JP2021045360A - 放射線撮影システム及び撮影制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動態撮影において、被検者が直ちに目的の動きをすることができなくても、再撮影を行わなくて済むようにする。【解決手段】放射線撮影システム100は、放射線発生手段1と、動態画像を生成する画像生成手段2と、操作手段4と、操作手段4が操作されたことを契機として、放射線発生手段1及び画像生成手段2に対して動作の開始を指示する開始指示手段31と、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する判断手段31と、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断したことを契機として、放射線発生手段1及び画像生成手段2に対して動作の終了を指示する終了指示手段31と、保存手段と、生成した動態画像の画像データを保存手段へ書き込む書込手段と、を備え、書込手段は、第一時点t1から第二時点t8までの間に得られた全フレームのうちの一部のフレームのデータを画像データとして書き込む。【選択図】図3

Description

本発明は、放射線撮影システム及び撮影制御装置に関する。
放射線を用いた動態画像の撮影(以下、動態撮影)を行う際、被検者の被曝量を抑えるために撮影の終了タイミングを制御する各種技術が提案されている。
例えば特許文献1には、動態撮影のための放射線の総曝射線量が1回の静止画撮影に必要な曝射線量と同等以下となるように、該動態撮影における各フレームの撮影条件(放射線の照射時間等)を決定し、決定した撮影条件で各フレームの放射線画像を取得する放射線画像取得装置について記載されている。
また、特許文献2には、放射線の照射条件を設定し、照射条件に含まれる被検体の心拍数で規定される心拍条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定し、撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得し、心拍情報が心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定する放射線撮影支援装置について記載されている。
特開2005−312775号公報 特開2019−051012号公報
ところで、上記特許文献1,2に記載されたような装置を備える従来の放射線撮影システムは、撮影開始から所定の上限時間を経過した後は、動態撮影を強制的に終了するようになっているのが一般的である。
一方、動態撮影では、目的とする被検者の動き(例えば、物を飲み込むときの喉の動きや、痛みが生じたときの関節の動き等)を撮影することが求められる。
ところが、被検者は、必ずしも動態撮影を開始してから上限時間を経過するまでの間に、目的とする動きをすることができるとは限らない。その場合、目的とする動きが動態画像に写らないため、再撮影を行うことになる。
しかし、再撮影を行うには、例えば撮影システムの再設定や、被検者の仕切り直し等が必要になる。こうした行為は、手間と時間がかかるため、撮影者と被検者のそれぞれに精神的・肉体的な負担を強いることになるし、検査時間の冗長化は次の被検者の検査の遅れの原因にもなってしまう。
また、被検者は、上限時間に到達する前に目的とする動きをすることができる場合もある。その場合には、予定よりも早く動態撮影を終了することが被曝量低減の観点から好ましい。
しかし、撮影内容によっては撮影者が目的とする動きをすることができたかどうかを判別することができない場合があるし、撮影者が予定よりも早くなることは無いと思い込む等して撮影終了の操作を怠ってしまう場合も考えられる。
すると、結局、上限時間まで動態撮影を継続することになってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、動態撮影において、被検者が直ちに目的の動きをすることができなかった場合であっても、再撮影を行わなくて済むようにするとともに、設定された撮影時間の上限よりも前に被検者が目的の動きをすることができた場合には、予定を早めて動態撮影を終了できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る放射線撮影システムは、
放射線を発生させる放射線発生手段と、
受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
ユーザーが操作可能な操作手段と、
前記操作手段が操作されたことを契機として、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段に対して動作の開始を指示する開始指示手段と、
前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段が動作を開始した後、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する判断手段と、
目的とする被検者の動作を撮影できたと前記判断手段が判断したことを契機として、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段に対して動作の終了を指示する終了指示手段と、
画像データを保存可能な保存手段と、
前記画像生成手段が生成した動態画像の画像データを前記保存手段へ書き込む書込手段と、を備え、
