JP2019132587A - 分析用トレー - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からの光や同一トレー上の他の分析部での生物発光あるいは化学発光に伴って生じた光が侵入して来ることによりセンサ(PMT等)の検知感度が低下するのを防止して、測定精度を向上させる。【解決手段】液状物を貯留する1または2以上の液体槽(72)と、前記液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解する部位となる1または2以上の検出部(73,30)と、前記液体槽と前記検出部とを繋ぎ前記液体槽と前記検出部との間で前記液状物を流すための1または2以上の流路(75)とが形成されているトレー本体(11)を備え液状物の分析に供する分析用トレーにおいて、前記トレー本体の表面には、前記液体槽と前記検出部および前記流路を覆う第1フィルム(13)を被着し、少なくとも前記検出部の形成領域の上方には遮光層(16)を設け、前記遮光層の前記検出部に対応する部位に開口(16a)を形成するようにした。【選択図】図2
Description
本発明は、液状の試料を貯留可能な複数の凹部および該凹部を接続する流路と流路を介して複数の凹部から供給された異なる試料が相互作用する検出部とを備えた分析用トレーに関する。
従来、汚染有害物質、細菌、ウィルス等の光学検査では、ガラス等からなる板状のセルを形成し、その表面に検査対象物と検査液を載せて行うのが一般的であった。また、このような検査では、大型の検査装置に、上記セルをセットして検査を行う必要があり、検査対象物を採取した後、検査装置を設置した別の場所に搬送し、検査を行う必要があったため、検査結果が出るまでに長い時間を要するとともに、検査対象物の量もある程度採取する必要があった。
そのため、持ち運びが可能で場所を選ばずどこでも簡単かつ極微量の検査対象物でも精度の高い検査ができる技術が要望されている。かかる要請に応えるべく、最近では、板状あるいは円板状のセルの表面に流路と検出部を形成したポータブルな分析用トレー(チップ)を用いる分析装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載されている分析用トレーを用いた分析装置は、小型化が可能で短時間に分析を行えるという利点を有するものの、分析用トレーの表面に、液槽、流路および検出部が形成され、液槽から検出部へ液体を移送させるために、各液槽毎にプランジャとシリンダとモータとからなるアクチュエータユニットを設ける必要がある。これに伴い、表面処理装置に入れる分析用トレーの数に制約が生じ、コストアップにつながるという課題があった。
特許文献1に記載されている分析用トレーを用いた分析装置は、小型化が可能で短時間に分析を行えるという利点を有するものの、分析用トレーの表面に、液槽、流路および検出部が形成され、液槽から検出部へ液体を移送させるために、各液槽毎にプランジャとシリンダとモータとからなるアクチュエータユニットを設ける必要がある。これに伴い、表面処理装置に入れる分析用トレーの数に制約が生じ、コストアップにつながるという課題があった。
そこで、液状の試料を貯留可能な複数の凹部(液槽)および該凹部を接続する流路を備えるとともに、厚さ方向に貫通若しくは窪む接続部と、基板の一方の表面から接続部に取り付け可能に構成され液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解する領域となる検出部とを備える分析ユニット部を基板上に複数個を設け、回転により生じる遠心力で液状物を移送させることができる分析用トレーの発明が提案されている(特許文献2、3)。
しかしながら、特許文献2や3に記載されている分析用トレーにあっては、同一トレー上の他の分析部での生物発光あるいは化学発光に伴い生じた光が侵入して来ることにより、センサ(PMT等)の検知感度が悪くなり測定精度が低下する。また、分析装置によっては、外部からの光で検知感度が悪くなるという課題があることが明らかになった。
また、特許文献2や3に記載されている液状の試料を貯留可能な複数の凹部および該凹部を連通する流路と、接続部および該接続部に取り付け可能な検出部とを備えた分析用トレーを用いた分析装置にあっては、分析用トレーの各液槽への液状試料の注入を手作業で行うものであり、作業者の負担が大きく効率も悪かった。
また、特許文献2や3に記載されている液状の試料を貯留可能な複数の凹部および該凹部を連通する流路と、接続部および該接続部に取り付け可能な検出部とを備えた分析用トレーを用いた分析装置にあっては、分析用トレーの各液槽への液状試料の注入を手作業で行うものであり、作業者の負担が大きく効率も悪かった。
