JP2014153461A - レンズ鏡筒及びカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒及びカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整を行い易い位置に固定部材をレンズ鏡筒本体に仮位置決めしてその仮位置決めした状態に維持させ得るレンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を有するカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のレンズ鏡筒2は、雄ネジ部32を有するレンズ鏡筒本体3と、雄ネジ部32に螺合する固定部材4とを備える。レンズ鏡筒本体3は、第1係合突部35を備えている。固定部材4は、複数の第2係合突部43を備えている。レンズ鏡筒本体3に螺合された固定部材4が右回転操作されることにより第1係合突部35が第2係合突部43を乗り越えて係合し、その係合状態から、左回転操作されることにより第1係合突部35が第2係合突部43を乗り越えて係合解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒及びカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法に関するものである。
従来から、撮像素子を保持した撮像素子保持部材とレンズを保持したレンズ鏡筒とをフォーカス位置調整を行った後にそれらの撮像素子保持部材とレンズ鏡筒とを固定するフォーカス調整装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された装置は、レンズ鏡筒本体の雄ねじ部に円筒部材の第1の雌ねじ部を螺合させ、円筒部材の第2の雌ねじ部を撮像素子保持部材の雄ねじ部に螺合させてレンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材に取り付けられた固体撮像素子のフォーカス位置を調整し、その後、撮像素子保持部材の雄ねじ部に、円筒部材の撮像素子保持部材への螺合に先立って螺合しておいたリング状の固定部材を回転操作して円筒部材の端部に締付け、レンズ鏡筒本体がダブルナット方式により撮像素子保持部材に固定するようにしている。
特開2007−93911号公報
しかしながら、円筒部材の撮像素子保持部材への螺合に先立って螺合しておいたリング状の固定部材が、レンズ鏡筒本体に近接した位置に配置されていると、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材との位置調整に際して固定部材が邪魔になってしまって位置調整し難い場合がある。又、邪魔にならないように、固定部材を撮像素子保持部材の端部に締め付けて仮固定しておくと、位置調整した後に、固定部材を回転操作して撮像素子保持部材の端部から離そうとしても、固定部材が撮像素子保持部材の端部に食い付いて固定部材を撮像素子保持部材から離す作業が困難になる場合がある。また、その場合に、固定部材を、締め付けトルクを管理しながら撮像素子保持部材の端部に締め付けることも考えられるが、そのような作業は煩雑である。又、固定部材を、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材との位置調整に際して邪魔にならず、且つ、撮像素子保持部材の端部に当たらない位置にセットしておいたとしても、その後の工程や輸送中の振動等で固定部材が移動して、上記邪魔になる位置、或いは、撮像素子保持部材の端部に締め付けられてしまうおそれがある。
本発明は、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整を行い易い位置に固定部材をレンズ鏡筒本体に仮位置決めした状態に維持させ得、カメラモジュールを容易に製造できるレンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を有するカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、撮像素子を保持した撮像素子保持部材が螺合される雄ネジ部を有する筒状のレンズ鏡筒本体と、前記撮像素子保持部材の螺合に先立って前記雄ネジ部に螺合され、前記撮像素子保持部材を前記レンズ鏡筒本体に固定するためのリング状の固定部材とを備え、前記レンズ鏡筒本体は、前記固定部材と対向した固定部材対向部を備え、前記固定部材は、前記固定部材対向部と対向した本体対向部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか一方は、前記何れか他方側に突設された第1係合突部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか他方は、前記一方側に突出するようにして周方向に沿って配設され前記第1係合突部と係脱自在に係合して前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