JP2019128737A - マルチクラウドチャットサービス提供装置、マルチクラウドチャットサービス提供方法およびマルチクラウドチャットサービス提供プログラム - Google Patents

マルチクラウドチャットサービス提供装置、マルチクラウドチャットサービス提供方法およびマルチクラウドチャットサービス提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが質問に関するチャットメッセージを送信した際に、ユーザが期待する回答メッセージを効率よく得ること。【解決手段】マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から質問メッセージを受け付けると、AIチャットクラウドサービスシステム30に対して質問メッセージを送信し、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から受信する。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、所定の条件を満たしたと判定した場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信し、質問メッセージに対する回答メッセージをオペレータ端末40Aから受信する。そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIチャットクラウドサービスシステム30又はオペレータ端末40Aから受信された回答メッセージをユーザ端末20に返信する。【選択図】図1

Description

本発明は、マルチクラウドチャットサービス提供装置、マルチクラウドチャットサービス提供方法およびマルチクラウドチャットサービス提供プログラムに関する。
従来、ユーザが購入した商品の故障やサービス利用方法等の問い合わせをする際、ユーザサポートを提供するオペレータと電話応対を行うことが知られている。また、近年はLINE(登録商標)等を用いてチャットI/F(Interface)でオペレータとのやりとりをすることが行われている。例えば、ユーザがチャットにて質問メッセージを送信すると、オペレータが質問メッセージの内容について調査を行い、解決策を回答メッセージとしてユーザへ送信する。そして、ユーザは、適切な回答メッセージが得られなかった場合にオペレータとチャットで対話を行いながら追加の質疑を行うことで、質問に対する回答メッセージを得られる。
また、AI(Artificial Intelligence)がFAQ(Frequently Asked Questions)や会話フローを学習し、チャットI/Fでのユーザの質問に自動応答するサービスも近年行われている。例えば、ユーザがチャットにて質問メッセージを送信すると、AIが質問メッセージの意味を解析して、学習済みの質問メッセージと回答メッセージの組み合わせの中から意味が近いデータを検索し、回答メッセージをユーザへ送信する。
"AI(人工知能)が質問の意味を理解して回答を探す「Semantic Search Engine "COTOHA Chat&FAQ"」の提供を開始"、[online]、NTTコミュニケーションズ株式会社、[平成30年1月15日検索]、インターネット<http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2017/0131.html>
しかしながら、従来の手法では、ユーザが質問に関するチャットメッセージを送信した際に、ユーザが期待する回答メッセージを効率よく得ることができない場合があった。例えば、チャットI/Fでオペレータとのやりとりを行う手法では、オペレータの稼働は問合せ件数とともにリニアに増えるため、迅速に回答メッセージを得られない場合があるという課題があった。また、AIがチャットI/Fでのユーザの質問に自動応答する手法では、AIが返答できない質問が発生した場合等には応答品質が低下するという課題があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のマルチクラウドチャットサービス提供装置は、ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信部と、前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信部と、所定の条件を満たしたか否かを判定する判定部と、前記判定部によって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信部と、前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信部と、前記第一の受信部または前記第二の受信部によって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信部とを有することを特徴とする。
また、本発明のマルチクラウドチャットサービス提供方法は、マルチクラウドチャットサービス提供装置によって実行されるマルチクラウドチャットサービス提供方法であって、ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信工程と、前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信工程と、所定の条件を満たしたか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信工程と、前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信工程と、前記第一の受信工程または前記第二の受信工程によって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明のマルチクラウドチャットサービス提供プログラムは、ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信ステップと、前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信ステップと、所定の条件を満たしたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信ステップと、前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信ステップと、前記第一の受信ステップまたは前記第二の受信ステップによって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが質問に関するチャットメッセージを送信した際に、ユーザが期待する回答メッセージを効率よく得ることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムの構成例を示すブロック図である。 図2は、CRMクラウドサービスシステムに記憶された顧客情報の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおけるデータの流れを説明する図である。 図4は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置の構成例を示すブロック図である。 