JP2019125115A - 電子機器、電子機器に用いるデータ更新方法、データ配信サーバー、電子機器の更新用データのデータ構造 - Google Patents

電子機器、電子機器に用いるデータ更新方法、データ配信サーバー、電子機器の更新用データのデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】更新用データのデータ特性に応じて柔軟に更新処理の可否を判断できるようにする。【解決手段】 制御部が、更新処理の対象となるデータを予め記憶する記憶部と、外部の装置からの更新用データの入力を受け付けるデータ入力部と、更新用データの特性情報に基づき、更新時間を特定する更新時間読取部と、バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、電子機器の消費電力を記憶する消費電力記憶部と、消費電力と更新時間に基づいて更新処理電力量を算出する更新電力量算出部と、を含み、制御部は、装置から記憶部に記憶されたデータの更新処理が要求されたとき、バッテリー残量検知部から取得したバッテリーの残量と更新処理電力量を比較し、バッテリーの残量の方が大きい値の場合には更新処理を実行する制御をし、更新処理電力量の方が大きい値の場合には更新処理を実行しない制御を行う、電子機器による。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、電子機器に用いるデータ更新方法、データ配信サーバー、電子機器の更新用データのデータ構造に関する。
近年、小型かつ軽量にして持ち運びできるように、バッテリーを搭載した電子機器の用途が拡大している。電子機器の一例には、持ち運びができる複写機やプリンタ装置などの画像形成装置、スキャナなどの画像読取装置も含まれる。
電子機器の動作を制御するソフトウェアとして、いわゆる「ファームウェア」が当該電子機器に備わる不揮発性記憶媒体に記憶されている。このファームウェアの内容を更新することで、電子機器の性能向上や動作の安定性向上を図る「アップデート処理」が電子機器の機能の一つとして知られている。
アップデート処理は正常に終了できなければ電子機器の動作が不安定になる。バッテリーを動作電源とする電子機器において、アップデート処理を実行している最中にバッテリー残量が不足して処理を完了させることができず、中断するなどの異常終了は回避する必要性が高い。
バッテリー不足によるアップデート処理の異常終了を防止するため、アップデート処理を実行する前に、バッテリー残量が当該処理の完了までに十分な量であることを判断し、バッテリーの残量が不足している場合はアップデート処理を実行しないように制御する電子機器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている技術によれば、一義的に定められたバッテリー残量以上の場合でなければ、アップデート処理は実行できない。したがって、仮に、アップデート処理に用いられる「更新用データ」のデータ容量が小さく、バッテリー残量が実際には足りる場合であってもアップデート処理を実行できない場合が生ずる。以上のように、従来技術では、ユーザーに最新の機能を提供するためのアップデート処理の機会が減少する、という課題がある。
本発明は、更新用データのデータ構造に基づくアップデート処理の実行可否を判断し、アップデート処理に実行タイミングの制御をする電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、バッテリーから供給される電力により動作をする電子機器であって、当該電子機器の動作を制御する制御部が、更新処理の対象となるデータを予め記憶する記憶部と、外部の装置からの更新用データの入力を受け付けるデータ入力部と、前記更新用データの特性情報に基づき、前記更新処理に要する時間である更新時間を特定する更新時間読取部と、前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、前記電子機器の消費電力を記憶する消費電力記憶部と、前記消費電力と前記更新時間に基づいて前記更新処理の実行に必要となる更新処理電力量を算出する更新電力量算出部と、を含み、前記制御部は、前記装置から前記記憶部に記憶された前記データの更新処理が要求されたとき、前記バッテリー残量検知部から取得した前記バッテリーの残量と、前記更新処理電力量とを比較し、前記バッテリーの残量が前記更新処理電力量よりも大きい値の場合には、前記更新処理を実行する制御をし、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理電力量が大きい値の場合には、前記更新処理を実行しない制御を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、更新用データのデータ構造に基づくアップデート処理の実行可否を判断し、アップデート処理に実行タイミングの制御をすることができる。
第一実施形態に係るバッテリー搭載機器のハードウェア構成図。 第一実施形態に係るバッテリー搭載機器の機能ブロック図。 第一実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理を示すフローチャート。 本発明に係る電子機器の更新用データのデータ構造の実施形態を示すデータ構造図。 第二実施形態に係るバッテリー搭載機器のハードウェア構成図。 第二実施形態に係るバッテリー搭載機器の機能ブロック図。 第二実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理を示すフローチャート。 第三実施形態に係るバッテリー搭載機器のハードウェア構成図。 第三実施形態に係るバッテリー搭載機器の機能ブロック図。 第四実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理を示すフローチャート。 第五実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る電子機器、電子機器に用いるデータ更新方法、更新用データ配信サーバー、電子機器に用いる更新用データの実施形態について説明する。なお、本実施形態において、更新用データは、電子機器の動作に用いられるファームウェアなどを更新するためのデータを例とする。また、本発明に含まれる電子機器は、一般的なパーソナルコンピュータの周辺機器や、携帯電話機、スマートフォン、デジタルカメラ等のほか、複写機、プリンタ装置等の画像形成装置、スキャナ等の画像読取装置を含むものである。なお、本発明に係る電子機器は、上記に列記した各機器および装置に限定されるものではなく、動作用の電源として蓄電池(バッテリー)からの供給電力を用いるものであれば、その形態は問わない。