して仮位置決めする複数の第2係合突部とを備え、前記第1係合突部と第2係合突部とは、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の一方向側へ回転操作されるに際して、前記第1係合突部が何れかの前記第2係合突部と当接しその第2係合突部を乗り超えて前記第1係合突部と第2係合突部とが係合するとともに、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作されるに際して、前記第1係合突部がその乗り越えた第2係合突部と当接して、前記一方向側への回転操作の場合と反対側からその第2係合突部を乗り超えて前記第1係合突部と第2係合突部との係合が解除できるように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、固定部材がレンズ鏡筒本体に対して周方向の一方向側へ回転操作されるに際して、第1係合突部が何れかの第2係合突部と当接してその第2係合突部を乗り超えて第1係合突部が第2係合突部と係合する。これにより、固定部材をレンズ鏡筒本体に仮固定しておくことができ、輸送中に振動等を受けても固定部材はその位置を維持できる。
又、この状態では、固定部材がレンズ鏡筒本体に近接可能にできるため、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整に際して固定部材が邪魔になるようなことがない。
一方、フォーカス位置調整後に、固定部材で撮像素子保持部材を固定する場合は、固定部材をレンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側へ回転操作すればよい。これにより、係合した第1係合突部が第2係合突部と当接して、上記の固定部材の一方向側への回転操作の場合と反対側からその第2係合突部を乗り超えて第1係合突部と第2係合突部との係合が解除でき、撮像素子保持部材の端部に締め付けて固定させることができる。
又、他の一態様では、前記第2係合突部の個数は、その個数をNとし、前記雄ネジ部のネジピッチをPとしたとき、P/N≦0.1mmを満たすように設定されているとともに、前記設定された個数の第2係合突部が周方向に沿って略等間隔に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2係合突部の個数は、例えば雄ネジ部のネジピッチが0.6mmの場合、少なくとも6個になり、固定部材がレンズ鏡筒本体に対して少なくとも1/6回転すれば第1係合突部が第2係合突部と当接して第2係合突部を乗り超える。又、その固定部材の1/6回転に際して、第1係合突部と第2係合突部とが0.1mm、接近するため、0.1mmだけ、第1係合突部と第2係合突部との一方又は両方が、弾性変形、又は弾性変形と塑性変形とをすれば第1係合突部が第2係合突部を乗り超えることができる。
従って、P/N≦0.1mmを満たすような個数にしておけば、第1係合突部と第2係合突部との一方又は両方が、0.1mm以下の弾性変形等することによって、第1係合突部を第2係合突部を乗り超えさせることができ、容易に係合できる。
又、他の一態様では、前記第2係合突部は、それぞれ、頂点部と、前記頂点部を挟んだ周方向の両側に夫々、第1面及び第2面とを有する略三角山形状を呈するものであることを特徴とする。
この構成によれば、第1係合突部が第2係合突部-を、より一層、乗り越え易いものにできる。
又、他の一態様では、前記固定部材は、前記周方向の一方向側へ回転操作されるに際して、前記本体対向部が固定部材対向部に対して接近する方向に移動するように構成され、前記第1面は、緩斜面に形成され、前記第2面は、前記固定部材の軸方向とのなす角度が前記第1傾斜面における前記角度よりも小さい急斜面に形成され、これらの前記第1面と前記第2面とは、前記固定部材が前記一方向側へ回転操作されるに際して、前記第1係合突部が前記第2係合突部の第1面側から当接してその第2係合突部の頂点部を乗り超え、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作されるに際して、前記第1係合突部が前記第2係合突部の第2面側から当接してその第2係合突部の頂点部を前記反対側から乗り超えるように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、固定部材が周方向の一方向側へ回転操作されると、第1係合突部と第2係合突部とが接近しながら固定部材が回転し、固定部材が周方向の他方向側へ回転操作されると、第1係合突部と第2係合突部とが離れながら固定部材が回転する。従って、固定部材が周方向の一方向側へ回転操作される際には、他方向側へ回転操作される場合に較べて第1係合突部と第2係合突部とに大きな力がかかるが、第1係合突部が第2係合突部の緩斜面からなる第1傾斜面を摺動して第1傾斜面によって徐々に頂点部に案内され、第1係合突部が第2係合突部の頂点部を容易に乗り越える。一方、固定部材が他方向側へ回転操作される場合には、第1係合突部が第2係合突部の急斜面からなる第2傾斜面を摺動して容易に頂点部を乗り越え、第1係合突部と第2係合突部との係合及び係合操作を容易にできる。
