JP2019123057A - 生産システムおよびそれを用いた部品の組立方法 - Google Patents

生産システムおよびそれを用いた部品の組立方法 Download PDF

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大志 石原
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Abstract

【課題】 複数のロボットセル装置によって構成される生産システムでは、1つのロボットセル装置の作業時間が長くなると、生産システム全体として必要とされる作業時間が、作業工数の数に乗じて長くなるという課題があった。【解決手段】 第一のロボットセル装置と、第二のロボットセル装置とが被組立部品もしくは部品の搬送方向に並んで配置され、被組立部品と組立部品とにより部品を組み立てる生産システムであり、第一のロボットセル装置と第二のロボットセル装置は、架台と、架台上に被組立部品、組立部品もしくは部品を搬送する搬送部と、ハンドを有し、搬送部と対向して配置されたロボットアームを備える。また、第一のロボットセル装置と第二のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域である第一のロボットセル装置の架台上に作業台を備える。また、第一のロボットセルの搬送部と第二のロボットセルの搬送部とを同期させる制御部を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は複数のロボットセル装置を並べた生産システムおよびそれを用いた部品の組立方法に関する。
従来、小型の電子機器等の生産ラインにおける組立作業は、多品種少量生産であることや製品サイクルが短期間であること、といったことから人手による組立作業により行われていた。人手による組立作業においては、例えば、コンベアを取り除きワークを直接人が搬送する人セル生産方式が導入されている。しかし、製品の品質や生産安定性の面から、人セル生産方式をロボットセル生産方式に置き換えることが求められている。人セル生産方式をロボットセル生産方式に置き換えるためには、人セルに比べてロボットセル装置を大きくすることなく、複数台のロボットセル装置を小スペースに配置することが求められている。
例えば、特許文献1には、組立作業と搬送作業を行うロボットセル装置を複数並べた生産システムが開示されている。
特開2012−81582号公報
ここで、複数のロボットセル装置を並べて、いわゆる上流から下流へワークを搬送する生産システムでは、各ロボットセル装置で行われる工程は、行われる作業もしくは用いられる部品がそれぞれの工程によって異なることが多い。そのため、各工程によって、作業に要する時間も異なる。
特許文献1に開示されているような生産システムでは、ロボットセル装置毎に組立工程が行われ、ロボットセル装置間の被組立部品の受け渡しはコンベアや直線ガイド機構かなる搬送部により行われる。そして、各ロボットセル装置の搬送工程は各ロボットセル装置の搬送部を同期させて行われる。そのため、各工程に要する時間は、作業(組立)に要する時間が最も長い工程に合わせて設定される。例えば、4つのロボットセル装置の各工程に要する時間が、30秒、20秒、25秒および40秒であるときは、各工程とも40秒で行うように設定される。すると、この生産システム全体として組立に要する時間は、隣接するロボットセル装置へ搬送する回数がボトルネックとなり、160秒(40秒×4工程)となる。
すなわち、1つのロボットセル装置の組立時間が長くなってしまうと、生産システム全体としての組立時間の総計は、組立工数の数(ロボットセル装置の数)に乗じて長くなってしまうという課題があった。
上記課題を解決する生産システムは、第一のロボットセル装置と、第二のロボットセル装置とが被組立部品もしくは部品の搬送方向に隣り合って並んで配置され、被組立部品と組立部品とにより部品を組み立てる生産システムであって、架台と、前記架台上に前記被組立部品、前記組立部品もしくは前記部品を搬送する搬送部と、前記被組立部品、前記組立部品及び前記部品を把持可能なハンドを有する前記搬送部と対向して配置されたロボットアームと、を備えた前記第一のロボットセル装置および第二のロボットセル装置と、前記第一のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域および前記第二のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域である前記第一のロボットセル装置の架台上に配置された前記被組立部品と前記組立部品との組み付け作業を行う作業台と、前記第一のロボットセルの搬送部と前記第二のロボットセルの搬送部とを同期させて、前記被組立部品もしくは前記部品を搬送させる制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の生産システムによれば、隣り合う2台のロボットセル装置のロボットアームのハンドのいずれもが一方のロボットセル装置に備えられた作業台にアクセス可能である。