JP2019169375A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】釘刺し試験時に発生したガスを速やかにケース外へ放出できる蓄電装置を提供すること。【解決手段】電極組立体12の端面は、底面44aと、タブ側端面12bとを有し、底面44aは遮蔽部材50全体と対向する部分を有する面であり、タブ側端面12bは端面のその他の面である。底面44aと蓋体14の内面14aとの距離K1は、タブ側端面12bと蓋体14の内面14aとの距離K2よりも長い。【選択図】図8

Description

本発明は、ケースの内部圧力をケースの外部に開放させる圧力開放弁を有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、例えば、特許文献1に記載されるように、ケースに電極組立体と電解液が収容されており、ケースの壁部にはケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁が設けられている。
このような二次電池において、その評価試験の一つである釘刺し試験が行われると、釘によって正極電極と負極電極の間のセパレータが破断し、正極電極と負極電極とがケース内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース内にガスが発生する。すると、ケース内の圧力が上昇して圧力開放弁が開裂するが、圧力開放弁からケース外へガスが放出される際、高圧のガスによって電極の一部が削られ、そのままガスに乗ってケースの外部に飛び散る虞がある。
電極の一部がケース外に放出されると火花となり得る。この火花の飛散を抑止するため、例えば、図11に示すように、特許文献1では、電池上蓋90に設けられた圧力逃し弁91(圧力開放弁)に対向配置された安全保護装置92を備える。安全保護装置92は、圧力逃し弁91に対向し、圧力逃し弁91を覆うバッフルプレート93と、バッフルプレート93から立設された枠状の一対の側壁94とを備える。また、安全保護装置92は、各側壁94の枠内に形成された第1のガスフロー通路95、及び側壁94同士で挟まれた位置に開口する第2のガスフロー通路96を含む。さらに、安全保護装置92は、側壁94の端部に一体のフランジ状の接続部98を備える。
そして、釘刺し試験時、ガスによって電極の一部が削られても、その電極の一部はガスとともにバッフルプレート93によって跳ね返される。すると、電極の一部がガスとともにケース外へ放出されることが抑止され、火花の飛散が抑止される。そして、電極の一部の除かれたガスは、各ガスフロー通路95,96を経由して圧力逃し弁91からケース外へ放出される。
特開2016−96129号公報
ところが、釘刺し試験時、圧力逃し弁91からケース外へのガスの放出が速やかに行われないと、ケースの内部圧力上昇によりケースが破裂する虞があるため、発生したガスを速やかにケース外へ放出することが望まれている。
本発明の目的は、釘刺し試験時に発生したガスを速やかにケース外へ放出できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極が互いに絶縁され、かつ層状構造を有する電極組立体と、前記電極組立体及び電解液を収容するケースと、前記ケースの壁部に存在し、前記ケース内の圧力が開放圧に達した場合に開裂し、前記ケース内の圧力を前記ケース外に開放させる圧力開放弁と、前記圧力開放弁が存在する壁部の内面と、前記電極組立体の端面との間に存在する金属製の遮蔽部材と、を備え、前記圧力開放弁と前記遮蔽部材との間に形成されたガス通路を有する蓄電装置であって、前記電極組立体の前記端面は、第1面と、第2面とを有し、前記第1面は前記遮蔽部材全体と対向する部分を少なくとも有する面であり、前記第2面は前記端面のその他の面であり、前記第1面の前記遮蔽部材全体と対向する部分と前記壁部の内面との距離は、前記第2面と前記壁部の内面との距離よりも長いことを要旨とする。
これによれば、釘刺し試験時、ケースに釘が刺さると、釘を介して異なる極性の電極がケース内において短絡する。短絡が生じると、その短絡部の周辺では熱が発生し、電解液成分が分解されてガスが発生する。ガスの発生により、蓄電装置内の圧力が上昇する。そして、ケースの内部圧力が圧力開放弁の開放圧に達すると、圧力開放弁が開裂し、ガスがガス通路を通過して圧力開放弁からケース外に放出される。
このような蓄電装置において、第1面の遮蔽部材全体と対向する部分と壁部の内面との距離を、第2面と壁部の内面との距離よりも長くしている。このため、第1面の遮蔽部材全体と対向する部分を、第2面よりも壁部の内面から離すことができる。よって、遮蔽部材と電極とを接触させることなく、遮蔽部材を壁部の内面から離れる方向に大型化できる。その結果、ガス通路の通路断面積を拡大でき、発生したガスを速やかにケース外へ放出することができる。
また、蓄電装置について、前記電極組立体は、前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面を有し、前記第1面と前記第3面で囲まれた領域内に前記遮蔽部材の一部が配置されていてもよい。
