JP2019134123A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】三次元変形への追従性に優れた配線基板を提供する。【解決手段】配線基板1は、支持体10と、支持体10に支持された導電体40と、を備え、支持体10は、絶縁性繊維211,221を束ねてそれぞれ構成された織糸21,22を用いて製織された織布20と、織布20の上面201の一部の領域上に設けられた支持絶縁層30と、を含み、導電体40は、織布20の上面201上に設けられた第1の導電路41と、支持絶縁層30上に設けられていると共に、第1の導電路41と接続された第2の導電路42と、を含み、第1の導電路41は、織布20のバスケットホール23に存在する第1の導体部分411を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板に関するものである。
柔軟性を有する配線基板として、フィルム上にエッチング又はめっきして回路層を形成してなるフレキシブルプリント配線板(FPC)や、フィルム上に銀ペーストを印刷して回路層を形成してなるメンブレン配線板が知られている(例えば、特許文献1(段落[0002])参照)。また、こうした配線板の使用用途として、例えば自動車の座席に設けられる着座センサ等の広義のウェアラブル用途が知られている(例えば、特許文献2(段落[0002])参照)。
特開2011−014742号公報 特開2015−046226号公報
上述のFPCやメンブレン配線板は、U型形状のような一つの軸を中心とした屈曲形状に対する追従性に優れている。しかしながら、球体表面のような三次元形状に対する変形に関しては、フィルムの張力に起因して追従性が著しく低下してしまう、という問題がある。例えば、自動車のシートの表皮とクッションフォームとの間隙に配置される着座センサでは、不自然な剛性や異音により乗員に違和感を与えてしまう場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、三次元変形への追従性に優れた配線基板を提供することである。
[1]本発明に係る配線基板は、支持体と、前記支持体に支持された導電体と、を備え、前記支持体は、絶縁性繊維を束ねてそれぞれ構成された織糸を用いて製織された少なくとも一つの織布と、前記織布の第1の主面の一部の領域上に設けられた第1の絶縁層と、を含み、前記導電体は、前記織布の第1の主面上に設けられた第1の導電路と、前記第1の絶縁層上に設けられていると共に、前記第1の導電路と接続された第2の導電路と、を含み、前記第1の導電路は、前記織布のバスケットホールに存在する第1の導体部分を有する配線基板である。
[2]上記発明において、前記導電体は、前記織布の第2の主面上に設けられた第3の導電路を含み、前記第3の導電路は、前記織布のバスケットホールに存在する第2の導体部分を有しており、少なくとも一部の前記第1の導体部分と、少なくとも一部の前記第2の導体部分とは相互に接合されており、前記第1の導電路と前記第3の導電路は、前記第1の導体部分及び前記第2の導体部分を介して電気的に接続されていてもよい。
[3]上記発明において、前記織糸は、第1の方向に延在する経糸と、前記経糸と同一種又は異種の織糸から構成され、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する緯糸と、を含んでいてもよい。
[4]上記発明において、前記第1の導電路を構成する材料の組成と、前記第2の導電路を構成する材料の組成とが同一であり、前記第1の導電路と前記第2の導電路とは一体的に形成されていてもよい。
[5]上記発明において、前記第1の導電路を構成する材料の組成と、前記第2の導電路を構成する材料の組成とが異なっており、前記第1の導電路の一部は、前記第2の導電路の一部と重なっていてもよい。
[6]上記発明において、前記配線基板は、前記第1の絶縁層を前記織布の前記第1の主面に粘着又は接着させる粘着層又は接着層を備えてもよい。
[7]上記発明において、前記配線基板は、前記導電体及び前記支持体を被覆していると共に前記織布内にも存在している第2の絶縁層をさらに備えてもよい。
[8]上記発明において、前記第2の絶縁層は、前記導電体の一部を外部に露出させる窓部を有してもよい。
[9]上記発明において、前記第1の絶縁層は、少なくとも一つの貫通孔を有しており、前記第1の導電路は、前記貫通孔に対応するように、前記織布の前記第1の主面上に設けられた部分を含んでもよい。
[10]上記発明において、前記第3の導電路も、前記貫通孔に対応するように、前記織布の前記第2の主面上に設けられた部分を含んでいてもよい。
[11]上記発明において、前記第1の導電路は、前記織布の前記絶縁性繊維同士の間の間隙に存在する第1の介在部分を含み、前記第3の導電路は、前記織布の前記絶縁性繊維同士の間の間隙に存在する第2の介在部分を含んでもよい。
[12]上記発明において、前記絶縁性繊維は、ガラス繊維及び樹脂繊維の少なくとも一方を含んでもよい。
[13]上記発明において、前記織糸は、単一種又は複数種の絶縁性繊維を束ねて構成されていてもよい。
[14]上記発明において、前記支持体は、相互に積層された複数の織布を含んでおり、複数の前記織布は、同一種の織布、又は、複数種の織布から構成されていてもよい。