前記書込手段は、前記開始指示手段が動作の開始を指示する第一時点から前記終了指示手段が動作の終了を指示する第二時点までの間に得られた全フレームのうちの少なくとも一部のフレームのデータを画像データとして書き込む。
また、本発明に係る撮影制御装置は、
ユーザーが操作可能な照射指示スイッチが操作されたことを契機として、放射線を発生させる放射線発生装置及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の開始を指示する開始指示手段と、
前記放射線発生装置及び前記放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置が動作を開始した後、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する判断手段と、
目的とする被検者の動作を撮影できたと前記判断手段が判断したことを契機として、前記放射線発生装置及び前記放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の終了を指示する終了指示手段と、
画像データを保存可能な保存手段と、
前記放射線撮影装置が生成した動態画像の画像データを前記保存手段へ書き込む書込手段と、を備え、
前記書込手段は、前記開始指示手段が動作の開始を指示する第一時点から前記終了指示手段が動作の終了を指示する第二時点までの間に得られた全フレームのうちの少なくとも一部のフレームのデータを画像データとして書き込む。
本発明によれば、動態撮影において、被検者が直ちに目的の動きをすることができなかった場合であっても、再撮影を行わなくて済むようになるとともに、設定された撮影時間の上限よりも前に被検者が目的の動きをすることができた場合には、予定を早めて動態撮影を終了できるようになる。
本発明の実施形態に係る放射線撮影システムを表すブロック図である。 図1の放射線撮影システムが備える撮影制御装置(コンソール)を表すブロック図である。 図1の放射線撮影システムの動作を説明する概念図である。 図1の放射線撮影システムの動作を説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は、以下の実施形態や図面に記載されたものに限定されない。
〔1.放射線撮影システム〕
初めに、本実施形態に係る放射線撮影システム(以下、システム100)の概略構成について説明する。
図1は、システム100を表すブロック図である。
システム100は、図1に示すように、放射線発生装置(以下、発生装置1)と、放射線撮影装置(以下、撮影装置2)と、コンソール3と、操作卓4と、を備えている。
これらは、通信ネットワークNを介して互いに通信可能となっている。
なお、システム100は、図示しない放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)や、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)等の他のシステムと接続可能となっていてもよい。
また、システム100は、撮影装置2を保持するための図示しない撮影台(立位撮影用、臥位撮影用、長尺撮影用等)を備えたものであってもよい。
また、システム100は、表示部を有する図示しない携帯端末(ウェアラブル端末を含む)を備えたものであってもよい。
また、システム100は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、回診車(発生装置1が移動させることが可能に構成され、撮影装置2が可搬型のもの)となっていてもよい。
(1−1.放射線発生装置)
発生装置1は、図示しないジェネレーター、管球等を備えている。
ジェネレーターは、操作卓4から入力される制御信号に基づいて、予め設定された放射線照射条件(管電圧や管電流、照射時間(mAs値)等)に応じた電圧を管球に印加するようになっている。
管球は、ジェネレーターから電圧が印加されると、印加された電圧に応じた線量の放射線(例えばX線)を生成するようになっている。
なお、発生装置1は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、コンソール3等と共に回診車と呼ばれる移動可能に構成されたものであってもよい。
そして、発生装置1は、例えば照射指示スイッチが操作されたことを契機として、放射線を、設定された撮影条件に応じた態様で発生させる。
例えば設定された撮影形態が静止画像の撮影(以下、静止画撮影)の場合、発生装置1は、所定線量の放射線を所定時間、一回だけ発生させる。
一方、設定された撮影形態が動態画像の撮影(以下、動態撮影)の場合、発生装置1は、静止画撮影の場合よりも短い所定線量のパルス状放射線を所定周期で所定回数繰り返し発生させる。
なお、動態撮影の場合には、発生装置1は、照射指示スイッチが操作されている間、放射線を発生し続けるようになっていてもよい。
本実施形態に係る発生装置1は、このような動作をすることにより、放射線発生手段をなす。
(1−2.放射線撮影装置)
撮影装置2は、図示しない放射線検出部、走査駆動部、読み出し部、画像生成部、通信部等を備えている。
放射線検出部は、受けた放射線の線量に応じた電荷を発生させる放射線検出素子やスイッチ素子を備えた画素が二次元状(マトリクス状)に配列されている。
走査駆動部は、各スイッチ素子のオン/オフを制御するようになっている。
読み出し部は、各画素から放出された電荷の量を信号値として読み出すようになっている。
画像生成部は、読み出された複数の信号値から放射線画像の画像データを生成するようになっている。
