9のコレクタ電圧VcSH、ベース電圧VbSH、及びエミッタ電圧VeSHに関するそれぞれの平均電圧は、VcSHave、VbSHave、VeSHaveとされ、シャント電流ISH及び駆動電流ILDに関するそれぞれの平均電流は、ISHave、ILDaveとされる。
LD駆動回路7の電圧調整回路11は、バイアス電流Ibiasの上述の分流比を調整する機能を持っている。つまり、トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧VbeSH(〜調整電圧信号VbSH)の平均電圧VbeSHave(〜調整電圧信号VbSHの平均電圧VbSHave)が大きくなるように調整されるほどシャント電流ISHの平均値ISHaveが大きくなる結果、上述した反転関係により、逆に駆動電流ILDの平均値ILDaveが小さくなる。また、ベース−エミッタ間電圧VbeSHの平均電圧VbeSHaveが小さくなるように調整されるほどシャント電流ISHの平均値ISHaveが小さくなる結果、上述した反転関係により、逆に駆動電流ILDの平均値ILDaveが大きくなる(図3)。このように、電圧調整回路11は、調整電圧信号VbSHの平均電圧VbSHaveを調整してシャント電流ISHの平均値ISHaveを規定することにより光出力を調整することができる。
図4には、トランジスタ9におけるベース−エミッタ間電圧VbeSHとシャント電流ISHとの関係を示し、図5には、駆動電流ILDと光出力パワーPoとの関係を示している。
入力電圧信号VINの変化に応じて、トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧VbeSHが最低電圧VbeSHLOWと最高電圧VbeSHHIGHとの間で変化し、それに応じてシャント電流ISHが最低電流ISHLOWと最高電流ISHHIGHとの間で変化する。このとき、ベース−エミッタ間電圧VbeSHの平均電圧VbeSHaveに対応して、シャント電流ISHの平均電流ISHaveが設定される。
シャント電流ISHの変化に応じて、駆動電流ILDが最低電流Ibias−ISHHIGHと最高電流Ibias−ISHLOWとの間で変化し、それに応じて光出力パワーPoが最低値PoLと最高値PoH間で変化する。このとき、シャント電流ISHの平均値に対応して、光出力パワーPoの平均値Poaveが所望の値に設定される。
ここで、電圧調整回路11の回路構成の具体例について説明する。図6は、電圧調整回路11の回路構成の一例を示す回路図である。電圧調整回路11の構成は、LD駆動回路7の前段の回路方式あるいは入力電圧信号VINの方式(例えば、出力回路の回路構成など)に応じて様々な種類が考えられる。図6に示す構成は、入力電圧信号VINが互いに相補的な(逆位相の)正相信号VINP及び逆相信号VINNを含む差動入力である場合に対応した構成である。ここで、相補的とは、例えば、2つの信号の一方(正相信号)が増加するときには、2つの信号の他方(逆相信号)は減少し、2つの信号の一方が減少するときには、2つの信号の他方は増加する状態を意味する。また、2つの信号が相補的なときには、一方の信号が最大値(ピーク値)であるときに他方の信号が最小値(ボトム値)となり、反対に、一方の信号が最小値(ボトム値)であるときに他方の信号が最大値(ピーク値)となる。正相信号VINPの振幅は、逆相信号VINNの振幅にほぼ等しく、正相信号VINPの平均電圧は、逆相信号VINNの平均電圧にほぼ等しい。
すなわち、電圧調整回路11は、入力端子11aとして、逆相信号VINNが入力される入力端子11anと正相信号VINPが入力される入力端子11apとを有し、キャパシタ21、抵抗素子23,25n,25p、電流源回路27、及びエミッタフォロア回路29によって構成されている。
キャパシタ21の一端及び抵抗素子23の一端には電源線を介して電源電圧VCCが印加され、これらの他端には2つの抵抗素子25n,25pの一端が電気的に接続されるとともに電流源回路27を介してグラウンド電圧に接続されている。2つの抵抗素子25n,25pの他端のそれぞれは、入力端子11an,11apに電気的に接続されるとともに、エミッタフォロア回路29にも電気的に接続されている。
