JP2019125931A - 逐次比較型a/d変換装置、撮像装置および内視鏡 - Google Patents

逐次比較型a/d変換装置、撮像装置および内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】出力信号の線形性が劣化することを防止することができる逐次比較型A/D変換装置、撮像装置および内視鏡を提供する。【解決手段】逐次比較型A/D変換装置は、一対の電圧信号が入力される入力回路403aと、入力回路403aと並列に接続され、入力回路403aにおける入力容量の非線形を補償する補償回路403bと、入力回路403aにおける入力容量が保持する一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較して出力する出力回路403cと、を有する比較回路403と、を備え、補償回路403bは、入力回路403aの入力容量の電圧依存と逆特性を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、外部から入力されるアナログの信号をデジタルの信号に変換する逐次比較型A/D変換装置、撮像装置および内視鏡に関する。
消費電力の低いA/D変換装置として、例えば非特許文献1に開示された差動入力非同期方式の逐次比較型A/D変換装置が知られている。この逐次比較型A/D変換装置は、差動入力信号として入力された一対のアナログ信号をサンプルホールド回路で保持し、保持したアナログ信号に容量回路を通じて基準信号を反映させることにより比較回路に比較電圧信号を発生させ、この比較電圧信号に基づいて、逐次比較論理回路が2分探索アルゴリズムに従って差動入力信号に対応するデジタル信号のMSBからLSBまでの各ビットの値(0または1)を決定すると共に、決定された各ビットの値を基準信号にフィードバックする。
逐次比較型A/D変換装置は、オペアンプ等のアナログ回路を使用することなく、その大部分をデジタル回路で構成することができる。このため、微細CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスを用いて逐次比較型A/D変換装置を小型に実現することができ、また消費電力を低減させることができる。このような低消費電力化および小型化を可能とする観点から、逐次比較型A/D変換装置は、例えば携帯機器などのシステムLSI(Large Scale Integration)に用いられている。
"A 26uW 8bit 10MS/s Asynchronous SAR ADC for Low Energy Radios", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol46, No7 JULY 2011 pp1585-1595
ところで、上述した逐次比較型A/D変換装置は、A/D変換を実行する際に、ビット変換毎にコンパレータの入力電圧が変化することで、A/D変換を実行中にコンパレータの入力容量も変動する。このため、上述した逐次比較型A/D変換装置は、コンパレータの入力端子に接続される容量が変化することによって、ゲイン係数がA/D変換の最中に変動し、出力信号に誤差が生じることで、出力信号の線形性が劣化するという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出力信号の線形性が劣化することを防止することができる逐次比較型A/D変換装置、撮像装置および内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る逐次比較型A/D変換装置は、差動入力信号として入力された一対のアナログ信号をサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路がサンプリングした前記一対のアナログ信号を保持するバイナリ容量を有し、前記バイナリ容量が保持する前記一対のアナログ信号に参照信号の信号レベルを反映させることによって一対の電圧信号を発生させ、該一対の電圧信号を交互に出力する容量回路と、前記容量回路が交互に出力した前記一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較し、該比較結果を出力する比較回路と、前記比較回路が出力した前記比較結果に基づいて、前記バイナリ容量が保持する前記一対のアナログ信号に対応するデジタル信号の各ビットの値を2分探索法により逐次的に判定した判定結果を出力し、かつ、前記デジタル信号の各ビットの値を反映した前記参照信号を生成して前記容量回路へ出力する制御回路と、を備え、前記比較回路は、前記容量回路から交互に出力された前記一対の電圧信号を増幅し、該増幅した前記一対の電圧信号を出力する入力回路と、前記入力回路と並列に接続され、前記入力回路における入力容量の非線形性を補償する補償回路と、前記補償回路によって非線形性が補償された前記入力容量が保持する前記一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較し、該比較結果を出力する出力回路と、を有し、前記補償回路は、前記入力容量の電圧依存と逆特性を有することを特徴とする。
また、本発明に係る逐次比較型A/D変換装置は、上記発明において、前記入力回路は、前記一対の電圧信号が入力される入力トランジスタを有し、前記補償回路は、前記入力トランジスタのゲート容量特性と逆特性のバイアス電圧依存性を有し、前記入力トランジスタの入力容量の非線形性を補償する補償トランジスタと、前記入力トランジスタの極性と逆特性のトランジスタを有するバイアス回路と、を有し、前記バイアス回路は、前記補償トランジスタに前記入力トランジスタと同量のバイアス電圧を印加することによって前記補償トランジスタの入力容量と前記入力回路の入力容量との合成容量を平坦とすることを特徴とする。
また、本発明に係る内視鏡は、上記の撮像装置と、被検体に挿入可能であり、先端部に前記撮像装置を配置してなる挿入部と、を備える。
