JP2019122376A - ゴルフ場グリーンのエアレーション用芝育成材 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)
瓦材:灰色または黒色の粘土瓦の廃棄物
50%粒径:0.5mm〜0.8mm
微粒子量:9.5重量%以下、または9重量%以下
粗粒率:4.0以下
(2)
瓦材:灰色または黒色の粘土瓦の廃棄物
50%粒径:0.8mm〜1.0mm
微粒子量:1%重量%以下、または0.5%重量%以下
粗粒率:4.5以下
(3)
瓦材:灰色または黒色の粘土瓦の廃棄物
50%粒径:1.0mm〜2.0mm
微粒子量:1重量%以下、または0.5重量%以下
粗粒率:5.0以下
(1)第1湿式分級工程
孔径5mm〜50mmの内網12Aおよび孔径2.5mm超過3.5mm以下の外網12Bを有する第1湿式分級機12を用いて瓦を破砕して得られた瓦破砕物20を湿式分級することにより、内網12Aで捕捉される粗大粒子21を除去し、外網12Bで捕捉される粗分級粒子Xおよび外網12Bを通過した第1湿式分級粒子22を得る。
(2)第2湿式分級工程
孔径1.5mm超過2.5mm以下の外網13Bを有する第2湿式分級機13を用いて粗分級粒子Xを湿式分級することにより、外網13Bで捕捉される粗分級粒子Yを除去し、外網13Bを通過した第2湿式分級粒子23を得る。
(3)第3湿式分級工程
第3湿式分級機14を用いて第1湿式分級粒子22および第2湿式分級粒子23を湿式分級することにより、少なくとも粒径0.3mm以下の微粒子24を除去し、第3湿式分級粒子25を得る。
(4)第4湿式分級工程
孔径1.5mm超過2.5mm以下の網を有する第4湿式分級機(例えば、第2湿式分級機13と同じ装置)を用いて第3湿式分級粒子25を湿式分級することにより、当該網で捕捉される粗分級粒子Z、および当該網を通過する第4湿式分級粒子26を得る。
(5)第5湿式分級工程
第5湿式分級機(例えば、第3湿式分級機14と同じ装置)を用いて第4湿式分級粒子26を湿式分級することにより、少なくとも粒径が0.3mm以下の微粒子27を除去し、粒径が2.5mm以下の第5湿式分級粒子28を得る。
(6)乾燥工程
湿式分級工程で得られた湿式分級粒子(例えば、第5湿式分級粒子28)を乾燥させる。なお、第4湿式分級工程で得られる粗分級粒子Zを乾燥させ、瓦材粒子30として取得してもよい。
(7)乾式分級工程
孔径0.3mm〜1.5mmのふるい網を有する振動ふるい機17を用いて乾燥後の湿式分級粒子を乾式分級する。乾燥分級工程では、例えば、少なくとも2段のふるい網を有する振動ふるい機17を用いて、第5湿式分級粒子28を乾式分級することにより、少なくとも粒径0.3mm以下の微粒子29を除去し、50%粒径が0.3mm超過1.5mm以下の範囲にある少なくとも2種の乾式分級粒子を得る。
図2に示す製造システム10を用いて、表1に示す50%粒径、粗粒率、および微粒子量の瓦材粒子を製造し、当該瓦材粒子をグリーン用芝育成材に用いた。当該瓦材粒子は、振動ふるい機17の第1ふるい17Aによって捕捉された乾式分級粒子である。製造工程の諸条件は、下記の通りである。
瓦破砕物20:粒径0mm〜40mmの破砕瓦(和瓦)
回転式遠心破砕機11:バーマック(宇部興産機械株式会社製)
第1、第2、第4湿式分級機12,13:トロンメル(株式会社新居浜鉄工所製)
第1湿式分級機の内網の孔径:20mm、外網の孔径:3.5mm
第2、第4湿式分級機の内網の孔径:20mm、外網の孔径:2.5mm
第3、第5湿式分級機14:ハイメッシュセパレータ(株式会社氣工社製)
熱処理機:焼土機(三恵製作所株式会社製)
熱処理条件:炉内温度100℃〜200℃×処理時間20分
振動ふるい機17:円型振動ふるい機(興和工業所製)
第1ふるい17Aの孔径:0.3mm
第2ふるい17Bの孔径:1.0mm
第3ふるい17Cの孔径:1.5mm
