JP2019129912A - 収納ボックス・ユニット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性に優れ十分な強度及び剛性を保持する収納ボックス・ユニット及びその製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】収納ボックス・ユニット1は、化粧シート34が貼着される表面材30を有する板状体10が折りたたまれて多角形に形成され、板状体10は、さらに、表面材30の一部に嵌装されて板状体10の剛性及び強度を補強する補強材50を有し、表面材30は、補強材嵌装用溝38、39が形成され、板状体10は、複数の隅部形成溝11が形成されており、複数の隅部形成溝11は、化粧シート34を残して板状体10に形成された溝であり、各面2、4、6、8を形成し、板状体10は、化粧シート34が折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝11が閉じられ、補強材50は、木材より剛性及び強度を有する部材であり、補強材嵌装用溝38、39に嵌合されて、板状体10に嵌装されている。【選択図】図1

Description

本発明は、収納ボックス・ユニット及びその製造方法に関し、特に収納箱、収納棚又は収納間仕切り棚として用いることができる収納ボックス・ユニット及びその製造方法に関する。
この発明の背景となる収納ボックス・ユニットとして、図19、20に示すように、製造加工が容易であり、前面、背面及び両側面が化粧されるとともに、積み重ね易いことを目的とする収納ボックスユニット100が開示されている。すなわち、基板520の平面状主面に、化粧シート540が貼着された表面材500が、該基板520の主面とは反対側の面より化粧シート540に向けて、収納ボックス・ユニット100の隅部180、200に対応する部位において適宜な間隔をあけて平行に折り曲げ溝600を形成され、該化粧シート540を外表面にして、天部120及び側部140,160を構成する板状体300に形成され、該板状体300を化粧シート540を屈曲して正面視略コ字形に成形され、収納ボックスユニットの各々の側部を接し合わせて並列でき、且つ、天部の上又は平面上に載置できる接地面260、280を有する側部を備える収納ボックスユニット100が開示されている(特許文献1参照)。
特開2015−181803号公報
収納ボックスユニット100は、隅部180、200において化粧シート540に覆われて継目が見えないことから、それ以前の収納ボックス・ユニットに比して意匠性の向上が図られている。
しかし、収納ボックスユニット100は、積み重ねられて収納棚等を形成する構成材としての収納ボックス・ユニットであることから、収納ボックス単体として必要とされる強度以上の強度が必要とされる。そのため、収納ボックスユニット100は、板状体300の厚みを、収納ボックス単体として必要とされる厚み以上の厚みとしていることから、意匠性において更なる向上の必要性があった。そこで、意匠性の更なる向上のため、板状体300の厚みを低減することとすると、板状体300の強度及び剛性の低下から、収納ボックスユニット100にかかる荷重により板状体300がたわむこととなり、寧ろ意匠性が低下するという問題があった。すなわち、板状体300を薄くして、収納ボックスユニット100の意匠性を向上しようとすると、強度及び剛性が不足するという問題があった。
そこで本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、意匠性に優れ十分な強度及び剛性を保持する収納ボックス・ユニット及びその製造方法を提供することを目的とする。
この発明の請求項1にかかる収納ボックス・ユニットは、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材と、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着され他方主面で中間板材に巻着する表面材と、を有する板状体が折りたたまれて箱形に形成され、天部と2つの側部と底部とにより構成される収納ボックス・ユニットであって、板状体は、さらに、中間板材ないし表面材の一部に嵌装されて中間板材の剛性及び強度を補強する木材より剛性及び強度を有する補強材を有し、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝が形成されており、複数の隅部形成溝は、板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように板状体に形成された溝であり、板状体を区画して収納ボックス・ユニットの天部と2つの側部と底部とを形成し、天部は、他の収納ボックス・ユニットの底部をその上面に載置できるように構成され、側部は、他の収納ボックス・ユニットの側部と接し合わせて並列できるように構成され、底部は、他の収納ボックス・ユニットの天部又は任意の平面上に載置できるように構成され、板状体は、化粧シートが折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝が閉じられ、かつ、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とが接合されて、天部と2つの側部と底部とにより構成される箱形に形成され、天部、側部又は底部は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とする。
この発明の請求項2にかかる収納ボックス・ユニットは、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着される表面材を有する板状体が折りたたまれて多角形に形成された収納ボックス・ユニットであって、板状体は、さらに、表面材の一部に嵌装されて板状体の剛性及び強度を補強する補強材を有し、表面材は、収納ボックス・ユニットの被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びる補強材嵌装用溝が形成され、板状体は、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝が形成されており、複数の隅部形成溝は、板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように板状体に形成された溝であり、板状体を区画して収納ボックス・ユニットの各面を形成し、板状体は、化粧シートが折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝が閉じられ、かつ、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とが接合されて、多角形に形成され、補強材は、木材より剛性及び強度を有する四角柱状、棒状ないし平板状の部材であり、補強材嵌装用溝に嵌合されて、板状体に嵌装されている。
この発明の請求項3にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、基板は、中密度繊維板であり、化粧シートは、樹脂性シート又は樹脂含浸紙である、ように構成されている。
この発明の請求項4にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、板状体は、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材を有し、表面材は、中間板材及び補強材に巻着する、ように構成されている。
この発明の請求項5にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、補強材は、収納ボックス・ユニットの前面近傍の位置に相当する板状体の位置に嵌装されている、ように構成されている。
この発明の請求項6にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、板状体は、収納ボックス・ユニットの背面近傍の位置に相当する位置に延在方向に伸びる背板用溝が形成されており、背板用溝に背板が嵌合される、ように構成されている。
この発明の請求項7にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、板状体は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とする、ように構成されている。
この発明の請求項8にかかる収納ボックス・ユニットは、次のように構成されている。
すなわち、収納ボックス・ユニットは、他の収納ボックス・ユニットと接し合うように組み合わされて使用される際に、接し合う2つの板状体の後端面に接続金具が取り付けられており、接続金具は、金属質の弾性部材であり、本体部と、本体部の両側から延びて板状体の第2主面から第1主面に向かって押圧するように弾性力で付勢されている2つの握持爪と、握持爪の先端から延びて2つの板状体の後端面が握持爪の内側に導入されることが容易になるように傾斜している2つの導入爪と、により構成される。
この発明の請求項9にかかる収納ボックス・ユニットの製造方法は、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着される表面材と、板状体の剛性及び強度を補強する補強材と、を準備する工程と、表面材の延在方向に伸びる複数の溝を基板の他方主面から一方主面に向けて且つ化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように溝加工で形成する工程と、表面材の延在方向に伸びる補強材嵌装用溝を表面材に切削する工程と、補強材嵌装用溝に補強材を嵌合する工程と、表面材の一方主面を外側にし他方主面を内側にして前記複数の溝を閉じるようにして板状体を形成する工程と、板状体に、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置で板状体の被収納物差入方向に伸びる複数の隅部形成溝を板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して形成する工程と、板状体を、化粧シートを折り曲げ且つ複数の隅部形成溝を閉じるように折りたたみ、更に、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とを接合することにより、箱形ないし多角形にする工程と、を含む。
請求項1の収納ボックス・ユニットによれば、収納ボックス・ユニットは、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材と、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着され他方主面で中間板材に巻着する表面材と、を有する板状体が折りたたまれて箱形に形成され、天部と2つの側部と底部とにより構成され、板状体は、さらに、中間板材ないし表面材の一部に嵌装されて中間板材の剛性及び強度を補強する木材より剛性及び強度を有する補強材を有しているので、箱形となった収納ボックス・ユニットの構造材をなす板状体が木材より剛性及び強度を有する補強材に補強されて、収納ボックス・ユニットの剛性及び強度は、中間板材又は表面材のみを構造材とするものと比して、向上することとなる。