これによれば、遮蔽部材の一部を第2面よりも壁部の内面から離した位置に配置でき、第1面の遮蔽部材全体と対向する部分を、より一層、第2面よりも壁部の内面から離すことができる。その結果として、ガス通路の通路断面積をより拡大できる。
また、蓄電装置について、前記第1面と当該第1面に対向した前記遮蔽部材の外面との距離は1〜5mmであり、前記第3面と当該第3面に対向した前記遮蔽部材の側面との距離は1〜5mmであってもよい。
これによれば、各距離を1mm以上とすることで、遮蔽部材の外面と第1面を離間させ、遮蔽部材の側面と第3面を離間させることができる。このため、蓄電装置の振動等により、電極組立体が振動しても、遮蔽部材の外面と第1面に存在する電極との接触を抑制でき、遮蔽部材の側面と第3面に存在する電極との接触を抑制できる。また、遮蔽部材の外面と第1面との距離を5mm以下とすることで、ガス通路の流路断面積が小さくなることを規制し、遮蔽部材の側面と第3面との距離を5mm以下とすることで、遮蔽部材によって圧力開放弁を覆う面積が小さくなることを規制できる。
また、蓄電装置について、前記壁部の外面側から見た平面視では前記電極組立体の前記端面は矩形状であり、前記遮蔽部材は、前記第1面に対向する遮蔽部を備え、前記ガス通路は、前記電極組立体の長手方向に沿った両端にて開口するガス流入口を有していてもよい。
これによれば、第1面から電極組立体外へ出たガスは遮蔽部に衝突し、圧力開放弁に向かっていたガスの向きが変わり、ガス流入口からガス通路に流入して圧力開放弁に向けて流れる。よって、ガス排出経路を長くでき、ガスに含まれる電極の一部がガスから落下し、開裂した圧力開放弁からケース外へ電極の一部が飛散することが抑止される。
また、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、釘刺し試験時に発生したガスを速やかにケース外へ放出できる。
実施形態の二次電池を示す斜視図。 実施形態の二次電池を示す図1の2−2線断面図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池を示す図1の4−4線断面図。 実施形態の電極組立体を示す部分斜視図。 遮蔽部材を示す斜視図。 二次電池を蓋体の外面側から見た平面図。 (a)は実施形態の二次電池を示す部分断面図、(b)は比較例の二次電池を示す部分断面図。 別例の電極組立体を示す部分斜視図。 別例の電極組立体を示す断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11を備える。二次電池10は、ケース11に収容された電極組立体12、及び図示しない電解液を備える。ケース11は、開口部13aを有する矩形箱状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13aを閉塞する壁部としての蓋体14を有する。蓋体14は、矩形板状である。
ケース本体13と蓋体14は、いずれもアルミニウム製である。ケース本体13は、矩形板状の底壁13bと、底壁13bの短側縁から突出した形状の短側壁13cと、底壁13bの長側縁から突出した形状の長側壁13dとを備える。蓋体14は、一対の板面のうちの一方の面であってケース11の外側に位置し、かつケース11の外方に向いた外面14bと、他方の面であってケース11の内方に向いた内面14aとを備える。ケース11は直方体状であり、ケース11に合わせて電極組立体12は直方体状である。二次電池10は角型のリチウムイオン電池である。
図3に示すように、電極組立体12は、矩形シート状の複数の正極電極15と矩形シート状の複数の負極電極19と、正極電極15と負極電極19とを絶縁するセパレータ23とを備える。正極電極15と負極電極19とは異なる極性の電極である。正極電極15は、矩形シート状の集電体としての正極金属箔(例えばアルミニウム箔)16と、正極金属箔16の両面に存在する正極活物質層17とを有する。正極電極15は、一対の長辺に沿う縁部のうちの一方の縁部にタブ側縁部15aを備える。正極電極15は、タブ側縁部15aの一部から突出した形状の正極タブ15bを有する。正極タブ15bは、正極活物質層17が存在せず、正極金属箔16そのもので構成されている。なお、正極活物質層17は、正極タブ15bを除く正極金属箔16全体を覆っている。
正極電極15は、タブ側縁部15aの中央部から凹む正極凹部151を備える。正極凹部151は、正極電極15を厚さ方向に貫通している。正極電極15は、正極凹部151により、正極金属箔16及び正極活物質層17の一部を除去した形状である。正極電極15を一方の正極活物質層17側から見た正面視では、正極凹部151は、略U字状に凹む。正極凹部151は、平面視で正極凹部151の底となる縁に底側縁部151aを備えるとともに、底側縁部151aの両端とタブ側縁部15aとを繋ぐ側縁部151bを備える。
