JP2019133755A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の収容するケース本体と、そのケース本体に取り付けられるカバー体との間において、十分なシール性が確保される蓄電装置、を提供する。【解決手段】蓄電装置は、円筒電池30を収容するケース本体と、ケース本体に取り付けられる下カバー体61と、下カバー体61およびケース本体の間に介挿される閉環状のシール部材71と、下カバー体61をケース本体21に締結する複数のボルト81とを備える。シール部材71は、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部72を有する。大断面部72は、ボルト81pおよびボルト81q間の間隔の区間に配置される。ボルト81pおよびボルト81q間の間隔は、ボルト81qおよびボルト81r間の間隔よりも短く、ボルト81sおよびボルト81p間の間隔よりも短い。【選択図】図2

Description

本開示は、蓄電装置に関する。
従来の蓄電装置に関して、たとえば、国際公開第2010/125977号(特許文献1)には、複数のリチウムイオン電池セルと、複数のリチウムイオン電池セルを収容するケーシングと、ボルトまたはリベットなどの固定手段によってケーシングに固定される覆い部材と、ケーシングと覆い部材との間に介挿される閉環状のシール部材とを備える蓄電装置が開示されている。
国際公開第2010/125977号
上述の特許文献1に開示されるように、蓄電素子を収容するケース本体(ケーシング)と、ケース本体に取り付けられるカバー体(覆い部材)との間に、閉環状のシール部材が介挿された蓄電装置が知られている。
このような蓄電装置において、ケース本体とカバー体との間に介挿されるシール部材の種類によっては、シール部材の断面積が、局所的に大きくなることがある。たとえば、シール部材として、ケース本体またはカバー体に直接塗布される樹脂製のシール材が用いられる場合、シール部材によるシール性能を十分に得るために、シール材の塗布開始部分と塗布終了部分とを重ねて、シール部材を確実に閉環状にして設ける必要がある。これにより、シール部材の断面積が、シール材の塗布開始部分と塗布終了部分とを重ねた部分で大きくなる。
しかしながら、このような場合、シール部材の断面積が局所的に大きい箇所にてケース本体とカバー体との間に隙間が生じ易くなり、その結果、十分なシール性を確保することが難しくなる。
そこで本開示の目的は、上記の課題を解決することであり、蓄電素子の収容するケース本体と、そのケース本体に取り付けられるカバー体との間において、十分なシール性が確保される蓄電装置を提供することである。
本開示に従った蓄電装置は、蓄電素子を収容するケース本体と、ケース本体に取り付けられ、ケース本体とともに内部空間を形成するカバー体と、カバー体およびケース本体の間に介挿される閉環状のシール部材と、シール部材が延びる周方向に沿って互いに間隔を隔てて設けられ、カバー体をケース本体に締結する複数の締結部材とを備える。シール部材は、シール部材が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部を有する。互いに隣り合う締結部材間には、第1間隔と、第1間隔よりも短い第2間隔とがある。大断面部は、第2間隔の区間に配置される。
このように構成された蓄電装置によれば、シール部材の大断面部が、第1間隔よりも短い第2間隔の区間に配置されるため、締結部材による締結力を、大断面部に対する荷重としてより大きく作用させることができる。これにより、大断面部をより確実に圧縮変形させることが可能となり、ケース本体およびカバー体の間において十分なシール性を確保することができる。
以上に説明したように、本開示に従えば、蓄電素子の収容するケース本体と、そのケース本体に取り付けられるカバー体との間において、十分なシール性が確保される蓄電装置を提供することができる。
実施の形態1における蓄電装置を示す斜視図である。 図1中の蓄電装置の分解組み立て図である。 図1中のIII−III線上の矢視方向から見た蓄電装置を示す断面図である。 下カバー体を示す斜視図である。 発泡シーラが塗布された下カバー体を示す斜視図である。 図5中のVI−VI線上の矢視方向に対応する位置から見た蓄電装置を示す断面図である。 図5中のVII−VII線上の矢視方向に対応する位置から見た蓄電装置を示す断面図である。 下カバー体に対する発泡シーラの塗布工程を示す平面図である。 下カバー体に対する発泡シーラの塗布工程を示す平面図である。 下カバー体に対する発泡シーラの塗布工程を示す平面図である。 実施の形態2における蓄電装置を示す分解組み立て図である。 図11中のケース本体を示す平面図である。
