JP2019123584A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の欄干よりも、給電ケーブルの配線作業を効率よく行える構成とした、乗客コンベアの欄干を提供する。【解決手段】欄干パネル21に固定された取付部材28を介して欄干パネル21に取り付けられた照明器具34を備え、照明器具34は、庇部521を有し取付部材28に取り付けられたランプシェード52と、庇部521の下側に設けられ、ランプシェード52下方を照明するランプユニット38と、ランプユニット38に給電するための給電ケーブル48とを含み、給電ケーブル48は取付部材28の周面に沿わせて保持されており、ランプシェード52が取付部材28に取り付けられていない状態で、無端搬送体の踏面に立った作業者が、欄干パネル21に固定された取付部材28の直上または欄干パネル21越しに覗いた上方から視認できる保持位置に給電ケーブル48が保持されてなる構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベアの欄干に関し、特に、照明器具を備えた欄干に関する。
乗客コンベア、例えば、エスカレータでは、環状に連結されて循環走行する踏段の両側に、踏段の走行方向に沿って列設されてなる複数の欄干パネルを構成部材とする欄干が設置されている。この欄干パネルには、近年においてデザイン性が重視される中、ガラス製のものが多く用いられている。さらには、エスカレータのインテリア性を高めるため、欄干パネルに照明器具が取り付けられた欄干も多く見受けられる。
前記照明器具は、ランプユニット、ランプシェード、および前記ランプユニットに給電するための給電ケーブルを含み、例えば、以下のような態様で欄干パネルに取り付けられている。欄干パネルの上端縁部に長尺のブロック体からなる取付部材が固定されている。取付部材は、横断面がコ字状をした溝部を有し、当該溝部が前記上端縁部に嵌入されて欄干パネルに固定されている。取付部材の前記踏段が存する側とは反対側の側面にはブラケットが取り付けられており、当該ブラケットに前記ランプユニットが保持されている。
取付部材の上面には、金属板体からなるランプシェードが当該上面にその一部が重ねられて取り付けられている。ランプシェードは、前記上面に重ねられた部分から前記ランプユニット上方を覆うように延出された庇部を有する。
そして、給電ケーブルは、ランプシェードの前記庇部の下面側に取り付けられた保持部材によって保持されて配線されている。
特開2000−233885号公報
ところで、上記した構成を有するエスカレータの欄干を設置する際における、上記給電ケーブルの配線作業は、走行停止状態の踏段の踏面に立った作業者によってなされる。この場合、前記保持部材が庇部の下面側に取り付けられている関係上、当該保持部材に給電ケーブルを保持させるため、作業者は、欄干パネルから身を乗り出してランプシェードの庇部の下面側を覗き込むといった不安定な姿勢で作業をするか、または、手探り状態で作業をするかのいずれかを強いられるため、その作業効率が非常に悪いものとなっている。
なお、上記した課題は、エスカレータに限らず、他の乗客コンベアである動く歩道にも共通する場合がある。すなわち、水平方向に乗客を搬送する動く歩道が、建物の壁面に近接して設置される場合である。壁面側の欄干を設置する際には、当該壁面が障害となるため、欄干パネルから身を乗り出してランプシェードの庇部の下面側を覗き込むことができず、手探り状態で作業をするしかないためである。
本発明は、上記した課題に鑑み、上記した従来の欄干よりも、給電ケーブルの配線作業を効率よく行える構成とした、乗客コンベアの欄干を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る、乗客コンベアの欄干は、循環走行して踏面に乗った乗客を搬送する無端搬送体の走行路を含む乗客の通路に沿って立設された欄干パネルと、長手方向に溝部を有する長尺のブロック体からなり、前記溝部が前記欄干パネルの上端縁部に嵌入されて当該欄干パネルに固定された取付部材と、前記取付部材を介して前記欄干パネルに取り付けられた照明器具と、を備え、前記照明器具は、前記取付部材に一部が重ねられて取り付けられ、重ねられた部分から前記無端搬送体の存する側とは反対側に張り出した庇部を有するランプシェードと、前記庇部の下側に設けられ、前記ランプシェード下方を照明するランプユニットと、前記上端縁部に沿って配線され、前記ランプユニットに給電するための給電ケーブルと、を含み、前記給電ケーブルは前記取付部材の周面に沿わせて保持されており、前記ランプシェードが前記取付部材に取り付けられていない状態で、走行停止中の前記無端搬送体の前記踏面に立った作業者が、前記欄干パネルに固定された前記取付部材の直上または当該欄干パネル越しに覗いた上方から視認できる保持位置に前記給電ケーブルが保持されてなる構成を有することを特徴とする。
