JP2019126747A - 霧化装置、及びヘアドライヤー - Google Patents

霧化装置、及びヘアドライヤー Download PDF

Info

Publication number
JP2019126747A
JP2019126747A JP2018008013A JP2018008013A JP2019126747A JP 2019126747 A JP2019126747 A JP 2019126747A JP 2018008013 A JP2018008013 A JP 2018008013A JP 2018008013 A JP2018008013 A JP 2018008013A JP 2019126747 A JP2019126747 A JP 2019126747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dew condensation
contact angle
condensation surface
air flow
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018008013A
Other languages
English (en)
Inventor
映見 大村
Emi Omura
映見 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tescom Denki Co Ltd
Original Assignee
Tescom Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tescom Denki Co Ltd filed Critical Tescom Denki Co Ltd
Priority to JP2018008013A priority Critical patent/JP2019126747A/ja
Publication of JP2019126747A publication Critical patent/JP2019126747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能な霧化装置を提供することである。【解決手段】本発明の一態様にかかる霧化装置130は、結露面150を冷却して空気中に含まれる水分を結露させる結露部と、結露面150を接地電極として放電を発生させることで、結露面150において結露している結露水を静電霧化する放電電極134と、を備える。結露面150は、当該結露面150に付着した結露水の接触角を小さくするための処理が施されている。【選択図】図4

Description

本発明は霧化装置、及びヘアドライヤーに関し、特に結露水を静電霧化して液滴を生成する霧化装置、及びヘアドライヤーに関する。
コラーゲンなどの美容成分を空気流に乗せて毛髪に放散するヘアドライヤーが知られている(例えば、特許文献1参照)。当該美容成分は、交換式カートリッジ等の美容成分保持部材に保持されており、空気流に含まれるミストと結合して運ばれる。美容成分を運ぶミストは、ヘアドライヤーに備えられた霧化装置によって生成される。
特開2015−19854号公報
特許文献1に開示されているヘアドライヤーでは、霧化装置で生成されたミスト(液滴)を用いて美容成分を運んでいる。このとき運ばれる美容成分の量は霧化装置で生成されるミストの量に依存する。このため、運ばれる美容成分の量を増加させるためには、霧化装置で生成されるミストの量を増加させる必要がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能な霧化装置、及びヘアドライヤーを提供するものである。
本発明の一態様にかかる霧化装置は、結露面を冷却して空気中に含まれる水分を結露させる結露部と、結露面を接地電極として放電を発生させることで、結露面において結露している結露水を静電霧化する放電電極と、を備える。結露面は、当該結露面に付着した結露水の接触角を小さくするための処理が施されている。
本発明の一態様にかかるヘアドライヤーは、吸入口から吹出口へ向かう空気流を生成するファンと、空気流に静電霧化された液滴を付与する上述の霧化装置と、保持する美容成分を空気流に含まれる液滴を媒体として空気流に放出する美容成分保持部材と、を備える。
本発明により、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能な霧化装置、及びヘアドライヤーを提供することができる。