本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における蓄電装置を示す斜視図である。図2は、図1中の蓄電装置の分解組み立て図である。図3は、図1中のIII−III線上の矢視方向から見た蓄電装置を示す断面図である。
図1から図3を参照して、蓄電装置10は、車両駆動用の電池モジュールであり、たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能なバッテリから電力供給されるモータとを動力源とするハイブリッド自動車や、外部充電が可能なプラグインハイブリッド自動車、電気自動車などに用いられる。
まず、蓄電装置10の全体構造について説明する。蓄電装置10は、全体として、略直方体形状を有する。蓄電装置10は、その平面視において、短手方向(図1中の矢印120に示す方向)と、その短手方向における長さよりも大きい長さを有する長手方向(図1中の矢印110に示す方向)とを有する矩形形状を有する。
蓄電装置10は、複数の円筒電池30と、散熱板51と、樹脂ケース36と、複数の正極バスバー板41と、上カバー体42と、負極バスバーアセンブリ46と、下カバー体61とを有する。
円筒電池30は、円筒形状を有する。複数の円筒電池30は、円筒電池30の軸方向が互いに平行となるように、円筒電池30の軸方向に直交する平面内に並べられている。複数の円筒電池30は、円筒電池30の軸方向が上下方向となるように平面的に並べられている。円筒電池30は、正極端子31と、負極端子32とを有する。正極端子31は、円筒電池30のその軸方向における上端部に設けられている。負極端子32は、円筒電池30のその軸方向における下端部に設けられている。
円筒電池30は、充放電可能な2次電池である。円筒電池30は、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池である。
散熱板51は、平板形状を有する。散熱板51は、その厚み方向が上下方向と平行となるように設けられている。散熱板51は、高い熱伝導性を有する金属(たとえば、アルミニウム)から形成されている。
散熱板51には、複数の孔52が設けられている。複数の孔52は、互いに間隔を設けて配置されている。孔52は、円筒電池30の断面形状に対応する円形の開口を有する。孔52は、上下方向において散熱板51を貫通している。複数の円筒電池30は、それぞれ、複数の孔52に挿入されている。円筒電池30は、接着剤34により、孔52を規定する散熱板51の内周面に固定されている(図3を参照のこと)。
樹脂ケース36は、複数の円筒電池30を上方から覆うように設けられている。樹脂ケース36は、樹脂から形成されている。樹脂ケース36には、複数の孔37が形成されている。円筒電池30の正極端子31は、孔37から突出している。複数の正極バスバー板41は、樹脂ケース36の上方に設けられている。各正極バスバー板41は、いくつかのグループごとに円筒電池30の正極端子31同士を接続している。上カバー体42は、複数の正極バスバー板41の上方に取り付けられている。
負極バスバーアセンブリ46は、散熱板51の下方に設けられている。負極バスバーアセンブリ46は、複数の負極バスバー板48を有する。各負極バスバー板48は、いくつかのグループごとに円筒電池30の負極端子32同士を接続している。正極バスバー板41と、負極バスバー板48とは、接続バスバー(不図示)により、互いに接続されている。
下カバー体61は、負極バスバーアセンブリ46の下方に取り付けられている。下カバー体61は、高い熱伝導性を有する金属(たとえば、アルミニウム)から形成されている。
上カバー体42、樹脂ケース36、散熱板51および負極バスバーアセンブリ46により、複数の円筒電池30を収容するケース本体21が構成されている。下カバー体61は、ケース本体21に取り付けられている。
下カバー体61は、ケース本体21とともに排気通路23を形成している。排気通路23は、下カバー体61と負極バスバーアセンブリ46との間に形成されている。複数の円筒電池30の下端部(負極端子32が設けられた側の端部)は、排気通路23に露出している。
円筒電池30において内部短絡などが生じると、円筒電池30内の温度が上昇して、円筒電池30の内圧が上昇する場合がある。円筒電池30の内圧が所定値以上になると、円筒電池30の下端部に設けられた排気弁(不図示)が開放され、円筒電池30から高温のガスが吹き出る。この排気ガスは、排気通路23を通じて蓄電装置10の外部に排出される。
