JP2019132181A - エア搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エア供給源の騒音を効果的に抑制することができるエア搬送装置を提供する。【解決手段】エア搬送装置2は、エアを吸引して送出するブロワ31と、ブロワ31が内部空間30gに収納され、ブロワ31が吸引するエアを外部から前記内部空間30gに取り入れるための吸気路40を有する筐体30とを備える。吸気路40は、筐体30の外部と直接連通し且つ内部空間30gとは直接連通していない外側路41と、外側路41と内部空間30gとを連通する内側路42と、を有する。外側路41における筐体30の外部に開口する外側吸気口41aと、内側路42における外側路41に開口する内側吸気口41bとが、互いに異なる方向に開口している。【選択図】図17

Description

本発明は、エア搬送装置に関する。
例えば、寒冷地等では、暖房装置の熱源として使用される木質のペレットを貯蔵するサイロが屋外に設置されている。このようなサイロにペレットを投入する方法として、エア搬送装置を用いる投入方法がある。この投入方法では、例えば、地上側に設置されたエア搬送装置のブロワ(エア供給源)から延びる送風管と、サイロの上端部に設けられた投入口とを搬送管等で接続し、エア搬送装置に投入されたペレットを、エア搬送により前記搬送管等を介して投入口からサイロ内に投入するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−12937号公報
従来の上記エア搬送装置では、ペレットのエア搬送中の騒音を抑制するために、その騒音源となるブロワは筐体内に収容されている。しかし、この筐体には、ブロワがエアを吸気するための吸気口が形成されるため、その吸気口から外部に騒音が漏れてしまい、結果的にブロワの騒音を効果的に抑制することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、エア供給源の騒音を効果的に抑制することができるエア搬送装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、エアを吸引して送出するエア供給源と、前記エア供給源が収納される内部空間、および前記エア供給源が吸引するエアを外部から前記内部空間に取り入れるための吸気路を有する筐体と、を備えたエア搬送装置であって、前記吸気路は、前記筐体の外部と直接連通し且つ前記内部空間とは直接連通していない外側路と、前記外側路と前記内部空間とを連通する内側路と、を有し、前記外側路における前記筐体の外部に開口する外側吸気口と、前記内側路における前記外側路に開口する内側吸気口とが、互いに異なる方向に開口している、エア搬送装置である。
本発明によれば、筐体の内部空間に収容されたエア供給源は、筐体の外部から、吸気路の外側路および内側路を介して前記内部空間に取り入れられたエアを吸引して送出することができる。その際、外側路の外側吸気口と内側路の内側吸気口とが互いに異なる方向に開口しているため、前記内部空間で発生したエア供給源の騒音が、内側路の内側吸気口から筐体の外部に直接漏れ出るのを抑制することができる。これにより、エア供給源の騒音を効果的に抑制することができる。
(2)前記内側路は1個以上の前記内側吸気口を有し、前記外側路は1個以上の前記外側吸気口を有しており、前記内側路における前記内側吸気口の開口面積の総和が、前記外側路における前記外側吸気口の開口面積の総和以上であるのが好ましい。
この場合、外側吸気口から外側路に取り入れたエアの全量を、内側路の内側吸気口から筐体の内部空間に取り入れることができるので、外側吸気口から外側路に取り入れたエアを、エア供給源が吸引するエアとして最大限に活用することができる。
(3)前記吸気路は少なくとも2個の前記内側路を有し、前記少なくとも2個の内側路の中心線同士が一致しているのが好ましい。
この場合、2個の内側路のうち、一方の内側路を通って外側路に漏れ出たエア供給源の騒音が、他方の内側路から内部空間に戻りやすいため、外側路の外側吸気口から筐体の外部に漏れ出る騒音を低減することができる。その結果、エア供給源の騒音をさらに効果的に抑制することができる。
(4)前記エア供給源に接続され当該エア供給源から送出されたエアを送風する送風管と、前記送風管内のエアと共に搬送される搬送物を当該送風管内に投入するためのホッパとが、前記筐体に取り付けられているのが好ましい。
この場合、ホッパから送風管内に投入された搬送物を、エア供給源が吸引して送出したエアと共に搬送するときの前記エア供給源の騒音を効果的に抑制することができる。
(5)前記外側路は、フォークリフトの一対のフォークがそれぞれ挿入されるように、前記筐体の2箇所に形成されているのが好ましい。
この場合、筐体の2箇所に形成された外側路に、フォークリフトの一対のフォークをそれぞれ挿入することで、エア搬送装置を容易に持ち運びすることができる。
本発明のエア搬送装置によれば、エア供給源の騒音を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るサイロ用投入口装置およびエア搬送装置を備えたサイロ用投入システムを示す側面図であり、落下投入方法によりペレットをサイロ内に投入している状態を示している。 前記サイロ用投入システムを示す側面図であり、エア搬送方法によりペレットをサイロ内に投入している状態を示している。 サイロ用投入口装置を示す拡大側面図である。 サイロ用投入口装置を示す拡大平面図である。 図4のI−I矢視断面図である。 サイロ用投入口装置の変形例を示す平面図である。 図6のII−II矢視断面図である。 図4のIII−III矢視断面図である。 サイロ用投入口装置のサイロに対する取り付け構造を示す分解斜視図である。 サイロ用投入口装置の取り付け構造の変形例を示す拡大断面図である。 サイロ用投入口装置の取り付け構造の他の変形例を示す拡大断面図である。 サイロ用投入口装置の取り付け構造の参考例を示す拡大断面図である。 サイロ用投入口装置の取り付け構造の他の参考例を示す拡大断面図である。 エア搬送装置を示す正面図である。 エア搬送装置を示す平面図である。 エア搬送装置を示す右側面図である。 ボックスを示す斜視図である。 図17のIV−IV矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[サイロ用投入システム]
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るサイロ用投入口装置1およびエア搬送装置2を備えたサイロ用投入システムを示す側面図である。図1および図2において、本実施形態のサイロ用投入システムは、寒冷地において屋外に設置されたサイロ3内に、図示しない暖房装置の熱源として使用される木質のペレット(貯蔵物)を投入して貯蔵する際に用いられる。
サイロ3は、縦長円筒状に形成されており、地上に設置された格子状の架台4によって、地上から所定の高さ位置で支持されている。サイロ3の上端部には、上端開口を有する筒部3aが設けられている。この筒部3aの上端開口は、ペレットを落下投入するための投入口3b(図5参照)とされている。すなわち、このサイロ3は、ペレットの投入方法として落下投入方法を採用して設置されたものである。
サイロ3の下部は円錐円筒状に形成されており、サイロ3の下端には開閉可能な取出口3cが形成されている。これにより、サイロ3は、投入口3bから内部に投入されたペレットを貯蔵し、取出口3cを開放することで、内部に貯蔵されているペレットを外部へ取り出すことができるようになっている。