本発明によれば、出力信号の線形成が劣化することを防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内視鏡システムの全体構成を模式的に示す概略図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る内視鏡システムの要部の機能を示すブロック図である。 図3は、図2に示す撮像素子の詳細な構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る逐次比較型A/D変換装置の構成を模式的に説明する回路図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る比較回路の構成を模式的に示す回路図である。 図6は、本発明の一実施の形態にかかる入力回路のゲート容量と補償回路のゲート容量との電圧依存特性の関係を示す図である。 図7は、従来の逐次比較型のA/D変換装置が出力する出力信号のINL(Integral Non-Linearity:積分非直線性誤差)特性を示す図である。 図8は、本発明の一実施の形態に係る逐次比較型A/D変換装置が出力する出力信号のINL特性を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)として、被検体内に挿入される挿入部の先端部に撮像装置を有する内視鏡を備えた内視鏡システムについて説明する。また、この実施の形態により、本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。さらにまた、図面は、模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、各部材の比率等は、現実と異なることに留意する必要がある。また、図面の相互間において、互いの寸法や比率が異なる部分が含まれている。
〔内視鏡システムの構成〕
図1は、本発明の一実施の形態に係る内視鏡システムの全体構成を模式的に示す概略図である。図1に示す内視鏡システム1は、内視鏡2と、伝送ケーブル3と、コネクタ部5と、プロセッサ6と、表示装置7と、光源装置8と、を備える。
内視鏡2は、伝送ケーブル3の一部である挿入部100を被検体の体腔内に挿入することによって被検体の体内を撮像して撮像信号をプロセッサ6へ出力する。また、内視鏡2は、伝送ケーブル3の一端側であり、被検体の体腔内に挿入される挿入部100の先端部101側に、被検体の体内を撮像して撮像信号を生成する撮像装置20が設けられている。さらに、内視鏡2は、挿入部100の基端部102側に、内視鏡2に対する各種操作を受け付ける操作部4が設けられている。撮像装置20が撮像した体内画像の撮像信号は、例えば数mの長さを有する伝送ケーブル3を経由してコネクタ部5に出力される。
伝送ケーブル3は、内視鏡2とコネクタ部5とを接続するとともに、内視鏡2とプロセッサ6および光源装置8とを接続する。また、伝送ケーブル3は、撮像装置20が生成した撮像信号をコネクタ部5へ伝送する。伝送ケーブル3は、ケーブルや光ファイバ等を用いて構成される。
コネクタ部5は、内視鏡2、プロセッサ6および光源装置8に接続され、接続された内視鏡2が出力する撮像信号に所定の信号処理を施してプロセッサ6へ出力する。
プロセッサ6は、コネクタ部5から入力された撮像信号に所定の画像処理を施して表示装置7へ出力する。また、プロセッサ6は、内視鏡システム1全体を統括的に制御する。例えば、プロセッサ6は、光源装置8が出射する照明光を切り替えたり、内視鏡2の撮像モードを切り替え制御する。
表示装置7は、プロセッサ6が画像処理を施した撮像信号に対応する画像を表示する。また、表示装置7は、内視鏡システム1に関する各種情報を表示する。表示装置7は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネル等を用いて構成される。
光源装置8は、コネクタ部5および伝送ケーブル3を経由して内視鏡2の挿入部100の先端部101側から被検体(被写体)に向けて照明光を照射する。光源装置8は、白色光を発する白色LED(Light Emitting Diode)等を用いて構成される。なお、本実施の形態では、光源装置8に同時方式の照明方式が採用されるが、面順次方式の照明方式であってもよい。
〔内視鏡システムの要部〕
次に、内視鏡システム1の要部の機能について説明する。図2は、内視鏡システム1の要部の機能を示すブロック図である。
〔内視鏡の構成〕
まず、内視鏡2の構成について説明する。
図2に示す内視鏡2は、撮像装置20と、伝送ケーブル3と、コネクタ部5と、を備える。
撮像装置20は、撮像素子21(撮像チップ)と、撮像素子21に被写体像を結像する光学系22と、を備える。
撮像素子21は、受光部23と、読み出し部24と、バッファ部25と、基準信号生成部26と、逐次比較型A/D変換装置27と、タイミング生成部28と、ヒステリシス部29と、を有する。また、撮像素子21は、伝送ケーブル3を経由して後述するプロセッサ6の電源部61において生成された電源電圧VDD(例えば3.3V)をグランドGNDとともに受け取る。撮像素子21に供給される電源電圧VDDとグランドGNDとの間には、電源安定用のコンデンサC1が設けられている。
受光部23は、行列方向に二次元マトリクス状に配置されてなり、外部から光を受光し、受光量に応じた撮像信号を生成して出力する複数の画素を有する。受光部23は、光電変換素子(フォトダイオード)、浮遊拡散容量(FD)、転送トランジスタ、画素リセットトランジスタおよび画素ソースフォロワトランジスタ等を用いて構成される。
読み出し部24は、受光部23によって光電変換された撮像信号を列毎に順次読み出してバッファ部25へ出力する。読み出し部24は、水平走査回路および垂直走査回路を用いて構成される。
バッファ部25は、読み出し部24が順次読み出した撮像信号の電圧をインピーダンス変換してボルテージフォロワにより1倍に増幅して逐次比較型A/D変換装置27へ出力する。バッファ部25は、ボルテージフォロワ回路等を用いて構成される。
基準信号生成部26は、受光部23によって生成された撮像信号と同相の揺らぎ成分を有し、撮像信号の補正処理に用いられる基準信号を生成して逐次比較型A/D変換装置27へ出力する。
逐次比較型A/D変換装置27は、バッファ部25から出力された撮像信号および基準信号生成部26から生成された基準信号を同一タイミングでサンプリングし、デジタルの撮像信号に変換して外部へ出力する。
タイミング生成部28は、基準クロック信号および同期信号に基づきタイミング信号を生成して読み出し部24へ出力する。タイミング生成部28は、タイミングジェネレータ等を用いて構成される。
ヒステリシス部29は、伝送ケーブル3を経由してコネクタ部5から入力された基準クロック信号および同期信号の波形整形を行い、この波形整形を行った基準クロック信号および同期信号をタイミング生成部28へ出力する。ヒステリシス部29は、ヒステリシス回路等を用いて構成される。
光学系22は、複数のレンズおよびプリズムを用いて構成され、撮像素子21の受光部23に被写体像を結像する。
コネクタ部5は、パルス生成部51と、信号処理部52と、電源電圧生成部53と、を有する。
パルス生成部51は、プロセッサ6から供給された内視鏡2の各構成部の動作の基準となる基準クロック信号(例えば、27MHzのクロック信号)に基づいて、各フレームのスタート位置を表す同期信号(水平同期信号および垂直同期信号を含む)を生成して、基準クロック信号とともに、伝送ケーブル3を経由して撮像装置20のタイミング生成部28へ出力する。