詳細には、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材と、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着され他方主面で中間板材に巻着する表面材と、中間板材ないし表面材の一部に嵌装されて中間板材の剛性及び強度を補強する木材より剛性及び強度を有する補強材と、を有する板状体は、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝が形成されており、複数の隅部形成溝は、板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように板状体に形成された溝であり、板状体を区画して収納ボックス・ユニットの天部と2つの側部と底部とを形成するので、板状体を複数の隅部形成溝で折りたたむことが可能となっている。そして、板状体は、化粧シートが折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝が閉じられ、かつ、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とが接合されて、天部と2つの側部と底部とにより構成される箱形に形成される。中間板材と表面材とにより構成される板状体は、収納ボックス・ユニットの構造材として適宜な剛性及び強度を有しているものの、木質であることから、特に曲げ荷重による曲げモーメントが作用されると、変形を免れない。加えて、曲げ応力=曲げモーメント/断面係数であり、断面係数は、部材の厚みに依存することから、板状体が薄ければ薄いほど、曲げ応力が増大し、板状体は変形し易くなる。
しかし、木材より剛性及び強度を有する補強材によって補強された板状体は、中間板材又は表面材のみを構造材とする板状体に比して、板状体の剛性及び強度が向上し、同じ曲げ応力に対して変形し難くなる。そして、収納ボックス・ユニットは、天部、側部又は底部が、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有しているので、収納ボックス・ユニットとしての意匠性を損なうような変形をすることがない。
そして、収納ボックス・ユニットは、天部、側部又は底部が、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を維持する範囲で、板状体の厚みを低減することにより、意匠性を向上しつつ十分な強度及び剛性を保持することができる。
加えて、板状体の厚みを低減することとすれば、同じ外寸法の従前の収納ボックス・ユニットに比して、収納ボックス・ユニットの収納容積を向上することができる。
請求項2の収納ボックス・ユニットによれば、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着される表面材を有する板状体が折りたたまれて多角形に形成された収納ボックス・ユニットであって、板状体は、さらに、表面材の一部に嵌装されて板状体の剛性及び強度を補強する補強材を有し、表面材は、収納ボックス・ユニットの被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びる補強材嵌装用溝が形成され、補強材は、木材より剛性及び強度を有する四角柱状、棒状ないし平板状の部材であり、補強材嵌装用溝に嵌合されて、板状体に嵌装されているので、補強材の厚みを確保し、板状体の剛性及び強度が向上しながら、板状体の厚みを低減することができ、意匠性を向上しつつ十分な強度及び剛性を保持することができる。
加えて、板状体の厚みを低減することとすれば、同じ外寸法の従前の収納ボックス・ユニットに比して、収納ボックス・ユニットの収納容積を向上することができる。
請求項3の収納ボックス・ユニットによれば、基板は、中密度繊維板であり、化粧シートは、樹脂性シート又は樹脂含浸紙であるので、軽量で高い加工性があり、電気絶縁性、耐水性、耐薬品性に優れている。加えて、化粧シートは、割けにくくて折り曲げができる。
請求項4の収納ボックス・ユニットによれば、板状体は、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材を有し、表面材は、中間板材及び補強材に巻着するので、板状体すなわち収納ボックス・ユニットは、適宜な剛性及び強度を有するとともに、中間板材及び補強材が外部から見えないので、美観が向上している。
請求項5の収納ボックス・ユニットによれば、補強材は、収納ボックス・ユニットの前面近傍の位置に相当する板状体の位置に嵌装されているので、収納ボックス・ユニットの前面近傍に作用する荷重に対して、収納ボックス・ユニットの剛性及び強度を向上することができる。
請求項6の収納ボックス・ユニットによれば、板状体は、収納ボックス・ユニットの背面近傍の位置に相当する位置に延在方向に伸びる背板用溝が形成されており、背板用溝に背板が嵌合されるので、収納ボックス・ユニットの背面近傍に作用する荷重に対して、収納ボックス・ユニットの剛性及び強度を向上することができる。
請求項7の収納ボックス・ユニットによれば、板状体は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とするので、板状体すなわち収納ボックス・ユニットにかかる荷重によっても目視でたわみを認識することができない。したがって、収納ボックス・ユニットの美観が向上している。
請求項8の収納ボックス・ユニットによれば、収納ボックス・ユニットは、他の収納ボックス・ユニットと接し合うように組み合わされて使用される際に、接し合う2つの板状体の後端面に接続金具が取り付けられており、接続金具は、金属質の弾性部材であり、本体部と、本体部の両側から延びて板状体の第2主面から第1主面に向かって押圧するように弾性力で付勢されている2つの握持爪と、握持爪の先端から延びて2つの板状体の後端面が握持爪の内側に導入されることが容易になるように傾斜している2つの導入爪と、により構成されるので、特別な工具を必要とせず人の手により、簡単に他の収納ボックス・ユニットと接続され、組み合わされて使用されることができ、また、組み合わされた収納ボックス・ユニットは、解体されることができる。
請求項9の収納ボックス・ユニットの製造方法によれば、表面材のみを構造材とする収納ボックス・ユニットと比して、剛性及び強度が向上する収納ボックス・ユニットを製造することができる。
したがって、この発明に係る収納ボックス・ユニットによれば、意匠性に優れ十分な強度及び剛性を保持することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す横断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを板状体を折りたたんで形成する過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットの背板を示す図であり、(a)は、正面図であり、(b)は、右側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体の断面図であり、図8のIX−IX断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体の構成部材を展開した状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体を、表面材を中間板材に巻着して形成する過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体の構成部材である表面材を展開した状態で示す右側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体を、表面材を中間板材に巻着して形成する過程を示す右側面図である。 図13の前端部分拡大図である。 図13の中央部分拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る板状体であって表面材を中間板材に巻着して形成された後の板状体の右側面図である。なお、図16は、図9と、上面と下面との位置関係について逆の位置関係となっている。また、図16において、背板用溝は形成されていない。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットの使用例を示す背面側の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットが接続金具によって接続されている状態を示す断面図であって、図17のA−A断面図である。 従来の収納ボックス・ユニットを示す斜視図である。 従来の収納ボックス・ユニットに係る板状体を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットの棚板を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットの棚板を示す図であり、(a)は図23のB−B断面図であり、(b)は展開した棚板用表面材を示す右側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る収納ボックス・ユニットを示す正面図である。 本発明に係る補強材の変形例を示す断面図である。
本発明の各実施形態に係る収納ボックス・ユニットを図面に基づいて説明する。以下では、収納ボックス・ユニットに関する方向を、図1の方向スケールに基づいて、定義する。すなわち、収納ボックス・ユニットの天部を上側、底部を下側、被収納物を収納するために差し入れる側を前側、前側の反対側を後側、前側から収納ボックス・ユニットを見て左側を左側、左側の反対側を右側と、定義する。また、前後方向は、収納ボックス・ユニットの収納空間に被収納物を差し入れる方向すなわち被収納物差入方向である。左右方向は、収納ボックス・ユニットを展開した状態での板状体の延在方向であり、さらに、板状体を展開した状態での、中間板材又は表面材の延在方向である。
なお、以下に示す実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、収納ボックス・ユニット1は、中空の略立方体形状で前面を開口する箱状のものであり、その内面で衣類・食器・書籍等の多様な生活品を収納することができる収納ボックスである。さらに、収納ボックス・ユニット1は、単体で収納ボックスとして使用できるばかりでなく、2つ以上組み合わせて多様な形態で使用することができ、例えば大型の収納棚、テレビ・ボードとして使用することや、収納間仕切りとしても使用することができるものである。
図1に示すように、収納ボックス・ユニット1は、天部2と側部4と底部6と側部8と背板9とにより構成される。天部2と側部4と底部6と側部8とは、後述する一枚の板状体10が複数の隅部形成溝11によって区画されて、形成されている。すなわち、収納ボックス・ユニット1は、板状体10が折りたたまれて箱形に形成され、天部2と、天部2の左端及び右端に連設された2つの側部4、8と、一方の側部4と他方の側部8との間に跨って連設された底部6と、により構成されている。収納ボックス・ユニット1は、天部2と側部4及び側部8とが直交し、天部2と底部6とが平行な略直方体である。
収納ボックス・ユニット1の寸法は、例えば、外面形状において、上下方向の長さが392mmであり、左右方向の長さが392mmであり、前後方向の長さが295mmであり、内面形状において、上下方向の長さが376mmであり、左右方向の長さが376mmであり、前後方向の長さが282mmである。以下、各構成要素について詳述する。
図1、図2及び図3に示すように、天部2は、収納ボックス・ユニット1の上部を構成する板状の部材である。天部2は、略平面状に形成されている。これは、収納ボックス・ユニット1が、他の収納ボックス・ユニット1を積み重ねて使用されるときに、他の収納ボックス・ユニットの底部が載置されることを可能とするために、天部2は、略平面状に形成されているものである。すなわち、天部2は、他の収納ボックス・ユニットの底部をその上面に載置できるように構成されている。