そのため、この2台のロボットセル装置間においては搬送部を用いなくても、作業台に被組立部品を載置して、ハンドにより被組立部品を移動させることが可能となる。また、2つのロボットセル装置のハンドは各々、別の作業を同時に行うことができる。よって、搬送部による搬送作業間のインターバルを使って、組立に要する時間が短い複数の工程を連動させて行うことができる。その結果、生産システムとして、ロボットセル装置間の搬送部による搬送作業の回数を減ずることが可能になり、生産システム全体としての作業時間の総計を短縮させることが可能となる。
本発明の生産システムの一実施態様を示す斜視概略図である。 本発明のロボットセル装置の一実施態様を示す斜視概略図である。 本発明のロボットセル装置の一実施態様をL字短辺側から見た断面概略図である。 本発明のロボットセル装置の一実施態様を上面から見た平面概略図である。 本発明の生産システムの一実施態様を上面から見た平面概略図である。 本発明の部品の組立方法の一実施態様を示した概略図である。 本発明の部品の組立方法の一実施態様を示したフロー図である。 本発明の生産システムの一実施態様を示したブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
(生産システム)
図1は本発明の生産システム700の一実施態様を示す斜視概略図である。
本発明の生産システム700は、複数のロボットセル装置100a、100b、100cおよび100dが被組立部品もしくは部品の搬送方向に並んだものである。図1において各ロボットセル装置は、搬送部501a、501b、501cおよび501dが一つの直線上に乗るように配置されている。なお、図1において、ロボットセル装置100は4台であるが、ロボットセル装置100はこの数に限定されるものでなく、2台以上であればよい。
ここで、図中の白抜き矢印は被組立部品もしくは部品の搬送方向を示している。図1の左端のロボットセル100a(上流ロボットセル)の部品供給部601aから不図示の部品が供給され、各ロボットセル装置において組み付け等の作業がそれぞれ行われ、右端のロボットセル100d(下流ロボットセル)から完成部品が排出される。なお、上流ロボットセル100aの左側(上流側)に部品投入装置を、下流ロボットセル100dの右側(下流側)に部品排出装置を、それぞれ別途設けた構成でも構わない。
本発明の生産システムは不図示の制御部(以下、統合制御部)を有する。統合制御部は、隣接するロボットセルへの被組立部品の搬送作業と、被組立部品に対する作業とを制御する。ここで被組立部品に対する作業とは、被組立部品に組立部品を組み付ける作業や、被組立部品に対する加工作業のことである。
図2は本発明のロボットセル装置100の一実施態様を示す斜視概略図である。
図2において、ロボットセル装置100は、架台201と、架台上に設けられた6軸多関節のロボットアーム301、作業台401および搬送部501を有する。また、架台201に隣接して設けられた部品供給部601を有する。なお、架台201が天板を有する形状である場合は、ロボットアーム301等の架台上に設けられる各構成部を天板に設けてもよい。
架台201は、上面から見た平面視(平面図)において四角形状に切り欠き部を有する形状であり、L字形状の平面202を有する。図2において、L字短辺203およびL字長辺204は、それぞれ前記L字形状の短辺および長辺を、それぞれ示している。なお形状はL字形状には限定されず、凹字型等であっても構わない。
ロボットアーム301は、作業台401、搬送部501もしくは部品供給部601の部品供給パレット603から部品を搬送し、被組立部品6031と組立部品6032の組み付け作業を行う。また、組み付け作業が終わった被組立部品もしくは部品を作業台401から搬送部501に移動させることができる。
ロボットアーム301は、基端部302と先端部303とを有している。この例においては、ロボットアーム301は多関節ロボットアームであり、基端部302は平面視360度旋回可能に構成されているが、ステージ等により架台平面を2軸に移動可能な形態でも構わない。また、先端部303には、被組立部品、組立部品および部品を把持可能なハンド304が設けられている。ハンド304は力覚センサを備えた汎用のハンドである。ロボットアーム301の基端部302の旋回動作および先端部303を含む各関節部の動作、並びに、ハンド304の把持動作及び把持解除動作は、架台201の内部に設けられた不図示の制御部により制御される。なお、不図示の制御部とは、統合制御部だけではなく、後述する、図8の第一の制御部306cもしくは第二の制御部306bも該当する。