サイロ3に投入されるペレットは、複数のフレキシブルコンテナバック5に所定量ずつ収容されている。フレキシブルコンテナバック5は、ペレットが収容されるコンテナバック本体5aと、コンテナバック本体5aに固定された引掛部5bとを有する。コンテナバック本体5aは略直方体状に形成され、コンテナバック本体5aの底面には、内部に収容されたペレットを排出可能な排出口5cが開閉可能に設けられている。
前記複数のフレキシブルコンテナバック5は、トラック6の荷台6a上に積み込まれてサイロ3の設置場所まで輸送される。トラック6には、多段式のブーム7aと、ブーム7aの先端部に設けられた吊下フック7bとを備えたクレーン7が搭載されている。クレーン7は、吊下フック7bにフレキシブルコンテナバック5の引掛部5bを引っ掛けることで、フレキシブルコンテナバック5を吊り上げることができるようになっている。本実施形態では、トラック6の荷台6a上に、後述するエア搬送装置2も搭載されている。
[サイロ用投入口装置]
サイロ3の筒部3aの上端部には、サイロ用投入口装置1が後付けされている。サイロ用投入口装置1は、落下投入方法とエア搬送方法の2種類の投入方法のどちらであっても、ペレットをサイロ3内に投入できるようにしたものである。すなわち、本実施形態のサイロ用投入口装置1は、上述のように落下投入方法を採用して設置された既設のサイロ3に対して、落下投入方法およびエア搬送方法のどちらであっても、ペレットをサイロ3内に投入できるようにしたものである。
図1は、サイロ用投入口装置1を用いた落下投入方法によりフレキシブルコンテナ5内のペレットをサイロ3内に投入している状態を示している。図1に示すように、サイロ用投入口装置1を用いた落下投入方法は、フレキシブルコンテナバック5をトラック6のクレーン7によりサイロ用投入口装置1の真上まで吊り上げ、その状態でフレキシブルコンテナバック5内のペレットを排出口5cからサイロ用投入口装置1を介してサイロ3内へ落下投入する方法である。
図2は、サイロ用投入口装置1を用いたエア搬送方法によりフレキシブルコンテナバック5内のペレットをサイロ3内に投入している状態を示している。図2に示すように、サイロ用投入口装置1を用いたエア搬送方法は、トラック6に搭載されたエア搬送装置2の送風管34(後述)に接続された接続ホース8の端部を、サイロ用投入口装置1から架台4に沿って下方に延びる投入ホース9の下端部9aに接続した状態で、トラック6のクレーン7により吊り上げたフレキシブルコンテナバック5をエア搬送装置2の真上まで移動させ、その状態でフレキシブルコンテナバック5内のペレットを、排出口5cからエア搬送装置2に投入し、エア搬送により、接続ホース8、投入ホース9およびサイロ用投入口装置1を介してサイロ3内に投入する方法である。
ペレットと共にサイロ3内に供給された搬送エアは、サイロ用投入口装置1から架台4に沿って下方に延びる排出ホース10の下端部10aから外部へ排出されるようになっている。これにより、サイロ用投入口装置1は、ペレットと搬送エアとを分離する分離装置として機能としての機能を兼ね備えている。なお、投入ホース9および排出ホース10は、サイロ用投入口装置1をサイロ3に後付けする際に、架台4に後付けされたものである。なお、図2では図示を省略しているが、排出ホース10の下端部10aには、ペレットと搬送エアとをさらに分離する公知のサイクロン装置が設けられ、このサイクロン装置によりサイロ用投入口装置1で分離しきれなかったペレットが回収されるようになっている。
図3はサイロ用投入口装置1を示す拡大側面図であり、図4はサイロ用投入口装置1を示す拡大平面図である。図3および図4において、サイロ用投入口装置1は、筒体11と、蓋体12と、投入管13と、排出管14と、支持体15とを備えている。
筒体11は、円筒状に形成されており、筒体11の下端開口は、サイロ3内に連通するように筒部3aの上端部に設けられている。筒体11の上端には、ペレットをサイロ3内に落下投入可能な第1投入口11a(図5参照)が形成されている。
蓋体12は、第1投入口11aを開閉可能な円形の蓋本体12aと、蓋本体12aの上面に固定され当該蓋本体12の径方向に延びる取手12bとを有している。蓋本体12aは、筒体11よりも若干大径に形成されている。取手12bの一端部(図3の右端部)は、筒体11の外周面の上端部に固定されたブラケット16に対して上下回動可能に支持されている。
これにより、取手12bは、蓋本体12aが第1投入口11aを閉鎖した閉鎖位置(図3の実線位置)と、蓋本体12aが第1投入口11aを開放した開放位置(図3の2点鎖線位置)との間で上下回動するようになっている。従って、取手12bを蓋本体12aと共に開放位置まで回動させることで、ペレットを第1投入口11aからサイロ3内に落下投入することができる(図1も参照)。
取手12bの長手方向中間部の2箇所には、作業者が取手12bを把持するための把持部12b1が形成されている。また、取手12bの他端部(図3の左端部)には係合溝12b2が形成されている。
筒体11の外周面の上端部には、取手12bを閉鎖位置でロックするロック装置17が設けられている。ロック装置17は、筒体11の外周面に固定されたブラケット18に対して上下回動可能に支持された係合部材17aと、係合部材17aの先端に螺合されたハンドル17bとを備えている。係合部材17aは、閉鎖位置にある取手12bの係合溝12b2に係合した係合位置(図3の実線位置)と、係合溝12b2との係合が解除された解除位置(図3の2点鎖線位置)との間で上下回動可能である。
ハンドル17bの下端面は、係合部材17aが係合位置にあるときに、ハンドル17bを締め付け方向に回転させることで、取手12bの上面に当接するようになっている。これにより、係合部材17aが係合位置に保持されるとともに、取手12bが閉鎖位置でロックされる。蓋本体12aの下面には、ハンドル17bを締め付け方向に回転させたときに、筒体11の第1投入口11aの周縁に圧接するシール(図示省略)が設けられている。
図5は、図4のI−I矢視断面図である。なお、図5では、説明の便宜上、蓋体12およびロック装置17の図示を省略している。図4および図5において、投入管13は、エア搬送装置2からエア搬送されたペレットをサイロ3内に投入するための配管である。本実施形態の投入管13は直管からなる。
投入管13の一端(図5の右端)は、当該一端側の開口部13aが筒体11内(サイロ3内)に連通するように、当該筒体11の側壁に固定されている。投入管13の開口部13aは横向きに開口している。ここで、「横向きに開口」とは、水平線に対して上下にそれぞれ45°以内の方向に開口していることを意味する。
投入管13の他端(図5の左端)には、エア搬送されたペレットをサイロ3内に投入可能な第2投入口13bが形成されている。投入管13の第2投入口13bには、投入ホース9の上端部が接続される(図2参照)。
投入管13は、図4の平面視において、筒体11の中心(軸線C)に対してオフセットした状態で筒体11の側壁に接続されており、投入管13の軸線方向(横方向)に延びる内側面の一部が筒体11の内側面(内周面)に対して接線接続されている。これにより、エア搬送されたペレットは、投入管13の開口部13aから筒体11の内側面に沿って螺旋状に回転しながらサイロ3内に投入される。従って、本実施形態の筒体11は、エア搬送されたペレットを当該筒体11の内側面に沿って螺旋状に回転させながらサイロ3内に投入するサイクロンの円筒壁としての機能を兼ね備えている。
図4および図5において、排出管14は、ペレットと共に投入管13からサイロ3内に投入された搬送エアを外部に排出するための配管である。本実施形態の排出管14は、全体としてエルボ状に形成されており、直管である横管部14aと、エルボ管である屈曲管部14bと、直管である縦管部14cとを備えている。
