JP2019122523A - X線ct装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】散乱線の除去に要する時間を短縮させ、早期に散乱線を除去した画像を取得できるX線CT装置を提供する。【解決手段】寝台102上の被写体101の周囲を周回するX線源から照射され被写体を透過したX線フォトンを検出する検出器321と、検出器によって検出されたX線フォトンを収集し処理することにより、予め定めた複数のエネルギー範囲について、エネルギー範囲毎に計数データを出力するデータ収集部と、複数の被写体のサイズ毎に生成された複数種類の散乱線情報を格納した記憶部と、被写体のサイズに基づいて、複数種類の散乱線情報から散乱線除去処理に適用する散乱線情報を選択する補正データ選択部420と、補正データ選択部により選択された散乱線情報を用いて計数データの散乱線を除去する補正部440と、補正部により散乱線が除去された計数データを用いて再構成処理を行うことにより画像を生成する画像生成部450と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入射したX線の光子を計数することにより入射したX線のエネルギー情報を取得するフォトンカウンティング(photon counting)方式の検出器を備えたX線CT装置(Photon Counting Computed Tomography・・・以下、PCCT装置と呼ぶ。)及び画像処理方法に関する。
X線CT装置は、被写体を挟んで対向配置されたX線源とX線検出器の対を回転させながら被写体のX線透過データ(投影データ)を得、その断層画像(以下、CT画像とする)を計算により再構成する装置であり、工業用及びセキュリティ用の検査装置や医学用の画像診断装置等として用いられる。
近年、フォトンカウンティング方式の検出器を搭載したX線CT装置であるPCCT装置が知られている(例えば、特許文献1)。PCCT装置では、フォトンカウンティング方式の検出器により、X線源から照射されて被写体を透過したX線の光子(X線フォトン)を検出素子毎に計数(カウント)し、これによって得られるカウント値に基づいてX線CT画像を再構成する。PCCT装置では、例えば、X線が透過した被写体の内部組織を構成する元素を推定可能なスペクトラムを取得し、元素レベルの違いが詳細に描出されたX線CT画像を得ることができる。
ところで、X線は被写体内で散乱し、散乱するとX線のエネルギーが低下することがある。PCCT装置ではX線フォトンを1つ1つカウントし、そのエネルギーのX線が各エネルギー範囲にいくつ来たかを計測するため、散乱によってエネルギーが低下した結果、低エネルギー側のエネルギー範囲におけるカウント数が多くなる。そこで、特許文献1に開示されたPCCT装置では、撮影の都度、高エネルギー側の画像を取得し、取得した高エネルギー側の画像を用いてシミュレーションを実施して、散乱線を除去している。
特開2013−56149号公報
しかしながら、特許文献1のPCCT装置のように、撮像した画像を用いてシミュレーションを実施する場合、撮影の都度、散乱線除去のために多くの演算を要するため、演算コストが膨大となり、必要な画像を提供するまでに相当な時間を要してしまう。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、散乱線の除去処理に係る演算に要する時間を短縮させ、早期に散乱線を除去した画像を取得することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は寝台上の被写体の周囲を周回するX線源から照射され前記被写体を透過したX線フォトンを検出する検出器と、該検出器によって検出されたX線フォトンを収集し処理することにより、予め定めた複数のエネルギー範囲について、エネルギー範囲毎に計数データを出力するデータ収集部と、複数の被写体のサイズ毎に生成された複数種類の散乱線情報を格納した記憶部と、前記被写体のサイズに基づいて、複数種類の散乱線情報から散乱線除去処理に適用する散乱線情報を選択する補正データ選択部と、前記補正データ選択部により選択された散乱線情報を用いて前記計数データの散乱線を除去する補正部と、前記補正部により散乱線が除去された計数データを用いて再構成処理を行うことにより画像を生成する画像生成部と、を備えたX線CT装置を提供する。
本発明によれば、散乱線の除去処理に係る演算に要する時間を短縮させ、早期に散乱線を除去した画像を取得することができる。