天部2は、正面視において逆ハの字状の台形状であり、平面視において方形状である。天部2は、その上面及び下面が平面状であるように形成されている。天部2は、背板9が嵌合されるための下面側かつ背面近傍であって左右方向に伸びる背板用溝13が形成されている。天部2は、側部4との接合面(すなわち後述する第1の隅部形成溝11a)、側部4との接合面(すなわち後述する板状体10の一方端部12a)並びに背板用溝13を除いて、化粧シート34に覆われて表面の美観が向上するように化粧されている。天部2の左端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第1の隅部5a)を構成し、天部2の右端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第4の隅部5d)を構成する。天部2は、後述するように、第1の隅部形成溝11aと板状体の一方端部12aとにより板状体10が区画されて形成されている。天部2の寸法は、例えば、上面の前後方向の長さが295mmであり、左右方向の長さが392mmであり、下面の前後方向の長さが295mmであり、左右方向の長さが376mmであり、厚み(上面と下面との間の長さ)が7.9mmである。
図1、図2及び図3に示すように、側部4は、収納ボックス・ユニット1の左部を構成する板状の部材である。側部4は、略平面状に形成されている。これは、収納ボックス・ユニット1が、他の収納ボックス・ユニット1と並列して使用されるときに、他の収納ボックス・ユニットの側部が接し合うことを可能とするために、側部4は、略平面状に形成されているものである。すなわち、側部4は、他の収納ボックス・ユニットの側部と接し合わせて並列できるように構成されている。
側部4は、正面視においてハの字を時計回りに90度回転した台形状であり、側面視において方形状である。側部4は、その左面及び右面が平面状であるように形成されている。側部4は、背板9が嵌合されるための右面側かつ背面近傍であって上下方向に伸びる背板用溝13が形成されている。側部4は、天部2との接合面(すなわち後述する第1の隅部形成溝11a)、底部6との接合面(すなわち後述する第2の隅部形成溝11b)並びに背板用溝13を除いて、化粧シート34に覆われて表面の美観が向上するように化粧されている。側部4の上端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第1の隅部5a)を構成し、側部4の下端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第2の隅部5b)を構成する。側部4は、後述するように、第1の隅部形成溝11aと第2の隅部形成溝11bとにより板状体10が区画されて形成されている。側部4の寸法は、天部2の寸法と同様である。
図1、図2及び図3に示すように、底部6は、収納ボックス・ユニット1の下部を構成する板状の部材である。底部6は、略平面状に形成されている。これは、収納ボックス・ユニット1が、他の収納ボックス・ユニット1を積み重ねて使用されるときに、他の収納ボックス・ユニットの天部又は床面等の平面に載置することを可能とするために、底部6は、略平面状に形成されているものである。すなわち、底部6は、他の収納ボックス・ユニットの天部又は任意の平面上に載置できるように構成されている。
底部6は、正面視においてハの字状の台形状であり、底面視において方形状である。底部6は、その上面及び下面が平面状であるように形成されている。底部6は、背板9が嵌合されるための上面側かつ背面近傍であって左右方向に伸びる背板用溝13が形成されている。底部6は、側部4との接合面(すなわち後述する第2の隅部形成溝11b)、側部8との接合面(すなわち後述する第3の隅部形成溝11c)並びに背板用溝13を除いて、化粧シート34に覆われて表面の美観が向上するように化粧されている。底部6の左端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第2の隅部5b)を構成し、底部6の右端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第3の隅部5c)を構成する。底部6は、後述するように、第2の隅部形成溝11bと第3の隅部形成溝11cとにより板状体10が区画されて形成されている。底部6の寸法は、天部2の寸法と同様である。
図1、図2及び図3に示すように、側部8は、収納ボックス・ユニット1の右部を構成する板状の部材である。側部8は、略平面状に形成されている。側部8は、側部4と同様に、他の収納ボックス・ユニットの側部と接し合わせて並列できるように構成されている。
側部8は、正面視においてハの字を反時計回りに90度回転した台形状であり、側面視において方形状である。側部8は、その左面及び右面が平面状であるように形成されている。側部8は、背板9が嵌合されるための左面側かつ背面近傍であって上下方向に伸びる背板用溝13が形成されている。側部8は、天部2との接合面(すなわち後述する板状体10の他方端部12b)、底部6との接合面(すなわち後述する第3の隅部形成溝11c)並びに背板用溝13を除いて、化粧シート34に覆われて表面の美観が向上するように化粧されている。側部8の下端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第3の隅部5c)を構成し、側部8の上端は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第4の隅部5d)を構成する。側部8は、後述するように、第3の隅部形成溝11cと板状体の他方端部12bとにより板状体10が区画されて形成されている。側部8の寸法は、天部2の寸法と同様である。
図1、図2、図3及び図4に示すように、背板9は、正面視において方形状であり、天部2、側部4、底部6及び側部8に形成された背板用溝13に嵌合されて、天部2、側部4、底部6及び側部8によって形成される背面側の開口を閉じる板状部材である。背板9は、後述する表面材30を構成する基材32と同一の材料で形成されおり、例えば、中密度繊維板(MDF)で形成されている。背板9の寸法は、例えば、上下方向の長さ、左右方向の長さが385mmであり、前後方向の厚みが5.4mmである。背板9は、好ましくは、厚さ2.7mmの中密度繊維板が2枚重ねられて形成され、前側は、化粧シート34によって化粧されて意匠性が向上されているように形成されている。
図1、図2及び図3に示すように、収納ボックス・ユニット1の前面3は、正面視において略口の字形で開口している。一方、収納ボックス・ユニット1の背面は、背板9によって閉じられている。したがって、収納ボックス・ユニット1は、その内面において天部2、側部4、底部6、側部8及び背板9に囲まれて直方体状の収納空間を形成している。
図1に示すように、収納ボックス・ユニット1の前面3のうち天部2、側部4、底部6及び側部8の前端面すなわち後述する板状体10の前端面12fは、前方に突き出た略C面となっている。詳細には、前面3は、前後方向に対して斜交する第1前端面3f1と上下かつ左右方向に平行である第2前端面3f2と前後方向に対して斜交する第3前端面3f3とにより構成されている。例えば、天部2の前端面の断面視において、第1前端面3f1は、天部2の上面から屈曲して斜め前下に向かって傾斜し、第2前端面3f2は、第1前端面3f1から屈曲して真下に向かって下垂し、第3前端面3f3は、第2前端面3f2から屈曲して斜め後下に向かって傾斜する。これにより、収納ボックス・ユニット1の前面3は、正面視において、天部2、側部4、底部6及び側部8の実際の厚みよりも薄い板状部材で形成されている印象を抱かせることができる。
後述するように、第1前端面3f1は、板状体10を構成する表面材第4構成部30c4により形成されており、第2前端面3f2は、板状体10を構成する表面材第5構成部30c5により形成されており、第3前端面3f3は、板状体10を構成する面取り部36e2により形成されている。
(板状体)
図5に示すように、板状体10は、箱形に折りたたまれて収納ボックス・ユニット1の天部2、側部4、底部6及び側部8を形成するための板状部材である。言い換えれば、板状体10は、収納ボックス・ユニット1を左右方向に展開した板状部材である。図7及び図8に示すように、展開された板状体10は、平面視において直方形状であり、正面視において、左右方向の辺の中途に、上下方向に切削されたVの字状の溝であって前後方向に伸び板状体10を折るための複数の隅部形成溝11が形成されている。板状体10の左右方向の一方端部12aと他方端部12bとは、互いに接続可能に形成されている。収納ボックス・ユニット1形成前の展開した板状体10における下側の主面は、第1主面10p1であり、反対側の主面は、第2主面10p2である。板状体10の寸法は、例えば、上下方向の最大長さ(厚み)が7.9mmであり、前後方向の最大長さが295mmであり、左右方向の最大長さが1,568mmである。板状体10の前後方向は、収納ボックス・ユニット1の前後方向すなわち被収納物差入方向であり、板状体10の左右方向は、収納ボックス・ユニット1の左右方向すなわち延在方向であり、板状体10の上下方向は、収納ボックス・ユニット1の上下方向である。収納ボックス・ユニット1形成前の展開した板状体10の下面は、収納ボックス・ユニット1の天部2、側部4、底部6及び側部8の外面である。
図7に示すように、板状体10は、中間板材20と表面材30と補強材50とにより構成される。中間板材20は、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1の内側でその構造を支えるための板状部材である。すなわち、中間板材20は、板状体10の芯材である。表面材30は、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1の表面側で、中間板材20を覆うことで、美観を向上するとともに、収納ボックス・ユニット1としての表面的機能、例えば耐水性、表面剛性、を確保するための部材である。補強材50は、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1すなわち中間板材20の剛性及び強度を補強するための金属質の部材である。
中間板材20は、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1の構造を支えるため、適宜な剛性及び強度を有する。中間板材20は、木質の板状部材である。中間板材20は、例えば、ラワン合板又は積層合板である。中間板材20は、構造材としてあらゆる方向からの力に対して高い抵抗力を発揮することができる。収納ボックス・ユニット1の外側に位置する基板32の一方主面32p1と、収納ボックス・ユニット1の内側に位置する基板32の一方主面32p1と、は、向き合っており、向き合った外側の基板32の一方主面32p1と内側の基板32の一方主面32p1との内に、中間板材20は、狭着されている。中間板材20の寸法は、例えば、上下方向の長さ(厚み)が2.5mmであり、前後方向の長さが282mmであり、隅部形成溝11の加工前の左右方向の長さが1,568mmである。図10に示すように、中間板材20の前面は、中間板材の一方の長手端面21であり、中間板材20の後面は、中間板材の他方の長手端面22であり、中間板材20の左面は、中間板材の一方の短手端面23であり、中間板材20の右面は、中間板材の他方の短手端面24である。
