JP2019128260A - 表示装置、地図データ構造 - Google Patents

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義行 原
Yoshiyuki Hara
義行 原
松尾 信介
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Abstract

【課題】移動経路を誤認させない技術を提供する。【解決手段】三次元空間上に存在する地物を平面的に表現する二次元地図情報および前記地物を立体的に表現する三次元地図情報を有する地図情報と、前記地物の一部に対応した移動体の移動経路を探索するための情報であるネットワーク情報とを記憶する記憶手段と、前記ネットワーク情報を利用して前記移動経路を探索する経路探索手段と、前記地物を用いた地図表示を実行するに際し、前記任意の地物毎に前記二次元地図情報あるいは前記三次元地図情報を選択可能にすることで平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した混合地図として表示する処理手段と、を備え、前記処理手段は、前記探索された移動経路に対応する地物を示す経路地物と該移動経路に交差又は接続する部分を含む所定領域の地物を示す交差地物とを前記三次元地図情報から選択して前記混合地図を表示する、表示装置を提供する。【選択図】図12

Description

本発明は処理装置及びそれに利用可能なデータに関するものである。
従来、探索した経路を地図上に3次元表示する地図表示装置が存在する。具体的には、道路の領域及び道路以外の領域のうち、道路の領域を三次元化させた道路地図を作成し、その作成し
た道路地図30を表示部16にて表示する(特許文献1参照)。
特開2009−104063(デンソー)
本発明は、適切に地図上に地物を3次元表示させる装置及びそれに利用可能なデータを提供することを課題とする。
本発明の一実施態様として、地図表示を実行するに際し、平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した二次元地図と三次元地図とを含む混合地図として表示する制御部、を備え、前記制御部は、探索された移動経路に対応する地物を示す経路地物に交差又は接続する部分を含む所定領域の地物を示す交差地物を前記三次元地図として前記混合地図を表示する、表示装置を提供する。
地図システム1000の全体構成図を示す図である。 本実施形態における地図データの構造を示す図である。 三次元地物情報のデータ構造を説明する図である。 地図データを2次元表示させた例を示す図である。 三次元地物情報を概略的に説明するための図である。 本実施形態に係るナビゲーション処理を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るナビゲーション処理を説明するための図である。 経路の3次元表示処理を説明する図である。 ノード3次元選択処理を説明するためのフローチャートである。 リンク3次元選択処理を説明するためのフローチャートである。 混合地図生成処理を説明するためのフローチャートである。 本実施形態における表示領域Mを鳥瞰図で示す図である。 表示領域Mに対応するネットワークDBを示す図である。 表示領域Mに対応する三次元DBを示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態について説明する。
実施形態1
図1は、本実施形態に係る地図システムの構成を表すブロック図である。地図システム1000は、サーバシステム300と、基地局BSと、表示端末200とを含んでいる。サーバシステム300は地図サーバ100を少なくとも有している。地図サーバ100と基地局BSとは、インターネットINTを介して通信可能に接続されている。表示端末200は、基地局BSと無線通信することが可能であり、この結果、表示端末200は、基地局BSを介して、地図サーバ100と通信を行うことができる。
表示端末200は、現在地検出部211と、表示パネル212と、音声出力部213と、入力部214と、通信部215と、外部記憶装置216と、主制御部210とを備えている。本実施形態における表示端末200は、携帯可能なスマートフォンである。
現在地検出部211は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信する装置である。現在地検出部211は表示端末200の現在位置情報を検出する。表示パネル212は、液晶ディスプレイとこれを駆動する駆動回路を備えている。音声出力部213は、音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する回路等から構成される。入力部214は、表示パネル212に表示される方向入力キーやその他の操作キー等のキー群から構成される。入力部214は例えばユーザが目的地などを入力する際に用いられる。
通信部215は、基地局BSとの間でデータ通信を行うための回路である。通信部215は、基地局BSを介して、地図サーバ100にアクセスを行うことができる。ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカード等で構成される外部記憶装置216は、表示端末200を動作させるための各種ソフトウェアやデータが格納されている。外部記憶装置216には、表示端末200の利用者が任意に種々のデータを格納することが可能な構成としても良い。主制御部210、表示端末200の上述した各部211〜216を制御するためのコントローラである。主制御部210は、図示しないCPUと、ROMやRAM等の内部記憶装置とを含んでいる。