又、他の一態様では、前記第1係合突部は、前記固定部材対向部に形成され、前記第2係合突部は、前記本体対向部に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、型を用いて雄ネジ部を有するレンズ鏡筒本体を成形する場合は、径方向に割った割り型を用いてレンズ鏡筒本体の径方向に離型するようにして雄ネジ部を一緒に成形できる。また、その割り型を用いて第1係合突部を一緒に成形できる。従って、このレンズ鏡筒本体の成形に際して第1係合突部を一緒に成形でき、製作容易なものにできる。
又、他の一態様では、前記レンズ鏡筒本体は、合成樹脂製であり、前記第1係合突部は、前記レンズ鏡筒本体の成形に際して前記レンズ鏡筒本体と一体成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、このレンズ鏡筒本体を合成樹脂によって成形するに際して第1係合突部を一緒に成形でき、製作容易なものにできる。
又、本発明のカメラモジュールは、上述の何れかのレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒本体に保持された1又は複数のレンズと、前記レンズ鏡筒本体の雄ネジ部に螺合され前記固定部材に固定された前記撮像素子保持部材と、前記撮像素子保持部材に保持され、前記レンズによって結像される光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、前記撮像素子は、前記撮像素子の光学面が前記レンズの合焦位置に位置するように調整されて前記撮像素子保持部材に保持されていることを特徴とする。
この構成によれば、固定部材をレンズ鏡筒本体に仮固定しておくことができ、輸送中に振動等を受けても固定部材はその位置を維持でき、そして、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整に際して固定部材が邪魔にならないものにでき、レンズ鏡筒本体に対して撮像素子保持部材を回転操作して容易にフォーカス位置調整を行うことができる。
一方、フォーカス位置調整後に、固定部材で撮像素子保持部材を固定する場合は、固定部材をレンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側へ回転操作することにより、第1係合突部と第2係合突部との係合を解除でき、撮像素子保持部材の端部に締め付けて固定させることができる。
又、本発明のカメラモジュールの製造方法は、雄ネジ部を有する筒状のレンズ鏡筒本体と、リング状の固定部材とを備え、前記レンズ鏡筒本体は、前記固定部材と対向した固定部材対向部を備え、前記固定部材は、前記固定部材対向部と対向した本体対向部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか一方は、前記何れか他方側に突設された第1係合突部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか他方は、前記一方側に突出するようにして周方向に沿って配設され前記第1係合突部と係脱自在に係合して前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して仮位置決めする複数の第2係合突部とを備えたレンズ鏡筒を用いて行うカメラモジュールの製造方法であって、前記固定部材を前記雄ネジ部に螺合させ、前記固定部材を、前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の一方向側へ回転操作して、前記第1係合突部を何れかの前記第2係合突部と当接させてその第2係合突部を乗り超えさせるようにして前記第1係合突部と第2係合突部とを係合させることで、前記固定部材をレンズ鏡筒本体に対して仮位置決めした状態に仮固定し、次に、前記レンズ鏡筒本体の前記雄ネジ部と前記撮像素子が保持された前記撮像素子保持部材とを螺合させて、前記レンズ鏡筒本体を前記撮像素子保持部材に対して回転操作することによって前記レンズ鏡筒本体に保持されたレンズと前記撮像素子の光学面とのフォーカス位置調整を行い、次に、前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作して、前記第1係合突部と第2係合突部との係合を解除させ、その後、更に前記固定部材を前記他方向側に回転操作して前記位置調整を行った撮像素子保持部材の端部に締め付けて固定させることを特徴とする。
この構成によれば、固定部材をレンズ鏡筒本体に仮固定しておくことができ、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整に際して固定部材が邪魔になることなく、フォーカス位置調整できる。