<第一実施形態>
[ハードウェア構成・第一]
まず、本発明に係る電子機器の第一実施形態であるバッテリー搭載機器1のハードウェア構成である。図1に示すバッテリー搭載機器1は、一般的なコンピュータと同様の構成を含む携帯型のプリンタである。すなわち、バッテリー搭載機器1は、CPU(Central Processing Unit)100、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)110、RAM(Random Access Memory)120、HostI/F(Interface)130、バッテリーI/F140、画像形成エンジン150、がバス190を介して接続された構成を備える。また、バッテリーI/F140には、動作電源としてのバッテリー160が接続されている。バッテリー搭載機器1は、バッテリーI/F140を介してバッテリー160から供給される電力を用いて所定の動作をする。
CPU100は演算手段であり、バッテリー搭載機器1の動作の全体を制御する。EPROM110は、書き換え可能な不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等を含むプログラム等が格納されている。RAM120は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、EPROM110に格納されているプログラム等をCPU100が処理する際の作業メモリとして用いられる。EPROM110およびRAM120は、第一実施形態に係るバッテリー搭載機器1の記憶部として機能する。
バッテリーI/F140は、動作電源であるバッテリー160の接続端子を含む。HostI/F130は、ファームウェアなどの更新に用いられるデータ(以下、「アップデータ」とする。)を供給する更新用データのデータ配信サーバーであるアップデータ提供装置2と接続するためのインターフェースである。HostI/F130を介して、バッテリー搭載機器1はアップデータ提供装置2からアップデータの「受け取り要求通知」を受信し、その後、アップデータを受信する。
画像形成エンジン150は、プリンタとして動作するバッテリー搭載機器1において、HostI/F130を介して外部装置、例えば、PCから供給される印刷データを用いて、記録媒体に対する画像形成処理を実行する。
[機能ブロック・第一]
次に、第一実施形態に係るバッテリー搭載機器1の機能ブロックについて図2を用いて説明する。以下において説明するバッテリー搭載機器1の機能ブロックは、EPROM110に記憶されているプログラムをCPU100が実行することにより実現される制御部10が備える機能構成である。
図2に示すように、制御部10は、バッテリー残量検知機能101と、アップデート可否判断機能102と、アップデート電力算出機能103と、消費電力記憶機能104と、アップデート時間読取機能105と、ファームウェア更新機能106と、アップデータ一時記憶機能107と、アップデート要求検知機能108と、を有する。なお、制御部10は、アップデータ提供装置2が有するアップデータ提供機能200とのデータ通信の制御も行う。
バッテリー残量検知機能101は、バッテリー搭載機器1の動作電源としてバッテリー160が供給可能な残りの電力量(以下、「バッテリー残量」とする。)をバッテリーI/F140を介してCPU100が検知する機能を提供する。バッテリー残量検知機能101は、バッテリー残量検知部を構成する。
アップデート可否判断機能102は、バッテリー残量検知機能101が検知したバッテリー残量と、アップデート電力算出機能103において算出されるアップデート処理に要する消費電力量(更新処理電力量)と、を比較する機能を提供する。アップデート可否判断機能102は,判断結果が「アップデート処理可能」(更新可能)であれば、アップデート要求検知機能108に対してアップデータをアップデータ一時記憶機能107に記憶させるように指示をする機能も提供する。アップデート可否判断機能102は、更新処理可否判断部を構成する。
アップデート電力算出機能103は、アップデータ提供機能200から提供されたアップデータに含まれる特定のデータからアップデート時間読取機能105により読み出されるデータと、消費電力記憶機能104から読み出した消費電力に係るデータと、に基づいて、アップデート処理において消費される電力量(更新電力量)を算出する機能を提供する。アップデート電力算出機能103は、算出された更新電力量をアップデート可否判断機能102に通知する機能も提供する。アップデート電力算出機能103は、更新電力量算出部を構成する。
消費電力記憶機能104は、バッテリー搭載機器1の消費電力を記憶する機能を提供する。消費電力記憶機能104は、アップデート電力算出機能103からの指示に基づいて、EPROM110に記憶されている、消費電力に関するデータを読み出す。なお、消費電力記憶機能104において読み出される消費電力に関するデータは、バッテリー搭載機器1が通常の処理時に消費する電力を示すものである。消費電力記憶機能104は、消費電力記憶部を構成する。
アップデート時間読取機能105は、アップデータ提供機能200から供給されるアプデータに含まれる特定のデータに基づいて、アップデート処理の完了までに要する時間(アップデート時間)を特定する機能を提供する。ここで、「アップデータに含まれる特定のデータ」とは、アップデータに含まれるデータの特性を示す「特性情報」である。統制情報には、例えば、当該アップデータを用いるアップデート処理に必要となる「処理時間」を示す情報としての「アップデート時間情報」が含まれる。