図9及び図10に示すように、中間板材20は、補強材50が嵌合されるための補強材嵌装用溝29が形成されている。補強材嵌装用溝29は、中間板材の上面25から下面26に貫通するように形成されている。また、中間板材20に貫設された補強材嵌装用溝29は、中間板材20の上側に接合された基板32と、中間板材20の下側に接合された基板32と、の間に貫設されている。補強材嵌装用溝29は、中間板材20の延在方向すなわち左右方向に延在するように形成されている。すなわち、補強材嵌装用溝29は、収納ボックス・ユニット1の被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びるように形成されている。さらに言い換えれば、補強材嵌装用溝29は、中間板材20の一方の短手端面23から他方の短手端面24に渡って形成されている。補強材嵌装用溝29の前後方向の長さすなわち溝の幅は、例えば、10mmである。補強材嵌装用溝29の前後方向の位置は、中間板材の一方の長手端面21から後側に向かって4.3mmから14.3mmまでの位置に形成されている。
表面材30は、木質の基板32と化粧シート34とにより構成されている。基板32は、例えば、ベニヤ板、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等の木質の板材部材である。化粧シート34は、例えば、オレフィンシート、ポリ塩化ビニル、ペットシート等の樹脂性シート又は樹脂含浸紙のシートであり、耐水性、耐薬品性、機械的強度があり、割けにくくて折り曲げができるシートである。表面材30は、図12及び図13に示すように、木質の基板32の一方主面32p1に化粧シート34が貼着され他方主面32p2で中間板材20に巻着することにより、板状体10を構成する。基板32の一方主面32p1は、板状体10の外側の面であり、図12に示すように、板状体10に形成される前の展開した表面材30の下側の面である。基板32の他方主面32p2は、板状体10の内側の面であり、板状体10に形成される前の表面材30の上側の面である。図12に示すように、中間板材20に巻着する前の、平面に展開されている状態での、表面材30の前側端面は、表面材の一方の長手端面31p1であり、表面材30の後側端面は、表面材の他方の長手端面31p2であり、表面材30の左側端面は、表面材の一方の短手端面31p3であり、表面材30の右側端面は、表面材の他方の短手端面31p4である。
図12に示すように、表面材30は、前後方向に区画される表面材第1構成部30c1と表面材第2構成部30c2と表面材第3構成部30c3と表面材第4構成部30c4と表面材第5構成部30c5と表面材第6構成部30c6とにより構成されている。表面材30の各構成部30c1〜30c6は、図10及び図16に示すように、中間板材20の短手端面23、24の外周24oに巻き付くように、すなわち、中間板材20の被収納物差入方向の外周を巻着できる表面材30の位置に形成されている、表面材30の延在方向に伸びる複数のVカット溝36で区画されている。複数のVカット溝36は、図12に示すように、基板32の他方主面32p2から一方主面32p1に向けて且つ化粧シート34を残してVカット加工で形成される溝である。表面材第1構成部30c1は、表面材の一方の長手端面31p1と第1のVカット溝36aとにより区画される。表面材第2構成部30c2は、第1のVカット溝36aと第2のVカット溝36bとにより区画される。表面材第3構成部30c3は、第2のVカット溝36bと第3のVカット溝36cとにより区画される。表面材第4構成部30c4は、第3のVカット溝36cと第4のVカット溝36dとにより区画される。表面材第5構成部30c5は、第4のVカット溝36dと第5のVカット溝36eとにより区画される。表面材第6構成部30c6は、第5のVカット溝36eと表面材の他方の長手端面31p2とにより区画される。板状体10において、表面材30の一方の短手端面31p3と他方の短手端面31p4とは、図10に示すように、中間板材20の一方の短手端面23と他方の短手端面24と、左右方向において位置が略揃っている。
表面材30の、中間板材20に巻着する前の寸法・形状について詳述する。表面材30の前後方向の長さ、すなわち、表面材の一方の長手端面31p1から表面材の他方の長手端面31p2までの長さは、例えば、602.9mmであり。表面材30の左右方向の長さ、すなわち、表面材の一方の短手端面31p3から表面材の他方の短手端面31p4までの長さは、板状体10の左右方向の最大長さと同じ、例えば、1,568mmである。表面材30の上下方向の長さ(厚み)は、例えば、2.7mmである。図12に示すように、表面材第1構成部30c1は、側面視において、前端面すなわち表面材の一方の長手端面31p1が上面及び下面に対して直交し、後端面が第1のVカット溝36aにより上面及び下面に対して斜交している、上底が短い台形状である。表面材第1構成部30c1の下面の前後方向の長さ(下底)は、例えば、11.5mmである。第1のVカット溝36aは、側面視において、上側を開くV字形状である。第1のVカット溝36aの前後方向のV字角度は、105度である。表面材第2構成部30c2は、側面視において、前端面が第1のVカット溝36aにより上面及び下面に対して直交し、後端面が第2のVカット溝36bにより上面及び下面に対して斜交している、上底が短い台形状である。表面材第2構成部30c2の下面の前後方向の長さ(下底)は、例えば、7.9mmである。第2のVカット溝36bは、側面視において、上側を開くV字形状である。第2のVカット溝36bの前後方向のV字角度は、90度である。表面材第3構成部30c3は、側面視において、前端面が第2のVカット溝36bにより上面及び下面に対して直交し、後端面が第3のVカット溝36cにより上面及び下面に対して斜交している、上底が短い略台形状である。表面材第3構成部30c3の下面の前後方向の長さ(下底)は、例えば、290mmである。第3のVカット溝36cは、側面視において、上側を開くV字形状である。第3のVカット溝36cの前後方向のV字角度は、42度である。表面材第4構成部30c4は、側面視において、前端面が第3のVカット溝36cにより上面及び下面に対して直交し、後端面が第4のVカット溝36dにより上面及び下面に対して斜交している、上底が短い台形状である。表面材第4構成部30c4の下面の前後方向の長さ(下底)は、例えば、5.4mmである。第4のVカット溝36dは、側面視において、上側を開くV字形状である。第4のVカット溝36dの前後方向のV字角度は、73度である。表面材第5構成部30c5は、側面視において、前端面が第4のVカット溝36dにより上面及び下面に対して直交し、後端面が第5のVカット溝36eにより上面に対して斜交し下面に対して直交している、五角形状である。表面材第5構成部30c5の下面の前後方向の長さは、例えば、4.9mmである。第5のVカット溝36eは、側面視において、上側を開く略V字形状である。詳細には、第5のVカット溝36eは、表面材第5構成部30c5の後端面と面取り部36e2の側面と表面材第6構成部30c6の後端面とにより形成されている溝である。すなわち、第5のVカット溝36eは、表面材第5構成部30c5の上面から後下向きに45度で傾斜する側面36e4と、側面36e4から屈曲して下垂し表面材第5構成部30c5の下面に直交する側面36e5と、側面36e5の先端から後上向きに45度で傾斜する面取り部側面36e2aと、面取り部側面36e2aの先端から屈曲して後下向きに90度で傾斜する面取り部側面36e2bと、面取り部側面36e2bの先端から屈曲して直上向きに45度で立ち上がる、すなわち、表面材第6構成部30c6の下面に直交する側面36e2bと、側面36e2bの先端から屈曲して後上向きに45度で傾斜する側面36e6と、により構成される溝である。第5のVカット溝36dの前後方向において、側面36e4と側面36e6とが形成するV字角度は、90度であり、側面36e5と面取り部側面36e2aとが形成するV字角度は、45度であり、側面36e7と面取り部側面36e2bとが形成するV字角度は、45度である。表面材第6構成部30c6は、側面視において、前端面すなわち側面36e7及び側面36e6で形成され、後端面が表面材の他方の長手端面31p2であり上面及び下面に対して直交している五角形状である。表面材第6構成部30c6の下面の前後方向の長さは、例えば、281.8mmである。
面取り部36e2は、図16に示すように、第5のVカット溝36eが閉じられたときに、表面材第5構成部30c5と表面材第6構成部30c6とを直交しながら、板状体10の側面視外形状の角となるべき箇所を面取りして、略C面となるようにするための部分である。面取り部36e2は、図12に示すように、側面視において、直角二等辺三角形状であり、直角となる頂点を上に向け、斜辺となるべき辺を下面としている。面取り部36e2の下面の前後方向の長さは、例えば、1.4mmであり、直角となる頂点の高さは、例えば、0.7mmである。面取り部36e2の側面である面取り部側面36e2aは、第5のVカット溝36eの側面36e5と密着することが可能であるように形成されており、左右方向からの側面視における長さが例えば1mmであるように形成されている。すなわち、面取り部側面36e2aは、側面36e5と、面形状が一致している。同様に、面取り部36e2の側面である面取り部側面36e2bは、第5のVカット溝36eの側面36e7と密着することが可能であるように形成されており、左右方向からの側面視における長さが例えば1mmであるように形成されている。すなわち、面取り部側面36e2bは、側面36e7と、面形状が一致している。なお、第5のVカット溝36eの側面36e4は、側面36e6と、面形状が一致している。
さらに、表面材第3構成部30c3は、図10及び図12に示すように、補強材50が嵌合されるための補強材嵌装用溝38が形成されている。補強材嵌装用溝38は、表面材第3構成部30c3の上面から、すなわち、基板32の他方主面32p2から、例えば、1.45mm切削されて形成されている。補強材嵌装用溝38は、基板32の一方主面32p1に、すなわち、板状体10の第1主面10p1又は第2主面10p2に、膨らみや凹凸等の表面状態を劣化させる影響を与えない程度の厚みを基板32の一方主面32p1側に残して形成されている。補強材嵌装用溝38は、収納ボックス・ユニット1の外側に位置する基板32の他方主面32p2から化粧シート34に向けて溝加工が施されて形成されている。補強材嵌装用溝38は、中間板材20に貫設された補強材嵌装用溝29に連続して形成されている。補強材嵌装用溝38は、表面材30の延在方向すなわち左右方向に延在するように形成されている。すなわち、補強材嵌装用溝38は、収納ボックス・ユニット1の被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びるように形成されている。さらに言い換えれば、補強材嵌装用溝38は、表面材30の一方の短手端面31p3から他方の短手端面31p4に渡って形成されている。補強材嵌装用溝38の前後方向の長さすなわち溝の幅は、例えば、10mmである。補強材嵌装用溝38の前後方向の位置は、表面材第3構成部30c3の下面の後端から前側に向かって2mmから12mmの位置である。