本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置の検出器の一部を示し、(a)は検出器の部分側面図であり、(b)は検出器の部分正面図であり検出素子の配列の態様を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置の演算部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置における被写体サイズ推定部による動作の説明を示す図であり、(a)は計数データを空気領域と非空気領域とに区分する場合の説明図であり、(b)は区分された非空気領域から被写体サイズを推定する手順の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置において散乱線除去のために用いられる補正データの一例を示す参考図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置において散乱線除去のために用いられる補正データを生成する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るPCCT装置において散乱線を除去した画像を取得する撮像処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るPCCT装置における被写体サイズ推定部によって計数データを空気領域と非空気領域に区分し、かつ金属領域を抽出し推定する場合の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るPCCT装置において散乱線を除去した画像を取得する撮像処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るX線CT装置は、寝台上の被写体の周囲を周回するX線源から照射され被写体を透過したX線フォトンを検出する検出器と、検出器によって検出されたX線フォトンを収集し処理することにより、予め定めた複数のエネルギー範囲について、エネルギー範囲毎に計数データを出力するデータ収集部と、複数の被写体のサイズ毎に生成された複数種類の散乱線情報を格納した記憶部と、被写体のサイズに基づいて、複数種類の散乱線情報から散乱線除去処理に適用する散乱線情報を選択する補正データ選択部と、補正データ選択部により選択された散乱線情報を用いて計数データの散乱線を除去する補正部と、補正部により散乱線が除去された計数データを用いて再構成処理を行うことにより画像を生成する画像生成部と、を備えている。
以下、より詳細に本発明の実施形態について、図面を参照してより詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るX線CT装置は、フォトンカウンティング方式の検出器を備えたフォトンカウンティングCT装置(PCCT装置)であり、被写体を透過したX線に由来する光子(X線フォトン)を検出器において計数する。個々のX線フォトンは、異なるエネルギーを有しており、検出器では、X線フォトンを予め定めたエネルギー帯毎に弁別して計数する。これにより、当該エネルギー帯毎のX線フォトンの数、すなわちX線強度を得る。
図1に示すように、本実施形態に係るPCCT装置100は、UI部200と、計測部300と、演算部400と、を備えている。
UI部200は、キーボードやマウス等からなる入力部210と、表示部(モニタ)やプリンタ等の出力部220とを備え、ユーザからの入力を受け付け、演算部400による処理結果をユーザに提示する。表示部として、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)等を適用することができる他、表示部がタッチパネル機能を有し、入力装置210として機能するようにすることもできる。
計測部300は、後述する演算部400のCPU401による制御に従って、被写体101にX線を照射し、被写体101を透過したX線フォトンを計測する。計測部300は、X線照射部310、X線検出部320、ガントリ330、制御部340、DAS(Data Acquisition System)431、及び被写体101を載置する寝台102を備えている。
ガントリ330の中央には、被写体101と、被写体101を載置する寝台102とを配置するための円形の開口部331が設けられている。ガントリ330の内部には、後述するX線管311及びX線検出器321を搭載する回転板332と、回転板332を回転させるための駆動機構が配置される。以下の説明において、開口部331の周方向をx方向、径方向をy方向、それらに直交する方向をz方向とする。一般にz方向は、被写体101の体軸方向となる。