実施の形態に係るヘアドライヤーの全体斜視図である。 カートリッジを装着する様子を示す部分拡大図である。 ハウジングの中央断面の様子を模式的に示す図である。 実施の形態に係る霧化装置の底面図である。 実施の形態に係る霧化装置の背面図である。 ヘアドライヤーのシステム構成を示すブロック図である。 図4の切断線VII−VIIにおける断面図であり、霧化装置が備える結露面の構成例を示す断面図である。 霧化装置が備える結露面の他の構成例を示す断面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施の形態に限定するものではない。また、実施の形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施の形態に係るヘアドライヤー100の全体斜視図である。ヘアドライヤー100は、主に、温風や冷風を発生させる本体ユニット110と、ユーザが把持するグリップユニット180と、を備える。ヘアドライヤー100は、AC電源から供給される電力によって、熱や空気流を発生させる。
本体ユニット110は、筐体であるハウジング116が外周を取り囲んで円筒形状を成し、一端側の開口である吸入口111から外気を取り入れ、他端側の開口である吹出口112から調整された空気流を吹き出す。吹出口112は、2つに分かれており、相対的に大量の空気流を吹き出す第1吹出口113と、第1吹出口よりは吐き出す空気流が少ない第2吹出口114とによって構成されている。なお、以降の説明においては、吸入口111側を上流側と称し、吹出口112側を下流側と称する。
本体ユニット110は、グリップユニット180と接続する端部を有する。当該端部近傍には、トグル式のモードスイッチ115が設けられている。モードスイッチ115は、吹き出す空気流に美容成分を放出させる美容モードと放出させない非美容モードとを切り替える。ユーザは、モードスイッチ115を操作して希望するモードに切り替える。
グリップユニット180は、一端側が本体ユニット110と回動可能に接続されており、ユーザは、グリップユニット180を本体ユニット110に対して使用時においては直立させ、収容時においては並行にして折り畳む。グリップユニット180は、把持部の中央付近にオンオフスイッチ181を有する。ユーザは、オンオフスイッチ181を3つのポジションのいずれかにスライドさせることができる。それぞれのポジションは、1つがオフポジション、1つが後述するヒータへの通電を遮断して冷風を送出させる冷風ポジション、1つが電熱線に通電して温風を送出させる温風ポジションである。
ユーザがモードスイッチ115を操作して美容モードに切り替えると、美容成分が混入した空気流が第2吹出口114から吹き出される。美容成分は、美容成分保持部材としてのカートリッジ140(図2参照)に吸着保持されている。カートリッジ140は、本体ユニット110に対して交換可能に装着される。すなわち、美容成分を放出し尽くしたカートリッジ140は、新たなカートリッジ140に取り替えられる。これにより、ヘアドライヤー100は、美容成分の放散を継続的に維持することができる。図2は、本体ユニット110がカートリッジ140を装着する様子を示す部分拡大図である。
図2に示すように、ハウジング116の一部には開口部が設けられており、開口部は、通常の使用時には収容蓋117で覆われている。収容蓋117は、一端側に設けられたヒンジによりハウジング116に枢設されており、ユーザは、カートリッジ140の交換時に収容蓋117の他端側を持ち上げて開口部を開く。開口部の奥には装着部118が設けられており、ユーザはカートリッジ140を装着部118へ装着することができる。カートリッジ140を装着して収容蓋117を閉じれば、ユーザは、ヘアドライヤー100の美容モードを機能させることができる。なお、カートリッジ140が装着されていない状態ではモードスイッチ115を美容モードに切り替えられないように、モードスイッチ115にロック機構を設けても良い。
図3は、図1の座標系で示すxz平面と平行な断面で切断した、ハウジング116の中央断面の様子を模式的に示す図である。図は、主要な構成要素に限って表している。具体的には、ハウジング116内に配設されたヒータ121、モータ122、ファン123、霧化装置130、及び装着部118に装着されたカートリッジ140を表している。
ファン123は、モータ122によって回転され、吸入口111から外気を取り込んで、吹出口112へ向けて空気流を発生させる。モータ122は、例えば直流モータであり、ファン123と共に送風装置として機能する。ヒータ121は、通電されることにより熱を発生し、ファン123で発生された空気流を加熱して温風に変換する。ヒータ121は、例えば電熱線であり、絶縁板に巻回されるなどしてハウジング116の中空部に位置するように固定されている。
ハウジング116の内部空間は、吸入口111から取り込まれた外気がファン123よりも下流側で二手に分流するように、内壁119によって2つに分割されている。すなわち、ファン123によって生成される空気流は、この内壁119によって、第1吹出口113へ向かう空気流B0と、第2吹出口114へ向かう空気流B1とに分かれる。ヒータ121は、空気流B0を温めるように、空気流B0の流路中に配設されている。したがって、ユーザがオンオフスイッチ181を温風ポジションに設定していれば、通電されたヒータ121が空気流B0を温める。また、空気流B1は、霧化装置130、及びカートリッジ140を通過して第2吹出口114へと向かう。