アップデート時間読取機能105は、当該アップデータを用いたアップデート処理に要する時間を直接的に表す情報、または、間接的に表す情報である「特性情報」を読み出して、アップデート処理に要する処理時間を特定する。なお、「アップデート処理に要する時間を直接的に表す情報」とは、例えば、アップデート処理に必要となる処理時間をそのまま示すデータをいう。「アップデート処理に要する時間を間接的に表す情報」とは、アップデータにおける更新内容や、更新に用いられるデータのデータ容量などを示すデータであって、当該アップデータによる処理時間に影響を与える要素を示すデータをいう。例えば、アップデート処理の内容を含むデータである。これら特性情報は、アップデータのデータヘッダ等に格納されている。これを読み取ることで、アップデート時間読取機能105はバッテリー搭載機器1の処理能力から決定されるアップデータ時間を特定して、アップデート電力算出機能103に通知することができる。アップデート時間読取機能105は、更新時間をとうていする更新時間読取部を構成する。
アップデート要求検知機能108は、HostI/F130を介して接続されているアップデータ提供機能200からのアップデート要求を受け付け、アップデータ提供機能200に対してアップデータを要求する機能を提供する。また、アップデート要求検知機能108は、アップデータ提供機能200からアップデータを受け付けて、一時的に保持し、アップデート可否判断機能102からの更新実行指示情報に基づいて、RAM120等にアップデータを記憶させる機能も提供する。アップデート要求検知機能108は、データ入力部を構成する。
アップデータ一時記憶機能107は、アップデート要求検知機能108においてアップデータ提供機能200から取得したアップデータをRAM120等に一時的に記憶する機能を提供する。また、アップデータ一時記憶機能107は、アップデート要求検知機能108からの指示により、RAM120に記憶しているアップデータを展開し、ファームウェア更新機能106に通知する機能も提供する。
ファームウェア更新機能106は、アップデータ一時記憶機能107から通知されるアップデータをEPROM110に書き込むことで、予めEPROM110に記憶されているファームウェア等を更新する処理を提供する。
[処理フロー・第一]
次に、本発明に係る電子機器において実行されるデータ更新処理における処理の流れについて、図3を用いて説明する。なお、以下において説明する処理フローは、本発明に係る電子機器の更新用データのデータ更新方法の実施形態でもある。まず、バッテリー搭載機器1が備えるアップデート要求検知機能108がアップデータ提供機能200からのアップデート要求を検知する処理を実行する(S301)。アップデート要求が検知されるまで処理はループする(S301/No)。したがって、バッテリー搭載機器1において、本体の機能を提供する処理(例えば、画像形成処理)を実行している最中でも、アップデート処理の実行を制御する処理は常に起動されている。
アップデート要求検知機能108がアップデート要求を検知すれば(S301/Yes)、バッテリー残量検知機能101がバッテリーI/F140を介してバッテリー160におけるバッテリー残量を検知し、アップデート可否判断機能102にバッテリー残量を通知する(S302)。
続いて、アップデート要求に対する応答に基づいてアップデータ提供機能200からアップデータが通知される。このアップデータは、アップデート要求検知機能108に保持される。アップデート時間読取機能105は、アップデート要求検知機能108において保持されたアップデータを用いたアップデート処理に要する時間に関する情報を読み取り、アップデート電力算出機能103に通知する(S303)。アップデータの詳細については、後述する。
続いて、アップデート電力算出機能103が、消費電力記憶機能104からバッテリー搭載機器1の動作に要する消費電力値を読み出し、アップデート時間読取機能105から通知された「アップデート処理に要する時間(アップデート時間)」を用いて、アップデート処理に必要な電力量(更新電力量)を算出する(S304)。更新電力量は、アップデート時間読取機能105から通知される時間と、消費電力記憶機能104から読み出した消費電力値を乗算することで算出される。
続いて、アップデート可否判断機能102は、更新電力量とバッテリー残量とを比較し、バッテリー残量が更新電力量よりも小さい値であれば、アップデート処理は不可であると判定して(S305/No)、処理を終了する。アップデート可否判断機能102は、更新電力量とバッテリー残量とを比較した結果、バッテリー残量の方が更新電力量よりも大きい値であれば、アップデート処理は可能であると判定して(S305/Yes)、アップデート要求検知機能108に対して更新実行指示情報を通知する。
続いて、アップデート要求検知機能108は、更新実行指示情報に基づいて、アップデート要求検知機能108が一時的に保持しているアップデータをRAM120等に展開するように、アップデータ一時記憶機能107に指示をする(S306)。
その後、アップデータ一時記憶機能107からファームウェア更新機能106に対して、アップデータ一時記憶機能107に展開されたアップデータが通知されて、ファームウェア更新機能106がEPROM110に記憶されているファームウェアを更新する(S307)。
なお、バッテリー残量の検知(S302)は、更新電力量の算出(S304)の後で行われてもよい。
EPROM110よりもRAM120の方がデータ書込速度は速いので、アップデート要求検知機能108は、アップデータ一時記憶機能107を用いてRAM120にアップデータを一旦展開するようにしている。これによって、アップデート要求検知機能108からファームウェア更新機能106を介してEPROM110へのアップデート処理を実行させるよりも、見かけ上のアップデート処理の処理速度を速くすることができる。