地図サーバ100は、通信部102と、地図データ記憶部104と、制御部110とを備えている。通信部102は、基地局BSとの間でデータ通信を行うための回路である。通信部102は、基地局BSを介して、表示端末200とアクセスを行うことができる。地図データ記憶部104は地図データを記憶する。地図データの詳細については後述する。
制御部110は経路探索部111、表示部112および経路案内部113を少なくとも備えている。表示部112はリンク3D選択部114とノード3D選択部115と混合地図生成部116とを備えている。経路探索部111は、通信部102が受信した表示端末200の現在位置から目的地までの経路について、ネットワークDB107を用いて探索する。経路探索部111は入力部214により入力された地点を出発地や経由地として経路探索しても良い。表示部112は地図データ記憶部104を用いて経路探索部111が探索した経路を含む地図を表示する。本実施形態において、表示部112は表示端末200で設定された表示領域に対応する二次元地物を二次元地図DB105から選択し、探索された経路および該経路に関連する三次元地物を三次元地図DB106から選択して重畳することで、平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した混合地図を表示する。表示部112は、表示端末200で設定された表示領域に対応する経路および該経路に関連する三次元地物を三次元地図DB106から選択し、その他の地物は二次元地図DB105から二次元地物を選択することで混合地図を表示してもよい。経路案内部113は経路探索部111が探索した経路を、表示部112が表示した地図を用いて案内する。
リンク3D選択部114は、経路探索部111が探索した経路のリンクを特定し、特定されたリンクに対応する道路とともに、リンクと交差する三次元地物を三次元地図DB106から選択する。リンク3D選択部114は、メッシュを基準とする単位又は範囲について、リンクに対応する三次元地物を三次元地図DB106から選択してもよい。具体的には、表示端末200の現在位置に対応するメッシュに存在するリンクに対応する三次元地物を三次元地図DB106から選択してもよい。またリンク3D選択部114はリンクと交差する地物について、探索された移動経路を通過する移動体から視認可能な地物のみ三次元地図DB106から選択しても良い。
ノード3D選択部115は、経路探索部111が探索した経路のノードを特定し、特定されたノードに対応する交差点を三次元地図DB106から選択する。ノード3D選択部115は、特定されたノードに対応する三次元地物を全て三次元地図DB106から選択しても良いし、立体交差点に対応する三次元地物のみを三次元地図DB106から選択しても良い。また、ノード3D選択部115は、メッシュを基準とする単位又は範囲について、ノードに対応する三次元地物を三次元地図DB106から選択してもよい。具体的には、表示端末200の現在位置に対応するメッシュに存在するノードに対応する三次元地物を選択してもよい。また、立体交差点に対応する三次元地物は全て選択し、平面交差点に対応する三次元地物は進行方向が変更する(右折または左折)する場合のみ選択してもよい。
混合地図生成部116は、表示部112へ二次元地物と三次元地物とを含む混合地図を生成して表示する。具体的には、混合地図生成部116は、表示端末200で設定された表示領域の二次元地物を二次元地図DB105から取得し、ノード3D選択部115およびリンク3D選択部116が選択した三次元地物を二次元地物に重畳表示する。本実施形態において混合地図生成部116は二次元地物と三次元地物とのIDが関連づいていることに基づいて重畳表示する。なお表示パネル212の表示領域は任意に設定可能であり、表示端末200の現在位置周辺の所定範囲でもよいし、経路探索部111が探索した経路を含む領域でもよい。
経路案内部113は、経路探索部111が探索した経路を、表示端末200の現在位置の推移に応じた案内を行う。経路案内部113は目的地までの進行方向を案内するだけでなく、表示部112によって3次元ポリゴン表示されたネットワークと交差する地物についての案内も行う。
地図データ記憶部104の地図データについて詳細に説明を行う。地図データは、三次元空間上に存在する地物を平面的に表現する二次元地図情報および地物を立体的に表現する三次元地図情報と、地物の一部に対応した移動体の移動経路を探索するための情報であるネットワーク情報を含んでいる。図1において、二次元地図情報は二次元地図DB105に、三次元地図情報は三次元地図DB106に、ネットワーク情報はネットワークDB107にそれぞれ記憶されている。地物とは三次元空間上に存在するすべての物を指しており、具体的には道路、建物、線路などの建築物や地表面、河川、山などの自然物などが含まれている。二次元地図情報はこれらの地物について標高値を0として平面的に表現した情報である。
図2において地図データの構造について例示的に示す。地図データはメッシュ単位で分割して格納されており、各メッシュには表示される縮尺を示す縮尺情報、メッシュの座標を示すメッシュ座標、地物を平面的に表現する情報である二次元地図情報、地物を立体的に表現する情報である三次元地図情報および移動経路を探索するための情報であるネットワーク情報が関連づいて記憶されている。なお、本実施形態において座標の情報は緯度経度を示す絶対座標であってもよいし、ある基準点からの相対座標であってもよい。