また、前記取付部材は前記長手方向に形成された溝状の凹部を有しており、当該凹部に前記給電ケーブルが装入されて保持されていることを特徴とする。
さらに、前記凹部は、第1側壁と第2側壁とでV字状をなし、下方に開口したV溝状をしていて、前記給電ケーブルを、前記第1側壁に押圧して、当該給電ケーブルを当該第1側壁との間で挟持して保持する保持部材を有することを特徴とする。
さらに、また、前記給電ケーブルは、丸形のケーブルであって、前記第1側壁の前記凹部における開口側端縁に、当該第1側壁の壁面からの高さが前記給電ケーブルの径よりも小さな突起が形成されていることを特徴とする。
また、前記保持部材は方形の板体からなり、当該板体の長さ方向における第1端部が、前記第2側壁近傍の、前記取付部材の周面に取り付けられており、前記第1端部から第2端に至る間の押圧領域で、前記給電ケーブルを前記第1側壁に押圧することを特徴とする。
この場合に、前記押圧領域から前記第2端に至る前記板体部分が、前記給電ケーブル側に屈曲されていることを特徴とする。
また、前記凹部の前記第1側壁の壁面は前記欄干パネルの主面に平行であり、当該凹部は前記主面とは反対側に開口していることを特徴とする。
上記の構成からなる乗客コンベアの欄干によれば、前記給電ケーブルが前記取付部材の周面に沿わせて保持されているため、前記ランプシェードが前記取付部材に取り付けられていない状態で前記給電ケーブルの配線作業が可能となる。
しかも、前記ランプシェードが前記取付部材に取り付けられていない状態で、走行停止中の前記無端搬送体の前記踏面に立った作業者が、前記欄干パネルに固定された前記取付部材の直上または当該欄干パネル越しに覗いた上方から視認できる保持位置に前記給電ケーブルが保持されてなる構成を有するので、ランプシェードの庇部の下面側に取り付けられた保持部材によって給電ケーブルが保持されてなる構成のため、作業者が、欄干パネルから身を乗り出してランプシェードの庇部の下面側を覗き込むといった不安定な姿勢で作業をするか、または、手探り状態で作業をするかのいずれかを強いられる従来の欄干構成と比較して、給電ケーブルの配線作業を効率よく行うことができる。
(a)はエスカレータの概略構成を示す平面図であり、(b)は同側面図である。 (a)は、上記エスカレータの実施形態1に係る欄干を図1(b)におけるA−A線で切断した上端部部分を示す図であり、(b)は欄干の構成部材である取付部材の斜視図である。 欄干の上端部およびその付近を、一部構成部材を省略して側方から見た図である。 上記欄干パネルに設けられているランプユニット列の構成を示す図である。 (a)は、上記ランプユニット列に給電するための給電ケーブルの配線作業を説明するための図であり、(b)は、実施形態1の変形例1に係る欄干の一部断面図である。 (a)は実施形態1の変形例2に係る欄干の一部断面図であり、(b)は同変形例3に係る欄干の一部断面図である。 (a)は実施形態2に係る欄干の一部断面図であり、(b)は実施形態2の変形例に係る欄干の一部断面図である。 実施形態3に係る欄干の一部断面図である。 (a)は実施形態4に係る欄干の一部断面図であり、(b)は実施形態4の変形例に係る欄干の一部断面図である。
以下、本発明に係る乗客コンベアの欄干の実施形態について、エスカレータの欄干を例にとり、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図において、煩雑さを避けるため、断面であっても、ハッチングを省略している箇所がある。
<エスカレータの全体構成>
図1に示すように、エスカレータ10は、環状に連結されて循環走行し、踏面12Aに乗った乗客を搬送する無端搬送体である複数の踏段12を有する。踏段12の走行路および上下の昇降口を含む乗客の通路PWの両側には、欄干14,16が設置されている。
欄干14,16の各々は、通路PWに沿って立設された複数の欄干パネル11,13,15,17,19,21,23,25を有する(図1において、欄干パネルは、片側の欄干14を構成する欄干パネルのみに符号を付している。)。欄干パネル11,…,25の各々は、例えば、ガラス製であり、透光性を有している。ここで、複数の欄干パネル11,…,25の内、列設方向において両端部に設けられた端部欄干パネルを特に区別する必要がある場合、当該端部欄干パネルを「ニューエルパネル11,25」と称し、ニューエルパネル11,25以外の欄干パネルを「中間パネル13,…,23」と称することとする。ニューエルパネル11,25の各々は、図1(b)から分かるように、水平方向に張り出した半円状端部を有する。