信号処理部52は、伝送ケーブル3を経由して撮像装置20から出力されたデジタルの撮像信号に対して所定の信号処理、例えばノイズ低減処理を行ってプロセッサ6へ出力する。信号処理部52は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成される。
電源電圧生成部53は、プロセッサ6から供給される電源から、撮像素子21を駆動するのに必要な電源電圧を生成し、伝送ケーブル3を経由して撮像素子21へ出力する。電源電圧生成部53は、レギュレータ(Regulator)等を用いて構成される。
〔プロセッサの構成〕
次に、プロセッサ6の構成について説明する。
プロセッサ6は、電源部61と、クロック生成部62と、プロセッサ制御部63と、画像処理部64と、を備える。
電源部61は、電源電圧を生成し、この生成した電源電圧VDDをグランドGNDとともに、コネクタ部5の電源電圧生成部53へ供給する。
クロック生成部62は、内視鏡システム1の各構成部の動作の基準となる基準クロック信号を生成し、この基準クロック信号をコネクタ部5のパルス生成部51へ出力する。クロック生成部62は、クロックジェネレータ等を用いて構成される。
プロセッサ制御部63は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、内視鏡システム1の全体を統括的に制御する。
画像処理部64は、内視鏡2から入力されたデジタルの撮像信号に対して、同時化処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、ゲイン調整処理、ガンマ補正処理、デジタルアナログ(D/A)変換処理、フォーマット変換処理等の画像処理を行って画像信号に変換し、この画像信号を表示装置7へ出力する。画像処理部64は、FPGAやGPU(Graphics Processing Unit)等を用いて構成される。
〔撮像素子の構成〕
次に、上述した撮像素子21の詳細な構成について説明する。図3は、図2に示す撮像素子21の詳細な構成を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像素子21は、受光部23と、読み出し部24と、バッファ部25と、基準信号生成部26と、逐次比較型A/D変換装置27と、タイミング生成部28と、ヒステリシス部29と、を備える。
受光部23は、行列方向に2次元マトリクス状に配置され、外部から光を受光し、受光量に応じた撮像信号を生成して出力する複数の画素を有する。
読み出し部24は、後述する受光部23の複数の画素の各々から撮像信号を順次読み出してバッファ部25へ出力する。読み出し部24は、垂直走査部241(行選択回路)と、定電流源242と、ノイズ除去部243と、列ソースフォロワバッファ244と、水平走査部245と、基準電圧生成部246と、を有する。
垂直走査部241は、タイミング生成部28から入力される駆動信号(φT、φR等)に基づいて、受光部23の選択された行(水平ライン)<M>(M=0,1,2…,m−1,m)に駆動信号φT<M>およびφR<M>を印加して、受光部23の各画素(図示せず)を定電流源242で駆動することによって、撮像信号および画素リセット時のノイズ信号を後述する垂直転送線(図示せず)へ転送し、ノイズ除去部243に出力する。
ノイズ除去部243は、後述する各画素230の出力ばらつきと、画素リセット時のノイズ信号とを除去し、後述する各画素230で光電変換された撮像信号を列ソースフォロワバッファ244へ出力する。
列ソースフォロワバッファ244は、水平走査部245から入力される駆動信号に基づいて、ノイズ除去部243からノイズが除去された撮像信号を保持し、この保持した撮像信号を増幅してバッファ部25へ出力する。
水平走査部245は、タイミング生成部28から入力される駆動信号(φHCLK)に基づいて、受光部23の選択された列(縦ライン)<N>(N=0,1,2…,n−1,n)に駆動信号φHCLK<N>を印加し、各画素で光電変換された撮像信号を、ノイズ除去部243および列ソースフォロワバッファ244を経由して後述する水平転送線(図示せず)に転送してバッファ部25へ出力する。
基準電圧生成部246は、受光部23と同じ電源電圧VDDからノイズ除去部243のクランプ電圧VCLPを生成する。
バッファ部25は、列ソースフォロワバッファ244から順次出力された撮像信号の電圧に対してインピーダンス変換を行い、ボルテージフォロワにより1倍に増幅して逐次比較型A/D変換装置27へ出力する。なお、バッファ部25の回路の詳細は、後述する図4において説明する。
基準信号生成部26は、受光部23によって生成された撮像信号と同相の揺らぎ成分を有し、撮像信号の補正処理に用いられる基準信号を生成して逐次比較型A/D変換装置27へ出力する。
逐次比較型A/D変換装置27は、バッファ部25から出力された撮像信号および基準信号生成部26から生成された基準信号を同一タイミングでサンプリングし、デジタルの撮像信号(Vout)に変換して外部へ出力する。
タイミング生成部28は、ヒステリシス部29から入力された基準クロック信号および同期信号に基づいて、各種の駆動信号を生成し、読み出し部24、バッファ部25、基準信号生成部26および逐次比較型A/D変換装置27へ出力する。
ヒステリシス部29は、伝送ケーブル3を経由して入力された基準クロック信号および同期信号の波形整形を行い、この波形整形を行った基準クロック信号および同期信号をタイミング生成部28へ出力する。
〔逐次比較型A/D変換装置の構成〕
次に、上述した逐次比較型A/D変換装置27の詳細な構成について説明する。図4は、逐次比較型A/D変換装置27の構成を模式的に説明する回路図である。図4に示す逐次比較型A/D変換装置27は、逐次比較型のA/D変換装置であり、9ビット(bit)出力のA/D変換装置であるが、これに限定されず、出力ビット数を適宜変更することができる。なお、逐次比較型A/D変換装置27は、逐次比較型のA/D変換装置である必要はなく、省電力可能なA/D変換装置であればよく、例えばナイキスト型のA/D変換装置であってもよい。
図4に示す逐次比較型A/D変換装置27は、サンプリング回路401と、容量性DAC回路402と、比較回路403と、制御回路404と、を備える。
サンプリング回路401は、差動入力信号を構成する1対の撮像信号(Vsignal)および基準信号(VREF)に対して、タイミング生成部28から入力されるクロック信号CLKに基づいて、同一のタイミングでトラック・ホールド(Track and Hold)を行い、アナログの撮像信号および基準信号をサンプリングする。サンプリング回路401は、スイッチ401aと、スイッチ401bと、を有する。
