JP2019128078A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水がウェット流路の下端部に溜まることに起因して有効伝熱面積が小さくなることを抑制することが可能な空調装置を提供する。【解決手段】この空調装置100は、間接気化式の空調装置100であって、水の気化熱により冷却される作動空気A2との間で熱交換される被冷却空気A1が流れるドライ流路21と、ドライ流路21と伝熱隔壁23を介して隣接して配置されるとともに、上下方向に開口する入口部22aおよび出口部22bを上端部に有し、作動空気A2が流れるウェット流路22と、を備える。そして、ウェット流路22は、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの少なくとも下部に有しないように構成されている。【選択図】図4

Description

この発明は、空調装置に関し、特に、ドライ流路とウェット流路とを備える間接気化式の空調装置に関する。
従来、ドライ流路とウェット流路とを備える間接気化式の空調装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、間接気化冷却エレメントを備える間接気化式の空調装置が開示されている。この空調装置の間接気化冷却エレメントは、水の気化熱により冷却されるワーキングエアとの間で熱交換されるプロダクトエアが流れるプロダクトエア流路(ドライ流路)と、ワーキングエアが流れるワーキングエア流路(ウェット流路)とを含む。このワーキングエア流路は、ワーキングエアの入口部および出口部を上端部に有する。また、このワーキングエア流路には、間接気化冷却エレメントに対して上側に配置された散水ノズルから給水されている。また、このワーキングエア流路の内部には、流路を仕切るための3つの線状仕切凸部が上下方向に並んで配置されている。この3つの線状仕切凸部により仕切られることにより、ワーキングエア流路の内部には、上下方向に並んだ4つの流路が形成されている。
特開2007−147117号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の空調装置の間接気化冷却エレメントでは、ワーキングエア流路の内部が線状仕切凸部により仕切られているため、ワーキングエア流路の内部に形成された個々の流路が狭くなる。このため、散水ノズルからの水がワーキングエア流路の下端部に溜まり、最下部の線状仕切凸部により仕切られた最下部の流路の一部が塞がれると、最下部の流路が過度に狭くなる。狭くなった最下部の流路には作動空気が流れにくくなるため、水の気化が十分に行われずに、伝熱に寄与する面積(有効伝熱面積)が小さくなるという問題点がある。このような問題点は、上記特許文献1に記載の空調装置のように、ワーキングエア流路が入口部および出口部を上端部に有する構成において、特に顕著である。このような構成では、ワーキングエア流路の下端部に水の排出口が確保できないため、水がワーキングエア流路の下端部に溜まりやすいためである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、水がウェット流路の下端部に溜まることに起因して有効伝熱面積が小さくなることを抑制することが可能な空調装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による空調装置は、間接気化式の空調装置であって、水の気化熱により冷却される作動空気との間で熱交換される被冷却空気が流れるドライ流路と、ドライ流路と伝熱隔壁を介して隣接して配置されるとともに、上下方向に開口する入口部および出口部を上端部に有し、作動空気が流れるウェット流路と、を備え、ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの少なくとも下部に有しないように構成されている。
この発明の一の局面による空調装置では、上記のように構成することにより、少なくともウェット流路の内部のうちの下部に仕切り部材を有しない分だけ、ウェット流路の内部のうちの下部において流路を広くすることができる。その結果、水がウェット流路の下端部に溜まったとしても、ウェット流路の内部のうちの下部において流路が過度に狭くなることを抑制することができる。これにより、ウェット流路の内部のうちの下部において作動空気が流れにくくなることを抑制することができるので、ウェット流路の内部のうちの下部において水の気化が十分に行われないことを抑制することができる。その結果、水がウェット流路の下端部に溜まることに起因して伝熱に寄与する面積(有効伝熱面積)が小さくなることを抑制することができる空調装置を提供することができる。この効果は、この発明の一の局面による空調装置のように、ウェット流路が入口部および出口部を上端部に有し、水が下端部に溜まりやすい構成において、特に有効である。さらに、この発明の一の局面による空調装置では、ウェット流路を、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの少なくとも下部に有しないように構成することにより、仕切り部材を有しない分だけ、仕切り部材の数を低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