負極電極19は、矩形シート状の集電体としての負極金属箔(例えば銅箔)20と、負極金属箔20の両面に存在する負極活物質層21とを有する。負極金属箔20は、負極電極19の外形を構成する。負極電極19は、一対の長辺に沿う縁部のうちの一方の縁部にタブ側縁部19aを備える。負極電極19は、タブ側縁部19aの一部から突出した形状の負極タブ19bを有する。負極タブ19bは、負極活物質層21が存在せず、負極金属箔20そのもので構成されている。なお、負極活物質層21は、負極タブ19bを除く負極金属箔20全体を覆っている。
負極電極19の長手方向に沿った長さは、正極電極15の長手方向に沿った長さより長い。また、負極電極19の短手方向に沿った長さは、正極電極15の短手方向に沿った長さより長い。よって、負極電極19の外形は、正極電極15の外形より一回り大きい。
負極電極19は、タブ側縁部19aの中央部から凹む負極凹部191を備える。負極凹部191は、負極電極19を厚さ方向に貫通している。負極電極19は、負極凹部191により、負極金属箔20及び負極活物質層21の一部を除去した形状である。負極電極19を一方の負極活物質層21側から見た正面視では、負極凹部191は、略U字状に凹む。負極凹部191は、平面視で負極凹部191の底となる縁に底側縁部191aを備えるとともに、底側縁部191aの両端とタブ側縁部19aとを繋ぐ側縁部191bを備える。
セパレータ23は、矩形シート状であり、セパレータ23の長手方向に沿った長さは、負極電極19の長手方向に沿った長さよりわずかに長く、セパレータ23の短手方向に沿った長さは、負極電極19の短手方向に沿った長さより長い。よって、セパレータ23の外形は、負極電極19の外形より一回り大きい。
セパレータ23は、一対の長辺に沿う縁部のうちの一方の縁部にタブ側縁部23aを備える。セパレータ23は、タブ側縁部23aの中央部から凹むセパレータ凹部231を備える。セパレータ凹部231は、セパレータ23を厚さ方向に貫通している。セパレータ23の正面視では、セパレータ凹部231は、略U字状に凹む。セパレータ凹部231は、平面視でセパレータ凹部231の底となる縁に底側縁部231aを備えるとともに、底側縁部231aの両端とタブ側縁部23aとを繋ぐ側縁部231bを備える。正極電極15の底側縁部151aの長さと、負極電極19の底側縁部191aの長さと、セパレータ23の底側縁部231aの長さは同じである。
各正極電極15は、それぞれの正極タブ15bが電極組立体12の積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、各負極電極19は、それぞれの負極タブ19bが、正極タブ15bと重ならないように電極組立体12の積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。
図2、図4又は図5に示すように、電極組立体12は、蓋体14に最も近い端面に凹部44を備える。凹部44は、正極凹部151と、負極凹部191と、セパレータ凹部231とが積層方向に重なって形成されている。凹部44は、電極組立体12を積層方向に貫通している。二次電池10は、凹部44と、一対の長側壁13dで囲まれた空間をケース11内に備える。凹部44の底面44aは、正極電極15の底側縁部151aと、負極電極19の底側縁部191aと、セパレータ23の底側縁部231aとが積層方向に寄せ集められて形成されている。底面44aは平坦面状である。また、凹部44は、底面44aから延出した一対の側面44bを備える。各側面44bは、電極組立体12の長手方向Xにおいて、底面44aの両端から延出している。各側面44bは、正極電極15の側縁部151bと、負極電極19の側縁部191bと、セパレータ23の側縁部231bとが積層方向に寄せ集められて形成されている。
図2に示すように、二次電池10は、正極タブ群18を有する。正極タブ群18は、全ての正極タブ15bを、電極組立体12の積層方向に寄せ集めて構成されている。二次電池10は、負極タブ群22を有する。負極タブ群22は、全ての負極タブ19bを、電極組立体12の積層方向に寄せ集めて構成されている。
電極組立体12は、正極タブ群18及び負極タブ群22が突出する端面にタブ側端面12bを備える。タブ側端面12bは、正極電極15のタブ側縁部15aのうち、正極凹部151以外の部分、負極電極19のタブ側縁部19aのうち、負極凹部191以外の部分、及びセパレータ23のタブ側縁部23aのうち、セパレータ凹部231以外の部分を、電極組立体12の積層方向に寄せ集めて形成されている。よって、タブ側端面12bは、電極組立体12の長手方向Xに沿って凹部44を挟む位置に存在する。
二次電池10は、正極導電部材24を備える。正極導電部材24は、長手が蓋体14の長手方向に延びる矩形板状である。正極導電部材24の長手方向一端側には正極タブ群18が接合されている。正極導電部材24の長手方向他端側には正極端子25が接合されている。正極端子25は、蓋体14に固定されている。