スイッチ401aは、オン状態であるとき、上述したバッファ部25と容量性DAC回路402との間を導通させ、オフ状態であるとき、バッファ部25と容量性DAC回路402との間を高インピーダンス状態とする。スイッチ401aは、非反転入力端子INPを経由してアナログの撮像信号が入力される。スイッチ401aは、オン状態からオフ状態に切り替わるタイミングに後述する容量部402aPにアナログの撮像信号をホールドしてサンプリングする。スイッチ401aは、タイミング生成部28から入力されるクロック信号CLKに基づいて、オン状態とオフ状態とが切り替わる。
スイッチ401bは、オン状態であるとき、上述した基準信号生成部26と容量性DAC回路402との間を導通させ、オフ状態であるとき、基準信号生成部26と容量性DAC回路402との間を高インピーダンス状態とする。スイッチ401bは、反転入力端子INNを経由してアナログの基準信号が入力される。スイッチ401bは、オン状態からオフ状態に切り替わるタイミングに後述する容量部402aNにアナログの基準信号をホールドしてサンプリングする。スイッチ401bは、タイミング生成部28から入力されるクロック信号CLKに基づいて、オン状態とオフ状態とが切り替わる。
容量性DAC回路402は、制御回路404によって生成されたデジタル信号(DN0〜DN8,DP0〜DP8)に基づくアナログ信号を生成し、サンプリング回路401によりホールドされ、サンプリングされた撮像信号および基準信号の各々から参照信号を減算することによって、差動入力信号と9ビットのデジタル信号D0〜D8との間の累積残差を取得する。容量性DAC回路402は、撮像信号および基準信号の各々から参照信号を減算した減算結果を、累積残差が反映されたアナログの撮像信号(INP)および基準信号(INN)として、比較回路403へ出力する。容量性DAC回路402は、容量部402aNと、駆動部402bNと、容量部402aPと、駆動部402bPと、を有する。
容量部402aPは、減衰容量ChPとバイナリ容量C0P〜C8Pと、を有する。減衰容量ChPは、スイッチ401aに接続された配線に相当する信号ノードNPとグランドGNDとの間に接続される。また、バイナリ容量C0P〜C8Pの各々は、信号ノードNPと駆動部402bPの出力部との間に接続される。即ち、バイナリ容量C0P〜C8Pの各々は、一方の電極が信号ノードNPに共通接続され、他方の電極が後述する駆動部402bPを構成するインバータQ0P〜Q8Pの出力部に個別に接続される。バイナリ容量C0P〜C8Pは、制御回路404によって生成されるデジタル信号DP0〜DP8に対応して配置されている。バイナリ容量C0P〜C8Pの各々の容量値は異なる。例えば、デジタル信号DP(n+1)に対応する容量C(n+1)Pの容量値は、デジタル信号DPnに対応する容量CnPの容量値の2倍である(nは、0から7までの整数)。即ち、バイナリ容量C0P〜C8Pの各々の容量値は、デジタル信号DP0〜DP8の各ビットの位に応じた2進数で重み付けされている。
容量部402aNは、容量部402aPと同様に、減衰容量ChNとバイナリ容量C0N〜C8Nと、を有する。減衰容量ChNは、スイッチ401bに接続された配線に相当する信号ノードNNとグランドGNDとの間に接続される。また、バイナリ容量C0N〜C8Nの各々は、信号ノードNNと駆動部402bNの出力部との間に接続される。即ち、バイナリ容量C0N〜C8Nの各々は、一方の電極が信号ノードNNに共通接続され、他方の電極が後述する駆動部402bNを構成するインバータQ0N〜Q8Nの出力部に個別に接続される。バイナリ容量C0N〜C8Nは、制御回路404によって生成されるデジタル信号DN0〜DN8に対応して配置されている。なお、バイナリ容量C0N〜C8Nの容量値についても、バイナリ容量C0P〜C8Pと同様に2進数で重み付けされている。また、容量部402aNを構成するバイナリ容量C0N〜C8Nの各容量値の各々は、容量部402aPを構成するバイナリ容量C0P〜C8Pの各々の容量値と同じに設定されている。
駆動部402bPは、インバータQ0P〜Q8Pを有する。インバータQ0P〜Q8Pには、電源電圧VDD_A/Dが供給される。このことは、インバータQ0P〜Q8Pの各々から出力されるアナログ信号の振幅が電源電圧VDD_A/Dに等しいことを意味する。インバータQ0P〜Q8Pは、制御回路404によって生成されるデジタル信号DP0〜DP8に対応して配置されている。インバータQ0P〜Q8Pの各々には、制御回路404から、デジタル信号DP0〜DP8の各ビットが入力される。また、インバータQ0P〜Q8Pの出力部の各々は、バイナリ容量C0P〜C8Pの他方の電極に接続される。
インバータQ0P〜Q8Pは、制御回路404から入力されるデジタル信号DP0〜DP8を反転することによって参照信号を生成する。容量部402aPが有する複数のバイナリ容量C0P〜C8Pは、電荷再配分により、減衰容量ChPに保持されているアナログの撮像信号Vsignalに基づく電荷から、参照信号に基づく電荷を引き抜くことによって、撮像信号Vsignalから参照信号を減算する。容量部402aPは、減算結果であるアナログ信号VCPを比較回路403へ出力する。
駆動部402bNは、インバータQ0N〜Q8Nを備えている。インバータQ0N〜Q8Nには、電源電圧VDD_A/Dが供給される。このことは、インバータQ0N〜Q8Nの各々から出力される基準信号の振幅が電源電圧VDD_A/Dに等しいことを意味する。インバータQ0N〜Q8Nは、制御回路404によって生成されるデジタル信号DN0〜DN8に対応して配置されている。インバータQ0N〜Q8Nの各々には、制御回路404から、デジタル信号DN0〜DN8の各ビットが入力される。また、インバータQ0N〜Q8Nの出力部の各々は、バイナリ容量C0N〜C8Nの他方の電極に接続される。
インバータQ0N〜Q8Nは、制御回路404から入力されるデジタル信号DN0〜DN8を反転することによって参照信号を生成する。容量部402aNが有する複数のバイナリ容量C0N〜C8Nは、電荷再配分により、減衰容量ChNに保持されているアナログの基準信号VREFに基づく電荷から、参照信号に基づく電荷を引き抜くことによって、アナログの基準信号VREFから参照信号を減算する。容量部402aNは、減算結果であるアナログ信号VCNを出力する。
比較回路403(コンパレータ)は、容量性DAC回路402から入力されるアナログの撮像信号とアナログの基準信号とを比較し、その大小関係に応じた比較結果を示すデジタル信号VOPおよびデジタル信号VONを出力する。具体的には、比較回路403は、アナログの撮像信号の信号レベルがアナログの基準信号の信号レベルよりも高い場合、デジタル信号VOPとしてハイレベルの信号を出力し、デジタル信号VONとしてローレベルの信号を出力する。逆に、比較回路403は、アナログの撮像信号の信号レベルがアナログの基準信号の信号レベルよりも低い場合、デジタル信号VOPとしてローレベルの信号を出力し、デジタル信号VONとしてハイレベルの信号を出力する。比較回路403は、後述する制御回路404によって生成される内部クロック信号BIT_CLKおよび反転内部クロック信号BIT_CLKbに基づいて制御される。なお、比較回路403の詳細な回路図は、後述する。