通信部は、他の装置(発生装置1、コンソール3等)との間でデータや信号の送受信を行うことが可能となっている。
なお、撮影装置2は、シンチレーター等を内蔵し、照射された放射線をシンチレーターで可視光等の他の波長の光に変換し、変換した光に応じた電荷を発生させるもの(いわゆる間接型)であってもよいし、シンチレーター等を介さずに放射線から直接電荷を発生させるもの(いわゆる直接型)であってもよい。
また、撮影装置2は、撮影室内に据え付けられたものであってもよいし、コンソール3等と共に回診車と呼ばれる移動可能に構成されたものであってもよい。
そして、撮影装置2は、例えばコンソール3から所定の制御信号を受信したこと、発生装置1から放射線が照射されたこと等を契機として、放射線画像を、設定された撮影条件に応じた態様で生成する。
例えば設定された撮影形態が静止画撮影の場合、撮影装置2は、撮影動作(電荷の蓄積、放出、信号値の読出し、画像データの生成)を一回行う。
一方、設定された撮影形態が動態撮影の場合、撮影装置2は、撮影動作を所定周期で所定回数繰り返し行う。すなわち、受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する。
なお、撮影装置2は、動態撮影を行う際、入力されているタイミング信号がオンになる度にフレームの生成を行うようになっていてもよいし、撮影開始のトリガーとなる信号を一回受信した後は、自ら所定周期で所定回数放射線画像の生成を繰り返すようになっていてもよい。
本実施形態に係る撮影装置2は、このような動作をすることにより、画像生成手段をなす。
(1−3.コンソール)
本実施形態に係るコンソール3は、撮影制御装置をなすもので、PC、携帯端末、又は専用の装置によって構成されている。
なお、撮影制御装置は、コンソール3と別に備えられていてもよい。
このコンソール3の詳細については後述する。
(1−4.操作卓)
本実施形態に係る操作卓4は、操作手段をなすもので、ユーザーが操作可能な照射指示スイッチを有している。
また、操作卓4は、照射指示スイッチの操作態様に応じた制御信号をジェネレーターに出力するようになっている。
なお、操作卓4は、発生装置1に備えられていてもよい。
〔2.撮影制御装置の詳細〕
次に、上記システム100が備える撮影制御装置であるコンソール3の詳細について説明する。図2は、コンソール3を表すブロック図である。
(2−1.構成)
コンソール3は、図2に示すように、制御部31と、通信部32と、記憶部33と、表示部34と、操作部35と、を備えている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。
そして、制御部31のCPUは、記憶部33に記憶されている各種プログラムを読出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、コンソール3各部の動作を集中制御するようになっている。
通信部32は、有線通信モジュール又は無線通信モジュール等で構成され、通信ネットワークN(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して接続された他の装置(発生装置1や撮影装置2等)との間で各種信号や各種データを有線又は無線で送受信することが可能となっている。
記憶部33は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成されている。
また、記憶部33は、制御部31が各種処理を実行するためのプログラムやプログラムの実行に必要なパラメーター等を記憶している。
また、本実施形態に係る記憶部33は、放射線画像の画像データを保存可能となっている。
すなわち、本実施形態に係る記憶部33は、保存手段をなす。
なお、画像データは、記憶部33とは別に設けられた保存手段に保存されるようになっていてもよい。
表示部34は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニターにより構成され、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画像や各種情報等を表示するようになっている。
操作部35は、カーソルキーや、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードや、マウス等のポインティングデバイス、表示部34の表面に積層されたタッチパネル等で、ユーザーが操作可能に構成されている。
そして、操作部35は、操作者によってなされた操作に基づく制御信号を制御部31に出力するようになっている。
すなわち、本実施形態に係る操作部35は、操作手段をなす。
(2−2.動作)
このように構成されたコンソール3の制御部31は、以下のような機能を有している。
例えば、本実施形態に係る制御部31は、上記撮影条件を発生装置1及び撮影装置2へ設定する機能を有している。
また、本実施形態に係る制御部31は、設定した撮影条件を表示部34に表示させる機能を有している。
また、本実施形態に係る制御部31は、撮影装置2が生成した放射線画像を、通信部32を介して取得する機能を有している。
また、本実施形態に係る制御部31は、取得した放射線画像を表示部34に表示させる機能を有している。
また、制御部31は、照射指示スイッチが操作(例えば、押下)されたことを契機として、発生装置1及び撮影装置2のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の開始を指示する機能を有している。