二次電池10は、負極導電部材26を備える。負極導電部材26は、長手が蓋体14の長手方向に延びる矩形板状である。負極導電部材26の長手方向一端側には負極タブ群22が接合されている。負極導電部材26の長手方向他端側には負極端子27が接合されている。負極端子27は、蓋体14に固定されている。正極導電部材24及び負極導電部材26は、蓋体14の内面14aと、この内面14aに対向した電極組立体12のタブ側端面12bとの間に配置されている。
正極導電部材24と負極導電部材26は、電極組立体12の長手方向Xに沿って並設されている。電極組立体12の長手方向Xに並んだ正極導電部材24と負極導電部材26は同じ高さに位置し、長手方向Xに離間している。
図5又は図7に示すように、正極導電部材24は、正極側端面24aを先端に備え、負極導電部材26は、負極側端面26aを先端に備える。電極組立体12の凹部44は、蓋体14の外面14b側から見て、正極側端面24aと負極側端面26aとの間に位置している。蓋体14を外面14b側から見た場合、凹部44の一方の側面44bは正極側端面24aより長手方向X中央寄りに位置し、凹部44の他方の側面44bは負極側端面26aより長手方向X中央寄りに位置している。
図2に示すように、正極端子25は、蓋体14を貫通してその一部がケース11外に露出している。正極端子25は、蓋体14と電気的に接続されている。負極端子27は、蓋体14を貫通してその一部がケース11外に露出している。また、負極端子27には、ケース11から絶縁するためのリング状の第1絶縁部材28が取り付けられている。
次に、二次電池10が備える短絡機構30について説明する。
短絡機構30は、変形板31及び短絡板32を備える。変形板31は、板厚が一定の板材から形成されており、平面視すると円形となる導電性のダイアフラムである。変形板31は、ケース11の内部圧力が設定圧力より低い状態では電極組立体12に向けて凸となる形状である。変形板31の上面31aは、短絡板32と対向しており、下面31cは、電極組立体12のタブ側端面12bと対向している。変形板31はケース11の蓋体14に接合されることにより、蓋体14に固定されている。変形板31の下面31cには、ケース11の内部圧力が作用する。一方、変形板31の上面31aには、大気圧が作用する。変形板31は、その少なくとも一部が上方に凸状(短絡板32に向かって凸状)に変形可能である。
変形板31は、蓋体14と電気的に接続されている。蓋体14は、正極端子25と電気的に接続されており、負極端子27と絶縁されている。このため、変形板31は、正極端子25と電気的に接続されており、負極端子27とは絶縁されている。なお、変形板31は、ケース11の蓋体14と一体成形してもよいし、蓋体14とは別体に成形した後に、蓋体14に溶接してもよい。
短絡板32は、金属製の部材であり、導電性を有している。短絡板32は、平面視において略矩形状に形成されており、変形板31の上方に配置されている。短絡板32は、変形板31の上面31aと対向する対向面32aを有する。短絡板32は、変形板31に向かって対向面32aから突出する突起部33を備える。突起部33は、例えばプレス加工により短絡板32と一体成形されている。
短絡板32は、負極端子27と電気的に接続されている。短絡板32と蓋体14との間には、第1絶縁部材28及び第2絶縁部材29が配置されている。短絡板32は、第1絶縁部材28及び第2絶縁部材29によって蓋体14上に支持されている。第1絶縁部材28は、負極端子27と蓋体14とを絶縁するとともに、短絡板32の一端と蓋体14とを絶縁している。第2絶縁部材29は、短絡板32の他端と蓋体14とを絶縁している。このため、短絡板32は蓋体14と絶縁されている。すなわち、短絡板32は正極端子25と絶縁されている。
なお、本実施形態では、変形板31が正極端子25に接続され、短絡板32が負極端子27に接続されているが、このような構成に限定されない。例えば、変形板31が負極端子27に接続され、短絡板32が正極端子25に接続されていてもよい。
上記短絡機構30においては、ケース11の内部圧力が設定圧力以下のとき、変形板31は下方に凸の状態になっている。上述したように、変形板31は正極端子25と電気的に接続されており、負極端子27と絶縁されている。このため、正極端子25と負極端子27との間には、短絡機構30を介した通電経路は形成されていない。
ケース11の内部圧力が上昇すると、変形板31の下面31cに作用する圧力が上昇する。一方、変形板31の上面31aには大気圧が作用する。このため、ケース11の内部圧力が上昇して設定圧力に達すると、変形板31は上方に凸の状態となるように変形する。変形板31において、上方に凸状に変形した部分が短絡板32の突起部33に接触する。これにより、変形板31は、突起部33を介して短絡板32に接触する。すると、正極端子25と負極端子27との間には、変形板31及び短絡板32を介した通電経路が形成される。即ち、正極端子25と負極端子27との間が短絡した状態となる。これによって、電極組立体12に流れる電流を小さくすることができる。