二次元地図情報にはメッシュに格納された第1から第n番目までの二次元地物情報が格納されている。二次元地物情報には、二次元地物ID、形状、基本属性、三次元地物ID、発生時期などの項目を含んでいる。二次元地物IDの項目は二次元地物を一意に特定できるコードを記憶する。形状の項目は二次元地物を平面的に表現するための二次元ポリゴンの構成点に関する座標(x,y)を記憶する。基本属性の項目は地物の種別に関する情報(例えば、道路、建物、河川等)を記憶する。三次元地物IDの項目は関連する三次元地物のIDを記憶する。本実施形態において、二次元地物IDと三次元地物IDとは一対一で対応づいている。発生時期の項目は例えば道路であれば開通した時期や改修された時期、建物であれば建築された時期や修繕された時期などを記憶する。二次元地図情報は二次元地図DB105に記憶されている。
三次元地図情報にはメッシュに格納された第1から第n番目までの三次元地物情報が格納されている。三次元地物情報には、三次元地物ID、形状、基本属性、二次元地物ID、発生時期などの項目を含んでいる。三次元地物IDの項目は三次元地物を一意に特定できるコードを記憶する。形状の項目は三次元地物を立体的に表現するための構成点に関する座標(x,y,z)を記憶しており、平面交差情報、接続道路情報、立体交差情報、道路面情報および非接続交差情報を含んでいる。基本属性の項目は地物の種別に関する情報(例えば、道路、建物、河川等)を記憶する。二次元地物IDの項目は関連する二次元地物のIDを記憶する。発生時期の項目は例えば道路であれば開通した時期や改修された時期、建物であれば建築された時期や修繕された時期などを記憶する。本実施形態において、二次元地物IDと三次元地物IDとは一対一で対応づいており、制御部110は二次元地物に代えて三次元地物を選択して二次元と三次元との混合地図を表示する。したがって二次元地物と三次元地物とで基本属性や発生時期は同じであり、形状の座標のx値とy値は同じ値である。後述するように平面交差情報、接続道路情報、立体交差情報および非接続交差情報のx値とy値は相互に交差または立体交差する部分を含む所定領域の地物を含む形状となっている。三次元地図情報は三次元地図DB106に記憶されている。
ネットワーク情報とは、地物の一部に対応した移動体の移動経路を探索するための情報である。本実施形態において、ネットワーク情報とは車両が移動可能な道路網をノードとリンクとの組み合わせにより表現された情報である。なお、ネットワーク情報は車両用だけでなく、歩行者用、鉄道用、無人航空機用であってもよい。ネットワーク情報はネットワークDB107に記憶されている。
ネットワーク情報はノード情報およびリンク情報を含んでおり、例えばn個のノードとm個のリンクとで構成される。ノード情報はノードID、位置座標(x,y,z)、接続リンク、ノード関連情報およびメッシュ番号を少なくとも含んでいる。ノードIDの項目はノードを一意に特定するコードを記憶する。位置座標の項目はノードの緯度、経度、高度に関する情報を記憶する。接続リンクの項目はこのノードに接続されているリンクのリンクIDを記憶する。ノード関連情報の項目は当該ノードに対応する道路や交差点などを表示するために用いられる二次元地物IDおよび三次元地物IDを記憶する。メッシュIDの項目はノードが位置するメッシュのIDを記憶する。
リンク情報はリンクID、基本属性、リンク形状、接続ノード、リンク関連情報およびメッシュIDを少なくとも含んでいる。リンクIDの項目は、リンクを一意に特定するコードを記憶する。基本属性の項目は道路種別、リンクコスト、道路幅、車線数を記憶する。道路種別は例えば高速道路、国道、県道、市道などを示す情報である。リンクコストはリンクを通過する際に有するコストを示す情報である。道路幅はリンクに対応する道路の幅を示す情報である。車線数はリンクに対応する道路の車線数を示す情報である。基本属性はこれらに限らず、例えば一方通行などの規制情報を含んでいてもよい。リンク形状の項目はリンクの端点を含む構成点の座標(x,y,z)を記憶する。接続ノードの項目はリンクに関連づいているノードのノードIDを記憶する。リンク関連情報の項目は当該リンクに対応する道路や交差点などを表示するために用いられる二次元地物IDおよび三次元地物IDを記憶する。メッシュIDの項目はリンクが位置するメッシュのIDを記憶する。
ノードはあるリンクと他のリンクとを接続している情報であり、本実施形態の場合、ある道路と他の道路とが通行可能に接続している場所を示している。ノード関連情報には、車両が通行可能に接続している場所である交差点に関する情報が関連づいている。リンク関連情報はリンクに対応する道路に関連づいた情報を示しており、本実施形態の場合、具体的には道路面情報又は非接続交差情報となる。
本実施形態において、ネットワーク情報は車両用ネットワーク情報としている。しかし上述したとおり、ネットワーク情報は車両用だけでなく、歩行者用、鉄道用、無人航空機用であってもよい。したがって非接続交差情報は、歩行者用のネットワーク情報の場合、例えば歩行者用道路を表す歩道やぺディストリアンデッキ、歩行者用道路と交差する歩道橋などが含まれる。また、鉄道用のネットワーク情報の場合、鉄道用ネットワークに関連する地物と非接続交差情報は、例えば鉄道路線を表す線路や駅、鉄道路線と交差する道路などが含まれる。また、無人航空機用ネットワーク情報の場合、非接続交差情報は、例えば飛行予定領域や飛行可能な領域、飛行予定領域と交差する河川や山脈や構造物、飛行予定領域と平行する河川や山脈や構造物などが含まれる。