続いて、下カバー体61のより具体的な形状と、ケース本体21に対する下カバー体61の取り付け構造とについて説明する。
図4は、下カバー体を示す斜視図である。図5は、発泡シーラが塗布された下カバー体を示す斜視図である。
図1から図5を参照して、下カバー体61は、全体として、厚み方向が上下方向となる板材から形成されている。下カバー体61は、その平面視において、蓄電装置10の平面視に対応する矩形形状を有する。
下カバー体61は、その構成部位として、中央部62と、周縁部63とを有する。中央部62は、負極バスバーアセンブリ46から下方に離れて設けられている。排気通路23は、中央部62と負極バスバーアセンブリ46との間に形成されている。中央部62は、排気通路23を介して、複数の円筒電池30の下端部と対向している。
周縁部63は、中央部62の周縁に沿って帯状に延びている。周縁部63は、下カバー体61の短手方向(図4および図5中の矢印120に示す方向)に延び、互いに対向する2辺と、下カバー体61の長手方向(図4および図5中の矢印110に示す方向)に延び、互いに対向する2辺とに沿う矩形の額縁形状を有する。中央部62は、周縁部63より下方に窪むように設けられている。
周縁部63には、複数のボルト挿入孔65(65p,65q,65r,65s)が設けられている。複数のボルト挿入孔65は、上下方向において周縁部63を貫通する貫通孔からなる。ボルト挿入孔65p、ボルト挿入孔65q、ボルト挿入孔65rおよびボルト挿入孔65sは、平面視において矩形形状を有する下カバー体61の四隅に設けられている。
ボルト挿入孔65pおよびボルト挿入孔65qは、下カバー体61の短手方向において間隔P1を隔てて設けられている。ボルト挿入孔65qおよびボルト挿入孔65rは、下カバー体61の長手方向において間隔P2を隔てて設けられている。ボルト挿入孔65rおよびボルト挿入孔65sは、下カバー体61の短手方向において間隔P3を隔てて設けられている。ボルト挿入孔65sおよびボルト挿入孔65pは、下カバー体61の長手方向において間隔P4を隔てて設けられている。
蓄電装置10は、複数のボルト81(81p,81q,81r,81s)と、シール部材71とをさらに有する。
複数のボルト81は、下カバー体61をケース本体21に締結している。複数のボルト81は、下カバー体61を散熱板51に締結している。
ボルト81pは、ボルト挿入孔65pに挿通され、散熱板51に締め付けられている。ボルト81qは、ボルト挿入孔65qに挿通され、散熱板51に締め付けられている。ボルト81rは、ボルト挿入孔65rに挿通され、散熱板51に締め付けられている。ボルト81sは、ボルト挿入孔65sに挿通され、散熱板51に締め付けられている。
シール部材71は、下カバー体61と、ケース本体21との間に介挿されている。シール部材71は、周縁部63と、負極バスバーアセンブリ46との間に介挿されている。シール部材71は、閉環状に設けられている。シール部材71は、周縁部63が帯状に延びる周方向に沿って設けられている。
シール部材71は、硬化時に発泡する発泡シーラから構成されている。シール部材71により、下カバー体61とケース本体21との間の隙間が封止されている。
複数のボルト81は、シール部材71が延びる周方向において互いに間隔を隔てて設けられている。ボルト81pおよびボルト81qは、下カバー体61の短手方向において互いに隣り合って設けられている。ボルト81pおよびボルト81qは、間隔P1を隔てて配置されている。ボルト81qおよびボルト81rは、下カバー体61の長手方向において互いに隣り合って設けられている。ボルト81qおよびボルト81rは、間隔P2を隔てて配置されている。
ボルト81rおよびボルト81sは、下カバー体61の短手方向において互いに隣り合って設けられている。ボルト81rおよびボルト81sは、間隔P3を隔てて配置されている。ボルト81sおよびボルト81pは、下カバー体61の長手方向において互いに隣り合って設けられている。ボルト81sおよびボルト81pは、間隔P4を隔てて配置されている。
本実施の形態では、間隔P1は、間隔P3と等しい。間隔P1は、間隔P2および間隔P4の各々よりも短い。間隔P4は、間隔P2よりも短い。間隔P1は、互いに隣り合うボルト81間の間隔のうちで最も短い。
図6は、図5中のVI−VI線上の矢視方向に対応する位置から見た蓄電装置を示す断面図である。図6中には、図3中の2点鎖線VIで囲まれた範囲が拡大して示されている。図7は、図5中のVII−VII線上の矢視方向に対応する位置から見た蓄電装置を示す断面図である。