すなわち、第一実施形態に係るバッテリー搭載機器1が、複写機、プリンタ装置、スキャナ等の画像形成装置である場合、HostI/F130を介してUSB等で接続されたアップデータ提供機能200からの「ファームウェアアップデート要求」を検知すると処理が開始される。その後、バッテリー搭載機器1自身のバッテリー160の残量をバッテリー残量検知機能101によって検知する。このとき検知されるバッテリー残量を”x[Wh]”とする。
続いて、アップデータ提供機能200からアップデータを受け取り、アップデータのバージョン情報やインストーラと共に格納されている「アップデート必要時間」を読み取る。このときのアップデート必要時間を”y[h]”とする。
続いて、消費電力記憶機能104に記憶されている、バッテリー搭載機器1の消費電力量をアップデート電力算出機能103が読み出す。このときの消費電力量を”z[W]”とする。
続いて、アップデート電力算出機能103が”y×z[Wh]”を算出する。また、アップデート可否判断機能102が、”x[Wh]”と”y×z[Wh]”とを比較する。ここで”x>(y×z)”であればアップデートを行う、”x<(y×z)”であればアップデートを行わない。なお、”x=(y×z)”の場合は、処理の安定性を確保するために、アップデートを行わないようにしてもよい。
以上説明したとおり、本実施形態に係る制御部10が備える各機能において、上記のようにバッテリー搭載機器1の処理動作を制御することで、バッテリー残量を検知し、可能なアップデート処理を確実に行うようにできる。これによって、従来技術に比べて、アップデートの機会をより多く設けることができる。その結果として、バッテリー搭載機器1を利用するユーザーに対して、最新の機能を提供する機会を増やすことができる。
[更新用データの実施形態]
ここで、本発明に係る電子機器の更新用データのデータ構造の実施形態について図4を用いて説明する。図4は、更新用データ(アップデータ)の実施形態であるアップデートデータ210のデータ構造を例示する図である。アップデートデータ210は、ヘッダ部211と、ボディ部212と、から構成されている。
ヘッダ部211には、「特性情報」が格納される。「特性情報」とは、アップデートデータ210を用いてバッテリー搭載機器1が実行するアップデート処理に必要となる処理時間を直接的に表す情報や、または、処理時間を間接的に表す情報をいう。すでに述べたとおり、「アップデート処理に必要となる処理時間を直接的に表す情報」とは、当該アップデート処理の開始から終了までの時間を示すデータであって、例えば「○○分」や「○○秒」など、時間としてバッテリー搭載機器1が処理できるデータ型式によるものである。
図4に例示するアップデートデータ210であれば、アップデートデータ210を用いたアップデート処理をバッテリー搭載機器1が実行した場合に費やされる時間である「処理時間」を直接的に表すデータに相当するアップデート時間情報2111が格納されている。また、「アップデート処理に要する時間を間接的に表す情報」とは、アップデートデータ210のボディ部212に含まれるデータであって、例えば、更新用データのデータ容量や更新内容などを示す情報をいう。たとえば、バッテリー搭載機器1がこのデータを用いてアップデート処理を実行するとした場合に、必要となる時間を算出するための元になる情報を含むデータである。このアップデート時間情報2111をアップデート時間読取機能105がデータ読み取り処理において読み取ることで、バッテリー搭載機器1におけるアップデート処理を効果的に実行することができる。
ボディ部212は、アップデートデータ210においてファームウェアを更新する為の更新内容データを含む更新情報が格納されている。ボディ部212に含まれるデータを用いてファームウェア更新機能106が、ファームウェアのアップデート処理を実行する。
以上の構成を備えるアップデートデータ210は、バッテリー搭載機器1において実行されるアップデート処理(データ更新処理)の制御処理を可能とする構造を有するデータである。当該アップデート処理において、アップデート時間を算出するためのデータ(アップデート時間情報2111)と、更新対象情報を上書きするためのデータと、を含む。このアップデートデータ210が、アップデート要求検知機能108を介してアップデータ提供機能200から提供されることで、当該アップデートデータ210を用いたアップデート処理に要する時間を示す情報(アップデート時間情報2111)をアップデートデータ210とは別に取得する必要はなくなる。これによって、一連のアップデート処理の中でアップデート処理の時間から更新可否を判定する処理を実行できるようになる。すなわち、アップデート処理を簡素化することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明に係る電子機器の別の実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係るバッテリー搭載機器1aのハードウェア構成を示す図である。すでに第一実施形態として説明をしたバッテリー搭載機器1と同様の部分については同一の符号を付して詳細な説明は割愛し、異なる部分について詳細に説明する。
図5に示すようにバッテリー搭載機器1aは、バス190を介して温度センサ170が接続されている。温度センサ170は、バッテリー搭載機器1aの動作環境温度や、バッテリー搭載機器1aに搭載されているハードウェアの温度などを検知して、CPU100に通知するセンサである。
[機能ブロック・第二]
次に、第二実施形態に係るバッテリー搭載機器1aが備える機能ブロックについて図6を用いて説明する。以下において説明するバッテリー搭載機器1aの機能ブロックは、EPROM110に記憶されているプログラムをCPU100が実行することにより実現される制御部10aが備える機能構成である。