[15]上記発明において、前記導電体は、単一種又は複数種の金属を含有していてもよい。
[16]上記発明において、前記第1〜前記第3の導電路のうちの少なくとも一つは、相互に積層された複数の導電層を含んでいてもよい。
[17]上記発明において、複数の前記導電層は、少なくとも一つのめっき層を含んでいてもよい。
本発明によれば、支持体が少なくとも一つの織布を含んでおり、当該織布の第1の主面上に設けられた第1の導電路が、バスケットホールに存在する第1の導体部分を有している。このため、この第1の導体部分によって支持体と導電体の密着性を維持しつつ、支持体において第1の導電路や第1の絶縁層が存在していない部分では、織布の柔軟性によって優れた三次元変形への追従性を確保することができる。
また、本発明によれば、第1の絶縁層が織布の第1の主面の一部の領域に設けられており、当該第1の絶縁層上に第2の導電路が設けられている。この第1の絶縁層によって織布の凹凸が平滑化されているので、第2の導電路のパターン形状や厚さを均一化することができ、第2の導電路を高い精度で形成することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における配線基板を示す斜視図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図2のIII部の拡大図である。 図4は、図1に示す配線基板に用いられる織布の平面図である。 図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。 図6は、図4のVI-VI線に沿った断面図である。 図7は、本発明の第1実施形態における織布の変形例を示す断面図である。 図8は、本発明の第1実施形態における導電体の変形例を示す断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態における配線基板を示す斜視図である。 図10は、図9のX-X線に沿った断面図である。 図11は、本発明の第3実施形態における配線基板を示す斜視図である。 図12は、図11のXII-XII線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
≪第1実施形態≫
図1は本発明の第1実施形態における配線基板を示す斜視図、図2は図1のII-II線に沿った断面図、図3は図2のIII部の拡大図、図4は織布の平面図、図5は図4のV-V線に沿った断面図、図6は図4のVI-VI線に沿った断面図である。
なお、図3は、図2のIII部の厳密な拡大図ではなく、第1及び第3の導電路41,43の第1及び第2の導体部分411,431(後述)の構造の理解を容易にするために、図2の切断面をバスケットホール23まで平行移動させた場合の断面図を示している。
本発明の第1実施形態における配線基板1は、図1〜図3に示すように、支持体10と、支持体10に支持された導電体40と、支持体10及び導電体40を覆っている被覆絶縁層50と、を備えている。本実施形態における支持体10が本発明における支持体の一例に相当し、本実施形態における導電体40が本発明における導電体の一例に相当し、本実施形態における被覆絶縁層50が本発明における第2の絶縁層の一例に相当する。
この配線基板1の使用用途としては、特有の質感、複雑或いは精確な立体形状を必要とする用途を挙げることができ、具体例としては、車両のステアリングホイールやシートの皮革に設置される回路、車両のミラーやバンパーに設けられる回路等を例示することができる。なお、本発明に係る配線基板の使用用途は、特に上記に限定されない。例えば、衣服や帽子等の装着品に設ける生体情報センサ、医療介護用寝具等に設ける各種の検知センサ等の所謂ウェアラブルの用途に配線基板1を用いてもよい。或いは、配線基板1を多層プリント配線基板の内層として用いてもよい。なお、配線基板1の使用用途によっては、配線基板1が被覆絶縁層50を備えていなくてもよい。
図1及び図2に示すように、支持体10は、一枚の織布20と、当該織布20の上面201の一部の領域上に設けられた支持絶縁層30と、を備えている。本実施形態における織布20が本発明における織布の一例に相当し、本実施形態における支持絶縁層30が本発明における第1の絶縁層の一例に相当する。
図4〜図6に示すように、織布20は、織糸21,22を平織りで織り込むことで製織されており、柔軟性を有している。織布20を構成する織糸は、縦方向に延在する経糸21と、当該経糸21に実質的に直交する方向(すなわち横方向)に延在する緯糸22と、を含んでいる。
上記のように、織布20は、織糸21,22を格子状に織ることで形成されているため、複数のバスケットホール23を有している。このバスケットホール23は、経糸21と緯糸22によって囲まれた隙間(網の目)であり、織布20を当該織布20の厚さ方向に貫通している。複数のバスケットホール23は、実質的に同一の形状を有すると共に実質的に同一の開口面積を有しており、平面視において織布20に規則的且つ均一に配置されている。
なお、このバスケットホール23の形状、開口面積、配置間隔等は、絶縁性繊維211,221の直径、織糸21,22を構成する絶縁性繊維211,221の本数、織糸21,22を構成する絶縁性繊維211,221の密度、織布20の織り方等に依存するが、配線基板1に要求される機械的特性や電気的特性に基づいて決定することができる。