振動ふるい機17の第1ふるい17A(孔径0.3mm)によって捕捉された乾式分級粒子を瓦材粒子として取得した。
実施例1の振動ふるい機17の第2ふるい17Bを取り外し、第1ふるい17Aおよび第3ふるい17Cを用いて乾式分級を行い、第1ふるい17A(孔径0.3mm)によって捕捉された乾式分級を瓦材粒子として取得した。
実施例1の振動ふるい機17の第2ふるい17B(孔径1.0mm)によって捕捉された乾式分級粒子を瓦材粒子として取得した。
実施例1の振動ふるい機17の第3ふるい17C(孔径1.5mm)によって捕捉された乾式分級粒子を瓦材粒子として取得した。
実施例1の第4湿式分級機13の外網によって捕捉された湿式分級粒子を乾燥させ、瓦材粒子として取得した。
実施例1と同じ破砕瓦をふるいにかけて、表1に示す50%粒径、粗粒率、および微粒子量の瓦材粒子をそれぞれ製造した。
グリーン用芝育成材として、市販の破砕瓦(瓦チップ)を用いた。
グリーン用芝育成材として、市販の天然砂を用いた。
材料試験JIS A 1102の骨材のふるい分け試験を行い、粒径加積曲線を作成した。この粒径加積曲線から、粒子重量が50%のときの粒径を50%粒径(D50)として求めた。同様に、60%粒径(D60)および10%粒径(D10)を求めて、以下の式により均等係数を求めた。
均等係数=D60/D10
グリーン用芝育成材に含まれる粒径0.3mm未満の微粒子の量は、材料試験JIS A 1103の骨材の微粒分量試験に準拠して測定した。ここで、JIS A 1103では、#0.074mmのふるいを通過した粒子の重量をカウントするが、グリーン用芝育成材の微粒子量の測定では、#0.3mmのふるいを通過した粒子の重量をカウントした。
グリーン用芝育成材の粗粒率は、材料試験JIS A 1102の骨材のふるい分け試験に基づいて測定した。
グリーン用芝育成材の飽和透水係数は、材料試験JIS A 1218:2009の土の透水試験方法に基づいて測定した。
グリーン用芝育成材の有効水分量は、地盤工学会規格JGS 0151−2009の土の保水試験方法に基づいて測定して得た水分特性曲線を用いて求めた。
実施例および比較例の各グリーン用芝育成材を用いてグリーンのエアレーションを行い、グリーンの保水性および透水性を下記の方法で評価した。評価結果は、表1に示した。
具体的なエアレーションの手順は、下記の通りである。
穴どうしの間隔が10cm以下となるように、グリーンに筒状の穴をあける。その後、グリーン上のコアを除去する。穴の直径は1cm〜2cm、深さは10cm〜20cmとした。コアを除去した後、目砂散布機を用いて穴があいたグリーンにグリーン用芝育成材を撒き、ブラシをかけることで、穴にグリーン用芝育成材を充填する。
評価基準は、下記の通りである。
◎:夏季(無降雨時)において、2日に1回の散水で良好な芝の状態を維持可能。
○:夏季において、1日に1回の散水で良好な芝の状態を維持可能。
×:夏季において、芝の良好な状態を維持するためには1日に2回以上の散水を要する。
評価基準は、下記の通りである。
◎:1時間15mm程度の継続降雨時にも水たまりが発生せず。
○:1時間10mm程度の継続降雨時にも水たまりが発生せず。
×:1時間5mm以下の継続降雨時に水たまりが発生する。
Claims (3)
- 瓦を破砕および分級して得られた瓦材粒子を主成分として構成され、
前記瓦材粒子の50%粒径は、0.3mm超過3.5mm以下であり、
前記瓦材粒子に含まれる粒径0.3mm以下の微粒子の量は、前記瓦材粒子の総重量に対して10重量%未満である、ゴルフ場グリーンのエアレーション用芝育成材。 - 前記瓦材粒子の粗粒率は、5.0未満である、請求項1に記載のゴルフ場グリーンのエアレーション用芝育成材。
- 前記瓦材粒子の50%粒径は、0.5mm〜2.0mmである、請求項1または2に記載のゴルフ場グリーンのエアレーション用芝育成材。
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