図6に示すように、制御部10aは、バッテリー残量検知機能101と、アップデート可否判断機能102と、アップデート電力算出機能103aと、消費電力記憶機能104aと、アップデート時間読取機能105と、ファームウェア更新機能106と、アップデータ一時記憶機能107と、アップデート要求検知機能108と、温度検知機能109と、を有する。
バッテリー残量検知機能101、アップデート可否判断機能102、アップデート時間読取機能105、ファームウェア更新機能106、アップデータ一時記憶機能107、アップデート要求検知機能108、については第一実施形態と同様のものであるから詳細な説明は割愛する。
温度検知機能109は、温度センサ170が検知した温度を温度データとしてアップデート電力算出機能103aに通知する。温度検知機能109は温度検知部を構成する。
アップデート電力算出機能103aは、温度検知機能109から通知された温度データに基づいて、消費電力記憶機能104aから消費電力に係るデータを読み出す。アップデート電力算出機能103aは、アップデータ提供機能200から提供されたファームウェア等の更新用データ(アップデータ)に含まれる特性情報としてアップデート時間読取機能105から通知されるデータと、消費電力記憶機能104aから読み出した消費電力に係るデータと、に基づいて、アップデート処理において消費される電力量(更新電力量)を算出する。アップデート電力算出機能103aは、算出した更新電力量をアップデート可否判断機能102に通知する。
消費電力記憶機能104aは、アップデート電力算出機能103aからの指示に基づいて、温度検知機能109が通知した温度データを用いて予め記憶している温度別消費電力データテーブルを参照し、該当する消費電力を特定する。特定して消費電力は、アップデート電力算出機能103aが取得する。
[表1]
表1は、消費電力記憶機能104aに予め記憶されているデータテーブルの例であって、温度検知機能109から通知された温度データに基づいて、それに対応する消費電力を特定する構造を備えるものである。
バッテリー搭載機器1aのように半導体を含む機器は、その周囲温度によって消費電力が増減する。一般的に,周囲温度が高くなると、消費電力が多くなる傾向にある。また、バッテリー搭載機器1aにおいて熱源となる構成が含まれている場合、例えば、バッテリー搭載機器1aが画像形成装置であれば画像形成プロセスによる温度上昇を抑えるために内部空気を排気するファンを備え、画像形成プロセスに応じてファンに回転量を調節することもある。
すなわち、アップデート可否判断機能102は、検知された温度に則した消費電力をアップデート電力算出機能103aから受け取って、アップデート処理の可否の判断をする。したがって、表1に例示したような消費電力テーブルを消費電力記憶機能104に記憶させておくことによって、アップデート処理に必要となる消費電力量を、より正確に算出することができる。
また、温度と、特定の消費電力値を関連付ける構造ではなく、バッテリー搭載機器1が備える構成の違いによって、消費電力値の増加率を関連付ける構造を消費電力テーブルとして、消費電力記憶機能104に記憶させておいてもよい。表2に、バッテリー搭載機器1の構成と、通常の消費電力値に対する増加率と、を関連づけたデータテーブルの例を示す。
[表2]
消費電力記憶機能104aは、アップデート電力算出機能103aの指示により、通知された構成の違い(オプションとして区別される構成)に基づいて、予め記憶している消費電力データテーブルを参照し、特定の消費電力増減値を選択する。この消費電力増減値は、『+D[W]』のように、具体的な数値で表されていてもよいし、『+G[%]』のように、オプションを備えない構成における消費電力値に対する増加割合で表されてもよい。
アップデート電力算出機能103aは、消費電力記憶機能104aから消費電力値の増加率取得した場合、取得した増加率と、予めEPROM110に記憶為れている定格消費電力と、アップデート時間読取機能105から通知されるアップデータ時間を用いて乗算をし、に消費電力量を算出する。この算出した結果を用いて、アップデート可否判断機能102は、バッテリー搭載機器1aのオプションに則した消費電力に基づく、アップデート処理の可否を判断する。
例えば、バッテリー搭載機器1aが画像形成装置であって、無線LANやFAXなどを使用できる機能がオプションとなっている場合など、同じ製品モデルであっても構成が異なる場合がある。このような場合において、オプションの有無によって消費電力が異なる。そこで、表2に示した様なデータテーブルをオプションの搭載パターン毎に消費電力記憶機能104aに記憶させておくことで、そのオプションに応じた消費電力に基づいてアップデート処理の可否を判断できる。したがって、より正確に、アップデート処理に必要となる消費電力量を算出することができ、確実にアップデート処理を実行することが可能となる。
なお、表2のようにオプション別の消費電力の増加率だけではなく、複数の構成とオプションの組み合わせ毎に、表1のようなデータテーブルを個別に記憶しておいてもよい。この場合、バッテリー搭載機器1aの周囲環境条件と、バッテリー搭載機器1aの機能(オプションの種別)に基づいて、消費電力量を算出することができる。
[処理フロー・第二]
次に、本発明に係る電子機器に用いるデータ更新方法について、別の実施形態を説明する。図7に示すように、まず、アップデート要求検知機能108がアップデート要求を検知すれば(S701/Yes)、バッテリー残量検知機能101がアップデート可否判断機能102にバッテリー残量を通知する(S702)。
続いて、アップデータ提供機能200から通知され、アップデート要求検知機能108に保持されているアップデータからアップデート時間読取機能105がアップデータ時間に関するデータを読み取り、アップデート電力算出機能103aに通知する(S703)。
続いて、アップデート電力算出機能103aが、温度センサ170が検知している温度を示す温度データを取得する(S704)。続いて、アップデート電力算出機能103aが、温度データに基づく消費電力値を消費電力記憶機能104aから読み出し、アップデート時間読取機能105から通知された「アップデート処理に要する時間」を用いて、アップデート処理に必要な電力量(更新電力量)を算出する(S705)。