同様に、表面材第6構成部30c6は、図10及び図12に示すように、補強材50が嵌合されるための補強材嵌装用溝39が形成されている。補強材嵌装用溝39は、表面材第6構成部30c6の上面から、すなわち、基板32の他方主面32p2から、例えば、1.45mm切削されて形成されている。補強材嵌装用溝39は、基板32の一方主面32p1に、すなわち、板状体10の第1主面10p1又は第2主面10p2に、膨らみや凹凸等の表面状態を劣化させる影響を与えない程度の厚みを基板32の一方主面32p1側に残して形成されている。補強材嵌装用溝39は、収納ボックス・ユニット1の内側に位置する基板32の他方主面32p2から化粧シート34に向けて溝加工が施されて形成されている。補強材嵌装用溝39は、中間板材20に貫設された補強材嵌装用溝29に連続して形成されている。補強材嵌装用溝39は、表面材30の延在方向すなわち左右方向に延在するように形成されている。すなわち、補強材嵌装用溝39は、収納ボックス・ユニット1の被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びるように形成されている。さらに言い換えれば、補強材嵌装用溝39は、表面材30の一方の短手端面31p3から他方の短手端面31p4に渡って形成されている。補強材嵌装用溝39の前後方向の長さすなわち溝の幅は、例えば、10mmである。補強材嵌装用溝39の前後方向の位置は、表面材第6構成部30c6の下面の前端から後側に向かって6mmから16mmまでの位置に形成されている。
補強材嵌装用溝29、補強材嵌装用溝38及び補強材嵌装用溝39は、合わさって連続した横断面方形状であり、補強材50を嵌装するために隅部形成溝11と直交する方向にのびる嵌装用溝が形成されている。すなわち、補強材嵌装用溝29と補強材嵌装用溝38と補強材嵌装用溝39とを合わせた形状は、補強材50の断面形状に対応しており、補強材50が嵌装できるように構成されている。補強材嵌装用溝38及び補強材嵌装用溝39の溝底と化粧シート34との間には、基板32が存在している。
図8に示すように、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の構造材である中間板材20の剛性及び強度を補強する金属質の四角柱状、棒状ないし平板状の長尺状部材である。補強材50は、例えば、アルミニウムを素材とする。図9に示すように、収納ボックス・ユニット1に折りたたまれる前の板状体10において、補強材50は、その延在方向を補強材嵌装用溝29、補強材嵌装用溝38及び補強材嵌装用溝39の延在方向と合わせて、補強材の下面52が表面材30の補強材嵌装用溝38に、補強材の上面51が表面材30の補強材嵌装用溝39に、補強材の前面53及び後面54が中間板材20の補強材嵌装用溝29に、嵌合されている。これにより、補強材50は、中間板材20ないし表面材30の一部に嵌装されて、すなわち、板状体10に嵌装されて、中間板材20の剛性及び強度を補強する。補強材50の形状は、図10に示すように、側面視においても正面視においても平面視においても、方形である。補強材50の寸法は、例えば、前後方向の長さすなわち補強材の前面53から後面54までの長さが10mmであり、上下方向の長さすなわち補強材の上面51から下面52までの長さが5mmであり、隅部形成溝11の形成前において左右方向の長さが板状体10と同様に1,568mmである。すなわち、補強材50は、板状体10の一方端部12aから他方端部12bに渡って、板状体10の内部に嵌装されている。さらに言い換えると、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の天部2と底部6との左右方向の長さとその長さを合わせて、天部2と底部6との内部に嵌装されている。同様に、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の側部4と側部8との上下方向の長さとその長さを合わせて、側部4と側部8との内部に嵌装されている。さらに、補強材50は、天部2、側部4、8又は底部6が1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有しているように、構成されている。
また、補強材50は、図9に示すように、板状体10の第2前端面12f2から、例えば、7mmから17mmまでの位置に配設されている。すなわち、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の前面3の近傍の位置に相当する板状体10の位置に嵌装されている。さらに言い換えれば、補強材50は、板状体10の面取り部36e2に近い位置に嵌装されている。したがって、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の前面3近傍に作用する荷重に対して、剛性及び強度を向上することができる。
図10及び図11に示すように、表面材30の内側に中間板材20と補強材50とが配設されるように、展開する表面材30の表面材第6構成部30c6に中間板材20が載置され、補強材嵌装用溝39に補強材50が載置され、展開する表面材30の複数のVカット溝36を閉じるように折りたたまれて、表面材30と中間板材20と補強材50とは、一体的に組み合わされて板状体10となる。この際、表面材30と中間板材20とは、接着される。複数のVカット溝36、すなわち、第1のVカット溝36a、第2のVカット溝36b、第3のVカット溝36c、第4のVカット溝36d、第5のVカット溝36eは、閉じられる際に接着される。
また、第5のVカット溝36eが閉じられる際に、面取り部36e2の面取り部側面36e2aは、側面36e5と互いの面を一致させて接着され、面取り部側面36e2bは、側面36e7と互いの面を一致させて接着される。さらに、第5のVカット溝36eが閉じられる際に、側面36e4は、側面36e6と互いの面を一致させて接着される。これにより、図9及び図16に示すように、板状体10の前端面12に面取りされた形状が形成される。
板状体10の前端面12fは、折りたたまれて収納ボックス・ユニット1となることによって、収納ボックス・ユニット1の前面3となる。板状体10の前端面12fは、図9に示すように、第1前端面12f1と第2前端面12f2と第3前端面12f3であり、収納ボックス・ユニット1の前面3の第1前端面3f1と第2前端面3f2と第3前端面3f3とにより構成される面と同一の面である。第1前端面12f1は、板状体10の第1主面10p1から第2主面10p2に向かって且つ前向きに22度傾斜し、第2前端面12f2は、第1前端面3f1から屈曲して第1主面10p1及び第2主面10p2の平面方向に直交し、第3前端面12f3は、第2前端面12f2から屈曲して、第2主面10p2に向かって且つ後向きに45度傾斜する。第1前端面12f1は、表面材第4構成部30c4の化粧シート34により形成されている面であり、第2前端面12f2は、表面材第5構成部30c5の化粧シート34により形成されている面であり、第3前端面12f3は、面取り部36e2の化粧シート34により形成されている面である。
したがって、板状体10の前端面12fすなわち収納ボックス・ユニット1の前面3は、略C面となるように形成されており、さらに、化粧シート34で覆われているので、板状体10の実際の厚みよりも薄い厚みである印象を抱かせることができるとともに、部材の継目が見えず、意匠性が向上している。
図9及び図16に示すように、板状体10の後端面12g近傍は、表面材第1構成部30c1と表面材第2構成部30c2と表面材第3構成部30c3とにより構成されている。表面材第1構成部30c1と表面材第2構成部30c2との境は、例えば105度で切削されている第1のVカット溝36aが形成されており、表面材第2構成部30c2と表面材第3構成部30c3との境は、例えば90度で切削されている第2のVカット溝36bが形成されているので、板状体10の第1主面10p1側に位置する表面材第3構成部30c3から表面材第2構成部30c2への折れ曲がり角度は90度となり、板状体10の後端面12gに位置する表面材第2構成部30c2から表面材第1構成部30c1への折れ曲がり角度は105度となっている。すなわち、表面材第1構成部30c1は、板状体10の第2主面10p2から第1主面10p1に向かって、言い換えれば、板状体10の内側に向かって、例えば15度傾斜している。これにより、収納ボックス・ユニット1は、後述される図17に示すように、他の収納ボックス・ユニット1の側部4、8と接し合わせて並列し、背面側で2つの板状体10の後端面12gに後述する接続金具60が握持して、他の収納ボックス・ユニット1と接続されることができる。
さらに、表面材30と中間板材20と補強材50とが組み合わされた板状体10は、図5、図8等に示すように、折りたたまれて収納ボックス・ユニット1となる際に、折場所となるべき複数の隅部形成溝11(11a、11b、11c)がVカット加工により形成されている。すなわち、板状体10は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(第1の隅部5a、第2の隅部5b及び第3の隅部5c)に対応する位置に、例えば、板状体10の一方端部12aから他方端部12bにかけて392mm間隔で、前後方向すなわち被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝11(第1の隅部形成溝11a、第2の隅部形成溝11b及び第3の隅部形成溝11c)が形成されている。これにより、複数の隅部形成溝11は、板状体10を区画して収納ボックス・ユニット1の天部2と側部4と底部6と側部8とを形成する。
図8に示すように、複数の隅部形成溝11は、Vカット加工で板状体10の第2主面10p2から第1主面10p1に向けて第1主面10p1の化粧シート34aを残して板状体10に形成された溝である。複数の隅部形成溝11は、その溝底が化粧シート34aの近傍に位置して、正面視において、板状体10の第2主面10p2を開くV字形状である。複数の隅部形成溝11の正面視におけるV字形状の角度は、90度である。複数の隅部形成溝11は、天部2と側部4とを区画する第1の隅部形成溝11aと、側部4と底部6とを区画する第2の隅部形成溝11bと、底部6と側部8とを区画する第3の隅部形成溝11cと、により構成されている。
図8(b)に示すように、板状体10の一方端部12aは、正面視において、第1主面10p1及び第2主面10p2に45度で斜交する、右上から左下に向かって傾斜する平面状に形成されている。板状体10の他方端部12bは、正面視において、第1主面10p1及び第2主面10p2に45度で斜交する、左上から右下に向かって傾斜する平面状に形成されている。
板状体10は、図5及び図8に示すように、収納ボックス・ユニット1の背面近傍の位置に相当する位置であって、すなわち、板状体10の後端面12g近傍であって、第2主面10p2側に延在方向に伸びる背板用溝13が形成されている。背板用溝13は、図9及び図16に示すように、板状体10を構成する表面材30の表面材第1構成部30c1と表面材第6構成部30c6との近接部分において、すなわち、表面材30の一方の短手端面31p3と他方の短手端面31p4との近接部分において、前後方向を切断する断面視において、第2主面側10p2から第1主面10p1に向かって凹となる溝である。背板用溝13の深さは、第2主面10p2から見て、例えば、5.5mmである。図5に示すように、板状体10が折りたたまれて形成された箱形である収納ボックス・ユニット1において、背板用溝13に、背板9が嵌合される。
(作用効果)
収納ボックス・ユニット1は、板状体10を、第1主面10p1の化粧シート34aを折り曲げ且つ複数の隅部形成溝11を閉じるように折りたたみ、更に、板状体10の延在方向の一方端部12aと他方端部12bとを接合することにより、天部2と2つの側部4、8と底部6とにより構成される箱形に形成される。このとき、複数の隅部形成溝11と、板状体10の延在方向の一方端部12a及び他方端部12bと、はそれぞれ接着されている。
したがって、収納ボックス・ユニット1の隅部5(5a、5b、5c)は、外面側が複数の隅部形成溝11の化粧シート34(34a)に覆われており、部材の継目が見えず、意匠性が向上している。