一方、フォーカス位置調整後は、固定部材をレンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側へ回転操作することにより、第1係合突部と第2係合突部との係合を解除でき、撮像素子保持部材の端部に締め付けて固定させることができる。従って、カメラモジュールの組み付けを容易に行え、容易に製造できる。
本発明は、レンズ鏡筒本体と撮像素子保持部材とのフォーカス位置調整を行い易い位置に固定部材をレンズ鏡筒本体に仮位置決めした状態に維持させ得、カメラモジュールを容易に製造できるレンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を有するカメラモジュール並びにカメラモジュールの製造方法の提供を目的とする。
本発明のレンズ鏡筒を有するカメラモジュールの一実施形態の分解斜視図である。 図1のカメラモジュールの拡大断面図である。 カメラモジュールに用いられるレンズ鏡筒本体の側面図である。 図3のレンズ鏡筒本体の背面図である。 カメラモジュールに用いられる固定部材の側面図である。 レンズ鏡筒本体に固定部材を仮固定した状態の断面図である。 レンズ鏡筒本体に固定部材を仮固定する際の説明図に係り、(a)は、第1係合突部と第2係合突部とが当接した状態の要部拡大説明図、(b)は、第1係合突部が第2係合突部を乗り越えた状態の要部拡大説明図である。 固定部材が仮固定したレンズ鏡筒本体に、撮像素子が保持された撮像素子保持部材を螺合して状態の保持した状態の断面図である。 (a)は、第2係合突部の他の実施形態の要部拡大側面図、(b)は、第2係合突部の更に他の実施形態の要部拡大側面図である。 (a)は、第2係合突部の他のもう一つの実施形態の要部拡大側面図、(b)は、更に他のもう一つの実施形態の要部拡大側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明のレンズ鏡筒を有するカメラモジュールの一実施形態の分解斜視図、図2は、図1のカメラモジュールの断面図である。尚、図のX方向を前方側とし、Y方向を後方側として説明する。
本発明のカメラモジュール1は、レンズ鏡筒2と、撮像素子保持部材5と、撮像素子保持部材5に保持された撮像素子6とを備えている。
レンズ鏡筒2は、レンズ鏡筒本体3と、レンズ鏡筒本体3に係脱可能に係合された固定部材4とを備えている。
レンズ鏡筒本体3は、合成樹脂製の円筒体から構成されている。この実施形態では、レンズ鏡筒本体3は、ポリカーボネートから構成されている。尚、レンズ鏡筒本体3は、ポリカーボネートから構成される形態のものに限らず、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)から形成することもでき、レンズ鏡筒本体3の材質は特に限定されない。
また、レンズ鏡筒本体3は、その内周部に、1つ又は複数のレンズ31a〜31dを保持している。この実施形態では、レンズ鏡筒本体3は、4つのレンズ31a〜31dを保持している。
又、レンズ鏡筒本体3は、その外周部に、後端からやや前部側まで形成された雄ネジ部32と、雄ネジ部32の前方側に所定の厚さで形成された鍔部33と、鍔部33に形成された2つの第1係合突部35を備えている。
この雄ネジ部32は、この実施形態では、ネジピッチが0.5mmの右ネジに形成されている。
鍔部33は、後面全体が、固定部材4と対向する固定部材対向部34をなしている。固定部材対向部34は、雄ネジ部32の前端部から径方向の外側に全周にわたって突出されるようにして平面状に形成されている。
又、鍔部33は、外周に、6つの切り欠き凹部33aを備えている。これらの切り欠き凹部33aは、後述のフォーカス調整に際して、図示しない回転装置に回転不能に係合させるためのものである。
各切り欠き凹部33aは、外周から所定の幅及び深さで鍔部33の一部をカットして凹ませるようにして形成されている。そして、6つの切り欠き凹部33aは、鍔部33の外周の周方向に略等間隔に配設されている。
第1係合突部35は、夫々、固定部材対向部34に、雄ネジ部32側に略半球状に突設されている。そして、2つの第1係合突部35は、図4に示すように互いに周方向に180°隔てるようにして、周方向に略等間隔に配置されている。この実施形態では、第1係合突部35は、突出高さt1が0.4mm程度に形成されている。
尚、この第1係合突部35の個数は、2つのものに限らず、1つ以上であればよく、適宜変更できる。
固定部材4は、合成樹脂製のリング状のものから構成されている。又、この実施形態では、レンズ鏡筒本体3と同様に、ポリカーボネートから構成されている。尚、この固定部材4の材質についても、ポリカーボネートから構成される形態のものに限らず、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)から形成することもでき、固定部材4の材質は特に限定されない。
この固定部材4は、前端全体が、レンズ鏡筒本体3の固定部材対向部34と対向する本体対向部42をなしている。
本体対向部42は、第1係合突部35と係脱可能に係合する複数の第2係合突部43を備えている。これらの複数の第2係合突部は、前方側である固定部材対向部34側に突設されている。
