JP2019126209A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じた場合に、車両の状況に応じてトルク制限を緩和して退避走行の際の走行性能を確保する。【解決手段】正弦波制御を行なう際に、モータの制御に用いられるセンサに異常が生じていると判定された場合には、d軸電圧指令Vd*のフィードバック成分およびq軸電圧指令Vq*のフィードバック成分を、車速Vが高いほど大きくなり、車間距離Dが大きいほど大きくなり、操舵角θが小さいほど大きくなるように定めたリミット値(d軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値)で制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、電動車両に関する。
従来、この種の電動車両としては、モータジェネレータと、モータジェネレータを駆動するインバータと、モータジェネレータに流れる電流が指令電流に近づくようにフィードバック制御により操作量を設定してインバータを制御する制御装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車両では、モータジェネレータの駆動にかかわる異常が生じている場合、車両の走行速度が低いほど実際の出力トルクの低下量が大きくなるように、フィードバック制御におけるフィードバックゲインの絶対値を低下させている。
特開2017−17888号公報
しかしながら、上述した電動車両では、高車速時に異常が生じると、出力トルクが大きく制限され、退避走行時の走行性能が低下してしまう。一方で、異常時において出力トルクを一切制限しないものとすると、予期しない加減速により車両が不安定となる虞がある。
本発明の電動車両は、電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じた場合に、車両の状況に応じてトルク制限を緩和して退避走行の際の走行性能を確保することを主目的とする。
本発明の電動車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電動車両は、
走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機を駆動するインバータと、前記電動機に印加されている電流または前記電動機から出力されているトルクを制御量として前記制御量が目標値に近づくようにフィードバック制御により操作量を設定して前記インバータを制御する制御手段と、を備える電動車両において、
前記制御手段は、前記電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じている場合には、高車速時には低車速時に比して、車間距離が大きいときには小さいときに比して、又は、操舵角が小さいときには大きいときに比して、トルク制限が緩和されるように定めた制限値で前記操作量を制限して前記インバータを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の電動車両では、制御手段は、電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じている場合には、高車速時には低車速時に比して、車間距離が大きいときには小さいときに比して、又は、操舵角が小さいときには大きいときに比して、トルク制限が緩和されるように定めた制限値で、フィードバック制御における電動機の操作量を制限してインバータを制御する。これにより、電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じた場合に、車両の状況に応じてトルク制限を緩和して退避走行の際の走行性能を確保することができる。
こうした本発明の電動車両において、前記電動機は、三相交流により駆動する電動機であり、前記電動機の各相に印加される相電流を検出する電流センサと、前記電動機の回転位置を検出する回転位置センサとを備え、前記制御手段は、前記電流センサにより検出される相電流と前記回転位置センサにより検出される回転位置とに基づいて前記相電流をd軸電流およびq軸電流に変換し、前記電動機のトルク指令に基づくd軸電流指令と前記d軸電流との偏差に基づくフィードバック制御により前記電動機に印加するd軸電圧指令を設定すると共に前記トルク指令に基づくq軸電流指令と前記q軸電流との偏差に基づくフィードバック制御により前記電動機に印加するq軸電圧指令を設定して前記インバータを制御し、前記電流センサまたは前記回転位置センサに異常が生じている場合には前記d軸電圧指令および前記q軸電圧指令を前記制限値で制限して前記インバータを制御するものとしてもよい。
あるいは、本発明の電動車両において、前記電動機は、三相交流により駆動する電動機であり、前記電動機の各相に印加される相電流を検出する電流センサと、前記電動機の回転位置を検出する回転位置センサとを備え、前記制御手段は、前記電流センサにより検出される相電流と前記回転位置センサにより検出される回転位置とに基づいて前記相電流をd軸電流およびq軸電流に変換し、前記d軸電流および前記q軸電流に基づいて前記電動機から出力されているトルクを推定し、前記電動機のトルク指令と前記推定したトルクとの偏差に基づくフィードバック制御により前記電動機に印加する矩形波電圧の電圧位相を設定して前記インバータを制御し、前記電流センサまたは前記回転位置センサに異常が生じている場合には、前記電圧位相を前記制限値で制限して前記インバータを制御するものとしてもよい。