欄干パネル11,…,25の外周には、ガイドレール56(図2(a)を参照)に案内され、踏段12と同じ向きに同じ速度で循環走行する無端ベルト状をした移動手摺18,20がそれぞれ設けられている。ガイドレール56に案内される移動手摺18,20は、欄干パネル11,…,25の上部縁辺部に沿って走行する区間(乗客が掴む区間)では、水平方向に走行した後、カーブして直線的に斜行し、またカーブして再び水平方向に走行する。水平方向に走行した移動手摺18,20は、一方のニューエルパネルの半円状端部に沿って走行方向を反転した後、他方のニューエルパネルへと走行する。ここで、図1(b)に示す通り、移動手摺18,20が上記水平方向に走行する区間を「水平区間H1、H2」、斜行する区間を「斜行区間S」、上記反転する区間を「反転区間R1、R2」と称することとする。
踏段12および移動手摺18,20は、機械室22に設置されたモータ24を動力源とし、不図示の動力伝達機構を介して駆動される。機械室22には、また、モータ24へ給電すると共に、モータ24を制御する制御盤26が設けられている。制御盤26は、後述するランプユニット列50へも給電ケーブル48(図3、図4)を介して給電する。
エスカレータ10は、例えば、建築物内の階下のフロアDSと階上のフロアUSとの間に架け渡されて設置されている。エスカレータ10は、踏段12の走行の向きが切り替えられて、昇り用あるいは下り用として用いられ、踏段12の踏面12Aに乗った乗客が、階下のフロアDSから階上のフロアUS、あるいは階上のフロアUSから階下のフロアDSへと搬送される。
次に、欄干14,16について説明する。欄干14と欄干16とは、通路PWを挟んで対称的に設置されており、基本的には、同じ構成を有している。よって、欄干14を代表に説明し、欄干16についての説明は省略することとする。
<実施形態1>
図2(a)は、欄干14を図1(b)におけるA−A線で切断した上端部部分を示す図であり、図2(b)は後述する取付部材28の一部の斜視図である。また、図3は、中間パネル21(図1)およびその上端部付近を側方から見た図であり、左半分は後述するランプシェード52およびランプシェード52よりも上側に取り付けられた構成部材を省略した図である。右半分において、給電ケーブル48Bの図示は省略している。また、図3において、後述するランプユニット38およびランプカバー54の図示は省略している。
欄干14を構成する欄干パネル11,…,25(図1)の各々は、その下部縁辺部が、通路PWに沿って設置された、複数台の固定器具(不図示)によってトラス(不図示)に固定されている。
一方、欄干パネル11,…,25の上端縁部には、被固定部材である取付部材28が複数本、列を成して固定され(図3)、取付部材28を介して照明器具34が取り付けられている(図2(a))。
照明器具34は、ランプシェード52、ランプユニット38、および給電ケーブル48を含む。
取付部材28は、アルミニウムの押出形材からなる長尺のブロック体からなり(図2(b))、上述したように、欄干パネル11,…,25の縁辺部に沿って、その複数本が間隔を空けて列設されている(図3)。取付部材28は、移動手摺18が斜行する区間においては、直線状をしたものが、カーブする区間では、当該カーブに合わせた湾曲部分を有するものが用いられるが、いずれも横断面は略同じ形状をしている。
取付部材28は、図2に示すように、長手方向に形成された「コ」字状の横断面をした溝部281を有する。取付部材28は、溝部281が欄干パネル21の上端縁部にゴムシート30を介して嵌入されている。溝部281の通路PW側の側壁281Aとゴムシート30との間には、細長い圧接板32が挟み込まれている。取付部材28には、通路PW側側面28Aから側壁281Aまで貫通するねじ穴(不図示)が形成されており、当該ねじ穴には、通路PW側から不図示の雄ねじが螺合している。そして、当該雄ねじが締めつけられ、その先端で圧接板32を欄干パネル21に向かって押圧することにより、欄干パネル21が取付部材28に固定されている。
取付部材28において、通路PWとは反対側の側面28Bには、長手方向にT溝283が形成されている。T溝283には、複数のブラケット36が取り付けられている。ブラケット36は、T溝283に嵌まる凸部(図には現れていない)を有しており、当該凸部がT溝283に嵌められ、T溝283の長さ方向にスライド自在に取り付けられている。
ブラケット36には、ランプユニット38,(40)が取り付けられている。図4に示すように、ランプユニット38,40は、帯状をした実装基板38A,40Aと実装基板38A,40Aの一方の主面に設けられた複数個のLED42とを有する。複数個のLED42は、実装基板38A,40Aそれぞれの長手方向に列設され、電気的に直列接続されている。実装基板38Aの長手方向両端部と実装基板40Aの一端部には、他のランプユニットまたは後述する給電ケーブル48と接続するための雄型端子44と雌型端子46の一組が設けられている。
