JP2019128257A - 絶縁間隔測定装置 - Google Patents

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捨夫 小田原
Suteo Odawara
捨夫 小田原
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Abstract

【課題】2つの部材の間隔を安全かつ効率的に測定することが可能な絶縁間隔測定装置を提供する。【解決手段】本発明の絶縁間隔測定装置1aは、絶縁性を有し、断面の外形線が円形をなす棒状体2の先端2aに、その長手方向に対して直交するように反射板3が取り付けられるとともに、棒状体2の基端2bの側に取付架台5が取り付けられており、この取付架台5にレーザー距離計4が反射板3に対してレーザー光を照射可能に搭載され、レーザー距離計4と取付架台5は2本のバンド6,6によって棒状体2に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、送電鉄塔における電線と鉄塔部材の間隔や、碍子装置に取り付けられているアークホーンの絶縁間隔の測定に用いられる装置に係り、特に、作業性と安全性に優れた絶縁間隔測定装置に関する。
送電鉄塔と電線を繋ぐ碍子には、落雷時に放電して絶縁破壊を起こさないようにアークホーンが設置されているが、アークホーンが正しく機能するには、その絶縁間隔を正確に保つことが必要とされている。また、送電線路の新設や電線張替等の修理を行う際には、線路の絶縁を保つため、腕金等の鉄塔部材に対して所定の間隔をあけた状態で電線が設置される。
従来、電線と鉄塔部材の間隔やアークホーンの絶縁間隔の測定には、振出式の釣竿タイプの測定器や巻尺、あるいは折尺が使用されていた。巻尺や折尺は、サイズが小さく、軽量であることから、持ち運びが容易であり、上述の間隔が1.5m程度であれば、1人で測定作業を行うことも可能である。しかし、アークホーンの絶縁間隔は2m以上もあるため、その測定は2人での作業となる。
具体的に説明すると、図9(a)に示すように、碍子50を間に挟むように設置された一対のアークホーン51,51の絶縁間隔を巻尺52によって測定する場合、2人の作業員53a,53bが巻尺52の両端をそれぞれ保持しなければならない。そのため、一方の作業員53aは電線54に乗り出して、常に墜落の危険にさらされた状態で上述の作業を行う必要があった。
一方、釣竿タイプの測定器は1人でも容易に伸縮させられる構造であるため、これを用いれば、アークホーンの絶縁間隔の測定も1人で行うことが可能である。しかし、この測定器は釣竿に手書きで目盛が記載されているものが多く、測定精度は必ずしも高いとは言えない。また、図9(b)に示すように、釣竿タイプの測定器55では、先端側を長く伸ばした際に撓みが小さくなるように、径を太くして剛性を持たせている。そのため、長い距離を測定しようとして先端側を伸ばして全体を長い状態にすると、作業員53bが保持する基端側に大きな回転モーメントが発生する。したがって、釣竿タイプの測定器55において、全体の水平状態を保ちつつ、その動作と並行して目盛を読み取るという作業を一人で行うことは極めて困難である。
巻尺や釣竿タイプの測定器以外の測定器としては、例えば、特許文献1に「ギャップ長測定装置」という名称で、アークホーンの絶縁間隔を測定する装置に関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明は、軸方向に伸縮可能であって二つのアークホーンの間に配置される測定本体部と、各アークホーンの先端部と接触可能な凹部底面を有し、測定本体部の両端にそれぞれ設けられる測定接触部と、測定本体部を軸方向に伸縮させる操作部と、この伸縮に連動して凹部底面間の距離を表示する表示手段を備えており、測定本体部の伸縮に伴って繰り出されるワイヤの長さを検出することによって、測定本体部の長さを測定する構造となっている。
このような構造によれば、二つのアークホーンの間に測定本体部を配置した後、両端に設けられた凹部底面が各アークホーンの先端部にそれぞれ接触するように、離れた場所から測定本体部を操作して、その全長を変化させると、アークホーンの先端部の間隔がワイヤの繰り出し長さとして検出されて表示手段に表示されることになる。
また、特許文献2には、「ホーン間隔測定調整具」という名称で、アークホーンの絶縁間隔の測定と調整を行うことができる器具に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、互いに平行かつ相対移動可能に連結された第1の測定バー及び第2の測定バーと、それぞれの測定バーに設けられた第1の保持部及び第2の保持部と、第1の保持部から第2の測定バーの基準点までの距離を表示する第1の目盛部と、上記基準点に対する一方の主ホーンの先端部と他方の主ホーンの先端部との間の測定距離の差を表示する第2の目盛部を備えたことを特徴としている。