続いて、アップデート可否判断機能102は、更新電力量とバッテリー残量とを比較しバッテリー残量の方が更新電力量よりも大きい値であれば(S706/Yes)、アップデート要求検知機能108に更新実行指示情報を通知する。アップデート要求検知機能108は、更新実行指示情報に基づいて、アップデート要求検知機能108が一時的に保持しているアップデータをRAM120等に展開させ(S707)、ファームウェア更新機能106がEPROM110に記憶されているファームウェアを更新する(S708)。
以上説明したとおり、本実施形態に係る制御部10aが備える各機能において、上記のようにバッテリー搭載機器1の処理動作を制御することで、バッテリー残量を検知し、可能なアップデート処理を確実に行うようにできる。これによって、従来技術に比べて、アップデートの機会をより多く設けることができる。その結果として、バッテリー搭載機器1を利用するユーザーに対して、最新の機能を提供する機会を増やすことができる。
<第三実施形態>
次に、本発明に係る電子機器のさらに別の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るバッテリー搭載機器1bのハードウェア構成を示す図である。第一実施形態、第二実施形態としてすでに説明をしたバッテリー搭載機器1またはバッテリー搭載機器1aと同様の部分については同一の符号を付して詳細な説明は割愛し、異なる部分について詳細に説明する。
図8に示すようにバッテリー搭載機器1bは、バス190を介して消費電力センサ180が接続されている。消費電力センサ180は、バッテリー搭載機器1bの消費電力を検知し、EPROM110に記憶される消費電力値を更新するためのデータを、CPU100に通知するセンサである。
[機能ブロック・第三]
次に、第三実施形態に係るバッテリー搭載機器1bの機能ブロックについて図9を用いて説明する。以下において説明するバッテリー搭載機器1の機能ブロックは、EPROM110に記憶されているプログラムをCPU100が実行することにより実現される制御部10bが備える機能構成である。
図9に示すように、制御部10bは、バッテリー残量検知機能101と、アップデート可否判断機能102と、アップデート電力算出機能103と、消費電力記憶機能104bと、アップデート時間読取機能105と、ファームウェア更新機能106と、アップデータ一時記憶機能107と、アップデート要求検知機能108と、消費電力検知部111と、を有する。
バッテリー残量検知機能101、アップデート可否判断機能102、アップデート電力算出機能103,アップデート時間読取機能105、ファームウェア更新機能106、アップデータ一時記憶機能107、アップデート要求検知機能108、については第一実施形態と同様のものであるから詳細な説明は割愛する。
消費電力検知部111は、消費電力センサ180が検知したバッテリー搭載機器1bの消費電力を消費電力記憶機能104bに通知する。
消費電力記憶機能104bは、消費電力検知部111から通知された消費電力値を更新して記憶する。消費電力記憶機能104bにおいて記憶される消費電力値は、バッテリー搭載機器1の通常の処理における消費電力値であって、常に最新の消費電力値が記憶されることになる。
本実施形態に係るバッテリー搭載機器1bが実行する処理フローは、第一実施形態において説明した処理フローと同様である。異なる点は、更新電力量の算出根拠となる消費電力値が、予め記憶されるものではなく、バッテリー搭載機器1bの動作時に計測された消費電力値を用いることにある。以下、第三実施形態に係る処理フローについて説明するが、第一実施形態においてすでに説明をした処理と同等の処理に関する詳細な説明は省略する。
バッテリー搭載機器1bにおいて、接続された操作部のバックライトの輝度や、USBメモリやマウスポインタの接続等が異なる(構成が異なる)と、その消費電力は異なるものになる。また、バッテリー搭載機器1bを継続的に使用することで、その動作特性が経時的に変化することもあり、これのような動作特性によってもバッテリー搭載機器1aの消費電力は、予め記憶させた物と異なることがある。すなわち、バッテリー搭載機器1aは、消費電力が常に一定のまま継続するわけではなく変化するものである。そこで、本実施形態のように、消費電力を検知して更新することで、更新処理の可否の判断の精度を高めることができる。
<第四実施形態>
次に、本発明に係る電子機器のさらに別の実施形態について説明する。図10は、第四実施形態において説明をしたバッテリー搭載機器1のハードウェア構成および機能構成において、アップデート処理の可否判定処理の別の例を示すフローチャートである。以下、第四実施形態の説明において、ハードウェア構成と機能構成の説明は省略する。なお、以下において説明する処理フローは、第二実施形態に係るバッテリー搭載機器1a、第三実施形態に係るバッテリー搭載機器1bにおいても適用可能なものである。
[処理フロー・第四]
本実施形態に係る処理フローについて図10を用いて説明する。近年の電子機器においては機種やシステムを問わず、OSなど一般的なアップデートデータの更新を求められることも考えられる。これらのアップデートデータにおいてはアップデート時間情報2111が含まれていないことが考えられる。そのような場合であっても、バッテリー残量がある決められた一定値以上(例えば70%や100%など)であれば更新を行う、という判断をしても、バッテリー搭載機器1のアップデート処理は確実に行うことができる。
まず、すでに説明をしたアップデート要求検知機能108がアップデータ提供機能200からのアップデート要求を検知したか否かを判定する処理を実行する(S1001)。アップデート要求が検知されるまで処理はループする(S1001/No)。アップデート要求検知機能108がアップデート要求を検知すれば(S1001/Yes)、バッテリー残量検知機能101がバッテリーI/F140を介してバッテリー160におけるバッテリー残量を検知し、アップデート可否判断機能102にバッテリー残量を通知する(S1002)。