経糸21は、実質的に同一の直径を有する10〜200本程度の絶縁性繊維211を束ねてそれぞれ構成されており、相互に隣接する絶縁性繊維211同士の間には間隙が形成されている。同様に、緯糸22も、実質的に同一の直径を有する10〜200本程度の絶縁性繊維221を束ねてそれぞれ構成されており、相互に隣接する絶縁性繊維221同士の間には間隙が形成されている。本実施形態における絶縁性繊維211,221はいずれもガラス繊維から構成されており、1〜20μm程度の実質的に同一の直径を有している。
特に限定されないが、こうした織布20の具体例として、以下の構成を例示することができる。すなわち、経糸21の絶縁性繊維211が7μm程度の直径を有するガラス繊維で構成されており、それぞれの経糸21は、200本程度の絶縁性繊維211を束ねて構成されている。緯糸22の絶縁性繊維221も7μm程度の直径を有するガラス繊維で構成されており、それぞれの緯糸22は、200本程度の絶縁性繊維221を束ねて構成されている。これらの織糸21,22を織り込むことで、0.1mm程度の厚さを有する織布(ガラスクロス)20が製織されている。この織布20では、経糸21の密度が横方向25mmあたり60本程度となり、緯糸22の密度も横方向25mm当たり60本程度となるように、織糸21,22が平織りで織り込まれている。こうした仕様の織布20には、20μm×20μm程度の矩形の開口形状を有する多数のバスケットホール23が0.3mm程度のピッチで存在する。
なお、絶縁性繊維211,221は、電気絶縁性、耐熱性、及び、柔軟性を有していれば、上記のガラス繊維に特に限定されない。例えば、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ビニル繊維、アラミド繊維等の樹脂繊維で、絶縁性繊維211,221を構成してもよい。また、導電体40との密着強度、支持体10の強度、導電体40を形成する導電性インク(後述)との親和性等の性能を改善するために、絶縁性繊維211,221の表面に化学的処理や物理的処理を施してもよい。
また、それぞれの経糸21が、同一種の絶縁性繊維から構成されてもよいし、或いは、複数種の絶縁性繊維から構成されてもよい。同様に、それぞれの緯糸22が、同一種の絶縁性繊維から構成されてもよいし、或いは、複数種の絶縁性繊維から構成されてもよい。例えば、特に図示しないが、ガラス繊維と樹脂繊維の双方を用いて一本の織糸を構成してもよい。ここで、絶縁性繊維の種類を異ならせる要素としては、例えば、絶縁性繊維を構成する材料、絶縁性繊維の直径等を例示することができる。
また、経糸21と緯糸22が、同一の種類の織糸で構成されてもよいし、或いは、相互に異なる種類の織糸で構成されてもよい。ここで、織糸の種類を異ならせる要素としては、例えば、絶縁性繊維の材料、絶縁性繊維の直径、織糸を構成する絶縁性繊維の本数、織糸を構成する絶縁性繊維の密度等を例示することができる。
また、織布の織り方は、織糸を規則的に織り込むことで製織されたものであれば、上記の平織りに特に限定されない。例えば、綾織りや朱子織り等で織り込まれることで製織された織布を、支持体10として用いてもよい。
また、経糸21と緯糸22の交差角度は、上記の直角に特に限定されない。経糸21と緯糸22が相互に交差していればよく、経糸21と緯糸22の交差角度は任意に設定することができる。
さらに、支持体10が有する織布の枚数も、特に限定されず、支持体が複数の織布を有してもよい。図7は本発明の第1実施形態における織布の変形例を示す断面図である。
例えば、図7に示すように、相互に積層された2枚の織布20を相互に積層することで、支持体10bを構成してもよい。なお、図7には支持絶縁層30は図示されていない。電気絶縁性を有する粘着材(又は接着材)を一方の織布20の表面に均一且つ部分的に塗布した後に、当該織布20に他方の織布20を積み重ねることで、支持体10bを形成することができる。なお、複数の織布20が、同一種の織布で構成されていてもよいし、或いは、複数種の織布で構成されていてもよい。ここで、織布の種類を異ならせる要素としては、例えば、絶縁性繊維を構成する材料、絶縁性繊維の直径、織糸を構成する絶縁性繊維の本数、織糸を構成する絶縁性繊維の密度、織布の織り方、織布の厚さ等を例示することができる。
支持絶縁層30は、図1及び図2に示すように、織布20の上面201上に直接設けられており、本実施形態では、導電体40の第2の導電路42(後述)の形成が予定されている領域に設けられている。この支持絶縁層30の上面301は、織布20の上面201と比較して平坦となっており、この支持絶縁層30によって織布20の上面201の凹凸が平滑化されている。このため、本実施形態では、第2の導電路42のパターン形状や厚さを均一化することができ、第2の導電路42を高い精度で形成することができる。