図5は、AIによる自動応答からオペレータによる有人対応への切り替え処理の一例を説明する図である。 図6は、AIによる顧客情報の更新処理の一例を説明する図である。 図7は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおいて、AIによる回答メッセージをユーザ端末に返信する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図8は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおいて、AIとオペレータと連携してユーザ端末に回答を返信する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図9は、マルチクラウドチャットサービス提供プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置、マルチクラウドチャットサービス提供方法およびマルチクラウドチャットサービス提供プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置、マルチクラウドチャットサービス提供方法およびマルチクラウドチャットサービス提供プログラムが限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施の形態では、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステム100の構成、マルチクラウドチャットサービス提供装置10の構成、マルチクラウドチャットサービスシステム100の処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
[マルチクラウドチャットサービスシステムの構成]
図1は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステム100は、マルチクラウドチャットサービス提供装置10と、ユーザ端末20と、AIチャットクラウドサービスシステム30と、オペレータチャットクラウドサービスシステム40と、CRM(Customer Relationship Management)クラウドサービスシステム50A、50Bとを有する。
マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20、AIチャットクラウドサービスシステム30、オペレータチャットクラウドサービスシステム40、および、CRMクラウドサービスシステム50A、50Bとそれぞれ接続されている。AIチャットクラウドサービスシステム30、オペレータチャットクラウドサービスシステム40、および、CRMクラウドサービスシステム50A、50Bは、それぞれ独自の通信プロトコルによるAPIを提供しており、通信プロトコルがそれぞれ異なる。
例えば、図1では、マルチクラウドチャットサービス提供装置10とユーザ端末20は、チャットメッセージの送受信について、HTML5 WebSocketプロトコルを適用して通信を行っている。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10とAIチャットクラウドサービスシステム30は、チャットメッセージの送受信について、HTTP(Hypertext Transfer Protocol) callbackプロトコルを適用して通信を行っている。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10とオペレータチャットクラウドサービスシステム40は、チャットメッセージの送受信について、Long Pollingプロトコルを適用して通信を行っている。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10とCRMクラウドサービスシステム50A、50Bは、データの読取および書込について、HTTP/HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)プロトコルを適用して通信を行っている。
マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、各通信プロトコルをリアルタイムに相互変換することで、ユーザおよび異なるクラウドサービス間での通信を中継し、マルチクラウド環境におけるチャットサービスを実現する。
ユーザ端末20は、例えば、スマートフォン、タブレット型PC、ノート型PC、デスクトップ型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、等の情報処理装置である。ユーザ端末20は、例えば、質問に関するチャットメッセージ(以下、適宜「質問メッセージ」と記載する)をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信し、質問に対する回答に関するチャットメッセージ(以下、適宜「回答メッセージ」と記載する)をマルチクラウドチャットサービス提供装置10から受信する。
AIチャットクラウドサービスシステム30は、チャットによる質問を受け付け、AIによるユーザサポートを提供する。AIチャットクラウドサービスシステム30は、ユーザからの質問とそれに対する回答に関する学習済みデータを記憶するFAQデータ記憶部30Aと、質問の意味を解析するための学習済みデータを記憶する会話フローデータ記憶部30Bとに接続されている。
オペレータチャットクラウドサービスシステム40は、チャットによる質問を受け付け、オペレータによるユーザサポートを提供する。オペレータチャットクラウドサービスシステム40は、オペレータが操作するオペレータ端末40Aに接続されている。
CRMクラウドサービスシステム50Aは、顧客情報を蓄積して管理するシステムである。図2は、CRMクラウドサービスシステムに記憶された顧客情報の一例を示す図である。例えば、CRMクラウドサービスシステム50Aは、顧客情報として、図2に例示するように、ユーザIDに対応付けて、顧客の氏名、住所、電話番号、購入商品名等を記憶する。また、CRMクラウドサービスシステム50Bは、チャット応対ログを蓄積して管理するシステムである。
図3は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおけるデータの流れを説明する図である。図3(1)に例示するように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から受信した質問に関するチャットメッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30に送信し、AIチャットクラウドサービスシステム30から受信した回答に関するチャットメッセージをユーザ端末20に送信する。
AIチャットクラウドサービスシステム30は、質問に関するチャットメッセージを受信すると、会話フローデータ記憶部30Bに記憶された学習済みデータを参照して、質問の意味を解析する。そして、AIチャットクラウドサービスシステム30は、FAQデータ記憶部30Aに記憶された学習済みデータを参照して、質問に対する回答を検索し、検索した回答に関するチャットメッセージをマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する。