上記一の局面による空調装置において、好ましくは、上下方向におけるウェット流路の長さに対する、上下方向と略直交する作動空気の流通方向におけるウェット流路の長さの比は、1.5以下である。このようにウェット流路の縦横比が1.5よりも横長の形状にならないように構成すれば、横方向に延びるウェット流路が上記流通方向に過度に長くなることを抑制することができる。その結果、作動空気を大きい流速を維持した状態でウェット流路の上記流通方向の下流側の領域まで流すことができるので、ウェット流路の上記流通方向の下流側の領域において、作動空気が流れにくい領域が生じることを極力抑制することができる。これにより、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを極力抑制することができるので、有効伝熱面積が小さくなることをより抑制することができる。
上記一の局面による空調装置において、好ましくは、上下方向と略直交する作動空気の流通方向におけるウェット流路の長さに対する、ウェット流路の入口部の開口長さまたは出口部の開口長さの比は、0.1以上0.3以下である。このように構成すれば、ウェット流路の入口部または出口部が過度に狭くなることを抑制することができるので、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に大きくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に大きいことに起因して、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。また、ウェット流路の入口部または出口部が過度に広くなることを抑制することができるので、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に小さくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に小さいことに起因して、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。
上記一の局面による空調装置において、好ましくは、ドライ流路およびウェット流路を収納する筐体と、筐体に形成され、作動空気がウェット流路の入口部から流入するように、作動空気の流れを規制する流入規制部材と、筐体に形成され、ウェット流路の内部を通過した作動空気がウェット流路の出口部から流出するように、作動空気の流れを規制する流出規制部材と、をさらに備え、ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を上端部に有しないように構成されている。このように構成すれば、ウェット流路が仕切り部材を上端部に有しなくても、筐体の流入規制部材により、作動空気をウェット流路の入口部から確実に流入させることができるとともに、流出規制部材により、作動空気をウェット流路の出口部から確実に流出させることができる。その結果、ウェット流路が仕切り部材を上端部に有する場合と同様の作動空気の流れを維持しつつ、仕切り部材を上端部に有しない分だけ、仕切り部材の数をより低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
この場合、好ましくは、ウェット流路に対して上側に設けられ、ウェット流路に給水する給水部をさらに備え、ウェット流路は、給水部からウェット流路の内部に直接的に給水されるように構成されている。このように構成すれば、ウェット流路が仕切り部材を上端部に有する場合と異なり、給水部からの水が上端部の仕切り部材により阻まれることがないので、給水部からウェット流路の内部に容易に直接的に給水することができる。
上記一の局面による空調装置において、好ましくは、ウェット流路に対して上側に設けられ、ウェット流路に給水する給水部と、ウェット流路に対して下側に設けられ、ウェット流路を通過した給水部からの水を受けて滞留させる水滞留部と、をさらに備え、ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を下端部に有しないように構成されており、ウェット流路の下端部は、水滞留部に滞留する水に浸されている。このように構成すれば、ウェット流路が仕切り部材を下端部に有しなくても、水滞留部に滞留する水を、下端部の仕切り部材として機能させることができる。その結果、ウェット流路が仕切り部材を下端部に有する場合と同様の作動空気の流れを維持しつつ、仕切り部材を下端部に有しない分だけ、仕切り部材の数をより低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
なお、本出願では、上記一の局面による空調装置において、以下の構成も考えられる。
上記一の局面による空調装置において、上下方向におけるウェット流路の長さに対する、上下方向と略直交する作動空気の流通方向におけるウェット流路の長さの比は、1.2以下である。このようにウェット流路の縦横比が1.2よりも横長の形状にならないように構成すれば、横方向に延びるウェット流路が上記流通方向に過度に長くなることを抑制することができる。その結果、作動空気を大きい流速を維持した状態でウェット流路の上記流通方向の下流側の領域まで流すことができるので、ウェット流路の上記流通方向の下流側の領域において、作動空気が流れにくい領域が生じることを極力抑制することができる。これにより、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを極力抑制することができるので、有効伝熱面積が小さくなることをより抑制することができる。この効果は、本願発明者がシミュレーションにより確認済みである。