この支持絶縁層30は、例えば、エポキシアクリレート樹脂やノボラック型フェノール樹脂等の樹脂材料から構成されており、電気絶縁性を有している。この支持絶縁層30は、導電体40を形成する前に織布20の上面201に予め形成されており、例えば、液状樹脂を織布20の上面201に塗布した後に硬化処理を行うことで形成されている。この支持絶縁層30は、織布20のバスケットホール23を上面201側から閉塞している。このため、導電体40を形成する際に、第2の導電路42において導電性インクが織布20の下面202に浸透してしまうことが防止されている。
液状樹脂の塗布方法としては、特に限定されないが、接触塗布法又は非接触塗布法のいずれを用いてもよい。接触塗布法の具体例としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、フレキソ印刷等を例示することができる。一方、非接触塗布法の具体例としては、インクジェット印刷、スプレー塗布法、ディスペンス塗布法、ジェットディスペンス法等を例示することができる。また、液状樹脂の効果方法としては、特に限定されないが、加熱処理や紫外線照射処理等を例示することができる。
なお、支持絶縁層30を複数の層で形成してもよい。また、特に図示しないが、電気絶縁性を有するフィルムを、粘着層(又は接着層)を介して織布20の上面201に貼り付けることで、支持絶縁層30を形成してもよい(図10参照)。さらに、導電路の形成を予定していない領域に、支持絶縁層30を設けてもよい。これにより、配線基板の剛性を部分的に補強することができ、例えば、電子部品を配線基板1に実装した際の当該配線基板1の変形を抑制することができる。
導電体40は、図1〜図3に示すように、第1の導電路41と、第2の導電路42と、第3の導電路43と、を含んでいる。第1の導電路41は、織布20の上面201に設けられており、一対のランド部401,402を形成している。第2の導電路42は、支持絶縁層30の上面301に設けられており、配線部406を形成している。第3の導電路43は、織布20の下面202に設けられており、一対のランド部403,404を形成している。なお、本実施形態では、支持体10の下面に配線部は設けられていない。
織布20の上面201において、一対のランド部401,402は、配線部406の両端に設けられており、当該配線部406を介して相互に接続されている。当該織布20の下面202のランド部403,404は、上面201のランド部401,402に対応するように設けられており、第1及び第3の導電路41,43の導体部分411,431(後述)を介して、上面201のランド部401,402と、下面202のランド部403,404とが電気的に接続されている。
なお、導電体40の形状は、上記に特に限定されない。例えば、第2の導電路42で形成された配線部406に加えて、高い精度が要求されない部分については、第1又は第3の導電路41,43によって他の配線部を形成してもよい。
導電体40は、例えば、銅(Cu)或いは銀(Ag)等を主成分とする導電性金属粒子と、バインダ樹脂とから構成されており、導電性を有している。本実施形態では、第1〜第3の導電路41〜43が同一の組成の材料から構成されている。なお、導電体40が、複数種の導電性金属粒子を含有していてもよい。この導電体40は、支持体10に塗布した導電性インクを加熱して焼成することで形成されている。
導電体40を形成するための導電性インクは、導電性金属粒子と、該導電性金属粒子を均一に分散するバインダ樹脂と、を含有した溶液である。導電性金属粒子の具体例としては、例えば、銅(Cu)或いは銀(Ag)等を主成分とする導電性金属粒子を例示することができる。バインダ樹脂としては、多価フェノール化合物、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂の1種または2種以上の樹脂混合を例示することができる。このとき、バインダ樹脂には水系溶媒、あるいはエタノール、メタノール、2−プロパノールなどのアルコール類、イソホロン、テルピネオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ブチルセロソルブアセテートなどの有機系溶媒を分散媒として適量配合される。なお、この溶媒の配合量は、導電性金属粒子のサイズ、形状や製膜条件等に応じて適宜調整される。
導電性インクを支持体10に塗布する方法としては、特に限定されないが、接触塗布法又は非接触塗布法のいずれを用いてもよい。接触塗布法の具体例としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、フレキソ印刷等を例示することができる。一方、非接触塗布法の具体例としては、インクジェット印刷、スプレー塗布法、ディスペンス塗布法、ジェットディスペンス法等を例示することができる。
なお、支持体10への導電性インクの塗布回数は、特に1回に限定されず、導電性インクを支持体10の一方の主面に複数回塗布してもよい。また、各回の塗布毎に、導電性インクの成分を異ならせてもよい。さらに、支持体10の同一面(例えば上面201)に設けられた全ての導電路(例えば第1及び第2の導電路41,42)を同一の工程で形成してもよいし、別々の工程で形成してもよい。
導電性インクを硬化させるための熱源としては、特に限定されないが、電熱オーブン、赤外線オーブン、遠赤外炉(IR)、近赤外炉(NIR)、レーザ照射装置等を例示することができ、これらを組み合わせた熱処理であってもよい。具体例を挙げれば、遠赤外炉を用いた場合には、150℃程度で10min程度の熱処理を行う。
