JP2019133855A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】釘刺し試験時、ケース外に火花が飛散することを抑制できる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10は、圧力開放弁40と、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向両側から挟む位置に配設された正極導電部材21及び負極導電部材23と、蓋体14と重なる遮蔽部材50と、を有する。遮蔽部材50は、圧力開放弁40を電極組立体12側から覆う遮蔽部51と、遮蔽部51の一対の長縁部から蓋体14に向けて突設された側壁52と、側壁52に支持されたフランジ53と、を備える。ケース11内には、蓋体14と遮蔽部51とで区画されたガス通路56が設けられている。【選択図】図5
Description
本発明は、ケースの内部圧力をケースの外部に開放させる圧力開放弁を有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、一般に、ケースに収容された電極組立体、及び電解液を備える。また、二次電池は、ケースの蓋体に固定された正極端子及び負極端子を備え、それら正極端子及び負極端子は同じ極性の導電部材を介して電極組立体と電気的に接続されている。さらに、二次電池において、ケースの蓋体にはケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁が設けられている。
このような二次電池において、その評価試験の一つである釘刺し試験が行われると、釘によって正極電極と負極電極の間のセパレータが破断し、正極電極と負極電極とがケース内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース内にガスが発生する。すると、ケース内の圧力が上昇して圧力開放弁が開裂するが、圧力開放弁からケース外へガスが放出される際、高圧のガスによって電極の一部が削られ、そのままガスに乗ってケースの外部に飛び散る虞がある。
電極の一部がケース外に放出されると火花となり得る。この火花の飛散を抑制するため、例えば、図9に示すように、特許文献1では、電池上蓋90に設けられた圧力逃し弁91(圧力開放弁)に対向配置された安全保護装置92(遮蔽部材)を備える。安全保護装置92は、圧力逃し弁91に対向し、圧力逃し弁91を覆うバッフルプレート93と、バッフルプレート93から立設された枠状の一対の側壁94とを備える。また、安全保護装置92は、各側壁94の枠内に形成された第1のガスフロー通路95、及び側壁94同士で挟まれた位置に開口する第2のガスフロー通路96を含む。さらに、安全保護装置92は、側壁94の端部に一体のフランジ状の接続部98を備える。安全保護装置92は、接続部98を電池上蓋90に固定して電池上蓋90に接続されている。
そして、釘刺し試験時、ガスによって電極の一部が削られても、その電極の一部はガスとともにバッフルプレート93によって跳ね返される。すると、電極の一部がガスとともにケース外へ放出されることが抑止され、火花の飛散が抑制される。そして、電極の一部の除かれたガスは、各ガスフロー通路95,96を経由して圧力逃し弁91からケース外へ放出される。
また、二次電池においては、ケースの内部圧力が設定圧力に達すると正極端子と負極端子を短絡させる短絡機構を蓋体の外面側に備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2において、ケースの蓋に正極端子及び負極端子が固定されるとともに、蓋の外面側には、いずれか一方の極性の電極端子に接続された短絡機構が配設されている。また、蓋体の内面側には、各極性の絶縁部材が蓋体の内面に沿って配設されている。特許文献2においては、圧力開放弁は、蓋体において、両極性の絶縁部材によって挟まれた部位に配置されているとともに、その圧力開放弁に対向するように蓋体の内面に遮蔽部材が接合されている。
ところが、釘刺し試験時に、圧力開放弁からケース外への火花の飛散を抑制するために、圧力開放弁に向かう電極の一部を遮蔽部材の遮蔽部によって跳ね返すことが必要であり、そのためには遮蔽部は大きいほど好ましい。しかし、特許文献2においては、遮蔽部を拡大すると、遮蔽部材における蓋体への接合部がケース内部品である絶縁部材に干渉してしまうため、遮蔽部を拡大するには限界があり、火花の飛散を抑制しにくいという問題があった。
