JP2019122449A - 動態画像解析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
異なる複数の方向から周期性を持つ被写体の動態を放射線撮影することにより得られた複数の動態画像の各フレーム画像から、前記被写体の動態に関する特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴量算出手段により算出された特徴量に基づいて、前記複数の動態画像間において互いに前記被写体の動態の位相が最も近いフレーム画像の組を少なくとも1組以上抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された組毎のフレーム画像に基づいて前記被写体の体積を推定し、推定した体積に基づいて、前記被写体の機能の評価指標を推定する推定手段と、
を備える。
前記抽出手段は、前記複数の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が最も近いフレーム画像の組を少なくとも1組以上抽出する。
前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から肺野の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が所定の呼吸位相付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積に基づいて、前記肺野の呼吸機能の評価指標を推定する。
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が強制最大吸気位付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積を全肺気量として推定する。
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が強制最大呼気位付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積を残気量として推定する。
前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から肺野の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が最も近いフレーム画像の組を時間軸に沿って等間隔又は不等間隔で抽出し、
前記推定手段は、前記抽出された組毎に、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積の時間変化を示す波形を生成して肺容量曲線を推定する。
前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から心臓の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が心拡張末期付近及び/又は心収縮末期付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記抽出された組毎に、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の心臓領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の心臓領域の情報とに基づいて前記心臓の体積を推定し、推定した体積に基づいて、心機能の評価指標を推定する。
前記推定手段により推定された評価指標を表示する表示手段を備える。
前記表示手段は、さらに、前記抽出手段により前記複数の動態画像から抽出されたフレーム画像の組を並べて表示する。
まず、本実施形態の構成を説明する。
図1に、本実施形態における動態画像解析システム100の全体構成を示す。
図1に示すように、動態画像解析システム100は、撮影装置1と、撮影用コンソール2とが通信ケーブル等により接続され、撮影用コンソール2と、診断用コンソール3とがLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNTを介して接続されて構成されている。動態画像解析システム100を構成する各装置は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、DICOMに則って行われる。
撮影装置1は、例えば、呼吸運動に伴う肺の膨張及び収縮の形態変化、心臓の拍動等の、周期性(サイクル)を持つ被写体の動態を撮影する撮影手段である。動態撮影とは、被写体に対し、X線等の放射線をパルス状にして所定時間間隔で繰り返し照射するか(パルス照射)、もしくは、低線量率にして途切れなく継続して照射する(連続照射)ことで、被写体の動態を示す複数の画像を取得することをいう。動態撮影により得られた一連の画像を動態画像と呼ぶ。また、動態画像を構成する複数の画像のそれぞれをフレーム画像と呼ぶ。なお、以下の実施形態では、パルス照射により胸部正面及び胸部側面の動態撮影を行う場合を例にとり説明する。