又、この実施形態の各第2係合突部43は、図5、図7に示すように頂点部43aと、第1面43b及び第2面43cとを有する略三角山形状を呈するものから構成されている。
第1面43bは、周方向の右側(一方側)に、固定部材4の軸方向に所定の角度をなすように形成された傾斜面からなっている。一方、第2面43cは、頂点部43aを挟んだ周方向の左側(他方側)に、固定部材4の軸方向に沿って形成されている。
このように形成された16個の本体対向部42は、固定部材対向部34の周方向に沿って等間隔になるように形成されている。
この固定部材4は、図5に示すように、外周に、回転操作部47を備えている。また、回転操作部47は、軸方向に延された断面山形の複数の突条44を備えている。これらの突条44は、周方向に沿って等間隔に配置され、これにより、回転操作部47が回転操作に際して周方向に滑り難いようにされている。
又、固定部材4は、内周における前部に、レンズ鏡筒本体3の雄ネジ部32に螺合される固定部材用雌ネジ部41を備えている。そして、この実施形態では、螺合された固定部材4がレンズ鏡筒本体3に対して周方向の右方向(一方向)に回転操作されると、レンズ鏡筒本体3に対して前進して、本体対向部42がレンズ鏡筒本体3の固定部材対向部34に接近する。
一方、固定部材4がレンズ鏡筒本体3に対して周方向の左方向(他方向)に回転操作されると、レンズ鏡筒本体3に対して退後して、本体対向部42がレンズ鏡筒本体3の固定部材対向部34と序々に離れていく。
又、固定部材4は、内周における固定部材用雌ネジ部41の後方側に、撮像素子保持部材5と当接して撮像素子保持部材5を締め付ける締付部46を備えている。この実施形態では、固定部材4の後端から前方側に、所定の径で全周にわたって凹部45が形成され、その凹部45の奥端面が締付部46をなしている。
撮像素子保持部材5は、前部側に、レンズ鏡筒本体3に連結される連結枠部51を備え、後部側に、撮像素子6を保持した撮像素子保持枠部52を備え、更に、連結枠部51と撮像素子保持枠部52との間に、IRCF7を保持したIRCF保持枠部53を備えている。
連結枠部51は、内周に、レンズ鏡筒本体3の雄ネジ部32に螺合される連結枠用雌ネジ部51aを備え、この連結枠用雌ネジ部51aがその雄ネジ部32に螺合されることにより、撮像素子保持部材5がレンズ鏡筒本体3に連結されている。
そして、この撮像素子保持部材5にレンズ鏡筒本体3が螺合されて、その螺合されたレンズ鏡筒本体3が撮像素子保持部材5に対して右回転操作されると、撮像素子保持部材5に対して前進し、撮像素子保持部材5に対して左回転操作されると、撮像素子保持部材5に対して後退する。
又、連結枠部51は、その前端が、固定部材4の締付部46と当接する当接部51bをなしている。
撮像素子保持枠部52は、その後端面全体が、撮像素子6を保持した撮像素子取付部52aをなしている。
撮像素子6は、レンズ31a〜31dによって結像される光学像を電気的な信号に変換する。撮像素子6は、前面側に光学面61を備えている。又、この撮像素子6は、板状の支持基板62の前面の中心部に、光学面61が前面側になるようにして、支持されている。
そして、撮像素子6を支持した支持基板62が、前面の外周縁部の全周にわたって、撮像素子取付部52aに接着剤によって固定的に取り付けられている。これにより、撮像素子6は、支持基板62を介して撮像素子保持枠部52に保持されている。
尚、この支持基板62における撮像素子6の後方側に、コネクター63が取り付けられ、コネクター63によって、撮像素子6とこのカメラモジュール1が装着されるカメラ本体等の被装着部材とが電気的に接続される。
次に、このカメラモジュール1の製造方法について説明する。
まず、図6に示すように、複数のレンズ31a〜31dを保持したレンズ鏡筒本体3に、撮像素子保持部材5に先立って、固定部材4を連結する。
詳しくは、レンズ鏡筒本体3の雄ネジ部32に、本体対向部42を固定部材対向部34と対向させるようにして固定部材4の固定部材用雌ネジ部41を螺合させる。
そして、固定部材4を右回転させる。これにより、本体対向部42が固定部材対向部34と接近して、図7(a)に示すように第1係合突部35に、第2係合突部43の第1面43bが当接する。
この状態から更に、固定部材4を右回転させると、第1係合突部35と第2係合突部43との一方又は両方が、弾性変形し、或いは、弾性変形と共に塑性変形しながら、第1係合突部35が第2係合突部43の第1面43bを相対的に摺動して、図7(b)に示すように第1係合突部35が第2係合突部43の頂点部43aを乗り越える。
その摺動に際して、固定部材4の右回転に伴う前進によって第2係合突部43が第1係合突部35側に移動して徐々に大きな力をかけることが必要になるが、第1面43bが傾斜面に形成されているため、第1面43bが第1係合突部35を頂点部43aに案内でき、乗り越え易いものにできる。