織布20の上面201に塗布された導電性インクは当該織布20内に浸透(浸潤)するため、第1の導電路41は、図3に示すように、第1の導体部分411と第1の介在部分412を有している。この第1の導体部分411と第1の介在部分412は、第1の導電路41と一体的に形成されている。第1の導体部分411は、織布20のバスケットホール23(すなわち織糸211,212同士の間の間隙)に存在している。一方、第1の介在部分412は、絶縁性繊維211,221同士の間に形成された間隙に入り込んで、当該間隙内に存在している。
一方、支持絶縁層30の上面301に塗布された導電性インクは当該支持絶縁層30内に浸透しない。そのため、第2の導電路42は導体部分や介在部分を有していない。図2に示すように、この第2の導電路42の端部は、第1の導電路41の端部と繋がっており、第2の導電路42は第1の導電路41と一体的に形成されているため、第1の導電路41と第2の導電路42は電気的に接続されている。上述のように、この第2の導電路42は、平坦な支持絶縁層30の上面301に形成されているため、高い精度で形成されている。
織布20の下面202に塗布された導電性インクは当該織布20内に浸透するため、図3に示すように、第1の導電路41と同様に、第3の導電路43は、第2の導体部分431と第2の介在部分432を有している。この第2の導体部分431と第2の介在部分432は、第3の導電路43と一体的に形成されている。第2の導体部分431は、織布20のバスケットホール23(すなわち織糸211,212同士の間の間隙)に存在している。一方、第2の介在部分432は、絶縁性繊維211,212同士の間に形成された間隙に入り込んで、当該間隙内に存在している。
さらに、本実施形態では、第1の導体部分411と第2の導体部分431が相互に接合されている。このため、第1の導電路41と第3の導電路43は、第1及び第2の導体部分411,431を介して相互に電気的に接続されている。すなわち、当該第1及び第2の導体部分411,431は、第1の導電路41と第3の導電路43の間の層間接続部として機能する。
なお、図8に示すように、第1の導電路41bを複数の導電層413,414で構成してもよい。同様に、図8に示すように、第3の導電路43bを複数の導電層433,434で構成してもよい。図8は本発明の第1実施形態態における配線基板の変形例を示す断面図である。
この追加の導電層414,434は、支持体10に導電性インクを複数回塗布することで形成されている。或いは、電解めっき処理や無電解めっき処理によって、追加の導電層414,434を形成してもよい。なお、この追加の導電層414,434の数は特に限定されず、複数の導電層414,434を形成してもよい。
めっき処理により追加の導電層414,434を形成することで、第1及び第3の導電路41b,43bの膜厚を厚くすることができ、また、当該第1及び第3の導電路41b,43bの表面平滑性(表面の凹凸や微小なクラックの補完等)を改善することもできる。
被覆絶縁層50は、例えば樹脂材料から構成されており、電気絶縁性をはじめとする電気的特性と、柔軟性や剛直性などの機械的特性を有している。この被覆絶縁層50は、液状樹脂で支持体10全体を覆うと共に当該液状樹脂を織布20に浸透(浸潤)させて硬化させることで形成されている。そのため、図1〜図3に示すように、被覆絶縁層50は、導電体40及び支持体10を被覆していると共に織布20内にも存在している。本実施形態では、この被覆絶縁層50によって、配線基板1の機械的強度、導電体40の保護、導電体40の電気絶縁性、導電体40の電気的特性(誘電率等)を確保することに加えて、上述の特有の質感、任意の色、任意の柔軟性等を配線基板1に付与することもできる。
この被覆絶縁層50の上面に第1及び第2の窓部51,52が形成されていると共に、当該被覆絶縁層50の下面に第3及び第4の窓部53,54が形成されている。第1及び第2の窓部51,52は、第1の導電路41のランド部401,402を上方に向かってそれぞれ露出させている。一方、第3及び第4の窓部53,54は、第3の導電路43のランド部403,404を下方に向かってそれぞれ露出させている。このため、配線基板1の導電体40に対して上下両側から電気的に接続することが可能となっている。
特に限定されないが、液状樹脂の具体例としては、共重合体を水に分散させてなるポリマーエマルジョンを例示することができ、共重合体の具体例としては、主成分としてのアクリル酸エステルやメタクリル酸エステルと、必要な特性を付与するための適量のスチレンやアクリルニトリルと、を共重合させたものを例示することができる。また、液状樹脂を塗布する方法としては、上述の接触塗布法又は非接触塗布法を例示することができる。導電体40及び支持体10の表面を覆うと共に織布20に含浸された液状樹脂に対して、加熱処理や紫外線照射処理等により硬化処理を行うことで、被覆絶縁層50が形成される。なお、硬化処理において、加圧、減圧等の付加的処理を同時に行ってもよい。
なお、液状樹脂に代えて、シリコンゴム等の粉体の成型用樹脂を用い、成形金型を用いた射出成型法により被覆絶縁層50を形成してもよい。或いは、窓部に対応する開口を有する硬化性樹脂シートを支持体10に重ねた後に加圧及び加熱処理することで、被覆絶縁層50を形成してもよい。