本発明の目的は、釘刺し試験時、ケース外に火花が飛散することを抑制できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された層状構造を有し、かつ前記電極の積層方向が短手方向となる直方体状の電極組立体と、電解液と、前記電極組立体及び前記電解液を収容する矩形箱状のケース本体及び該ケース本体の開口部を閉塞する矩形板状の蓋体を有するケースと、前記蓋体に存在し、前記ケースの内部圧力が開放圧に達した場合に開裂し、前記ケースの内部圧力を前記ケースの外部に開放させる圧力開放弁と、前記圧力開放弁を前記蓋体の長手方向両側から挟む位置の少なくとも片側に配設されたケース内部品と、前記蓋体を外面側から見た平面視において、前記蓋体と重なる遮蔽部材と、を有する蓄電装置であって、前記遮蔽部材は、前記圧力開放弁を前記電極組立体側から覆う遮蔽部と、前記遮蔽部において、前記蓋体の長手方向に沿って延びる一対の縁部から前記蓋体に向けて突設された支持部と、前記支持部に支持され、前記蓋体の内面のうち、前記圧力開放弁を前記蓋体の短手方向両側から挟む位置に接合されたフランジと、を備え、前記ケース内には、前記蓋体と前記遮蔽部とで区画され、前記蓋体の長手方向の両端部のうちの少なくとも一端部に向けて開口したガス通路が設けられていることを要旨とする。
例えば、遮蔽部の長手方向の両端縁から蓋体に向けて支持部を突設し、それら支持部に、蓋体の長手方向両端に向けて突出するフランジを形成し、そのフランジを蓋体の内面のうち、圧力開放弁を蓋体の長手方向両側から挟む位置に接合する場合を比較例とする。比較例では、ケース内部品側の支持部に支持されたフランジの配置スペースを蓋体の内面に沿って確保する必要があり、そのフランジを原因として、蓋体の長手方向への遮蔽部の大型化に限界がある。この比較例と比べると、蓋体の内面のうち、圧力開放弁を短手方向両側から挟んだ位置にフランジを接合することにより、ケース内部品があっても、フランジの影響なく蓋体の長手方向への遮蔽部の寸法を長くできる。その結果として、蓋体の長手方向に沿った遮蔽部の寸法を比較例より長くして、遮蔽部の面積を比較例より大きくでき、釘刺し試験時に圧力開放弁に向かう電極の一部を遮蔽部に跳ね返しやすくなり、ケース外への火花の飛散を抑制できる。
また、蓄電装置について、前記支持部は、前記遮蔽部の前記縁部から立設された側壁であり、前記ガス通路は、前記蓋体と前記遮蔽部と一対の前記側壁によって区画され、前記ガス通路における前記蓋体の短手方向の両端側は前記側壁によって閉鎖されていてもよい。
これによれば、圧力開放弁に対向する電極組立体の端面のうち、積層方向の両側から出て圧力開放弁に向かうガスを、側壁によって蓋体の長手方向の両端に向けて流した後、ガス通路に入り込ませることができる。よって、電極組立体の積層方向両側から出たガスが圧力開放弁に到達するまでに流れる距離を長くして、ガスに含まれる電極の一部をガスから落下させやすくなり、火花の発生を抑制できる。
また、蓄電装置について、前記フランジは、前記支持部から前記蓋体の短手方向の中央に向けて突出した形状であってもよい。
これによれば、フランジを、支持部から蓋体の短手方向の端に向けて突出させる場合と比べると、蓋体の短手方向に沿った遮蔽部の寸法を長くすることができる。その結果、ガス通路の流路断面積を広くできる。
これによれば、フランジを、支持部から蓋体の短手方向の端に向けて突出させる場合と比べると、蓋体の短手方向に沿った遮蔽部の寸法を長くすることができる。その結果、ガス通路の流路断面積を広くできる。
また、蓄電装置について、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、釘刺し試験時、ケース外に火花が飛散することを抑制できる。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11を備える。二次電池10は、ケース11に収容された電極組立体12、及び図示しない電解液を備える。ケース11は、開口部13aを有する矩形箱状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13aを閉塞する矩形板状の蓋体14とを有する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11を備える。二次電池10は、ケース11に収容された電極組立体12、及び図示しない電解液を備える。ケース11は、開口部13aを有する矩形箱状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13aを閉塞する矩形板状の蓋体14とを有する。
ケース本体13と蓋体14は、いずれもアルミニウム製である。ケース本体13は、矩形板状の底壁13bと、底壁13bの短側縁から突出した形状の短側壁13cと、底壁13bの長側縁から突出した形状の長側壁13dとを備える。蓋体14は、一対の板面のうちの一方の面であってケース11の外側に位置し、かつケース11の外方に向いた外面14bと、他方の面であってケース11の内方に向いた内面14aとを備える。ケース11は直方体状であり、ケース11に合わせて電極組立体12は直方体状である。二次電池10は角型のリチウムイオン電池である。