放射線照射制御装置12は、撮影用コンソール2に接続されており、撮影用コンソール2から入力された放射線照射条件に基づいて放射線源11を制御して放射線撮影を行う。撮影用コンソール2から入力される放射線照射条件は、例えば、パルスレート、パルス幅、パルス間隔、1撮影あたりの撮影フレーム数、X線管電流の値、X線管電圧の値、付加フィルター種等である。パルスレートは、1秒あたりの放射線照射回数であり、後述するフレームレートと一致している。パルス幅は、放射線照射1回当たりの放射線照射時間である。パルス間隔は、1回の放射線照射開始から次の放射線照射開始までの時間であり、後述するフレーム間隔と一致している。
放射線検出部13は、被写体Mを挟んで放射線源11と対向するように設けられている。
撮影用コンソール2は、放射線照射条件や画像読取条件を撮影装置1に出力して撮影装置1による放射線撮影及び放射線画像の読み取り動作を制御するとともに、撮影装置1により取得された動態画像を撮影技師等の撮影実施者によるポジショニングの確認や診断に適した画像であるか否かの確認用に表示する。
撮影用コンソール2は、図1に示すように、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、通信部25を備えて構成され、各部はバス26により接続されている。
診断用コンソール3は、撮影用コンソール2から動態画像を取得し、取得した動態画像や動態画像の解析結果を表示して医師の診断を支援するための動態画像解析装置である。
診断用コンソール3は、図1に示すように、制御部31、記憶部32、操作部33、表示部34、通信部35を備えて構成され、各部はバス36により接続されている。
次に、本実施形態における上記動態画像解析システム100の動作について説明する。
まず、撮影装置1、撮影用コンソール2による撮影動作について説明する。
図2に、撮影用コンソール2の制御部21において実行される撮影制御処理を示す。撮影制御処理は、制御部21と記憶部22に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
次に、診断用コンソール3における動作について説明する。
診断用コンソール3においては、通信部35を介して撮影用コンソール2から動態画像の一連のフレーム画像が受信されると、受信された動態画像が記憶部32に記憶される。
操作部33により記憶部32により記憶されている動態画像の中から同一患者の胸部正面の動態画像及び胸部側面の動態画像が選択され、呼吸機能指標の推定が指示されると、制御部31と記憶部32に記憶されているプログラムとの協働により図3に示す呼吸機能指標推定処理が実行される。呼吸機能指標は、肺の呼吸機能を評価するための評価指標である。
なお、呼吸機能指標推定処理においては、撮影により取得された全てのフレーム画像からなる動態画像を用いることとしてもよいし、撮影により取得された複数のフレーム画像のうち一部のフレーム画像からなる動態画像を用いることとしてもよい。
まず、選択された胸部正面の動態画像及び胸部側面の動態画像が記憶部32から読み出され、各動態画像の各フレーム画像から肺野輪郭が認識される(ステップS11)。
例えば、各フレーム画像を表示部34に表示して、表示した画像上からユーザーが操作部33により指定した輪郭(線や点)に基づいて肺野輪郭を認識することとしてもよい。この場合、例えば、参照文献1に記載のように、指定された輪郭の重心と輪郭上の可動点を通る直線に対する可動点の移動方向に基づいて、指定された輪郭を自動的に修正する手法等を用いて、肺野輪郭の認識精度を向上させることとしてもよい(参照文献1:特許第5814655号公報)。
ここで、呼吸運動は、呼気位相と吸気位相により構成される。呼気位相は、横隔膜が上がることによって肺から空気が排出され、肺野の領域が小さくなる。これにより肺野の密度は高くなり、動態画像では肺野が低い濃度値(画素値)で描画される。最大呼気位では、横隔膜の位置が最も高い状態となる。吸気位相は、横隔膜が下がることにより肺に空気が取り込まれ、肺野の領域が大きくなる。これにより肺野の密度は低くなり、動態画像では肺野が高い濃度値で描画される。最大吸気位では、横隔膜の位置が最も下がった状態となる。このように、胸部の動態画像の各フレーム画像における肺野内の濃度、肺野の面積、横隔膜の上下位置(或いは、肺尖及び大動脈弓はほとんど動かないため、肺尖と横隔膜の頂点との距離又は大動脈弓と横隔膜の頂点との距離)は、呼吸運動による肺野の動態に関する特徴量となる。
そこで、ステップS12においては、例えば、図4に示すように各フレーム画像の肺尖と横隔膜の頂点との距離Lを肺野の動態に関する特徴量として算出する。
図5は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像の肺尖−横隔膜間の距離Lの時間変化をプロットしたグラフである。ステップS13においては、例えば、図5の矢印で示すように、胸部正面と胸部側面の肺尖−横隔膜間の距離Lの値が最も近い(差分が最も小さい)フレーム画像同士からなる組を呼吸位相が最も近いフレーム画像の組として抽出する。本実施形態では、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像から、互いに算出された特徴量の値が最も近いフレーム画像の組を時間軸に沿って複数抽出する。抽出する間隔は、等間隔であっても不等間隔であってもよい。