収納ボックス・ユニット1によれば、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材20と、木質の基板32の一方主面32p1に化粧シート34が貼着され他方主面32p2で中間板材20に巻着する表面材30と、中間板材20ないし表面材30の一部に嵌装されて中間板材20の剛性及び強度を補強する金属質の補強材50と、を有する板状体10が折りたたまれて箱形に形成され、天部2と2つの側部4、8と底部6とにより構成されるので、箱形となった収納ボックス・ユニット1の構造材をなす板状体10が金属質の補強材50に補強されて、収納ボックス・ユニット1の剛性及び強度は、中間板材20又は表面材30のみを構造材とするものと比して、向上することとなる。
詳細には、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材20と、木質の基板32の一方主面32p1に化粧シート34が貼着され他方主面32p2で中間板材20に巻着する表面材30と、中間板材20ないし表面材30の一部に嵌装されて中間板材20の剛性及び強度を補強する金属質の補強材50と、を有する板状体10は、収納ボックス・ユニット1の隅部5(5a、5b、5c)に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝11(11a、11b、11c)が形成されており、複数の隅部形成溝11は、Vカット加工で板状体10の第2主面10p2から第1主面10p1に向けて第1主面10p1の化粧シート34aを残して板状体10に形成された溝であり、板状体10を区画して収納ボックス・ユニット1の天部2と2つの側部4、8と底部6とを形成するので、板状体10を複数の隅部形成溝11で折りたたむことが可能となっている。そして、板状体10を、化粧シート34を折り曲げ且つ複数の隅部形成溝11を閉じるように折りたたみ、更に、板状体10の延在方向の一方端部12aと他方端部12bとを接合することにより、天部2と2つの側部4、8と底部6とにより構成される箱形が形成される。中間板材20と表面材30とにより構成される板状体10は、収納ボックス・ユニット1の構造材として適宜な剛性及び強度を有しているものの、木質であることから、特に曲げ荷重による曲げモーメントが作用されると、変形を免れない。加えて、曲げ応力=曲げモーメント/断面係数であり、断面係数は、部材の厚みに依存することから、板状体10が薄ければ薄いほど、曲げ応力が増大し、板状体10は変形し易くなる。
しかし、金属質の補強材50によって補強された板状体10は、中間板材20又は表面材30のみを構造材とする板状体に比して、板状体の剛性及び強度が向上し、同じ曲げ応力に対して変形し難くなる。そして、収納ボックス・ユニット1は、天部2、側部4、8又は底部6が、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有しているので、収納ボックス・ユニットとしての意匠性を損なうような変形をすることがない。
そして、収納ボックス・ユニット1は、天部2、側部4、8又は底部6が、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を維持する範囲で、板状体10の厚みを低減することにより、意匠性を向上しつつ十分な強度及び剛性を保持することができる。
加えて、板状体10の厚みを低減することとすれば、同じ外寸法の従前の収納ボックス・ユニット100に比して、収納ボックス・ユニット1の収納容積を向上することができる。
収納ボックス・ユニット1によれば、木質の基板32の一方主面32p1に化粧シート34が貼着される表面材30と、表面材30の一部に嵌装されて板状体10の剛性及び強度を補強する補強材50と、を有する板状体10が折りたたまれて多角形に形成された収納ボックス・ユニット1であって、表面材30は、延在方向に伸びる補強材嵌装用溝38、39が形成され、補強材50は、木材より剛性及び強度を有する四角柱状、棒状ないし平板状の部材であり、補強材嵌装用溝38、39に嵌合されて、板状体10に嵌装されているので、補強材50の厚みを確保し、板状体10の剛性及び強度が向上しながら、板状体10の厚みを低減することができ、意匠性を向上しつつ十分な強度及び剛性を保持することができる。
加えて、板状体10の厚みを低減することとすれば、同じ外寸法の従前の収納ボックス・ユニット100に比して、収納ボックス・ユニット1の収納容積を向上することができる。
収納ボックス・ユニット1によれば、基板32は、中密度繊維板であり、化粧シート34は、樹脂性シート又は樹脂含浸紙であるので、軽量で高い加工性があり、電気絶縁性、耐水性、耐薬品性に優れている。加えて、化粧シート34は、割けにくくて折り曲げができる。
収納ボックス・ユニット1によれば、板状体10は、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材20を有し、表面材30は、中間板材20及び補強材50に巻着するので、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1は、適宜な剛性及び強度を有するとともに、中間板材20及び補強材50が外部から見えないので、美観が向上している。
収納ボックス・ユニット1によれば、補強材50は、収納ボックス・ユニット1の前面3近傍の位置に相当する板状体10の位置に嵌装されているので、収納ボックス・ユニット1の前面3近傍に作用する荷重に対して、収納ボックス・ユニット1の剛性及び強度を向上することができる。
収納ボックス・ユニット1によれば、板状体10は、収納ボックス・ユニット1の背面近傍の位置に相当する位置に延在方向に伸びる背板用溝13が形成されており、背板用溝13に背板9が嵌合されるので、収納ボックス・ユニット1の背面近傍に作用する荷重に対して、収納ボックス・ユニット1の剛性及び強度を向上することができる。
収納ボックス・ユニット1によれば、板状体10は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とするので、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1にかかる荷重によっても目視でたわみを認識することができない。したがって、収納ボックス・ユニットの美観が向上している。
収納ボックス・ユニット1によれば、収納ボックス・ユニット1は、他の収納ボックス・ユニット1と接し合うように組み合わされて使用される際に、接し合う2つの板状体10の後端面12gに接続金具60が取り付けられており、接続金具60は、金属質の弾性部材であり、本体部62と、本体部62の両側から延びて板状体10の第2主面10p2から第1主面10p1に向かって押圧するように弾性力で付勢されている2つの握持爪64と、握持爪64の先端から延びて2つの板状体10の後端面12gが握持爪64の内側に導入されることが容易になるように傾斜している2つの導入爪66と、により構成されるので、特別な工具を必要とせず人の手により、簡単に他の収納ボックス・ユニット1と接続され、組み合わされて使用されることができ、また、組み合わされた収納ボックス・ユニット1は、解体されることができる。
また、補強材50は、アルミニウムを素材とする四角柱状、棒状ないし平板状の長尺状部材であれば、鉄、銅などの金属を材料とする場合に比して、軽量である。すなわち、補強材50は、板状体10すなわち収納ボックス・ユニット1に嵌装されていても、補強材50を有しない収納ボックス・ユニットに比して、重量増は僅かである。したがって、収納ボックス・ユニット1は、人の手で容易に持ち上げて、他の収納ボックス・ユニット1の天部2又は任意の平面上に載置することができる。
また、補強材50は、アルミニウムを素材とする四角柱状、棒状ないし平板状の長尺状部材であれば、鉄などの金属を材料とする場合に比して、柔らかく加工が容易である。したがって、補強材50が内部に嵌装された板状体10は、木材用の既存のVカット加工のための切削装置を用いて、補強材50も含めて、Vカット加工されることができる。
(収納ボックス・ユニットの使用例)
収納ボックス・ユニット1は、単体で、その内面に、衣類・食器・書籍等の多様な生活品を収納することができる。さらに、収納ボックス・ユニット1は、他の収納ボックス・ユニット1と組み合わせて、使用されることができる。
例えば、図17に示すように、床面に載置されている収納ボックス・ユニット1は、その天部2の上面に、他の収納ボックス・ユニット1の底部6が載置され、また、その側部4と他の収納ボックス・ユニット1の側部8とが接し合わせて並列されることができる。そして、収納ボックス・ユニット1は、他の収納ボックス・ユニット1の天部2又は側部4、8に、さらに他の収納ボックス・ユニット1を載置又は並列されることで、より大きな収納棚や収納間仕切りとしても使用されることができる。
図17に示すように、収納ボックス・ユニット1は、他の収納ボックス・ユニット1と組み合わされる際に、2つの接し合う天部2、側部4、底部6又は側部8の背面形状すなわち2つの接し合う板状体10の後端面12g形状に沿いながら、2つの板状体10を握持して、収納ボックス・ユニット1と他の収納ボックス・ユニット1とを連結するための、接続金具60によって組み合わされている。
図17及び図18に示すように、接続金具60は、金属質の部材であり、本体部62と2つの握持爪64と2つの導入爪66とにより構成される。接続金具60は、収納ボックス・ユニット1の背板9の後側で2つの接し合う板状体10を握持する。本体部62は、その幅が板状体10の厚みの2倍の幅となるように形成されている。本体部62は、2つの接し合う板状体10の後端面すなわち表面材第2構成部30c2に接することができる。握持爪64は、本体部62の両側から延びて表面材第1構成部30c1に沿うように形成されている。それぞれの握持爪64は、板状体10を第2主面10p2から第1主面10p1に向かって押圧するための弾性力で付勢されている。2つの握持爪64は、先端に向かうにつれて、接近するように対向している。導入爪66は、握持爪64の先端から延びて、握持爪64の傾斜と反対側に反り、接続金具60の内側すなわち握持爪64の内側に2つの板状体10の後端面12gが導入することが容易になるように傾斜している。
(製造方法)
収納ボックス・ユニット1の製造方法について説明する。収納ボックス・ユニット1は、以下の工程を経て製造される。
木質の基板32の一方主面32p1に化粧シート34が貼着される表面材30と、板状体10の剛性及び強度を補強する補強材50と、を準備する。
表面材30の延在方向に伸びる複数の溝36を基板32の他方主面32p2から一方主面32p1に向けて且つ化粧シート34を残して溝加工で形成する。
表面材30の延在方向に伸びる補強材嵌装用溝38、39を表面材30に切削する。
補強材嵌装用溝38、39に補強材50を嵌合する。
表面材30の一方主面を外側にし他方主面を内側にして前記複数の溝36を閉じるようにして板状体10を形成する。
板状体10に、収納ボックス・ユニット1の隅部5(5a、5b、5c)に対応する位置で板状体10の被収納物差入方向に伸びる複数の隅部形成溝11(11a、11b、11c)を板状体10の第2主面10p2から第1主面10p1に向けて第1主面10p1の化粧シート34を残して形成する。
板状体10を、化粧シート34を折り曲げ且つ複数の隅部形成溝11を閉じるように折りたたみ、更に、板状体10の延在方向の一方端部12aと他方端部12bとを接合することにより、箱形ないし多角形にする。
上述の収納ボックス・ユニット1の製造方法によれば、表面材30のみを構造材とする収納ボックス・ユニットと比して、剛性及び強度が向上する収納ボックス・ユニット1を製造することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニット1hについて説明する。なお、同一の構成要素については同一の符号を付し、上記と重複する説明については、簡潔に説明する又は説明を省略する。