詳細には説明しないが、電極組立体12は、矩形シート状の複数の正極電極19と矩形シート状の複数の負極電極20とを備える。正極電極19と負極電極20とは異なる極性の電極である。正極電極19は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)と、その正極金属箔の両面に存在する正極活物質層を備える。負極電極20は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)と、その負極金属箔の両面に存在する負極活物質層を備える。
電極組立体12は、複数の正極電極19と複数の負極電極20の間にセパレータ(図示せず)を介在させて層状構造とした積層型である。電極組立体12は、正極電極19と負極電極20が互いに絶縁された状態で積層されて構成されている。セパレータは正極電極19と負極電極20を絶縁する。なお、正極電極19及び負極電極20の積層方向は、電極組立体12の短手方向であり、ケース11における蓋体14の短手方向と一致する。
正極電極19は、その一辺の一部から突出した形状のタブ15を有する。負極電極20は、その一辺の一部から突出した形状のタブ16を有する。複数の正極のタブ15、及び複数の負極のタブ16は、正極電極19及び負極電極20が積層された状態で互いに重ならない。
図2に示すように、電極組立体12は、タブ15,16の突出したタブ側端面12bを有する。タブ側端面12bは、蓋体14の内面14aに対向した電極組立体12の端面である。二次電池10は、タブ側端面12bから蓋体14の内面14aに向かって突出した形状の正極のタブ群17を有する。正極のタブ群17は、全ての正極のタブ15を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。二次電池10は、タブ側端面12bから蓋体14の内面14aに向かって突出した形状の負極のタブ群18を有する。負極のタブ群18は、全ての負極のタブ16を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。
二次電池10は、正極導電部材21を備える。正極導電部材21は、長手が蓋体14の長手方向に延びる矩形板状である。正極導電部材21の長手方向一端側には正極のタブ群17が接合されている。正極導電部材21の長手方向他端側には正極端子22が接合されている。正極端子22は、蓋体14に固定されている。
二次電池10は、負極導電部材23を備える。負極導電部材23は、長手が蓋体14の長手方向に延びる矩形板状である。負極導電部材23の長手方向一端側には負極のタブ群18が接合されている。負極導電部材23の長手方向他端側には負極端子24が接合されている。負極端子24は、蓋体14に固定されている。正極導電部材21及び負極導電部材23は、蓋体14の内面14aと、この内面14aに対向した電極組立体12のタブ側端面12bとの間に介在する。本実施形態では、正極導電部材21及び負極導電部材23が、蓋体14の内面14aに沿って配設されたケース内部品である。
正極導電部材21と負極導電部材23は、蓋体14の面方向に沿って並設されている。なお、蓋体14の面方向とは、蓋体14の内面14aに沿う方向である。本実施形態において、正極導電部材21と負極導電部材23は、蓋体14の面方向の一つである蓋体14の長手方向Xに間隔を空けて並設されている。よって、正極導電部材21と負極導電部材23の並設方向は蓋体14の長手方向Xでもある。なお、蓋体14の内面14a及び外面14bに沿い、かつ長手方向Xに直交する方向は、蓋体14の短手方向Yである。蓋体14の短手方向Yは、電極組立体12の積層方向と一致する。
蓋体14の長手方向Xに並んだ正極導電部材21と負極導電部材23は同じ高さに位置し、長手方向Xに離間している。正極導電部材21は、正極側端面21aを先端に備え、負極導電部材23は、負極側端面23aを先端に備える。長手方向Xへの正極側端面21aと負極側端面23aの間の寸法は間隔L1(図5(a)参照)である。
正極端子22は、蓋体14を貫通してその一部がケース11外に露出している。正極端子22は、蓋体14と電気的に接続されている。負極端子24は、蓋体14を貫通してその一部がケース11外に露出している。また、負極端子24には、ケース11から絶縁するためのリング状の第1絶縁部材25が取り付けられている。
次に、二次電池10が備える短絡機構30について説明する。
図3に示すように、短絡機構30は、変形板31及び短絡板32を備える。変形板31は、板厚が一定の板材から形成されており、平面視すると円形となる導電性のダイアフラムである。変形板31は、ケース11の内部圧力が設定圧力より低い状態では電極組立体12に向けて凸となる形状である。変形板31の上面31aは、短絡板32と対向しており、下面31cは、電極組立体12のタブ側端面12bと対向している。変形板31は、変形板31の外周端31bがケース11の蓋体14に接合されることにより、蓋体14に固定されている。このため、変形板31の下面31cには、ケース11の内部圧力が作用する。一方、変形板31の上面31aには、大気圧が作用する。変形板31は、その少なくとも一部が上方に凸状(短絡板32に向かって凸状)に変形可能である。