図1又は図2に示すように、二次電池10は、圧力開放弁40を蓋体14に備える。圧力開放弁40は、ケース11内の圧力が所定の圧力である開放圧に達した場合に開裂する。圧力開放弁40の開裂により、ケース11内の圧力がケース11外に開放される。圧力開放弁40の開放圧は、ケース11自体やケース本体13と蓋体14との接合部に亀裂や破断などが生じ得る前に開裂し得る圧力に設定されている。圧力開放弁40は、蓋体14の板厚よりも薄い薄板状の弁体41を有する。弁体41は、蓋体14の両面のうちケース11の外側に位置する外面14bにケース11の外側から内側に向かって凹設された凹部の底に位置しており、蓋体14と一体的に成形されている。
圧力開放弁40は、蓋体14の短手方向の中央に位置する。蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は、蓋体14のうち、正極導電部材24と負極導電部材26に挟まれた領域に配置されている。よって、正極導電部材24及び負極導電部材26は、圧力開放弁40を蓋体14の長手方向X両側から挟む位置に配置されている。また、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は長孔状である。
ここで、二次電池10の釘刺し試験について説明する。
図2に示すように、釘刺し試験は、二次電池10の正面視における中央部に釘を刺して行われる。釘によって正極電極15と負極電極19の間のセパレータ23が破断し、正極電極15と負極電極19とがケース11内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース11内にガスが発生する。このとき、ケース11の内部圧力が急激に上昇して圧力開放弁40が開裂し、圧力開放弁40からガスがケース11の外部へ放出される。
矢印Gに示すように、ガスは電極組立体12の中央部から圧力開放弁40に向けて上昇する。このとき、上昇するガスによって正極電極15や負極電極19の一部が削り取られて、削り取られた電極等からなる異物が発生する場合がある。異物は、圧力開放弁40に向かうガスとともに圧力開放弁40に向かう。
図6、図7又は図8(a)に示すように、二次電池10は、釘刺し試験時に発生した異物を圧力開放弁40からケース11外に放出されるのを抑制する遮蔽部材50を備える。遮蔽部材50は、蓋体14の内面14aに溶接によって接合されている。
遮蔽部材50は、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、長手方向Xに並設された正極導電部材24の正極側端面24aと負極導電部材26の負極側端面26aに挟まれた領域に重なるように配置されている。また、遮蔽部材50は、蓋体14を外面14b側から見た平面視において、蓋体14と重なる。
遮蔽部材50は、矩形板状の遮蔽部51を備える。遮蔽部51は、蓋体14の外面14b側から見た平面視が矩形の板状である。遮蔽部51は長手が電極組立体12の長手方向Xに延び、短手が電極組立体12の積層方向に延びる形状である。遮蔽部51は、長手方向Xにおける正極導電部材24寄りの縁部に、電極組立体12の積層方向に沿って延びる第1端縁51aを備え、負極導電部材26寄りの縁部に、電極組立体12の積層方向に沿って延びる第2端縁51bを備える。
電極組立体12の長手方向Xに沿った遮蔽部51の寸法M1は、凹部44の一対の側面44bの間隔L1より短い。また、遮蔽部51の寸法M1は、長手方向Xに沿った圧力開放弁40の寸法M2より長い。積層方向への遮蔽部51の寸法は、同じく積層方向への圧力開放弁40の寸法より長い。遮蔽部51は、圧力開放弁40の全体を電極組立体12側から覆う。
遮蔽部材50は、電極組立体12の長手方向Xに沿って延びる一対の長縁部から蓋体14に向けて突設された形状の閉塞壁52を備える。閉塞壁52は、電極組立体12の長手方向Xに沿って長手が延びる形状である。長手方向Xへの閉塞壁52の寸法は、凹部44の一対の側面44bの間隔L1より短い。
遮蔽部材50は、一対の閉塞壁52に支持された一対のフランジ53を備える。各フランジ53は、各閉塞壁52の長手方向両端部において、各閉塞壁52の突出端に支持されている、各フランジ53は、対向する一対の閉塞壁52に架設されている。
各フランジ53は、その長手が電極組立体12の積層方向に延びる形状である。積層方向に沿ったフランジ53の寸法は、積層方向に沿った蓋体14の寸法より僅かに短い。蓋体14を外面14b側から見た平面視では、一方のフランジ53は、遮蔽部51の第1端縁51aから正極導電部材24に向けて突出し、他方のフランジ53は、遮蔽部51の第2端縁51bから負極導電部材26に向けて突出している。
各フランジ53を蓋体14の内面14aに溶接することで、遮蔽部材50が蓋体14に接合されている。各フランジ53は、蓋体14の内面14aのうち、圧力開放弁40よりも、電極組立体12の長手方向Xの外側に接合されており、フランジ53は圧力開放弁40を覆っていない。二次電池10のケース11内にはガス通路56が形成されている。ガス通路56は、遮蔽部51と一対の閉塞壁52と蓋体14とで区画されている。ガス通路56は、電極組立体12の長手方向Xの両端部に向けて開口したガス流入口56aを備える。