横管部14aの一端側は、筒体11の側壁を貫通して当該側壁に支持されている。横管部14aの他端は、筒体11内においてその中心(軸線C)に向かって横方向に延びている。筒体11の外側に突出している横管部14aの一端には、ペレットと共にサイロ3内に投入された搬送エアを外部に排出可能な排出口14a1が形成されている。排出口14a1は、投入管13の第2投入口13bと同じ側(図4の左側)に開口している。排出口14a1には、排出ホース10の上端部が接続される(図2参照)。
屈曲管部14bは、筒体11内に配置されている。屈曲管部14bの一端は、横管部14aの横方向内端に接続され、屈曲管部14bの他端は、縦管部14cの上端に接続されている。
縦管部14cの上端側は筒体11内に配置され、縦管部14cの下端側は、サイロ3内において筒部3aよりも下方に配置されている。縦管部14cの下端側の開口部14c1は、下向きに開口し、サイロ3内と連通している。ここで、「下向きに開口」とは、鉛直下方向に対して±45°以内の方向に開口していることを意味する。
これにより、投入管13の開口部13a(一方の管の開口部)は、排出管14の開口部14c1(他方の管の開口部)よりも上側に配置されている。ここで、一方の管の開口部が他方の管の開口部よりも「上側に配置」とは、一方の管の開口部の最下端縁が、他方の管の開口部の最上端縁よりも上側に配置されていることを意味する。
排出管14は、縦管部14cの軸線Xが筒体11の軸線Cに対してオフセットした状態で配置されている。これにより、前記軸線Xが前記軸線Cと一致した状態の場合に比べて、第1投入口11aから落下投入されたペレットが排出管14に当たりにくくなるので、排出管14が損傷するのを抑制することができる。
支持体15は、横長の平板部材からなり、筒体11内に配置されている。支持体15の長手方向の一端は筒体11の内側面に溶着され、支持体15の長手方向の他端は屈曲管部14bの外周面に溶着されている。これにより、排出管14における横管部14aの一端は筒体11の側壁に支持され、排出管14における横管部14aの他端側(屈曲管部14b)は、支持体15により筒体11の側壁に支持されている。つまり、排出管14における横管部14aの一端側および他端側は、筒体11の側壁に対して両持ち状に支持されている。
以上、本実施形態のサイロ用投入口装置1によれば、蓋体12により筒体11の第1投入口11aを開放することで、クレーン7により吊り上げたフレキシブルコンテナバック5内のペレットを、第1投入口11aからサイロ3内に落下投入することができる(図1参照)。また、蓋体12により筒体11の第1投入口11aを閉鎖した状態で、投入管13の第2投入口13bと、地上側のエア搬送装置2のブロワ31とを接続ホース8および投入ホース9により接続することで、フレキシブルコンテナバック5からエア搬送装置2に投入されたペレットを、エア搬送により第2投入口13bからサイロ3内に投入することができ、且つサイロ3内の搬送エアを排出管14の排出口14a1から外部に排出することができる(図2参照)。
これにより、落下投入方法およびエア搬送方法のどちらであってもペレットをサイロ3内に投入することができる。また、これら2種類の投入方法を、ペレットの種類によって使い分けることが可能となる。例えば、ペレットが比較的柔らかくて砕けやすい場合には落下投入方法を使用し、ペレットが比較的硬い場合にはエア搬送方法を使用することができる。
また、投入管13および排出管14は筒体11に設けられているので、投入管13および排出管14が蓋体12に設けられている場合に比べて蓋体12が軽くなる。これにより、蓋体12により第1投入口11aを容易に開閉することができる。
また、投入管13の開口部13aが横向きに開口し、排出管14の開口部14c1が下向きに開口しているので、投入管13の開口部13aと排出管14の開口部14c1とは互いに異なる向きに開口している。これにより、エア搬送により投入管13の開口部13aからサイロ3内に投入されたペレットが、搬送エアと共に排出管14の開口部14c1から外部に排出されるのを抑制することができる。
また、投入管13の開口部13aが、排出管14の開口部14c1よりも上側に配置されているので、投入管13の開口部13aと排出管14の開口部14c1とは互いに上下方向に異なる位置で開口している。これにより、エア搬送により投入管13の開口部13aからサイロ3内に投入されたペレットが、搬送エアと共に排出管14の開口部14c1から外部に排出されるのをさらに抑制することができる。
また、排出管14における横管部14aの一端端は筒体11の側壁に支持され、排出管14における横管部14aの他端側(屈曲管部14b)は、支持体15により筒体11の側壁に支持されている。これにより、排出管14における横管部14aの一端側および他端側は、筒体11の側壁に対して両持ち状に支持されているため、第1投入口11aから筒体11内に落下投入されたペレットが排出管14に当たっても、筒体11の側壁における排出管14の支持部分に作用する負荷を軽減することができる。
また、筒体11は、第1投入口11aからペレットを落下投入する際にペレットをサイロ3内にガイドする縦壁としての機能以外に、ペレットをエア搬送する際にペレットを当該筒体11の内側面に沿って螺旋状に回転させながらサイロ3内に投入するサイクロンの円筒壁としての機能を兼ね備えているため、サイロ用投入口装置1の部品点数が少なくなり、コスト安価に製作することができる。
[サイロ用投入口装置の変形例]
図6は、サイロ用投入口装置1の変形例を示す平面図であり、図7は、図6のII−II矢視断面図である。なお、図6および図7では、説明の便宜上、蓋体12およびロック装置17の図示を省略している。図6および図7において、本変形例の投入管13は、筒体11の外側に配置されている部分が円筒状に形成され、筒体11を貫通して内側に配置されている部分が矩形筒状に形成されている。
本変形例の排出管14は、その排出口14a1が投入管13の第2投入口13bと反対側(図6の右側)に開口している。また、縦管部14cは、図5に示す縦管部14cよりも軸線方向に短く形成されており、縦管部14c全体が筒体11内に配置されている。
本変形例のサイロ用投入口装置1は、筒体11内に配置された有天円筒状の分離筒19を備えている。分離筒19は、排出管14の縦管部14cよりも大径に形成されており、筒体11の軸線Cと同軸上に配置されている。また、本実施形態の分離筒19は、筒体11とサイロ3の筒部3aとに跨って配置されており、分離筒19の下端側の開口部19aは、筒部3a内に連通している。
分離筒19の側壁19bの上部には、図6の平面視において、投入管13の横方向内側の端部が分離筒19の中心(軸線C)に対してオフセットした状態で接続されており、投入管13の軸線方向(横方向)に延びる内側面の一部が、分離筒19の内側面(内周面)に対して接線接続された状態で、分離筒19内に投入管13の開口部13aが連通している。
これにより、エア搬送されたペレットは、投入管13の開口部13aから分離筒19の側壁19bの内側面に沿って螺旋状に回転しながらサイロ3内に投入される。従って、本変形例では、筒体11とは別に設けられた分離筒19が、エア搬送されたペレットを当該分離筒19の内側面に沿って螺旋状に回転させながらサイロ3内に投入するサイクロンの円筒壁として機能する。
分離筒19の天壁19cには、排出管14の縦管部14cの下端が接続されており、排出管14の開口部14c1が分離筒19内に連通している。これにより、ペレットと共に投入管13の開口部13aから分離筒19内に投入された搬送エアを、排出管14の開口部14c1から外部に排出することができる。