霧化装置130は、空気流B1の流路中に配設されている。霧化装置130は、周辺空気に含まれる水分を結露させ、結露した水分をミスト化(霧化)して空気流B1に付与する装置である。すなわち、霧化装置130は、空気中の水分を凝縮してミスト(霧化された液滴)を生成する装置であり、本実施の形態においては、直径が十〜数百ナノメートルの液滴を生成する。
図3に示す断面図に加えて、図4に示す底面図(つまり、霧化装置130をz軸方向マイナス側から見た図)、及び図5に示す背面図(つまり、霧化装置130をx軸方向マイナス側から見た図)を用いて、霧化装置130の構成について説明する。霧化装置130は、主に、ペルチェ素子131、冷却板132、金属板133、放電電極134、及び放熱手段135を含む。ペルチェ素子131の吸熱面側には導電性の冷却板132が貼り合わされており、冷却板132は、ペルチェ素子131によって冷却される(図3参照)。冷却板132のうち空気流と触れる側の面である結露面150は、空気中に含まれる水分を結露させ、液滴が付着する。すなわち、冷却板132は、ペルチェ素子131と協働して結露部として機能する。また、冷却板132は、放電電極134に対して対向電極として機能する。このため、冷却板132は接地電位に接続されている。例えば、冷却板132はステンレス材料を用いて構成することができる。
図3、図5に示すように、ペルチェ素子131の発熱面側には金属板133が設けられている。例えば、金属板133はステンレス材料を用いて構成することができる。金属板133には、放熱のための放熱手段135が貼り合わされている。つまり、ペルチェ素子131の発熱面側で発生した熱は、金属板133を介して放熱手段135に伝わり、放熱手段135から放出される。放熱手段135から放出された熱は、空気流B1の一部に乗って第2吹出口114から外部に吐き出される。図5に示すように、放熱手段135には放熱を促進させるための放熱フィン139が設けられている。放熱手段135および放熱フィン139は、熱伝導率の高い材料を用いて構成することが好ましく、例えば、銅やステンレス材料等の金属材料を用いて構成することができる。
放電電極134は、後述する電極回路に接続されており、冷却板132を接地電極として放電が発生するように、冷却板132から所定量離間して配置されている。放電電極134に高圧の負パルスが印加されると、放電電極134の先端部と冷却板132との間で放電が起こり、冷却板132の結露面150に結露していた結露水が、レイリー分裂により、マイナスイオンに帯電したミストとなって飛散する。すなわち、霧化装置130は、マイナスイオンに帯電したミスト(静電霧化した液滴)を、空気流B1に付与する。
なお、霧化装置130のうち、結露部は直接的に空気流B1の流路中に配設されていなくても良い。結露面150で結露した結露水が放電によりミスト化した場合に、当該ミストが空気流B1に誘引されるのであれば、空気流B1に直接晒されない箇所に配設することも可能である。結露面150が直接的に空気流B1に晒されないのであれば、比較的大きな結露水を生成することも可能であり、放電によって生成するミストの大きさをコントロールしやすい。
また、本実施の形態に係る霧化装置130では、結露面150は、当該結露面150に付着した結露水の接触角を小さくするための処理が施されている。付着した結露水の接触角を小さくするための処理の詳細については後述する。
図3に示すように、カートリッジ140は、霧化装置130よりも下流側に設けられた装着部118に装着されている。マイナスイオンに帯電したミストがカートリッジ140の内部を通過すると、カートリッジ140に吸着保持された美容成分がミストに溶出し、第2吹出口114から吐出される空気流B1は、当該美容成分を適度に含んだ状態でユーザの毛髪へ到達する。
カートリッジ140に吸着保持する美容成分は、例えば保湿性を有するものとして、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類等が挙げられる。なお、美容成分としては、上記した以外のものも任意に選択して用いることができるが、毛髪等における保湿性等を向上させてキューティクルの痛みを回復させる等の観点から、美容成分としてはコラーゲンを含むことが好ましい。
また、例えばコラーゲンなどに担持させるなどの態様により、金属微粒子を美容成分として採用することもできる。美容成分となり得る金属としては、金、銀、銅、白金、亜鉛、チタンが候補として挙げられる。このような金属微粒子は、毛髪に付着して抗菌作用や抗酸化作用を生じさせることができる。特に白金の微粒子は、抗酸化作用が極めて高いことが知られており、美容成分として採用すると良い。
図6は、ヘアドライヤー100のシステム構成図である。ヘアドライヤー100は、例えばマイクロプロセッサで構成された制御部190によって電気系統の全体が制御される。オンオフスイッチ181のスイッチ状態、およびモードスイッチ115のスイッチ状態は、電気的に検出されて制御部190へ伝達される。制御部190は、これらのスイッチ状態に応じて各回路を制御する。制御対象は、主に、ヒータ回路191、モータ回路192、ペルチェ回路193および電極回路194である。