このような構造によれば、第1の保持部と第2の保持部が二つのアークホーンの各先端部に保持され、本体が不用意に落下するおそれがないため、安全にアークホーンの先端部の間隔を測定することができる。
さらに、特許文献3には、「ゲージ」という名称で、耐張碍子装置に取り付けられている避雷装置の直列ギャップ長を計測する装置に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、一方のアークホーンの先端部を掛ける段状の係止部が一端側に設けられるとともに、他方のアークホーンの先端部を嵌合可能であって所定の直列ギャップ長の許容範囲の上下限の長さを有する段部が他端側に設けられた計測部と、先端が計測部に固定されるとともに、送電線鉄塔のアームから計測部を直列ギャップに当接可能に形成された把持部を備えた構造となっている。
このような構造によれば、作業員が碍子装置に乗る必要がないため、上述の直列ギャップ長を安全かつ正確に測定することができる。
電線と鉄塔部材の間隔の測定に用いられることを想定したものではないが、特許文献4には、「パイプ長さ測定装置」という名称で、端面が加工された状態のパイプの長さを測定する装置に関する発明が開示されている。
この特許文献4に開示された発明は、中心に再帰反射鏡を有し、パイプの端面に取り付け可能に形成された治具と、パイプの片側端面の近傍であって、かつ、その中心軸上に取り付けられたレーザー距離計を備えたことを特徴としている。
このような構造の装置を電線と鉄塔部材の間隔の測定に用いると、前述の釣竿タイプの測定器や巻尺などのように、人間が目盛を読み取る従来の装置を用いる場合よりも測定精度を向上させることが可能である。
特開2013−238566号公報 特開2011−67024号公報 特開2002−357402号公報 特開2000−171211号公報
上述の従来技術である特許文献1に開示された発明では、測定本体部を軸方向に伸縮させる操作が煩雑であるため、作業性が良くないという課題があった。また、特許文献2に開示された発明では、第1の測定バーに対して第2の測定バーを移動させる操作が容易でないという課題があった。さらに、特許文献3に開示された発明では、所定の長さの計測部を二つのアークホーンの間に配置する操作が煩雑であるという課題があった。そして、特許文献4に開示された発明は、鉄塔部材と電線の間隔等の測定を想定したものではないため、測定時の作業効率が悪いという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、送電鉄塔における電線と鉄塔部材の間隔や、碍子装置に取り付けられているアークホーンの絶縁間隔などのように2つの部材の間隔を安全かつ効率的に測定することが可能な絶縁間隔測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明である絶縁間隔測定装置は、絶縁性を有し、断面の外形線が円形をなす第1の棒状体と、この第1の棒状体の長手方向に対して直交するように、その先端に取り付けられた不透明な平板材からなる第1の反射板と、レーザー光を長手方向に沿って第1の反射板に対して照射可能に第1の棒状体の基端側に設置されたレーザー距離計と、を備えていることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置においては、2つの部材の近傍に第1の反射板とレーザー距離計の測定基準点をそれぞれ設置した状態でレーザー距離計を操作して第1の反射板に対してレーザー光を照射すると、レーザー距離計により2つの部材の間隔が測定基準点から第1の反射板までの距離として測定されるという作用を有する。
測定距離が長い場合に電線や腕金などのような細い部材に対してレーザー光を照射することは容易でないが、第1の反射板は、レーザー光が照射される方向に対して直交するように配置されているうえに、電線や腕金とは異なり、反射面が平坦であって、しかも、その面積も広くとることができるため、第1の反射板に対してレーザー光を照射することは容易である。
さらに、電線や腕金などは金属色をしており、レーザースポット(レーザ−光の照射点)の視認性が悪いため、レーザー光が照射されているか否かの確認が困難である。これに対し、第1の発明では、第1の反射板の色や材質を任意に選択できるため、例えば、第1の反射板を黄色い部材によって形成した場合、電線や腕金などにレーザー光を照射する場合に比べてレーザースポットの視認性が高いという作用を有する。
第2の発明は、第1の発明において、レーザー距離計が搭載される取付架台と、この取付架台を第1の棒状体に固定するための固定手段と、を備え、取付架台は、レーザー距離計を取り付け可能に搭載部が設けられ、第1の棒状体の基端側に対して着脱自在に設置されていることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置においては、第1の発明の作用に加えて、レーザー距離計が搭載部に取り付けられた状態で取付架台の設置個所を棒状体の長手方向に沿って変更すると、レーザー距離計の測定基準から第1の反射板までの距離が変化するという作用を有する。さらに、取付架台ごとレーザー距離計を棒状体から取り外すと嵩張らない状態になるため、持ち運びが容易であり、また、保管する際のスペースが節約されるという作用を有する。