また、図3(2)に例示するように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIが返答できなかった場合やユーザによるオペレータへの切り替え操作が行われた場合には、ユーザ端末20から受信した質問に関するチャットメッセージを、オペレータチャットクラウドサービスシステム40を介してオペレータ端末40Aに送信する。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、オペレータチャットクラウドサービスシステム40を介してオペレータ端末40Aから受信した回答に関するチャットメッセージをユーザ端末20に送信する。
つまり、マルチクラウドチャットサービスシステム100のマルチクラウドチャットサービス提供装置10では、通常はAIが自動応答を行い、所定の条件が発生した場合に有人対応に切り替える。
また、図3(3)に例示するように、AIチャットクラウドサービスシステム30は、マルチクラウドチャットサービス提供装置10を介して、CRMクラウドサービスシステム50A、50Bへユーザに関する顧客情報やチャット応対ログを問い合わせ、データの取得および更新を行うことができる。
また、図3(4)に例示するように、オペレータチャットクラウドサービスシステム40についても同様に、マルチクラウドチャットサービス提供装置10を介して、CRMクラウドサービスシステム50A、50Bへユーザに関する顧客情報やチャット応対ログを問い合わせ、データの取得および更新を行うことができる。
また、図3(5)に例示するように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20との間で行われたチャット応対ログをCRMクラウドサービスシステム50Bに保管する。これにより、オペレータ等が、過去のチャットでのやり取りを確認したい場合には、チャット応対ログ取得することで過去のチャットでのやり取りを確認することが可能である。なお、CRMクラウドサービスシステム50Bに記憶されたチャット応対ログは、学習用データの更新に用いることもできる。
このように、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステム100では、参加者が文字入力を通じてリアルタイムに双方向にコミュニケーションを行うチャットサービスにおいて、さまざまな特徴があるクラウドサービスを、いくつか組み合わせてユーザに最適な状態で利用できるようにすることが可能である。
[マルチクラウドチャットサービス提供装置の構成]
次に、図4を用いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10の構成を説明する。図4は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、このマルチクラウドチャットサービス提供装置10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。以下にマルチクラウドチャットサービス提供装置10が有する各部の処理を説明する。
通信処理部11は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、ユーザ端末20との間でチャットのメッセージを送受信したり、各クラウドサービスシステムとの間で通信されるデータの送受信を行ったりする。
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、応対ログ記憶部13aを有する。例えば、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
応対ログ記憶部13aは、ユーザ端末20との間で行われたチャットの応対ログを記憶する。応対ログ記憶部13aに記憶された応対ログは、所定のタイミングでCRMクラウドサービスシステム50Bに送信されて、保管される。
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、第一の送信部12a、第一の受信部12b、判定部12c、第二の送信部12d、第二の受信部12e、返信部12fおよびアクセス部12gを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
第一の送信部12aは、ユーザ端末20から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステム30に対して受信したチャットメッセージを送信する。
ここで、第一の送信部12aが、送信を行う際には、プロトコルを変換する処理を行っている。例えば、図1の例を用いて説明すると、第一の送信部12aは、ユーザ端末20から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、HTTP callbackプロトコルに変換して、AIチャットクラウドサービスシステム30に対してチャットメッセージを送信する。
第一の受信部12bは、学習済みデータに基づいて検索された質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から受信する。判定部12cは、所定の条件を満たしたか否かを判定する。ここで、所定の条件の例を以下に記載するが、記載した条件のうち、いずれか一つの条件を満たしたか判定するようにしてもよいし、複数の条件を満たしたか判定するようにしてもよい。
例えば、判定部12cは、所定の条件として、ユーザによるオペレータ対応への切り替え操作が行われたか否かを判定するようにしてもよい。また、判定部12cは、所定の条件として、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIが返答できたか否かを判定するようにしてもよい。
また、判定部12cは、所定の条件として、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIが返答できたか否かを判定し、AIが返答できなかったと判定した場合には、ユーザ端末20に対してオペレータによる対応に切り替えてよいか通知した上で、オペレータ対応への切り替えの承諾が得られたか否かを判定するようにしてもよい。
また、判定部12cは、所定の条件として、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から所定の時間内に受信したか否かを判定するようにしてもよい。また、判定部12cは、所定の条件として、AIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIの回答メッセージに対して、ユーザ端末20から所定の時間内に返事を受信したか否かを判定するようにしてもよい。
第二の送信部12dは、判定部12cによって所定の条件を満たしたと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信する。例えば、第二の送信部12dは、判定部12cによってオペレータ対応への切り替え操作が行われたと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信するようにしてもよい。