電流源回路27は、トランジスタ9のシャント電流ISHの平均電流を既定値に設定するように、抵抗素子23に流れる電流値Icommを可変に調整可能なように構成されている。抵抗素子25n,25pは、それぞれ、入力端子11an,11apに接続される伝送線路の特性インピーダンスと電圧調整回路11の入力インピーダンスとを整合させるための抵抗である。電圧調整回路11に含まれる電流源は公知の様々な回路構成で実現できるが、以降の説明では、電流源はHBTによって実現されたものを例示する。
エミッタフォロア回路29は、2つのバイポーラトランジスタ等のトランジスタ31n,31pと電流源33n,33pを含んでいる。トランジスタ31n,31pのコレクタには電源電圧VCCが電源線を介して印加されている。トランジスタ31n,31pのベースには、それぞれ、入力端子11an,11ap及び抵抗素子25n,25pの他端が電気的に接続されている。また、トランジスタ31n,31pのエミッタは、それぞれ、電流源33n,33pを介してグラウンド電圧に接続されており、トランジスタ31nのエミッタは出力端子11bにも電気的に接続されている。このエミッタフォロア回路29は、抵抗素子25nの他端に生じた電位を調整電圧信号VbSHとして出力端子11bに出力する。
図7には、電流源回路27の概略構成を示し、図8には、図7の電流源回路27の回路構成の具体例を示している。
図7に示すように、電流源回路27は、スイッチ35と、2つの電流源37,39とによって構成されている。電流源37は、可変の電流値Icommの電流を生成し、電流源39は、電流値Icommよりも大きい電流値Ishutの電流を生成する。スイッチ35は、2つの電流源37,39と抵抗素子23の他端との間に接続され、2つの電流源37,39をコンパレータ13の出力する比較電圧Comoutに応じて切り替えていずれかの電流値Icomm,Ishutの電流を抵抗素子23から引き込むように動作する。具体的には、スイッチ35は、比較電圧Comoutがロー電圧の場合に電流源37側に切り替え、比較電圧Comoutがハイ電圧の場合に電流源39側に切り替える。
電流源回路27は、例えば、図8に示すように、p型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタによって実現できる。この例では、スイッチ35が2つのMOSトランジスタ35a,35bから構成され、MOSトランジスタ35a,35bのソースが抵抗素子23の他端に電気的に接続され、MOSトランジスタ35a,35bのドレインがそれぞれ電流源37,39を介してグラウンド電圧に接続されている。そして、コンパレータ13がハイ電圧の比較電圧Comoutとして状態“1”を出力し、ロー電圧の比較電圧として状態“0”を出力するとした場合に、MOSトランジスタ35aは、比較電圧Comoutの状態に応じてオンするように構成され、MOSトランジスタ35aは、比較電圧Comoutの状態を反転した状態に応じてオンするように構成される。このような構成により、比較電圧Comoutの状態に応じて抵抗素子23に接続される電流源を電流源37,39のうちのどちらか一方に設定できる。
上記構成の電圧調整回路11は、次のように動作する。
電流源5のバイアス電流Ibiasがオンされておりコンパレータ13が比較電圧Comoutとしてロー電圧を出力している際には、抵抗素子23に電流Icommが流れる。このとき、抵抗素子23の抵抗値をRcomm、トランジスタ31nのベース−エミッタ間電圧をVbeEFとすると、電圧調整回路11の出力する調整電圧信号VbSHの平均値VbSHaveは、下記式;
VbSHave=VCC−Rcomm×Icomm−VbeEF
によって表される。一方で、電流源5のバイアス電流Ibiasがオフされておりコンパレータ13が比較電圧Comoutとしてハイ電圧を出力している際には、抵抗素子23に電流Ishutが流れる。このときは、電圧調整回路11の出力する調整電圧信号VbSHの平均値VbSHaveは、下記式;