上記遮蔽部材50は、遮蔽部51及び閉塞壁52の一部が凹部44に入り込んでいる。遮蔽部51は、電極組立体12側の端面に外面51cを備える。遮蔽部51の外面51cは、凹部44の底面44aから離間した状態で対向している。遮蔽部51の外面51cと凹部44の底面44aとの離間距離は1〜5mmであるのが好ましい。離間距離が1mm未満であると、二次電池10の振動時等に、凹部44の底面44aに位置する正極電極15及び負極電極19が遮蔽部51の外面51cに接触しやすくなって好ましくないためである。また、離間距離が5mmを越えると、遮蔽部51が蓋体14に近付き、ガス流入口56aの高さが低くなり、ガス通路56の流路断面積が狭くなって好ましくないためである。
また、遮蔽部材50の側面としての第1端縁51a及び第2端縁51bは、凹部44の側面44bから離間した状態で対向している。遮蔽部51の第1端縁51a及び第2端縁51bと凹部44の側面44bとの離間距離は1〜5mmであるのが好ましい。離間距離が1mm未満であると、二次電池10の振動時等に、凹部44の側面44bに位置する正極電極15及び負極電極19が遮蔽部51に接触しやすくなって好ましくないためである。また、離間距離が5mmを越えると、遮蔽部51の面積が小さくなり、圧力開放弁40を覆う面積が小さくなって好ましくないためである。
上記構成の二次電池10において、電極組立体12は、蓋体14側の端面に、遮蔽部材50全体に対向する部分を少なくとも有する第1面と、第1面以外の第2面とを有する。さらに、電極組立体12は、第1面と第2面との間に位置する第3面を有する。本実施形態では、電極組立体12の蓋体14側の端面のうち、凹部44の底面44aが、遮蔽部材50の遮蔽部51全体に対向する部分を少なくとも有する第1面を構成し、底面44a以外のタブ側端面12bが、その他の第2面を構成している。また、凹部44の一対の側面44bが第3面を構成している。なお、底面44aにおいて、遮蔽部51全体に対向する部分以外は、蓋体14の内面14aに対向している。
そして、凹部44の底面44a(遮蔽部材50と対向する部分)と蓋体14の内面14aとの距離K1は、タブ側端面12bと蓋体14の内面14aとの距離K2よりも長い。よって、距離K1及び距離K2が設定されることで、電極組立体12のタブ側端面12bには、凹部44が設けられていると言える。
また、凹部44において、タブ側端面12bからの深さは、5mm以上、2mm以下が好ましい。凹部44の深さは、タブ側端面12bに位置する負極電極19のタブ側縁部19aから、凹部44の底面44aに位置する底側縁部191aまでの距離である。
そして、凹部44の深さが5mm以上、2mm以下に設定されることにより、遮蔽部材50の一部を凹部44内に配置できる。より具体的には、遮蔽部51の全体を凹部44内に配置できる。遮蔽部51の全体が凹部44内に配置された状態では、遮蔽部51の外面51cに平行な内面51dが、タブ側端面12bよりも底面44a寄りに位置し、タブ側端面12bよりも低い位置にある。このため、ガス通路56のガス流入口56aの一部が、凹部44内に入り込み、ガス流入口56aの一部が、凹部44の側面44bに対向している。
次に、二次電池10の作用を記載する。
さて、図2に示すように、釘刺し試験を行うため、二次電池10の正面視でケース11の中央部に釘を刺すとガスが発生する。ガスの発生により、二次電池10におけるケース11の内部圧力の上昇が生じる。そして、ケース11の内部圧力が圧力開放弁40の開放圧に達すると、圧力開放弁40の弁体41が開裂し、ケース11内のガスがケース11の外部に放出される。
矢印Gに示すように、短絡部周辺で発生した高圧のガスは、開裂した圧力開放弁40に向けて上昇する。また、発生するガスの勢いによって各電極の一部が削り取られ、異物が発生する。圧力開放弁40に向かうガスは、凹部44の底面44a、一対の側面44b、及びタブ側端面12bから電極組立体12の外へ出る。底面44aから出たガスは遮蔽部材50の遮蔽部51に衝突した後、向きを変え、ガス流入口56aに向かって流れる。また、側面44bから出たガス、及び凹部44以外のタブ側端面12bから出たガスは、ガス流入口56aに向かって流れる。その後、ガスは、ガス流入口56aからガス通路56を流れて、圧力開放弁40からケース11の外部へ放出される。その一方で、ガスに含まれる異物は、矢印Gに示すように上昇して遮蔽部51、閉塞壁52、蓋体14に接触するため、異物は矢印Gと反対方向に落下し、ケース11の外へ放出されることが抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)凹部44の底面44aと蓋体14の内面14aとの距離K1を、タブ側端面12bと蓋体14の内面14aとの距離K2よりも長くし、電極組立体12に凹部44を設けた。そして、凹部44の底面44aに遮蔽部材50の遮蔽部51を対向させたため、遮蔽部51の外面51cを正極電極15及び負極電極19に接触させずに遮蔽部材50を電極組立体12側へ大型化できる。