以上の構成により、本変形例では、排出管14における横管部14aの一端側は筒体11の側壁に支持され、排出管14における横管部14aの他端側(縦管部14c)は分離筒19および投入管13を介して筒体11の側壁に支持されている。これにより、排出管14における横管部14aの一端側および他端側は、筒体11の側壁に対して両持ち状に支持されるため、第1投入口11aから筒体11内に落下投入されたペレットが排出管14に当たっても、筒体11の側壁における排出管14の支持部分に作用する負荷を軽減することができる。また、排出管14における横管部14aの前記他端側は分離筒19および投入管13を介して筒体11の側壁に支持されるため、筒体11の側壁に対して横管部14aの前記他端側を支持するための専用の支持体15(図5参照)が不要となる。
[サイロ用投入口装置の取り付け構造]
図8は、図4のIII−III矢視断面図である。図9は、サイロ用投入口装置1のサイロ3の筒部3aに対する取り付け構造を示す分解斜視図である。なお、図8および図9では、説明の便宜上、蓋体12およびロック装置17の図示を省略している。
図8および図9において、サイロ用投入口装置1は、バンド21と、固定手段22と、シール部材23とをさらに備えている。
バンド21は、筒部3aの外周面に締め付け固定されるバンド本体21aと、バンド本体21aの上端部から径方向外側に延びる下フランジ21bとを有している。バンド本体21aは、有端環状の帯板からなり、バンド本体21aの内径は筒部3aの外径よりも若干大きく設定されている。バンド本体21aの周方向の両端部には、径方向外側に突出する一対の被締付部21a1が一体に形成されている。各被締付部21a1には、ボルト(図示省略)が挿通される貫通孔21a2が形成されている。各貫通孔21a2は、被締付部21a1の突出方向に延びる長孔とされている。
以上より、バンド本体21aを筒部3aの外周面に配置した状態で、一対の被締付部21a1の貫通孔21a2に挿通させたボルトにナット(図示省略)を螺合して締め付けることで、バンド本体21aは筒部3aの外周面に締め付け固定される。その際、バンド本体21aは、後述する環状空間Sが形成されるように、筒部3aの外周面の上端から所定寸法だけ下方位置において締め付け固定される。
バンド本体21aの外周面には、径方向外側に突出する台座21cが周方向に所定間隔をあけて複数(図9では4個)突設されている。各台座21cは、下向きに開口するチャンネル材からなり、その上板部には貫通孔21c1が形成されている。貫通孔21c1は、台座21cの幅方向の延びる長孔とされている。
台座21cの上面には、環状の平板部材からなる下フランジ21bが載置されている。下フランジ21bの内径は、筒部3aの外径よりも僅かに大きく設定されている。下フランジ21bには、貫通孔21b1が周方向に所定間隔をあけて複数(図9では4個)形成されている。各貫通孔21b1は、下フランジ21bの径方向に延びる長孔とされている。下フランジ21bは、各貫通孔21b1と台座21cの各貫通孔21c1とが一致するように、台座21c上に載置される。
筒体11の下端開口側には、環状の上フランジ11bが設けられている。上フランジ11bは、筒体11の下端に固定された環状の平坦部11cと、平坦部11cの外周端に固定された環状の傾斜部11dと、傾斜部11dに突設された複数(図9では4個)の取付部11eとを有している。
平坦部11cの内径は、筒体11の内径よりも僅かに小さく設定されており、平坦部11cの内周端部の上面が筒体11の下端面に当接した状態で溶着されている。平坦部11cの外径は、筒部3aの外径よりも大きく設定されている。
取付部11eは、上向きに開口するチャンネル材からなり、その下板部11e1が傾斜部11dの外周端から径方向外側に延びるように、長手方向の一端部(図8の左側端部)が傾斜部11dの上面側に溶着されている(図4も参照)。取付部11eの下板部11e1には貫通孔11e2が形成されている。貫通孔11e2は、取付部11eの突出方向に延びる長孔とされている。下板部11e1は、各貫通孔11e2と下フランジ21bの各貫通孔21b1とが一致するように下フランジ21bの上面に載置された状態で、固定手段22により締め付け固定される。
固定手段22は、複数のボルト22aおよびナット22bにより構成されている。ボルト22aは、互いに重ね合わされた、下板部11e1、下フランジ21b、および台座21cの各貫通孔11e2,21b1,21c1に挿通される。そして、この状態でボルト22aにナット22bを螺合して上下方向に締め付けることで、下板部11e1、下フランジ21bおよび台座21cが一体的に連結される。これにより、サイロ3の筒部3aの外周面に固定されたバンド21の下フランジ21bと、筒体11の上フランジ11bとが締め付け固定され、サイロ3の筒部3aにサイロ用投入口装置1が取り付けられた状態となる。
下フランジ21bに上フランジ11bの下板部11e1が載置された状態で、傾斜部11dの下面(上フランジ11bの下面の内周端部)は、その外周端から内周端に向かうにつれて、下フランジ21bと上フランジ11bとが互いに上下方向に離反するように傾斜する傾斜面11d1とされている。これにより、筒部3aの外周面の上端部3a1と、下フランジ21bの上面の内周端部21b2と、上フランジ11bの下面の内周端部(平坦部11cの下面の外周端部11c1および傾斜部11dの傾斜面11d1)との間には、これらの面によって囲まれた環状空間Sが形成されている。この環状空間Sには、環状のシール部材23が配置されている。
シール部材23は、例えば合成ゴム製のOリングからなり、断面円形に形成されている。シール部材23は、エア搬送方法によりペレットをサイロ3内に投入するときに、サイロ3内の搬送エアがサイロ用投入口装置1の外部に漏れるのを抑制するものである。なお、蓋本体12aの下面には、上述のように、筒体11の第1投入口11aの周縁に圧接するシールが設けられているため、筒体11の上端と蓋本体12aとの間から、サイロ3内の搬送エアが外部に漏れることはない。
シール部材23は、所定の締め代をもって環状空間Sに配置されている。すなわち、シール部材23の断面径は、自由状態において、環状空間S内で上フランジ11bの傾斜面11d1、筒部3aの外周面の上端部3a1、および下フランジ21bの上面の内周端部21b2にそれぞれ接する仮想内接円の直径よりも大きく設定されている。これにより、シール部材23の外周面は、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを締め付け固定した状態で、上フランジ11bの傾斜面11d1、筒部3aの外周面の上端部3a1、および下フランジ21bの上面の内周端部21b2にそれぞれ圧接されている(図8参照)。本実施形態では、説明の便宜上、シール部材23の断面径と前記仮想内接円の直径とを一致させている。
以上より、シール部材23の外周面が筒部3aの外周面の上端部3a1に圧接することで、筒部3aの上端と、筒体11側である上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から筒部3aの外側に流出した搬送エアが、筒部3aの外周面とバンド本体21aの内周面との間から搬送エアが外部に漏れるのを抑制することができる。
また、シール部材23の外周面が上フランジ11bの傾斜面11d1に圧接することで、上記のように筒部3aの外側に流出した搬送エアが、下フランジ21bの上面と上フランジ11bの下面(特に傾斜部11dの外周端)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
上記のように構成された本実施形態のサイロ用投入口装置1によれば、サイロ3の上端部の筒部3aにバンド21のバンド本体21aを締め付け固定し、ペレットをエア搬送によりサイロ3内に投入する投入管13と、ペレットと共にサイロ3内に投入された搬送エアを外部に排出する排出管14とを備えた筒体11の上フランジ11bを、バンド21の下フランジ21bに載置した状態で、下フランジ21bおよび上フランジ11bは固定手段22により締め付け固定される。