VbSHave=VCC−Rcomm×Ishut−VbeEF
によって表される。
VbSHave=VCC−Rcomm×Icomm−VbeEF
によって表される。一方で、電流源5のバイアス電流Ibiasがオフされておりコンパレータ13が比較電圧Comoutとしてハイ電圧を出力している際には、抵抗素子23に電流Ishutが流れる。このときは、電圧調整回路11の出力する調整電圧信号VbSHの平均値VbSHaveは、下記式;
VbSHave=VCC−Rcomm×Ishut−VbeEF
によって表される。
電流値Ishutは電流値Icommよりも大きくなるように設定されているので、電流源5のバイアス電流Ibiasがオフされている際の調整電圧信号VbSHの平均値VbSHaveを小さく(例えば、約0.4Vになるように)することができる。この2つの電流値Icomm,Ishutを適切に設定することでLD駆動回路7のトランジスタ9における不要な電流を低減できる。また、電流値Ishutを大きく設定することでエミッタフォロア回路29の電流源33n,33pのコレクタ−エミッタ間電圧Vceの低下により電流が小さくなるため、電圧調整回路11の低消費電力化が可能となる。なお、電流源37,39のうちスイッチ35によってオフされた側の電流源は、電流源を構成するバイポーラトランジスタのコレクタがオープンとなるためコレクタ電流は流れない。
なお、電流源回路27は、図9に示すような構成であってもよい。すなわち、電流源37が抵抗素子23の他端に電気的に接続され、電流源39のみがスイッチ41を介して抵抗素子23の他端に電気的に接続されるように構成されてもよい。スイッチ41は、比較電圧Comoutがロー電圧の場合にオフし、比較電圧Comoutがハイ電圧の場合にオンするように構成されている。この構成によれば、抵抗素子23に常に電流Icommが安定して流れるため、スイッチの切り替えタイミング時に平均値VbSHaveが不意に高くなるという事態を防ぐことができる。
[光送信器の作用効果]
[光送信器の作用効果]
以上説明した本実施形態の光送信器1によれば、LD3のアノードからカソードに向けて供給される駆動電流ILDが、トランジスタ9のベースに電圧調整回路11から入力される調整電圧信号VbSHに応じてスイッチングされ、その結果LD3によって生成される光信号が変調される。このとき、電圧調整回路11はLD3のアノードの電圧と閾値電圧Vrefとの比較結果に応じて、トランジスタ9のベースに入力される調整電圧信号VbSHの平均電圧VbSHaveを増減させることができる。これにより、LD3に供給されるバイアス電流IbiasがオフされてLD3のアノードの電圧が低下した際のトランジスタ9のベースの平均電圧を減少させるように調整することが可能となり、トランジスタ9のベースから半導体基板あるいはエミッタに向かう不要な電流を低減することができる。その結果、不要な電流の発生を防止して消費電力の低減を図ることができる。
本実施形態の作用効果を、比較例と比較しつつ具体的に説明する。
比較例にかかるLD駆動回路907として、図14に示すような構成を想定する。このLD駆動回路907は、実施形態に係るLD駆動回路7との相違点として、コンパレータ13を備えておらず、電圧調整回路911はトランジスタ9のコレクタ電圧に応じてシャント電流ISHの平均値を増減する機能も有していない。このようなLD駆動回路907においては、LD3に供給されるバイアス電流Ibiasがオフにされると、トランジスタ9のコレクタ電圧VcSHが0V近くにまで低下する。このとき、電圧調整回路911からトランジスタ9のベースに通常動作時と同様な平均電圧(例えば、0.9V)の電圧VbSHが印加されるため、トランジスタ9のベース−エミッタ間に数mAの大きな電流Ibが流れてしまう。このような電流Ibに対してトランジスタ9のベース配線の信頼性を確保するためにはベース配線を太くする必要があり、その結果寄生容量が大きくなって光送信器の高速動作を阻害することになる。加えて、トランジスタ9のベース−コレクタ間が順方向にバイアスされるため、P型半導体を基板として用いるシリコン系のHBTプロセスによって製造されたトランジスタ9においては、ベース/コレクタ/基板によって寄生PNPトランジスタTRpが形成され、この寄生PNPトランジスタTRpがオンされてベースから基板に向けて流れる基板電流Isubが発生する。この基板電流Isubによってもトランジスタ9に不要な電流が発生する。