そこで、本発明者らは、分析対象の液状物や液状物の分析に使用する試薬を分析用トレーの所定の液槽部に注入するためのシリンジと注入針を備え、分析用トレーを用いた分析を自動的に実施することができる液状物分析装置を開発し、先に特許出願を行なった(特願2017−77336)。上記先願の液状物分析装置により液状物の分析をかなり効率良く行えるようになった。しかし、特許文献2や3に記載されている分析用トレーにあっては、上記先願の液状物分析装置によって半自動的に液状物の分析を行えるものの、所定量の液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要があり、効率が充分向上しておらず改善の余地があった。
本発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的は、外部からの光や同一トレー上の他の分析部での生物発光あるいは化学発光に伴って生じた光が侵入して来ることによりセンサ(PMT等)の検知感度が低下するのを防止して、測定精度を向上させることができる分析用トレーを提供することにある。
本発明の他の目的は、液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要がなく効率を高めることができる分析用トレーを提供することにある。
本発明の他の目的は、液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要がなく効率を高めることができる分析用トレーを提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明は、
液状物を貯留する1または2以上の液体槽と、前記液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解することが可能な1または2以上の検出部と、前記液体槽と前記検出部とを繋ぎ前記液体槽と前記検出部との間で前記液状物を流すための1または2以上の流路とが形成されているトレー本体を備え液状物の分析に供する分析用トレーであって、
前記トレー本体の表面には、前記液体槽と前記検出部および前記流路を覆うフィルムが被着され、
少なくとも前記検出部の形成領域の上方には遮光層が設けられ、
前記遮光層の前記検出部に対応する部位に開口が形成されているようにしたものである。
液状物を貯留する1または2以上の液体槽と、前記液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解することが可能な1または2以上の検出部と、前記液体槽と前記検出部とを繋ぎ前記液体槽と前記検出部との間で前記液状物を流すための1または2以上の流路とが形成されているトレー本体を備え液状物の分析に供する分析用トレーであって、
前記トレー本体の表面には、前記液体槽と前記検出部および前記流路を覆うフィルムが被着され、
少なくとも前記検出部の形成領域の上方には遮光層が設けられ、
前記遮光層の前記検出部に対応する部位に開口が形成されているようにしたものである。
上記のような構成によれば、検出部の形成領域の上方に遮光層が形成されているため、外部からの光や同一トレー上の他の検出部(分析部)での生物発光あるいは化学発光に伴って生じた光や検出光が侵入して来るのを防止することができ、それによってセンサ(PMT等)の検知感度が低下するのを防止して、測定精度を向上させることができる。また、遮光層の前記検出部に対応する部位に開口が形成されているため、遮光層に邪魔されずに、検出部の状態をセンサによって検出することができる。
ここで、望ましくは、前記遮光層は前記トレー本体の外縁部まで形成され、
前記トレー本体の外縁部には細孔が形成され、前記遮光層の前記細孔と重なる部位に細孔が設けられているようにする。
かかる構成によれば、トレー本体の外縁部まで遮光層が形成されているため、検出部への光の侵入をより一層防止することができる。また、トレー本体の外縁部に細孔が形成されているため、この細孔を利用してトレー本体の位置決めを行うことができるとともに、遮光層にも細孔が設けられているため、トレー本体の外縁部まで遮光層を形成してもトレー本体の位置決めを行うことができる。
前記トレー本体の外縁部には細孔が形成され、前記遮光層の前記細孔と重なる部位に細孔が設けられているようにする。
かかる構成によれば、トレー本体の外縁部まで遮光層が形成されているため、検出部への光の侵入をより一層防止することができる。また、トレー本体の外縁部に細孔が形成されているため、この細孔を利用してトレー本体の位置決めを行うことができるとともに、遮光層にも細孔が設けられているため、トレー本体の外縁部まで遮光層を形成してもトレー本体の位置決めを行うことができる。