ヒータ回路191は、ヒータ121に通電して一定の発熱状態を保つ回路である。制御部190は、オンオフスイッチ181が温風ポジションであるときに、ヒータ回路191が機能するように制御する。モータ回路192は、モータ122に通電してファン123を一定の回転速度で回転させる回路である。制御部190は、オンオフスイッチ181が冷風ポジションまたは温風ポジションであるときに、モータ回路192が機能するように制御する。
ペルチェ回路193は、ペルチェ素子131を駆動して吸熱面から発熱面へ熱移動させる回路である。制御部190は、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、ペルチェ回路193が機能するように制御する。電極回路194は、放電電極134に高圧の負パルスを印加して、放電電極134と冷却板132の間で周期的に放電を発生させる回路である。制御部190は、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、電極回路194が機能するように制御する。
つまり、モードスイッチ115が美容モードに設定されているときに、霧化装置130が液滴を生成するモードになる。したがって、モードスイッチ115は、霧化装置130が液滴を生成するモードと生成しないモードとを切り替える切替部に対応している。
次に、結露面150に付着した結露水の接触角を小さくするための処理について詳細に説明する。本実施の形態に係る霧化装置130では、結露面150は、当該結露面150に付着した結露水の接触角を小さくするための処理が施されている。例えば、図4に示した例では、結露面150のうち放電電極134と対向する位置151に接触角を小さくするための処理が施されている。以降、接触角を小さくするための処理が施されている位置151を処理面151と記載する場合もある。
なお、図4に示した例では、結露面150のうちの一部に接触角を小さくするための処理を施した場合を示したが、本実施の形態に係る霧化装置130では、結露面150の全体に接触角を小さくするための処理を施してもよい。また、「結露面150に付着した結露水の接触角を小さくするための処理」は、「結露面150に付着した結露水の表面張力を低下させるための処理」や「結露面150のぬれ性を高める処理」と表現することもできる。
接触角を小さくするための処理としては、結露面150に親水性官能基を形成する処理や結露面150を粗くする粗面化処理が挙げられる。
結露面150に親水性官能基を形成した場合は、親水性官能基は結露水との親和性が高いため、結露面150に付着した結露水の表面張力が低下する。よって、結露面150に付着した結露水の接触角を小さくすることができる。
親水性官能基を形成するための処理としては、例えば、紫外線照射処理、エキシマ照射処理、プラズマ処理、コロナ処理等が挙げられる。例えば、紫外線照射処理を実施した場合は、紫外線を照射することで活性酸素が生成される。この生成された活性酸素は、結露面150の表面に衝突して表面層の分子鎖を切断し、切断された分子と反応して新たな官能基を生成する。このとき生成される官能基は、例えば、水酸基(OH)、アルデヒド基(CHO)、カルボキシ基(COOH)等であり、これらの官能基は親水性が高い。よって、結露面150に付着した結露水の接触角を小さくすることができる。
なお、本実施の形態において親水性官能基を形成するための処理は上述の処理に限定されることはなく、他の任意の処理を用いてもよい。
また、結露面150に粗面化処理を施した場合は、結露面150が粗くなり、表面に凹凸が形成される。結露面150の表面に凹凸が形成されると、結露面150に付着した結露水がこの凹凸に引っかかり、結露面150と結露水との付着力が高まる。この結果、結露面150に付着した結露水の接触角が小さくなる。
粗面化処理は、例えば、ウエットエッチング、ドライエッチング、電解処理などを用いて実施することができる。例えば、冷却板132がステンレス材料である場合は、シュウ酸イオンとフッ素化合物イオンとを含む水溶液に浸漬してウエットエッチング処理を実施することで粗面化処理を施すことができる。また、例えば反応性イオンエッチング等のドライエッチング技術を用いて粗面化処理を施すことができる。また、電解処理を用いる場合は、例えば硝酸等を含む水溶液中で冷却板132(ステンレス材料)を陽極電解処理することで粗面化処理を施すことができる。
なお、本実施の形態において粗面化処理は上述の処理に限定されることはなく、他の任意の処理を用いてもよい。
図7は、図4の切断線VII−VIIにおける断面図であり、霧化装置130が備える結露面150の構成例を示す断面図である。なお、図7では冷却板132のみの断面図を示している。図7に示すように、結露面150の処理面151に粗面化処理を施した場合は、粗面化処理を施していない非処理面152と比べて、処理面151の表面が粗くなる。