本実施形態に係る制御部31は、動作の開始を指示する信号を、通信部32を介して、発生装置1と撮影装置2の両方に送信するようになっている。
制御部31から動作開始の指示を受けた発生装置1は、設定された撮影条件に応じた態様で放射線を発生させることになる。
また、制御部31から動作開始の指示を受けた撮影装置2は、設定された撮影条件に応じた態様で放射線画像(静止画像、動態画像)の生成を開始することになる。
本実施形態に係る制御部31は、動作の開始を指示することにより開始指示手段をなす。
また、制御部31は、発生装置1及び撮影装置2が動作を開始した後、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する機能を有している。
本実施形態に係る制御部31は、下記(1)〜(4)のいずれかのケースをトリガーとして、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断するようになっている。
(1)照射指示スイッチになされた操作の解除
(2)撮影開始から所定時間経過
(3)動態画像の解析結果
(4)第二操作手段の操作
(1)をトリガーとする場合、制御部31は、照射指示スイッチになされた操作が解除されたら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する。
この場合、ユーザーは、撮影を行っている間、表示部34に表示された動態画像を確認したり、被検者の状態を直接目視したり、被検者が発する音声を聞いたりすることになる。
そして、ユーザーは、確認等の結果、例えば体動が無かったこと、特定動作(例えば、関節の曲げ伸ばし、食物や飲料の飲み込み等)が行われたこと、撮影対象部位を動かしている被検者が「痛い」等の声を発したこと、被検者の口を空気が通り抜ける音がしたこと等を認知した場合に、照射指示スイッチになされた操作を解除するため、制御部31は、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断することになる。
(2)をトリガーとする場合、制御部31は、計時を開始してから所定時間が経過したら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する。
このため、この場合には、照射指示スイッチが操作されたことを契機として計時を開始する計時手段としての機能が必要となる。
この計時手段としての機能は、制御部31に持たせてもよいし、コンソール3以外の装置に持たせてもよい。
なお、所定時間は、例えば、従来の放射線撮影システム(以下、従来システム)において設定されていた撮影可能時間の上限(例えば20秒、以下上限時間)よりも長くなっていることが好ましい。
また、この場合、計時手段としての機能を有する装置は、所定時間をユーザーが所望する任意の長さに設定する時間設定手段としての機能を更に有していてもよい。このようにすれば、例えば撮影条件(撮影対象部位)等によって一回の動態撮影に要する時間が検査ごとに異なる場合にも対応することができる。
(3)をトリガーとする場合、制御部31は、解析した動態画像から特定領域の特定変化を検出したら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する。
このため、この場合には、取得した動態画像を解析する機能、具体的には、各フレームの中から特定領域(肺、心臓、横隔膜、喉、関節等)をそれぞれ抽出し、動態画像を再生したときの特定領域の変化(変位、変形等)を追跡する画像解析手段としての機能が必要となる。
なお、この画像解析手段としての機能は、制御部31に持たせてもよいし、コンソール3以外の装置に持たせてもよい。
そして、追跡の結果、例えば、被検者が食物の飲み込む瞬間の喉の変化や、周期的動作をする部位(例えば横隔膜)の突然の乱れ等を検出したら、制御部31は、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断することになる。
(4)をトリガーとする場合、制御部31は、被検者が操作可能な第二操作手段に操作がなされたら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する。
このため、この場合には、第二操作手段(例えば、非常停止スイッチ)が必要となる。
この第二操作手段は、コンソール3に備えさせてもよいし、コンソール3以外の装置(例えば、発生装置1)に持たせてもよい。 第二操作手段は、動態撮影中に、被検者が痛みや異変を感じた場合に操作されることがある。従って(4)をトリガーとする場合、得られる動態画像には、痛みや異変が生じたときの被検者の動作が写る(結果として、目的とする被検者の動作を撮影できたことになる)場合がある。
なお、第二操作手段は、被検者以外の第三者が操作可能なものであってもよい。
なお、制御部31は、上記(1)〜(4)以外のトリガー(例えば、被検者が発する声を拾うマイクや、被検者の動きを検知するセンサー等)を用いて目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断するようになっていてもよい。
また、上記(1)〜(4)及び他のトリガーのうちの二つ以上を組み合わせて判断するようになっていてもよい。
本実施形態に係る制御部31は、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断することにより判断手段をなす。