また、望ましくは、予め液状物を貯留しておくための1または2以上の液貯留槽と、前記トレー本体の前記液体槽のいずれかに対応する部位に形成された1または2以上の連通孔と、前記液貯留槽と前記連通孔とを繋ぐ液流路と、前記液貯留槽に接続された通気路とを有し、表面に前記液貯留槽と前記連通孔および前記液流路を覆うフィルムが被着されているとともに、前記トレー本体の上面中央部に接合されるカートリッジをさらに備えるように構成する。
上記のような構成によれば、液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要がなく、予め検査対象の液状物や試薬を液貯留槽に貯留したカートリッジを接合するだけで分析を行うことができるため、効率を向上させることができる。
上記のような構成によれば、液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要がなく、予め検査対象の液状物や試薬を液貯留槽に貯留したカートリッジを接合するだけで分析を行うことができるため、効率を向上させることができる。
さらに、望ましくは、前記トレー本体には前記連通孔が対応されていない液体槽があり、
前記カートリッジの前記連通孔が対応されていないいずれかの前記液体槽に対応する部位に貫通孔が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、カートリッジに設けられている貫通孔から直接下方のトレー本体に設けられている液体槽へ所望の液状物を注入することができるため、多種多様な反応を伴う分析を行うことができる。また、貫通孔から直接下方のトレー本体に設けられている液体槽へ洗浄液を注入することで、余分な発光を減らしてセンサ(PMT等)の検知感度を高めることができる。
前記カートリッジの前記連通孔が対応されていないいずれかの前記液体槽に対応する部位に貫通孔が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、カートリッジに設けられている貫通孔から直接下方のトレー本体に設けられている液体槽へ所望の液状物を注入することができるため、多種多様な反応を伴う分析を行うことができる。また、貫通孔から直接下方のトレー本体に設けられている液体槽へ洗浄液を注入することで、余分な発光を減らしてセンサ(PMT等)の検知感度を高めることができる。
また、望ましくは、前記遮光層は、前記検出部の形成領域の上方であって前記トレー本体に接合された前記カートリッジの外側方に形成されているようにする。
かかる構成によれば、カートリッジに遮光層を設ける必要がないため、分析用トレーの製造にかかるコストを抑えることができる。
かかる構成によれば、カートリッジに遮光層を設ける必要がないため、分析用トレーの製造にかかるコストを抑えることができる。
本発明に係る分析用トレーによれば、外部からの光や隣接する分析部における生物発光や化学発光に伴い生じる光が漏れて侵入して来ることによりセンサ(PMT等)の検知感度が低下するのを防止して、測定精度を向上させることができる。また、液状物や試薬を分析用トレーの所定の液槽部に毎回順番に注入して行く必要がなく効率を高めることができるという効果がある。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る分析用トレーの一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態の分析用トレーの分解斜視図、図2は本実施形態の分析用トレーを構成する各部材を結合した状態を示すもので、(A)はカートリッジを使用する第1形態の斜視図、(B)はカートリッジを使用しない第2形態の斜視図である。また、図3は本実施形態の分析用トレーの主要部品であるトレー本体を示すもので、(A)は平面図、(B)は下面(裏面)に検出用パーツを装着した状態を示す側面図、(C)は裏面図である。
本実施形態の分析用トレー10は、図1に示されているように、液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解することが可能な検出部を備えた複数の分析部(図3の符号17)を有する円板状のトレー本体11と、該トレー本体11よりも小さな径を有しトレー本体11の上面中央に接合される円板状のカートリッジ12とを備える。