通常の撮像時は、回転板332が回転し、かつ寝台102がz方向に動くことで被写体101の様々な方向からX線を照射し、被写体101を透過したX線をX線検出器321で検出してデータを取得する。一方、スキャノグラム撮像時は、回転板332は回転せず、寝台102のみをz方向に1回移動させて終了する、もしくはその撮像の後X線の照射方向を変化(例えば90度回転板332を回転)させた後撮像する、を規定回数くりかえし、ある一方向からの照射のデータ取得を角度を変えて複数回行ってデータを得る。
回転板332の回転の所要時間は、ユーザがUI部200を介して入力したパラメータに依存する。本実施形態では、例えば、回転の所要時間を1.0s/回とする。計測部300による1回転における撮像回数は、例えば、900回であり、回転板332が0.4度回転する毎に1回の撮像が行われる。なお、各仕様はこれらの値に限定されるものはなく、PCCT装置100の構成に応じて種々変更可能である。
X線照射部310は、X線を発生し、発生したX線を被写体101に照射する。X線照射部310は、X線管311と、X線フィルタ312と、ボウタイ(bowtie)フィルタ313と、を備えている。
X線管311は、後述する照射制御器341の制御に従って供給される高電圧により、被写体101にX線ビームを照射する。照射されるX線ビームは、ファン角及びコーン角を持って広がる。X線ビームは、後述するガントリ330の回転板332の回転に伴って、被写体101に照射される。
X線フィルタ312は、X線管311から照射されたX線のX線量を調節する。すなわち、X線のスペクトルを変化させる。本実施形態のX線フィルタ312は、X線管311から被写体101へ照射されるX線が、予め定めたエネルギー分布となるよう、X線管311から照射されたX線を減衰させる。X線フィルタ312は、被写体101である患者の被ばく量を最適化するために用いられる。このため、必要なエネルギー帯の線量が強くなるよう設計される。
ボウタイフィルタ313は、周辺部の被ばく量を抑える。被写体101である人体の断面が楕円形であることを用い、中心付近の線量を強くし、周囲の線量を低くして被ばく量を最適化するために用いられる。
X線検出部320は、X線フォトンが入射する毎に、当該X線フォトンのエネルギー値を計測可能な信号を出力する。X線検出部320は、複数のX線検出器321を備えている。
図2に、X線検出器321の一部を例示する。本実施形態のX線検出器321は、複数の検出素子322、カウンティング回路324、及びX線検出器321への入射方向を制限するコリメータ323と、を備えている。
なお、製作を容易にするために平面状の検出器(検出器モジュール)を複数作成し、平面の中心部分が円弧になるように配置して疑似的に円弧状に配列し、X線検出器321としてもよい。
各検出素子322では、1つのX線フォトンが入射する毎にカウンティング回路324に出力する。カウンティング回路324は、1つのX線フォトンが検出素子322に入射する毎に、1つのX線フォトンを1パルスの電気信号(アナログ信号)に変換し、電気信号のエネルギー値毎にX線フォトンの数を計数する。
より詳しくは、カウンティング回路324は、X線検出器321が検出したX線フォトン1つ1つのエネルギー値を取得し、そのエネルギー値に応じてエネルギー範囲毎に設けられたエネルギービン(Bin)の計数結果に加算する。エネルギービンは、エネルギー範囲毎に設定される記憶領域である。なお、エネルギー範囲は、ある最小エネルギーからX線管311の最大エネルギーまでのエネルギー範囲を、所定のエネルギー幅ΔBで区切ったものである。
本実施形態では、エネルギー幅ΔBは、例えば20keVとし、最小エネルギーを40keV、最大エネルギーを140keVとする。つまり、エネルギー範囲40keV〜140keVを、B1(40〜60keV)、B2(60〜80keV)、B3(80〜100keV)、B4(100〜120keV)、B5(120〜140keV)の5つのエネルギー範囲に区分する。なお、エネルギー幅ΔBはB1〜B5で同じ値でなくてもよく、また、必要に応じて一部のエネルギーのデータを重複させたり、特定のエネルギーのデータを検出しないように設定したりすることも可能である。
そして、カウンティング回路324では、検出したX線フォトンのエネルギー値に応じて、該当するB1〜B5のエネルギー範囲ごとに計数する計数カウンタに1加算する。そして1回における撮影回数が900回で1.0sで回転する場合、1/900sごとにカウントしたデータを一旦DAS431に送信する。
DAS431では各検出素子322から得られた信号をエネルギー範囲毎に束ねて計数データとして、後述する演算部400に送信する。送信後、カウンティング回路324のカウンタはすべて0にリセットされ、次の撮影を行う。