乗り越えた後は、変形した第1係合突部35と第2係合突部43との一方又は両方が復元してその乗り越えた第2係合突部43の頂点部43aと第1係合突部35とが係合する。従って、この状態で、係合した第1係合突部35と第2係合突部43とに、第1係合突部35が頂点部43aを乗り越えるような力がかからない限り、固定部材4は、レンズ鏡筒本体3に対して左回転できない状態になる。
又、この状態から、固定部材4が右回転すると、第1係合突部35は、先に乗り越えた第2係合突部43と隣接する左側の第2係合突部43(2番目の第2係合突部43)の第1面43bが当接して係合する。従って、この状態では、係合した第1係合突部35と2番目の第2係合突部43とに、第1係合突部35が2番目の第2係合突部43の頂点部43aを乗り越えるような力がかからない限り、固定部材4は、レンズ鏡筒本体3に対して右回転できない。
従って、この状態で、固定部材4は、レンズ鏡筒本体3に対して仮位置決めされた仮固定状態になる。よって、この仮固定状態で、例えばこのレンズ鏡筒本体3への固定部材4の螺合工程とフォーカス位置調整工程とが異なる場所で行われる場合において、その螺合工程で固定部材4が螺合されたレンズ鏡筒本体3が、フォーカス位置調整工程が行われる場所に搬送されるような場合でも、固定部材4をレンズ鏡筒本体3に対して動くことのないものにできる。
又、この仮固定状態で、本体対向部42と固定部材対向部34との間に隙間48が形成されている状態にでき、搬送中に固定部材4が固定部材対向部34に当接して締め付けられた状態になるようなことを防止できる。
次に、図8に示すように撮像素子6及びIRCF7を保持した撮像素子保持部材5の連結枠用雌ネジ部51aに、固定部材4が仮位置決めされた状態のレンズ鏡筒本体3の雄ネジ部32を螺合させる。
そして、その状態から、撮像素子6の光学面61とレンズ鏡筒本体3に保持されたレンズ31a〜31dとのフォーカス調整(光学面61をレンズ31a〜31dの合焦位置に調整)を行う。
このフォーカス調整は、レンズ鏡筒本体3の切り欠き凹部33aに、図示しない回転装置を係合させ、その回転装置を作動させることによりレンズ鏡筒本体3を、右又は左に回転操作させ、撮像素子6を保持した撮像素子保持部材5に対して前後方向に進退させ、その進退によって、レンズ鏡筒本体3に保持したレンズ31a〜31dを撮像素子6の光学面61に対して前後方向へ移動させることにより行う。
その際、固定部材4がレンズ鏡筒本体3側寄りの位置に配置されて固定部材4と撮像素子保持部材5とが十分に距離を隔てているため、フォーカス調整を行う際のレンズ鏡筒本体3の回転操作に際して固定部材4が邪魔になるようなことがない。
次に、そのフォーカス調整を行った状態で、レンズ鏡筒本体3に仮固定した固定部材4をレンズ鏡筒本体3に対して左回転操作する。これにより、第1係合突部35が乗り越えた第2係合突部43の頂点部43aに第2面43c側から当接して、第1係合突部35と第2係合突部43bとの一方又は両方が、弾性変形等しながら、第1係合突部35が第2係合突部43の頂点部43aを第2面43c側から乗り越え、第1係合突部35と第2係合突部43との係合を解除できる。
この場合は、固定部材4の左回転に伴う後退によって第2係合突部43と第1係合突部35とが互いに離れる方向に移動するため、固定部材4の右回転操作により第1面43b側から乗り越えさせて係合させる場合に較べて小さい力で容易に乗り越えさせることができる。したがって、第2面43cは、第1面43bのような緩斜面に形成されない場合でも、比較的容易に乗り越えさせて係合解除できる。
そして、更に、固定部材4を左回転操作する。これにより、固定部材4がレンズ鏡筒本体3に対して更に後退して撮像素子保持部材5に接近していき、更なる固定部材4の左回転操作によって、図2に示すように固定部材4の締付部46が撮像素子保持部材5の当接部51bに当接する。
更に、この状態で、固定部材4を、左回転操作して固定部材4の締付部46を撮像素子保持部材5の当接部51bに設定トルクで締め付ける。これにより、固定部材4の締付部46を撮像素子保持部材5の当接部51bにダブルナット方式で固定できる。
尚、上記実施形態では、第1係合突部35が1つの第2係合突部43のみ乗り越えた状態で、固定部材4をレンズ鏡筒本体3に仮固定したが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
第1係合突部35が2番目の第2係合突部43の第1面43bと当接した図7(b)状態から、上述の最初に乗り越えさせた場合と同様に、第1係合突部35と2番目の第2係合突部43との一方又は両方を弾性変形等させるようなトルクをかけて、更に固定部材4を右回転させる。これにより、第1係合突部35がその第2係合突部43の第1面43bを相対的に摺動して第2係合突部43の頂点部43aが第1係合突部35を乗り越えることができ、その状態で仮固定した状態としてもよい。
ただし、この場合は、その2番目に乗り越えられる第2係合突部43は、固定部材4の右回転による前進に伴い、最初に乗り越えた第2係合突部43に較べてその前進した分だけ第2係合突部43が第1係合突部35側に移動する。そのため、第1係合突部35がその2番目の第2係合突部43の頂点部43aを乗り越える際に要するトルクは、最初に乗り越えさせた場合に較べて大きくなる。