第3の発明は、第2の発明において、取付架台は、第1の棒状体に面する側にレーザー距離計のレーザー光の照射方向に対して平行に凹溝が形成されており、この凹溝は、断面の輪郭線が第1の棒状体の外形線の半径よりも大きな曲率半径を有する円弧状をなしていることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置においては、第2の発明の作用に加えて、凹溝を第1の棒状体の側面に当接させた状態で取付架台を第1の棒状体に取り付けると、凹溝の底が第1の棒状体の側面に接触することで取付架台の取付状態が安定するという作用を有する。
第4の発明は、第2の発明において、取付架台は、第1の棒状体が挿通される貫通穴がレーザー距離計のレーザー光の照射方向と平行に形成されていることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置において、取付架台の貫通穴に第1の棒状体を挿通すると、取付架台は第1の棒状体に対し、その長手方向以外の移動が拘束されるため、水平方向の距離を測定する場合には、固定手段が不要となる。一方、固定手段を用いる場合には、固定手段を取り外すことで、取付架台は棒状体の長手方向に沿って移動可能になる。したがって、第4の発明においては、第2の発明の作用に加え、固定手段を取り外すことにより、レーザー距離計の測定基準と第1の反射板の間隔の調整が容易になるという作用を有する。
第5の発明は、第2の発明において、第1の棒状体は、基端側の側面に長手方向に沿ってガイド溝が形成されており、取付架台は、ガイド溝内に、第1の棒状体の長手方向と平行に摺動自在に配置される凸状部を有していることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置においては、第2の発明の作用に加え、第1の棒状体のガイド溝の内部に凸状部が配置されるようにして、取付架台を第1の棒状体に取り付けると、取付架台は第1の棒状体の長手方向に対してのみ移動可能にガイド溝に案内されるという作用を有する。
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明のいずれかにおいて、第1の棒状体は、長手方向に沿って順次径が小さくなるように形成されて、摺動自在に嵌合された複数本の円筒管からなることを特徴とするものである。
このような構造の絶縁間隔測定装置においては、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの作用に加えて、他の円筒管の内部に収納された所望の円筒管を繰り出すことにより第1の棒状体が長くなるとともに、所望の円筒管を他の円筒管の内部に収納することにより第1の棒状体が短くなるという作用を有する。
第7の発明は、第1の発明乃至第6の発明のいずれかにおいて、絶縁性を有する第2の棒状体と、この第2の棒状体の長手方向に対して直交するように、その先端に取り付けられた不透明な平板材からなる第2の反射板と、からなる測定補助具を備えていることを特徴とするものである。
上記構造の絶縁間隔測定装置においては、第1の発明乃至第6の発明のいずれかの作用に加え、2つの部材の間隔を測定する際に、2つの部材の近傍に第1の反射板と第2の反射板を互いに平行となるようにそれぞれ配置するとともに、第2の棒状体の基端側にレーザー距離計を配置して、レーザー距離計の測定基準点から第1の反射板及び第2の反射板までの各距離を測定することにより、2つの部材の間隔が第1の反射板と第2の反射板の間の距離として測定されるという作用を有する。
第8の発明は、第7の発明において、測定補助具の第2の反射板は、平面視矩形状をなすとともに、その矩形を構成する4辺のうちの互いに平行な2辺に、第2の棒状体の先端が接続される接続具と、切欠きと、がそれぞれ設けられ、切欠きは、平面視した場合の輪郭線が第1の棒状体の外形線の半径よりも曲率半径の大きな円弧状をなしていることを特徴とするものである。
上記構造の絶縁間隔測定装置では、第7の発明の作用に加え、第2の棒状体の先端が第2の反射板の側面の近傍に接続されるため、第2の反射板においてレーザー光の反射面が広いという作用を有する。また、切欠きを第1の棒状体の側面に当接させるようにすると、切欠きの底が第1の棒状体の側面に接触することで第1の棒状体に対する第2の棒状体の平行状態が安定するという作用を有する。
