JP2015216446A - 逐次比較型a/d変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力をより低減することができる逐次比較型A/D変換回路を提供する。
【解決手段】比較回路53は、1対の差動入力端子に入力される1対の第1の差動信号を増幅して1対の第2の差動信号を出力する差動増幅回路と、差動増幅回路から出力される第2の差動信号の電圧を比較し、比較結果を保持し、保持された比較結果を出力するラッチ回路と、を有する。デジタル回路54は、比較結果に基づいて、第1の差動信号に対応するデジタル信号を生成する。演算回路52は、デジタル信号に基づいて基準信号を生成し、第3の差動信号から基準信号を減算する、又は第3の差動信号に基準信号を加算することにより生成した第1の差動信号を差動入力端子に出力する。制御回路55は、比較回路53が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、逐次比較型A/D変換回路に関する。
消費電力の低いA/D変換回路として、例えば非特許文献1に開示された逐次比較型A/D変換回路が知られている。この逐次比較型A/D変換回路は、A/D変換対象の1対の差動信号を増幅し、増幅された差動信号の電圧を比較する。また、逐次比較型A/D変換回路は、比較結果に対応する基準信号を生成し、A/D変換対象の差動信号から基準信号を減算する。逐次比較型A/D変換回路は、減算された差動信号を増幅し、増幅された差動信号の電圧を比較する。これ以降は、上記の処理が繰り返される。
"A 26 W 8 bit 10 MS/s Asynchronous SAR ADC for Low Energy Radios", IEEE JOURNAL SOLID-STATE CIRCUITS, Vol46, No7 JULY 2011 pp1585-1595
上記の逐次比較型A/D変換回路では、比較回数が多くなると、減算された差動信号の電圧差が小さくなる。差動信号の電圧差が小さい場合、差動信号を増幅する差動増幅回路が有効に機能する。しかし、比較回数が少ないと、差動信号の電圧差が大きい。差動信号の電圧差が大きい場合、差動信号を増幅することの有効性が小さくなる。この場合にも差動増幅回路を動作させることは消費電力の観点で冗長である。
本発明は、消費電力をより低減することができる逐次比較型A/D変換回路を提供する。
本発明は、1対の差動入力端子に入力される1対の第1の差動信号を増幅して1対の第2の差動信号を出力する差動増幅回路と、前記差動増幅回路から出力される前記第2の差動信号の電圧を比較し、比較結果を保持し、保持された前記比較結果を出力するラッチ回路と、を有する比較回路と、前記比較結果に基づいて、前記第1の差動信号に対応するデジタル信号を生成するデジタル回路と、前記デジタル信号に基づいて基準信号を生成し、第3の差動信号から前記基準信号を減算する、又は前記第3の差動信号に前記基準信号を加算することにより生成した前記第1の差動信号を前記差動入力端子に出力する演算回路と、前記比較回路が比較を開始した期間を含む所定の期間、前記差動増幅回路の動作を停止させる制御回路と、を有することを特徴とする逐次比較型A/D変換回路である。
また、本発明の逐次比較型A/D変換回路において、前記制御回路は、比較回数が、予め設定された比較回数に満たない期間は、前記差動増幅回路の動作を停止させることを特徴とする。
また、本発明の逐次比較型A/D変換回路は、前記第1の差動信号として所定の信号が前記差動入力端子に入力されたときの前記比較結果に基づいて、前記ラッチ回路において前記第2の差動信号に加わるオフセット電圧を測定する測定回路をさらに有し、前記制御回路は、前記比較回路が比較を開始した期間を含み、前記測定回路によって測定された前記オフセット電圧に応じた所定の期間、前記差動増幅回路の動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、比較回路が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路の動作を停止させることによって、消費電力をより低減することができる。
本発明の第1の実施形態による逐次比較型A/D変換回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による逐次比較型A/D変換回路が有するサンプルホールド回路と演算回路との構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による逐次比較型A/D変換回路が有する比較回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による逐次比較型A/D変換回路が有する制御回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による逐次比較型A/D変換回路の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例による逐次比較型A/D変換回路の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態による逐次比較型A/D変換回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による逐次比較型A/D変換回路の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の参考形態による逐次比較型A/D変換回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の参考形態による逐次比較型A/D変換回路が有する比較回路の構成例を示す回路図である。 本発明の参考形態による逐次比較型A/D変換回路の動作例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(参考形態)
図9は、本発明の参考形態による逐次比較型A/D変換回路200の構成例を示している。図9に示すように、逐次比較型A/D変換回路200は、サンプルホールド回路51と、演算回路52と、比較回路153と、デジタル回路54と、を有する。
サンプルホールド回路51は、1対の差動信号である信号VINPと信号VINNとを保持し、保持された信号VINPと信号VINNとを出力する。サンプルホールド回路51の動作は、制御信号SHに基づいて制御される。
演算回路52は、デジタル回路54によって生成されるデジタル信号に基づいた基準信号を生成し、サンプルホールド回路51から出力された信号VINPと信号VINNとから基準信号を減算する。演算回路52は、1対の差動信号である信号CINPと信号CINNとを減算結果として比較回路153に出力する。
比較回路153は、信号CINPと信号CINNとを増幅し、増幅された信号の電圧を比較した結果を示す信号VOUTPと信号VOUTNとを出力する。比較回路153の動作は制御信号CLKと制御信号Contとに基づいて制御される。
デジタル回路54は、比較回路153による比較の結果である信号VOUTPと信号VOUTNとに対応するデジタル信号を生成する。デジタル回路54の動作は、制御信号CLKに基づいて制御される。