上記トレー本体11とカートリッジ12は、例えばガラスあるいはアクリル樹脂のような透光性材料で形成されている。なお、トレー本体11とカートリッジ12を透光性材料で形成することにより、使用済みの分析用トレーであるのか未使用の分析用トレーであるのか容易に目視で判別できるとともに、使用済みの分析用トレーの場合、分析に供した部位を容易に判別することができるという利点がある。ただし、カートリッジ12は、試薬を保存しておく場合、内包試薬の分解もしくは反応を防ぐため、遮光可能な色、例えば黒色もしくは褐色の材料で形成されても良い。
上記トレー本体11とカートリッジ12は、例えばガラスあるいはアクリル樹脂のような透光性材料で形成されている。なお、トレー本体11とカートリッジ12を透光性材料で形成することにより、使用済みの分析用トレーであるのか未使用の分析用トレーであるのか容易に目視で判別できるとともに、使用済みの分析用トレーの場合、分析に供した部位を容易に判別することができるという利点がある。ただし、カートリッジ12は、試薬を保存しておく場合、内包試薬の分解もしくは反応を防ぐため、遮光可能な色、例えば黒色もしくは褐色の材料で形成されても良い。
また、トレー本体11の表面とカートリッジ12の表面には、中心部を除き、透明もしくは半透明の表面被覆フィルム13と14でそれぞれ覆われ、後に説明する各液槽部内の液状物が溢れ出ない構成となっている。トレー本体11とカートリッジ12との間(正確にはトレー本体11の表面のフィルム13とカートリッジ12の下面との間)には、上面と下面に接着剤層が形成されている円形の両面接着シート15が介在されており、この両面接着シート15によってトレー本体11とカートリッジ12とが接合されるように構成されている。なお、表面被覆フィルム13、14と両面接着シート15には、空気や液体を通過させるための複数の細孔が形成されている。この細孔の具体的な形成箇所と機能については後に説明する。
さらに、本実施形態の分析用トレーは、トレー本体11の径とほぼ同一の外径とカートリッジ12の径とほぼ同一の径の開口部を有する遮光シート16を備えている。この遮光シート16は、図2(A),(B)に示すように、トレー本体11の上面(正確にはフィルム13の表面)に接合されて、上方からの光を遮る機能を有している。遮光シート16は、遮光性を有し反射性の低いシート状のものであればどのような材質であっても良く、例えば黒色の紙、金属板、有色の合成樹脂板などであってもよい。また、合成樹脂板の場合、光を遮断できるものであれば、黒色に限定される必要はないとともに、半透明のものであっても良い。
なお、検出用パーツ30が接続される遮光シート16のトレー本体11側の接続部73に対応する部位には開口穴16aが形成されており、この開口穴16aにセンサ(PMT等)を接近させることで、生物発光や化学発光に伴い生じる光や検出のために照射された反射光を検出することができる。
なお、検出用パーツ30が接続される遮光シート16のトレー本体11側の接続部73に対応する部位には開口穴16aが形成されており、この開口穴16aにセンサ(PMT等)を接近させることで、生物発光や化学発光に伴い生じる光や検出のために照射された反射光を検出することができる。
上記のように、本実施形態の分析用トレーにおいては、トレー本体11の表面を覆うように接合された遮光シート16を備えているため、外部からの光や同一トレー上の他の分析部や後述の廃液を貯留する液槽から漏れた光が遮光シート16によって遮断され、検知しようとしている分析部へ侵入することによりセンサ(PMT等)の検知感度が低下するのを防止して、測定精度を向上させることができる。遮光シート16として黒色の画用紙を使用して行なった実験では、遮光シート16を設けた場合には設けない場合に比べて分析部へ侵入する光の量が1/100程度に抑制されることを確認することができた。
なお、分析用トレー10は、図2(A)に示すように、トレー本体11の上面にカートリッジ12を接合した状態のものが望ましいが、図2(B)に示すように、カートリッジ12を接合せず、トレー本体11の外側部位の上面を遮光シート16で被覆しただけのものであっても良い。図2(B)に示す分析用トレー10’は、例えば本発明者らが先に開発し、特許出願した液状物分析装置などを使用して注入針でトレー本体11の液槽に、分析対象の液状物や試薬を直接注入し、反応させることで、分析を行うことができる。
図3に示されているように、トレー本体11は、複数(例えば15個)の液状物を注入して一括で分析できるように、コンパクトディスク型のトレーとして形成され、同一形態の単位分析部17が15個円周方向に沿って配置されるとともに、各単位分析部17が全体として放射状をなすように配設されている。これにより、トレー本体11は、これを回転させると遠心力が作用することによって中心から径方向外側へ液状物を移送可能な構造を有することとなる。また、トレー本体11の中央には、分析用トレーが載置される液状物分析装置の回転テーブルに設けられている芯出し用の軸に嵌合される中心穴11Aが形成されている。