なお、検出素子322には、入射したX線フォトンを、直接電気信号に変換する、例えば、CdTeテルル化カドミウム系の半導体素子を用いる。なお、検出素子322は、X線を受けて蛍光を発するシンチレータ及び蛍光を電気に変換するフォトダイオードを用いてもよい。
図1に戻り、制御部340は、X線管311からのX線の照射を制御する照射制御器341、回転板332の回転駆動を制御するガントリ制御器342、寝台102の駆動を制御する寝台制御器343、X線検出器321におけるX線検出を制御する検出制御器344を備えている。これら各部は、後述する演算部400の計測制御部420による制御に従って動作する。
演算部400は、PCCT装置100の動作全体を制御し、計測部300で取得したデータを収集し、処理することにより撮像を行う。
図1及び図3に示すように、演算部400は、ユーザからUI200を介して入力された撮像条件に従って計測部300に撮像を実行させ、得られたデータの各種処理を行って断層像を生成する中央処理装置(以下、「CPU」という)401と、処理の際の作業領域となるメモリ402と、予め必要なプログラムや画像処理に用いるデータ、処理中に生成されるデータ、処理の結果得られるデータ等を記憶したHDD(Hard disk drive)装置403を備えている。なお、演算部400による処理結果は、UI部200のディスプレイ等の出力装置220にも出力される。
本実施形態に係るPCCT装置では、CPU401は、被写体サイズ推定部410と、補正データ選択部420と、補正部440と、画像生成部450を含み、CPU401に含まれる各部によって、計測部300で取得されたデータから散乱線を除去し、散乱線が除去された画像を取得する。
CPU401に含まれる各部の機能は、CPU401が予めHDD装置403等の記憶装置に格納されたプログラムを読み込んで実行することによりソフトウエアとして実現することができる。また、CPU401に含まれる各部が実行する動作の一部又は全部を、ASIC(application specific integrated circuit)やFPGA(field-programmable gate array)等のハードウェアにより実現することもできる。
被写体サイズ推定部410は、DAS431から取得したエネルギー範囲毎の計数データのうち、予め定めたエネルギー範囲の計数データを用いて被写体の平均サイズを算出し、これを被写体サイズの推定値とする。以下の説明においては、B1〜B5のエネルギー範囲のうち、B5のエネルギー範囲の計数データ(以下、単にB5の計数データという)を被写体サイズ推定の算出に用いることとする。なお、被写体サイズの推定に用いるデータは必ずしもB5の計数データである必要はなく、精度よく被写体サイズを推定可能なデータを適宜選択することが好ましい。
被写体サイズ推定部410は、図4(A)に示すように、B5の計数データを空気領域と非空気領域とに区分する。これは、予め被写体がない状態で撮影したデータ(Airデータ)とB5の計数データとを比較し、B5の計数データがAirデータとほぼ同等の減衰を示す領域は(例えば、1cmの水を透過した場合に発生する減衰量に対して信号がさほど減っていない場合)、空気しかないと判断し空気領域とする。一方、減衰が発生しており、かつ、その減衰量が所定の閾値以上(たとえば1cmの水を透過した場合より大きいことを示す値)である領域を、非空気領域とする。
被写体サイズ推定部410は、区分された非空気領域について、データ収集ごとに長さを算出し、これらの平均値を算出する。上述のように、1回の計測における撮影回数が900回である場合は、長さの平均値を900回分算出し、これらの平均値を算出する。例えば図4(A)の矢印が非空気領域の検出器間の距離である。検出器間の距離と被写体の径は異なるため、その変換が必要である。
被写体位置が中心付近にある場合とない場合で被写体の径との相違が発生するが、ほぼ中心付近に存在すると仮定すると、非空気領域の2つの端点とX線管を結ぶ2つの線分(線分A1、A2)と、X線管から検出器中心におろした線と直交し、且つ、撮像中心を通る線(線B)を求め、線Bと線分A1,A2との交点を求める。そして、この2つの交点間の距離を被写体サイズの推定値とする(図4(B)参照)。
なお、計数データ中に、胴体部と腕等、空気領域を介して離れて撮像された部分がある場合は、腕を無視して計算する方法や、もしくは腕を含めて最も離れた空気領域/非空気領域の境界を結ぶ2点を用いるなどの近似を用いる。
補正データ選択部420は、被写体サイズ推定部410によって算出された被写体サイズの推定値に基づいて、HDD装置403に格納された複数の補正データから、適用する補正データを選択する。HDD装置403に格納された補正データについては後述する。