図3は三次元地物情報における平面交差情報、接続道路情報、立体交差情報、道路面情報および非接続交差情報のデータ構造を説明する図である。
三次元地物情報の形状の項目には、平面交差点情報、接続道路情報、立体交差点情報、道路面情報および非接続交差情報が記憶されている。平面交差情報とは、ある道路と他の道路とが平面的に合流する交差点を表現するための情報であって、交差点に接続するすべての道路形状を所定領域含む情報ある。接続道路情報とは、ある道路と他の道路とが平面的に合流する交差点を表現するための情報であって、交差点に進入する一の道路と交差点から退出する一の道路とを所定領域含む情報である。立体交差情報とは、ある道路と他の道路とが立体交差する立体交差点を表現するための情報である。道路面情報とは、リンクに対応する道路を表現するための情報である。非接続交差情報とは、本実施形態の場合、複数の道路が通行可能に接続していないが交差している場所を表現するための情報である。
平面交差情報は平面交差ポリゴン、代表地点およびノードIDの項目を含んでいる。平面交差ポリゴンの項目には当該ポリゴンの構成点を示す形状座標(x,y,z)の情報が記憶されている。代表地点の項目には代表地点の座標(x,y,z)が記憶されている。代表地点は例えば平面交差ポリゴンの中心点の座標である。ノードIDの項目には平面交差情報に対応するノードIDが記憶されている。接続道路情報は接続道路ポリゴン、代表地点およびノードIDの項目を含んでいる。接続交差ポリゴンの項目には当該ポリゴンの構成点を示す形状座標(x,y,z)の情報が記憶されている。代表地点の項目には代表地点の座標(x,y,z)が記憶されている。代表地点は例えば接続道路ポリゴンの中心点の座標である。ノードIDの項目には接続交差情報に対応するノードIDが記憶されている。
立体交差情報は立体交差ポリゴン、代表地点およびノードIDの項目を含んでいる。立体交差ポリゴンの項目には当該ポリゴンの構成点を示す形状座標(x,y,z)の情報が記憶されている。代表地点の項目には代表地点の座標(x,y,z)が記憶されている。代表地点は例えば立体交差ポリゴンの中心点の座標である。ノードIDの項目には立体交差情報に対応するノードIDが記憶されている。道路面情報は道路面ポリゴン、代表地点およびノードIDの項目を含んでいる。道路面ポリゴンの項目には当該ポリゴンの構成点を示す形状座標(x,y,z)の情報が記憶されている。代表地点の項目には代表地点の座標(x,y,z)が記憶されている。代表地点は例えば道路面ポリゴンの中心点の座標である。リンクIDの項目には道路面情報に対応するリンクIDが記憶されている。
非接続交差情報は座標、非接続地物ポリゴン、代表地点、視認可否およびリンクIDの項目を含んでいる。座標の項目には非接続交差地点の座標(x,y,z)が記憶されている。非接続地物ポリゴンの項目には当該ポリゴンの構成点を示す形状座標(x,y,z)の情報が記憶されている。代表地点の項目には代表地点の座標(x,y,z)が記憶されている。代表地点は例えば非接続地物ポリゴンの中心点の座標である。視認可否の項目には、対応するリンクから視認可能か否かについての情報が記憶されている。リンクIDの項目には非接続交差情報に対応するリンクIDが記憶されている。道路面情報は道路面ポリゴン、代表地点およびノードIDの項目を含んでいる。なお、視認可能か否かの情報は予め非接続交差情報に記憶されていてもよいし、交差する地物の位置や構造から、制御部110が視認可能か否かを判定してもよい。平面交差情報、接続道路情報および立体交差情報は交差点に対応する情報であるためノードに関連づいている。また道路面情報および非接続交差情報は道路に対応する情報であるためリンクに関連づいている。
三次元地物情報の各ポリゴンの形状と二次元地物情報の形状とは関連づいており、その関連づいている単位または範囲は地物やメッシュや距離などが基準になっている。例えば、地物が基準の場合、道路・橋・線路・河川を基準とする。道路の場合、道路種別やリンクを基準としてもよい。例えば、メッシュが基準の場合、代表点が位置する地図データのメッシュを基準とする。例えば、距離が基準の場合、代表点から30mの距離を基準とする。本実施形態において三次元地物情報のポリゴンは地物・メッシュ・距離を組み合わせた基準を用いており、例えば平面交差ポリゴンは、同一メッシュ内の道路であって代表点から30mの距離範囲をポリゴンの形状としている。
非接続交差情報の具体例としては、一般道路と高速道路とが交差する場所などがある。また、非接続交差情報は、移動経路を通過する移動体から視認可能か否かのフラグが関連づいている。例えば、地上の車両用ネットワークの場合、交差する地物が高架の高速道路であれば視認可能のフラグが関連づくが、交差する地物が地下道であれば視認不能のフラグが関連づいている。視認可能か否かに関するフラグは、移動体の速度や高度などの状況によって、制御部110によって変更されてもよい。
後述する混合地図表示処理を実施する前の表示パネル212へ地図データを2次元表示させた例について、図4を用いて説明する。表示パネル212の表示領域Mには、二次元地図DB105に記憶された道路を示すリンクL1〜リンクL15、交差点を示すノードN1〜ノードN5、河川を示すR1、非接続交差点を示す非接続交差点K1、経路探索の出発地を示すS、経路探索の目的地を示すGが表示されている。