15個の単位分析部17は同一の形態を有するので、以下、図4を用いて、そのうちの一つについて構成を詳しく説明する。なお、単位分析部17の数は15個に限定されるものではない。
図4に示されているように、各単位分析部17は、最も中央寄りに位置し液状物を貯留する電球形の凹部からなる第1液槽72Aと、そのやや外側に位置し液状物を貯留する電球形の凹部からなる第2液槽72Bと、第2液槽72Bのトレー径方向外側(図4では下方)に位置し、後に説明する検出用パーツ30(図6参照)を接続するための円形状の貫通孔からなる接続部73とを備える。
図4に示されているように、各単位分析部17は、最も中央寄りに位置し液状物を貯留する電球形の凹部からなる第1液槽72Aと、そのやや外側に位置し液状物を貯留する電球形の凹部からなる第2液槽72Bと、第2液槽72Bのトレー径方向外側(図4では下方)に位置し、後に説明する検出用パーツ30(図6参照)を接続するための円形状の貫通孔からなる接続部73とを備える。
また、各単位分析部17は、上記接続部73のさらに外側に位置するほぼ楕円状の凹部からなる第3液槽72Cと、接続部73および第3液槽72Cの側方に位置し余剰分の液状物を貯留するほぼ三角形状の凹部からなるオーバーフロー槽74を備える。各液槽72A〜72Cおよびオーバーフロー槽74の形状は、図示のものに限定されるものではない。第3液槽72Cは、分析終了後に検出用パーツ30の上方空隙から遠心力で排出された液状物を貯留したり、予め試薬を注入しておいて、試薬と反応させる反応室として利用したりすることができる。
上記接続部73の周縁のトレー中央寄りの部位には、トレー表面よりも一段低くなるように形成された比較的浅い凹部領域73aが設けられている。そして、上記第1液槽72Aと凹部領域73aとの間は溝状の第1流路75Aによって、また上記第2液槽72Bと凹部領域73aとの間は溝状の第2流路75Bによって、上記接続部73と第3液槽72Cとの間は溝状の第3流路75Cによって、上記凹部領域73aとオーバーフロー槽74との間は溝状の第4流路75Dによって、それぞれ液状物を移送可能に連通されている。第3流路75Cは、他の流路75A,75B,75Dよりも断面積が小さな微小流路として形成され、液状物が流れにくい構成となっている。
上記のように流路75A,75B,75Dと75Cの断面積が異なるため、分析用トレー10を載置するテーブルの回転数を切り替えることで遠心力を調整して、液状物の流れ方を制御することができる。すなわち、比較的遅い例えば1000rmpのような回転速度でテーブルを回転させることで、流路75A,75Bを通して液槽72A,72B内の液状物を検出用パーツ30の上方空隙へ移動させて停止し、反応物の検出後に速度を上げて例えば3000rmpのような回転速度でテーブルを高速回転させることで、流路75Cを通して検出用パーツ30の上方空隙内の液状物を第3液槽72Cへ移送させることができる。
さらに、トレー本体11の上記接続部73と第3液槽72Cとオーバーフロー槽74の近傍であってトレー中央寄りの位置には、遠心力で液状物が内側の液槽から接続部73、第3液槽72C、オーバーフロー槽74へそれぞれ移送侵入される際に、空気の逃げ道となる流路76A,76B,76Cおよび凹部77A,77B,77Cが形成されている。
さらに、トレー本体11の上記接続部73と第3液槽72Cとオーバーフロー槽74の近傍であってトレー中央寄りの位置には、遠心力で液状物が内側の液槽から接続部73、第3液槽72C、オーバーフロー槽74へそれぞれ移送侵入される際に、空気の逃げ道となる流路76A,76B,76Cおよび凹部77A,77B,77Cが形成されている。
次に、図5(A),(B)を用いて、上記トレー本体11の上面に接合されるカートリッジ12の詳細について説明する。カートリッジ12は、注入針に代わって、トレー本体11の上記第1液槽72Aと第2液槽72Bへ分析対象の液状物や試薬を注入するための治具として機能する基板である。
図5(A)に示すように、カートリッジ12には、中心穴12Aが形成されているとともに、トレー本体11の15個の単位分析部17に対応して、円周方向に沿って15個の液供給部20が設けられている。15個の液供給部20は同一の形態を有するので、以下、図5(B)を用いて、そのうちの一つについて構成を詳しく説明する。
図5(A)に示すように、カートリッジ12には、中心穴12Aが形成されているとともに、トレー本体11の15個の単位分析部17に対応して、円周方向に沿って15個の液供給部20が設けられている。15個の液供給部20は同一の形態を有するので、以下、図5(B)を用いて、そのうちの一つについて構成を詳しく説明する。