上記一の局面による空調装置において、好ましくは、上下方向と略直交する作動空気の流通方向におけるウェット流路の長さに対する、ウェット流路の入口部の開口長さまたは出口部の開口長さの比は、0.14以上0.3以下である。このように構成すれば、ウェット流路の入口部または出口部が過度に狭くなることを抑制することができるので、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に大きくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に大きいことに起因して、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。また、ウェット流路の入口部または出口部が過度に広くなることを抑制することができるので、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に小さくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路の入口部または出口部における作動空気の流速が過度に小さいことに起因して、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。この効果は、本願発明者がシミュレーションにより確認済みである。
本発明によれば、上記のように、水がウェット流路の下端部に溜まることに起因して有効伝熱面積が小さくなることを抑制することができる。
第1実施形態による空調装置を示す模式的な斜視図である。 第1実施形態による空調装置を示すY−Z平面に沿った模式的な断面図である。 第1実施形態による空調装置をY方向から見た模式的な側面図である。 図3に作動空気および被冷却空気の流れを記載した図である。 実施例による空調装置における空気の流速分布を示す図である。 比較例による空調装置における空気の流速分布を示す図である。 第2実施形態による空調装置をY方向から見た模式的な側面図である。 図7に作動空気および被冷却空気の流れを記載した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4を参照して、第1実施形態による空調装置100の全体構成について説明する。以下の説明では、上下方向をZ方向とする。また、Z方向と略直交し、水平面内で互いに略直交する方向をそれぞれX方向およびY方向とする。
(空調装置の構成)
図1に示すように、空調装置100は、水の気化現象を利用して空気を冷却する間接気化式の空調装置である。空調装置100は、店舗などの空調環境(図示せず)に対して設置され、空調環境内の空気を冷却する。
空調装置100は、筐体10と、コア(間接気化冷却エレメント)20と、送風ファン30と、給水部40と、水滞留部50と、を備える。
筐体10には、コア20と送風ファン30と給水部40と水滞留部50とが収納されている。筐体10の下部には、ドライ給気口10aとドライ排気口10bとが設けられている。ドライ給気口10aおよびドライ排気口10bは、共に、空調環境に通じている。空調環境内で暖められた被冷却空気A1は、ドライ給気口10aを介して筐体10の内部に吸い込まれ、コア20に供給される。また、コア20に供給されてコア20により冷却された被冷却空気A1の一部(たとえば、5割〜8割程度の空気)は、ドライ排気口10bを介して空調環境に戻される。この結果、空調環境が冷却される。また、コア20に供給されてコア20により冷却された被冷却空気A1の他の一部は、コア20の後述するウェット流路22に供給されて、作動空気A2として利用される。また、ウェット流路22を通過した作動空気A2は、ウェット排気口10cから排気される。ウェット排気口10cは、筐体10の上部に設けられており、空調環境の外部に通じている。なお、図1では、理解の容易のため、空調装置100を流れる被冷却空気A1および作動空気A2の一部のみを示している。
コア20は、筐体10のドライ給気口10aを介して空調環境から供給された被冷却空気A1を冷却する。具体的には、図2に示すように、コア20は、ドライ流路21とウェット流路22とを含む。コア20は、ドライ流路21とウェット流路22とがY方向に交互に積層された構造を有する。ドライ流路21には、水の気化熱により冷却される作動空気A2との間で熱交換される被冷却空気A1が流れる。ウェット流路22には、作動空気A2が流れる。ドライ流路21とウェット流路22とは、伝熱隔壁23を介して隣接して配置されている。ドライ流路21とウェット流路22と伝熱隔壁23とは、共に、Y方向から見て略矩形形状に形成されている。なお、ドライ流路21およびウェット流路22の構造の詳細は、後述する。
伝熱隔壁23は、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1とウェット流路22を流れる作動空気A2とを、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1とウェット流路22を流れる作動空気A2との間で熱交換可能なように隔てている。伝熱隔壁23のドライ流路21側には、水を通さない隔壁層23aが形成されている。隔壁層23aは、たとえば、樹脂(ポリプロピレンなど)製の板状部材により構成されている。また、伝熱隔壁23のウェット流路22側には、給水部40からの水を保持する保水層23bが形成されている。保水層23bは、たとえば、樹脂(ポリプロピレンなど)製の不織布により構成されている。