また、図2において、架台の平面202と基端部302との間には、高さ調整手段であるスペーサー305が設けられている。所望の厚さのスペーサー305を設けることにより、後述するハンド304の動作可能な領域の高さを任意に調整することができる。
作業台401は、架台の平面202上に設けられており、被組立部品6031を載置し、被組立部品6031に対して作業を行う場所である。被組立部品に対して行う作業としては、加工作業や、被組立部品6031と組立部品6032との組み付け作業等がある。
図2において作業台401は、搬送部501と、ロボットアーム301および部品供給部601との間に配置されている。ここで、被組立部品6031はハンド304で作業台401上に載置しても良いし、予め、作業台401の上に人手によって載置しても構わない。また、作業台401は被組立部品6031を精度良く載置するために、位置決め機構を有していてもよい。前記位置決め機構の形状および機能は、被組立部品の形状により任意に決定することが可能であり、例えば、ピンやガイド部材を用いることができる。また、作業台401は、スライダー等によって架台の平面202に対して、水平方向および垂直方向に移動する機能を有していても構わない。
搬送部501は、架台の平面202上に設けられており、被組立部品6031もしくは組み立てられた部品を搬送する。
図2において搬送部501は、ロボットアーム301および部品供給部601と対向して配置されている。また、図2における搬送部501は、架台の202上に固定された基台5013と、図中のX軸方向に移動可能な移動部5012と、載置部5011よりなり、例えば、レールとブロックからなるガイド機構を用いることができる。商業的に入手可能なものとしては、LMガイド(登録商標)等がある。載置部5011に載置された被組立部品もしくは部品は、移動体5012を不図示の制御部により制御することにより、X軸方向に搬送され、隣接するロボットセル装置の搬送部に供給させることができる。なお、不図示の制御部とは、統合制御部だけではなく、後述する、図8の第一の制御部306cもしくは第二の制御部306bも該当する。
なお、搬送部501は隣接するロボットセル装置に被組立部品6031、組立部品6032もしくは組み立てられた部品を供給できるのであれば、この構成でなくても構わない。例えば、コンベア等も用いることもできる。
部品供給部601は、パレット昇降手段604とパレット移動手段605とを有する。パレット昇降手段604は、被組立部品6031もしくは組立部品6032が載置された部品供給パレット603を図中のZ軸方向に移動可能とするものである。また、パレット移動手段605は、被組立部品6031もしくは組立部品6032が載置された部品供給パレット603を図中のY軸方向に移動可能とするものである。そのため、部品供給パレット603はパレット移動手段605により図中の+Y軸方向に移動されることにより、架台の平面202のL字切り欠き部に配置することができる。図中において、部品供給パレット603は架台のシャーシ(枠体)上に位置していないが、架台のシャーシ(枠体)上であっても構わない。
ここでパレット移動手段605は、パレット昇降手段604によって図中のZ軸方向に移動可能である。そのため、パレット移動手段605に載置された部品供給パレット603の高さは、ロボットアームのハンド304の高さに応じて任意に調整することも可能である。
部品供給部601は、Z軸下方に被組立部品6031もしくは組立部品6032が載置された部品供給パレット603が、Z軸上方に空の部品供給パレットがそれぞれ配置される。
部品供給パレット603に載置された部品がロボットアームのハンド304により作業台401等に移動され、部品供給パレット603が空になると、パレット移動手段605により部品供給パレット603は−Y軸方向に移動される。そして、空の部品供給パレットは、パレット昇降手段604によりパレット移動手段605より高い位置に配置される。
図3は、本発明のロボットセル装置100を架台のL字短辺203側から見た断面概略図である。この図においては、ロボットアーム301のハンド304は、部品供給パレット603から組立部品6032を把持しようとしている。
ここで、ロボットアーム301が部品供給パレット603から組立部品6032を取り出す時のハンド304の先端位置の高さを、部品取り出し高さh1とする。この図においては、組立部品6032の下底面が部品供給パレット603の上底面と接している位置が部品取り出し高さh1である。なお、部品取り出し高さh1は、部品供給装置601のパレット昇降手段604によって任意の高さに調整することが可能である。