図4に示す隣接するランプユニット38,40同士を対応する雄型端子44と雌型端子46で接続すると、複数のランプユニット38およびランプユニット40を構成する全てのLED42が電気的に直列接続される。ここで、上記のように雄型端子44と雌型端子46で接続された複数のランプユニット38およびランプユニット40をランプユニット列50と称することとする。
ランプユニット列50に、図4の紙面に対し右端のランプユニット38における右端部側の雄型端子44と雌型端子46から直流電力を給電すると複数のランプユニット38およびランプユニット40を構成する全てのLED42が点灯する。本実施形態では、片方の欄干14に対し、2つのランプユニット列50が設けられている。
図1に戻り、二つのランプユニット列50は、移動手摺18の上記両水平方向H1、H2、斜行区間Sに沿って配されている。一方のランプユニット列50は、水平区間H1から斜行区間Sの上半分領域に対応させ、もう一方のランプユニット列50は、斜行区間Sの下半分領域から水平区間H2に対応させて、それぞれ配されている(図1おいて、ランプユニット列の図示は省略している。)。
ここで、ランプユニット列50を配置位置で区別する場合は、水平区間H1から斜行区間Sの上半分領域に設けた方を「上側ランプユニット列50A」、斜行区間Sの下半分領域から水平区間H2に設けた方を「下側ランプユニット列50B」と称することとする。上側ランプユニット列50A、下側ランプユニット列50Bのいずれも、給電ケーブル48と接続される雄型端子44、雌型端子46が設けられている端部を上側(制御盤26に近い側)に向けて、それぞれ配されている。
上側ランプユニット列50Aと下側ランプユニット列50Bには、それぞれに設けられた給電ケーブル48を介して、制御盤26から給電される。ここで、接続されるランプユニット列50によって給電ケーブル48を区別する場合、上側ランプユニット列50Aと接続される方を給電ケーブル48Aとし、下側ランプユニット列50Bと接続される方を給電ケーブル48Bとする。給電ケーブル48には、例えば、導線がビニル被覆されてなる丸形のケーブルが用いられる。
取付部材28には、また、図2に示すように、第1の側壁282Aと第2の側壁282Bとで内角が90度のV字状をなした横断面を有する溝状の凹部282が長手方向に形成されている。第1の側壁282Aは欄干パネル21の主面に平行であり、第2の側壁282Bは前記主面に垂直であって、凹部282は、前記主面とは反対側に開口している。
凹部282において、給電ケーブル48Bが保持されているのであるが、このことについては後で詳述することとする。
取付部材28には、ランプシェード52が取り付けられている。ランプシェード52は、角筒体の一側壁の一部が全長に亘って開口されてなる金属製の板体であって、図2(a)に示すように、横断面が略「コ」字状をした長尺部材である。ランプシェード52は、金属板体を板金加工したものであり、当該金属には、例えば、鉄鋼材料(例えば、ステンレス鋼)が用いられる。
ランプシェード52は、その開口部が、図2(a)に示すように、欄干パネル21の上端部に向けられ、その一部が取付部材28に重ねられて、取付部材28に取り付けられている。
ランプシェード52は、取付部材28に重ねられた部分から、踏段12が存する通路PW側とは反対側に大きく張り出した庇部521を有しており、庇部521の下側にランプユニット38(ランプユニット列50)が組み込まれている。
ランプシェード52の通路PW側とは反対側の端部と取付部材28との間の開口部には、ランプユニット38を覆うように、合成樹脂からなる半透明のランプカバー54が設けられている。
一本のランプシェード52は、一本の取付部材28よりも長く、複数本の取付部材28に亘って、一本のランプシェード52が取り付けられている。これにより、隣接する取付部材28は、両者に取り付けられたランプシェード52によって連結されていることになる。
ランプシェード52は、移動手摺18が直線的に斜行する区間では、ストレートのものが、移動手摺18がカーブする区間では、当該カーブに合わせて湾曲されたものが用いられるが、いずれも同様の横断面形状をしている。ランプシェード52は、複数本が長手方向における端面同士を突き合わせた形で列設されている。このように列設されたランプシェード列における両端部のランプシェード52は、ニューエルパネル11,25(図1)の半円状端部に設置されている。ここで、ニューエルパネル11,25の半円弧状端部に設置されたランプシェードを「端部シェード」と称することとする。
なお、列設されたランプシェードにおいて、ランプユニット38、(40)は、上述した通り、水平区間H1〜斜行区間S〜水平区間H2に対応させて設置されている。ニューエルパネル11,25の半円状端部(反転区間R1、R2に対応する領域)には設置されていない。したがって、前記端部シェードには、ランプカバー54は取り付けられていない。このため、当該端部シェードの開口部は、ランプカバー54に代えて、端部シェードと同じ材質で作成された板体からなる蓋体(不図示)で閉塞されている。よって、端部シェード内面、蓋体、および取付部材28の側面で囲まれた領域は、トンネル状の空間(不図示)を成している。このトンネル状の空間は、後述するように、制御盤26から上側ランプユニット列50A、下側ランプユニット列50Bの各々に給電する給電ケーブル48の配線ダクト(不図示)として利用される。