ここで、図8(b)に示すように、凹部44が形成されていないタブ側端面12bにおいて、遮蔽部51の外面51cをタブ側端面12bに接触させない場合を想定し、この場合を比較例とする。実施形態のように、凹部44が形成されることによって、遮蔽部51の外面51cを、比較例よりも電極組立体12寄りに配置でき、ガス通路56の高さを比較例より高くできる。その結果、遮蔽部材50の一対の閉塞壁52間の距離が同じであれば、ガス通路56の流路断面積を比較例より大きくできる。その結果、発生したガスを開裂した圧力開放弁40から速やかにケース11外へ放出することができる。
(2)遮蔽部材50が金属製であるため、遮蔽部51と正極電極15及び負極電極19の少なくとも一方とが接触すると短絡する虞が高まり、好ましくない。このため、遮蔽部51と、電極組立体12とを接触させないようにしている。このような二次電池10であっても、凹部44を設けることで、遮蔽部51を正極電極15及び負極電極19に接触させずに、遮蔽部51の位置を電極組立体12寄りに位置させることができる。
(3)遮蔽部51及び閉塞壁52の一部が、凹部44に入り込んでいる。このため、凹部44の深さを利用して、遮蔽部材50を電極組立体12側に大型化できる。その結果、ガス通路56の流路断面積を比較例より大きくでき、発生したガスを開裂した圧力開放弁40から速やかにケース11外へ放出することができる。また、ガス流入口56aの一部を凹部44の側面44bに対向させることができ、側面44bから出たガスをガス通路56に流しやすい。
(4)遮蔽部51の外面51cと凹部44の底面44aとの離間距離は1〜5mmであるのが好ましい。このように離間距離を設定することで、二次電池10の振動時等に、凹部44の底面44aが遮蔽部51の外面51cに接触することを抑制できるとともに、ガス通路56の流路断面積が狭くなり過ぎることを抑制できる。
また、遮蔽部51の第1端縁51a及び第2端縁51bと凹部44の側面44bとの離間距離は1〜5mmであるのが好ましい。このように離間距離を設定することで、二次電池10の振動時等に、凹部44の側面44bが遮蔽部51に接触することを抑制できるとともに、遮蔽部51が小さくなりすぎて、圧力開放弁40を覆う面積が小さくなることを抑制できる。
(5)遮蔽部材50は一対の閉塞壁52を備えるとともに、ガス流入口56aを、電極組立体12の長手方向Xに沿ったガス通路56の両端に備える。このため、凹部44の底面44aから出たガスに含まれる異物が、そのままガス通路56に流入することを抑制でき、ケース11外に火花が飛散することを抑制できる。
(6)凹部44の底面44aを、正極電極15の底側縁部151a、負極電極19の底側縁部191a、及びセパレータ23の底側縁部231aを面一として形成した。このため、遮蔽部51の外面51cに対し、正極電極15及び負極電極19が接触することを抑制し、遮蔽部51を介して正極電極15と負極電極19が短絡することを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 少なくとも積層方向一端の負極電極19に負極凹部191を形成しない構成とし、凹部44を、電極組立体12の積層方向に貫通しない構成としてもよい。例えば、図9に示すように、積層方向両端の負極電極19に負極凹部191を形成しない構成としてもよい。この場合、凹部44の底面44aの縁部のうち、積層方向両端の縁部から側面44bが延出している。そして、凹部44の底面44a、及び四つの側面44bに遮蔽部材50が接触しないように、遮蔽部51及び閉塞壁52が設けられている。また、積層方向両端の側面44bについても、遮蔽部材50からの離間距離は1〜5mmに設定されるのが好ましい。
○ 図10に示すように、凹部44は、負極電極19の負極凹部191と、セパレータ23のセパレータ凹部231とから構成されてもよい。正極電極15は、負極電極19及びセパレータ23より一回り小さいことから、正極電極15に正極凹部151を形成する必要はなく、負極電極19及びセパレータ23において、正極電極15のタブ側縁部15aよりも蓋体14側にはみ出した部分に負極凹部191及びセパレータ凹部231を形成することで、凹部44を形成できる。
○ 凹部44は、負極電極19の負極凹部191のみで構成されていてもよい。この場合、負極電極19において、正極電極15のタブ側縁部15aよりも蓋体14側にはみ出した部分に負極凹部191を形成することで、凹部44を形成できる。セパレータ23のタブ側縁部23aが、凹部44内にはみ出しているが、セパレータ23は、遮蔽部51に接触しても、短絡の原因にならないため、問題ない。この場合、凹部44の深さは、タブ側端面12bに位置する負極電極19のタブ側縁部19aから、底面44aに位置する底側縁部191aまでの長さとなる。
○ 遮蔽部材50の閉塞壁52にガス流入口を設けてもよい。
○ ガス通路56のガス流入口56aは、ガス通路56の一端側のみに開口していてもよい。