また、ロボットアーム301の基端部302とスペーサー305とが接する位置、すなわち基端部302の下底面の高さをロボット設置高さh2とする。なお、スペーサー305がない場合は、基端部302の下底面と架台の平面202とが接する位置がロボット設置高さh2となる。なお、ロボット設置高さh2は、スペーサー305によって任意の高さに調整することが可能である。
ここで、部品取り出し高さh1である部品供給パレットの上底面の高さは、ロボット設置高さh2である基端部302の下底面の高さより低い位置であることが好ましい。ハンドによる把持の作業を、より確実にハンドの可動範囲内で行えるようにするためである。
図4は本発明のロボットセル装置100を上面から平面視した図(平面図)である。
図4において、架台の平面202のL字短辺203側にロボットアーム301が配置されている。また、L字長辺204側には搬送部501が配置されている。また、作業台401は、搬送部501と、ロボットアーム301および部品供給部601との間に配置されている。また、架台のL字形状の切り欠き部には、部品供給部601の部品供給パレット603が配置されている。ここで、ロボットアーム301は基端部302が360度旋回可能である。そのため、ロボットアーム301と部品供給パレット603とを近接させ、ロボットアーム301のハンド304の動作可能な領域に部品供給パレット603を配置させることができる。
ここで、ハンド304が動作可能な領域とは、領域Bで示される部分である。領域BはBmaxとBminとで囲まれる領域である。Bmaxは、ロボットアーム301を最大に延伸させたときに、ハンド304の先端が描く軌跡を示した円である。また、Bminは、ロボットアーム301を最小に伸縮させたときに、ハンド304の先端が描く軌跡を示した円である。
図4に示すように、ハンド304の動作可能な領域Bには、部品供給パレット603のみならず、作業台401および搬送部501が配置されている。ハンド304、部品供給パレット603、作業台401および搬送部501が、このような位置関係を採ることにより、生産システムの全体の面積を小さくすることが可能となる。また、生産システム全体の面積を小さくすることにより、ハンド304の移動時間を短縮することもできる。ロボットアーム301の基端部の旋回動作のみで、ハンド304が、供給パレット603、搬送部501もしくは作業台401から被組立部品もしくは組立部品を把持、移動させることが可能になるためである。
図5は、図1の生産システム700の2台のロボットセル装置100b、100cを上面から平面視した図(平面図)である。ここで、図中の白抜き矢印の方向は、部品の搬送方向を示している。説明の便宜上、以下、ロボットセル装置100cを第一のロボットセル装置、ロボットセル装置100bを第二のロボットセル装置とする。
図5では、第二のロボットセル装置100bのハンドが動作可能な領域をB、第二のロボットセル装置100bに隣接する第一のロボットセル装置100cのハンドが動作可能な領域をCで示している。そして、これらの隣り合う2台のロボットセル装置のいずれものハンドが動作可能な領域をXで示している。ここで領域Xは、領域Bと領域Cとが重なる領域であり、領域Xに第一のロボットセル装置の作業台401cが配置されている。このような配置を取ることにより、第二のロボットセル装置から第一のロボットセル装置への被組立部品の搬送は、それぞれのロボットセル装置のハンドが作業台を介して行うことが可能となる。また、作業台401cにおいて、第二のロボットセル装置および第一のロボットセル装置のハンドのどちらでも組み付け作業を行うことも可能となる。
また、領域Xには第一のロボットセル装置の部品供給パレット603cも配置されている。このような配置を採ることにより、隣り合うロボットセル装置2台のハンドのどちらでも第一のロボットセル装置の部品供給パレット603cに載置された組立部品6032cを把持することも可能となる。
また、第一のロボットセル装置の作業台401cの位置は領域Xの中でも中心線L1上であることが好ましい。ここで中心線L1とは、第一のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域と第二のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域との2つの交点を結んだ直線である。前記中心線上に作業台401cを配置することにより、第一のロボットセル装置および第二のロボットセル装置のハンドから第一のロボットセル装置の作業台401cへの距離を略同じにできる。そのため、それぞれのハンドが作業台401cへ移動する時間の和を最小にすることができる。