図5(B)に示されているように、各液供給部20には、縁部から少し離れた位置に液状物や試薬を貯留する長円形の凹部からなる一対の液貯留槽21A,21Bと、液貯留槽21A,21Bよりも径方向内側(図では上方)位置に設けられた円形状の小孔22A,22Bと、該小孔22A,22Bと上記液貯留槽21A,21Bを接続する直線状の通気路23A,23Bとが設けられている。
また、液供給部20には、液貯留槽21A,21Bよりも径方向外側(図では下方)であって円周方向に少しずれた位置に設けられた円形状の連通孔24A,24Bと、該連通孔24A,24Bと上記液貯留槽21A,21Bを接続する「へ」の字状の液通路25A,25Bとが設けられている。本実施例では、液通路25A,25Bは、カートリッジ12を構成する基板の表面に形成された溝からなる。
また、液供給部20には、液貯留槽21A,21Bよりも径方向外側(図では下方)であって円周方向に少しずれた位置に設けられた円形状の連通孔24A,24Bと、該連通孔24A,24Bと上記液貯留槽21A,21Bを接続する「へ」の字状の液通路25A,25Bとが設けられている。本実施例では、液通路25A,25Bは、カートリッジ12を構成する基板の表面に形成された溝からなる。
さらに、液供給部20には、連通孔24Bの近傍であって径方向内側の位置に大きめの貫通孔26が設けられている。なお、この貫通孔26は、図4に示されているトレー本体11側の単位分析部17を構成する電球形の第2液槽72Bの頭部(小径部)に対向する位置に設けられている。また、上記連通孔24Aと24Bは、トレー本体11側の電球形の第1液槽72Aと第2液槽72Bの大径部に対向する位置に設けられている。
図5には示されていないが、カートリッジ12の上面は前記フィルム14で被覆されており、表面被覆フィルム14の上記貫通孔26に対応する部位には穴14a(図1参照)が形成されている。また、カートリッジ12の表面被覆フィルム14の上記小孔22A,22Bに対応する部位に針で穴を開けて回転させると、小孔22A,22Bが通気孔となり、液貯留槽21A,21B内の液体が遠心力で外側へ移動し液通路25A,25Bおよび連通孔24A,24Bを通って、トレー本体11側の第1液槽72Aと第2液槽72Bに供給可能になっている。
なお、前述したように、トレー本体11の上面は前記フィルム13で被覆されているので、トレー本体11にカートリッジ12を接合させる際には、フィルム13の第1液槽72Aと第2液槽72Bおよび連通孔24A,24Bに対応する部位に穴13a,13b(図1参照)を開けておく必要がある。これにより、カートリッジ12の液貯留槽21A,21B内の液体を第1液槽72Aと第2液槽72Bに供給することができる。
また、フィルム13のカートリッジ12側の上記貫通孔26に対応する部位にも穴13c(図1参照)を開けておく。これにより、トレー本体11の上面が前記フィルム13で被覆されカートリッジ12がトレー本体11に接合されていても、注入針を用い貫通孔26を通して洗浄液等の液体を第2液槽72Bへ直接注入可能になる。
また、フィルム13のカートリッジ12側の上記貫通孔26に対応する部位にも穴13c(図1参照)を開けておく。これにより、トレー本体11の上面が前記フィルム13で被覆されカートリッジ12がトレー本体11に接合されていても、注入針を用い貫通孔26を通して洗浄液等の液体を第2液槽72Bへ直接注入可能になる。
次に、図6を用いて、上記接続部73に接続される検出用パーツ30について説明する。検出用パーツ30は、液状物を検出、反応、吸着、脱離あるいは分解する機能を有する部品であり、分析用トレー10とは別個の部品として、例えば合成樹脂あるいはゴムなどの弾性材により形成されることで分析用トレー10の上記接続部73に着脱可能に構成されている。なお、図6において、(a)は検出用パーツ30の平面図、図6(b)は図6(a)におけるB−B線に沿った検出用パーツ30の断面図を示す。
図6(b)に示すように、検出用パーツ30は、円板状の台座部31と該台座部31の上部に一体に設けられた円錐台部32とを有し、台座部31の底面には内側(図では上方)へ向かって窪む凹部33が形成されている。これにより、径方向へ変形容易となり、径方向内側へ縮めた状態で、分析用トレー10の接続部73に挿入した後、径方向外側へ広がることで、図6(C)に示すように、接続部73にぴったりと嵌合し接続部73から抜けにくくなるように構成されている。
また、検出用パーツ30は、円錐台部32の上面に検出コート層34を備える。この検出コート層34は、例えば化学発光法を利用した分析が可能な層あるいは抗原抗体反応(免疫反応)に利用される特定の抗体を含む層とする。