図3に示すように、短絡機構30は、変形板31及び短絡板32を備える。変形板31は、板厚が一定の板材から形成されており、平面視すると円形となる導電性のダイアフラムである。変形板31は、ケース11の内部圧力が設定圧力より低い状態では電極組立体12に向けて凸となる形状である。変形板31の上面31aは、短絡板32と対向しており、下面31cは、電極組立体12のタブ側端面12bと対向している。変形板31は、変形板31の外周端31bがケース11の蓋体14に接合されることにより、蓋体14に固定されている。このため、変形板31の下面31cには、ケース11の内部圧力が作用する。一方、変形板31の上面31aには、大気圧が作用する。変形板31は、その少なくとも一部が上方に凸状(短絡板32に向かって凸状)に変形可能である。
変形板31は、蓋体14と電気的に接続されている。上述したように、蓋体14は、正極端子22と電気的に接続されており、負極端子24と絶縁されている。このため、変形板31は、正極端子22と電気的に接続されており、負極端子24とは絶縁されている。なお、変形板31は、ケース11の蓋体14と一体成形してもよいし、蓋体14とは別体に成形した後に、蓋体14に溶接してもよい。
短絡板32は、金属製の部材であり、導電性を有している。短絡板32は、平面視において略矩形状に形成されており、変形板31の上方に配置されている。短絡板32は、変形板31の上面31aと対向する対向面32aを有する。短絡板32は、変形板31に向かって対向面32aから突出する突起部33を備える。突起部33は、例えばプレス加工により短絡板32と一体成形されている。
短絡板32は、負極端子24と電気的に接続されている。短絡板32と蓋体14との間には、第1絶縁部材25及び第2絶縁部材35が配置されている。短絡板32は、第1絶縁部材25及び第2絶縁部材35によって蓋体14上に支持されている。第1絶縁部材25は、負極端子24と蓋体14とを絶縁するとともに、短絡板32の一端と蓋体14とを絶縁している。第2絶縁部材35は、短絡板32の他端と蓋体14とを絶縁している。このため、短絡板32は蓋体14と絶縁されている。すなわち、短絡板32は正極端子22と絶縁されている。
なお、本実施形態では、変形板31が正極端子22に接続され、短絡板32が負極端子24に接続されているが、このような構成に限定されない。例えば、変形板31が負極端子24に接続され、短絡板32が正極端子22に接続されていてもよい。
上記短絡機構30においては、ケース11の内部圧力が設定圧力以下のとき、変形板31は下方に凸の状態になっている。上述したように、変形板31は正極端子22と電気的に接続されており、負極端子24と絶縁されている。このため、正極端子22と負極端子24との間には、短絡機構30を介した通電経路は形成されていない。
ケース11の内部圧力が上昇すると、変形板31の下面31cに作用する圧力が上昇する。一方、変形板31の上面31aには大気圧が作用する。このため、ケース11の内部圧力が上昇して設定圧力に達すると、図3の2点鎖線に示すように、変形板31は上方に凸の状態となるように変形する。変形板31において、上方に凸状に変形した部分が短絡板32の突起部33に接触する。これにより、変形板31は、突起部33を介して短絡板32に接触する。すると、正極端子22と負極端子24との間には、変形板31及び短絡板32を介した通電経路が形成される。即ち、正極端子22と負極端子24との間が短絡した状態となる。これによって、電極組立体12に流れる電流を小さくすることができる。
図1又は図2に示すように、二次電池10は、圧力開放弁40を蓋体14に備える。圧力開放弁40は、ケース11内の圧力が所定の圧力である開放圧に達した場合に開裂する。圧力開放弁40の開裂により、ケース11内の圧力がケース11外に開放される。圧力開放弁40の開放圧は、ケース11自体やケース本体13と蓋体14との接合部に亀裂や破断などが生じ得る前に開裂し得る圧力に設定されている。圧力開放弁40は、蓋体14の板厚よりも薄い薄板状の弁体41を有する。弁体41は、蓋体14の両面のうちケース11の外側に位置する外面14bにケース11の外側から内側に向かって凹設された凹部の底に位置しており、蓋体14と一体的に成形されている。
圧力開放弁40は、蓋体14の短手方向の中央に位置する。蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は、蓋体14において、正極導電部材21と負極導電部材23に挟まれた領域に配置されている。よって、正極導電部材21及び負極導電部材23は、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向X両側から挟む位置に配設されている。また、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は長孔状である。