以上説明したように、第1の発明によれば、従来の釣竿タイプの測定器や巻尺等とは異なり、作業員自身が測定器等の目盛を読み取るという作業が発生しないため、1人で作業を行うことができる。したがって、例えば、アークホーンの絶縁間隔を測定する場合であっても作業員は送電鉄塔側に居て全ての作業を行うことが可能であり、電線側に乗り出して作業を行う必要がないため、当該測定を安全に行うことができる。また、2つの部材の間隔を測定する場合、第1の反射板とレーザー距離計の測定基準点を上記2つの部材の近傍に配置するだけで、それらの間隔が測定されることから、第1の発明は作業性に優れている。さらに、第1の反射板に対するレーザー光の照射が容易であることから、第1の発明によれば、当該間隔を高い精度で測定することができる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、レーザー距離計の測定基準と第1の反射板の間隔の調整が容易であるため、測定時の作業性に優れるという効果がより一層発揮される。また、第2の発明によれば、レーザー距離計の破損を防いで安全に持ち運ぶことができるという効果を奏する。
第3の発明によれば、第2の発明の効果に加えて、取付架台が棒状体に対して安定した状態で取り付けられるため、測定中に取付架台が棒状体から外れてしまうおそれがなく、安全に測定作業を行うことができるという効果を奏する。
第4の発明及び第5の発明によれば、第2の発明の効果に加え、レーザー距離計の測定基準と第1の反射板の間隔の調整が容易であることから、測定時の作業性に優れるという作用がより一層発揮される。
第6の発明によれば、第1の発明乃至第5の発明の効果に加えて、棒状体の長さの調節が容易であるため、2つの部材間の距離を測定する作業を効率よく行うことができるという効果を奏する。
第7の発明を用いて、作業者の足元の部材とその上方又は下方に位置する他の部材との間隔を測定する場合、レーザー距離計の測定基準点を作業者の足元の部材の高さに一致させなくとも良いため、作業者は体を屈めて窮屈な姿勢をとる必要がない。したがって、第7の発明によれば、第1の発明乃至第6の発明のいずれかの効果に加えて、作業者が各種の測定作業を安全な姿勢で効率よく行うことができるという効果を奏する。
第8の発明によれば、第7の発明の効果に加えて、第2の反射板に対してレーザー光を確実に照射することができるため、測定補助具の作業性が良いという効果を奏する。また、第1の棒状体に対する第2の棒状体の平行状態が安定していることから、第8の発明では、測定補助具を操作して第2の反射板の位置を調節する作業を効率よく行うことが可能である。
(a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置の実施例1の外観図であり、(b)は同図(a)におけるA方向矢視図である。 (a)乃至(c)はそれぞれ棒状体の内部構造を部分的に表した断面図、反射板の平面図及び取付架台の外観斜視図であり、(d)は同図(c)におけるB方向矢視図である。 (a)は本発明の絶縁間隔測定装置と共に用いられる測定補助具の外観の一例を示した図であり、(b)は同図(a)に示した反射板の平面図である。 (a)及び(b)は本発明の絶縁間隔測定装置の使用方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は図3に示した測定補助具の使用方法を説明するための図である。 (a)は図1や図2に示した棒状体の変形例を示した外観図であり、(b)は同図(a)におけるC−C線矢視断面の部分拡大図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置の実施例2の外観図であり、(b)は同図(a)に示した取付架台の外観斜視図であり、(c)は同図(b)におけるD方向矢視図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置の実施例3の外観図であり、(b)は同図(a)に示した棒状体をE方向に見た場合の拡大図であり、(c)は同図(a)に示した取付架台の外観斜視図であり、(d)は同図(c)におけるF方向矢視図である。 (a)は巻尺を用いてアークホーンの絶縁間隔を測定する様子を示した模式図であり、(b)は振出式の釣竿タイプの測定器を用いて水平方向の距離を測定する様子を示した模式図である。
本発明の絶縁間隔測定装置は、送電鉄塔における電線と鉄塔部材の間隔や、碍子装置に取り付けられているアークホーンの絶縁間隔の測定に限らず、2つの部材の間隔を測定する際に使用可能であるが、以下の実施例では、特に、アークホーンの絶縁間隔を測定する場合を例に挙げて、本発明の構造と、それに基づいて発揮される作用及び効果について、具体的に説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置について外観の一例を示した図であり、図1(b)は図1(a)におけるA方向矢視図である。図2(a)は棒状体の内部構造を部分的に表した断面図であり、図2(b)は反射板の平面図であり、図2(c)は取付架台の外観斜視図であり、図2(d)は図2(c)におけるB方向矢視図である。図3(a)は本発明の絶縁間隔測定装置と共に用いられる測定補助具の外観の一例を示した図であり、図3(b)は図3(a)に示した反射板の平面図である。また、図6(a)は図1及び図2に示した棒状体2の変形例を示した外観図であり、図6(b)は図6(a)におけるC−C線矢視断面の一部を拡大した図である。