収納ボックス・ユニット1hは、中空の略直方体形状で前面を開口する箱状のものであり、その内面で衣類・食器・書籍等の多様な生活品を収納することができる収納ボックスである。さらに、収納ボックス・ユニット1hは、単体で収納ボックスとして使用できるばかりでなく、2つ以上の収納ボックス・ユニット1h又は他の形態の収納ボックス・ユニット1と組み合わせて多様な形態で使用することができ、例えば大型の収納棚、テレビ・ボードとして使用することや、収納間仕切りとしても使用することができるものである。
図21及び図22に示すように、収納ボックス・ユニット1hは、天部2と側部4hと底部6と棚板7と側部8hと背板9とにより構成される。天部2と側部4hと底部6と側部8hとは、後述する一枚の板状体10h(図示しない)が複数の隅部形成溝11によって区画されて、形成されている。すなわち、収納ボックス・ユニット1hは、板状体10hが折りたたまれて箱形に形成され、さらに、棚板7を配置されて、天部2と2つの側部4h、8hと底部6と棚板7とにより構成されている。収納ボックス・ユニット1hの寸法は、例えば、外面形状において、上下方向の長さが784mmであり、左右方向の長さが392mmであり、前後方向の長さが295mmであり、内面形状において、棚板7の厚みを含む上下方向の長さが768mmであり、左右方向の長さが376mmであり、前後方向の長さが282mmである。
収納ボックス・ユニット1hは、第1の実施の形態に係る収納ボックス・ユニット1の上下方向の2倍の上下方向の高さで形成されている。すなわち、収納ボックス・ユニット1hは、2つの収納ボックス・ユニット1が重ねられたものと同一の高さを有している。
以下、各構成要素のうち、側部4hと棚板7とについて詳述し、その他の構成要素については、説明を省略する。側部8hは、側部4hと左右反対称の形状及び機能であるので、説明を省略する。
側部4hは、収納ボックス・ユニット1hの左部を構成する板状の部材である。側部4hは、略平面状に形成されている。これは、収納ボックス・ユニット1hが、他の収納ボックス・ユニット1h又は収納ボックス・ユニット1と並列して使用されるときに、他の収納ボックス・ユニットの側部が接し合うことを可能とするために、側部4hは、略平面状に形成されているものである。すなわち、側部4hは、他の収納ボックス・ユニットの側部と接し合わせて並列できるように構成されている。
図21及び図22に示すように、側部4hは、正面視においてハの字を時計回りに90度回転した略台形状であり、側面視において方形状である。側部4hは、その左面が平面状であるように形成されており、その右面が略平面状であるように形成されている。側部4hは、棚板7が嵌合されるための右面側に前後方向に伸びる棚板用溝14が形成されている。棚板用溝14の深さは、例えば、5.5mmである。側部4hは、背板9が嵌合されるための右面側かつ背面近傍であって上下方向に伸びる背板用溝13が形成されている。側部4hは、天部2との接合面(すなわち第1の隅部形成溝11a)、底部6との接合面(すなわち第2の隅部形成溝11b)、背板用溝13並びに棚板用溝14を除いて、化粧シート34に覆われて表面の美観が向上するように化粧されている。側部4hの上端は、収納ボックス・ユニット1hの隅部5(第1の隅部5a)を構成し、側部4hの下端は、収納ボックス・ユニット1hの隅部5(第2の隅部5b)を構成する。側部4hは、第1の隅部形成溝11aと第2の隅部形成溝11bとにより板状体10hが区画されて形成されている。側部4hの寸法は、例えば、左面の前後方向の長さが295mmであり、上下方向の長さが784mmであり、右面の前後方向の長さが295mmであり、棚板用溝14の幅を含む上下方向の長さが768mmであり、厚み(左面と右面との間の長さ)が7.9mmである。
(棚板)
棚板7は、図21に示すように、収納ボックス・ユニット1hの上下方向の中途に設けられて、収納ボックス・ユニット1hを内面側において上下に複数段の収納空間を形成する板状部材である。棚板7は、図23及び図24に示すように、適宜な剛性及び強度を有する棚板用中間板材72と、棚板用中間板材72に巻着する棚板用表面材73と、により構成されている。棚板7の寸法は、上下方向の長さ(厚み)が、15.9mmであり、前後方向の長さが293.5mmであり、後述する棚板凸部74を除く左右方向の長さが376mmである。棚板7の厚みは、板状体10の厚みの2倍であるように形成されている。このため、収納ボックス・ユニット1hが他の収納ボックス・ユニット1、1hと組み合わされて使用される際に、並列又は積層する2枚の板状体10の厚みと棚板7との厚みが同一となり、収納ボックス・ユニット1hの正面視における部材の厚みの印象が統一され、美観が向上する。また、棚板7の後端面近傍には、収納ボックス・ユニット1の背面近傍の位置に相当する位置に左右方向すなわち延在方向に伸びる背板用溝713が形成されている。背板用溝713は、収納ボックス・ユニット1hにおいて板状体10が折りたたまれて形成された箱形において、背板9が嵌合される。棚板7の前端面は、側面視において、上側の角と下側の角とが面取りされて略C面となるように形成されている。
棚板用中間板材72は、収納ボックス・ユニット1hの上側の収納空間に収納される物品が、収納ボックス・ユニット1hの側部4h、8hに荷重を伝達されて支えられるための適宜な剛性及び強度を有する。棚板用中間板材72は、は、木質の板状部材である。棚板用中間板材72は、例えば、ラワン合板又は積層合板である。棚板用中間板材72は、上下方向からの力に対して高い抵抗力を発揮することができる。棚板用中間板材72は、左右の端部に棚板凸部74が形成されている。棚板用中間板材72の寸法は、例えば、上下方向の長さ(厚み)が10.5mmであり、前後方向の長さが288mmであり、棚板凸部74を除く左右方向の長さが376mmである。棚板用中間板材72の前端面は、側面視において、上側の角と下側の角とが面取りされて略C面となるように形成されている。
棚板凸部74は、棚板7の左右の端部において、図21及び図23に示すように、左右方向に突出し前後方向に伸びる突条である。棚板凸部74は、収納ボックス・ユニット1hの側部4h、8hに形成されている棚板用溝14に嵌合して、棚板7にかかる荷重を側部4h、8hに伝達する。
図24に示すように、棚板用表面材73は、基板732と化粧シート734とにより構成されている。基板732は、例えば、ベニヤ板、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等の木質の板材部材である。化粧シート734は、例えば、オレフィンシート、ポリ塩化ビニル、ペットシート等の樹脂性シート又は樹脂含浸紙のシートであり、耐水性、耐薬品性、機械的強度があり、割けにくくて折り曲げができるシートである。棚板用表面材73は、木質の基板732の一方主面に化粧シート734が貼着され他方主面で棚板用中間板材72に巻着することにより、棚板7を構成する。基板732の一方主面は、棚板7の外側の面であり、棚板7に形成される前の棚板用表面材73の下側の面である。基板732の他方主面は、棚板7の内側の面であり、棚板7に形成される前の棚板用表面材73の上側の面である。棚板用中間板材72に巻着する前の、平面に展開されている状態での、棚板用表面材73の前側端面は、棚板用表面材73の一方の短手端面であり、棚板用表面材73の後側端面は、棚板用表面材73の他方の短手端面であり、棚板用表面材73の左側端面は、棚板用表面材73の一方の長手端面であり、棚板用表面材73の右側端面は、棚板用表面材73の他方の長手端面である。
図24に示すように、棚板用表面材73は、前後方向に区画される棚板用表面材第1構成部73c1と棚板用表面材第2構成部73c2と棚板用表面材第3構成部73c3と棚板用表面材第4構成部73c4と棚板用表面材第5構成部73c5と棚板用表面材第6構成部73c6とにより構成されている。棚板用表面材73の各構成部73c1〜73c7は、棚板用中間板材72の短手端面の外周に巻き付くように、すなわち、棚板用中間板材72の被収納物差入方向の外周を巻着できる棚板用表面材73の位置に形成されている、棚板用表面材73の左右方向すなわち延在方向に伸びる複数のVカット溝736で区画されている。複数のVカット溝736は、基板732の他方主面から一方主面に向けて且つ化粧シート734を残してVカット加工で形成される溝である。棚板7において、棚板用表面材73の一方の長手端面と他方の長手端面とは、棚板用中間板材72の一方の短手端面と他方の短手端面と、棚板凸部74を除いて、左右方向において位置が略揃っている。
棚板用表面材73の、棚板用中間板材72に巻着する前の寸法について詳述する。棚板用表面材73の前後方向の長さ、すなわち、棚板用表面材73の一方の短手端面から棚板用表面材73の他方の短手端面までの長さは、例えば、613.9mmであり。棚板用表面材73の左右方向の長さ、すなわち、棚板用表面材73の一方の長手端面から棚板用表面材73の他方の長手端面までの長さは、棚板7の左右方向の棚板凸部74を除く長さと同じ、例えば、376mmである。棚板用表面材73の上下方向の長さ(厚み)は、例えば、2.7mmである。
複数のVカット溝736のV字角度について、棚板用中間板材72の短手端面の外周のうち、後端側の角に対応する位置に形成されているもののV字角度は、例えば90度であり、前端側の角に対応する位置に形成されているもののV字角度は、例えば73度である。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態に係る収納ボックス・ユニット1iについて説明する。なお、同一の構成要素については同一の符号を付し、上記と重複する説明については、簡潔に説明する又は説明を省略する。
収納ボックス・ユニット1iは、第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニット1hと同様に、中空の略直方体形状で前面を開口する箱状のものであり、その内面で衣類・食器・書籍等の多様な生活品を収納することができる収納ボックスである。さらに、収納ボックス・ユニット1iは、単体で収納ボックスとして使用できるばかりでなく、2つ以上の収納ボックス・ユニット1i又は他の形態の収納ボックス・ユニット1、1hと組み合わせて多様な形態で使用することができ、例えば大型の収納棚、テレビ・ボードとして使用することや、収納間仕切りとしても使用することができるものである。
図25に示すように、収納ボックス・ユニット1iは、天部2と側部4iと底部6と2つの棚板7と側部8iと背板9とにより構成される。収納ボックス・ユニット1iは、第2の実施の形態に係る収納ボックス・ユニット1hに比して、棚板7を1枚多く設けられたものであり、収納ボックス・ユニット1の内側において3つの収納空間を形成するものである。天部2と側部4iと底部6と側部8iとは、一枚の板状体10i(図示しない)が複数の隅部形成溝11によって区画されて、形成されている。すなわち、収納ボックス・ユニット1iは、板状体10iが折りたたまれて箱形に形成され、さらに、2つの棚板7を配置されて、天部2と2つの側部4i、8iと底部6と棚板7とにより構成されている。
以下においては、本発明のその他の実施の形態を説明する。
補強材50は、収納ボックス・ユニット1、1h、1iの前面3近傍の位置に相当する板状体10、10h、10iの位置に嵌装されている場合に限定されず、被収納物差入方向の任意の位置に嵌装されていてもよい。すなわち、補強材50は、板状体10、10h、10iの前後の任意の位置に嵌装されていてもよい。
補強材50は、収納ボックス・ユニット1、1h、1iすなわち板状体10、10h、10iに四角柱状ないし棒状の部材が1本嵌装されている場合に限定されず、複数本嵌装されていてもよい。例えば、補強材50は、板状体10の前端面12f近傍と後端面12g近傍とに平行に2本嵌装されていてもよい。