図15には、比較例のトランジスタ9において、ベース電圧VbSHの平均値を0.9Vに固定してバイアス電流Ibiasを変化させた状態でのコレクタ電圧VcSHの平均電圧VcSHaveとトランジスタ9を流れる各電流との関係を示している。ここでは、電源電圧VCC=2.5V、抵抗値Rcomm=800Ω、電流値Icomm=0.76mAと想定されている。比較例においては、ベース電流Ibも基板電流Isubも、平均電圧VcSHaveが通常値(>1.0V)の場合に比較して、Ibiasをオフした場合(VcSHave〜0.1V)に数桁大きい電流値になっていることがわかる。
図10には、本実施形態のトランジスタ9において、バイアス電流Ibiasを変化させた状態でのコレクタ電圧VcSHの平均電圧VcSHaveとトランジスタ9を流れる各電流との関係を示している。ここでは、電源電圧VCC=2.5V、抵抗値Rcomm=800Ω、電流値Icomm=0.76mA、電流値Ishut=1.64mAと想定されている。本実施形態においては、コレクタ電圧VcSH=0.5Vを境に抵抗素子23を流れる電流が増減されている。このように、本実施形態ではコレクタ電圧VcSH<0.5Vにおいてベース電圧の平均値VbSHaveを0.3V以下まで減少させることによって、ベース電流Ibも基板電流Isubもほぼ完全にオフすることができる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図11には、変形例にかかるLD駆動回路7Aの構成を示している。LD駆動回路7Aは第3の端子T3をさらに有し、コンパレータ13の反転入力13bは抵抗素子17を介して第3の端子T3に電気的に接続され、第3の端子T3は、ワイヤL4,L1を介してLD3のアノードに電気的に接続されるように構成される。このような変形例によれば、トランジスタ9のコレクタにコレクタ電圧の平均電位を検出するための回路が電気的に接続されないので、光出力の高周波特性への影響をさらに低減することができる。
図12には、変形例にかかる電圧調整回路11Aの構成を示している。電圧調整回路11Aは、上述した実施形態の電圧調整回路11と異なり、キャパシタ21、抵抗素子23、及び電流源回路27を備えておらず、抵抗素子25n,25pの一端に電源電圧VCCが電源線を介して印加された構成を有している。また、エミッタフォロア回路29においてトランジスタ31nのエミッタに接続される電流源33nAは、コンパレータ13の出力する比較電圧Comoutに応じて変化幅ILSで増減可能に電流を生成する。さらに、エミッタフォロア回路29は、トランジスタ31nのエミッタがレベルシフト回路43を介して出力端子11bに接続された構成を有する。
電圧調整回路11Aに含まれるレベルシフト回路43は、入力端子11anと出力端子11bとの間で信号の平均電圧をレベルシフトする回路であり、コンパレータ13の出力する比較電圧Comoutに応じてレベルシフトする直流電圧のシフト量を増減させるように構成されている。詳細には、レベルシフト回路43は、電流源45、キャパシタ47、及び抵抗素子49を有している。電流源45の一端には電源線を介して電源電圧VCCが供給され、電流源45の出力がキャパシタ47及び抵抗素子49の一端と出力端子11bに電気的に接続され、キャパシタ47及び抵抗素子49の他端が電流源33nAを経由してグラウンド電圧に接続される。電流源45は、電流源33nAの動作と同期して、比較電圧Comoutに応じて変化幅ILSで増減可能に電流を生成する。