図1及び図2に示すように、本発明の絶縁間隔測定装置1aは、絶縁性を有し、断面の外形線が円形をなす棒状体2と、この棒状体2の長手方向に対して直交するように、その先端2aに取り付けられた不透明な平板材からなる反射板3と、棒状体2の基端2bの側に取り付けられた取付架台5と、棒状体2の長手方向に沿って反射板3にたいしてレーザー光を照射可能に、この取付架台5に搭載されたレーザー距離計4と、2本のバンド6,6を備えている。また、レーザー距離計4は取付取付架台5に設置された状態で固定バンド6,6によって棒状体2に固定されている。
なお、「棒状体2の基端2bの側」とは、「棒状体2の基端2bだけでなく、その近傍」を含む概念であり、具体的には、「棒状体2の先端2aから最も遠い箇所にある円筒管7」を意味している。
図2(a)に示すように、棒状体2は、側面がテーパ状をなすとともに順次径が小さくなるように形成されて、摺動自在に嵌合された複数本の円筒管7からなり、所望の円筒管7を繰り出すことで振出式の釣竿のように全体が伸縮する構造となっている。すなわち、絶縁間隔測定装置1aでは、棒状体2の長さの調節が容易となっている。
また、どの円筒管7も最小内径(すなわち、棒状体2の先端2aに近い側の端部7aの内径)がそのすぐ内側に配置されている円筒管7の最大外径(棒状体2の先端2aから遠い側の端部7bの外径)よりも小さくなるように形成されている。そのため、各円筒管7は、所定の長さだけ繰り出された時点で、摩擦により摺動不能となって、そのすぐ外側に配置されている円筒管7に対し、その位置が固定される。
さらに、どの円筒管7にも端部7aの外周面に、そのすぐ外側に配置されている円筒管7の端部7aの内径よりも大きい外径を有する環状の係止部7cが設けられている。そのため、どの円筒管7もそのすぐ外側に配置されている円筒管7の端部7bの側からも抜出不能となっている。
図2(b)に示すように、反射板3は平面視矩形状をなしており、矩形の中央部分には、棒状体2の先端2aが接続される接続具3aが設けられている。
また、図2(c)に示すように、取付架台5は略直方体状をなし、上面にはレーザー距離計4の搭載部5aが設けられ、下面には断面の輪郭線が略「U」字をなし、レーザー距離計4のレーザー光の照射方向に対して平行な凹溝5bが設けられている。そして、凹溝5bは、断面の輪郭線の一部を構成する円弧の曲率半径が、取付架台5が取り付けられる円筒管7の断面の外形線を構成する円の半径よりも大きくなるように形成されている。
この場合、取付架台5を円筒管7に取り付ける際に凹溝5bを円筒管7の側面に当接させるようにすると、凹溝5bの底が円筒管7の側面に接触した状態となり、棒状体2に対する取付架台5の取付状態が安定する。そのため、絶縁間隔測定装置1aでは、測定中に取付架台5が棒状体2から外れてしまうおそれがなく、安全に測定作業を行うことができる。
図3(a)に示すように、測定補助具8は、絶縁性を有し、断面の外形線が円形をなす棒状体9と、この棒状体9の長手方向に対して直交するように、その先端9aに取り付けられた反射板10からなる。また、図3(b)に示すように、反射板10は、平面視矩形状をなす不透明な平板材からなり、矩形を構成する4辺のうち、互いに平行な2辺の中央部分には、棒状体9の先端9aが接続される接続具10aと、切欠き10bがそれぞれ設けられている。なお、切欠き10bを平面視した場合の輪郭線は、円筒管7の外形線の半径よりも大きい曲率半径を有する円弧状をなしている。
ここで、絶縁間隔測定装置1aと測定補助具8の使用方法について図4及び図5を参照しながら説明する。
図4(a)は絶縁間隔測定装置1aを用いてアークホーンの絶縁間隔を測定する様子を示した模式図であり、図4(b)は絶縁間隔測定装置1aを用いて上下方向の間隔を測定する様子を示した模式図である。また、図5(a)及び図5(b)は絶縁間隔測定装置1aと測定補助具8を用いて上下方向の間隔を測定する様子を示した模式図である。なお、図9に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
絶縁間隔測定装置1aを用いてアークホーンの絶縁間隔を測定する場合、図4(a)に示すように、鉄塔部材56の上に居る作業員53bは、棒状体2の基端2bを把持した状態で先端2aを伸ばしながら、電線54に近い側のアークホーン51の真上に反射板3が配置されるとともに、自身に近い側のアークホーン51の真上にレーザー距離計4の測定基準点が配置されるように、絶縁間隔測定装置1aの全長を調節する。なお、レーザー距離計4の測定基準点は、通常、本体前端や本体後端のいずれかに設定されるが、図4(a)では、本体前端が測定基準点となっている。