以上のように、本実施形態では、支持体10が織布20を含んでいる。このため、支持体10において第1及び第3の導電路41,43や支持絶縁層30が存在していない部分では、織布20の柔軟性によって優れた三次元変形への追従性を確保することができる。
その一方で、本実施形態では、第1の導電路41の第1の導体部分411が織布20のバスケットホール23に存在していると共に、当該第1の導電路41の第1の介在部分412が絶縁性繊維211,221同士の間の間隙に存在している。このように、本実施形態では、第1の導体部分411及び第1の介在部分412が織布20に食い込んでおり、そのアンカー効果によって支持体10と第1の導電路41の密着強度(接合強度、剥離強度)の向上が図られている。このため、電子部品を配線基板1に実装しても、第1の導電路41が支持体10から剥離してしまう現象の発生を抑制することができる。
同様に、本実施形態では、第3の導電路43の第2の導体部分431が織布20のバスケットホール23に存在していると共に、当該第3の導電路43の第2の介在部分432が絶縁性繊維211,221同士の間の間隙に存在している。このように、本実施形態では、第2の導体部分431及び第2の介在部分432が織布20に食い込んでおり、そのアンカー効果によって支持体10と第3の導電路43の密着強度(接合強度、剥離強度)の向上が図られている。このため、電子部品を配線基板1に実装しても、第3の導電路43が支持体10から剥離してしまう現象の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、支持絶縁層30が織布20の上面201の一部の領域に設けられており、当該支持絶縁層30上に第2の導電路42が設けられている。この支持絶縁層30によって織布20の凹凸が平滑化されているので、第2の導電路42のパターン形状や厚さを均一化することができ、第2の導電路42を高い精度で形成することができる。
ここで、例えば、従来のフレキシブルプリント配線板(FPC)では、導電体を基板上に形成するため、当該基板を構成する材料(ポリイミド等)を任意に変更することはできない。
これに対し、本実施形態では、導電体40を支持体10に形成した後に被覆絶縁層50を形成するので、配線基板1の使用用途に応じて、被覆絶縁層50を構成する樹脂材料を任意に選択することができる。このため、上述の特有の質感を配線基板1に付与したり、任意の色を配線基板1に付与したり、従来のFPCよりも優れた柔軟性を配線基板1に付与することができる。
さらに、本実施形態では、導電体40が形成された支持体10を所望の形状に変形させた状態で、当該支持体10に樹脂材料を含浸して硬化させ、被覆絶縁層50を形成することができる。このため、本実施形態では、複雑或いは精確な立体形状を必要とする用途に、配線基板1を使用することができる。
<<第2実施形態>>
図9は本発明の第2実施形態における配線基板を示す斜視図、図10は図9のX-X線に沿った断面図である。本実施形態では、支持体10Bと導電体40Bの構成が第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第2実施形態における配線基板1Bについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図9及び図10に示すように、支持絶縁層30B及び第2の導電路42Bを有する子基板70を予め準備しておき、粘着層(又は接着層)60を介してこの子基板70を織布20に貼り付けた後に、第1及び第3の導電路41,43を形成することで、支持体10Bと導電体40Bが形成されている。このため、子基板70は、FPC等の公知のプリント配線板から構成されている。すなわち、一例を挙げれば、支持絶縁層30Bは、ポリイミド等からなるフィルムから構成されており、第2の導電路42Bは、当該フィルム上に設けられた銅箔等の金属箔をパターニングすることで形成されている。
また、本実施形態では、上述のように子基板70を用いて支持体10Bと導電体40Bを形成するため、第2の導電路42Bを構成する材料の組成が、第1及び第3の導電路41,43を構成する材料の組成と異なっている。このため、図10に示すように、第1の導電路41の一部が第2の導電路42Bの一部と重なっており、第1の導電路41と第2の導電路42が電気的に接続されている。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、支持体10Bが織布20を含んでおり、当該織布20の上面201上に設けられた第1の導電路41が、バスケットホール23に存在する第1の導体部分411を有している。このため、この第1の導体部分411によって支持体10Bと導電体40Bの密着性を維持しつつ、支持体10Bにおいて第1の導電路41や支持絶縁層30Bが存在していない部分では、織布20の柔軟性によって優れた三次元変形への追従性を確保することができる。
これに加えて、本実施形態では、予め準備しておいた子基板70を織布20に貼り付けた後に第1及び第3の導電路41,43を形成することで、支持体10Bと導電体40Bを形成する。このため、金属箔をパターニングすることで第2の導電路42Bを形成することが可能となるので、印刷法では実現の困難な精密且つ精細な配線を形成することができる。