演算回路52は、減算回路63と基準信号生成回路64とを有する。減算回路63は、1対の差動信号(第3の差動信号)である信号VINPと信号VINNとから基準信号を減算することにより生成した1対の差動信号(第1の差動信号)である信号CINPと信号CINNとを出力する。基準信号生成回路64は、デジタル回路54によって生成されたデジタル信号である制御信号に基づいて基準信号を生成する。
逐次比較型A/D変換回路200は、上位側のビットから下位側のビットに向かって、1ビットずつ順にA/D変換結果を得る。比較回路153は、演算回路52によって減算が行われる毎に、差動信号の電圧を比較する。比較回路153が1回比較を行う毎に1ビットのA/D変換結果が得られる。
図2は、サンプルホールド回路51と演算回路52との構成例を示している。図2に示す構成は、後述する本発明の実施形態におけるサンプルホールド回路51と演算回路52との構成と共通である。サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとは、図9に示すサンプルホールド回路51に対応する。また、演算回路52aと演算回路52bとは、図9に示す演算回路52に対応する。
サンプルホールド回路51aは、スイッチ61aと容量62aとを有する。スイッチ61aは、オンであるときに第1の端子と第2の端子とを導通させ、オフであるときに第1の端子と第2の端子とを高インピーダンス状態にする。信号VINPがスイッチ61aの第1の端子に入力される。スイッチ61aは、オンであるときに信号VINPをサンプリングする。スイッチ61aのオンとオフとは、制御信号SHに基づいて切り替わる。容量62aの第1の端子はスイッチ61aの第2の端子に接続されている。容量62aの第2の端子は所定の電圧(例えば最低電圧)に接続されている。容量62aは、スイッチ61aがオンであるときに信号VINPを保持する。
サンプルホールド回路51bは、スイッチ61bと容量62bとを有する。スイッチ61bは、オンであるときに第1の端子と第2の端子とを導通させ、オフであるときに第1の端子と第2の端子とを高インピーダンス状態にする。信号VINNがスイッチ61bの第1の端子に入力される。スイッチ61bは、オンであるときに信号VINNをサンプリングする。スイッチ61bのオンとオフとは、制御信号SHに基づいて切り替わる。容量62bの第1の端子はスイッチ61bの第2の端子に接続されている。容量62bの第2の端子は所定の電圧(例えば最低電圧)に接続されている。容量62bは、スイッチ61bがオンであるときに信号VINNを保持する。
演算回路52aは、減算回路63aと基準信号生成回路64aとを有する。演算回路52bは、減算回路63bと基準信号生成回路64bとを有する。減算回路63aと減算回路63bとは、図9に示す減算回路63に対応する。基準信号生成回路64aと基準信号生成回路64bとは、図9に示す基準信号生成回路64に対応する。
減算回路63aは、複数の容量C0P−C7Pを有する。容量C0P−C7Pは、デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0P−D7Pに対応して配置されている。容量C0P−C7Pの第1の端子は容量62aの第1の端子に接続されている。容量C0P−C7Pのそれぞれの容量値は異なる。例えば、デジタル信号D(n+1)Pに対応する容量C(n+1)Pの容量値は、デジタル信号DnPに対応する容量CnPの容量値の2倍である(nは0から6までの整数)。
基準信号生成回路64aは複数の論理回路を有する。基準信号生成回路64aが有する論理回路は、デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0P−D7Pに対応して配置されている。図2に示す例では論理回路はインバータ回路(反転回路)である。デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0P−D7Pが、対応する論理回路の入力端子に入力される。論理回路の出力端子は、減算回路63aが有する容量C0P−C7Pのうち対応する容量の第2の端子に接続されている。
基準信号生成回路64aが有する複数の論理回路は、デジタル信号D0P−D7Pを反転することによって基準信号を生成する。減算回路63aが有する複数の容量C0P−C7Pは、容量62aに保持されている信号VINPに基づく電荷から、基準信号に基づく電荷を引き抜くことによって、信号VINPから基準信号を減算する。減算回路63aは、減算結果である信号CINPを出力する。
減算回路63bは、複数の容量C0N−C7Nを有する。容量C0N−C7Nは、デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0N−D7Nに対応して配置されている。容量C0N−C7Nの第1の端子は容量62bの第1の端子に接続されている。容量C0N−C7Nのそれぞれの容量値は異なる。例えば、デジタル信号D(n+1)Nに対応する容量C(n+1)Nの容量値は、デジタル信号DnNに対応する容量CnNの容量値の2倍である(nは0から6までの整数)。
基準信号生成回路64bは複数の論理回路を有する。基準信号生成回路64bが有する論理回路は、デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0N−D7Nに対応して配置されている。図2に示す例では論理回路はインバータ回路(反転回路)である。デジタル回路54によって生成されるデジタル信号D0N−D7Nが、対応する論理回路の入力端子に入力される。論理回路の出力端子は、減算回路63bが有する容量C0N−C7Nのうち対応する容量の第2の端子に接続されている。
基準信号生成回路64bが有する複数の論理回路は、デジタル信号D0N−D7Nを反転することによって基準信号を生成する。減算回路63bが有する複数の容量C0N−C7Nは、容量62bに保持されている信号VINNに基づく電荷から、基準信号に基づく電荷を引き抜くことによって、信号VINNから基準信号を減算する。減算回路63bは、減算結果である信号CINNを出力する。
上記の構成により、減算回路63aと減算回路63bとは、信号VINPと信号VINNとのうち、より電圧が大きいほうの信号から基準信号を減算する。減算回路63aは、減算結果である信号CINPを保持し、信号CINPを出力する。減算回路63bは、減算結果である信号CINNを保持し、信号CINNを出力する。減算が繰り返される場合、減算回路63aと減算回路63bとは、保持している信号CINPと信号CINNとのうち、より電圧が大きいほうの信号から基準信号を減算する。
デジタル回路54によって生成されるデジタル信号のビット数は2ビット以上であればよい。デジタル回路54によって生成されるデジタル信号のビット数に応じて、演算回路52aと演算回路52bとにおける容量と論理回路との数が設定される。
図10は、比較回路153の構成例を示している。図10に示すように、比較回路153は、差動増幅回路171とラッチ回路72とを有する。
差動増幅回路171は、トランジスタM1と、トランジスタM2と、トランジスタM3と、トランジスタM4と、トランジスタM5と、トランジスタM6と、を有する。トランジスタM1と、トランジスタM2と、トランジスタM5と、トランジスタM6と、はN型のトランジスタである。また、トランジスタM3と、トランジスタM4と、はP型のトランジスタである。