制御回路404は、SAR(Successive Approximation Register)ロジック回路として機能し、2分探索アルゴリズムに従って、比較回路403による比較結果を示すデジタル信号VOPおよびデジタル信号VONに対応するデジタル信号DP0〜DP8、およびデジタル信号DN0〜DN8の各ビットの値を2分探索法により逐次判定する。制御回路404は、デジタル信号VOPおよびデジタル信号VONに対応するデジタル信号DP0〜DP8およびデジタル信号DN0〜DN8を容量性DAC回路402に供給する。このうち、制御回路404は、デジタル信号DP0〜DP8を、A/D変換結果を表すデジタル信号D0〜D8として出力する(Vout)。また、制御回路404は、比較回路403を制御する内部クロック信号BIT_CLKおよび反転内部クロック信号BIT_CLKbを生成し、比較回路403へ供給する。制御回路404は、タイミング生成部28によって生成されたクロック信号CLKに基づいて制御される。制御回路404は、クロック信号CLKがハイレベルの期間において、内部クロック信号BIT_CLKおよび反転内部クロック信号BIT_CLKbを発生させる。
このように構成された逐次比較型A/D変換装置27は、デジタル信号D0〜D8の最上位ビット(D8)から最下位ビット(D0)に向かって、1ビットずつ順にA/D変換結果を取得する。このA/D変換の過程で、比較回路403は、容量性DAC回路402によって上述した減算が行われる都度、それまでの累積残差が反映されたアナログの撮像信号(INP)の信号レベル(電圧)とアナログの基準信号(INN)の信号レベル(電圧)とを比較する。
〔比較回路の構成〕
次に、上述した比較回路403の構成について説明する。図5は、比較回路403の構成を模式的に示す回路図である。
比較回路403は、入力回路403aと、補償回路403bと、出力回路403cと、を有する。
〔入力回路の構成〕
まず、入力回路403aの構成について説明する。
入力回路403aは、差動増幅回路として機能する。入力回路403aは、一対の電圧信号が入力される複数のトランジスタを有する。具体的には、入力回路403aは、一対の電圧信号が入力される。入力回路403aは、トランジスタM1と、トランジスタM2と、トランジスタM3と、トランジスタM4と、トランジスタM5と、を有する。トランジスタM1、トランジスタM2およびトランジスタM5の各々は、Nチャンネル型のMOSトランジスタ(以下、単に「NMOSトランジスタ」という)を用いて構成される。また、トランジスタM3およびトランジスタM4の各々は、Pチャンネル型のMOSトランジスタ(以下、単に「PMOSトランジスタ」という)を用いて構成される。なお、本実施の形態では、入力回路403aの増幅機能を得ることを限度として、各トランジスタの種類を適宜変更してもよい。
トランジスタM1は、ゲート端子に第1の入力端子T1が接続される。第1の入力端子T1は、差動入力信号であるアナログ信号VCPが入力される。また、トランジスタM1は、ゲート端子に第1の入力端子T1を経由して容量性DAC回路402からアナログ信号VCPが入力される。
トランジスタM2は、ゲート端子に第2の入力端子T2が接続される。第2の入力端子T2は、差動入力信号であるアナログ信号VCNが入力される差動入力端子である。また、トランジスタM2のゲート端子には、容量性DAC回路402からアナログ信号VCNが入力される。
トランジスタM3は、ソース端子に電源電圧VDDが接続される。また、トランジスタM3は、ドレイン端子にトランジスタM1のドレイン端子が接続される。さらに、トランジスタM3は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKが入力される。
トランジスタM4は、ソース端子に電源電圧VDDが接続される。また、トランジスタM4は、ドレイン端子がトランジスタM2のドレイン端子と接続される。さらに、トランジスタM4は、ゲート端子がトランジスタM3のゲート端子と接続される。さらにまた、トランジスタM4は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKが入力される。
トランジスタM5は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM5は、ドレイン端子にトランジスタM1のソース端子とトランジスタM2のソース端子とが接続される。さらに、トランジスタM5は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKが入力される。
〔補償回路の構成〕
次に、補償回路403bの構成について説明する。
補償回路403bは、入力回路403aと並列に接続され、入力回路403aにおける入力容量の非線形性を補償する。具体的には、補償回路403bは、入力回路403aの入力容量の電圧依存性と逆特性を有し、入力回路403aの入力容量に寄生する寄生容量を相殺する。補償回路403bは、トランジスタM11と、トランジスタM12と、トランジスタM13と、トランジスタM14と、トランジスタM15と、を有する。トランジスタM11、トランジスタM12およびトランジスタM15の各々は、PMOSトランジスタを用いて構成される。また、トランジスタM13およびトランジスタM14の各々は、NMOSトランジスタを用いて構成される。なお、本実施の形態では、補償回路403bの補償機能を得ることを限度として、各トランジスタの種類を適宜変更してもよい。
トランジスタM11は、ゲート端子に第1の入力端子T1が接続される。第1の入力端子T1は、差動入力信号のアナログ信号VCPが入力される。
トランジスタM12は、ゲート端子に第2の入力端子T2が接続される。第2の入力端子T2は、差動入力信号のアナログ信号VCNが入力される。なお、本実施の形態では、トランジスタM11およびトランジスタM12が補償トランジスタB1として機能する。即ち、トランジスタM11およびトランジスタM12で構成された補償トランジスタB1は、トランジスタM1およびトランジスタM2のゲート容量特性と逆特性のバイアス電圧依存性を有し、トランジスタM1およびトランジスタM2の入力容量の非線形を補償する。
トランジスタM13は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM13は、ドレイン端子にトランジスタM11のドレイン端子が接続される。さらに、トランジスタM13は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKを反転させた反転内部クロック信号BIT_CLKbが入力される。