本発明の一実施例としての電動車両20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット40により実行される正弦波制御の制御ブロック図である。 異常判定時におけるd軸電圧FB成分およびq軸電圧FB成分の許容範囲を示す説明図である。 車速Vとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図である。 車間距離Dとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図である。 操舵角θとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図である。 電子制御ユニット40により実行される矩形波制御の制御ブロック図である。 異常判定時における電圧位相FB成分の許容範囲を示す説明図である。 車速Vと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図である。 車間距離Dと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図である。 操舵角θと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての電動車両20の構成の概略を示す構成図であり、図2は電子制御ユニット50により実行される正弦波制御の制御ブロック図である。実施例の電動車両20は、図示するように、モータ30と、インバータ32と、バッテリ34と、昇圧コンバータ36と、システムメインリレー38と、電子制御ユニット50と、を備える。
モータ30は、永久磁石が埋め込まれたロータと、三相コイルが巻回されたステータと、を有する同期発電電動機として構成されている。このモータ30のロータには、駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸22が接続されている。インバータ34は、複数のスイッチング素子のオンオフによりモータ30を駆動する。昇圧コンバータ36は、バッテリ34が接続された低圧側とインバータ32が接続された高圧側との間で電圧を変換して電力のやり取りを行なう。システムメインリレー38は、バッテリ34と昇圧コンバータ36との接続と切り離しとを行なう。
電子制御ユニット50は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、ROMやRAM、入力ポートなどを備える。電子制御ユニット50にには、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やアクセルペダル52の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ53からのアクセル開度Accやブレーキペダル54の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ55からのブレーキペダルポジションが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット50には、車速センサ56からの車速Vや、図示しないステアリングホイールの操舵角θを検出する操舵角検出センサ57からの操舵角θ、前方車両との車間距離を検出する車間距離センサ58からの車間距離Dが入力されている。更に、電子制御ユニット50には、モータ30の回転位置を検出するレゾルバ40からの回転位置θmや、モータ30のV相,W相に取り付けられた電流センサ55V,44Wからの相電流Iv,Iwなども入力されている。一方、電子制御ユニット50からは、インバータ32のスイッチング素子へのスイッチング制御信号や昇圧コンバータ36のスイッチング素子へのスイッチング制御信号、システムメインリレー38へのオンオフ信号などが出力ポートを介して出力されている。
こうして構成された電動車両20では、モータ30の回転数が比較的低いときには、正弦波制御によりモータ30を駆動し、モータ30の回転数が比較的高いときには、矩形波制御によりモータ30を駆動している。以下、正弦波制御によりモータ30を駆動する場合について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される正弦波制御の制御ブロックの一例を示す説明図である。
正弦波制御を行なう場合、電子制御ユニット50は、図2に示すように、モータ30から出力すべきトルク指令Trqcomに基づいてd軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*を生成すると共に電流センサ44V,44Wからの相電流Iv,Iwとレゾルバ40からの回転位置θmとに基づいて相電流Iv,Iwをd軸電流Idおよびq軸電流Iqに座標変換する。なお、トルク指令Trqcomは、アクセル開度Accや車速Vに基づいて設定することができる。続いて、d軸電流指令Id*とd軸電流Idとの偏差ΔIdに基づくフィードバック制御(例えば比例積分制御)によりd軸電流Idがd軸電流指令Id*に近づくようにd軸電圧指令Vd*のフィードバック成分(d軸電圧FB成分)を演算する。また、q軸電流指令Iq*とq軸電流Iqとの偏差ΔIqに基づくフィードバック制御によりq軸電流Iqがq軸電流指令Iq*に近づくようにq軸電圧指令Vq*のフィードバック成分(q軸電圧FB成分)を演算する。