さらに、検出用パーツ30は、分析用トレー10の接続部73に挿入した際に、図6(c)に示すように、上記検出コート層34の上面が、接続部73周縁に形成されている上記凹部領域73aの底面と同一もしくはこれよりも低くなるように構成されている。これにより、流路75A,75Bより移送されてきた液状物は、凹部領域73aへ流れ落ち、検出コート層34の上面へ速やかに流動して接触することとなる。
なお、検出用パーツ30は、上述したような弾性変形を利用した装着形態の代わりに、台座部31または円錐台部32の外周に雄ネジを形成するとともに接続部73の内周面に雌ネジを形成して、雄ネジと雌ネジの螺合によって装着する形態としても良い。
なお、検出用パーツ30は、上述したような弾性変形を利用した装着形態の代わりに、台座部31または円錐台部32の外周に雄ネジを形成するとともに接続部73の内周面に雌ネジを形成して、雄ネジと雌ネジの螺合によって装着する形態としても良い。
上記のような構成を有する分析用トレー10および検出用パーツ30によれば、検出用パーツ30をトレー本体11の接続部73に挿入して装着し、トレー本体11の第1液槽72Aと第2液槽72Bにそれぞれ所定の液状物を注入してから、分析用トレー10を分析装置の回転テーブル上に載置し、分析用トレー10を回転させる。すると、遠心力によって第1液槽72Aと第2液槽72B内の液状物が流路75A,75Bを通って外側へ移送され、接続部73周縁の凹部領域73aへ流れ落ち、検出コート層34の上面へ流動して接触し、液状物分析装置に設けられているセンサにより状態を検出し分析することができるようになる。
また、反応または分析終了後に、再び分析用トレー10を回転させると、遠心力によって検出コート層34の上面の液状物(反応物)が流路75Cを通って外側の第3液槽72Cへ移送され、排液として貯留される。また、第3液槽72Cに予め所定の試薬を注入しておいて、試薬と反応させることができる。この反応としては、例えば中和反応、抗原抗体反応、酵素反応、呈色反応などがあり、反応結果をセンサ(PMT等)で検出することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の分析用トレーの変形例を、図7および図8を用いて説明する。
第1の変形例は、図7に示すように、トレー本体11の周縁部に位置決め用の細孔19を設けたものである。この細孔19を設けたことにより、分析装置側にホトインターラプタのような位置検出センサを設けて、トレー本体11の角度位置を検出して回転テーブルを停止させ、針を降下させることで、トレー本体やカートリッジ表面を覆うフィルムの所定の位置に穴を開けたり所望の液槽に薬液等を注入したりすることができる。
次に、上記実施形態の分析用トレーの変形例を、図7および図8を用いて説明する。
第1の変形例は、図7に示すように、トレー本体11の周縁部に位置決め用の細孔19を設けたものである。この細孔19を設けたことにより、分析装置側にホトインターラプタのような位置検出センサを設けて、トレー本体11の角度位置を検出して回転テーブルを停止させ、針を降下させることで、トレー本体やカートリッジ表面を覆うフィルムの所定の位置に穴を開けたり所望の液槽に薬液等を注入したりすることができる。
また、トレー本体11の上記位置決め用の細孔19に対応して、遮光シート16にも細孔16dを形成しておく。これにより、トレー本体11の上面全体を覆う遮光シート16を接合したとしても、分析装置における位置決め動作に支障を来たすことがないとともに、周縁部まで遮光シート16で覆うことによってトレー本体11の周縁部からの光の進入を防止することができ、より優れた遮光効果が得られるようになる。
第2の変形例は、カートリッジ12の液貯留槽21A,21Bに予め薬液等を貯留しておく代わりに、図8に示すように、加工食品等の包装に使用されている技術を用いて、剛性のあるプレート41の下面に、柔軟性のある樹脂シートで形成され液貯留槽21A,21Bに対応した配置と大きさを有する複数の袋42を貼着してなる容器40の各袋42の中に試薬等を入れておいて、容器を液貯留槽21A,21Bの底壁に押し付けることで、袋42を破裂させて内部の液体を注入するようにしたものである。なお、容器40を押し付けた際に袋を破れ易くするために、液貯留槽21A,21Bの底壁に突起を形成しておくようにしても良い。
また、上記のような容器をカートリッジ12に押し付ける代わりに、カートリッジ12を省略してトレー本体11の液槽72A,72Bに直接押し付けるように構成しても良い。