トランジスタM1のゲート端子は第1の入力端子に接続されている。トランジスタM2のゲート端子は第2の入力端子に接続されている。第1の入力端子と第2の入力端子とは、1対の差動信号(第1の差動信号)である信号CINPと信号CINNとが入力される差動入力端子である。信号CINPが第1の入力端子に入力される。信号CINNが第2の入力端子に入力される。
トランジスタM3のソース端子は電源電圧VDDに接続されている。トランジスタM3のドレイン端子はトランジスタM1のドレイン端子に接続されている。トランジスタM4のソース端子は電源電圧VDDに接続されている。トランジスタM4のドレイン端子はトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。トランジスタM4のゲート端子はトランジスタM3のゲート端子に接続されている。制御信号CLKを反転した信号がトランジスタM3のゲート端子とトランジスタM4のゲート端子とに入力される。
トランジスタM5のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM5のドレイン端子はトランジスタM1のソース端子とトランジスタM2のソース端子とに接続されている。制御信号CLKがトランジスタM5のゲート端子に入力される。トランジスタM6のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM6のドレイン端子はトランジスタM1のソース端子とトランジスタM2のソース端子とに接続されている。制御信号ContがトランジスタM6のゲート端子に入力される。
信号CINPを増幅した信号ANがトランジスタM1のドレイン端子から出力される。また、信号CINNを増幅した信号APがトランジスタM2のドレイン端子から出力される。つまり、1対の差動信号(第2の差動信号)である信号APと信号ANとが差動増幅回路171から出力される。
ラッチ回路72は、トランジスタM7と、トランジスタM8と、トランジスタM9と、トランジスタM10と、トランジスタM11と、トランジスタM12と、トランジスタM13と、トランジスタM14と、を有する。トランジスタM11と、トランジスタM12と、トランジスタM13と、トランジスタM14と、はN型のトランジスタである。トランジスタM7と、トランジスタM8と、トランジスタM9と、トランジスタM10と、はP型のトランジスタである。
トランジスタM7のゲート端子はトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。差動増幅回路171から出力された信号APがトランジスタM7のゲート端子に入力される。トランジスタM8のゲート端子はトランジスタM1のドレイン端子に接続されている。差動増幅回路171から出力された信号ANがトランジスタM8のゲート端子に入力される。
トランジスタM9のソース端子は電源電圧VDDに接続されている。トランジスタM9のドレイン端子はトランジスタM7のソース端子に接続されている。トランジスタM10のソース端子は電源電圧VDDに接続されている。トランジスタM10のドレイン端子はトランジスタM8のソース端子に接続されている。
トランジスタM11のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM11のドレイン端子はトランジスタM7のドレイン端子に接続されている。トランジスタM11のゲート端子はトランジスタM9のゲート端子とトランジスタM8のドレイン端子とに接続されている。トランジスタM12のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM12のドレイン端子はトランジスタM8のドレイン端子に接続されている。トランジスタM12のゲート端子はトランジスタM10のゲート端子とトランジスタM7のドレイン端子とに接続されている。
トランジスタM13のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM13のドレイン端子はトランジスタM11のドレイン端子に接続されている。制御信号CLKを反転した信号がトランジスタM13のゲート端子に入力される。トランジスタM14のソース端子は最低電圧GNDに接続されている。トランジスタM14のドレイン端子はトランジスタM12のドレイン端子に接続されている。制御信号CLKを反転した信号がトランジスタM14のゲート端子に入力される。
トランジスタM14のドレイン端子は第1の出力端子に接続されている。また、トランジスタM13のドレイン端子は第2の出力端子に接続されている。第1の出力端子と第2の出力端子とは、信号APの電圧と信号ANの電圧とを比較した結果を示す信号VOUTPと信号VOUTNとを出力する端子である。信号VOUTPが第1の出力端子から出力される。また、信号VOUTNが第2の出力端子から出力される。
信号APの電圧が信号ANの電圧よりも大きい場合、すなわち信号CINPの電圧が信号CINNの電圧よりも大きい場合、信号VOUTPがHighとなると共に信号VOUTNがLowとなる。また、信号ANの電圧が信号APの電圧よりも大きい場合、すなわち信号CINNの電圧が信号CINPの電圧よりも大きい場合、信号VOUTNがHighとなると共に信号VOUTPがLowとなる。
次に、逐次比較型A/D変換回路200における特徴となる動作例について、図11を用いて説明する。図11は、逐次比較型A/D変換回路200の動作例を示している。図11では、制御信号SHと、制御信号CLKと、制御信号Contと、信号VINPと、信号VINNと、信号CINPと、信号CINNと、信号VOUTPと、信号VOUTNとが示されている。図11の横方向が時間を示し、図11の縦方向が電圧を示している。
図11に示すように、逐次比較型A/D変換回路200の1つのサンプリング期間における動作は期間T1−T9のそれぞれにおける動作に分割されている。期間T1−T8のそれぞれにおいて、A/D変換結果である1ビットのデジタル信号が得られる。期間T1−T8では、上位側のビットから下位側のビットに向かって、デジタル信号が1ビットずつ順に得られる。
制御信号SHは、期間T1−T8ではLowである。また、制御信号SHは期間T9ではHighである。制御信号CLKは、期間T1−T8のそれぞれの期間の前半ではLowであり、後半にHighとなる。また、制御信号CLKは期間T9ではLowで一定である。制御信号Contは期間T1−T4、期間T9ではLowである。また、制御信号Contは期間T5−T8ではHighである。
期間T1の前の図示されていない期間において、制御信号SHがHighとなり、サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとにおいて、スイッチ61aとスイッチ61bとがオンとなる。このとき、信号VINPが、スイッチ61aによってサンプリングされ、サンプルホールド回路51aの容量62aと、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C0P−C7Pとに入力される。また、信号VINNが、スイッチ61bによってサンプリングされ、サンプルホールド回路51bの容量62bと、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C0N−C7Nとに入力される。