ここで、二次電池10の釘刺し試験について説明する。
図7に示すように、釘刺し試験は、二次電池10の正面視における中央部(図示せず)に釘を刺して行われる。釘によって正極電極19と負極電極20の間のセパレータが破断し、正極電極19と負極電極20とがケース11内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース11内にガスが発生する。このとき、ケース11の内部圧力が急激に上昇して圧力開放弁40が開裂し、圧力開放弁40からガスがケース11の外部へ放出される。
図7に示すように、釘刺し試験は、二次電池10の正面視における中央部(図示せず)に釘を刺して行われる。釘によって正極電極19と負極電極20の間のセパレータが破断し、正極電極19と負極電極20とがケース11内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース11内にガスが発生する。このとき、ケース11の内部圧力が急激に上昇して圧力開放弁40が開裂し、圧力開放弁40からガスがケース11の外部へ放出される。
矢印Gに示すように、ガスは電極組立体12の中央部から圧力開放弁40に向けて上昇する。このとき、上昇するガスによって正極電極19や負極電極20の一部が削り取られて、削り取られた電極等からなる異物が発生する場合がある。異物は、圧力開放弁40に向かうガスとともに圧力開放弁40に向かう。
図2に示すように、二次電池10は、釘刺し試験時に発生した異物を圧力開放弁40からケース11外に放出されるのを抑制する遮蔽部材50を備える。遮蔽部材50は、蓋体14と電極組立体12のタブ側端面12bとの間に配置され、蓋体14の内面14aに溶接によって接合されている。
図6(a)又は図6(b)に示すように、遮蔽部材50は、蓋体14を外面14b側又は内面14a側から見た平面視において、並設された正極導電部材21と負極導電部材23に挟まれた領域にて蓋体14と重なるように配置されている。また、遮蔽部材50は、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、蓋体14と重なる。
図4又は図5(a)に示すように、遮蔽部材50は、矩形板状の遮蔽部51を備える。遮蔽部51は、蓋体14の外面14b側から見た平面視が矩形の板状である。遮蔽部51は長手が蓋体14の長手方向Xに延び、短手が蓋体14の短手方向Yに延びる形状である。遮蔽部51は、蓋体14の長手方向Xに沿った正極導電部材21寄りの一端に第1端縁51aを備え、負極導電部材23寄りの他端に第2端縁51bを備える。遮蔽部51の第1端縁51aは、正極導電部材21の正極側端面21aに近接し、遮蔽部51の第2端縁51bは、負極導電部材23の負極側端面23aに近接している。なお、「近接」とは、遮蔽部51の寸法を蓋体14の長手方向Xへ可能な限り長くし、第1端縁51aと正極側端面21a、及び第2端縁51bと負極側端面23aとを可能な限り近付けた状態のことである。
蓋体14の長手方向Xへの遮蔽部51の寸法M1は、長手方向Xに沿った正極導電部材21と負極導電部材23の間隔L1より僅かに短く、遮蔽部51は、正極導電部材21及び負極導電部材23に近接している。また、遮蔽部51の寸法M1は、長手方向Xへの圧力開放弁40の寸法より長い。短手方向Yへの遮蔽部51の寸法は、短手方向Yへの圧力開放弁40の寸法より長い。遮蔽部51は、圧力開放弁40の全体を電極組立体12側から覆う。
遮蔽部材50は、蓋体14の長手方向Xに沿って延びる一対の長縁部から蓋体14に向けて突設された形状の側壁52を備える。側壁52は、蓋体14の長手方向Xに沿って長手が延びる形状である。蓋体14の長手方向Xへの側壁52の寸法は、正極導電部材21と負極導電部材23の間隔L1より僅かに短い。遮蔽部材50は、側壁52が正極導電部材21と負極導電部材23の間に収まる状態で蓋体14に固定されている。
遮蔽部材50は、一対のフランジ53を備える。各フランジ53は、各側壁52における遮蔽部51からの突出方向の先端に支持されている。本実施形態では、各側壁52はフランジ53を支持する支持部として機能する。各フランジ53は、蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52の外面よりも外方へ突出し、かつ側壁52の外面に対して垂直に突出した形状である。各フランジ53は、その長手が蓋体14の長手方向Xに延びる形状である。蓋体14の長手方向Xに沿ったフランジ53の寸法は、正極導電部材21と負極導電部材23の間隔L1より僅かに短い。