また、上記のような容器をカートリッジ12に押し付ける代わりに、カートリッジ12を省略してトレー本体11の液槽72A,72Bに直接押し付けるように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態は、トレー本体11の表面に遮光シート16が接合されていると説明したが、遮光シート16の代わりに遮光性の塗料を塗布して形成した塗膜であっても良い。
また、上記実施形態においては、トレー本体11の表面にのみ遮光シート16を設けるようにしているが、トレー本体11の表面およびカートリッジ12の表面さらには側面にも遮光層を設けるようにしても良い。また、トレー本体11は円形のものに限定されず、多角形をなすものであっても良い。
また、上記実施形態においては、トレー本体11の表面にのみ遮光シート16を設けるようにしているが、トレー本体11の表面およびカートリッジ12の表面さらには側面にも遮光層を設けるようにしても良い。また、トレー本体11は円形のものに限定されず、多角形をなすものであっても良い。
10 分析用トレー
11 トレー本体
12 カートリッジ
13 表面被覆フィルム
16 遮光シート
17 単位分析部
19 位置決め用の細孔
21A,21B 液貯留槽
22A,22B 小孔
23A,23B 通気路
24A,24B 連通孔
25A,25B 液通路
72A〜72C 液槽
73 接続部(検出部)
74 オーバーフロー槽
75A〜75D 流路
30 検出用パーツ(検出部)
11 トレー本体
12 カートリッジ
13 表面被覆フィルム
16 遮光シート
17 単位分析部
19 位置決め用の細孔
21A,21B 液貯留槽
22A,22B 小孔
23A,23B 通気路
24A,24B 連通孔
25A,25B 液通路
72A〜72C 液槽
73 接続部(検出部)
74 オーバーフロー槽
75A〜75D 流路
30 検出用パーツ(検出部)
Claims (5)
- 液状物を貯留する1または2以上の液体槽と、前記液状物を検出、反応、吸着、脱離もしくは分解することが可能な1または2以上の検出部と、前記液体槽と前記検出部とを繋ぎ前記液体槽と前記検出部との間で前記液状物を流すための1または2以上の流路とが形成されているトレー本体を備え液状物の分析に供する分析用トレーであって、
前記トレー本体の表面には、前記液体槽と前記検出部および前記流路を覆う第1フィルムが被着され、
少なくとも前記検出部の形成領域の上方には遮光層が設けられ、
前記遮光層の前記検出部に対応する部位に開口が形成されていることを特徴とする分析用トレー。 - 前記遮光層は前記トレー本体の外縁部まで形成され、
前記トレー本体の外縁部には細孔が形成され、前記遮光層の前記細孔と重なる部位に細孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分析用トレー。 - 予め液状物を貯留しておくための1または2以上の液貯留槽と、前記トレー本体の前記液体槽のいずれかに対応する部位に形成された1または2以上の連通孔と、前記液貯留槽と前記連通孔とを繋ぐ液流路と、前記液貯留槽に接続された通気路とを有し、表面に前記液貯留槽と前記連通孔および前記液流路を覆うフィルムが被着されているとともに、前記トレー本体の上面中央部に接合されるカートリッジをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の分析用トレー。
- 前記トレー本体には前記連通孔が対応されていない液体槽があり、
前記カートリッジの前記連通孔が対応されていないいずれかの前記液体槽に対応する部位に貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の分析用トレー。 - 前記遮光層は、前記検出部の形成領域の上方であって前記トレー本体に接合された前記カートリッジの外側方に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の分析用トレー。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117074707A (zh) * | 2023-08-18 | 2023-11-17 | 深圳市瑞景智造生命科技有限公司 | 一种全自动化学发光分析仪 |
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2018
- 2018-01-29 JP JP2018012183A patent/JP2019132587A/ja active Pending
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