期間T1
制御信号SHがLowとなるため、サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとにおいて、スイッチ61aとスイッチ61bとはオフとなる。信号VINPは、サンプルホールド回路51aの容量62aと、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C0P−C7Pとによって保持される。保持された信号VINPに基づく信号CINPが比較回路153に出力される。また、信号VINNは、サンプルホールド回路51bの容量62bと、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C0N−C7Nとによって保持される。保持された信号VINNに基づく信号CINNが比較回路153に出力される。
期間T1では、デジタル信号D0P−D7Pとデジタル信号D0N−D7Nとは、Lowである。このため、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C0P−C7Pの第2の端子に入力される基準信号がHighとなる。また、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C0N−C7Nの第2の端子に入力される基準信号がHighとなる。演算回路52aの減算回路63aが有する容量C0P−C7Pの第1の端子は信号VINPの電圧に充電されている。また、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C0N−C7Nの第1の端子は信号VINNの電圧に充電されている。つまり、信号CINPの電圧は信号VINPの電圧と同じであり、信号CINNの電圧は信号VINNの電圧と同じである。
制御信号CLKがLowからHighに切り替わるとき、比較回路153において、差動増幅回路171のトランジスタM5がオフからオンに切り替わる。これによって、差動増幅回路171は、演算回路52aから出力された信号CINPと、演算回路52bから出力された信号CINNとを増幅し、増幅された信号APと信号ANとをラッチ回路72に出力する。
また、制御信号CLKがLowからHighに切り替わるとき、ラッチ回路72のトランジスタM13とトランジスタM14とがオフに切り替わる。ラッチ回路72は、差動増幅回路171によって増幅された信号APと信号ANとを比較し、比較結果に応じた信号VOUTPと信号VOUTNとをデジタル回路54に出力する。期間T1では、信号CINPの電圧が信号CINNの電圧よりも大きいため、信号VOUTPがHighとなると共に信号VOUTNがLowとなる。
デジタル回路54は、比較回路153から出力された信号VOUTPと信号VOUTNとに基づいたデジタル信号D0P−D7Pとデジタル信号D0N−D7Nとを生成する。期間T1では、デジタル回路54はデジタル信号D7PをHighに設定し、デジタル信号D7NをLowに設定すると共に、デジタル信号D0P−D6Pとデジタル信号D0N−D6NとをLowに設定する。
デジタル回路54は、演算回路52aの基準信号生成回路64aにデジタル信号D0P−D7Pを出力する。また、デジタル回路54は、演算回路52bの基準信号生成回路64bにデジタル信号D0N−D7Nを出力する。
演算回路52aの基準信号生成回路64aは、デジタル回路54から出力されたデジタル信号D0P−D7Pに基づいて基準信号を生成する。また、演算回路52bの基準信号生成回路64bは、デジタル回路54から出力されたデジタル信号D0N−D7Nに基づいて基準信号を生成する。
デジタル信号D7PがHighであるため、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C7Pの第2の端子に入力される基準信号がLowとなる。このため、容量C7Pは、サンプルホールド回路51aの容量62aに保持されている信号VINPに基づく電荷から、基準信号に基づく電荷を引き抜くことによって、信号VINPから基準信号を減算する。期間T1が終了した時点で、信号CINPの電圧は期間T1における電圧よりも小さくなる。信号CINNの電圧は変化しない。また、デジタル回路54は、比較結果に応じた信号VOUTPを、逐次比較型A/D変換回路200のA/D変換結果であるデジタル信号D7として出力する。デジタル信号D7は、A/D変換結果における最上位ビット(1ビット目)の信号である。
期間T2
制御信号SHがLowであるため、サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとにおいて、スイッチ61aとスイッチ61bとはオフである。上記のように減算が行われた後の信号CINPと信号CINNとが比較回路153に出力される。
期間T1が終了した時点で、制御信号CLKがHighからLowに切り替わるため、比較回路153において、差動増幅回路171のトランジスタM5がオンからオフに切り替わる。また、ラッチ回路72のトランジスタM13とトランジスタM14とがオンに切り替わる。このため、比較結果に応じた信号VOUTPと信号VOUTNとがLowとなる。
制御信号CLKがLowからHighに切り替わるとき、比較回路153において、差動増幅回路171のトランジスタM5がオフからオンに切り替わる。これによって、差動増幅回路171は、演算回路52aから出力された信号CINPと、演算回路52bから出力された信号CINNとを増幅し、増幅された信号APと信号ANとをラッチ回路72に出力する。
また、制御信号CLKがLowからHighに切り替わるとき、ラッチ回路72のトランジスタM13とトランジスタM14とがオフに切り替わる。ラッチ回路72は、差動増幅回路171によって増幅された信号APと信号ANとを比較し、比較結果に応じた信号VOUTPと信号VOUTNとをデジタル回路54に出力する。期間T2では、信号CINNの電圧が信号CINPの電圧よりも大きいため、信号VOUTNがHighとなると共に信号VOUTPがLowとなる。
デジタル回路54は、比較回路153から出力された信号VOUTPと信号VOUTNとに基づいたデジタル信号D0P−D7Pとデジタル信号D0N−D7Nとを生成する。期間T2では、デジタル回路54はデジタル信号D6NをHighに設定し、デジタル信号D6PをLowに設定すると共に、デジタル信号D0P−D5Pとデジタル信号D0N−D5NとをLowに設定する。また、デジタル回路54は、デジタル信号D7Pとデジタル信号D7Nとを、期間T1で設定された状態に保持する。つまり、デジタル回路54は、デジタル信号D7PをHighに保持すると共に、デジタル信号D7NをLowに保持する。
デジタル回路54は、演算回路52aの基準信号生成回路64aにデジタル信号D0P−D7Pを出力する。また、デジタル回路54は、演算回路52bの基準信号生成回路64bにデジタル信号D0N−D7Nを出力する。
演算回路52aの基準信号生成回路64aは、デジタル回路54から出力されたデジタル信号D0P−D7Pに基づいて基準信号を生成する。また、演算回路52bの基準信号生成回路64bは、デジタル回路54から出力されたデジタル信号D0N−D7Nに基づいて基準信号を生成する。