また、第二の送信部12dは、判定部12cによってAIが返答できなかったと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信するようにしてもよい。また、第二の送信部12dは、判定部12cによってオペレータ対応への切り替えの承諾が得られたと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信するようにしてもよい。
また、第二の送信部12dは、判定部12cによって質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から所定の時間内に受信しなかったと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信するようにしてもよい。また、第二の送信部12dは、判定部12cによってAIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIの回答メッセージに対して、ユーザ端末20から所定の時間内に返事を受信しなかったと判定された場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信するようにしてもよい。
第二の受信部12eは、オペレータによって入力された、質問メッセージに対する回答メッセージをオペレータ端末40Aから受信する。返信部12fは、第一の受信部12bまたは第二の受信部12eによって受信された回答メッセージをユーザ端末20に返信する。例えば、図1の例を用いて説明すると、返信部12fは、ユーザ端末20に返信する際に、HTML5 WebSocketプロトコルに変換して、ユーザ端末20に対して回答メッセージを返信する。
アクセス部12gは、CRMクラウドサービスシステム50A、50Bにアクセスしてデータの取得および更新を行う。例えば、アクセス部12gは、AIチャットクラウドサービスシステム30またはオペレータチャットクラウドサービスシステム40から顧客情報の検索要求があった場合には、CRMクラウドサービスシステム50Aから顧客情報を取得する。また、アクセス部12gは、応対ログ記憶部13aに記憶された応対ログをCRMクラウドサービスシステム50Bに保管する場合には、CRMクラウドサービスシステム50Bに応対ログを格納する。
ここで、図5を用いて、AIによる自動応答からオペレータによる有人対応への切り替え処理を説明する。図5は、AIによる自動応答からオペレータによる有人対応への切り替え処理の一例を説明する図である。図5に例示するように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から質問に関するチャットメッセージ「○○を△△したい」を受信すると、HTTP callbackプロトコルに変換して、AIチャットクラウドサービスシステム30に対してチャットメッセージを送信する。
そして、AIチャットクラウドサービスシステム30は、質問に関するチャットメッセージを受信すると、質問の意味を解析して質問に対する回答を検索し、検索した回答に関するチャットメッセージ「○○を△△は、・・・」をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する。
続いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から受信すると、HTML5 WebSocketプロトコルに変換して、ユーザ端末20に対して回答メッセージを送信する。
次に、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から質問に関するチャットメッセージとして「もっと詳しく」というメッセージを受信すると、上記同様に、AIチャットクラウドサービスシステム30に対してチャットメッセージを送信する。
ここで、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、例えば、質問メッセージを送信してから質問メッセージに対する回答を所定の時間内にAIチャットクラウドサービスシステム30から受信できなかった場合には、オペレータ対応に切り替えて質問メッセージをオペレータチャットクラウドサービスシステム40におけるオペレータ端末40Aに送信する。
そして、オペレータ端末40Aは、オペレータが入力した回答メッセージ「□□を××してください」をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する。続いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、質問メッセージに対する回答をオペレータ端末40Aから受信すると、HTML5 WebSocketプロトコルに変換して、ユーザ端末20に対して回答メッセージを送信する。
このように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10が、通常はAIが自動応答を行い、所定の条件が発生した場合に有人対応に切り替えるので、AIからの迅速な回答メッセージをユーザに提供しつつ、ユーザが期待する回答メッセージが得られなかった場合等には、オペレータから適切な回答メッセージを得ることが可能となる。
また、マルチクラウドチャットサービスシステム100では、AIやオペレータがチャット中にCRMクラウドサービスシステム50A、50Bにアクセスし、ユーザごとのチャット履歴や顧客情報を参照・更新することが可能である。これにより、マルチクラウドチャットサービスシステム100では、AIとオペレータが統合的にユーザサポートを行うことが可能である。
ここで、図6を用いて、AIによる顧客情報の更新処理の一例を説明する。図6は、AIによる顧客情報の更新処理の一例を説明する図である。図6に例示するように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から質問に関するチャットメッセージ「○○が使えない」を受信すると、HTTP callbackプロトコルに変換して、AIチャットクラウドサービスシステム30に対してチャットメッセージを送信する。
そして、AIチャットクラウドサービスシステム30は、質問に関するチャットメッセージを受信すると、質問の意味を解析して質問に対する回答メッセージを検索し、検索した回答に関するチャットメッセージ「サーバメンテナンス中です」をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する。
続いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から受信すると、HTML5 WebSocketプロトコルに変換して、ユーザ端末20に対して回答メッセージを送信する。
次に、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20からチャットメッセージとして「サーバメンテナンスが終わったらメールを送って」というメッセージを受信すると、上記同様に、AIチャットクラウドサービスシステム30に対してチャットメッセージを送信する。