図4において、道路を示すリンク(リンクL1〜リンクL15)は表示領域Mにおいて二重線で表示されている。リンクL1〜リンクL8およびリンクL10〜リンクL12は一般道路を示している。リンクL13およびリンクL14は高架であるバイパス道路を示しており、リンクL15は高架である高速道路を示している。すなわち、バイパス道路を示すリンクL13およびリンクL14と一般道路を示すリンクL7およびリンクL8とは交差点ノードN3において通行可能に接続している。本実施形態において、また、一般道路を示すリンクL8と高速道路を示すリンクL15とは非接続交差点K1において交差はするが通行可能には接続していない。
図4において、交差点を示すノード(ノードN1〜N5)は表示領域Mにおいて丸点で表示されている。交差点には平面的に道路が通行可能に接続する平面交差点と立体的に道路が通行可能に接続する立体交差点とがある。図4において、ノードN1、ノードN2、ノードN4およびノードN5は平面交差点であり、パイパス道路と一般道路とを接続するノードN3は立体交差点である。平面交差点または立体交差点の情報はノード関連情報としてネットワークDB107に平面交差IDまたは立体交差IDとして記憶されている。
非接続交差点とは道路と他の地物とが交差しているが通行可能に接続されていない地点を示すものである。具体的には、例えば一般道路と高架の高速道路とが交差する地点などがある。なお、非接続交差点とは道路と道路との交差だけでなく、道路と線路や道路と河川などといった、道路と道路以外の地物との交差を含んでいても良い。図2の表示領域Mにおいて、非接続交差点を示す地点(非交差点K1)は四角点で表示されている。非接続交差点はリンクL8および/またはリンクL15のリンク関連情報として記憶されている。
図5は三次元地物情報を概略的に説明するために図4の一部を抽出した図である。図5の四角形吹き出しAはノードN2に対応する平面交差ポリゴンの例である。ノードN2にはノード関連情報としてノードN2の全ての接続リンクを所定範囲含む形状であるポリゴンN2P1、リンクL7とリンクL6とを所定範囲含む形状であるポリゴンN2P2およびリンクL2とリンクL3とを所定範囲含む形状であるポリゴンN2P3が記憶されている。経路探索部111が探索した移動経路に基づいて、制御部110はポリゴンN2P1、ポリゴンN2P2、ポリゴンN2P3のいずれかを選択する。すなわち、移動経路がノードN2で右左折する場合はポリゴンN2P1が選択され、移動経路がリンクL7とリンクL6とを直進する場合はポリゴンN2P2が選択され、経路がリンクL2とリンクL3とを直進する場合はポリゴンN2P3が選択される。選択された平面交差ポリゴンは形状座標(x,y,z)に基づき3次元表示されている。四角形吹き出しBは立体交差表示ポリゴンであるポリゴンN3Pの例である。ノードN3にはノード関連情報としてポリゴンN3Pの代表座標(x,y,z)および形状座標(x,y,z)が記憶されており、表示部112により3次元表示される。立体交差ポリゴンはノードN3の全ての接続リンクを所定範囲含む形状で記憶されている。
四角形吹き出しCは道路表示ポリゴンであるポリゴンL7Pの例である。リンクL7にはリンク関連情報として、ポリゴンL7Pの代表座標(x,y,z)および形状座標(x,y,z)が記憶されており、表示部112により3次元表示される。四角形吹き出しDは非接続交差ポリゴンであるポリゴンK1Pの例である。リンクL8にはリンク関連情報としてポリゴンK1PのリンクL8上の位置である座標(x,y,z)と形状座標(x,y,z)が記憶されており、表示部112により3次元表示される。交差地物ポリゴンは非接続交差点K1でリンクL8と交差するリンクL15を所定範囲含む形状で記憶されている。
次に本地図システムの動作について説明する。
図6は、本実施形態に係る地図システムの制御部110が実行するナビゲーション処理を説明するためのフローチャートである。まず、表示端末200の現在位置および目的地に関する情報を通信部102が受信する。次に制御部110の経路探索部111は、受信した現在位置を出発地、目的地に関する情報を目的地に設定する処理を実施する(ステップS100)。次に制御部110の経路探索部111は、ネットワークDB107を用いて出発地から目的地までの移動経路を探索する処理を実施する(ステップS200)。次に制御部110の表示部112は、地図表示を実行するに際し、平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した二次元地図と三次元地図とを含む混合地図として表示する処理を実施する。なお、当該処理は、探索された移動経路に対応する地物を示す経路地物に交差又は接続する部分を含む所定領域の地物を示す交差地物を三次元地図として混合地図を表示するものである(ステップS300)。次に制御部110の経路案内部113は、3次元表示した経路および該経路に関連する地物を用いて経路を案内する処理を実施する(ステップS400)。
ナビゲーション処理のステップS100およびステップS200について、図7を用いて具体的に説明する。図7の表示領域Mは図4の表示領域Mと同じである。ステップS100において、経路探索部111は表示端末200の現在位置を出発地SとしてリンクL1の所定地点に設定する。また経路探索部111は表示端末200で入力された目的地を目的地GとしてリンクL12の所定地点に設定する。次にステップ200において、ネットワークDB107を用いて、経路探索部111は出発地Sから目的地Gまでの経路である移動経路Tを探索する。図7において、経路探索部111が探索した移動経路Tは太い黒線で表示されている。