また、制御部31は、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断したことを契機として、発生装置1及び撮影装置2のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の終了を指示する機能を有している。
本実施形態に係る制御部31は、動作の終了を指示する信号を、通信部32を介して、発生装置1と撮影装置2の両方に送信するようになっている。
制御部31から動作終了の指示を受けた発生装置1は、それまで行っていた放射線の発生を停止させることになる。
また、制御部31から動作終了の指示を受けた撮影装置2は、動態画像の生成(フレーム生成の繰り返し)を終了することになる。
本実施形態に係る制御部31は、動作の終了を指示することにより終了指示手段をなす。
本実施形態に係る制御部31は、上述したように、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断(所定条件が成立)して初めて動作の終了を指示する。
このため、制御部31は、目的とする被検者の動作が撮影できていないうちは、例えば図3に示すように、発生装置1及び撮影装置2が動作を開始(t1)してから上限時間(所定期間)が経過(t2)したとしても、動作の終了を指示しない。
また、本実施形態に係る制御部31は、取得した放射線画像の画像データを記憶部33へ書き込む機能を有している。
本実施形態に係る制御部31は、取得した画像データが動態画像のものである場合、動作の開始を指示する第一時点(t1)から動作の終了を指示する第二時点(t8)までの間に得られた全フレームのうちの少なくとも一部のフレームのデータを画像データとして書き込むようになっている。
また、本実施形態に係る制御部31は、一部のフレームを画像データとして書き込む場合、目的とする被験者の動作が行われている時間(t5〜t6)に生成されたフレームを含めるように書き込むようになっている。
この場合、制御部31は、下記(1)又は(2)の期間に生成されたフレームを書き込むことになる。
(1)撮影終了タイミングを含む期間
(2)撮影終了タイミングを含まない期間
(1)の期間の場合、制御部31は、第一時点(t1)よりも後であって第二時点(t8)よりも前の第三時点(t3,t4)から第二時点(t8)までの間に得られたフレームのデータを書き込む。
(2)の期間の場合、制御部31は、第三時点(t3,t4)から、第三時点(t3,t4)よりも後であって第二時点(t8)よりも前の第四時点(t7)までの間に得られたフレームのデータを書き込む。
なお、図4に示すように、第一時点(t1)から上限時間が経過(t2)する前に、制御部31が目的とする被検者の動作を撮影できたと判断し、動態撮影を停止した(第二時点(t8)が上限時間経過前に来る)場合であっても、画像フレームとして書き込むフレームの決め方は、上述した通りである。
なお、この場合には、制御部31は、全フレームを画像データとして書き込むようになっていてもよい。
また、第三時点から第二時点までのカウント、又は第三時点から第四時点までのカウントは、時間(秒)を単位に行ってもよいし、フレーム数を単位に行ってもよい。
また、撮影対象が被検者の周期的動作(肺の膨張・収縮や横隔膜の上下動、嚥下の飲み込み等)である場合には、動作の周期を単位にしてカウントするようにしてもよい。
このようにすることで、目的とする被検者の動作が撮影できない状態が続いて、撮影を終了するまでに時間がかかり、生成されるフレームが多くなり過ぎても、記憶部33に保存される画像データはその一部となるため、記憶部33の記憶容量が不足するのを防ぐことができる。
また、記憶部33の容量が小さくて済むため、コンソール3の製造コストを下げることができる。
また、本実施形態に係る制御部31は、(1),(2)のいずれの場合であっても、一定数のフレームを画像データとして書き込むようになっている。
このようにすることで、記憶部33に保存される画像データは、いずれも同じサイズのデータとなるため、システム100における画像データの扱いに関する制御を簡素にすることができる。
なお、制御部31は、記憶部33に書き込む画像データのサイズを、撮影ごとに異ならせるようになっていてもよい。
本実施形態に係る制御部31は、画像データを記憶部33に書き込むことにより書込手段をなす。
〔3.効果〕
以上説明してきた本実施形態に係るコンソール3(撮影制御装置)は、目的とする被検者の動作を撮影できないうちは、発生装置1及び撮影装置2が動作を開始してから上限時間が経過したとしても、動作の終了を指示しない。すなわち、このコンソール3を備えるシステム100は、目的とする被検者の動作を撮影するまで動態撮影を継続する。
このため、このコンソール3及びシステム100によれば、被検者が直ちに目的の動きをすることができなかった場合であっても、再撮影を行わなくて済むようになる。
また、コンソール3及びシステム100によれば、設定された撮影時間の上限よりも前に被検者が目的の動きをすることができた場合には、予定を早めて動態撮影を終了できるようになる。
なお、一回の撮影だけを比較した場合には、撮影時間が従来システムを用いた場合よりも長くなる可能性がある。
しかし、撮影施設(例えば病院等)においては、検査(動態撮影)を一日に複数回繰り返すのが一般的である。この複数回の検査を、従来の放射線撮影システムを用いて行うと、一部の検査が再撮影により大幅に長引き、一日の検査時間の合計が予定よりも大幅に長くなってしまう可能性がある。
これに対し、システム100を用いて複数回の検査を行うと、各検査において再撮影を行うことがないため、一日の検査時間の合計を、従来システムを用いた場合に比べて短縮することが可能となる。