取付部材28上部には、図2(a)に示すように、ランプシェード52を介してガイドレール56が固定されている。ガイドレール56は、例えば、ステンレス鋼板を板金加工して作製されたものである。ガイドレール56は、取付部材28上面に対応する底板部56Aを有し、底板部56Aがスポット溶接(不図示)等によりランプシェード52に接合されている。ガイドレール56は、また、底板部56Aの両端縁から上方へ立ち上がった縦板部56B,56Cと、縦板部56B,56Cの上端から外方へ張り出したフランジ部56D,56Eを有する。
ガイドレール56において、両フランジ部56D,56Eに移動手摺18が取り付けられている。
続いて、ランプユニット列50に給電するための給電ケーブル48の配線経路について説明する。給電ケーブル48Aは、制御盤26から前記配線ダクトを経由して配線され、図1に示す、反転区間R1と水平区間H1の境界付近で、上側ランプユニット列50Aに接続される。当該配線ダクト内には、ランプユニット38、40が設けられておらず、また、配線ダクト内部は、外部からは視認されないため、給電ケーブル48Aは、配線ダクト内では特に保持されることなく(拘束されることなく)配線されている。
給電ケーブル48Bは、前記配線ダクトを経由し、斜行区間Sの中程まで配線され、当該中程付近で下側ランプユニット列50Bに接続される。給電ケーブル48Bは、前記配線ダクト内では、給電ケーブル48Aと同様の理由で、保持されることなく配線されている。しかし、水平区間H1および斜行区間Sの上半分領域では、上側ランプユニット列50Aが設けられているため、給電ケーブル48Bは、上側ランプユニット列50Aによる照明の邪魔にならない位置(ランプユニット38,40からの光を不用意に遮らない位置)に保持する必要がある。
このため、給電ケーブル48Bは、図2(a)に示すように、取付部材28の凹部282に装入されて保持されている。
給電ケーブル48Bが凹部282に装入された状態を保持するため、保持部材58が設けられている。保持部材58は、例えば、図2(a)、図3に示すように、方形の板体からなる。当該板体には、例えば、金属板(例えば、ステンレス鋼板)が用いられる。
保持部材58の一端部には、ボルト挿通孔(符号を付さず)が開設されている。T溝283には、ブラケット36の前記凸部(不図示)以外に、ボルト60の頭部が嵌められていて、ボルト60がT溝283の長さ方向にスライド自在に取り付けられている。
T溝283に取り付けられたボルト60に、図2(a)に示すように、保持部材58の前記ボルト挿通孔が挿通された上で、ボルト60にナット62が螺合され、ナット62を締め付けることで、保持部材58が取付部材28に固定されている。
固定された状態で、保持部材58の第1の側壁282Aからの高さ(距離)は、給電ケーブル48の径よりも若干短くなっている。よって、保持部材58が取り付けられている位置で、給電ケーブル48を凹部282に装入する際には、下方から第2の側壁282Bに向かって押し込むことになる。押し込まれた状態で、保持部材58が、第1の側壁282Aから遠ざかる向きに、弾性的に僅かに撓むと共に、給電ケーブル48が僅かに弾性変形する。このため、保持部材58と給電ケーブル48の復元力によって、結果的に、保持部材58が給電ケーブル48を第1の側壁282Aに押圧する。これにより、保持部材58は、第1の側壁282Aとの間で給電ケーブル48を挟持して保持することとなる。
保持部材58によって、給電ケーブル48は、取付部材28の周面に沿わせて(本例では、取付部材28の周面の一部である第1の側壁282Aの壁面に沿わせて)保持されている。
上記のように、保持部材58は、第1の側壁282Aとで給電ケーブル48を挟持するのであるが、給電ケーブル48の下方への脱落を防止するため、第1の側壁282Aの凹部282における開口側端縁に、第1の側壁282Aからの高さが給電ケーブル48の径よりも小さな突起282Cが設けられている。突起282Cを設けることで、突起282Cが給電ケーブル48の下方への移動の障害となるため、下方への脱落が防止される。なお、取付部材28の上記した製法上の理由から、突起282Cは取付部材28の全長に亘って形成されているが、給電ケーブル48の脱落を防止する目的のためには、全長に亘る必要は無く、少なくとも保持部材58に対応する位置に形成されていれば足りる。
保持部材58は、図3に示すように、取付部材28の長手方向に間隔を空けて1本の取付部材28当たり複数個(本例では2個)固定されている。なお、取付部材28の長さによっては、取付部材28の1本当たりに固定する保持部材58の個数は1個でも構わない。