これにより、既設のサイロ3の上端部における筒部3aに対して、当該サイロ3を加工することなくサイロ用投入口装置1を簡単に取り付けることができる。特に、サイロ3を設置した後に、ペレットの投入方法を落下投入方法からエア搬送装方法に変更するために、サイロ用投入口装置1をサイロ3に後付けする場合に有効となる。
また、筒部3aの外周面の上端部3a1と、下フランジ21bの上面の内周端部21b2と、上フランジ11bの下面の内周端部(傾斜面11d1等)とによって囲まれる環状空間Sにシール部材23を配置した状態で、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを上下方向に締め付け固定することで、シール部材23は、上フランジ11bの傾斜面11d1と筒部3aの外周面の上端部3a1とに圧接する。
これにより、サイロ3の筒部3aの上端と、筒体11側である上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から筒部3aの外側に流出した搬送エアが、筒部3aの外周面とバンド本体21aの内周面との間、および下フランジ21bの上面と上フランジ11b(下板部11e1)の下面との間からそれぞれ外部に漏れるのを、単一のシール部材23によって抑制することができる。したがって、少ない部品点数でサイロ用投入口装置1を取り付けることができ、且つサイロ用投入口装置1の取り付け後のエア漏れも抑制することができる。
また、上フランジ11bの下面の内周端部に傾斜面11d1が形成されているので、上記のように筒部3aの外側に流出した搬送エアは、上フランジ11bの下面における傾斜面11d1に一旦当たってから、シール部材23の圧接部分に当たることになる。これにより、搬送エアがシール部材23に当たるときの勢いを傾斜面11d1によって緩和することができるので、シール性能を高めることができる。
[サイロ用投入口装置の取り付け構造の変形例]
図10は、本実施形態のサイロ用投入口装置1の取り付け構造の変形例を示す拡大断面図である。本変形例では、筒体11の上フランジ11bが、筒体11の下端に固定された環状の平坦部11cのみによって構成されている。平坦部11cには、ボルト22aが挿通される貫通孔11c2が形成されている。
台座21cの上板部は、バンド本体21aの上端から径方向外側に向かって斜め上方向に延びる基部21c2と、その基部21c2の先端からさらに径方向外側に向かって水平に延びる先部21c3とを有している。先部21c3には、ボルト22aが挿通される貫通孔21c1が形成されている。
下フランジ21bは、台座21cに載置された状態で、台座21cの基部21c2に沿って傾斜する環状の傾斜部21b3と、台座21cの先部21c3に沿って平坦に形成された環状の平坦部21b4とを有している。平坦部21b4には、ボルト22aが挿通される貫通孔21b1が形成されている。傾斜部21b3の上面は、その外周端から内周端に向かうにつれて、下フランジ21bと上フランジ11bとが互いに上下方向に離反するように傾斜する傾斜面21b5とされている。
これにより、筒部3aの外周面の上端部3a1と、下フランジ21bの上面の内周端部(傾斜面21b5)と、上フランジ11b(平坦部11c)の下面の内周端部11c3との間には、これらの面によって囲まれた環状空間Sが形成されている。この環状空間Sに配置されたシール部材23の外周面は、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを締め付け固定した状態で、上フランジ11bの下面の内周端部11c3、筒部3aの外周面の上端部3a1、および下フランジ21bの傾斜面21b5にそれぞれ圧接されている。
これにより、シール部材23の外周面が筒部3aの外周面の上端部3a1に圧接することで、筒部3aの上端から外側に流出した搬送エアが、筒部3aの外周面とバンド本体21aの内周面との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
また、シール部材23の外周面が上フランジ11bの下面の内周端部11c3に圧接することで、筒部3aの上端から外側に流出した搬送エアが、下フランジ21b(平坦部21b4)の上面と上フランジ11bの下面との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
図11は、本実施形態のサイロ用投入口装置1の取り付け構造の他の変形例を示す拡大断面図である。本変形例は、図8の上フランジ11bと、図10の下フランジ21bおよび台座21cとを組み合わせたものである。つまり、本変形例の上フランジ11bは、図8の上フランジ11bと同じものであり、本変形例の下フランジ21bおよび台座21cは、図10の下フランジ21bおよび台座21cと同じものである。
下フランジ21bの平坦部21b4の上面には、上フランジ11bの下板部11e1が載置されている。これにより、筒部3aの外周面の上端部3a1と、下フランジ21bの上面の内周端部(傾斜面21b5)と、上フランジ11bの下面の内周端部(平坦部11cの下面の外周端部11c1および傾斜部11dの傾斜面11d1)との間には、これらの面によって囲まれた環状空間Sが形成されている。この環状空間Sに配置されたシール部材23の外周面は、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを締め付け固定した状態で、上フランジ11bの傾斜面11d1、筒部3aの外周面の上端部3a1、および下フランジ21bの傾斜面21b5にそれぞれ圧接されている。
これにより、シール部材23の外周面が筒部3aの外周面の上端部3a1に圧接することで、筒部3aの上端から外側に流出した搬送エアが、筒部3aの外周面とバンド本体21aの内周面との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
また、シール部材23の外周面が上フランジ11bの傾斜面11d1に圧接することで、筒部3aの上端から外側に流出した搬送エアが、下フランジ21b(平坦部21b4)の上面と上フランジ11bの下面(特に傾斜部11dの外周端)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
[サイロ用投入口装置の取り付け構造の参考例]
図12は、サイロ用投入口装置の取り付け構造の参考例を示す拡大断面図である。本参考例では、バンド21、固定手段22およびシール部材23が筒部3aの内周側に設けられている。バンド21は、バンド本体21aを拡径させることによって、当該バンド本体21aの外周面を筒部3aの内周面に押し当てて固定されている。バンド本体21aの上端には、下フランジ21bの外周端が直接固定されており、下フランジ21bの内周端は、筒部3aの径方向内側に延びている。下フランジ21bの内周端部には、ボルト22aが挿通される貫通孔21b1が形成されている。
筒体11の下端開口側には、径方向内側に延びる環状の上フランジ11bが設けられている。上フランジ11bは、筒体11の下端に固定された環状の平坦部11cと、平坦部11cの内周端に固定された環状の傾斜部11dと、傾斜部11dの内周端に固定された環状の取付部11eとを有している。取付部11eは、下フランジ21bの上面に載置されており、取付部11eには、ボルト22aが挿通される貫通孔11e2が形成されている。