トランジスタM14は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM14は、ドレイン端子にトランジスタM12のドレイン端子が接続される。さらに、トランジスタM14は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKを反転させた反転内部クロック信号BIT_CLKbが入力される。なお、本実施の形態では、トランジスタM13およびトランジスタM14は、バイアス回路R1として機能する。バイアス回路R1は、補償トランジスタB1とトランジスタM1,M2と略同量のバイアス電圧を印加することによって補償トランジスタB1の入力容量と入力回路403aの入力容量との合成容量特性を略平坦とする。
トランジスタM15は、ソース端子に電源電圧VDDが接続される。また、トランジスタM15は、ドレイン端子にトランジスタM11のソース端子とトランジスタM12のソース端子とが接続される。さらに、トランジスタM15は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKを反転させた反転内部クロック信号BIT_CLKbが入力される。また、本実施の形態では、トランジスタM15は、バイアス回路R2として機能する。バイアス回路R2は、補償トランジスタB1とトランジスタM1,M2と略同量のバイアス電圧を印加することによって補償トランジスタB1の入力容量と入力回路403aの入力容量との合成容量特性を略平坦とする。
〔出力回路の構成〕
次に、出力回路403cの構成について説明する。
出力回路403cは、ラッチ回路として機能する。出力回路403cは、一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較し、この比較結果を出力する。出力回路403cは、トランジスタM21と、トランジスタM22と、トランジスタM23と、トランジスタM24と、トランジスタM25と、トランジスタM26と、トランジスタM27と、トランジスタM28と、を有する。トランジスタM21、トランジスタM22、トランジスタM23およびトランジスタM24の各々は、PMOSトランジスタを用いて構成される。また、トランジスタM25、トランジスタM26、トランジスタM27およびトランジスタM28の各々は、NMOSトランジスタを用いて構成される。なお、本実施の形態では、出力回路403cのラッチ機能を得ることを限度として、各トランジスタの種類を適宜変更してもよい。
トランジスタM21は、ゲート端子にトランジスタM2のドレイン端子が接続される。即ち、トランジスタM21のゲート端子には、入力回路403aから出力されたアナログ信号APが入力される。
トランジスタM22は、ゲート端子にトランジスタM1のドレイン端子が接続される。即ち、トランジスタM22のゲート端子には、入力回路403aから出力されたアナログ信号ANが入力される。
トランジスタM23は、ソース端子に電源電圧VDDが接続される。また、トランジスタM23は、ドレイン端子にトランジスタM21のソース端子が接続される。
トランジスタM24は、ソース端子に電源電圧VDDが接続される。また、トランジスタM24は、ドレイン端子にトランジスタM22のソース端子が接続される。
トランジスタM25は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM25は、ドレイン端子にトランジスタM21のドレイン端子が接続される。さらに、トランジスタM25は、ゲート端子にトランジスタM23のゲート端子とトランジスタM22のドレイン端子とが接続される。
トランジスタM26は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM26は、ドレイン端子にトランジスタM22のドレイン端子が接続される。さらに、トランジスタM26は、ゲート端子にトランジスタM24のゲート端子とトランジスタM21のドレイン端子とが接続される。
トランジスタM27は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM27は、ドレイン端子に、トランジスタM25のドレイン端子とトランジスタM24のゲート端子とが接続される。さらに、トランジスタM27は、ゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKを反転させた反転内部クロック信号BIT_CLKbが入力される。さらにまた、トランジスタM27は、ドレイン端子に第1の出力端子が接続されている。
トランジスタM28は、ソース端子にグランドGNDが接続される。また、トランジスタM28は、ドレイン端子にトランジスタM26のドレイン端子とトランジスタM23のゲート端子とが接続される。さらに、トランジスタM28のゲート端子に内部クロック信号BIT_CLKを反転させた反転内部クロック信号BIT_CLKbが入力される。さらにまた、トランジスタM28は、ドレイン端子に第2の出力端子が接続されている。
第1の出力端子は、アナログ信号APの電圧とアナログ信号ANの電圧とを比較した結果を示すデジタル信号VONを出力する。
第2の出力端子は、アナログ信号APの電圧とアナログ信号ANの電圧とを比較した結果を示すデジタル信号VOPを出力する。
〔比較回路の動作〕
次に、比較回路403の動作について説明する。
まず、比較回路403に入力される内部クロック信号BIT_CLKがローレベルの場合について説明する。この場合、反転内部クロック信号BIT_CLKbは、ハイレベルである。このため、入力回路403aのトランジスタM5および補償回路403bのトランジスタM15は、オフ状態となり、入力回路403aのトランジスタM3、トランジスタM4、補償回路403bのトランジスタM13およびトランジスタM14は、オン状態となり、出力回路403cのトランジスタM27およびトランジスタM28は、オン状態となる。このとき、トランジスタM3およびトランジスタM4は、オン状態なので、アナログ信号ANおよびアナログ信号APの各々は、電源電圧VDDの電圧に引き上げられる。よって、出力回路403cのトランジスタM21およびトランジスタM22の各々のゲート端子には、アナログ信号APおよびアナログ信号ANが入力されるのでトランジスタM21およびトランジスタM22がオフ状態となる。これに対して、出力回路403cのトランジスタM27およびトランジスタM28は、オン状態なので、デジタル信号VOPおよびデジタル信号VONの各々は、トランジスタM27およびトランジスタM28を通じてグランドGNDの電圧に引き下げられる。