肺野の体積は、例えば、非特許文献1に記載のように、下記の(式1)、(式2)により推定することができる。
X線画像から簡易的に算出される肺野の体積=右肺の体積 + 左肺の体積
=(S_PA_R + S_LAT)^3/4 + (S_PA_L + S_LAT)^3/4 ・・・(式1)
肺野の体積の推定値 = 0.67 ×(X線画像から簡易的に算出される肺野の体積)+ 160 [ml]
・・・(式2)
ここで、S_PA_Rは胸部正面のフレーム画像における右肺の面積、S_PA_Lは胸部正面のフレーム画像における左肺の面積、S_LATは胸部側面における肺野の面積である(図4参照)。各肺野の面積は、各肺野の肺野輪郭内の画素数に基づいて求めることができる。
例えば、図6に示すように、ステップS14で推定された肺野の体積を時間軸に沿ってプロットして補間することにより肺野の体積の時間変化を示す波形を生成し、生成した波形を肺容量曲線として推定する。また、図7に示すように、肺容量曲線の矢印で示す各点(ピーク)の値に基づいて、TLC、RV等の、スパイロメーターでは測定不可能な呼吸機能指標や、IRV(Inspiratory Reserve Volume)、IC(Inspiratory Capacity)、VC(Vital Capacity)等の呼吸機能検査で得られるその他の呼吸機能指標を推定することができる。例えば、TLCは、強制最大吸気位(深呼吸時の最大吸気位)での肺の体積と推定することができる。RVは、強制最大呼気位(深呼吸時の最大呼気位)での肺の体積と推定することができる。
本実施形態では、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像において、呼吸運動による肺野の動態に関する特徴量が最も近いフレーム画像同士の組を抽出し、抽出された組毎のフレーム画像の肺野領域に基づいて肺野の体積を推定するので、肺野の動態の位相が最も近い、肺野の大きさが略揃ったときの胸部正面と胸部側面のフレーム画像から肺野の体積を推定することができ、肺野の体積の推定精度を向上させることができるとともに、呼吸機能指標の推定精度を向上させることができる。また、肺容量曲線を始めとする、呼吸機能検査で得られるTLC以外の呼吸機能指標についても推定することが可能となる。
例えば、参照文献3や参照文献4に記載のように、肺野の断面形状が楕円形であり、肺野が一連の楕円形の円筒形として表されているとの知見に基づいて肺野の体積を求めることとしてもよい。例えば、胸部正面及び胸部側面のフレーム画像から肺野(胸郭)や心臓、脊柱等の領域を認識し、両画像を同じ垂直平面内で整列させ、それらを多数の水平スライスに分割し、スライス内の肺野及び肺野内の各構造物(例えば、心臓、脊椎等)の直径(胸部正面画像における各構造物領域の幅)及び厚さ(胸部側面画像の各構造物領域の幅)を求めて各スライスにおける肺野及び構造物の断面領域(楕円)の面積を推定し、肺野の断面領域の面積から各構造物の断面領域の面積を差し引いて、全てのスライスからの情報を合計することにより、肺野の体積を求めることとしてもよい(参照文献4:R J Pierce et al. “Estimation of lung volumes from chest radiographs using shape information”, Thorax 1979 34: 726-734)。
心臓の動態に関する特徴量としては、例えば、心臓領域の面積、幅、濃度の高周波成分(例えば、平均値、最大値、最小値等の代表値)等を用いることができる。これらは心拍による心臓の動態に応じて変化するものであり、心拍による心臓の大きさの変化に非常に高い相関がある特徴量である。なお、心臓領域の面積、幅、濃度の高周波成分の値は、心周期における同じ位相で撮影したものであっても正面の画像と側面の画像で絶対値が異なるため、特徴量として用いる際には、例えば、最大値と最小値を使って規格化して用いる。
心拡張末期及び/又は心収縮末期付近のフレーム画像であるか否かは、例えば、フレーム画像から算出した特徴量の値が予め設定された範囲内であるか否かに基づいて判断することができる。
例えば、呼吸機能指標としてTLCのみを求める場合には、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像から、算出された特徴量の値が強制最大吸気位付近(深呼吸時の最大吸気位付近)において最も近いフレーム画像の組を抽出し、抽出されたフレーム画像に基づいて肺野の体積を求めてTLCを推定すればよい。また、例えば、呼吸機能指標としてRVのみを求める場合には、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像から、算出された特徴量の値が強制最大呼気位付近(深呼吸時の最大呼気位付近)において最も近いフレーム画像の組を抽出し、抽出されたフレーム画像に基づいて肺野の体積を求めてRVを推定すればよい。これにより、処理時間を短縮することができる。所定の呼吸位相付近のフレーム画像であるか否かは、例えば、フレーム画像から算出した特徴量の値が予め設定された範囲内であるか否かに基づいて判断することができる。
1 撮影装置
11 放射線源
12 放射線照射制御装置
13 放射線検出部
14 読取制御装置
2 撮影用コンソール