次に、モータ30の制御に用いられるセンサに異常が生じているか否かの異常判定を行ない、センサに異常が生じていると判定すると、d軸電圧FB成分およびq軸電圧FB成分をそれぞれリミット値(d軸電圧FB成分リミット値,q軸電圧FB成分リミット値)で制限するリミット処理を行なう。モータ30の制御に用いられるセンサの異常としては、例えば、レゾルバ40により検出される回転位置が実際の回転位置からズレている場合や、電流センサ44V,44Wにより検出される相電流Iv,Iwが実際の相電流からズレている場合などを挙げることができる。なお、センサに異常が生じていないと判定したときには、d軸電圧FB成分およびq軸電圧FB成分を制限しない。図3は異常判定時におけるd軸電圧FB成分およびq軸電圧FB成分の許容範囲を示す説明図である。正弦波制御におけるリミット処理は、車速Vと操舵角θと車間距離Dとに基づいてd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値を設定し、図3に示すように、d軸電圧FB成分リミット値の正の値と負の値を上下限値としてd軸電圧FB成分を制限すると共にq軸電圧FB成分リミット値の正の値と負の値とを上下限値としてq軸電圧FB成分を制限することにより行なう。図4は車速Vとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図であり、図5は車間距離Dとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図であり、図6は操舵角θとd軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値との関係を示す説明図である。図示するように、d軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値は、いずれも、車速Vが高いほど大きくなり、車間距離Dが大きいほど大きくなり、且つ、操舵角θが大きいほど小さくなるように定められる。これは、運転者がコントロールしきれない車両状況においてセンサに異常が生じた場合には予期しない加減速が抑制されるようにトルク制限を強化しつつ、運転者が車両をコントロール可能な車両状況においてセンサに異常が生じた場合にはトルク制限を緩和することで退避走行の際の走行性能を確保するためである。
そして、d軸電圧FB成分とd軸電圧指令のフィードフォワード成分(d軸電圧FF成分)とに基づいてd軸電圧指令Vd*を演算すると共に、q軸電圧FB成分とq軸電圧指令のフィードフォワード成分(q軸電圧FF成分)とに基づいてq軸電圧指令Vq*を演算する。なお、d軸電圧FF成分およびq軸電圧FF成分は、トルク指令Trqcomやモータ30の回転数などに基づいて設定することができる。d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*を演算すると、d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*とレゾルバ40からの回転位置θmとに基づいてd軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*をU相,V相,W相の相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に座標変換する。そして、相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*をインバータ32のスイッチング素子をスイッチングするためのPWM信号に変換し、PWM信号によりインバータ32のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、矩形波制御によりモータ30を駆動する場合について説明する。図7は、電子制御ユニット50により実行される矩形波制御の制御ブロックの一例を示す説明図である。矩形波制御を行なう場合、電子制御ユニット50は、図示するように、電流センサ44V,44Wからの相電流Iv,Iwとレゾルバ40からの回転位置θとに基づいて相電流Iv,Iwをd軸電流Idおよびq軸電流Iqに座標変換する。続いて、d軸電流Id,q軸電流Iqに基づいてモータ30から出力されているトルクの推定値(以下、推定トルクTrqという)を演算する。次に、モータ30のトルク指令Trqcomと推定トルクTrqとの偏差ΔTrgに基づくフィードバック制御(例えば、比例積分制御)により推定トルクTrqがトルク指令Trqcomに近づくようにモータ30に印加する矩形波電圧の電圧位相のフィードバック成分(電圧位相FB成分)を設定する。そして、上述した異常判定を行ない、異常が生じていると判定すると、電圧位相FB成分をリミット値(電圧位相FB成分リミット値)で制限するリミット処理を行なう。図8は、異常判定時における電圧位相FB成分の許容範囲を示す説明図である。電圧位相は、例えば、図中、d軸電圧とq軸電圧とにより規定される出力電圧ベクトルのq軸の正方向を基準としたなす角度であり、反時計回りの方向が正方向として定義される。