ここで、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1とウェット流路22を流れる作動空気A2との間の熱交換について説明する。作動空気A2がウェット流路22を流れると、ウェット流路22を流れる作動空気A2により保水層23bに保持された水が気化されて、伝熱隔壁23が冷却される。また、伝熱隔壁23を介してドライ流路21を流れる被冷却空気A1とウェット流路22を流れる作動空気A2との間において熱交換が行われて、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1が冷却される。また、ドライ流路21は、水を通さない伝熱隔壁23の隔壁層23aにより伝熱隔壁23の保水層23bおよびウェット流路22と隔てられている。このため、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1は、加湿されることがない。これらの結果、ドライ流路21を流れる被冷却空気A1は、加湿されることなく冷却されて、筐体10のドライ排気口10bから空調環境に供給される。
図1に示すように、送風ファン30は、コア20に向かって送風する。送風ファン30は、筐体10のドライ給気口10aを介して筐体10の内部に吸い込まれた被冷却空気A1をコア20のドライ流路21に送る。送風ファン30は、コア20に対してX2方向側においてコア20と対向するように設けられている。
給水部40は、ウェット流路22に対して給水する。給水部40は、スプレー、多孔管などの散水管により構成されている。給水部40は、コア20に対して上側(Z1方向側)においてコア20と対向するように設けられている。給水部40は、コア20の上側から、コア20のウェット流路22および伝熱隔壁23の保水層23bに対して給水(散水)する。給水部40からの水は、伝熱隔壁23の保水層23bに染み込み、保水層23bにより保持される。また、給水部40からの水は、伝熱隔壁23の保水層23bに染み込みつつ、ウェット流路22に沿って上側から下側(Z2方向側)に向かって流れる。保水層23bを流れる水の一部は、作動空気A2により気化される。保水層23bを流れる水のうちの作動空気A2により気化されなかった水は、保水層23bの下端部(コア20、ウェット流路22の下端部)から排出される。
水滞留部50は、ウェット流路22および伝熱隔壁23の保水層23bを通過した給水部40からの水を受けて滞留させる。水滞留部50は、たとえば、ドレン皿により構成されている。水滞留部50は、コア20に対して下側(Z2方向側)においてコア20と対向するように設けられている。水滞留部50は、コア20のウェット流路22および伝熱隔壁23の保水層23bから下側に向かって落ちる水を受けて滞留させる。水滞留部50に滞留する水は、排水管(図示せず)を介して外部に排出される。なお、水滞留部50は、被冷却空気A1の流通空間から区画された空間に配置されている。このため、水滞留部50は、ドライ給気口10aからドライ排気口10bへ流通する間に被冷却空気A1が滞留する水の水面と接触することがないように構成されている。
(ドライ流路およびウェット流路)
図1および図2に示すように、ドライ流路21は、X方向に開口する入口部21aをX2方向側の端部に有し、X方向に開口する出口部21bをX1方向側の端部に有する。入口部21aには、筐体10のドライ給気口10aを介して筐体10の内部に吸い込まれて送風ファン30により送られた被冷却空気A1がX1方向側に向かって流入する。出口部21bからは、ドライ流路21を通過してウェット流路22を流れる作動空気A2との間で熱交換が行われて冷却された被冷却空気A1がX2方向側に向かって流出する。
ドライ流路21の上端部および下端部には、それぞれ、流路を仕切るための、上端仕切り部材21cおよび下端仕切り部材21dが設けられている。ドライ流路21は、上端仕切り部材21cと、下端仕切り部材21dと、Y方向に互いに対向する伝熱隔壁23の2つの隔壁層23aとにより仕切られている。上端仕切り部材21cと、下端仕切り部材21dと、Y方向に互いに対向する伝熱隔壁23の2つの隔壁層23aとは、ドライ流路21の最外周部を構成する。上端仕切り部材21cと下端仕切り部材21dとは、たとえば、X方向に沿って延びる直線形状に形成された樹脂製(塩化ビニルなど)のスペーサにより構成されている。なお、上端仕切り部材21cと下端仕切り部材21dとは、段ボールプラスチックの上端部および下端部として構成されていてもよい。
図1〜図4に示すように、ウェット流路22は、上下方向(Z方向)に開口する入口部22aおよび出口部22bを上端部に有する。入口部22aは、ウェット流路22の上端部でかつX1方向側の端部に設けられている。入口部22aには、ドライ流路21を通過して冷却された空気のうちの一部が作動空気A2として下方向側(Z2方向側)に向かって流入する。出口部22bは、ウェット流路22の上端部でかつX2方向側の端部に設けられている。出口部22bからは、ウェット流路22を通過して加湿された作動空気A2が上方向側(Z1方向側)に向かって流出する。