この処理面151の表面には凹凸が形成されているので、結露水161が付着すると、結露水161が処理面151の凹凸の内部に入り込み、処理面151と結露水161との付着力が高まる。この結果、処理面151に付着している結露水161の接触角は、非処理面152に付着している結露水162の接触角よりも小さくなる。このように、処理面151に付着している結露水161の接触角を小さくすることで、結露面150の処理面151の表面を覆う結露水の量を多くすることができる。よって、放電電極134と結露面150との間で放電が起こった際に発生する液滴の量を増加させることができる。したがって、静電霧化した液滴を効率的に生成することが可能な霧化装置、及びヘアドライヤーを提供することができる。
なお、図7では、結露面150の処理面151に粗面化処理を施した場合を示したが、結露面150の処理面151に親水性官能基を形成した場合も同様に、結露面150の処理面151の表面を覆う結露水の量を多くすることができる。よって、親水性官能基を形成した場合も同様に、放電電極134と結露面150との間で放電が起こった際に発生する液滴の量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、霧化装置130の冷却板138を図8に示すように構成してもよい。すなわち、図8に示す構成では、結露面155は、突出面156と傾斜面157a、157bとを備える。突出面156は、放電電極134(図5参照)と対向している位置において重力方向下側(z軸方向マイナス側)に突出している。また、突出面156には、結露水の接触角を小さくするための処理が施されている。
傾斜面157a、157bは、結露面155の端部から突出面156に向かって傾斜している。ここで、傾斜面157a、157bには、結露水の接触角を小さくするための処理が施されていない。よって、傾斜面157a、157bに付着した結露水167a、167bの接触角は、突出面156に付着した結露水166の接触角よりも大きい。
図8に示した構成では、結露面155が傾斜面157a、157bを備えており、更に傾斜面157a、157bに付着した結露水167a、167bの接触角は、突出面156に付着した結露水166の接触角よりも大きくなるように構成されている。よって、傾斜面157a、157bに付着した結露水167a、167bが突出面156に向かって流れ易くすることができるので、突出面156における結露水166の量を更に多くすることができる。よって、放電電極134と結露面150との間で放電が起こった際に発生する液滴の量を更に増加させることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。例えば、本実施の形態に係るヘアドライヤー100は、放電電極134に負のパルスを印加してマイナスイオンを発生させたが、正のパルスを印加してプラスイオンを発生させても良い。正のパルスを印加して放電を発生させると、プラスイオンに帯電したミストが発生する。この場合は、プラスイオンがユーザの毛髪に到達し、プラスイオンによる抗菌効果などが期待できる。また、放電電極134に印加するパルスの極性を変化させることにより、マイナスイオンとプラスイオンをシーケンシャルに発生させても良い。また、放電電極134を複数設けて、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させるようにしても良い。
100 ヘアドライヤー、110 本体ユニット、111 吸入口、112 吹出口、113 第1吹出口、114 第2吹出口、115 モードスイッチ、116 ハウジング、117 収容蓋、118 装着部、119 内壁、121 ヒータ、122 モータ、123 ファン、130 霧化装置、131 ペルチェ素子、132 冷却板、133 金属板、134 放電電極、135 放熱手段、139 放熱フィン、140 カートリッジ、150 結露面、151 処理面、152 非処理面、156 突出面、157a、157b 傾斜面、161、162、167a、167b 結露水、180 グリップユニット、181 オンオフスイッチ、190 制御部、191 ヒータ回路、192 モータ回路、193 ペルチェ回路、194 電極回路

Claims (6)

  1. 結露面を冷却して空気中に含まれる水分を結露させる結露部と、
    前記結露面を接地電極として放電を発生させることで、前記結露面において結露している結露水を静電霧化する放電電極と、を備え、
    前記結露面は、当該結露面に付着した結露水の接触角を小さくするための処理が施されている、
    霧化装置。
  2. 前記結露面には、当該結露面に付着した結露水の接触角を小さくするための親水性官能基が形成されている、請求項1に記載の霧化装置。
  3. 前記結露面は、粗面化処理が施されている、請求項1に記載の霧化装置。
  4. 前記接触角を小さくするための処理は、前記結露面の前記放電電極と対向する位置に施されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の霧化装置。
  5. 前記結露面は、
    前記接触角を小さくするための処理が施され、前記放電電極と対向している位置において重力方向下側に突出している突出面と、
    前記結露面の端部から前記突出面に向かって傾斜している傾斜面と、を備え、