給電ケーブル48の配線作業(取付部材28への取付作業)は、取付部材28が欄干パネル11,…,25へ固定された後、取付部材28へランプシェード52を取り付ける前、すなわち、取付部材28にランプシェード52が取り付けられていない状態で行われる。
この際、少なくとも斜行区間Sに対応する箇所の配線作業は、作業者が踏面12Aに立ち、通路PW側から行わざるを得ない。この場合、図5(a)に一点鎖線で示す、給電ケーブル48の最終的な保持位置は、踏面12Aに立った作業者が、欄干パネル21から少し乗り出すだけで、欄干パネル21越しに取付部材28よりも上から(取付部材28の上方から)覗くことができる(このときの視線E1を破線の矢印で示す。)。
よって、二点鎖線で示すランプシェードが取付部材に固定された後に配線せざるを得ないため、作業者が、欄干パネルから身を乗り出してランプシェードの庇部の下面側を覗き込むといった不安定な姿勢で作業をするか、または、手探り状態で作業をするかのいずれかを強いられる上述した従来の欄干構成と比較して、本実施形態の欄干構成の方が、給電ケーブル48の配線作業を効率よく行うことができる。
(変形例1)
図5(b)に実施形態1の変形例1を示す。変形例1は保持部材が異なる以外は、上記した実施形態1と同様の構成である。よって、図5(b)において、図2(a)と同様の構成については同じ符号を付して、その説明については省略するか簡単に言及するに止める。以下に記す他の変形例、他の実施形態においても、保持部材および給電ケーブルが装入される凹部のいずれか一方または両方が異なる以外は、基本的に、実施形態1と同様の構成であるので、これらを説明するための図において、図2(a)と同様の構成については同じ符号を付して、その説明については適宜に言及するに止めることとする。
変形例1における保持部材64は、保持部材58(図2、図3)と同様、方形の板体からなり、保持部材58と同じ材料で形成されている。
また、保持部材64は、保持部材58と同様、一端部がボルト60とナット62によって取付部材28の周面(側面28B)に取り付けられている。保持部材64は、前記一端部から他端に至る間の領域(押圧領域)で給電ケーブル48Bを凹部282の第1の側壁282Aに押圧し、第1の側壁282Aとの間で挟持している。また、保持部材64は、前記押圧領域から前記他端に至る部分が、図5(b)に示すように、給電ケーブル48B側に屈曲されている(本例では、「く」字状に屈曲されている。)。
この屈曲部を設けることにより、給電ケーブル48Bの下方への脱落防止が一層図られることとなる。
なお、変形例1において、給電ケーブル48Bを凹部282に装入する際は、ナット62を緩めて、保持部材64の下端を凹部282の第1の側壁282Aから離間させ、給電ケーブル48Bの凹部282への進入スペースを確保することとする。そして、給電ケーブル48Bを凹部282へ進入させた後、ナット62を締め付けることとする。
あるいは、ナット62を緩めることなく、凹部282への給電ケーブル48Bの進入を可能にするため、保持部材64の材質と厚みを適宜設定し、厚み方向の可撓性を十分に持たせるようにしても構わない。これにより、保持部材64の下端を第1の側壁282Aから遠ざかる向きに指で引っ張って保持部材64を撓ませることにより、給電ケーブル48Bの凹部282への進入が可能になる。進入後に指を離せば、保持部材64は図5(b)に示す状態に復元する。
(変形例2)
図6(a)に示す変形例2では、変形例1よりも保持部材66を撓ませ易くしている。このために、方形の板体からなる保持部材66の長手方向における中間部分を、図6(a)に示すように、「く」字状に屈曲させており、当該屈曲部66Aから下方に向けてストレート部66Bが延出された構成としている。
上記構成によれば、取付部材68の凹部682に給電ケーブル48Bを装入するため保持部材66を撓ませる際、ストレート部66Bに指の腹をかけて引っ張ることができるため、変形例1のように、保持部材64の先端(下端)に指を引っかけて引っ張る場合と比較して、保持部材66を撓ませ易くなっている。これにより、給電ケーブル48Bの配線作業の効率が向上する。
(変形例3)
図6(b)に示す変形例3では、変形例1(図5(b))と比較して、給電ケーブル48Bの配線作業における作業者の欄干パネル21からの乗り出し量を低減している。このために、取付部材70の凹部702における第1の側壁702Aを、変形例1(図5(b))よりも下方へ延長すると共に、保持部材72もこれに合わせて、下方へ延長したものとしている。
上記構成によれば、給電ケーブル48Bの保持位置が、変形例1の場合よりも、下方へ下がることとなる。これにより、踏面12Aに立った作業者が、欄干パネル21越しに給電ケーブル48Bの保持位置を目視する際の視線E2の方向が視線E1(図5(a))よりも、鉛直方向に近づく。このため、前記作業者の欄干パネル21からの乗り出し量が低減される。