続いて、アップデート時間読取機能105がアップデータ提供機能200から通知され、アップデート要求検知機能108に保持されているアップデータからアップデート時間情報2111を読み取れるか否かを判定する(S1003)。アップデート時間情報を読み取れれば(S1003/Yes)、アップデート時間読取機能は、アップデート時間情報2111をアップデート電力算出機能103に通知する(S1004)。
この場合、アップデート電力算出機能103が、消費電力記憶機能104からバッテリー搭載機器1の動作に要する消費電力値を読み出し、アップデート時間読取機能105から通知された「アップデート処理に要する時間」を用いて、アップデート処理に必要な電力量(更新電力量)を算出する(S1005)。
その後、アップデート可否判断機能102は、更新電力量とバッテリー残量とを比較し、バッテリー残量の方が更新電力量よりも大きい値であれば、アップデート処理は可能であると判定して(S1006/Yes)、アップデート要求検知機能108に対して更新実行指示情報を通知する。アップデート要求検知機能108は、更新実行指示情報に基づいて、アップデート要求検知機能108が一時的に保持しているアップデータをRAM120等に展開するように、アップデータ一時記憶機能107に指示をする(S1007)。その後、アップデータ一時記憶機能107からファームウェア更新機能106に対して、アップデータ一時記憶機能107に展開されたアップデータが通知されて、ファームウェア更新機能106がEPROM110に記憶されているファームウェアを更新する(S1008)。
S1002において、アップデート時間読取機能105がアップデータ提供機能200から通知され、アップデート要求検知機能108に保持されているアップデータからアップデート時間情報2111を読み取ればければ(S1003/No)、アップデート可否判断機能102は、予め規定されている閾値(一定値)とバッテリー残量とを比較し、バッテリー残量の方が更新電力量よりも大きい値であれば、アップデート処理は可能であると判定して(S1009/Yes)、アップデート要求検知機能108に対して更新実行指示情報を通知する。アップデート要求検知機能108は、更新実行指示情報に基づいて、アップデート要求検知機能108が一時的に保持しているアップデータをRAM120等に展開するように、アップデータ一時記憶機能107に指示をする(S1007)。その後、アップデータ一時記憶機能107からファームウェア更新機能106に対して、アップデータ一時記憶機能107に展開されたアップデータが通知されて、ファームウェア更新機能106がEPROM110に記憶されているファームウェアを更新する(S1008)。
以上説明したとおり、第四実施形態に係る処理フローによれば、アップデート時間情報2111を含むアップデータを確実に更新しつつ、一般的なアップデータにも対応できるようになる。
<第五実施形態>
次に、本発明に係る電子機器のさらに別の実施形態について説明する。図11は、第一実施形態において説明をしたバッテリー搭載機器1のハードウェア構成および機能構成において、アップデート処理の可否判定処理の別の例を示すフローチャートである。以下、第五実施形態の説明において、ハードウェア構成と機能構成の説明は省略する。なお、第五実施形態に係る処理フローは、第四実施形態に係る処理フローと同様に、第二実施形態に係るバッテリー搭載機器1a、第三実施形態に係るバッテリー搭載機器1bにおいても適用可能なものである。
[処理フロー・第五]
本実施形態に係る処理フローについて図11を用いて説明する。バッテリー搭載機器1のように、バッテリーを搭載している電子機器はモバイルを想定されている場合も多い。その際、外出先で使用するためには十分な充電量が確保されていることが望ましく、アップデート処理が必要になった時点で、自動的に当該処理を開始するか否かの設定をユーザーが選択できることが望ましい。
まず、すでに説明をしたアップデート要求検知機能108がアップデータ提供機能200からのアップデート要求を検知したか否かを判定する処理を実行する(S1101)。アップデート要求が検知されるまで処理はループする(S1101/No)。アップデート要求検知機能108がアップデート要求を検知すれば(S1101/Yes)、自動アップデートを「有効」とする設定が予めなされているか否かの判定を行う(S1102)。
自動アップデートが「有効」になっていなければ、アップデート要求を検知したまま処理はループする(S1102/NO)。自動アップデートが「有効」になっていれば(S1102/Yes)、バッテリー残量検知機能101がバッテリーI/F140を介してバッテリー160におけるバッテリー残量を検知し、アップデート可否判断機能102にバッテリー残量を通知する(S1103)。
その後実行される、S1104〜S1109の処理は、第一実施形態に係るS302〜S307と同様である。
第五実施形態に係る処理フローによれば、ユーザーがバッテリー搭載機器1の使用予定があるとき、自動アップデート機能を無効にする設定にしておけば、使用予定がないときは自動アップデート機能を有効に切り替えることでアップデート処理が実行される。
以上のように、上記にて説明した各実施形態によれば、アップデートデータのデータ特性に応じて柔軟にバッテリー搭載機器に記憶されたデータのアップデート処理を実行できるので、ユーザーの利便性を向上することができる。
1 バッテリー搭載機器
2 アップデータ提供装置
10 制御部
101 バッテリー残量検知機能
102 アップデート可否判断機能
103 アップデート電力算出機能
104 消費電力記憶機能
105 アップデート時間読取機能
106 ファームウェア更新機能
107 アップデータ一時記憶機能
108 アップデート要求検知機能
109 温度検知機能
111 消費電力検知部
200 アップデータ提供機能
210 アップデートデータ
211 ヘッダ部
212 ボディ部
2111 アップデート時間情報
特開2014−209330号公報

Claims (8)