    前記傾斜面に付着した結露水の接触角は、前記突出面に付着した結露水の接触角よりも大きい、
    請求項4に記載の霧化装置。
  6. 吸入口から吹出口へ向かう空気流を生成するファンと、
    前記空気流に前記静電霧化された液滴を付与する請求項1〜5のいずれか一項に記載の霧化装置と、
    保持する美容成分を前記空気流に含まれる前記液滴を媒体として前記空気流に放出する美容成分保持部材と、を備える、
    ヘアドライヤー。
JP2018008013A 2018-01-22 2018-01-22 霧化装置、及びヘアドライヤー Pending JP2019126747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018008013A JP2019126747A (ja) 2018-01-22 2018-01-22 霧化装置、及びヘアドライヤー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018008013A JP2019126747A (ja) 2018-01-22 2018-01-22 霧化装置、及びヘアドライヤー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019126747A true JP2019126747A (ja) 2019-08-01

Family

ID=67471702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018008013A Pending JP2019126747A (ja) 2018-01-22 2018-01-22 霧化装置、及びヘアドライヤー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019126747A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021166326A1 (ja) * 2020-02-21 2021-08-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
WO2023053826A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 理美容機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021166326A1 (ja) * 2020-02-21 2021-08-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
JP2021133262A (ja) * 2020-02-21 2021-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
JP7291893B2 (ja) 2020-02-21 2023-06-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
WO2023053826A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 理美容機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4980998B2 (ja) 髪ケア装置
JP6370185B2 (ja) ミスト発生装置
EP1733797A1 (en) Electrostatic atomizer
WO2005102101A1 (ja) 静電霧化器を備えた加熱送風装置
JP2003059622A (ja) イオン供給装置及びイオン供給方法
JP4449859B2 (ja) 静電霧化装置
JP2005296753A (ja) 静電霧化装置
JP2009131407A (ja) ドライヤー
JP2019126747A (ja) 霧化装置、及びヘアドライヤー
JP2019111158A (ja) ヘアドライヤーおよびヘアドライヤーに装着されるカートリッジ
JP2011005147A (ja) イオン発生装置及びそれを備えた美容装置
WO2010061762A1 (ja) 髪ケア装置
JP6465614B2 (ja) ミスト発生装置
JP2009274069A (ja) 静電霧化装置
JP5207904B2 (ja) 還元水ミスト発生装置内蔵型理美容機器
JP3897008B2 (ja) 肌ケア装置
JP2018183777A (ja) ミスト発生装置
JP2019130497A (ja) 霧化装置、及びヘアドライヤー
WO2010061753A1 (ja) ヘアドライヤ
JP2019111155A (ja) ヘアドライヤー
JP6552138B2 (ja) ミスト発生装置
JP2019111157A (ja) ヘアドライヤー
JP6986745B2 (ja) 結露水霧化装置およびヘアドライヤー
WO2012026277A1 (ja) 頭皮ケア装置
JP5314606B2 (ja) 静電霧化方法