補正部440は、補正データ選択部420により選択された補正データを用いて、散乱線を除去する。すなわち、補正部440は、X線管312の設定値から、検出器の位置毎に入射したX線量を算出し、算出したX線量と補正データとを用いてエネルギー範囲毎、且つ、検出器毎に散乱線の量を算出する。後述するように、補正データは、散乱線と検出器に入射したX線の量との比で表されているため、入射したX線量に補正データを乗じることで容易に散乱線量を算出することができる。そして、補正部440は、得られた散乱線の量を計数データから除算することにより、散乱線に起因する誤差を除去することができる。
また、補正部440は、散乱線が除去されたデータに対し、予め定められた補正処理を実施する。ここで行う補正処理は、例えば、リファレンス補正回路のリニアリティ補正、対数変換処理、オフセット処理、感度補正、ビームハードニング補正、水ファントムキャリブレーション、CT値補正などである。なお、これらの予め定められた補正は、散乱線除去処理を行う前の計数データに対して行ってもよい。
画像生成部450は、補正部440によって散乱線が除去されたデータから、X線CT画像を再構成する。画像は、例えば、X線フォトン数に対し、Log変換を行い、再構成する。再構成には、FeldKamp法、逐次近似法など、各種の公知の手法を用いることができる。
HDD装置403には、補正部440において散乱線除去処理に適用される補正データが予め格納されている。補正データは、予め定められた複数の被写体を模擬した形状に対して作製された散乱線分布であり、例えば、図5に示すように、被写体サイズ、すなわち被写体の直径毎に作成され、検出器の位置に対するエネルギー範囲毎の散乱線/直接入射X線の比(散乱/直接比)を表している。
このような補正データは、例えば、汎用又は専用のコンピュータ等を用いて予め生成されたものであり、予めHDD装置403に格納される。補正データは、図6に示すフローチャートに従って生成される。
すなわち、ステップS11では、例えば、モンテカルロシミュレーション法などを用いて、予め定められた複数の被写体を模擬した形状に対して散乱線分布を作成する。すなわち、例えば、頭部を模擬した直径140cm、150cm、160cm、170cmの円筒や腹部を模擬した310cm、350cm、400cmの円筒などにおいて、たとえばモンテカルロシミュレーション法などを用いて散乱線を計算する。また、円筒だけでなく、楕円形を模擬した形状に対して散乱線を計算してもよい。
次のステップS12では、ステップS11で算出した被写体内で散乱した散乱線の数と、X線管の設定値などから得られる直接検出器に入射した直接入射X線の数をカウントし、その散乱線/直接入射X線の比(散乱/直接比)を求める。ステップS13において、求めた散乱/直接比をHDD装置403に格納する。
続いて、このように構成されたPCCT装置において、散乱線を除去した画像を取得する撮像処理について図7のフローチャートに従って説明する。
まず、CPU401が、UI部200を介して、ユーザから撮像条件を受け付ける(ステップS111)。ここで入力を受け付ける撮像条件には、管電圧、管電流、X線フィルタ312の厚み、形状、ボウタイフィルタ313の形状などがある。次にスキャノグラムを撮像する(ステップS112)。撮像は、回転板を回転させずに収集する。
次に、カウンティング回路324のエネルギー範囲を設定又は変更する(ステップS113)。本実施形態においては上述したB1(40〜60keV)、B2(60〜80keV)、B3(80〜100keV)、B4(100〜120keV)、B5(120〜140keV)の範囲を設定する。次のステップS114で、CPU401は、ステップS112で設定された撮像条件に従って撮像を実行し、検出器において各検出素子322から得られた信号をエネルギー範囲毎に束ねて計数データとしてDAS431に出力する。
ステップS115では、被写体サイズ推定部410により被写体サイズの推定値を算出し、算出された推定値を補正データ選択部420に出力する。すなわち、被写体サイズ推定部410は、高エネルギー側の計数データを空気領域と非空気領域とに区分し、区分された非空気領域についてデータ収集ごとの長さの平均値を算出し、これを被写体サイズの推定値とする。
ステップS116では、補正データ選択部420が、被写体サイズの推定値に基づいて、HDD装置403に格納された複数の補正データのうち、推定値に最も近似する被写体の直径を有する補正データを選択する。