また、図5に示すように本発明のロボットセル装置を複数台配置させると、上面から平面視した際に、搬送部501b、501cは隣接する。また、ロボットアーム301c、部品供給部601c、ロボットアーム301bおよび部品供給部601bが一つの直線上に乗って並んでいる。すなわち、ロボットアームと部品供給部とは、交互に配置されていることが分かる。
図8は、本発明の生産システムの一実施態様を示したブロック図である。
統合制御部800は例えばPLC装置であり、ネットワーク900を介して第一のロボットセル装置を制御する第一の制御部306cおよび第二のロボットセル装置を制御する第二の制御部306bを制御し、両者の動作を同期させることができる装置である。
第一のロボットセル装置100cの動作は、第一の制御部306cによって制御される。具体的に制御される動作としては、ロボットアーム301cの基端部302bの旋回動作および先端部303cを含む各関節部の動作、並びに、ハンド304cの把持動作及び把持解除動作がある。また、第一の搬送部501cを制御し、載置部5011cに載置された被組立部品もしくは部品を、移動体5012cを制御することにより、X軸方向に搬送し、隣接するロボットセル装置100dの搬送部501dに供給させることができる。また、第一の部品供給部601cを制御し、部品供給パレット603cの高さや供給のタイミングを制御することができる。なお、第一の部品供給部601cは第一の制御部306cを介さずとも、ネットワーク900を介して統合制御部800によって制御しても構わない。
また、第二のロボットセル装置100bの動作は、第二の制御部306bによって制御される。具体的に制御される動作としては、ロボットアーム301bの基端部302bの旋回動作および先端部303bを含む各関節部の動作、並びに、ハンド304bの把持動作及び把持解除動作がある。また、第一の搬送部501bを制御し、載置部5011bに載置された被組立部品を、移動体5012bを制御することにより、X軸方向に搬送し、隣接する第一のロボットセル装置100cの搬送部501cに供給させることができる。また、第二の部品供給部601bを制御し、部品供給パレット603bの高さや供給のタイミングを制御することができる。なお、第二の部品供給部601bは第二の制御部306bを介さずとも、ネットワーク900を介して統合制御部800によって制御しても構わない。
(部品の組立方法)
次に、本発明の生産システムを用いた部品の組立方法を説明する。
図6は、本発明の部品の組立方法の一実施態様を示した概略図であり、図1の生産システム700の2台のロボットセル装置100b、100cを上面から平面視した図(平面図)であり、ロボットセル装置100aおよび100dは省略している。ここで、この例においては、各ロボットセル装置100a、100b、100cおよび100dがそれぞれ行う組立作業に要する時間は、それぞれ、30秒、20秒、25秒、40秒と仮定する。説明の便宜上、ここでもロボットセル装置100cを第一のロボットセル装置、ロボットセル装置100bを第二のロボットセル装置とする。
また、図7は本発明の部品の組立方法の一実施態様を示したフロー図である。
図6(a)において、第二のロボットセル装置100bの搬送部501bには、被組立部品6031が載置されている。ここで被組立部品6031は、不図示の第二のロボットセル装置100bの上流側に配置されるロボットセル装置100aで組立作業が行われたものであり、搬送部501aから搬送されたものである。なお、この搬送動作は総合制御部800によって制御される。
次に、第1のロボットセル装置のハンド304bが搬送部501cから被組立部品6031を把持し、移動させ、作業台401cに載置させる(図6(b))。また、ハンド304bは載置作業が終わると、第二のロボットセル装置の部品供給パレット603bに載置されている組立部品6032bを把持する。
ここで、組立部品6032bは被組立部品6031に組み付けることが可能な部品である。第二のロボットセル装置のハンド304bは組立部品6032bを把持すると、ロボットアームの基端部302bが旋回することにより、ロボットセル装置100cの作業台401cの上方に組立部品6032bを移動させる(図中、黒塗り矢印方向)。
図6(c)は、第二のロボットセル装置のハンド304bが第一のロボットセル装置の作業台401cにおいて、被組立部品6031に組立部品6032bを組み付けている工程を示している。
組立部品6032bを把持したハンド304bは、被組立部品6031に組立部品6032bを組み付ける。続いて、上記組み付け作業を行うと同時に、第一のロボットセル装置のハンド304cは部品供給パレット603c上に移動する。