ウェット流路22の上端部、下端部、X方向の両側端部には、それぞれ、流路を仕切るための、上端仕切り部材22c、下端仕切り部材22d、側端仕切り部材22eおよび22fが設けられている。ウェット流路22は、上端仕切り部材22cと、下端仕切り部材22dと、側端仕切り部材22eと、側端仕切り部材22fと、Y方向に互いに対向する伝熱隔壁23の2つの保水層23bとにより仕切られている。上端仕切り部材22cと、下端仕切り部材22dと、側端仕切り部材22eと、側端仕切り部材22fと、Y方向に互いに対向する伝熱隔壁23の2つの保水層23bとは、ウェット流路22の最外周部を構成する。
上端仕切り部材22cと下端仕切り部材22dとは、たとえば、X方向に沿って延びる直線形状に形成された樹脂製(塩化ビニルなど)のスペーサにより構成されている。側端仕切り部材22eと側端仕切り部材22fとは、たとえば、上下方向(Z方向)に沿って延びる直線形状に形成された樹脂製(塩化ビニルなど)のスペーサにより構成されている。上端仕切り部材22cは、下端仕切り部材22dよりもX方向に短い。X方向に短い上端仕切り部材22cのX1方向側の端部と、この端部とX1方向に離れて配置された側端仕切り部材22eの上端部との間に、ウェット流路22の入口部22aが形成されている。同様に、X方向に短い上端仕切り部材22cのX2方向側の端部と、この端部とX2方向に離れて配置された側端仕切り部材22fの上端部との間に、ウェット流路22の出口部22bが形成されている。
ここで、第1実施形態では、図3および図4に示すように、ウェット流路22は、流路を仕切るための仕切り部材を内部に有しないように構成されている。ウェット流路22は、分岐しない単一の流路を有し、作動空気A2が内部において分岐しないように構成されている。単一の流路としてのウェット流路22は、Y方向から見て、作動空気A2が略U字状に流れるように構成されている。具体的には、ウェット流路22は、作動空気A2が入口部22aから下方向側(Z2方向側)に向かって流入し、流入した作動空気A2がX2方向側に向かって流れ、X2方向側に流れた作動空気A2が出口部22bから上方向側(Z1方向側)に向かって流出するように構成されている。略U字状に流れる間、作動空気A2は、分岐することなくウェット流路22の内部を流れる。
また、ウェット流路22は、上下方向(Z方向)に短辺を有し、上下方向と略直交する作動空気A2の流通方向(X方向)に長辺を有するX方向に長い略矩形形状を有する。ウェット流路22の短辺は、長さL1を有する。長さL1は、水がウェット流路22の下端部(下端仕切り部材22d上)に溜まった場合にも、溜まった水の高さよりも十分に高くなる長さに設定されている。長さL1は、たとえば、数百mm程度の大きさを有する。また、ウェット流路22の長辺は、長さL2を有する。長さL2は、ウェット流路22の内部において作動空気A2の流速の分布にあまり偏りが生じない長さに設定されている。長さL2は、たとえば、数百mm程度の大きさを有する。
また、第1実施形態では、上下方向(Z方向)におけるウェット流路22の長さL1に対する、上下方向と略直交する作動空気A2の流通方向(X方向)におけるウェット流路22の長さL2の比(L2/L1、アスペクト比)は、1.5以下である。好ましくは、長さL1に対する長さL2の比は、1.2以下である。長さL1に対する長さL2の比としては、たとえば、約1.2を設定することができる。
また、ウェット流路22の入口部22aは、開口長さL3を有する。開口長さL3は、長さL1および長さL2よりも小さい。開口長さL3は、たとえば、数十mm程度の大きさを有する。また、ウェット流路22の出口部22bは、開口長さL4を有する。開口長さL4は、長さL1および長さL2よりも小さい。開口長さL4は、たとえば、数十mm程度の大きさを有する。なお、開口長さL3と開口長さL4とは、略矩形形状の入口部22aと出口部22bとのX方向における長さ(長辺の長さ)であり、略同じ長さである。
また、第1実施形態では、長さL2に対する開口長さL3または開口長さL4の比(L3/L2またはL4/L2)は、0.1以上0.3以下である。好ましくは、長さL2に対する開口長さL3または開口長さL4の比は、0.14以上0.3以下である。長さL2に対する開口長さL3または開口長さL4の比としては、たとえば、約0.14を設定することができる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、ウェット流路22を、流路を仕切るための仕切り部材を内部に有しないように構成する。これにより、仕切り部材を有しない分だけ、ウェット流路22の内部において流路を広くすることができる。その結果、水がウェット流路22の下端部に溜まったとしても、ウェット流路22の内部において流路が過度に狭くなることを抑制することができる。これにより、ウェット流路22の内部において作動空気A2が流れにくくなることを抑制することができるので、ウェット流路22の内部において水の気化が十分に行われないことを抑制することができる。その結果、水がウェット流路22の下端部に溜まることに起因して伝熱に寄与する面積(有効伝熱面積)が小さくなることを抑制することができる空調装置100を提供することができる。