21 制御部
22 記憶部
23 操作部
24 表示部
25 通信部
26 バス
3 診断用コンソール
31 制御部
32 記憶部
33 操作部
34 表示部
35 通信部
36 バス
肺野の体積は、例えば、非特許文献1に記載のように、下記の(式1)、(式2)により推定することができる。
X線画像から簡易的に算出される肺野の体積=右肺の体積 + 左肺の体積
=(S_PA_R × S_LAT)^(3/4) + (S_PA_L × S_LAT)^(3/4) ・・・(式1)
肺野の体積の推定値 = 0.67 ×(X線画像から簡易的に算出される肺野の体積)+ 160
[ml]
・・・(式2)
ここで、S_PA_Rは胸部正面のフレーム画像における右肺の面積、S_PA_Lは胸部正面のフレーム画像における左肺の面積、S_LATは胸部側面における肺野の面積である(図4参照)。各肺野の面積は、各肺野の肺野輪郭内の画素数に基づいて求めることができる。
Claims (9)
- 異なる複数の方向から周期性を持つ被写体の動態を放射線撮影することにより得られた複数の動態画像の各フレーム画像から、前記被写体の動態に関する特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴量算出手段により算出された特徴量に基づいて、前記複数の動態画像間において互いに前記被写体の動態の位相が最も近いフレーム画像の組を少なくとも1組以上抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された組毎のフレーム画像に基づいて前記被写体の体積を推定し、推定した体積に基づいて、前記被写体の機能の評価指標を推定する推定手段と、
を備える動態画像解析装置。 - 前記抽出手段は、前記複数の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が最も近いフレーム画像の組を少なくとも1組以上抽出する請求項1に記載の動態画像解析装置。
- 前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から肺野の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が所定の呼吸位相付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積に基づいて、前記肺野の呼吸機能の評価指標を推定する請求項1又は2に記載の動態画像解析装置。 - 前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が強制最大吸気位付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積を全肺気量として推定する請求項3に記載の動態画像解析装置。 - 前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が強制最大呼気位付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積を残気量として推定する請求項3又は4に記載の動態画像解析装置。 - 前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から肺野の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が最も近いフレーム画像の組を時間軸に沿って等間隔又は不等間隔で抽出し、
前記推定手段は、前記抽出された組毎に、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の肺野領域の情報とに基づいて前記肺野の体積を推定し、推定した体積の時間変化を示す波形を生成して肺容量曲線を推定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。 - 前記複数の動態画像は、胸部正面の動態画像と胸部側面の動態画像であり、
前記特徴量算出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像の各フレーム画像から心臓の動態に関する特徴量を算出し、
前記抽出手段は、前記胸部正面の動態画像と前記胸部側面の動態画像から、互いに前記算出された特徴量の値が心拡張末期付近及び/又は心収縮末期付近において最も近いフレーム画像の組を抽出し、
前記推定手段は、前記抽出された組毎に、前記胸部正面の動態画像から抽出されたフレーム画像の心臓領域の情報と前記胸部側面の動態画像から抽出されたフレーム画像の心臓領域の情報とに基づいて前記心臓の体積を推定し、推定した体積に基づいて、心機能の評価指標を推定する請求項2に記載の動態画像解析装置。 - 前記推定手段により推定された評価指標を表示する表示手段を備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
- 前記表示手段は、さらに、前記抽出手段により前記複数の動態画像から抽出されたフレーム画像の組を並べて表示する請求項8に記載の動態画像解析装置。
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