補強材50は、図26に示すように、その横断面形状が、長方形状に限定されず、図26(a)の正方形状、図26(b)の円形状、図26(c)のE字状、図26(d)のL字状、図26(e)の中空状、又は、図26(f)の略コの字状であってもよい。さらに、補強材50は、図示していないが、板状体10の被収納物差入方向及び延在方向にわたる平面状であってもよい。また、補強材50は、四角柱状の場合であっても、その横断面の寸法は、5mm×10mmの場合に限定されず、例えば、5mm×15mm、6mm×10mmであってもよい。
補強材50は、その延在方向の長さが、板状体10、10h、10iの延在方向の全長と同じ長さである場合に限定されず、板状体10、10h、10iの延在方向の全長よりも短い長さであってもよい。すなわち、補強材50は、収納ボックス・ユニット1、1h、1iの天部2、側部4、8、4h、8h、4i、8i、底部6の両端に形成される隅部形成溝11、板状体の一方端部12a又は板状体の他方端部12bよりも延在方向内側に嵌装されていてもよい。
補強材50は、金属質の材料で形成されている場合であっても、アルミニウムを材料とする場合に限定されず、鉄、銅、ステンレス等の他の金属物質で形成されていてもよい。さらに、補強材50は、金属質の材料で形成されている場合に限定されず、木材より剛性及び強度を有する材料で形成されていればよく、例えば、炭素繊維強化プラスチックで形成されていてもよい。
板状体10、10h、10iの厚みは、7.9mmに限定されず、5.0mm以上であればよい。なお、収納ボックス・ユニット1、1h、1iの意匠性を向上する観点からは、板状体10、10h、10iの厚みは、10mm以下であることが好ましい。
棚板7は、補強材50が嵌装されていてもよい。また、収納ボックス・ユニット1hにおいて、棚板7は、用いられていなくてもよい。
Vカット溝36又は隅部形成溝11は、Vカット加工により形成される場合に限定されず、他の切削加工により形成されてもよい。また、Vカット溝36又は隅部形成溝11の断面形状は、Vの字状又はVの字を組み合わせた形状に限定されず、Uの字状又はVの字の先端のみ丸く加工された形状で形成されていてもよい。
天部2、側部4、底部6、側部8は、平面状に形成されている場合に限定されず、凹凸、段差又は折れ曲がり部があるように形成されていてもよい。さらに、収納ボックス・ユニット1、1h、1iは、正面視において、方形に形成されている場合に限定されず、多角形状に形成されていてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
例えば、本明細書において、「嵌装」とは、補強材50が補強材嵌装用溝29、38、39に密嵌している場合すなわち密着して嵌められている場合に限定されず、遊嵌すなわち遊びをもった状態で嵌められていること、又は、緩嵌すなわちゆるやかに嵌められていること、を含む。
1、1h、1i 収納ボックス・ユニット
2 天部
3 前面
3f1 第1前端面
3f2 第2前端面
3f3 第3前端面
4 側部
5 隅部
5a 第1の隅部
5b 第2の隅部
5c 第3の隅部
5d 第4の隅部
6 底部
8 側部
7 棚板
72 棚板用中間板材
73 棚板用表面材
73c1 棚板用表面材第1構成部
73c2 棚板用表面材第2構成部
73c3 棚板用表面材第3構成部
73c4 棚板用表面材第4構成部
73c5 棚板用表面材第5構成部
73c6 棚板用表面材第6構成部
73c7 棚板用表面材第7構成部
732 基板
734 化粧シート
736 Vカット溝(溝)
74 棚板凸部
713 背板用溝
9 背板
10、10h、10i 板状体
10p1 第1主面
10p2 第2主面
11 隅部形成溝
11a 第1の隅部形成溝
11b 第2の隅部形成溝
11c 第3の隅部形成溝
12a 板状体の一方端部
12b 板状体の他方端部
12f 板状体の前端面
12f1 板状体の第1前端面
12f2 板状体の第2前端面
12f3 板状体の第3前端面
12g 板状体の後端面
13 背板用溝
14 棚板用溝
20 中間板材
21 中間板材の一方の長手端面
22 中間板材の他方の長手端面
23 中間板材の一方の短手端面
24 中間板材の他方の短手端面
24o 中間板材の短手端面の外周
25 中間板材の上面
26 中間板材の下面
29 補強材嵌装用溝
30 表面材
30c1 表面材第1構成部
30c2 表面材第2構成部
30c3 表面材第3構成部
30c4 表面材第4構成部
30c5 表面材第5構成部
30c6 表面材第6構成部
31p1 表面材の一方の長手端面
31p2 表面材の他方の長手端面
31p3 表面材の一方の短手端面
31p4 表面材の他方の短手端面
32 基板
32p1 基板の一方主面
32p2 基板の他方主面
34 化粧シート
34a 板状体の第1主面の化粧シート
34b 板状体の第2主面の化粧シート
36 Vカット溝(溝)
36a 第1のVカット溝
36b 第2のVカット溝
36c 第3のVカット溝
36d 第4のVカット溝
36e 第5のVカット溝
36e2 面取り部
36e2a、36e2b 面取り部側面
36e4、36e5、36e6、36e7 側面
38、39 補強材嵌装用溝
40 表面材の一方の長手端面
42 表面材の他方の長手端面
44 表面材の一方の短手端面
46 表面材の他方の短手端面
50 補強材
51 補強材の上面
52 補強材の下面
53 補強材の前面
54 補強材の後面
60 接続金具
62 本体部
64 握持爪
66 導入爪
MDF 中密度繊維板

Claims (9)

  1. 適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材と、木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着され他方主面で中間板材に巻着する表面材と、を有する板状体が折りたたまれて箱形に形成され、天部と2つの側部と底部とにより構成される収納ボックス・ユニットであって、
    板状体は、
    さらに、中間板材ないし表面材の一部に嵌装されて中間板材の剛性及び強度を補強する木材より剛性及び強度を有する補強材を有し、
    収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝が形成されており、
    複数の隅部形成溝は、板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように板状体に形成された溝であり、板状体を区画して収納ボックス・ユニットの天部と2つの側部と底部とを形成し、
    天部は、他の収納ボックス・ユニットの底部をその上面に載置できるように構成され、
    側部は、他の収納ボックス・ユニットの側部と接し合わせて並列できるように構成され、
    底部は、他の収納ボックス・ユニットの天部又は任意の平面上に載置できるように構成され、
    板状体は、化粧シートが折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝が閉じられ、かつ、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とが接合されて、天部と2つの側部と底部とにより構成される箱形に形成され、
    天部、側部又は底部は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とする、収納ボックス・ユニット。
  2. 木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着される表面材を有する板状体が折りたたまれて多角形に形成された収納ボックス・ユニットであって、
    板状体は、さらに、表面材の一部に嵌装されて板状体の剛性及び強度を補強する補強材を有し、
    表面材は、収納ボックス・ユニットの被収納物差入方向と直交ないし交差する方向に伸びる補強材嵌装用溝が形成され、
    板状体は、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置に被収納物差入方向に伸びる平行な複数の隅部形成溝が形成されており、
    複数の隅部形成溝は、板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように板状体に形成された溝であり、板状体を区画して収納ボックス・ユニットの各面を形成し、
    板状体は、化粧シートが折り曲げられるとともに複数の隅部形成溝が閉じられ、かつ、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とが接合されて、多角形に形成され、
    補強材は、木材より剛性及び強度を有する四角柱状、棒状ないし平板状の部材であり、補強材嵌装用溝に嵌合されて、板状体に嵌装されている、収納ボックス・ユニット。
  3. 基板は、中密度繊維板であり、
    化粧シートは、樹脂性シート又は樹脂含浸紙である、請求項1又は請求項2に記載の収納ボックス・ユニット。
  4. 板状体は、適宜な剛性及び強度を有する木質の中間板材を有し、
    表面材は、中間板材及び補強材に巻着する、請求項2に記載の収納ボックス・ユニット。
  5. 補強材は、収納ボックス・ユニットの前面近傍の位置に相当する板状体の位置に嵌装されている、請求項1ないし請求項4に記載の収納ボックス・ユニット。
  6. 板状体は、収納ボックス・ユニットの背面近傍の位置に相当する位置に延在方向に伸びる背板用溝が形成されており、
    背板用溝に背板が嵌合される、請求項1ないし請求項5に収納ボックス・ユニット。
  7. 板状体は、1kg/dm2の荷重に対し0.5%以下のたわみ率となる強度を有していることを特徴とする、請求項1ないし請求項5に記載の収納ボックス・ユニット。
  8. 収納ボックス・ユニットは、他の収納ボックス・ユニットと接し合うように組み合わされて使用される際に、接し合う2つの板状体の後端面に接続金具が取り付けられており、
    接続金具は、金属質の弾性部材であり、本体部と、本体部の両側から延びて板状体の第2主面から第1主面に向かって押圧するように弾性力で付勢されている2つの握持爪と、握持爪の先端から延びて2つの板状体の後端面が握持爪の内側に導入されることが容易になるように傾斜している2つの導入爪と、により構成される、請求項1ないし請求項7に記載の収納ボックス・ユニット。
  9. 木質の基板の一方主面に化粧シートが貼着される表面材と、板状体の剛性及び強度を補強する補強材と、を準備する工程と、
    表面材の延在方向に伸びる複数の溝を基板の他方主面から一方主面に向けて且つ化粧シートを残して当該化粧シート側に溝底が位置するように溝加工で形成する工程と、
    表面材の延在方向に伸びる補強材嵌装用溝を表面材に切削する工程と、
    補強材嵌装用溝に補強材を嵌合する工程と、
    表面材の一方主面を外側にし他方主面を内側にして前記複数の溝を閉じるようにして板状体を形成する工程と、
    板状体に、収納ボックス・ユニットの隅部に対応する位置で板状体の被収納物差入方向に伸びる複数の隅部形成溝を板状体の第2主面から第1主面に向けて第1主面の化粧シートを残して形成する工程と、
    板状体を、化粧シートを折り曲げ且つ複数の隅部形成溝を閉じるように折りたたみ、更に、板状体の延在方向の一方端部と他方端部とを接合することにより、箱形ないし多角形にする工程と、
    を含む、収納ボックス・ユニットの製造方法。
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