そして、遮蔽部材50は、一対のフランジ53が蓋体14の内面14aに接合されることで、蓋体14に固定されている。図6(b)に示すように、一対のフランジ53は、蓋体14の内面14aのうち、圧力開放弁40を蓋体14の短手方向Y両側から挟む位置に接合されている。すなわち、各フランジ53は、圧力開放弁40よりも蓋体14の短手方向Yの外側に接合されており、フランジ53は圧力開放弁40を覆っていない。図6(a)に示すように、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、遮蔽部51の第1端縁51aは、正極導電部材21の正極側端面21aに近接した位置にあり、遮蔽部51の第2端縁51bは、負極導電部材23の負極側端面23aに近接した位置にある。
図5(a)に示すように、二次電池10は、ケース11内にガス通路56を備える。ガス通路56は、遮蔽部51と一対の側壁52と蓋体14とで区画されている。ガス通路56は、蓋体14及び遮蔽部51の長手方向Xの両端部に向けて開口している。一方、ガス通路56は、蓋体14の短手方向Yの両端側が側壁52によって閉鎖されている。
次に、二次電池10の作用を記載する。
さて、図7に示すように、釘刺し試験を行うため、二次電池10の正面視でケース11の中央部に釘を刺すとガスが発生する。ガスの発生により、二次電池10におけるケース11の内部圧力の上昇が生じる。そして、ケース11の内部圧力が圧力開放弁40の開放圧に達すると、圧力開放弁40の弁体41が開裂し、ケース11内のガスがケース11の外部に放出される。
さて、図7に示すように、釘刺し試験を行うため、二次電池10の正面視でケース11の中央部に釘を刺すとガスが発生する。ガスの発生により、二次電池10におけるケース11の内部圧力の上昇が生じる。そして、ケース11の内部圧力が圧力開放弁40の開放圧に達すると、圧力開放弁40の弁体41が開裂し、ケース11内のガスがケース11の外部に放出される。
矢印Gに示すように、短絡部周辺で発生した高圧のガスは、開裂した圧力開放弁40に向けて上昇する。また、発生するガスの勢いによって各電極の一部が削り取られ、異物が発生する。圧力開放弁40に向かうガスは、タブ側端面12bから電極組立体12の外へ出る。すると、ガスは遮蔽部材50の遮蔽部51に衝突した後、向きを変え、ガス通路56に向かって流れる。
また、破線の矢印Gに示すように、電極組立体12のタブ側端面12bのうち、積層方向両側から出て圧力開放弁40に向かうガスは、側壁52に衝突し、側壁52の外面に沿って蓋体14の長手方向Xの両端に向けて流れる。その後、ガスは、ガス通路56を流れて、圧力開放弁40からケース11の外部へ放出される。その一方で、ガスに含まれる異物は、矢印Gに示すように上昇して遮蔽部51、側壁52、蓋体14に接触するため、異物は矢印Gと反対方向に落下し、ケース11の外へ放出されることが抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)遮蔽部材50を蓋体14に接合するためのフランジ53を、蓋体14の長手方向Xではなく蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52から突出させ、蓋体14の内面14aのうち、短手方向Yの両端部となる位置に接合した。
(1)遮蔽部材50を蓋体14に接合するためのフランジ53を、蓋体14の長手方向Xではなく蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52から突出させ、蓋体14の内面14aのうち、短手方向Yの両端部となる位置に接合した。
ここで、図5(b)に示すように、遮蔽部51の第1端縁51a及び第2端縁51bから側壁52を突設し、それら側壁52の突出端に、蓋体14の長手方向Xに沿って側壁52よりも外へ突出するフランジ53を形成した場合を想定し、この場合を比較例とする。これに対し、本実施形態では、蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52からフランジ53を突出させている。このため、遮蔽部51の寸法M1は実施形態より短くなる。すなわち、正極導電部材21及び負極導電部材23があっても、蓋体14の長手方向Xに沿った遮蔽部51の寸法M1を比較例より長くできる。
また、遮蔽部51の第1端縁51aは、正極導電部材21の正極側端面21aに近接し、遮蔽部51の第2端縁51bは、負極導電部材23の負極側端面23aに近接している。このように、フランジ53を蓋体14の短手方向Yの両端部に接合しつつ、遮蔽部51の第1端縁51aを正極導電部材21に近接させ、遮蔽部51の第2端縁51bを負極導電部材23に近接させている。このため、遮蔽部51の寸法M1を比較例よりも可能な限り長くして、遮蔽部51の面積を比較例より大きくできる。したがって、釘刺し試験時に圧力開放弁40に向かう電極の一部を遮蔽部51によってより跳ね返すことが可能になり、ケース11外への火花の飛散を抑制できる。
(2)遮蔽部51と蓋体14との間には、蓋体14の長手方向Xの両端部に向けてガス通路56が開口している。そして、比較例と比べると、遮蔽部51の寸法M1が長いため、ガス通路56の長さも比較例より長くなる。このため、ガスがガス通路56を流れる間に、ガスに含まれる異物を落下させやすく、ケース11外に火花が飛散することを抑制できる。