この効果は、この発明の一の局面による空調装置100のように、ウェット流路22が入口部22aおよび出口部22bを上端部に有し、水が下端部(下端仕切り部材22d上)に溜まりやすい構成において、特に有効である。さらに、第1実施形態による空調装置100では、ウェット流路22を、流路を仕切るための仕切り部材を内部に有しないように構成することにより、仕切り部材を有しない分だけ、仕切り部材の数を低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、上下方向におけるウェット流路22の長さL1に対する、上下方向と略直交する作動空気A2の流通方向におけるウェット流路22の長さの比L2を、1.5以下に構成する。このようにウェット流路22の縦横比が1.5よりも横長の形状にならないように構成することにより、横方向に延びるウェット流路22が上記流通方向に過度に長くなることを抑制することができる。その結果、作動空気A2を大きい流速を維持した状態でウェット流路22の上記流通方向の下流側の領域まで流すことができるので、ウェット流路22の上記流通方向の下流側の領域において、作動空気A2が流れにくい領域が生じることを極力抑制することができる。これにより、ウェット流路22の内部において作動空気A2の流速の分布に偏りが生じることを極力抑制することができるので、有効伝熱面積が小さくなることをより抑制することができる。この効果は、本願発明者がシミュレーションにより確認済みである。
また、第1実施形態では、上記のように、上下方向と略直交する作動空気A2の流通方向におけるウェット流路22の長さL2に対する、ウェット流路22の入口部22aの開口長さL3または出口部22bの開口長さL4の比を、0.1以上0.3以下に構成する。これにより、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bが過度に狭くなることを抑制することができるので、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bにおける作動空気A2の流速が過度に大きくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bにおける作動空気A2の流速が過度に大きいことに起因して、ウェット流路22の内部において作動空気A2の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。また、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bが過度に広くなることを抑制することができるので、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bにおける作動空気A2の流速が過度に小さくなることを抑制することができる。その結果、ウェット流路22の入口部22aまたは出口部22bにおける作動空気A2の流速が過度に小さいことに起因して、ウェット流路22の内部において作動空気A2の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができる。この効果は、本願発明者がシミュレーションにより確認済みである。
[実施例]
次に、図5および図6を参照して、実施例について説明する。
実施例の空調装置として、図5に示す上記第1実施形態の構造を有する空調装置100を用いた。
また、比較例の空調装置として、図6に示す構造を有する空調装置100aを用いた。比較例の空調装置100aは、ウェット流路が入口部を下端部に有し出口部を上端部に有する点で、実施例の空調装置100と相違する。なお、図5および図6では、図示の都合上、図中の符号を省略している。
実施例の空調装置100と比較例の空調装置100aとを用いて、ウェット流路の内部の流速分布のシミュレーションを行った。
シミュレーションでは、実施例の空調装置100と比較例の空調装置100aとの構成上の相違点以外、シミュレーション条件を同一に設定した。具体的には、シミュレーションでは、上記の比L2/L1を1.2とし、上記の比L3/L2およびL4/L2を0.14とし、ドライ流路およびウェット流路の積層方向(Y方向)の幅を2mmとし、積層数を約150層とし、給気風量を1300m/hとし、ドライ流路を通過した被冷却空気のうち作動空気としてウェット流路に供給される空気の風量の割合を20%(つまり、260m/h)とした。
図5および図6に示すように、実施例の空調装置100の方が、比較例の空調装置100aよりもウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じておらず、作動空気の流速の分布が均一化されていることが分かる。特に、ウェット流路の中央部において、実施例の空調装置100の方が、比較例の空調装置100aよりも流速の分布が均一化されている。この結果から、作動空気の入口部および出口部をウェット流路の上端部に設けることにより、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができることが分かる。また、上記のように、アスペクト比(L2/L1)および開口比(L3/L2およびL4/L2)を適切に設定することにより、ウェット流路の内部に仕切り部材を設けなくても、ウェット流路の内部において作動空気の流速の分布に偏りが生じることを抑制することができることが分かる。また、その結果、有効伝熱面積を大きくすることができることが分かる。