図6(d)は、上記組み付け作業を行うと同時に、第一のロボットセル装置のハンド304cが部品供給パレット603cに載置されている組立部品6032cを把持している状態を示している。このように上記組み付け作業と上記把持が同時に行わることにより、第一のロボットセル装置と第二のロボットセル装置で行う組立作業時間の総計を、同時に行わない時よりも短くすることができる。この例においては45秒未満にすることが可能となる。
ハンド304bによる組み付け作業が完了すると、ハンド304bはロボットセル装置100bに戻る(図中、黒塗り右矢印方向)。続いて、組立部品6032cを把持したハンド304cは、ロボットアームの基端部302cが旋回することにより、作業台401cの上方に組立部品6032cを移動させる(図中、黒塗り左矢印方向)。
図6(e)は、第一のロボットセル装置のハンド304cが作業台401cにおいて、被組立部品6031に組立部品6032cをさらに組み付けている工程を示している。この作業により、ハンド304cによる組み付け作業が完了する。
続いて、組付部品6032cを組み付けられた被組立部品6031は、ハンド304cを用いて、搬送部501cに移動される(図6(f))。そして、ロボットセル装置100cの下流に位置するロボットセル装置100dの搬送部501dに搬送されることになる。
また、被組立部品6031に対しては、ロボットセル装置100dにおいても組み付け作業を行う。その組み付け作業を以下に例示をする。
まず、搬送部501dに載置された被組立部品6031を、ハンド304dを用いて、作業台401dに載置させる。次に、部品供給部603dに載置された組立部品6032dをよりハンド304dにより把持する。さらに、ハンド304dにより作業台401dの上方に組立部品6032dを移動させる。そして、作業台401dに搬送された被組立部品6031に組立部品6032dを組み付け作業を行うことにより、部品の組立は完了する。そして、ハンド304dを用いて、搬送部501dに完成部品は移動され、搬送部501dによって完成部品は排出される。以上が本発明の部品の組立方法の一実施態様である。
このように、本発明の生産システムは隣接する第一のロボットセル装置と第二のロボットセル装置間では被組立部品を、搬送部を用いずに、作業台とハンドを用いることによって移動させることが可能である。また、第一のロボットセル装置の組み付け作業と第二のロボットセル装置の組み付け作業を連動させて行うことができる。そのため、第一のロボットセル装置と第二のロボットセル装置の組み付け作業を連動させない従来の作業に比べて、搬送部による搬送回数を減らすことが可能になる。
また、この例においては、ロボットセル装置100aの組立作業が30秒、ロボットセル装置100dの組立作業が40秒それぞれ要するので、各工程とも40秒で行うように設定していた。ここで、上述した連動作業により、ロボットセル装置100c、100bの一連の動作を、例えば、42秒で行うことができれば、各工程を42秒に設定することができる。その結果、この生産システム全体として組立に要する時間は、126秒(42秒×3)とすることができる。
また、上述した連動により、ロボットセル装置100c、100bの一連の動作を40秒未満で行うことができれば、各工程の時間を最も時間を要する工程であるロボットセル装置100dの40秒に設定することができる。その結果、この生産システム全体として組立に要する時間は、120秒(40秒×3)とすることができる。
一方、従来技術のような組立作業を連動させて行わない生産システムを用いて、この例のような組立作業を行うと、各工程を40秒に設定すると、生産システム全体として組立に要する時間は、160秒となる。
従って本発明の生産システムを用いた部品の組立方法によれば、従来の生産システムを用いた方法に比べて、生産システム全体としての作業時間の総計を短縮させることが可能となる。
100 ロボットセル装置
201 架台
202 平面
301 ロボットアーム
302 基端部
303 先端部
304 ハンド
401 作業台
501 搬送部
601 部品供給部
603 部品供給パレット
605 パレット移動手段
700 生産システム
800 統合制御部
900 ネットワーク

Claims (12)

  1. 第一のロボットセル装置と、第二のロボットセル装置とが被組立部品もしくは部品の搬送方向に隣り合って並んで配置され、被組立部品と組立部品とにより部品を組み立てる生産システムであって、
    架台と、
    前記架台上に前記被組立部品、前記組立部品もしくは前記部品を搬送する搬送部と、