このような変形例においては、例えば、バイアス電流Ibiasがオフされて比較電圧Comoutがハイ電圧の場合には、電流源45,33nAで生成する電流を変化幅ILSほど減少させることにより、抵抗素子49の抵抗値をRLSと設定した場合に、電圧調整回路11Aの出力する調整電圧信号VbSHの平均電圧を、ILS×RLSだけ低下させたシフト量でレベルシフトすることができる。これにより、トランジスタ9のベースに入力される調整電圧信号VbSHの平均電圧を、コンパレータ13の出力する比較電圧Comoutに応じて適切に増減させることができる。本変形例では、同じ調整電圧信号VbSHの平均電圧を得るための電源電圧VCCが低く抑えられるという利点がある。
なお、電圧調整回路11Aに含まれるレベルシフト回路43は、図13に示す構成に変更されてもよい。すなわち、キャパシタ47及び抵抗素子49の両端に接続されたMOSトランジスタ等で構成されるスイッチ51を備えていてもよい。このスイッチ51は、比較電圧Comoutがハイ電圧の場合にキャパシタ47及び抵抗素子49の両端をショートさせる機能を有する。このような構成によれば、バイアス電流Ibiasがオフされた際に調整電圧信号VbSHの平均電圧VbSHaveがレベルシフトされないため、その平均電圧VbSHaveを低下させることができる。このスイッチ51は、スイッチング速度がナノ秒オーダー以下であってよい。
1…光送信器、3…LD、5…電流源、7,7A…LD駆動回路(レーザ駆動回路)、9…トランジスタ、11,11A…電圧調整回路、11a,11an,11ap…入力端子、11b…出力端子、13…コンパレータ、23…抵抗素子、27…電流源回路、43…レベルシフト回路、ILD…駆動電流、T1…第1の端子、T2…第2の端子、TIN…入力端子(第3の端子)、VIN…入力電圧信号、Vref…閾値電圧。
Claims (5)
- 光信号を生成するためのレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路であって、
入力端子及び出力端子を有し、電源電圧を印加され、前記入力端子にて入力電圧信号を受け、前記入力電圧信号の平均電圧を調整し、調整された前記入力電圧信号を前記出力端子から出力する調整回路と、
制御端子、第1の電流端子、及び第2の電流端子を有し、前記レーザダイオードのアノードに前記第1の電流端子が電気的に接続され、前記レーザダイオードのカソード及びグラウンドに前記第2の電流端子が電気的に接続され、前記調整回路の前記出力端子に前記制御端子が電気的に接続されたトランジスタと、を備え、
前記調整回路は、
前記トランジスタの前記第1の電流端子における電圧と閾値電圧とを比較するコンパレータを含み、前記コンパレータの出力に応じて、前記入力電圧信号の平均電圧を増減させる、
レーザ駆動回路。 - 前記調整回路は、前記コンパレータの出力が、前記第1の電流端子における電圧が前記閾値電圧よりも高いことを示すときには、前記出力端子から出力される電圧信号の平均電圧を増加させ、前記第1の電流端子における電圧が前記閾値電圧よりも低いことを示すときには、前記出力端子から出力される電圧信号の平均電圧を減少させる、
請求項1記載のレーザ駆動回路。 - 前記調整回路は、
可変の電流値の電流を供給する電流源回路と、
一端に前記電源電圧が印加され、他端に前記電流源回路を介してグラウンド電圧が印加される抵抗素子と、を有し、
前記抵抗素子の前記他端が前記出力端子に電気的に接続され、
前記電流源回路は、前記コンパレータの出力に応じて前記電流値を増減させる、
請求項1又は2に記載のレーザ駆動回路。 - 前記調整回路は、
前記入力端子と前記出力端子との間で電圧信号の平均電圧をシフト量だけシフトするレベルシフト回路を有し、
前記レベルシフト回路は、前記コンパレータの出力に応じて前記シフト量を増減させる、
請求項1又は2に記載のレーザ駆動回路。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ駆動回路と、
前記レーザダイオードと、
前記電源電圧が印加された電源線と前記レーザダイオードのアノードとの間に接続され、前記電源線から前記レーザダイオードのアノードに向けて電流を供給する電流源と、
を備える光送信器。
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