同様に、最初に乗り越えたものからn番目の第2係合突部43を乗り越えた状態で、固定部材4をレンズ鏡筒本体3に仮固定してもよい。
又、上記実施形態では、第2係合突部43は、16個からなるが、第2係合突部43の個数は、二つ以上であればよく、特に限定されないが、第2係合突部43の個数をNとし、雄ネジ部32のネジピッチをPとしたとき、P/N≦0.1mmを満たす個数に設定するとともに、周方向に等間隔に配置するのが好ましい。
このように設定された個数であれば、第1係合突部と第2係合突部との一方又は両方が、0.1mm以下の弾性変形のみ、或いは弾性変形と塑性変形とをすることによって、第1係合突部が第2係合突部を乗り超えさせることができ、容易に乗り超えさせることができる点で好ましい。
又、上記実施形態では、第1係合突部35はレンズ鏡筒本体3に、第2係合突部43は、固定部材4に、それぞれ、形成されたが、この形態のものに限らず、第1係合突部35は固定部材に、第2係合突部43はレンズ鏡筒本体3に、それぞれ、形成されたものでもよく、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、第2係合突部43は、頂点部43aと、第1面43b及び第2面43cとを有する略三角山形状を呈するものから構成されているが、第2係合突部43の形状は、特に限定されない。
例えば、図9(a)に示すように第2係合突部143は、頂点部143aと、頂点部143aを挟んだ両側に、それぞれ、第1面143b及び第2面143cとを有する三角山形状を呈するものであって、第1面143bと第2面143cとは、軸方向に対して同じ角度α1をもった傾斜面に形成されたものでもよい。
又、図9(b)に示すように第2係合突部243は、頂点部243aと、頂点部243aを挟んだ両側に、それぞれ、第1面243b及び第2面243cとを有する略三角山形状を呈するものであって、係合に際して第1係合突部が先に当接する側の第1面243bを緩斜面とし、係合に際して第1係合突部が頂点部243aを乗り越えた後に当接する第2面243cを、軸方向に対する角度α3がその第1面243bのその角度α2よりも小さい急斜面にしてもよい。
より具体的には、上記実施形態のように、第2係合突部243は固定部材4に形成された場合に、頂点部243aの周方向の右側の第1面243bを緩斜面とし、頂点部243aの周方向の左側の第2面243cを、軸方向に対する角度α3を第1面243bのその角度α2よりも小さい急斜面にする。尚、第2係合突部243はレンズ鏡筒本体3に形成される場合は、頂点部243aの周方向の左側の第2面243cを緩斜面とし、頂点部243aの周方向の右側の第1面243bを急斜面にする。
さらには、図10(a)に示すように第2係合突部343は、側面視で、矩形状を呈するものでもよい。又、図10(b)に示すように、第2係合突部443は、略半球状のものから構成されたものでもよい。
1 カメラモジュール
2 レンズ鏡筒
3 レンズ鏡筒本体
4 固定部材
5 撮像素子保持部材
6 撮像素子
32 雄ネジ部
34 固定部材対向部
35 第1係合突部
41 固定部材用雌ネジ部
42 本体対向部
43、143、243、343、443 第2係合突部

Claims (8)

  1. 撮像素子を保持した撮像素子保持部材が螺合される雄ネジ部を有する筒状のレンズ鏡筒本体と、
    前記撮像素子保持部材の螺合に先立って前記雄ネジ部に螺合され、前記撮像素子保持部材を前記レンズ鏡筒本体に固定するためのリング状の固定部材とを備え、
    前記レンズ鏡筒本体は、前記固定部材と対向した固定部材対向部を備え、
    前記固定部材は、前記固定部材対向部と対向した本体対向部を備え、
    前記固定部材対向部と本体対向部との何れか一方は、前記何れか他方側に突設された第1係合突部を備え、
    前記固定部材対向部と本体対向部との何れか他方は、前記一方側に突出するようにして周方向に沿って配設され前記第1係合突部と係脱自在に係合して前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して仮位置決めする複数の第2係合突部とを備え、