矩形波制御におけるリミット処理は、車速Vと操舵角θと車間距離Dとに基づいて電圧位相FB成分リミット値を設定し、図8に示すように、電圧位相FB成分リミット値の正の値と負の値を上下限値として電圧位相FB成分を制限することにより行なう。図9は車速Vと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図であり、図10は車間距離Dと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図であり、図11は操舵角θと電圧位相FB成分リミット値との関係を示す説明図である。図示するように、電圧位相FB成分リミット値は、車速Vが高いほど大きくなり、車間距離Dが大きいほど大きくなり、操舵角θが大きいほど小さくなるように定められる。そして、電圧位相FB成分と電圧位相のフィードフォワード成分(電圧位相FF成分)とに基づいて電圧位相指令ψを設定する。なお、電圧位相FF成分は、トルク指令Trqcomやモータ30の回転数などに基づいて設定することができる。電圧位相指令ψを設定すると、電圧位相指令ψに応じた矩形波電圧がモータ30に印加されるようにインバータ32のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
以上説明した本実施例の電動車両20では、正弦波制御を行なう際に、モータ30の制御に用いられるセンサに異常が生じていると異常判定がなされた場合には、d軸電圧指令Vd*のフィードバック成分およびq軸電圧指令Vq*のフィードバック成分を、車速Vが高いほど大きくなり、車間距離Dが大きいほど大きくなり、且つ、操舵角θが小さいほど大きくなるように定めたリミット値(d軸電圧FB成分リミット値およびq軸電圧FB成分リミット値)で制限する。また、矩形波制御を行なう際に、異常判定がなされた場合には、電圧位相のフィードバック成分を、車速Vが高いほど大きくなり、車間距離Dが大きいほど大きくなり、且つ、操舵角θが小さいほど大きくなるように定めたリミット値(電圧位相FB成分リミット値)で制限する。これにより、モータ30の制御に用いられるセンサに異常が生じた場合に、車両の状況に応じてトルク制限を緩和して退避走行の際の走行性能を確保することができる。
実施例では、車速Vと車間距離Dと操舵角θとに基づいてリミット値を定めるものとした。しかし、車速V,車間距離D,操舵角θのいずれか1つまたは2つとは無関係にリミット値を定めるものとしてもよい。
実施例では、正弦波制御において、d軸電圧指令Vd*のフィードバック成分およびq軸電圧指令Vq*のフィードバック成分を上下限値を用いて制限するものとした。しかし、フィードバックゲインを制限することによりd軸電圧指令Vd*のフィードバック成分およびq軸電圧指令Vq*のフィードバック成分を制限してもよい。また、矩形波制御において、電圧位相のフィードバック成分を上下限値を用いて制限するものとした。しかし、フィードバックゲインを制限することにより電圧位相のフィードバック成分を制限してもよい。
実施例では、バッテリ34の電圧を変換(昇圧)してインバータ32に供給する昇圧コンバータ36を備えるものとしたが、昇圧コンバータ38を備えないものとしてもよい。
実施例では、本発明を、走行用の動力源としてモータ30のみを備える電気自動車に適用して説明した。しかし、これに限定されるものではなく、エンジンと、モータとを備えるハイブリッド自動車に適用されてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ30が「電動機」に相当し、インバータ32が「インバータ」に相当し、電子制御ユニット50が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電動車両の製造産業に利用可能である。
20 電動車両、22 駆動軸、24 デファレンシャルギア、26a,26b 駆動輪、30 モータ、32 インバータ、34 バッテリ、36 昇圧コンバータ、38 システムメインリレー、40 レゾルバ、42 温度センサ、44V,44W 電流センサ、50 電子制御ユニット、51 イグニッションスイッチ、52 アクセルペダル、53 アクセルペダルポジションセンサ、54 ブレーキペダル、55 ブレーキペダルポジションセンサ、56 車速センサ、57 操舵角センサ、58 車間距離センサ。

Claims (1)

  1. 走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機を駆動するインバータと、前記電動機に印加されている電流または前記電動機から出力されているトルクを制御量として前記制御量が目標値に近づくようにフィードバック制御により操作量を設定して前記インバータを制御する制御手段と、を備える電動車両において、
    前記制御手段は、前記電動機の制御に用いられるセンサに異常が生じている場合には、高車速時には低車速時に比して、車間距離が大きいときには小さいときに比して、又は、操舵角が小さいときには大きいときに比して、トルク制限が緩和されるように定めた制限値で前記操作量を制限して前記インバータを制御する、
    電動車両。
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