デジタル信号D6NがHighであるため、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C6Nの第2の端子に入力される基準信号がLowとなる。このため、容量C6Nは、サンプルホールド回路51bの容量62bに保持されている信号VINNに基づく電荷から、基準信号に基づく電荷を引き抜くことによって、信号VINNから基準信号を減算する。期間T2が終了した時点で、信号CINNの電圧は期間T2における電圧よりも小さくなる。信号CINPの電圧は変化しない。また、デジタル回路54は、比較結果に応じた信号VOUTPを、逐次比較型A/D変換回路200のA/D変換結果であるデジタル信号D6として出力する。デジタル信号D6は、A/D変換結果における最上位から2番目のビット(2ビット目)の信号である。
期間T3
期間T3の動作は、期間T2の動作と同様である。期間T3では、信号CINPの電圧が信号CINNの電圧よりも大きいため、デジタル回路54はデジタル信号D5PをHighに設定し、デジタル信号D5NをLowに設定すると共に、デジタル信号D0P−D4Pとデジタル信号D0N−D4NとをLowに設定する。デジタル信号D6P−D7Pとデジタル信号D6N−D7Nとは、期間T1−T2で設定された状態に保持される。
デジタル信号D5PがHighであるため、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C5Pの第2の端子に入力される基準信号がLowとなる。このため、容量C5Pの作用によって、保持されている信号CINPから基準信号が減算される。期間T3が終了した時点で、信号CINPの電圧は期間T3における電圧よりも小さくなる。信号CINNの電圧は変化しない。また、デジタル回路54は、比較結果に応じた信号VOUTPを、逐次比較型A/D変換回路200のA/D変換結果であるデジタル信号D5として出力する。デジタル信号D5は、A/D変換結果における最上位から3番目のビット(3ビット目)の信号である。
期間T4
期間T4の動作は、期間T2の動作と同様である。期間T4では、信号CINNの電圧が信号CINPの電圧よりも大きいため、デジタル回路54はデジタル信号D4NをHighに設定し、デジタル信号D4PをLowに設定すると共に、デジタル信号D0P−D3Pとデジタル信号D0N−D3NとをLowに設定する。デジタル信号D5P−D7Pとデジタル信号D5N−D7Nとは、期間T1−T3で設定された状態に保持される。
デジタル信号D4NがHighであるため、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C4Nの第2の端子に入力される基準信号がLowとなる。このため、容量C4Nの作用によって、保持されている信号CINNから基準信号が減算される。期間T4が終了した時点で、信号CINNの電圧は期間T4における電圧よりも小さくなる。信号CINPの電圧は変化しない。また、デジタル回路54は、比較結果に応じた信号VOUTPを、逐次比較型A/D変換回路200のA/D変換結果であるデジタル信号D4として出力する。デジタル信号D4は、A/D変換結果における最上位から4番目のビット(4ビット目)の信号である。
期間T5
通常、時間が進み、比較の回数が多くなるにつれて、信号CINPの電圧と信号CINNの電圧との差は小さくなる。このため、後半の期間、特に期間T5−T8において、差動増幅回路171によって、信号CINPと信号CINNとをより効果的に増幅することが望ましい。
期間T5では、制御信号ContがLowからHighに切り替わることによって、差動増幅回路171のトランジスタM6がオンとなる。このため、差動増幅回路171のトランジスタM1−M4に供給される電流が増加する。この電流の増加によって、差動増幅回路171によって増幅される信号に対する雑音の影響を低減することができる。制御信号ContがLowからHighに切り替わる期間(この例では期間T5)は、予め設定されている。
期間T5において、上記以外の動作は、期間T2の動作と同様である。期間T5では、信号CINPの電圧が信号CINNの電圧よりも大きいため、デジタル回路54はデジタル信号D3PをHighに設定し、デジタル信号D3NをLowに設定すると共に、デジタル信号D0P−D2Pとデジタル信号D0N−D2NとをLowに設定する。デジタル信号D4P−D7Pとデジタル信号D4N−D7Nとは、期間T1−T4で設定された状態に保持される。
デジタル信号D3PがHighであるため、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C3Pの第2の端子に入力される基準信号がLowとなる。このため、容量C3Pの作用によって、保持されている信号CINPから基準信号が減算される。期間T5が終了した時点で、信号CINPの電圧は期間T5における電圧よりも小さくなる。信号CINNの電圧は変化しない。また、デジタル回路54は、比較結果に応じた信号VOUTPを、逐次比較型A/D変換回路200のA/D変換結果であるデジタル信号D3として出力する。デジタル信号D3は、A/D変換結果における最上位から5番目のビット(5ビット目)の信号である。
期間T6−T8
期間T6−T8の動作は上記の動作と同様である。期間T6では、A/D変換結果における最上位から6番目のビットの信号であるデジタル信号D2が出力される。期間T7では、A/D変換結果における最上位から7番目のビットの信号であるデジタル信号D1が出力される。期間T8では、A/D変換結果における最下位ビットの信号であるデジタル信号D0が出力される。
期間T9
期間T9では、制御信号SHがLowからHighに切り替わることによって、サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとにおいて、スイッチ61aとスイッチ61bとがオンとなる。また、制御信号CLKと制御信号ContとがLowとなるため、比較回路153において、差動増幅回路171のトランジスタM5とトランジスタM6とがオフとなり、比較回路153は動作を停止する。
図11に示す動作では、デジタル信号D7−D0は、上位ビットから下位ビットの順にそれぞれ、1、0、1、0、1、0、1、0である。1がHighに対応し、0がLowに対応する。
期間T10では、次のサンプリング期間が開始される。期間T10の動作は期間T1の動作と同様である。
図11に示すように逐次比較型A/D変換回路200では、比較回数が多くなると、演算回路52から出力される信号CINPの電圧と信号CINNの電圧との差が小さくなる。この場合、差動増幅回路171が信号CINPと信号CINNとを有効に増幅する。しかし、比較回数が少ないと、信号CINPの電圧と信号CINNの電圧との差が大きい。この場合、信号CINPと信号CINNとを増幅することの有効性が小さくなる。この場合にも差動増幅回路171を動作させることは消費電力の観点で冗長である。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による逐次比較型A/D変換回路100の構成例を示している。図1に示すように、逐次比較型A/D変換回路100は、サンプルホールド回路51と、演算回路52と、比較回路53と、デジタル回路54と、制御回路55と、を有する。
サンプルホールド回路51と、演算回路52と、デジタル回路54と、については既に説明したので説明を省略する。比較回路53は、図9に示す比較回路153の一部を変更した回路である。制御回路55は、制御信号CLKと制御信号Contとに基づいて、比較回路53の動作を制御する。