また、印刷法で形成された導電路はバインダ成分を含有しているため、半田付けにより電子部品を接続することができない。これに対し、本実施形態では、上述のように、金属箔をパターニングすることで第2の導電路42Bを形成することができるので、電子部品を半田付けにより接続することも可能となる。
≪第3実施形態≫
図11は本発明の第3実施形態における配線基板を示す斜視図、図12は図11のXII-XII線に沿った断面図である。なお、図11及び図12では、導電体40Cを見やすくするために、被覆絶縁層50を図示していない。
本実施形態では、支持体10Cと導電体40Cの構成が第2実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第3実施形態における配線基板1Cについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の支持絶縁層30Cは、一対の貫通孔302,303を有している点で相違している。この貫通孔302,303からは、織布20が露出している。本実施形態では、これらの貫通孔302,303を介して、第1の導電路41が織布20の上面201に形成されている。
本実施形態の導電体40Cは、図11及び図12に示すように、第1の導電路41と、第2の導電路42Cと、第3の導電路43と、を含んでいる。第1の導電路41は、織布20の上面201に設けられており、一対のランド部401,402を形成している。第2の導電路42Cは、支持絶縁層30Cの上面301に設けられており、ランド部405と配線部406を形成している。第3の導電路43は、織布20の下面202に設けられており、一対のランド部403,404と配線部407とを形成している。
本実施形態では、ランド部401は、支持絶縁層30Cの貫通孔302を介して、織布20の上面201に設けられている。ランド部403は、当該貫通孔302に対応するように織布20の下面202に設けられており、第1及び第2の導体部分411,431を介して、ランド部401,403が相互に電気的に接続されている。ランド部403,404は、織布20の下面202に設けられた配線部407を介して電気的に接続されている。ランド部402は、支持絶縁層30Cの貫通孔303を介して、織布20の上面201に設けられている。ランド部404は、当該貫通孔303に対応するように織布20の下面202に設けられており、ランド部402,404は、第1及び第2の導体部分411,431を介して相互に電気的に接続されている。配線部406は、中央が閉塞された平面コイル状の形状を有しており、配線部406の外側に設けられたランド部405と、当該配線部406の内側に設けられたランド部402とを電気的に接続している。ランド部405は、支持絶縁層30Cの上面301に設けられている。
なお、導電体40Cの形状は、上記に特に限定されない。例えば、第2の導電路42Cで形成された配線部406に加えて、高い精度が要求されない部分については、第1又は第3の導電路41,43によって他の配線部を形成してもよい。
本実施形態では、上述の第2実施形態と同様に、図11及び図12に示すように、支持絶縁層30C及び第2の導電路42Cを有する子基板70Cを予め準備しておき、粘着層(又は接着層)60を介してこの子基板70Cを織布20に貼り付けた後に、第1及び第3の導電路41,43を形成することで、支持体10Cと導電体40Cが形成されている。このため、子基板70Cは、FPC等の公知のプリント配線板から構成されている。すなわち、一例を挙げれば、支持絶縁層30Cは、ポリイミド等からなるフィルムから構成されており、第2の導電路42Cは、当該フィルム上に設けられた銅箔等の金属箔をパターニングすることで形成されている。
また、本実施形態では、上述のように子基板70Cを用いて支持体10Cと導電体40Cを形成するため、第2の導電路42Cを構成する材料の組成が、第1及び第3の導電路41,43を構成する材料の組成と異なっている。このため、図12に示すように、第1の導電路41の一部が第2の導電路42Cの一部と重なっており、第1の導電路41と第2の導電路42は電気的に接続されている。
本実施形態では、第1及び第2実施形態と同様に、支持体10Cが織布20を含んでおり、当該織布20の上面201上に設けられた第1の導電路41が、バスケットホール23に存在する第1の導体部分411を有している。このため、この第1の導体部分411によって支持体10Cと導電体40Cの密着性を維持しつつ、支持体10Cにおいて第1の導電路41や支持絶縁層30Cが存在していない部分では、織布20の柔軟性によって優れた三次元変形への追従性を確保することができる。
また、本実施形態では、第2実施形態と同様に、予め準備しておいた子基板70Cを織布20に貼り付けた後に第1及び第3の導電路41,43を形成することで、支持体10Cと導電体40Cを形成する。このため、金属箔をパターニングすることで第2の導電路42Cを形成することが可能となるので、印刷法では実現の困難な精密且つ精細な配線を形成することができる。
