JP2019122480A - 内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の技術は、複数の流路を設けたマルチルーメンチューブからなる可撓性シースと操作部とを接続する接続部に、流路に連通する2以上の注液口または廃液口を設けることにより、送液と廃液とを別の流路によって行うことができるものとなっており、接続部の基端を操作部の先端に螺合することにより連結している。
また、この緩みを解消するために、接着剤を用いて固着することも考えられるが、接着材を用いた場合は、接着剤の劣化による破損という課題があった。
なお、一般的に、注液口は、操作部の後端側から見た図5(a)に示すように、上側(操作時の天井側)の斜め側方、すなわち、操作者が右利きの場合、上斜め右方向に向くように配置されるのが好ましい。
なお、本実施例においては、処置部を鋏部とする例を示すが、これに限られず、処置部を、例えば、複数の弾性ワイヤからなり、自己付勢により籠状に膨らみ、体腔内の異物を把持し又は破砕するためのバスケット部やその他機能の処置部としてもよい。
また、本実施例においては、図1右方の操作部10側に向かう方向を後端側(又は基端側)と呼び、図1の鋏部4に向かう方向を先端側と呼ぶ。
なお、操作ワイヤ3の基端側には、押し込み操作時に座屈しないようステンレスパイプ等からなる補強パイプ16(図3)が被服されている。
また、スライダ10bには、高周波電源コードを接続するための電源接続端子10cが設けられ、操作ワイヤ3を介して先端の鋏部4に高周波電流を通電させることができる。
この注液部11は、図2(a)の操作部側の外観図(シース2、操作ワイヤ3、折れ止めチューブ不図示)及び図3の断面図に示すように、軸線方向の貫通孔を有する略円筒状に形成されると共に、薬液等を注入するための注液口11aが側方に向けて一体に突出形成される。この注液口11aは、注液部11の軸線方向の貫通孔に連通するように、注液部11の軸線に対して直角方向に孔を有する。
なお、符号14は、可撓性シース2の基端部分がシース接続部12との連結部付近で急激に折れ曲がって破損するのを防止するために可撓性シース2の基端部分を囲んで配置された電気絶縁材からなる折れ止めチューブであり、符号15、18、19は液漏れ防止のOリングである。
操作部10と注液部11の係合は、図2〜図4に示すように、注液部11の後端側の内壁に形成された雌ねじと、操作部本体10aの先端に段差をもって細外径とされた部分の外周に形成された雄ねじの螺合により行われ、これら雌ねじと雄ねじは、後述する所定の角度まで螺合できるようにあらかじめ設定され形成されている。
また、シース接続部12と注液部11の係合は、図2〜図4に示すように、シース接続部12の後端側の内壁に形成された雌ねじと注液部11の先端に段差をもって細外径とされた部分の外周に形成された雄ねじの螺合により行われる。
第1の係止機構17は、図2(a)のA−A方向から見た図である図2(b)に示す、前記注液部11の円筒状の端面円周上の点対称位置から操作部本体10aの方向に向けて突出する2つの半球状の突起17aと、図2(a)のB−B方向から見た図である図2(c)に示す、操作部本体10aの雄ねじより後端側に位置する段差部分である円筒状の端面に放射状に前記突起17aの直径よりも長い長辺を有して延び、注液部11の方向に向けて突出する4つの直方体の突起17bとを備える。
なお、この係止状態は、施術処置中に行う回転などによっては解除されないが、解除する場合は、矢印Q方向に力を加えて回転させて、突起17aが突起17bを乗り越えることにより行うことができる。
この第2の係止機構18は、図2(a)に示す、シース接続部12の後端側の円筒状の端面円周上の点対称位置から注液部11の方向に向けて突出する2つの半球状の突起18aと、注液部11の雄ねじより後端側に位置する段差部分である円筒状の端面に放射状に前記突起18aの直径よりも長い長辺を有して延び、シース接続部12の方向に向けて突出する4つの直方体の突起18bとを備える。
患部に処置を行うときは、一般に、内視鏡用処置具の操作者が右利きの場合、内視鏡用処置具の操作者は、図5(b)に示すように、電源コードが床側から電源接続端子10cに接続された状態で、右手の手の甲を床側に向け、親指を操作部本体10aの指掛け部に掛け、人差し指と中指をスライダ10bの指掛け部に掛け、操作部本体10aとスライダ10bとを図中X方向に相対的に移動させることにより、内視鏡のチャネル内を通り先端から突出した処置部の操作を行う。