逐次比較型A/D変換回路100は、上位側のビットから下位側のビットに向かって、1ビットずつ順にA/D変換結果を得る。比較回路53は、演算回路52によって減算が行われる毎に、差動信号の電圧を比較する。比較回路53が1回比較を行う毎に1ビットのA/D変換結果が得られる。
図3は、比較回路53の構成例を示している。図3に示すように、比較回路53は、差動増幅回路71とラッチ回路72とを有する。
差動増幅回路71は、トランジスタM1と、トランジスタM2と、トランジスタM3と、トランジスタM4と、トランジスタM5と、スイッチSW1と、スイッチSW2と、を有する。以下では、図9に示す差動増幅回路171と異なる点を説明する。
差動増幅回路71では、差動増幅回路171が有するトランジスタM6が設けられていない。スイッチSW1の第1の端子はトランジスタM1のゲート端子に接続されている。スイッチSW1の第2の端子はトランジスタM1のドレイン端子に接続されている。スイッチSW1は、オンであるときに第1の端子と第2の端子とを導通させ、オフであるときに第1の端子と第2の端子とを高インピーダンス状態にする。スイッチSW1のオンとオフとは、制御回路55から出力される制御信号CPSWに基づいて切り替わる。
スイッチSW2の第1の端子はトランジスタM2のゲート端子に接続されている。スイッチSW2の第2の端子はトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。スイッチSW2は、オンであるときに第1の端子と第2の端子とを導通させ、オフであるときに第1の端子と第2の端子とを高インピーダンス状態にする。スイッチSW2のオンとオフとは、制御回路55から出力される制御信号CPSWに基づいて切り替わる。
制御回路55から出力される制御信号M34GがトランジスタM3のゲート端子とトランジスタM4のゲート端子とに入力される。また、制御回路55から出力される制御信号M5GがトランジスタM5のゲート端子に入力される。
図3に示す構成によって、差動増幅回路71は、1対の差動入力端子に入力される1対の差動信号である信号CINPと信号CINNとを増幅し、1対の差動信号である信号APと信号ANとを出力する。
ラッチ回路72については既に説明したので説明を省略する。図3に示す構成によって、ラッチ回路72は、差動増幅回路71から出力される信号APの電圧と信号ANの電圧とを比較し、比較結果(信号VOUTP、信号VOUTN)を保持し、保持された比較結果を出力する。
図4は、制御回路55の構成例を示している。図4に示すように、制御回路55は、NAND回路NAND1と、インバータ回路INV1と、AND回路AND1と、を有する。
制御信号Contと制御信号CLKとが制御回路55に入力される。NAND回路NAND1は、制御信号Contと制御信号CLKとのNAND演算を行い、その結果である制御信号M34Gを出力する。制御信号M34Gは、比較回路53の差動増幅回路71が有するトランジスタM3のゲート端子とトランジスタM4のゲート端子とに入力される。
インバータ回路INV1は、制御信号Contを反転した制御信号CPSWを出力する。制御信号CPSWは、比較回路53の差動増幅回路71が有するスイッチSW1とスイッチSW2とに入力される。AND回路AND1は、制御信号Contと制御信号CLKとのAND演算を行い、その結果である制御信号M5Gを出力する。制御信号M5Gは、比較回路53の差動増幅回路71が有するトランジスタM5のゲート端子に入力される。
次に、逐次比較型A/D変換回路100における特徴となる動作例について、図5を用いて説明する。図5は、逐次比較型A/D変換回路100の動作例を示している。図5では、制御信号SHと、制御信号CLKと、制御信号Contと、信号VINPと、信号VINNと、信号CINPと、信号CINNと、信号VOUTPと、信号VOUTNとが示されている。図5の横方向が時間を示し、図5の縦方向が電圧を示している。
以下では、図11に示す動作と異なる点を説明する。
期間T1−T4
期間T1−T4では、制御信号M34GがHighであり、制御信号M5GがLowであり、制御信号CPSWがHighである。制御信号M34GがHighであるため、比較回路53の差動増幅回路71が有するトランジスタM3とトランジスタM4はオフとなる。また、制御信号M5GがLowであるため、差動増幅回路71が有するトランジスタM5はオフとなる。したがって、差動増幅回路71は動作を停止する。
制御信号CPSWがHighであるため、差動増幅回路71が有するスイッチSW1とスイッチSW2とはオンとなる。このため、差動増幅回路71の第1の入力端子に入力された信号CINPは信号ANとしてラッチ回路72に出力される。また、差動増幅回路71の第2の入力端子に入力された信号CINNは信号APとしてラッチ回路72に出力される。
つまり、制御回路55は、比較回路53が比較を開始した期間T1を含む所定の期間(連続する期間T1−T4)、差動増幅回路71の動作を停止させる。言い換えると、制御回路55は、比較回数が、予め設定された比較回数(この例では5回)に満たない期間、差動増幅回路71の動作を停止させる。さらに言い換えると、制御回路55は、比較回路53が比較を開始した期間T1を含み、上位側のビットのA/D変換結果を得る所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させる。比較回路53が比較を開始した期間T1は、比較回路53が最上位ビットのA/D変換結果を得る期間である。差動増幅回路71が動作を停止する期間(この例では期間T1−T4)は、予め設定されている。
期間T5−T8
期間T5−T8では、制御信号CPSWがLowである。このため、差動増幅回路71が有するスイッチSW1とスイッチSW2とはオフとなる。
制御信号CLKがLowである場合、制御信号M34GがHighであり、制御信号M5GがLowである。このため、差動増幅回路71は動作を停止する。
制御信号CLKがHighである場合、制御信号M34GがLowであり、制御信号M5GがHighである。制御信号M34GがLowであるため、比較回路53の差動増幅回路71が有するトランジスタM3とトランジスタM4はオンとなる。また、制御信号M5GがHighであるため、差動増幅回路71が有するトランジスタM5はオンとなる。したがって、差動増幅回路71は増幅動作を行う。
つまり、制御回路55は、差動増幅回路71の動作を停止させた期間の後の所定の期間(連続する期間T5−T8)、差動増幅回路71を動作させる。言い換えると、制御回路55は、比較回数が、予め設定された比較回数(この例では5回)以上である期間、差動増幅回路71を動作させる。さらに言い換えると、制御回路55は、上位側のビットのA/D変換結果を得る所定の期間の後、下位側のビットのA/D変換結果を得る所定の期間、差動増幅回路71を動作させる。
上記以外の動作については既に説明したので説明を省略する。