固定手段22のボルト22aは、互いに重ね合わされた、取付部11eおよび下フランジ21bの各貫通孔11e2,21b1に挿通される。そして、この状態でボルト22aにナット22bを螺合して上下方向に締め付けることで、取付部11eおよび下フランジ21bが一体的に連結される。これにより、サイロ3の筒部3aの内周面に固定されたバンド21の下フランジ21bと、筒体11の上フランジ11bとが締め付け固定され、サイロ3の筒部3aにサイロ用投入口装置1が取り付けられた状態となる。
下フランジ21bに上フランジ11bの取付部11eが載置された状態で、傾斜部11dの下面は、その内周端から外周端に向かうにつれて、下フランジ21bと上フランジ11bとが互いに上下方向に離反するように傾斜する傾斜面11d1とされている。これにより、筒部3aの内周面の上端部3a2と、下フランジ21bの上面の外周端部21b6と、上フランジ11bの下面の内周端部(平坦部11cの下面の内周端部11c3および傾斜部11dの傾斜面11d1)との間には、これらの面によって囲まれた環状空間Sが形成されている。
環状空間Sには、環状のシール部材23が配置されている。シール部材23の外周面は、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを締め付け固定した状態で、上フランジ11bの傾斜面11d1、筒部3aの内周面の上端部3a2、および下フランジ21bの上面の外周端部21b6にそれぞれ圧接されている。
これにより、シール部材23の外周面が上フランジ11bの傾斜面11d1に圧接することで、上フランジ11b(取付部11e)の下面と下フランジ21bの上面との間から環状空間Sに流出した搬送エアが、上フランジ11bの傾斜面11d1に沿って径方向外側に移動し、筒部3aの上端と上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
また、シール部材23の外周面が下フランジ21bの上面の外周端部21b6および筒部3aの内周面の上端部3a2に圧接することで、上記のように環状空間Sに流出した搬送エアが、下フランジ21bの上面の外周端部21b6を経由して筒部3aの内周面の上端部3a2に沿って上側に移動し、筒部3aの上端と上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
図13は、サイロ用投入口装置の取り付け構造の他の参考例を示す拡大断面図である。本参考例は、図12の変形例であり、筒体11の上フランジ11bが、筒体11の下端に固定された環状の平坦部11cのみによって構成されている。平坦部11cの内周端部には、ボルト22aが挿通される貫通孔11c2が形成されている。
下フランジ21bは、外周側に形成された環状の傾斜部21b3と、この傾斜部21b3の内周端から径方向内側に延びる環状の平坦部21b4とを有している。平坦部21b4には、ボルト22aが挿通される貫通孔21b1が形成されている。傾斜部21b3の上面は、その内周端から外周端に向かうにつれて、下フランジ21bと上フランジ11bとが互いに上下方向に離反するように傾斜する傾斜面21b5とされている。
これにより、筒部3aの内周面の上端部3a2と、下フランジ21bの上面の内周端部(傾斜面21b5)と、上フランジ11b(平坦部11c)の下面の外周端部11c1との間には、これらの面によって囲まれた環状空間Sが形成されている。この環状空間Sに配置されたシール部材23の外周面は、固定手段22により下フランジ21bおよび上フランジ11bを締め付け固定した状態で、上フランジ11bの下面の外周端部11c1、筒部3aの内周面の上端部3a2、および下フランジ21bの傾斜面21b5にそれぞれ圧接されている。
これにより、シール部材23の外周面が上フランジ11bの下面の外周端部11c1に圧接することで、上フランジ11bの下面と下フランジ21b(平坦部21b4)の上面との間から環状空間Sに流出した搬送エアが、上フランジ11bの下面の外周端部11c1に沿って径方向外側に移動し、筒部3aと上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
また、シール部材23の外周面が下フランジ21bの傾斜面21b5および筒部3aの内周面の上端部3a2に圧接することで、上記のように環状空間Sに流出した搬送エアが、下フランジ21bの傾斜面21b5を経由して筒部3aの内周面の上端部3a2に沿って上側に移動し、筒部3aの上端と上フランジ11bの下端(平坦部11cの下面)との間から外部に漏れるのを抑制することができる。
[エア搬送装置]
図14はエア搬送装置2を示す正面図であり、図15はエア搬送装置2を示す平面図である。図14および図15において、本実施形態のエア搬送装置2は、筐体30の内部空間30gに、ブロワ(エア供給源)31、モータ32、制御盤33、送風管34、ホッパ35、およびバルブ36を収容して構成されている。なお、本実施形態では、図15の下側を「前側」といい、図15の上側を「後側」という。また、図15の右側を「右側」といい、図15の左側を「左側」という。また、図14の上側を「上側」といい、図14の下側を「下側」という。
筐体30は、中空の直方体状に形成されており、前壁30a、後壁30b、上壁30c、下壁30d、右壁30e、および左壁30fを有している。これらの壁30a〜30fにより、筐体30の内部空間30gが密封されている。前壁30aには、その右側に形成された開口部30a1(図2参照)を開閉する開閉扉30hが回動可能に設けられている。上壁30cの四隅にはアイボルト30iが固定されている。
ブロワ31は、吸引したエアに圧力を加えて送出するものであり、エアを吸引する吸引口31aと、エアを送出する送出口31bとを有している。本実施形態のブロワ31は、内部空間30gのほぼ中央部に配置されている。吸引口31aは、上向きに開口し、送出口31bは右向きに開口している。
モータ32は、ブロワ31を駆動する駆動源であり、内部空間30gの左側に配置されている。
制御盤33は、モータ32およびバルブ36を駆動制御するものであり、内部空間30gの左側においてモータ32の後側に配置されている。なお、図14では、制御盤33の図示を省略している。
図16は、エア搬送装置2を示す右側面図である。図14〜図16において、送風管34は、ブロワ31から送出されたエアを筐体30の外部へ送風するものである。本実施形態の送風管34は、上端がブロワ31の送出口31bに接続されて下方に延びる第1管部34aと、第1管部34aの下端部から後側に延びる第2管部34bと、第2管部34bの後端部から右側に延びる第3管部34cと、第3管部34cの右端部から前側に延びる第4管部34dとを有している。
第4管部34dの前端部は、前壁30aの手前まで延びており、第4管部34dの前端開口は、前壁30aの開口部30a1に向かって開口する接続口34eとされている。従って、開閉扉30hを開放することで、第4管部34dの接続口34eに接続ホース8の端部を接続することができる(図2も参照)。
ホッパ35は、フレキシブルコンテナバック5内のペレット(搬送物)を送風管34内に投入するためのものであり、内部空間30gの上部右側に配置された状態で筐体30に固定されている。ホッパ35の上端に形成された投入口35aは、筐体30の上壁30cにおいて開口している。ホッパ35の下端に形成された排出口35bは、バルブ36に接続されている。
バルブ36は、ホッパ35内に投入されたペレットを送風管34内に送り出す量を調整するものである。本実施形態のバルブ36は、ロータリバルブからなり、内部空間30gの右側において、送風管34の第4管部34dとホッパ35との間に配置されている。バルブ36の上端に形成された入口36aは、ホッパ35の排出口35bに接続されている。バルブ36の下端に形成された出口36bは、第4管部34dの長手方向中央部に接続され、当該第4管部34dの内部と連通している。