次にステップS300の経路の混合地図表示処理について図8〜図10を用いて詳細に説明する。図8は混合地図表示処理を説明する。制御部110はネットワークDB107を参照し、ステップS200で探索した経路のノード、リンクを取得する処理を実施する(ステップS310)。図7において、制御部110は移動経路Tのノードとして、ノードN1、ノードN2、ノードN3、ノードN4およびノードN5を抽出する。また制御部110は、移動経路Tのリンクとして、リンクL1、リンクL2、リンクL7、リンクL8、リンクL11およびリンクL12を取得する。
次に表示部112のノード3D選択部115が、ステップS310で取得したノードのノード関連情報を参照してノード3次元選択処理を実施する(ステップS330)。次に表示部112のリンク3D選択部114が、ステップS310で取得したリンクの属性情報を参照してリンク3次元選択処理を実施する(ステップS350)。次に表示部112の混合地図生成部116が、ノード3次元選択処理およびリンク3次元選択処理によって3次元表示された経路と二次元地図DB105とを組み合わせた混合地図を生成する処理を実施する(ステップS360)。ノード3次元選択処理(ステップS330)、リンク3次元選択処理(ステップS350)および混合地図生成処理(ステップS360)の具体的な処理は後述する。
本実施形態におけるノード3次元選択処理について、図9のフローチャートを用いて具体的に説明をする。ノード3D選択部115は、ステップS310で取得したノードのいずれか一つを選択する処理を実施する(ステップS331)。次にノード3D選択部115は、三次元地図DB106を参照し、選択したノードのノード関連情報が立体交差情報か否かを判定する処理を実施する(ステップS332)。ステップS332においてノード関連情報が立体交差情報である場合(ステップS332がYes)、ノード3D選択部115は、三次元地図DB106を参照し、立体交差ポリゴンを選択する処理を実施する(ステップS333)。
一方、ステップS332においてノード関連情報が立体交差情報でない場合(ステップS332がNo)、ノード3D選択部115は、ノード情報から接続リンクを参照し、移動経路が直進しているか否かを判定する処理を実施する(ステップS334)。すなわち、ノード3D選択部115は、経路探索部111が探索した移動経路のリンクとノード情報の接続リンクとから移動経路が直進するのか、右左折するのかを判定する。
ステップS334において、移動経路が直進であると判定する場合(ステップS334でYes)、ノード3D選択部115は三次元地図DB106を参照し、接続道路ポリゴンを選択する処理を実施する(ステップS335)。一方、経路が直進でないと判定する場合(ステップS334でNo)、ノード3D選択部115は三次元地図DB106を参照し、平面交差ポリゴンを選択する処理を実施する(ステップS336)。
ステップS333、ステップS335、ステップS336のいずれかの処理が実施されると、ノード3D選択部115は移動経路のノードはすべて選択したか否かを判定する処理を実施する(ステップS337)。ノード3D選択部115は移動経路のノードをすべて選択したと判定すると(ステップS337でYes)、ノード3次元選択処理を終了する。一方、ノード3D選択部115は移動経路のノードをすべて選択していないと判定すると(ステップS337でNo)、ステップS331へ移行し、ノードを選択する処理を実施する。
本実施形態におけるリンク3次元選択処理について、図10のフローチャートを用いて具体的に説明をする。リンク3D選択部114は、ステップS310で取得したリンクのいずれか一つを選択する処理を実施する(ステップS361)。次にリンク3D選択部114は、選択したリンクのリンク関連情報を参照し、非接続交差情報が関連づいているか否かを判定する処理を実施する(ステップS362)。リンク3D選択部114は、選択したリンクに非接続交差情報が関連づいていると判定する場合(ステップS362でYes)、非接続交差情報が視認可能か否かを判定する処理を実施する(ステップS363)。リンク3D選択部114は、非接続交差情報が視認可能であると判定すると(ステップS363でYes)、非接続交差ポリゴンを選択する処理を実施する(ステップS364)。次にリンク3D選択部114は、選択したリンクのリンク関連情報をすべて参照したか否かを判定する処理を実施する(ステップS365)。リンク3D選択部114は、ステップS365においてリンク関連情報をすべて参照していないと判定すると(ステップS365でNo)、ステップS362へ移行してリンク関連情報に非接続交差情報があるか否かを判定する処理を実施する。
一方、リンク3D選択部114は、ステップS362において非接続交差情報が関連づいていないと判定する場合(ステップS362でNo)、またはステップS363において非接続交差情報が視認可能でないと判定する場合(ステップS363でNo)、道路面ポリゴンを選択する処理を実施する(ステップS366)。リンク3D選択部114は、ステップS365においてリンク関連情報をすべて参照したと判定する場合、またはステップS366の道路面ポリゴンを表示する処理を実施すると、探索した移動経路のリンクをすべて選択したか否かを判定する処理を実施する(ステップS367)。ステップS367において、リンク3D選択部114はリンクをすべて選択したと判定すると(ステップS367でYes)、リンク3次元選択処理を終了する。一方、ステップS367において、リンク3D選択部114はリンクをすべて選択していないと判定すると(ステップS367でNo)、ステップS361へ移行し、移動経路のリンクを選択する処理を実施する。