<実施形態2>
実施形態1およびその変形例1、2、3では、給電ケーブル48Bを装入する凹部282、682、702は、全て、(斜め)下方に開口していたが、実施形態2では、図7(a)に示すように、取付部材74の凹部742は、(斜め)上方に開口させている。
保持部材76は、実施形態1の保持部材58(図2(a))と同じ構成であるが、凹部742に合わせて、取付部材74への取付の向きを変えている。すなわち、保持部材58(図2(a))は、ボルト60、ナット62による取付部材28への固定端部に対し、給電ケーブル48Bを第1の側壁282Aへ押圧する押圧領域が下側になるように取付られていたが、保持部材76は、ボルト60、ナット62による取付部材74への固定端部に対し、給電ケーブル28Bを第1の側壁742Aへ押圧する押圧領域が上側になるよう取付られている。
上記構成によれば、給電ケーブル48Bの保持位置が、取付部材74の直上から視認できるため、変形例3よりも、給電ケーブル48Bの配線作業における作業者の欄干パネル21からの乗り出し量が一層低減される。これにより、給電ケーブル48Bの配線作業の効率化が図られる。
(変形例)
実施形態2では、給電ケーブル48Bの凹部742における保持状態を維持するため、保持部材76を用いたが、図7(b)に示す変形例では、これを用いることなく、給電ケーブル48Bの保持状態を維持することとしている。
変形例における取付部材78の凹部782は、実施形態2と同様、(斜め)上方に開口しており、第1の側壁782Aと第2の側壁782Bとが90度を成すV溝状をしている。図7(b)に示すように、第1の側壁782Aは垂直方向であり(欄干パネル21の主面と平行)、第2の側壁782Bは水平方向(欄干パネル21に主面に垂直)である。第2の側壁782Bの凹部782における開口側端縁に、第2の側壁782Bの壁面から立ち上がった突起782Cが設けられている。突起782Cは、取付部材78の全長に亘って形成されている。突起782Cの前記壁面からの高さは、第1の側壁782Aの前記壁面からの高さとの差が、少なくとも給電ケーブル48の径よりも短く設定されている。
上記の構成において、取付部材78への給電ケーブル48Bの配線作業は、これまでの実施形態や変形例と同様、ランプシェード52を取付部材78へ取り付ける前に行う。
この際、作業者は、給電ケーブル48Bを第2の側壁782Bの壁面に沿わせて配線する。この場合の給電ケーブル48の保持位置が取付部材78の直上から視認できるのは、実施形態2と同様である。
配線中は、突起782Cを設けていることにより、配線済みの給電ケーブル48B部分の凹部782からの脱落を防止することができる。また、配線が終了し、ランプシェード52が取付部材78に取り付けた後は、突起782Cの前記高さが上述したように設定されているため(すなわち、突起782C上端とランプシェード52内面との間の上下方向における距離が給電ケーブル48Bの径よりも短く設定されているため)、給電ケーブル48Bが凹部782から脱落するのを防止することができる。
<実施形態3>
実施形態1、実施形態2、およびその変形例は、給電ケーブル48Bを装入する凹部を、斜め上方または斜め下方に開口した構成としたが、実施形態3では、図8に示すように、取付部材80に形成した凹部802を真上に開口した構成としている。
ランプシェード52が取付部材80に取り付けられていない状態で給電ケーブル48Bの配線する場合、作業者は取付部材80の直上から給電ケーブル48Bが保持されることとなる凹部802(保持位置)を視認しながら、給電ケーブル48Bを凹部802に落とし込んでいくことができる。
本例では、給電ケーブル48は、取付部材80の周面の一部である凹部802の底面に沿わせて保持されることとなる。
配線作業が終了して、ランプシェード52が取付部材80に取り付けられると、凹部802の上部開口部はランプシェード52で閉塞されるため、給電ケーブル48Bの凹部802からの離脱防止が図られる。
<実施形態4>
実施形態1−3、およびその変形例では、給電ケーブル48Bを装入する凹部を、上方または下方に開口した構成としたが、実施形態4では、側方に開口する構成としている。
図9(a)に示すように、取付部材82に形成した凹部822を真横に開口した構成としている。
凹部822の第1の側壁822Aと第2の側壁822Bとは水平であり、両者間の距離は、給電ケーブル48Bの径よりも若干短く設定されている。このため、作業者が、給電ケーブル48Bを凹部822に押し込んで装入すると、給電ケーブル48Bは僅かながら弾性変形し、その復元力で第1の側壁822Aと第2の側壁822Bを押圧することとなる。その結果、給電ケーブル48Bと両側壁822A、822Bとの間で生じる摩擦力によって、給電ケーブル48Bの凹部822からの脱落の防止が図られている。