図1から図7を参照して、シール部材71は、シール部材71が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部72を有する。大断面部72は、ボルト81pおよびボルト81q間の間隔P1の区間に設けられている。大断面部72は、ボルト81pおよびボルト81qの間であって、下カバー体61の短手方向に沿った所定の区間に設けられている。
シール部材71は、シール部材71が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、大断面部72の断面積よりも小さい断面積を有する小断面部73をさらに有する。小断面部73は、大断面部72の一方端から大断面部72の他方端の間に渡って設けられている。小断面部73は、ボルト81qおよびボルト81rの間と、ボルト81rおよびボルト81sの間と、ボルト81sおよびボルト81pの間とを含む区間に設けられている。
図8から図10は、下カバー体に対する発泡シーラの塗布工程を示す平面図である。図8から図10を参照して、ケース本体21に下カバー体61を組み付ける際、下カバー体61(周縁部63)に発泡シーラ77を塗布する。
具体的には、まず、図8中に示されるように、発泡シーラ77を、ボルト挿入孔65pおよびボルト挿入孔65qの間の所定位置から塗布し始める(図8中の塗布開始部分78)。次に、図9中に示されるように、発泡シーラ77を、中央部62の周りを周回しながら周縁部63に塗布する。最後に、図10中に示されるように、ボルト挿入孔65pおよびボルト挿入孔65qの間の所定位置であって、塗布開始部分78と重なる位置で、発泡シーラ77の塗布を終了する(塗布終了部分79)。
図2を参照して、発泡シーラ77が塗布された下カバー体61を、負極バスバーアセンブリ46の側からケース本体21に重ね合わせる。発泡シーラ77を硬化させるとともに、複数のボルト81を用いて下カバー体61を散熱板51に締結する。発泡シーラ77の硬化により、シール部材71が得られる。シール部材71には、塗布開始部分78と塗布終了部分79とが重なる位置に対応して、上記の大断面部72が設けられる。
発泡シーラ77を周縁部63に塗布する際に、塗布開始部分78と塗布終了部分79とを重ねることによって、シール部材71をより確実に閉環状に設けることができる。その一方で、塗布開始部分78と塗布終了部分79とが重なる位置では、周縁部63に塗布される発泡シーラ77の高さが大きくなるため、下カバー体61に浮きが生じるおそれがある。この結果、下カバー体61およびケース本体21の間で局所的な隙間が生じて、十分なシール性を得ることが難しくなる。
これに対して、本実施の形態では、シール部材71の大断面部72が、ボルト81pおよびボルト81q間の間隔P1の区間に配置されている。間隔P1は、ボルト81qおよびボルト81rの間の間隔P2よりも短く、ボルト81sおよびボルト81pの間の間隔P4よりも短い。このような構成により、ボルト81pおよびボルト81qによる締結力を、大断面部72に対する荷重としてより大きく作用させることができる。これにより、複数のボルト81による下カバー体61の締結時に大断面部72をより確実に圧縮変形させることが可能となり、下カバー体61およびケース本体21の間において十分なシール性を確保することができる。
以上に説明した、実施の形態1における蓄電装置10の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における蓄電装置10は、蓄電素子としての円筒電池30を収容するケース本体21と、ケース本体21に取り付けられ、ケース本体21とともに内部空間としての排気通路23を形成するカバー体としての下カバー体61と、下カバー体61およびケース本体21の間に介挿される閉環状のシール部材71と、シール部材71が延びる周方向に沿って互いに間隔を隔てて設けられ、下カバー体61をケース本体21に締結する複数の締結部材としてのボルト81とを備える。シール部材71は、シール部材71が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部72を有する。互いに隣り合うボルト81の間には、第1間隔としての間隔P2(間隔P4)と、間隔P2(間隔P4)よりも短い第2間隔としての間隔P1とがある。大断面部72は、間隔P1の区間に配置される。
このように構成された、実施の形態1における蓄電装置10によれば、複数の円筒電池30の収容するケース本体21と、ケース本体21に取り付けられる下カバー体61との間において、十分なシール性が確保することができる。