[第2実施形態]
次に、図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、ウェット流路が流路を仕切るための仕切り部材を上端部および下端部に有しない例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(空調装置の構成)
第2実施形態による空調装置200は、図7および図8に示すように、ウェット流路122が流路を仕切るための仕切り部材を上端部および下端部に有しない点で、上記第1実施形態の空調装置100と相違する。
第2実施形態では、ウェット流路122は、流路を仕切るための仕切り部材であって最外周部を構成する仕切り部材(上記第1実施形態の上端仕切り部材22c)を上端部に有しないように構成されている。ウェット流路122は、側端仕切り部材22eと、側端仕切り部材22fと、Y方向に互いに対向する伝熱隔壁23の2つの保水層23bとにより仕切られている。
また、第2実施形態では、空調装置200は、作動空気A2がウェット流路122の入口部122aから流入するように、作動空気A2の流れを規制する流入規制部材111と、作動空気A2がウェット流路122の出口部122bから流出するように、作動空気A2の流れを規制する流出規制部材112とを備える。流入規制部材111と流出規制部材112とは、共に、筐体10に形成されており、筐体10の上端部からウェット流路122の上端部まで、上下方向(Z方向)に沿って延びるように形成されている。また、流入規制部材111と流出規制部材112とは、給水部40を挟んで、互いにX方向に対向する位置に配置されている。第2実施形態では、流入規制部材111の下端部と、この下端部とX1方向に離れて配置された側端仕切り部材22eの上端部との間に、ウェット流路122の入口部122aが形成されている。同様に、流出規制部材112の下端部と、この下端部とX2方向に離れて配置された側端仕切り部材22fの上端部との間に、ウェット流路122の出口部122bが形成されている。
また、第2実施形態では、ウェット流路122は、流路を仕切るための仕切り部材であって最外周部を構成する仕切り部材を上端部に有しないことにより、給水部40からウェット流路122の内部および伝熱隔壁23の保水層23bに直接的に給水されるように構成されている。
また、第2実施形態では、ウェット流路122は、流路を仕切るための仕切り部材であって最外周部を構成する仕切り部材(上記第1実施形態の下端仕切り部材22d)を下端部に有しないように構成されている。ウェット流路122の下端部および伝熱隔壁23の保水層23bの下端部は、X方向の一方端部から他方端部まで、水滞留部50に滞留する水に浸されている。水滞留部50に滞留する水は、ウェット流路122の内部を流れる作動空気A2がウェット流路122の下端部からウェット流路122の外部に漏れないように、ウェット流路122の下端部を仕切る仕切り部材として機能するように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、空調装置200に、筐体10に形成され、作動空気A2がウェット流路122の入口部122aから流入するように、作動空気A2の流れを規制する流入規制部材111と、筐体10に形成され、ウェット流路122の内部を通過した作動空気A2がウェット流路122の出口部122bから流出するように、作動空気A2の流れを規制する流出規制部材112と、を設ける。そして、ウェット流路122を、流路を仕切るための仕切り部材を上端部に有しないように構成する。これにより、ウェット流路122が仕切り部材を上端部に有しなくても、筐体10の流入規制部材111により、作動空気A2をウェット流路122の入口部122aから確実に流入させることができるとともに、流出規制部材112により、作動空気A2をウェット流路122の出口部122bから確実に流出させることができる。その結果、ウェット流路122が仕切り部材を上端部に有する場合と同様の作動空気A2の流れを維持しつつ、仕切り部材を上端部に有しない分だけ、仕切り部材の数をより低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、ウェット流路122を、給水部40からウェット流路122の内部に直接的に給水されるように構成する。これにより、ウェット流路122が仕切り部材を上端部に有する場合と異なり、給水部40からの水が上端部の仕切り部材により阻まれることがないので、給水部40からウェット流路122の内部に容易に直接的に給水することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、ウェット流路122を、流路を仕切るための仕切り部材を下端部に有しないように構成する。そして、ウェット流路122の下端部を、水滞留部50に滞留する水に浸す。これにより、ウェット流路122が仕切り部材を下端部に有しなくても、水滞留部50に滞留する水を、下端部の仕切り部材として機能させることができる。その結果、ウェット流路122が仕切り部材を下端部に有する場合と同様の作動空気A2の流れを維持しつつ、仕切り部材を下端部に有しない分だけ、仕切り部材の数をより低減することができるとともに、仕切り部材の数の低減に伴い部品点数の削減、構造の簡素化および組立工数の低減を図ることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、筐体の下部に、被冷却空気の給気口(ドライ給気口)および排気口(ドライ排気口)を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、筐体の下部に、被冷却空気の給気口および排気口を必ずしも設ける必要はない。