本実施形態によれば、1対の差動入力端子に入力される1対の第1の差動信号(信号CINP、信号CINN)を増幅して1対の第2の差動信号(信号AP、信号AN)を出力する差動増幅回路71と、差動増幅回路71から出力される第2の差動信号の電圧を比較し、比較結果を保持し、保持された比較結果を出力するラッチ回路72と、を有する比較回路53と、比較結果に基づいて、第1の差動信号に対応するデジタル信号(デジタル信号D0P−D7P、デジタル信号D0N−D7N)を生成するデジタル回路54と、デジタル信号に基づいて基準信号を生成し、第3の差動信号(信号VINP、信号VINN)から基準信号を減算することにより生成した第1の差動信号を差動入力端子に出力する演算回路52と、比較回路53が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させる制御回路55と、を有することを特徴とする逐次比較型A/D変換回路100が構成される。
本実施形態では、比較回路53が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させることによって、消費電力をより低減することができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例を説明する。本変形例では、図1に示す逐次比較型A/D変換回路100の構成を用いて説明を行う。本変形例では、演算回路52の減算回路63は、1対の差動信号(第3の差動信号)である信号VINPと信号VINNとに基準信号を加算することにより生成した1対の差動信号(第1の差動信号)である信号CINPと信号CINNとを出力する。
図6は、逐次比較型A/D変換回路100の動作例を示している。図6では、制御信号SHと、制御信号CLKと、制御信号Contと、信号VINPと、信号VINNと、信号CINPと、信号CINNと、信号VOUTPと、信号VOUTNとが示されている。図6の横方向が時間を示し、図6の縦方向が電圧を示している。
以下では、図5に示す動作と異なる点を説明する。図6に示す動作では、信号CINPと信号CINNとのうち、より電圧が小さいほうの信号に対して基準信号が加算される。例えば、期間T1では、信号CINNの電圧が信号CINPの電圧よりも小さい。このため、信号CINNに基準信号が加算される。期間T1が終了した時点で、信号CINNの電圧は期間T1における電圧よりも大きくなる。
期間T1に続く期間T2では、信号CINPの電圧が信号CINNの電圧よりも小さい。このため、信号CINPに基準信号が加算される。期間T2が終了した時点で、信号CINPの電圧は期間T2における電圧よりも大きくなる。期間T3−T8では、上記の動作と同様の動作が行われる。
上記以外の動作については既に説明したので説明を省略する。
本変形例によれば、1対の差動入力端子に入力される1対の第1の差動信号(信号CINP、信号CINN)を増幅して1対の第2の差動信号(信号AP、信号AN)を出力する差動増幅回路71と、差動増幅回路71から出力される第2の差動信号の電圧を比較し、比較結果を保持し、保持された比較結果を出力するラッチ回路72と、を有する比較回路53と、比較結果に基づいて、第1の差動信号に対応するデジタル信号(デジタル信号D0P−D7P、デジタル信号D0N−D7N)を生成するデジタル回路54と、デジタル信号に基づいて基準信号を生成し、第3の差動信号(信号VINP、信号VINN)に基準信号を加算することにより生成した第1の差動信号を差動入力端子に出力する演算回路52と、比較回路53が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させる制御回路55と、を有することを特徴とする逐次比較型A/D変換回路100が構成される。
本変形例においても、比較回路53が比較を開始した期間を含む所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させることによって、消費電力をより低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図7は、本実施形態による逐次比較型A/D変換回路101の構成例を示している。図7に示すように、逐次比較型A/D変換回路101は、サンプルホールド回路51と、演算回路52と、比較回路53と、デジタル回路54と、制御回路55と、測定回路56と、スイッチSW11と、スイッチSW12と、スイッチSW13と、スイッチSW14と、を有する。
サンプルホールド回路51と、演算回路52と、比較回路53と、デジタル回路54と、制御回路55と、については既に説明したので説明を省略する。測定回路56は、第1の差動信号として所定の信号(テスト信号)が比較回路53の差動増幅回路71の差動入力端子に入力されたときの比較結果に基づいて、比較回路53のラッチ回路72において、第2の差動信号である信号APと信号ANとに加わるオフセット電圧を測定する。
ラッチ回路72がオフセット電圧を有する場合、信号APの電圧と信号ANの電圧とを比較する際、オフセット電圧が誤差の要因となる。具体的には、ラッチ回路72は、信号APと信号ANとのいずれかの電圧を上方又は下方にシフトさせる。これによって、A/D変換結果に誤差が生じる。
測定回路56は、測定結果に基づいて、差動増幅回路71の動作を停止させる期間を決定する。測定回路56は、決定した期間に応じて、制御信号Contを制御する。
制御回路55は、比較回路53が比較を開始した期間を含み、測定回路56によって測定されたオフセット電圧に応じた所定の期間、差動増幅回路71の動作を停止させる。つまり、信号APと信号ANとの差が大きいためにオフセット電圧の影響が小さい期間では、制御回路55は差動増幅回路71の動作を停止させる。信号APと信号ANとの差が小さくなりオフセット電圧の影響が大きくなる期間では、制御回路55は差動増幅回路71を動作させる。
スイッチSW11と、スイッチSW12と、スイッチSW13と、スイッチSW14とは、オンであるときに第1の端子と第2の端子とを導通させ、オフであるときに第1の端子と第2の端子とを高インピーダンス状態にする。信号VINPがスイッチSW11の第1の端子に入力される。スイッチSW11の第2の端子はサンプルホールド回路51aのスイッチ61aの第1の端子に接続されている。信号VINNがスイッチSW12の第1の端子に入力される。スイッチSW12の第2の端子はサンプルホールド回路51bのスイッチ61bの第1の端子に接続されている。
第1のテスト信号がスイッチSW13の第1の端子に入力される。スイッチSW13の第2の端子はサンプルホールド回路51aのスイッチ61aの第1の端子に接続されている。第2のテスト信号がスイッチSW14の第1の端子に入力される。スイッチSW14の第2の端子はサンプルホールド回路51bのスイッチ61bの第1の端子に接続されている。
第1のテスト信号と第2のテスト信号とは、電圧が既知の差動信号である。例えば、第1のテスト信号と第2のテスト信号との電圧は、逐次比較型A/D変換回路101において予め想定される入力電圧の範囲の中点の電圧である。第1のテスト信号と第2のテスト信号との理想的なA/D変換結果は既知である。第1のテスト信号と第2のテスト信号との実際のA/D変換結果と理想的なA/D変換結果との差を算出することで、ラッチ回路72のオフセット電圧を求めることが可能となる。
図8は、逐次比較型A/D変換回路101の動作例を示している。図8では、制御信号SHと、制御信号CLKと、制御信号Contと、信号VINPと、信号VINNと、信号CINPと、信号CINNと、信号VOUTPと、信号VOUTNとが示されている。図8の横方向が時間を示し、図8の縦方向が電圧を示している。