    前記第1係合突部と第2係合突部とは、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の一方向側へ回転操作されるに際して、前記第1係合突部が何れかの前記第2係合突部と当接しその第2係合突部を乗り超えて前記第1係合突部と第2係合突部とが係合するとともに、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作されるに際して、前記第1係合突部がその乗り越えた第2係合突部と当接して、前記一方向側への回転操作の場合と反対側からその第2係合突部を乗り超えて前記第1係合突部と第2係合突部との係合が解除できるように構成されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第2係合突部の個数は、その個数をNとし、前記雄ネジ部のネジピッチをPとしたとき、P/N≦0.1mmを満たすように設定されているとともに、前記設定された個数の第2係合突部が周方向に沿って略等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第2係合突部は、それぞれ、頂点部と、前記頂点部を挟んだ周方向の両側に夫々、第1面及び第2面とを有する略三角山形状を呈するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記固定部材は、前記周方向の一方向側へ回転操作されるに際して、前記本体対向部が固定部材対向部に対して接近する方向に移動するように構成され、
    前記第1面は、緩斜面に形成され、
    前記第2面は、前記固定部材の軸方向とのなす角度が前記第1傾斜面における前記角度よりも小さい急斜面に形成され、
    これらの前記第1面と前記第2面とは、前記固定部材が前記一方向側へ回転操作されるに際して、前記第1係合突部が前記第2係合突部の第1面側から当接してその第2係合突部の頂点部を乗り超え、前記固定部材が前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作されるに際して、前記第1係合突部が前記第2係合突部の第2面側から当接してその第2係合突部の頂点部を前記反対側から乗り超えるように配置されていることを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1係合突部は、前記固定部材対向部に形成され、
    前記第2係合突部は、前記本体対向部に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズ鏡筒本体は、合成樹脂製であり、
    前記第1係合突部は、前記レンズ鏡筒本体の成形に際して前記レンズ鏡筒本体と一体成形されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒本体に保持された1又は複数のレンズと、
    前記レンズ鏡筒本体の雄ネジ部に螺合され前記固定部材に固定された前記撮像素子保持部材と、
    前記撮像素子保持部材に保持され、前記レンズによって結像される光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記撮像素子は、前記撮像素子の光学面が前記レンズの合焦位置に位置するように調整されて前記撮像素子保持部材に保持されていることを特徴とするカメラモジュール。
  8. 雄ネジ部を有する筒状のレンズ鏡筒本体と、リング状の固定部材とを備え、前記レンズ鏡筒本体は、前記固定部材と対向した固定部材対向部を備え、前記固定部材は、前記固定部材対向部と対向した本体対向部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか一方は、前記何れか他方側に突設された第1係合突部を備え、前記固定部材対向部と本体対向部との何れか他方は、前記一方側に突出するようにして周方向に沿って配設され前記第1係合突部と係脱自在に係合して前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して仮位置決めする複数の第2係合突部とを備えたレンズ鏡筒を用いて行うカメラモジュールの製造方法であって、
    前記固定部材を前記雄ネジ部に螺合させ、
    前記固定部材を、前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の一方向側へ回転操作して、前記第1係合突部を何れかの前記第2係合突部と当接させてその第2係合突部を乗り超えさせるようにして前記第1係合突部と第2係合突部とを係合させることで、前記固定部材をレンズ鏡筒本体に対して仮位置決めした状態に仮固定し、
    次に、前記レンズ鏡筒本体の前記雄ネジ部と前記撮像素子が保持された前記撮像素子保持部材とを螺合させて、前記レンズ鏡筒本体を前記撮像素子保持部材に対して回転操作することによって前記レンズ鏡筒本体に保持されたレンズと前記撮像素子の光学面とのフォーカス位置調整を行い、
    次に、前記固定部材を前記レンズ鏡筒本体に対して周方向の他方向側に回転操作して、前記第1係合突部と第2係合突部との係合を解除させ、
    その後、更に前記固定部材を前記他方向側に回転操作して前記位置調整を行った撮像素子保持部材の端部に締め付けて固定させることを特徴とするカメラモジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018082397A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 アイホン株式会社 インターホン機器
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