被冷却空気の給気口および排気口の位置は、空調環境に対する空調装置の位置に応じて、適宜設定されればよい。たとえば、空調環境に対する空調装置の位置によっては、被冷却空気の給気口および排気口を、筐体の側部に設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ウェット流路を、流路を仕切るための仕切り部材を内部に有しないように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの少なくとも下部に有しないように構成されていればよい。このため、ウェット流路が、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの上部に有するように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、長さL1に対する長さL2の比が、1.5以下である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ウェット流路の内部における作動空気の流速の分布に過度な偏りが生じないのであれば、長さL1に対する長さL2の比が、1.5よりも大きくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、長さL2に対する長さL3または長さL4の比が、0.1以上0.3以下である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ウェット流路の内部における作動空気の流速の分布に過度な偏りが生じないのであれば、長さL2に対する長さL3または長さL4の比が、0.1よりも小さくてもよいし、0.3よりも大きくてもよい。
10 筐体
21 ドライ流路
22、122 ウェット流路
22a、122a 入口部
22b、122b 出口部
23 伝熱隔壁
40 給水部
50 水滞留部
100、200 空調装置
111 流入規制部材
112 流出規制部材
A1 被冷却空気
A2 作動空気
L1 ウェット流路のZ方向の長さ
L2 ウェット流路のX方向の長さ
L3 ウェット流路の入口部の開口長さ
L4 ウェット流路の出口部の開口長さ

Claims (6)

  1. 間接気化式の空調装置であって、
    水の気化熱により冷却される作動空気との間で熱交換される被冷却空気が流れるドライ流路と、
    前記ドライ流路と伝熱隔壁を介して隣接して配置されるとともに、上下方向に開口する入口部および出口部を上端部に有し、前記作動空気が流れるウェット流路と、を備え、
    前記ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を内部のうちの少なくとも下部に有しないように構成されている、空調装置。
  2. 上下方向における前記ウェット流路の長さに対する、上下方向と略直交する前記作動空気の流通方向における前記ウェット流路の長さの比は、1.5以下である、請求項1に記載の空調装置。
  3. 上下方向と略直交する前記作動空気の流通方向における前記ウェット流路の長さに対する、前記ウェット流路の前記入口部の開口長さまたは前記出口部の開口長さの比は、0.1以上0.3以下である、請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記ドライ流路および前記ウェット流路を収納する筐体と、
    前記筐体に形成され、前記作動空気が前記ウェット流路の前記入口部から流入するように、前記作動空気の流れを規制する流入規制部材と、
    前記筐体に形成され、前記ウェット流路の内部を通過した前記作動空気が前記ウェット流路の前記出口部から流出するように、前記作動空気の流れを規制する流出規制部材と、をさらに備え、
    前記ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を上端部に有しないように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調装置。
  5. 前記ウェット流路に対して上側に設けられ、前記ウェット流路に給水する給水部をさらに備え、
    前記ウェット流路は、前記給水部から前記ウェット流路の内部に直接的に給水されるように構成されている、請求項4に記載の空調装置。
  6. 前記ウェット流路に対して上側に設けられ、前記ウェット流路に給水する給水部と、
    前記ウェット流路に対して下側に設けられ、前記ウェット流路を通過した前記給水部からの水を受けて滞留させる水滞留部と、をさらに備え、
    前記ウェット流路は、流路を仕切るための仕切り部材を下端部に有しないように構成されており、
    前記ウェット流路の下端部は、前記水滞留部に滞留する水に浸されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調装置。
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