(変形例)
上述した凹部842の第1の側壁822Aと第2の側壁822Bは、水平であったが、変形例においては、図9(b)に示すように、取付部材84に形成した凹部842の第1の側壁842Aと第2の側壁842Bとは、底部842D側端縁から凹部842の開口側端縁に向かって上り坂となる斜面に形成されている。
これにより、凹部842に装入された給電ケーブル48Bには、重力によって、僅かではあるが、底部842Dに向かう力(重力成分)が作用する。このため、実施形態1の場合と比較して、給電ケーブル48Bが凹部842から脱落しにくくなる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態としても構わない。
(1)上記実施形態では、照明器具を構成する光源としてLEDを用いたが、これに限らず、照明器具を構成する光源には蛍光灯または有機ELを用いても構わない。
(2)上記実施形態では、本発明に係る乗客コンベアの欄干を、エスカレータの欄干を例に説明したが、本発明に係る乗客コンベアの欄干は、エスカレータの欄干に限らず、環状に連結された複数のパレットからなる無端搬送体やゴムベルトからなる無端搬送体を循環走行させ、その踏面の乗った乗客を搬送する動く歩道の欄干にも適用可能である。
本発明に係る乗客コンベアの欄干は、例えば、照明器具を備えたエスカレータに好適に利用可能である。
11,13,15,17,19,21,23,25 欄干パネル
28,68,70,74,78,80,82,84 取付部材
34 照明器具
38,40 ランプユニット
48 給電ケーブル
52 ランプシェード

Claims (7)

  1. 循環走行して踏面に乗った乗客を搬送する無端搬送体の走行路を含む乗客の通路に沿って立設された欄干パネルと、
    長手方向に溝部を有する長尺のブロック体からなり、前記溝部が前記欄干パネルの上端縁部に嵌入されて当該欄干パネルに固定された取付部材と、
    前記取付部材を介して前記欄干パネルに取り付けられた照明器具と、
    を備え、
    前記照明器具は、
    前記取付部材に一部が重ねられて取り付けられ、重ねられた部分から前記無端搬送体の存する側とは反対側に張り出した庇部を有するランプシェードと、
    前記庇部の下側に設けられ、前記ランプシェード下方を照明するランプユニットと、
    前記上端縁部に沿って配線され、前記ランプユニットに給電するための給電ケーブルと、
    を含み、
    前記給電ケーブルは前記取付部材の周面に沿わせて保持されており、
    前記ランプシェードが前記取付部材に取り付けられていない状態で、走行停止中の前記無端搬送体の前記踏面に立った作業者が、前記欄干パネルに固定された前記取付部材の直上または当該欄干パネル越しに覗いた上方から視認できる保持位置に前記給電ケーブルが保持されてなる構成を有することを特徴とする乗客コンベアの欄干。
  2. 前記取付部材は前記長手方向に形成された溝状の凹部を有しており、当該凹部に前記給電ケーブルが装入されて保持されていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの欄干。
  3. 前記凹部は、第1側壁と第2側壁とでV字状をなし、下方に開口したV溝状をしていて、
    前記給電ケーブルを、前記第1側壁に押圧して、当該給電ケーブルを当該第1側壁との間で挟持して保持する保持部材を有することを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの欄干。
  4. 前記給電ケーブルは、丸形のケーブルであって、
    前記第1側壁の前記凹部における開口側端縁に、当該第1側壁の壁面からの高さが前記給電ケーブルの径よりも小さな突起が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの欄干。
  5. 前記保持部材は方形の板体からなり、当該板体の長さ方向における第1端部が、前記第2側壁近傍の、前記取付部材の周面に取り付けられており、前記第1端部から第2端に至る間の押圧領域で、前記給電ケーブルを前記第1側壁に押圧することを特徴とする請求項3または4に記載の乗客コンベアの欄干。
  6. 前記押圧領域から前記第2端に至る前記板体部分が、前記給電ケーブル側に屈曲されていることを特徴とする請求項5に記載の乗客コンベアの欄干。
  7. 前記凹部の前記第1側壁の壁面は前記欄干パネルの主面に平行であり、当該凹部は前記主面とは反対側に開口していることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の乗客コンベアの欄干。
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