AIチャットクラウドサービスシステム30は、マルチクラウドチャットサービス提供装置10を介してCRMクラウドサービスシステム50Aにアクセスして顧客情報からメールアドレスを取得する。そして、AIチャットクラウドサービスシステム30が、取得したメールアドレスにサーバメンテナンスが終わったら連絡するようにCRMクラウドサービスシステム50Aに登録することで、サーバメンテナンス終了後の連絡を自動または手動によりユーザに対して行うことができるようにすることができる。
[マルチクラウドチャットサービスシステムの処理手順]
次に、図7および図8を用いて、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステム100による処理手順の例を説明する。図7は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおいて、AIによる回答メッセージをユーザ端末に返信する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図8は、第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービスシステムにおいて、AIとオペレータと連携してユーザ端末に回答メッセージを返信する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図7および図8では、CRMクラウドサービスシステム50AおよびCRMクラウドサービスシステム50BをまとめてCRMクラウドサービスシステム50と記載する。
まず、図7を用いて、AIによる回答メッセージをユーザ端末20に返信する処理の流れを説明する。図7に例示するように、ユーザ端末20のユーザが入力した質問メッセージ(図7の説明では「質問文」と記載)をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する(ステップS101)。マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、質問文を受信すると、通信プロトコルを変換し(ステップS102)、AIチャットクラウドサービスシステム30へ質問文を送信する(ステップS103)。
そして、AIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIが、ユーザに関連する顧客情報(図7の説明では「ユーザ情報」と記載)の取得が必要と判断し、マルチクラウドチャットサービス提供装置10へユーザ情報の検索を要求する(ステップS104)。そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIチャットクラウドサービスシステム30から要求を受信すると、通信プロトコルを変換し(ステップS105)、CRMクラウドサービスシステム50に対してユーザ情報の検索を要求し(ステップS106)、要求に対する回答としてユーザ情報を取得する(ステップS107)。
続いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ情報を取得すると、通信プロトコルを変換し(ステップS108)、AIチャットクラウドサービスシステム30へ要求に対する回答としてユーザ情報を送信する(ステップS109)。そして、AIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIが、ユーザの質問に対する回答メッセージ(図7の説明では「回答文」と記載)を作成して、マルチクラウドチャットサービス提供装置10へ送信する(ステップS110)。
そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、回答文を受信すると、通信プロトコルを変換し(ステップS111)、ユーザ端末20へ回答文を送信する(ステップS112)。その後、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、応対ログをCRMクラウドサービスシステム50に記録する(ステップS113)。
次に、図8を用いて、AIとオペレータと連携してユーザ端末20に回答を返信する処理の流れを説明する。図8に例示するように、ユーザ端末20のユーザが入力した質問メッセージ(図8の説明では「質問文」と記載)をマルチクラウドチャットサービス提供装置10に送信する(ステップS201)。マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、質問文を受信すると、通信プロトコルを変換し(ステップS202)、AIチャットクラウドサービスシステム30へ質問文を送信する(ステップS203)。
そして、AIチャットクラウドサービスシステム30におけるAIが、ユーザの質問に対する回答メッセージ(図8の説明では「回答文」と記載)を作成するとともに、ユーザに関連する顧客情報(図8の説明では「ユーザ情報」と記載)の取得が必要と判断し、マルチクラウドチャットサービス提供装置10へオペレータによる対応とユーザ情報の検索を要求する(ステップS204)。そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIチャットクラウドサービスシステム30から回答文とユーザ情報の検索の要求を受信した場合に、受信した回答文の内容からユーザの質問文に対する返答ができたか否かを判定する。例えば、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、回答文に「分かりません」等の文字が含まれている場合には、ユーザの質問文に対する返答ができなかったと判定する。
この結果、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、受信した回答文の内容がユーザの質問文に対する返答になっていないと判定した場合には、質問文に対してAIが返答できないものとして、オペレータ対応に切り替える。なお、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIが返答できなかったと判定した場合に、ユーザ端末20に対してオペレータによる対応に切り替えてよいか通知し、オペレータ対応への切り替えの承諾が得られた場合に、オペレータ対応に切り替えるようにしてもよい。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIチャットクラウドサービスシステム30から回答文を所定の時間内で受信できない場合にもオペレータ対応に切り替えるようにしてよい。
そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、通信プロトコルを変換して(ステップS205)、CRMクラウドサービスシステム50に対してユーザ情報の検索を要求し(ステップS206)、要求に対する回答としてユーザ情報を取得する(ステップS207)。