なお、本開示におけるシール部材は、発泡シーラに限られず、発泡性を有しない樹脂シール材から構成されてもよい。本実施の形態では、本開示における蓄電素子が円筒電池30である場合を説明したが、これに限られず、本開示における蓄電素子は、たとえば、角型電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。
(実施の形態2)
図11は、実施の形態2における蓄電装置を示す分解組み立て図である。図12は、図11中のケース本体を示す平面図である。
本実施の形態における蓄電装置は、実施の形態1における蓄電装置10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図11および図12を参照して、本実施の形態における蓄電装置は、円筒電池(不図示)を収容するケース本体121と、ケース本体121に取り付けられ、ケース本体121とともに、円筒電池を収容する内部空間123を形成するカバー体161と、ケース本体121およびカバー体161の間に介挿される閉環状のシール部材171と、シール部材171が延びる周方向において互いに間隔を隔てて設けられ、カバー体161をケース本体121に締結する複数のボルト181とを備える。
ケース本体121の内部には、仕切り板126が設けられている。内部空間123は、仕切り板126により複数の空間に区画されている。ケース本体121は、一方向を向いて開口する開口部122を有する。カバー体161は、開口部122を閉塞するように設けられている。
ケース本体121は、その構成部位として、周縁部124を有する。周縁部124は、開口部122によるケース本体121の開口面を取り囲むように帯状に延びている。周縁部124には、複数のボルト締め付け孔182が設けられている。カバー体161をケース本体121に締結する複数のボルト181は、それぞれ、複数のボルト締め付け孔182に締め付けられている。シール部材171は、周縁部124が帯状に延びる周方向に沿って設けられている。
なお、図12中では、図示の便宜上、シール部材171が2点鎖線により示されている。
シール部材171は、シール部材171が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部172を有する。互いに隣り合うボルト181の間には、第1間隔としての、ボルト181rおよびボルト181q間の間隔P2と、間隔P2よりも短い第2間隔としての、ボルト181qおよびボルト181p間の間隔P1とがある。大断面部172は、間隔P1の区間に配置される。
このように構成された、実施の形態2における蓄電装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示は、たとえば、車両駆動用の蓄電装置に適用される。
10 蓄電装置、21,121 ケース本体、23 排気通路、30 円筒電池、31 正極端子、32 負極端子、34 接着剤、36 樹脂ケース、37,52 孔、41 正極バスバー板、42 上カバー体、46 負極バスバーアセンブリ、48 負極バスバー板、51 散熱板、61 下カバー体、62 中央部、63,124 周縁部、65,65p,65q,65r,65s ボルト挿入孔、71,171 シール部材、72,172 大断面部、73 小断面部、77 発泡シーラ、78 塗布開始部分、79 塗布終了部分、81,81p,81q,81r,81s,181,181p,181q,181r ボルト、122 開口部、123 内部空間、126 仕切り板、161 カバー体、182 ボルト締め付け孔。

Claims (1)

  1. 蓄電素子を収容するケース本体と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記ケース本体とともに内部空間を形成するカバー体と、
    前記カバー体および前記ケース本体の間に介挿される閉環状のシール部材と、
    前記シール部材が延びる周方向において互いに間隔を隔てて設けられ、前記カバー体を前記ケース本体に締結する複数の締結部材とを備え、
    前記シール部材は、前記シール部材が延びる周方向に直交する平面により切断された場合に、他の断面位置における断面積よりも大きい断面積を有する大断面部を有し、
    互いに隣り合う前記締結部材間には、第1間隔と、前記第1間隔よりも短い第2間隔とがあり、
    前記大断面部は、前記第2間隔の区間に配置される、蓄電装置。
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