なお、ここで、被写体は必ずしも円筒ではないものの、HDD装置403に格納されている補正データが、円筒に近似した被写体サイズ毎のデータある場合には、必要に応じて補正データの修正を行ってもよい。
次のステップS117では、補正部440により、DAS431から受け取った計数データから散乱線を除去する。つまり、検出器の位置毎に入射したX線量を算出し、算出したX線量と補正データとを用いてエネルギー範囲毎、且つ、検出器毎に散乱線の量を算出する。そして、計数データから散乱線を除算することで、散乱線を除去した計数データを得る。また、補正部440は、散乱線除去の他、予め定めた所定の補正処理を行い、処理後のデータを画像生成部450に出力する。
画像生成部450は、ステップS117において散乱線が除去されたデータを用いて画像を生成する(ステップS118)。次のステップS119では、ステップS118で生成された画像をHDD装置403に保存し、例えば入力装置210のモニタに画像を表示することで撮影を終了する(ステップS119)。その後、適宜、ユーザは画像を参照して診断を行い、必要に応じて画像解析を実施することができる。
このように本実施形態によれば、予めHDD装置403にあらゆる被写体を想定して散乱線除去のための複数の補正データを記憶させておき、撮影時には、被写体サイズの推定値を算出し、複数の補正データから適切な補正データを選択することで簡便に計数データから散乱線を除去することができる。つまり、撮影の度に散乱線除去のために複雑な演算を行う必要がないことから、散乱線の除去に要する時間を短縮させ、早期に散乱線を除去した画像を生成することができる。
(変形例)
上述した第1の実施形態に係るPCCT装置においては、HDD装置403に格納された補正データはモンテカルロシミュレーション法等を用いて計算により算出したが、実測により生成することもできる。例えば140cmの水の入ったファントムを準備し、その上に遮蔽材(たとえば鉛やタングステンなど)を配置する。
この場合、鉛を通った先の検出器には直接入射X線は入らず、散乱線のみとなる。ただし、被写体に対して過度に大きい遮蔽材を用いると、散乱線量が変化するため、あまり大きくないものを選ぶ。遮蔽材の位置を変化させて、それぞれの検出器での散乱線量を測定することで、散乱線量を実測で得ることが可能となる。補正データを実測で得ると、検出器の感度特性などが補正データに反映されるため、散乱線除去の精度がより向上するという利点がある。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態に係るPCCT装置では、散乱線除去のための補正データを被写体サイズの推定値に基づいて選択していた。ところが、例えば、被写体に人工関節などの金属が含まれる場合、X線は金属をほとんど透過しないため、上述した第1の実施形態における補正データ(散乱/直接比)をそのまま適用することができない。従って、本実施形態においては、被検体に金属が含まれる場合にも、散乱線を精度良く除去するPCCT装置について説明する。
金属を含む被検体の散乱線を、補正データを適用して除去する場合、金属を含むファントムを用いて生成された補正データを生成する必要がある。例えば、水ファントムの中に金属棒を挿入したり、小さい金属を様々な位置に挿入したものを適用して上述のようにモンテカルロシミュレーション法を用いた演算を行う、又は実測する等して補正データを得る。
補正データを選択する場合には、被写体サイズ推定部410により、金属領域を抽出し、被写体サイズの推定値に加え、金属領域の抽出結果に基づいて補正データを選択する。
被写体サイズ推定部410は、例えば、以下のような演算を行うことにより金属領域を抽出推定する。
まず、被写体サイズ推定部410は、被写体サイズの推定と同様にB5の計数データを空気領域と非空気領域に区分し、区分された非空気領域についてデータ収集ごと(900回分)データ収集ごとに長さを算出し、これらの平均値を算出する。ここまでの計算は、被写体サイズの推定の際に算出した結果をそのまま利用することができる。金属領域の推定の際は、これに加え、図8に示すように、B5の計数データを再構成して各々の画素のCT値を求める。得られたCT値について、閾値処理を行うことにより、例えばCT値が(水を0としたとき)2000以上の領域を金属領域とする。
その後、このようにして抽出された金属領域について、フォワードプロジェクションを行い、金属領域からの計数データを検出した検出器の位置を算出する。フォワードプロジェクションとは、画像データを計数データの位置に戻す作業である。ここでは、被写体サイズ推定部410は、まず、いずれのX線と検出器との組合せの計数データが金属を通るかを求め、それらのX線と検出器との組合せの計数データに直接入射X線が少ないことを把握し、直接入射X線が少ない位置については金属領域を透過したと判断して金属透過フラグを立てる。