次に、アナログ信号VCPがアナログ信号VCNより大きい(VCP>VCN)場合について説明する。この場合において、内部クロック信号BIT_CLKがローレベルからハイレベルに、且つ、反転内部クロック信号BIT_CLKbがハイレベルからローレベルに切り替わったとき、入力回路403aのトランジスタM5は、オン状態となり、ドレイン電流が流れるとともに、補償回路403bのトランジスタM15は、オン状態となり、ドレイン電流(ソース電流)が流れる。さらに、入力回路403aのトランジスタM3およびトランジスタM4は、オフ状態となり、補償回路403bのトランジスタM13およびトランジスタM14は、オフ状態となる。さらにまた、入力回路403aのトランジスタM1は、ドレイン端子のノードNANに結合している寄生容量(図示せず)から電荷を引き抜き、入力回路403aのトランジスタM2は、ドレイン端子の信号ノードNAPに結合している寄生容量(図示せず)から電荷を引き抜く。
入力回路403aのトランジスタM1およびトランジスタM2が上記寄生容量から電荷を引き抜く過程においては、アナログ信号VCPとアナログ信号VCNとの電位の違いによって、トランジスタM1のドレイン端子のノードNANに結合している寄生容量およびトランジスタM2のドレイン端子の信号ノードNAPに結合している寄生容量の各々から電荷を引き抜く速度に違いが生じる。ここで、アナログ信号VCPは、アナログ信号VCNよりも大きいため(VCP>VCN)、トランジスタM1に流れる電流がトランジスタM2に流れる電流よりも大きくなる。このため、アナログ信号ANの電位は、アナログ信号APの電位よりも速く低下する。この結果、アナログ信号ANの電位は、相対的にアナログ信号APの電位より先に低くなる。
また、出力回路403cは、内部クロック信号BIT_CLKがローレベルからハイレベルに切り替わった場合において、反転内部クロック信号BIT_CLKbがハイレベルからローレベルに切り替わったとき、デジタル信号VOPおよびデジタル信号VONの電位の各々が電源電圧VDDに向かって上昇する。この状況下において、出力回路403cのトランジスタM22は、アナログ信号VPの電位よりもアナログ信号VNの電位の方が先に低下するため、トランジスタM21よりも先にオン状態になる。このため、デジタル信号VOPは、デジタル信号VONよりも上昇速度が大きくなり、電源電圧VDDに向かって引き上げられる。
上記の場合、出力回路403cのトランジスタM21、トランジスタM23およびトランジスタM25によって形成されるインバータと、トランジスタM22、トランジスタM24およびトランジスタM26によって形成されるインバータとがクロスカップル接続されている。このため、ゲート端子にデジタル信号VOPが入力されているトランジスタM23はオフ状態となり、トランジスタM25はオン状態となる。この結果、デジタル信号VONは、グランドGNDに向かって引き下げられる。従って、比較回路403は、アナログ信号VCPとアナログ信号VCNとの比較に基づいた大小関係に応じた電位関係を示すデジタル信号VOPおよびデジタル信号VONを出力することができる。
具体的には、アナログ信号VCPがアナログ信号VCNよりも大きい場合(VCP>VCN)、デジタル信号VOPの電位は、電源電圧VDDの電位となるとともに、デジタル信号VONの電位は、グランドGNDの電位となる。これに対して、アナログ信号VCNがアナログ信号VCPよりも大きい場合(VCN>VCP)、デジタル信号VONの電位は、電源電圧VDDの電位となるとともに、デジタル信号VOPの電位は、グランドGNDの電位となる。このように、比較回路403は、アナログ信号VCPとアナログ信号VCNとの比較に基づいた大小関係に応じた電位関係を示す2値のデジタル信号VOPおよびデジタル信号VONを出力することができる。
なお、上述した比較回路403は、ダイナミック型の比較器である。ダイナミック型の比較回路403では、動作電流として、CMOSロジックと同様に動作時の貫通電流のみが流れる。即ち、ダイナミック型の比較回路403では、内部クロック信号BIT_CLKおよび反転内部クロック信号BIT_CLKbの信号レベルがハイレベルからローレベル、またはローレベルからハイレベルに切り替わるときのみに過渡的に電流が流れ、定常電流(アイドリング電流)が発生しない。このため、比較回路403は、低消費電力化に適している。
さらに、上述した補償回路403bは、入力回路403aを構成する各トランジスタの極性を入れ替えたトランジスタによって構成し、入力回路403aと同量のバイアス電圧が印加される。これにより、補償回路403bは、補償回路403bのゲート容量と入力回路403aのゲート容量との合成容量を略平坦とすることができる。
〔補償回路の特性〕
次に、入力回路403aのゲート容量と補償回路403bのゲート容量との電圧依存特性について説明する。図6は、入力回路403aのゲート容量と補償回路403bのゲート容量との電圧依存特性の関係を示す図である。図6において、横軸が比較回路403の入力電圧(V)を示し、縦軸がゲート容量を示す。また、図6において、曲線L1が入力回路403aの電圧依存特性を示し、曲線L2が補償回路403bの電圧依存特性を示し、曲線L3が入力回路403aのゲート容量と補償回路403bのゲート容量との合成容量における電圧依存特性を示す。
図6の曲線L1および曲線L2に示すように、補償回路403bは、ゲート容量が入力回路403a(入力トランジスタ)のゲート容量と逆特性のバイアス電圧依存性を有する。これにより、図6の曲線L3に示すように、補償回路403bのゲート容量と入力回路403aのゲート容量との合成容量を略平坦とすることができる。
図7は、従来の逐次比較型のA/D変換装置が出力する出力信号のINL(Integral Non-Linearity:積分非直線性誤差)特性を示す。図8は、逐次比較型A/D変換装置27が出力する出力信号のINL特性を示す。図7および図8において、横軸がcodeを示し、縦軸がINL[a.u.]を示す。また、図7の曲線L31が従来の逐次比較型のA/D変換装置が出力する出力信号のINL特性を示し、図8の曲線L32が逐次比較型A/D変換装置27が出力する出力信号のINL特性を示す。
図7の曲線L31および図8の曲線L32に示すように、逐次比較型A/D変換装置27は、出力信号が略平坦なものとなり、ゲインがA/D変換の最中に変動することを防止することができるので、従来の逐次比較型のA/D変換装置と比較して出力信号の線形性を維持することができる。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、画素230よりも低い電源電圧で動作する逐次比較型A/D変換装置27へ出力する場合において、逐次比較型A/D変換装置27の入力ダイナミックレンジと線形性を確保することができる。
また、本発明の一実施の形態によれば、逐次比較型A/D変換装置27の入力容量を大きくした場合であっても、線形性を確保することができる。