  1. バッテリーから供給される電力により動作をする電子機器であって、
    当該電子機器の動作を制御する制御部が、
    更新処理の対象となるデータを予め記憶する記憶部と、
    外部の装置からの更新用データの入力を受け付けるデータ入力部と、
    前記更新用データの特性情報に基づき、前記更新処理に要する時間である更新時間を特定する更新時間読取部と、
    前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、
    前記電子機器の消費電力を記憶する消費電力記憶部と、
    前記消費電力と前記更新時間に基づいて前記更新処理の実行に必要となる更新処理電力量を算出する更新電力量算出部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記装置から前記記憶部に記憶された前記データの更新処理が要求されたとき、前記バッテリー残量検知部から取得した前記バッテリーの残量と、前記更新処理電力量とを比較し、
    前記バッテリーの残量が前記更新処理電力量よりも大きい値の場合には、前記更新処理を実行する制御をし、
    前記バッテリーの残量よりも前記更新処理電力量が大きい値の場合には、前記更新処理を実行しない制御を行う、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御部は、前記更新時間読取部において前記更新時間を特定できなかったときは、前記バッテリーの残量と、予め規定する閾値と、を比較し、
    前記バッテリーの残量が前記閾値よりも大きい値の場合には、前記更新処理を実行する制御をし、
    前記バッテリーの残量よりも前記閾値が大きい値の場合には、前記更新処理を実行しない制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記記憶部は、書き換え可能な不揮発性記憶媒体と揮発性記憶媒体とを備え、
    前記制御部は、前記更新用データの更新処理に際し、前記更新用データを前記揮発性記憶媒体に展開した後に、この更新用データを当該揮発性記憶媒体から前記不揮発性記憶媒体に書き込むように制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記電子機器の動作環境温度を検知する温度検知部を備え、
    前記更新電力量算出部は、前記動作環境温度に対応する消費電力と前記更新時間とに基づいて前記更新処理電力量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記更新処理を含む動作時に消費される電力を検知し、前記消費電力記憶部に記憶されている前記消費電力を更新する消費電力検知部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. バッテリーから供給される電力により動作をする電子機器における更新用データを提供するデータ配信サーバーであって、
    前記電子機器は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子機器であり、
    当該電子機器に通知した前記更新処理の要求の応答に基づいて、前記更新用データを配信する、
    ことを特徴とするデータ配信サーバー。
  7. バッテリーから供給される電力により動作をする電子機器であって、当該電子機器の動作を制御する制御部に、更新処理の対象となるデータを予め記憶する記憶部と、外部の装置からの更新用データの入力を受け付けるデータ入力部と、前記更新用データの特性情報に基づき、前記更新処理に要する時間である更新時間を特定する更新時間読取部と、前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、前記電子機器の消費電力を記憶する消費電力記憶部と、前記消費電力と前記更新時間に基づいて前記更新処理の実行に必要となる更新処理電力量を算出する更新電力量算出部と、が含まれる電子機器におけるデータ更新方法であって、
    前記制御部が、
    前記装置からの前記記憶部に記憶された前記データに対する更新処理の要求を検知し、
    前記バッテリー残量検知部から前記バッテリーの残量を取得し、
    前記装置から取得した前記更新用データに基づいて更新処理電力量を算出し、
    前記バッテリーの残量と前記更新処理電力量とを比較し、
    前記バッテリーの残量が前記更新処理電力量よりも大きい場合には、前記更新処理を実行する制御をし、
    前記バッテリーの残量よりも前記更新処理電力量が大きい場合には、前記更新処理を実行しない制御をする、
    ことを特徴とする電子機器に用いるデータ更新方法。
  8. バッテリーから供給される電力により動作をする電子機器におけるデータ更新処理に用いられるデータ構造であって、
    前記データ更新処理を前記電子機器が実行するときに要する処理時間を示すデータを含む特性情報と、
    前記電子機器の動作に用いられるデータを更新するための更新情報と、を含み、
    前記電子機器の制御部が、
    前記特性情報を読み取り、
    前記特性情報に基づいて前記データ更新処理に要する処理時間を特定し、
    前記処理時間に基づいて、前記データ更新処理に要する消費電力量を算出し、
    前記消費電力量と前記バッテリーの残量とを比較することで、前記データ更新処理の可否を判断する、
    制御処理に用いられる電子機器の更新用データのデータ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111598589A (zh) * 2020-05-20 2020-08-28 闻泰通讯股份有限公司 电子设备检测方法、装置、存储介质和电子设备
CN112416371A (zh) * 2020-10-19 2021-02-26 东风汽车集团有限公司 车载系统的远程升级方法、装置、系统及存储介质

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