以上の構成により、図2に示すように、筐体30の開閉扉30hを開放して送風管34の接続口34eに接続ホース8を接続した状態で、トラック6のクレーン7により吊り上げたフレキシブルコンテナバック5をホッパ35の投入口35aの真上まで移動させることで、フレキシブルコンテナバック5内のペレットをホッパ35内に投入することができる。そして、モータ32によりブロワ31を駆動させるとともに、バルブ36を制御することで、ホッパ35内に投入されたペレットは、バルブ36を介して送風管34内に送り出され、搬送エアと共に接続ホース8、投入ホース9およびサイロ用投入口装置1を介してサイロ3内に投入される。
図14および図16において、筐体30は、下壁30dの上面において左右方向に所定間隔をあけた2箇所にそれぞれ固定された断面中空矩形状のボックス37をさらに備えている。各ボックス37は、筐体30の前後方向の全長にわたって形成されている。各ボックス37には、ブロワ31が吸引するエアを外部から筐体30の内部空間30gに取り入れるための吸気路40が形成されている。
図17は、ボックス37を示す斜視図であり、図18は図17のIV−IV矢視断面図である。図17および図18において、ボックス37の吸気路40は、ボックス37内の中空部分である外側路41と、ボックス37の左右両側の側壁37a,37bにそれぞれ形成された内側路42とによって構成されている。
外側路41の長手方向両端は、筐体30の前壁30aおよび後壁30bにおいてそれぞれ開口しており、これらの各開口は、筐体30の外部に開口する外側吸気口41aとされている(図16も参照)。これにより、外側路41は、筐体30の外部と直接連通し、且つ筐体30の内部空間30gとは直接連通しないように形成されている。
内側路42は、各側壁37a,37bの長手方向に所定間隔をあけて複数(図17では7個)形成されている。複数の内側路42は、同一の断面形状である断面円形に形成されており、各側壁37a,37bにおいて厚み方向に貫通して形成されている。側壁37a,37b同士は外側路41を挟んで対向しており、側壁37aの内側路42、及び側壁37bの内側路42も外側路41を挟んで対向している。側壁37aに形成された各内側路42は、側壁37bに形成された各内側路42の対応する位置に形成されており、これらの互いに対応する内側路42の中心線Y同士が一致している。すなわち、側壁37aに形成された複数の内側路42、および側壁37bに形成された複数の内側路42は、互いに前後方向の形成位置が一致している。
側壁37aにおける各内側路42の内端(右端)側の開口は、外側路41に開口する内側吸気口42aとされている。また、側壁37aにおける各内側路42の外端(左端)側の開口は、筐体30の内部空間30gに開口する取入口42bとされている。
同様に、側壁37bにおける各内側路42の内端(左端)側の開口は、外側路41に開口する内側吸気口42aとされている。また、側壁37bにおける各内側路42の外端(右端)側の開口は、筐体30の内部空間30gに開口する取入口42bとされている。
以上により、内側路42は、外側路41と筐体30の内部空間30gとを連通するように形成されている。これにより、筐体30の外部のエアは、外側路41の外側吸気口41a、内側路42の内側吸気口42aおよび取入口42bを介して、筐体30の内部空間30gに取り入れられ、ブロワ31の吸引口31aから吸引される。
また、外側路41の外側吸気口41aは前向きおよび後向きに開口しているのに対し、両側壁37a,37bにおける内側路42の内側吸気口42aは右向きおよび左向きにそれぞれ開口している。すなわち、外側吸気口41aと内側吸気口42aとは、互いに90度異なる方向に開口している。
また、筐体30には、その2箇所に配置された各ボックス37にそれぞれ2個ずつ計4個の外側吸気口41aが形成されており(図14,図16参照)、2個の各ボックス37にそれぞれ14個(=7個×2側壁)ずつ計28個の内側吸気口42aが形成されている。そして、これら28個の内側吸気口42aの開口面積の総和が、4個の外側吸気口41aの開口面積の総和以上となるように、各外側吸気口41aおよび各内側吸気口42aが形成されている。
図14に示すように、筐体30下部の2箇所に配置された各ボックス37の外側路41は、図示を省略するフォークリフトの一対のフォークがそれぞれ挿入されるように形成されている。具体的には、前記2箇所のボックス37における外側路41の左右方向の間隔は、前記一対のフォークの左右方向の間隔と同じ寸法に形成されている。また、各外側路41は、前記フォークが挿入される大きさに形成されている。
上記のように構成された本実施形態のエア搬送装置2によれば、筐体30の内部空間30gに収容されたブロワ31は、筐体30の外部から、吸気路40の外側路41および内側路42を介して内部空間30gに取り入れられたエアを吸引して送出することができる。その際、外側路41の外側吸気口41aと内側路42の内側吸気口42aとが互いに異なる方向に開口しているため、内部空間30gで発生したブロワ31の騒音が、内側路42の内側吸気口42aから筐体30の外部に直接漏れ出るのを抑制することができる。これにより、ホッパ35から送風管34内に投入されたペレットを、ブロワ31が吸引して送出したエアと共に搬送するときに、エア供給源であるブロワ31の騒音を効果的に抑制することができる。
また、ボックス37の側壁37aに形成された各内側路42は、側壁37bに形成された各内側路42の対応する位置に形成されており、これらの互いに対応する内側路42の中心線Y同士が一致している。これにより、互いに対応する2個の内側路42のうち、一方の内側路42を通って外側路41に漏れ出たブロワ31の騒音が、他方の内側路42を通過して内部空間30gに戻りやすいため、外側路41の外側吸気口41aから筐体30の外部に漏れ出る騒音を低減することができる。その結果、ブロワ31の騒音をさらに効果的に抑制することができる。
また、内側路42における内側吸気口42aの開口面積の総和が、外側路41における外側吸気口41aの開口面積の総和以上であるため、外側吸気口41aから外側路41に取り入れたエアの全量を、内側路42の内側吸気口42aから筐体30の内部空間30gに取り入れることができる。これにより、外側吸気口41aから外側路41に取り入れたエアを、ブロワ31が吸引するエアとして最大限に活用することができる。
また、筐体30の下部の2箇所に形成された外側路41に、フォークリフトの一対のフォークをそれぞれ挿入することで、エア搬送装置2を容易に持ち運びすることができる。
[その他]
上記実施形態のサイロ用投入口装置1は、サイロ3の筒部3aに後付けしているが、例えば、サイロ3を設置するときに落下投入方法とエア搬送方法の両方を採用する場合には、サイロ3の筒部3aにサイロ用投入口装置1の筒体11を一体に形成してもよい。また、上記実施形態では、サイロ用投入口装置1が、木質のペレットをサイロ3の貯留物として説明したが、木質以外のペレットや家畜飼料等をサイロ3の貯留物としてもよい。また、上記実施形態のサイロ用投入口装置1は、サイクロン(筒体11,分離筒19)によりペレットと搬送エアとを分離するとしているが、サイクロン以外の分離方法によってペレットと搬送エアとを分離してもよい。
上記実施形態の投入管13は、横方向に真っすぐ延びて形成されているが、エルボ状に形成されていてもよい。また、投入管13は、平面視において筒体11の中心(軸線C)に対してオフセットした状態で筒体11に接続されているが、筒体11の中心線上において筒体11に接続されていてもよい。