また、本発明の一実施の形態によれば、比較回路403の入力端子に接続される容量を略フラットにすることができるので、逐次比較型A/D変換装置27が出力する出力信号の線形性が劣化することを防止することができる。
また、本発明の一実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上述した本発明の一実施の形態に記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本発明の一実施の形態で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の一実施の形態では、容量性DAC回路(容量回路)をバイナリ容量で構成しているが、容量性DAC回路(容量回路)を非バイナリ容量(非2進容量)で構成し、逐次比較型A/D変換装置に適用してもよい。
また、本発明の一実施の形態では、制御装置と光源装置とが別体であったが、一体的に形成してもよい。
また、本発明の一実施の形態では、内視鏡システムであったが、例えばカプセル型の内視鏡、被検体を撮像するビデオマイクロスコープ、撮像機能を有する携帯電話および撮像機能を有するタブレット型端末であっても適用することができる。
また、本発明の一実施の形態では、軟性の内視鏡を備えた内視鏡システムであったが、硬性の内視鏡を備えた内視鏡システム、工業用の内視鏡を備えた内視鏡システムであっても適用することができる。
また、本発明の一実施の形態では、被検体に挿入される内視鏡を備えた内視鏡システムであったが、例えば硬性の内視鏡を備えた内視鏡システム、副鼻腔内視鏡および電気メスや検査プローブ等の内視鏡システムであっても適用することができる。
また、本発明の一実施の形態では、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、プロセッサ制御部は、プロセッサ制御手段やプロセッサ制御回路に読み替えることができる。
また、本発明の一実施の形態では、伝送ケーブルを経由して内視鏡カメラヘッドから制御装置へ信号を送信していたが、例えば有線である必要はなく、無線であってもよい。この場合、所定の無線通信規格(例えばWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標))に従って、内視鏡カメラヘッドから画像信号等を制御装置へ送信するようにすればよい。もちろん、他の無線通信規格に従って無線通信を行ってもよい。
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 内視鏡システム
2 内視鏡
3 伝送ケーブル
4 操作部
5 コネクタ部
6 プロセッサ
7 表示装置
8 光源装置
20 撮像装置
21 撮像素子
22 光学系
23 受光部
24 読み出し部
25 バッファ部
26 基準信号生成部
27 逐次比較型A/D変換装置
28 タイミング生成部
29 ヒステリシス部
51 パルス生成部
52 信号処理部
53 電源電圧生成部
61 電源部
62 クロック生成部
63 プロセッサ制御部
64 画像処理部
100 挿入部
101 先端部
102 基端部
241 垂直走査部
242 定電流源
243 ノイズ除去部
244 列ソースフォロワバッファ
245 水平走査部
246 基準電圧生成部
401 サンプリング回路
401a,401b スイッチ
402 容量性DAC回路
402aN,402aP 容量部
402bN,402bP 駆動部
403 比較回路
403a 入力回路
403b 補償回路
403c 出力回路
404 制御回路
B1 補償トランジスタ
C0N〜C8N,C0P〜C8P バイナリ容量
C1 コンデンサ
ChN,ChP 減衰容量
M1〜M5,M11〜M15,M21〜M28 トランジスタ
R1 バイアス回路
R2 バイアス回路

Claims (4)

  1. 差動入力信号として入力された一対のアナログ信号をサンプリングするサンプリング回路と、
    前記サンプリング回路がサンプリングした前記一対のアナログ信号を保持するバイナリ容量を有し、前記バイナリ容量が保持する前記一対のアナログ信号に参照信号の信号レベルを反映させることによって一対の電圧信号を発生させ、該一対の電圧信号を交互に出力する容量回路と、
    前記容量回路が交互に出力した前記一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較し、該比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路が出力した前記比較結果に基づいて、前記バイナリ容量が保持する前記一対のアナログ信号に対応するデジタル信号の各ビットの値を2分探索法により逐次的に判定した判定結果を出力し、かつ、前記デジタル信号の各ビットの値を反映した前記参照信号を生成して前記容量回路へ出力する制御回路と、
    を備え、
    前記比較回路は、
    前記容量回路から交互に出力された前記一対の電圧信号を増幅し、該増幅した前記一対の電圧信号を出力する入力回路と、
    前記入力回路と並列に接続され、前記入力回路における入力容量の非線形性を補償する補償回路と、
    前記補償回路によって非線形性が補償された前記入力容量が保持する前記一対の電圧信号の一方の信号と他方の信号とを比較し、該比較結果を出力する出力回路と、
    を有し、
    前記補償回路は、前記入力容量の電圧依存性と逆特性を有することを特徴とする逐次比較型A/D変換装置。
  2. 前記入力回路は、
    前記一対の電圧信号が入力される入力トランジスタを有し、
    前記補償回路は、
    前記入力トランジスタのゲート容量特性と逆特性のバイアス電圧依存性を有し、前記入力トランジスタの入力容量の非線形性を補償する補償トランジスタと、
    前記入力トランジスタの極性と逆特性のトランジスタを有するバイアス回路と、
    を有し、
    前記バイアス回路は、前記補償トランジスタに前記入力トランジスタと同量のバイアス電圧を印加することによって前記補償トランジスタの入力容量と前記入力回路の入力容量との合成容量を平坦とすることを特徴とする請求項1に記載の逐次比較型A/D変換装置。
  3. 請求項1に記載の逐次比較型A/D変換装置と、
    外部から入力される光を受光して光電変換を行って撮像信号を前記逐次比較型A/D変換装置へ出力する撮像素子と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置と、
    被検体に挿入可能であり、先端部に前記撮像装置を配置してなる挿入部と、
    を備えることを特徴とする内視鏡。
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