100 放射線撮影システム
1 放射線発生装置(放射線発生手段)
11 照射指示スイッチ(操作手段)
2 放射線撮影装置(画像生成手段)
3 コンソール(撮影制御装置)
31 制御部(開始指示手段、判断手段、終了指示手段)
32 通信部
33 記憶部
34 表示部
35 操作部
4 操作卓
N 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 放射線を発生させる放射線発生手段と、
    受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する画像生成手段と、
    ユーザーが操作可能な操作手段と、
    前記操作手段が操作されたことを契機として、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段に対して動作の開始を指示する開始指示手段と、
    前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段が動作を開始した後、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する判断手段と、
    目的とする被検者の動作を撮影できたと前記判断手段が判断したことを契機として、前記放射線発生手段及び前記画像生成手段のうちの少なくとも一方の手段に対して動作の終了を指示する終了指示手段と、
    画像データを保存可能な保存手段と、
    前記画像生成手段が生成した動態画像の画像データを前記保存手段へ書き込む書込手段と、を備え
    前記書込手段は、前記開始指示手段が動作の開始を指示する第一時点から前記終了指示手段が動作の終了を指示する第二時点までの間に得られた全フレームのうちの少なくとも一部のフレームのデータを画像データとして書き込む放射線撮影システム。
  2. 前記判断手段は、前記操作手段になされた操作が解除されたら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記操作手段が操作されたことを契機として計時を開始する計時手段を備え、
    前記判断手段は、前記計時手段が計時を開始してから所定時間が経過したら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する請求項1に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記所定時間をユーザーが所望する任意の長さに設定する時間設定手段を備える請求項3に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記画像生成手段が生成した動態画像を解析する画像解析手段を備え、
    前記判断手段は、前記画像解析手段が解析した動態画像から特定領域の特定変化を検出したら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する請求項1に記載の放射線撮影システム。
  6. 被検者が操作可能な第二操作手段を備え、
    前記判断手段は、前記第二操作手段に操作がなされたら、目的とする被検者の動作を撮影できたと判断する請求項1に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記書込手段は、前記第一時点よりも後であって前記第二時点よりも前の第三時点から前記第二時点までの間に得られたフレームのデータを画像データとして書き込む請求項1に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記書込手段は、前記第一時点よりも後であって前記第二時点よりも前の第三時点から、前記第三時点よりも後であって前記第二時点よりも前の第四時点までの間に得られたフレームのデータを画像データとして書き込む請求項1に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記書込手段は、一定数のフレームのデータを画像データとして書き込む請求項7又は請求項8に記載の放射線撮影システム。
  10. ユーザーが操作可能な照射指示スイッチが操作されたことを契機として、放射線を発生させる放射線発生装置及び受けた放射線に応じて複数のフレームからなる動態画像を生成する放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の開始を指示する開始指示手段と、
    前記放射線発生装置及び前記放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置が動作を開始した後、目的とする被検者の動作を撮影できたか否かを判断する判断手段と、
    目的とする被検者の動作を撮影できたと前記判断手段が判断したことを契機として、前記放射線発生装置及び前記放射線撮影装置のうちの少なくとも一方の装置に対して動作の終了を指示する終了指示手段と、
    画像データを保存可能な保存手段と、
    前記放射線撮影装置が生成した動態画像の画像データを前記保存手段へ書き込む書込手段と、を備え、
    前記書込手段は、前記開始指示手段が動作の開始を指示する第一時点から前記終了指示手段が動作の終了を指示する第二時点までの間に得られた全フレームのうちの少なくとも一部のフレームのデータを画像データとして書き込む撮影制御装置。
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