この状態で、レーザー距離計4を操作して反射板3に対してレーザー光を照射すると、反射板3からの反射光に基づいて測定基準点から反射板3までの距離が計算され、その結果がレーザー距離計4のディスプレイに表示される。
絶縁間隔測定装置1aを用いて腕金部57とその下方に位置する電線54の間隔を測定する場合、図4(b)に示すように、腕金部57の上に居る作業員(図示せず)は、棒状体2の基端2bを把持した状態で下方に向けた先端2aを伸ばして電線54の近傍に反射板3を配置する。そして、腕金部57とレーザー距離計4の測定基準点が一致するように絶縁間隔測定装置1aの全長を調節する。なお、図4(b)では、本体後端が測定基準点となっている。
この状態で、レーザー距離計4を操作して反射板3に対してレーザー光を照射すると、図4(a)で説明した場合と同様に、測定基準点から反射板3までの距離がレーザー距離計4のディスプレイに表示される。
このように、絶縁間隔測定装置1aでは、2つの部材の近傍に反射板3とレーザー距離計4の測定基準点をそれぞれ設置した状態でレーザー距離計4を操作して反射板3に対してレーザー光を照射することにより、2つの部材の間隔がレーザー距離計4の測定基準点から反射板3までの距離として測定される。また、絶縁間隔測定装置1aでは、所望の円筒管7を繰り出すことで振出式の釣竿のように棒状体2の全体が伸縮する構造となっている。そして、レーザー距離計4が搭載部5aに取り付けられた状態で取付架台5の設置個所を棒状体2の長手方向に沿って変更すると、レーザー距離計4の測定基準から反射板3までの距離が変化する。すなわち、絶縁間隔測定装置1aによれば、2つの部材の間隔を測定する際に反射板3とレーザー距離計4の測定基準点をそれらの部材の近傍に配置するだけで、その間隔が測定されるうえに、棒状体2を伸縮させたり、取付架台5の取付箇所を変更することで反射板3とレーザー距離計4の測定基準点の間隔を容易に調整できるため、作業性が良い。
また、絶縁間隔測定装置1aにおいては、従来の釣竿タイプの測定器や巻尺等とは異なり、作業員自身が測定器等の目盛を読み取るという作業が発生しないため、1人で作業を行うことができる。したがって、絶縁間隔測定装置1aを用いることによれば、例えば、アークホーンの絶縁間隔を測定する場合であっても作業員は送電鉄塔側に居て全ての作業を行うことが可能であり、電線側に乗り出して作業を行う必要がないため、当該測定を安全に行うことができる。
また、レーザー距離計4のみでは、測定距離が長い場合、電線や腕金などのような細い部材に対してレーザー光を照射することは容易でない。しかしながら、絶縁間隔測定装置1aでは、反射板3がレーザー光の照射方向に対して直交するように配置されているうえに、電線や腕金とは異なり、レーザー光が照射される面が平坦であって、しかも、その面積も広くとることができる。これにより、反射板3に対するレーザー光の照射が容易となっている。
さらに、電線や腕金などは金属色をしており、レーザースポット(レーザ−光の照射点)の視認性が悪いため、それらの部材に対してレーザー光を直接照射した場合には、レーザー光が確実に照射されているか否かの確認が困難である。これに対し、絶縁間隔測定装置1aでは、反射板3の色や材質を任意に選択できるため、例えば、反射板3を黄色い部材によって形成した場合には、電線や腕金などにレーザー光を直接照射する場合に比べて格段にレーザースポットの視認性が高まる。
このように、反射板3に対するレーザー光の照射が容易であるため、絶縁間隔測定装置1aによれば、2つの部材の間隔を高い精度で測定することができる。
そして、絶縁間隔測定装置1aでは、取付架台5ごとレーザー距離計4を棒状体2から取り外すと嵩張らない状態になるため、持ち運びが容易であるうえに、レーザー距離計4の破損を防ぐことができる。また、保管する際のスペースも節約される。
絶縁間隔測定装置1aと測定補助具8を用いて腕金部57とその下方に位置する電線54の間隔を測定する場合、腕金部57の上に居る作業員(図示せず)は、図5(a)に示すように、棒状体2の基端2bを把持し、レーザー距離計4の測定基準点が腕金部57の上方にある状態で先端2aを下方へ伸ばして電線54に反射板3を当接させた後、レーザー距離計4によって測定基準点から反射板3までの距離Lを測定する。
つぎに、作業員は、図5(b)に示すように、先端9aを下方に向けた状態で基端9bを把持し、棒状体2と棒状体9の平行状態を保ちながら、反射板10と鉄塔部材57が同じ高さになるように測定補助具8を上下方向へ移動させる。そして、反射板10と鉄塔部材57を同じ高さにした後、レーザー距離計4によって測定基準点から反射板10までの距離Lを測定する。
このとき、図5(b)から明かなように、腕金部57と電線54の間隔Lは、LとLの差として求められる。
絶縁間隔測定装置1aを用いて腕金部57とその下方に位置する電線54の間隔を測定する場合、レーザー距離計4の測定基準点を腕金部57の位置に合わせなければならないため、腕金部57の上に居る作業員は、当該作業を体を屈めた状態で行う必要がある。また、測定後にレーザー距離計4の表示を読み取る際にも体を屈めて、レーザー距離計4の表示部の高さまで目線を低くする必要がある。このような窮屈な姿勢は、危険を伴う可能性があるうえに、作業効率を低下させてしまう。