本実施形態における混合地図生成処理について、図11のフローチャートを用いて具体的に説明する。まず、混合地図生成部116は、表示端末200で設定された表示領域に含まれる二次元地物を二次元地図DB105から取得し、表示領域に二次元地図を表示する処理を実施する(ステップS371)。表示端末200の表示領域は例えば表示端末200の現在位置、縮尺、使用者の指定などによって設定される。混合地図生成部116は二次元地物情報の形状の項目に記憶された二次元ポリゴンの構成点に関する座標(x,y)を用いて表示する。具体的には、図4に示すように表示領域Mに含まれる道路、交差点、河川などの地物が表示される。
次に混合地図生成部116は、ノード3次元選択処理(ステップS330)およびリンク3次元選択処理(ステップS350)において選択された三次元地物を、ステップS371で表示した二次元地図に重畳する処理を実施する(ステップS372)。本実施形態において、三次元地物と二次元地物とは互いに関連づいており、混合地図生成部116は表示領域Mに含まれる二次元地物に対応する、ノード3次元選択処理(ステップS330)およびリンク3次元選択処理(ステップS350)において選択された三次元地物を重畳表示する。
図12〜図14を用いて表示領域Mにおける混合地図表示処理の具体例について説明する。図12は図6の表示領域Mを鳥瞰図で表示している例である。図13は表示領域Mに対応するネットワークDB107の例であり、図14は表示領域Mに対応する三次元DB106の例である。
ノード3D選択部115は、移動経路Tのノードを特定し、ノード関連情報の三次元地物を選択する。移動経路TはノードN1、ノードN2、ノードN3、ノードN4およびノードN5で構成されており、ノード3D選択部115は各ノードの三次元地物を選択する。
ノード3D選択部115は、例えばノードN1を選択した場合、図13のノードN1のノード関連情報を参照する。N1のノード関連情報には平面交差ポリゴンであるポリゴンN1P1、接続道路ポリゴンN1P2およびポリゴンN1P3が記憶されている。ノード3D選択部115は、移動経路がリンクL1とリンクL2とを直進するので、リンクL1およびリンクL2を所定範囲含む形状であるポリゴンN1P3を選択する。ノード3D選択部115は、図14のポリゴン形状座標と代表地点の座標とに基づきポリゴンN1P3を3次元表示する。
また、ノード3D選択部115は例えばノードN2を選択した場合、図14のノードN2のノード関連情報を参照する。ノードN2のノード関連情報には平面交差ポリゴンであるポリゴンN2P1、接続道路ポリゴンN2P2およびポリゴンN2P3が記憶されている。ノード3D選択部115は、移動経路がリンクL2からリンクL7へ左折しているので、全ての接続リンクを所定範囲含む十字型の形状である平面交差ポリゴンN2P1が選択される。また、ノード3D選択部115は、例えばノードN3を選択した場合、図14のノードN3のノード関連情報を参照する。ノード3D選択部115はノードN3のノード関連情報として立体交差ポリゴンN3Pを選択する。
次にリンク3D選択部115は、移動経路Tのノードを特定し、リンク関連情報の三次元地物を選択する。移動経路TはリンクL1、リンクL2、リンクL7、リンクL8、リンクL11およびリンクL12で構成されており、リンク3D選択部115は各リンクの三次元地物を選択する。
リンク3D選択部114は、例えばリンクL8を選択した場合、リンクL8のリンク関連情報を参照し、非接続交差情報の有無を判定する。図15のように、リンクL8のリンク関連情報として非接続交差K1Pが記憶されており、リンク3D選択部114は、座標、形状座標および視認可能である情報に基づき、非接続交差ポリゴンK1Pを選択する。次にリンク3D選択部114はリンク関連情報を参照し、道路表示情報のポリゴンL8P1およびポリゴンL8P2を選択する。
なお、ノード3次元選択処理およびリンク3次元選択処理において、表示部114は探索された移動経路を構成するノードおよびリンクを3次元表示処理の対象としていたが、この限りではない。すなわち、表示部114は移動経路を構成するリンクおよびノードを含むメッシュに存在する地物を3次元表示処理の対象としてもよい。
次に、混合地図生成部116は図4のように二次元地図DB105から表示領域Mに含まれる地物を取得して表示する。次に混合地図生成部116はノード3D選択部115およびリンク3D選択部114が選択した三次元地物を重畳表示する。混合地図生成部116は、例えばノードN1、ノードN2およびノードN3に対応する三次元地物として選択された平面交差ポリゴンN1P3、平面交差ポリゴンN2P1および立体交差ポリゴンN3Pを図14のポリゴン形状座標と代表地点の座標とに基づき重畳表示する。なお、立体交差ポリゴンN3Pは、接続リンクであるリンクL7、リンクL8、リンクL13およびリンクL14を所定範囲含む形状をしており、高架バイパスであるリンクL13およびリンクL14を一般道路であるリンクL7およびリンクL8が潜る形状で重畳表示される。
また、混合地図生成部116は、例えばリンクL8に対応する三次元地物として選択された非接続交差ポリゴンK1P、道路表示ポリゴンL8P1および道路表示ポリゴンL8P2を重畳表示する。