続いて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ情報を取得すると、通信プロトコルを変換し(ステップS208)、オペレータチャットクラウドサービスシステム40を介してオペレータ端末40Aに質問文と取得したユーザ情報を送信する(ステップS209)。そして、オペレータ端末40Aを操作するオペレータが、ユーザの質問に対する回答文を作成して(ステップS210)、マルチクラウドチャットサービス提供装置10へ送信する(ステップS211)。
そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、回答文を受信すると、通信プロトコルを変換し(ステップS212)、ユーザ端末20へ回答文を送信する(ステップS213)。その後、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、応対ログをCRMクラウドサービスシステム50に記録する(ステップS214)。
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置10は、ユーザ端末20から質問メッセージを受け付けると、AIチャットクラウドサービスシステム30に対して質問メッセージを送信し、質問メッセージに対する回答メッセージをAIチャットクラウドサービスシステム30から受信する。また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、所定の条件を満たしたと判定した場合には、質問メッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末40Aに対して送信し、質問メッセージに対する回答メッセージをオペレータ端末40Aから受信する。そして、マルチクラウドチャットサービス提供装置10は、AIチャットクラウドサービスシステム30またはオペレータ端末40Aから受信された回答メッセージをユーザ端末20に返信する。これにより、ユーザが質問に関するチャットメッセージを送信した際に、ユーザが期待する回答メッセージを効率よく得ることができるという効果を奏する。
例えば、従来では、ユーザがAIチャットによるユーザサポートのクラウドへ質問した場合、学習していない未知の質問文に対して回答を検索することができないため、ユーザは期待する回答を得られなかった。この場合、ユーザは、オペレータチャットによるユーザサポートのクラウドサービスへ接続して再度同じ質問文を送信する必要があった。
これに対して、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、通常はAIが自動応答を行い、所定の条件が発生した場合に有人対応に自動で切り替えるので、AIからの迅速な回答メッセージをユーザに提供しつつ、AIによりユーザが期待する回答メッセージが得られなかった場合等には、オペレータから適切な回答メッセージを得ることが可能となる。
つまり、従来は、ユーザ端末の接続先(通信相手)をAIからオペレータへ切り替える必要があったが、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、ユーザ端末20がマルチクラウドチャットサービスと接続さえすれば、AIとオペレータの両サービスと会話が可能である。すなわち、マルチクラウドチャットサービス提供装置10が通信をとりもつためユーザ端末29の接続先サービスの切り替えが不要である。
また、AIチャットによるユーザサポートのクラウドサービス、オペレータチャットによるユーザサポートのクラウドサービス、CRMクラウドサービスは、一般的にそれぞれ独自の通信プロトコルによるAPIを提供している。また、チャットは文字による会話のため通信のリアルタイム性が求められる。
これに対して、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、例えば、複数のクラウドサービスの異なる通信プロトコルをリアルタイムに相互変換してAPIを相互接続することで、マルチクラウドなチャットサービスを実現する。
また、上記のプロトコル変換中継機能のみでは、ユーザがAIとオペレータへそれぞれ同じ質問文を送信しなければならない場合があるが、これについて、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、オペレータ端末40Aへ質問文を送信(図8のS209参照)することで解決している。さらに、CRMサービスと連携してユーザ情報(図8のS209参照)と応対ログ(図8のS214参照)をオペレータ端末40Aへ提供することで、ユーザが適切な回答を得られるよう支援している。
このように、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、AIチャットによるユーザサポートとオペレータによるユーザサポートの双方をユーザへ提供し、さらにCRMクラウドサービスシステム50A、50Bに蓄積されたFAQおよび顧客情報をチャット中に参照・更新することが可能となる。これにより、AIとオペレータが統合的にユーザサポートを行うチャットサービスを実現する。
また、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、AIまたはオペレータが回答メッセージに必要な情報が不足している場合には、CRMに蓄積されたFAQおよび顧客情報をチャット中に参考にすることで、ユーザが回答メッセージを得るまでの時間を短縮することが可能である。つまり、従来のAIチャットでは、FAQをもとに回答を行っていたが、例えば、マルチクラウドチャットサービス提供装置10では、図7のS106に例示するように、回答文作成時にAIがユーザ情報を活用できるようになった。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
また、上記実施形態において説明したマルチクラウドチャットサービス提供装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係るマルチクラウドチャットサービス提供装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したマルチクラウドチャットサービス提供プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがマルチクラウドチャットサービス提供プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるマルチクラウドチャットサービス提供プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたマルチクラウドチャットサービス提供プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
図9は、マルチクラウドチャットサービス提供プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図9に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図9に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図9に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図9に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図9に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図9に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