以下では、図5に示す動作と異なる点を説明する。図8に示すように、信号VINPと信号VINNとのA/D変換を行うサンプリング期間の前にテスト期間が設けられている。テスト期間は、第1のテスト信号と第2のテスト信号とのA/D変換を行う期間である。
図8に示すように、逐次比較型A/D変換回路101の1つのテスト期間における動作は期間T0a−T0hのそれぞれにおける動作に分割されている。制御信号SHは、期間T0a−T0hではLowである。制御信号CLKは、期間T0a−T0hのそれぞれの期間の前半ではLowであり、後半にHighとなる。制御信号Contは期間T0a−T0hではLowである。
期間T0a−T0hでは、スイッチSW11とスイッチSW12とがオフである。また、期間T0a−T0hでは、スイッチSW13とスイッチSW14とがオンである。このため、第1のテスト信号と第2のテスト信号とがサンプルホールド回路51に入力される。この状態は、期間T0aの前の図示されていない期間でも同様である。
期間T0aの前の図示されていない期間において、制御信号SHがHighとなり、サンプルホールド回路51aとサンプルホールド回路51bとにおいて、スイッチ61aとスイッチ61bとがオンとなる。このとき、第1のテスト信号が、スイッチ61aによってサンプリングされ、サンプルホールド回路51aの容量62aと、演算回路52aの減算回路63aが有する容量C0P−C7Pとに入力される。また、第2のテスト信号が、スイッチ61bによってサンプリングされ、サンプルホールド回路51bの容量62bと、演算回路52bの減算回路63bが有する容量C0N−C7Nとに入力される。
期間T0a−T0hでは、制御信号ContがLowであるため、比較回路53の差動増幅回路71は動作を停止する。期間T0a−T0hの動作は、図5において差動増幅回路71が動作を停止する期間T1−T4の動作と同様である。テスト期間が終了した後の期間T0iの動作は、図5における期間T9の動作と同様である。
デジタル回路54は、テスト期間に得られたデジタル信号D0−D7を測定回路56に出力する。デジタル信号D0−D7は、第1のテスト信号と第2のテスト信号とのA/D変換結果である。測定回路56は、デジタル信号D0−D7と、理想的なA/D変換結果に対応するデジタル信号との差を算出することによって、オフセット電圧を求める。
図8に示す動作では、テスト期間に得られたデジタル信号D7−D0は、上位ビットから下位ビットの順にそれぞれ、1、0、0、0、0、0、1、0である。1がHighに対応し、0がLowに対応する。理想的なA/D変換結果に対応するデジタル信号が、上位ビットから下位ビットの順にそれぞれ、1、0、0、0、0、0、0、0である場合、7ビット目のデジタル信号D1がオフセット電圧を示していることが分かる。
測定回路56は、デジタル信号で表されるオフセット電圧の最上位ビットよりも上位側のビットのA/D変換が行われる期間で比較回路53の差動増幅回路71が動作を開始するように制御信号Contを制御する。図8に示す動作では、オフセット電圧の最上位ビットは7ビット目である。例えば、オフセット電圧の最上位ビットよりも2ビット分上位のビットのA/D変換が行われる期間で差動増幅回路71が動作を開始するように制御信号Contが制御される。したがって、5ビット目のA/D変換が行われる期間T5で差動増幅回路71が動作を開始するように制御信号Contが制御される。
期間T1−T9では、スイッチSW11とスイッチSW12とがオンである。また、期間T1−T9では、スイッチSW13とスイッチSW14とがオフである。このため、信号VINPと信号VINNとがサンプルホールド回路51に入力される。
測定回路56による制御の結果、期間T1−T4では制御信号ContはLowであり、期間T5−T8では制御信号ContはHighである。このため、期間T1−T4では差動増幅回路71は動作を停止する。また、期間T5−T8では差動増幅回路71は増幅動作を行う。
期間T1−T9の動作は、図5における期間T1−T9の動作と同様である。
サンプリング期間に得られたA/D変換結果からオフセット電圧を減算してもよい。例えば、測定回路56は、テスト期間に得られたA/D変換結果に基づいて算出したオフセット電圧に対応するデジタル信号をデジタル回路54に出力する。期間T1−T8において、デジタル回路54は、信号VOUTPをデジタル信号として出力する際、信号VOUTPの電圧から、オフセット電圧に対応するデジタル信号の電圧を減算する。つまり、デジタル回路54は、信号CINPと信号CINNとに対応するデジタル信号から、オフセット電圧に対応するデジタル信号を減算する。デジタル回路54は、減算されたデジタル信号をA/D変換結果として出力する。
本実施形態では、ラッチ回路72のオフセット電圧に応じて、差動増幅回路71が動作する期間が制御される。このため、ラッチ回路72のオフセット電圧がA/D変換結果に与える影響を低減しつつ消費電力をより低減することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
51,51a,51b サンプルホールド回路
52,52a,52b 演算回路
53,153 比較回路
54 デジタル回路
55 制御回路
56 測定回路
61a,61b スイッチ
62a,62b 容量
63,63a,63b 減算回路
64,64a,64b 基準信号生成回路
71,171 差動増幅回路
72 ラッチ回路
100,101,200 逐次比較型A/D変換回路

Claims (3)

  1. 1対の差動入力端子に入力される1対の第1の差動信号を増幅して1対の第2の差動信号を出力する差動増幅回路と、前記差動増幅回路から出力される前記第2の差動信号の電圧を比較し、比較結果を保持し、保持された前記比較結果を出力するラッチ回路と、を有する比較回路と、
    前記比較結果に基づいて、前記第1の差動信号に対応するデジタル信号を生成するデジタル回路と、
    前記デジタル信号に基づいて基準信号を生成し、第3の差動信号から前記基準信号を減算する、又は前記第3の差動信号に前記基準信号を加算することにより生成した前記第1の差動信号を前記差動入力端子に出力する演算回路と、
    前記比較回路が比較を開始した期間を含む所定の期間、前記差動増幅回路の動作を停止させる制御回路と、
    を有することを特徴とする逐次比較型A/D変換回路。
  2. 前記制御回路は、比較回数が、予め設定された比較回数に満たない期間は、前記差動増幅回路の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の逐次比較型A/D変換回路。
  3. 前記第1の差動信号として所定の信号が前記差動入力端子に入力されたときの前記比較結果に基づいて、前記ラッチ回路において前記第2の差動信号に加わるオフセット電圧を測定する測定回路をさらに有し、
    前記制御回路は、前記比較回路が比較を開始した期間を含み、前記測定回路によって測定された前記オフセット電圧に応じた所定の期間、前記差動増幅回路の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の逐次比較型A/D変換回路。
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