薬液等をシースの先端へ送るときは、細く長尺状のシース内を通して先端へ送るため、操作者が強い力により液体を押し出す必要があり、利き手ではない手の力では不十分な場合がある。このことから、操作者は、操作部10を図5(b)の状態で電源接続端子10cを床側に向けたまま、左手に持ち替えて押さえ、利き手(右手)で注射具を持ち、注液口11aに注射具の先端を入れて注液する。
このため、注液口11aの向きは、電源接続端子10cが床側に向いた状態で左手に持ったときに、右手側に向くことが好ましく、図5(a)に示すように、上右斜め45度程程度(送液前の右手で持ったときの人差し指側の上斜め45°程度)とすると、右手の力を入れやすく好ましい。
上述したように本実施例に示す内視鏡用処置具1は、係止機構により螺合状態を係止することにより、操作部と接続部との螺合した部分が処置中の回転操作により緩んで外れることを防止することができるとともに、注液口11aの向きを上述した注液作業がし易い位置から移動しないように仮固定することができ、注液操作がし易い。
また、係止機構には接着剤を用いていないため、接着剤の劣化による破損の心配がない。
更に、接着剤等を用いた場合と異なり、操作部の一部が破損した場合などに操作部のみを新しい操作部に付け替えることができるため、処置中に内視鏡から内視鏡用処置具全体を引き出して処置具全体を交換する必要がなく、迅速な処置が可能となるとともにコストの削減にもつながる。
10 操作部、10a 操作部本体、10b スライダ、10c 電源接続端子、
11 注液部、11a 注液口、12 シース接続部、13 シース基端台、
14 折れ止めチューブ、15 18 19 Oリング、16 補強パイプ、
17 第1の係止機構、17a 突起、17b 突起、
18 第2の係止機構、18a 突起、18b 突起
Claims (6)
- 長尺円筒状の可撓性シースと、
該可撓性シースの円筒内に挿通され、押し引き操作されることにより該円筒内を軸方向に進退自在な操作ワイヤと、
該操作ワイヤの先端に設けられ、患部に処置を行うための処置部と、
前記操作ワイヤを進退操作するための操作部と、
前記可撓性シースと操作部の間に配置され、処置部に対して送液するための注液口を設けた注液部と、を備え、
該注液部と操作部とを螺合により連結する内視鏡用処置具であって、
前記螺合の状態を仮固定するための係止機構を設けることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 前記係止機構は、
前記操作部に配置され、前記注液部の方向に向けて突出する突起と、
前記注液部に配置され、前記操作部の方向に向けて突出する突起とを含み、
前記螺合により、前記操作部又は前記注液部の一方に配置される突起が他方の突起を乗り越えることにより係止することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。 - 前記操作部又は前記注液部の一方に配置される突起は半球状であり、
前記操作部又は前記注液部の他方に配置される突起は、前記半球状の突起の直径よりも長い長辺を有し、該長辺が前記半球状の突起と螺合過程において接するように前記操作部又は前記注液部の向かい合う面に設けられた直方体であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用処置具。 - 前記可撓性シースと前記注液部との間に配置され、前記可撓性シースと前記注液部とを連結するためのシース接続部を備え、
該シース接続部と前記注液部とを螺合により連結するとともに、前記螺合の状態を仮固定するための第2の係止機構を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。 - 前記第2の係止機構は、
前記シース接続部に配置され、前記注液部の方向に向けて突出する突起と、
前記注液部に配置され、前記シース接続部の方向に向けて突出する突起とを含み、
前記螺合により、前記操作部又は前記注液部の一方に配置される突起が他方の突起を乗り越えることにより係止することを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。 - 前記シース接続部又は前記注液部の一方に配置される突起は半球状であり、
前記シース接続部又は前記注液部の他方に配置される突起は、前記半球状の突起の直径よりも長い長辺を有し、該長辺が前記半球状の突起と螺合過程において接するように前記シース接続部又は前記注液部の向かい合う面に設けられた直方体であることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡用処置具。
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