ここで、図9に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、マルチクラウドチャットサービス提供プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
なお、マルチクラウドチャットサービス提供プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、マルチクラウドチャットサービス提供プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 マルチクラウドチャットサービス提供装置
11 通信処理部
12 制御部
12a 第一の送信部
12b 第一の受信部
12c 判定部
12d 第二の送信部
12e 第二の受信部
12f 返信部
12g アクセス部
13 記憶部
13a 応対ログ記憶部
20 ユーザ端末
30 AIチャットクラウドサービスシステム
30A FAQデータ記憶部
30B 会話フローデータ記憶部
40 オペレータチャットクラウドサービスシステム
40A オペレータ端末
50A、50B CRMクラウドサービスシステム
100 マルチクラウドチャットサービスシステム

Claims (8)

  1. ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信部と、
    前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信部と、
    所定の条件を満たしたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信部と、
    前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信部と、
    前記第一の受信部または前記第二の受信部によって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信部と
    を有することを特徴とするマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  2. 前記判定部は、前記所定の条件として、ユーザによるオペレータ対応への切り替え操作が行われたか否かを判定し、
    前記第二の送信部は、前記判定部によって前記オペレータ対応への切り替え操作が行われたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  3. 前記判定部は、前記所定の条件として、前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムにおけるAIが返答できたか否かを判定し、
    前記第二の送信部は、前記判定部によって前記AIが返答できなかったと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  4. 前記判定部は、前記所定の条件として、前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムにおけるAIが返答できたか否かを判定し、前記AIが返答できなかったと判定した場合には、前記ユーザ端末に対して前記オペレータによる対応に切り替えてよいか通知し、オペレータ対応への切り替えの承諾が得られたか否かを判定し、
    前記第二の送信部は、前記判定部によって前記オペレータ対応への切り替えの承諾が得られたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  5. 前記判定部は、前記所定の条件として、前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから所定の時間内に受信したか否かを判定し、
    前記第二の送信部は、前記判定部によって前記所定の時間内に受信しなかったと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  6. 前記判定部は、前記所定の条件として、前記AIチャットクラウドサービスシステムにおけるAIの回答メッセージに対して、前記ユーザ端末から所定の時間内に返事を受信したか否かを判定し、
    前記第二の送信部は、前記判定部によって前記所定の時間内に受信しなかったと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチクラウドチャットサービス提供装置。
  7. マルチクラウドチャットサービス提供装置によって実行されるマルチクラウドチャットサービス提供方法であって、
    ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信工程と、
    前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信工程と、
    所定の条件を満たしたか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信工程と、
    前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信工程と、
    前記第一の受信工程または前記第二の受信工程によって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信工程と
    を含んだことを特徴とするマルチクラウドチャットサービス提供方法。
  8. ユーザ端末から質問に関するチャットメッセージを受け付けると、学習済みデータを有するAIチャットクラウドサービスシステムに対して前記チャットメッセージを送信する第一の送信ステップと、
    前記学習済みデータに基づいて検索された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記AIチャットクラウドサービスシステムから受信する第一の受信ステップと、
    所定の条件を満たしたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって所定の条件を満たしたと判定された場合には、前記チャットメッセージをオペレータによって操作されるオペレータ端末に対して送信する第二の送信ステップと、
    前記オペレータによって入力された前記チャットメッセージに対する回答メッセージを前記オペレータ端末から受信する第二の受信ステップと、
    前記第一の受信ステップまたは前記第二の受信ステップによって受信された回答メッセージを前記ユーザ端末に返信する返信ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするマルチクラウドチャットサービス提供プログラム。
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