(3)遮蔽部材50は一対の側壁52を備える。この側壁52により、電極組立体12のタブ側端面12bのうち、積層方向両側から出て圧力開放弁40に向かうガスを蓋体14の長手方向Xの両端に向けて流させ、ガス通路56に入り込ませることができる。よって、電極組立体12の積層方向両側から圧力開放弁40に向かうガスが流れる距離を長くして、ガスに含まれる電極の一部をガスから落下させやすくなり、火花の発生を抑制できる。
(4)ガス通路56は、蓋体14の長手方向Xの両端部に向けて開口している。このため、蓋体14の長手方向Xからガス通路56にガスが流れ込みやすく、ガスをケース11外へ放出しやすい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図8に示すように、各フランジ53が互いに近付くように、各フランジ53を蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52の内面に対して垂直な状態で内方に突出するように形成する。すなわち、各フランジ53を、各側壁52から蓋体14の短手方向Y中央に向けて突出させた形状とする。フランジ53を側壁52の内面より内方に突出させることで、蓋体14の短手方向Yに沿った遮蔽部51の寸法を実施形態より長くすることができる。その結果、ガス通路56の流路断面積を広くできる。
○ 図8に示すように、各フランジ53が互いに近付くように、各フランジ53を蓋体14の短手方向Yに沿って側壁52の内面に対して垂直な状態で内方に突出するように形成する。すなわち、各フランジ53を、各側壁52から蓋体14の短手方向Y中央に向けて突出させた形状とする。フランジ53を側壁52の内面より内方に突出させることで、蓋体14の短手方向Yに沿った遮蔽部51の寸法を実施形態より長くすることができる。その結果、ガス通路56の流路断面積を広くできる。
なお、図8に示すように、側壁52にガス流入口52aを形成し、電極組立体12のタブ側端面12bのうち、積層方向両側から出たガスをガス流入口52aからガス通路56に流入させる構成としてもよいし、側壁52にガス流入口52aを形成せずに閉塞してもよい。
なお、フランジ53は、蓋体14の長手方向Xに沿った両端側に、蓋体14を外面14bから見た平面視において遮蔽部51の第1端縁51a及び第2端縁51bよりも突出した接合片53aを備えていてもよい。各接合片53aは、蓋体14の短手方向Yにおいて正極導電部材21及び負極導電部材23よりも外側に配置され、蓋体14に接合される。このため、正極導電部材21及び負極導電部材23を避けて接合片53aを蓋体14に接合することができる。特に、接合片53aを蓋体14に溶接によって接合する場合、正極導電部材21及び負極導電部材23を避けて溶接を行うことができる。
○ 遮蔽部材50は、遮蔽部51の第1端縁51a又は第2端縁51bから立設された閉塞部を備え、ガス通路56は、蓋体14の長手方向Xの両端部のうち、いずれか一端部のみに向けて開口していてもよい。
○ 遮蔽部51の長縁部の一部から支持部を柱状に突設し、その支持部にフランジ53を支持させてもよい。
○ ケース内部品として正極導電部材21及び負極導電部材23に具体化したが、その他の部材であってもよい。例えば、正極及び負極の端子構造は、正極導電部材21及び負極導電部材23と、正極導電部材21及び負極導電部材23に接合された電極端子と、電極端子を蓋体14に固定するナットと、ケース11内で電極端子と蓋体14を絶縁する絶縁部材とで構成されている場合、ケース内部品を両極性の絶縁部材や電極端子としてもよい。なお、ケース内部品は、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向X両側から挟む位置の少なくとも片側に配設されていてもよい。
○ ケース内部品として正極導電部材21及び負極導電部材23に具体化したが、その他の部材であってもよい。例えば、正極及び負極の端子構造は、正極導電部材21及び負極導電部材23と、正極導電部材21及び負極導電部材23に接合された電極端子と、電極端子を蓋体14に固定するナットと、ケース11内で電極端子と蓋体14を絶縁する絶縁部材とで構成されている場合、ケース内部品を両極性の絶縁部材や電極端子としてもよい。なお、ケース内部品は、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向X両側から挟む位置の少なくとも片側に配設されていてもよい。
ケース内部品が、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向X両側から挟む位置の片側のみに配設されていたとしても、フランジ53の影響なく蓋体14の長手方向Xへの遮蔽部51の寸法M1を長くできる。その結果として、蓋体14の長手方向Xに沿った遮蔽部51の寸法M1を、図5(b)に示すような比較例より長くして、遮蔽部51の面積を比較例より大きくでき、釘刺し試験時に圧力開放弁40に向かう電極の一部を遮蔽部に跳ね返しやすくなり、ケース11外への火花の飛散を抑制できる。