上記実施形態の排出管14は、別々の部材である、横管部14a、屈曲管部14bおよび縦管部14cにより構成されているが、これらの管部14a〜14cを一体に形成したものであってもよい。また、排出管14は、少なくとも横管部14aと縦管部14cとにより構成されていればよい。
上記実施形態では、投入管13および排出管14を筒体11に設けているが、少なくとも一方を蓋体12に設けてもよい。また、本実施形態の排出管14を、エア搬送されたペレットをサイロ3内に投入する配管とし、本実施形態の投入管13を、ペレットと共にサイロ3内に投入された搬送エアを外部に排出する配管としてもよい。
上記実施形態の筒体11は、円筒状に形成されているが、多角筒状に形成されていてもよい。上記実施形態の蓋体12は、第1投入口11aを開閉するために筒体11に対して回動可能に支持されているが、横方向にスライド可能に支持されていてもよい。上記実施形態の支持体15は、平板部材以外に棒状等の他の形状であってもよい。また、支持体15は必ずしも設ける必要はない。
上記実施形態のサイロ用投入口装置1の取り付け構造では、バンド21は、別々の部材であるバンド本体21aと下フランジ21bとにより構成されているが、バンド本体21aと下フランジ21bとを一体に形成したものであってもよい。また、前記取り付け構造は、落下投入方法およびエア搬送方法のどちらにも対応したサイロ用投入口装置1をサイロ3に取り付ける場合について説明したが、エア搬送方法のみに対応したサイロ用投入口装置1をサイロ3に取り付ける場合にも適用することができる。この場合、サイロ用投入口装置1は、例えば、筒体11を有天筒状に形成し、筒体11に蓋体12を設けない構成にすればよい。
上記実施形態では、環状空間Sを形成する上フランジ11bの下面の内周端部は、平坦部11cの下面の外周端部11c1と、傾斜部11dの傾斜面11d1とにより構成されているが、少なくとも傾斜部11dの傾斜面11d1により構成されていればよい。
また、シール部材23の外周面は、上フランジ11bの下面の内周端部(傾斜面11d1等)、筒部3aの外周面の上端部3a1、および下フランジ21bの上面の内周端部21b2にそれぞれ圧接されているが、少なくとも上フランジ11bの下面の内周端部、および筒部3aの外周面の上端部3a1に圧接されていればよい。
上記実施形態のシール部材23は、断面円形に形成されているが、上フランジ11bの内周端部の少なくとも1箇所、および筒部3aの外周面の上端部3a1の少なくとも1箇所に圧接するように締め代を有していれば、断面多角形等の他の断面形状であってもよい。
上記実施形態の固定手段22は、ボルト22aおよびナット22bにより構成されているが、他の固定手段を用いてもよい。
なお、本明細書では、図12および図13においてサイロ用投入口装置の取り付け構造の参考例を示しているが、他の参考例として、図11に示す場合と同様に、図12の上フランジ11bと図13の下フランジ21bとを組み合わせてもよい。
上記実施形態のエア搬送装置2は、トラック6の荷台6a上に搭載されているが、サイロ3の設置場所やその近辺に設置されていてもよい。
上記実施形態では、エア供給源としてブロワ31を用いているが、エアを吸引して送出するものであれば他のエア供給源(コンプレッサ等)を用いてもよい。また、筐体30の内部空間30gには、少なくともエア供給源(ブロワ31)が収容されていればよく、ホッパ35やバルブ36等は筐体30の外部に配置されていてもよい。
上記実施形態では、吸気路40の外側路41は、筐体30の2箇所に形成されているが、筐体30の1箇所のみ又は3箇所以上に形成されていてもよい。また、外側路41は、筐体30の前後方向に貫通しているが、筐体30の左右方向に貫通していてもよい。また、外側路41は、筐体30を貫通していなくてもよい。また、外側路41は、筐体30の下部以外の箇所に形成されていてもよい。
また、外側路41は、断面中空矩形のボックス37に形成されているが、断面中空円形等の他の断面形状のボックスに形成されていてもよい。また、外側路41はボックス37以外の他の部材を用いて形成されていてもよい。例えば、筐体30の下壁30dとチャンネル材とを組み合わせて外側路41を形成してもよい。
上記実施形態では、ボックス37の側壁37aおよび側壁37bに形成された全ての内側路42のうち、互いに対応する内側路42の中心線Y同士が一致しているが、これらの中心線Y同士は一致していなくてもよいし、一部の互いに対応する内側路42の中心線Y同士のみが一致していてもよい。
なお、前記中心線Y同士が一致していない場合であっても、内部空間30gの側壁37a側、側壁37aの内側路42、外側路41、側壁37bの内側路42、及び内部空間30gの側壁37b側が一直線上になる部分を有していれば、側壁37a及び側壁37bのうちの一方の内側路42に漏れた騒音は、他方の内側路42に戻り易くなる。
上記実施形態では、吸気路40の内側路42は、断面円形に形成されているが、他の断面形状に形成されていてもよい。また、内側路42は、ボックス37の左右の側壁37a,37bに形成されているが、外側路41を挟んで対向している壁に形成されていれば、ボックス37の上下の壁に形成されていてもよいし、ボックス37の形状によっては傾斜した壁に形成されていてもよい。また、内側路42の個数は、上記実施形態に限定されるものではなく、ボックス37の少なくとも1箇所に形成されていればよい。また、本実施形態では、ボックス37に形成された貫通孔を内側路42としているが、ボックス37以外の他の部材により内側路42を形成してもよい。例えば、ボックス37に形成した貫通孔に中空の筒部材を貫通して接続し、その筒部材内の中空部分を内側路42としてもよい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
31 ブロワ(エア供給源)
30 筐体
30g 内部空間
34 送風管
35 ホッパ
40 吸気路
41 外側路
41a 外側吸気口
42 内側路
42a 内側吸気口
Y 中心線

Claims (5)

  1. エアを吸引して送出するエア供給源と、
    前記エア供給源が収納される内部空間、および前記エア供給源が吸引するエアを外部から前記内部空間に取り入れるための吸気路を有する筐体と、を備えたエア搬送装置であって、
    前記吸気路は、前記筐体の外部と直接連通し且つ前記内部空間とは直接連通していない外側路と、前記外側路と前記内部空間とを連通する内側路と、を有し、
    前記外側路における前記筐体の外部に開口する外側吸気口と、前記内側路における前記外側路に開口する内側吸気口とが、互いに異なる方向に開口している、エア搬送装置。
  2. 前記内側路は1個以上の前記内側吸気口を有し、前記外側路は1個以上の前記外側吸気口を有しており、
    前記内側路における前記内側吸気口の開口面積の総和が、前記外側路における前記外側吸気口の開口面積の総和以上である、請求項1に記載のエア搬送装置。
  3. 前記吸気路は、少なくとも2個の前記内側路を有し、
    前記少なくとも2個の内側路の中心線同士が一致している、請求項1又は2に記載のエア搬送装置。
  4. 前記エア供給源に接続され当該エア供給源から送出されたエアを送風する送風管と、前記送風管内のエアと共に搬送される搬送物を当該送風管内に投入するためのホッパとが、前記筐体に取り付けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエア搬送装置。
  5. 前記外側路は、フォークリフトの一対のフォークがそれぞれ挿入されるように、前記筐体の2箇所に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエア搬送装置。
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