続いて、金属を含む被検体について、散乱線を除去した画像を取得する撮像処理について図9のフローチャートに従って説明する。
まず、CPU401が、ステップS211でUI部200を介して、ユーザから撮像条件を受け付け、ステップS212でスキャノグラムを撮像し、ステップS213でカウンティング回路324のエネルギー範囲を設定又は変更する。次のステップS214で、CPU41は、ステップS112で設定された撮像条件に従って撮像を実行し、検出器において各検出素子322から得られた信号をエネルギー範囲毎に束ねて計数データとしてDAS431に出力する。
ステップS215では、被写体サイズ推定部410により被写体サイズの推定値を算出し、算出された推定値を補正データ選択部420に出力する。次のステップS216では、被写体サイズ推定部410により、計数データ中の金属領域を抽出し、抽出した結果を補正データ選択部420に出力する。
ステップS217では、補正データ選択部420が、被写体サイズの推定値及び金属領域の推定結果に基づいて、HDD装置403に格納された複数の補正データのうち、推定値に最も近似する被写体の直径を有する補正データを選択する。例えば、直径約20cmの被写体に直径3mmのチタンが表面付近に埋め込まれている場合は、その状況に近い補正データを選択する。
補正データ選択部420は、補正データの選択に際し、金属領域の抽出結果は以下のように用いる。補正データ選択部420は、金属透過フラグがない位置については、直接入射X線の量をB5などの散乱線の少ない計数データを用いて計算し、金属透過フラグがある位置の直接入射X線の量は計算しない。
そして、補正データ選択部420は、金属透過フラグがない位置については、既に算出した直接入射X線の量からB1〜B4の散乱線の量を計算する。一方、金属透過フラグがある位置については、金属透過フラグがない位置でのB5の計数データなどの散乱線の少ない計数データの散乱線量から補間して求める。
これは、選択した補正データと実際の計数データとにおいて金属領域の形状や大きさが必ずしも一致しないための措置である。X線が金属領域を透過することにより、検出器における検出信号、つまり計数データが大きく変わる。このため、金属領域の大きさや形状については正確に評価する必要がある。しかし、全ての金属の大きさ及び形状に対する補正データを予め用意することは、無限通りの補正データの作成を要することとなり、現実的でない。そこで、ある程度、被写体のサイズ及び被写体内の金属領域に鑑みた、被写体の状態に近い補正データを適用する。すなわち、計数データの金属領域の周囲の領域については、金属がある状態での散乱線分布を用いて散乱線を正確に求める。一方、金属領域については、金属領域の形状の違いに伴う直接線の減衰で生じる散乱線計算量の誤差をなくすために周囲からの補間を用いて処理することで誤補正を防止する。
金属透過フラグがない、つまり金属を通っていない位置はステップS117と変わらない。しかし、金属を通った位置では散乱線は被写体サイズでおおよそ決まるためさほど変わらないが、直接入射X線量は大きく変わっているため、このように周囲から補間する。
これにより、金属で減衰した位置でもより正確に散乱線を求めることができる。
次のステップS218では、補正部440により、DAS431から受け取った計数データから散乱線を除去し、予め定めた所定の補正処理を行い、処理後のデータを画像生成部450に出力する。ステップS219において画像生成部450により、散乱線が除去されたデータを用いて画像を生成する。ステップS220では、ステップS219で生成された画像をHDD装置403に保存し、例えば入力装置210のモニタに画像を表示することで撮影を終了する。その後、適宜、ユーザは画像を参照して診断を行い、必要に応じて画像解析を実施することができる。
このように本実施形態によれば、金属領域を含む被検体であっても予めHDD装置403にあらゆる被写体を想定して散乱線除去のための複数の補正データを記憶させておき、撮影時には、被写体サイズの推定値を算出し、複数の補正データから適切な補正データを選択することで簡便に計数データから散乱線を除去することができる。つまり、撮影の度に散乱線除去のために複雑な演算を行う必要がないことから、散乱線の除去に要する時間を短縮させ、早期に散乱線を除去した画像を生成することができる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態に係るPCCT装置では、散乱線除去のための補正データを被写体が円筒であるとして推定値を算出していたが、本実施形態では、被写体の断面を楕円として扱う。