    前記被組立部品、前記組立部品及び前記部品を把持可能なハンドを有する前記搬送部と対向して配置されたロボットアームと、
    を備えた前記第一のロボットセル装置および第二のロボットセル装置と、
    前記第一のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域および前記第二のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域である前記第一のロボットセル装置の架台上に配置された前記被組立部品と前記組立部品との組み付け作業を行う作業台と、
    前記第一のロボットセルの搬送部と前記第二のロボットセルの搬送部とを同期させて、前記被組立部品もしくは前記部品を搬送させる制御部と、
    を備えることを特徴とする生産システム。
  2. 前記第一のロボットセル装置および前記第二のロボットセル装置が、組立部品が載置された部品供給パレットを備える部品供給部を備えた請求項1に記載の生産システム。
  3. 前記作業台が、前記搬送部と、前記ロボットアームおよび前記部品供給部との間に配置された請求項2に記載の生産システム。
  4. 前記架台が平面視した際に切り欠き部を有する形状であり、前記部品供給パレットが前記切り欠き部に配置された請求項2または3に記載の生産システム。
  5. 前記部品供給パレットが前記ロボットアームの基端部より低い位置に配置された請求項2乃至4のいずれか1項に記載の生産システム。
  6. 前記作業台が、前記第一のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域と前記第二のロボットセル装置のハンドの動作可能な領域との2つの交点を結んだ直線上に配置された請求項1乃至5のいずれか1項に記載の生産システム。
  7. 前記第一のロボットセル装置の搬送部と、前記第二のロボットセル装置の搬送部とが一つの直線上に乗るように並んだ請求項1乃至6のいずれか1項に記載の生産システム。
  8. 前記制御部が、
    前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品を前記第二のロボットセル装置の搬送部から前記作業台に移動、載置させ、
    前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行わせ、
    前記第一のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行わせ、
    前記第一のロボットセル装置のハンドを用いて、前記組み付け作業が行なわれた被組立部品もしくは部品を前記第一のロボットセル装置の搬送部へ移動、前記被組立部品もしくは部品の搬送方向に搬送するよう制御する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の生産システム。
  9. 前記制御部が、
    前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行わせる際に、前記第一のロボットセル装置のハンドが前記組立部品とは異なる組立部品を把持するよう制御する請求項8に記載の生産システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の生産システムに用いるロボットセル装置。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の生産システムを用いた部品の組立方法であって、
    前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品を前記第二のロボットセル装置の搬送部から移動し、前記作業台に載置する工程と
    前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行う工程と、
    前記第一のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行う工程と、
    前記第一のロボットセル装置のハンドを用いて、前記組み付け作業が行なわれた被組立部品もしくは部品を前記第一のロボットセル装置の搬送部へ移動し、前記被組立部品もしくは部品の搬送方向に搬送する工程と、を有することを特徴とする部品の組立方法。
  12. 前記第二のロボットセル装置のハンドを用いて、前記被組立部品に対し前記組立部品の組み付け作業を行う工程において、前記第一のロボットセル装置のハンドが前記組立部品とは異なる組立部品を把持する請求項11に記載の部品の組立方法。
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