これに対し、測定補助具8を用いると、上述したように、レーザー距離計4の測定基準点を腕金部57の位置に合わせる必要はない。すなわち、測定補助具8を用いれば、レーザー距離計4の測定基準点を任意の高さにすることができるため、作業者は体を屈めて窮屈な姿勢をとる必要がなくなる。したがって、絶縁間隔測定装置1aに加えて測定補助具8を使用することによれば、作業者は各種の測定作業を安全な姿勢で効率よく行うことができる。
また、測定補助具8では、棒状体9の先端9aが反射板10の側面の近傍に接続されており、レーザー光の反射面が広いため、反射板10に対してレーザー光を確実に照射することが可能となっている。さらに、測定補助具8を絶縁間隔測定装置1aに対して平行に配置して操作する際に、切欠き10bを円筒管7の側面に当接させるようにすると、切欠き10bの底が円筒管7の側面に接触することで棒状体2に対する棒状体9の平行状態が安定する。したがって、測定補助具8では、反射板10の位置を調節する作業を効率よく行うことができる。
前述のとおり、絶縁間隔測定装置1aでは、棒状体2は、側面がテーパ状をなし、各円筒管7が所定の長さだけ繰り出された時点で、そのすぐ外側に配置されている円筒管7に対して、摩擦により固定される構造となっているが、本発明の絶縁間隔測定装置は、このような構造に限定されるものではない。
例えば、図6(a)及び図6(b)に示すように、各円筒管7を直管として、外側の円筒管7の側面に位置決め穴7dが穿設されるとともに、内側の円筒管7の側面に、平面視した場合に位置決め穴7dの内径と同じ長さの直径を有する円形状をなす凹部7eが半径方向に対して平行に設けられ、この凹部7eの内部に略円柱状のロックピン11が半球状に形成された先端部を出没自在に設置され、さらに、このロックピン11を凹部7eから押し出す方向へ付勢する圧縮バネ12が凹部7eの内部に設置された構造とすることもできる。
図6(b)に示すように、ロックピン11が位置決め穴7dに係止していると、内側の円筒管7は外側の円筒管7に対して固定される。しかし、圧縮バネ12によって付勢される力に抗してロックピン11を指などで凹部7eの内部へ押し込んで位置決め穴7dに対するロックピン11の係止状態を解消すると、内側の円筒管7は外側の円筒管7に対して長手方向へ移動可能となる。
このようなロックピン11と位置決め穴7dが内側の円筒管7と外側の円筒管7に対して、その長手方向へ複数個設けられている場合にも、棒状体2を伸縮させることができるという本発明の効果は同様に発揮される。
図7(a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置の実施例2の外観を示した図であり、図7(b)は図7(a)に示した取付架台の外観斜視図であり、図7(d)は図7(b)におけるD方向矢視図である。なお、図1乃至図3に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7(a)乃至図7(c)に示すように、絶縁間隔測定装置1bは、実施例1の絶縁間隔測定装置1aにおいて、凹溝5bが設けられる代わりに、棒状体2を挿通可能に貫通穴5cがレーザー距離計4のレーザー光の照射方向に平行に形成されるとともに、棒状体2の外周面を押圧するようにして取付架台5の棒状体2の長手方向への移動を抑制するための圧縮バネ(図示せず)が貫通穴5cの内部に設置された構造となっている。
なお、取付架台5の下面は、断面の外形線が円弧をなすような曲面状に形成されているが、必ずしもこのような形状でなくとも良い。また、図7(a)ではバンド6の図示を省略しているが、レーザー距離計4を搭載部5aに固定する際には、バンド6を用いても良いし、ビス等のように、バンド6以外の周知の固定手段を用いても良い。
このような構造の絶縁間隔測定装置1bでは、取付架台5の貫通穴5cに棒状体2を挿通することにより、取付架台5は棒状体2に対して長手方向以外の移動が拘束される。そのため、例えば、水平方向の距離を測定する場合には、固定手段が不要となる。
一方、固定手段を用いる場合には、固定手段を取り外すことで、取付架台5が棒状体2の長手方向に沿って移動可能になる。すなわち、絶縁間隔測定装置1bは、固定手段を取り外すことでレーザー距離計4の測定基準と反射板3の間隔の調整が容易になるため、測定時の作業性に優れている。