○ 凹部44は、タブ側端面12bからV字状に凹む形状であってもよい。この場合、凹部44は、凹部44を挟むタブ側端面12bから、凹部44の底に向かって傾斜する一対の傾斜面を備える。そして、一対の傾斜面が、遮蔽部材50全体と対向する部位を少なくとも有する第1面を構成し、タブ側端面12bが、第1面のその他の面である第2面を構成する。よって、凹部44は、第1面と第2面の間に位置する第3面は備えない。
○ 凹部44は、タブ側端面12bから円弧状に凹む形状であってもよい。この場合、凹部44は、凹部44を挟むタブ側端面12bから、凹部44の底に向かって湾曲する湾曲面を備える。そして、湾曲面が、遮蔽部材50全体と対向する部位を少なくとも有する第1面を構成し、タブ側端面12bが、第1面のその他の面である第2面を構成する。よって、凹部44は、第1面と第2面の間に位置する第3面は備えない。
○ 遮蔽部材50は、遮蔽部51の外面51cが凹部44に対向しながらも、タブ側端面12b(第2面)と同じ高さに位置し、凹部44内に遮蔽部51が入り込んでいなくてもよい。このような場合であっても、凹部44を形成することにより、遮蔽部51の外面51cを電極組立体12に接触させずに遮蔽部材50を電極組立体12側へ大型化できる。
○ 蓋体14を外面14b側から見た平面視において、圧力開放弁40は、蓋体14の長手方向Xに短手が延びる形状であってもよいし、円形状であってもよい。この場合、圧力開放弁40を遮蔽部51で覆うことができるように、遮蔽部51は平面視正方形状であってもよいし、電極組立体12の長手方向Xに遮蔽部51の短手が延びる矩形状であってもよい。
○ 二次電池10は、短絡機構30を備えていなくてもよい。
○ 短絡機構は、ケース11内に配置されていてもよい。
○ 短絡機構は、蓋体14とは絶縁された状態で設けられる構成であってもよい。
○ 壁部は、ケース本体13の短側壁13cや長側壁13dであってもよい。
○ 蓄電装置は、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置であってもよい。
○ 正極電極15及び負極電極19は、タブ側縁部15a,19aに沿って金属箔が露出し、活物質層の存在しない未塗工部を備えていてもよい。この場合、正極凹部151及び負極凹部191を未塗工部に形成してもよい。
○ 二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極電極15の正極活物質層17と負極電極19の負極活物質層21との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
K1,K2…距離、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、12b…第2面としてのタブ側端面、14…壁部としての蓋体、14a…壁部の内面としての蓋体の内面、15…電極としての正極電極、19…電極としての負極電極、40…圧力開放弁、44a…第1面としての底面、44b…第3面としての側面、50…遮蔽部材、51…遮蔽部、56…ガス通路、56a…ガス流入口。

Claims (5)

  1. 異なる極性の電極が互いに絶縁され、かつ層状構造を有する電極組立体と、
    前記電極組立体及び電解液を収容するケースと、
    前記ケースの壁部に存在し、前記ケース内の圧力が開放圧に達した場合に開裂し、前記ケース内の圧力を前記ケース外に開放させる圧力開放弁と、
    前記圧力開放弁が存在する壁部の内面と、前記電極組立体の端面との間に存在する金属製の遮蔽部材と、を備え、前記圧力開放弁と前記遮蔽部材との間に形成されたガス通路を有する蓄電装置であって、
    前記電極組立体の前記端面は、第1面と、第2面とを有し、前記第1面は前記遮蔽部材全体と対向する部分を少なくとも有する面であり、前記第2面は前記端面のその他の面であり、
    前記第1面の前記遮蔽部材全体と対向する部分と前記壁部の内面との距離は、前記第2面と前記壁部の内面との距離よりも長いことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記電極組立体は、前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面を有し、前記第1面と前記第3面で囲まれた領域内に前記遮蔽部材の一部が配置されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1面と当該第1面に対向した前記遮蔽部材の外面との距離は1〜5mmであり、前記第3面と当該第3面に対向した前記遮蔽部材の側面との距離は1〜5mmである請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記壁部の外面側から見た平面視では前記電極組立体の前記端面は矩形状であり、前記遮蔽部材は、前記第1面に対向する遮蔽部を備え、前記ガス通路は、前記電極組立体の長手方向に沿った両端にて開口するガス流入口を有する請求項2又は請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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