以上の処理によって、経路探索部111によって探索された移動経路Tは図13のように表示される。移動経路Tは道路表示ポリゴンL1P、平面交差ポリゴンN1P3、道路表示ポリゴンL2P、平面交差ポリゴンN2P1、道路表示ポリゴンL7P、立体交差ポリゴンN3P、道路面ポリゴンL8P1、非接続交差地物ポリゴンK1P、道路面ポリゴンL8P2、平面交差ポリゴンN4P、道路面ポリゴンL11P、平面交差ポリゴンN5Pおよび道路表示ポリゴンL12Pが3次元で表示される。
2次元3次元混合地図において、従来のように移動経路のみを3次元表示するだけでは移動経路を認識しやすくする上で不十分であった。すなわち、出発地から目的地までの移動経路を通行するには、目印となる交差点や高架道路などが移動経路とどのように関連しているのかが重要であるが、従来はこのような移動経路に関連する地物が表示に反映されていなかった。本実施の形態はこのような課題を解決するものであり、次のような効果がある。
表示領域Mにおいて、その他の地物の高度は0に設定されるので、3次元表示された移動経路Tおよび移動経路Tに関連する地物が強調され、表示端末200のユーザは移動経路の視認性が向上する効果がある。また、移動経路TはノードN2において左折する際、接続リンクであるリンクL3およびリンクL6の道路も一部3次元表示されるので、表示端末200のユーザは交差点を認識しやすい効果がある。また、移動経路TはノードN3や非交差点K1において高架のバイパスと高架の高速道路が3次元表示されるので、表示端末200のユーザは経路上で交差する特徴的な構造物や地物を視認できる効果がある。
以上の実施形態の全部又は一部に記載された態様は、適切に地図上に地物を3次元表示させる装置及びそれに利用可能なデータのデータ構造の提供、処理速度の向上、処理精度の向上、使い勝手の向上、データを利用した機能の向上又は適切な機能の提供その他の機能向上又は適切な機能の提供、データ及び/又はプログラムの容量の削減、装置及び/又はシステムの小型化等の適切なデータ、プログラム、記録媒体、装置及び/又はシステムの提供、並びにデータ、プログラム、装置又はシステムの制作・製造コストの削減、制作・製造の容易化、制作・製造時間の短縮等のデータ、プログラム、記録媒体、装置及び/又はシステムの制作・製造の適切化のいずれか一つの課題を解決する。
100・・・・地図サーバ
102・・・・回路
104・・・・地図データ記憶部
110・・・・制御部
200・・・・スマートフォン
210・・・・CPU
211・・・・GPS
212・・・・液晶ディスプレイ
213・・・・スピーカ
214・・・・キー群
215・・・・回路
216・・・・外部記憶装置
300・・・・サーバシステム
1000・・・地図システム
INT・・・・インターネット通信網
BS・・・・基地局

Claims (7)

  1. 地図表示を実行するに際し、平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した二次元地図と三次元地図とを含む混合地図として表示する制御部、を備え、
    前記制御部は、
    探索された移動経路に対応する地物を示す経路地物に交差又は接続する部分を含む所定領域の地物を示す交差地物を前記三次元地図として前記混合地図を表示する、表示装置。
  2. 前記経路地物及び交差地物を表現する情報の単位又は範囲は、前記二次元地図情報と前記三次元地図情報とで略同一とすることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記交差地物の情報は、前記経路地物が相互に立体交差する部分を含む所定領域の地物を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記交差地物の情報は、前記移動経路を通過する移動体から視認可能であることを示す情報を含むことを特徴とする、請求項1から請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記単位は所定距離を基準とする単位であり、前記範囲は所定区画を基準とする範囲であることを特徴とする、請求項2から請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記単位は前記交差地物を基準とする単位であることを特徴とする、請求項2から請求項5に記載の表示装置。
  7. 地図表示を実行するに際し、平面的な地図の中の一部の地物を立体的に表現した二次元地図と三次元地図とを含む混合地図として表示する制御部の処理に用いられ、記憶部に記憶された地図データのデータ構造であって、
    移動経路を探索するための情報であるネットワーク情報と、
    三次元空間上に存在する地物を平面的に表現する二次元地図情報と、
    前記地物を立体的に表現する三次元地図情報とを有し、
    前記移動経路を探索するための情報であるネットワーク情報が、前記二次元地図情報および前記三次元地図情報と関連付いており、
    前記制御部において、前記ネットワーク情報に関連する前記二次元地図情報および前記三次元地図情報に基づいて、探索された移動経路に対応する地物を示す経路地物に交差又は接続する部分を含む所定領域の地物を示す交差地物を前記三次元地図として前記混合地図を表示する処理に用いられる地図データのデータ構造。
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