図8(a)は本発明の実施の形態に係る絶縁間隔測定装置の実施例3の外観を示した図であり、図8(b)は図8(a)に示した棒状体をE方向に見た場合の拡大図であり、図8(c)は図8(a)に示した取付架台の外観斜視図であり、図8(d)は図8(c)におけるF方向矢視図である。なお、図1乃至図3に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8(a)乃至図8(d)に示すように、絶縁間隔測定装置1cは、実施例1の絶縁間隔測定装置1aにおいて、棒状体2の基端2bに位置する円筒管7の側面にその長手方向に沿って2本のガイド溝7f,7fが円筒軸を中心として対称に形成されるとともに、棒状体2の長手方向へ摺動自在にガイド溝7f,7fの内部に配置される凸状部5d,5dが凹溝5bの一部に設けられていることを特徴とする。なお、レーザー距離計4は、ビス等のようなバンド6以外の周知の固定手段によって取付架台5の搭載部5aに固定される。
上記構造の絶縁間隔測定装置1cにおいて、円筒管7のガイド溝7f,7fの内部に凸状部5d,5dが配置されるようにして、取付架台5を円筒管7に取り付けると、ガイド溝7f,7fによって取付架台5は棒状体2の長手方向に対してのみ移動可能に案内される。すなわち、絶縁間隔測定装置1cは、固定手段を取り外すことによりレーザー距離計4の測定基準と反射板3の間隔の調整が容易になるため、測定時の作業性に優れるという効果を有している。
実施例1及び実施例2では、反射板3,10を矩形としているが、このような形状に限らず、反射板3,10は円形であっても良い。また、取付架台5は、直方体状に限らず、円柱状をなしていていも良い。
本発明の絶縁間隔測定装置は、2つの部材の間隔を測定する際に利用することができる。
1a〜1c…絶縁間隔測定装置 2…棒状体 2a…先端 2b…基端 3…反射板 3a…接続具 4…レーザー距離計 5…取付架台 5a…搭載部 5b…凹溝 5c…貫通穴 5d…凸状部 6…バンド 7…円筒管 7a,7b…端部 7c…係止部 7d…位置決め穴 7e…凹部 7f…ガイド溝 8…測定補助具 9…棒状体 9a…先端 9b…基端 10…反射板 10a…接続具 10b…切欠き 11…ロックピン 12…圧縮バネ 50…碍子 51…アークホーン 52…巻尺 53a,53b…作業員 54…電線 55…釣竿タイプの測定器 56…鉄塔部材 57…腕金部

Claims (8)

  1. 絶縁性を有し、断面の外形線が円形をなす第1の棒状体と、
    この第1の棒状体の長手方向に対して直交するように、その先端に取り付けられた不透明な平板材からなる第1の反射板と、
    レーザー光を前記長手方向に沿って前記第1の反射板に対して照射可能に前記第1の棒状体の基端側に設置されたレーザー距離計と、を備えていることを特徴とする絶縁間隔測定装置。
  2. 前記レーザー距離計が搭載される取付架台と、
    この取付架台を前記第1の棒状体に固定するための固定手段と、を備え、
    前記取付架台は、前記レーザー距離計を取り付け可能に搭載部が設けられ、前記第1の棒状体の前記基端側に対して着脱自在に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁間隔測定装置。
  3. 前記取付架台は、前記第1の棒状体に面する側に前記レーザー距離計の前記レーザー光の照射方向に対して平行に凹溝が形成されており、
    この凹溝は、断面の輪郭線が前記第1の棒状体の前記外形線の半径よりも大きな曲率半径を有する円弧状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の絶縁間隔測定装置。
  4. 前記取付架台は、前記第1の棒状体が挿通される貫通穴が前記レーザー距離計の前記レーザー光の照射方向と平行に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の絶縁間隔測定装置。
  5. 前記第1の棒状体は、前記基端側の側面に前記長手方向に沿ってガイド溝が形成されており、
    前記取付架台は、前記ガイド溝内に、前記第1の棒状体の前記長手方向と平行に摺動自在に配置される凸状部を有していることを特徴とする請求項2に記載の絶縁間隔測定装置。
  6. 前記第1の棒状体は、前記長手方向に沿って順次径が小さくなるように形成されて、摺動自在に嵌合された複数本の円筒管からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の絶縁間隔測定装置。
  7. 絶縁性を有する第2の棒状体と、
    この第2の棒状体の長手方向に対して直交するように、その先端に取り付けられた不透明な平板材からなる第2の反射板と、からなる測定補助具を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の絶縁間隔測定装置。
  8. 前記測定補助具の前記第2の反射板は、平面視矩形状をなすとともに、その矩形を構成する4辺のうちの互いに平行な2辺に、前記第2の棒状体の前記先端が接続される接続具と、切欠きと、がそれぞれ設けられ、
    前記切欠きは、平面視した場合の輪郭線が前記第1の棒状体の前記外形線の半径よりも曲率半径の大きな円弧状をなしていることを特徴とする請求項7に記載の絶縁間隔測定装置。
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