この場合、被写体サイズ推定部410は、被写体サイズの推定値算出を計数データを収集した角度ごとに行う。
本実施形態では、被写体サイズ推定部410が、計数データを空気領域と非空気領域に区分した後に、区分された非空気領域について、データ収集ごとに長さを算出し、データを収集した角度毎にその長さを保持する。その後、補正データ選択部420は、データ収集した角度毎に異なる補正データを選択し、補正部440は、角度毎に異なる補正データを適用して散乱線除去を行う。
補正部440は、例えば、角度αのときは直径140の補正データを適用し、角度βの場合は直径150cmの補正データを適用する等、角度毎に異なる補正データを用いて散乱線除去を行う。
また、必要に応じてテーブルのデータを一部修正しても良い。例えば、長軸140cm、短軸70cmの被写体となった場合には、140cmの被写体の補正係数を利用するが、直接入力線が短軸が短い為多くなる。そこでシミュレーションや実測等で短軸が短くなった場合の補正係数を計算するための近似式を予め求めておき、補正する。これにより、より精度良く補正が可能となる。
100・・・PCCT装置、101・・・被写体、102・・・寝台、200・・・UI部、210・・・入力装置、220・・・出力装置、300・・・計測部、310・・・X線照射部、311・・・X線管、312・・・X線フィルタ、313・・・ボウタイフィルタ、320・・・X線検出部、321・・・X線検出器、322・・・検出素子、323・・・コリメータ、324・・・カウンティング回路、325・・・積分回路、330・・・ガントリ、331・・・開口部、332・・・回転板、340・・・制御部、341・・・照射制御器、342・・・ガントリ制御器、343・・・テーブル制御器、344・・・検出制御器、400・・・演算部、401・・・中央処理装置、402・・・メモリ、403・・・HDD装置、404・・・データ収集部、410・・・被写体サイズ推定、420・・・補正データ選択部、440・・・補正部、450・・・画像生成部

Claims (7)

  1. 寝台上の被写体の周囲を周回するX線源から照射され前記被写体を透過したX線フォトンを検出する検出器と、
    該検出器によって検出されたX線フォトンを収集し処理することにより、予め定めた複数のエネルギー範囲について、エネルギー範囲毎に計数データを出力するデータ収集部と、
    複数の被写体のサイズ毎に生成された複数種類の散乱線情報を格納した記憶部と、
    前記被写体のサイズに基づいて、複数種類の散乱線情報から散乱線除去処理に適用する散乱線情報を選択する補正データ選択部と、
    前記補正データ選択部により選択された散乱線情報を用いて前記計数データの散乱線を除去する補正部と、
    前記補正部により散乱線が除去された計数データを用いて再構成処理を行うことにより画像を生成する画像生成部と、を備えたX線CT装置。
  2. 複数種類の前記散乱線情報が、被写体の直径毎に生成され、前記検出器の位置に対する前記エネルギー範囲毎の散乱線/直接入射X線の比で表された情報である請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記散乱線情報が、予め計算機によるシミュレーションにより生成された情報である請求項1記載のX線CT装置。
  4. 前記散乱線情報が、予め実測により得られた情報である請求項1記載のX線CT装置。
  5. 前記散乱線情報が、金属を含む被写体を模擬したファントムを用いて予め実測により得られた情報である請求項1記載のX線CT装置。
  6. 前記被写体が金属を含む場合において、前記補正部が前記散乱線情報を用いて前記計数データの散乱線を除去すると共に、前記被写体の金属領域について該金属領域の周囲の計数データに基づいて補間することにより散乱線を除去する請求項5記載のX線CT装置。
  7. 寝台上の被写体の周囲を周回するX線源から照射され前記被写体を透過したX線フォトンを検出し、
    検出されたX線フォトンを収集し処理することにより、予め定めた複数のエネルギー範囲についてエネルギー範囲毎に計数データを出力し、
    複数の被写体のサイズ毎に生成された複数種類の散乱線情報から散乱線除去処理に適用する散乱線情報を選択し、
    選択された前記散乱線情報を用いて前記計数データの散乱線を除去し、
    前記補正処理による散乱線が除去された計数データを用いで再構成処理を行うことにより画像を生成する画像処理方法。
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