○ 蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は、蓋体14の長手方向Xに短手が延びる形状であってもよいし、円形状であってもよい。この場合、圧力開放弁40を遮蔽部51で覆うことができるように、遮蔽部51は平面視正方形状であってもよいし、蓋体14の長手方向に遮蔽部51の短手が延びる矩形状であってもよい。
○ 二次電池10は、短絡機構30を備えていなくてもよい。
○ 短絡機構は、ケース11内に配置されていてもよい。
○ 短絡機構は、蓋体14とは絶縁された状態で設けられる構成であってもよい。
○ 短絡機構は、ケース11内に配置されていてもよい。
○ 短絡機構は、蓋体14とは絶縁された状態で設けられる構成であってもよい。
○ 蓄電装置は、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置であってもよい。
○ 二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記ガス通路は、前記蓋体の長手方向の両端部に向けて開口している蓄電装置。
(1)前記ガス通路は、前記蓋体の長手方向の両端部に向けて開口している蓄電装置。
X…長手方向、Y…短手方向、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、13…ケース本体、13a…開口部、14…蓋体、14a…内面、14b…外面、19…正極電極、20…負極電極、21…ケース内部品としての正極導電部材、23…ケース内部品としての負極導電部材、40…圧力開放弁、50…遮蔽部材、51…遮蔽部、52…支持部としての側壁、53…フランジ、56…ガス通路。
Claims (4)
- 異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された層状構造を有し、かつ前記電極の積層方向が短手方向となる直方体状の電極組立体と、
電解液と、
前記電極組立体及び前記電解液を収容する矩形箱状のケース本体及び該ケース本体の開口部を閉塞する矩形板状の蓋体を有するケースと、
前記蓋体に存在し、前記ケースの内部圧力が開放圧に達した場合に開裂し、前記ケースの内部圧力を前記ケースの外部に開放させる圧力開放弁と、
前記圧力開放弁を前記蓋体の長手方向両側から挟む位置の少なくとも片側に配設されたケース内部品と、
前記蓋体を外面側から見た平面視において、前記蓋体と重なる遮蔽部材と、を有する蓄電装置であって、
前記遮蔽部材は、前記圧力開放弁を前記電極組立体側から覆う遮蔽部と、
前記遮蔽部において、前記蓋体の長手方向に沿って延びる一対の縁部から前記蓋体に向けて突設された支持部と、
前記支持部に支持され、前記蓋体の内面のうち、前記圧力開放弁を前記蓋体の短手方向両側から挟む位置に接合されたフランジと、を備え、
前記ケース内には、前記蓋体と前記遮蔽部とで区画され、前記蓋体の長手方向の両端部のうちの少なくとも一端部に向けて開口したガス通路が設けられていることを特徴とする蓄電装置。 - 前記支持部は、前記遮蔽部の前記縁部から立設された側壁であり、前記ガス通路は、前記蓋体と前記遮蔽部と一対の前記側壁によって区画され、前記ガス通路における前記蓋体の短手方向の両端側は前記側壁によって閉鎖されている請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記フランジは、前記支持部から前記蓋体の短手方向の中央に向けて突出した形状である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
- 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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JP2018015642A JP2019133855A (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 蓄電装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023217226A1 (zh) * | 2022-05-12 | 2023-11-16 | 比亚迪股份有限公司 | 单体电池、电池包和车辆 |
-
2018
- 2018-01-31 JP JP2018015642A patent/JP2019133855A/ja active Pending
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