さらに、本実施形態では、第2実施形態と同様に、印刷法で形成された導電路はバインダ成分を含有しているため、半田付けにより電子部品を接続することができない。これに対し、本実施形態では、上述のように、金属箔をパターニングすることで第2の導電路42Cを形成することができるので、電子部品を半田付けにより接続することも可能となる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、支持絶縁層30及び第2の導電路42が織布20の上面201にしか設けられていないが、特にこれに限定されない。具体的には、織布20の下面202に支持絶縁層30及び第2の導電路42を設けてもよい。或いは、織布20の両面201,202に支持絶縁層30及び第2の導電路42を設けてもよい。
1,1B,1C…配線基板
10,10B,10C…支持体
20…織布
201…上面
202…下面
21…経糸
211…絶縁性繊維
22…緯糸
221…絶縁性繊維
23…バスケットホール
30,30B,30C…支持絶縁層
301…上面
302,303…貫通孔
40,40B,40C…導電体
401〜405…ランド部
406,407…配線部
41,41b…第1の導電路
411…第1の導体部分
412…第1の介在部分
413,414…導電層
42,42B,42C…第2の導電路
43,43B…第3の導電路
431…第2の導体部分
432…第2の介在部分
433,434…導電層
50…被覆絶縁層
51〜54…窓部
60…粘着層
70,70C…子基板

Claims (10)

  1. 支持体と、
    前記支持体に支持された導電体と、を備え、
    前記支持体は、
    絶縁性繊維を束ねてそれぞれ構成された織糸を用いて製織された少なくとも一つの織布と、
    前記織布の第1の主面の一部の領域上に設けられた第1の絶縁層と、を含み、
    前記導電体は、
    前記織布の第1の主面上に設けられた第1の導電路と、
    前記第1の絶縁層上に設けられていると共に、前記第1の導電路と接続された第2の導電路と、を含み、
    前記第1の導電路は、前記織布のバスケットホールに存在する第1の導体部分を有する配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板であって、
    前記導電体は、前記織布の第2の主面上に設けられた第3の導電路を含み、
    前記第3の導電路は、前記織布のバスケットホールに存在する第2の導体部分を有しており、
    少なくとも一部の前記第1の導体部分と、少なくとも一部の前記第2の導体部分とは相互に接合されており、
    前記第1の導電路と前記第3の導電路は、前記第1の導体部分及び前記第2の導体部分を介して電気的に接続されている配線基板。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の配線基板であって、
    前記織糸は、
    第1の方向に延在する経糸と、
    前記経糸と同一種又は異種の織糸から構成され、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する緯糸と、を含む配線基板。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板であって、
    前記第1の導電路を構成する材料の組成と、前記第2の導電路を構成する材料の組成とが同一であり、
    前記第1の導電路と前記第2の導電路とは一体的に形成されている配線基板。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板であって、
    前記第1の導電路を構成する材料の組成と、前記第2の導電路を構成する材料の組成とが異なっており、
    前記第1の導電路の一部は、前記第2の導電路の一部と重なっている配線基板。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線基板であって、
    前記配線基板は、前記第1の絶縁層を前記織布の前記第1の主面に粘着又は接着させる粘着層又は接着層を備えた配線基板。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載された配線基板であって、
    前記配線基板は、前記導電体及び前記支持体を被覆していると共に前記織布内にも存在している第2の絶縁層をさらに備えた配線基板。
  8. 請求項7に記載の配線基板であって、
    前記第2の絶縁層は、前記導電体の一部を外部に露出させる窓部を有する配線基板。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の配線基板であって、
    前記第1の絶縁層は、少なくとも一つの貫通孔を有しており、
    前記第1の導電路は、前記貫通孔に対応するように、前記織布の前記第1の主面上に設けられた部分を含む配線基板。
  10. 請求項2に記載の配線基板であって、
    前記第1の導電路は、前記織布の前記絶縁性繊維同士の間の間隙に存在する第1の介在部分を含み、
    前記第3の導電路は、前記織布の前記絶縁性繊維同士の間の間隙に存在する第2の介在部分を含む配線基板。
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